JPH09125098A - 洗剤粒子及び粒状洗剤組成物 - Google Patents
洗剤粒子及び粒状洗剤組成物Info
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Abstract
平均粒子径が1〜60μmの結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩を1重量%以上とを含有し、且つ、両成分の配合重量
の比率が、非イオン界面活性剤/結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩=20/1〜1/20である洗剤粒子において、
結晶性アルカリ金属ケイ酸塩に混入した鉄分がFeとし
て140ppm以下の量であることを特徴とする洗剤粒
子、並びに該洗剤粒子を含有してなることを特徴とする
粒状洗剤組成物。 【効果】本発明の洗剤粒子は、優れた皮脂洗浄性能を有
する結晶性アルカリ金属ケイ酸塩と非イオン界面活性剤
を配合した洗剤粒子において、色相を改善し、良好な白
色度をも具備した商品価値の高いものである。従って、
かかる洗剤粒子を含有する本発明の粒状洗剤組成物も、
良好な白色度を有するものである。
Description
する洗剤粒子及び粒状洗剤組成物に関し、さらに詳しく
は非イオン界面活性剤と結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を
含有し、良好な白色度を有する洗剤粒子及びこれを含有
する粒状洗剤組成物に関する。
を目的として、界面活性剤の他に、水道水中の硬度成分
(Ca2+、Mg2+等)を捕捉するビルダーと、洗濯水を
アルカリ性に維持するためのビルダーが配合されてい
る。河川・湖沼の富栄養化が社会問題となって以来、硬
度成分捕捉ビルダーとして、リン化合物(トリポリリン
酸塩等)に代わりゼオライトが多く用いられるようにな
り、またアルカリビルダーには、通常、炭酸塩、非晶質
ケイ酸塩が用いられている。
とアルカリ緩衝機能を併せ持つ結晶性アルカリ金属ケイ
酸塩が洗剤用ビルダーとして知られるようになった(特
公平1−41116号公報)。そして、この結晶性アル
カリ金属ケイ酸塩は、アルカリ能とカチオン交換能を併
せ持つ多機能ビルダーであるばかりでなく、自然界に放
出されてから、徐々に溶解する特性を有していることか
ら、環境負荷の少ない、優れたビルダーとして注目され
ており、特に、非イオン界面活性剤と併用すれば、脂肪
酸汚れ洗浄性に優れていることがわかっている(特開平
6−10000号公報、特開平6−116600号公
報)。
水溶性を有しているものの、洗濯時間程度の短時間では
部分的な溶解にとどまり、粒子として衣類へ付着・残留
する等の問題が生じるため、平均粒子径数十μm以下に
粉砕したものを配合することが好ましい。
カリ金属ケイ酸塩粉末は、白色であるにもかかわらず、
非イオン界面活性剤とともに同一粒子内に配合すると、
得られる洗剤粒子が灰色を呈するのが避けられなかっ
た。この傾向は、短時間に多量の粉砕処理を必要とする
ような工業的レベルでの粉砕において、より顕著であっ
た。従来も、非イオン界面活性剤とゼオライト、吸油担
体、炭酸塩等を同一粒子内に配合することは知られてい
たが(特開平4−339898号公報、特開平5−51
00号公報)、こういった配合系の洗剤粒子は良好な白
色のものであり、前述の灰色化現象は、結晶性アルカリ
金属ケイ酸塩と非イオン界面活性剤を併用して同一粒子
内に配合するケースに特有の現象であった。
のは言うまでもないことであり、結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩と非イオン界面活性剤を同一粒子内に配合した洗
剤が、高い洗浄性能を有しているにも関わらず、色相が
灰色を呈するということは、商品価値を著しく低下させ
る結果となっていた。
は、優れた皮脂洗浄性能を有する結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩と非イオン界面活性剤を配合した洗剤粒子におい
て、色相を改善し、良好な白色度をも具備した商品価値
の高い洗剤粒子及び粒状洗剤組成物を提供することにあ
る。
を重ねた結果、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩と非イオン
界面活性剤を配合した洗剤粒子において、このように特
異的に灰色化する現象が、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩
と非イオン界面活性剤の屈折率の差が小さいことに起因
することや、特に結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の粉末調
製までの工程における鉄分の混入による影響が大きいこ
とを見出した。
は、ブロック状ないし数cm大以上の粒状の焼成物とし
て得られ、洗剤粒子用原料として使用するために、これ
をさらに予備的にあるいは洗剤粒子を製造する工程中に
微粒化する工程は、前述のように避けられない。そのた
め、焼成原料(水ガラス原料やNaOH等のアルカリ源
等)に混入する鉄分に加え、結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩の微粒化(粉砕)工程で鉄分が混入することになり、
こうした微量の混入物が洗剤粒子の色相に大きな影響を
与える原因となる。我々は、その理由として、結晶性ア
ルカリ金属ケイ酸塩−非イオン界面活性剤間の屈折率の
差が小さいために、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が非イ
オン界面活性剤に被覆されることにより界面での乱反射
が抑制され、透明感を呈するためであることをつきとめ
た。従来用いられているビルダー類(ゼオライト、炭酸
塩等)においても同様の原理により着色の可能性は存在
するが、これらよりも結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が堅
固体であるため微粉化時により多くの鉄分混入を招くの
に加え、非イオン界面活性剤との屈折率の差が小さくな
った為、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩と非イオン界面活
性剤の併用粒子において特異的に灰色化する結果となっ
ていた。そして、極力Fe混入量の少ない原料を選択
し、粉砕方法を工夫した結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を
用いることによって洗剤粒子の製造工程における鉄分の
混入を抑え、前記の目的が達成できることを見出し、本
発明を完成するに到った。
界面活性剤を10重量%以上と、平均粒子径が1〜60
μmの結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を1重量%以上とを
含有し、且つ、両成分の配合重量の比率が、非イオン界
面活性剤/結晶性アルカリ金属ケイ酸塩=20/1〜1
/20である洗剤粒子において、結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩に混入した鉄分がFeとして140ppm以下の
量であることを特徴とする洗剤粒子、(2) 非イオン
界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルであ
ることを特徴とする前記(1)記載の洗剤粒子、(3)
結晶性アルカリ金属ケイ酸塩がSiO2 /M2 O(式
中、Mはアルカリ金属)=0.9〜2.6であることを
特徴とする前記(1)又は(2)記載の洗剤粒子、
(4) 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が下記(1)式で
示される組成のものである前記(1)〜(3)いずれか
記載の洗剤粒子、 xM2 O・ySiO2 ・zMem On ・wH2 O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=0.9〜2.
6、z/x=0.01〜1.0、n/m=0.5〜2.
0、w=0〜20である。) (5) 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が下記(2)式で
示される組成のものである前記(1)〜(3)いずれか
記載の洗剤粒子、 M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。) (6) 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩よりなる粒子の表
面を、非イオン界面活性剤が連続相をなして被覆してい
ることを特徴とする前記(1)〜(5)いずれか記載の
洗剤粒子、並びに(7) 前記(1)〜(6)いずれか
記載の洗剤粒子を含有してなることを特徴とする粒状洗
剤組成物、に関する。
カリ金属ケイ酸塩と非イオン界面活性剤を併用する洗剤
粒子系において、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩に混入し
た鉄分がFeとして140ppm以下の量であることを
特徴とするものである。本発明では混入した鉄分がFe
として120ppm以下の量であることが好ましく、1
00ppm以下の量であることがより好ましい。このよ
うに、混入する鉄分を140ppm以下まで低下させる
ことにより、良好な白色度を有する洗剤粒子を得ること
ができる。ここで、鉄分の含有量は、洗剤サンプル0.
5gを完全灰化させ、6NのHClの2mlに溶解後、
希釈して分析(ICP;プラズマ発光分析法)すること
により測定される。
は、Fe混入量の少ない原料を選択する方法に加えて、
特に結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の微粒化(粉砕)工程
で鉄分が混入することを防止することが必要である。例
えば、原理的に主に粉体同士の接触により粉砕を行う装
置を用いる方法、粉砕装置の粉砕に供せられる部材の材
質を変更する方法などが用いられる。
接触により粉砕を行う装置を用いる方法としては、粉砕
装置として竪型ローラーミルのように、主として粉体同
士の接触による粉砕形態のものを用いることにより、ハ
ンマーミルのような粉体と本体の鉄との接触による粉砕
形態のものより鉄分の混入量を少なくすることができ
る。このような形態の粉砕装置としては、竪型ローラー
ミル、ロールミル、カウンタージェットミル(粉体同士
を衝突させるもの)等が挙げられる。
する方法としては、特にハンマーミルのように粉体と本
体の鉄との接触による粉砕形態の装置に対して、鉄を含
有する部材の代わりに、超硬質合金、セラミックス等の
材料を用いたり、溶射法やライニング法等により、部材
表面を当該材料で被覆したりする方法が挙げられる。こ
のような工業的に用いる粉砕能力に優れた粉砕装置とし
ては、ハンマーミルの他、ジェットミル(衝突板に衝突
させるもの)等が挙げられる。
回転数を小さくしたり、振動ミルの振動数を低下させた
り、ボールミルの回転数を小さくする等の方法により粉
砕条件をマイルドに調整する方法がFeの混入を防ぐ上
で考えられるが、処理速度が遅くなる為、工業レベルで
は好ましくない。
混入も防止する必要があり、例えば一般的に行われる空
気輸送により、粒子の衝突により配管内壁から(特にア
ーム(曲管)部)から鉄分が混入しやすい。これを防止
するには配管内壁をアルミナセラミック等で被覆した
り、ゴムライニング、樹脂製の配管等を採用すればよ
い。
砕装置の粉砕部材に含有されるニッケル、クロム等の金
属の混入も同時に減少させることになり、これによって
も色相を改善することができる。
を10重量%以上、特に15重量%、より明確には20
重量%以上と結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を1重量%以
上、特に3重量%以上、より明確には5重量%以上含有
するものであって、且つ、両成分の配合量の比率が、非
イオン界面活性剤/結晶性アルカリ金属ケイ酸塩=20
/1〜1/20、特に20/1〜1/5、最も明確には
20/1〜1/3である洗剤粒子において効果的であ
り、鉄分の含有量が上記の範囲であることを除いては、
その製法や鉄以外の成分、その組成等は、通常公知の洗
剤粒子と同等であり特に限定されるものではない。
が例示される。即ち、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコ
ール脂肪酸アルキルエステル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリ
セリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸アルカノールアミ
ド、アルキルグルコシド、アルキルグルコースアミド、
アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。
て、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いること
が洗浄性能の点等で好ましく、平均炭素数10〜18の
アルコールにエチレンオキサイドを平均5〜15モル付
加したものがより好ましく、平均炭素数12〜14のア
ルコールにエチレンオキサイドを平均6〜10モル付加
したものが更に好ましい。
ルカリ能のみならず、イオン交換能を有し、洗剤組成物
の標準使用量を更に少なくすることができる。
ルカリ金属ケイ酸塩は、平均粒子径が1〜60μmであ
ることが好ましく、平均粒子径が1〜30μmであるこ
とがより好ましい。平均粒子径がこの範囲を超えると、
イオン交換の発現速度が遅くなる傾向があり、洗浄性の
低下の原因となり、また洗浄後の衣類への付着・残留を
招く。
ーザー回折式粒度分布測定装置を用いて行った。すなわ
ち、レーザー回折式粒度分布測定装置LA−700型
((株)堀場製作所製)の測定セル内に約200mlの
エタノールを注入し、試料約0.5〜5mgを懸濁し
た。続いて、超音波を照射しながら1分間攪拌し、試料
の分散を十分に行った後、He−Neレーザー(63
2.8nm)を入射し、その回折/散乱パターンより粒
度分布を測定した。解析は、Fraunhofer回折
理論とMie散乱理論とを併用し、液中の浮遊粒子の粒
度分布を0.04〜262μmの範囲で測定した。平均
粒子径は、粒度分布のメジアン径とした。このような平
均粒子径は、粉砕方法や粉砕条件の調整により達成する
ことができる。
イ酸塩としては、アルカリ金属ケイ酸塩のSiO2 /M
2 O(式中、Mはアルカリ金属)=0.9〜2.6であ
るものが好ましく、より好ましくは1.5〜2.2であ
る。0.9未満では耐水性が不充分となりケーキング劣
化が起こり易く、2.6を超えるとアルカリ能、イオン
交換能とも低下し、洗浄性能劣化が起こり易い。
イ酸塩のうち、好ましくは次の組成を有するものが例示
される。 xM2 O・ySiO2 ・zMem On ・wH2 O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=0.9〜2.
6、z/x=0.01〜1.0、n/m=0.5〜2.
0、w=0〜20である。) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)
ケイ酸塩について説明する。一般式(1)において、M
は周期律表のIa族元素から選ばれ、Ia族元素として
はNa、K等が挙げられる。これらは単独であるいは例
えばNa2 OとK2Oとが混合してM2 O成分を構成し
ていてもよい。Meは周期律表のIIa,IIb,IIIa,IVaま
たはVIII族元素から選ばれ、例えばMg、Ca、Zn、
Y、Ti、Zr、Fe等が挙げられる。これらは特に限
定されるものではないが、資源及び安全上の点から好ま
しくはMg、Caである。また、これらは単独であるい
は2種以上混合していてもよく、例えばMgO、CaO
などが混合してMem On 成分を構成していてもよい。
また、本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸塩にお
いては、水和物であってもよく、この場合の水和量はw
=0〜20の範囲である。
2.6であり、好ましくは1.5〜2.2である。y/
xが0.9未満では耐水溶性が不十分であり、ケーキン
グ性、溶解性等の洗剤組成物の粉末物性に著しく悪影響
を及ぼす。y/xが2.6を越えると、アルカリ能が低
くなりアルカリ剤として不十分となり、かつイオン交換
能も低くなり、イオン交換体としても不十分である。z
/xは0.01〜1.0であり、好ましくは0.02〜
0.9である。z/xが0.01未満では耐水溶性が不
十分であり、1.0を越えるとイオン交換能が低くな
り、イオン交換体として不十分である。x,y,zは前
記のy/xおよびz/xに示されるような関係であれ
ば、特に限定されるものではない。なお、前記のように
xM2 Oが例えばx’Na2 O・x”K2 Oとなる場合
は、xはx’+x”となる。このような関係は、zMe
m On 成分が2種以上のものからなる場合におけるzに
おいても同様である。また、n/m=0.5〜2.0
は、当該元素に配位する酸素イオン数を示し、実質的に
は0.5、1.0、1.5、2.0の値から選ばれる。
塩は、前記の一般式に示されるようにM2 O、Si
O2 、Mem On の三成分よりなっている。したがっ
て、本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を製造
するには、その原料として各成分が必要になるが、本発
明においては特に限定されることなく公知の化合物が、
適宜用いられる。例えば、M2 O成分、Mem On 成分
としては、各々の当該元素の単独あるいは複合の酸化
物、水酸化物、塩類、当該元素含有鉱物が用いられる。
具体的には例えば、M2 O成分の原料としては、NaO
H、KOH、Na2 CO3 、K2 CO3 、Na2 SO4
等が、Mem On 成分の原料としては、CaCO3 、M
gCO3 、Ca(OH)2 、Mg(OH)2 、MgO、
ZrO2 、ドロマイト等が挙げられる。SiO2 成分と
してはケイ石、カオリン、タルク、溶融シリカ、珪酸ソ
ーダ等が用いられる。
塩の調製方法は、目的とする結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩のx,y,zの値となるように所定の量比で上記の原
料成分を混合し、通常300〜1500℃、好ましくは
500〜1000℃、さらに好ましくは600〜900
℃の範囲で焼成して結晶化させる方法が例示される。こ
の場合、加熱温度が300℃未満では結晶化が不十分で
耐水溶性に劣り、1500℃を越えると粗大粒子化しイ
オン交換能が低下する。加熱時間は通常0.1〜24時
間である。このような焼成は通常、電気炉、ガス炉等の
加熱炉で行う事ができる。
ケイ酸塩について説明する。この結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩は、一般式(2) M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。)で表されるものである
が、一般式(2)中のx’、y’が1.7≦x’≦2.
2、y’=0のものが好ましく、陽イオン交換能が少な
くとも100CaCO3 mg/g以上、好ましくは20
0〜400CaCO3 mg/gのものが使用でき、本発
明におけるイオン捕捉能を有する物質の一つである。
開昭60−227895号公報にその製法が記載されて
おり、一般的には無定形のガラス状珪酸ソーダを200
〜1000℃で焼成して結晶性とすることによって得ら
れる。合成方法の詳細は例えば Phys. Chem. Glasses.
7, 127-138(1966)、 Z. Kristallogr., 129, 396-404(19
69) 等に記載されている。また、この結晶性アルカリ金
属ケイ酸塩は例えばヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」
(δ−Na2Si2O5) として、粉末状、顆粒状のものが入手
できる。
と結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を必須の成分として含有
するものであるが、その他の成分として、後述するよう
な非イオン界面活性剤以外の界面活性剤、無定形のアル
カリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩以外の金属イ
オン封鎖剤、アルカリ剤、非解離高分子、有機酸の塩等
のビルダー、色あせ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング
防止剤、酸化防止剤、消泡剤、漂白剤、漂白活性化剤、
蛍光染料、青味付剤、香料等を含有していてもよい。な
お、非イオン界面活性剤の含有量が粒子中の全界面活性
剤中の50重量%以上を占める場合に、本発明の効果が
より顕著に発揮される。
してなるが、製造方法は特に限定されることなく、従来
より公知の方法を用いることができる。例えば特開平5
−209200号公報、特開平3−160100号公
報、特表平6−502445号公報等に記載の造粒方法
が挙げられる。なお、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩は、
本発明の洗剤粒子の造粒時にドライブレンドすることが
好ましく、また噴霧乾燥粒子を用いる場合は、非イオン
界面活性剤はスラリー組成中に配合しても良いが、非イ
オン界面活性剤を結晶性アルカリ金属ケイ酸塩に直接ド
ライブレンドで添加し、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩表
面で連続相をなして被覆している状態において本発明の
効果は特に顕著である。
均粒子径200〜800μm、好ましくは300〜60
0μmである。また、JIS K3362の嵩密度は通
常600g/L以上、好ましくは700〜1000g/
Lである。
徴とする粒状洗剤組成物は、洗剤粒子中の鉄分の含有
量、非イオン界面活性剤の含有量、及び結晶性アルカリ
金属ケイ酸塩の含有量が前記の範囲であることを除いて
は、その製法や他の成分、及び組成等は、通常公知の粒
状洗剤組成物と同等であり特に限定されるものではな
い。
白剤、漂白活性化剤、及び/又は消泡剤を各々主成分と
する粒子をドライブレンドすることで粒状洗剤としても
よく、またアニオン界面活性剤を主基剤とする従来の洗
剤に、該粒子をビルダー粒子としてアフターブレンドす
るような使い方をしてもよい。いずれにせよ洗剤全体の
美観が好適になることは言うまでもない。以下、洗剤粒
子を含有する全組成物に関して、その他の各成分を詳細
に説明する。
ることなく使用できる。前記の非イオン界面活性剤以外
の界面活性剤としては具体的には、以下に例示される陰
イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活
性剤からなる群より選択される一種以上である。
ンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩またはエステ
ル塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸
塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤、等が例示され、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸
塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩等である。陽イオ
ン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアミン塩等
の第4アンモニウム塩等が例示される。両性界面活性剤
としては、カルボキシ型またはスルホベタイン型等の両
性界面活性剤が例示される。
中、好ましくは1〜45重量%である。
オン封鎖剤について 本発明におけるアルカリ金属ケイ酸塩以外の金属イオン
封鎖剤は、Caイオン捕捉能が200CaCO3 mg/
g以上のものが好適である。特に、カルボキシレート重
合体を10重量%以上含有するものが好ましく、このよ
うな重合体の具体例としては、一般式(3)で表される
繰り返し単位を有する重合体あるいは共重合体が挙げら
れる。
3 を、X2 はメチル、HまたはOHを、X3 はH、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、NH4 またはエタノール
アミンを示す。)
ては、Na,K,Li等が挙げられ、アルカリ土類金属
としては、Ca,Mg等が挙げられる。
体は、例えばアクリル酸、(無水)マレイン酸、メタク
リル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、クロトン酸、イソ
クロトン酸、およびその塩等の重合反応、または各モノ
マーの共重合反応、あるいは他の重合性モノマーとの共
重合反応によって合成されるものである。このとき共重
合に用いられる他の共重合モノマーの例としては、例え
ばアコニット酸、イタコン酸、シトラコン酸、フマル
酸、ビニルホスホン酸、スルホン化マレイン酸、ジイソ
ブチレン、スチレン、メチルビニルエーテル、エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、ペンテン、ブタジエ
ン、イソプレン、酢酸ビニル(及び共重合後に加水分解
した場合はビニルアルコール)、アクリル酸エステル等
が挙げられるが、特に限定されるものではない。なお、
重合反応は特に限定されることなく、通常公知の方法を
用いることができる。また、特開昭54−52196号
公報記載のポリグリオキシル酸等のポリアセタールカル
ボン酸重合体を用いることもできる。
しては、重量平均分子量が800〜100万のものが用
いられ、好ましくは、5000〜20万のものが用いら
れる。
繰り返し単位と他の共重合モノマーとの共重合率も特に
限定されないが、好ましくは一般式(3)の繰り返し単
位/他の共重合モノマー=1/100〜90/10の範
囲の共重合比率である。本発明において、上記の重合体
あるいは共重合体は、全組成物中に1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%、更に好ましくは5〜15重量
%配合される。
容量が200CaCO3 mg/g以上のアルミノケイ酸
塩を用いることもできる。 x”(M2 O)・Al2 O3 ・y”(SiO2 )・w”(H2 O) (4) (式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、
x”,y”,w”は各成分のモル数を表し、一般的には
0.7≦x”≦1.5、0.8≦y”≦6、w”は0〜
20である。)
のものと非晶質のものが例示されるが、結晶性のものと
しては、特に次の一般式で示されるものが好ましい。 Na2 O・Al2 O3 ・ySiO2 ・wH2 O (式中、yは1.8〜3.0、wは1〜6の数を表
す。) 結晶性アルミノ珪酸塩(ゼオライト)としては、A型、
X型、P型ゼオライトに代表される平均一次粒子径0.
1〜10μmの合成ゼオライトが好適に使用される。ゼ
オライトは粉末及び/又はゼオライトスラリー又はスラ
リーを乾燥して得られるゼオライト凝集乾燥粒子として
用いてもよい。
り製造することができる。例えば、特開昭50−123
81号公報及び特開昭51−12805号公報に記載の
方法を用いることができる。
の一般式で示される、非晶質アルミノ珪酸塩は、常法に
より製造することができる。例えば、SiO2 とM2 O
(Mはアルカリ金属を意味する)のモル比がSiO2 /
M2 O=1.0〜4.0であり、H2 OとM2 Oのモル
比がH2 O/M2 O=12〜200である珪酸アルカリ
金属塩水溶液を用いて、これにM2 OとAl2 O3 のモ
ル比がM2 O/Al2O3 =1.0〜2.0であり、H
2 OとM2 Oのモル比がH2 O/M2 O=6.0〜50
0である低アルカリアルミン酸アルカリ金属塩水溶液を
通常15〜60℃、好ましくは30〜50℃の温度のも
とで強攪拌下に添加する。
70〜100℃、好ましくは90〜100℃の温度で、
通常10分以上10時間以下、好ましくは5時間以下加
熱処理し、その後濾過、洗浄、乾燥する事により有利に
得る事ができる。このとき添加方法は、低アルカリアル
ミン酸アルカリ金属塩水溶液に珪酸アルカリ金属塩水溶
液を添加する方法であってもよい。この方法によりイオ
ン交換能100CaCO3 mg/g以上、吸油能80m
l/100g以上の非晶質アルミノ珪酸塩吸油担体を容
易に得る事ができる(特開昭62−191417号公
報,特開昭62−191419号公報参照)。その他の
金属イオン封鎖剤としては、アミノトリ(メチレンホス
ホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホス
ホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン
酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン
酸)、及びそれらの塩、2−ホスホノブタン−1,2−
ジカルボン酸等のホスホノカルボン酸の塩、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸等のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸
塩、エチレンジアミン四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩な
どが挙げられる。
て、結晶性および非晶性アルカリ金属ケイ酸塩に加え、
炭酸塩、亜硫酸塩などのアルカリ金属塩及びアルカノー
ルアミン等の有機アミン類などの種々のものが挙げられ
る。
ルアルコール、ポリビニルピロリドン等の非解離高分
子、ジグリコール酸、オキシカルボン酸塩等の有機酸の
塩等のビルダー、カルボキシメチルセルロースといった
一般的に洗剤に配合することが知られている色あせ防止
剤、再汚染防止剤などが挙げられる。
色あせ防止剤、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸化
防止剤、漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、青味付剤、
香料等を含むことができるが、などが挙げられる。
な成分も含有する事ができる。即ち、プロテアーゼ、リ
パーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ等の酵素、炭素数1〜
4程度の低級アルキルベンゼンスルホン酸塩、スルホコ
ハク酸塩、タルク、カルシウムシリケート等のケーキン
グ防止剤、第3ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン
化クレゾール等の酸化防止剤、過炭酸ナトリウムなどの
漂白剤又はテトラアセチルエチレンジアミン等の漂白活
性化剤、蛍光染料、青味付剤、香料等を含むことができ
るが、これらについては特に限定されず、目的に応じた
配合がなされてよい。
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例等によりなんら限定されるものではない。
6の数種のロット品のうち、比較的Fe含有量の少ない
もの(ヘキスト社製,平均粒子径120μm,Fe含有
量90ppm)を使用し、これを下記の各条件で粉砕
し、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩粉砕物A〜Cを得た。
ラーミルを用い、テーブル回転数30rpm、ローラー
圧下用シリンダー油圧20kg/cm2 、セパレータ回
転数150rpm、風量8m3 /分、処理量30kg/
hの条件で、粉末状Na−SKS−6を粉砕し、結晶性
アルカリ金属ケイ酸塩粉砕物Aを得た。平均粒子径は2
5μm、粉砕物のFe混入量は104ppmであった。
ルベライザ(粉接部は全てセラミックス(PSZ)製)
を用い、ロータ回転数5400rpm、セパレータ回転
数1500rpm、風量13m3 /分、処理量200k
g/hの条件で、粉末状Na−SKS−6を粉砕し、結
晶性アルカリ金属ケイ酸塩粉砕物Bを得た。平均粒子径
は29μm粉砕物のFe混入量は90ppmであった。
Mパルベライザの粉接部がSUS304製のものを用い
て行った。平均粒子径は28μm粉砕物のFe混入量は
160ppmであった。
水溶液を用意した。この水溶液132gとアルミン酸ソ
ーダ水溶液(Conc. 50重量%)38.28gを容量10
00mlの邪魔板付き反応槽に入れた。得られた混合溶
液に、強攪拌下、2倍の水で希釈した3号水ガラス20
1.4gを、40℃にて、20分間かけて滴下しつつ反
応させた。この際、CO2 ガスを吹き込むことによって
反応系のpHをコントロールし(pH=10.5)、反
応速度を最適化した。続いて反応系を50℃まで加熱
し、同温度で30分間攪拌した。その後、反応系にCO
2 ガスを吹き込み、過剰アルカリを中和した(pH=
9.0)。得られた中和スラリーを、濾紙(東洋濾紙
(株)製 No.5C)を用いて、減圧下に濾過した。濾過ケ
ーキを、1000倍の水で洗浄し、濾過乾燥(105
℃、300torr、10時間)し、残部はそのまま
(洗浄せずに)同条件で乾燥した。さらに、解砕を行
い、本発明の非晶質アルミノ珪酸塩粉体を得た。なおア
ルミン酸ソーダ水溶液は、1000ccの4つ口フラス
コにAl(OH)3 243gと48%NaOH水溶液2
98.7gを入れて混合し、攪拌下110℃まで加熱
し、30分間溶解して調製した。得られた非晶質アルミ
ノ珪酸塩の組成は、原子吸光分析及びプラズマ発光分析
の結果、Al2 O3 =29.6重量%、SiO2 =5
2.4重量%、Na2 O=18.0重量%であった
(1.0Na2 O・Al2 O3 ・3.10SiO2 )。
また、Caイオン捕捉能は185CaCO3 mg/g、
吸油能は285ml/100g、0.1μm未満の細孔
径を持つ細孔容積の比率は9.4%、0.1μm以上、
2.0μm以下の細孔径を持つ細孔容積の比率は76.
3%、含有水分量は11.2重量%であった。
ルミノシリケート0.75kgをレディゲミキサー中に
入れ、室温で攪拌下、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル(C12,EO=6)1.25kgを徐々に滴下しな
がら攪拌転動造粒を行った。造粒工程終了後、4Aゼオ
ライト粉末0.5kgを加え、表面改質を行い、洗剤粒
子を得た。
作、工程を経て、洗剤粒子を得た。
洗剤粒子のFe含有量、白色度、色相評価の結果を表1
に示す。なお、鉄分の含有量は、洗剤粒子0.5gを完
全灰化させ、6NのHClの2mlに溶解後、希釈して
分析(ICP;プラズマ発光分析法)することにより測
定し、また日本電色色差計1001DP型にて測定した
L値を白色度の指標として用いた。
能を有する結晶性アルカリ金属ケイ酸塩と非イオン界面
活性剤を配合した洗剤粒子において、色相を改善し、良
好な白色度をも具備した商品価値の高いものである。従
って、かかる洗剤粒子を含有する本発明の粒状洗剤組成
物も、良好な白色度を有するものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 非イオン界面活性剤を10重量%以上
と、平均粒子径が1〜60μmの結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩を1重量%以上とを含有し、且つ、両成分の配合
重量の比率が、非イオン界面活性剤/結晶性アルカリ金
属ケイ酸塩=20/1〜1/20である洗剤粒子におい
て、結晶性アルカリ金属ケイ酸塩に混入した鉄分がFe
として140ppm以下の量であることを特徴とする洗
剤粒子。 - 【請求項2】 非イオン界面活性剤がポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルであることを特徴とする請求項1記
載の洗剤粒子。 - 【請求項3】 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩がSiO2
/M2 O(式中、Mはアルカリ金属)=0.9〜2.6
であることを特徴とする請求項1又は2記載の洗剤粒
子。 - 【請求項4】 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が下記
(1)式で示される組成のものである請求項1〜3いず
れか記載の洗剤粒子。 xM2 O・ySiO2 ・zMem On ・wH2 O (1) (式中、Mは周期律表のIa族元素、MeはIIa、II
b、 IIIa、IVaもしくはVIII族元素から選ばれる1種
または2種以上の組合せを示し、y/x=0.9〜2.
6、z/x=0.01〜1.0、n/m=0.5〜2.
0、w=0〜20である。) - 【請求項5】 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩が下記
(2)式で示される組成のものである請求項1〜3いず
れか記載の洗剤粒子。 M2 O・x’SiO2 ・y’H2 O (2) (式中、Mはアルカリ金属を表し、x’=1.5〜2.
6、y’=0〜20である。) - 【請求項6】 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩よりなる粒
子の表面を、非イオン界面活性剤が連続相をなして被覆
していることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の
洗剤粒子。 - 【請求項7】 請求項1〜6いずれか記載の洗剤粒子を
含有してなることを特徴とする粒状洗剤組成物。
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