JPH0912169A - シート送り装置 - Google Patents
シート送り装置Info
- Publication number
- JPH0912169A JPH0912169A JP18327395A JP18327395A JPH0912169A JP H0912169 A JPH0912169 A JP H0912169A JP 18327395 A JP18327395 A JP 18327395A JP 18327395 A JP18327395 A JP 18327395A JP H0912169 A JPH0912169 A JP H0912169A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless belt
- gate members
- gate member
- sheets
- sheet feeding
- Prior art date
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- Pending
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 カードを挟合したカード台紙等の厚みが異な
るシートに適用した場合でも、斜行や2枚送りを防止し
て確実に1枚ずつ送り出すこと。 【構成】 メインフレーム12に無端ベルト30を掛装
し、メインフレームに無端ベルト走行方向前方端上方位
置で取付ブラケット23を有する支持板26を立設し、
ブラケットに2つの分割ゲート部材51A,51Bを無
端ベルト幅方向に配列して無端ベルト表面から離間する
方向に変位自在に設け、各分割ゲート部材と無端ベルト
表面との間に間隙52A,52Bを形成し、各分割ゲー
ト部材をスプリング82A,82Bで無端ベルト表面に
向けて付勢し、各分割ゲート部材にゴムからなるO−リ
ング53を嵌着し、無端ベルトを走行駆動して無端ベル
ト上に積層されたシートSを間隙52A,52Bから1
枚ずつ送り出す。
るシートに適用した場合でも、斜行や2枚送りを防止し
て確実に1枚ずつ送り出すこと。 【構成】 メインフレーム12に無端ベルト30を掛装
し、メインフレームに無端ベルト走行方向前方端上方位
置で取付ブラケット23を有する支持板26を立設し、
ブラケットに2つの分割ゲート部材51A,51Bを無
端ベルト幅方向に配列して無端ベルト表面から離間する
方向に変位自在に設け、各分割ゲート部材と無端ベルト
表面との間に間隙52A,52Bを形成し、各分割ゲー
ト部材をスプリング82A,82Bで無端ベルト表面に
向けて付勢し、各分割ゲート部材にゴムからなるO−リ
ング53を嵌着し、無端ベルトを走行駆動して無端ベル
ト上に積層されたシートSを間隙52A,52Bから1
枚ずつ送り出す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートを1枚ずつ連
続して送り出すシート送り装置、詳しくは、厚みが部分
的に異なるシートも確実に1枚ずつ送り出すことができ
るシート送り装置に関する。
続して送り出すシート送り装置、詳しくは、厚みが部分
的に異なるシートも確実に1枚ずつ送り出すことができ
るシート送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート送り装置としては、特表平
6−504022号公報あるいは特表平4−50722
9号公報に記載されたものが知られる。例えば、前者の
特表平6−504022号公報には、メインフレームに
3つの無端ベルトを平行に掛装するとともに、メインフ
レームに無端ベルト走行方向前方位置で取付ブラケット
を立設し、該取付ブラケットにスプリングにより前記無
端ベルトの走行方向前方側部分に向け付勢してゲート部
材を支持し、該下−と部材を無端ベルト表面と間隔を隔
てベルト表面から離間可能に位置させるとともに、該ゲ
ート部材に該ゲート部材の軸線と平行に該ゲート部材外
周面から突出する棒状の摩擦部材を設け、無端ベルトを
走行駆動して無端ベルト上に積層された複数のシートを
無端ベルト表面とゲート部材との間の間隙から1枚ずつ
送り出すシート送り装置が記載される。
6−504022号公報あるいは特表平4−50722
9号公報に記載されたものが知られる。例えば、前者の
特表平6−504022号公報には、メインフレームに
3つの無端ベルトを平行に掛装するとともに、メインフ
レームに無端ベルト走行方向前方位置で取付ブラケット
を立設し、該取付ブラケットにスプリングにより前記無
端ベルトの走行方向前方側部分に向け付勢してゲート部
材を支持し、該下−と部材を無端ベルト表面と間隔を隔
てベルト表面から離間可能に位置させるとともに、該ゲ
ート部材に該ゲート部材の軸線と平行に該ゲート部材外
周面から突出する棒状の摩擦部材を設け、無端ベルトを
走行駆動して無端ベルト上に積層された複数のシートを
無端ベルト表面とゲート部材との間の間隙から1枚ずつ
送り出すシート送り装置が記載される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート送り装置にあっては、シートの厚みがゲ
ート部材軸線方向に異なる場合、例えば、クレジットカ
ードが左側に2枚、右側に1枚挟合されたカード台紙等
のシートに適用した場合、シートが無端ベルト表面とゲ
ート部材との間のニップを通過する際に、シートと摩擦
部材あるいは無端ベルト表面との接触圧(摩擦力)が無
端ベルト幅方向に不均一となり、シートが斜めに送り出
される斜行や、2枚のシートが同時に送り出される2枚
送り等の送り不良が発生しやすいという問題があった。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、厚みが
異なるシートに適用した場合でも、斜行や2枚送りを防
止して確実に1枚ずつ送り出すことができるシート送り
装置を提供することを目的とする。
た従来のシート送り装置にあっては、シートの厚みがゲ
ート部材軸線方向に異なる場合、例えば、クレジットカ
ードが左側に2枚、右側に1枚挟合されたカード台紙等
のシートに適用した場合、シートが無端ベルト表面とゲ
ート部材との間のニップを通過する際に、シートと摩擦
部材あるいは無端ベルト表面との接触圧(摩擦力)が無
端ベルト幅方向に不均一となり、シートが斜めに送り出
される斜行や、2枚のシートが同時に送り出される2枚
送り等の送り不良が発生しやすいという問題があった。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、厚みが
異なるシートに適用した場合でも、斜行や2枚送りを防
止して確実に1枚ずつ送り出すことができるシート送り
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、積層された複数のシートの支持面を形
成し連続的に駆動されて、最下位にあるシートを送りだ
すための無端ベルトと、該無端ベルト走行方向前方端上
方位置にスプリングにより無端ベルト表面から離間する
方向に変位自在としたゲート部材を前記無端ベルト表面
と所定の間隔を隔て取り付け、前記無端ベルト上に積層
された複数のシートを前記無端ベルトを走行駆動して前
記無端ベルト表面と前記ゲート部材との間の間隙から1
枚ずつ送り出すシート送り装置において、前記ゲート部
材を前記無端ベルト幅方向に分割された複数の分割ゲー
ト部材から構成し、これら分割ゲート部材にそれぞれス
プリングを設けて各分割ゲート部材を独立して付勢し
た。
め、この発明は、積層された複数のシートの支持面を形
成し連続的に駆動されて、最下位にあるシートを送りだ
すための無端ベルトと、該無端ベルト走行方向前方端上
方位置にスプリングにより無端ベルト表面から離間する
方向に変位自在としたゲート部材を前記無端ベルト表面
と所定の間隔を隔て取り付け、前記無端ベルト上に積層
された複数のシートを前記無端ベルトを走行駆動して前
記無端ベルト表面と前記ゲート部材との間の間隙から1
枚ずつ送り出すシート送り装置において、前記ゲート部
材を前記無端ベルト幅方向に分割された複数の分割ゲー
ト部材から構成し、これら分割ゲート部材にそれぞれス
プリングを設けて各分割ゲート部材を独立して付勢し
た。
【0005】
【作用】この発明にかかるシート送り装置によれば、分
割ゲート部材がそれぞれ個別にスプリングにより付勢さ
れ、各分割ゲート部材がシートに無端ベルト幅方向の異
なる位置で適正な接触圧で接触するため、シートと分割
ゲート部材あるいは無端ベルト表面との間の摩擦力が無
端ベルト幅方向に均一化し、厚みが異なるシートも斜行
や2枚送りを生じること無く正確に1枚ずつ送り出すこ
とができ、高い信頼性が得られる。
割ゲート部材がそれぞれ個別にスプリングにより付勢さ
れ、各分割ゲート部材がシートに無端ベルト幅方向の異
なる位置で適正な接触圧で接触するため、シートと分割
ゲート部材あるいは無端ベルト表面との間の摩擦力が無
端ベルト幅方向に均一化し、厚みが異なるシートも斜行
や2枚送りを生じること無く正確に1枚ずつ送り出すこ
とができ、高い信頼性が得られる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2はこの発明の一実施例にかかる
シート送り装置を示し、図1が正面図、図2が側面図で
ある。
明する。図1および図2はこの発明の一実施例にかかる
シート送り装置を示し、図1が正面図、図2が側面図で
ある。
【0007】図中、14はベース板であり、ベース板1
4の両側にそれぞれ側板16,16を接合し、これら側
板16,16間に複数の横ロッド18と後部カバー板2
0を架設してメインフレーム12が構成される。複数の
横ロッド18は、そのうちの2本(18A,18Bで特
定する)が側板16,16に軸受17によって回転自在
に取り付けられ、他が端部を側板16,16に固着され
る。
4の両側にそれぞれ側板16,16を接合し、これら側
板16,16間に複数の横ロッド18と後部カバー板2
0を架設してメインフレーム12が構成される。複数の
横ロッド18は、そのうちの2本(18A,18Bで特
定する)が側板16,16に軸受17によって回転自在
に取り付けられ、他が端部を側板16,16に固着され
る。
【0008】横ロッド18A,18Bにはそれぞれ、端
部に被動プーリ44が固設され、また、複数の駆動ロー
ル33により隔てられて複数の支持ロール31が固設さ
れる(図1参照)。横ロッド18A,18Bの各被動プ
ーリ44、後部カバー板20の下方に配置された電動機
(図示せず)の出力軸の駆動プーリ43およびアイドラ
プーリ48には無端駆動ベルト46が掛装され、各横ロ
ッド18A,18Bが電動機Mにより回転駆動される。
なお、メインフレーム12の先端には案内ロール92が
回転自在に支持され、この案内ロール92と横ロッド1
8Aのローラとの間に案内ベルト96が掛装される。
部に被動プーリ44が固設され、また、複数の駆動ロー
ル33により隔てられて複数の支持ロール31が固設さ
れる(図1参照)。横ロッド18A,18Bの各被動プ
ーリ44、後部カバー板20の下方に配置された電動機
(図示せず)の出力軸の駆動プーリ43およびアイドラ
プーリ48には無端駆動ベルト46が掛装され、各横ロ
ッド18A,18Bが電動機Mにより回転駆動される。
なお、メインフレーム12の先端には案内ロール92が
回転自在に支持され、この案内ロール92と横ロッド1
8Aのローラとの間に案内ベルト96が掛装される。
【0009】横ロッド18Aの各支持ロール31と横ロ
ッド18Bの各支持ロール31との間にはそれぞれ無端
ベルト30が掛装され、これら無端ベルト30上に複数
のシートSが積層される。これら無端ベルト30は、前
述した特表平6−504022号公報に記載されるよう
に、走行面が駆動ロール33と同一平面をなす。これら
無端ベルト30は、電動機Mにより駆動される横ロッド
18A,18Bの回転で図2中反時計方向に走行する。
ッド18Bの各支持ロール31との間にはそれぞれ無端
ベルト30が掛装され、これら無端ベルト30上に複数
のシートSが積層される。これら無端ベルト30は、前
述した特表平6−504022号公報に記載されるよう
に、走行面が駆動ロール33と同一平面をなす。これら
無端ベルト30は、電動機Mにより駆動される横ロッド
18A,18Bの回転で図2中反時計方向に走行する。
【0010】また、メインフレーム12には、各側板1
6,16の前部にそれぞれアーム29により垂直ロッド
28が無端ベルト30幅方向(図1中で左右方向、以
下、左右方向と称する)に位置調整可能に設けられ、側
板16,16間に前支持板26が各側板16,16と横
ロッド27で固定されて設けられる。各側板16,16
の垂直ロッド28は、それぞれが積層されたシートSの
側縁に係合し、シートSの左右方向の位置決めを行う。
6,16の前部にそれぞれアーム29により垂直ロッド
28が無端ベルト30幅方向(図1中で左右方向、以
下、左右方向と称する)に位置調整可能に設けられ、側
板16,16間に前支持板26が各側板16,16と横
ロッド27で固定されて設けられる。各側板16,16
の垂直ロッド28は、それぞれが積層されたシートSの
側縁に係合し、シートSの左右方向の位置決めを行う。
【0011】前支持板26は、後面に積層されたシート
Sの前縁が係合してシートSの前縁を整列支持し、ま
た、両側縁にそれぞれ無端ベルト30走行方向前方(図
2中で左方、以下、前方と称する)に折曲した対向側部
25が、上部に前方に折曲したブラケット部23が形成
され、左右の対向側部25にそれぞれ上述した横ロッド
27が固着する。ブラケット部23には、前方に開口す
る2つの溝が左右に離間して形成され、また、下面に各
溝と同一位置でスリーブ80A,80Bが取り付けら
れ、これら溝およびスリーブ80A,80Bを貫通する
ねじ棒74A,74Bによって2つの分割ゲート部材5
1A,51Bがそれぞれ左右に離間して独立して設けら
れる。
Sの前縁が係合してシートSの前縁を整列支持し、ま
た、両側縁にそれぞれ無端ベルト30走行方向前方(図
2中で左方、以下、前方と称する)に折曲した対向側部
25が、上部に前方に折曲したブラケット部23が形成
され、左右の対向側部25にそれぞれ上述した横ロッド
27が固着する。ブラケット部23には、前方に開口す
る2つの溝が左右に離間して形成され、また、下面に各
溝と同一位置でスリーブ80A,80Bが取り付けら
れ、これら溝およびスリーブ80A,80Bを貫通する
ねじ棒74A,74Bによって2つの分割ゲート部材5
1A,51Bがそれぞれ左右に離間して独立して設けら
れる。
【0012】各分割ゲート部材51A,51Bおよびそ
の周りについての構成をA,Bの添字を付さない番号で
代表して説明すれば、ねじ棒74は、上部がブラケット
部23の溝上に突出し、その上端面にスリーブ79を装
着した制御ノブ84が螺合し、また、下部がスリーブ8
0を挿通して分割ゲート部材51に螺着する。この制御
ノブ84は、分割ゲート部材51の最下方位置を規定す
るストッパとして機能する。
の周りについての構成をA,Bの添字を付さない番号で
代表して説明すれば、ねじ棒74は、上部がブラケット
部23の溝上に突出し、その上端面にスリーブ79を装
着した制御ノブ84が螺合し、また、下部がスリーブ8
0を挿通して分割ゲート部材51に螺着する。この制御
ノブ84は、分割ゲート部材51の最下方位置を規定す
るストッパとして機能する。
【0013】分割ゲート部材51とブラケット部23の
裏面との間には上側部分をスリーブ80内に位置させて
コイルスプリング82がねじ棒74と同軸的に縮装さ
れ、このコイルスプリング82がねじ棒74、すなわち
分割ゲート部材51を下方(無端ベルト30表面)に向
けて付勢する。分割ゲート部材51は、上述した制御ノ
ブ84により規定される最下方位置で無端ベルト30表
面との間に間隙52を形成し、後述するシートSとの係
合で最下方位置からスプリング82の弾性力に抗して上
動する。
裏面との間には上側部分をスリーブ80内に位置させて
コイルスプリング82がねじ棒74と同軸的に縮装さ
れ、このコイルスプリング82がねじ棒74、すなわち
分割ゲート部材51を下方(無端ベルト30表面)に向
けて付勢する。分割ゲート部材51は、上述した制御ノ
ブ84により規定される最下方位置で無端ベルト30表
面との間に間隙52を形成し、後述するシートSとの係
合で最下方位置からスプリング82の弾性力に抗して上
動する。
【0014】分割ゲート部材51は、ポリアセタール樹
脂等から構成され、その両側部分の外周面にゴムリング
53が嵌着され、また、両端面にそれぞれレバーアーム
99によりクランプロール97が回転自在に取り付けら
れる。図中明示しないが、ゴムリング53は、ネオプレ
ン等のゴムからなる市販のO−リングからなり、分割ゲ
ート部材51に形成された環状溝に嵌着される。また、
前述した公報に記載されるように、レバーアーム99は
基端が分割ゲート部材51の端面に一体に突設された支
柱部に揺動自在に取り付けられ、クランプロール97は
レバーアーム99の先端に架設されたロッドに取り付け
られて自重により案内ロール92と転動自在に当接す
る。
脂等から構成され、その両側部分の外周面にゴムリング
53が嵌着され、また、両端面にそれぞれレバーアーム
99によりクランプロール97が回転自在に取り付けら
れる。図中明示しないが、ゴムリング53は、ネオプレ
ン等のゴムからなる市販のO−リングからなり、分割ゲ
ート部材51に形成された環状溝に嵌着される。また、
前述した公報に記載されるように、レバーアーム99は
基端が分割ゲート部材51の端面に一体に突設された支
柱部に揺動自在に取り付けられ、クランプロール97は
レバーアーム99の先端に架設されたロッドに取り付け
られて自重により案内ロール92と転動自在に当接す
る。
【0015】なお、34はシートSの後縁を支持する後
部支持機構、図1中、86はシートSの送出を検出する
センサであり、センサ86はアーム87によりブラケッ
ト23の側部25に取り付けられる。
部支持機構、図1中、86はシートSの送出を検出する
センサであり、センサ86はアーム87によりブラケッ
ト23の側部25に取り付けられる。
【0016】この実施例にあっては、無端ベルト30上
に複数のシートS(以下、クレジットカードが挟合され
たカード台紙を例示する)を積層(堆積)し(図2参
照)、無端ベルト30を電動機で駆動走行させてカード
台紙Sを1枚ずつ送り出す。すなわち、無端ベルト30
が走行することで、積層された最下側のカード台紙Sは
無端ベルト30表面との間に摩擦力により無端ベルト3
0の走行に伴い前進し、間隙52A,52Bに差し込ま
れて各分割ゲート部材51A,51Bのゴムリング53
との間で挟圧され、図示しない移動コンベアベルト等に
送り出される。
に複数のシートS(以下、クレジットカードが挟合され
たカード台紙を例示する)を積層(堆積)し(図2参
照)、無端ベルト30を電動機で駆動走行させてカード
台紙Sを1枚ずつ送り出す。すなわち、無端ベルト30
が走行することで、積層された最下側のカード台紙Sは
無端ベルト30表面との間に摩擦力により無端ベルト3
0の走行に伴い前進し、間隙52A,52Bに差し込ま
れて各分割ゲート部材51A,51Bのゴムリング53
との間で挟圧され、図示しない移動コンベアベルト等に
送り出される。
【0017】ここで、カード台紙Sは1枚のカードを封
入するか2枚のカードを封入するかで無端ベルト30走
行方向と直行する左右方向の厚みが異なるが、分割ゲー
ト部材51A,51Bは左右方向に離間して個別に配置
されそれぞれがスプリング82A,82Bにより独立し
て付勢される。このため、カード台紙Sの左右各部はそ
れぞれ分割ゲート部材51A,51Bと無端ベルト30
との間で適正な力で挟圧され、カード台紙Sを2枚送り
や斜行を生じること無く正確に1枚ずつ送り出すことが
できる。
入するか2枚のカードを封入するかで無端ベルト30走
行方向と直行する左右方向の厚みが異なるが、分割ゲー
ト部材51A,51Bは左右方向に離間して個別に配置
されそれぞれがスプリング82A,82Bにより独立し
て付勢される。このため、カード台紙Sの左右各部はそ
れぞれ分割ゲート部材51A,51Bと無端ベルト30
との間で適正な力で挟圧され、カード台紙Sを2枚送り
や斜行を生じること無く正確に1枚ずつ送り出すことが
できる。
【0018】なお、このシート送り装置は、各分割ゲー
ト部材51A,51Bをそれぞれスプリング82A,8
2Bと直列あるいは並列にエアシリンダ等のアクチュエ
ータを介してブラケット23に取り付けるとともに、ね
じ棒74A,74Bに圧電センサ等の軸力を検出するセ
ンサを設け、このセンサの出力に基づきアクチュエータ
を制御してシートSの摩擦力が均一となるようにスプリ
ング82A,82Bの弾性力を調節するように構成する
ことも可能である。
ト部材51A,51Bをそれぞれスプリング82A,8
2Bと直列あるいは並列にエアシリンダ等のアクチュエ
ータを介してブラケット23に取り付けるとともに、ね
じ棒74A,74Bに圧電センサ等の軸力を検出するセ
ンサを設け、このセンサの出力に基づきアクチュエータ
を制御してシートSの摩擦力が均一となるようにスプリ
ング82A,82Bの弾性力を調節するように構成する
ことも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
シート送り装置によれば、シートが積層される無端ベル
トの前方端上に無端ベルト幅方向に配列して複数の分割
ゲート部材をそれぞれ独立してスプリングにより無端ベ
ルト表面に向けて付勢し、無端ベルト表面と各分割ゲー
ト部材との間にシートが摩擦摺動して通過可能な間隙を
形成するため、無端ベルト幅方向に厚みが異なるシー
ト、例えば、カードを挟合したカード台紙も斜行や2枚
送りを生じること無く確実に1枚ずつ送り出すことがで
き、高い信頼性が得られる。
シート送り装置によれば、シートが積層される無端ベル
トの前方端上に無端ベルト幅方向に配列して複数の分割
ゲート部材をそれぞれ独立してスプリングにより無端ベ
ルト表面に向けて付勢し、無端ベルト表面と各分割ゲー
ト部材との間にシートが摩擦摺動して通過可能な間隙を
形成するため、無端ベルト幅方向に厚みが異なるシー
ト、例えば、カードを挟合したカード台紙も斜行や2枚
送りを生じること無く確実に1枚ずつ送り出すことがで
き、高い信頼性が得られる。
【図1】この発明の一実施例にかかるシート送り装置の
正面図である。
正面図である。
【図2】同シート送り装置の側面図である。
12 メインフレーム 23 取付ブラケット 30 無端ベルト 51A 分割ゲート部材 51B 分割ゲート部材 52 間隙 74A ねじ棒 74B ねじ棒 79A スリーブ 79B スリーブ 80A スリーブ 80B スリーブ 82A スプリング 82B スプリング 84A 制御ノブ 84B 制御ノブ S シート(カード台紙)
Claims (1)
- 【請求項1】 積層された複数のシートの支持面を形成
し連続的に駆動されて、最下位にあるシートを送りだす
ための無端ベルトと、該無端ベルト走行方向前方端上方
位置にスプリングにより無端ベルト表面から離間する方
向に変位自在としたゲート部材を前記無端ベルト表面と
所定の間隔を隔て取り付け、前記無端ベルト上に積層さ
れた複数のシートを前記無端ベルトを走行駆動して前記
無端ベルト表面と前記ゲート部材との間の間隙から1枚
ずつ送り出すシート送り装置において、 前記ゲート部材を前記無端ベルト幅方向に分割された複
数の分割ゲート部材から構成し、これら分割ゲート部材
にそれぞれスプリングを設けて各分割ゲート部材を独立
して付勢したことを特徴とするシート送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18327395A JPH0912169A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | シート送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18327395A JPH0912169A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | シート送り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0912169A true JPH0912169A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16132777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18327395A Pending JPH0912169A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | シート送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0912169A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100492107B1 (ko) * | 2003-02-05 | 2005-06-01 | 삼성전자주식회사 | 능동 용지분리 장치를 갖는 사무기기의 급지장치 |
JP2013018605A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Duplo Seiko Corp | 封緘装置 |
JP2015145293A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-08-13 | トッパン・フォームズ株式会社 | 移送体搬送装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP18327395A patent/JPH0912169A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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