JPH09123642A - 配送伝票 - Google Patents
配送伝票Info
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- JPH09123642A JPH09123642A JP30525295A JP30525295A JPH09123642A JP H09123642 A JPH09123642 A JP H09123642A JP 30525295 A JP30525295 A JP 30525295A JP 30525295 A JP30525295 A JP 30525295A JP H09123642 A JPH09123642 A JP H09123642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delivery
- slip
- sticking
- adhesive
- delayed tack
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】貼付票に設けられている配送品に対する取付の
ための手段を、通常の状態では接着することがなく、所
要の条件を加えるとそれ以降粘着性を維持できるディレ
ードタック型粘着剤とし、剥離紙を使用しなくても済む
ようにして配送伝票の貼付が容易に行えるようにする。 【解決手段】貼付票2の裏面側の貼着面にディレードタ
ック型粘着剤4を設けた。
ための手段を、通常の状態では接着することがなく、所
要の条件を加えるとそれ以降粘着性を維持できるディレ
ードタック型粘着剤とし、剥離紙を使用しなくても済む
ようにして配送伝票の貼付が容易に行えるようにする。 【解決手段】貼付票2の裏面側の貼着面にディレードタ
ック型粘着剤4を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配送品に貼着して配
送品の管理などを行えるようにした配送伝票に関するも
のである。
送品の管理などを行えるようにした配送伝票に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から配送伝票は差
出人側控え、受取人側控え、配送ルート上での管理など
に使用される送付票、受領確認などを行う配達票など各
種の帳票が重ね合わされた構成とされ、そして、配送品
に貼着させることができるように予め裏面側に常時粘着
性のある粘着剤が塗布されている貼付票を備えているも
のであり、また、前記貼付票単体にてその表面に各種の
配送情報の記載欄などを備えて配送伝票を構成している
場合もある。その使用に際しては所要の配送情報を書き
込んでから前記貼付票の粘着剤を覆っている剥離紙を剥
ぎ取り、配送品に貼着している。このように配送伝票に
おける貼付票は裏面側に粘着剤と剥離紙とを有する構成
となっているものが一般的に使用されている。しかしな
がら、貼着に際して剥ぎ取られる剥離紙はその後には不
要であって、剥離紙の表面の滑性が高いために剥ぎ取っ
た剥離紙が多くなるとこれらが散乱し易くなり、剥離紙
を踏んで転倒するなどの事故も生じ易くなるという問題
がある。また、配送情報の記載をプリンタなどの出力機
器を用いて行い配送伝票の発行業務を合理化するように
なってきているが、剥離紙の存在により配送伝票全体の
厚みが増して、スムーズなプリントが行いないという問
題がある。
出人側控え、受取人側控え、配送ルート上での管理など
に使用される送付票、受領確認などを行う配達票など各
種の帳票が重ね合わされた構成とされ、そして、配送品
に貼着させることができるように予め裏面側に常時粘着
性のある粘着剤が塗布されている貼付票を備えているも
のであり、また、前記貼付票単体にてその表面に各種の
配送情報の記載欄などを備えて配送伝票を構成している
場合もある。その使用に際しては所要の配送情報を書き
込んでから前記貼付票の粘着剤を覆っている剥離紙を剥
ぎ取り、配送品に貼着している。このように配送伝票に
おける貼付票は裏面側に粘着剤と剥離紙とを有する構成
となっているものが一般的に使用されている。しかしな
がら、貼着に際して剥ぎ取られる剥離紙はその後には不
要であって、剥離紙の表面の滑性が高いために剥ぎ取っ
た剥離紙が多くなるとこれらが散乱し易くなり、剥離紙
を踏んで転倒するなどの事故も生じ易くなるという問題
がある。また、配送情報の記載をプリンタなどの出力機
器を用いて行い配送伝票の発行業務を合理化するように
なってきているが、剥離紙の存在により配送伝票全体の
厚みが増して、スムーズなプリントが行いないという問
題がある。
【0003】剥離紙の使用を止めるために上記粘着剤に
代えて、貼着票の裏面に通常では接着することがなく、
熱、圧、水などの接着条件を付与することにより接着す
る接着剤を塗布することも考えられている。しかし、感
熱接着剤、感圧接着剤を用いた場合は配送品に配送伝票
を当接させた状態で熱、圧を付与しなければならず、配
送品の形状、表面の平滑性により安定した接着が行えな
い場合が生じる。そして、貼着装置などを用いて機械的
に貼着する場合にも配送品の形状、表面の状態によって
貼着が行えないという問題がある。
代えて、貼着票の裏面に通常では接着することがなく、
熱、圧、水などの接着条件を付与することにより接着す
る接着剤を塗布することも考えられている。しかし、感
熱接着剤、感圧接着剤を用いた場合は配送品に配送伝票
を当接させた状態で熱、圧を付与しなければならず、配
送品の形状、表面の平滑性により安定した接着が行えな
い場合が生じる。そして、貼着装置などを用いて機械的
に貼着する場合にも配送品の形状、表面の状態によって
貼着が行えないという問題がある。
【0004】さらに、配送伝票が貼付票の上位に複数枚
の帳票を重ね合わせて構成されていて貼付票の裏面に感
熱接着剤や感圧接着剤が設けられている場合、加熱時、
加圧時に配送伝票の表面側から熱、圧を与えるため、貼
着票裏面の接着剤に所定の熱、圧が付与され難く充分な
接着条件を付与することが困難であった。また、再湿性
接着剤も接着剤に水を噴霧、或いは水を塗布するなどす
るために水の管理が大変難しい。即ち、過度の加湿によ
り貼付票自体の強度が低下して破損し易くなるなど、加
湿管理が難しく作業性が大変悪いものであった。
の帳票を重ね合わせて構成されていて貼付票の裏面に感
熱接着剤や感圧接着剤が設けられている場合、加熱時、
加圧時に配送伝票の表面側から熱、圧を与えるため、貼
着票裏面の接着剤に所定の熱、圧が付与され難く充分な
接着条件を付与することが困難であった。また、再湿性
接着剤も接着剤に水を噴霧、或いは水を塗布するなどす
るために水の管理が大変難しい。即ち、過度の加湿によ
り貼付票自体の強度が低下して破損し易くなるなど、加
湿管理が難しく作業性が大変悪いものであった。
【0005】そこで本発明は上記事情に鑑み、貼付票に
設けられている配送品に対する取付のための手段が、通
常の状態では接着することがなく、所要の条件を加える
とそれ以降粘着性を維持できるようにすることを課題と
し、上記剥離紙を使用しなくても済むようにし、配送伝
票の貼付が容易に行えるようにすることを目的とする。
設けられている配送品に対する取付のための手段が、通
常の状態では接着することがなく、所要の条件を加える
とそれ以降粘着性を維持できるようにすることを課題と
し、上記剥離紙を使用しなくても済むようにし、配送伝
票の貼付が容易に行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、配送品に貼着する貼付票を備え、
その貼付票の裏面側の貼着面にディレードタック型粘着
剤が設けられていることを特徴とする配送伝票を提供し
て、上記課題を解消するものである。本発明にあっては
ディレードタック型粘着剤を使用するものであって、こ
のディレードタック型粘着剤は、通常では粘着すること
がなく、熱の付与(加熱であり例えば温風を吹き付け
る)により、その加熱後には常時粘着性を有するように
なるもので、普通のラベルの裏面側に設けられている粘
着剤のように粘着性を発揮するようになる。
してなされたもので、配送品に貼着する貼付票を備え、
その貼付票の裏面側の貼着面にディレードタック型粘着
剤が設けられていることを特徴とする配送伝票を提供し
て、上記課題を解消するものである。本発明にあっては
ディレードタック型粘着剤を使用するものであって、こ
のディレードタック型粘着剤は、通常では粘着すること
がなく、熱の付与(加熱であり例えば温風を吹き付け
る)により、その加熱後には常時粘着性を有するように
なるもので、普通のラベルの裏面側に設けられている粘
着剤のように粘着性を発揮するようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図7に示
す実施例に基づいて詳細に説明する。図1と図2とは第
一の例を示していて、配送伝票1は配送品に貼付するこ
とのできる一枚の貼付票2から構成されている。その貼
付票2の表面には配送品の受取人住所氏名や差出人住所
氏名、配送品の種別などの配送情報を記載する配送情報
記載部3が設けられているとともに、注意事項などの所
要の固定情報が予め設けられている。そして、この配送
伝票1にあっては、図2の断面で示されているように配
送品に貼付するための手段となるディレードタック型粘
着剤4が貼付票2の裏面に直接塗布されている。なお、
貼付票2の両サイドにはプリンタなどのフィード装置に
対応するためのマージナルパンチ5が設けられている。
す実施例に基づいて詳細に説明する。図1と図2とは第
一の例を示していて、配送伝票1は配送品に貼付するこ
とのできる一枚の貼付票2から構成されている。その貼
付票2の表面には配送品の受取人住所氏名や差出人住所
氏名、配送品の種別などの配送情報を記載する配送情報
記載部3が設けられているとともに、注意事項などの所
要の固定情報が予め設けられている。そして、この配送
伝票1にあっては、図2の断面で示されているように配
送品に貼付するための手段となるディレードタック型粘
着剤4が貼付票2の裏面に直接塗布されている。なお、
貼付票2の両サイドにはプリンタなどのフィード装置に
対応するためのマージナルパンチ5が設けられている。
【0008】上述したように、上記ディレードタック型
粘着剤4は粘着剤ではあるが、通常では粘着することが
なくとがなく、熱を与えることでその加熱後には常時粘
着性を有するようになる。そして、このディレードタッ
ク型粘着剤は具体的には以下の物質からなる。即ち、エ
チレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−メチル
メタクリル酸共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−
エチレン共重合体、ポリメタクリル酸ブチル、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、酢酸ビニル−アリル酸2
−エチルヘキシル共重合体、ビニルピロリドン−スチレ
ン共重合体、ビニルピロリドン−アクリル酸エチル共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレア樹脂などの熱接着性
樹脂、また、ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリ
スリト−ル変性ロジン、石油樹脂、インデン樹脂、エチ
ルセルロース、αメチルスリレン−ビニルトルエン共重
合体、テンペル油重合体、テンペルフェノール重合体な
どの粘着付与剤、そして、フタル酸ジヒドロアビエチ
ル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジフェニル、イソフ
タル酸ジメチル、安息香酸ステルロース、トリ安息香酸
エチレングリコール、テトラ安息香酸トリメチロールエ
タン、クエン酸トリシクロヘキシル、ステアリン酸メト
キシエチル−尿素錯体などの可塑剤が挙げられる。さら
に、必要に応じ、ワックス、酸化防止剤、乾燥剤、潤滑
剤などの添加剤が添加されてなるものである。
粘着剤4は粘着剤ではあるが、通常では粘着することが
なくとがなく、熱を与えることでその加熱後には常時粘
着性を有するようになる。そして、このディレードタッ
ク型粘着剤は具体的には以下の物質からなる。即ち、エ
チレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−メチル
メタクリル酸共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−
エチレン共重合体、ポリメタクリル酸ブチル、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、酢酸ビニル−アリル酸2
−エチルヘキシル共重合体、ビニルピロリドン−スチレ
ン共重合体、ビニルピロリドン−アクリル酸エチル共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレア樹脂などの熱接着性
樹脂、また、ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリ
スリト−ル変性ロジン、石油樹脂、インデン樹脂、エチ
ルセルロース、αメチルスリレン−ビニルトルエン共重
合体、テンペル油重合体、テンペルフェノール重合体な
どの粘着付与剤、そして、フタル酸ジヒドロアビエチ
ル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジフェニル、イソフ
タル酸ジメチル、安息香酸ステルロース、トリ安息香酸
エチレングリコール、テトラ安息香酸トリメチロールエ
タン、クエン酸トリシクロヘキシル、ステアリン酸メト
キシエチル−尿素錯体などの可塑剤が挙げられる。さら
に、必要に応じ、ワックス、酸化防止剤、乾燥剤、潤滑
剤などの添加剤が添加されてなるものである。
【0009】一枚の貼付票2からなる上記配送伝票1を
使用するに際しては、まず、貼付票2の表面にある配送
情報記載部3に所要の配送情報が記載される。この時点
ではディレードタック型粘着剤4に対して熱が付与され
ていない状態であるため、粘着することはない。配送情
報の記入など所要の記載が終了してから前記ディレード
タック型粘着剤4に、例えば温風を吹き当てなるなどの
方法で熱を付与して粘着作用を生じさせる。そして、こ
の配送伝票1を配送品の表面に合わせることで貼付され
ることになる。また、前記配送情報記入部に配送情報を
プリンタなどの機器にて複数の配送伝票に対して連続的
に出力し、貼着機構などの機械に保持されている配送伝
票が配送品に合わせあれる直前に、ディレードタック型
粘着剤に熱を付与して粘着性を生じさせて、配送伝票を
順次配送品に貼着させるようにすることもかのうであ
る。なお、配送伝票を機械的な手段により配送品に貼り
合わせる場合、配送品の形状が小さいと配送伝票の一部
分がその配送品の表面から浮いて離れた状態となるが、
貼付票裏面のディレードタック型粘着剤には粘着作用が
生じているため、後作業でその離れている部分を配送品
に貼着させるようにすればよく、多大の手間を要するも
のにはならない。
使用するに際しては、まず、貼付票2の表面にある配送
情報記載部3に所要の配送情報が記載される。この時点
ではディレードタック型粘着剤4に対して熱が付与され
ていない状態であるため、粘着することはない。配送情
報の記入など所要の記載が終了してから前記ディレード
タック型粘着剤4に、例えば温風を吹き当てなるなどの
方法で熱を付与して粘着作用を生じさせる。そして、こ
の配送伝票1を配送品の表面に合わせることで貼付され
ることになる。また、前記配送情報記入部に配送情報を
プリンタなどの機器にて複数の配送伝票に対して連続的
に出力し、貼着機構などの機械に保持されている配送伝
票が配送品に合わせあれる直前に、ディレードタック型
粘着剤に熱を付与して粘着性を生じさせて、配送伝票を
順次配送品に貼着させるようにすることもかのうであ
る。なお、配送伝票を機械的な手段により配送品に貼り
合わせる場合、配送品の形状が小さいと配送伝票の一部
分がその配送品の表面から浮いて離れた状態となるが、
貼付票裏面のディレードタック型粘着剤には粘着作用が
生じているため、後作業でその離れている部分を配送品
に貼着させるようにすればよく、多大の手間を要するも
のにはならない。
【0010】図3と図4は第二の例を示していて、この
第二の例における配送伝票1は貼付票6と配達票7とを
同一平面に分離可能に並設した状態で備えているもので
ある。前記貼付票6と配達票7とは一枚の基材8の上面
に位置していて、貼付票6の裏面に塗布された接着剤9
を介してこの貼付票6が基材8の表面側に接着固定され
ており、また、前記配達票7の裏面に塗布された接着手
段10を介してこの配達票7が基材8の表面側に剥離可
能に貼り合わされている。前記接着手段10は例えば弱
接着力の接着剤であり、必要時に配達票7を基材8から
剥ぎ取り他の個所に貼り付けることができるようにして
いる。また、配達票7の裏面に対応する基材8の上面に
剥離剤が予め塗布されており、通常の接着剤からなる接
着手段10をその配達票7の裏面に塗布するようにして
おいてもよい。この場合に、貼付票6と配達票7とのそ
れぞれ裏面に同一の接着剤を塗布しておき、スリットな
どで分断されている一方の貼付票6が基材8に固定さ
れ、他方の配達票7が基材8に対して剥離可能となる。
第二の例における配送伝票1は貼付票6と配達票7とを
同一平面に分離可能に並設した状態で備えているもので
ある。前記貼付票6と配達票7とは一枚の基材8の上面
に位置していて、貼付票6の裏面に塗布された接着剤9
を介してこの貼付票6が基材8の表面側に接着固定され
ており、また、前記配達票7の裏面に塗布された接着手
段10を介してこの配達票7が基材8の表面側に剥離可
能に貼り合わされている。前記接着手段10は例えば弱
接着力の接着剤であり、必要時に配達票7を基材8から
剥ぎ取り他の個所に貼り付けることができるようにして
いる。また、配達票7の裏面に対応する基材8の上面に
剥離剤が予め塗布されており、通常の接着剤からなる接
着手段10をその配達票7の裏面に塗布するようにして
おいてもよい。この場合に、貼付票6と配達票7とのそ
れぞれ裏面に同一の接着剤を塗布しておき、スリットな
どで分断されている一方の貼付票6が基材8に固定さ
れ、他方の配達票7が基材8に対して剥離可能となる。
【0011】そして、この配送伝票1における上記基材
8の裏面にはディレードタック型粘着剤4が設けられて
おり、上記第一の例と同じように熱が付与される前にあ
ってはそのディレードタック型粘着剤4は接着しないも
のである。そして、上記貼付票6及び配達票7それぞれ
には配送情報記載部3が設けられていて、この配送情報
記入部3に配送情報を記入した後、ディレードタック型
粘着剤4に熱を付与して粘着性を生じさせてこの配送伝
票1を配送品の表面に貼着することになる。その後、必
要時(例えば、配送品を受け渡して受領印を受ける時)
に前記配達票7を基材から剥ぎ取るようにする。勿論、
前記貼付票は配送品と一体となっている。
8の裏面にはディレードタック型粘着剤4が設けられて
おり、上記第一の例と同じように熱が付与される前にあ
ってはそのディレードタック型粘着剤4は接着しないも
のである。そして、上記貼付票6及び配達票7それぞれ
には配送情報記載部3が設けられていて、この配送情報
記入部3に配送情報を記入した後、ディレードタック型
粘着剤4に熱を付与して粘着性を生じさせてこの配送伝
票1を配送品の表面に貼着することになる。その後、必
要時(例えば、配送品を受け渡して受領印を受ける時)
に前記配達票7を基材から剥ぎ取るようにする。勿論、
前記貼付票は配送品と一体となっている。
【0012】図5と図6とは第三の例を示していて、こ
の第三の例である配送伝票1は複数枚の帳票からなり封
筒型の構造を有しているものである。図に示すように配
達伝票1は、所要の配送情報を記入する配送情報記載部
3を有して封筒上紙の役割をなす貼付票11と裏面に上
記ディレードタック型粘着剤4が塗布されている封筒下
紙12との三周辺を綴じ合わせて一辺側を開口した封筒
部13を有し、この封筒部13の内部にそれぞれ配送情
報記載部3を備えている複数の送付票14が分離可能に
綴じ込まれており、送付票14の端部側を封筒部13の
開口から表出させている。そして、通常の封筒型の配送
伝票と同じように、前記貼付票11における配送情報記
載部3と送付票14における配送情報記載部3とは上下
に重なる位置にあり、そして、最上位となる貼付票11
の配送情報記載部3に配送情報を記載すると、下位にあ
る送付票14の配送情報記入部3それぞれに前記配送情
報が同時に複写される構成とされている。この封筒型と
した配送伝票1の上記封筒下紙12に設けたディレード
タック型粘着剤4も前述した第一の例、第二の例と同じ
ように熱が付与されるまでは粘着しない。そして、この
配送伝票1を使用するに際しては貼付票11の配送情報
記載部3に所要の配送情報を記載し、その後に前記ディ
レードタック型粘着剤4に熱を付与して粘着性を生じさ
せて配送伝票を配送品に貼着する。この封筒型の配送伝
票の場合には配送途中で前記送付票が抜き取られ、その
送付票に記載された情報に基づいて業務の管理などが行
われ、また、配送品には貼付票を上位にして取り付けら
れており、その貼付票に記載されている配送情報に基づ
いて配送業務を行うことになる。
の第三の例である配送伝票1は複数枚の帳票からなり封
筒型の構造を有しているものである。図に示すように配
達伝票1は、所要の配送情報を記入する配送情報記載部
3を有して封筒上紙の役割をなす貼付票11と裏面に上
記ディレードタック型粘着剤4が塗布されている封筒下
紙12との三周辺を綴じ合わせて一辺側を開口した封筒
部13を有し、この封筒部13の内部にそれぞれ配送情
報記載部3を備えている複数の送付票14が分離可能に
綴じ込まれており、送付票14の端部側を封筒部13の
開口から表出させている。そして、通常の封筒型の配送
伝票と同じように、前記貼付票11における配送情報記
載部3と送付票14における配送情報記載部3とは上下
に重なる位置にあり、そして、最上位となる貼付票11
の配送情報記載部3に配送情報を記載すると、下位にあ
る送付票14の配送情報記入部3それぞれに前記配送情
報が同時に複写される構成とされている。この封筒型と
した配送伝票1の上記封筒下紙12に設けたディレード
タック型粘着剤4も前述した第一の例、第二の例と同じ
ように熱が付与されるまでは粘着しない。そして、この
配送伝票1を使用するに際しては貼付票11の配送情報
記載部3に所要の配送情報を記載し、その後に前記ディ
レードタック型粘着剤4に熱を付与して粘着性を生じさ
せて配送伝票を配送品に貼着する。この封筒型の配送伝
票の場合には配送途中で前記送付票が抜き取られ、その
送付票に記載された情報に基づいて業務の管理などが行
われ、また、配送品には貼付票を上位にして取り付けら
れており、その貼付票に記載されている配送情報に基づ
いて配送業務を行うことになる。
【0013】複数枚の帳票から構成されている第三の例
の配送伝票を、貼付票と封筒下紙とからなる封筒部の内
部に複数枚の送付票を分離可能に綴じ合わせたものとし
て説明したが、本発明において複数枚の帳票からなる配
送伝票はこれに限定されるものではない。例えば、図7
に示すように、最上位である貼付票11の下位に、縦寸
がその貼付票11の縦寸より小さい複数枚の送付票14
が分離可能に綴じ合わされた形態の配送伝票1にあって
は、送付票14に重ならない位置であって前記貼付票1
1の裏面三周辺に沿う位置にディレードタック型粘着剤
4を設けるようにすることができる。そして、必要時に
このディレードタック型粘着剤に熱を付与すればよい。
勿論、貼付票の下位における最上位の帳票をその貼付票
の裏面に貼着させるものでは、その貼付票の裏面に全体
的にディレードタック型粘着剤を設けるようにしてもよ
い。
の配送伝票を、貼付票と封筒下紙とからなる封筒部の内
部に複数枚の送付票を分離可能に綴じ合わせたものとし
て説明したが、本発明において複数枚の帳票からなる配
送伝票はこれに限定されるものではない。例えば、図7
に示すように、最上位である貼付票11の下位に、縦寸
がその貼付票11の縦寸より小さい複数枚の送付票14
が分離可能に綴じ合わされた形態の配送伝票1にあって
は、送付票14に重ならない位置であって前記貼付票1
1の裏面三周辺に沿う位置にディレードタック型粘着剤
4を設けるようにすることができる。そして、必要時に
このディレードタック型粘着剤に熱を付与すればよい。
勿論、貼付票の下位における最上位の帳票をその貼付票
の裏面に貼着させるものでは、その貼付票の裏面に全体
的にディレードタック型粘着剤を設けるようにしてもよ
い。
【0014】なお、上記例ではそれぞれ単体としての配
送伝票が示されているが、情報出力機器などへの対応を
図るために複数が連続した状態で提供されることもあ
り、連続状態にある複数の配送伝票はジグザグ状に折り
重ねられて保管される。連続した複数の配送伝票をジグ
ザグ状に折り重ねると一組ごとに上記ディレードタック
型粘着剤が接し合うことになる。上述したようにディレ
ードタック型粘着剤は通常は粘着性を表さないため、前
述のようにディレードタック型粘着剤同士が接しても互
いに粘着することはない。しかし、その保管する保管す
る環境が例えば高温多湿であるような場合には、若干の
粘着性を示して相互に接している部分で粘着し合う可能
性があり、ブロッキングを生じることになる。この点を
考慮して、例えば前記ディレードタック型粘着剤を帯状
に塗布し、さらに、前記折り重ねの際に粘着剤同士が相
対しないように配送伝票ごとに粘着剤塗布パターンをズ
ラすようにする。勿論、ディレードタック型粘着剤を帯
状に設けるだけに限らず、点状、市松状など各種のパタ
ーンを採用することが可能である。
送伝票が示されているが、情報出力機器などへの対応を
図るために複数が連続した状態で提供されることもあ
り、連続状態にある複数の配送伝票はジグザグ状に折り
重ねられて保管される。連続した複数の配送伝票をジグ
ザグ状に折り重ねると一組ごとに上記ディレードタック
型粘着剤が接し合うことになる。上述したようにディレ
ードタック型粘着剤は通常は粘着性を表さないため、前
述のようにディレードタック型粘着剤同士が接しても互
いに粘着することはない。しかし、その保管する保管す
る環境が例えば高温多湿であるような場合には、若干の
粘着性を示して相互に接している部分で粘着し合う可能
性があり、ブロッキングを生じることになる。この点を
考慮して、例えば前記ディレードタック型粘着剤を帯状
に塗布し、さらに、前記折り重ねの際に粘着剤同士が相
対しないように配送伝票ごとに粘着剤塗布パターンをズ
ラすようにする。勿論、ディレードタック型粘着剤を帯
状に設けるだけに限らず、点状、市松状など各種のパタ
ーンを採用することが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配送伝票
は、配送品に貼着する貼付票を備え、その貼付票の裏面
側の貼着面にディレードタック型粘着剤が設けられてい
ることを特徴とするものである。このように、通常は粘
着することがなく、熱の付与によって粘着性を有するデ
ィレードタック型粘着剤を用いているので、剥離紙を必
要とすることがなく経済的であり、配送伝票が薄手にな
ってプリンタなどの印刷機器に装填し易く、この印刷機
器を用いて配送伝票への情報出力を効率的に行えるよう
になる。また、加熱した後には常時粘着性を有するよう
になるため、通常のラベルと同様に配送品への貼着が容
易に行える。さらに、従来では感熱接着剤や感圧接着剤
を用いたものにあっては、配送伝票を配送品の上に置い
て保持して加熱、加圧していたが、本発明では加熱、加
圧する必要がなく、配送品に乗せ置く前にディレードタ
ック型粘着剤に直接熱気を当てればよいため、貼付票の
上位に多数の帳票が存在していてもディレードタック型
粘着剤に何ら支承なく粘着性を生じさせることができる
など、実用性に優れた効果を奏するものである。
は、配送品に貼着する貼付票を備え、その貼付票の裏面
側の貼着面にディレードタック型粘着剤が設けられてい
ることを特徴とするものである。このように、通常は粘
着することがなく、熱の付与によって粘着性を有するデ
ィレードタック型粘着剤を用いているので、剥離紙を必
要とすることがなく経済的であり、配送伝票が薄手にな
ってプリンタなどの印刷機器に装填し易く、この印刷機
器を用いて配送伝票への情報出力を効率的に行えるよう
になる。また、加熱した後には常時粘着性を有するよう
になるため、通常のラベルと同様に配送品への貼着が容
易に行える。さらに、従来では感熱接着剤や感圧接着剤
を用いたものにあっては、配送伝票を配送品の上に置い
て保持して加熱、加圧していたが、本発明では加熱、加
圧する必要がなく、配送品に乗せ置く前にディレードタ
ック型粘着剤に直接熱気を当てればよいため、貼付票の
上位に多数の帳票が存在していてもディレードタック型
粘着剤に何ら支承なく粘着性を生じさせることができる
など、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る配送伝票の第一の例を示す説明図
である。
である。
【図2】同じく第一の例を断面で示す説明図である。
【図3】第二の例を示す説明図である。
【図4】同じく第二の例を断面で示す説明図である。
【図5】第三の例を示す説明図である。
【図6】同じく第三の例を断面で示す説明図である。
【図7】他の例を貼付票の裏面側から見た状態で示す説
明図である。
明図である。
1…配送伝票 2,6,11…貼付票 4…ディレードタック型粘着剤
Claims (1)
- 【請求項1】配送品に貼着する貼付票を備え、その貼付
票の裏面側の貼着面にディレードタック型粘着剤が設け
られていることを特徴とする配送伝票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30525295A JPH09123642A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 配送伝票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30525295A JPH09123642A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 配送伝票 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123642A true JPH09123642A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17942870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30525295A Pending JPH09123642A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 配送伝票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123642A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002351326A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Toppan Forms Co Ltd | 配送伝票及び配送伝票用シート |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30525295A patent/JPH09123642A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002351326A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Toppan Forms Co Ltd | 配送伝票及び配送伝票用シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |