JPH09125050A - シール用テープ - Google Patents

シール用テープ

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Publication number
JPH09125050A
JPH09125050A JP28029695A JP28029695A JPH09125050A JP H09125050 A JPH09125050 A JP H09125050A JP 28029695 A JP28029695 A JP 28029695A JP 28029695 A JP28029695 A JP 28029695A JP H09125050 A JPH09125050 A JP H09125050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
weight
gasoline
nitrile rubber
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28029695A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Takemura
勲 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP28029695A priority Critical patent/JPH09125050A/ja
Publication of JPH09125050A publication Critical patent/JPH09125050A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手部と管との密封性及び耐ガソリン性にす
ぐれ、簡単に施工することができるシール用テープを提
供する。 【解決手段】 固形ニトリルゴムと液状ニトリルゴムと
が1:1.5〜1:3の重量比で混合されてなるゴム成
分25〜60重量%及び充填剤40〜75重量%とから
なるゴム組成物を成形してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンスタンド
内でガソリンを輸送するための配管の継手部をシールす
るために用いられる、耐ガソリン性とシーリング性にす
ぐれたシール用テープに関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンスタンド内でガソリンを輸送す
るための配管として、外面防蝕性の鋼管を使用すること
が義務付けられるようになった。このような外面防蝕性
の管は、例えばポリエチレン樹脂を鋼管よりもやや大き
い内径の管状に鋼管の表面へ押出成形し、2重管となさ
れたものが用いられている。これにより、管表面の防蝕
とガソリンの洩れの有無を外側から確認することが可能
である。
【0003】管と管との接続はブロー成形法により成形
されたポリエチレン製の継手により接続される。この継
手に上記2重管の外側のポリエチレン管を挿入して接合
するのであるが、継手とポリエチレン管との接合部から
ガソリンが外部へ流出しないように、シール用テープを
貼り合わせることが行われている。
【0004】特開昭63−135478号公報には、高
水添率のアクリロニトリル−ブタジエンゴムに架橋剤と
カーボンブラックを添加したシール用ゴム組成物が記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載のもの
は、ダイヤフラムのように短時間に脈動するような部品
の製造に使用できるように、耐屈曲性にすぐれたもので
ある。しかし、ガソリンに対して確実な密封性を目的と
したものではないから、この点に関しては本発明の目的
を達成することは困難である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、継手
部と管との密封性及び耐ガソリン性にすぐれ、簡単に施
工することができるシール用テープを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシール用テープ
は、常温で固形状のニトリルゴム(以下「固形ニトリル
ゴム」とする)と常温で液状のニトリルゴム(以下「液
状ニトリルゴム」とする)とが1:1.5〜1:3の重
量比で混合されてなるゴム成分25〜60重量%及び充
填剤40〜75重量%からなるゴム組成物を成形してな
ることを特徴とするものである。
【0008】固形ニトリルゴムは耐油性を有するもので
あるが、これだけではテープ状としての押出成形が非常
に困難であり、寸法安定性も悪いが、これに液状ニトリ
ルゴムを加えると押出成形性をよくすることができ、更
に、固形ニトリルゴムと液状ニトリルゴムとの混合比を
重量比で1:1.5〜1:3とすることにより、適度の
柔軟性、接着性を得ることもできる。
【0009】本発明で使用される固形ニトリルゴムと
は、ブタジエンとアクリロニトリルの共重合によって得
られるゴム状物質のことであり、通常のモル比は2:1
〜3:1であり、アクリロニトリル比率の大きいものほ
ど耐油性が大きい。通常の市販品の重量平均分子量は3
0万〜50万であり、好ましくは40万〜46万であ
る。市販品としては、例えば、日本合成ゴム社製 商品
名「JSR N234L」(重量平均分子量43万)等
が挙げられる。
【0010】本発明で使用される液状ニトリルゴムと
は、上記固形ニトリルゴムを解重合することによって得
られるものであり、通常の市販品の重量平均分子量は2
500〜3500であり、好ましくは2850〜315
0である。市販品としては、例えば、日本ゼオン社製
商品名「ニッポール1312」(重量平均分子量300
0)等が挙げられる。
【0011】上記固形ニトリルゴムと液状ニトリルゴム
との混合物であるゴム成分は、シール用テープ組成物中
で25〜60重量%とする。これ以外の成分はゴム成分
の成形性、成形されたテープにシール作業性、寸法安定
性等を付与するための充填剤及び添加剤である。従っ
て、シール作業性、寸法安定性等を得るためにゴム成分
の含有量は上記の範囲とする。
【0012】充填剤としては、タルク、カーボンブラッ
ク、ホワイトカーボン等が挙げられ、ゴム組成物中での
含有量は40〜75重量%であり、好ましくは40〜5
0重量%である。これら以外の添加物としては、粘着付
与樹脂、老化防止剤等が挙げられる。
【0013】上記ゴム組成物を成形してシール用テープ
を作製する方法としては、通常のシート成形法が全て挙
げられるが、溶剤を用いないという点で押出成形法が好
ましい。
【0014】(作用)固形ニトリルゴムと液状ニトリル
ゴムとが1:1.5〜1:3の重量比で混合されてなる
ゴム成分25〜60重量%及び充填剤40〜75重量%
からなるゴム組成物であるシール用テープであるから、
ポリエチレン製の継手と管との表面に対して接着性がよ
く、耐ガソリン性にすぐれるとともに、成形性がよく、
適度の柔軟性を得ることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明シール用テープの実
施例を説明する。 (実施例1及び比較例1〜4)表1に示すゴム組成物を
押出成形により厚み4mm、幅5mmのテープとして成
形した。
【0016】実施例1及び比較例1〜4で得たシール用
テープを次の項目で評価した。 (1)押出成形性:押出機により押出成形した際の表面
状態を次の基準で目視により評価した。 ○;表面は平滑 ×:表面に凹凸あり (2)寸法安定性; ○:良 △:やや悪い ×:悪い (3)シール作業性:ガソリン配管用の継手部のシール
作業を行った際のポリエチレン製継手への接着作業性を
評価した。 ○:接着性よく能率よく作業できた。 △:やや硬くて接着作業がし難い。 ×:接着性が悪いか、べたついて作業し難い。 (4)外観変色及び重量変化の有無:各試料をガソリン
中に浸漬した後、変色と成分の溶出状態を観察し、5日
間経過した後、取り出してガソリンを拭き取り約20分
間自然乾燥した後の重量を測定し、浸漬前の重量と比較
した。 〔外観変色〕 ○:変色、ガソリンへの溶出共になし ×:変色あるいはガソリンへの溶出がある 〔重量変化〕 ○:±2%未満 ×:±2%以上 以上の結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】また、実施例1については10日、30日
経過後についても同様の外観変化、重量変化を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2から判るように、本発明のシール用テ
ープはガソリンに長時間浸漬しても膨潤は殆どなく、耐
ガソリン性にすぐれたものである。
【0021】
【発明の効果】本発明のシール用テープは以上の構成で
あり、固形ニトリルゴムと液状ニトリルゴムとが重量比
で1:1.5〜1:3で混合されてなるゴム成分と充填
剤との組成物からなり、上記ゴム成分が組成物全体に対
し25〜60重量%含有されているので、ポリエチレン
製の継手と管との表面に対して接着性がよく、耐ガソリ
ン性にすぐれるとともに、良好な成形性と適度の柔軟性
を得ることもでき、簡単に施工することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で固形状のニトリルゴムと常温で液
    状のニトリルゴムとが1:1.5〜1:3の重量比で混
    合されてなるゴム成分25〜60重量%及び充填剤40
    〜75重量%からなるゴム組成物を成形してなることを
    特徴とするシール用テープ。
JP28029695A 1995-10-27 1995-10-27 シール用テープ Pending JPH09125050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28029695A JPH09125050A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 シール用テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28029695A JPH09125050A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 シール用テープ

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JPH09125050A true JPH09125050A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17623015

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JP28029695A Pending JPH09125050A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 シール用テープ

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