JPH09122319A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09122319A
JPH09122319A JP7309967A JP30996795A JPH09122319A JP H09122319 A JPH09122319 A JP H09122319A JP 7309967 A JP7309967 A JP 7309967A JP 30996795 A JP30996795 A JP 30996795A JP H09122319 A JPH09122319 A JP H09122319A
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JP
Japan
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game
time
time saving
big hit
symbol
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Withdrawn
Application number
JP7309967A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09122319A publication Critical patent/JPH09122319A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技履歴に応じて特別遊技状態の発生期間を
決定することで、遊技の興趣向上と共に射幸性を向上し
得る遊技機を提供することにある。 【解決手段】 大当り遊技状態が発生したか否かの判別
を行い(S1)、大当り遊技状態が発生したと判別する
と、次に時短中か否かの判別を行う(S2)。そして、
S2で時短中のときは、カウンタHに「50」をセット
(S6)した後にカウンタMに「1」を加算し(S
7)、そのカウンタMの値が「2」になる、即ち時短制
御中の大当りが2回繰り返されると、その後2回大当り
するまで時短制御を実行する。これにより、短期間で集
中して大当りしたときの特典として長期間に亘る時短制
御が付与されるため、遊技者に一発逆転の期待感を持た
せることができ、ひいては射幸性の向上と共に遊技の興
趣向上が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示装置に表
示される表示結果が予め定めた特定表示結果となったと
きに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、遊技機としてのパチンコ
遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変表示
部で図柄(識別情報)を可変表示し、各可変表示部の表
示結果が予め定めた当り図柄(特定表示結果)となった
ときに、大当り遊技状態(特定遊技状態)を発生するよ
うになっていた。また、このような遊技機には、大当り
終了後に特別遊技状態(例えば、普通図柄の時短等)を
発生するものも提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような特別遊技状態の発生を可能にした遊技機では、特
別遊技状態の発生期間が一律に設定されていたため、面
白みに欠けるという問題点を有していた。また、特別遊
技状態中に大当りした場合では、特別遊技状態の残り期
間はクリアされ、大当り後に発生する特別遊技状態は事
前に設定された一律の期間となってしまうため、射幸性
に欠けるという問題点を有していた。本発明は、上記し
た問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、遊技履歴に応じて特別遊技状態の発生期間を決定す
ることで、遊技の興趣向上と共に射幸性を向上し得る遊
技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】所定条件の成立に伴って
特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別
遊技状態を発生し得る特別遊技発生手段と、所定の遊技
履歴を計数する計数手段と、該計数手段による計数値に
応じて特別遊技状態の発生期間を決定する期間決定手段
と、を備えたので、特別遊技状態の発生期間を遊技履歴
に応じて決定することができるため、遊技の興趣向上と
共に射幸性の向上が招来できる。
【0005】また、前記計数手段による計数値を報知す
る計数報知手段を備えた場合には、その計数値を報知す
ることで特別遊技状態が発生する可能性があることを遊
技者に報知でき、ひいては遊技の終了を思い止まらせる
ことでホール側の売り上げ向上が招来できる点で有利で
ある。
【0006】また、前記期間決定手段により決定された
期間を報知する期間報知手段を備えた場合には、特別遊
技状態の発生期間を遊技者に的確に把握させることがで
きる点で有利である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1
の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面
図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射さ
れた打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植
立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3
を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述する
画像表示部60での識別情報(以下、特別図柄という)
の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可
変表示装置30(可変表示装置)が配置されている。な
お、特別可変表示装置30の詳細な構成については後に
詳述するものである。
【0008】特別可変表示装置30の下方には、普通可
変入賞球装置5及び特別可変入賞球装置9等の各種構成
部材を遊技盤1に取り付けるための取付基板4が設けら
れている。取付基板4の中央上端部には、特別図柄の変
動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置5が
配置されている。この普通可変入賞球装置5は、ソレノ
イド6によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開
放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7a・
7bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成
され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を検
出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動翼
片7a・7bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変
入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通可変
入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動
中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶さ
れ、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によっ
て表示されるようになっている。
【0009】前記取付基板4の中央部には、ソレノイド
10によって入賞領域を開閉制御する開閉板11を備え
た特別可変入賞球装置9が配置されている。特別可変入
賞球装置9の入賞領域内の左端部には、入賞玉の検出に
より開閉板11を再度開成(後述する継続権の成立)さ
せることができる特定玉検出器12が配置されている。
また、入賞領域内のほぼ中央部には、入賞玉数を検出す
るために入賞玉検出器13も設けられている。特別可変
入賞球装置9の下方には、遊技盤1の前方側に突出した
突出部材14が設けられている。なお、取付基板4の左
右両端部には、それぞれ飾りLED15を備えた入賞口
16が設けられており、また、特別可変入賞球装置9の
入賞領域内壁には、継続権の成立を報知する特定玉入賞
表示LED17が設けられている。
【0010】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉
が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をO
Nさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一
定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄
が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大
当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊
技状態(大当り遊技状態ともいう)となる。そして、こ
の特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置9の開
閉板11が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個
数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放(開
放サイクル)するように設定され、その開放している間
遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようになっ
ている。そして、受け止められた打玉が特定玉検出器1
2をONすると、再度上記した開放サイクルを繰り返
し、特定玉検出器12がONする毎に継続権が成立して
開放サイクルを最高16回繰り返すことができるように
なっている。
【0011】また、特別可変表示装置30の左側方に
は、通過口18aが形成されてなる通過部材18が配置
されている。通過口18aは、その上端開口から受け入
れた打玉を前記普通可変入賞球装置5側に誘導放出する
通路形状をなしており、その通路途中には通過玉検出器
19が設けられている。該通過玉検出器19は、通過玉
を検出すると後述する普通図柄表示器34に表示される
普通図柄の変動を許容するようになっている。なお、普
通図柄表示器34は、普通図柄が当り図柄となったとき
に、普通可変入賞球装置5の可動翼片7a・7bを所定
時間が経過するまで開放制御するものである。また、普
通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態
では、4回)記憶され、その旨が後述する普通図柄記憶
表示LED35によって表示されるようになっており、
その変動時間は、後述する所定条件の成立に伴う時間短
縮時に通常時に比べて短縮されるようになっている。な
お、普通図柄の変動記憶は常に一定(例えば、4回)に
設定する必要はなく、例えば通常時では1回にする一方
で、時間短縮中では4回にすることも可能である。
【0012】また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面に
は、上記した構成以外にも、風車ランプ21aを内蔵し
た風車21、袖ランプ22aを内蔵した入賞口22、サ
イドランプ23aを内蔵したサイドランプ飾り23、ア
ウト口24、バック玉防止部材25等が設けられてい
る。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるい
は変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する図示しな
い遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが設けられると共
に、効果音を発生するスピーカ26(符号のみ図3に記
載)が設けられている。
【0013】次に、本実施形態の要部を構成する特別可
変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示
装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付
基板31を有し、該取付基板31には、長方形状の窓枠
部32が形成されている。そして、この窓枠部32の後
方には、左・中・右の各特別図柄を可変表示し得る画像
表示部60を有するLCD表示器33が臨設されてい
る。なお、左・中・右の各特別図柄を可変表示する場
合、画像表示部60はこれに応じて左・中・右の各特別
図柄表示部60a〜60cに分割されるものである。ま
た、窓枠部32の上方には、普通図柄表示器34、普通
図柄記憶表示LED35、特別図柄記憶表示LED3
6、及び飾りLED37が設けられ、窓枠部32の左右
側方には、各飾りLED38・39が設けられている。
一方、窓枠部32の下方には、各飾りLED40・41
が設けられている。
【0014】また、上記LCD表示器33の各特別図柄
表示部60a〜60cに表示される左・中・右の特別図
柄は、図4に示すように、それぞれ「0〜9・F・X・
G・P・R」順の15種類から構成されている。これら
左・中・右の各図柄には、後述するWCRND L・C
・R(図5参照)の各ランダム数が対応して設けられて
いる。なお、大当り図柄の組合せは、左・中・右の各図
柄が同一図柄にて揃った組合せであり、この組合せは、
WCRND Lのランダム数に基づいて決定される。
【0015】以上、特別可変表示装置30を含むパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図2及び図3に示す遊技制御回路に
よって制御される。図2及び図3は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RA
M、入出力回路を含む基本回路42によって制御されて
いる。しかして、基本回路42は、入力回路43を介し
て通過玉検出器19、始動玉検出器8、特定玉検出器1
2、及び入賞玉検出器13からの検出信号が入力され、
アドレスデコード回路44から基本回路42にチップセ
レクト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセ
ット回路45から基本回路42にリセット信号が与えら
れ、所定時間毎に定期リセット回路46から基本回路4
2に定期リセット信号が与えられる。
【0016】一方、基本回路40からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、LCD回路47
を介して特別可変表示装置30(図2中には、LCD表
示装置と記載)に表示制御信号が与えられ、LED回路
48を介して普通図柄表示器34、特別図柄記憶表示L
ED36、普通図柄記憶表示LED35、特定玉入賞表
示LED17、及び各飾りLED15・37〜41に表
示駆動信号が与えられ、ソレノイド回路49を介して各
ソレノイド6・10に駆動信号が与えられ、ランプ回路
50を介して風車ランプ21a、サイドランプ23a、
及び袖ランプ22aに表示制御信号が与えられ、音声合
成回路51及び音量増幅回路52を介してスピーカ26
に音声信号が与えられる。なお、ランプ回路50からは
各種のランプ制御データが出力されることで、上記した
構成部材以外のランプを表示制御するようになってい
る。さらに、基本回路42は、情報出力回路53を介し
て外部(ホールコンピュータや呼び出しランプ等)に情
報コモン、有効始動情報、大当り情報、及び時短変動情
報を出力し、また、賞球個数信号出力回路54を介して
外部に各種の賞球個数信号を出力している。なお、上記
した装置や回路には、電源回路55から各種の電圧を有
する電力が供給されている。また、時短変動情報とは、
普通図柄の変動時間短縮時に出力される情報である。
【0017】次に、前記特別可変表示装置30による特
別図柄の変動動作について図5乃至図10に示すタイム
チャート及び説明図等を参照して説明する。まず、特別
可変表示装置30の変動動作に用いられるランダム数に
ついて説明する。特別可変表示装置30では、図5に示
すような5種類のランダム数が使用されており、これら
のランダム数は、大当り決定用のWCRND1と、左図
柄表示用であり且つ大当り表示用のWCRND Lと、
中図柄表示用のWCRND Cと、右図柄表示用のWC
RND Rと、リーチ動作指定用のWCRND ACT
と、から構成されている。WCRND1は、「0〜22
4」の225通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算
されることで刻々と変化するものであり、WCRND
Lは、「0〜14」の15通りの数値が0.002秒毎
に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、
WCRND Cは、「0〜14」の15通りの数値が割
り込み処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と
変化するものであり、WCRND Rは、「0〜14」
の15通りの数値がWCRND Cの桁上げ時に1ずつ
加算されることで刻々と変化するものであり、WCRN
ACTは、「1〜100」の100通りの数値が割
り込み処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と
変化するものである。
【0018】そして、図6に示すように、WCRND1
から抽出された値が「3」であり大当りと判定される
と、WCRND L(0〜14)のデータにより大当り
となる図柄が決定され、この大当り図柄が特別可変表示
装置30のLCD表示器33に表示される。一方、WC
RND1で「3」以外の値が抽出されて外れと判定され
ると、WCRND L・C・Rからの各抽出値に対応す
る図柄が外れ図柄として特別可変表示装置30のLCD
表示器33に表示される。なお、WCRND L・C・R
からの各抽出値が偶然にも大当り図柄と一致した場合に
は、WCRND Rのデータに「1」を加算して外れ図
柄にして表示するものである。
【0019】特別図柄の変動は図9乃至図11のタイム
チャートに示すようになっている。なお、左・中・右の
各図柄列の変動は、図7(A)の一覧表図に示すパター
ンに基づいて行われる。変動パターンAは、一定の速度
で変動(16.7msに1図柄変動)するパターンであ
り、変動パターンBは、除々に減速して停止(3図柄変
動)するパターンであり、変動パターンCは、除々に減
速(3図柄変動)するパターンであり、変動パターンD
は、一定の速度で変動(333.3msに1図柄変動、
1周期5.000秒)するパターンであり、変動パター
ンEは、除々に減速して停止(1図柄変動)するパター
ンである。また、図9乃至図11の各タイムチャート中
に記載の条件1〜3、及び※1〜3は、図7(B)及び
図8の各一覧表図に示すものである。なお、※3の一覧
表図は、ハズレ時及び大当り時毎にリーチ種類を決定す
るための各条件1〜3とWCRND ACTの抽出値と
の振り分け表図である。
【0020】先ず、図9において、普通可変入賞球装置
5に打玉が入賞し始動玉検出器8が始動信号を導出する
と、その始動信号の立ち上がり時に、WCRND1から
数値を抽出してこれを格納する。その後、始動信号の立
ち上がりより0.002秒後には、WCRND L・C
・Rから数値を抽出すると共に、格納したWCRND1
の読み出し及び判定を行う。なお、このとき、リーチと
なる場合は、WCRND ACTから数値を抽出する。
そして、始動信号の立ち上がりより0.004秒後に、
左・中・右の全図柄列を変動パターンAにて変動させ
る。その後、左図柄列は、6.260秒間変動パターン
Aにて変動された後、0.420秒間変動パターンBに
て変動されて停止表示される。また、右図柄列は、6.
680秒間変動パターンAにて変動された後、0.42
0秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。
なお、このような左・右の各図柄の変動パターンAにお
いて、※2のとき、即ち始動口入賞による記憶が3以上
ある場合には、変動時間がそれぞれ4.760秒及び
5.180秒に短縮される。
【0021】一方、中図柄は、リーチ以外のとき、7.
100秒間変動パターンAにて変動された後、0.85
0秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。
また、リーチ1での中図柄は、図10に示すように、変
動パターンAでの7.100秒間の変動の後に、0.4
20秒間の変動パターンC及び5.664〜10.34
0秒間の変動パターンDにて変動され、その後1.18
4秒間変動パターンEにて変動された後に停止表示され
る。リーチ2での中図柄は、変動パターンAでの7.1
00秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターン
C及び10.340秒間の変動パターンDにて変動さ
れ、その後0.400秒間の停止と0.200秒間の変
動とを0.600〜9.000秒の間交互に繰り返した
後に停止表示される。リーチ3での中図柄は、変動パタ
ーンAでの7.100秒間の変動の後に、0.420秒
間の変動パターンC及び10.340秒間の変動パター
ンDにて変動され、その後0.400秒間の停止後に再
度変動パターンAにて0.167〜2.505秒間変動
された後に停止表示される。なお、このようなリーチ以
外及び各リーチ1〜3での中図柄の変動パターンAにお
いて、※2のときは変動時間が5.690秒に短縮され
る。また、各リーチ1〜3の選択決定は、※3の一覧表
図に基づいてハズレ時及び大当り時毎に行われる。
【0022】次に、特別可変表示装置30の変動終了後
の動作について図11(A)〜(C)を参照して説明す
る。まず、変動の結果、大当り遊技状態となった場合で
は、図11(A)に示すように、中図柄列の変動が停止
した後、微少時間(0.800秒)が経過した時点で大
当りの判定が行われ、その後所定時間(7.300秒)
が経過すると、特別可変入賞球装置9の開閉板11(図
11中には可変入賞球装置と記載)を開放すべくソレノ
イド10が所定時間(29.500秒)ONされる。開
閉板11の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、
役物連続作動装置作動有効時間として設定され、その時
間内に特定玉検出器12がONすれば、継続権が成立す
るように制御される。その後、特別可変入賞球装置9の
最終回の開放動作が終了した時点で始動入賞記憶がある
場合には、図11(B)に示すように、特別可変入賞球
装置9の閉鎖から所定時間(13.002秒)後にWC
RND1の読み出し及び判定を行い、その後特別可変入
賞球装置9の閉鎖から所定時間(13.004秒)後に
全図柄列の変動を開始させる。一方、図11(C)に示
すように、中図柄列の変動が停止して外れとなった後、
始動入賞記憶がある場合には、所定時間(0.800
秒)経過した時点で外れ図柄の停止確認用の判定が行わ
れ、その後所定時間(0.002秒)後にWCRND1
の読み出し及び判定を行い、中図柄列の変動停止から所
定時間(0.804秒)後に全図柄列の変動を開始させ
る。
【0023】次に、前記普通図柄表示器34に表示され
る普通図柄について説明する。普通図柄は、図12
(A)(B)に示すように、「A・b・C・d・L・7」
の6種類であり、これらの普通図柄に対しては、0.0
02秒毎に1ずつ加算される当り決定用のWC RND
2(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され且
つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄表
示用のWC RND F(0〜5)と、が設けられてい
る。WC RND F(0〜5)の各ランダム数は、
「A・b・C・d・L・7」の各普通図柄に対応して設
けられている。また、WC RND2(3〜13)から
のランダム数の抽出において、図12(C)に示すよう
に、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普通
図柄表示器34にWC RND Fデータの「5」に対
応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球装置
5を所定時間開放(入賞口の拡大)する。一方、WC
RND2で「3」以外の値が抽出されて外れと判定され
ると、WC RND Fデータの値を抽出し、この値に
対応する外れ図柄を普通図柄表示器34に表示する。な
お、WC RND2で外れと判定されたにも関わらずW
RND Fで抽出された値が偶然にも当り図柄とな
る場合には、「A」の外れ図柄を選択してこれを普通図
柄表示器34に表示するものである。
【0024】次に、上記した普通図柄表示器34での普
通図柄の変動動作を図13及び図14のタイムチャート
に基づいて説明する。先ず、図13において、通過玉検
出器19(図13中には、普通図柄始動玉検出器と記
載)がONすると、これと同時にWC RND2の抽出
及び格納が行われる。その後、通過玉検出器19のON
から所定時間(0.002秒)が経過すると、WC
ND Fの抽出を行い、その0.002秒後に普通図柄
の変動を開始する。そして、通過玉検出器19のONか
ら所定時間(28.000秒)後に変動を停止する。な
お、図13に示す※4の時間短縮時(以降、時短中とも
いう)には、普通図柄の変動時間が5.200秒に短縮
される。そして、通常確率時において停止表示される普
通図柄が当り図柄のときには、図14(A)に示すよう
に、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)
後に普通可変入賞球装置5を0.500秒間開放する。
その後、通過玉検出器19への通過記憶がある場合に
は、普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.002秒後
に、WC RND Fの抽出を行い、その0.002秒
後に再度普通図柄の変動を開始する。また、時間短縮時
において停止表示される普通図柄が当り図柄のときに
は、図14(B)に示すように、普通図柄が停止してか
ら所定時間(0.002秒)が経過すると普通可変入賞
球装置5を2.200秒間開放し、3.000秒のイン
ターバルを置いた後に再度2.200秒間開放する。そ
の後、通過玉検出器19への通過記憶がある場合には、
普通可変入賞球装置5の閉鎖から0.002秒後に、W
RND Fの抽出を行い、その0.002秒後に再
度普通図柄の変動を開始する。
【0025】次に、普通図柄の時短回数判定制御の処理
プロセスを図15のフローチャートに基づいて説明す
る。図15において、先ず、大当り遊技状態が発生した
か否かの判別を行い(S1)、大当り遊技状態が発生し
たと判別すると、次に時短回数用のカウンタHが「0」
より大きいか否かを判定することで時短中か否かの判別
を行う(S2)。S2で時短中でないときは、カウンタ
Hに「50」をセット(S3)した後、時短中大当り回
数用のカウンタMに「0」をセット(S4)すると共
に、時短継続判定値Rに「0」をセット(S5)してS
13に移行する。一方、S2で時短中のときは、カウン
タHに「50」をセット(S6)した後にカウンタMに
「1」を加算し(S7)、その後そのカウンタMが
「1」か否かを判別する(S8)。S8でカウンタMが
「1」のときはそのままS13に移行する一方、カウン
タMが「1」でないときは、次にカウンタMの値を判別
する(S9)。S9でカウンタMの値が「4」であると
判別した場合は、前記S4〜S5に移行することでカウ
ンタM及び時短継続判定値Rに「0」をセットする処理
を行う。一方、S9でカウンタMの値が「3」であると
判別した場合は時短制御を「あと1回」行う旨(S1
0)を、またカウンタMの値が「2」であると判別した
場合は時短制御を「あと2回」行う旨(S11)を画像
表示部60に表示し、その後時短継続判定値Rに「1」
をセット(S12)してS13に移行する。そして、S
13では、時短フラグをセットしてメインフローに復帰
する。このように図15に示す時短制御では、時短中大
当り回数用のカウンタMを設けることで、時短制御中の
大当りが繰り返される回数を計数しており、そのカウン
タMの値が「2」になる、即ち時短制御中の大当りが所
定回数(本実施形態では2回)繰り返されると、その後
複数回(本実施形態では2回)大当りするまで時短制御
を実行するようになっている。なお、上記したS10及
びS11の画像表示部60への表示が本発明の期間報知
手段を構成しており、時短制御(特別遊技状態)の発生
期間を遊技者に的確に把握させ得るようになっている。
また、上記S7では、時短中大当り回数用のカウンタM
に「1」が加算されるとその旨を画像表示部60に表示
することで時短中の大当り回数を遊技者に報知するよう
になっており、これが本発明の計数報知手段を構成して
いる。また、この計数報知手段がカウンタMの値(計数
値)を報知することで特別遊技状態が発生する可能性が
あることを遊技者に報知でき、ひいては遊技の終了を思
い止まらせることでホール側の売り上げ向上が招来でき
る。
【0026】次に、上記した時短制御(第一実施形態)
の一例を従来の制御と比較して説明する。先ず、従来の
時短制御では、図20(A)に示すように、時短制御中
での大当りが2回連続しても(同図中では1回目が27
回目の時短中で2回目が14回目の時短中)、2回目の
大当り終了後及びそれ以降の大当り終了後には所定の時
短回数(50回)しか付与しない。これに対して、第一
実施形態の時短制御では、図20(B)に示すように、
先ず、時短制御中以外で大当りすると、その大当り終了
後に1回目の時短回数(50回)付与を行う。その後、
1回目の時短制御中(同図中では27回目の時短)に大
当りすると、その大当り終了後に2回目の時短回数(5
0回)付与を行う。そして、2回目の時短制御中(同図
中では14回目の時短)に大当りすると、これに伴って
その後2回大当りするまで時短制御を実行する。即ち、
第一実施形態では、時短制御中に大当りが所定回数(第
一実施形態では2回)繰り返されると、その後複数回
(第一実施形態では2回)大当りするまで時短制御を実
行する。これにより、短期間で集中して大当りしたとき
の特典として長期間に亘る時短制御が付与されるため、
遊技者に一発逆転の期待感を持たせることができ、ひい
ては射幸性の向上と共に遊技の興趣向上を招来するよう
になっている。
【0027】次に、前記図15のフローによってセット
される時短継続判定値Rを用いて時短回数を計数制御す
る第一実施形態の処理プロセスを図16のフローチャー
トに基づいて説明する。図16において、先ず、普通図
柄の始動開始か否かを判別し(S21)、始動開始と判
別すると、次に前記図18のS5又はS12でセットさ
れる時短継続判定値Rが「1」であるか否かを判別する
(S22)。S22で時短継続判定値Rが「1」となり
長期間に亘る時短制御があると判別した場合は、画像表
示部60に「時短中」の文字表示を継続的に行って(S
23)、S29に移行する。一方、S22で時短継続判
定値Rが「0」となり長期間に亘る時短制御がないと判
別した場合は、次に時短回数用のカウンタHが「0」で
あるか否かを判別する(S24)。S24でカウンタH
が「0」のときは、時短フラグをクリア(S25)した
後にS29に移行する。一方、S24でカウンタHが
「0」でないとき、即ちカウンタHが「1」以上の値を
とるときは、カウンタHから「1」を減算する(S2
6)。その後は、画像表示部60に「時短はあとH回」
の文字表示を行う(S27)と共に、これに応じた音声
をスピーカ26から発する(S28)。そして、普通図
柄を変動表示(S29)した後にメインフローに復帰す
る。このように、第一実施形態では、時短回数用のカウ
ンタHが「1」以上の場合、特別可変表示装置30(画
像表示部60)及びスピーカ26を用いて時短制御の残
り回数(期間)を視覚的及び聴覚的に報知する一方、時
短継続判定値Rが「1」となり長期間に亘る時短制御が
ある場合は、特別可変表示装置30(画像表示部60)
にその旨を継続的に報知表示するので、時短制御の種類
(回数又は期間)を含めた遊技状態を遊技者に的確に把
握させ得るようになっている。
【0028】次に、大当り信頼度の高いリーチの発生回
数を計数しておき、その発生回数に応じた時短回数を大
当り後に実行する構成を第二実施形態として図17に基
づいて説明する。図17において、先ず、大当り信頼度
の高いリーチ(第二実施形態ではリーチ3)が発生した
か否かの判別を行い(S31)、リーチ3が発生したと
判別すると、次にリーチ3の発生回数計数用のカウンタ
Sに「1」を加算する(S32)。その後、大当り遊技
状態が発生したか否かの判別を行い(S33)、大当り
遊技状態が発生したと判別すると、前記カウンタSの値
を10倍した値を時短回数用のカウンタTにセットする
と共に(S34)、時短フラグにT回をセットする(S
35)。そして、画像表示部60に「時短T回」の文字
表示(S36)を行った後にカウンタSをクリア(S3
7)してメインフローに復帰する。
【0029】次に、第二実施形態での時短制御の一例を
図20(C)に基づいて説明する。図21(C)におい
て、先ず、リーチ3の発生がない状態で大当りすると、
その大当り終了直後の時短回数用のカウンタTは「0」
となる。その後、リーチ3が発生されると、そのリーチ
3の発生毎に発生回数計数用のカウンタSに「1」を加
算していく。そして、リーチ3が3回発生された後に大
当りすると、その大当り終了直後のカウンタTに「3
0」(=3×10)をセットすることで、その時点から
30回の時短制御を付与する。このように、第二実施形
態では、前回の大当り終了から今回の大当り開始までの
間でリーチ3の発生回数を計数しておき、その発生回数
を10倍した値を時短回数として今回の大当り終了後に
実行するようになっている。従来では、せっかく期待度
の高いリーチが発生してもハズレたら何の特典も付与さ
れなかったので、ハズレた時点で遊技意欲がなくなり遊
技を止めてしまう人が多かったが、第二実施形態では、
時短制御の特典を付与することで客離れを防止するよう
になっている。なお、第二実施形態では、大当り信頼度
の高いリーチの発生回数(S)に応じて時短回数(T=
S×10)を決定する構成としているが、これに限らず
1個ズレの外れ図柄等の所定の表示結果の導出回数や所
定通過領域への打玉の通過数に応じて時短回数を決定す
るものであってもよい。
【0030】次に、リーチ時所定の通過領域を通過した
玉数を計数しておき、その玉数に応じた時短回数を大当
り後に実行する構成を第三実施形態として図18に基づ
いて説明する。図18において、先ず、リーチ中か否か
の判別を行う(S41)。S41でリーチ中であると判
別した場合は、前記通過口18a(所定の通過領域)を
打玉が通過したか否か、即ち前記通過玉検出器19はO
Nしたか否かを判別する(S42)。そして、S42で
通過玉検出器19がONしたことを判別すると、その通
過玉検出器19がONする毎に通過玉計数用のカウンタ
Rに「1」を加算(S43)してメインフローに復帰す
る。一方、上記S41でリーチ中でないと判別した場合
は、次に大当り遊技状態が発生したか否かの判別を行う
(S44)。S44で大当り遊技状態が発生していない
場合はS48に直接移行する一方、大当り遊技状態が発
生した場合は、前記カウンタRの値を10倍した値を時
短回数用のカウンタPにセットすると共に(S45)、
時短フラグにP回をセットする(S46)。そして、画
像表示部60に「時短P回」の文字表示(S47)を行
った後にカウンタRをクリア(S48)してメインフロ
ーに復帰する。
【0031】次に、第三実施形態での時短制御の一例を
図21(A)に基づいて説明する。図21(A)におい
て、先ず、リーチ中に通過玉検出器19がONすると、
その通過玉検出器19のON毎に通過玉計数用のカウン
タRに「1」を加算していく。そして、リーチ中に4個
の通過玉が検出された後に大当りすると、時短回数用の
カウンタPに「40」(=4×10)をセットし、その
大当り終了時点から40回の時短制御を付与する。この
ように、第三実施形態では、大当りを決定するリーチ中
に通過玉検出器19のON回数を計数しておき、そのO
N回数を10倍した値を時短回数として大当り終了後に
実行するようになっている。従来では、リーチ中打ち止
めする人が多かったが、第三実施形態では、リーチ中の
通過玉検出器19のON回数が多い程大当り後の時短回
数が増えるので、リーチ中の打ち止め防止になり、ホー
ル側の売り上げ増加を招来するようになっている。な
お、第三実施形態では、所定の通過領域を通過口18a
(通過玉検出器19)としているが、これに限らず前記
普通可変入賞球装置5(始動玉検出器8)や入賞口16
等を所定通過領域としてもよい。
【0032】次に、通常図柄での大当りが所定回数繰り
返された後に時短図柄で大当りすると、時短図柄での大
当り終了後に付与する時短制御を複数回の大当りまで実
行する構成を第四実施形態として図19に基づいて説明
する。なお、第四実施形態では、前記図4に示す特別図
柄のうち予め定めた時短図柄で大当りすると、その大当
り終了後から次の大当りが発生するまでの間、普通図柄
を時短制御するものとする。図19において、先ず、大
当り遊技状態が発生したか否かの判別を行い(S5
1)、大当り遊技状態が発生したと判別すると、その大
当りが時短図柄によるものか否かを判別する(S5
2)。S52で時短図柄ではない通常図柄で大当りした
と判別した場合は、次に制御用の判定値Bが「1」であ
るか否かを判別する(S53)。なお、この制御用の判
定値B及び後述の判定値Jには、初期設定で「0」がセ
ットされるものである。S53で判定値Bが「1」のと
きは判定値Bに「0」をセット(S54)した後にメイ
ンフローに復帰する。一方、S53で判定値Bが「1」
でない「0」のときは、通常図柄での大当り計数用のカ
ウンタNに「1」を加算(S55)すると共に時短フラ
グをクリア(S56)し、その後カウンタNが「6」以
上か否かを判別する(S57)。S57でカウンタNが
「5」以下のときはそのままメインフローに復帰する一
方、カウンタNが「6」以上のときは、制御用の判定値
Jに「1」をセット(S58)してメインフローに復帰
する。また、上記S52で時短図柄で大当りしたと判別
した場合は、カウンタNに「0」をセット(S59)す
ると共に時短フラグをセット(S60)し、その後判定
値Jが「1」か否かを判別する(S61)。S61で判
定値Jが「1」でない「0」のときはそのままメインフ
ローに復帰する一方、判定値Jが「1」のときは、判定
値Bに「1」をセット(S62)すると共に判定値Jに
「0」をセット(S63)してメインフローに復帰す
る。なお、第四実施形態では、複数回(第四実施形態で
は2回)の時短制御中の大当りに通常図柄での大当りが
あった場合、その通常図柄の大当りをカウンタNで計数
しないように制御用の判定値Jを設けている。
【0033】次に、第四実施形態での時短制御の一例を
図21(B)に基づいて説明する。図21(B)におい
て、先ず、時短図柄で大当りすると、その大当り終了時
点から次の大当り開始までの間、普通図柄の時短制御を
行う。その後、通常図柄での大当りが発生すると、その
通常図柄での大当り発生毎にカウンタNに「1」を加算
していく。なお、途中に時短図柄で大当りした場合は、
その時点でカウンタNをクリアする。そして、カウンタ
Nが「6」以上の値をとる、即ち通常図柄での大当りが
6回以上連続すると(同図中では7回連続)、その後、
時短図柄での大当りに伴う時短制御を2回大当りするま
で実行する。このように、第四実施形態では、通常図柄
での大当り計数用のカウンタNを設けることで通常図柄
での大当りが繰り返される回数を計数しており、そのカ
ウンタNの値が「6」以上になる、即ち通常図柄での大
当りが所定回数(第四実施形態では6回以上)繰り返さ
れると、時短図柄での大当りに伴う時短制御を複数回
(第四実施形態では2回)大当りするまで実行するよう
になっている。従来では、遊技価値の高い時短図柄での
大当りがなかなか出現しないと客離れが起こるが、第四
実施形態では、通常図柄での大当り連続回数が所定回
(6回)を越えると遊技価値が増加(時短制御を2回)
するので、遊技意欲の向上を招来するようになってい
る。
【0034】以上のように、前記第一乃至第四の実施形
態では、遊技履歴に応じて特別遊技状態の発生期間を決
定することで、遊技の興趣向上と共に射幸性を向上する
ようになっている。なお、第一乃至第四の各実施形態
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では可変
表示装置をLCD表示器にて構成しているが、特にこれ
に限定するものではなく、CRT、LED、VFD、E
L、あるいはプラズマ等の表示器や、ドラム式、ルーフ
式、又はベルト式で構成することも可能である。また、
遊技機の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴
って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別
情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して
可変入賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1
種という)を例示しているが、特にこれに限定するもの
ではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変入
賞球装置を開放し、該可変入賞球装置内の特定領域への
打玉の入賞により特定遊技状態を発生する弾球遊技機
(これを俗に第2種という)や、始動玉検出器の入賞玉
の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始
し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態
となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊
技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種とい
う)であっても良く、さらにはスロットマシンやコイン
ゲーム等の遊技機であっても良い。また、遊技機全体を
LCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打玉」
「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器に表
示することで遊技機を構成することも可能である。な
お、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行しても
良い。
【0035】また、第一乃至第四の各実施形態では、特
別遊技状態を普通図柄の時間短縮制御としているが、こ
れに限定するものではなく、例えば、特別図柄乃至普通
図柄に対しての時間短縮制御又は確率変動制御を特別遊
技状態としてもよい。また、電役の開放期間の延長制
御、特別図柄乃至普通図柄に対しての始動通過領域の増
設制御(例えば、普通入賞口を特別図柄の始動入賞口と
して設定変更する制御)、賞球数の増加制御(例えば、
入賞に伴う賞球を通常時の13個から15個に増加する
制御)、あるいは所定領域への通過率向上制御(例え
ば、始動入賞口の上流側に打玉規制装置を設け、該打玉
規制装置の作動により始動入賞率を向上する制御)を特
別遊技状態としてもよく、さらには前記第2種又は第3
種に本発明を適用した場合には、特定領域への入賞率向
上制御を特別遊技状態としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の構成においては、所定条件の成立に伴って
特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特別
遊技状態を発生し得る特別遊技発生手段と、所定の遊技
履歴を計数する計数手段と、該計数手段による計数値に
応じて特別遊技状態の発生期間を決定する期間決定手段
と、を備えたので、特別遊技状態の発生期間を遊技履歴
に応じて決定することができるため、遊技の興趣向上と
共に射幸性の向上が招来できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図3】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図4】左・中・右の各図柄列における特別図柄の種類
を示す一覧表図である。
【図5】特別図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表
図である。
【図6】選択されたランダム数によって特別図柄の当り
外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャ
ートである。
【図7】同図(A)は特別図柄の変動パターンを示す一
覧表図であり、同図(B)は変動パターンを決定するた
めの各条件を示す一覧表図である。
【図8】※1〜3を示す一覧表図である。
【図9】左右の各図柄の変動動作とリーチ以外での中図
柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図10】リーチ1〜3での中図柄の変動動作を示すタ
イムチャートである。
【図11】同図(A)は特定遊技状態における特別可変
入賞球装置の開閉板の開放動作を示すタイムチャートで
あり、同図(B)は特定遊技状態の終了後に特別図柄の
始動記憶がある場合での特別図柄の変動動作を示すタイ
ムチャートであり、同図(C)は特別図柄の変動停止後
に特別図柄の始動記憶がある場合での特別図柄の変動動
作を示すタイムチャートである。
【図12】同図(A)は普通図柄に用いられる各種ラン
ダム数の一覧表図であり、同図(B)は普通図柄の種類
を示す説明図であり、同図(C)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図13】普通図柄始動検出に伴って普通図柄が変動す
る動作を示すタイムチャートである。
【図14】同図(A)は通常時に普通図柄が当ることに
伴って普通可変入賞球装置が開放する動作を示すタイム
チャートであり、同図(B)は時間短縮時に普通図柄が
当ることに伴って普通可変入賞球装置が開放する動作を
示すタイムチャートである。
【図15】第一実施形態における時短回数判定制御の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図16】第一実施形態における時短回数計数制御の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図17】第二実施形態における時短始動回数制御の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図18】第三実施形態における時短始動回数制御の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図19】第四実施形態における時短図柄増加制御の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図20】同図(A)は従来例における時短制御動作を
示すタイムチャートであり、同図(B)は第一実施形態
における時短制御動作を示すタイムチャートであり、同
図(C)は第二実施形態における時短制御動作を示すタ
イムチャートである。
【図21】同図(A)は第三実施形態における時短制御
動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は第四実
施形態における時短制御動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 5 普通可変入賞球装置 8 始動玉検出器 9 特別可変入賞球装置 12 特定玉検出器 13 入賞玉検出器 19 通過玉検出器 26 スピーカ 30 特別可変表示装置(可変表示装置) 34 普通図柄表示器 35 普通図柄記憶表示LED 36 特別図柄記憶表示LED 42 基本回路(特別遊技発生手段・計数手段・期間決
定手段) 60 画像表示部 60a〜60c 特別図柄表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置に表示される表示結果が予
    め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有
    利な特定遊技状態を発生し得る遊技機において、 所定条件の成立に伴って前記特定遊技状態とは異なり且
    つ遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生し得る特別
    遊技発生手段と、 所定の遊技履歴を計数する計数手段と、 該計数手段による計数値に応じて前記特別遊技状態の発
    生期間を決定する期間決定手段と、を備えたことを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記計数手段による計数値を報知する計
    数報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記期間決定手段により決定された期間
    を報知する期間報知手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053009A (ja) * 2001-08-21 2003-02-25 Takao:Kk 弾球遊技機
JP2011206258A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2012179176A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2013102900A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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