JPH09122297A - 組合わせ式遊技機 - Google Patents

組合わせ式遊技機

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JPH09122297A
JPH09122297A JP28342995A JP28342995A JPH09122297A JP H09122297 A JPH09122297 A JP H09122297A JP 28342995 A JP28342995 A JP 28342995A JP 28342995 A JP28342995 A JP 28342995A JP H09122297 A JPH09122297 A JP H09122297A
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英里子 佐藤
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正吾 巽
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Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組合わせ式遊技機において、特定入球口の価
値をさらに高めること 【解決手段】 下部入球口64a、64bは他の下部入
球口64よりも入球し難い難入球口であり、難入球口6
4a、64bに対応する表示区画34に入球表示されな
ければ得点組合わせが成立し難い。得点増加装置52が
開放されて(ステップ600)、ここに入球があれば
(ステップ610)、中央制御装置90は、難入球口6
4a、64bに対応する表示区画34を含む複数の表示
区画34(11、13、14、15番)に入球表示をさ
せる。他の下部入球口64に対応する表示区画34が入
球表示される可能性は高いから、得点増加装置52への
入球により得点組合わせが成立する可能性はきわめて高
い。つまり、得点増加装置52への入球の有無は得点の
有無に直結しているから、得点増加装置52の価値はき
わめて高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組合わせ式遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤面の下部に互いに隣接して
配設された複数の下部入球口、これら下部入球口とは別
に遊技盤面に設置された特定入球口、下部入球口のそれ
ぞれに対応する複数の入球表示部を有する組合わせ表示
装置、下部入球口に遊技球が入球すると入球した下部入
球口に対応する入球表示部に入球表示をさせ、特定入球
口に遊技球が入球すると予め設定されている複数の入球
表示部に入球表示をさせる表示制御装置とを備え、組合
わせ表示装置に表示される入球表示の組合わせが予め設
定されている得点組合わせとなれば、この得点組合わせ
に応じた遊技球等を払い出す組合わせ式遊技機がある。
【0003】通常、下部入球口は16個で、組合わせ表
示装置としては、下部入球口の番号(1番〜16番)に
対応する16カ所の入球表示部を横一列に備える横型や
16カ所の入球表示部を4X4の升目にした升目型があ
る。そして、横型の場合には互いに隣接する4カ所以上
に入球表示がなされれば得点組合わせ成立で、升目型で
は、縦一列、横一列、斜め一列のいずれか4カ所に入球
表示がなされれば得点組合わせ成立とされ、得点組合わ
せに応じて遊技球や金属円盤等が払い出される。
【0004】なお、普通、いずれかの入球口に入球した
遊技球の合計が16球となれば1ゲームが終了され、次
ゲームの開始前に清算処理が行われる。この組合わせ式
遊技機において、下部入球口とは別に設けられた特定入
球口に入球すると、予め設定されている複数の入球表示
部に入球表示をさせることにより得点組合わせが成立す
る可能性を高めるものがある(例えば実公平6−686
1号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1ゲー
ムの遊技球数が限られているので、たとえ特定入球口へ
の入球により複数の入球表示部に入球表示されたとして
も、得点組合わせが成立しないこともあった。つまり、
遊技者としては、特定入球口に入球したからといって手
放しで喜ぶわけにはいかなかった。
【0006】この発明は、特定入球口を有する組合わせ
式遊技機において、特定入球口の価値をさらに高めるこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の組合わせ式遊技機は、遊
技盤面の下部に互いに隣接して配設された複数の下部入
球口と、前記下部入球口とは別に前記遊技盤面に設置さ
れた特定入球口と、該下部入球口のそれぞれに対応する
複数の入球表示部を有する組合わせ表示装置と、前記下
部入球口に遊技球が入球すると該入球した下部入球口に
対応する前記入球表示部に入球表示をさせ、前記特定入
球口に遊技球が入球すると予め設定されている複数の前
記入球表示部に入球表示をさせる表示制御装置とを備
え、前記組合わせ表示装置に表示される入球表示の組合
わせが予め設定されている得点組合わせとなれば、該得
点組合わせに応じた遊技球等を払い出す組合わせ式遊技
機において、前記下部入球口のいずれかを他の下部入球
口よりも入球し難い難入球口とし、前記組合わせ表示装
置の前記入球表示部を、前記難入球口に対応する前記入
球表示部が入球表示されなければ前記得点組合わせが成
立し難い配置にすると共に、前記表示制御装置は、前記
特定入球口に遊技球が入球すると前記難入球口に対応す
る前記入球表示部を含む複数の前記入球表示部に入球表
示をさせることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の組合わせ式遊技機は、請求
項1記載の組合わせ式遊技機において、開放位置に変位
した際には前記特定入球口を拡大または開放して入球し
易い開放状態とする可動部材と、予め設定されている開
放条件が成立したことに起因して前記可動部材を開放位
置とする開放手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
組合わせ式遊技機においては、下部入球口のいずれかを
他の下部入球口よりも入球し難い難入球口としている。
つまり、難入球口以外の下部入球口(以下、難入球口と
区別する意味で普通入球口ともいう)は、難入球口より
も入球し易い。したがって、普通入球口に対応する入球
表示部に入球表示される可能性が高い。
【0010】ところが、難入球口に対応する前記入球表
示部に入球表示されなければ前記得点組合わせが成立し
難いから、普通入球口への入球だけでは遊技者が賞球等
を得ることは難しい。一方、特定入球口に入球があれ
ば、表示制御装置は、難入球口に対応する入球表示部を
含む複数の入球表示部に入球表示をさせる。そして、普
通入球口に対応する入球表示部が入球表示される可能性
は高いから、特定入球口への入球により得点組合わせが
成立する可能性はきわめて高い。
【0011】つまり、特定入球口への入球の有無は得点
の有無に直結しているから、特定入球口の価値はきわめ
て高い。請求項2記載の組合わせ式遊技機においては、
開放手段は、予め設定されている開放条件が成立したこ
とに起因して可動部材を開放位置とする。可動部材が開
放位置に変位した際には、特定入球口は拡大または開放
されて入球し易い開放状態となる。その結果、上述のよ
うに得点組合わせが成立する可能性がきわめて高くな
る。
【0012】開放条件が成立すれば得点組合わせが成立
すると言えるので、遊技者は開放条件の成立、不成立に
一喜一憂することになり、組合わせ式遊技機における遊
技の興趣が高まる。なお、開放条件の成立としては、
(1)遊技盤面に設置された特定の通過口や特定の入球
口への遊技球の進入、(2)始動通過口または始動入球
口への遊技球の進入に起因して実行される抽選処理で当
たりとなった場合、(3)始動入球口の内部に当たり領
域を設けておいて、入球した遊技球が当たり領域を通過
した場合、(4)(2)や(3)の条件成立後に(1)
の条件が成立した場合等が例示され、これら以外の条件
設定も可能である。
【0013】
【具体例】次に、本発明の一具体例により発明の実施の
形態を詳しく説明する。図1に示すように、本具体例の
組合わせ式遊技機10には、ほぼ全体がプラスチック製
の前面枠12が設けられている。この前面枠12は、図
示しないヒンジにより開閉可能とされているが、通常
は、右側部に設けられた錠14によって閉鎖状態とされ
ている。前面枠12の上部にはいわゆる大当り状態が発
生した際に点灯する大当りランプ16が組み付けられて
いる。
【0014】前面枠12の内側には遊技盤20が配され
ているが、この遊技盤20の前面側は、前面枠12に保
持された二重のガラス22a、22bによって覆われて
おり、遊技盤20と内側のガラス22aとの間に遊技領
域24が形成されている。遊技盤20の中央部には、そ
れぞれ1桁の数字を表示する左図柄枠26、中図柄枠2
8、右図柄枠30からなる誘導図柄表示装置32が装着
されている。本具体例では、左図柄枠26は1、3、
5、7、9の5種類の数字を、中図柄枠28は0〜9の
10種類の数字を、右図柄枠30は1、3、5、7、9
の5種類の数字を、それぞれ表示可能である。したがっ
て、誘導図柄表示装置32としては、5x10x5=2
50種類の数字列を表示できる。なお、本具体例では、
大当たり表示用の当たり図柄として777が設定されて
おり、表示上の大当たり確率は1/250となってい
る。
【0015】この誘導図柄表示装置32の直下には、図
2に示されるように4x4=16個の表示区画34を有
する組合わせ表示装置36が配されている。図2に示す
ように、組合わせ表示装置36の各表示区画34には、
1〜16の番号が付けられており、各表示区画34の背
面側には図示しないランプが配されており、ランプの点
灯により各番号を表示することができる。
【0016】図1に示すように、組合わせ表示装置36
の図示左側には、チューリップ部材38により開閉され
る抽選入球口40が設けられている。チューリップ部材
38の上方には、3本の封鎖釘42が配置されており、
チューリップ部材38が開かれないかぎり抽選入球口4
0に入球しない。また、抽選入球口40には、抽選入球
口40に入球した遊技球を特別領域44と普通領域46
とに振り分ける分配部48が付属している。この分配部
48は、普通領域46に2球を分配すると、3球目を特
別領域44に分配する構造である。
【0017】組合わせ表示装置36の図示右側には、ゲ
ート50が配され、ゲート50の下方には本発明の特定
入球口に相当する得点増加装置52が設けられている。
得点増加装置52には、チューリップ部材54が備えら
れており、特定の条件下においてゲート50を通過する
遊技球があると、このチューリップ部材54が開放され
る構成である。なお、このチューリップ部材54の開放
条件については後述する。
【0018】組合わせ表示装置36のほぼ真下には、中
央入球口60が設けられており、その下方には、図3お
よび図4に示されるように、16個の入球口64を横一
列に連続して配置した16連チャッカ66が設置されて
いる。図1に示すように、16連チャッカ66の前面
は、1〜16の数字が記された数字盤68を有する前飾
り70によって覆われている。
【0019】数字盤68の数字は、16連チャッカ66
の各入球口64に対応している。具体的には、最も左の
入球口64が数字盤68の1番に対応し、その隣の入球
口64が2番、以下順に右に移るにしたがって3番、4
番、・・・16番に対応している。そして、入球口64
に入球すると、組合わせ表示装置36では、その入球口
64に対応する数字盤68の数字と同番号の表示区画3
4が点灯される構成である。
【0020】なお、図3に示すように、16連チャッカ
66の11番、13番および15番の入球口64a、6
4b、64cは、16連チャッカ66の上方の障害釘群
65a、65b、65c等によりきわめて入球し難くさ
れており、本発明の難入球口に該当している。また、2
番の入球口64は15番の入球口64cと同様に、4番
の入球口64は13番の入球口64bと同様に、6番の
入球口64は11番の入球口64aと同様にきわめて入
球し難く、8番および9番の入球口64は、中央入球口
60の下側に突出している底部60aと障害釘67a、
67bにより入球し難くされている。従って、入球し易
いのは1番、3番、5番、7番、10番、12番、14
番および16番の入球口64といえる。そして、図2に
示されるように、これら入球し易い入球口64に入球し
ただけでは得点組合わせは成立しない。
【0021】図1に示すように、このように各種の部品
が装着された遊技盤20を保持している前面枠12の下
方には、プラスチック製で、上受け皿72および下受け
皿74が一体的に設けられた皿部材76が配されてい
る。上受け皿72および下受け皿74には、それぞれに
組合わせ式遊技機10内部からの遊技球を排出するため
の上皿排出口77および下皿排出口78が開口してい
る。
【0022】また、皿部材76には複数の小孔からなる
スピーカ面80が設けられており、スピーカ面80の裏
側には遊技状態に応じて音声を発するスピーカ(図示
略)が装着されている。さらに皿部材76には、上受け
皿72から供給される遊技球を遊技領域24に発射する
ためのモータ(図示略)を操作する発射ハンドル82、
遊技結果に応じての賞球の排出を指示するための清算ス
イッチ84が設置されている。
【0023】周知のように、組合わせ式遊技機10では
合計16球の遊技球がいずれかの入球口に入球したとき
に1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の清算処理がな
される。通常は、遊技の進行にともなって自動的に清算
処理がなされるのであるが、清算スイッチ84を押せば
清算処理を実行させることができる。
【0024】この皿部材76は左裏側に装着されたヒン
ジ(図示略)を軸として開閉可能であるが、通常の使用
時には右裏側にてロックされて閉状態に保持されてい
る。また通常の使用時には、皿部材76は前面枠12に
よって上辺部分を押さえられ開放を防止されている。し
たがって、皿部材76を開くには、前面枠12を開放し
右裏側のロックを解除する必要がある。
【0025】次に、この組合わせ式遊技機10の制御系
について説明する。図5に示すように、組合わせ式遊技
機10には制御系の中枢としての中央制御装置90を備
えている。この中央制御装置90は、周知のCPU、R
OM、RAM等(いずれも図示略)を備えるマイクロコ
ンピュータとして構成されており、各種の制御処理を実
行できる。
【0026】中央制御装置90には、抽選入球口40、
特別領域44、普通領域46、ゲート50、得点増加装
置52、中央入球口60、16連チャッカ66の各入球
口64等、遊技盤20に設置されている各部からの入球
信号または通過信号が入力される構成である。したがっ
て、中央制御装置90は、これら各部への遊技球の入球
または通過を知ることができる。
【0027】また、中央制御装置90は、抽選入球口4
0および得点増加装置52に対して指示してチューリッ
プ部材38、54を開放させ、また閉鎖させることや、
誘導図柄表示装置32に対して左図柄枠26、中図柄枠
28および右図柄枠30の各図柄を指定する図柄表示指
令を送出して、図柄指令に従った表示をさせることがで
きる。
【0028】さらに、中央制御装置90は、抽選入球口
40、得点増加装置52、中央入球口60、11番入球
口64a、13番入球口64bおよび15番入球口64
cを含む16連チャッカ66の各入球口64からの入球
信号に応じて、組合わせ表示装置36の各表示区画34
を点灯させることができる。
【0029】詳しくは、中央制御装置90は、抽選入球
口40からの入球信号があれば3番および5番の表示区
画34を、得点増加装置52からの入球信号があれば1
1番、13番、14番および15番の表示区画34を、
中央入球口60からの入球信号があれば7番の表示区画
34を、16連チャッカ66の各入球口64からの入球
信号に対しては各入球口64に対応する数字盤68の数
字と同番号の表示区画34を、それぞれ点灯させること
ができる。
【0030】なお、中央制御装置90には、0〜249
までの250種類の数を繰り返しカウントするカウンタ
92が接続されており、中央制御装置90はカウンタ9
2のカウント値を読み込むことができる。カウンタ92
のカウント値は、大当たりの判定用に使用され、誘導図
柄表示装置32に表示させる図柄を決定するためにも使
用される。
【0031】また、カウンタ92のカウント値が0〜2
49の連続数であり、誘導図柄表示装置32に表示され
る数字列が、前述のように不連続の数字列であることか
ら、中央制御装置90には、カウンタ92のカウント値
と250種類の数字列とを対照する対照テーブルが設け
られている。
【0032】次に、中央制御装置90の制御処理の説明
を中心にして組合わせ式遊技機10の動作を説明する。
中央制御装置90は、組合わせ式遊技機10の電源が投
入されると、図6に示すメインルーチンに従った処理を
開始する。なお、この処理とは別に、組合わせ式遊技機
10の各種ランプの点滅、音声出力、発射機構の制御な
ど遊技機10の各部に対する制御処理も行われる。ま
た、組合わせ式遊技機10の起動に伴って、カウンタ9
2はカウントを開始する等、組合わせ式遊技機10の各
部がスタンバイないし始動する。
【0033】ここで、メインルーチンの説明に先立っ
て、清算処理について説明する。この組合わせ式遊技機
10では、合計16球の遊技球がいずれかの入球口等に
入球したときに1ゲームが終了し、賞球の払い戻し等の
清算処理が必要となる。このため中央制御装置90は、
各入球口等からの入球信号に基づいて入球数をカウント
しており、これが16に達する毎に図9に示される清算
ルーチンを実行する。すなわち、この清算ルーチンは、
16球目の入球に起因する割り込み処理として、以下の
説明で組合わせ表示装置36の表示区画34の点灯処理
がなされる都度実行される。そして、清算ルーチンの終
了後には、後述する増加モード以後の処理にある時を除
いて、リセット状態となりメインルーチンが開始され
る。
【0034】図9に示すように、中央制御装置90は、
清算ルーチンを開始すると、まず組合わせ表示装置36
の点灯状態に基づいて得点計算を行い、これに応じた賞
球の払い出しを賞球払い出し装置に指示する(ステップ
410)。この得点計算は、組合わせ表示装置36にお
いて横または縦一列が点灯していれば(例えば3、2、
8、5が点灯、図2参照)1点、斜め4区画が点灯して
いれば(例えば4、12、8、11が点灯、図2参照)
2点として計算される。ただし、得点増加装置52への
入球があった場合には前述の点数が2倍とされる。な
お、この具体例では、1ゲームの得点の上限は10点と
されており、1点につき16個の遊技球(最大160球
/1ゲーム)が賞球として払い出される。
【0035】次に、中央制御装置90は、入球数のカウ
ントや組合わせ表示装置36の表示等を初期状態にリセ
ットして(ステップ420)、清算ルーチンを終了す
る。図6に示すように、メインルーチンでは、中央制御
装置90は、まず入球信号を待ち(ステップ210)、
入球信号があれば、これが中央入球口60からの入球信
号であるかを判定する(ステップ220)。ここで、中
央入球口60以外からの入球信号であれば、中央制御装
置90は、組合わせ表示装置36に指示して、入球信号
を送信してきた入球口に対応する番号の表示区画34を
点灯させる(ステップ230)。また、中央制御装置9
0は、点灯させた表示区画34を記憶する。この記憶処
理は、他のステップにおける処理で表示区画34を点灯
させた際にも実行される。つまり、中央制御装置90
は、表示区画34を点灯させる毎に、それを記憶する。
【0036】一方、ステップ220で中央入球口60か
らの入球信号であると判定した場合には、中央制御装置
90は、組合わせ表示装置36に指示して、7番の表示
区画34を点灯させる(ステップ240)。続いて、中
央制御装置90は、図7に示される当たり判定サブルー
チンを実行する(ステップ250)。
【0037】図7に示すように、当たり判定サブルーチ
ンでは、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント
値を読み込む(ステップ310)。カウンタ92のカウ
ント値は、前述したように0〜249の連続数のいずれ
かであるが、組合わせ式遊技機10の構造上から、遊技
球が中央入球口60に入球するタイミングは、特定ある
いは予測できないので、ここで読み込まれるカウント値
は実質的に乱数となっている。
【0038】次に、中央制御装置90は、ステップ31
0で読み込んだカウント値が、中央制御装置90のRO
Mに予め記憶されている当たり数値と一致するかを判定
する(ステップ320)。この具体例では、当たり数値
は、0〜249の内から選定される1種類であり、当た
りとなる確率は1/250である。したがって、前述の
表示上の当たり確率と演算上の当たり確率は一致してい
る。
【0039】カウント値が当たり数値と一致しない(外
れ)と判定した場合(ステップ320でNO)、中央制
御装置90は、対照テーブルに基づいてカウント値に対
応する数字列を決定し、誘導図柄表示装置32に指示し
て、この数字列(外れ図柄)を表示させ(ステップ33
0)、メインルーチンに戻る。
【0040】一方、カウント値が当たり数値と一致する
(当たり)と判定した場合(ステップ320でYE
S)、中央制御装置90は、カウンタ92のカウント値
に対応する数字列(本具体例では777)を決定し、誘
導図柄表示装置32に指示して、この数字列(当たり図
柄)を表示させる(ステップ340)。
【0041】続いて、中央制御装置90は、特別遊技に
関わる処理を実行してから(ステップ350)、メイン
ルーチンに戻る。図8に示すように、この特別遊技に関
わる処理では、中央制御装置90は、まず抽選入球口4
0に指示して、そのチューリップ部材38を約5.5秒
間開放させる(ステップ510)。ただし、約5.5秒
以内であっても、抽選入球口40に4個の遊技球が入球
すれば、チューリップ部材38は閉鎖される。
【0042】次に、中央制御装置90は、入球信号が有
ったかを判定し(ステップ520)、入球信号がなけれ
ば(ステップ520:NO)、例えば抽選入球口40の
開放時間5.5秒に0.2秒程度の検出待ち時間を加え
た時間を経過した経過したかを判定し(ステップ52
5)、この時間を経過していたならこの特別遊技処理を
終了してメインルーチンに戻る。
【0043】一方、入球信号があれば(ステップ52
0:YES)、中央制御装置90は、これが抽選入球口
40からの入球信号であるかを判定する(ステップ53
0)。ここで、抽選入球口40以外からの入球信号であ
れば(ステップ530:NO)、中央制御装置90は、
組合わせ表示装置36に指示して、入球信号を送信して
きた入球口に対応する番号の表示区画34を点灯させる
(ステップ540)。
【0044】抽選入球口40からの入球信号であれば
(ステップ530:YES)、中央制御装置90は、組
合わせ表示装置36に指示して3番および5番の表示区
画34を点灯させる(ステップ550)。この抽選入球
口40に3個以上の遊技球が入球した場合、3個目の遊
技球は、分配部48において特別領域44に分配される
ので、中央制御装置90は、遊技球が特別領域44を通
過したかを判定する(ステップ560)。特別領域44
を通過していなければ(ステップ560:NO)、ステ
ップ520に回帰する。
【0045】遊技球が特別領域44を通過していれば
(ステップ560:YES)、中央制御装置90は増加
モードに切換わる(ステップ580)。増加モードとな
った中央制御装置90は、ゲート50からの通過信号が
入力されたか(遊技球がゲート50を通過したか)を判
定する(ステップ590)。遊技球がゲート50を通過
していたなら(ステップ590:YES)、中央制御装
置90は、得点増加装置52に指示して、チューリップ
部材54を約1.2秒間開放させる(ステップ60
0)。そして、開放された得点増加装置52からの入球
信号があると(ステップ610:YES)、中央制御装
置90は、組合わせ表示装置36に指示して、11番、
13番、14番および15番の表示区画34を点灯さ
せ、得点増加装置52に指示してチューリップ部材54
を閉鎖させる(ステップ620)。なお、得点増加装置
52に入球があったことにより、このときのゲームの得
点は2倍とされる。
【0046】得点増加装置52への入球により、組合わ
せ表示装置36の11番、13番、14番および15番
の表示区画34が点灯されるので、さらに16番が点灯
すれば(あるいは点灯していれば)縦一列の点灯により
1点の得点組合わせが成立し、増加モードであるので2
点として計算される。また、8番、9番および16番の
点灯があれば得点組合わせが成立し、増加モードに至る
までには抽選入球口40への入球により3番および5番
の表示区画34が点灯されているから、2番および8番
の点灯だけでも得点組合わせが成立する。
【0047】このように、得点増加装置52への入球が
あると、得点組合わせの成立の可能性が飛躍的に高ま
る。一方、得点増加装置52への入球がなければ、入球
口64a、64b、64cに対応する11番、13番お
よび15番の表示区画34が点灯される可能性はきわめ
て小さいから、得点組合わせが成立する可能性もきわめ
て低い。
【0048】また、中央制御装置90は、ゲート50か
らの通過信号が入力されていなければ(ステップ59
0:NO)、16連チャッカ66の入球口64等の入球
口からの入球信号が有るかを判定し(ステップ63
0)、入球信号があれば、組合わせ表示装置36に指示
して、その入球信号があった入球口に対応する表示区画
34を点灯させる(ステップ640)。
【0049】ステップ620またはステップ640の処
理の後、1ゲームが終了したか(清算ルーチンが実行さ
れたか)を判定する(ステップ650)。中央制御装置
90は、1ゲームが終了していなければステップ590
に回帰し、1ゲームが終了していれば次のステップ66
0に進む。
【0050】ステップ660では、中央制御装置90は
増加モードとなってから14ゲームを終了したかを判定
する。そして14ゲームが終了していなければステップ
590に回帰し、14ゲームが終了していれば特別遊技
処理を終了してメインルーチンに戻る。
【0051】以上のように、本具体例の組合わせ式遊技
機10では、通常では、入球口64a、64b、64c
に対応する11番、13番および15番の表示区画34
が点灯される可能性はきわめて小さいから、得点組合わ
せが成立する可能性もきわめて低い。一方、得点増加装
置52への入球があると、得点組合わせの成立の可能性
が飛躍的に高まる。つまり、得点増加装置52への入球
の有無は得点の有無に直結していると言えるから、得点
増加装置52の価値はきわめて高い。
【0052】また、このように得点組合わせの成立は、
ほとんど得点増加装置52への入球の有無によって決ま
るから、遊技店としては、得点組合わせの成立の可能性
を調節(いわゆる出球率を調節)するために、遊技盤2
0の多数の障害釘を調整する必要もなくなる。したがっ
て、遊技店における釘調節の負担が軽減される。
【0053】さらに、当たり判定ルーチンにおいて当た
り表示されて抽選入球口40が開放され、遊技球が特別
領域44を通過するという開放条件が成立すると増加モ
ードとなり、増加モードにおいて遊技球がゲート50を
通過すると得点増加装置52が開放されて入球し易い開
放状態となる。その結果、上述のように得点組合わせが
成立する可能性がきわめて高くなる。
【0054】このように開放条件が成立すれば得点組合
わせが成立すると言えるので、遊技者は開放条件の成
立、不成立に一喜一憂することになり、組合わせ式遊技
機10における遊技の興趣が高まる。以上、具体例に従
って、本発明について説明したが、本発明はこのような
具体例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもな
い。
【0055】例えば、具体例では4X4の表示区画を有
する組合わせ表示装置を採用しているが、前飾の数字盤
に点灯可能として、隣接する4カ所以上に点灯した場合
に得点組み合わせとする構成も可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、上記の構成になる
請求項1記載の組合わせ式遊技機においては、特定入球
口への入球の有無は得点の有無に直結しているから、定
入球口の価値はきわめて高い。
【0057】また、このように得点組合わせの成立は、
特定入球口への入球次第であるから、遊技店としては、
得点組合わせの成立の可能性を調節するために多数の障
害釘を調整する必要もなくなる。したがって、遊技店に
おける釘調節の負担が軽減される。
【0058】請求項2記載の組合わせ式遊技機において
は、開放条件が成立すれば得点組合わせが成立すると言
えるので、遊技者は開放条件の成立、不成立に一喜一憂
することになり、組合わせ式遊技機における遊技の興趣
が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例の組合わせ式遊技機の正面図である。
【図2】 具体例の組合わせ式遊技機の組合わせ表示装
置の表示面の正面図である。
【図3】 具体例の組合わせ式遊技機の16連チャッカ
の各入球口とその上方の障害釘等の配置の説明図であ
る。
【図4】 具体例の組合わせ式遊技機の16連チャッカ
の平面図である。
【図5】 具体例の組合わせ式遊技機の制御系のブロッ
ク図である。
【図6】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が
実行するメインルーチンのフローチャートである。
【図7】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が
実行する当たり判定サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が
実行する当たり特別遊技処理のフローチャートである。
【図9】 具体例の組合わせ式遊技機の中央制御装置が
実行する清算ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・組合わせ式遊技機、 20・・・遊技盤、 24・・・遊技領域、 32・・・誘導図柄表示装置、 34・・・表示区画(入球表示部)、 36・・・組合わせ表示装置、 38・・・チューリップ部材、 40・・・抽選入球口、 44・・・特別領域、 46・・・普通領域、 48・・・分配部、 50・・・ゲート、 52・・・得点増加装置(特定入球口)、 54・・・チューリップ部材(可動部材)、 60・・・中央入球口、 64・・・入球口(下部入球口)、 64a、64b、64c・・・入球口(難入球口)、 66・・・16連チャッカ、 90・・・中央制御装置(表示制御装置、開放手段)、 92・・・カウンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面の下部に互いに隣接して配設さ
    れた複数の下部入球口と、前記下部入球口とは別に前記
    遊技盤面に設置された特定入球口と、該下部入球口のそ
    れぞれに対応する複数の入球表示部を有する組合わせ表
    示装置と、前記下部入球口に遊技球が入球すると該入球
    した下部入球口に対応する前記入球表示部に入球表示を
    させ、前記特定入球口に遊技球が入球すると予め設定さ
    れている複数の前記入球表示部に入球表示をさせる表示
    制御装置とを備え、前記組合わせ表示装置に表示される
    入球表示の組合わせが予め設定されている得点組合わせ
    となれば、該得点組合わせに応じた遊技球等を払い出す
    組合わせ式遊技機において、 前記下部入球口のいずれかを他の下部入球口よりも入球
    し難い難入球口とし、 前記組合わせ表示装置の前記入球表示部を、前記難入球
    口に対応する前記入球表示部が入球表示されなければ前
    記得点組合わせが成立し難い配置にすると共に、 前記表示制御装置は、前記特定入球口に遊技球が入球す
    ると前記難入球口に対応する前記入球表示部を含む複数
    の前記入球表示部に入球表示をさせることを特徴とする
    組合わせ式遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組合わせ式遊技機におい
    て、 開放位置に変位した際には前記特定入球口を拡大または
    開放して入球し易い開放状態とする可動部材と、 予め設定されている開放条件が成立したことに起因して
    前記可動部材を開放位置とする開放手段とを設けたこと
    を特徴とする組合わせ式遊技機。
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