JPH09121773A - 梅菓子 - Google Patents
梅菓子Info
- Publication number
- JPH09121773A JPH09121773A JP7283644A JP28364495A JPH09121773A JP H09121773 A JPH09121773 A JP H09121773A JP 7283644 A JP7283644 A JP 7283644A JP 28364495 A JP28364495 A JP 28364495A JP H09121773 A JPH09121773 A JP H09121773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- japanese apricot
- epidermis
- confection
- dried
- apricot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Confectionery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】常温空気中で長期間保存できる上に、表皮も変
質することなく、塩分を含まない梅菓子を提供する。 【解決手段】梅菓子1は、アルコールと砂糖の混合液に
浸漬した青梅を天日干しし、この青梅の表皮4にぶどう
糖を含む粉末5をまぶし、陰干しして乾燥させた。
質することなく、塩分を含まない梅菓子を提供する。 【解決手段】梅菓子1は、アルコールと砂糖の混合液に
浸漬した青梅を天日干しし、この青梅の表皮4にぶどう
糖を含む粉末5をまぶし、陰干しして乾燥させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は青梅の実を用いて作
る梅菓子に関するものである。
る梅菓子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】青梅の実を生の状態のままで長期保存す
るのは難しく、又、生のままでは食用にはならないの
で、食品として販売する際には、塩や砂糖,アルコール
等に漬けた後、加工することが多い。例えば、梅干しは
塩漬けしたあと天日で干し、紫蘇と共に漬けて色と味を
整えて販売されている。また、梅を使ったお菓子では、
砂糖漬けしたり、アルコール漬けしたりしたあと、味を
整えて1個ずつ包装して販売されているものがある。
るのは難しく、又、生のままでは食用にはならないの
で、食品として販売する際には、塩や砂糖,アルコール
等に漬けた後、加工することが多い。例えば、梅干しは
塩漬けしたあと天日で干し、紫蘇と共に漬けて色と味を
整えて販売されている。また、梅を使ったお菓子では、
砂糖漬けしたり、アルコール漬けしたりしたあと、味を
整えて1個ずつ包装して販売されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の塩漬け
や砂糖漬けの食品には、保存期間をより長くするために
塩分や糖分が必要以上に多く含まれている。これらの塩
分や糖分、特に塩分は高血圧症や腎臓病の人の体にはよ
くない。また、アルコールで漬けた食品は常温では長期
の保存が難しい。更に、上記の梅食品の表皮が外気にさ
らされると、乾いて固くなったり、かびが生えたりしや
すい。
や砂糖漬けの食品には、保存期間をより長くするために
塩分や糖分が必要以上に多く含まれている。これらの塩
分や糖分、特に塩分は高血圧症や腎臓病の人の体にはよ
くない。また、アルコールで漬けた食品は常温では長期
の保存が難しい。更に、上記の梅食品の表皮が外気にさ
らされると、乾いて固くなったり、かびが生えたりしや
すい。
【0004】本発明の梅菓子は、上記の問題点にかんが
みて提案されたもので、常温空気中で長期間保存できる
上に、表皮も変質することなく、塩分を含まない梅菓子
を提供することを目的としている。
みて提案されたもので、常温空気中で長期間保存できる
上に、表皮も変質することなく、塩分を含まない梅菓子
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の梅菓子においては、アルコールと砂糖の混
合液に浸漬した青梅を天日干しし、この青梅の表皮に甘
味料を含む粉末をまぶし、陰干しして乾燥させるという
手段を用いた。上記において天日干しは、遠赤外線を放
射する乾燥機を用いて人工的に行っても構わない。ま
た、最後の作業の陰干しも、送風機によって乾燥させて
も構わない。
に、本発明の梅菓子においては、アルコールと砂糖の混
合液に浸漬した青梅を天日干しし、この青梅の表皮に甘
味料を含む粉末をまぶし、陰干しして乾燥させるという
手段を用いた。上記において天日干しは、遠赤外線を放
射する乾燥機を用いて人工的に行っても構わない。ま
た、最後の作業の陰干しも、送風機によって乾燥させて
も構わない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の最良の実施の形態
を、図面に基づいて、詳細に説明する。本発明に係る梅
菓子1は、図1の断面図に示すように、漬ける,天日干
しをする,粉末をまぶす,乾燥するといういくつかの工
程において、果肉3に味付けがされ、更に味を調整し保
存性を良くするために、ぶどう糖とシナモンを混ぜた粉
末5を表皮4にまぶしたものである。
を、図面に基づいて、詳細に説明する。本発明に係る梅
菓子1は、図1の断面図に示すように、漬ける,天日干
しをする,粉末をまぶす,乾燥するといういくつかの工
程において、果肉3に味付けがされ、更に味を調整し保
存性を良くするために、ぶどう糖とシナモンを混ぜた粉
末5を表皮4にまぶしたものである。
【0007】次に、この梅菓子1の製造工程を、順をお
って説明する。直径4センチメートルくらいの大きさの
青梅を選んで採取し、それらを水洗いして汚れを取り去
った後、表皮から水分を取り除く。表皮が十分乾いた
ら、それらを常温において、焼酎と砂糖の混合液に3か
月くらい浸漬する。この混合液は、浸漬する青梅1キロ
グラムについて、65度の焼酎1リットルに氷砂糖30
0グラムを溶かし込んだものを用いる。この時、果肉3
に含まれる水分は、果肉3と混合液の濃度が等しくなる
まで、浸透圧によって混合液に吸い取られる。同時に、
混合液も果肉内に浸透していく。混合液に用いるアルコ
ールは、焼酎に限定されるものではなく、焼酎と同じ蒸
留酒のブランデー等でも、ウイスキーや清酒等の醸造酒
でもよい。
って説明する。直径4センチメートルくらいの大きさの
青梅を選んで採取し、それらを水洗いして汚れを取り去
った後、表皮から水分を取り除く。表皮が十分乾いた
ら、それらを常温において、焼酎と砂糖の混合液に3か
月くらい浸漬する。この混合液は、浸漬する青梅1キロ
グラムについて、65度の焼酎1リットルに氷砂糖30
0グラムを溶かし込んだものを用いる。この時、果肉3
に含まれる水分は、果肉3と混合液の濃度が等しくなる
まで、浸透圧によって混合液に吸い取られる。同時に、
混合液も果肉内に浸透していく。混合液に用いるアルコ
ールは、焼酎に限定されるものではなく、焼酎と同じ蒸
留酒のブランデー等でも、ウイスキーや清酒等の醸造酒
でもよい。
【0008】浸漬していた青梅を、天気のよい日を選ん
で焼酎と砂糖の混合液から取り出し、一日中天日に干
す。この作業は、太陽光線に含まれる紫外線と遠赤外線
とを浴びせるもので、紫外線によって表皮4の殺菌を
し、遠赤外線によって青梅を温めて青梅特有の苦みを和
らげると共に青梅に含まれているアルコール分及び水分
を発散させて、できあがる梅菓子が長く保存できるよう
にするためのものである。遠赤外線は、梅菓子1を食べ
る時に、果肉3を種2から離れやすくするという効果も
ある。
で焼酎と砂糖の混合液から取り出し、一日中天日に干
す。この作業は、太陽光線に含まれる紫外線と遠赤外線
とを浴びせるもので、紫外線によって表皮4の殺菌を
し、遠赤外線によって青梅を温めて青梅特有の苦みを和
らげると共に青梅に含まれているアルコール分及び水分
を発散させて、できあがる梅菓子が長く保存できるよう
にするためのものである。遠赤外線は、梅菓子1を食べ
る時に、果肉3を種2から離れやすくするという効果も
ある。
【0009】1日天日干しして乾いた青梅に、重量比2
対1の割合で混ぜたぶどう糖とシナモンの粉末を混合し
た粉末5をまぶす。ぶどう糖は青梅に甘味を付け、シナ
モンは青梅にその香りを付けて味を整えるものである。
シナモンはそれ以外に、保存中に梅菓子1から出てくる
水分を吸湿するとともに、梅菓子1の表面にしっとり感
を与えて、表皮を乾燥させないようにする役割も持つ。
また、舌触りがよいという効果も得られる。これはシナ
モンに植物繊維が多く含まれているため、吸湿しても溶
けない性質があるからである。
対1の割合で混ぜたぶどう糖とシナモンの粉末を混合し
た粉末5をまぶす。ぶどう糖は青梅に甘味を付け、シナ
モンは青梅にその香りを付けて味を整えるものである。
シナモンはそれ以外に、保存中に梅菓子1から出てくる
水分を吸湿するとともに、梅菓子1の表面にしっとり感
を与えて、表皮を乾燥させないようにする役割も持つ。
また、舌触りがよいという効果も得られる。これはシナ
モンに植物繊維が多く含まれているため、吸湿しても溶
けない性質があるからである。
【0010】ぶどう糖とシナモンを混合した粉末5をま
ぶした青梅をセイロに並べ、風通しのよい場所で、2日
間陰干しして十分に乾燥させると、常温でも保存性のよ
い梅菓子1ができあがる。上記混合した粉末5の混合率
は、上記の割合に限定されるものではなく、ぶどう糖だ
けを用いてもよい。また、ぶどう糖の代わりに粉末水飴
を、シナモンの代わりにレモンや柚子等の柑橘系の粉末
やさんしょ粉末等を用いてもよい。
ぶした青梅をセイロに並べ、風通しのよい場所で、2日
間陰干しして十分に乾燥させると、常温でも保存性のよ
い梅菓子1ができあがる。上記混合した粉末5の混合率
は、上記の割合に限定されるものではなく、ぶどう糖だ
けを用いてもよい。また、ぶどう糖の代わりに粉末水飴
を、シナモンの代わりにレモンや柚子等の柑橘系の粉末
やさんしょ粉末等を用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る梅菓子は、以上のように製
造されるので、塩分を含まなくても、また砂糖の使用が
少なくても常温空気中で長期間保存することができ、し
かも表皮が変質することが少ない。
造されるので、塩分を含まなくても、また砂糖の使用が
少なくても常温空気中で長期間保存することができ、し
かも表皮が変質することが少ない。
【図1】本発明に係る梅菓子の1実施例の断面図であ
る。
る。
1 梅菓子 2 種 3 果肉 4 表皮 5 粉末
Claims (1)
- 【請求項1】アルコールと砂糖の混合液に浸漬した青梅
を天日干しし、この青梅の表皮に甘味料を含む粉末をま
ぶし、陰干しして乾燥させたことを特徴とする梅菓子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283644A JPH09121773A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 梅菓子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283644A JPH09121773A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 梅菓子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121773A true JPH09121773A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17668195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7283644A Pending JPH09121773A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 梅菓子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09121773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101321402B1 (ko) * | 2011-07-07 | 2013-10-28 | 순창군 | 매실 스낵의 제조방법 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7283644A patent/JPH09121773A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101321402B1 (ko) * | 2011-07-07 | 2013-10-28 | 순창군 | 매실 스낵의 제조방법 |
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