JPH0912194A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0912194A
JPH0912194A JP16667295A JP16667295A JPH0912194A JP H0912194 A JPH0912194 A JP H0912194A JP 16667295 A JP16667295 A JP 16667295A JP 16667295 A JP16667295 A JP 16667295A JP H0912194 A JPH0912194 A JP H0912194A
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JP16667295A
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Kenji Ogino
謙次 荻野
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精細印字や高速印字においても印字品位が
保てるようにする。 【構成】 プラテン20上へ記録シートSを搬送する搬
送ローラ(不図示)の搬送状態に同期してシート搬送方
向に移動する排紙ガイドユニットBを設けた。プラテン
20上へ送り込まれた記録シートSの先端を排紙ガイド
ユニットBのクリップ24で把持して印字中の記録シー
トSをシート搬送方向に適度な張力で引っ張るようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1枚ずつ給送された記
録シート上に所定の印字を行う印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式の印字装置でインク
吸収率の高い紙等当の記録シートに印字をした場合、
(1)インクを吸収した印字面が伸び、印字面にはイン
ク吸収量に応じた凹凸(コックリング)が生じる。
(2)印字時間が長い場合にはインクの乾燥によって印
字面に反り(カール)が生じる。
【0003】また、インクジェット方式の印字装置に腰
の力の弱い紙等の記録シートを用いた場合、(3)印字
を終えて送り出されたシートが自重で座屈する。
【0004】また、インクジェット方式の印字装置に剛
性を有する金属等の記録シートを用いた場合、4)印字を
終えて送り出された記録シートが自重で前倒れする。
【0005】上記(1)〜(4)のいずれの場合にも、
記録シートの印字面と印字ヘッドのインク吐出部(ノズ
ル面)との間の距離は設計上定めらている距離とはずれ
てしまう。このために、インク像に濃度ムラが生じた
り、線のつなぎ部にずれが生じたりして印字品位が低下
する問題があった。特に、上記(4)のような場合には
印字面とノズル面が干渉して、印字面に汚れが生じた
り、ノズル面が破損することがあった。
【0006】従来の印字装置では、上記(1),(2)
に対しては、複数の拍車で印字面を押える。あるいは、
印字面から若干浮かした拍車でコックリングを所定の大
きさ以下に押える。また、上記(3)に対しては、印字
を終えて送り出された記録シートを強制的に曲げて腰の
力を強くして座屈が生じないようにする(シート曲げ手
段を備える)。また、上記(4)に対しては、印字を終
えて送り出された記録シートを前倒れしないように支持
する(シート支持手段を備える)。と云った対策を講じ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の対策では、今日の高精細印字を行う印字装置や高
速印字を行う印字装置には十分に対応出来ない状況にあ
る。すなわち、複数の拍車で印字面を押えても、写真調
の印字では濃度ムラや線のつなぎ部のずれが目立ってし
まう。また、高速印字の場合にはインクが乾かないうち
に拍車に触れるのでインクが拍車に付着し、拍車に付着
したインクが印字面の他の場所に転写体上され、印字面
に拍車跡が残ってしまう。
【0008】また、印字を終えて送り出された記録シー
トを座屈しないように強制的に曲げたり、前倒れしない
ように支持すると円滑に排紙できなくなってしまう。
【0009】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、高精細印字や高速印字を行っても濃度
ムラや線のつなぎ部のずれが生ぜず、また、腰の力の弱
い記録シートや剛性を有する記録シートを円滑に排紙す
ることもできる印字装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、印字するため
の記録シートを載せる記録シート載置手段と、前記記録
シート載置手段上へ記録シートを搬送するシート搬送手
段と、前記記録シート載置手段上に搬送された記録シー
トに対して印字を行う印字手段とを備えている印字装置
に係る。
【0011】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記記録シート載置手段上で印字中の記録シートに
対してシート搬送方向に所定の張力を与えつつ前記シー
ト搬送手段の搬送状態に同期して移動し記録シートを排
紙して行く排紙手段を有したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成とした本発明の印字装置によれば、前
記記録シート載置手段上で印字中の記録シートは前記排
紙手段によってシート搬送方向に引っ張られた状態にな
っている。
【0013】従って、高精細印字や高速印字の場合で
も、印字中の記録シートにはコックリングやカールが生
じ難くなり、記録シートの印字面と前記印字手段の間の
距離が変わらなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉図1は本発明の実施例1に係る印字装置の
全体的な構成を示す縦断側面図であり、図2は同印字装
置における発明部分(排紙装置)の構成を示す斜視図で
ある。
【0015】図1において、Aは印字装置本体であっ
て、同印字装置本体Aには、記録シートSにインクを噴
射して所定のインク像を形成する印字ヘッド1と、同印
字ヘッド1を着脱自在に装着し、ガイド2a,2bに沿
って記録シートSの幅方向に走査するキャリッジ2が備
えられている。
【0016】3は給紙ローラであって、搬送モータ7か
らの駆動力が搬送ギヤ8、搬送ローラ9、搬送ギヤ1
6、第1の遊星ギヤユニット12に伝わり、遊星ギヤ1
2bが給紙ギヤ11に連結、給紙ベルト4を介して伝達
され、給紙トレイ5上にセットされた記録シートSを1
枚ずつ分離給送する。
【0017】なお、金属板等の固い記録シートは手差し
トレイ6上から手で差し込むことにより給送する。
【0018】給送された記録シートSは、搬送ローラ9
とピンチローラ10に挟持された状態で搬送され、プラ
テン20上を通り、排紙ガイドユニットBのクリップ2
4とガイド26の間に入り停止する。ガイド26の記録
シート受面はプラテン20と同一面になるように、排紙
ガイドレール19は設置されている。
【0019】次に、印字ヘッド1を載せたキャリッジ2
が記録領域へ移動して記録動作が開始される。キャリッ
ジ2の移動と同時に切換レバー13はキャリッジ2の突
起2c部による規制が解除され、切換ばね14の力で矢
印13aの方向に移動する。
【0020】切換レバー13の移動に伴い切換レバー1
3のピン部13bは第2の遊星ギヤユニット15の切換
用テーパ穴15aから抜け、第1の遊星ギヤユニット1
2の切換用テーパ穴12aに入る。この結果、第1の遊
星ギヤユニット12のギヤ12bは給紙ギヤ11から離
れ、第2の遊星ギヤ15は切換ピン13bから解除され
る。
【0021】印字動作に伴い搬送ローラ9の回転に連動
して第2の遊星ギヤ15のギヤ15bは排紙ガイドギヤ
21と噛み合い、排紙ガイドギヤ22、タイミングベル
ト23、ガイドベース27を介して排紙ガイドユニット
Bは矢印Ba方向に移動する。印字が進むと、排紙ガイ
ドユニットBのクリップ24の突起24aは解除カム1
8の斜面から離れ、クリップ24はクリップばね25の
力により記録シートSの先端をガイド26との間で挟
み、以後、記録シートSの送りに合わせ、記録シートS
を引っ張りながら排紙する。
【0022】なお、排紙ガイドユニットBの送り量は搬
送ローラ9による記録シートSの送り量よりも約1%程
度大きく設定してあり、記録シートSは常に引っ張られ
るが、排紙ガイドユニットBのガイド26はベース27
に記録シートSの送り方向とシート幅方向に遊びをもっ
て段ビス28で取り付けられているので、ばね29を介
して一定の張力(10〜20g)が保たれる。また、記
録シートSが搬送ローラ9に対して傾いて排出(斜行)
されても、ガイド26には遊びがあるので、排出方向に
同調できる。
【0023】記録シートSの搬送ローラ9とピンチロー
ラ10での保持力は約500gr程度あり20g程度で
引っ張っても記録シートSの送り量は変化しない。ま
た、クリップ24とガイド26の記録シート挟み部に
は、ゴム製の滑り止めが設置されており、記録シートS
は滑らず保持される。
【0024】印字が完了しても搬送ローラ9は記録シー
トSを送る動作を続け、排紙ガイドユニットBを矢印B
b方向に送る。やがて、排紙ガイドBのクリップ24の
突起24aは解除カム32の斜面に乗り上げ、クリップ
24は開かれる。排紙ガイドユニットBは更に移動し、
クリップ24から解放された記録シートS2 はガイド2
4から外れ、排紙トレイ部31上に落下する。
【0025】排紙ガイドユニットBは所定位置Bcまで
送られて停止する。停止後、搬送モータ7は搬送ローラ
9を逆送り方向に回転させる。それに伴い第2の遊星ギ
ヤユニット15は排紙ガイドギヤ21との噛み合いがギ
ヤ15bからギヤ15cに切り換り、排紙ガイドギヤ2
2、タイミングベルト23、ガイドベース27を介して
排紙ガイドユニットBは矢印Bd方向に移動する。排紙
ガイドユニットBがプラテン20の近くまで移動する
と、クリップ24の突起24aがカム18の斜面に乗り
上げ、クリップ22は開いた状態になり、排紙ガイドユ
ニットBは所定位置Beまで送られ、停止する。
【0026】次に、印字領域に移動していたキャリッジ
2が待機位置へ戻ってくると、キャリッジ2の突起部2
cが切換レバー13を矢印13cの方向に押し込むこと
により、切換レバー13のピン部13bは第2の遊星ギ
ヤユニット15の切換用テーパ穴15aに入り、第1の
遊星ギヤユニット12の切換用テーパ穴12aから抜け
る。これにより、第2の遊星ギヤユニット15は、排紙
ガイドギヤ21との噛み合いが解除された位置でロック
され、遊星ギヤ12は位置規制が解除され、搬送ギヤ1
6の回転に連動して給紙ギヤ11に噛み合い可能状態に
なっている。
【0027】以上で給紙、印字、排紙の一連の動作は完
了し、以後は上述した動作が繰り返えされる。
【0028】このように、本実施例によれば、排紙ガイ
ドBの機能により、記録シートSは印字中常にシート搬
送方向に適切な引っ張り力を受けるため、インク吸収に
よる印字面のコックリングやインク乾燥に伴うカールを
押えることができる。また、排紙ガイドBは記録シート
Sを排紙が完了するまでプラテン面の高さで保持するた
め、布シートや金属シートでも印字面とノズル面の間の
距離を一定に保てる。更に、記録シートSの先端(印字
しない余白部分)のみ保持する構造で、印字面を直接押
える拍車等も不要なため、拍車跡の発生がないので、高
品位な印字が可能となる。 〈実施例2〉図3は本発明の実施例2に係る印字装置の
全体的な構成を示す縦断側面図であり、図4は同印字装
置における発明部分(排紙装置)の構成を示す斜視図で
ある。
【0029】なお、本印字装置の構成を説明するに当た
り、上記実施例1の印字装置と同一の部材等には同一符
号を付すと共に、構成的かつ機能的に変らないものにつ
いては、その説明を省略する。後述する実施例3の印字
装置についても同様とする。
【0030】本印字装置は排紙が進む方向に下へ傾斜し
た構造になっている。ガイド44はベアリング46と一
体で排紙ガイドレール19上を軽快に下がる方向に動く
ことが可能である。図3におけるガイド44のB1 ,B
2 ,B3 の位置は各々印字前待機状態、印字中(記録シ
ートSを引っ張り中)、排紙完了(記録シートSを解
放)を示す。
【0031】記録シートSが給送され、印字開始直前に
S1で停止する。印字動作に入ると、キャリッジ2は待
機位置から印字領域へ移動する。その際、キャリッジ2
の突起部2dが排紙ガイドロック40のワンウェイカム
40eを押し下げる。すると、排紙ガイドロック40は
矢印40aの方向に回り、クリップ24の突起24aは
排紙ガイドロック40の爪部によるロックが解除され、
ガイド44は排紙ガイドレール19上を下がり始める。
下がり始めると、クリップ24の突起24aはカム18
の斜面から外れ、記録シートSの先端を挟み、停止す
る。この状態で記録シートSにはガイドレール19の傾
斜を落ちようとするガイド44の力がかかる。ガイド4
4のガイドレール19を下がろうとする力は約10〜2
0grに設定してある。記録シートSの搬送ローラ9と
ピンチローラ10での保持力は約500gあり、20g
程度で引っ張っても記録シートSの送り量は影響を受け
ない。また、クリップ24とガイド44の記録シート挟
み部はゴム製の滑り止めが設置されており、記録シート
Sは滑らず保持される。
【0032】印字が進み、記録シートSが搬送されると
同期してガイド44は排紙ガイドレール19上を下が
り、記録シートSに張力を与える。印字が終ると、記録
シートSは搬送ローラ9とピンチローラ10から排出さ
れる。すると、ガイド44が下がろうとする力を規制す
るものがなくなるので、記録シートSを挟んだままガイ
ド44は矢印44aの方向へ移動して行く。下端に到達
する手前でクリップ解除部材41を係止していた解除係
止部材42の斜面42aが解除トリガ48に押され、解
除係止部材42は矢印42bの方向に回り、クリップ解
除部材の突起41aは解除係止部材42の爪部から解除
されると同時に、クリップ解除ばね45の付勢力によ
り、クリップ解除部材41は矢印41bの方向に回動
し、クリップ24の突起24aをカム面41cで押し上
げ、記録シートSの全体を解放する。
【0033】ガイド44が更に下がると、記録シートS
はシート落し部材49に当たり下へ落ち、排紙トレイ5
1上に積載される。ガイド44は下端B3 まで移動し停
止する。この間、排紙ガイドギヤユニット37に巻き付
いているガイドロープ47は排紙ガイドギヤユニット3
7がフリーなので、ガイド44の移動に合わせ繰り出さ
れている。次に搬送ローラ9は印字時と逆の回転を始め
る。すると、搬送ギヤ16を介して遊星ギヤユニット3
6は図3上で反時計方向に回り、排紙ガイドギヤユニッ
ト37と噛み合い、ガイドロープ47を巻き取り始め
る。ガイドロープ47が巻き取られるることにより、ガ
イド44は排紙ガイドレール19上を矢印44b方向に
移動する。
【0034】ガイド44がプラテン20の近くまでくる
と、クリップ解除部材41はクリップ解除チャージ38
に当たって矢印41dの方向に回り、クリップ解除部材
41の突起41aは解除係止部材42の爪部で係止され
る。クリップ24の突起24aは解除カム18の斜面を
上りながら、排紙ガイドロック40の爪部を押し上げ最
後は排紙ガイドロック40の爪部にロックされる。この
位置で、搬送ローラ9の逆回転は停止し、ガイド44も
停止する。
【0035】次に、印字領域に移動していたキャリッジ
2が待機位置に戻ってくる。この時、排紙ガイドロック
40のワンウェイカム40eとキャリッジ2の突起部2
dが当たるが、ワンウェイカム40eは回転して逃げる
ため、クリップ24の突起24aをロックしている排紙
ガイドロック40の爪部は動かずロックは解除されな
い。また、遊星ギヤユニット36は切換レバー13によ
りロック位置に戻され、排紙ガイドギヤユニット37と
の噛み合いが解除される。これで、ガイド44はクリッ
プ24を介してプラテン20の近傍でロックされ、下が
らない状態、クリップ24を開いた状態、クリップ解除
部材41をチャージした状態になって待機する。
【0036】以上で、給紙、印字、排紙の一連の動作は
完了し、以後は上述した動作が繰り返えされる。
【0037】このように、本実施例によれば、排紙ガイ
ドBの機能によって、記録シートのコックリング、カー
ル、排紙座屈、倒れを防ぎ、また、印字面を押える拍車
が不要になるため拍車跡も発生せず、高品位の印字がで
きる。 〈実施例3〉図5は本発明の実施例3に係る印字装置の
全体的な構成を示す縦断側面図であり、図6は同印字装
置における発明部分(排紙装置)の構成を示す縦断正面
図である。
【0038】給紙トレイ60上にセットされた記録シー
トSは圧板59で押し上げられ、給紙ローラ56、分離
部材55、ガイドローラ53a、給紙ガイド53、ピン
チローラ10、プラテン20を通り、プラテン20近傍
に待機している排紙ガイドユニットBのガイド26上S
1 に停止する。
【0039】印字が始まると、記録シートSの送りに同
期して印字装置のコントロール部75より、コンタクト
63、排紙ガイド基板72、摺動接点67を介して、排
紙ガイドモータ70に給電され、モータ70は正転す
る。それに伴ない、第1ギヤ69、アイドルギヤ68、
排紙ギヤユニット65、排紙ガイドレール73のラック
ギヤ部73aを介して駆動力がガイドベース64に伝わ
り、排紙ガイドユニットBは矢印Ba方向に排紙ガイド
レール73上をコロ66が転がりながら動き始め、記録
シートSの先端部を挟む。挟む動作、排紙方向の移動
量、記録シートSを引っ張る力は上記実施例1の場合と
同様である。
【0040】なお、排紙ガイド基板72には6つのパタ
ーンがあり、排紙モータ70の給電用に3つ(正、逆
転、GND)と、位置検出用に3つ(パターンA、パタ
ーンB、COM)の構成になっており、それぞれに対応
した接点がコンタクト63及び摺動接点67に設けられ
ていて、排紙ガイドユニットBとコントロール部75と
の間で、位置情報と排紙モータ70への給電のやりとり
が可能となっている。
【0041】印字が完了し、給紙ローラ56より記録シ
ートSが外れても、コントロール部75は排紙モータ7
0に正転の給電を続ける。そして、排紙ガイドBが排紙
方向に移動して、クリップ24が解除カム32に乗り上
げて記録シートSを開放し、更に、排紙方向に移動し
て、記録シートSが排紙トレイ74上に落ちた後、排紙
ガイド基板72のパターンBから対応した摺動接点67
が外れ、パターンBの電位が変わると、その信号変化は
コンタクト63を介しコントロール部75に伝わり、そ
の信号変化に基づいてコントロール基板75は排紙モー
タ70への給電を停止すると同時に、給紙モータ70へ
逆転の給電をする。そのため、排紙ガイドユニットBは
排紙方向の動作停止後、すぐにプラテン20側(矢印B
d方向)へ戻って行く。
【0042】排紙ガイドユニットBがプラテン20の近
くまでくると、排紙ガイド基板72のパターンAに対応
した摺動接点67が外れ、パターンAの電位が変化する
と、その信号変化に基づき、コントロール部75は排紙
モータ70への給電を停止し、排紙ガイドユニットBは
プラテン20に近接した待機位置で停止する。この時、
クリップ24は解除カム18に乗り上げ、開いた状態で
待機する。
【0043】以上で、給紙、印字、排紙の一連動作は完
了し、以後は上述した動作が繰り返えされる。
【0044】なお、排紙ガイドユニットBを搭載してい
る排紙トレイ74には、位置決め部74a、クリックボ
ス74bが設けてあり、給紙トレイ60上に着脱可能に
設置されている。従って、記録シートSのセットが行い
易くなっている。
【0045】このように、本実施例によれば、給紙トレ
イ60と排紙トレイ74を2層にして、排紙トレイ74
に排紙ガイドユニットBを設置することにより、省スペ
ースな印字装置で高品位な印字ができる。 〈実施例4〉上記第1、第2、第3の各実施例では、プ
ラテン20と排紙ガイドベース27の高さを同一とし
て、プラテン20の上面の延長方向に記録シートSを引
っ張ることにより、記録シートSの平面性(コックリン
グやカールや座屈防止)を向上させるようにしている
が、図7に示すように、記録シートSをプラテン20の
上面に押し付ける方向に引っ張るようにすると、プラテ
ン20面上での記録シートSの平面性はプラテン20に
押し付けられることにより更に向上する。ただし、この
方法は、記録シートSが剛体(金属や厚い樹脂シート)
には適用できない。
【0046】図7(a) において、記録シートSはクリッ
プ24でプラテン20の下方、矢印a方向に引っ張れて
いる。この記録シートSの裏面には調整コロ80が1〜
2g程度の力で当たっている。
【0047】調整コロ80は、図7(b) に示すように、
シート幅方向に複数個設置されている。各調整コロ80
は板ばね81で支持されている。調整コロ80はクリッ
プ24がプラテン20の近くまできた時は取付台82ご
と矢印b方向へ押されて逃げる。この調整コロ80の待
機位置は図7(a) の点線図示の位置である。
【0048】印字中に印字濃度の高い部分は記録シート
Sが伸びる。伸びると、そのたるみ分を調整コロ80が
ばね圧で押し上げて吸収し、プラテン面上の記録シート
Sは平面性が保たれる。 〈実施例5〉図8に、上記実施例4の印字装置で用いら
れるプラテン20の別の構成例を示す。
【0049】本プラテン20の排紙側端20Aは円弧状
に形成されている。記録シートSはクリップ24で下方
に引っ張られると、プラテン20の中央部が出っ張って
いるので、記録シートSには矢印X方向の応力がかかる
ことになる。従って、印字中のインク吸収による記録シ
ートSの伸びはX方向の応力によりシート幅方向にも引
っ張られるので、プラテン20上での記録シートSの平
面性は良好に保たれる。
【0050】なお、本発明の印字装置で用いている排紙
装置はシリアルスキャナ等の排紙装置にも適用すること
ができる。例えば、シリアルスキャナの排紙装置に適用
した場合には、記録シートの画像面と読取り部との間の
距離が変わらなくなるために、ボケ等が生じなくなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印字装置
においては、印字中の記録シートをシート搬送手段の搬
送状態に同期して移動する排紙手段によってシート搬送
方向に適度な張力で引っ張るようにしたので、高精細印
字や高速印字の場合でも印字中の記録シートにコックリ
ングやカールが生じ難くなり、同記録シートの印字面と
印字手段との間の距離が一定に保たれるようになる。
【0052】このため、濃度ムラが生じたり、線のつな
ぎ部にずれが生じたりするようなことがなく、高品位の
印字が行える。本発明の場合、拍車を用いる必要がない
ので、印字面に拍車跡がつくこともない。
【0053】また、排紙手段が記録シートの先端を引っ
張りながら排紙するので、腰の力の弱い記録シートや剛
性を有する記録シートであっても良好に排紙できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る印字装置の全体的な構
成を示す縦断側面図。
【図2】同印字装置における発明部分の構成を示す斜視
図。
【図3】本発明の実施例2に係る印字装置の全体的な構
成を示す縦断側面図。
【図4】同印字装置における発明部分の構成を示す斜視
図。
【図5】本発明の実施例3に係る印字装置の全体的な構
成を示す縦断側面図。
【図6】同印字装置における発明部分の構成を示す縦断
正面図。
【図7】本発明の実施例4に係る印字装置の発明部分の
構成を示す縦断側面図。
【図8】実施例4の印字装置に用いられているプラテン
の別の構成例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 印字ヘッド(印字手段) 9 搬送ローラ(シート搬送手段) 20 プラテン(記録シート載置手段) 24 クリップ(把持部) 56 給紙ローラ(シート搬送手段) B 排紙ガイドユニット(排紙手段) S 記録シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字するための記録シートを載せる記録
    シート載置手段と、前記記録シート載置手段上へ記録シ
    ートを搬送するシート搬送手段と、前記記録シート載置
    手段上に搬送された記録シートに対して印字を行う印字
    手段とを備えている印字装置において、 前記記録シート載置手段上で印字中の記録シートに対し
    てシート搬送方向に所定の張力を与えつつ前記シート搬
    送手段の搬送状態に同期して移動し記録シートを排紙し
    て行く排紙手段を有したことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記排紙手段には、前記記録シート載置
    手段上へ送り込まれた記録シートの先端を把持解除可能
    に把持する把持部が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記排紙手段記録シートの印字面を常に
    前記記録シート載置手段の記録シート載置面と平行する
    状態にして排紙して行くことを特徴とする請求項1記載
    の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記排紙手段は記録シートの印字面を常
    に前記記録シート載置手段のシート載置面に押し付けな
    がら排紙して行くことを特徴とする請求項1記載の印字
    装置。
  5. 【請求項5】 前記印字手段は、前記記録シート載置手
    段上に搬送された記録シートのシート面にインクを噴射
    して所定のインク像を形成することを特徴とする請求項
    1記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 記録シート処理部で所定の処理を終えた
    記録シートを機外へ排紙する排紙装置において、 前記記録シート処理部で処理中の記録シートに対してシ
    ート搬送方向に所定の張力を与えつつ前記記録シート処
    理部上の記録シートの搬送状態に同期して移動し記録シ
    ートを排紙して行く排紙手段を有したことを特徴とする
    排紙装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002284417A (ja) * 2001-01-17 2002-10-03 Seiko Epson Corp 記録装置
CN114867610A (zh) * 2019-12-25 2022-08-05 兄弟工业株式会社 台板运送装置

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