JP3241158B2 - シリアルプリンタ - Google Patents
シリアルプリンタInfo
- Publication number
- JP3241158B2 JP3241158B2 JP09139293A JP9139293A JP3241158B2 JP 3241158 B2 JP3241158 B2 JP 3241158B2 JP 09139293 A JP09139293 A JP 09139293A JP 9139293 A JP9139293 A JP 9139293A JP 3241158 B2 JP3241158 B2 JP 3241158B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- printing
- paper feed
- serial printer
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシリアルプリンタに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】シリアルプリンタは、一般に、コンピュ
ータからのデータの転送を受けて印字可能な状態になる
と、まず、プラテンの適正な印字位置に印字紙を送り込
み、ついで、データが存在する任意の行まで紙送り動作
を行ってから１行分の紙送りを行うといった、１行印字
と１行紙送りを交互に繰り返すことによって１頁分の印
字を実行し、印字を終えた後は、印字紙終端までの余白
に対して排紙動作を行うように構成されている。ところ
が、このような方式では、印字紙をプラテンの適正な印
字位置まで巻き上げなければならないといった複雑な給
紙機構が必要になるばかりでなく、印字位置の精度出し
が難しく、さらには給紙ミスや重送あるいはスキューと
いった給紙や印字の精度に影響を及ぼす不都合が生じる
ため、これらに対策する部品が必要になって製品コスト
をいたずらに高めてしまうといった問題が発生し、ま
た、インクジェット式のプリンタのように直接インクを
用いて記録するようなプリンタにあっては、インクの吸
収による紙の膨張や紙のたわみ、あるいは紙浮きによる
排紙の困難性やインク汚れの対策等も必要となって、製
品コストをいたすらに高めてしまう要因をなしていた。
ータからのデータの転送を受けて印字可能な状態になる
と、まず、プラテンの適正な印字位置に印字紙を送り込
み、ついで、データが存在する任意の行まで紙送り動作
を行ってから１行分の紙送りを行うといった、１行印字
と１行紙送りを交互に繰り返すことによって１頁分の印
字を実行し、印字を終えた後は、印字紙終端までの余白
に対して排紙動作を行うように構成されている。ところ
が、このような方式では、印字紙をプラテンの適正な印
字位置まで巻き上げなければならないといった複雑な給
紙機構が必要になるばかりでなく、印字位置の精度出し
が難しく、さらには給紙ミスや重送あるいはスキューと
いった給紙や印字の精度に影響を及ぼす不都合が生じる
ため、これらに対策する部品が必要になって製品コスト
をいたずらに高めてしまうといった問題が発生し、ま
た、インクジェット式のプリンタのように直接インクを
用いて記録するようなプリンタにあっては、インクの吸
収による紙の膨張や紙のたわみ、あるいは紙浮きによる
排紙の困難性やインク汚れの対策等も必要となって、製
品コストをいたすらに高めてしまう要因をなしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、給紙精度や印字精度の向上及び、給紙から紙排紙に
到る紙送り機構の簡素化、さらには、インク汚れの生じ
ない新たなシリアルプリンタを提供することである。
問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、給紙精度や印字精度の向上及び、給紙から紙排紙に
到る紙送り機構の簡素化、さらには、インク汚れの生じ
ない新たなシリアルプリンタを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を解決するためのシリアルプリンタとして、外装
ケース内に、収納した印字紙を水平に押上げる付勢部材
を備えた給紙カセットを挿脱可能に装填するとともに、
この外装ケース内に、押上げられた最上位の印字紙と圧
接して搬送する紙送りローラと印字紙の面に記録書込み
を行う記録ヘッドとを配設するようにしたものである。
る課題を解決するためのシリアルプリンタとして、外装
ケース内に、収納した印字紙を水平に押上げる付勢部材
を備えた給紙カセットを挿脱可能に装填するとともに、
この外装ケース内に、押上げられた最上位の印字紙と圧
接して搬送する紙送りローラと印字紙の面に記録書込み
を行う記録ヘッドとを配設するようにしたものである。
【０００５】
【実施例】そこで以下に、本発明の実施例について説明
する。図面は、本発明の一実施例をなすシリアルプリン
タを示したものである。
する。図面は、本発明の一実施例をなすシリアルプリン
タを示したものである。
【０００６】図において符号１で示した外装ケースに
は、その内部に、記録書込みに対応するサイズの印字紙
を収容し得る大きさの給紙カセット７が装着されるよう
に構成され、さらにこの給紙カセット７内部には、前後
に設けたバネ８、８によって上向きの付勢力を受けたホ
ッパー台９が配設されていて、この上に積層載置した印
字紙１０を水平に押上げるように構成されている。
は、その内部に、記録書込みに対応するサイズの印字紙
を収容し得る大きさの給紙カセット７が装着されるよう
に構成され、さらにこの給紙カセット７内部には、前後
に設けたバネ８、８によって上向きの付勢力を受けたホ
ッパー台９が配設されていて、この上に積層載置した印
字紙１０を水平に押上げるように構成されている。
【０００７】一方、上記した外装ケースには、その紙排
出方向前端部の印字領域を外したその外方両側に、紙送
り駆動ゴムローラ３、３が配設され、また印字領域内に
は、複数のスターホイール４‥‥がそれぞれ最上位の印
字紙１０に圧接するようにして配設され、また、印字紙
１０の第１行目の位置に相当する外装ケース１内には、
プリントヘッド２が紙巾方向に往復動し得るようにし配
設され、さらに、このプリントヘッド２の奥側の中央部
には、紙送り補助ゴムローラ５が印字紙１０に圧接する
ようにして配設され、またさらに、外装ケース１の最奥
端両側には、紙押えゴムローラ６が同じく印字紙１０に
圧接するように配設されている。
出方向前端部の印字領域を外したその外方両側に、紙送
り駆動ゴムローラ３、３が配設され、また印字領域内に
は、複数のスターホイール４‥‥がそれぞれ最上位の印
字紙１０に圧接するようにして配設され、また、印字紙
１０の第１行目の位置に相当する外装ケース１内には、
プリントヘッド２が紙巾方向に往復動し得るようにし配
設され、さらに、このプリントヘッド２の奥側の中央部
には、紙送り補助ゴムローラ５が印字紙１０に圧接する
ようにして配設され、またさらに、外装ケース１の最奥
端両側には、紙押えゴムローラ６が同じく印字紙１０に
圧接するように配設されている。
【０００８】なお、図中符号１１は、印字紙１０を摩擦
保持すべくホッパー台９の上面に添設されたコルク、１
２は、印字紙１０の静電気を除去すべくプリントヘッド
２に止着した除電ブラシ、１３は、外装ケース１の給紙
カセット挿入口に設けた開閉扉兼排紙トレイをそれぞれ
示している。
保持すべくホッパー台９の上面に添設されたコルク、１
２は、印字紙１０の静電気を除去すべくプリントヘッド
２に止着した除電ブラシ、１３は、外装ケース１の給紙
カセット挿入口に設けた開閉扉兼排紙トレイをそれぞれ
示している。
【０００９】このように構成された実施例において、外
装ケース１の前面から開閉扉前排紙トレイ１３を取り外
して、印字紙１０を収容した給紙カセット７を装着し、
取り外した開閉扉兼排紙トレイ１３を排紙トレイとし
て、図１に示したように、排紙部の外側に取付ける。
装ケース１の前面から開閉扉前排紙トレイ１３を取り外
して、印字紙１０を収容した給紙カセット７を装着し、
取り外した開閉扉兼排紙トレイ１３を排紙トレイとし
て、図１に示したように、排紙部の外側に取付ける。
【００１０】このようにして装着された給紙カセット７
の内部では、バネ８により水平に押し上げられた最上位
の印字紙１０が紙送り駆動ゴムローラ３、紙送りスター
ホイル４、紙送り補助ゴムローラ５及び紙押さえゴムロ
ーラ６に押し当てられてコンピュータからのデータ転送
待期状態となる。
の内部では、バネ８により水平に押し上げられた最上位
の印字紙１０が紙送り駆動ゴムローラ３、紙送りスター
ホイル４、紙送り補助ゴムローラ５及び紙押さえゴムロ
ーラ６に押し当てられてコンピュータからのデータ転送
待期状態となる。
【００１１】そして、第一行目からの印字データがあっ
た場合、コンピュータからデータ転送を受けてプリンタ
が印字開始状態になると、図１に示したように、プリン
トヘッド２は取り付け位置が印字紙の第一行目に設定さ
れているため、紙送りを実行することなくそのまま第一
行目の印字動作に入る。
た場合、コンピュータからデータ転送を受けてプリンタ
が印字開始状態になると、図１に示したように、プリン
トヘッド２は取り付け位置が印字紙の第一行目に設定さ
れているため、紙送りを実行することなくそのまま第一
行目の印字動作に入る。
【００１２】そして、第一行目の印字が終了すると、プ
リンタは紙送りシーケンスに入り、紙送り駆動ゴムロー
ラ３、紙送りスターホイル４及び紙送り補助ゴムローラ
５を紙送りステップに応じて回転させ、印字紙１０を図
１の矢印方向に紙送りする。この一連の印字と紙送りの
動作中、紙送り駆動ゴムローラ３はプリントヘッドの紙
排出側にかつ印字紙１０の印字領域外の部分と圧接する
ように配設されているため、プリントヘッドが例えイン
クジェット式の記録ヘッドの場合であっても、紙送り駆
動ゴムローラ３がインクと接して紙面を汚したり印字を
乱したりする虞れはない。
リンタは紙送りシーケンスに入り、紙送り駆動ゴムロー
ラ３、紙送りスターホイル４及び紙送り補助ゴムローラ
５を紙送りステップに応じて回転させ、印字紙１０を図
１の矢印方向に紙送りする。この一連の印字と紙送りの
動作中、紙送り駆動ゴムローラ３はプリントヘッドの紙
排出側にかつ印字紙１０の印字領域外の部分と圧接する
ように配設されているため、プリントヘッドが例えイン
クジェット式の記録ヘッドの場合であっても、紙送り駆
動ゴムローラ３がインクと接して紙面を汚したり印字を
乱したりする虞れはない。
【００１３】このようにしてプリンタは、１行印字と１
行紙送りを交互に繰り返して印字を行ない、印字の完了
後は、印字紙１０をプリンタ前面に設けた開閉扉兼排紙
トレイ１３上に排出して、一連の動作を終了する。
行紙送りを交互に繰り返して印字を行ない、印字の完了
後は、印字紙１０をプリンタ前面に設けた開閉扉兼排紙
トレイ１３上に排出して、一連の動作を終了する。
【００１４】また一方、コンピュータからの印字データ
が任意の行にあるような場合には、プリンタは印字開始
行まで水平な紙送りを実行し、印字該当行に達した段階
で、印字を開始する。その後の印字紙１０を紙送り・排
紙・排出する動作は前述の通りである。
が任意の行にあるような場合には、プリンタは印字開始
行まで水平な紙送りを実行し、印字該当行に達した段階
で、印字を開始する。その後の印字紙１０を紙送り・排
紙・排出する動作は前述の通りである。
【００１５】本発明では、印字紙１０を巻き上げながら
印字開始位置に印字紙１０を給紙・紙送りするという動
作を行なわないため、紙搬送及び印字の精度を従来技術
に比較して飛躍的に向上させることができる。また、機
構的にはプラテンへの巻き上げの給紙機構がなくなり、
紙送り機構に関与するローラ数の削減によって、装置の
低コスト化を実現させることができる。
印字開始位置に印字紙１０を給紙・紙送りするという動
作を行なわないため、紙搬送及び印字の精度を従来技術
に比較して飛躍的に向上させることができる。また、機
構的にはプラテンへの巻き上げの給紙機構がなくなり、
紙送り機構に関与するローラ数の削減によって、装置の
低コスト化を実現させることができる。
【００１６】なおこの実施例では、給紙ミスを防ぐため
の分離爪を用いず、また重送を防ぐために給紙カセット
７にコルク１１を取り付けることによって装置の低コス
トを図っており、さらにスキューを防ぐためにストレー
トな紙送りを行なうようにしている。
の分離爪を用いず、また重送を防ぐために給紙カセット
７にコルク１１を取り付けることによって装置の低コス
トを図っており、さらにスキューを防ぐためにストレー
トな紙送りを行なうようにしている。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外装
ケース内に、印字紙を水平に押上げるように付勢した給
紙カセットを装填可能に設けるとともに、この外装ケー
ス内に最上位の印字紙と圧接する紙送りローラと記録ヘ
ッドを設けるようにしたので、プラテンへ送り込むため
の紙送り機構等を必要とすることなく、またこのための
紙送り等の精度を要することなく、所要の記録書込みを
可能にしてこの種のプリンタを著しく簡潔に、かつ安価
に構成することができる。
ケース内に、印字紙を水平に押上げるように付勢した給
紙カセットを装填可能に設けるとともに、この外装ケー
ス内に最上位の印字紙と圧接する紙送りローラと記録ヘ
ッドを設けるようにしたので、プラテンへ送り込むため
の紙送り機構等を必要とすることなく、またこのための
紙送り等の精度を要することなく、所要の記録書込みを
可能にしてこの種のプリンタを著しく簡潔に、かつ安価
に構成することができる。
【００１８】しかも、印字紙の排出側に印字領域を避け
るようにして紙送りローラを配設したことにより、プリ
ントヘッドが仮にインクジェット式のものであっても、
インク汚れや印字の乱れ等を生じさせることなく、印字
紙を正確に排出させることができる。
るようにして紙送りローラを配設したことにより、プリ
ントヘッドが仮にインクジェット式のものであっても、
インク汚れや印字の乱れ等を生じさせることなく、印字
紙を正確に排出させることができる。
【図１】本発明の一実施例をなすシリアルプリンタの断
面図である。
面図である。
【図２】同上プリンタの上面図である。
１ 外装ケース ２ プリントヘッド ３ 紙送り駆動ゴムローラ ４ 紙送りスターホイル ５ 紙送り補助ゴムローラ ６ 紙押さえゴムローラ ７ 給紙カセット ８ バネ ９ ホッパー台 １０ 印字紙
Claims (3)
- 【請求項１】 外装ケース内に、収納した印字紙を水平
に押上げる付勢部材を備えた給紙カセットを挿脱可能に
配設するとともに、装着した位置での該給紙カセットの
直上部に、押上げられた最上位の印字紙と圧接して該印
字紙を搬送する紙送りローラと、印字紙の面に記録書込
みを行う記録ヘッドを配設したことを特徴とするシリア
ルプリンタ。 - 【請求項２】 前記外装ケースの印字紙排出端側内方
に、押上げられた最上位の印字紙の印字領域外の部分と
圧接する紙送りローラと、印字領域内の部分と圧接する
スターホイールを配設したことを特徴とする請求項１記
載のシリアルプリンタ。 - 【請求項３】 前記外装ケースに、開口部を開閉する扉
と排出された印字紙を受けるトレイとを兼ねた開閉扉兼
排紙トレイを設けたことを特徴とする請求項１記載のシ
リアルプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09139293A JP3241158B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | シリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09139293A JP3241158B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | シリアルプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297795A JPH06297795A (ja) | 1994-10-25 |
| JP3241158B2 true JP3241158B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=14025118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09139293A Expired - Fee Related JP3241158B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | シリアルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241158B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6631986B2 (en) | 1998-12-16 | 2003-10-14 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer transport roller with internal drive motor |
| SG116488A1 (en) | 1998-12-16 | 2005-11-28 | Silverbrook Res Pty Ltd | Printer transfer roller with internal drive motor. |
| US7101097B2 (en) * | 2003-07-28 | 2006-09-05 | Wessells Philip G | Apparatus and method for pad printing |
| JP6864184B2 (ja) * | 2018-09-04 | 2021-04-28 | 株式会社新盛インダストリーズ | プリンター用カセット |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP09139293A patent/JP3241158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06297795A (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010919 |
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