JPH09154908A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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JPH09154908A
JPH09154908A JP31888195A JP31888195A JPH09154908A JP H09154908 A JPH09154908 A JP H09154908A JP 31888195 A JP31888195 A JP 31888195A JP 31888195 A JP31888195 A JP 31888195A JP H09154908 A JPH09154908 A JP H09154908A
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JP
Japan
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rotation
massaging
rotating shaft
motor
rotary shaft
Prior art date
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Application number
JP31888195A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sawazaki
光浩 沢崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の行う揉み動作と同質の揉み動作が実現
でき、動作品質が向上された按摩機を提供する。 【解決手段】 按摩機11は、一対の揉子を被療者に対
して往復移動させるための回転軸を双方向に回転駆動可
能なモータ21と、モータ21に備えられるパルスジェ
ネレータ51からのパルス数を計数することにより、回
転軸の回転方向に関する回転量を検出し、回転軸の検出
された回転量がメモリ51に記憶されている基準パルス
数データに到達する毎に、回転軸の回転方向を交互に切
換えて前記一対の揉子に往復角変位動作を行わせるマイ
クロコンピュータ50とを備えている。これにより、一
対の揉子は、被療者に対して、直線的に押圧しながら往
復回転動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子状の按摩機に
関する。
【0002】
【従来の技術】椅子状の按摩機において、椅子の背もた
れ部分に按摩動作を行う駆動機構が収納されている。駆
動機構には一対の揉子が設けられ、駆動機構に配置され
たモータを駆動することにより、この揉子が揺動し、揉
み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行うように構成
されている。また、按摩動作を椅子に座った被療者の所
望の位置で行うために、椅子の背もたれ部分には、駆動
機構を昇降させる昇降機構が備えられている。また、前
記一対の揉子の間の間隔を調整するための調整機構が備
えられている。
【0003】前述した按摩機の駆動機構の一例として以
下の構成を有するものが考えられる。駆動機構におい
て、揉み動作を行うために、第1モータで回転される六
角柱状の第1軸に、六角筒状の挿通孔を有する一対の斜
板カムを第1軸を挿通孔に挿通して装着し、各斜板カム
の一端にアームを介して揉子をそれぞれ設けている。第
1軸が回転されることにより斜板カムが揺動し、これに
より、一対の揉子が按摩機に腰掛けている人間に向って
楕円運動を行い、揉み動作を行う。
【0004】図8は従来の揉み動作を説明する図であ
る。以下、図8を参照する。上述した構成の按摩機1に
おいて、揉み動作を行う場合、被療者に対する揉子2
a、2bの運動は楕円運動になり、揉子2a、2bはこ
の楕円運動を用いて被療者に対して押圧しながらさする
ように動作し揉み動作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
按摩機1の揉み動作に対して、通常、人間が行う揉み動
作は、両手指による被療部に対する往復押圧動作であ
る。従って、従来の按摩機の揉み動作は、被療者にとっ
て人間の行う揉み動作と明らかに体感上相違がある。こ
のため、人間の行う揉み動作と同質の揉み動作が実現で
きず、動作品質が低いという問題点がある。
【0006】請求項1〜3の発明は、上述の技術的課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、人
間の行う揉み動作と同質の揉み動作が実現でき、動作品
質が向上された按摩機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の按摩機
は、回転軸と、該回転軸を双方向に回転駆動可能なモー
タと、該回転軸に固定されて該回転軸の回転動作に伴っ
て被療者に対して揉み動作を行う一対の揉子と、該回転
軸の回転方向に関する回転量を検出し、該回転軸の該検
出された回転量が予め定める基準回転量に到達する毎
に、該回転軸の回転方向を交互に切換え、該一対の揉子
に往復角変位動作を行わせる制御部とを備えており、そ
のことによって上記目的を達成することができる。
【0008】請求項2の発明の按摩機は、請求項1の発
明において、前記モータの回転方向および回転量を検出
する回転検出手段が備えられ、前記制御部は、該回転検
出手段からの出力に基づいて前記回転軸の回転方向を切
換えるように構成されており、そのことによって上記目
的を達成することができる。
【0009】請求項3の発明の按摩機は、請求項1の発
明において、前記制御部は前記モータの前記回転方向の
いずれか一方側への回転期間に亘って計数動作を行うカ
ウンタを備え、該カウンタの計数値に基づいて、前記回
転軸の回転方向を切換えるように構成されており、その
ことによって上記目的を達成することができる。
【0010】
【作 用】請求項1の発明に従えば、按摩動作を行うた
めに回転軸が回転すると、回転軸に取り付けられた一対
の揉子が揺動し、揉み動作が行われる。このとき、制御
部は、回転軸の回転方向に関する回転量を検出し、検出
された回転量が予め定める基準回転量に到達する毎に、
回転軸の回転方向を交互に切換え、一対の揉子に往復角
変位動作を行わせ、被療者に対して揉み動作を行う。
【0011】即ち、一対の揉子は、被療者に対して、従
来技術で説明したような楕円運動の一部範囲を用いた押
圧しながらさするような揉み動作ではなく、被療部を直
線的に押圧しながら往復角変位動作を行う。このような
本発明によって実現される揉み動作は、人間の行う揉み
動作と同質の揉み動作であり、動作品質が向上された按
摩機が実現される。
【0012】請求項2の発明に従えば、請求項1の発明
の作用において、前記モータの回転方向および回転量は
回転検出手段で検出される。前記制御部は、回転検出手
段からの出力に基づいて前記回転軸の回転方向を切換え
る制御を行う。これによっても、前記請求項1の作用と
同様な作用が実現される。
【0013】請求項3の発明に従えば、請求項1の発明
の作用において、制御部は前記モータの回転方向のいず
れか一方側への回転期間に亘って計数動作を行うカウン
タを備えている。このカウンタの計数値は回転軸の回転
量に対応しており、制御部はこの計数値に基づいて、前
記回転軸の回転方向を切換える制御を行う。これによっ
ても、前記請求項1の作用と同様な作用が実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に即して説
明する。図1〜図7に本発明の一実施例を示す。図1は
本発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15の一部分
の斜視図であり、図2は図1の切断面線X2−X2から
見た断面図であり、図3は駆動機構15の正面図であ
り、図4は本実施例の按摩機11の断面図であり、図5
は按摩機11の電気的構成を説明するブロック図であ
り、図6は按摩機11の揉み動作を説明するタイミング
チャートであり、図7は按摩機11の揉み動作を説明す
る図である。
【0015】以下、本実施例の按摩機11の全体の構成
例を、図4を参照して以下に説明する。図4に示される
ように、按摩機11において、椅子12の背もたれ部分
13の内部にラック14が固定されており、按摩動作を
行う後述する構成を有する駆動機構15に備えられてい
る一対のピニオン16a、16bがラック14に噛み合
わされている。駆動機構15に備えられている駆動機構
15の昇降駆動用の例としてDCブラシレスモータ(以
下、モータ)17の回転は、例としてハス歯歯車やウォ
ーム歯車などを用いる動作変換機構18を介して回転軸
方向が図4の左右方向から同図の紙面に垂直な方向に変
換され、回転軸19に伝達される。モータ17によって
回転軸19を双方向のいずれか一方向に回転することに
よりピニオン16a、16bが回転し、ピニオン16
a、16bとラック14との噛み合いにより、駆動機構
15が椅子12の背もたれ部分13で昇降駆動される。
【0016】駆動機構15は、椅子12の背もたれ部分
13に取り付けられた状態で、椅子12に凭れた人の背
部に駆動機構15に備えられる一対の揉子20a、20
bが臨むように構成されている。揉子20a、20b
は、駆動機構15に備えられるパルスジェネレータを装
備するモータ21に、後述する構成を有する動作変換機
構22を介して連結され、モータ21の回転動作が動作
変換機構22によって回転軸26の回転に変換され、回
転軸26の回転が動作変換機構53によって揉子20
a、20bの揺動動作に変換される。揺動する揉子20
a、20bによって椅子12に凭れている人の背部、首
部、或いは肩部に、揉み動作などの按摩動作が行われ
る。ラック14の上部は、椅子12の背もたれ部分13
に凭れた人の首や肩などの背部の曲面に馴染むように少
し屈曲されている。また、ラック14は椅子12の背も
たれ部分13の下端部において例として蝶番などによる
回動部23で屈曲自在に構成され、椅子12の背もたれ
部分13のリクライニング動作に従動できるように構成
されている。
【0017】以下、按摩機11の前記動作変換機構1
8、22、53を含む駆動機構15の構成例を、図1〜
図3を参照して説明する。駆動機構15において、相互
に平行な一対のフレーム24、25の間に前記昇降用の
回転軸19、後述する揉み動作用の回転軸26、および
後述する叩き用の回転軸27がそれぞれ回転自在に取り
付けられている。回転軸19は前記動作変換機構18を
介するモータ17の回転によって回転駆動され、駆動機
構15が昇降駆動される。回転軸26は動作変換機構2
2を介する前記モータ21の回転によって後述するよう
に往復角変位駆動され、回転軸26の回転が動作変換機
構53によって揉子20a、20bの揺動運動に変換さ
れ、揉子20a、20bが被療者に対して揉み動作を行
う。回転軸27は動作変換機構28を介するモータ29
の回転によって回転駆動され、叩き動作を行う。
【0018】回転軸26は、フレーム24、25の間で
六角柱状に構成され、その中間部分にそれぞれ円筒状の
一対のカム部材30、31が相互に間隔を隔てて回転軸
26に対して偏心して取り付けられている。カム部材3
0、31の前面側の各端部には、クランク状に屈曲した
アーム32、33を介して、揉子20a、20bがそれ
ぞれ取り付けられている。前記カム部材30、31のア
ーム32、33と反対側になる背後側の端部には、ロッ
ド34、35の一端がそれぞれ固定され、各ロッド3
4、35の各他端には、例として合成樹脂製のベアリン
グバンド36、37がそれぞれ固定されている。各ベア
リングバンド36、37は、前記回転軸27に後述する
ように揺動自在で、回転軸27の軸線に対して偏心した
位置に取り付けられている。従って、回転軸27が回転
するとベアリングバンド36、37は、回転軸27の周
りに公転運動を行う。これにより、ロッド34、35が
ベアリングバンド36、37に周期的に引っ張られる。
このロッド34、35の運動は、前記カム部材30、3
1が回転軸26に回転可能に連結されていることから、
カム部材30、31の往復角変位運動に変換される。こ
れにより、揉子20a、20bが上下動し、叩き動作が
行われる。前記カム部材30、31、アーム32、3
3、およびロッド34、35を含んで前記動作変換機構
53が構成される。
【0019】回転軸26の一方側の端部付近には、回転
軸26に同軸にウォームホイール41が固定され、この
ウォームホイール41と噛み合うウォーム歯車42が配
置され、ウォーム歯車42は前記モータ21によって回
転駆動される。これらウォームホイール41とウォーム
歯車42とが前記動作変換機構22を構成する。
【0020】以下に、前記カム部材30、31に関連す
る構成の詳細について説明する。前記回転軸26の六角
柱状の部分には、回転軸26の六角柱状の形状に対応す
る六角筒状の挿通孔を有し外形が略円筒形状のスライダ
43、44が、それぞれ回転軸26の前記六角柱状の部
分に偏心した状態で軸線方向に移動可能に装着されてい
る。各スライダ43、44は図示しないベアリングを介
して前記カム部材30、31に同軸に連結されている。
従って、カム部材30、31は回転軸26の軸線に対し
て偏心した軸線を有し、かつその偏心した位置を回転軸
26の軸線が通るように構成される。これにより、カム
部材30、31は、回転軸26の回転によって、カム部
材30、31の偏心の程度に対応して、回転軸26の軸
線に垂直な方向に楕円運動を行う。
【0021】カム部材30、31のアーム32、33と
反対側になる背後側の端部には突起45、46がそれぞ
れ一体的に設けられ、突起45、46に前記ロッド3
4、35の一端が固定される。ロッド34、35の各他
端が固定される前記ベアリングバンド36、37は、例
として前記カム部材30、31に関連する構成と類似の
構成によって回転軸27の軸線に垂直な方向に対して楕
円運動を行うように構成されている。ベアリングバンド
36、37の周上には係合突起47、48が形成され、
各係合突起47、48には、前記ロッド34、35の他
端が回転軸27の軸線と垂直な方向のピン(図示せず)
によって、このピンの回りに角変位自在に取り付けられ
る。
【0022】以下、本実施例の按摩機11の電気的構成
を、図5を参照してに説明する。按摩機11は、各種の
按摩動作を設定する操作パネル49を備えており、操作
パネル49はマイクロコンピュータ50に接続されてい
る。マイクロコンピュータ50には、各モータ17、2
1、29と前記センサ40とが接続されている。また、
前述したようにモータ21にはパルスジェネレータ51
が備えられている。モータ21の回転状態は、パルスジ
ェネレータ51から出力されるパルス数を計数すること
によって、マイクロコンピュータ50によって検出され
る。
【0023】ここで、他の例として他のモータ17、2
9にも、パルスジェネレータが設置され、これらからの
出力によってモータ17、29の回転状態がマイクロコ
ンピュータ50によって制御されるようにしてもよいの
は勿論である。
【0024】マイクロコンピュータ50には、パルスジ
ェネレータ51の出力パルスのパルス数に関する基準パ
ルス数のデータが記憶されるメモリ52が設けられてい
る。この基準パルス数は、回転軸26における予め定め
る回転基準位置からの回転量に対応し、従って、椅子1
2に腰掛けている人間に対する揉子20a、20bの揉
み動作時における突出量を調整するように定められる。
【0025】本発明の他の例として、メモリ52を書き
込み可能とし、操作パネル49からの按摩強度に関連す
る指示入力によって、所望の按摩強度に対応する基準パ
ルス数を記憶させるようにしてもよい。また、マイクロ
コンピュータ50に、乱数発生部を設け、マイクロコン
ピュータ50が、操作パネル49による設定によって前
記基準メモリ52に乱数発生部から乱数データを入力す
るようにしてもよい。これにより、回転軸26は、例と
して1回の回転動作毎や、それ自身ランダムに定められ
る回転回数毎にランダムな回転量で回転する。これによ
り、人間の手による揉み動作に伴う按摩強度の自然なゆ
らぎを実現するようにできる。
【0026】マイクロコンピュータ50は、按摩動作時
にモータ17を双方向のいずれか一方向に回転する。こ
れにより、回転軸19が双方向のいずれか一方に回転さ
れ、ピニオン16a、16bとラック14との噛み合い
により、駆動機構15が昇降される。このとき、モータ
17にパルスジェネレータを備え、これから出力するパ
ルス数を計数することにより、駆動機構15の昇降量を
制御するようにしてもよい。
【0027】以下、図6および図7を併せて参照し、按
摩機11の揉み動作について説明する。本実施例の按摩
機11では、揉み動作に関して、揉子20a、20bが
揉み上げ方向の動作と揉み下げ方向の動作とを繰り返し
ながら、被療者の被療部に対して、後述するように直線
的な運動による揉み動作を行うようにしている。揉み下
げ動作は、回転軸26が図2の矢符C1方向に回転し、
揉子20a、20bが比較的上方の基準位置から矢符C
1方向への楕円動作を行い、人間の治療部位に対して上
方から押し下げるように運動する動作のことである。こ
れに対し、揉み上げ動作は、回転軸26が図2の矢符C
2方向に回転し、揉子20a、20bが図2の矢符C2
方向に楕円動作を行い、人間の治療部位に対して下方か
ら押し上げるように運動する動作のことである。
【0028】前按摩機11を動作させる場合、操作パネ
ル49を用いて、マイクロコンピュータ50の制御でモ
ータ17を駆動して、駆動機構15を椅子12の背もた
れ部分13で昇降させ、駆動機構15を所定の按摩位置
に設定する。操作パネル49を用いて駆動機構15を所
定の按摩位置で停止させると、操作パネル49で揉み動
作や叩き動作の選択などの所望の按摩動作を設定する。
揉み動作を選択するとモータ21が駆動され、叩き動作
を選択するとモータ29が駆動される。この後、操作パ
ネル49を用いて按摩機11を起動して、前記モータ2
1、29を個別に回転させて前記所望の按摩動作を行
う。以下に、単に揉み動作を例として本実施例の按摩動
作の詳細について説明する。
【0029】操作パネル49を用いて揉み動作を設定す
ると、マイクロコンピュータ50は、モータ21を回転
させ、回転軸26が停止していた位置から予め定める回
転基準位置(図2の符号P1で示す)に移動させる。こ
の後、モータ21の回転により回転軸26が矢符C1方
向に回転する。このとき、マイクロコンピュータ50
は、メモリ52に記憶されている基準パルス数データを
読出し、読み出された前記基準パルス数だけパルスジェ
ネレータ51からパルスが検出されるまで、図6の揉み
下げ動作期間TMDだけモータ21を回転させて、図2に
示す基準回転量αだけ、回転軸26を回転基準位置から
矢符C1方向に回転駆動する。
【0030】パルスジェネレータ51からのパルス数が
前記基準パルス数だけ検出されると、モータ21の回転
量が前記基準回転量αに到達したことになり、マイクロ
コンピュータ50はモータ21を図2の矢符C2方向に
逆回転させる。この、逆回転中にも前記パルスジェネレ
ータ51からのパルス数をマイクロコンピュータ50は
計数しており、マイクロコンピュータ50は、このパル
ス数が前記基準パルス数に到達することを検出すること
によって、マイクロコンピュータ51は回転軸26が図
6の揉み上げ動作期間TMUだけ回転し、前記回転基準位
置P1に到達したことを検出可能である。回転軸26が
この回転基準位置P1に到達したことがマイクロコンピ
ュータ50によって検出されると、マイクロコンピュー
タ50は、モータ21を、この回転基準位置P1から再
度図2の矢符C1方向に逆回転させ、再度、基準回転量
αだけ回転軸26を回転駆動する。回転軸26の回転量
がこの基準回転量αに到達すると、マイクロコンピュー
タ50はモータ21を再び逆回転させる。
【0031】このようなモータ21の双方向の回転が駆
動機構22によって、回転軸26の矢符C1方向或いは
矢符C2方向の双方向の角変位動作に変換される。回転
軸26が双方向のいずれかの一方向に回転すると、カム
部材30、31に装着されているスライダ43、44
が、その偏心した位置を回転軸26の軸線が通るように
構成されていることから、その偏心の程度に対応してカ
ム部材30、31が回転軸26の軸線と垂直な方向に楕
円運動の一部の軌跡で往復角変位運動する。このとき、
カム部材30、31に連結されている揉子20a、20
bと反対側は、ロッド34、35とベアリングバンド3
6、37とを介して、回転軸27に連結されている。こ
の連結は、上述したように、ロッド34、35が回転軸
27に対して揺動可能であって、かつ回転軸27との距
離が固定であるように構成されている。従って、カム部
材30、31の前記往復角変位運動は、カム部材30、
31のロッド34、35との連結位置を中心とし、この
連結位置から回転軸26までの距離と、連結位置から揉
子20a、20bまでの距離との比に比例して増幅され
た振幅の揉子20a、20bの図2矢符D1、D2方向
の往復角変位運動となる。
【0032】これにより、揉子20a、20bは、椅子
12の背もたれ部分13に凭れている人の背や肩、首筋
などを揉む按摩動作を行う。この按摩動作において、一
対の揉子20a、20bは、被療者に対して、従来技術
で説明したような楕円運動を用いた押圧しながらさする
ような揉み動作ではなく、被療部を直線的に押圧しなが
ら往復角変位動作を行う。このような本実施例の按摩機
11によって実現される揉み動作は、人間の行う揉み動
作と同質の、被療部を直線的に押圧する揉み動作であ
り、動作品質が向上された按摩機11が実現される。
【0033】また、叩き動作を行うには、マイクロコン
ピュータ50によって回転軸27を回転駆動する。回転
軸27が回転するとベアリングバンド36、37は、回
転軸27の周りに公転運動を行う。これにより、ロッド
34、35がベアリングバンド36、37に周期的に引
っ張られる。このロッド34、35の運動は、前記カム
部材30、31が回転軸26に回転可能に連結されてい
ることから、カム部材30、31の往復角変位運動に変
換される。これにより、揉子20a、20bが上下動
し、叩き動作が行われる。
【0034】本発明の他の例として、前記回転軸26の
矢符C1、C2方向の角度αの範囲の往復回転動作は、
前記実施例のようにパルスジェネレータ51のパルス数
の計数によって行われるに限らず、マイクロコンピュー
タ51に備えられるタイマ回路を用いて、図6の揉み下
げ動作期間TMDおよび揉み上げ動作期間TMUを検出して
行われるようにしてもよい。このような実施例によって
も、前記実施例で説明した揉み動作と同様な揉み動作が
実現され、前記実施例の効果と同様な効果を達成するこ
とができる。
【0035】上記実施例で説明された構成は、本発明の
一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定するも
のではない。本発明は、本発明の精神を逸脱しない範囲
の広範囲の変形例を含むものである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に従え
ば、制御部は、回転軸の回転方向に関する回転量を検出
し、検出された回転量が予め定める基準回転量に到達す
る毎に、回転軸の回転方向を交互に切換え、一対の揉子
に往復角変位動作を行わせ、被療者に対して揉み動作を
行うようにした。これにより、一対の揉子は、被療者に
対して、従来技術で説明したような楕円運動の一部範囲
を用いた押圧しながらさするような揉み動作ではなく、
被療部を直線的に押圧しながら往復角変位動作を行う。
このような本発明によって実現される揉み動作は、人間
の行う揉み動作と同質の揉み動作であり、動作品質が向
上された按摩機が実現される。
【0037】請求項2の発明に従えば、モータの回転方
向および回転量は回転検出手段で検出される。制御部
は、回転検出手段からの出力に基づいて前記回転軸の回
転方向を切換える制御を行う。これによっても、前記請
求項1の効果と同様な効果が実現される。
【0038】請求項3の発明に従えば、制御部はモータ
の回転方向のいずれか一方側への回転期間に亘って計時
動作を行うタイマを備えている。このタイマの計時値は
回転軸の回転量に対応しており、制御部はこの計時値に
基づいて、前記回転軸の回転方向を切換える制御を行
う。これによっても、前記請求項1の効果と同様な効果
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15
の一部分の斜視図である。
【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。
【図3】駆動機構15の正面図である。
【図4】本実施例の按摩機11の断面図である。
【図5】按摩機11の電気的構成を説明するブロック図
である。
【図6】按摩機11の揉み動作を説明するタイミングチ
ャートである。
【図7】本実施例の按摩機11の揉み動作を説明する図
である。
【図8】従来の揉み動作を説明する図である。
【符号の説明】
11 按摩機 12 椅子 15 駆動機構 17、21、29 モータ 18、22、28、53 動作変換機構 19、26、27 回転軸 20a、20b 揉子 30、31 カム部材 50 マイクロコンピュータ 51 パルスジェネレータ 52 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、 該回転軸を双方向に回転駆動可能なモータと、 該回転軸に固定されて該回転軸の回転動作に伴って被療
    者に対して揉み動作を行う一対の揉子と、 該回転軸の回転方向に関する回転量を検出し、該回転軸
    の該検出された回転量が予め定める基準回転量に到達す
    る毎に、該回転軸の回転方向を交互に切換え、該一対の
    揉子に往復角変位動作を行わせる制御部とを備える按摩
    機。
  2. 【請求項2】前記モータの回転方向および回転量を検出
    する回転検出手段が備えられ、 前記制御部は、 該回転検出手段からの出力に基づいて前記回転軸の回転
    方向を切換える請求項1に記載の按摩機。
  3. 【請求項3】前記制御部は前記モータの前記回転方向の
    いずれか一方側への回転期間に亘って計数動作を行うカ
    ウンタを備え、 該カウンタの計数値に基づいて、前記回転軸の回転方向
    を切換える請求項1に記載の按摩機。
JP31888195A 1995-12-07 1995-12-07 按摩機 Pending JPH09154908A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113081723A (zh) * 2021-03-30 2021-07-09 未来穿戴技术有限公司 按摩控制方法及按摩仪、计算机可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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