JPH09119998A - フルオロアルキルスルホン酸塩を含んで成る帯電防止性x線増感スクリーン - Google Patents
フルオロアルキルスルホン酸塩を含んで成る帯電防止性x線増感スクリーンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フルオロアルキルスルホン酸塩を含んで成る
帯電防止性X線増感スクリーンの提供。 【解決手段】 支持体、その上に塗布された、バインダ
ー中に分散された蛍光燐光物質粒子を含有する蛍光層、
および該蛍光層を被覆する保護用トップコート層を含ん
で成るX線増感スクリーンであって、蛍光層およびトッ
プコート層の少なくとも1つが、フルオロアルキルスル
ホン酸塩からなる群より選ばれた少なくとも1つの塩を
含有するスクリーン。
帯電防止性X線増感スクリーンの提供。 【解決手段】 支持体、その上に塗布された、バインダ
ー中に分散された蛍光燐光物質粒子を含有する蛍光層、
および該蛍光層を被覆する保護用トップコート層を含ん
で成るX線増感スクリーンであって、蛍光層およびトッ
プコート層の少なくとも1つが、フルオロアルキルスル
ホン酸塩からなる群より選ばれた少なくとも1つの塩を
含有するスクリーン。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止特性を高
めた新規な放射線透過写真用増感スクリーン、特に高フ
ッ素化アルキルスルホン酸塩を含んで成る放射線(透過)
写真用増感スクリーンに関する。
めた新規な放射線透過写真用増感スクリーン、特に高フ
ッ素化アルキルスルホン酸塩を含んで成る放射線(透過)
写真用増感スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】患者に対するX線照射量を低減するため
に増感スクリーンを用いることが、医療用放射線の分野
では知られている。増感スクリーンは、X線を吸収し
て、ハロゲン化銀エマルション層によってより多く吸収
され得る電磁放射線を放出する。患者に対するX線照射
量を低減するもう一つの対策は、支持体の両面上に2つ
のハロゲン化銀エマルション層を被覆して、2層型放射
線写真用要素を形成することである。
に増感スクリーンを用いることが、医療用放射線の分野
では知られている。増感スクリーンは、X線を吸収し
て、ハロゲン化銀エマルション層によってより多く吸収
され得る電磁放射線を放出する。患者に対するX線照射
量を低減するもう一つの対策は、支持体の両面上に2つ
のハロゲン化銀エマルション層を被覆して、2層型放射
線写真用要素を形成することである。
【0003】すなわち、1対の表裏増感スクリーンの間
に挟んだ2層型放射線透過写真要素を含んで成る放射線
写真用アセンブリを使用することは、医療用放射線写真
技術では通常行われていることである。
に挟んだ2層型放射線透過写真要素を含んで成る放射線
写真用アセンブリを使用することは、医療用放射線写真
技術では通常行われていることである。
【0004】増感スクリーンの典型的な構造は、支持体
と、その上に被覆した燐光物質層を含んで成る。燐光物
質層は、X線で露光すると光を放射し得る蛍光物質と、
バインダーを含んで成る。さらに、蛍光層を基材に接合
するのを助けるために、蛍光層と基材の間に時々、プラ
イマー層を提供し、また基材(またはプライマー)と蛍
光層の間に時々、反射層を提供する。最後に、スクリー
ンを物理的および化学的に保護するための保護層を、通
常、蛍光層の表面上に提供する。
と、その上に被覆した燐光物質層を含んで成る。燐光物
質層は、X線で露光すると光を放射し得る蛍光物質と、
バインダーを含んで成る。さらに、蛍光層を基材に接合
するのを助けるために、蛍光層と基材の間に時々、プラ
イマー層を提供し、また基材(またはプライマー)と蛍
光層の間に時々、反射層を提供する。最後に、スクリー
ンを物理的および化学的に保護するための保護層を、通
常、蛍光層の表面上に提供する。
【0005】典型的には、ポリエチレンテレフタレート
のようなポリマー材料または紙を、増感スクリーン用支
持体として使用する。そのような支持体から得られた増
感スクリーンは、その使用中に、様々な物質の他の表面
と物理的な接触を繰り返すことにより、その表面上に容
易に帯電し得る。この帯電は、放射線画像の記録や再生
の実際の操作に悪影響を促すことがある。
のようなポリマー材料または紙を、増感スクリーン用支
持体として使用する。そのような支持体から得られた増
感スクリーンは、その使用中に、様々な物質の他の表面
と物理的な接触を繰り返すことにより、その表面上に容
易に帯電し得る。この帯電は、放射線画像の記録や再生
の実際の操作に悪影響を促すことがある。
【0006】例えば、増感スクリーンの表面が帯電する
と、それは、別のスクリーンに、または患者にX線を露
光している間にそれと結合した放射線用フィルムに接着
することがある。フィルムによって得られた画像は、パ
ネルの放電が生じると、帯電マークを受けることがあ
る。帯電マークは、増感スクリーンと接触した放射線用
フィルム上に、帯電した電気の放電が起きる領域に相当
する、オーバー露光部の形態で生じる。放射線用フィル
ムに現れる帯電マークは、帯電マークが、得られた写真
画像の分析において問題を引き起こす場合、特に、診断
のための医療用放射線写真技術において不都合である。
と、それは、別のスクリーンに、または患者にX線を露
光している間にそれと結合した放射線用フィルムに接着
することがある。フィルムによって得られた画像は、パ
ネルの放電が生じると、帯電マークを受けることがあ
る。帯電マークは、増感スクリーンと接触した放射線用
フィルム上に、帯電した電気の放電が起きる領域に相当
する、オーバー露光部の形態で生じる。放射線用フィル
ムに現れる帯電マークは、帯電マークが、得られた写真
画像の分析において問題を引き起こす場合、特に、診断
のための医療用放射線写真技術において不都合である。
【0007】多数の特許および特許公報が、この課題に
ついて発行されており、多数の解決策を提示している。
ついて発行されており、多数の解決策を提示している。
【0008】日本特許出願公開平成3年第255,40
0号には、バインダー中に分散された金属酸化物の微粒
子の保護層を含んで成る増感スクリーンが開示されてい
る。
0号には、バインダー中に分散された金属酸化物の微粒
子の保護層を含んで成る増感スクリーンが開示されてい
る。
【0009】日本特許出願公開平成3年第252,59
9号には、アセチルセルロース中に分散されたN-複素
環式化合物を含有する保護層を含んで成る増感スクリー
ンが開示されている。
9号には、アセチルセルロース中に分散されたN-複素
環式化合物を含有する保護層を含んで成る増感スクリー
ンが開示されている。
【0010】日本特許出願公開平成3年第237,39
9号には、支持体と、バインダー中に分散されたカーボ
ンブラックおよび/または金属を含有する蛍光層の間に
中間導電層を含んで成る増感スクリーンが開示されてい
る。
9号には、支持体と、バインダー中に分散されたカーボ
ンブラックおよび/または金属を含有する蛍光層の間に
中間導電層を含んで成る増感スクリーンが開示されてい
る。
【0011】欧州特許第223,062号には、金属酸
化物、カーボンブラック、もしくは導電性有機化合物を
含有する中間層または裏地層を含んで成る増感スクリー
ンが開示されている。
化物、カーボンブラック、もしくは導電性有機化合物を
含有する中間層または裏地層を含んで成る増感スクリー
ンが開示されている。
【0012】米国特許第5,151,604号には、平均
直径0.3〜3.0μmでかつ平均長3〜150μmの導
電性ZnOウィスカーを含有する蛍光層と支持体との間
に挟まれた下塗り層を含んで成る増感スクリーンが開示
されている。
直径0.3〜3.0μmでかつ平均長3〜150μmの導
電性ZnOウィスカーを含有する蛍光層と支持体との間
に挟まれた下塗り層を含んで成る増感スクリーンが開示
されている。
【0013】米国特許第4,943,727号には、N
i、Cr、Au、Sn、Al、Cu、およびZnの中か
ら選ばれた金属化合物を蒸発させることによって得られ
る金属製フィルムをその一方の表面上または両方の表面
上に有する保護層を含んで成る増感スクリーンが開示さ
れている。
i、Cr、Au、Sn、Al、Cu、およびZnの中か
ら選ばれた金属化合物を蒸発させることによって得られ
る金属製フィルムをその一方の表面上または両方の表面
上に有する保護層を含んで成る増感スクリーンが開示さ
れている。
【0014】米国特許第4,711,827号には、保護
用トップコートとしてアクリロニトリル−スチレンコポ
リマー組成物を含んで成る増感スクリーンが開示されて
いる。
用トップコートとしてアクリロニトリル−スチレンコポ
リマー組成物を含んで成る増感スクリーンが開示されて
いる。
【0015】米国特許第4,666,774号には、アル
キルホスホネート混合物、4級化脂肪イミダジン誘導
体、およびエトキシル化アミンからなる群より選ばれた
帯電防止剤を含んで成るフッ化ポリマーの保護層を有す
る増感スクリーンが開示されている。
キルホスホネート混合物、4級化脂肪イミダジン誘導
体、およびエトキシル化アミンからなる群より選ばれた
帯電防止剤を含んで成るフッ化ポリマーの保護層を有す
る増感スクリーンが開示されている。
【0016】米国特許第4,983,848号には、ナイ
ロン-6,6、ナイロン-6、非晶性ナイロン等のような
ポリアミド誘導体を含んで成るトップコート層を有する
増感スクリーンが開示されている。
ロン-6,6、ナイロン-6、非晶性ナイロン等のような
ポリアミド誘導体を含んで成るトップコート層を有する
増感スクリーンが開示されている。
【0017】米国特許第4,855,191号には、アク
リル系樹脂またはポリシロキサンのような導電性ポリマ
ーを含んで成る帯電防止層を有する増感スクリーンが開
示されている。
リル系樹脂またはポリシロキサンのような導電性ポリマ
ーを含んで成る帯電防止層を有する増感スクリーンが開
示されている。
【0018】欧州特許第377,470号には、バイン
ダー中に無機塩を分散した帯電防止性トップコート層を
含んで成る増感スクリーンが開示されている。好ましい
無機塩は、例えば、LiCl、NaCl、NaBr、N
aNO3、Na3PO4、CsI、MgBr2、BaB
r2、BaI2、AlBr3である。
ダー中に無機塩を分散した帯電防止性トップコート層を
含んで成る増感スクリーンが開示されている。好ましい
無機塩は、例えば、LiCl、NaCl、NaBr、N
aNO3、Na3PO4、CsI、MgBr2、BaB
r2、BaI2、AlBr3である。
【0019】米国特許第4,582,781号には、親水
性バインダー、オキシアルキレンモノマーを重合したポ
リマー界面活性剤、およびテトラフルオロボレート、パ
ーフルオロアルキルカルボキシレート、ヘキサフルオロ
ホスフェート、およびパーフルオロアルキルスルホネー
トからなる群より選ばれた無機塩を含んで成る、ハロゲ
ン化銀写真要素中で使用するための帯電防止組成物が開
示されている。
性バインダー、オキシアルキレンモノマーを重合したポ
リマー界面活性剤、およびテトラフルオロボレート、パ
ーフルオロアルキルカルボキシレート、ヘキサフルオロ
ホスフェート、およびパーフルオロアルキルスルホネー
トからなる群より選ばれた無機塩を含んで成る、ハロゲ
ン化銀写真要素中で使用するための帯電防止組成物が開
示されている。
【0020】米国特許第5,176,943号には、イオ
ン性パーフルオロ界面活性剤、非イオン性パーフルオロ
界面活性剤、および非フッ素化共重合性放射線硬化性プ
レポリマーを含んで成る、光学記録媒体中で使用するた
めの帯電防止組成物が開示されている。
ン性パーフルオロ界面活性剤、非イオン性パーフルオロ
界面活性剤、および非フッ素化共重合性放射線硬化性プ
レポリマーを含んで成る、光学記録媒体中で使用するた
めの帯電防止組成物が開示されている。
【0021】帯電マークに関する長年の問題を解決する
ためのこの研究にも関わらず、決定的な解決策はまだ得
られていない。
ためのこの研究にも関わらず、決定的な解決策はまだ得
られていない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、写真
用フィルム上、特に、医療用放射線写真技術において使
用しようとする写真用フィルム上の帯電マークを減少す
ることである。
用フィルム上、特に、医療用放射線写真技術において使
用しようとする写真用フィルム上の帯電マークを減少す
ることである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体、その
うえに被覆した、バインダー中に分散された蛍光燐光物
質粒子を含有する蛍光層、および前記蛍光層を被覆する
保護用トップコート層を含んで成るX線増感スクリーン
であって、蛍光層およびトップコート層の少なくとも1
つが、フルオロアルキルスルホン酸塩からなる群より選
ばれた少なくとも1種を含んで成るスクリーンを提供す
るものである。
うえに被覆した、バインダー中に分散された蛍光燐光物
質粒子を含有する蛍光層、および前記蛍光層を被覆する
保護用トップコート層を含んで成るX線増感スクリーン
であって、蛍光層およびトップコート層の少なくとも1
つが、フルオロアルキルスルホン酸塩からなる群より選
ばれた少なくとも1種を含んで成るスクリーンを提供す
るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の増感スクリーンに有用な
フルオロアルキルスルホン酸塩は、以下の式: Rf-SO3 - M+ (式中、Mは、有機または無機のカチオンであり、およ
びRfは、炭素数1〜18の高フッ素化したアルキル基
である。)で表すことができる。
フルオロアルキルスルホン酸塩は、以下の式: Rf-SO3 - M+ (式中、Mは、有機または無機のカチオンであり、およ
びRfは、炭素数1〜18の高フッ素化したアルキル基
である。)で表すことができる。
【0025】好ましくは、Mは、アルカリ金属(例え
ば、Li、K、およびNa)、アルカリ土類金属(例え
ば、Ca、Mg、およびSr)、または窒素オニウムカ
チオンである。
ば、Li、K、およびNa)、アルカリ土類金属(例え
ば、Ca、Mg、およびSr)、または窒素オニウムカ
チオンである。
【0026】上式において、高フッ素化したアルキル基
Rfは、少なくとも1個の炭素原子を含有する一価のフ
ッ素化飽和脂肪族基である。前記の基が、骨格鎖中に複
数の炭素原子を含有する場合、そのような鎖は、分枝ま
たは環状であってよいが、好ましくは直鎖である。前記
の炭素原子の骨格鎖を、ヘテロ原子または基(例えば、
二価の酸素原子、もしくは三価の窒素原子、または六価
の硫黄原子)で中断することができ、そのそれぞれは、
炭素原子またはフッ素原子にのみ結合しているが、好ま
しくはそのようなヘテロ部位が存在する場合、そのよう
な骨格鎖は、炭素原子2個毎に前記ヘテロ部位を1個以
上含有しない。場合により、炭素と結合した水素原子、
臭素原子、または塩素原子が、含まれていてよい。しか
しながら、それらを含む場合は、好ましくは、炭素原子
2個毎に1個以上含まない。したがって、非骨格の原子
価結合は、好ましくは炭素−フッ素結合であり、すなわ
ち、Rfを、好ましくはパーフルオロ化している。Rf
中の炭素原子の総数は、変えることができ、例えば、1
〜18個、特に1〜12個、最も好ましくは1〜8個で
あり得る。Rfが、環状構造であるかまたはそれを含ん
で成る場合、そのような構造は、5員環または6員環を
有し、その1個または2個が、ヘテロ原子(例えば、酸
素、窒素、および/または硫黄)であり得る。Rf基
は、エチレン系または他の炭素−炭素不飽和を含まない
基でもあり、すなわち、飽和脂肪族基、脂環式基、また
は複素環式基である。Rf基の例は、フッ素化アルキル
[例えば、CF3 -アルコキシアルキル(例えば、CF3
OCF2 -)]であり、基は、好ましくは、炭素原子と弗
素原子のみから成り、かつそのなかに1〜8個の炭素原
子を有するパーフルオロ化された直鎖脂肪族基である。
Rfは、少なくとも1個の炭素原子を含有する一価のフ
ッ素化飽和脂肪族基である。前記の基が、骨格鎖中に複
数の炭素原子を含有する場合、そのような鎖は、分枝ま
たは環状であってよいが、好ましくは直鎖である。前記
の炭素原子の骨格鎖を、ヘテロ原子または基(例えば、
二価の酸素原子、もしくは三価の窒素原子、または六価
の硫黄原子)で中断することができ、そのそれぞれは、
炭素原子またはフッ素原子にのみ結合しているが、好ま
しくはそのようなヘテロ部位が存在する場合、そのよう
な骨格鎖は、炭素原子2個毎に前記ヘテロ部位を1個以
上含有しない。場合により、炭素と結合した水素原子、
臭素原子、または塩素原子が、含まれていてよい。しか
しながら、それらを含む場合は、好ましくは、炭素原子
2個毎に1個以上含まない。したがって、非骨格の原子
価結合は、好ましくは炭素−フッ素結合であり、すなわ
ち、Rfを、好ましくはパーフルオロ化している。Rf
中の炭素原子の総数は、変えることができ、例えば、1
〜18個、特に1〜12個、最も好ましくは1〜8個で
あり得る。Rfが、環状構造であるかまたはそれを含ん
で成る場合、そのような構造は、5員環または6員環を
有し、その1個または2個が、ヘテロ原子(例えば、酸
素、窒素、および/または硫黄)であり得る。Rf基
は、エチレン系または他の炭素−炭素不飽和を含まない
基でもあり、すなわち、飽和脂肪族基、脂環式基、また
は複素環式基である。Rf基の例は、フッ素化アルキル
[例えば、CF3 -アルコキシアルキル(例えば、CF3
OCF2 -)]であり、基は、好ましくは、炭素原子と弗
素原子のみから成り、かつそのなかに1〜8個の炭素原
子を有するパーフルオロ化された直鎖脂肪族基である。
【0027】本発明の範囲によれば、化合物または化学
置換基を説明するのに「基(group)」という用語を使用
するとき、説明された化学物質は、基本となる基と、通
常の置換基を含むその基を包含する。化合物または化学
置換基を説明するのに「部位(moiety)」を使用する場
合、未置換の化学物質のみを包含するものとする。
置換基を説明するのに「基(group)」という用語を使用
するとき、説明された化学物質は、基本となる基と、通
常の置換基を含むその基を包含する。化合物または化学
置換基を説明するのに「部位(moiety)」を使用する場
合、未置換の化学物質のみを包含するものとする。
【0028】好ましい本発明の範囲によれば、前記フル
オロアルキルスルホン酸塩は、フルオロアルキルスルホ
ン酸リチウム塩である。
オロアルキルスルホン酸塩は、フルオロアルキルスルホ
ン酸リチウム塩である。
【0029】本発明のより好ましい態様によれば、本発
明の増感スクリーンに有用なフルオロアルキルスルホン
酸リチウム塩は、以下の式: Rf-SO3 - Li+ (式中、Rfは、炭素数1〜8の高フッ素化したアルキ
ル基である。)で表すことができる。
明の増感スクリーンに有用なフルオロアルキルスルホン
酸リチウム塩は、以下の式: Rf-SO3 - Li+ (式中、Rfは、炭素数1〜8の高フッ素化したアルキ
ル基である。)で表すことができる。
【0030】上記の化合物およびその合成についての説
明は、米国特許第3,476,753号、同第4,582,
781号、および同第5,176,943号に見い出さ
れ、それらはここに挿入される。フルオロアルキルスル
ホン酸塩の例を、以下に示すが、本発明は、以下の例に
限定されるものではない。
明は、米国特許第3,476,753号、同第4,582,
781号、および同第5,176,943号に見い出さ
れ、それらはここに挿入される。フルオロアルキルスル
ホン酸塩の例を、以下に示すが、本発明は、以下の例に
限定されるものではない。
【0031】
【化1】
【0032】フルオロアルキルスルホン酸塩は、被覆重
量0.01〜20g/cm2、好ましくは0.05〜10
g/cm2、特に0.1〜5g/cm2で用いられる。フ
ルオロアルキルスルホン酸塩を、蛍光層、保護用トップ
コート層、または両者に添加することができる。フルオ
ロアルキルスルホン酸塩を、蛍光層と保護用トップコー
ト層の両者に添加する場合、蛍光層とトップコート層の
中でのフルオロアルキルスルホン酸塩被覆重量の比は、
10:1〜1:10、好ましくは6:1〜1:6である
ことが好ましい。
量0.01〜20g/cm2、好ましくは0.05〜10
g/cm2、特に0.1〜5g/cm2で用いられる。フ
ルオロアルキルスルホン酸塩を、蛍光層、保護用トップ
コート層、または両者に添加することができる。フルオ
ロアルキルスルホン酸塩を、蛍光層と保護用トップコー
ト層の両者に添加する場合、蛍光層とトップコート層の
中でのフルオロアルキルスルホン酸塩被覆重量の比は、
10:1〜1:10、好ましくは6:1〜1:6である
ことが好ましい。
【0033】本発明の増感スクリーンは、バインダーと
その中に分散された少なくとも1種の燐光物質を含有す
る蛍光層を含んで成る。蛍光層は、典型的に、燐光物質
をバインダーの有機溶媒溶液中に分散して、燐光物質と
バインダーの所望の重量比を有するコーティング分散液
を調製した後、コーティング分散液を通常のコーティン
グ法によって適用して、均一な層を形成することによっ
て形成される。蛍光層が自己支持性を有しているのであ
れば、蛍光層自体が、増感スクリーンであり得るが、蛍
光層を、一般には基材上に提供して、増感スクリーンを
形成する。
その中に分散された少なくとも1種の燐光物質を含有す
る蛍光層を含んで成る。蛍光層は、典型的に、燐光物質
をバインダーの有機溶媒溶液中に分散して、燐光物質と
バインダーの所望の重量比を有するコーティング分散液
を調製した後、コーティング分散液を通常のコーティン
グ法によって適用して、均一な層を形成することによっ
て形成される。蛍光層が自己支持性を有しているのであ
れば、蛍光層自体が、増感スクリーンであり得るが、蛍
光層を、一般には基材上に提供して、増感スクリーンを
形成する。
【0034】蛍光層を物理的および化学的に保護する保
護層を、通常、蛍光層の表面上に提供する。さらに、プ
ライマー層を、時々、基材上に提供して、蛍光層と基材
との間の結合を高め、また反射層を、時々、基材(また
はプライマー)と蛍光層との間に提供する。
護層を、通常、蛍光層の表面上に提供する。さらに、プ
ライマー層を、時々、基材上に提供して、蛍光層と基材
との間の結合を高め、また反射層を、時々、基材(また
はプライマー)と蛍光層との間に提供する。
【0035】本発明の増感スクリーンに使用される燐光
物質は、電磁波スペクトルのUV(紫外線)、ブルー、
グリーン、レッド、または赤外線領域に最大放射波長を
有する。特に、燐光物質は、電磁波スペクトルのUV、
ブルーおよびグリーン領域で放射線を放出する。
物質は、電磁波スペクトルのUV(紫外線)、ブルー、
グリーン、レッド、または赤外線領域に最大放射波長を
有する。特に、燐光物質は、電磁波スペクトルのUV、
ブルーおよびグリーン領域で放射線を放出する。
【0036】グリーン放射燐光物質は、スペクトル放射
の約80%以上が480nm以上の波長を有し、かつ5
30〜570nmの波長域において放射の最大値を有す
る放射線を放出すべきである。本発明の増感スクリーン
に使用され得るグリーン放射燐光物質としては、イット
リウム、ランタン、ガドリニウム、およびルテニウムか
ら選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素の希土類活
性化希土類オキシスルフィド燐光物質、同様の希土類活
性元素の希土類活性化希土類オキシハロゲン化物燐光物
質、上記希土類活性元素のホウ酸塩を含んで成る燐光物
質、上記の希土類活性元素の燐光物質を含んで成る燐光
物質、および上記希土類活性元素のタンタル酸塩を含ん
で成る燐光物質が挙げられる。これらの希土類グリーン
放射燐光物質は、特許公報(例えば、米国特許第4,2
25,653号、同第3,418,246号、同第3,41
8,247号、同第3,725,704号、同第3,61
7,743号、同第3,974,389号、同第3,59
1,516号、同第3,607,770号、同第3,66
6,676号、同第3,795,814号、同第4,40
5,691号、同第4,311,487号、および同第4,
387,141号)に広範囲に亙って記載されている。
これらの希土類燐光物質は、高いX線吸収力、およびX
線で励起したときに光放射の高い能率を有しており、放
射線技師が、実質上より低いX線照射量基準を使用する
ことを可能にする。本発明の増感スクリーンに使用する
ための特に適する燐光物質は、以下の一般式:
の約80%以上が480nm以上の波長を有し、かつ5
30〜570nmの波長域において放射の最大値を有す
る放射線を放出すべきである。本発明の増感スクリーン
に使用され得るグリーン放射燐光物質としては、イット
リウム、ランタン、ガドリニウム、およびルテニウムか
ら選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素の希土類活
性化希土類オキシスルフィド燐光物質、同様の希土類活
性元素の希土類活性化希土類オキシハロゲン化物燐光物
質、上記希土類活性元素のホウ酸塩を含んで成る燐光物
質、上記の希土類活性元素の燐光物質を含んで成る燐光
物質、および上記希土類活性元素のタンタル酸塩を含ん
で成る燐光物質が挙げられる。これらの希土類グリーン
放射燐光物質は、特許公報(例えば、米国特許第4,2
25,653号、同第3,418,246号、同第3,41
8,247号、同第3,725,704号、同第3,61
7,743号、同第3,974,389号、同第3,59
1,516号、同第3,607,770号、同第3,66
6,676号、同第3,795,814号、同第4,40
5,691号、同第4,311,487号、および同第4,
387,141号)に広範囲に亙って記載されている。
これらの希土類燐光物質は、高いX線吸収力、およびX
線で励起したときに光放射の高い能率を有しており、放
射線技師が、実質上より低いX線照射量基準を使用する
ことを可能にする。本発明の増感スクリーンに使用する
ための特に適する燐光物質は、以下の一般式:
【0037】(Ln1-a-b,Tba,Tmb)2O2S (式中、Lnは、ランタン、ガドリニウム、およびルテ
ニウムから選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素で
あり、aおよびbは、条件:0.0005≦a≦0.09
および0≦b≦0.01をそれぞれ満たす数である。)
で表されるテルビウムまたはテルビウム−ツリウム活性
化希土類オキシスルフィド燐光物質、および以下の一般
式:
ニウムから選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素で
あり、aおよびbは、条件:0.0005≦a≦0.09
および0≦b≦0.01をそれぞれ満たす数である。)
で表されるテルビウムまたはテルビウム−ツリウム活性
化希土類オキシスルフィド燐光物質、および以下の一般
式:
【0038】(Y1-c-a-b,Lnc,Tba,Tmb)2O2S (式中、Lnは、ランタン、ガドリニウム、およびルテ
ニウムから選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素で
あり、a、bおよびcは、条件:0.0005≦a≦0.
09、0≦b≦0.01、および0.65≦c≦0.95
をそれぞれ満たす数である。)で表されるテルビウムま
たはテルビウム−ツリウム活性化希土類オキシスルフィ
ド燐光物質である。上記2つの式において、値bは、条
件:0<b≦0.01を満たすことが好ましい。
ニウムから選ばれた少なくとも1つの希土類活性元素で
あり、a、bおよびcは、条件:0.0005≦a≦0.
09、0≦b≦0.01、および0.65≦c≦0.95
をそれぞれ満たす数である。)で表されるテルビウムま
たはテルビウム−ツリウム活性化希土類オキシスルフィ
ド燐光物質である。上記2つの式において、値bは、条
件:0<b≦0.01を満たすことが好ましい。
【0039】UVブルー放射燐光物質は、スペクトル放
射の約80%以上が450nm以下の波長を有し、かつ
300〜400nmの波長域で最大放射を有する放射線
を放出する。本発明の増感スクリーンに使用され得るU
Vブルー放射燐光物質としては、鉛またはランタン活性
化バリウムスルフェート燐光物質のような当業者に既知
のUVブルー放射燐光物質、フッ化ハロゲン化バリウム
燐光物質、鉛活性化ケイ酸バリウム燐光物質、ガドリニ
ウム活性化酸化イットリウム燐光物質、フッ化バリウム
燐光物質、アルカリ金属活性化希土類ニオブ酸塩または
タンタル酸塩燐光物質等が挙げられる。UVブルー放射
燐光物質は、例えば、ベルギー特許第703,815
号、欧州特許第202,875号、並びにブカナン(Buch
anan)ら著、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジッ
クス(J.Applied Physics)、第9巻、4342〜434
7頁、1968年、およびクラップ(Clapp)およびギン
ター(Ginther)著、ジャーナル・オブ・ジ・オプティカ
ル・ソサイエティー・オブ・アメリカ(J. of the Optic
al Soc. of America)、第37巻、355〜362頁、
1947年に記載されている。本発明の増感スクリーン
で使用するために特に適するUVブルー放射燐光物質
は、以下の一般式: (Y1-2/3x-1/3y,Srx,Liy)TaO4 (式中、xおよびyは、欧州特許第202,875号に
記載の如く、条件:10-5≦x≦1および10-4≦y≦
0.1を満たす数である。)で表されるものである。
射の約80%以上が450nm以下の波長を有し、かつ
300〜400nmの波長域で最大放射を有する放射線
を放出する。本発明の増感スクリーンに使用され得るU
Vブルー放射燐光物質としては、鉛またはランタン活性
化バリウムスルフェート燐光物質のような当業者に既知
のUVブルー放射燐光物質、フッ化ハロゲン化バリウム
燐光物質、鉛活性化ケイ酸バリウム燐光物質、ガドリニ
ウム活性化酸化イットリウム燐光物質、フッ化バリウム
燐光物質、アルカリ金属活性化希土類ニオブ酸塩または
タンタル酸塩燐光物質等が挙げられる。UVブルー放射
燐光物質は、例えば、ベルギー特許第703,815
号、欧州特許第202,875号、並びにブカナン(Buch
anan)ら著、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジッ
クス(J.Applied Physics)、第9巻、4342〜434
7頁、1968年、およびクラップ(Clapp)およびギン
ター(Ginther)著、ジャーナル・オブ・ジ・オプティカ
ル・ソサイエティー・オブ・アメリカ(J. of the Optic
al Soc. of America)、第37巻、355〜362頁、
1947年に記載されている。本発明の増感スクリーン
で使用するために特に適するUVブルー放射燐光物質
は、以下の一般式: (Y1-2/3x-1/3y,Srx,Liy)TaO4 (式中、xおよびyは、欧州特許第202,875号に
記載の如く、条件:10-5≦x≦1および10-4≦y≦
0.1を満たす数である。)で表されるものである。
【0040】他の周知の種類の光放射燐光物質に関する
文献は、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disc
losure)、第184巻、1979年8月、第18431
項、第IX章に見い出される。
文献は、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disc
losure)、第184巻、1979年8月、第18431
項、第IX章に見い出される。
【0041】本発明の増感スクリーンの蛍光層に用いら
れるバインダーは、例えば、層を形成するのに通常用い
られるバインダー(例えば、アラビアガム、ゼラチンの
ようなタンパク質、デキストランのような多糖類、ポリ
ブニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、ビニルデン-塩素-塩化ビニリデ
ンコポリマー、ポリメチルメタクリレートおよびポリブ
チルメタクリレートのようなアクリレート、塩化ビニル
-酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、アセチルセル
ロースブチレート、ポリビニルアルコール等のような有
機ポリマーバインダー)であってよい。
れるバインダーは、例えば、層を形成するのに通常用い
られるバインダー(例えば、アラビアガム、ゼラチンの
ようなタンパク質、デキストランのような多糖類、ポリ
ブニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、ビニルデン-塩素-塩化ビニリデ
ンコポリマー、ポリメチルメタクリレートおよびポリブ
チルメタクリレートのようなアクリレート、塩化ビニル
-酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、アセチルセル
ロースブチレート、ポリビニルアルコール等のような有
機ポリマーバインダー)であってよい。
【0042】一般に、バインダーは、燐光物質1重量部
につき0.01〜1重量部の量で使用される。しかしな
がら、スクリーンの感度および鮮明さの観点から、バイ
ンダーの量は、好ましくは最小限であるべきである。し
たがって、スクリーンの感度および鮮明さ、並びにコー
ティング分散液の適用の容易さを考慮すると、バインダ
ーは、好ましくは、燐光物質1重量部につき0.03〜
0.2重量部の量で使用される。蛍光層の厚さは、一般
に、10μm〜1mmの範囲内である。
につき0.01〜1重量部の量で使用される。しかしな
がら、スクリーンの感度および鮮明さの観点から、バイ
ンダーの量は、好ましくは最小限であるべきである。し
たがって、スクリーンの感度および鮮明さ、並びにコー
ティング分散液の適用の容易さを考慮すると、バインダ
ーは、好ましくは、燐光物質1重量部につき0.03〜
0.2重量部の量で使用される。蛍光層の厚さは、一般
に、10μm〜1mmの範囲内である。
【0043】本発明の増感スクリーンでは、一般に、蛍
光層を基材上に塗布する。基材としては、ポリマー材
料、ガラス、羊毛、綿、紙、金属等のような様々な材料
を使用することができる。スクリーンを取り扱う観点
上、好ましくは、基材を、可撓性を有するシートまたは
ロールに加工すべきである。この点で、基材は、好まし
くは、プラスチックフィルム(例えば、トリアセチルセ
ルロースフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
カーノネートフィルム等)、通常の紙、または加工紙
(例えば、写真用紙、硫酸バリウム紙、樹脂被覆した
紙、酸化チタンのような顔料を含有する顔料含有紙等)
である。基材は、蛍光層をしっかりと保持するために、
その表面(例えば、蛍光層を提供した表面)上にプライ
マー層を有していてよい。。プライマー層の材料として
は、通常の接着剤またはプライマーが使用できる。蛍光
層を基材上(またはプライマー層上もしくは反射層上)
に適用する際、バインダー中に分散された燐光物質を含
んでなるコーティング分散液を、基材上(またはプライ
マー層もしくは反射層)に直接適用してよい。
光層を基材上に塗布する。基材としては、ポリマー材
料、ガラス、羊毛、綿、紙、金属等のような様々な材料
を使用することができる。スクリーンを取り扱う観点
上、好ましくは、基材を、可撓性を有するシートまたは
ロールに加工すべきである。この点で、基材は、好まし
くは、プラスチックフィルム(例えば、トリアセチルセ
ルロースフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
カーノネートフィルム等)、通常の紙、または加工紙
(例えば、写真用紙、硫酸バリウム紙、樹脂被覆した
紙、酸化チタンのような顔料を含有する顔料含有紙等)
である。基材は、蛍光層をしっかりと保持するために、
その表面(例えば、蛍光層を提供した表面)上にプライ
マー層を有していてよい。。プライマー層の材料として
は、通常の接着剤またはプライマーが使用できる。蛍光
層を基材上(またはプライマー層上もしくは反射層上)
に適用する際、バインダー中に分散された燐光物質を含
んでなるコーティング分散液を、基材上(またはプライ
マー層もしくは反射層)に直接適用してよい。
【0044】燐光物質層および基材の間に反射層を挟ん
で、スクリーンによって放出される放射線量を高めるこ
とができる。反射層は、適するバインダー中に分散され
た反射剤又は顔料を含有し得る。TiO2、ZrO2、M
gO、ZnO、Al2O3、PbCO3、MgCO3、Pb
SO4、チタン酸カルシウム、チタン酸カリウムのよう
な顔料が、既に知られており、かつ広く使用されてい
る。反射層は、バインダー(例えば、ゼラチン、ゼラチ
ン誘導体、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール等)を含有し得る。基材の反射力を高めるた
めに、ベース支持体は、例えば、アルミニウムのような
反射性金属の薄層をコーティングすることによって、金
属化してもよい。反射層の厚さは、一般に10μmより
大きく、好ましくは15〜40μmの範囲である。
で、スクリーンによって放出される放射線量を高めるこ
とができる。反射層は、適するバインダー中に分散され
た反射剤又は顔料を含有し得る。TiO2、ZrO2、M
gO、ZnO、Al2O3、PbCO3、MgCO3、Pb
SO4、チタン酸カルシウム、チタン酸カリウムのよう
な顔料が、既に知られており、かつ広く使用されてい
る。反射層は、バインダー(例えば、ゼラチン、ゼラチ
ン誘導体、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール等)を含有し得る。基材の反射力を高めるた
めに、ベース支持体は、例えば、アルミニウムのような
反射性金属の薄層をコーティングすることによって、金
属化してもよい。反射層の厚さは、一般に10μmより
大きく、好ましくは15〜40μmの範囲である。
【0045】本発明の増感スクリーンでは、蛍光層を物
理的および化学的に保護するための保護層は、一般に、
露光しようとする蛍光層の表面(基材とは反対の面)上
に適用される。蛍光層が自己支持性であれば、保護層
を、蛍光層の両方の表面上に適用し得る。保護層を、上
にコーティング分散液を直接適用して、その上に保護層
を形成することによって、蛍光層上に適用するか、また
は予め形成した保護層をその上にラミネートもしくは接
着することによって、その上に適用してよい。保護層の
材料としては、保護層用の通常のポリマー材料(例え
ば、ニトロセルロース、エチルセルロース、アセチルセ
ルロース、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート
等)が使用できる。
理的および化学的に保護するための保護層は、一般に、
露光しようとする蛍光層の表面(基材とは反対の面)上
に適用される。蛍光層が自己支持性であれば、保護層
を、蛍光層の両方の表面上に適用し得る。保護層を、上
にコーティング分散液を直接適用して、その上に保護層
を形成することによって、蛍光層上に適用するか、また
は予め形成した保護層をその上にラミネートもしくは接
着することによって、その上に適用してよい。保護層の
材料としては、保護層用の通常のポリマー材料(例え
ば、ニトロセルロース、エチルセルロース、アセチルセ
ルロース、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート
等)が使用できる。
【0046】本発明の増感スクリーンを、染料で着色し
てよい。さらに、蛍光層は、中に分散された白色粉末を
含有していてよい。染料または白色粉末を蛍光層中で使
用することによって、高い鮮明性の画像を提供する増感
スクリーンを得ることができる。
てよい。さらに、蛍光層は、中に分散された白色粉末を
含有していてよい。染料または白色粉末を蛍光層中で使
用することによって、高い鮮明性の画像を提供する増感
スクリーンを得ることができる。
【0047】
【実施例】これ以降、以下の実施例を参照して本発明を
説明するが、このことによって、本発明の特許請求の範
囲に記載した範囲を限定しようとするものではない。実施例1 日亜化学工業株式会社(Nichia Kagaku Kogyo K.K.)製、
グリーン放射Gd2O2S:Tb燐光物質(商品名:NP-3
010-33M、平均粒子寸法6.5μm)の疎水性ポリマーバ
インダー溶液中の分散液を、厚さ250μmのポリエス
テル支持体上にコーティングすることによって、一連の
放射線写真用スクリーンを調製した。分散液の組成は、
以下の通りである。 Gd2O2S:Tb 1000g メチルアクリレート-エチルアクリレートコポリマー 63g 塩化ビニル-ビニルプロピオネートコポリマー 62g アセトン 69g 酢酸エチル 157g メチルイソブチルケトン 25g
説明するが、このことによって、本発明の特許請求の範
囲に記載した範囲を限定しようとするものではない。実施例1 日亜化学工業株式会社(Nichia Kagaku Kogyo K.K.)製、
グリーン放射Gd2O2S:Tb燐光物質(商品名:NP-3
010-33M、平均粒子寸法6.5μm)の疎水性ポリマーバ
インダー溶液中の分散液を、厚さ250μmのポリエス
テル支持体上にコーティングすることによって、一連の
放射線写真用スクリーンを調製した。分散液の組成は、
以下の通りである。 Gd2O2S:Tb 1000g メチルアクリレート-エチルアクリレートコポリマー 63g 塩化ビニル-ビニルプロピオネートコポリマー 62g アセトン 69g 酢酸エチル 157g メチルイソブチルケトン 25g
【0048】得られた蛍光層の燐光物質被覆重量は、約
433g/m2、および乾燥厚さは、110μmであっ
た。燐光物質層と支持体との間に、ポリウレタンバイン
ダー中のTiO2粒子の反射層を厚さ25μmで塗布し
た。スクリーン上に、5μmのトリアセチルセルロース
とポリ酢酸ビニルの保護層を、被覆重量約5〜6g/m
2でオーバーコートした。コーティング後、スクリーン
を40℃のオーブン中で一晩乾燥した。コーティング
中、様々な量のC4F9SO3 -Li+を、以下の表1に従
って、蛍光層および/または保護層に添加した。
433g/m2、および乾燥厚さは、110μmであっ
た。燐光物質層と支持体との間に、ポリウレタンバイン
ダー中のTiO2粒子の反射層を厚さ25μmで塗布し
た。スクリーン上に、5μmのトリアセチルセルロース
とポリ酢酸ビニルの保護層を、被覆重量約5〜6g/m
2でオーバーコートした。コーティング後、スクリーン
を40℃のオーブン中で一晩乾燥した。コーティング
中、様々な量のC4F9SO3 -Li+を、以下の表1に従
って、蛍光層および/または保護層に添加した。
【0049】
【表1】 その後、試料をいずれも、以下の試験に従って評価し
た。
た。
【0050】電荷消衰時間試験 この試験に従って、各スクリーンの静電荷散逸を測定し
た。スクリーンを相対湿度25%およびT=21℃で1
5時間、状態調節した。電荷消衰試験装置JCI155
[ジョン・チャブ・リミテッド(John Chubb Ltd.、ロン
ドン)製]を用いて、電荷消衰時間を測定した。この装
置は、高圧コロナ放電により電荷をスクリーンの表面上
に堆積させて、電界測定器によって表面電圧の消衰時間
を観察することができる。時間が低くなるほど、スクリ
ーンの帯電特性は良くなる。試験した表面の電荷消衰特
性が反対側の表面に影響を及ぼさないようにするため、
金属製裏地表面とそれを接触させることによって、反対
側の表面をアースした。
た。スクリーンを相対湿度25%およびT=21℃で1
5時間、状態調節した。電荷消衰試験装置JCI155
[ジョン・チャブ・リミテッド(John Chubb Ltd.、ロン
ドン)製]を用いて、電荷消衰時間を測定した。この装
置は、高圧コロナ放電により電荷をスクリーンの表面上
に堆積させて、電界測定器によって表面電圧の消衰時間
を観察することができる。時間が低くなるほど、スクリ
ーンの帯電特性は良くなる。試験した表面の電荷消衰特
性が反対側の表面に影響を及ぼさないようにするため、
金属製裏地表面とそれを接触させることによって、反対
側の表面をアースした。
【0051】表面抵抗試験 ASTM D257に従い、ヒューレット・パッカード
(Hewlett Packard)製4329A型高抵抗測定器と接続したヒ
ューレット・パッカード製16008A型抵抗セルを用いて、
試料スクリーン表面の表面抵抗を測定した。値が低くな
るほど、スクリーンの帯電保護性が良くなる。
(Hewlett Packard)製4329A型高抵抗測定器と接続したヒ
ューレット・パッカード製16008A型抵抗セルを用いて、
試料スクリーン表面の表面抵抗を測定した。値が低くな
るほど、スクリーンの帯電保護性が良くなる。
【0052】スリップ性試験 ロマージー(Lhomargy)装置によって、この試験を行っ
た。約15cm/分の速度で評価することは、スクリー
ンによって支えられているフィルムのスライド移動と一
致する。スライドに接続した力変換器は、加えた力を、
記録紙に記録された供給直流電圧に変換する。スライド
移動を開始するために加えた力は、静的スリップ性の値
を表している。スライドの移動は連続しない。記録紙の
グラフから、(スリップ性の差に関する)移動の不連続
性を測定することができる。この値は、動的スリップ性
を表している。移動が不連続になるほど(例えば、スリ
ップ性値の差が高いほど)、スクリーンの性能が良くな
ることが分かった。スリーエム(3M)トライマックス(Tri
max、登録商標)XD/Aプラス・放射線用フィルムを用い
て、試験を行った。
た。約15cm/分の速度で評価することは、スクリー
ンによって支えられているフィルムのスライド移動と一
致する。スライドに接続した力変換器は、加えた力を、
記録紙に記録された供給直流電圧に変換する。スライド
移動を開始するために加えた力は、静的スリップ性の値
を表している。スライドの移動は連続しない。記録紙の
グラフから、(スリップ性の差に関する)移動の不連続
性を測定することができる。この値は、動的スリップ性
を表している。移動が不連続になるほど(例えば、スリ
ップ性値の差が高いほど)、スクリーンの性能が良くな
ることが分かった。スリーエム(3M)トライマックス(Tri
max、登録商標)XD/Aプラス・放射線用フィルムを用い
て、試験を行った。
【0053】上記の試験の結果を、以下の表2にまとめ
る。
る。
【0054】
【表2】
【0055】表2のデータは、本発明の増感スクリーン
において、フルオロアルキルスルホン酸リチウム塩の添
加が、フィルム/スクリーン系のスリップ特性への最小
限の悪影響を含む帯電特性(消衰時間の値が95%以上
低下し、かつ表面抵抗値の大きさが2〜3桁低下してい
る。)を著しく高めることを明確に示している。
において、フルオロアルキルスルホン酸リチウム塩の添
加が、フィルム/スクリーン系のスリップ特性への最小
限の悪影響を含む帯電特性(消衰時間の値が95%以上
低下し、かつ表面抵抗値の大きさが2〜3桁低下してい
る。)を著しく高めることを明確に示している。
【0056】
【発明の効果】本発明のX線増感スクリーンを、写真用
フィルム中、特に、医療用放射線写真技術において用い
られるフィルム等の中に提供することにより、露光後、
提供されたフィルム等に現れる帯電マークなどの不利益
が減少する。
フィルム中、特に、医療用放射線写真技術において用い
られるフィルム等の中に提供することにより、露光後、
提供されたフィルム等に現れる帯電マークなどの不利益
が減少する。
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・エム・ラマンナ イタリア、イ−17016フェラーニア(サヴ ォーナ)(番地の表示なし) イメイショ ン・イタリア・ソシエタ・ペル・アチオニ 内
Claims (10)
- 【請求項1】 支持体、その上に塗布された、バインダ
ー中に分散された蛍光燐光物質粒子を含有する蛍光層、
および該蛍光層を被覆する保護用トップコート層を含ん
で成るX線増感スクリーンであって、蛍光層およびトッ
プコート層の少なくとも1つが、フルオロアルキルスル
ホン酸塩からなる群より選ばれた少なくとも1つの塩を
含有するスクリーン。 - 【請求項2】 フルオロアルキルスルホン酸塩が以下の
式: Rf-SO3 - M+ (式中、Mは、有機または無機のカチオンであり、およ
びRfは、炭素数1〜18の高フッ素化したアルキル基
である。)で表される請求項1に記載のX線増感スクリ
ーン。 - 【請求項3】 Mが、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、または窒素オニウムカチオンである請求項2に記載
のX線増感スクリーン。 - 【請求項4】 フルオロアルキルスルホン酸塩が、フル
オロアルキルスルホン酸リチウム塩からなる群より選ば
れる請求項1に記載のX線増感スクリーン。 - 【請求項5】 フルオロアルキルスルホン酸塩が、以下
の式: Rf-SO3 - Li+ (式中、Rfは、炭素数1〜8の高フッ素化したアルキ
ル基である。)で表される請求項4に記載のX線増感ス
クリーン。 - 【請求項6】 フルオロアルキルスルホン酸塩を、被覆
重量0.01〜20g/cm2で添加する請求項1に記載
のX線増感スクリーン。 - 【請求項7】 フルオロアルキルスルホン酸塩を、被覆
重量0.1〜10g/cm2で添加する請求項1に記載の
X線増感スクリーン。 - 【請求項8】 フルオロアルキルスルホン酸塩を、被覆
重量1〜5g/cm2で添加する請求項1に記載のX線
増感スクリーン。 - 【請求項9】 フルオロアルキルスルホン酸塩を、蛍光
層とトップコート層の両者に添加する請求項1に記載の
X線増感スクリーン。 - 【請求項10】 蛍光層とトップコート層の間でのフル
オロアルキルスルホン酸塩の被覆重量の比が、1:1〜
1:10である請求項9に記載のX線増感スクリーン。
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