JPH09121376A - 移動局のモード切り換え方法 - Google Patents

移動局のモード切り換え方法

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JPH09121376A
JPH09121376A JP21645296A JP21645296A JPH09121376A JP H09121376 A JPH09121376 A JP H09121376A JP 21645296 A JP21645296 A JP 21645296A JP 21645296 A JP21645296 A JP 21645296A JP H09121376 A JPH09121376 A JP H09121376A
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和正 新田
Takashi Ueda
隆 上田
Yoshiyuki Yasuda
佳之 保田
Shiyunichi Kidou
俊一 木道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード切換のばたつきを押さえ、制御チャネ
ルのトラヒックの増加を抑圧する。 【解決手段】 地上基地局は、報知情報に加えて地上系
への入圏レベル、地上系からの出圏レベル、タイマ値お
よびサービスエリア端を示すエッジ情報を報知する。移
動局MSが、位置31からサービスエリア端のゾーン2
6に移動し、さらに位置33に移動するものとする。位
置31の移動局MSでは、地上系の受信電界強度が低下
したとき、エッジ情報は検出されないので、タイマ値を
3分間として、直ちに衛星系へ切り換えない。移動局3
2ではエッジ情報があるから、タイマ値は1分間とさ
れ、かつ、出圏レベルが通常よりも低く設定される。そ
して、1分経過しても電界強度が出圏レベル以下の場合
は、衛星系へ切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる通信方式の
サービスエリアをオーバーラップさせて用いる移動体通
信に好適な移動局のモード切り換え方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】異なる通信方式でサービスエリアを重複
させて構成する移動体通信にあっては、いずれの通信方
式で通信するかを選択する必要が生じる。通信方式の選
択はモードの選択と呼ばれる。従来のモード選択法を図
1を用いて説明する。図において、移動通信システム
A,Bの通信方式は互いに相違し、移動通信システムA
のサービスエリア1と移動通信システムBのサービスエ
リア2は一部が重なるように設けられている。サービス
エリア2内の移動局MSが位置31から重複エリア内の
位置32に移動し、さら移動通信システムAのみが適用
されるサービスエリア内の位置33に移動するものとす
る。従来のモード切り換え方法では受信した電界強度に
基づいて、移動局MSがどのシステムに在圏するかを自
律的に決定していた。
【0003】この場合、移動局MSはシステムA,Bそ
れぞれの基地局から送信される信号を監視し、このとき
の受信電界強度をもとに入圏、出圏の判定を行う。すな
わち、システムAの基地局から送信される信号の移動局
MSでの受信電界強度をPA,システムBの基地局から
送信される信号の移動局MSでの受信電界強度をPBと
すると、受信電界強度PAがシステムパラメータとして
予め決められたある固定値pa1を越えたときシステム
Aに入圏したと判定し、また、受信電界強度PAがシス
テムパラメータと予め決められたある固定値pa2を下
回ったときシステムAの圏外になったと判定する。同様
に、受信電界強度PBがシステムパラメータとして予め
決められたある固定値pb1を越えたときシステムBに
入圏したと判定し、また、受信電界強度PBがシステム
パラメータとして予め決められたある固定値pb2を下
回ったときシステムBの圏外になったと判定する。シス
テムB内の位置31に在る移動局MSの受信電界強度
は、 PA<pa2 PB>pb1 である。この場合は、移動局MSは、システムBのサー
ビスエリアに在圏し、システムAのサービスエリアの圏
外なので、システムBのモードを選択する。
【0004】次に移動局MSが位置31から両エリア
1,2の重なりエリアに移動し、位置32に至った場合
の受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 となり、システムA,B両方に在圏することが可能にな
るが、通常は、複数のモードを同時に選択することはな
く、先に選択したモードを優先させる。つまり、移動局
MSはシステムBにモードを選択する。
【0005】さらに、移動局MSが位置32からシステ
ムAのみのエリアに移動し、位置33に至った場合、移
動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB<pb2 となる。この場合は、移動局MSはシステムAのサービ
スエリアに在圏し、システムBのサービスエリアの圏外
なので、システムAのモードを選択する。
【0006】次に、一方のサービスエリアが他方のサー
ビスエリアに内含されて構成されている場合の例を図2
に示す。図において、移動通信システムAのサービスエ
リア1内にシステムAと異なるシステムBのサービスエ
リア2が包含されているものとする。この例にあって
は、モード選択において、システムBはシステムAに優
先することを前提とし、移動局MSが位置31から位置
32へ、位置32から位置33へ順次移動する場合のモ
ード切り換えを例にあげる。位置31における移動局M
Sの受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 であり、移動局MSは、システムA,Bの両方のサービ
スエリアに在圏するが、システムBを優先するため、シ
ステムBのモードを選択する。
【0007】次に移動局MSが位置32に移動すると、
移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB<pb2 となる。この場合、移動局MSは、システムBの圏外と
なるため、システムAのモードを選択する。さらに、移
動局MSが位置33に移動すると、移動局MSの受信電
界強度は、 PA<pa2 PB<pb2 となる。移動局MSは両システムA,Bの圏外になる。
【0008】さらに、移動局MSが位置33から再び位
置32に移動した場合、移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB<pb2 となり、システムAのサービスエリアに在圏し、システ
ムBのサービスエリアの圏外となる。したがって、シス
テムAのモードが選択される。さらに、移動局MSが位
置31に移動した場合、移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 となり、システムA,Bの両方のサービスエリアに在圏
するが、システムBを優先するため、システムBのモー
ドを選択する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、サービスエリアが不連続に構成されていた
り、サービスエリア端に移動局MSがいる場合に、モー
ド切り換えの繰り返し、いわゆる“ばたつき”が生じ
る。このような移動局MSが多数存在すると、モード切
り換えのための位置登録を各移動局MSについて繰り返
し、設備の処理能力の限界またはそれ以上に制御チャネ
ルのトラヒックが増大し、いわゆる輻輳が生じるという
問題があった。
【0010】上述の課題を図3を用いて説明する。この
図では図1と同様に移動通信システムAのサービスエリ
ア1内に移動通信システムBのサービスエリア2が包含
される他に、この図ではシステムBのサービスエリアの
飛び地21がサービスエリア1内に含まれる。この場合
もシステムBはシステムAに優先する。エリア2内の移
動局MSが、位置31からエリア2の圏外であってエリ
ア1の圏内である位置32へ移動し、さらに位置32か
らエリア21内の位置33に移動する場合を例にあげ
る。
【0011】位置31における移動局MSの受信電界強
度は、 PA>pa1 PB>pb1 である。移動局MSは、システムA,Bの両方のモード
選択が可能だが、システムBを優先するため、システム
Bのモードを選択する。このとき、一時的なシャドウイ
ング、つまり基地局からの電波に対し、ビルディング、
山などの影となり、位置31の移動局MSの受信電界強
度が、 PA>pa1 PB<pb2 となると、移動局MSはBモード圏外と判断し、モード
を切り換えてシステムAに位置登録を行う。
【0012】一時的なシャドウイングから移動局MSが
回復すると、移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 となる。位置31の移動局MSは、システムBを優先す
るため、再びモードを切り換えてシステムBに位置登録
を行う。
【0013】次に移動局MSが位置32に移動した場
合、移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB<pb2 となる。位置32の移動局MSはシステムBのモード圏
外となるためシステムAのモードを選択する。さらに、
移動局MSが位置32から位置33の位置に移動した場
合、移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 となる。この場合、移動局MSは、システムA,Bの両
方のサービスエリアに在圏するが、システムBを優先す
るため、Bモードを選択する。このときサービスエリア
21はシステムBのサービスエリアの飛び地であり、非
常に狭いエリアが予想される。移動局MSがわずかに移
動して位置32にくると、Aモードに切り換え、システ
ムAの制御チャネルを通して位置登録をシステムAにし
なければならない。さらにまた移動局MSがわずかに移
動し再び位置33にくれば、Bモードに切り換え、シス
テムBの制御チャネルを通して位置登録をシステムBに
することになる。
【0014】このようなばたつきを起こす移動局MSが
多数在る場合、制御チャネルは位置登録のためのトラヒ
ックで輻輳を起こすことがあり、さらにネットワーク管
理に大きな負荷をかけていた。またこのようなばたつき
は、システムBのサービスエリア2の境界上にいる移動
局MSについても生じる。また従来、モード入圏レベ
ル、モード圏外レベルは、システムパラメータとして移
動局MSに固定的に記憶されていたので、簡単に変更す
ることはできなかった。
【0015】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであり、モードを選択する場合のばたつきを押さ
え、制御チャネルのトラヒックの増加を抑圧することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明にあっては、第1移動通信系のサ
ービスエリアと第2移動通信系のサービスエリアとが一
部重なっており、前記第1移動通信系に接続する第1モ
ードと前記第2移動通信系に接続する第2モードとを切
り換えて通信する移動局のモード切り換え方法におい
て、前記第1,第2移動通信系のうち少なくとも一方の
基地局からモード切り換えのためのパラメータを有する
情報を前記移動局に送信し、前記移動局は、受信した前
記情報のパラメータに基づいて、前記第1,第2モード
を切り換えることを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記パラメータ
は、少なくとも電界強度しきい値を含み、前記移動局は
受信電界強度を検出し、検出された受信電界強度と前記
電界強度しきい値とを比較し、その比較結果に基づい
て、前記第1,第2モードの切り換えを行うことを特徴
とする。また、請求項3に記載の発明にあっては、移動
局のモード切り換え方法であって、前記パラメータには
受信信号の品質が含まれ、前記移動局は受信信号の品質
を検出し、検出された品質と前記パラメータとを比較
し、その比較結果に基づいて、前記第1,第2モードの
切り換えを行うことを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記情報には、
前記移動局がサービスエリアの境界領域にあることを示
すエッジ情報が含まれており、前記移動局は、前記エッ
ジ情報の有無と受信した前記情報のパラメータとに基づ
いて、前記第1,第2モードを切り換えることを特徴と
する。また、請求項5に記載の発明にあっては、移動局
のモード切り換え方法であって、前記移動局は、モード
切り換えの条件が満たされた時から所定時間経過するま
での間、そのモード切り換えの条件が維持された場合
に、モード切り換えを実行することを特徴とする。
【0019】また、請求項6に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記情報には時
間を指示する時間情報が含まれており、前記移動局は、
前記時間情報に基づいて前記所定時間を設定することを
特徴とする。また、請求項7に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記第1移動通
信系は地上セルラ通信系であり、前記第2移動通信系は
衛星通信系であり、前記地上セルラ通信系から前記衛星
通信系へモードを切り換える場合の前記パラメータおよ
び前記衛星通信系から前記地上セルラ通信系へモードを
切り換える場合の前記パラメータが、前記地上セルラ通
信系が優先されるように、各々選定されることを特徴と
する。
【0020】また、請求項8に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記第1移動通
信系は地上セルラ通信系であり、前記第2移動通信系は
衛星通信系であり、前記電界強度しきい値は、前記移動
局が入圏する際に参照する入圏しきい値と、移動局が出
圏する際に参照する出圏しきい値とからなり、前記移動
局がサービスエリアの境界領域にある場合には、前記移
動局がサービスエリアの境界領域にない場合と比較し
て、前記入圏しきい値を大としまたは出圏しきい値を小
とすることを特徴とする。
【0021】また、請求項9に記載の発明にあっては、
移動局のモード切り換え方法であって、前記第1移動通
信系は地上セルラ通信系であり、前記第2移動通信系は
衛星通信系であり、前記地上セルラ通信系から前記衛星
通信系へモードを切り換える場合の前記所定時間は、前
記衛星通信系から前記地上セルラ通信系へモードを切り
換える場合の前記所定時間よりも長くされていることを
特徴とする。また、請求項10に記載の発明にあって
は、移動局のモード切り換え方法であって、前記第1移
動通信系は地上セルラ通信系であり、前記第2移動通信
系は衛星通信系であり、前記エッジ情報が検出される場
合の前記所定時間は、前記エッジ情報が検出されない場
合の前記所定時間と比較して短くされていることを特徴
とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
A:第1実施形態 以下、図面を参照しつつ、第1実施形態を説明する。図
4において、ある移動通信システムAのサービスエリア
1内にシステムAと異なる移動通信システムBのサービ
スエリア2が包含され、このサービスエリア2は複数の
ゾーン21〜28で構成される。ゾーン21はサービス
エリア2の飛び地である。また、システムBはシステム
Aに優先してモード選択される。斜線を施したゾーン2
1,22,23,24,25,26,27はシステムB
のサービスエリア端であり、この実施形態では基地局か
ら送信される報知情報あるいは通話中制御チャネルにサ
ービスエリア端であることを示す情報を付加する。また
ゾーン28はサービスエリア端を構成するゾーンではな
いため、報知情報あるいは通話中制御チャネルにサービ
スエリア端であることを示す情報を付加しない、あるい
はサービスエリア端でないことを示す情報を付加する。
【0023】また、モード切り換えのしきい値レベルp
a1,pa2,pb1,pb2はモードを切り換えて通
信を行わない移動局MSの入圏・出圏レベルとは異な
る。また、移動局MSは、受信した信号に基づいて、し
きい値レベルを変更できるように構成されている。ゾー
ン28内の位置31に在る移動局MSの受信電界強度
は、 PA>pa1 PB>pb1 である。このため、移動局MSは、システムA,Bの両
方のモードを選択することが可能だが、システムBを優
先するため、Bモードを選択する。このときゾーン28
内の位置31で移動局MSが一時的なシャドウイング等
を受けて、 PA>pa1 PB<pb2 になった場合、ゾーン28はサービスエリア端でないこ
とが報知情報により通知されているため、移動局MS
は、システムAへのモード切り換えを行わない。
【0024】次に移動局MSが、位置31からサービス
エリア端のゾーン26内の位置32に移動した場合、位
置32の移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB>pb1 となる。移動局MSは、システムBを優先するため、B
モードのままである。このときゾーン26内の位置32
で移動局MSがシャドウイング等を受けて PA>pa1 PB<pb2 になった場合、ゾーン26はサービスエリア端であるこ
とが報知情報により通知されているためBモード圏外に
移動した可能性がある。しかし、実際にシステムAにモ
ードを切り換える処理ではタイマを用いて切り換えにヒ
ステリシスを持たせている。すなわち、移動局MSはモ
ード切り換えの条件が満たされた時から所定時間経過す
るまでの間、そのモード切り換えの条件が維持された場
合に、モード切り換えを実行する。これにより、一時的
なシャドウイングによるレベル変動あっても、不必要な
モード切り換えが行われない。
【0025】さらに、移動局MSが、位置32からエリ
ア1内であってエリア2外の位置33に移動した場合、
位置33の移動局MSの受信電界強度は、 PA>pa1 PB<pb2 となり、移動局MSは、システムAにモードを切り換え
る。この場合、タイマを用いてモード切り換えを遅ら
せ、ヒステリシスを持たせる。これにより、システムB
のサービスエリア端でモードのばたつきを減少させるこ
とができる。また、ばたつきを起こしている移動局MS
の在圏するゾーンに対して、切り換えしきい値レベルp
a1,pa2,pb1,pb2を変更し、基地局側から
移動局MSに対し強制的にモード切り換えを起こさせ
る。つまり、基地局から制御チャネルを用いてpb2を
低く設定し、同じ端のゾーン26の位置32にいる移動
局MSでも、 PA>pa1 PB>pb2 となり、システムBのモードのままであることが可能と
なる。
【0026】モード切り換えのばたつきを判定する方法
には、例えば、以下の2つの方法がある。まず、第1の
方法は、共通制御チャネルのトラヒック量を検出し、そ
の値が予め定められた所定値を上回れば、ばたつきが発
生していると判定し、一方、検出されたトラヒック量の
値が所定値を下回れば、ばたつきが発生していないと判
定する。
【0027】また、第2の方法は、地上系通信システム
において、基地局側で移動局MSから送信される信号が
基準信号からずれている時間を計測し、この時間ずれに
基づいて移動局MSの位置を推定し、これによりばたつ
きを判定する。この場合、システムBの基地局では、移
動局MSから送信された位置登録のための信号S1が、
どれだけ基準信号(ずれがない場合の移動局MSからの
上りチャネルの受信タイミング)からずれているかを計
測する。ここで移動局MSが送信する信号S1が基地局
で受信される場合の基準信号からのずれ時間Taは、以
下の式で表される。 Ta=2・b/C (b:移動局と基地局との距離、
C:光速) Taがパラメータとして決められた値より大きい場合
は、移動局MSが基地局から遠い場所にいてサービスエ
リアの境界付近にいるので、ばたつきを起こす可能性が
あると判定される。一方、Taがパラメータとして決め
られた値より小さい場合には、移動局MSが基地局から
近い場所にいてサービスエリア内に充分入り込んでいる
ので、ばたつきを起こす可能性が少ないと判定される。
【0028】次に、移動局MSが、位置33からサービ
スエリア2の端のゾーン21,26内の位置34,32
に移動した場合、そこでの移動局MSの受信電界強度
は、 PA>pa1 PB>pb1 となる。この場合、移動局MSは、システムA,Bとも
にモード選択可能になるが、飛び地によるモード切り換
えを避けるため、タイマを用いて実際に切り換えるまで
にヒステリシスを持たせる。あるいは、システムとして
ゾーン21が飛び地として認識されていれば,ゾーン2
1の入圏しきい値pb1を、正常に受信されるシステム
Bの基地局からの電波レベルより大きい値として報知す
れば、位置34の移動局MSはシステムBにモード選択
することはできない。例えば、基地局からの送信レベル
が10dBである場合に、これを越える値(例えば、1
5dB)を、報知すればよい。また、制御チャネルのト
ラヒックに応じて入圏しきい値pb1を制御すれば、輻
輳を生じることなくある確率でモード切り換えを許容で
きる。
【0029】上述の受信電界強度と同時に受信回線品質
が劣化した場合にモードを切り換えれば正確にモード選
択を判定できる。あるいは、受信電界強度の代わりに受
信回線品質を用いることもできる。また、タイマ値を報
知情報によって報知すれば、ヒステリシスの値を変更す
ることができる。
【0030】B:第2実施形態 1.第2実施形態の構成 以下、図面を参照しつつ第2実施形態の構成を説明す
る。図5にこの発明の第2実施形態のシステム構成を示
す。この例は、衛星通信のサービスエリア1内に地上系
セルラ電話のサービスエリア2が包含されている場合で
ある。これらサービスエリア1,2を、衛星通信システ
ムと地上系セルラ電話システムとの何れとも切り換えて
通信することができる移動局30が移動して、両システ
ムの何れかのサービスを受けるものとする。
【0031】衛星通信用無線基地局40は、衛星通信用
回線制御局42を介して交換局44に接続され、地上系
セルラ電話基地局41は地上系セルラ電話回線制御局4
3を通じて交換局44に接続される。両制御局42,4
3は位置登録メモリ45にアクセスできるようになって
いる。交換局44は一般電話網46と接続されている。
70は衛星通信用無線基地局アンテナ、71は地上系セ
ルラ電話の無線基地局アンテナ、120は通信衛星を表
す。
【0032】移動局30は、衛星通信用無線基地局40
から通信衛星120を介して送信される報知情報および
地上系セルラ電話基地局41から送信される報知情報を
受信して、衛星モードまたは地上モードの何れかを選択
する。衛星モードを選択する場合は、通信衛星120を
介して位置登録情報を送信する。衛星通信用無線基地局
40では移動局30から送信された位置登録を衛星通信
用回線制御局42に送り、衛星通信用回線制御局42
は、位置記録メモリ45に移動局30が衛星モードで運
用していることを登録する。同様に、移動局30が地上
モードを選択した場合は、移動局30は地上系セルラ電
話基地局41に位置登録情報を送信する。地上系セルラ
電話基地局41は、移動局30から送信された位置登録
を、地上系セルラ電話回線制御局43に送り、地上系セ
ルラ電話回線制御局43は位置登録メモリ45に移動局
30が地上モードで運用していることを登録する。
【0033】移動局30に着信する場合、交換局44は
衛星通信用回線制御局42または地上系セルラ電話回線
制御局43を通して移動局30の位置登録メモリ45に
アクセスし、移動局30が衛星モードか地上モードのど
ちらに登録しているかを読み出す。衛星モードに登録し
ている場合は、衛星通信用無線基地局40を通じて移動
局30に着信をかけ、地上モードに登録している場合
は、地上系セルラ電話基地局41を通して移動局30に
着信をかける。つまり、発信者は移動局30がどのモー
ドで運用しているか意識することなく、移動局30に着
信をかけることができる。
【0034】図6に移動局30の構成例を示す。移動局
30は衛星通信用移動機34および地上系セルラ電話用
移動機35からなる。衛星通信用移動機34において
は、衛星通信用アンテナ72に送受共用器80を通じて
送信機55,受信機56が接続され、送信機55の入力
側に音声符号化回路91,制御信号生成回路92が接続
され、受信機56の出力側に制御信号解読回路93,音
声復号化回路94が接続される。そして、衛星移動機制
御回路101により、送信機55,受信機56,音声符
号化回路91,制御信号生成回路92,制御信号解読回
路93および音声復号化回路94が制御される。
【0035】地上系セルラ電話用移動機35では、アン
テナ73に送受共用器81を介して送信機57,受信機
58が接続され、送信機57の入力側に音声符号化回路
95,制御信号生成回路92が接続され、受信機58の
出力側に制御信号解読回路96,音声復号化回路97,
受信レベル検出回路99が接続される。そして、セルラ
移動機制御回路102によって、送信機57,受信機5
8,音声符号化回路95,制御信号生成回路92,制御
信号解読回路96および音声復号化回路97が制御され
る。
【0036】この例では衛星通信用移動機34内にデュ
アルモード制御回路100が設けられ、またこれにデュ
アルタイマ98が接続される。音声符号化回路91,9
5の入力側、音声復号化回路94,97の出力側、衛星
移動機制御回路101、セルラ移動機制御回路102、
デュアルモード制御回路100、およびハンドセット1
10は、バス66を介して相互に接続される。
【0037】図7に基地局40,41の構成例を示す。
衛星通信用無線基地局40では、送信機51,受信機5
2が送受共用器82を介してアンテナ70と接続され、
送信機51の入力側には、フレーム構成回路60が接続
される。このフレーム構成回路60には報知情報、呼処
理信号、モード切り換え情報、エッジ情報が入力され
る。ここで、エッジ情報は、移動局がサービスエリア端
にあることを示す情報である。地上系セルラ電話基地局
41では送信機53,受信機54が送受共用器83を介
してアンテナ71に接続され、送信機53の入力側にフ
レーム構成回路60と同様のフレーム構成回路61が接
続される。移動局30は衛星通信用移動機34を切り離
し、地上系セルラ電話移動機35を地上系セルラ電話単
独モードで動作させると、地上系セルラ電話移動局とな
る。衛星通信用無線基地局40と地上系セルラ電話基地
局41では、フレーム構成回路60,61でそれぞれ報
知情報に加えてモード切り換え情報とエッジ情報を無線
フレームに構成し、共通制御チャネルで送信する。図8
に無線フレームの構成の例を示す。図8ではエッジ情報
と、モード切り換え情報としてデュアル入圏レベル、デ
ユアル出圏レベル、タイマ値を送信する例を示す。ただ
し、モード切り換え情報、エッジ情報は報知する必要が
あるときのみ送信され、送信しない場合はアイドルとす
る。なお、モード切り換え情報を送出する順番を変更し
てもよい。
【0038】また、図9に示すように、デュアルモード
制御にかかわる回路、つまりデュアルモード制御回路1
00,デュアルタイマ98を地上系セルラ電話用移動機
35に備えてもよい。また、図10に示すように受信機
58に、回線品質検出回路111を接続して回線品質
(受信位置)をモード切り換えの条件として用いてもよ
い。また、上記移動局30で回路構成とした部分は、ソ
フトウエアで実現することもできる。
【0039】2.第2実施形態の動作 次に、図面を参照しつつ、第2実施形態の動作を説明す
る。第2実施形態において、衛星モードから地上モード
に切り換える場合の動作を図11に示す。移動局30は
衛星モードを選択しており(S1)、この状態で地上系
セルラ電話移動機35が地上系セルラ電話基地局41か
ら送信される報知情報の受信を待つ(S2)。移動局3
0が報知情報を受信すると、報知情報に含まれるモード
切り換え情報が移動局30のデュアルモード制御回路1
01内に記憶されているモード切り換え情報と異なるか
を調べ(S3)、異なる場合には、モード切り換え情報
を変更する(S4)。これにより、基地局側からデュア
ル入圏レベル、デユアル出圏レベルまたはタイマ値等を
制御することができる。
【0040】次にデュアルモード入圏レベルより、地上
系セルラ電話用移動機35で受信するレベルが高いかを
調べ(S5)、高い場合はエッジ情報を確認する
(S6)。そのエッジ情報によって、地上系セルラ電話
のサービスエリア端でないことが確認されると、デュア
ルモード切り換えのタイマ98をスタートする
(S7)。この場合のタイマ値は例えば1分程度とされ
る。この後、再び地上系セルラ電話基地局41から送信
される報知情報の受信を待ち(S8)、受信された報知
情報のモード切り換え情報がデュアルモード制御回路1
00に記憶されているものと異なるかを調べる
(S9)。異なっていればデュアルモード制御回路10
0に記憶されているモード切り換え情報を更新する(S
10)。
【0041】次にその地上系セルラ電話基地局41から
の受信信号レベルがデュアル地上系入圏レベル以上であ
るかを調べる(S11)。入圏レベル以上であれば、地上
系セルラ電話のサービスエリア端であるかをエッジ情報
を参照することによって調べる(S12)。サービスエリ
ア端でなければ、タイマ98のタイマ値が報知情報のタ
イマ値より大きくなったかを調べる(S13)。大きくな
ければステップS8に戻り、ステップS8からステップS
13までの処理を繰り返す。そして、タイマ98のタイマ
値が報知情報のタイマ値より大きくなった場合には、地
上系セルラモードにモードを切り換えて地上系セルラ電
話に位置登録を行う(S14)。
【0042】次に図12を参照して地上系セルラモード
を選択している移動局30が衛星モードを選択する場合
を説明する。移動局30は地上系セルラ電話移動機35
より地上モードで受信し(S1)、その受信レベルがデ
ュアル出圏レベル以下になったかを監視する(S2)。
デュアル出圏レベル以下になると、送信地上基地局のそ
の報知情報中のエッジ情報を確認する(S3)。エッジ
情報によって現在の在圏ゾーンが地上系セルラ電話のサ
ービスエリア端であると確認された場合には、衛星通信
用移動機34で衛星通信用無線基地局40から通信衛星
を介して送信される報知情報を受信する(S4)。ここ
で衛星通信用無線基地局40から送信される報知情報を
受信できなかった場合は、衛星通信、地上系セルラの各
サービスエリアの圏外となる(S5)。
【0043】一方、衛星通信用無線基地局40から送信
される報知情報が移動局で受信されると、報知されたモ
ード切り換え情報が、デュアルモード制御回路101に
記憶されているモード切り換え情報と異なるかを調べる
(S6)。異なる場合はデュアルモード制御回路101
内のモード切り換え情報を変更する(S7)。報知され
たモード切り換え情報が記憶されているモード切り換え
情報と一致する場合には、地上系の回線品質が劣化した
かを調べ(S10)、劣化した場合はデュアルモードタイ
マ98をスタートさせる(S11)。このタイマ値は例え
ば1分程度とされる。
【0044】次に受信レベルがデュアル地上系出圏レベ
ル以下になったかが監視される(S12)。受信レベルが
出圏レベル以下になると、報知情報中のエッジ情報が地
上系セルラのサービスエリア端であることを指示するか
を調べる(S13)。サービスエリア端であれば衛星通信
からの報知情報を受信できるかを調べる(S14)。受信
できた場合は、その報知情報中のモード切り換え情報が
デュアルモード制御回路100内に記憶してあるものと
異なるかを調べ(S15)、異なっていればその受信した
モード切り換え情報に更新する(S16)。ここで、衛星
通信からの報知情報が受信できない場合には、移動局3
0は、衛星通信システムおよび地上系セルラシステムの
各サービスエリアの圏外と判断される(S20)。報知さ
れたモード切り換え情報が記憶されているモード切り換
え情報と一致する場合には、地上系セルラ基地局からの
信号の回線品質が所定値より劣化していないかを調べる
(S17)。回線品質が劣化していればデュアルタイマ9
8のタイマ値が報知情報中のタイマ値より大となったか
を調べ(S18)、大になっていなければステップS12
戻り、デュアルタイマ98のタイマ値が報知情報中のタ
イマ値より大となるまで、ステップS12からステップS
18までの処理を繰り返す。この後、衛星通信用移動機3
4による通信に移行し、地上モードから衛星モードに切
り換える(S19)。つまり、以上のモード切り換えの条
件を満たし続け、かつ、タイマ値がデュアルモード切り
換え情報のタイマ値よりも大きくなった場合には衛星モ
ードにモードを切り換えて衛星通信による位置登録を行
う。
【0045】以上図11,図12の説明では、モード切
り換え条件として、受信レベル、回線品質、エッジ情
報、タイマ値を用いる例を示したが、これらのモード切
り換え条件をすべて用いる必要がない場合は、受信レベ
ル、回線品質、エッジ情報、タイマ値の内1つ以上の任
意のモード切り換え情報をモード切り換えの条件として
用いることもできる。その場合は図11,図12で記載
された条件を除外すればよい。また、図11,図12の
説明で、地上系セルラ電話モードと衛星モードをそれぞ
れ入れ換えて実施することもできる。さらに衛星通信を
地上系セルラ電話と異なる他の地上系セルラ電話として
読替え、二つの地上系セルラ電話同士でのモード切り換
え判定方法として用いることもできる。
【0046】次に、図13,図14は基地局側でデュア
ルモード制御をゾーン単位に制御する例を示したもので
ある図において、縦軸は移動局30の受信レベル、横軸
との交点はシングルモード時の入力圏および出力圏レベ
ル、横軸は移動局30の位置を示す。また、地上系セル
ラ電話のサービスエリア端を構成するゾーン21から
は、地上系セルラ電話のサービスエリア端ではないゾー
ン26へ移動する場合の受信レベルの変化の様子を示
す。
【0047】図13は従来の場合であり、デュアルモー
ド入圏レベルは、デュアルモード出圏レベルより高く設
定されているが、これらは比較的接近している。このた
め、ゾーン21では移動局30は衛星系と地上系セルラ
電話との間で何回もモード切り換えが行われている。こ
のような動作を行う移動局30が多数存在すると、制御
チャネルのトラヒックが増大し、制御チャネルが輻輳を
起こすことがある。そこで、本実施形態にあっては、こ
のような場合に、ゾーン21,26の基地局41から送
信されるモード切り換え情報(図8参照)を変更する。
具体的には、図14に示すようにデュアルモード入圏レ
ベルを大とし、デュアルモード出圏レベルを小とする。
これにより、ゾーン21内で地上系セルラ電話にモード
選択している移動局は衛星モードにモード切り換えを行
うことはできず、また、衛星モードに選択している移動
局は地上系セルラ電話にモード切り換えを行うことはで
きない。
【0048】デュアルモード入圏レベルとデュアルモー
ド出圏レベルは、以下の手順で変更される。まず、地上
系セルラ電話回線制御局43は、制御チャネルのトラヒ
ックを監視しこれが所定値を上回ると、デュアルモード
入圏レベルおよびデュアルモード入圏レベルを新たに設
定し、これらをゾーン21,ゾーン26の地上系セルラ
電話基地局41に通知する。この後、地上系セルラ電話
基地局41から新たに設定されたデュアルモード入圏レ
ベルおよびデュアルモード入圏レベルがモード切り換え
情報としてゾーン21とゾーン26の移動局30に報知
される。なお、モード切り換えパラメータの報知はエッ
ジ情報については地上系セルラ通信の基地局から行う
が、その他の情報は地上系セルラ通信、衛星通信の何れ
の基地局から送信してもよい。
【0049】またエッジ情報と利用モードとに応じて、
モード切り換えのヒステリシス(遅れ)をもたせるため
のタイマ値を変更することもできる。すなわち、移動局
30が地上系セルラモードでかつエッジ情報を検出して
いる場合には、そのタイマ値は、例えば1分間程度とさ
れるが、移動局30が衛星モードでエッジ情報を検出し
ている場合のタイマ値は、例えば8秒程度とする。これ
により、なるべく地上系セルラモードであるようにされ
る。また地上系セルラモードにあり、かつエッジ情報が
検出されない場合のタイマ値は、例えば3分間程度とさ
れ、エッジ情報が検出される場合のタイマ値は1分程度
より長くされ、この点からも衛星通信よりもなるべく地
上系セルラ通信が利用されるようにされる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
通信のモードを選択する場合に、ばたつきを押さえ、位
置登録による制御チャネルトラヒックの増加を押さえる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の技術を説明するための二つの移動通信
系のサービスエリアが一部重なっている状態を示す図で
ある。
【図2】 従来の技術を説明するための一つの移動通信
系のサービスエリア内に他の移動通信系サービスエリア
が包含されている状態を示す図である。
【図3】 図2の包含されたサービスエリアに飛び地が
ある状態を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施形態における移動通信系の
サービスエリアの例を示す図である。
【図5】 本発明の第2実施形態におけるシステムの構
成例を示すブロック図である。
【図6】 同実施形態に係わる移動局の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】 同実施形態に係わる基地局の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】 同実施形態に係わる無線フレーム構成例を示
す図である。
【図9】 同実施形態に用いられる移動局の他の構成例
を示すブロック図である。
【図10】 同実施形態に用いられる移動局のさらに他
の例を示すブロック図である。
【図11】 同実施形態における衛星モードから地上モ
ードへの切り換え時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】 同実施形態における地上モードから衛星モ
ードへの切り換え時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】 従来法における受信レベルの変化とモード
切り換え状態の例を示す図である。
【図14】 第2実施形態が適用された場合の受信レベ
ルの変化とモード切り換え状態の例を示す図である。
【符号の説明】
1 衛星通信系(第2移動通信系) 2 地上セルラ通信系(第1移動通信系) 30 移動局 40 衛星通信用無線基地局(基地局) 41 地上系セルラ電話基地局(基地局)
フロントページの続き (72)発明者 木道 俊一 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1移動通信系のサービスエリアと第2
    移動通信系のサービスエリアとが一部重なっており、前
    記第1移動通信系に接続する第1モードと前記第2移動
    通信系に接続する第2モードとを切り換えて通信する移
    動局のモード切り換え方法において、 前記第1,第2移動通信系のうち少なくとも一方の基地
    局からモード切り換えのためのパラメータを有する情報
    を前記移動局に送信し、 前記移動局は、受信した前記情報のパラメータに基づい
    て、前記第1,第2モードを切り換えることを特徴とす
    る移動局のモード切り換え方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した移動局のモード切り
    換え方法であって、 前記パラメータは、少なくとも電界強度しきい値を含
    み、 前記移動局は受信電界強度を検出し、検出された受信電
    界強度と前記電界強度しきい値とを比較し、その比較結
    果に基づいて、前記第1,第2モードの切り換えを行う
    ことを特徴とする移動局のモード切り換え方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した移動局のモード切り
    換え方法であって、 前記パラメータには受信信号の品質が含まれ、 前記移動局は受信信号の品質を検出し、検出された品質
    と前記パラメータとを比較し、その比較結果に基づい
    て、前記第1,第2モードの切り換えを行うことを特徴
    とする移動局のモード切り換え方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載した移動局のモ
    ード切り換え方法であって、 前記情報には、前記移動局がサービスエリアの境界領域
    にあることを示すエッジ情報が含まれており、 前記移動局は、前記エッジ情報の有無と受信した前記情
    報のパラメータとに基づいて、前記第1,第2モードを
    切り換えることを特徴とする移動局のモード切り換え方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1項に記載し
    た移動局のモード切り換え方法であって、 前記移動局は、モード切り換えの条件が満たされた時か
    ら所定時間経過するまでの間、そのモード切り換えの条
    件が維持された場合に、モード切り換えを実行すること
    を特徴とする移動局のモード切り換え方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した移動局のモード切り
    換え方法であって、 前記情報には時間を指示する時間情報が含まれており、
    前記移動局は、前記時間情報に基づいて前記所定時間を
    設定することを特徴とする移動局のモード切り換え方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項2または3に記載した移動局のモ
    ード切り換え方法であって、 前記第1移動通信系は地上セルラ通信系であり、 前記第2移動通信系は衛星通信系であり、 前記地上セルラ通信系から前記衛星通信系へモードを切
    り換える場合の前記パラメータおよび前記衛星通信系か
    ら前記地上セルラ通信系へモードを切り換える場合の前
    記パラメータが、前記地上セルラ通信系が優先されるよ
    うに、各々選定されることを特徴とする移動局のモード
    切り換え方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載した移動局のモード切り
    換え方法であって、 前記第1移動通信系は地上セルラ通信系であり、 前記第2移動通信系は衛星通信系であり、 前記電界強度しきい値は、前記移動局が入圏する際に参
    照する入圏しきい値と、移動局が出圏する際に参照する
    出圏しきい値とからなり、 前記移動局がサービスエリアの境界領域にある場合に
    は、前記移動局がサービスエリアの境界領域にない場合
    と比較して、前記入圏しきい値を大としまたは出圏しき
    い値を小とすることを特徴とする移動局のモード切り換
    え方法。
  9. 【請求項9】 請求項5または6に記載した移動局のモ
    ード切り換え方法であって、 前記第1移動通信系は地上セルラ通信系であり、 前記第2移動通信系は衛星通信系であり、 前記地上セルラ通信系から前記衛星通信系へモードを切
    り換える場合の前記所定時間は、前記衛星通信系から前
    記地上セルラ通信系へモードを切り換える場合の前記所
    定時間よりも長くされていることを特徴とする移動局の
    モード切り換え方法。
  10. 【請求項10】 請求項5または6に記載した移動局の
    モード切り換え方法であって、 前記第1移動通信系は地上セルラ通信系であり、 前記第2移動通信系は衛星通信系であり、 前記エッジ情報が検出される場合の前記所定時間は、前
    記エッジ情報が検出されない場合の前記所定時間と比較
    して短くされていることを特徴とする移動局のモード切
    り換え方法。
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