JP3506446B2 - インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 - Google Patents
インフレーションフィルムの成形方法及びその装置Info
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Description
インフレーションフィルム成形方法においてバブル形状
をいわゆるロングネックタイプ(バブルの膨張する位置
がダイスより相当離れた形のタイプのバブル形状を意味
する。)とすることが困難とされていた線状低密度ポリ
エチレン(以下LLDPEという。)、低密度ポリエチ
レン(以下LDPEという。)または高密度ポリエチレ
ン(以下HDPEという。)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリレート系モノマー共重合体等
のエチレン系共重合体、ポリプロピレン、ポリアミド、
ポリエステル等の合成樹脂であっても成形が可能であ
り、強度大なるフィルムが得られるロングネックタイプ
−インフレーションフィルム成形方法により、ヘーズ、
グロス、クラリティーなどの光学特性、強度に優れた熱
可塑性樹脂フィルムを製造するためのフィルム成形方法
及び成形装置に関する。
の生産方法は数多く提案があり、それらの提案でフィル
ムを成形するための樹脂のバブルの形状は大きく分けて
4つのタイプに分けられる(図1〜図2,図4〜5)。
は冷却能力、フィルムの引き取り速度、溶融樹脂温度等
を挙げることができ、超高分子量高密度ポリエチレン
(以下、HMWHDPEという。)など線状ポリエチレ
ンであって溶融張力の高いポリエチレンでは、図1また
は図2に示されるいわゆるロングネックタイプのバブル
によるフィルム成形が多く採用され、高強度のバランス
フィルムとしてショッピングバッグ等の分野に大量に供
給されている。
れるため、透明なフィルムを得ることはできない。
融張力が極めて小さく、流動特性がHMWHDPEとは
著しく異なり、バブルの安定性が悪く、バブルをロング
ネックタイプのごとき形状とすることは困難であり、通
常は図4のタイプまたは図5のタイプのバブル形状(低
フロストラインタイプという。)によりまたはT−ダイ
法により成形されており、他の溶融張力の小さい熱可塑
性樹脂も同様である。
レーションフィルム製造では、溶融バブルが急冷され、
透明なフィルムが得られるが、この方法での最大の問題
は高速生産をするとバブルの安定性が悪く、バブルの揺
れによる厚みやフィルム幅のばらつきが発生し易いこ
と、及びフィルムを高速で生産するとき引き取り方向へ
の配向が強くなり縦方向(機械方向)の強度は増大する
のに対し、これと直角方向(横方向)の強度は著しく失
われ易く、このため強度のバランスを失い縦に裂け易く
なるので引き取り速度を上げることが困難であり、生産
性に限度があることである。
ンフレーション法によりフィルム成形をするためには、
低速であっても安定した生産ができる低フロストライン
タイプのバブル形状とするか、あるいはT−ダイ法によ
る生産を採用するしかなかった。
小さい熱可塑性樹脂の空冷インフレーション法によるフ
ィルムの製造に際し、低溶融張力の熱可塑性樹脂を使用
したときでも、ロングネックタイプによる成形で溶融樹
脂バブルの不安定性を解消し、バブルの安定化、ヘー
ズ、グロスならびにクラリティーなどの光学特性に優れ
たフィルムの成形方法の確立を目標とした。
ン、エチレンとラジカル重合性モノマーの共重合体、ポ
リプロピレンまたはそれらの混合物からなる低溶融張力
の熱可塑性樹脂のインフレーションフィルム成形方法で
あって、押出樹脂温度が該熱可塑性樹脂の融点より40
℃高い温度及び該融点より120℃高い温度の範囲に調
整して、溶融樹脂バブルに対しダイス出口に近接して設
けられた主吹出口および副吹出口を有する第1エアリン
グから溶融バブルの進行方向に対し斜めに冷却エアを吹
きつけてこれを冷却し、溶融樹脂バブルを急激に膨張さ
せる位置に設けられ、フロストライン位置を自由に変更
できる複数の環状スリットを有する第2エアリングの入
口における該バブルの温度を該熱可塑性樹脂の融点+3
0〜融点+80℃の範囲に調整して、溶融樹脂バブルの
実質膨張比(膨張後のバブル径/膨張直前の最もくびれ
たときの径)が1.3〜6.0、ダイス面からフロスト
ラインまでの距離が400〜2000mmの範囲で成形
することを特徴とするインフレーションフィルムの成形
方法を開発することにより上記の目的を達成した。
形用装置として、押出機、インフレーション用円形ダイ
ス、溶融樹脂バブル冷却用第1エアリング及び第2エア
リングを具備する熱可塑性樹脂のインフレーションフィ
ルム成形装置であって、主吹出口および副吹出口を有す
る第1エアリングおよび溶融樹脂バブルを急激に膨張さ
せる位置に設け、フロストライン位置を自由に変更でき
る複数の環状スリットを有する第2エアリングを具備し
たことを特徴とするインフレーションフィルム成形装置
を開発することにより上記インフレーションフィルム成
形の実施が容易に出来ることを確認した。
LDPE、HDPE、LDPE等のポリエチレン;エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体等エチレ
ンとラジカル重合性モノマーの共重合体;ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステルまたは
それらの混合物等の溶融張力の小さい熱可塑性樹脂をあ
であっても使用することができる。しかしできるだけ溶
融張力の大きい高分子量のもののほうがバブル安定性に
優れている。
安定性が良いため高速での引き取りが可能であり、本発
明方法により成形したフィルムは透明性、強度に優れ、
その透明性はキャスティングポリプロピレンフィルムに
匹敵するものが得られ、低温での使用可能な安価なフィ
ルムとして使用できる。
してLLDPEを代表として説明する。
方法としては上向きブロー(図2)、下向きブロー(図
1)の何れでも良い。
変わるが、通常融点より40℃高い温度と、融点より1
20℃高い温度の範囲内である。例えばLLDPEであ
れば170〜250℃の温度範囲で成形することが好ま
しい。
ャーが出易くなり、また250℃より高温にすると溶融
張力が小さくなり、バブルの安定性を損ね易くなる。
物は、メルトフラクチャーを起こし易い性質があるの
で、ダイス1のリップギャップを2.0〜10.0mm
(好ましくは2.5〜5.5mm)とHDPEにおける
場合より大きくすること、あるいは第1エアリング2と
第2エアリング5の中間(膨張点よりはダイス側)に溶
融樹脂バブル3の表面を加熱するバブルヒーター(図に
は示していない。)を設けるなどの手段を講ずれば表面
の肌荒れを回避することができる。リップギャップが
7.0mmより大きくなるに従い、フィルムの厚さの均
一性を失うのでメルトフラクチャーを小さくすることが
できるとしても10.0mmよりは大きくすべきでな
く、バブルヒーターで表面の肌荒れを回避することが好
ましい。
3はダイス出口近辺において第1エアリング2からの冷
却エアで冷却される。
通常のエアリングのごとく引き取り方向に対し斜めに吹
き出すものでも良いが、ほぼ水平方向にする方が好まし
い。
エアリングにおいては、図1に示すごとく、主吹出口2
1から主たる冷却エアの吹出による減圧雰囲気が溶融樹
脂バブル3に悪影響を与えぬように、その減圧雰囲気を
補償するだけの少量の副次的な冷却エアを供給する副吹
出口22を設けた第1エアリングを使用すれば良い。副
吹出口は主吹出口と同一供給源のエアでも良いし、また
独立に吹出量を調節可能としても良いが、影響を与えな
い範囲は比較的許容範囲が大きいようなので微細な調節
をしなくとも効果は充分に発揮される。
ける部分に、ダイス1のスリット口径とほぼ同じか若干
太目の出口安定体Bを設けることも良い方法である。こ
の出口安定体Bは接触抵抗をできるだけ小さくするため
に板状、網状、スプリング等から構成しても良い。これ
があると、第1エアリング2の吹出圧力が強くともバブ
ル3は該出口安定体Bによってバブル形状が保持され、
この部分が安定化されるために有効である。
り冷却され、溶融張力を増しながら引き取られた後、あ
る地点において急激に膨張する。
成形方法であるので、溶融樹脂バブルはバブル内部圧に
抗してくびれ、その径を自由に縮小できるため実質の膨
張比(膨張後のバブル径/膨張直前の最もくびれたとき
のバブル径)は見かけの膨張比(膨張後のバブル径/ダ
イス径)より遥かに大となり、このことは同じ膨張比の
フィルムを製造する場合にロングネックタイプで製造す
るときは大口径のダイスの使用が可能となる。
することにより、よりくびれる傾向があるため、高速引
き取りによりバランスの良い、より高強度のフィルムの
製造が可能となることを意味する。
(フィルム引き取り方向に直角の方向)の強度を大とす
ること、インパクト強度を大とすることなどの効果があ
り、実質膨張比として通常1.3〜6.0の範囲とする
こと、好ましくは1.5〜4.5の範囲とすることが必
要である。
ルムは、縦裂きが起こり易く、またインパクト強度が低
くなる。一方、膨張比を6.0以上とすると、横方向の
配向が強過ぎてフィルムの輪切れが起こり易く、生産中
にバブルの切断などが惹起し易くなるので避けるべきで
ある。
融樹脂バブル温度がある。ダイス1から押し出された溶
融樹脂バブル3は第1エアリング2からの冷却エア等に
より冷却され、第2エアリング5の入口において使用樹
脂の融点及び該融点より110℃高い温度の範囲にある
ことが必要であり、好ましくは融点+30℃〜融点+8
0℃、より好ましくは融点+40℃〜融点+80℃の温
度範囲である。融点より低いときは溶融樹脂バブルが徐
冷となり透明性が低下するだけでなく、膨張が不可能に
なるかあるいは不完全になるかしてバラツキが大きくな
り、目的とする厚さ及びサイズのフィルムを得ることが
できない。またこの温度より高温であるときは溶融樹脂
バブル3の膨張が不均一になったり、バブルの安定性を
損なったりするため均一性のあるフィルムの製造が困難
となる。
は第2エアリング入口における樹脂温度は125〜22
0℃の範囲にあることが必要である。溶融樹脂バブルは
第2エアリング5中で充分膨張するか、あるいは第2エ
アリング5を出てからすぐに充分膨張するかして所定の
厚さ及びサイズのフィルムとなるが、高透明性を必要と
するときはフィルム厚さとして50μm以下、好ましく
は40μm以下とすることが好ましい。フィルム厚さが
厚くなるに従い、徐冷となるためどうしても不透明化す
る。この対策としてはバブルヒーターを用いることによ
り相当程度この問題を解決できる。
状スリット(52,53,54)を有する吹出口を有す
る第2エアリング5の複数の環状スリットの吹出口は、
バブル径の外側方向に吹き出すものでも良いが、図3に
示すごとくエアをバブルの引き取り方向とほぼ平行に、
または外側に向けて吹出すように形成することが好まし
い。
き取り方向への冷却エアの吹出により作られる減圧雰囲
気が溶融樹脂バブルに影響を与え、この位置でバブルの
急激な膨張が開始する。
出口(52,53,54)を3重の環状スリットを示し
たが、これは二重以上であればよい。各吹出口52,5
3,54のエア出口の上端壁面は減圧度を高めるため斜
めにするなどの手段をとってもよい。また外部空気の流
れや減圧雰囲気を外界から遮断する意味も兼ねてエアリ
ングの先端にカバー55を付けても良い。
えるフロストライン8の位置は、第2エアリング5の位
置の移動により自由に変更することができる。第2エア
リング5の位置は、通常ダイス面より50mm以上離す
ことが必要で、好ましくは100mm以上、更に好まし
くは200mm以上離すことが良い。あまり接近しすぎ
ると効果が少なくなり、高速引き取りが困難となる。
フィルムは薄くなるため急冷され、固化した後は通常の
インフレーションと同じくニップロールで空気を絞ら
れ、巻き取り機に引き取られフィルムとなる。
PEなどのように高溶融張力の熱可塑性樹脂はもちろ
ん、溶融張力が小さく、従来のインフレーション装置で
はロングネックタイプのインフレーション成形が困難と
されていた熱可塑性樹脂に対しても有効な製造方法であ
る。
性である理由は次のように考えている。
ブルはスウェル効果により出口において膨れ、溶融樹脂
バブルの外径はダイス口径より数%〜10数%大きくな
ることはよく知られている。
きい状態を示している。これを図4または図5に示す低
フロストラインタイプのバブル形状でフィルム成形を行
うときはその状態から急激に膨張されるため、フィルム
表面はスウェル効果の影響を強く受けたものとなる。
溶融樹脂バブルは膨張点までゆっくりと移動し、スウェ
ルによって生成した表面の凹凸が大幅に緩和され、この
緩和されたバブルが急激に膨張するため、スウェルの影
響は大幅に減少させることができ、表面のより平滑なフ
ィルムが得られる一因となっていると推定している。
クスとしてヘーズがあるが、フィルムのヘーズの大部分
は外部ヘーズ(フィルム表面の凹凸などに起因する光の
不透過による不透明性)にあることが知られている。
の一部がスウェル効果を緩和するロングネックタイプと
したことにより得られたものと考えられる。
のポイント)を結晶化温度まで低下させると結晶が生長
してヘーズを悪化させるが、本発明においては第2エア
リング入口の温度を規制することによりこの問題も回避
しており、これも高透明フィルムを得る一因と考えられ
る。
2による冷却により、第2エアリング5の入口における
溶融樹脂バブル温度を規制したこと、第2エアリング5
の複数の環状スリットからの冷却エア吹出に伴う減圧雰
囲気により溶融樹脂バブル3を急激に膨張させる方法を
取り入れたことにより溶融張力の高い樹脂はもちろん、
低溶融張力の場合であっても問題なく、インフレーショ
ン成形できたものと推定している。
リングを2段使用したことによる冷却能力の向上もあっ
て高速引き取りが可能となり、また急激な膨張による溶
融樹脂の急冷などの相乗効果のためヘーズ、グロス、ク
ラリティーなどの光学特性が著しく改善されたものと思
われる。
7210の表1、条件4による溶融流れ(以下MFRと
いう。)1.0g/10分の直鎖状ポリエチレンをリッ
プギャップ3mm、口径100mmφのダイスを備えた
インフレーションフィルム成形装置を用い、樹脂温度2
00℃で押し出した。
を引き取り速度30m/minの速度で成形した。溶融
樹脂バブルは第1エアリングからの冷却エア等により冷
却され、2重の環状スリットからなる第2エアリング入
口では145℃であり、フロストラインはダイス面から
530mmである。得られたフィルムの評価は表1に示
す。
ノー株式会社製型式IR−AP温度計を用い、距離15
0cm、測定面積;直径45mmφで、エアリングに最
も近い部分を測定した。ヘーズ、グロス、クラリティー
はJIS K−7105の方法により測定した。
3 、MFR 1.0g/10分のLLDPE80重量
%、密度0.925g/cm3 、MFR 0.8g/1
0分のLDPE20重量%からなる樹脂組成物を用い、
実施例1と同一の装置を用い、条件を変更してフィルム
の成形を行った。得られたフィルムの評価を表1に示
す。
いて、第1エアリングと第2エアリングの中間に3.0
kwの赤外線ヒーター(バブルヒーター)を設けて透明
性の改善を図った。得られたフィルムの評価を表1に示
す。透明性(ヘーズ、グロス、クラリティー)は大幅に
改善されたことを示す。
MFR 0.5g/10分のHDPE60重量%、密度
0.925g/cm3 、MFR 0.8g/10分のL
DPE40重量%からなる樹脂組成物を用い、実施例1
と同一の装置を用い、樹脂温度200℃において表1に
示す条件でフィルムの成形を行った。得られたフィルム
の評価を表1に示す。
置を用い、表1に示す条件でフィルムの成形を行った。
得られたフィルムの透明性(ヘーズ、グロス、クラリテ
ィー)は著しく低下した。
出口からただちに膨張する低フロストラインタイプ(図
4または図5に示すようなバブル形状)のインフレーシ
ョンフィルム成形を実施例2と同一の樹脂で行った。得
られたフィルムの評価を表1に示す。
ョン法によるフィルム成形に際し、溶融樹脂バブルはダ
イス出口に近接して設けられた第1エアリングによりこ
れを冷却し、ついで急激に膨張させる位置に設けられた
複数の環状スリットを有する第2エアリングの入口の温
度が該熱可塑性樹脂の融点と融点より100℃高い温度
の範囲に調整し、ロングネックタイプでフィルムを成形
するときは例えばLLDのごとき溶融張力の小さい熱可
塑性樹脂であっても溶融樹脂バブルは安定し、ヘーズ、
グロス、クラリティーなど光学特性に優れたフィルムを
高速で生産できることを見いだした。
上記のインフレーションフィルム成形法に好適に使用で
きる。
塑性合成樹脂であっても第1エアリングと第2エアリン
グの中間にバブルヒーターを設けて生産することにより
ヘーズ、グロス、クラリティーを大幅に改善できること
も見いだした。
の一例を示す概念図である。
の他の一例(安定体径がダイス口径より大である例)を
示す概念図である。
レーションフィルム成形法の一例の概念図である。
ョンフィルム成形法の他の一例の概念図である。
Claims (4)
- 【請求項1】ポリエチレン、エチレンとラジカル重合性
モノマーの共重合体、ポリプロピレンまたはそれらの混
合物からなる低溶融張力の熱可塑性樹脂のインフレーシ
ョンフィルム成形方法であって、押出樹脂温度が該熱可
塑性樹脂の融点より40℃高い温度及び該融点より12
0℃高い温度の範囲に調整して、溶融樹脂バブルに対し
ダイス出口に近接して設けられた主吹出口および副吹出
口を有する第1エアリングから溶融バブルの進行方向に
対し斜めに冷却エアを吹きつけてこれを冷却し、溶融樹
脂バブルを急激に膨張させる位置に設けられ、フロスト
ライン位置を自由に変更できる複数の環状スリットを有
する第2エアリングの入口における該バブルの温度を該
熱可塑性樹脂の融点+30〜融点+80℃の範囲に調整
して、溶融樹脂バブルの実質膨張比(膨張後のバブル径
/膨張直前の最もくびれたときの径)が1.3〜6.
0、ダイス面からフロストラインまでの距離が400〜
2000mmの範囲で成形することを特徴とするインフ
レーションフィルムの成形方法。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂が直鎖状低密度ポリエチレ
ンであって、リップギャップ2.5〜5.5mm、第2
エアリングの入口における樹脂温度が125〜220℃
であり、製造されるフィルムの厚さが10〜80μmで
ある請求項1記載のインフレーションフィルムの成形方
法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のインフレーシ
ョンフィルム成形用装置として、押出機、インフレーシ
ョン用円形ダイス、溶融樹脂バブル冷却用第1エアリン
グ及び第2エアリングを具備する熱可塑性樹脂のインフ
レーションフィルム成形装置であって、主吹出口および
副吹出口を有する第1エアリングおよび溶融樹脂バブル
を急激に膨張させる位置に設け、フロストライン位置を
自由に変更できる複数の環状スリットを有する第2エア
リングを具備したことを特徴とするインフレーションフ
ィルム成形装置。 - 【請求項4】 第1エアリングと第2エアリングの中間
に、溶融樹脂バブル表面を加熱する手段を設けた請求項
3に記載のインフレーションフィルム成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21640592A JP3506446B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21640592A JP3506446B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639916A JPH0639916A (ja) | 1994-02-15 |
JP3506446B2 true JP3506446B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=16688053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21640592A Expired - Lifetime JP3506446B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506446B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1287973C (zh) | 2002-08-30 | 2006-12-06 | 可乐丽股份有限公司 | 吹塑薄膜的生产设备和生产方法 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP21640592A patent/JP3506446B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639916A (ja) | 1994-02-15 |
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