JPH09122749A - 薄肉パイプの補強方法およびその補強構造 - Google Patents

薄肉パイプの補強方法およびその補強構造

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JPH09122749A
JPH09122749A JP27914095A JP27914095A JPH09122749A JP H09122749 A JPH09122749 A JP H09122749A JP 27914095 A JP27914095 A JP 27914095A JP 27914095 A JP27914095 A JP 27914095A JP H09122749 A JPH09122749 A JP H09122749A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin
core ring
walled pipe
diameter
walled tube
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Pending
Application number
JP27914095A
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English (en)
Inventor
Takashi Komiyama
隆 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tube Forming KK
Original Assignee
Tube Forming KK
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Publication date
Application filed by Tube Forming KK filed Critical Tube Forming KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題と解決手段】 ローラを形成する薄肉パイプの強
度低下を防止し、かつ表面研削も容易とすることができ
る薄肉パイプを提供することを課題とするもので、その
手段としては薄肉パイプ1の内部に芯リング材2’を挿
入させたのち押圧により拡径して固着することで適宜の
強度が得られ、表面研削も容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばローラ用と
して使用されるような薄肉パイプの補強方法およびその
補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機を使用して原図を複写する
場合、感光された複写紙は現像から定着の工程を経るこ
とになり、複写紙の表面には現像の工程において感光箇
所に応じた粉末状のトナーが付着され、この状態で複写
紙が定着部に送られる。この定着部にはヒートローラ
(定着ローラで内部にヒータが挿入されている)と一緒
に加圧され接触しながら逆方向に回転する加熱または非
加熱のローラが設けられており、トナーの付着した複写
紙がこの両ローラ間を通ることによりヒートローラの熱
でトナーが溶かされて定着が完了することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって定着に用い
られるヒートローラの材質は温まり易くするために従来
からアルミ材が用いられている。
【0004】しかしこのローラは温度低下を防止するた
めに肉厚になっており、したがって強度上は良好である
が、肉厚であるために複写開始時にはスイッチをONに
してから定着に必要な適温に達するまでの時間がかかり
過ぎ、立ち上がりが悪くなるという欠点は避けられな
い。またローラの肉厚を薄くすると適温に達するまでの
時間が早くなって好都合であるが、強度が低下するため
にたわみを生じて定着が不安定となり、また加工時の表
面研削も削り難い等の欠点をもたらすものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラを形成
する薄肉パイプの強度低下を防止し、かつ表面研削も容
易とすることができる薄肉パイプの補強方法およびその
補強構造を提供することを課題とするもので、その手段
としては、薄肉パイプの内部に芯リング材を圧入し、芯
リング材の外径を拡径させてパイプ内で固着させるるこ
とにより適宜の強度が得られ、表面研削も容易になると
いう効果が得られるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。本発明にかかる薄肉パイプの
補強構造は図1に示すように適宜太さと適宜長さを有す
る薄肉パイプ1の内部中間に芯リング2を挿入して(固
着後拡径して2’となるように)固着させるようにした
ものである。
【0007】つぎに前記芯リング2の固着による補強方
法を説明する。まず図2に示すように薄肉パイプ1の長
さ方向の一端側Aから軸心に対して垂直で、かつほぼ内
径に等しい外径を備えた端面を有する当型3を内嵌して
固定し、他端側Bからは前記芯リング2を挿入する。
【0008】芯リング2の単体構造は、図3に示すよう
に補強対象となる前記薄肉パイプ1の内径とほぼ等しい
外径を有し、内周部が一面側に傾斜部2aを有して次第
に径小となる隆起部2bが形成されたもので、外周縁部
2cの外径=D1 となっている。
【0009】前記芯リング2は挿入時は外周縁部2cが
前記当型3に当接するように位置させる。
【0010】つぎに、同じ他端側Bから少なくとも芯リ
ング2とほぼ同じリング幅の環状帯4aを持つ押型4を
薄肉パイプ1内に挿入して前記芯リング2の隆起部2b
に接触させたのち、芯リング2を押圧する。
【0011】その結果芯リング2は図3の状態から図4
に示すように傾斜部2aが平面状に変形し、隆起部2b
の内径は縮径し、外周縁部2cの外径D2 はD1 <D2
のように拡径され、薄肉パイプ1の内部にかしめ状態に
固定される。
【0012】そして当型3と押型4を抜き取ったときの
薄肉パイプ1の補強状態は図1に示したように芯リング
2’により固定されて強度が増加する。ここで芯リング
2’が固定された薄肉パイプ1の外周には図1に示すよ
うに微小な膨らみ1aが形成される場合があるものの表
面研削においてこの膨らみ1a部分を容易に取り除くこ
とができる。
【0013】なお図5の実施の形態では芯リング2’の
数は1個の場合を示したが使用されるローラの長さに応
じて複数個とすることもできる。
【0014】上記実施形態において、ローラとして適用
される薄肉パイプ1の大きさは、例えば内径d=39φ
mm、肉厚t1 =0.9mm、長さl=約370mm
で、材質はアルミニュームである。
【0015】これに挿入された芯リング2’は例えば厚
さt2 =0.5〜0.8mm程度の鋼材等が用いられ
る。なおこの薄肉パイプ1をローラとして使用する場
合、両端は軸受部1b,1cとなるためにプレス等によ
る段付きの縮径が必要であり、また図6に示すように工
具により挾持可能とする二面幅wの加工も必要となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薄
肉パイプの補強を簡単に行うことができ、これにより得
られた薄肉パイプの補強構造により表面研削が薄肉でも
容易に行うことが可能となる。また、薄肉パイプの強度
が大となるからローラとして使用の際や表面研削の際に
従来生じたたわみ等の不具合はこれにより解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薄肉パイプの補強構造を示す断
面図。
【図2】本発明にかかる薄肉パイプの補強方法の一過程
を示す説明図。
【図3】本発明の芯リングの変形前の外観斜視図。
【図4】図3の芯リングの変形後の外観斜視図。
【図5】本発明にかかる薄肉パイプの補強構造をローラ
に適用した場合の断面図。
【図6】図5の側面図。
【符号の説明】
1 薄肉パイプ 2,2’ 芯リング 2a 傾斜部 2b 隆起部 2c 外周縁部 3 当型 4 押型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉パイプの一端側からその軸心に対し垂
    直な面を有する当型を内嵌して位置を固定し、薄肉パイ
    プの他端側から補強対象となる当該薄肉パイプの内径と
    ほぼ等しい外径を有し、内周部が一面側に傾斜部を有し
    て次第に径小となる隆起部を形成した芯リングを挿入し
    てその外周縁部を前記当型に当接させ、同じ端部側から
    押型を挿入して前記隆起部を押圧することにより芯リン
    グの外径を拡径させて薄肉パイプの内周面に固定させ、
    補強するようにしたことを特徴とする薄肉パイプの補強
    方法。
  2. 【請求項2】各種ローラ用に使用される適宜太さと長さ
    を有する薄肉パイプの長手方向中間部に、補強対象とな
    る前記薄肉パイプの内径とほぼ等しい外径を有し、内周
    部が一面側に傾斜部を有して次第に径小となる隆起部を
    形成した芯リングを挿入し、該芯リングの前記隆起部が
    押圧されて外径が拡径状態となって取付けられているこ
    とを特徴とする薄肉パイプの補強構造。
JP27914095A 1995-10-26 1995-10-26 薄肉パイプの補強方法およびその補強構造 Pending JPH09122749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145489A (ja) * 2013-01-25 2014-08-14 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 横型回転乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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