JPH09123273A - 空冷インフレーションフィルムの成形方法及び成形装置 - Google Patents

空冷インフレーションフィルムの成形方法及び成形装置

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JPH09123273A
JPH09123273A JP24895396A JP24895396A JPH09123273A JP H09123273 A JPH09123273 A JP H09123273A JP 24895396 A JP24895396 A JP 24895396A JP 24895396 A JP24895396 A JP 24895396A JP H09123273 A JPH09123273 A JP H09123273A
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air
bubble
film
cooled
diameter
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JP24895396A
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English (en)
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Yuichiro Yasukawa
雄一郎 安川
Toshio Taka
敏雄 鷹
Takeshi Banba
武 番場
Hiroshi Kawarada
博 川原田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速成形、成形フィルムのサイズの変更及び
高強度を有しながらも厚みを薄くすることも可能であ
り、かつ大口径の環状ダイスを用いて成形サイズの小さ
いフィルムを製造できる空冷インフレーションフィルム
の成形方法およびその装置の提供。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で
環状ダイスから押出し、内圧で膨張させながら冷却固化
し、連続的に巻取る空冷インフレーションフィルムの成
形方法において、ダイス出口後の溶融バブルの最大径
(d1 )を最終バブル径(d2 )の1.0を超えるよう
に膨張させながら成形する空冷インフレーションフィル
ムの成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速成形が可能
で、成形されたフィルム原反の耳振れが小さく、かつ高
強度を有しながらも厚みを薄くすることが可能であり、
更に成形するフィルムのサイズの変更が容易である空冷
インフレーションフィルムの成形方法および空冷インフ
レーションフィルムの成形装置に関する。
【0002】
【従来技術】熱可塑性樹脂を溶融状態で環状ダイスから
筒状に押出し、内部に挿入された空気またはその他の流
体の圧力で膨張させながら外部の冷却風により冷却固化
し連続的に巻き取る空冷インフレーションフィルムの成
形方法においては、高生産性を確保するため高速成形が
求められている。空冷インフレーションフィルム成形法
においては成形速度を上げるためには冷却風を増量する
必要があるが、高押出、高速成形を図るため溶融バブル
の冷却のため吹き付ける風量を増量すると溶融バブルの
揺れが起こったり、変形したりして形状不安定となり安
定した成形が困難となる問題があった。
【0003】冷却風量を増量しながらかかる溶融バブル
の揺れを防止し、高速成形を行うために各種の冷却リン
グ(例えばマルチリップリング方式の冷却リング)が開
発されている。ただしこの方法を採用したとしても上記
の問題は完全に解決されておらず、冷却風による冷却効
率が不十分であり、更に溶融バブルを完全に安定化する
ことは困難であるため、フィルム原反にしわやたるみが
発生し、フィルムの二次加工工程における印刷性やスリ
ット性またはフィルムからの製袋時の製袋速度の低下や
ヒートシール不良を起こすなど種々の問題を含んでい
た。
【0004】マルチリップリング方式のほかにも、空冷
インフレーションフィルムの成形の高速化のために内部
冷却法が開発されている。この方法はバブルの内部に循
環空気流を作ることによりバブルの冷却効率を高め、安
定した高速成形を実現しようとするものであるが、この
方法によっても高速成形時における溶融バブルの揺れを
抑えることは困難であり、また成形されたフィルムの厚
みむら(以下偏肉という。)は必ずしも小さくならなか
った。
【0005】また空冷インフレーションフィルム成形に
おいては、フィルムの成形速度が大きくなるにしたが
い、フィルムの引き取り方向(以下MDという)の引裂
強度が低下し、フィルムが縦に裂けやすくなることが一
般的に知られている。インフレーション成形時のブロー
アップ比(成形されたフィルムの直径と環状ダイスの直
径の比)を大きくするとフィルムのMD方向の引裂強度
をある程度大きくすることは可能である。しかしこの場
合特定の幅のフィルムを成形する際にはそれに適合する
環状ダイスを選定する必要があり、細幅フィルム生産の
ように小口径の環状ダイスを使用しなければならないと
きには、高押出量を確保するためにダイス出口の単位面
積あたりの押出量を多くする必要が生じて、メルトフラ
クチャーが発生しやすくなったり、ダイスパイラルのマ
ークによる偏肉が増長されたりといった問題が起こるだ
けでなく、更に成形圧が著しく増大し、熱可塑性樹脂自
体の発熱が大きくなるため熱可塑性樹脂を安定して高押
出することが困難になるという問題もあった。
【0006】これらの問題点を解決するために二段冷却
法を用いて高速成形を行う方法が試みられている。この
方法では一段冷却法に比べて冷却効率が向上するため、
比較的安定した高速成形が可能であり、第2冷却リング
による急冷効果が大きくなるため、成形されたフィルム
の透明性が向上することも知られている。一方、近年包
装材料に対するニーズは多様化しており、フィルムにお
いても小量多品種のフィルムサイズの製品が求められて
おり、空冷インフレーションフィルムの製造において
も、煩雑にフィルム幅、あるいはその厚み(またはその
両者とも)を変更することが必要となる。これらの変更
には、一般的にはバブル内の空気量、引取速度、安定体
を使用している時は安定体の径を適切なものに取り替え
る必要があるが、二段冷却法による成形においては、こ
れに付随してインフレーション成形下流側の第2冷却リ
ングの変更も必要になってくる。したがって、インフレ
ーション成形中にフィルムサイズを変更する場合には、
一旦運転を中断して付属装置を適切なサイズの冷却リン
グに交換する必要が生じてくるため、安定運転に移るま
でに多大なロスの発生が避けられなかった。
【0007】インフレーション成形中にフィルムサイズ
を変更する場合に、一旦成形を中断することなく円滑に
これを行うために、内径が絞り機構などによって変更可
能な冷却リングを使用する方法(特公昭63ー4593
8)、あるいはアイリス板を装備したエアーチャンバー
を使用する方法が知られている。しかしこれらの方法で
は、出口口径の大きい環状ダイスを用いて成形サイズの
小さいフィルムを成形する場合には、ブローアップ比の
小さい成形をする必要が生じるため、成形されたフィル
ムの物性は芳しくなく、特に高速成形されたフィルムの
物性(縦裂き性)が低下してしまうという問題があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高速成形が可
能であり、成形されたフィルム原反の耳振れが小さく、
かつ高強度を有しながらも厚みを薄くすることも可能で
あり、成形するフィルムのサイズ変更が容易であり、か
つ大口径の環状ダイスを用いて、高生産性を維持しなが
ら物性の優れた成形サイズの小さいフィルムを製造でき
る空冷インフレーションフィルムの成形方法およびその
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、熱可塑
性樹脂を押出機により溶融状態で環状ダイスから押出
し、内圧で膨張させながら冷却固化し、連続的に巻取る
空冷インフレーションフィルムの成形方法において、ダ
イス出口後の溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル
径(d2 )の1.0を超えるように膨張させながら成形
することを特徴とする空冷インフレーションフィルムの
成形方法である。
【0010】本発明の第2は、熱可塑性樹脂を押出機に
より溶融状態で環状ダイスから押出し、内圧で膨張させ
ながら冷却固化し、連続的に巻取る空冷インフレーショ
ンフィルムの成形方法において、ダイス出口後に少なく
とも1つの冷却手段と空気圧力調整室を設け、該空気圧
力調整室内の溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル
径(d2 )の1.0を超えるように膨張させながら成形
することを特徴とする空冷インフレーションフィルムの
成形方法である。
【0011】本発明の第3は、前記インフレーションフ
ィルムの成形方法において、ダイス出口後に少なくとも
1つの冷却手段と空気圧力調整室、バブル調節手段およ
び/または加熱手段を設け、バブル調節手段でバブル径
を調節し、あるいはバブルを再加熱しながら該空気圧力
調整室内の溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル径
(d2 )の1.0を超えるように膨張させながら成形す
ることを特徴とする空冷インフレーションフィルムの成
形方法である。
【0012】本発明の第4は、熱可塑性樹脂を押出機に
より溶融状態で環状ダイスから押出し、内圧で膨張させ
ながら冷却固化し、連続的に巻取る空冷インフレーショ
ンフィルムの成形装置において、ダイス出口に設けられ
た少なくとも1つの冷却手段と空気圧力調整室、バブル
径調節手段および/または加熱手段を有することを特徴
とする空冷インフレーションフィルムの成形装置であ
る。
【0013】本発明の第5は、熱可塑性樹脂を押出機に
より溶融状態で環状ダイスから押出し、内圧で膨張させ
ながら冷却固化し、連続的に巻取る空冷インフレーショ
ンフィルムの成形装置において、ダイス出口に設けられ
た第1の冷却手段と、その下流に第2の冷却手段を設
け、さらに該第2の冷却手段の下流に空気圧力調整室、
バブル径調節手段および/または加熱手段を有すること
を特徴とする空冷インフレーションフィルムの成形装置
である。
【0014】本発明の第6は、前記空気圧力調整室に隔
壁または各室を設けたことを特徴とする空冷インフレー
ションフィルムの成形装置である。
【0015】本発明の第7は、前記空気圧力調整室をエ
アーチャンバーで構成し、バブル径調節手段をアイリス
板で構成したことを特徴とする空冷インフレーションフ
ィルムの成形装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の空冷インフレーショ
ンフィルムの成形方法および装置の一例について図に基
づいて詳述する。図1は、本発明の成形方法の一例を示
す概略図である。本発明のインフレーションフィルムの
成形方法は、熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で環
状ダイス2から押出すと同時に、溶融バブル1は内圧で
膨張し、エアーリング3で冷却しながら、ダイス出口後
の溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル径(d2
の比を1.0を超えるように膨張させながら成形するこ
とを特徴とするものである。該溶融バブルの最大径(d
1 )を最終バブル径(d2)の1.0を超えるように膨
張させる手段については特に限定されなく、該エアーリ
ングの下流に吸引環等(図示せず)を設け、該吸引環よ
り吸引する方法、図1に示すようにダイス出口の冷却環
上に円筒やエアーチャンバー(空気圧力調整室)4等を
設置して、バブル径を調節しうる仕切り板、アイリス板
(バブル調節手段5)等で溶融バブル径を制御する方法
等で成形することができるが、好ましくは空気圧力調整
室4を設け、溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル
径(d2 )の1.0を超えるように膨張させて成形する
ことが望ましい。
【0017】図2は、本発明の成形方法を容易に実施で
きる装置の一例の概略図である。図2において、溶融樹
脂バブル1は、押出機(図示せず)により溶融状態で環
状ダイス2から押出され、内圧で膨張されてダイス2の
出口に設けられたエアーリング3(冷却手段)で冷却さ
れながらエアーチャンバー4(空気圧力調整室)に導入
され、空気圧力調整室内を数段に仕切り、各室7に区画
した開度調節つまみ6を具備したアイリス板5(バブル
調整手段)により構成された該空気圧力調整室4内で溶
融バブルの最大径(d1 )を最終バブル径(d2 )を
1.0を超えるように膨張させて成形することを特徴と
するものである。
【0018】上記冷却手段3とは、ダイスから押出され
た筒状溶融樹脂(バブル)に対し、溶融樹脂バブル1の
外側から空気を均一に吹きつけて冷却固化させる装置で
あり、空気吹き出し口は一般に樹脂バブルに均一に吹き
つけられるように細い隙間(スリット)で形成され、吹
き出し角度や風量等の調整、吹き出し空気の温度調整等
やマルチリップ等の複数のスリットを設けたものなど種
々のものが使用され得る。これら冷却手段は必要により
複数段設けても差し支えない。
【0019】また、空気圧力調整室4とは、円筒、エア
ーチャンバー等が挙げられ、これら円筒、エアーチャン
バー等の空気圧力調整室4をスライド可能にして高さ方
向に伸縮自在としてもよい。またこれらは図2のように
冷却手段3および空気圧力調整室4を一体化してもよ
い。さらに、空気圧力調整室4内は、複数の仕切りや各
室7に区画分割され、各仕切りや各室からエアーの給排
気を制御する構造としてもよい。
【0020】本発明のバブル調節手段としては、図3に
示されるように、空気圧力調整室4内に少なくとも1箇
所の吸気口8を設け、該吸気口8からブロワー、吸風
機、ポンプ等により溶融バブル1を吸引して、バブル径
を拡張させる方法、図4に示されるように給気用リング
3および排気用リング8aを該空気圧力調整室4内に設
け、給排気によりバブル径を調整する方法、あるいは図
5に示されるように空気調整室4内に少なくとも1箇所
の通電板9を設け、通電板9を帯電させて溶融バブル1
を吸引する方法であり、バブルの帯電は内部安定体を使
用しその接触により簡単に行うことができる。上記バブ
ル径の調節方法のなかでもアイリス板を使用する方法が
最も好ましい。また、これらの方法はいずれも空気調整
室4内を各室に区画して、精細に制御することが可能で
ある。
【0021】本発明の方法を最も好ましいエアーチャン
バーとアイリス板を用いた例によりさらに詳述する図6
は、アイリス板の平面図であり、調節つまみ6により、
開度を自由に調整することができるアイリス板5を示し
たものであり、溶融バブルをダイス出口の冷却手段であ
るエアーリングで冷却し、該アイリス板5でバブル径を
絞ることにより溶融バブル径を調節するものであり、こ
のアイリス板5はカメラにおけると同様な絞り構造をと
っており、軸芯を変えずに内径を変化させることが可能
であり、かつ遮風板の役割を果たしている。
【0022】上記該アイリス板5は、複数個設けて、該
複数個のアイリス板5の各々の開度を調整することによ
り各室化して溶融バブルの形状を変化させることが可能
である。これはエアーリングから吹き込まれる風がアイ
リス板5と溶融バブルとの間が狭くなった空間を急速に
吹き抜けるため、この場所にバキューム効果が働き、バ
ブルが周辺のアイリス板5の方向に吸引されるためであ
る。
【0023】アイリス板5と溶融バブルとの間のバキュ
ーム効果は、アイリス板5と溶融バブルとの間隔が狭く
なる程強くなり、広くなるとその効果は急激に低下す
る。したがって、アイリス板5の開閉によりバブルの形
状を変化させるためには、一旦溶融バブルを安定させた
後、各アイリス板5を溶融バブルに接触しない限界まで
閉じ、その後所望するバブル形状にするために、必要と
するアイリス板5を徐々に広げたり、狭めたりすること
によりバブル形状を調節することができる。
【0024】この方法によればダイス出口を出た溶融バ
ブルを一旦大きく膨らませ、その後バブル径を小さくす
ることにより、大口径のダイスを用いてフィルムのサイ
ズの変更をしないで、実質のブローアップ比(本発明に
おいては溶融バブルの最大径/ダイスとバブルの最大径
の間の最も細い所の径の比をいう)を大きくとるような
ことも可能である。本発明では、通常の空冷インフレー
ション成形法で成形する場合に比べ、見かけ上のブロー
アップ比が小さくとも、実質ブローアップ比を大きくと
ることができるため、成形されるフィルムの物性、特に
MDの引裂強度が向上するという特徴を有する。また、
複数のアイリス板5を設けて成形されるフィルムの物性
を向上させるためには、上述のように実質ブローアップ
比を大きくとるために、成形最下流部のアイリス板5
(環状ダイスから遠いアイリス板)の内径に対して、そ
れより上流部にあるアイリス板5の内径を大きくする方
が好ましい。成形最下流部のアイリス板5の内径をD
(1)、全アイリス板のうち最も内径が大きいものの内
径をD(max)として、R=D(max)/D(1)
としたとき、使用する樹脂の種類、成形条件、使用した
装置、目的とするフィルムの物性などにより異なるが、
一般的には1.0≦R<10の範囲、好ましくは1.1
≦R<5.0、より好ましくは1.2≦R<3.0の範
囲である。R≧10では成形安定性が悪く、良好なフィ
ルムが得られない。また、高速成形において高強度フィ
ルムを得るためにはバブルの見かけのブローアップ比
(ダイス出口径に対するバブル最大径の比)がある程度
必要であるためエアーチャンバーの径の3倍以上である
ことが好ましい。3倍未満では高速成形において高強度
のフィルムを得ることが困難になる虞が生じる。
【0025】本発明の空気調整室内には複数のアイリス
板を使用することが好ましいが、エアーチャンバーとア
イリス板を組み合わせた装置を複数個上下に積み重ねて
も差し支えない。またこの場合、必ずしも複数個のエア
ーチャンバーの外径が同一である必要はない。該アイリ
ス板の材質は特に限定されず、鉄、ステンレス、アルミ
ニウム等の金属類、木、テフロン等のプラスチック類等
が挙げられる。中でもテフロン製のアイリス板が好まし
く、押出不良により成形が不安定化したとしても、アイ
リス板と溶融バブルとが接触して溶融バブルがパンクし
にくいという利点がある。
【0026】本発明は空気調整室を設けることにより、
バブルの形状を調節することだけでなく、特にエアーチ
ャンバーとアイリス板を用いることにより、安定した高
速成形が実現可能となる。エアーチャンバーの外壁にエ
アーの抜き孔、あるいは隙間が存在するようなエアーチ
ャンバーを使用するとバキューム効果がさらに強くなる
ためバブルの形状を変化させることがさらに容易とな
る。したがって、より高速での安定した成形が可能とな
る。
【0027】上記いずれのバブル調節方法も、バブルヒ
ーター等の加熱手段と組み合わせることにより、バブル
の吸引は容易になり、任意のバブル径の制御が可能とな
る。すなわち、バブルを拡径したい部分のやや上流部に
該加熱手段を設けることにより溶融バブルを再加熱し、
溶融樹脂の粘度を高く(メルトテンションを小さく)し
て容易にバブルを膨張させることができる。溶融バブル
を再加熱するためにはエアーリングの直上流部にバブル
ヒーターを設置し、溶融バブル表面温度以上に高温で溶
融バブルを周方向に均一に加熱する方法が有効である。
この方法を用いることにより、溶融バブル温度が高くな
るにも関わらず、溶融バブル径を、特に好ましい範囲と
するために必要な冷却風量が、この方法を用いない方法
に比べて少なくてすむため、より高速で、成形安定性が
よく、良好なフィルムが得られることとなる。
【0028】図7は本発明の他の実施例であり、複数の
冷却手段を用いた例を示すものである。溶融樹脂バブル
1は、ダイス2の出口に設けられた第1エアーリング3
a(第1冷却手段)で冷却され、ついでその下流に設置
した内部安定体10に摺動もしくは接触させて、第2エ
アーリング3b(第2冷却手段)で冷却された後、アイ
リス板5(バブル調節手段)で各室7に区画されたエア
ーチャンバー4(空気圧力調整手段)内に導入して溶融
樹脂バブルの最大径(d1 )を最終バブル径(d2 )の
1.0を超えるように調整して成形されるものである。
上記二段冷却法を用いた成形方法においては、より高速
で安定した成形が可能となり、成形されたフィルム原反
の耳振れが小さく、かつ高強度を有しながらも厚みを薄
くすることが可能となり、さらにフィルムのサイズ変更
も容易となる。
【0029】上記成形方法においては、内部安定体を必
ずしも必要としないが、高強度フィルムを得るためにロ
ングネックの溶融樹脂バブルを成形する場合には内部安
定体を併用することが好ましく、より高速での安定成形
が可能となる。内部安定体表面の材質はフェルト、木、
アルミニウム等、特に限定されないが、溶融弾性率の小
さい熱可塑性樹脂を成形する場合には熱可塑性樹脂と内
部安定体との摩擦力が小さいものが好ましく、内部安定
体の表面に、熱可塑性樹脂の引き取られる方向に回転自
在な回転部材が突設されているものを使用することによ
り高速での安定成形が可能である。
【0030】本発明の成形方法においては、ダイス出口
後の溶融バブルの最大径(d1 )を最終バブル径(d
2 )の1.0を超えるように整形させることが肝要であ
る。上記溶融バブルの最大径は、最終バブル径(d2
に対し通常1.05〜3.0、好ましくは1.10〜
2.5、更に好ましくは1.1〜2.0の範囲で選択さ
れる。上記(d1 )/(d2 )が1.0以下ではMDの
機械的強度が改良されず、3.0を超える場合には成形
がしにくいものとなる。
【0031】本発明で使用する熱可塑性樹脂としては、
特に限定されないが、一般的には、高密度ポリエチレン
(HDPE)・中密度ポリエチレン(MDPE)、線状
低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチ
レン(VLDPE)高圧ラジカル法低密度ポリエチレン
(LDPE)、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EV
A)等のエチレンービニルエステル共重合体、エチレン
ー(メタ)アクリル酸エチル共重合体(EEA)等のエ
チレンとα, β不飽和カルボン酸またはその誘導体との
共重合体、ポリプロピレン(PP)、プロピレンーα・
オレフイン共重合体等のポリオレフイン系樹脂(P
O)、ポリアミド系樹脂(PA)、ポリエステル系樹脂
(PES)、ポリスチレン系樹脂(Pst)、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PV
DC)、ポリビニルアルコール系樹脂(PVA)等が挙
げられ、特にポリオレフイン系樹脂が、機械的強度、光
学的性質、経済性等のバランスがとれ、かつ汎用性が高
く最も好ましく利用される。
【0032】また、これら成形されるフィルムの構造は
単層もしくは多層いずれの形態でもよい。多層の例とし
ては、HD/LL、HD/VL、LL/HD/LL、V
L/HD/VL等のポリオレフイン同志、あるいはPO
/酸変性PO/PA、 PO/酸変性PO/PA/酸変
性PO/PO、 PO/酸変性PO/PES、 PO/
酸変性PO/PES/酸変性PO/PO、 PO/酸変
性PO/PVA、 PO/酸変性PO/PVA/酸変性
PO/PO等の異種材料との多層積層体が挙げられる。
これらのフィルムは、食品分野、医療分野、衣料分野、
家電・電子分野、建材分野等において袋、包装材料等と
して利用される。
【0033】本発明においては、本発明の主旨を損なわ
ない範囲で酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、発泡
剤、顔料、染料、無機充填剤、有機充填剤、他の熱可塑
性樹脂等を配合してもよい。
【0034】本発明のインフレーションフィルム成形方
法及びその装置においては、溶融樹脂バブルの最大径
(d1 )を最終バブル径(d2 )の1.0を超えるよう
に成形することにより、ブローアップ比が大きく取れる
ことから、縦横のバランスが良く、引裂強度等の機械的
強度、光学的性質などに優れたフィルムを得ることを可
能にした。また本発明の成形方法において、空気圧力調
整室、バブル調節手段などを具備した装置を用いること
により、高速での成形安定性が保持され、縦横のバラン
スが良く、引裂強度等の機械的強度、光学的性質などに
優れたフィルムを容易に得ることを可能にした。更に、
大口径のダイスから装置の変更をせずに小口径のフィル
ムや種々の口径のフィルムの製造が可能となった。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、フィルムのインパクト強度
はJIS P−8134に準拠し、1インチ半球の衝撃
球がクランプされた試験片の中心部を打ち抜く際の衝撃
強さにより求めた。また、フィルムの引裂強度はJIS
P−8116に準拠し、フィルムの引張破断強度はJ
IS K−7127に準拠し求めた。
【0036】(実施例1〜3)スクリュー口径が75m
mφの押出機、ダイリップ出口口径が100mmφの環
状ダイスを用い、成形温度200℃にて上向き空冷イン
フレーション法によるフィルム成形を行った。フィルム
厚みは20μm、フィルムの折径は450mm、フロス
トライン高さは900mmとし、直径が90mmの内部
安定体を使用し、引取速度70m/分で成形した。熱可
塑性樹脂として、密度が0.948g/cm2 、MFR
(JIS K−7210の表1の条件4、19℃、2.
16kgfにおいて測定したメルトフローレート)が
0.05g/10分の高密度ポリエチレン(日本ポリオ
レフィン(株)製 ジェイレクス2010HF)を使用
した。冷却リングは出口内径が140mmφの2層吹き
出し(吹き出し角度0°及び90°)であり、冷却リン
グ上には内径が450mmφのチャンバーを同軸に取り
付けた。冷却リングから吹き出す空気量は、ブロワー
(モーター容量5.5kw)からの空気をインバータに
より制御して吹き出させており、その風量はインバータ
モーターの周波数により調節した。周波数が大となる程
冷却風量は多くなる。実施例1ではチャンバー内にイン
フレーション軸に垂直に32枚から構成されたアイリス
板を2枚設け、上流側からその内径を310mmφ、2
80mmφとした。実施例2ではアイリス板を3枚設
け、内径を順に250mmφ、340mmφ、280m
mφとした。実施例3ではアイリス板は4枚設け、内径
を順に230mmφ、370mmφ、320mmφ、2
80mmφとした。空冷インフレーションフィルムの成
形性は良好であり、表1に示す通り、成形したフィルム
の物性も良好であった。
【0037】(実施例4)アイリス板の内径を成形上流
側から順に270mmφ、390mmφ、280mmφ
とした以外は、実施例2と同じ条件でフィルム成形を行
った。実施例2に比べバブルの最大径が大きくなった
が、空冷インフレーションフィルムの成形性は良好であ
り、表1に示す通り、成形したフィルムの物性は実施例
2に比べさらに向上した。
【0038】(実施例5、6)実施例5では、第1冷却
リングとして出口内径が140mmφの1層吹き出し
(吹き出し角度0°)、第2冷却リングとして出口内径
が120mmφの2層吹き出し(吹き出し角度0°及び
90°)のものを用い、第2冷却リングはダイ面からの
高さを650mmとし、第2冷却リング上同軸にチャン
バーを取り付けた以外は、実施例2と同じ条件でフィル
ム成形を行った。チャンバーも実施例2で使用したもの
と同様のものとした。また、実施例6はチャンバーの側
壁高さ320mmの位置に幅2mmのスリットを設けた
以外は実施例5と同じ条件でフィルム成形を行った。空
冷インフレーションフィルムの成形性は良好であり実施
例5では引取速度100m/分、実施例6では引取速度
110m/分での成形が可能であった。また、表1に示
す通り、成形したフィルムの物性は実施例2に比べ更に
向上した。
【0039】(実施例7)密度が0.920g/cm
2 、MFRが0.8g/10分の直鎖状低密度ポリエチ
レン(日本ポリオレフィン(株)製 ジェイレクスA2
08FS)を使用し、アイリス板の内径を成形上流側か
ら270mmφ、380mmφ、280mmφとした以
外は、実施例5と同じ条件フィルム成形を行った。空冷
インフレーションフィルムの成形性は良好であり、表1
に示す通り、成形したフィルムの物性も良好であった。
【0040】(比較例1)冷却リングの風量をフィルム
成形できる最大(54Hz)とし、アイリス板を有する
チャンバーを使用しない以外は、実施例1と全て同様の
成形条件でフィルム成形を行った。引取速度60m/分
での成形は可能であったが、冷却量不足のため引取速度
70m/分での成形は不可能であった。また、表1に示
す通り、成形したフィルムのインパクト強度及びMD方
向の引裂強度は低かった。
【0041】(比較例2)冷却リングの風量をフィルム
成形できる最大(80Hz)とし、アイリス板を有する
チャンバーを使用しない以外は、実施例5と全て同様の
成形条件でフィルム成形を行った。引取速度80m/分
での成形は可能であったが、この場合も冷却量不足のた
め引取速度90m/分での成形は不可能であった。ま
た、表1に示す通り、成形したフィルムのインパクト強
度及びMD方向の引裂強度は共に実施例5に比べて低か
った。
【0042】(比較例3)エアリングの風量をフィルム
成形できる最大(80Hz)とし、アイリス板を有する
チャンバーを使用しない以外は、実施例7と同様の成形
条件でフィルム成形を行った。引取速度80m/分での
成形は可能であったが、冷却量不足のため引取速度90
m/分での成形は不可能であった。また、表1に示す通
り、成形したフィルムのインパクト強度及びMD方向の
引裂強度は共に実施例5に比べて低かった。
【0043】(実施例8)実施例5において用いた装置
を用い、アイリス板の内径を順に180mm、250m
m、280mmとし、第1エアリング風量を45Hz、
第2エアリング風量を48Hzとした以外は実施例5と
同条件でフィルムの成形を行った。結果を表1に示す。
(実施例9)実施例2において用いた装置を用い、アイ
リス板の内径を順に180mm、250mm、280m
mとし、エアリング風量を43Hzとした以外は実施例
2と同条件でフィルムの成形を行った。結果を表1に示
す。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明のインフレーションフィルム成形
方法およびその装置においては、溶融樹脂バブルの最大
径(d1 )を最終バブル径(d2 )の1.0を超えるよ
うに成形することにより、ブローアップ比が大きくとれ
ることから、縦横のバランスがよく、引裂強度等の機械
的強度、光学的性質等に優れたフィルムを得ることを可
能にした。また、本発明の成形方法において、空気圧力
調整室、バブル調節手段等を具備した装置を用いること
により、高速で成形安定性が保持され、縦横のバランス
がよく、引裂強度等の機械的強度、光学的性質等に優れ
たフィルムを容易に得ることを可能した。また、大口径
のダイスから装置の変更をせずに小口径のフィルムや種
々の口径のフィルムの製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインフレションフィルム成形方法の主
要概略図。
【図2】本発明のインフレーションフィルム成形方法の
他の一例の主要概略図。
【図3】本発明のバブル調節手段の一例である吸引環の
概略図。
【図4】本発明のバブル調節手段の一例である給排気環
の概略図。
【図5】本発明のバブル調節手段の一例である通電板の
概略図。
【図6】アイリス板の平面図。
【図7】本発明の二段冷却によるインフレーションフィ
ルム成形方法の一例の主要概略図。
【符号の説明】
1 溶融樹脂バブル 2 ダイス 3 エアーリング 3a 第1エアーリング 3b 第2エアーリング 4 空気圧力調整室 5 アイリス板 6 開度調整つまみ 7 分室 8 吸引環 8a 排気環 9 通電板 10 内部安定体 d1 溶融バブル径 d2 最終バブル径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原田 博 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3−2昭和電 工株式会社川崎樹脂研究所

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で
    環状ダイスから押出し、内圧で膨張させながら冷却固化
    し、連続的に巻取る空冷インフレーションフィルムの成
    形方法において、ダイス出口後の溶融バブルの最大径
    (d1 )を最終バブル径(d2 )の1.0を超えるよう
    に膨張させながら成形することを特徴とする空冷インフ
    レーションフィルムの成形方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で
    環状ダイスから押出し、内圧で膨張させながら冷却固化
    し、連続的に巻取る空冷インフレーションフィルムの成
    形方法において、ダイス出口後に少なくとも1つの冷却
    手段と空気圧力調整室を設け、該空気圧力調整室内の溶
    融バブルの最大径(d1 )を最終バブル径(d2 )の
    1.0を超えるように膨張させながら成形することを特
    徴とする請求項1に記載の空冷インフレーションフィル
    ムの成形方法。
  3. 【請求項3】 前記インフレーションフィルムの成形方
    法において、少なくともダイス出口後に少なくとも1つ
    の冷却手段、空気圧力調整室、バブル調節手段および/
    または加熱手段を設け、バブル調節手段によりバブル径
    を調節し、あるいはバブルを再加熱しながら該空気圧力
    調整室内の溶融バブルの最大径(d1)を最終バブル径
    (d2 )の1.0を超えるように膨張させながら成形す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の空冷イン
    フレーションフィルムの成形方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で
    環状ダイスから押出し、内圧で膨張させながら冷却固化
    し、連続的に巻取る空冷インフレーションフィルムの成
    形装置において、ダイス出口近傍に設けられた少なくと
    も1つの冷却手段と空気圧力調整室、バブル調節手段お
    よび/または加熱手段を有することを特徴とする空冷イ
    ンフレーションフィルムの成形装置。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂を押出機により溶融状態で
    環状ダイスから押出し、内圧で膨張させながら冷却固化
    し、連続的に巻取る空冷インフレーションフィルムの成
    形装置において、ダイス出口近傍に設けられた第1の冷
    却手段と、その下流に第2の冷却手段を設け、さらに該
    第2の冷却手段の下流に空気圧力調整室、バブル調節手
    段および/または加熱手段を有することを特徴とする請
    求項4に記載の空冷インフレーションフィルムの成形装
    置。
  6. 【請求項6】 前記空気圧力調整室を、隔壁または各隔
    室にしたことを特徴とする請求項4または5に記載の空
    冷インフレーションフィルムの成形装置。
  7. 【請求項7】 前記空気圧力調整室をエアーチャンバー
    で構成し、バブル調節手段をアイリス板で構成したこと
    を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の空冷イン
    フレーションフィルムの成形装置。
JP24895396A 1995-08-30 1996-08-30 空冷インフレーションフィルムの成形方法及び成形装置 Pending JPH09123273A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017194520A1 (de) * 2016-05-09 2017-11-16 Windmöller & Hölscher Kg Blasfolienanlage zur herstellung einer blasfolie

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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