JP2004130612A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット記録装置において、印字用紙の搬送精度向上および変形防止を図り、さらに装置本体の小型化を図る。
【解決手段】印字ヘッドからインクを印字用紙1に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、印字用紙1を水平に積載する印字用紙積載板と、印字用紙積載板に載置された印字用紙1の搬送方向前面と下部で接し、印字用紙1を当該印字用紙1の平面に沿った方向へ取り出す給紙ローラ2と、給紙ローラ2に取り出された印字用紙1の平面に沿った方向に形成され、インクを印字用紙1に吐出して記録を行う印字部とを有する構成のインクジェット記録装置とする。
【選択図】 図1
【解決手段】印字ヘッドからインクを印字用紙1に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、印字用紙1を水平に積載する印字用紙積載板と、印字用紙積載板に載置された印字用紙1の搬送方向前面と下部で接し、印字用紙1を当該印字用紙1の平面に沿った方向へ取り出す給紙ローラ2と、給紙ローラ2に取り出された印字用紙1の平面に沿った方向に形成され、インクを印字用紙1に吐出して記録を行う印字部とを有する構成のインクジェット記録装置とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に印字に用いられる用紙の積載に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インクジェット記録装置(プリンタ)をコンピュータと接続するのみならず、たとえばテレビやVTRなど他の機器と接続して使用するようになってきており、設置場所も机上からテレビ台内部など小スペースに設置されることが多くなっている。
【0003】
ここで、従来のインクジェット記録装置について説明する。
【0004】
図6は従来の技術1のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図7は図6のインクジェット記録装置における概略断面図である。
【0005】
図6に示すように、従来の技術1のインクジェット記録装置は、装置前面の下部には印字用紙(記録媒体)35の供給を行う給紙トレイ45(媒体供給部)が、上部には印字の行われた印字用紙35が排出される排紙トレイ38(媒体排出部)がそれぞれ配置されている。また、図6に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉パネル31を開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙35に記録が行われる。
【0006】
このようなインクジェット記録装置により、装置前面に装填された給紙トレイ45から印字用紙35が取り込まれ、内部でUターンして搬送されながら印刷が行われ、図7に示すように、装置前面の排紙トレイ38上に排出される。(例えば特許文献1を参照)
【0007】
またインクジェット記録装置として次のようなものがある。
【0008】
図8は従来の技術2のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図9は図8インクジェット記録装置における概略断面図である。
【0009】
図8に示すように、従来の技術2のインクジェット記録装置は、装置後方の上部に印字用紙39の供給を行う印字用紙39を傾斜した状態で保持する給紙トレイ45が、装置前方には印字用紙が排出される排紙トレイ38がそれぞれ配置される。また、図9に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉31パネルを開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙39に記録が行われる。
【0010】
このようなインクジェット記録装置により、装置後方に装填された給紙トレイ45から印字用紙39が取り込まれ、内部でL字型に方向転換しながら搬送されて印刷が行われ、図に示すように、装置前面に引き出された排紙トレイ38上に排出される。
【0011】
また、インクジェット記録装置として次のようなものがある。
【0012】
図10は従来の技術3のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図11は図10のインクジェット記録装置における概略断面図である。
【0013】
図10および図11に示すように、従来の技術3のインクジェット記録装置は、装置前面に印字用紙35の供給を行う給紙トレイ45が、その上部には印字の行われた印字用紙Pが排出される排紙トレイ38(媒体排出部)がそれぞれ配置されている。また、図11に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉パネル31を開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が容易に交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙35に記録が行われる。
【0014】
このようなインクジェット記録装置により、装置前面に装填された給紙トレイ45から印字用紙35が取り込まれ、一旦内部で装置後方に搬送される。そして再び装置前方に搬送されるいわゆるスイッチバック式に印字用紙35が搬送されて印刷が行われ、図に示すように、装置前面の排紙トレイ38上に排出される。
【0015】
【特許文献1】
特開平8−217305号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような従来のインクジェット記録装置では、装置前面に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し用紙搬送経路がUターン形状のインクジェット記録装置においては、用紙がUターン部分を通過する際に用紙のこし、厚みの影響を受け搬送精度が低下し、また印字が終了し排出された用紙がカールするという問題がある。
【0017】
また、装置後方の上部に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し用紙搬送経路がL字状のインクジェット記録装置は、用紙がL字部分を通過する際に用紙のこし、厚みの影響を受けるという問題がある。また、長時間用紙を積載していると用紙がたわむという問題が発生する。
【0018】
そして、装置前面に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し、スイッチバック式で用紙を搬送するインクジェット記録装置は、装置前面と装置後方に用紙を収納できるだけのスペースを必要とするため、装置本体の設置面積が大きくなるという問題がある。
【0019】
そこで、本発明は、記録媒体の搬送精度の向上を図ることのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0020】
また、本発明は、記録媒体の変形を防止することのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0021】
さらに、本発明は、装置本体の小型化を図ることのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明のインクジェット記録装置は、印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記録媒体を水平に積載する積載部と、積載部に載置された記録媒体の搬送方向前面と下部で接し、記録媒体を当該記録媒体の平面に沿った方向へ取り出す給紙部と、給紙部に取り出された記録媒体の平面に沿った方向に形成され、インクを記録媒体に吐出して記録を行う印字部とを有する構成としたものである。
【0023】
これにより、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になる。
【0024】
また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になる。
【0025】
さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記録媒体を水平に積載する積載部と、積載部に載置された記録媒体の搬送方向前面と下部で接し、記録媒体を当該記録媒体の平面に沿った方向へ取り出す給紙部と、給紙部に取り出された記録媒体の平面に沿った方向に形成され、インクを記録媒体に吐出して記録を行う印字部とを有するインクジェット記録装置であり、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になるという作用を有する。また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になるという作用を有する。さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0027】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、積載部に積載された記録媒体の搬送方向前方端を揃えるガイドを備えているインクジェット記録装置であり、記録媒体の搬送方向前方端を揃えているので、給紙部への突入タイミングを一定にでき、給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ガイドは固定式であるインクジェット記録装置であり、一定のサイズの記録媒体しか使わない場合、ガイドのずれを防止することができるとともに、記録媒体の給紙部への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0029】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ガイドは移動式であるインクジェット記録装置であり、不定形の記録媒体を使用する場合、記録媒体の給紙部への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0031】
図1は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す斜視図、図2は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す上面図、図3は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の断面図、図4は図3の一部を拡大して示す断面図、図5は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置を示す外観斜視図である。
【0032】
図1、図2、図3および図4に示すように、本実施の形態のインクジェット記録装置には、装置本体後方部に、印字用紙(記録媒体)1を水平に積載する印字用紙積載板(積載部)26、装置上部後方から印字用紙積載板26に向かって空間が形成された印字用紙補給部30、印字用紙積載板26に積載された印字用紙1を給紙ローラ2に押圧する押圧スプリング21、印字用紙積載板26に積載された印字用紙を給紙ローラ2から離間させるための給紙カム20、積載された印字用紙1の搬送方向の前方端を揃えて給紙ローラ2への突入タイミングを一定にし、給紙ミスを防止するために、ガイド22が配置されている。ここで、スプリング21は直接印字用紙積載板26に押圧力を加えているが、間接に押圧力を与えてもよい。
【0033】
なお、ガイド22は、固定式でも移動式でもよい。固定式の場合には、一定のサイズの印字用紙1しか使わない場合、ガイドのずれを防止することができるとともに、印字用紙1の給紙ローラ2への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止される。また、移動式の場合には、不定形の印字用紙1を使用する際における給紙ローラ2への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止される。
【0034】
中央部には、印字用紙積載板26に積載された印字用紙1をその平面に沿った方向へ一枚ずつ取り出す給紙ローラ(給紙部)2、用紙を分離するリバースローラ対3、印字用紙積載板26上から取り出された印字用紙1を搬送する搬送ローラ対13が配置されている。そして、給紙ローラ2は印字用紙1の搬送方向前面と下部で接している。
【0035】
また、印字用紙積載板26、搬送ローラ対13、排紙ローラ対17を駆動するための駆動源(図示せず)と、この駆動源から駆動を伝える駆動伝達経路(図示せず)が設けられている。ここで給紙ローラ2は一箇所だけであるが同軸上に複数、分割して設置してもよい。また、リバースローラ対3と搬送ローラ対13間での印字用紙搬送量のばらつきを減少するために、スプリングクラッチを用いてリバースローラ対3の一方向への回転に対しては自由にする方式を取ってもよい。図示する場合には、印字用紙1の分離をリバースローラ対3を用いる方式としているが、印字用紙1の先端をコルク、ゴムに突き当てるいわゆる土手分離方式や、印字用紙隅部を一部押さえる爪分離方式としてもよい。そして、ここでは給紙ローラ2に円形ローラを使用しているが、半月ローラや突起が付いたローラでもよい。また、印字用紙1が連続して積載部から取り出される、いわゆる追走を防止するためにレバーまたはシート形状の追走防止部材を設けてもよい。
【0036】
搬送ローラ対13は駆動側のゴム製の搬送ローラ13aと金属製の従動ローラ13bで構成される。なお、ここではゴムローラとしたが、金属などそれ以外の材質を使用してもよい。また、ここでは、駆動側ローラ13aを印字用紙の非印字面側に従動ローラ13bを印字面側に配置したが、駆動ローラ13aを印字面側に従動ローラ13bを非印字面側に配置してもよい。従動ローラ13bの搬送ローラ13aへの押圧方法は、従動ローラ13bの支持部材をスプリングで押圧する方法でもよいし、従動ローラ13bの支持部材自体がばね性を持つものでもよい。
【0037】
用紙搬送方向下流側における給紙ローラ2に取り出された印字用紙1の平面に沿った方向には、印字に用いられるインクが収容された複数(ここではブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色)のインクカートリッジ(インク供給体)9、インクを印字用紙1に吐出する印字部である印字ヘッド(図示せず)、インクカートリッジ9から印字ヘッドまでインクを供給するインク供給路(図示せず)、インクカートリッジ9、印字ヘッド、インク供給路を備え用紙上を主走査方向に往復動作するキャリッジ8、キャリッジ8を支持するキャリッジシャフト5、キャリッジ8を往復動作させるキャリッジモータ7、印字領域で印字用紙を挟んでヘッドと対抗し印字用紙を保持するプラテン14、ヘッドの突出不良の回復や、ヘッドに付着したゴミなどを取り除くためのヘッド回復機構15が配置されている。
【0038】
ここで、インクカートリッジ9は4色としたが、ライトマゼンタ、ライトシアン、ダークイエローのいわゆるフォトインクを合わせた7色のインクカートリッジとしてもよい。また、複数の色のカートリッジを一つにまとめたカラーカートリッジで構成してもよい。さらに、ブラックカートリッジを他色に比較して大型のカートリッジにしてもよい。
【0039】
プラテン14は、縁なし印字時に用紙に付着しないインクを受容するためにインク吸収体を設けてもよい。
【0040】
装置最前部において、排紙ローラ17aとその従動ローラである拍車17bから構成された排紙部が配置されている。印字されたインクが乾燥する前に排紙ローラ17aに接触して紙ローラを汚染し、用紙印字面が再汚染されるのを防止するため、排紙ローラ17aが非印字面側に、拍車17bが印字面側に配置されている。
【0041】
ここでは、拍車17bは排紙ローラ17aと対抗する位置にのみ設けられているが、用紙搬送方向の排紙ローラ上下流の両側または片側に追加で単数または複数設けてもよい。また、ここでは排紙ローラ対17は2対設置しているが1対でもよいし、2対以上でもよい。
【0042】
拍車17bは星型が一般的であるが、いわゆる算盤の玉形状のものなど、乾燥前のインクが付着しない形状または付着しにくい形状であればよい。
【0043】
拍車17bの排紙ローラ17aへの押圧方法は、拍車17bの支持部材をスプリングで押圧する方法でもよいし、拍車17bの支持部材自体がばね性を持つものでもよい。
【0044】
そして、印字用紙積載板26、印字部、排紙部を同一方向に直線的に配置することで用紙搬送経路をストレートにすることができる。
【0045】
次に、本実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
【0046】
先ず、用紙積載板26上部の印字用紙補給部30を通過して印字用紙1を補給する。このとき、印字用紙補給部30aに案内されて印字用紙1の先端が給紙ローラ20下部に侵入する。印字用紙積載板26上に設置された印字用紙1はガイド22によって搬送方向の前方端が給紙部材下部に揃えられる。
【0047】
印字命令を受け取った場合、印字用紙1および印字用紙積載板26を給紙ローラ2から離間していた給紙カム20が駆動源によって回転し、印字用紙積載板26と印字用紙1がスプリング21によって給紙ローラ20に押圧される。給紙ローラ20が回転し積載された印字用紙1を印字用紙積載板26上から引き出す。
【0048】
その後、給紙カムがさらに回転し、印字用紙1と印字用紙積載板26を給紙ローラ20から分離させる。
【0049】
ここで、印字用紙1が複数枚、印字用紙積載板上26から引き出された場合、リバースローラ対3によって一枚だけが分離され、搬送ローラ対13に搬送される。一枚目の印字用紙1後端がリバースローラ対3を通過し、二枚目以降の印字用紙1が印字命令がないのに給紙されようとしても追走防止部材によって積載板上に戻される。
【0050】
搬送ローラ対13によってプラテン14上に搬送された印字用紙1は、キャリッジモータ7によって往復動作するキャリッジ8に搭載された印字ヘッドから突出されるインクによって印字データを印字される。印字が終了した用紙は排紙ローラ対17によって装置外部に排出される。
【0051】
以上説明したインクジェット記録装置によれば、印字用紙1の搬送経路をストレートにすることができるため、印字用紙1の搬送精度の向上を図ることが可能になる。
【0052】
また、印字用紙1が水平状態で保持されため、印字用紙1のこしや厚みの影響を受けて印字用紙1が変形するのを防止することが可能になる。
【0053】
さらに、印字用紙1の搬送方向前面が給紙ローラ2の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【0055】
また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になるという有効な効果が得られる。
【0056】
さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す上面図
【図3】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の断面図
【図4】図3の一部を拡大して示す断面図
【図5】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置を示す外観斜視図
【図6】従来の技術1のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図7】図6のインクジェット記録装置における概略断面図
【図8】従来の技術2のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図9】図8インクジェット記録装置における概略断面図
【図10】従来の技術3のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図11】図10のインクジェット記録装置における概略断面図
【符号の説明】
1 印字用紙(記録媒体)
2 給紙ローラ(給紙部)
22 ガイド
26 印字用紙積載板(積載部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に印字に用いられる用紙の積載に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インクジェット記録装置(プリンタ)をコンピュータと接続するのみならず、たとえばテレビやVTRなど他の機器と接続して使用するようになってきており、設置場所も机上からテレビ台内部など小スペースに設置されることが多くなっている。
【0003】
ここで、従来のインクジェット記録装置について説明する。
【0004】
図6は従来の技術1のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図7は図6のインクジェット記録装置における概略断面図である。
【0005】
図6に示すように、従来の技術1のインクジェット記録装置は、装置前面の下部には印字用紙(記録媒体)35の供給を行う給紙トレイ45(媒体供給部)が、上部には印字の行われた印字用紙35が排出される排紙トレイ38(媒体排出部)がそれぞれ配置されている。また、図6に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉パネル31を開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙35に記録が行われる。
【0006】
このようなインクジェット記録装置により、装置前面に装填された給紙トレイ45から印字用紙35が取り込まれ、内部でUターンして搬送されながら印刷が行われ、図7に示すように、装置前面の排紙トレイ38上に排出される。(例えば特許文献1を参照)
【0007】
またインクジェット記録装置として次のようなものがある。
【0008】
図8は従来の技術2のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図9は図8インクジェット記録装置における概略断面図である。
【0009】
図8に示すように、従来の技術2のインクジェット記録装置は、装置後方の上部に印字用紙39の供給を行う印字用紙39を傾斜した状態で保持する給紙トレイ45が、装置前方には印字用紙が排出される排紙トレイ38がそれぞれ配置される。また、図9に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉31パネルを開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙39に記録が行われる。
【0010】
このようなインクジェット記録装置により、装置後方に装填された給紙トレイ45から印字用紙39が取り込まれ、内部でL字型に方向転換しながら搬送されて印刷が行われ、図に示すように、装置前面に引き出された排紙トレイ38上に排出される。
【0011】
また、インクジェット記録装置として次のようなものがある。
【0012】
図10は従来の技術3のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態での外観斜視図、図11は図10のインクジェット記録装置における概略断面図である。
【0013】
図10および図11に示すように、従来の技術3のインクジェット記録装置は、装置前面に印字用紙35の供給を行う給紙トレイ45が、その上部には印字の行われた印字用紙Pが排出される排紙トレイ38(媒体排出部)がそれぞれ配置されている。また、図11に示すように、前面から上面にかけて略L字形に形成された開閉パネル31を開くことによりキャリッジ44が露出され、このキャリッジ44に搭載されたインクカートリッジ32(インク供給体)が容易に交換できるようになっている。なお、インクカートリッジ32の搭載されたキャリッジ44には印字ヘッド(図示せず)が設けられており、このキャリッジ44がキャリッジシャフト33に支持されて主走査方向に往復動作することにより印字用紙35に記録が行われる。
【0014】
このようなインクジェット記録装置により、装置前面に装填された給紙トレイ45から印字用紙35が取り込まれ、一旦内部で装置後方に搬送される。そして再び装置前方に搬送されるいわゆるスイッチバック式に印字用紙35が搬送されて印刷が行われ、図に示すように、装置前面の排紙トレイ38上に排出される。
【0015】
【特許文献1】
特開平8−217305号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような従来のインクジェット記録装置では、装置前面に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し用紙搬送経路がUターン形状のインクジェット記録装置においては、用紙がUターン部分を通過する際に用紙のこし、厚みの影響を受け搬送精度が低下し、また印字が終了し排出された用紙がカールするという問題がある。
【0017】
また、装置後方の上部に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し用紙搬送経路がL字状のインクジェット記録装置は、用紙がL字部分を通過する際に用紙のこし、厚みの影響を受けるという問題がある。また、長時間用紙を積載していると用紙がたわむという問題が発生する。
【0018】
そして、装置前面に印字用紙の供給を行う給紙トレイを配置し、スイッチバック式で用紙を搬送するインクジェット記録装置は、装置前面と装置後方に用紙を収納できるだけのスペースを必要とするため、装置本体の設置面積が大きくなるという問題がある。
【0019】
そこで、本発明は、記録媒体の搬送精度の向上を図ることのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0020】
また、本発明は、記録媒体の変形を防止することのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0021】
さらに、本発明は、装置本体の小型化を図ることのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明のインクジェット記録装置は、印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記録媒体を水平に積載する積載部と、積載部に載置された記録媒体の搬送方向前面と下部で接し、記録媒体を当該記録媒体の平面に沿った方向へ取り出す給紙部と、給紙部に取り出された記録媒体の平面に沿った方向に形成され、インクを記録媒体に吐出して記録を行う印字部とを有する構成としたものである。
【0023】
これにより、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になる。
【0024】
また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になる。
【0025】
さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記録媒体を水平に積載する積載部と、積載部に載置された記録媒体の搬送方向前面と下部で接し、記録媒体を当該記録媒体の平面に沿った方向へ取り出す給紙部と、給紙部に取り出された記録媒体の平面に沿った方向に形成され、インクを記録媒体に吐出して記録を行う印字部とを有するインクジェット記録装置であり、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になるという作用を有する。また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になるという作用を有する。さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0027】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、積載部に積載された記録媒体の搬送方向前方端を揃えるガイドを備えているインクジェット記録装置であり、記録媒体の搬送方向前方端を揃えているので、給紙部への突入タイミングを一定にでき、給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ガイドは固定式であるインクジェット記録装置であり、一定のサイズの記録媒体しか使わない場合、ガイドのずれを防止することができるとともに、記録媒体の給紙部への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0029】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、ガイドは移動式であるインクジェット記録装置であり、不定形の記録媒体を使用する場合、記録媒体の給紙部への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止されるという作用を有する。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0031】
図1は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す斜視図、図2は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す上面図、図3は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の断面図、図4は図3の一部を拡大して示す断面図、図5は本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置を示す外観斜視図である。
【0032】
図1、図2、図3および図4に示すように、本実施の形態のインクジェット記録装置には、装置本体後方部に、印字用紙(記録媒体)1を水平に積載する印字用紙積載板(積載部)26、装置上部後方から印字用紙積載板26に向かって空間が形成された印字用紙補給部30、印字用紙積載板26に積載された印字用紙1を給紙ローラ2に押圧する押圧スプリング21、印字用紙積載板26に積載された印字用紙を給紙ローラ2から離間させるための給紙カム20、積載された印字用紙1の搬送方向の前方端を揃えて給紙ローラ2への突入タイミングを一定にし、給紙ミスを防止するために、ガイド22が配置されている。ここで、スプリング21は直接印字用紙積載板26に押圧力を加えているが、間接に押圧力を与えてもよい。
【0033】
なお、ガイド22は、固定式でも移動式でもよい。固定式の場合には、一定のサイズの印字用紙1しか使わない場合、ガイドのずれを防止することができるとともに、印字用紙1の給紙ローラ2への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止される。また、移動式の場合には、不定形の印字用紙1を使用する際における給紙ローラ2への突入タイミングを一定にして給紙ミスが防止される。
【0034】
中央部には、印字用紙積載板26に積載された印字用紙1をその平面に沿った方向へ一枚ずつ取り出す給紙ローラ(給紙部)2、用紙を分離するリバースローラ対3、印字用紙積載板26上から取り出された印字用紙1を搬送する搬送ローラ対13が配置されている。そして、給紙ローラ2は印字用紙1の搬送方向前面と下部で接している。
【0035】
また、印字用紙積載板26、搬送ローラ対13、排紙ローラ対17を駆動するための駆動源(図示せず)と、この駆動源から駆動を伝える駆動伝達経路(図示せず)が設けられている。ここで給紙ローラ2は一箇所だけであるが同軸上に複数、分割して設置してもよい。また、リバースローラ対3と搬送ローラ対13間での印字用紙搬送量のばらつきを減少するために、スプリングクラッチを用いてリバースローラ対3の一方向への回転に対しては自由にする方式を取ってもよい。図示する場合には、印字用紙1の分離をリバースローラ対3を用いる方式としているが、印字用紙1の先端をコルク、ゴムに突き当てるいわゆる土手分離方式や、印字用紙隅部を一部押さえる爪分離方式としてもよい。そして、ここでは給紙ローラ2に円形ローラを使用しているが、半月ローラや突起が付いたローラでもよい。また、印字用紙1が連続して積載部から取り出される、いわゆる追走を防止するためにレバーまたはシート形状の追走防止部材を設けてもよい。
【0036】
搬送ローラ対13は駆動側のゴム製の搬送ローラ13aと金属製の従動ローラ13bで構成される。なお、ここではゴムローラとしたが、金属などそれ以外の材質を使用してもよい。また、ここでは、駆動側ローラ13aを印字用紙の非印字面側に従動ローラ13bを印字面側に配置したが、駆動ローラ13aを印字面側に従動ローラ13bを非印字面側に配置してもよい。従動ローラ13bの搬送ローラ13aへの押圧方法は、従動ローラ13bの支持部材をスプリングで押圧する方法でもよいし、従動ローラ13bの支持部材自体がばね性を持つものでもよい。
【0037】
用紙搬送方向下流側における給紙ローラ2に取り出された印字用紙1の平面に沿った方向には、印字に用いられるインクが収容された複数(ここではブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色)のインクカートリッジ(インク供給体)9、インクを印字用紙1に吐出する印字部である印字ヘッド(図示せず)、インクカートリッジ9から印字ヘッドまでインクを供給するインク供給路(図示せず)、インクカートリッジ9、印字ヘッド、インク供給路を備え用紙上を主走査方向に往復動作するキャリッジ8、キャリッジ8を支持するキャリッジシャフト5、キャリッジ8を往復動作させるキャリッジモータ7、印字領域で印字用紙を挟んでヘッドと対抗し印字用紙を保持するプラテン14、ヘッドの突出不良の回復や、ヘッドに付着したゴミなどを取り除くためのヘッド回復機構15が配置されている。
【0038】
ここで、インクカートリッジ9は4色としたが、ライトマゼンタ、ライトシアン、ダークイエローのいわゆるフォトインクを合わせた7色のインクカートリッジとしてもよい。また、複数の色のカートリッジを一つにまとめたカラーカートリッジで構成してもよい。さらに、ブラックカートリッジを他色に比較して大型のカートリッジにしてもよい。
【0039】
プラテン14は、縁なし印字時に用紙に付着しないインクを受容するためにインク吸収体を設けてもよい。
【0040】
装置最前部において、排紙ローラ17aとその従動ローラである拍車17bから構成された排紙部が配置されている。印字されたインクが乾燥する前に排紙ローラ17aに接触して紙ローラを汚染し、用紙印字面が再汚染されるのを防止するため、排紙ローラ17aが非印字面側に、拍車17bが印字面側に配置されている。
【0041】
ここでは、拍車17bは排紙ローラ17aと対抗する位置にのみ設けられているが、用紙搬送方向の排紙ローラ上下流の両側または片側に追加で単数または複数設けてもよい。また、ここでは排紙ローラ対17は2対設置しているが1対でもよいし、2対以上でもよい。
【0042】
拍車17bは星型が一般的であるが、いわゆる算盤の玉形状のものなど、乾燥前のインクが付着しない形状または付着しにくい形状であればよい。
【0043】
拍車17bの排紙ローラ17aへの押圧方法は、拍車17bの支持部材をスプリングで押圧する方法でもよいし、拍車17bの支持部材自体がばね性を持つものでもよい。
【0044】
そして、印字用紙積載板26、印字部、排紙部を同一方向に直線的に配置することで用紙搬送経路をストレートにすることができる。
【0045】
次に、本実施の形態のインクジェット記録装置の動作について説明する。
【0046】
先ず、用紙積載板26上部の印字用紙補給部30を通過して印字用紙1を補給する。このとき、印字用紙補給部30aに案内されて印字用紙1の先端が給紙ローラ20下部に侵入する。印字用紙積載板26上に設置された印字用紙1はガイド22によって搬送方向の前方端が給紙部材下部に揃えられる。
【0047】
印字命令を受け取った場合、印字用紙1および印字用紙積載板26を給紙ローラ2から離間していた給紙カム20が駆動源によって回転し、印字用紙積載板26と印字用紙1がスプリング21によって給紙ローラ20に押圧される。給紙ローラ20が回転し積載された印字用紙1を印字用紙積載板26上から引き出す。
【0048】
その後、給紙カムがさらに回転し、印字用紙1と印字用紙積載板26を給紙ローラ20から分離させる。
【0049】
ここで、印字用紙1が複数枚、印字用紙積載板上26から引き出された場合、リバースローラ対3によって一枚だけが分離され、搬送ローラ対13に搬送される。一枚目の印字用紙1後端がリバースローラ対3を通過し、二枚目以降の印字用紙1が印字命令がないのに給紙されようとしても追走防止部材によって積載板上に戻される。
【0050】
搬送ローラ対13によってプラテン14上に搬送された印字用紙1は、キャリッジモータ7によって往復動作するキャリッジ8に搭載された印字ヘッドから突出されるインクによって印字データを印字される。印字が終了した用紙は排紙ローラ対17によって装置外部に排出される。
【0051】
以上説明したインクジェット記録装置によれば、印字用紙1の搬送経路をストレートにすることができるため、印字用紙1の搬送精度の向上を図ることが可能になる。
【0052】
また、印字用紙1が水平状態で保持されため、印字用紙1のこしや厚みの影響を受けて印字用紙1が変形するのを防止することが可能になる。
【0053】
さらに、印字用紙1の搬送方向前面が給紙ローラ2の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録媒体の搬送経路をストレートにすることができるため、記録媒体の搬送精度の向上を図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【0055】
また、記録媒体が水平状態で保持されため、記録媒体のこしや厚みの影響を受けて記録媒体が変形するのを防止することが可能になるという有効な効果が得られる。
【0056】
さらに、記録媒体の搬送方向前面が給紙部の下部で接しているので、装置本体の前後長が短くなって小型化を図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の内部構造の概略を示す上面図
【図3】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の断面図
【図4】図3の一部を拡大して示す断面図
【図5】本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置を示す外観斜視図
【図6】従来の技術1のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図7】図6のインクジェット記録装置における概略断面図
【図8】従来の技術2のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図9】図8インクジェット記録装置における概略断面図
【図10】従来の技術3のインクジェット記録装置において開閉パネルを開いた状態を示す外観斜視図
【図11】図10のインクジェット記録装置における概略断面図
【符号の説明】
1 印字用紙(記録媒体)
2 給紙ローラ(給紙部)
22 ガイド
26 印字用紙積載板(積載部)
Claims (4)
- 印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体を水平に積載する積載部と、
前記積載部に載置された前記記録媒体の搬送方向前面と下部で接し、前記記録媒体を当該記録媒体の平面に沿った方向へ取り出す給紙部と、
前記給紙部に取り出された前記記録媒体の平面に沿った方向に形成され、インクを前記記録媒体に吐出して記録を行う印字部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記積載部に積載された前記記録媒体の搬送方向前方端を揃えるガイドを備えていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
- 前記ガイドは固定式であることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
- 前記ガイドは移動式であることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
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