JPH091249A - バルジ加工用の金属ベローズ成形方法、及び、金属ベローズ成形装置 - Google Patents

バルジ加工用の金属ベローズ成形方法、及び、金属ベローズ成形装置

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JPH091249A
JPH091249A JP7187631A JP18763195A JPH091249A JP H091249 A JPH091249 A JP H091249A JP 7187631 A JP7187631 A JP 7187631A JP 18763195 A JP18763195 A JP 18763195A JP H091249 A JPH091249 A JP H091249A
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勇 佐々木
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Showa Rasenkan Seisakusho Co Ltd
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SHOWA RASENKAN SEISAKUSHO KK
Showa Rasenkan Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルジ加工用の分割型の耐久性を低コストで
高め、かつ分割型の取り扱いなどを簡便に行う。 【構成】 各金型本体15を形成する一対の両分割型1
6,17は、そのそれぞれを支持するカイド軸24,2
5により管体軸方向に移動自在に取付けられるととも
に、接合された両分割型16,17の両側にクランプ板
18を嵌合させて互いに一体的に固着し、各クランプ板
18はクランプ板用のガイド軸22により管体軸方向に
移動自在に支持し、各金型本体15はその移動時に上記
各クランプ板18により管体軸方向に対して直角状態と
して維持しつつ移動され、かつ一対の分割型16,17
のそれぞれと各クランプ板18は、各々を支持する各ガ
イド軸22,24,25を管体軸方向と直角方向へ移動
することにより、各単位同士が接合及び離間自在とされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特にバルジ加工用の
金型の耐久性を低コストで向上させるとともに、金型の
取り扱いなどを簡便に行うことが可能なバルジ加工用の
金属ベローズ成形方法、及び、金属ベローズ成形装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属管に波形の蛇腹部を形成
する金属ベローズ成形装置では、図7に示すように、ベ
ローズ成形を行う素材管1に対し、半円状の割穴3a,
4aを設けるとともに、互いに突き合わされて接合され
る一対の分割型3,4により一組の金型本体2を形成
し、この金型本体2によって形成された割穴3a−4a
で素材管1の外周を径方向から一連に拘束する。
【0003】そして、そのように素材管1を拘束した金
型本体2を一定間隔を隔てて多数列設し、図8に示すよ
うに、素材管1の両端を端キャップ5,6などにより密
封した上で素材管1内に水液などを流入し、その液圧を
高めつつ素材管1を移動側のシリンダ方向(図8中の端
キャップ6側)から固定側のシリンダ方向(図8中の端
キャップ5側)へと圧縮する。
【0004】同時に、各金型本体2も素材管1の圧縮と
ともに管体軸方向に移動させ、互いに接合された金型本
体同士2−2によって形成される波形の空隙(図示略)
内に、素材管1の外周を膨出させて素材管1に蛇腹部を
形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、素材管1に
蛇腹部を良好に形成するためには、素材管1の外周を膨
出させる波形の空隙成形時に、管体軸方向に移動される
金型本体2が常に管体軸方向に対して直角となる状態で
移動される必要があり、このためには、図7及び図8に
示したように、金型本体2の上下面などに金型本体2を
ガイドするプレス板7を配置し、金型本体2の移動時に
おける金型本体2は、このプレス板7によって規制され
つつ移動するようになされている。
【0006】しかしながら、このような方法の場合に
は、金型本体2の上下面に無理な荷重が加わり摩擦が生
じるため、金型本体2の摩耗が激しく部品交換の頻度が
高くなるという不具がある。
【0007】また、部品交換に至らないまでも金型本体
2に摩耗が生ずると、プレス板7による規制が緩くな
り、分割型3,4は、図8中の点線で示したような傾斜
状態になりやすく、良好な蛇腹部の形成ができなくな
る。
【0008】しかして、上記したように構成される分割
型は高価であるため、なるべくその摩耗度や破損度を低
くしてコストの高騰を防ぐ必要があり、さらに、多数の
分割型を用い開閉させて接合や離間を行うこの種の装置
では、分割型の取り扱いなどを簡便にする必要がある。
【0009】この発明は、このような事情に基づいてな
されたものであり、バルジ加工用の分割型の耐久性を低
コストで高めることができ、かつ分割型の取り扱いなど
を簡便に行うことが可能なバルジ加工用の金属ベローズ
成形方法、及び、金属ベローズ成形装置の提供を目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な目的を達成するために、請求項1記載のように、一対
の分割型により一組の金型本体とされる両分割型の半割
穴で素材管の外周を径方向に一連に拘束し、上記のよう
に素材管を拘束した金型本体を管体軸方向に多数列設さ
せ、素材管の両端を密封して管体内圧を高めつつ所定箇
所に波形の蛇腹部を形成する金属ベローズ成形方法にお
いて、各金型本体を形成する一対の分割型の一方側と他
方側とは、それぞれの側を支持するカイド軸により管体
軸方向に移動自在に取付けられるとともに、接合された
両分割型の両側にクランプ板を嵌合させて互いに一体的
に固着し、各クランプ板はクランプ板用のガイド軸によ
り管体軸方向に移動自在に支持し、各金型本体はその移
動時に上記各クランプ板により管体軸方向に対して直角
状態として維持しつつ移動され、かつ一対の分割型のそ
れぞれと各クランプ板は、各々を支持する各ガイド軸を
管体軸方向と直角方向へ移動することにより、各単位同
士が接合及び離間自在とされることを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載のように、一対の分割
型により一組の金型本体とされる両分割型の半割穴で素
材管の外周を径方向に一連に拘束し、上記のように素材
管を拘束した金型本体を管体軸方向に多数列設させ、素
材管の両端を密封して管体内圧を高めつつ所定箇所に波
形の蛇腹部を形成する金属ベローズ成形装置において、
金型本体の両側に嵌合されて接合された一対の分割型を
互いに一体的に固着するとともに、管体軸方向に配置さ
れたガイド紬により移動自在に支持されるクランプ板
と、上記ガイド紬を管体軸方向の直角方向に移動可能と
し、クランプ板を金型本体に対して着脱自在とするクラ
ンプ板着脱用シリンダ手段と、一対とされる分割型の一
方側と他方側のそれぞれの分割型を移動自在に支持する
ガイド軸に取付けられ、両分割型を互いに接合または離
間可能とする分割型開閉用シリンダ手段とを備えること
を特徴とする。
【0012】
【作用】この発明によれば、一対の分割型により一組の
金型本体とされる両分割型の半割穴で素材管の外周を径
方向に一連に拘束し、上記のように素材管を拘束した金
型本体を管体軸方向に多数列設させ、素材管の両端を密
封して管体内圧を高めつつ所定箇所に波形の蛇腹部を形
成するとともに、各金型本体の移動時には、各金型本体
を上記各クランプ板により管体軸方向に対して直角状態
として維持しつつ移動させ、また、一対の分割型のそれ
ぞれと各クランプ板は、各々の単位同士で接合及び離間
自在とする。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は、この発明に係る装置の概略構成を
示す説明用側面図であり、図2は、同装置の概略構成を
示す説明用平面図である。
【0014】図1において、11は装置本体10を構成
するフレームであり、装置本体10は、床面A上に設置
される基台12上にフレーム11を介して取付けられ
る。また、13は上下一対の固定側端板、14は上下一
対の移動側端板、16は金型本体15を構成する一方側
(上側)の分割型で17は他方側(下側)の分割型、1
8はクランプ板である。
【0015】金型本体15を構成する上側の分割型16
と下側の分割型17は、図4に示すように、分割面の中
央に半円状の割穴16a,17aが形成され、互いの接
合面の左右にフランジ16b,17bが突出形成されて
いる。また、上側の分割型16と下側の分割型17に
は、それぞれ挿通孔16c,17cが開設されており、
この挿通孔16c,17cを貫通するガイド軸24,2
5により、上側の分割型16と下側の分割型17とはそ
れぞれ移動自在に支持される(図1参照)。
【0016】このガイド軸24,25の両端側は、固定
側及び移動側の端板13,14より突出されるととも
に、管体軸方向と直角方向へと折曲された後に分割型1
6,17の外側において管体軸方向に沿うように折り返
された閉ループとして形成されている。
【0017】分割型16,17の外側で管体軸方向に沿
って配置されているガイド軸24,25には、分割型開
閉用シリンダ手段26,27が設けられている。このシ
リンダ手段26,27は、ガイド軸24,25をそれぞ
れ管体軸方向の直角方向に移動可能とし、両分割型1
6,17を互いに接合または離間可能とする。
【0018】クランプ板18は、図4に示すように、接
合された両分割型16,17のフランジ16b,17b
に嵌合する凹部18aが開設されており、この凹部18
aが両分割型16,17のフランジ16b,17bに嵌
合し、両分割型16,17を一体的に固着して一組の金
型本体15を形成する。
【0019】固定側端板13と移動側端板14は、分割
型16,17と同様に上下一対のものとして分割され、
上側の固定側端板13と下側の固定側端板13,上側の
移動側端板14と下側の移動側端板14は、それぞれの
両側に分割型16,17に嵌合すると同様のクランプ板
18が嵌合し、上側と下側とが一体的に固着される。
【0020】また、このクランプ板18には、凹部18
aの反対側に挿通孔18bが開設されており、図1にお
いては図示を省略したが、図2に示したように、挿通孔
18bを貫通するクランプ板用のガイド軸22により管
体軸方向に移動自在に支持される。このガイド軸22の
両端側は、固定側及び移動側の端板13,14より突出
されるとともに、管体軸方向と直角方向へと折曲された
後にクランプ板18の外側において管体軸方向に沿うよ
うに折り返された閉ループとして形成されている。
【0021】クランプ板18の外側で管体軸方向に沿っ
て配置されているガイド軸22には、クランプ板着脱用
のシリンダ手段23が設けられている。このシリンダ手
段23は、ガイド軸22を管体軸方向の直角方向に移動
可能とし、クランプ板18を金型本体15に対して着脱
自在とする。
【0022】素材管19は、両分割型16,17による
割穴16a,17aによりその外周が一連に拘束される
とともに、その一端は固定側端板13に支持されつつ固
定側押圧シリンダ20の押圧栓20aにより密封され、
また、他端は移動側端板14に支持されつつ成形用押圧
シリンダ21の押圧栓21aにより密封される。
【0023】素材管19における管体内圧を高めて管体
を膨出し、素材管19の所定箇所に波形の蛇腹部を形成
するためには、図示しないが、素材管19の一端を押圧
密封している固定側の押圧栓20aから水液が強制的に
流入される。
【0024】次に、装置の動作について説明する。ま
ず、図1に示すように、上下の移動側端板14,14が
それぞれ上側端板移動用シリンダ28,下側端板移動用
シリンダ29により引き戻された状態おいて、ガイド軸
24が分割型開閉用シリンダ手段26により引き上げら
れ、上側の分割型16が下側の分割型17と離間された
状態とされる。また、図2を参照して説明すると、ガイ
ド軸22,22がクランプ板着脱用のシリンダ手段2
3,23により引き戻された状態とされ、これにより左
右のクランプ板18,18は分割型16,17と離間し
た状態とされる。
【0025】そして、上側の分割型16と下側の分割型
17とクランプ板18の離間状態によって生ずる間隙を
介して、素材管19が上向きに揃えられている下側の分
割型17の割穴17a内に挿嵌される。次いで、ガイド
軸24が分割型開閉用シリンダ手段26により押し下げ
られることにより、上側の分割型16は下側の分割型1
7と突き合わされて接合され、両分割型16,17の半
割穴16a,17aで素材管9の外周を径方向に一連に
拘束する。
【0026】この際、両者のフランジ16b,17bも
一体的に接合されるので、クランプ板18を移動自在に
支持しているガイド軸22がクランプ板着脱用のシリン
ダ手段23により押し戻されると、上側の分割型16と
下側の分割型17のフランジ16b,17bにクランプ
板18の凹部18bを嵌合させることができる。
【0027】このような状態から、成形用押圧シリンダ
手段21を作動させ、図3に示すように、移動側端板1
4を押圧して素材管19を固定側端板13方向へと圧縮
移動させると、クランプ板18により分割型16,17
が一体的に固着されてなる各金型本体15は、順次押圧
されて固定側端板13方向へと移動される。
【0028】この際、各金型本体15の分割型16,1
7は、それぞれを支持するガイド軸22を介して移動す
るのであるが、クランプ板18によって管体軸方向に対
して直角状態として維持されて移動させられることとな
り、分割型16,17には何ら強制的な摩擦力が作用し
ないので、分割型16,17の消耗度合いが少なく、し
かも常に隣接する分割型16−16,17−17同士が
管体軸方向に対して直角状態となるようにして素材管1
9の外周に接することとなり、良好に蛇腹部を形成する
ことができる。
【0029】なお、図5に示すように、蛇腹部の形成に
は16のような分割型が用いられるが、直観部分の維持
部分に対しては161のような分割型が用いられる。
【0030】次に、図6に基づき好適な分割型、及び、
クランプ板の一例を示す。分割型30,31の割穴30
a,31aの周縁部分にはベローズ成形部材32が取付
けられており、このベローズ成形部材32を介して膨出
する素材管1の外周に蛇腹部を形成する。
【0031】上側の分割型30の左右側には、短フラン
ジ33,33が張設されており、下側の分割型31の左
右側には、上記した短フランジ33よりもやや長く形成
された長フランジ34,34が張設されている。上側の
分割型30における短フランジ33の上側端面には、こ
の短フランジ33の厚み幅よりも薄幅の係合凸部33a
が形成され、下側端面には、係合溝33bが形成されて
いる。
【0032】また、下側の分割型31における長フラン
ジ34の上側端面には、この長フランジ34の厚み幅よ
りも薄幅の係合凸部34aが形成され、さらに、この長
フランジ部34には、その張設方向となる外側縁辺を開
口とする凹部35が穿設されている。この凹部35の上
下面には、その厚み幅よりも薄幅の係合凹部35aと係
合凸部35bが形成されている。
【0033】しかして、下側の分割型31における係合
凸部34aは、上側分割型30の下側端面に開設されて
いる係合溝33b内に嵌入され、両分割型30,31を
一体的に結合する。なお、上記係合溝33bと係合凸部
34aの形成位置は上記の場合と逆となるように形成し
てもよい。
【0034】クランプ板36は、互いに一体的に結合さ
れた両分割型30,31の長短フランジ33,34に嵌
合して両者を互いに固定化する。すなわち、クランプ板
36には、フランジ挿嵌用の嵌合凹部37が開設されて
おり、この嵌合凹部37の上下端面にはフランジ33,
34に設けられている係合凸部33a,係合凹部35a
と嵌合される係合凹部37a,係合凸部37bが設けら
れている。
【0035】また、クランプ板36の下側縁辺には係止
溝37cが設けられており、この係合凹部37cにフラ
ンジ34の係合凸部35bが挿入嵌合される。したがっ
て、この嵌合凹部37の奥行き長さは、下側の分割型3
1の長フランジ34の長さと一致するように、すなわち
長フランジ34の側辺と結合するように設定されるとと
もに、その上下方向の長さは分割型30,31の接合時
のフランジ33,34の合計長さと一致するように設定
されている。
【0036】素材管19の交換に際しては、クランプ板
36をその凹部37が上側の分割型30の短フランジ3
3が外れる位置まで、図中の左右矢印のように若干移動
させれば、下側の分割型32の長フランジ34は若干上
側の分割型30の短フランジ33よりも長く張設されて
いるので、クランプ板36の凹部37は下側の分割型3
1のフランジ34に掛かり止められた状態としたまま
で、上側の分割型30を引き上げることができ、これに
より素材管19の出し入れを行うことができることとな
り、少ない作業で素材管19の交換作業を簡便に行うこ
とができる。
【0037】38はガイド軸22の挿通孔であるが、ク
ランプ板36に枢軸40を挿通させ、この枢軸40に回
動用シリンダ(図示略)を取付けるように構成するれ
ば、若干クランプ板36を図中の回動矢印のように回動
することにより、クランプ板36は下側の分割型31の
フランジ34に掛かり止められた状態としつつ、上側の
分割型30のフランジ33における掛かり止めを解除す
ることもできる。
【0038】なお、枢軸40は図4に示したクランプ板
18に設けてもよい。また、この実施例では、クランプ
板18(36)はその凹部18a(37)に上下分割型
16,17(30,31)のフランジ16b,17b
(33,34)を挿嵌する構成として説明したが、上下
分割型16,17(30,31)側に凹部を設け、この
凹部にクランプ板18(36)側に設けた凸部を挿嵌す
るようにしてもよい。
【0039】さらに、上側の分割型16(30)同士と
上側の移動側端板14、下側の分割型17(31)同士
と下側の移動側端板14は、それぞれ出没自在な連結ピ
ン(図示略)によって互いに連結されており、移動側端
板14の引き戻しにより各分割型も引き戻される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、管体軸方向に移動される各金型本体は、その移動時
に両側に嵌合されているクランプ板によって管体軸方向
に対して直角状態として維持されて移動させられるた
め、分割型には何ら強制的な摩擦力が作用せず、その消
耗度合いを少なくすることができるとともに、常に隣接
する分割型同士を管体軸方向に対して直角状態となるよ
うにして素材管の外周に接することができる。
【0041】また、一対の分割型のそれぞれと各クラン
プ板は、各単位同士が管体軸方向と直角方向へ移動可能
とされ、各単位同士が接合及び離間自在とされているの
で、素材管の出し入れや分割型の移動操作などを容易に
行うことができる。
【0042】よって、バルジ加工に際し、分割型の耐久
性を低コストで高めることができ、かつ分割型の取り扱
いなどを簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る装置の概略構成を示す説明用側
面図である。
【図2】図1における装置の概略構成を示す説明用平面
図である。
【図3】図2における圧縮移動時の状態を示す説明用平
面図である。
【図4】金型本体を示す説明図である。
【図5】蛇腹部と直管部との形成時を示す説明図であ
る。
【図6】金型本体とクランブ板との他例を示す説明図で
ある。
【図7】従来の金型本体を示す説明図である。
【図8】図7における側面を示す説明図である。
【符号の説明】
10 装置本体 13 固定側端板 14 固定側端板 15 金型本体 16 一方側の分割型 17 他方側の分割型 18 クランプ板 19 素材管 20 固定側押圧シリンダ 21 成形用押圧シリンダ 22 クランプ板用のガイド軸 23 クランプ板着脱用シリンダ手段 24,25 分割型用のガイド軸 26,27 分割型開閉用シリンダ手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の分割型により一組の金型本体とさ
    れる両分割型の半割穴で素材管の外周を径方向に一連に
    拘束し、上記のように素材管を拘束した金型本体を管体
    軸方向に多数列設させ、素材管の両端を密封して管体内
    圧を高めつつ所定箇所に波形の蛇腹部を形成する金属ベ
    ローズ成形方法において、各金型本体を形成する一対の
    分割型の一方側と他方側とは、それぞれの側を支持する
    カイド軸により管体軸方向に移動自在に取付けられると
    ともに、接合された両分割型の両側にクランプ板を嵌合
    させて互いに一体的に固着し、各クランプ板はクランプ
    板用のガイド軸により管体軸方向に移動自在に支持し、
    各金型本体はその移動時に上記各クランプ板により管体
    軸方向に対して直角状態として維持しつつ移動され、か
    つ一対の分割型のそれぞれと各クランプ板は、各々を支
    持する各ガイド軸を管体軸方向と直角方向へ移動するこ
    とにより、各単位同士が接合及び離間自在とされること
    を特徴とするバルジ加工用の金属ベローズ成形方法。
  2. 【請求項2】 一対の分割型により一組の金型本体とさ
    れる両分割型の半割穴で素材管の外周を径方向に一連に
    拘束し、上記のように素材管を拘束した金型本体を管体
    軸方向に多数列設させ、素材管の両端を密封して管体内
    圧を高めつつ所定箇所に波形の蛇腹部を形成する金属ベ
    ローズ成形装置において、金型本体の両側に嵌合されて
    接合された一対の分割型を互いに一体的に固着するとと
    もに、管体軸方向に配置されたガイド軸により移動自在
    に支持されるクランプ板と、上記ガイド軸を管体軸方向
    の直角方向に移動可能とし、クランプ板を金型本体に対
    して着脱自在とするクランプ板着脱用シリンダ手段と、
    一対とされる分割型の一方側と他方側のそれぞれの分割
    型を移動自在に支持するガイド軸に取付けられ、両分割
    型を互いに接合または離間可能とする分割型開閉用シリ
    ンダ手段とを備えることを特徴とするバルジ加工用の金
    属ベローズ成形装置。
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Cited By (8)

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