JPH11258398A - 放射線増感スクリーン及び放射線像変換パネル - Google Patents

放射線増感スクリーン及び放射線像変換パネル

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JPH11258398A
JPH11258398A JP6563998A JP6563998A JPH11258398A JP H11258398 A JPH11258398 A JP H11258398A JP 6563998 A JP6563998 A JP 6563998A JP 6563998 A JP6563998 A JP 6563998A JP H11258398 A JPH11258398 A JP H11258398A
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JP
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curable resin
radiation
phosphor
ultraviolet curable
ultraviolet
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JP6563998A
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English (en)
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Takafumi Yanagida
貴文 柳多
Koji Amitani
幸二 網谷
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鮮鋭度、耐傷性に優れた放射線増感スクリー
ン及び放射線像変換パネルの提供。 【解決手段】 支持体上に蛍光体層及び保護層をこの順
に有する放射線増感スクリーン又は放射線画像変換パネ
ルにおいて、該保護層が硬化後の鉛筆強度H以上の紫外
線硬化型樹脂を塗布したフイルムであり、該紫外線硬化
型樹脂塗布面と反対側の面に接着剤層を設けて蛍光体層
に接着していることを特徴とする放射線増感スクリーン
または放射線画像変換パネル及び紫外線硬化型樹脂を含
有する保護層を設けた放射線増感スクリーン及び放射線
像変換パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高画質の放射線増
感スクリーン及び放射線像変換パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医療診断用放射線像及び各種物体の非破
壊での放射線像を得、これを診断、探傷検査などに用い
る手法として、主にハロゲン化銀写真感光材料(以下、
単に感光材料とも呼称する)と放射線増感スクリーン
(以下、単にスクリーンとも呼称する)の組み合わせで
ある放射線写真法や、放射線エネルギーを吸収した後、
可視光や赤外線などの電磁波で励起することにより蓄積
していた放射線エネルギーを蛍光の形で放出する輝尽性
蛍光体を用いた放射線像変換法が挙げられる。
【0003】放射線写真法は、被写体を透過した、或い
は被写体から発せられた放射線をスクリーンの蛍光体に
照射して励起することにより近紫外光乃至可視光に変換
せしめて感光材料に放射線像を形成せしめて診断、検査
するものである。これらの放射線像は、支持体の両面又
は片面にハロゲン化銀乳剤層を有する感光材料にスクリ
ーンを両面又は片面に密着せしめ、被写体を介して放射
線を照射して像様露光し放射線像が形成される。
【0004】蛍光体は発光輝度が高く、比較的少ない放
射線量で放射線像を形成せしめるため、被検体の放射線
被曝線量を低減できるが、スクリーンの発光強度や像の
鮮鋭度は蛍光体保護層の厚みが大きく影響する。
【0005】一方、輝尽性蛍光体を使用した放射線像変
換法は、輝尽性蛍光体を含有する放射線像変換パネル
(以下、単にパネルとも称する)を利用するもので、被
写体を透過した、或いは被写体から発せられた放射線を
前記パネルの輝尽性蛍光体に吸収させ、その後、輝尽性
蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(輝尽励起光)
で励起することにより、前記輝尽性蛍光体に蓄積されて
いる放射線エネルギーを光(輝尽発光)として放出さ
せ、この輝尽発光を電気的に読み取り電気信号を得、得
られた電気信号に基づいて被写体、或いは被検体の放射
線像を可視像として再生するものである。一方、読み取
りを終えた前記パネルは、残存する像の消去が行われた
後、次の撮影に備えられる。即ち、パネルは繰り返し使
用される。
【0006】パネルもスクリーンと同様に保護層を貼付
するため励起光が拡散し、鮮鋭度が劣化する。発光強度
や像の鮮鋭度は蛍光体保護層の厚みが大きく影響する。
【0007】一般的にスクリーン及びパネルはその表面
を有機質の保護層によって覆われているが、スクリーン
であればフイルムと、パネルであれば搬送用ローラー又
はパネルを積層するときにフイルム、ローラー、パネル
同士の摺擦によってスクリーン、パネル表面に傷を生じ
る。表面の傷は像上に像欠陥を生じ、検査又は診断時の
障害となる。傷の防止には保護層の膜厚の増加が有効で
あるが、スクリーンにおいては保護層の膜厚の増加は像
の鮮鋭度の著しい劣化につながる。また、パネルにおい
ては、保護層が励起光を拡散するため鮮鋭度が劣化す
る。
【0008】従って、鮮鋭度、耐傷性に優れた放射線増
感スクリーン及び放射線像変換パネルが求められてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鮮鋭度、耐
傷性に優れた放射線増感スクリーン及び放射線像変換パ
ネルの提供である。
【0010】
【課題を解決するための手段】1.支持体上に蛍光体層
及び保護層をこの順に有する放射線増感スクリーンにお
いて、該保護層が硬化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以
上の硬度を有する紫外線硬化型樹脂を塗布した有機質フ
イルムを有し、紫外線硬化型樹脂塗布面と反対側の面に
接着剤層を設けて蛍光体層に接着させることを特徴とす
る放射線増感スクリーン。
【0011】2.前記有機質フイルム上に紫外線硬化型
樹脂を塗布した有機質フイルムの全厚みが5μm以下で
あることを特徴とする1に記載の放射線増感スクリー
ン。
【0012】3.前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹
脂であり、光の屈折率が有機質フイルムより低いことを
特徴とする1又は2に記載の放射線増感スクリーン。
【0013】4.前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
る1〜3の何れか1項に記載の放射線増感スクリーン。
【0014】5.前記有機質フイルムがポリエチレンテ
レフタレートフイルム又はポリエチレンナフタレートフ
イルムであることを特徴とする1〜4の何れか1項に記
載の放射線増感スクリーン。
【0015】6.支持体上に蛍光体層及び保護層をこの
順に有する放射線増感スクリーンにおいて、該保護層が
硬化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の硬度を有する
紫外線硬化型樹脂を含有することを特徴とする放射線増
感スクリーン。
【0016】7.前記紫外線硬化型樹脂含有の保護層の
厚みが5μm以下であることを特徴とする6に記載の放
射線増感スクリーン。
【0017】8.前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
る6又は7に記載の放射線増感スクリーン。
【0018】9.前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹
脂であることを特徴とする6〜8の何れか1項に記載の
放射線増感スクリーン。
【0019】10.支持体上に蛍光体層及び保護層をこ
の順に有する放射線像変換パネルにおいて、該保護層が
硬化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の紫外線硬化型
樹脂を塗布した有機質フイルムを有し、該紫外線硬化型
樹脂塗布面と反対の面に接着剤層を設けて蛍光体層に接
着させることを特徴とする放射線像変換パネル。
【0020】11.前記紫外線硬化型樹脂を塗布した有
機質フイルムの全厚みが5μm以下であることを特徴と
する10に記載の放射線像変換パネル。
【0021】12.前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系
樹脂であり、光の屈折率が有機質フイルムより低いこと
を特徴とする10又は11に記載の放射線像変換パネ
ル。
【0022】13.前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子
径0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に
対して0.01〜1重量%混合されていることを特徴と
する10〜12の何れか1項に記載の放射線像変換パネ
ル。
【0023】14.前記有機質フイルムがポリエチレン
テレフタレートフイルム又はポリエチレンナフタレート
フイルムであることを特徴とする10〜13の何れか1
項に記載の放射線像変換パネル。
【0024】15.支持体上に蛍光体層及び保護層をこ
の順に有する放射線増感スクリーンにおいて、該保護層
が硬化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の紫外線硬化
型樹脂を含有することを特徴とする放射線像変換パネ
ル。
【0025】16.前記紫外線硬化型樹脂含有保護層の
厚みが5μm以下であることを特徴とする15に記載の
放射線像変換パネル。
【0026】17.前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子
径0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に
対して0.01〜1重量%混合されていることを特徴と
する15又は16に記載の放射線像変換パネル。
【0027】18.前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系
樹脂であることを特徴とする15〜17の何れか1項に
記載の放射線像変換パネル。
【0028】以下、本発明を詳述する本発明の保護層は
紫外線硬化型樹脂を塗布した有機質フィルム又は保護層
自体が紫外線照射により硬化し得る紫外線硬化組成物
(以下、保護層組成物ともいう)であり、その硬化後の
強度が日本標準規格(JIS)K5400−1990に
定められた鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の紫外線硬化
型樹脂である。即ち、JISK5400−1990に定
められた鉛筆引っかき試験機の試験片ホルダー上に、紫
外線で硬化した樹脂皮膜を取り付け、試験機の重りの重
心を通る鉛直線が、塗膜面と交わる点に鉛筆の芯の先端
が触れるように濃度Hの鉛筆を鉛筆ホルダーに取り付
け、重り台に1.00±0.05kgの重りで、塗膜面
を擦り傷法で評価した鉛筆濃度Hの値をいう。
【0029】本発明の紫外線照射後の保護層の強度が鉛
筆濃度H以上の値を有する紫外線硬化型樹脂について説
明する。紫外線硬化型樹脂は公知のものが使用できる
が、本発明においてはアクリル樹脂が好ましく用いられ
る。
【0030】本発明に好ましく用いられるアクリル系樹
脂は分子中にビニル基、アリル基及びメタアクロイル基
のうちのいずれか2個以上を含有するモノマー、オリゴ
マー及びポリマーのうちの少なくとも1種よりなる樹脂
である。
【0031】前記、モノマー、オリゴマー及びポリマー
としては、分子構造中にビニル基、アリル基及びメタア
クロイル基のうちのいずれか2個以上を含有するものが
用いられる。このようなモノマー、オリゴマー及びポリ
マーを構成するモノマーとしては、モノマーの揮発成分
による組成変化を防ぐために80℃以上の沸点を持つも
のが好ましく、硬化反応後の塗膜に硬度を付与するため
に、ある程度の架橋構造をとることもできるモノマーで
あることが好ましい。また、耐候性を付与するために
は、分子内に芳香族基を有することが好ましい。
【0032】従って、本発明に好ましいモノマーとして
は、2官能以上の脂肪族又は脂環式の(メタ)アクリレ
ート、アリレート等である。このようなモノマーとして
は、例えば、以下の化合物が挙げられる。
【0033】ヒドロキシ系(メタ)アクリレート化合
物、例えば、 1.ペンタエリスリトールトリアクリレート 2.ジペンタエリスリトールペンタアクリレート 3.エチレングリコールジグリシジルエーテルジメタク
リレート 4.エチレングリコールジグリシジルエーテルジアクリ
レート 5.ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジアク
リレート 6.ジエチレングリコールジグリシジルエーテルジメタ
クリレート 7.プロピレグリコールジメタクリレート 8.トリグリセロールジアクリレート 9.トリグリセロールジアメタクリレート 10.アクリル化イソシアヌレート 非ヒドロキシ系(メタ)アクリレート化合物、例えば、 11.アリル化シクロヘキシルジアクリレート 12.ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 13.カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート 14.アルキル変性ジペンタエリスリトールアクリレー
ト(式中、Rはアルキル基を示し、aは1〜4の整数を
示す。) 15.ペンタエリスリトールテトラアクリレート 16.ポリエチレングリコール(メタ)クリレート(式
中、R,R1は独立にH又はCH3を示し、nは4〜14
の整数を示す。) 17.トリメチロールプロパンアクリレート 18.変性トリメチロールプロパンアクリレート(式
中、aは0〜2の整数を示し、bは2又は3を示す。) 上記、化合物の構造式を以下に挙げる。
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】
【化3】
【0037】前記モノマー及びポリマーは、単独で使用
しても、2種以上が併用されてもよい。また、前記以外
のモノマー、オリゴマー及びポリマー(前記以外の種類
のモノマー、オリゴマー及びポリマーを含む)の混合割
合は少なくとも塗膜の硬度が著しく低下するためモノマ
ー、オリゴマー及びポリマーの全重量に対して通常20
〜90重量%である。
【0038】本発明に好ましく用いられる紫外線硬化型
樹脂としては、前記アクリル系樹脂に限られるものでは
なく、紫外線によって硬化し、鉛筆濃度H以上の強度と
なる樹脂であればどのような樹脂でもよく、例えば特開
昭62−25758号に記載されてるエポキシ樹脂など
が好ましい。
【0039】本発明の鉛筆濃度H以上の硬度を有する紫
外線硬化型樹脂は、前記モノマー、オリゴマー及びポリ
マーを主成分とするが、粘度を調節するために、イソプ
ロパノール、n−プロパノール等のアルコール系溶媒;
メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;トルエン、キシ
レン等の無極性溶媒などが希釈剤として添加されてよ
い。ただし、揮発性の反応性モノマー(例えば、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート等)を希釈剤として用いる
ことは、塗膜の組成の安定性を損なうので、本発明の薄
膜を形成する場合には好ましくない。また、必要に応じ
て着色剤等を添加されていてもよい。
【0040】本発明の鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の
硬度を有する上記紫外線硬化型樹脂を塗布した有機質フ
ィルムとは、例えばポリエチレンテレフタレートであ
り、より好ましくはポリエチレンナフタレートである。
また、紫外線硬化型樹脂を塗布した有機質フィルム保護
層の厚みは、紫外線硬化型樹脂層を含む全厚みが2〜5
μmが好ましい。全厚みが2μm未満では鮮鋭性は高く
なるが強度が弱く、5μmを超えると鮮鋭性が劣化す
る。
【0041】本発明の紫外線硬化型樹脂の硬化方法とし
ては、高圧水銀灯などの公知の紫外線照射法が用いられ
る。そのため、光反応開始剤が添加されてよく、光反応
開始剤としては、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェ
ニル〕−2−モルフォリノフェニルプロパン−1等のア
セトフェノン系化合物が好ましく用いられる。
【0042】本発明のスクリーン、パネルを構成する結
合剤樹脂中にTgの低い樹脂を含有せしめることによっ
て、乾燥中でも塗膜変形性を上げ充填率を高くすること
ができる。また、結合剤に用いる樹脂に極性基を持たせ
ることによって蛍光体及び輝尽性蛍光体の分散均一性が
向上し、充填率が向上し発光強度が向上する。
【0043】また、低Tgの樹脂の使用では、充填率を
上げるために圧縮処理を行う場合、低い温度でも充填率
を上げることが好ましい。
【0044】低Tgの樹脂を使用する場合、スクリーン
又はパネルが室温でフィルムやロールとの摺擦で変形す
る可能性があるため、塗膜を硬化させ、塗膜のTgをあ
げることが必要で、本発明においては、硬化後の塗膜の
Tgは30〜130℃であることが好ましい。130℃
を越えると塗膜は割れやすく、スクリーン又はプレート
の使用中の落下等により塗膜破壊を生じ易く、30℃未
満では、室温が高くなったとき、塗膜の変形により発光
強度にムラや保護層剥離、蛍光体層又は輝尽性蛍光体層
の破壊等の問題が生じる。
【0045】紫外線硬化型樹脂の硬化手段としては、多
官能イソシアネート等の硬化剤の他に、二酸化ケイ素粒
子の添加を用いる硬化法も好ましく用いられる。
【0046】紫外線硬化型樹脂に二酸化ケイ素粒子を添
加することによって、塗膜を更に硬くすることができ、
同時に二酸化ケイ素粒子は紫外線硬化型樹脂の表面に凹
凸を生じるため、耐傷性も向上させる効果がある。
【0047】二酸化酸化ケイ素粒子の平均粒子径は0.
1〜4μmが好ましく、0.5〜3μmがより好まし
い。平均粒子径は0.1μm以下では効果が十分ではな
く、4μm以上では紫外線硬化型樹脂膜表面に生ずる凹
凸が大きくなりすぎるためスクリーンの場合は鮮鋭性を
劣化させ、また膜表面にヒビ割れを生じやすくなる欠点
がある。
【0048】平均粒径の測定は、粒度分布測定器ルーゼ
ックス(日本レヒギュレーター(株)製)で測定した。
【0049】二酸化酸化ケイ素粒子の得るには、可溶性
ケイ素塩の水溶液に適当な酸を加えて蒸発乾固して得ら
れるが、市販品(例えば東芝シリコン(株)製トスパー
ルシリーズ等)が容易に入手し得る。
【0050】二酸化ケイ素の添加量は、紫外線硬化型樹
脂に対して0.01〜1重量%であり、0.01未満で
は硬膜度を向上する効果がなく、1重量%を越えると紫
外線硬化型樹脂層にヒビ割れが発生する。
【0051】一般に、スクリーン又はパネルの蛍光体層
又は輝尽性蛍光体層は蛍光体粒子又は輝尽性蛍光体粒
子、結合剤及びこれらの存在しない空隙から成ってい
る。ここで空隙とは、蛍光体層中又は輝尽性蛍光体層中
において、蛍光体粒子又は輝尽性蛍光体粒子及び結合剤
が存在しない空間をいう。
【0052】従って、結合剤の低減にともなって蛍光体
層中又は輝尽性蛍光体層中の空隙の体積比率は増加す
る。この空隙は光の散乱因子として働くため、蛍光体又
は輝尽性蛍光体からの発光の拡散を、パネルの場合は励
起光の拡散を防ぎ、鮮鋭度を向上せしめることができ
る。
【0053】蛍光体又は輝尽性蛍光体重量に対する結合
剤量は、好ましくは0.1〜10重量%が好ましく、よ
り好ましくは0.1〜5重量%である。10重量%越え
ると、層中の空隙が減少するため光の散乱が減少し、発
光の拡散がし易くなるため像の鮮鋭度が劣化する。結合
剤の重量が0.1%未満になると、結合剤が蛍光体又は
輝尽性蛍光体の表面を広く覆うことが難しくなり、蛍光
体相互又は輝尽性蛍光体相互を結び付けるという結合剤
本来の機能が発揮しにくく、高い蛍光体又は輝尽性蛍光
体の充填率が得られなくなる。また、結合剤が層全体に
均一になりにくく、そのため蛍光体又は輝尽性蛍光体が
均一には存在しにくくなり発光が不均一になって画像の
粒状度を悪化させる。さらに蛍光体又は輝尽性蛍光体の
層が脆弱になり傷つき易くなるという点でも好ましくな
い。
【0054】蛍光体層中の蛍光体充填率の測定は、スク
リーン又はパネルの保護層を除去し、有機溶剤を使用し
て蛍光体層全体を剥離又は溶出して濾過、乾燥し、電気
炉を使って600℃1時間焼成して表面の樹脂を除去し
た蛍光体の重量をOg、溶出前の蛍光体層膜厚をPc
m、溶出に使用したスクリーン面積Qcm2、蛍光体比
重をRg/cm3としたとき、 蛍光体充填率=〔O÷(P×Q×R)〕×100 によって計算される値である。
【0055】本発明に使用できる結合剤としては、例え
ば、ポリウレタン、塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポ
リビニルブチラール、セルロース誘導体(ニトロセルロ
ース等)、スチレン−ブタジエン共重合体、各種の合成
ゴム系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、ア
クリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙げられる。
なかでもポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系共
重合体、ポリビニールブチラール、ニトロセルロースを
使用することが好ましい。
【0056】結合剤の重量平均分子量は5000〜20
0000が特に好ましい。
【0057】なかでも、本発明により好ましく用いられ
る結合剤は親水性極性基を有する樹脂を含有することで
ある。親水性極性基が蛍光体又は輝尽性蛍光体粒子の表
面に吸着することによって蛍光体粒子又は輝尽性蛍光体
粒子の分散性を良くし、かつ蛍光体粒子又は輝尽性蛍光
体粒子の凝集を防止して塗布安定性、鮮鋭性、粒状性を
向上させる。
【0058】本発明に好ましく用いられる親水性極性基
を有する樹脂のうち、特に好ましいのは−SO3M、−
OSO3M、−COOM(但し、Mは水素原子又はL
i、K、Na等のアルカリ金属原子)からなる親水性極
性基(陰性官能基)を1種以上有する樹脂である。
【0059】次に、蛍光体層に好ましく用いられる結合
剤は多官能イソシアネートを結合剤に対して5〜30%
添加することによって硬化されることが好ましい。
【0060】次に、これら親水性極性基を有する樹脂の
一例であるポリウレタンについて述べる。
【0061】ポリウレタンは、一般に利用される方法で
あるポリオールとポリイソシアネートとの反応を用いる
ことで合成することができる。ポリオール成分としては
一般にポリオールと多塩基酸との反応によって得られる
ポリエステルポリオールが使用されている。従って、上
記の親水性極性基を有するモノマーを原料として利用す
れば、親水性極性基を有するポリウレタン、ポリエステ
ルポリオールを合成することができる。
【0062】多塩基酸の例としては、フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バチン酸、マレイン酸等を挙げることができる。
【0063】親水性極性基を有する多塩基酸の例として
は、5−スルホイソフタル酸、2−スルホイソフタル
酸、4−スルホイソフタル酸、3−スルホフタル酸、5
−スルホイソフタル酸ジアルキル、2−スルホイソフタ
ル酸ジアルキル、4−スルホイソフタル酸ジアルキル、
3−スルホフタル酸ジアルキル及びこれらのナトリウム
塩、カリウム塩を挙げることができる。
【0064】ポリオールの例としては、トリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリス
リトール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール等を挙げることができ
る。
【0065】また、他の親水性極性基を導入したポリエ
ステルポリオールに関しても、公知の方法で合成するこ
とができる。
【0066】次に、上記の親水性極性基を有するポリエ
ステルポリオールを原料として利用すれば、親水性極性
基を有するポリウレタンを合成することができる。
【0067】ポリイソシアネート成分の例としてはジフ
ェニルメタン−4,4−ジイソシアネート(MDI)、
ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、トリレ
ンジイソシアネート(TDI)、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート(NDI)、トリジンジイソシアネート
(TODI)、リジンイソシアネートメチルエステル
(LDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)
などが挙げられる。
【0068】また、ポリウレタンの合成の他の方法とし
て、OH基を有するポリウレタンと親水性極性基及び塩
素原子を含有する下記の化合物との反応により付加して
合成することができる。なお、Mは水素原子、アルカル
金属原子である。
【0069】ClCH2CH2SO3M ClCH2CH2OSO3M ClCH2COOM なお、ポリウレタンへの親水性極性基の導入に関しては
公知であり、また、−SO3Na基を有するポリウレタ
ンUR8300(東洋紡績(株)製)、COOH基を有
するポリウレタンTIM−6001(三洋化成(株)
製)などが市販品として容易に入手できる。
【0070】なお、結合剤は上記の樹脂の他に、官能基
を有する下記の樹脂を使用することができる。
【0071】例えば、重量平均分子量が5,000〜2
00,000のもので、塩化ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共量合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、ブ
タジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(ニトロ
セルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合体、各種
の合成ゴム系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹
脂、アクリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙げら
れる。なかでもポリエステル、塩化ビニル系共重合体、
ポリビニールブチラール、ニトロセルロースを使用する
ことが好ましい。
【0072】好ましく使用される塩化ビニル系樹指とし
ては、例えば塩化ビニル−ビニルアルコール共重合体
等、OH基を含有する共重合体に下記のような極性基及
び塩素原子を含有する化合物との反応により付加して合
成することができる。
【0073】これらの中からClCH2CH2SO3Na
を例として、塩化ビニル−ビニルアルコール共重合体の
ビニルアルコール共重合体部との反応を示すと、
【0074】
【化4】
【0075】のようになる。
【0076】また、すべて共重合性のモノマーとして共
重合させる方法がある。即ち、親水性極性基を含む繰り
返し単位が導入される不飽和結合を有する反応性モノマ
ーを所定量オートクレーブ等の反応容器に注入し、一般
的な重合開始剤、例えばBPO(ベンゾイルパーオキサ
イド)、AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)等の
ラジカル重合開始剤やレドックス重合開始剤、アニオン
重合開始剤、カチオン重合開始剤等の重合開始剤を使用
して重合できる。例えば、スルホン酸又はその塩を導入
するための反応性モノマーの具体例としては、ビニルス
ルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、
p−スチレンスルホン酸等の不飽和炭化水素スルホン酸
及びこれらの塩が挙げられる。
【0077】更に、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸スルホプロピルエステル等
のアクリル酸又はメタクリル酸のスルホアルキルエステ
ル類及びこれらの塩、或いはアクリル酸−2−スルホン
酸エチル等を挙げることができる。
【0078】カルボン酸若しくはその塩を導入(COO
Mの導入)するときには、(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸等を、リン酸若しくはその塩を導入する時には(メ
タ)アクリル−2−リン酸エステルを用いればよい。
【0079】塩化ビニル共重合体への親水性極性基の導
入に関しては公知であり、これらの市販品としては、例
えば−SO3K基を有する塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体のMR110(日本ゼオン(株)製)、−SO3
a基を有するポリエステルとしてはバイロン280(東
洋紡績(株)製)等が挙げられる。
【0080】親水性基の種類についてはNMR(核磁気
共鳴)等の分析機器の使用によって同定することがで
き、さらにWDX(波長分散型蛍光X線)等の分析機器
によって定量することができる。例えば−SO3MのS
については以下のようにして求めた。
【0081】マトリックス樹脂に、内部標準物質として
P含有化合物の所定量と純度99.9999%の硫黄を
添加量を振って加え、WDX(波長分散型蛍光X線)で
SとPの蛍光X線強度比を求めS原子の含有率の検量線
を作り、次に測定用試料にP含有化合物を所定量加えて
WDXの測定を行って求めた。
【0082】親水性極性基は蛍光体層又は輝尽性蛍光体
層に含有される結合剤1gに対し10-7〜10-3モルで
あることが蛍光体又は輝尽性蛍光体の分散に対して好ま
しい。より好ましくは10-7〜10-4モルである。
【0083】また本発明においては、親水性極性基を含
有する樹脂と含有しない樹脂を混合することもできる。
混合できる親水性極性基を含有しない樹脂としては、例
えば重量平均分子量が5000〜200000のポリウ
レタン、塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
共量合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化
ビニル−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン−アク
リロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブ
チラール、セルロース誘導体(ニトロセルロース等)、
スチレン−ブタジエン共重合体、各種の合成ゴム系樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系樹
脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙げられる。なかでもポ
リウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体、ポ
リビニルブチラール、ニトロセルロースを使用すること
が好ましい。
【0084】この場合も、親水性極性基が蛍光体層又は
輝尽性蛍光体層に含有される結合剤1gに対し10-7
10-3モル含有していることが好ましい。
【0085】本発明の放射線増感スクリーンに用いられ
る好ましい蛍光体としては、以下に示すものが挙げられ
る。
【0086】タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4
MgWO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土
類酸硫化物系蛍光体〔Y22S:Tb、Gd22S:T
b、La22S:Tb、(Y,Gd)22S:Tb、
(Y,Gd)O2S:Tb,Tm等〕、テルビウム賦活
希土類燐酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdPO4:T
b、LaPO4:Tb等)、テルビウム賦活希土類オキ
シハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、LaOB
r:Tb,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:T
b,Tm、LaOCl:Tb,Tm,LaOBr:T
b、GdOBr:Tb、GdOCl:Tb等)、ツリウ
ム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOB
r:Tm、LaOCl:Tm等)、硫酸バリウム系蛍光
体〔BaSO4:Pb、BaSO4:Eu2+、(Ba,S
r)SO4:Eu2+等〕、2価のユーロビウム賦活アル
カリ土類金属燐酸塩系蛍光体〔(Ba2PO42:Eu
2+、(Ba2PO42:Eu2+等〕、2価のユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体〔B
aFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+、BaFCl:
Eu2+,Tb、BaFBr:Eu2+,Tb、BaF2
BaCl・KCl:Eu2+、(Ba,Mg)F2・Ba
Cl・KCl:Eu2+等〕、沃化物系蛍光体(CsI:
Na、CsI:Tl、NaI、KI:Tl等)、硫化物
系蛍光体〔ZnS:Ag、(Zn,Cd)S:Ag、
(Zn,Cd)S:Cu、(Zn,Cd)S:Cu,A
l等〕、燐酸ハフニウム系蛍光体(HfP27:Cu
等)、タンタル酸塩系蛍光体(YTaO4、YTaO4
Tm、YTaO4:Nb、〔Y,Sr〕TaO4-x:N
b、LuTaO4、LuTaO4:Nb、〔Lu,Sr〕
TaO4-x:Nb、GdTaO4:Tm、Gd23・Ta
25・B23:Tb等)、但し本発明に用いられる蛍光
体はこれらに限定されるものではなく、放射線の照射に
よって可視又は近紫外領域の発光を示す蛍光体であれば
使用できる。
【0087】本発明の放射線像変換パネルに用いられる
好ましい輝尽性蛍光体としては、以下に示すものが挙げ
られる。
【0088】アルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体
(BaFBr:Eu、BaFI:Eu、BaFBr1-x
x:Eu、BaFCl:Eu、BaFBr:Ce、B
aBrI:Eu、BaBrCl:Eu、SrFBr:E
u、BaBr2:Eu等)、アルカリハライド系蛍光体
(RbBr:Tl、RbI:Tl、CsI:Na、Rb
Br:Eu、RbI:Eu、CsI:Eu)等、硫化物
系蛍光体(SrS:Ce,Sm、SrS:Eu,Sm、
CaS:Eu,Sm等)、アルミン酸バリウム系蛍光体
(BaO・xAl23:Eu等)、アルカリ土類金属珪
酸塩系蛍光体(MgO・xSiO2:Eu等)、希土類
オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Bi,T
b,Pr等)、燐酸塩系蛍光体(3Ca3(PO42
aF2:Eu等)、但し、本発明に用いられる輝尽性蛍
光体はこれらに限定されるものではなく、放射線エネル
ギーを吸収した後、可視光や赤外線などの電磁波(輝尽
励起光)で励起することにより、蓄積していた放射線エ
ネルギーを蛍光(輝尽発光)の形で放出する蛍光体であ
れば使用できる。
【0089】放射線増感スクリーン又は放射線像変換パ
ネルの製造法は、第1の製造法として、 結合剤と蛍光体又は輝尽性蛍光体とからなる蛍光体塗
布液(以下、蛍光体塗料、又は輝尽性蛍光体塗料)を支
持体上に塗布し、蛍光体又は輝尽性蛍光体層を形成す
る。
【0090】また、第2の製造法として、 結合剤と蛍光体とからなる蛍光体塗料又は結合剤と輝
尽性蛍光体とからなる輝尽性蛍光体塗料とからなるシー
トを形成し、支持体上に載せ、前記結合剤の軟化温度も
しくは融点以上の温度で、支持体に接着する工程で製造
する。
【0091】蛍光体層又は輝尽性蛍光体層の支持体への
形成方法としては、上記2種が考えられるが、支持体上
に均一に蛍光体層又は輝尽性蛍光体層を形成する方法で
あればどのような方法でもよく、吹き付けによる形成等
でもよい。
【0092】第1の製造法の蛍光体層又は輝尽性蛍光体
層は、結合剤溶液中に蛍光体又は輝尽性蛍光体を均一に
分散せしめた蛍光体塗料を支持体上に塗布、乾燥するこ
とにより製造できる。
【0093】また、第2の製造法の蛍光体層又は輝尽性
蛍光体層となるシートは、蛍光体塗料又は輝尽性蛍光体
塗料を蛍光体又は輝尽性蛍光体シート形成用仮支持体上
又は仮支持体上に塗布された保護膜上に塗布し、乾燥し
た後、仮支持体から剥離することで製造できる。
【0094】即ち、まず適当な有機溶媒中に、結合剤と
蛍光体粒子又は輝尽性蛍光体粒子を添加し、ディスパー
ザーやボールミルを使用し攪拌混合して結合剤中に蛍光
体又は輝尽性蛍光体が均一に分散した蛍光体塗料又は輝
尽性蛍光体塗料を調製する。
【0095】蛍光体塗料又は輝尽性蛍光体塗料調製用の
溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノールなどの低級アルコール、メチレン
クロライド、エチレンクロライドなどの塩素原子含有炭
化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなどのケトン、トルエン、ベンゼン、シクロ
ヘキサン、シクロヘキサノン、キシレンなどの芳香族化
合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級
脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサン、エ
チレングリコールモノエチルエステル、エチレングリコ
ールモノメチルエステルなどのエーテル及びそれらの混
合物を挙げることができる。
【0096】なお、蛍光体塗料又輝尽性蛍光体塗料には
塗料中における蛍光体又は輝尽性蛍光体の分散性を向上
させるための分散剤又は形成後の蛍光体又は輝尽性蛍光
体層中における結合剤と蛍光体又は輝尽性蛍光体との間
の結合力を向上させるための可塑剤など種々の添加剤が
混合されてもよい。
【0097】分散剤の例としては、フタル酸、ステアリ
ン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤などを挙げること
ができる。
【0098】可塑剤の例としては、燐酸トリフェニル、
燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニルなどの燐酸エステ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチルなど
のフタル酸エステル、グリコール酸エチルフタリルエチ
ル、グリコール酸ブチルフタルブチルなどのグリコール
酸エステル、トリエチレングリコールとアジピン酸との
ポリエステル、ジエチレングリコールと琥珀酸とのポリ
エステルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩基
酸とのポリエステルなどを挙げることができる。
【0099】上記のようにして調製された蛍光体又は輝
尽性蛍光体と結合剤とを含有する蛍光体塗料を、支持体
若しくはシート形成用の仮支持体の表面に均一に塗布す
ることにより塗料の塗膜を形成する。
【0100】この塗布手段としては、例えばドクターブ
レード、ロールコータ、ナイフコータ、押し出しコータ
などを用いることにより行うことができる。
【0101】支持体及び仮支持体としては、例えばガラ
ス、ウール、コットン、紙、金属などの種々の素材から
作られたものが使用され得るが、情報記録材料としての
取り扱い上可撓性のあるシート或いはロールに加工でき
るものが好ましい。この点から、例えばセルロースアセ
テートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレン
テレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイ
ミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム等のプラスティクフィルム、アルミニウム
箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び
例えば写真用原紙、コート紙、もしくはアート紙のよう
な印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベルギー
特許784,615号明細書に記載されているようなポ
リサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタン
などの顔料を含むピグメント紙、ポリビニルアルコール
でサイジングした紙等の加工紙が特に好ましい。
【0102】第2の製造法では、仮支持体上又は仮支持
体上に塗布された保護膜上に蛍光体塗料又は輝尽性蛍光
体塗料を塗布し乾燥した後、仮支持体から剥離して蛍光
体層又は輝尽性蛍光体層となるシートとする。従って仮
支持体の表面は、予め剥離剤を塗布しておき、形成され
た蛍光体又は輝尽性蛍光体シートが仮支持体から剥離し
易い状態にしておくのが好ましい。
【0103】支持体と蛍光体層又は輝尽性蛍光体層の結
合を強化するため支持体表面にポリエステル又はゼラチ
ンなどの高分子物質を塗布して接着性を付与する下塗り
層を設けたり、感度、画質(鮮鋭性、粒状性)を向上せ
しめるために二酸化チタンなどの光反射性物質からなる
光反射層、もしくはカーボンブラックなどの光吸収物質
からなる光吸収層などが設けられてよい。それらの構成
は目的、用途などに応じて任意に選択することができ
る。
【0104】また、本発明の蛍光体層又は輝尽性蛍光体
層は圧縮処理を行うことが望ましい。蛍光体層又は輝尽
性蛍光体層は、圧縮することによって蛍光体又は輝尽性
蛍光体の充填密度を更に向上させ、更に鮮鋭性、粒状性
を向上させることができる。圧縮の方法としてはプレス
機やカレンダーロール等が挙げられる。
【0105】第1の製造法の場合、蛍光体又は輝尽性蛍
光体層及び支持体をそのまま圧縮する。
【0106】第2の製造法の場合、前記によって得ら
れた蛍光体シート又は輝尽性蛍光体シートを支持体上に
載せ、結合剤の軟化温度又は融点以上の温度で圧縮しな
がら該シートを支持体上に接着する。
【0107】このようにして、蛍光体シート又は輝尽性
蛍光体シートを支持体上に予め固定することなく圧着す
る方法を利用することによりシートを薄く押し広げるこ
とができる。
【0108】上記のように、支持体上に形成された蛍光
体層又は輝尽性蛍光体層上に本発明の保護層が設けられ
る。
【0109】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0110】実施例1 (紫外線硬化型樹脂組成物の調製)下記の処方で紫外線
硬化型樹脂組成物を調製した。
【0111】 紫外線硬化型樹脂組成物A カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPCA60」(日本火薬(株)製) 50重量部 重合開始剤「イルガキュア907」(日本チバガイギー(株)製) 2重量部 メチルエチルケトン 5000重量部 紫外線硬化型樹脂組成物B カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPCA60」(日本火薬(株)製) 50重量部 重合開始剤「イルガキュア907」(日本チバガイギー(株)製) 1.5重量部 メチルエチルケトン 5000重量部 紫外線硬化型樹脂組成物C カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPCA60」(日本火薬(株)製) 50重量部 重合開始剤「イルガキュア907」(日本チバガイギー(株)製) 2重量部 重合開始剤「トスパール120」(東芝シリコン(株)製)0.2重量部 メチルエチルケトン 5000重量部 紫外線硬化型樹脂組成物D カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPCA60」(日本火薬(株)製) 40重量部 カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPHA」(日本火薬(株)製) 10重量部 重合開始剤「イルガキュア907」(日本チバガイギー(株)製) 2重量部 メチルエチルケトン 5000重量部 紫外線硬化型樹脂組成物E カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPCA60」(日本火薬(株)製) 25重量部 カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 「カラヤットDPHA」(日本火薬(株)製) 25重量部 重合開始剤「イルガキュア907」(日本チバガイギー(株)製) 2重量部 メチルエチルケトン 5000重量部 (スクリーンの製造) 処方 蛍光体(Gd22S:Tb 平均粒径3μm) 100重量部 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製エスレックBM)5.0重量部 上記の処方で蛍光体及び樹脂に塗料粘度が20〜30P
S(ポイズ)となるようにメチルエチルケトン/トルエ
ン=1/1(重量比)の溶剤を添加し、ボールミルにて
6時間混合分散し蛍光体塗料を得た。次にガラス板上に
水平に参加チタン含有250μmの白色ペットを設置
し、蛍光体塗料をナイフコーターを用いて乾燥膜厚が1
00μmになるように塗布、乾燥し蛍光体層を得た。
【0112】蛍光体層形成後、表1,2に示す紫外線硬
化型樹脂(組成物)に0.2μmのシリカ粒子(東芝シ
リコン社製トスパール120)を0.5重量%添加し、
表1,2に示す厚さのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム又はポリエチレンナフタレートフイルム上に表1,
2記載の保護層全膜厚の保護層を設けた。
【0113】保護層は、フイルム接着型の場合はポリエ
チレンテレフタレートフイルム又はポリエチレンナフタ
レートフイルムの紫外線硬化型樹脂(組成物)とは反対
の面にポリエステル系接着剤を塗布した。このようにし
て接着面を蛍光体層に密着させスクリーン試料No.1
〜24を得た。
【0114】塗布型の場合は、蛍光体層上にナイフコー
ターを用いて表3記載の紫外線硬化型樹脂及び膜厚で塗
布した。このようにして塗布型保護層を有するスクリー
ン試料No.25〜31を得た。
【0115】サンプルの画像評価 a.鮮鋭度 得られたスクリーン試料を片面乳剤のX線フイルムSR
−IC(コニカ(株)製)を用いて、矩形波チャートを
撮影し、コントラスト法によりMTFを測定した。ま
お、MTFは空間周波数2.0本/mmの値においてス
クリーン試料No.1の値を100とする相対値で表し
た。MTF値は値が高いほど鮮鋭度が高いことを示す。
【0116】b.保護膜の強度試験 スクリーン試料をJIS(日本標準規格)K5400−
1990に定める鉛筆引っかき試験機の試験片取り付け
台上にセットし、重り(1.0±0.05kg)で鉛筆
ホルダーに鉛筆濃度Hの鉛筆を取り付け、定法により膜
強度を測定した。評価は塗膜に生じた擦り傷の発生量を
耐傷性として評価した。
【0117】これらの結果を表1,2,3に示した。
【0118】
【表1】
【0119】
【表2】
【0120】
【表3】
【0121】表1,2,3より、本発明の紫外線硬化後
の紫外線硬化型樹脂層が、鉛筆強度H以上の強度の保護
層を有するスクリーンは、貼り付け型保護層、塗布型塗
布層の場合でも鮮鋭度、耐傷性に優れていることが分か
る。
【0122】 実施例2 パネルの製造 処方 蛍光体(BaFBr:Eu 平均粒径3μm) 100重量部 ポリビニールブチラール樹脂(積水化学製エスレックBM)5.0重量部 上記の処方で輝尽性蛍光体及び樹脂に塗料粘度が20〜
30PS(ポイズ)となるようにメチルエチルケトン/
トルエン=1/1(重量比)の溶剤を添加し、ボールミ
ルにて6時間混合分散し輝尽性蛍光体塗料を得た。次に
ガラス板上に水平に参加チタン含有250μmの白色ペ
ットを設置し、輝尽性蛍光体塗料をナイフコーターを用
いて乾燥膜厚が100μmになるように塗布、乾燥し輝
尽性蛍光体層を得た。
【0123】輝尽性蛍光体層形成後、表4,5に示す紫
外線硬化型樹脂(組成物)を用いて表4,5に示す厚さ
のポリエチレンテレフタレートフイルム又はポリエチレ
ンナフタレートフイルム上に表4,5記載の保護層全膜
厚になるよう保護層を設けた。
【0124】保護層は、フイルム接着型の場合はポリエ
チレンテレフタレートフイルム又はポリエチレンナフタ
レートフイルムの紫外線硬化型樹脂(組成物)とは反対
の面にポリエステル系接着剤を塗布した。このようにし
て、接着面を蛍光体層に密着させパネル試料No.10
1〜124を得た。
【0125】塗布型の場合は、蛍光体層上にナイフコー
ターを用いて表6記載の紫外線樹脂及び膜厚で塗布し
た。このようにして塗布型保護層を有するパネル試料N
o.125〜131を得た。
【0126】サンプルの画像評価 a.鮮鋭度 得られた試料パネルに矩形波チャートを貼り付けた後、
管電圧80kVp、管電流50mA、管球からパネルか
らの距離1.5m、照射時間0.1秒のX線を照射後、
半導体レーザー光(発信波長680nm、ビーム径10
0μmφ)de走査して輝尽発光を読み取り、光電子増
倍管で光電変換して信号を得、この信号値より画像の変
調伝達関数(MTF)を求め、画像の鮮鋭度を評価し
た。なお、鮮鋭度は空間周波数が2.0サイクル/mm
のときのMTFにおいてパネルNo.101の値を10
0とする相対値で表した。
【0127】b.保護膜の強度試験 試料パネルを実施例1と全く同様にJIS(日本標準規
格)K5400−1990に定める鉛筆引っかき試験機
を用い、鉛筆濃度Hを用いて、定法により膜強度を測定
した。
【0128】評価結果は実施例1と同様に塗膜に生じた
擦り傷の発生量を耐傷性として評価した。
【0129】これらの結果を表4,5,6に示した。
【0130】
【表4】
【0131】
【表5】
【0132】
【表6】
【0133】表4,5,6より、本発明の紫外線硬化後
の紫外線硬化型樹脂層が、鉛筆強度H以上の強度の保護
層を有するパネルは、貼り付け型保護層、塗布型塗布層
の場合でも鮮鋭度、耐傷性に優れていることが分かる。
【0134】
【発明の効果】本発明により、鮮鋭度、耐傷性に優れた
スクリーン及びパネルが得られた。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に蛍光体層及び保護層をこの順
    に有する放射線増感スクリーンにおいて、該保護層が硬
    化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の硬度を有する紫
    外線硬化型樹脂を塗布した有機質フイルムを有し、紫外
    線硬化型樹脂塗布面と反対側の面に接着剤層を設けて蛍
    光体層に接着させることを特徴とする放射線増感スクリ
    ーン。
  2. 【請求項2】 前記紫外線硬化型樹脂を塗布した有機質
    フイルムの全厚みが5μm以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の放射線増感スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹脂
    であり、光の屈折率が有機質フイルムより低いことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の放射線増感スクリー
    ン。
  4. 【請求項4】 前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
    0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
    して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載の放射線増感スクリ
    ーン。
  5. 【請求項5】 前記有機質フイルムがポリエチレンテレ
    フタレートフイルム又はポリエチレンナフタレートフイ
    ルムであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項
    に記載の放射線増感スクリーン。
  6. 【請求項6】 支持体上に蛍光体層及び保護層をこの順
    に有する放射線増感スクリーンにおいて、該保護層が硬
    化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の硬度を有する紫
    外線硬化型樹脂を含有することを特徴とする放射線増感
    スクリーン。
  7. 【請求項7】 前記紫外線硬化型樹脂含有の保護層の厚
    みが5μm以下であることを特徴とする請求項6に記載
    の放射線増感スクリーン。
  8. 【請求項8】 前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
    0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
    して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
    る請求項6又は7に記載の放射線増感スクリーン。
  9. 【請求項9】 前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹脂
    であることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記
    載の放射線増感スクリーン。
  10. 【請求項10】 支持体上に蛍光体層及び保護層をこの
    順に有する放射線像変換パネルにおいて、該保護層が硬
    化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の紫外線硬化型樹
    脂を塗布した有機質フイルムを有し、該紫外線硬化型樹
    脂塗布面と反対の面に接着剤層を設けて蛍光体層に接着
    させることを特徴とする放射線像変換パネル。
  11. 【請求項11】 前記紫外線硬化型樹脂を塗布した有機
    質フイルムの全厚みが5μm以下であることを特徴とす
    る請求項10に記載の放射線像変換パネル。
  12. 【請求項12】 前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹
    脂であり、光の屈折率が有機質フイルムより低いことを
    特徴とする請求項10又は11に記載の放射線像変換パ
    ネル。
  13. 【請求項13】 前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
    0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
    して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
    る請求項10〜12の何れか1項に記載の放射線像変換
    パネル。
  14. 【請求項14】 前記有機質フイルムがポリエチレンテ
    レフタレートフイルム又はポリエチレンナフタレートフ
    イルムであることを特徴とする請求項10〜13の何れ
    か1項に記載の放射線像変換パネル。
  15. 【請求項15】 支持体上に蛍光体層及び保護層をこの
    順に有する放射線増感スクリーンにおいて、該保護層が
    硬化後、鉛筆硬度を表す濃度記号H以上の紫外線硬化型
    樹脂を含有することを特徴とする放射線像変換パネル。
  16. 【請求項16】 前記紫外線硬化型樹脂含有保護層の厚
    みが5μm以下であることを特徴とする請求項15に記
    載の放射線像変換パネル。
  17. 【請求項17】 前記紫外線硬化型樹脂中に平均粒子径
    0.1〜4μmの二酸化ケイ素が紫外線硬化型樹脂に対
    して0.01〜1重量%混合されていることを特徴とす
    る請求項15又は16に記載の放射線像変換パネル。
  18. 【請求項18】 前記紫外線硬化型樹脂がアクリル系樹
    脂であることを特徴とする請求項15〜17の何れか1
    項に記載の放射線像変換パネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277590A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Konica Corp 放射線像変換パネルおよびその製造方法
CN105814000A (zh) * 2013-12-04 2016-07-27 韩国水力原子力株式会社 用于混合废弃物玻璃化的玻璃组合物及利用其的混合废弃物的玻璃化方法

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