JPH09123408A - 印刷物の濃度測定装置 - Google Patents
印刷物の濃度測定装置Info
- Publication number
- JPH09123408A JPH09123408A JP7284714A JP28471495A JPH09123408A JP H09123408 A JPH09123408 A JP H09123408A JP 7284714 A JP7284714 A JP 7284714A JP 28471495 A JP28471495 A JP 28471495A JP H09123408 A JPH09123408 A JP H09123408A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的ドリフトや光学的ドリフトに影響され
ずに濃度を測定できるようにする。 【解決手段】 テレビカメラ３の視野内に参照物５と測
定視野６を入れ、ウエブ１の特定部分がテレビカメラ３
の位置を通過する瞬間に、版胴８の軸に接続したエンコ
ーダ９の出力パルスに基づきタイミング制御回路１０で
算出して発光器４を発光させ、テレビカメラ３で特定部
分を参照物と共に撮像する。濃度演算部１２では参照物
の参照領域の平均濃度と特定部分の測定領域の平均濃度
を求め、その比を演算する。
ずに濃度を測定できるようにする。 【解決手段】 テレビカメラ３の視野内に参照物５と測
定視野６を入れ、ウエブ１の特定部分がテレビカメラ３
の位置を通過する瞬間に、版胴８の軸に接続したエンコ
ーダ９の出力パルスに基づきタイミング制御回路１０で
算出して発光器４を発光させ、テレビカメラ３で特定部
分を参照物と共に撮像する。濃度演算部１２では参照物
の参照領域の平均濃度と特定部分の測定領域の平均濃度
を求め、その比を演算する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は同一絵柄を繰り返し
て印刷した走行中の印刷物の濃度を測定する印刷物の濃
度測定装置に関する。
て印刷した走行中の印刷物の濃度を測定する印刷物の濃
度測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】版胴により同一絵柄を繰り返し印刷した
印刷物を走行中にテレビカメラ等で撮像し、所定領域を
取り出し、その領域の濃度を測定して印刷が適正に行わ
れているかの検査が行われている。濃度を測定する場
合、ある基準の濃度と測定した濃度との比を求め、この
濃度比が印刷中に変化したかを調べる。このような基準
の濃度の取り方として、印刷開始時に以降の濃度測定条
件と同じ条件下で白色の較正板を印刷物の位置に載置
し、これを撮像してその出力電圧を白の参照濃度値とし
て記憶し、測定中所定領域の平均濃度を求めて、白の参
照濃度値との濃度比をとり、この濃度比が印刷中変化す
るかを調べる。
印刷物を走行中にテレビカメラ等で撮像し、所定領域を
取り出し、その領域の濃度を測定して印刷が適正に行わ
れているかの検査が行われている。濃度を測定する場
合、ある基準の濃度と測定した濃度との比を求め、この
濃度比が印刷中に変化したかを調べる。このような基準
の濃度の取り方として、印刷開始時に以降の濃度測定条
件と同じ条件下で白色の較正板を印刷物の位置に載置
し、これを撮像してその出力電圧を白の参照濃度値とし
て記憶し、測定中所定領域の平均濃度を求めて、白の参
照濃度値との濃度比をとり、この濃度比が印刷中変化す
るかを調べる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】基準となる白色の較正
板の撮像は本番の印刷開始前に本番の測定と同一条件で
行われ、この時のデータを記憶しておくが、電気的ドリ
フトや光学的ドリフトなどにより撮像の都度全く同一の
測定条件を再現することが難しい。また基準の較正板を
撮像カメラの視野に入れるため、従来作業員がこれらの
入れ換えを手動で行っていたが、これは作業員にとって
かなりの負担となっていた。
板の撮像は本番の印刷開始前に本番の測定と同一条件で
行われ、この時のデータを記憶しておくが、電気的ドリ
フトや光学的ドリフトなどにより撮像の都度全く同一の
測定条件を再現することが難しい。また基準の較正板を
撮像カメラの視野に入れるため、従来作業員がこれらの
入れ換えを手動で行っていたが、これは作業員にとって
かなりの負担となっていた。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、測定装置の電気的ドリフトや光学的ドリフトに
影響されずに濃度を測定できるようにすることを目的と
する。
もので、測定装置の電気的ドリフトや光学的ドリフトに
影響されずに濃度を測定できるようにすることを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１の発明は、同一絵柄が繰り返し印刷された印刷
物を撮像する撮像手段と、この撮像手段の視野内に設け
られた参照物と、前記撮像手段の撮像位置を印刷物の特
定部分が通過する瞬間、取込トリガを発生するタイミン
グ制御手段と、この取込トリガに同期して前記撮像位置
を通過する印刷物の特定部分と前記参照物を照射する発
光手段と、前記撮像手段の撮像した画像を記憶する画像
メモリと、この画像メモリから前記画像を読み出し、前
記参照物の参照領域の平均濃度と前記特定部分の測定領
域の平均濃度とを演算し比較する濃度演算手段とを備え
る。
請求項１の発明は、同一絵柄が繰り返し印刷された印刷
物を撮像する撮像手段と、この撮像手段の視野内に設け
られた参照物と、前記撮像手段の撮像位置を印刷物の特
定部分が通過する瞬間、取込トリガを発生するタイミン
グ制御手段と、この取込トリガに同期して前記撮像位置
を通過する印刷物の特定部分と前記参照物を照射する発
光手段と、前記撮像手段の撮像した画像を記憶する画像
メモリと、この画像メモリから前記画像を読み出し、前
記参照物の参照領域の平均濃度と前記特定部分の測定領
域の平均濃度とを演算し比較する濃度演算手段とを備え
る。
【０００６】かかる構成により、撮像手段は発光したと
きの画像を撮像すると、印刷物の特定部（例えば印刷さ
れている１画面全て、またはこの一部分）と参照物が撮
像される。濃度演算手段は参照物の一定領域を参照領域
とし、この平均濃度と印刷物の特定部の一定領域を判定
領域とし、この平均濃度の比などをとり比較することに
より印刷物の濃度の変化などを検出することができる。
このように参照領域と測定領域とを同一画面内に撮像す
ることができるので両領域の撮像条件は走行物の走行中
も常時同一となり、濃度を精度よく測定することができ
る。
きの画像を撮像すると、印刷物の特定部（例えば印刷さ
れている１画面全て、またはこの一部分）と参照物が撮
像される。濃度演算手段は参照物の一定領域を参照領域
とし、この平均濃度と印刷物の特定部の一定領域を判定
領域とし、この平均濃度の比などをとり比較することに
より印刷物の濃度の変化などを検出することができる。
このように参照領域と測定領域とを同一画面内に撮像す
ることができるので両領域の撮像条件は走行物の走行中
も常時同一となり、濃度を精度よく測定することができ
る。
【０００７】請求項２の発明は、同一絵柄が繰り返し印
刷された印刷物を撮像する撮像手段と、この撮像手段の
視野内に設けられた参照物と、前記印刷物と前記参照物
を照明する照明手段と、前記撮像手段の撮像位置を印刷
物の特定部分が通過する瞬間、取込トリガを発生し、こ
の取込トリガにより前記撮像手段に撮像開始を指示する
タイミング制御手段と、前記撮像手段の撮像した画像を
記憶する画像メモリと、この画像メモリから前記画像を
読み出し、前記参照物の参照領域の平均濃度と前記特定
部分の測定領域の平均濃度とを演算し比較する濃度演算
手段とを備える。
刷された印刷物を撮像する撮像手段と、この撮像手段の
視野内に設けられた参照物と、前記印刷物と前記参照物
を照明する照明手段と、前記撮像手段の撮像位置を印刷
物の特定部分が通過する瞬間、取込トリガを発生し、こ
の取込トリガにより前記撮像手段に撮像開始を指示する
タイミング制御手段と、前記撮像手段の撮像した画像を
記憶する画像メモリと、この画像メモリから前記画像を
読み出し、前記参照物の参照領域の平均濃度と前記特定
部分の測定領域の平均濃度とを演算し比較する濃度演算
手段とを備える。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１の発明が発光
したとき撮像するのに対し、常時照明をしており、特定
部分が撮像手段の撮像位置を通過した瞬間に撮像する。
これ以外は請求項１の発明と同じである。
したとき撮像するのに対し、常時照明をしており、特定
部分が撮像手段の撮像位置を通過した瞬間に撮像する。
これ以外は請求項１の発明と同じである。
【０００９】請求項３の発明は、前記参照物の参照領域
は無彩色である。参照物を無彩色とすることにより、カ
ラー撮像素子を用いた場合、３原色のバランスを一定に
保持することが容易となる。
は無彩色である。参照物を無彩色とすることにより、カ
ラー撮像素子を用いた場合、３原色のバランスを一定に
保持することが容易となる。
【００１０】請求項４の発明では、前記参照領域は白領
域と黒領域とからなり前記濃度演算手段は白領域の平均
濃度と前記特定部分の測定領域の平均濃度との比および
黒領域の平均濃度と前記特定部分の測定領域の平均濃度
との比をそれぞれ演算する。これにより濃度の比較対象
が増加し、測定領域の濃度変化を更に精度よく検出する
ことができる。
域と黒領域とからなり前記濃度演算手段は白領域の平均
濃度と前記特定部分の測定領域の平均濃度との比および
黒領域の平均濃度と前記特定部分の測定領域の平均濃度
との比をそれぞれ演算する。これにより濃度の比較対象
が増加し、測定領域の濃度変化を更に精度よく検出する
ことができる。
【００１１】請求項５の発明では、前記演算手段は前記
測定領域として複数個所を設定して各測定領域の平均濃
度を演算する。印刷物の一画面は場所によって印刷され
ている絵柄が異なり、その濃度も異なる。そこで複数の
測定領域を設けて、それぞれの平均濃度を演算すること
により、一画面の濃度を正確に評価できる。
測定領域として複数個所を設定して各測定領域の平均濃
度を演算する。印刷物の一画面は場所によって印刷され
ている絵柄が異なり、その濃度も異なる。そこで複数の
測定領域を設けて、それぞれの平均濃度を演算すること
により、一画面の濃度を正確に評価できる。
【００１２】請求項６の発明では、前記濃度演算手段は
参照領域の平均濃度と測定領域の平均濃度との比を連続
的に演算し、この変化を調べて印刷機のインキ濃度制御
信号を出力するようにする。これにより印刷機のインキ
の濃度を適正に制御することができる。
参照領域の平均濃度と測定領域の平均濃度との比を連続
的に演算し、この変化を調べて印刷機のインキ濃度制御
信号を出力するようにする。これにより印刷機のインキ
の濃度を適正に制御することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１は本発明の第１実施形
態を示すブロック図である。ウエブ１には同一画面を構
成する絵柄が繰り返し印刷されており、矢印で示す方向
に走行している。外光遮断箱２はテレビカメラ３と発光
器４を内蔵したもので、外光を遮断し、下面をウエブ１
が通過する。外光遮断箱２の下面は無彩色の参照部５
と、ウエブ１の絵柄を撮像するための開口よりなり、こ
の開口部を測定視野６とする。外光遮断箱２の下面はで
きるだけウエブ１の表面に近づけて配置され、参照物５
とウエブ１の表面レベルの差を少なくし、テレビカメラ
３で測定視野６に入った絵柄と参照物５がぼけないよう
にする。外光遮断箱２はトラバース機構７に取り付けら
れ、ウエブ１の幅方向に外光遮断箱２を移動し、幅広の
ウエブ１の撮像も可能としている。
て図面を参照して説明する。図１は本発明の第１実施形
態を示すブロック図である。ウエブ１には同一画面を構
成する絵柄が繰り返し印刷されており、矢印で示す方向
に走行している。外光遮断箱２はテレビカメラ３と発光
器４を内蔵したもので、外光を遮断し、下面をウエブ１
が通過する。外光遮断箱２の下面は無彩色の参照部５
と、ウエブ１の絵柄を撮像するための開口よりなり、こ
の開口部を測定視野６とする。外光遮断箱２の下面はで
きるだけウエブ１の表面に近づけて配置され、参照物５
とウエブ１の表面レベルの差を少なくし、テレビカメラ
３で測定視野６に入った絵柄と参照物５がぼけないよう
にする。外光遮断箱２はトラバース機構７に取り付けら
れ、ウエブ１の幅方向に外光遮断箱２を移動し、幅広の
ウエブ１の撮像も可能としている。
【００１４】テレビカメラ３は二次元イメージセンサを
用い、例えば３枚のＣＣＤ（ChargeCoupled Device)を
用いた３ＣＣＤカラーテレビカメラを用いる。テレビカ
メラ３に入射した光は色分解光学系によりＲＧＢ（赤、
緑、青）の３原色に分離され、各原色ごとに濃度処理が
行われる。発光器４はストロボが用いられる。
用い、例えば３枚のＣＣＤ（ChargeCoupled Device)を
用いた３ＣＣＤカラーテレビカメラを用いる。テレビカ
メラ３に入射した光は色分解光学系によりＲＧＢ（赤、
緑、青）の３原色に分離され、各原色ごとに濃度処理が
行われる。発光器４はストロボが用いられる。
【００１５】版胴８はウエブ１に同一絵柄を繰り返し印
刷する。エンコーダ９は版胴８の回転軸と直結または歯
車等を介して結合され、版胴８の回転位置をパルス信号
で出力する。タイミング制御回路１０はエンコーダ９の
パルス信号を入力し、版胴８の直径、版胴８の軸心とテ
レビカメラ３の中心位置との距離から版胴８で印刷した
絵柄の所定部分がテレビカメラ３の中心に移動する時の
パルス数をカウントし、発光器４に発光信号を送出する
と共にテレビカメラ３には撮像するタイミング信号およ
び画像メモリ１１には撮像した画像を書き込むタイミン
グ信号を発生する。
刷する。エンコーダ９は版胴８の回転軸と直結または歯
車等を介して結合され、版胴８の回転位置をパルス信号
で出力する。タイミング制御回路１０はエンコーダ９の
パルス信号を入力し、版胴８の直径、版胴８の軸心とテ
レビカメラ３の中心位置との距離から版胴８で印刷した
絵柄の所定部分がテレビカメラ３の中心に移動する時の
パルス数をカウントし、発光器４に発光信号を送出する
と共にテレビカメラ３には撮像するタイミング信号およ
び画像メモリ１１には撮像した画像を書き込むタイミン
グ信号を発生する。
【００１６】テレビカメラ３は発光器４の発光によって
照射された測定視野６内の絵柄と参照物５とを撮像し、
３原色に分解してそれぞれ赤、緑、青（Ｒ，Ｇ，Ｂ）ご
とに画像メモリ１１に書き込む。
照射された測定視野６内の絵柄と参照物５とを撮像し、
３原色に分解してそれぞれ赤、緑、青（Ｒ，Ｇ，Ｂ）ご
とに画像メモリ１１に書き込む。
【００１７】濃度演算部１２は画像メモリ１１より各原
色ごとに、参照物５の領域では予め定めた位置、寸法の
参照領域１７の平均濃度を求め、測定視野６内では印刷
開始前に定めた測定領域１６の平均濃度を求め、参照領
域１７の平均濃度との比または差を求める。このように
測定領域１６と参照領域１７を同一画面で撮像すること
により、電気的および光学的ドリフトの影響を排除する
ことができるので、これらの値の変化は印刷条件の変
化、例えばインキの塗布量の変化を表すので、これらの
比や差が印刷開始時のものと所定の値以上変化した時
は、インキ濃度制御部１３に濃度変化を伝送し、インキ
濃度の制御を行わせる。
色ごとに、参照物５の領域では予め定めた位置、寸法の
参照領域１７の平均濃度を求め、測定視野６内では印刷
開始前に定めた測定領域１６の平均濃度を求め、参照領
域１７の平均濃度との比または差を求める。このように
測定領域１６と参照領域１７を同一画面で撮像すること
により、電気的および光学的ドリフトの影響を排除する
ことができるので、これらの値の変化は印刷条件の変
化、例えばインキの塗布量の変化を表すので、これらの
比や差が印刷開始時のものと所定の値以上変化した時
は、インキ濃度制御部１３に濃度変化を伝送し、インキ
濃度の制御を行わせる。
【００１８】画像合成部１４は画像メモリ１１の画像デ
ータに測定領域１６と参照領域１７を示す範囲や演算し
た濃度を組み合わせた画像データを合成し、表示装置１
５に表示させる。測定領域１６は絵柄に応じて複数領域
設定し、これらの濃度を算出するようにしてもよい。ま
た、参照物５は無彩色の１色としてもよいが図１に示す
ように白領域と黒領域とを設け、白参照領域１７と黒参
照領域１７′を設定し、それぞれ測定領域１６と比較し
てもよい。
ータに測定領域１６と参照領域１７を示す範囲や演算し
た濃度を組み合わせた画像データを合成し、表示装置１
５に表示させる。測定領域１６は絵柄に応じて複数領域
設定し、これらの濃度を算出するようにしてもよい。ま
た、参照物５は無彩色の１色としてもよいが図１に示す
ように白領域と黒領域とを設け、白参照領域１７と黒参
照領域１７′を設定し、それぞれ測定領域１６と比較し
てもよい。
【００１９】次に第２実施形態を説明する。図２は第２
実施形態を示すブロック図である。本実施形態は発光器
４ａを線光源にして常時照明し、テレビカメラ３をリニ
アセンサ３ａとし、タイミング信号により撮像を開始す
る。外光遮断箱２はウエブ１全幅をカバーする広さと
し、トラバース機構７は不要となる。これ以外は第１実
施形態と同じである。
実施形態を示すブロック図である。本実施形態は発光器
４ａを線光源にして常時照明し、テレビカメラ３をリニ
アセンサ３ａとし、タイミング信号により撮像を開始す
る。外光遮断箱２はウエブ１全幅をカバーする広さと
し、トラバース機構７は不要となる。これ以外は第１実
施形態と同じである。
【００２０】第１および第２実施形態では版胴８に結合
したエンコーダ９で発光タイミングや撮像タイミングを
定めていたが、カラー印刷の場合、色ずれを防止するた
めの見当制御に用いるレジスタマークを利用することが
できる。レジスタマークとしては十字のトンボマークな
どがよく用いられているが、これを検出し、この検出器
の位置と撮像装置の中心位置との距離と印刷物の走行速
度とから印刷された絵柄の所定部分が撮像装置の視野に
入るタイミングがわかり、このタイミングで発光および
撮像するようにする。
したエンコーダ９で発光タイミングや撮像タイミングを
定めていたが、カラー印刷の場合、色ずれを防止するた
めの見当制御に用いるレジスタマークを利用することが
できる。レジスタマークとしては十字のトンボマークな
どがよく用いられているが、これを検出し、この検出器
の位置と撮像装置の中心位置との距離と印刷物の走行速
度とから印刷された絵柄の所定部分が撮像装置の視野に
入るタイミングがわかり、このタイミングで発光および
撮像するようにする。
【００２１】テレビカメラ３やリニアセンサ３ａに用い
る撮像素子としてはカラー用のＣＣＤ素子としたが、黒
白のＣＣＤ素子でもよく、またＣＣＤ素子以外のイメー
ジセンサでもよい。
る撮像素子としてはカラー用のＣＣＤ素子としたが、黒
白のＣＣＤ素子でもよく、またＣＣＤ素子以外のイメー
ジセンサでもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
では、同一視野内に測定領域と参照領域とを設け、これ
ら２領域の濃度を同時に測定し、測定領域の濃度を参照
領域の濃度で較正することにより、電気的および光学的
ドリフトの影響を除くことができ、インキの塗布量など
の印刷条件の変化による濃度変化を測定することができ
る。従来のように較正板をテレビカメラ等の視野内に出
し入れする機構も不要となる。
では、同一視野内に測定領域と参照領域とを設け、これ
ら２領域の濃度を同時に測定し、測定領域の濃度を参照
領域の濃度で較正することにより、電気的および光学的
ドリフトの影響を除くことができ、インキの塗布量など
の印刷条件の変化による濃度変化を測定することができ
る。従来のように較正板をテレビカメラ等の視野内に出
し入れする機構も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態の構成を示すブロック図である。
【図２】第２実施形態の構成を示すブロック図である。
１ ウエブ ２ 外光遮断箱 ３ テレビカメラ ３ａ リニアセンサ ４ 発光器 ５ 参照物 ６ 測定視野 ７ トラバース機構 ８ 版胴 ９ エンコーダ １０ タイミング制御回路 １１ 画像メモリ １２ 濃度演算部 １３ インキ濃度制御部 １４ 画像合成部 １５ 表示装置 １６ 測定領域 １７ 参照領域
Claims (6)
- 【請求項１】 同一絵柄が繰り返し印刷された印刷物を
撮像する撮像手段と、この撮像手段の視野内に設けられ
た参照物と、前記撮像手段の撮像位置を印刷物の特定部
分が通過する瞬間、取込トリガを発生するタイミング制
御手段と、この取込トリガに同期して前記撮像位置を通
過する印刷物の特定部分と前記参照物を照射する発光手
段と、前記撮像手段の撮像した画像を記憶する画像メモ
リと、この画像メモリから前記画像を読み出し、前記参
照物の参照領域の平均濃度と前記特定部分の測定領域の
平均濃度とを演算し比較する濃度演算手段とを備えたこ
とを特徴とする印刷物の濃度測定装置。 - 【請求項２】 同一絵柄が繰り返し印刷された印刷物を
撮像する撮像手段と、この撮像手段の視野内に設けられ
た参照物と、前記印刷物と前記参照物を照明する照明手
段と、前記撮像手段の撮像位置を印刷物の特定部分が通
過する瞬間、取込トリガを発生し、この取込トリガによ
り前記撮像手段に撮像開始を指示するタイミング制御手
段と、前記撮像手段の撮像した画像を記憶する画像メモ
リと、この画像メモリから前記画像を読み出し、前記参
照物の参照領域の平均濃度と前記特定部分の測定領域の
平均濃度とを演算し比較する濃度演算手段とを備えたこ
とを特徴とする印刷物の濃度測定装置。 - 【請求項３】 前記参照物の参照領域は無彩色であるこ
とを特徴とする請求項１または２記載の印刷物の濃度測
定装置。 - 【請求項４】 前記参照領域は白領域と黒領域とからな
り前記濃度演算手段は白領域の平均濃度と前記特定部分
の測定領域の平均濃度との比および黒領域の平均濃度と
前記特定部分の測定領域の平均濃度との比をそれぞれ演
算することを特徴とする請求項３記載の印刷物の濃度測
定装置。 - 【請求項５】 前記演算手段は前記測定領域として複数
個所を設定して各測定領域の平均濃度を演算することを
特徴とする請求項１ないし４のいずれかに記載の印刷物
の濃度測定装置。 - 【請求項６】 前記濃度演算手段は参照領域の平均濃度
と測定領域の平均濃度との比を連続的に演算し、この変
化を調べて印刷機のインキ濃度制御信号を出力するよう
にしたことを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに
記載の印刷物の濃度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284714A JPH09123408A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 印刷物の濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284714A JPH09123408A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 印刷物の濃度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123408A true JPH09123408A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17682036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7284714A Pending JPH09123408A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 印刷物の濃度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123408A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001219540A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-14 | Toppan Printing Co Ltd | 測定領域規定方法 |
| JP2011033391A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Nec Corp | 印刷物検査装置、印刷物検査システム、印刷物検査方法及び印刷物検査プログラム |
| US8097986B2 (en) | 2005-08-31 | 2012-01-17 | Thk Co., Ltd. | Micro actuator |
| CN103687727A (zh) * | 2011-02-25 | 2014-03-26 | 博布斯特比勒费尔德有限公司 | 颜色校样设备和方法 |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP7284714A patent/JPH09123408A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001219540A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-14 | Toppan Printing Co Ltd | 測定領域規定方法 |
| JP4622023B2 (ja) * | 2000-02-09 | 2011-02-02 | 凸版印刷株式会社 | 測定領域規定方法 |
| US8097986B2 (en) | 2005-08-31 | 2012-01-17 | Thk Co., Ltd. | Micro actuator |
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