JPH09122196A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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Publication number
JPH09122196A
JPH09122196A JP28479795A JP28479795A JPH09122196A JP H09122196 A JPH09122196 A JP H09122196A JP 28479795 A JP28479795 A JP 28479795A JP 28479795 A JP28479795 A JP 28479795A JP H09122196 A JPH09122196 A JP H09122196A
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JP
Japan
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massaging
rotation
rotary shaft
motor
microcomputer
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JP28479795A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sawazaki
光浩 沢崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の行う揉み動作と同質の揉み動作が実現
でき、動作品質が向上された按摩機を提供する。 【解決手段】 按摩機11は、回転軸26と、回転軸2
6を双方向に回転駆動するモータ21と、按摩動作を行
うための一対の揉子20a、20bが各一端にそれぞれ
取り付けられ、回転軸26に固定されて回転軸26の回
転動作に伴って揺動動作を行う一対のカム部材30、3
1と、回転軸26の回転方向に関する回転基準位置を検
出し、検出信号を出力するセンサ40と、回転軸26の
回転基準位置からの回転基準量を記憶する基準パルス数
記憶部52と、基準パルス数記憶部52に記憶されてい
る回転基準量を読出し、回転軸26の回転方向に関する
回転基準位置からの回転量が基準パルス数に到達したこ
とを検出してモータ21の回転方向を切換え、回転基準
位置に対応する揉子20a、20bの突出量を調整する
マイクロコンピュータ50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子状の按摩機に
関する。
【0002】
【従来の技術】椅子状の按摩機において、椅子の背もた
れ部分に按摩動作を行う駆動機構が収納されている。駆
動機構には一対の揉子が設けられ、駆動機構に配置され
たモータを駆動することにより、この揉子が揺動し、揉
み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行うように構成
されている。また、按摩動作を椅子に座った被療者の所
望の位置で行うために、椅子の背もたれ部分には、駆動
機構を昇降させる昇降機構が備えられている。また、前
記一対の揉子の間の間隔を調整するための調整機構が備
えられている。
【0003】前述した按摩機の駆動機構の一例として以
下の構成を有するものが考えられる。駆動機構におい
て、揉み動作を行うために、第1モータで回転される六
角柱状の第1軸に、六角筒状の挿通孔を有する一対の斜
板カムを第1軸を挿通孔に挿通して装着し、各斜板カム
の一端にアームを介して揉子をそれぞれ設けている。第
1軸が回転されることにより斜板カムが揺動し、これに
より、一対の揉子が按摩機に腰掛けている人間に向って
楕円運動を行い、揉み動作を行う。
【0004】図8は従来の揉み動作を説明する図であ
る。以下、図8を参照する。上述した構成の按摩機1に
おいて、揉み動作を行う場合、被療者に対する揉子2
a、2bの運動は楕円運動になり、揉子2a、2bはこ
の楕円運動を用いて被療者に対して押圧しながらさする
ように動作し揉み動作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
按摩機1の揉み動作に対して、通常、人間が行う揉み動
作は、両手指による被療部に対する往復押圧動作であ
る。従って、従来の按摩機の揉み動作は、被療者にとっ
て人間の行う揉み動作と明らかに体感上相違がある。こ
のため、人間の行う揉み動作と同質の揉み動作が実現で
きず、動作品質が低いという問題点がある。
【0006】請求項1の発明は、上述の技術的課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、人間の
行う揉み動作と同質の揉み動作が実現でき、動作品質が
向上された按摩機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の按摩機
は、回転軸と、該回転軸を双方向に回転駆動可能なモー
タと、按摩動作を行うための一対の揉子が各一端にそれ
ぞれ取り付けられ、該回転軸に固定されて該回転軸の回
転動作に伴って揺動動作を行う一対の揺動部材と、該回
転軸の回転方向に関する回転基準位置を検出し、検出信
号を出力する検出素子と、該検出信号に基づいて、該回
転軸の回転方向に関する該回転基準位置からの回転量が
所定の回転基準量に到達したとき該モータの回転方向を
切換え、該一対の揉子に往復角変位動作を行わせる制御
部とを備えており、そのことによって上記目的を達成す
ることができる。
【0008】
【作用】請求項1の発明に従えば、按摩動作を行うため
に、回転軸が回転すると回転軸に取り付けられた一対の
揺動部材が揺動し、この揺動部材に取り付けられた一対
の揉子が揺動し、按摩動作が行われる。このとき、回転
軸の回転方向に関する回転基準位置が検出素子によって
検出され、検出素子から検出信号が出力される。この検
出信号は制御部に入力される。制御部では、回転軸の回
転方向に関する前記回転基準位置からの回転量が、所定
の回転基準量に到達したときモータの回転方向を切換
え、一対の揉子に往復角変位動作を行わせる。
【0009】即ち、一対の揉子は、被療者に対して、従
来技術で説明したような楕円運動の一部範囲を用いた押
圧しながらさするような揉み動作ではなく、被療部を直
線的に押圧しながら往復角変位動作を行う。このような
本発明によって実現される揉み動作は、人間の行う揉み
動作と同質の揉み動作であり、動作品質が向上された按
摩機が実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の按摩機
11の駆動機構15の一部分の斜視図であり、図2は図
1の切断面線X2−X2から見た断面図であり、図3は
駆動機構15の正面図であり、図4は本実施例の按摩機
11の断面図であり、図5は按摩機11の電気的構成を
説明するブロック図である。
【0011】以下、本実施例の按摩機11の全体の構成
例を、図4を参照して以下に説明する。図4に示される
ように、按摩機11において、椅子12の背もたれ部分
13の内部にラック14が固定されており、按摩動作を
行う後述する構成を有する駆動機構15に備えられてい
る一対のピニオン16a、16bがラック14に噛み合
わされている。駆動機構15に備えられている駆動機構
15の昇降駆動用の例としてDCブラシレスモータ(以
下、モータ)17の回転は、例としてハス歯歯車やウォ
ーム歯車などを用いる動作変換機構18を介して回転軸
方向が図4の左右方向から同図の紙面に垂直な方向に変
換され、回転軸19に伝達される。モータ17によって
回転軸19を双方向のいずれか一方向に回転することに
よりピニオン16a、16bが回転し、ピニオン16
a、16bとラック14との噛み合いにより、駆動機構
15が椅子12の背もたれ部分13で昇降駆動される。
【0012】駆動機構15は、椅子12の背もたれ部分
13に取り付けられた状態で、椅子12に凭れた人の背
部に駆動機構15に備えられる一対の揉子20a、20
bが臨むように構成されている。揉子20a、20b
は、駆動機構15に備えられるパルスジェネレータを装
備するモータ21に、動作変換機構22を介して連結さ
れ、モータ21の回転動作が動作変換機構22によって
揉子20a、20bの揺動動作に変換される。揺動する
揉子20a、20bによって椅子12に凭れている人の
背部、首部、或いは肩部に、揉み動作などの按摩動作が
行われる。ラック14の上部は、椅子12の背もたれ部
分13に凭れた人の首や肩などの背部の曲面に馴染むよ
うに少し屈曲されている。また、ラック14は椅子12
の背もたれ部分13の下端部において例として蝶番など
による回動部23で屈曲自在に構成され、椅子12の背
もたれ部分13のリクライニング動作に従動できるよう
に構成されている。
【0013】以下、按摩機11の前記動作変換機構22
を含む駆動機構15の構成例を、図1〜図3を参照して
説明する。駆動機構15において、相互に平行な一対の
フレーム24、25の間に前記昇降用の回転軸19、後
述する揉み動作用の回転軸26、および後述する叩き用
の回転軸27がそれぞれ取り付けられている。回転軸1
9は前記動作変換機構18を介するモータ17の回転に
よって回転駆動され、駆動機構15が昇降駆動される。
回転軸26は動作変換機構22を介する前記モータ21
の回転によって後述するように往復角変位駆動され、揉
み動作を行う。回転軸27は動作変換機構28を介する
モータ29の回転によって回転駆動され、叩き動作を行
う。
【0014】回転軸26は、フレーム24、25の間で
六角柱状に構成され、その中間部分にそれぞれ円筒状の
一対のカム部材30、31が相互に間隔を隔てて回転軸
26に対して偏心して取り付けられている。カム部材3
0、31の前面側の各端部には、クランク状に屈曲した
アーム32、33を介して、揉子20a、20bがそれ
ぞれ取り付けられている。前記カム部材30、31のア
ーム32、33と反対側になる背後側の端部には、ロッ
ド34、35の一端がそれぞれ固定され、各ロッド3
4、35の各他端には、例として合成樹脂製のベアリン
グバンド36、37がそれぞれ固定されている。各ベア
リングバンド36、37は、前記回転軸27に後述する
ように揺動自在で、回転軸27の軸線に対して偏心した
位置に取り付けられている。従って、回転軸27が回転
するとベアリングバンド36、37は、回転軸27の周
りに公転運動を行う。これにより、ロッド34、35が
ベアリングバンド36、37に周期的に引っ張られる。
このロッド34、35の運動は、前記カム部材30、3
1が回転軸26に回転可能に連結されていることから、
カム部材30、31の往復角変位運動に変換される。こ
れにより、揉子20a、20bが上下動し、叩き動作が
行われる。
【0015】また、回転軸26の一方側の端部付近に
は、例として円板状で周上の一部に切欠38を有する位
置決め片39が取り付けられ、位置決め片39を光学的
に検出するための検出素子であるフォトインタラプタな
どのセンサ40が位置決め片39の近傍に配置されてい
る。この位置決め片39の切欠38の設置位置が、回転
軸26の回転に関する回転基準位置になる。回転軸26
の他方側の端部付近には回転軸26に同軸にウォームホ
イール41が固定され、このウォームホイール41と噛
み合うウォーム歯車42が配置され、ウォーム歯車42
は前記モータ21によって回転駆動される。これらウォ
ームホイール41とウォーム歯車42とが前記動作変換
機構22を構成する。
【0016】以下に、前記カム部材30、31に関連す
る構成の詳細について説明する。前記回転軸26の六角
柱状の部分には、回転軸26の六角柱状の形状に対応す
る六角筒状の挿通孔を有し外形が略円筒形状のスライダ
43、44が、それぞれ回転軸26の前記六角柱状の部
分に偏心した状態で軸線方向に移動可能に装着されてい
る。各スライダ43、44は図示しないベアリングを介
して前記カム部材30、31に同軸に連結されている。
従って、カム部材30、31は回転軸26の軸線に対し
て偏心した軸線を有し、かつその偏心した位置を回転軸
26の軸線が通るように構成される。これにより、カム
部材30、31は、回転軸26の回転によって、カム部
材30、31の偏心の程度に対応して、回転軸26の軸
線に垂直な方向に楕円運動を行う。
【0017】カム部材30、31のアーム32、33と
反対側になる背後側の端部には突起45、46がそれぞ
れ一体的に設けられ、突起45、46に前記ロッド3
4、35の一端が固定される。ロッド34、35の各他
端が固定される前記ベアリングバンド36、37は、例
として前記カム部材30、31に関連する構成と類似の
構成によって回転軸27の軸線に垂直な方向に対して楕
円運動を行うように構成されている。ベアリングバンド
36、37の周上には係合突起47、48が形成され、
各係合突起47、48には、前記ロッド34、35の他
端が回転軸27の軸線と垂直な方向のピン(図示せず)
によって、このピンの回りに角変位自在に取り付けられ
る。
【0018】以下、本実施例の按摩機11の電気的構成
を、図5を参照してに説明する。按摩機11は、各種の
按摩動作を設定する操作パネル49を備えており、操作
パネル49はマイクロコンピュータ50に接続されてい
る。マイクロコンピュータ50には、各モータ17、2
1、29と前記センサ40とが接続されている。また、
前述したようにモータ21にはパルスジェネレータ51
が備えられている。モータ21の回転状態はパルスジェ
ネレータ51の出力に基づいて、マイクロコンピュータ
50によって検出される。
【0019】ここで、他の例として他のモータ17、2
9にも、パルスジェネレータが設置され、これらからの
出力によってモータ17、29の回転状態がマイクロコ
ンピュータ50によって制御されるようにしてもよいの
は勿論である。
【0020】マイクロコンピュータ50には、パルスジ
ェネレータ51の出力パルスのパルス数に関する基準パ
ルス数のデータが記憶される基準パルス数記憶部52が
設けられている。この基準パルス数は、椅子12に腰掛
けている人間に対する揉子16a、16bの揉み動作時
における突出量を調整するように定められる。この突出
量は、回転軸26の前述した回転基準位置からの角変位
量として定められる。即ち、基準パルス数記憶部52に
は、前記位置決め片39の切欠38の周方向の回転基準
位置を基準とする回転軸26の角変位量に対応する、前
記パルスジェネレータ51から発生されるパルス数に関
する基準パルス数が記憶される。
【0021】マイクロコンピュータ51は、前記切欠3
8の設置位置である回転基準位置から、基準パルス数に
対応する角変位量だけモータ21を角変位駆動し、これ
によって回転軸26を基準パルス数に対応する角度ずつ
往復角変位駆動させる。
【0022】本発明の他の例として、基準パルス数記憶
部52を書き込み可能とし、操作パネル49からの按摩
強度に関連する指示入力によって、所望の按摩強度に対
応する基準パルス数を記憶させるようにしてもよい。ま
た、マイクロコンピュータ50に、乱数発生部を設け、
マイクロコンピュータ50が、操作パネル49による設
定によって前記基準パルス数記憶部52に乱数発生部か
ら乱数データを入力するようにしてもよい。これによ
り、回転軸26は、例として1回の角変位動作毎や、そ
れ自身ランダムに定められる角変位回数毎にランダムな
角変位量で角変位する。これにより、人間の手による揉
み動作に伴う按摩強度の自然なゆらぎを実現するように
できる。
【0023】マイクロコンピュータ50は、按摩動作時
にモータ17を双方向のいずれか一方向に回転する。こ
れにより、回転軸19が双方向のいずれか一方に回転さ
れ、ピニオン16a、16bとラック14との噛み合い
により、駆動機構15が昇降される。このとき、モータ
17にパルスジェネレータを備え、これから出力するパ
ルス数を計数することにより、駆動機構15の昇降量を
制御するようにしてもよい。
【0024】図6は、本実施例の按摩機11の揉み動作
を説明する図である。以下、図6を併せて参照する。本
実施例の按摩機11では、揉み動作に関して、揉み上げ
動作と揉み下げ動作との選択が操作パネル49での選択
操作によって可能である。揉み下げ動作は、揉子16
a、16bが比較的上方の基準位置から双方向の楕円動
作を行い、人間の治療部位に対して上方から押し下げる
ような揉子16a、16bの動作が得られる動作であ
る。また、前記比較的上方の基準位置は、例として前記
センサ40が位置決め片34の切欠38を検出する位置
として定められる。勿論、他の位置として定められても
よい。
【0025】これに対し、揉み上げ動作は、揉子16
a、16bの比較的下方の基準位置から双方向の楕円動
作を行い、人間の治療部位に対して下方から押し上げる
ような揉子16a、16bの動作が得られる動作であ
る。また、前記比較的下方の基準位置は、例として前記
センサ40が位置決め片34の切欠38を検出する位置
と180度位相がずれた位置として定められる。勿論、
他の位置として定められてもよい。
【0026】前按摩機11を動作させる場合、操作パネ
ル49を用いて、マイクロコンピュータ50の制御でモ
ータ17を駆動して、駆動機構15を椅子12の背もた
れ部分13で昇降させ、駆動機構15を所定の按摩位置
に設定する。操作パネル49を用いて駆動機構15を所
定の按摩位置で停止させると、操作パネル49で揉み動
作や叩き動作の選択や、揉み上げ動作或いは揉み下げ動
作などの所望の按摩動作を設定する。揉み動作を選択す
るとモータ21が駆動され、叩き動作を選択するとモー
タ29が駆動される。この後、操作パネル49を用いて
按摩機11を起動して、前記モータ21、29を個別に
回転させて前記所望の按摩動作を行う。以下に、単に揉
み動作を例として本実施例の按摩動作の詳細について説
明する。なお、揉み上げ動作は、揉み下げ動作に対し
て、揉み動作の基準位置と、モータ21の双方向の回転
のどちらの回転のときに前記基準パルス数データを用い
るかの相違があるだけであり、ほぼ同様な動作となるの
は明らかである。
【0027】操作パネル49を用いて揉み動作を設定す
ると、マイクロコンピュータ50は、モータ21を回転
させ回転軸26を前記揉み動作の基準位置(図2の符号
P1で示す)で停止させる。この後、起動操作を行う
と、マイクロコンピュータ50はモータ21を双方向の
いずれか一方である例として図1の矢符C1方向に回転
させる。回転軸26の回転が図1に示される矢符C1方
向であるとき、マイクロコンピュータ50は、基準パル
ス数記憶部52に記憶されている基準パルス数データを
読出し、得られた基準パルス数データに対応する図2に
示す基準回転量αだけモータ21を双方向の一方に回転
駆動する。モータ21の回転が前記基準回転量αに到達
すると、マイクロコンピュータ50はモータ21を逆回
転させる。この、逆回転中にマイクロコンピュータ50
がセンサ40による前記切欠38の検出を検知すると、
この回転基準位置P1からマイクロコンピュータ50
は、モータ21を、予め定めるパルス数データに対応す
る回転量だけモータ21を前記逆方向に回転駆動する。
回転軸26の回転がこの回転量に対応する角度αに到達
すると、マイクロコンピュータ50はモータ21を逆回
転させる。
【0028】このようなモータ21の双方向の回転が駆
動機構22によって回転軸26の双方向の角変位動作に
変換される。回転軸26が双方向の一方向に回転する
と、カム部材30、31に装着されているスライダ4
3、44が、その偏心した位置を回転軸26の軸線が通
るように構成されていることから、その偏心の程度に対
応してカム部材30、31が回転軸26の軸線と垂直な
方向に楕円運動の一部の軌跡で往復角変位運動する。こ
のとき、カム部材30、31に連結されている揉子20
a、20bと反対側は、ロッド34、35とベアリング
バンド36、37とを介して、回転軸27に連結されて
いる。この連結は、上述したように、ロッド34、35
が回転軸27に対して揺動可能であって、かつ回転軸2
7との距離が固定であるように構成されている。従っ
て、カム部材30、31の前記往復角変位運動は、カム
部材30、31のロッド34、35との連結位置を中心
とし、この連結位置から回転軸26までの距離と、連結
位置から揉子20a、20bまでの距離との比に比例し
て増幅された振幅の揉子20a、20bの往復角変位運
動となる。
【0029】これにより、揉子20a、20bは、椅子
2の背もたれ部分3に凭れている人の背や肩、首筋など
を揉む按摩動作を行う。この按摩動作において、一対の
揉子20a、20bは、被療者に対して、従来技術で説
明したような楕円運動を用いた押圧しながらさするよう
な揉み動作ではなく、被療部を直線的に押圧しながら往
復角変位動作を行う。このような本実施例の按摩機11
によって実現される揉み動作は、人間の行う揉み動作と
同質の揉み動作であり、動作品質が向上された按摩機1
1が実現される。
【0030】また、叩き動作を行うには、マイクロコン
ピュータ50によって回転軸27を回転駆動する。回転
軸27が回転するとベアリングバンド36、37は、回
転軸27の周りに公転運動を行う。これにより、ロッド
34、35がベアリングバンド36、37に周期的に引
っ張られる。このロッド34、35の運動は、前記カム
部材30、31が回転軸26に回転可能に連結されてい
ることから、カム部材30、31の往復角変位運動に変
換される。これにより、揉子20a、20bが上下動
し、叩き動作が行われる。
【0031】上記実施例で説明された構成は、本発明の
一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定するも
のではない。本発明は、本発明の精神を逸脱しない範囲
の広範囲の変形例を含むものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に従え
ば、按摩動作時において、回転軸の回転方向に関する回
転基準位置が検出素子によって検出され、検出素子から
検出信号が出力される。この検出信号は制御部に入力さ
れる。本発明において、制御部では、回転軸の回転方向
に関する前記回転基準位置からの回転量が、所定の回転
基準量に到達したときモータの回転方向を切換え、一対
の揉子に往復角変位動作を行わせるようにした。
【0033】これにより、一対の揉子は、被療者に対し
て、従来技術で説明したような楕円運動の一部範囲を用
いた押圧しながらさするような揉み動作ではなく、被療
部を直線的に押圧しながら往復角変位動作を行う。この
ような本発明によって実現される揉み動作は、人間の行
う揉み動作と同質の揉み動作であり、動作品質が向上さ
れた按摩機が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15
の一部分の斜視図である。
【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。
【図3】駆動機構15の正面図である。
【図4】本実施例の按摩機11の断面図である。
【図5】按摩機11の電気的構成を説明するブロック図
である。
【図6】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明する図
である。
【図7】従来の揉み動作を説明する図である。
【符号の説明】
11 按摩機 12 椅子 15 駆動機構 17、21、29 モータ 19、26、27 回転軸 20a、20b 揉子 30、31 カム部材 40 センサ 50 マイクロコンピュータ 51 パルスジェネレータ 52 基準パルス数記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、該回転軸を双方向に回転駆動可
    能なモータと、 按摩動作を行うための一対の揉子が各一端にそれぞれ取
    り付けられ、該回転軸に固定されて該回転軸の回転動作
    に伴って揺動動作を行う一対の揺動部材と、 該回転軸の回転方向に関する回転基準位置を検出し、検
    出信号を出力する検出素子と、 該検出信号に基づいて、該回転軸の回転方向に関する該
    回転基準位置からの回転量が所定の回転基準量に到達し
    たとき該モータの回転方向を切換え、該一対の揉子に往
    復角変位動作を行わせる制御部とを備える按摩機。
JP28479795A 1995-11-01 1995-11-01 按摩機 Pending JPH09122196A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28479795A JPH09122196A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 按摩機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28479795A JPH09122196A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 按摩機

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JP28479795A Pending JPH09122196A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 按摩機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT519126A4 (de) * 2016-10-14 2018-04-15 Payer International Tech Gmbh Massagekopf

Cited By (2)

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AT519126A4 (de) * 2016-10-14 2018-04-15 Payer International Tech Gmbh Massagekopf
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