JPH0912045A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

合成樹脂製キャップ

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JPH0912045A
JPH0912045A JP7164211A JP16421195A JPH0912045A JP H0912045 A JPH0912045 A JP H0912045A JP 7164211 A JP7164211 A JP 7164211A JP 16421195 A JP16421195 A JP 16421195A JP H0912045 A JPH0912045 A JP H0912045A
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JP
Japan
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cap
synthetic resin
container
container mouth
resin cap
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Application number
JP7164211A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tsutsumi
博明 堤
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SHIBASAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHIBASAKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Publication of JPH0912045A publication Critical patent/JPH0912045A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3423Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
    • B65D41/3428Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な密封性を有するとともに、タンパーエ
ビデンス性の良好な合成樹脂製のライナーレスキャップ
の提供を目的としている。 【構成】 キャップ本体24からなる合成樹脂製キャップ
21であり、天板部22内面に、このキャップを容器口部に
装着した際に、該容器口部内に嵌入される環状の内側シ
ール部35を下方に向けて突出形成し、かつ該内側シール
部の突端部36を径方向外方に向けて拡径し、該突端部が
該容器口部内に嵌入される際に容器口部内壁に当接して
上向きに変形可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口部外周に雄ネジが形
成された容器に螺子嵌合して該容器口部を閉止する合成
樹脂製キャップであり、詳しくは、ライナーを省いたラ
イナーレスキャップにおいて良好なタンパーエビデンス
性が得られる合成樹脂製キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製キャップとして、例え
ば図4に示すような構造のものが知られていた。ここに
例示される従来の合成樹脂製キャップ1は、円形の天板
部2とその周縁から垂下した筒部3とからなるキャップ
本体4と、キャップ本体4内に設けられたライナー5と
からなっている。筒部3は水平スコア6によって水平ス
コア6より上部の主部8と多数の細いブリッジ7によっ
て該主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリン
グ部9(以下、TEリング部という)とに区画されてい
る。主部8の内周壁面には容器の雄ネジに螺合するネジ
部10が設けられている。また、TEリング部9の内面
側には、複数の薄板状のウイング11と、これらのウイ
ング11に隣接して設けられたビード12とが設けられ
ている。この従来のキャップ1にあっては、ライナー5
はキャップ本体4の天板部2内面側(裏面側)に固着さ
れた薄肉状に形成されている。
【0003】このキャップ1は、容器の口部に被せて閉
栓方向に回し、ネジ部10を容器口部の雄ネジに螺着す
ることによって装着される。キャップ1を容器口部に装
着した状態において、TEリング部9の内面に設けられ
たウイング11は、容器の雄ネジの直下に設けられた環
状の膨出段部の下部に接触した状態となる。そして、容
器口部に装着されたキャップ1を開栓方向に回すと、T
Eリング部9の内面に設けられた多数のウイング11が
容器口部の膨出段部下端に係止して、さらにこれらウイ
ング11の倒れがビード12で抑制させることから、キ
ャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、T
Eリング部9は上方への移動が阻止され、その結果キャ
ップ1の主部8とTEリング部9とを連結している多数
の細いブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7
が破断され、TEリング部9が主部8から切り離され
る。このTEリング部9の切り離しによって、キャップ
1が開栓されたことを明示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のタンパーエビ
デンス性を有するキャップにあっては、容器口部に装着
されたキャップを最初の位置から開栓方向に回す時、容
器口部の上端がキャップ内面或いはライナー等から離れ
て容器の密封性が解除された時点の回転角度(シールリ
リースアングル;以下S.R.Aという)と、容器口部に
装着されたキャップを最初の位置から開栓方向に回す
時、ブリッジが切断される位置までの回転角度(ブリッ
ジブレークアングル;以下B.B.Aという)との関係
が、S.R.A−B.B.A=0度以上、好ましくは30度
以上あることが望ましいとされる。即ち、キャップ開栓
時に、容器口部上端がライナー等から離れて密封シール
が解除される以前にブリッジが切断されることが望まし
いとされている。しかしながら、キャップを合成樹脂で
形成した場合には、ブリッジに引張力が作用するとブリ
ッジが簡単に引き延され、これを破断させるにはキャッ
プ本体を開栓方向にかなりの角度回転させなければなら
ならず、ブリッジの延びによってB.B.Aが大きくな
り、S.R.A−B.B.A=0度以下になる場合があり、
タンパーエビデンス性の向上の観点から改善すべき点が
あった。
【0005】また、この種の合成樹脂製キャップは、合
成樹脂製のキャップ本体内に、別種の軟質の合成樹脂か
らなるライナーを成形加工しているために、製造工程が
複雑となり、製造コストが高くなる欠点があった。この
欠点を解消するために、キャップ本体自体に容器口部を
密封する機能を持たせてライナーを省いた、いわゆるラ
イナーレスキャップについても種々検討がなされてきて
いるが、容器口部の密封性が良好で、しかもタンパーエ
ビデンス性の良好なキャップは未だ提供されていないの
が現状である。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、キャップ本体自体に容器口部を密封する機能を持た
せた合成樹脂製のライナーレスキャップにおいて、良好
な密封性を有するとともに、キャップ開栓時に容器口部
に対する密封シールが解除される以前にブリッジが切断
されるタンパーエビデンス性の良好な合成樹脂製キャッ
プを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製キャ
ップは、合成樹脂製キャップにおいて、天板部内面に、
該キャップを容器口部に装着した際に、該容器口部内に
嵌入される環状の内側シール部が下方に向けて突出形成
され、かつ該内側シール部の突端部は径方向外方に向け
て拡径され、該突端部が該容器口部内に嵌入される際に
容器口部内壁に当接して上向きに変形可能とされたこと
を特徴としている。
【0008】本発明の合成樹脂製キャップにおいて、上
記内側シール部の、天板部内面から突端部基端までの長
さを2.0〜6.0mmとして良い。本発明の合成樹脂
製キャップにおいて、上記内側シール部の厚みを1.0
〜2.0mmとして良い。本発明の合成樹脂製キャップ
において、上記内側シール部の突端部の長さを1.4〜
2.2mmとして良い。本発明の合成樹脂製キャップに
おいて、上記内側シール部の突端部の厚みを0.3〜
1.0mmとして良い。本発明の合成樹脂製キャップに
おいて、上記内側シール部の延長線と突端部とがなす角
度を45〜90度として良い。本発明の合成樹脂製キャ
ップにおいて、上記筒部の上部内壁面に、該キャップを
容器口部に装着した際に、該容器口部の外周面に当接す
るように径方向内方に向けて突出する凸部が環状に形成
された構成として良い。上記凸部の突出長さは0.5〜
1.7mmとして良い。上記凸部の厚みは0.3〜1.
0mmとして良い。
【0009】
【作用】本発明の合成樹脂製キャップは、容器口部に装
着すると、該容器口部内に内側シール部が嵌着され、そ
の突端部が容器口部内壁に当接して上向きに変形して容
器口部の内壁に圧接されるとともに、容器口部の上端が
キャップ本体の天板部内面側に当接し、容器口部が密封
される。容器口部に装着されたキャップを開栓方向に回
すと、キャップ本体の主部は上昇する一方、TEリング
部が容器口部に係合して移動を阻止されることから、主
部とTEリング部を連結する複数のブリッジが切断され
てTEリング部が主部から切り離される。TEリング部
が切り離される時点では、内側シール部の突端部による
容器口部の内壁への圧接が継続しており、容器口部の密
封状態が維持されている。キャップ本体をさらに開栓方
向に回すと、容器口部内から内側シール部が抜出する。
また、筒部の上部内壁面に、該キャップを容器口部に装
着した際に、該容器口部の外周面に当接するように径方
向内方に向けて突出する凸部を形成したことによって、
容器口部が外側から密封されるとともに、容器口部上端
とキャップとの相対位置が安定する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の合成樹脂製キャップ(以下、
キャップという)の一実施例を示すものであり、このキ
ャップ21は、円形の天板部22とその周縁から垂下し
た筒部23とを備えたキャップ本体24からなってい
る。キャップ本体24の筒部23は、水平スコア26に
よって上部の主部28と、多数の細いブリッジ27によ
って主部28の下端に連結されたTEリング部29とに
区画されている。主部28の内周壁面には、容器41の
雄ネジ42に螺合するネジ部30が設けられている。ま
た、TEリング部29の内面側には、複数の薄板状のウ
イング31と、これらのウイング31に隣接配置された
ビード32が設けられている。キャップ本体24は、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂によ
って形成されている。
【0011】キャップ本体24の天板部22の内面側に
は、このキャップ21を容器口部41aに装着した際
に、容器口部41a内に嵌入される環状の内側シール部
35が下方に向けて突出形成されている。この内側シー
ル部35の突端部36は、径方向外方に向けて屈曲さ
れ、該突端部が該容器口部内に嵌入される際に容器口部
内壁に当接して上向きに変形可能な厚さの膜状または板
状とされ、図1に示す未装着状態では、内側シール部3
5からスカート状に拡径した状態になっている。
【0012】この内側シール部35の基部から突端部3
6までの間の長さ、即ち図2に示す長さaは2.0〜
6.0mm程度とされる。この長さaが2.0mmより
小さいと、容器口部41aに挿入される内側シール部3
5の長さが短くなり、内側シールが弱くなる。また、こ
の長さaが6.0mmより大きいと、内側シール部35
先端が容器口部41aに入りすぎ、内容液に接する可能
性があるために好ましくない。内側シール部35の厚み
bは1.0〜2.0mm程度とされる。この厚みbが
1.0mmより小さいと、内側シール部35全体の強度
が弱まって、突端部36の反発力による容器口部41a
の密封力が弱まってしまう。また、この厚みbが2.0
mmより大きいと、キャップの樹脂必要量が多くなり、
コスト上昇を招くことになる。突端部36の長さcは
1.4〜2.2mm程度とされる。この長さcが1.4
mmより小さい場合、容器口部との密着が弱くなり、密
封性が劣る。またこの長さcが2.2mmより大きい場
合には容器口部41aに嵌入され難くなる。突端部36
の厚みdは0.3〜1.0mm程度とされる。この厚み
dが0.3mmより小さいと、突端部36の強度が小さ
くなり、突端部36の反発力による容器口部41aの密
封力が弱まってしまう。また、この厚みdが1.0mm
より大きいと、突端部36が変形し難くなり容器口部4
1aへの嵌入が困難となる。突端部36と内側シール部
35の延長線とがなす角度eは45〜90度程度とされ
る。この突端部36と内側シール部35とがなす角度e
が45度より小さいと、キャップ21を容器口部41a
に装着する際に、内側シール部35の突端部36が下向
きの状態で容器口部41a内に嵌入されてしまい、突端
部36が上向きに変形することによる容器口部41a内
部の密封が損なわれる。また、この角度eが90度より
大きいと、突端部36が容器口部41aの内部に変形さ
れた状態で嵌入された際に、その変形率が小さくなるた
めに容器口部41a内壁を押圧する力が弱まって、密封
性が十分に得られなくなる場合がある。
【0013】筒部23の上部内壁面には、このキャップ
21を容器口部41aに装着した際に、容器口部41a
の外周面に当接するように径方向内方に向けて突出する
凸部38が形成されている。この凸部38の先端部39
は、屈曲可能なように他部よりも厚みが減じられてい
る。この凸部38は、筒部23の周方向に沿って環状に
形成しても良いし、周方向に沿って間隔をあけて複数の
島状あるいはドット状に設けても良い。
【0014】この凸部38の突出長さは、凸部38の内
径寸法が容器口部41a上部の外径寸法よりもやや小さ
くし、凸部38が容器口部41aの外周面に当接する際
に、先端部39が上方に向けて屈曲されるように設定さ
れ、通常は図2に示す突出長さfが0.5〜1.7mm
程度とされる。この突出長さfが0.5mmより小さい
と、先端が容器口部41aの外周に当接しなかったり、
当接してもキャップ21と容器41との相対位置を安定
化させてキャップ21の偏りを防ぐ効果が充分でなくな
る。また、この突出長さfが1.7mmより大きいと、
キャップ装着時に凸部38が容器口部41aに押し曲げ
られると先端が天板部22内面に当接してキャップ21
の巻締めが不良となる。また、図2に示す凸部38の厚
みgは、0.3〜1.0mm程度とされる。この厚みg
が0.3mmより小さいと、凸部38の強度が弱まって
キャップ21と容器41との相対位置を安定化させてキ
ャップ21の偏りを防ぐ効果が充分でなくなる。また、
この厚みgが1.0mmより大きいと、凸部38の強度
が強すぎて変形し難くなり、キャップ21の巻締めが不
良となる。さらに好ましくは、凸部38と天板部22内
面までの長さhは0.3〜1.3mm程度とされる。先
端部39の長さiは0.3〜1.5mm程度とされる。
先端部の厚さjは0.2〜0.6mm程度とされる。
【0015】このキャップ21の閉栓と開栓動作につい
て図3を参照して説明する。図3において符号41は、
このキャップ21を装着するべき容器の一例を示してお
り、この容器41は、その口部41aの外周に雄ネジ4
2が設けられ、この雄ネジ42の直下に膨出段部43が
設けられている。なお、この容器41はポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂製容器であり、さらに容器
口部41aの下方にフランジ部44が設けられたものを
例示しているが、容器41はこれに限定されることな
く、フランジ部44がないガラス容器であっても良い。
【0016】容器41は、所望の内容液を充填した後、
図示略のキャップ装着装置に搬送され、フランジ部44
の下面を支承し、好ましくは懸吊状態で搬送しつつ、そ
の口部41aにキャップ21を螺着嵌合する。キャップ
21が容器口部41aに巻締められると、内側シール部
35の突端部36が容器口部41aに押し上げられ、突
端部36が上向きに変形された状態で内側シール部35
が容器口部41a内に嵌入される。容器口部41a内に
嵌入された突端部36は、その復元力によって容器口部
41a内壁に強く当接し、容器口部41aが密封され
る。また、筒部23上端部の凸部38は容器口部41a
の外周面に当接し、先端部39が上向き状態となって密
接している。凸部38が容器口部41aの外周面に当接
することにより、キャップ21と容器41との相対位置
が安定し、キャップ21が偏ることが無くなるので、キ
ャップ21の偏りに起因する内側シール部35の局部的
な密封不良を防ぐことができる。
【0017】図3の如く容器口部41aに装着されたキ
ャップ21を開栓方向に回すと、TEリング部29の内
面に設けられた多数のウイング31が容器41の膨出段
部43下端に係止して、さらにこれらウイング31の倒
れがビード32で抑制させることから、キャップ本体2
4の主部28は回転に従って上昇する一方、TEリング
部29は上方への移動が阻止され、その結果キャップ2
1の主部28とTEリング部29とを連結している多数
の細いブリッジ27に引張力が作用し、これらブリッジ
27が破断され、TEリング部29が主部28から切り
離される。このブリッジ切断時において、容器口部41
aの上端は天板部22内面から離れるが、容器口部41
a内には、未だに内側シール部35が嵌入され、突端部
36が容器口部41a内壁面に当接された状態であり、
容器41のシール状態が維持されている。ブリッジ27
切断の後、キャップ21の主部28を更に開栓方向に回
すと、容器口部41a内から内側シール部35が抜出さ
れ、容器41の密封が開放される。
【0018】その結果、このキャップ21では、S.R.
A−B.B.A=0度以上、好ましくは30度以上とする
ことができ、内側シール部35の突端部36による容器
41の密封が解除される前にブリッジ27が確実に切断
され、TEリング部29が主部28から切り離されて開
栓表示が確実になされることから、キャップ21のタン
パーエビデンス性を向上させることができる。
【0019】なお、上述した各実施例において、TEリ
ング部29の内面に多数のウイング31を設けたキャッ
プ21を例示したが、TEリング部29における係止手
段は上記各実施例におけるウイング31に限定されるこ
となく、例えば特開平2−296666号公報に記載さ
れているタブ手段と干渉ビードとを含むタイプの係止手
段や、本出願人が既に特許出願をしている特願平6−2
28514号、同6−246619号、同6−2754
15号、同6−307804号、同6−313837
号、同7−84315号、同7−109850号に記載
されている容器側の係止爪と、TEリング部側の係止突
起とを組み合わせた係止手段を採用しても良い。また、
上述した各実施例において、TEリング部29に、開栓
時にブリッジ27の切断と同時あるいは切断後にTEリ
ング部29をバンド状に開環させるための垂直弱化線や
垂直スコアを設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャップ
は、天板部内面に、下方に向けて延びる環状の内側シー
ル部を設け、この内側シール部の突端部を径方向外方に
向けて拡径させ、該突端部が該容器口部内に嵌入される
際に容器口部内壁に当接して上向きに変形可能な構成と
したものなので、このキャップを容器口部に装着する
と、該容器口部内に内側シール部が嵌着され、その突端
部が容器口部内壁に当接して上向きに変形して容器口部
の内壁に圧接されるとともに、容器口部の上端がキャッ
プ本体の天板部内面側に当接し、容器口部が密封され
る。従って、この発明のキャップは、ライナーレスキャ
ップとしても優れた密封性が得られ、キャップ本体のみ
から構成できるので、製造コストの安価なキャップとな
る。また、容器に装着されたキャップを開栓する際に、
主部とTEリング部を連結するブリッジが切断された時
点で、容器口部内に内側シール部が嵌入され、突端部が
容器口部内壁面に当接された状態とすることができ、そ
の結果、このキャップでは、S.R.A−B.B.A=0度
以上、好ましくは30度以上とすることができ、内側シ
ール部の突端部による容器の密封が解除される前にブリ
ッジが確実に切断され、TEリング部が主部から切り離
されて開栓表示が確実になされることから、キャップの
タンパーエビデンス性を向上させることができる。ま
た、筒部の上部内壁面に、該キャップを容器口部に装着
した際に、該容器口部の外周面に当接するように径方向
内方に向けて突出する凸部を形成したことによって、容
器口部が外側から密封されるとともに、容器口部上端と
キャップとの相対位置が安定し、キャップが偏ることが
無くなるので、キャップの偏りに起因する内側シール部
の局部的な密封不良を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の合成樹脂製キャップの一実施例
を示す正面断面図である。
【図2】図2は図1中の要部拡大図である。
【図3】図3は同じキャップを容器に装着した状態を示
す正面断面図である。
【図4】図4は従来の合成樹脂製キャップを例示する正
面断面図である。
【符号の説明】
21……キャップ、22……天板部、23……筒部、2
4……キャップ本体、25……ライナー、26……水平
スコア、27……ブリッジ、28……主部、29……T
Eリング部、30……ネジ部、31……ウイング(係止
手段)、35……内側シール部、36……突端部、38
……凸部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部とその周縁から垂下した筒部とを
    備えたキャップ本体からなり、該筒部が水平スコアによ
    って該水平スコアより上部の主部と、多数の細いブリッ
    ジによって該主部の下端に連結されたタンパーエビデン
    スリング部とに区画され、該主部の内周壁面に上記容器
    の雄ネジに螺合するネジ部が設けられ、かつ該タンパー
    エビデンスリング部に、容器口部に装着された該キャッ
    プ本体を開栓する際に容器に係止してタンパーエビデン
    スリング部の移動を阻止する係止手段が設けられた合成
    樹脂製キャップにおいて、 上記天板部内面に、該キャップを容器口部に装着した際
    に、該容器口部内に嵌入される環状の内側シール部が下
    方に向けて突出形成され、かつ該内側シール部の突端部
    は径方向外方に向けて拡径され、該突端部が該容器口部
    内に嵌入される際に容器口部内壁に当接して上向きに変
    形可能とされたことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 【請求項2】 上記内側シール部の、天板部内面から突
    端部基端までの長さが2.0〜6.0mmであることを
    特徴とする請求項1の合成樹脂製キャップ。
  3. 【請求項3】 上記内側シール部の厚みが1.0〜2.
    0mmであることを特徴とする請求項1または2の合成
    樹脂製キャップ。
  4. 【請求項4】 上記内側シール部の突端部の長さが1.
    4〜2.2mmであることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  5. 【請求項5】 上記内側シール部の突端部の厚みが0.
    3〜1.0mmであることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  6. 【請求項6】 上記内側シール部の延長線と突端部とが
    なす角度が45〜90度であることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかの合成樹脂製キャップ。
  7. 【請求項7】 上記筒部の上部内壁面に、該キャップを
    容器口部に装着した際に、該容器口部の外周面に当接す
    るように径方向内方に向けて突出する凸部が環状に形成
    されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかの合
    成樹脂製キャップ。
  8. 【請求項8】 上記凸部の突出長さが0.5〜1.7m
    mであることを特徴とする請求項7の合成樹脂製キャッ
    プ。
  9. 【請求項9】 上記凸部の厚みが0.3〜1.0mmで
    あることを特徴とする請求項8の合成樹脂製キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107472678A (zh) * 2017-09-18 2017-12-15 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 一种多口径盖子

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