JPH09124881A - アクリルゴム組成物およびその製造方法 - Google Patents

アクリルゴム組成物およびその製造方法

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JPH09124881A
JPH09124881A JP7287598A JP28759895A JPH09124881A JP H09124881 A JPH09124881 A JP H09124881A JP 7287598 A JP7287598 A JP 7287598A JP 28759895 A JP28759895 A JP 28759895A JP H09124881 A JPH09124881 A JP H09124881A
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acrylic rubber
rubber composition
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metal member
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Norio Tanaka
規雄 田中
Tokuhide Aoyama
徳秀 青山
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Gomuno Inaki Co Ltd
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Denso Corp
Gomuno Inaki Co Ltd
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    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/10Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/524Esters of phosphorous acids, e.g. of H3PO3
    • C08K5/526Esters of phosphorous acids, e.g. of H3PO3 with hydroxyaryl compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09K2200/06Macromolecular organic compounds, e.g. prepolymers
    • C09K2200/0615Macromolecular organic compounds, e.g. prepolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09K2200/0625Polyacrylic esters or derivatives thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属部材表面に形成された不活性皮膜の損傷
を効果的に防止するアクリルゴム組成物を得る。 【解決手段】 高温下において金属部材と接触すること
で、この金属部材表面にリン系の不活性皮膜を形成させ
るアクリルゴム組成物において、このアクリルゴム組成
物はアクリルゴム、亜リン酸系材料および酸性物質と反
応する受酸剤を含有している。上記アクリルゴム組成物
は、エンジンオイルを濾過するオイルフィルタ1のシー
ル部材10として用いる場合に、特にその効果を発揮す
る。この場合、アクリルゴム100重量部に対して、亜
リン酸系物質を8〜20重量部、受酸剤を1〜10重量
部含有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用エンジンの
オイルフィルタ、ディストリビュータ等において金属と
接触するシール部材として用いて好適なアクリルゴム組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属部材とアクリルゴム組成物が
長期間接触することで金属部材とゴム部材が固着すると
いう問題に対して、特開平5−148476号公報で
は、ゴム部材成型後に後処理を施してゴム部材表面に固
着防止皮膜を形成しているが、この固着防止皮膜の形成
工程を特別に行う必要があるので、このゴム部材の製造
コストが増大するという問題がある。
【0003】そこで、本出願人が先に出願した(未公開
の)特願平6−175973号においては、アクリルゴ
ム、亜リン酸系材料を含有しているアクリルゴム組成物
を提案している。これによれば、アクリルゴム組成物
は、高温下において塩酸やカルボン酸等の酸性物質を発
生し、この酸性物質により通常金属部材表面に形成され
ている反応性の悪い酸化鉄(黒さび)を溶かすため、金
属部材表面は反応性のよい鉄が剥き出しになる。する
と、アクリルゴム組成物に含まれる亜リン酸化合物と金
属部材表面とが反応し、金属部材表面にリン系の不活性
(反応性の悪い)皮膜が形成される。この不活性皮膜に
より、アクリルゴム組成物と金属部材との固着を防止で
きるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者ら
が先願についてさらに検討した結果、長期にわたってア
クリルゴム組成物と金属部材を接触させて使用すると、
固着防止効果が低減する恐れがあるとわかった。これ
は、長期にわたって使用するうちに、アクリルゴム組成
物から発生した酸性物質、特に強い酸化力を示す塩酸に
より、金属部材表面に形成された不活性皮膜が損傷して
しまい、アクリルゴム組成物と金属部材との固着防止効
果が低減する恐れがあるためである。
【0005】本発明は上記点に鑑みて、金属部材表面に
形成された不活性皮膜の損傷を効果的に防止するアクリ
ルゴム組成物を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高温下におい
て金属部材と接触することで、この金属部材表面にリン
系の不活性皮膜を形成させるアクリルゴム組成物を長期
にわたって使用するうちに、上記不活性皮膜が損傷する
という点に着目して、高温下において金属部材と接触す
ることで、金属部材表面にリン系の不活性皮膜を形成さ
せるアクリルゴム組成物であって、このアクリルゴム組
成物はアクリルゴム、亜リン酸系材料および酸性物質と
反応する受酸剤を含有していることを特徴としている。
【0007】具体的には、このアクリルゴム組成物が高
温下において金属部材と接触することで、アクリルゴム
組成物に含まれる亜リン酸系材料と、アクリルゴム組成
物に接触する金属部材表面とが化学反応を起こして、こ
の金属部材表面にリン系の不活性皮膜を形成することが
でき、この不活性皮膜によりアクリルゴム組成物と金属
部材との固着を防止することができる。
【0008】そして、受酸剤が、このアクリルゴム組成
物の製造工程中や高温下での使用中等において発生する
酸性物質(塩酸、カルボン酸等)と反応して、この酸性
物質の酸のはたらきを抑制することができるため、上記
不活性皮膜が酸性物質により損傷する恐れはなく、長期
にわたって使用してもこの不活性皮膜が金属部材表面に
安定して存在し続ける。よって、高温下においても長期
にわたって金属部材に対してアクリルゴム組成物が固着
しなくなる。
【0009】つまり、本発明では、高温下において金属
部材と接触することでこの金属部材表面にリン系の不活
性皮膜を形成させるアクリルゴム組成物に、受酸剤が添
加されることによって、金属部材表面に形成される不活
性皮膜の損傷を効果的に防止し、このアクリルゴム組成
物の固着防止効果をより一層改善したことが特徴であ
る。
【0010】本発明に用いられるアクリルゴムとして
は、塩素含有アクリルゴムが挙げられる。そして、本発
明に用いられる亜リン酸系材料としては、例えばトリス
ノニルフェニルホスファイト、ジフェニルイソオクチル
フォスファイト、フェニルジイソオクチルホスファイト
のうちいずれか1種または2種以上が使用される。
【0011】また、本発明に用いられる受酸剤として
は、イミド化合物(ジシクロヘキシルカルボジイミド
等)、エポキシ化合物(1、2−ブチレンオキシド等の
脂肪族エポキシ化合物、芳香族エポキシ化合物、高分子
エポキシ化合物)、アミン化合物(ジブチルアミン
等)、アルコール類(オクタノール、ドデカノール
等)、グリコール類(トリエチレングリコール等)等の
うちいずれか1種が使用される。ここで、受酸剤として
は、以上の化合物のように分子構造中に金属原子を含ま
ないものが好ましい。これは、アクリルゴム組成物と金
属部材との固着力が金属原子により増加するのを抑制す
るためである。
【0012】そして、本発明のアクリルゴム組成物にお
いては、アクリルゴム100重量部に対して、亜リン酸
系材料が4〜20重量部であることが好ましい。これ
は、亜リン酸系材料の含有量が4重量部未満であると、
金属部材表面に形成されるリン系の不活性皮膜の量が少
なくなるため、確実な固着防止効果が得られないからで
ある。一方、亜リン酸系材料の含有量が20重量部より
大きいと、後述するアクリルゴム組成物の製造にあたっ
て、ゴム成分の架橋が阻害され、アクリルゴム組成物の
圧縮永久歪の増大、アクリルゴム組成物の硬度の低下等
の物性低下を引き起こすからである。
【0013】また、本発明のアクリルゴム組成物におい
ては、アクリルゴム100重量部に対して、受酸剤が
0.1〜20重量部であることが好ましい。これは、受
酸剤の含有量が0.1重量部未満であると、上記酸性物
質の酸のはたらきを確実に抑制できないからである。一
方、受酸剤の含有量が20重量部より大きいと、アクリ
ルゴム組成物の圧縮永久歪の増大、アクリルゴム組成物
の硬度の低下等の物性低下を引き起こすからである。
【0014】そして、特に鉄系材料からなる金属部材に
接触させて高温下で使用されるアクリルゴム組成物にお
いては、アクリルゴム100重量部に対して、亜リン酸
系材料が8〜20重量部、受酸剤が1〜10重量部であ
ることが好ましい。この範囲では、さらに優れた固着防
止効果が期待でき、アクリルゴム組成物が特に固着しや
すい鉄系材料からなる金属部材に対しても、固着防止効
果を充分に発揮することができ、かつアクリルゴム組成
物の硬度の低下等の物性低下もさらに低減できる。
【0015】ここで、鉄系材料は自動車エンジン周辺の
部品の材料として一般的であり、従来のアクリルゴム組
成物では鉄系材料からなる金属部材との固着により、ア
クリルゴム組成物を金属部材から取り外すとき、アクリ
ルゴム組成物の一部が破断し、金属部材の表面に残留す
るという問題が生じるが、本発明のアクリルゴム組成物
によれば、上記問題を効果的に解消することができる。
そして、さらに好ましくは、アクリルゴム100重量部
に対して、亜リン酸系材料の含有量が10〜18重量部
の範囲である。
【0016】そして、未架橋のアクリルゴム、亜リン酸
系材料および受酸剤を混合してゴム成形素材となし、こ
のゴム成形素材を加硫することで架橋させて、このゴム
成形素材の弾性、強度を増加させたものを、本発明のア
クリルゴム組成物としている。また、上記加硫の際に
は、上記ゴム成形素材に補強剤(例えばカーボンブラッ
ク)、老化防止剤(例えば2、4、6−トリメルカプト
−S−トリアジン)、加硫助剤(例えばステアリン酸、
ジブチルジカルバミン酸亜鉛)等の種々の添加物が添加
される。
【0017】
【実施例】本発明のアクリルゴム組成物は、図1に示す
ように、自動車用エンジンのオイルフィルタ1のシール
部材10に適用できる。このシール部材10はリング状
で、オイルフィルタ1と鉄製のエンジンブロック30と
の間で圧縮挟持される。このオイルフィルタ1およびエ
ンジンブロック30の具体的構造は公知なので説明は省
略する。ここで、オイルフィルタ1のシール部材10
は、エンジン周辺の高温(120℃程度)の環境の下
で、さらに、エンジンオイル(100℃程度)とも直接
接触する。また、オイルフィルタ1は定期的な交換を必
要とする部品である。
【0018】これに対して、シール部材10が上述のよ
うなアクリルゴム組成物で形成されているため、長期に
わたってエンジンブロック30との固着が防止される。
従って、オイルフィルタ1の交換時にエンジンブロック
30にシール部材10の破片が固着残留することが防止
されるので、オイルフィルタ1の交換作業が容易とな
る。
【0019】以下に、本発明の実施例1〜8のアクリル
ゴム組成物の製造方法を述べる。アクリルゴムとして塩
素含有アクリルゴム(日本合成ゴムAREX411)を
100重量部、補強剤としてのカーボンブラック(AS
TMN774)を100重量部、加硫剤としての2、
4、6−トリメルカプト−S−トリアジンを0.8重量
部、加硫助剤としてのステアリン酸を1重量部、加硫助
剤としてのジブチルジカルバミン酸亜鉛を2重量部、ジ
フェニルアミン系老化防止剤(4、4’−(α、α−ジ
メチルベンゼン)ジフェニルアミン)を2重量部、不活
性皮膜形成のための亜リン酸系材料(トリスノニルフェ
ニルホスファイト)を図2、3の表に示す重量部、更に
本発明の特徴である受酸剤(ジシクロヘキシルカルボジ
イミド)を図2、3の表に示す重量部だけニーダおよび
ロールで混練し、ゴム成型素材となす。
【0020】そして、上記ゴム成型素材を加硫すること
で架橋させて、このゴム成分の弾性、強度を増加させ
る。上記加硫は、まず、180℃で20分間のプレス加
硫を行い、その後、175℃で4時間の2次加硫を行
う。こうすることにより、直径29mm、高さ12.7
mmの円筒成形品からなる本発明のアクリルゴム組成物
が得られる。
【0021】そして、実施例1〜3、比較例1によっ
て、亜リン酸系材料の添加による固着防止効果の評価を
図2の表に示し、以下に詳しく述べる。実施例1〜3の
アクリルゴム組成物として、受酸剤を10重量部添加
し、実施例1は亜リン酸系材料を5重量部、実施例2は
亜リン酸系材料を10重量部、実施例3は亜リン酸系材
料を20重量部添加している。そして、亜リン酸系材料
を含有しないアクリルゴム組成物である比較例1を上記
製造方法に従って成型している。
【0022】そして、上記各アクリルゴム組成物を厚さ
2mmの2枚の軟鉄板(冷間圧延鋼板 SPCC)の間
に挟み、この2枚の軟鉄板により上記各アクリルゴム組
成物を全体の25%分だけ圧縮した状態でボルト締めし
て保持する。そして、軟鉄板で圧縮されている上記各ア
クリルゴム組成物を、そのまま140℃のエンジンオイ
ルに100時間浸漬したものをそれぞれ取り出し、上記
ボルト締めを外して圧縮を解除して上記各アクリルゴム
組成物を圧縮することなく2枚の軟鉄板で挟んだ状態の
まま、2枚の軟鉄板を引張試験機(島津製作所:AGS
−500)に取り付ける。
【0023】そして、一方の軟鉄板は固定し、他方の軟
鉄板を20mm/分の速さでアクリルゴム組成物の軸方
向に引っ張り、その際の剥離荷重を測定した。そして、
この値を軟鉄板と上記各アクリルゴム組成物との固着力
として図2の表に示した。図2の表において、固着力が
0.5(kgf)未満とは、上記引張試験機では測定で
きない程度の小さい固着力であり、アクリルゴム組成物
の破壊が確実に起こらないことが確認されている。
【0024】図2の表から、実施例1〜3では固着力が
0.5(kgf)未満であり、比較例1では固着力が1
0(kgf)以上であることが分かった。従って、アク
リルゴム組成物において亜リン酸系材料を5〜20重量
部添加することにより、軟鉄板にリン系の不活性皮膜を
確実に形成し、軟鉄板に対する固着を効果的に防止でき
る。さらに好ましくは、亜リン酸系材料を8重量部以上
添加するのがよい。
【0025】次に、実施例4〜8、比較例2によって、
受酸剤の添加による固着防止効果の評価を図3の表に示
し、以下に詳しく述べる。実施例4は受酸剤を1重量
部、実施例5は受酸剤を2重量部、実施例6は受酸剤を
3重量部、実施例7は受酸剤を5重量部、実施例8は受
酸剤を10重量部含有している。そして、受酸剤を含有
しないアクリルゴム組成物である比較例2を上記製造方
法に従って成型している。
【0026】そして、上記実施例1〜3と同様に、実施
例4〜8、比較例2のアクリルゴム組成物を軟鉄板に挟
んで140℃のエンジンオイルに100時間、200時
間、30時間、500時間浸漬したものの固着力をそれ
ぞれ上記引張試験機で測定した。図3の表からわかるよ
うに、実施例4〜8では、0.5(kgf)に達するま
での時間が比較例に比べて長くなっていることがわか
る。従って、アクリルゴム組成物において受酸剤を1〜
10重量部添加することにより、アクリルゴム組成物と
軟鉄板との固着力を長期にわたって小さくすることがで
きる。これは、受酸剤にて酸性物質の酸のはたらきを抑
制することにより、酸性物質により不活性皮膜が損傷す
るのを効果的に防止し、長期にわたって不活性皮膜を軟
鉄等の金属部材表面に存在させることができるためであ
る。よって、長期にわたって金属部材との固着を防止す
る効果を発揮するアクリルゴム組成物を得ることができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルフィルタの部分断面図である。
【図2】実施例1〜3および比較例1の軟鉄板との固着
力を示す表である。
【図3】実施例4〜8および比較例2の軟鉄板との固着
力を示す表である。
【符号の説明】
1…オイルフィルタ、10…シール部材、30…エンジ
ンブロック。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 実施例1〜3および比較例1の軟鉄板
との固着力を示す図表である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 実施例4〜8および比較例2の軟鉄板
との固着力を示す図表である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温下において金属部材と接触すること
    で、前記金属部材表面にリン系の不活性皮膜を形成させ
    るアクリルゴム組成物であって、 このアクリルゴム組成物はアクリルゴム、亜リン酸系材
    料および酸性物質と反応する受酸剤を含有していること
    を特徴とするアクリルゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記アクリルゴム100重量部に対し
    て、前記亜リン酸系材料が4〜20重量部、前記受酸剤
    が0.1〜20重量部含有されていることを特徴とする
    請求項1に記載のアクリルゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記亜リン酸系材料は、トリスノニルフ
    ェニルホスファイト、ジフェニルイソオクチルフォスフ
    ァイト、フェニルジイソオクチルホスファイトのうちい
    ずれか1種または2種以上からなり、 前記受酸剤は、イミド化合物、エポキシ化合物、アミン
    化合物、グリコール類のうちいずれか1種からなること
    を特徴とする請求項1または2に記載のアクリルゴム組
    成物。
  4. 【請求項4】 高温下において鉄系材料からなる金属部
    材と接触することで、前記金属部材表面にリン系の不活
    性皮膜を形成させるアクリルゴム組成物であって、 このアクリルゴム組成物はアクリルゴム、亜リン酸系材
    料および酸性物質と反応する受酸剤を含有し、 前記アクリルゴム100重量部に対して、前記亜リン酸
    系材料が8〜20重量部、前記受酸剤が1〜10重量部
    含有されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1つに記載のアクリルゴム組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載のアクリルゴム
    組成物からなるシール部材(10)を介して、エンジン
    オイルを濾過するオイルフィルタ(1)が金属製のエン
    ジンブロック(30)に圧接して取り付けられ、 前記エンジンブロック(30)において前記シール部材
    (10)に対応する部分表面にリン系の不活性皮膜が形
    成されることを特徴とするエンジン。
  6. 【請求項6】 高温下において金属部材と接触すること
    で、前記金属部材表面にリン系の不活性皮膜を形成させ
    るアクリルゴム組成物の製造方法であって、 未架橋のアクリルゴム、亜リン酸系材料および受酸剤を
    混合する工程と、 この混合された未架橋のアクリルゴム、亜リン酸系材料
    および受酸剤からなるゴム成分を加硫する工程とからな
    ることを特徴とするアクリルゴム組成物の製造方法。
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EP96117702A EP0771840B1 (en) 1995-11-06 1996-11-05 Acrylic rubber composition and process for its production
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