JPH09124113A - 自動倉庫における荷物出し入れ装置 - Google Patents

自動倉庫における荷物出し入れ装置

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JPH09124113A
JPH09124113A JP28357895A JP28357895A JPH09124113A JP H09124113 A JPH09124113 A JP H09124113A JP 28357895 A JP28357895 A JP 28357895A JP 28357895 A JP28357895 A JP 28357895A JP H09124113 A JPH09124113 A JP H09124113A
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moving
frame
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frames
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JP28357895A
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English (en)
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Kuniharu Matsuda
邦治 松田
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Itoki Crebio Corp
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷物出し入れ装置をコンパクト化する共に、移
動台車の組み立て・分解の手間を軽減し、更に、荷物載
置部の高さや幅の変更を容易にできるようにする。 【構成】固定フレーム15をボルト19によって移動台
車1の本体8に固着し、この固定フレーム15に、移動
フレーム15,16の駆動用モータ39やアイドルギヤ
33等の動力伝達手段を取付けて、荷物出し入れ装置を
ユニット化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動台車の走行方
向に沿って棚を配置し、移動台車と任意の棚との間に荷
物を載せ替えるように構成した自動倉庫において、移動
台車に設けた荷物出し入れ装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】移動台車が走行するレールを挟んだ両側
に棚を配置し、任意の移動台車との間に荷物を載せ替え
るよう構成したタイプの自動倉庫がある。このタイプの
自動倉庫では、例えば実公平5−18327号公報や実
公平7−5046号公報に記載されているように、移動
台車の本体のうち荷物載置部を挟んだ両側に、棚の奥行
き方向に沿って延びる前後一対の固定フレームを設け、
これら両固定フレームに、棚内に向けて進退動自在な移
動フレームをそれぞれ設け、この移動フレームに回動式
等のピッカーを設け、ピッカーが荷物の前面又は背面に
当たるように駆動した状態で移動フレームを進退動させ
ることにより、荷物を棚から引き出したり棚に押し入れ
たりしている。
【0003】この場合、従来は、前記公報に記載されて
いるように、移動フレームを駆動するためのモータを移
動台車の本体に取付けて、このモータからチェーン等に
て動力伝達して移動フレームを駆動するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
移動フレームを駆動するためのモータを移動台車の本体
に取り付けた構成では、移動フレーム等の組み立て及び
取り外しに際しては、固形フレームや移動フレーム等の
部材とモータとを個別に位置合わせしたり、動力伝導用
のチェーンを一々調整し直したりしなければならないた
め、移動台車の組み立て及び保守に手間がかかると言う
問題があった。
【0005】また、荷物の横幅寸法がまちまちであるこ
とから、前後フレーム間の間隔を広狭調節できるように
構成したい場合があるが、従来のように移動フレームの
駆動用モータを移動台車の本体に取り付けた構成では、
前後固定フレーム間の間隔を変更することが困難で、こ
のため、荷物の横幅寸法の違いに対応させるのが面倒で
あると言う問題もあった。
【0006】更に、荷物の高さが高い場合、荷物を安定
した状態で出し入れできるように、固定フレームや移動
フレームで構成される出し入れ装置を複数段に積み重ね
た状態にした場合があるが、荷物の従来のようにモータ
を移動台車の本体に取り付けた構成では、このような要
請に簡単に対応できないと言う点も問題であった。本発
明は、これらの問題を解消することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「棚の前面に沿って走行する移動台車に、棚
との間に荷物を載せ替え自在な荷物載置部を設け、更に
前記移動台車のうち前記荷物載置部を挟んだ少なくとも
一方の部位に、棚の奥行き方向に沿って延びる固定フレ
ームを設け、この固定フレームに、棚の内部に向けて進
退動自在な移動フレームを装着し、該移動フレームに、
ピッカーを、荷物を押し引きし得る姿勢と荷物に接触し
ない姿勢とに変更自在に取付けて成る自動倉庫におい
て、前記固定フレームを、移動台車の本体に対してボル
ト等による締結にて着脱自在に固着し、この固定フレー
ムに、前記移動フレームを進退動させるためのモータ等
の駆動手段を取付け、更に、移動フレーム又は固定フレ
ームに、前記ピッカーの駆動手段を設ける」の構成にし
た。
【0008】
【発明の奏する効果】このように構成すると、固定フレ
ームと移動フレーム、移動フレームを駆動するための駆
動手段、及び、ピッカーを駆動するための駆動手段から
成る荷物出し入れ装置がユニット化されるから、移動台
車の組み立てや分解に際しては、ユニットごと取り付け
たり取り外したりすれば良く、従って、組み立て作業や
保守作業の手間を軽減することができる。また、荷物出
し入れ装置全体をコンパクト化することもできる。
【0009】また、荷物出し入れ装置を一つにユニット
化したことにより、その取付け位置の変更が容易になる
から、例えば、荷物の横幅寸法に応じて荷物載置部の間
隔寸法を変更したり、荷物の高さに応じて荷物出し例装
置を複数段に構成したりすることに容易に対応すること
ができるのである。
【0010】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は自動倉庫の全体の概略斜視図であ
り、この図に示されているように、自動倉庫は、移動台
車1が走行する左右一対のレール2を上下多段に多数段
備えており、レール2を挟んだ両側には、それぞれ各レ
ール2の高さに対応して設けた多段の棚3から成る棚装
置4を配設している。一方の棚装置4の端部には、各段
の移動台車1との間に荷物Wを載せ替えるようにしたリ
フト5を昇降自在に設けている。また、リフト5の近傍
には、搬出入用コンベヤ6の端部を位置させ、コンベヤ
6とリフト5との間に荷物Wを載せ替えるようしてい
る。
【0011】なお、各段の棚3は移動台車1の走行方向
に沿って多数に仕切られている。この場合、仕切られた
各部位の間口寸法を一定に揃えても良いし、間口寸法を
大小異ならせても良い。また、一つの段の棚3に仕切り
を設けずに、1枚板状に構成しても良い。図2は、レー
ル2と移動台車1と棚3との関係を示す概略斜視図であ
り、この図から明らかなように、各棚3は金属板製の棚
板7で構成されている。これは大小大きさの異なる荷物
Wを載置できるようにするためである。また、図2に示
されているように、レール2は断面略下向きコ字状に形
成されており、図しない機枠に固定されている。
【0012】他方、移動台車1は、走行方向に沿って長
い平面視長方形に形成した本体8を備えおり、この本体
8には、走行方向に向かった一端部に偏るようにして荷
物載置部9を設けている。この荷物載置部9はレール2
及び棚板7の上面と同じ高さに設定されている。従っ
て、レール2を介して荷物Wを棚板7と荷物載置部9と
の間に滑り移動させることができる。
【0013】また、本体8の前後両端部には、前記レー
ル2上を転動する前後車輪10を装架している。前後車
輪10のうち本体8の他端寄りに位置した一対の車輪1
0を車軸11で連結し、この車軸11に、本体8に設け
た走行用モータ12からタイミングベルト等の無端帯1
3にて動力を伝達している。従って、走行用モータ12
を正逆回転させることにより、移動台車1を棚3の任意
の部位に走行させることができる。
【0014】移動台車1における本体8のうち荷物載置
部9を挟んだ前後両側には、棚3の奥行き方向(換言す
ると移動台車1の走行方向と直交した方向)に沿って延
びる固定フレーム15を固着し、これら両固定フレーム
15に第1移動フレーム16を移動自在に装着し、更
に、第1移動フレーム16に第2移動フレーム17を移
動自在に装着している。そして、第2移動フレーム17
の左右両端に、出し入れに際して荷物Wに当たるピッカ
ー18を水平回動自在に装着している。
【0015】次に、移動台車1における各部位の詳細を
説明する。図3は移動台車1の平面図、図4は移動フレ
ーム16,17の駆動機構を模式的に示す斜視図、図5
は固定フレーム15の取付け手段を示す図で、このうち
分図(A)は斜視図、分図(B)は平面図である。図3
及び図5に示すように、前記固定フレーム15はブラケ
ット21にボルト19及びナット20によって固着され
ており、ブラケット21は、本体8を構成する部材のう
ち走行方向に沿って延びる枠材8aにボルト19及びナ
ット20で固着されている。
【0016】図6(A)は固定フレーム15と両移動フ
レーム16,17との関係を示す部分斜視図、同図
(B)は(A)のB−B視断面図、図7は図3のVII−
VII視図、図8(A)は図3のVIIIA−VIIIA視断面
図、図9は図8A(A)のIX−IX視図である。図6及び
図7に示されているように、固定フレーム15は、その
下端水平片15aが荷物載置部9に向けて延びるように
略L字状に形成されており、その下端水平片15aの先
端縁を上向きに折り曲げることにより、荷物Wに対する
ガイド片15bと成している。このように構成すると荷
物Wのガイド構造を簡単化できる。
【0017】他方、第1移動フレーム16は、固定フレ
ーム15の内面に沿って延びるように配置されており、
固定フレーム15に向けて開口するような断面コの字状
に形成されている。また、第2移動フレーム17は、荷
物載置部9の方向に向けて開口するような断面コ字状に
形成されており、その上面は固定フレーム15の上面よ
りも極く僅かな寸法だけ低くなるように設定している。
【0018】図8及び図9に示すように、第1移動フレ
ーム16の上下内面に、全長にわたって延びる断面山形
の第1ガイドレール23を相対向した姿勢で固着する一
方、固定フレーム15には、前記第1ガイドレール23
にきっちり嵌合する第1ガイドローラ24を長手方向に
沿って適宜間隔で多数個設け、これにより、第1移動フ
レーム16を固定フレーム15に対して移動自在に装着
している。
【0019】また、第2移動フレーム17のうち第1移
動フレーム16に対向した面に、上下両面を断面山形に
形成した第2ガイドレール25を固着する一方、第1移
動フレーム16に、前記第2ガイドレール25の上面と
下面とにきっちり嵌合する第2ガイドローラ26を長手
方向に沿って適宜間隔で多数個取付け、これにより、第
2移動フレーム17を第1移動フレーム16に対して移
動自在に装着している。
【0020】図8及び図9に明示すように、第1移動フ
レーム16のうち固定フレーム15に臨んだ内面に、そ
の略全長にわたって延びるラック杆27を固着する一
方、固定フレーム15の外面には、第1ブラケット28
及び第1軸受け29を介してピニオンギヤ30を水平回
転自在に軸支し、このピニオンギヤ30を、固定フレー
ム15に刻設した窓穴31から前記ラック杆27に噛合
させている。従って、ピニオンギヤ30を回転させるこ
とにより、第1移動フレーム16を棚3の内部に向けて
進退動させることができる。
【0021】図6に明示するように、一方の固定フレー
ム15の外面のうちピニオンギヤ30の近傍に固着した
第2ブラケット32には、前記ピニオンギヤ30に噛合
するアイドルギヤ33が第2軸受け34を介して水平回
転自在に軸支されており、このアイドルギヤ33の回転
軸35の下端にアイドルスプロケット37を固着してい
る。
【0022】また、両固定フレーム15のうち一方の固
定フレーム15の外面に第3ブラケット38を固着し、
この第3ブラケット38に、フレーム駆動用モータ39
を、その回転軸が下向きに延びるようにして固着し、こ
のフレーム駆動用モータ39の回転軸に主動スプロケッ
ト40を固着している。図4に模式的に示すように、フ
レーム駆動用モータ39を取付けていない固定フレーム
15に軸支したピニオンギヤ30の回転軸41の下端に
は、従動スプロケット42を固着している。
【0023】そして、主動スプロケット40と、従動ス
プロケット42と、アイドルスプロケット37との三者
に、無端帯の一例としてフレーム駆動用チェーン36を
巻き掛けしている。従って、フレーム駆動用モータ39
を正逆回転すると、両ピニオンギヤ30が同じ方向に回
転して、前後両第1移動フレーム16は同期して同じ方
向に同じ距離だけ移動する。
【0024】図8及び図9に示すように、両第1移動フ
レーム16の下面に固着したブラケット片44の両端に
それぞれスプロケット45を固着し、これら両スプロケ
ット45に、倍速用チェーン46を巻き掛けし、更に、
倍速用チェーン46の下部を、固定フレーム15の左右
中間部に突設した下ブロック体47に固着し、倍速用チ
ェーン46の上部を、第2移動フレーム17の左右中間
部に突設した上ブロック体48に固着している。
【0025】従って、図9(B)に模式的に示すよう
に、ピニオンギヤ30によって第1移動フレーム16が
移動すると、第2移動フレーム17も第1移動フレーム
16に対して移動することになり、従って、第2移動フ
レーム17は固定フレーム15に対して、第1移動フレ
ーム16の移動距離の2倍だけ移動するのであり、これ
により、第2移動フレーム17は棚3内に向けて大きく
進退動する。
【0026】図7及び図8に示すように、ピニオンギヤ
30の回転軸41にはロータリーエンコーダ49を取付
けており、これにより、第2移動フレーム17の進退距
離を制御するようにしている。また、図7に示すよう
に、アイドルスプロケット37は、回転軸35に対して
ナット50で固着されている。また、従動スプロケット
42も同様の構成になっている。このように構成する
と、アイドルスプロケット37及び従動スプロケット4
2の歯の位置を円周方向に微調整できるので、両第1移
動フレーム16を正確に位置合わせした状態で移動させ
ることができる。
【0027】次に、ピッカー18の装着手段を、図10
〜図14に基づいて説明する。図10(A)及び図11
に示すように、第2移動フレーム17の左右中間部には
平断面コ字状のブラケット板52を固着し、両ブラケッ
ト板52に、第2移動フレーム17の長手方向に延びる
ねじ軸53を回転自在に装架し、このねじ軸53にスラ
イダー54を螺合している。また、ブラケット板52に
ピッカー駆動用モータ55を取り付け、このピッカー駆
動用モータ55の動力を一対のギヤ56にてねじ軸53
に伝達している。
【0028】従って、ピッカー駆動用モータ55を正逆
回転させるとねじ軸53か正逆回転し、これに連れてス
ライダー54が第2移動フレーム17の長手方向に移動
する。例えば図11(A)に示すように、前記スライダ
ー54の前面には、第2移動フレーム17の長手方向に
延びる連動杆58を固着している。
【0029】ピッカー18は、荷物当接部18aと付け
根部18bとが平面視で直角になるように形成されてお
り、且つ、荷物当接部18aの基端部18cはく字状に
折り曲げており、後退した状態では、荷物当接部18a
が平面視で傾斜した状態で第2移動フレーム17内に収
納されるように設定している。そして、ピッカー18の
付け根部18aに上下一対のブラケット片59を取り付
け、上下ブラケット片59に上下長手の支軸60を取り
付ける一方、第2移動フレーム17の上下両内面に、固
定部材61aと可動部材61bから成るリニアガイド6
1を、第2移動フレーム17の長手方向に沿って延びる
ように取り付け、このリニアガイド61の可動部材61
bに前記支軸60の上下両端を係止している。
【0030】従って、ピッカー18は、リニアガイド6
1により、第2移動フレーム17の長手方向に沿って自
在にスライドし得る。リニアガイド61は、第2移動フ
レーム17のうち荷物載置部9寄りに偏って設けてい
る。また、第2移動フレーム17の上下内面には、リニ
アガイド61の可動部材61bに対する後退規制用スト
ッパー62を設けている。
【0031】図13に明示するように、第2移動フレー
ム17の上下内面においてリニアガイド61よりも奥側
に位置した部位には、断面コ字状の溝形ガイド体63を
相対抗するようにして固着しており、上下溝形ガイド体
63の間の部位に上下長手のロッド64を配置し、この
ロッド64の上下両端部に、前記溝形ガイド体63にき
っちり嵌まるガイドローラ65と、前記ピッカー18の
付け根部18bに当たる押圧用ローラ66とを水平回転
自在に取り付けている。
【0032】また、例えば図13に示すように、前記ロ
ッド64の背面に当て板67を固着して、この当て板6
7の上下両端に、溝形ガイド体63内を転動自在なロー
ラ68を取り付けている。また、図13及び図14に示
すように、前記当て板67には、第2移動フレーム17
の左右中央部の方向に向けて延びる可動ブラケット69
を固着し、この可動ブラケット69に、前記連動杆58
の左右両端を固着している。
【0033】更に、前記可動ブラケット59とピッカー
18の付け根部18bとの間には、引っ張りばね70を
装架している。従って、ピッカー駆動用モータ55を正
逆回転させると、連動杆58及び可動ブラケット69を
介して押圧用ローラ66が溝形ガイド溝63に沿って移
動し、これに伴って、ピッカー18も第2移動フレーム
17の長手方向に沿って移動する。
【0034】第2移動フレーム17の先端寄りの上下内
面には、リニアガイド61における可動部材61bに対
する前進規制用ストッパー72を設けている。この場
合、可動部材61bの先端面と前進規制用ストッパー7
2とが互いに嵌まり合うように形成して、前進位置を正
確に保持するようにしている。また、上下前進規制用ス
トッパー72の間には、ピッカー18の開き姿勢を規制
するための上下長手の規制ピン(ローラでも良い)73
を回転自在に取り付けている。
【0035】押圧用ローラ66の移動ストローク(換言
すると、スライダー54の移動ストローク)は、リニア
ガイド61における可動部材61bの移動ストロークL
1よりも長い長さに設定されている。押圧用ローラ66
が後退した状態では、図14に示すように、可動ブラケ
ット69とピッカー18の付け根部18bとの間に引っ
張りばね70が装架されているため、ピッカー18は、
その荷物当接部18aが第2移動フレーム17内に収納
された姿勢に保持されている。
【0036】そして、押圧用ローラ66が前進すると、
図15に示すように、ピッカー18は押圧用ローラ66
に押されて前進する。この場合、リニアガイド61の可
動部材61bが前進規制用ストッパー72に当たるまで
は、ピッカー18と可動ブラケット69との相対的な位
置関係は変わらないため、ピッカー18はその姿勢を変
えることなく前進する。
【0037】次いで、ピッカー18が前進し切った状態
で押圧用ローラ66が更に前進すると、ピッカー18の
付け根部18bが押圧用ローラ66によって押されるこ
とにより、ピッカー18は支軸60を中心にして水平回
動し、押圧用ローラ66が前進し切った状態では、図1
6に示すように、ピッカー18は第2移動フレーム17
と平面視で直交した姿勢になる。この状態では、ピッカ
ー18は規制ピン73と押圧用ローラ66とにより、そ
の姿勢が保持されている。
【0038】ピッカー18を後退させた状態で第2移動
フレーム17を棚3内に前進させてから、ピッカー18
を横向きに回動させ、その状態で第2移動フレーム17
を後退させることにより、荷物Wを棚3から移動台車1
に引き出すことができる。また、ピッカー18を開いた
状態で荷物Wを押すことにより、荷物Wを移動台車1か
ら棚3に載せ替えることができる。
【0039】前記したように、ピッカー駆動用モータ5
5でスライダ54を移動させることによってピッカー1
8の前後動と開閉動とを行うものであるが、スライダー
54に取り付けた1本の連動杆58の両端に可動ブラケ
ット69を介してロッド64を取り付けているから、一
対の押圧用ローラ66は互いに逆方向に移動することに
なり、従って、例えば図2に示すように、一方のピッカ
ー18が後退した状態のときには他方のピッカー18は
前進して横向きに突出すると言うように、両ピッカー1
8が互いに逆向きに動くように設定されている。
【0040】以上の説明から明らかなように、固定フレ
ーム15と両移動フレーム16,17、移動フレーム駆
動用モータ39、第1移動フレーム16に動力を伝える
ためのピニオンギヤ33、更には、ピッカー駆動用モー
タ55のような荷物出し入れ装置がユニット化されてい
る。従って、全体としてコンパクトになって、美感を向
上できると共に取扱が容易であるばかりか、移動台車1
の組み立て・分解の作業の手間を軽減できるのである。
また、ピッカー18の高さ位置は一定であるため、荷物
Wの高さ寸法が大きい場合は、荷物出し入れ装置が一段
であると荷物Wの出し入れを安全に行えない虞がある
が、この場合は、図18に示すように(図7の一点鎖線
も参照)、固定フレーム15や両移動フレーム16,1
7等から成る出し入れ装置を一つのユニット79とし
て、このユニット79を複数段に重ねた状態でブラケッ
ト21に固着して、複数枚のピッカー18で荷物Wの出
し入れを行うようにすれば良い。
【0041】このように、荷物出し入れ装置をユニット
79としたことにより、荷物出し入れ装置を複数段に積
み重ねることが至極容易にできるのである。なお、ユニ
ット79を複数段にした場合には、各ユニット79にフ
レーム駆動用モータ39を取付けて、各ユニット79の
移動フレーム16,17を同時且つ独自に駆動するよう
にしても良いし、一つのユニット79のみにフレーム駆
動用モータ39を設けて、図17に一点鎖線で示すよう
に、各ピニオンギヤ30を1本の回転軸41で回転する
ように構成しても良い。
【0042】また、荷物の横幅が大きく異なっても対応
できるように、例えば本願出願人が特願平7−2000
55号に開示したような手段で、荷物載置部9の幅寸法
を調節可能にするすることが望ましいが、本願発明のよ
うにフレーム駆動用モータ39を固定フレーム15に固
着した構成にすると、前後フレーム15,16,17間
の間隔を異ならせることが容易となる。
【0043】以上、本願発明の実施例を説明したが、本
願発明は更に種々の形態に具体化できることは言うまで
もない。例えば移動フレームやピッカーの駆動手段は実
施例のようなモータには限らず、例えばロータリーソレ
ノイド等の他の駆動手段を採用できるのであり、また、
ピッカーの形態も両第2移動フレーム間に跨がるバー状
に形成するなど、他の形態にしても良いのである。
【0044】更に本願発明の出し入れ装置は、スタッカ
クレーンタイプの移動台車を備えた自動倉庫や、昇降の
みする移動台車を備えた自動倉庫にも適用できる。加え
て、移動フレームは必ずしも2段式にする必要はなく、
1段式又は3段式以上であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略斜視図である。
【図2】移動台車の概略斜視図である。
【図3】移動台車の平面図である。
【図4】移動フレームの駆動系統を模式的に示す斜視図
である。
【図5】固定フレームの取付け状態を示す図で、(A)
は斜視図、(B)は平面図である。
【図6】(A)は移動フレームの駆動機構を示す斜視
図、(B)は(A)のB−B視断面図である。
【図7】図3のVII−VII視断面図である。
【図8】(A)は図3のVIIIA −VIIIA 視断面図、
(B)は第1移動フレームを進退動させるためのチェー
ンの取付け状態を模式的に示す図である。
【図9】(A)は図8のIXA−IXA視図、(B)は移動
フレームの移動状態を模式的に示す図である。
【図10】(A)は第2移動フレームの中央部の斜視
図、(B)は第2移動フレームの端部の斜視図である。
【図11】(A)は第2移動フレームの中央部の断面
図、(B)は(A)の正面図である。
【図12】第2移動フレームの端部の正面図である。
【図13】(A)は図12のXIIIA −XIIIA 視断面図、
(B)は(A)のB−B視断面図である。
【図14】図12のXIV−XIV視平断面図である。
【図15】ピッカーの作用を示す図である。
【図16】ピッカーの作用を示す図である。
【図17】取り出し装置を2段式にした場合の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 移動台車 2 レール 3 棚 8 移動台車の本体 15 固定フレーム 16 第1移動フレーム 17 第2移動フレーム 18 ピッカー 21 ブラケット 39 フレーム駆動用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棚の前面に沿って走行する移動台車に、棚
    との間に荷物を載せ替え自在な荷物載置部を設け、更に
    前記移動台車のうち前記荷物載置部を挟んだ少なくとも
    一方の部位に、棚の奥行き方向に沿って延びる固定フレ
    ームを設け、この固定フレームに、棚の内部に向けて進
    退動自在な移動フレームを装着し、該移動フレームに、
    ピッカーを、荷物を押し引きし得る姿勢と荷物に接触し
    ない姿勢とに変更自在に取付けて成る自動倉庫におい
    て、 前記固定フレームを、移動台車の本体に対してボルト等
    による締結にて着脱自在に固着し、この固定フレーム
    に、前記移動フレームを進退動させるためのモータ等の
    駆動手段を取付け、更に、移動フレーム又は固定フレー
    ムに、前記ピッカーの駆動手段を設けたこと、を特徴と
    する自動倉庫における荷物出し入れ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105947692A (zh) * 2016-06-24 2016-09-21 成都天航智虹企业管理咨询有限公司 一种码坯机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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