JPH09119956A - トナーによる除電状態の確認方法 - Google Patents

トナーによる除電状態の確認方法

Info

Publication number
JPH09119956A
JPH09119956A JP26105095A JP26105095A JPH09119956A JP H09119956 A JPH09119956 A JP H09119956A JP 26105095 A JP26105095 A JP 26105095A JP 26105095 A JP26105095 A JP 26105095A JP H09119956 A JPH09119956 A JP H09119956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive
negative
film
static elimination
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26105095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3069837B2 (ja
Inventor
Nobuo Nomura
信雄 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasuga Denki Inc
Original Assignee
Kasuga Denki Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasuga Denki Inc filed Critical Kasuga Denki Inc
Priority to JP7261050A priority Critical patent/JP3069837B2/ja
Publication of JPH09119956A publication Critical patent/JPH09119956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069837B2 publication Critical patent/JP3069837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除電処理前後の処理対象物体の表面が、無数
の小さい正負の帯電部分が近接してランダムに混在した
複雑な帯電状態又は残留電荷状態になっていても、その
様相を正負分けてしかも正負共にその電位の高低までも
視覚的に精密に表示することができるようにする。 【解決手段】 色が異なる正極性トナーと負極性トナー
とを、除電処理前又は除電処理後の処理対象物体の表面
に接触させ、その正電荷を有する部分には負極性トナ
ー、負電荷を有する部分には正極性トナーを付着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行するプラスチ
ックフィルムやプラスチック板やプラスチックカードや
紙等の処理対象物体(電気的な絶縁物)を走行途中で除
電する場合などに、その除電前後の状態を視覚的に精密
に確認することができるようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルムの除電方法
の一つとして特開昭63−301495号公報に記載さ
れた方法がある。この除電方法は、処理対象物体の高速
走行に対応するとともに、除電過ぎによる逆帯電を除去
するため、高周波除電と直流除電との2段階除電を行う
こと、及び直流除電器をフィードバック制御することを
特徴とする。すなわち、帯電している走行物体を高周波
除電器による高周波コロナ放電で除電処理した後、その
高周波除電処理効果を確認するため、この除電処理後の
走行物体の残留電位及び極性を電位検出器で検出し、そ
の検出電位及び極性に従って直流除電器を自動制御する
ことにより、この直流除電器から残留帯電電位とは逆極
性のしかも残留電位と相殺する直流コロナ放電を生じさ
せて中和除電する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
クフィルムの製造・加工工程で、プラスチックフィルム
をローラで案内しながら走行させると、プラスチックフ
ィルムはローラとの摩擦と剥離を繰り返すため、帯電
(摩擦帯電)と静電気放電(剥離放電)とを繰り返すこ
とになる。また、表面を印刷するフィルムの場合には、
フィルム表面を変質させて印刷性を良くするため、フィ
ルムをコロナ放電により表面処理している。このような
摩擦帯電及び剥離放電、更にはコロナ放電処理によっ
て、プラスチックフィルムの表裏両面には帯電の態様や
放電の態様に応じて、形状が非常に複雑でしかも無数の
小さい正負の帯電部分が、ランダムに近接して混在した
様相(帯電模様)を呈する。
【0004】このように正負の帯電部分が小さく複雑に
混在したプラスチックフィルムの帯電電位を電位測定器
で測定しても、電位測定器の性能に依存した広い範囲で
の平均的な極性と電位しか測定することができない。す
なわち、近接した小さな正帯電部分と負帯電部分とは、
電界が閉じてフィルム面上で互いに静電気的に中和した
状態になっているので、このような小さな部分は電位測
定器の測定にはほとんど影響を与えず、その測定結果は
広い範囲についての巨視的なものにならざるを得ない。
【0005】従って、上述のような巨視的な測定結果か
ら、除電処理後の残留電位と極性を推定し、これに対応
して以後の除電条件を一様に決め(除電電極に印加する
電圧等を調整する)、フィルムと離れた除電器からの正
負のイオンをフィルム面に向かって照射しても、フィル
ム面が上記のような複雑な帯電状態又は残留電荷状態に
なっていると、微視的に除電されないところが多数存続
し、除電工程を繰り返しても小さい除電ムラが最後まで
残り、プラスチックフィルムを素材とする製品の品質低
下を招いていた。例えば、プラスチックフィルムをベー
スとしてその表面に磁性材料やコーテング剤等を塗布す
る磁気テープ等のフィルム製品では、帯電模様のために
均一に塗布することができなかった。また、除電ムラを
なくすため、電圧を必要以上に高くすることになり、正
負いずれか一方の除電作用が強すぎる傾向になって逆帯
電を招き、その除電のために更に余計な除電工程を必要
とし、能率が悪かった。以上のようなことは、プラスチ
ックを素材とする製品に限らず、ガラス板を素材とした
製品(例えば、液晶ディスプレイ用のガラス基板等)で
も同様であった。
【0006】本発明の目的は、除電処理前後の処理対象
物体の表面が、上述のように、無数の小さい正負の帯電
部分が近接してランダムに混在した複雑な帯電状態又は
残留電荷状態になっていても、除電ムラや除電不足や除
電過ぎ等のない適切な除電措置を講ずることができるよ
うにするため、その様相を正負分けてしかも正負共にそ
の電位の高低までも視覚的に精密に表示することができ
るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、色が異なる正
極性トナーと負極性トナーとを、除電処理前又は除電処
理後の処理対象物体の表面に接触させ、その正電荷を有
する部分には負極性トナー、負電荷を有する部分には正
極性トナーを付着させることにより、処理対象物体の表
面上において正負を色分けして表示できると同時に、色
の濃淡によって正負それぞれの電位の高低も表示でき、
またトナーで着色されていない地色は電荷の無いところ
であると推定できるようにしたものである。色が異なる
正極性トナーと負極性トナーとは、予め混合しておいて
処理対象物体の表面に散布等するのが良いが、別々に散
布等しても構わない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1に本発明による除電状態の確認方法を
適用した除電及び除塵装置の一例の全体の概要構成を示
す。同図において、表面を改質するため図示しないコロ
ナ放電処理装置でコロナ放電処理されたプラスチックフ
ィルム(以下、フィルムと記す)1は、、ガイドローラ
8に案内されて右方へ走行され、その走行中に除電部A
で除電されてから除塵部Bで除塵される。除電部Aで
は、複数の正負イオン生成用除電電極3に対して共通の
イオン吸引電極2を対向させることにより、除電ゲート
部9が構成されている。そして、フィルム1は、これら
除電電極3とイオン吸引電極2の間で後述のように多段
階に除電されながら、除電ゲート部9を通過する。
【0010】図20の(A)は、コロナ放電処理された
除電処理前のフィルム(厚さ12μmのポリエチレンフ
ィルム)1に本発明を適用し、そのフィルム表面に色が
異なる正極性トナー粉と負極性トナー粉とを付着させ、
そのトナー付着像をモノクロ複写機で白紙に複写し、そ
の一部をもって図面としたものである。すなわち、赤色
の正極性トナー粉と青色の負極性トナー粉とを予め等量
ずつ混合しておき、これをフィルム表面に散布してフィ
ルム1の表面の正電荷を有する部分には青色の負極性ト
ナー粉を付着させ、負電荷を有する部分には赤色の正極
性トナー粉を付着させ、その一部をそのままモノクロ複
写機で白紙に複写したものである。フィルム1上の実際
の画像は、赤部分と青部分とフィルム1の地色部分とに
よる、緻密かつ鮮明な色彩のカラー画像として現れる
が、モノクロ画像に変えたため、図20の(A)は赤の
部分と青の部分とが共に黒になり、フィルム1の地色が
白になっており、黒の濃淡が正負の電位の高低を現して
いる。図20の(B)は同じトナーカラー画像につい
て、赤トナー付着部分だけが黒になって現れるように加
工したもので、この図において黒部分は負電荷をもった
部分、その濃淡は負電位の高低、白の部分は電荷がない
部分である。また、図20の(C)は同じトナーカラー
画像について、青トナー付着部分だけが黒になって現れ
るように加工したもので、この図において黒部分は正電
荷をもった部分、その濃淡は正電位の高低、白の部分は
電荷がない部分である。
【0011】なお、赤色の正極性トナー粉と青色の負極
性トナー粉とを予め混合しておいて、フィルム1の表面
に同時に散布したが、別々に散布してもよい。実験によ
れば、予め混合しておいた場合の方が別々に散布する場
合よりも付着の色分けが良かった。別々に散布すると両
トナー粉の単位面積当たりの散布量を同じにすることが
難しいが、予め等量ずつ混合しておくとそれが容易であ
るとともに作業性も良い。また、トナー粉の付着は散布
以外の方法でも構わない。トナーの色は任意に選択でき
ることは言うまでもない。
【0012】図1における各除電電極3は、フィルム1
の幅員方向に延びてその幅員を越える長さになってい
る。この各除電電極3としては、種々の構造のものを使
用できるが、多数の放電針を用いたものが経済的であ
り、既製の代表例を図5(底面図)及び図6に示す。こ
の除電電極は、放電針10の1本1本を、別々に容量結
合又は抵抗結合とするため、セラミック誘電体又はセラ
ミック抵抗体によるコア11に別々に植設し、このコア
11の多数個を長いプリント基板12の孔に1個ずつ嵌
合させた状態で、これらコア11とプリント基板12と
を樹脂ケーシング13内の絶縁モールド14中に埋設す
ることにより、多数の放電針10の一部を、絶縁モール
ド14の表面から樹脂ケーシング13の長さ方向(フィ
ルム1の幅員方向)に一定の間隔おいて配列突出させ、
その配列の両側にアース電極板7を平行に対設させたも
のである。そして、プリント基板12の導電パターンに
高電圧を印加すると、全放電針10のアース電極板7と
の間で一斉にコロナ放電が生じてイオンを生成するもの
で、独立した一つの除電器としても使用できるようにな
っている。なお、除電電極3の長さはフィルム1の幅員
を越える長さになっている。
【0013】図1では、このような除電電極3を複数本
用い、フィルム1の走行方向(長さ方向)に間隔をおい
て並列に、しかもフィルム1の片面(上面)より少し離
して設置し、交流高電圧電源ACから交流高電圧HV1
を同時に印加する。除電電極3間の間隔はフィルム1の
走行速度に応じて調整する。これら除電電極3は共通の
ホルダ15に保持し、エアーシリンダ等の直線運動アク
チュエータ16によりフィルム1に対して進退可能(位
置調整)とすることができる。
【0014】一方、イオン吸引電極2は、フィルム1の
走行方向及び幅員方向の両方向について、全ての除電電
極3に共通して対向する平面をもった一枚の板(導電性
金属板など)で構成され、フィルム1と接触しないよう
に設置されている。交流高電圧電源ACから、除電電極
3とは逆位相の交流高電圧HV2を印加される。このイ
オン吸引電極2も、碍子21を介してエアーシリンダ等
の直線運動アクチュエータ22に支持することにより、
フィルム1に対して進退可能(位置調整)とすることが
できる。
【0015】正負イオン生成用除電電極3とイオン吸引
電極2に、図2に示すように互いに逆位相の交流高電圧
HV1とHV2をそれぞれ印加することで、正負イオン
生成用除電電極3で交互に生成される正負のイオンを、
処理対象物体1自体で同等に吸引することができる。こ
の場合の等価回路を図3に示す。同図において7は除電
電極3のためのアース電極、Cはイオン吸引電極2と処
理対象物体1との間に形成される静電容量である。ま
た、正負イオン生成用除電電極3として、正イオンを発
生する正イオン発生電極3Aと負イオンを発生する負イ
オン発生電極3Bを設け、これら電極に正負の直流高電
圧DHV1とDHV2をそれぞれ印加して正負のイオン
を同時に生成しても良い。この場合の等価回路を図4に
示す。
【0016】よって、各除電電極3に正の高電圧が印加
されて正のイオンが生成されているときは、イオン吸引
電極2に負の高電圧が印加されてフィルム1面に静電容
量Cにより負の電位が誘起され、また各除電電極3に負
の高電圧が印加されているときは、イオン吸引電極2に
正の高電圧が印加されてフィルム1面に正の電位が誘起
されるので、各除電電極3で交互に生成される正負のイ
オンは、正負いずれもクーロン力によりフィルム1面に
向かって強制的に吸引照射される。その結果、除電ゲー
ト部9に入る前は(図1におけるの位置)、図20に
示したように無数の小さい正負の帯電部分がランダムに
混在して複雑な帯電模様を形成し、微視的に中和状態に
なっていても、その正の帯電部分には負のイオンが、負
の帯電部分には正のイオンが確実に反応するので、正負
それぞれの帯電部分を別々に強力に除電できる。しか
も、このような作用が、フィルム1の走行方向に配列し
ている複数の除電電極3により繰り返し行われる。この
場合、イオン吸引電極2は、フィルム1の走行方向及び
幅員方向に拡がる面を有しているため、イオン吸引力に
場所的なムラが生じることがないとともに、正負のイオ
ンを同等に吸引できるので、微視的に見ても除電ムラは
少ない。
【0017】フィルム1の幅員の一側縁の領域は除電処
理を受けないようにマスクして無除電領域とし、除電ゲ
ート9を通過した直後(図1におけるの位置)のフィ
ルム1面に、図20の場合と同様にトナー粉を付着させ
たところ、図示していないが、除電ゲート部9において
除電したところでは、無除電領域にあるような複雑な帯
電模様が消え、その代わりに、フィルム1の幅員方向に
延びる薄い横縞が、フィルム1の走行方向に交互に波状
に現れた。これは、除電電極3及びイオン吸引電極2に
印加される電圧の極性が正負交互になることに加えて、
これらの電極に対してフィルム1が移動するため、その
帯電面を走行方向に見ると、正イオンによる除電が強い
ところと、負イオンによる除電が強いところとが交互に
なるからである。このような巨視的に現れる除電ムラ
は、複数の除電電極3をフィルム1の走行方向に並列さ
せて、これらによる正負のイオンを、場所を変えてフィ
ルム1面に強制的に照射することで、平均化して極力少
なくすることができる。
【0018】また、正負イオン生成用除電電極3によっ
て生成される正負のイオン量は、この除電電極3に印加
される交流高電圧HV1の周波数に従って変化するた
め、その周波数が商用交流電源の周波数(50Hz又は
60Hz)程度であると、生成されるイオン量の変化周
期が遅いため、フィルム1の走行速度が速いと、除電ム
ラが生ずる。そこで、イオン吸引電極2に印加する交流
高電圧HV2の周波数を、除電電極3に印加する交流高
電圧HV1の周波数より高くすれば、生成されるイオン
量の時間的変化による除電ムラを少なくできる。
【0019】除電ゲート部9による上記のような除電後
に補助的な除電を行うため、除電ゲート部9よりもフィ
ルム1の進行方向側には、負イオン生成用直流除電器
4、その更に進行方向側には正イオン生成用直流除電器
5、更に進行方向側には交流除電器6が配置されてい
る。そして、負イオン生成用直流除電器4には、直流高
電圧電源DCにより負の直流高電圧が印加され、正イオ
ン生成用直流除電器5には、直流高電圧電源DC2によ
り正の直流高電圧が印加され、交流除電器6には交流高
電圧電源AC3により交流高電圧が印加される。この交
流除電器6としては、図5及び図6に示したものと同じ
ようなものを使用することができる。直流除電器4・5
としては多数の放電針を用いた公知のもので良く、特別
なものを使用する必要はない。
【0020】これら直流除電器4・5及び交流除電器6
は、除電ゲート部9の除電電極3よりもフィルム1に対
する除電力を弱くするため、フィルム1に対する距離を
除電電極3よりも総じて大きくし、しかも相互において
除電力を徐々に弱くするため、フィルム1に対する距離
を段階的に大きくしている。
【0021】上記のように除電ゲート部9で除電された
フィルム1は、次に負イオン生成用直流除電器4からの
負イオンを照射されることにより、上記のように正負が
交互に波状になっている残留電荷部分のうちの主に正の
帯電部分を除電される。これによる除電処理を受けた後
(図1においての位置)のフィルム1面に、上記と同
様にトナー粉を付着させたところ、波状の帯電部分が無
くなり、直流除電器4の各放電針に対応する部分の周り
にU字をなした薄い残留電荷部分が残り、これがフィル
ム1の幅員方向に連続して淡い連続模様となった。除電
処理を受けないようにマスクした無除電領域Nには、依
然として複雑な帯電模様が残存した。
【0022】次に、フィルム1は、正イオン生成用直流
除電器5からの正イオンによる除電処理を受ける。これ
による除電を受けた後(図1においての位置)のフィ
ルム1面に同様にトナー粉を付着させたところ、フィル
ム1面に薄い濃淡が僅かに残っているだけであるが、無
除電領域には、依然として複雑な帯電模様が残存した。
【0023】最後に、フィルム1は、交流除電器6から
の正負のイオンにより弱い正負の除電処理を受ける。図
21は、これによる除電を受けた後(図1においての
位置)のフィルム1面に上記と同様にトナー粉を付着さ
せた状態を示す。この図から分かるように、マスクした
無除電領域Nには最後まで複雑な帯電模様が残っている
が(正負共に黒になっている)、除電した部分は赤トナ
ーも青トナーも付着しない地色(白)になっている。
【0024】これに対して、図20に示したような帯電
状態のフィルム1を、走行させながら(150m/mi
nの走行速度)従来の交流電圧印加式除電器で除電した
後、その表面に上記と同様に、赤色の正極性トナー粉と
青色の負極性トナー粉とを予め等量ずつ混合したものを
散布して、フィルム1の表面の正電荷を有する部分には
青色の負極性トナー粉を付着させ、負電荷を有する部分
には赤色の正極性トナー粉を付着させ、その一部をその
ままモノクロ複写機で白紙に複写したところ、図22の
ように複雑な帯電模様が現れ、微視的には除電の効果が
ほとんどないことが分かった。図22の(A)では、図
20の(A)と同様に、モノクロ複写にしたため赤の部
分と青の部分とが共に黒になり、フィルム1の地色が白
になっており、黒の濃淡が電位の高低を現している。図
22の(B)は、図20の(B)と同様に赤トナー付着
部分だけが黒になって現れるように加工したもので、黒
部分は負電荷をもった部分、その濃淡は負電位の高低、
白の部分は電荷がない部分である。また、図22の
(C)は、図20の(C)と同様に青トナー付着部分だ
けが黒になって現れるように加工したもので、黒部分は
正電荷をもった部分、その濃淡は正電位の高低、白の部
分は電荷がない部分である。
【0025】図1において除電部Aで除電されたフィル
ム1は引き続き除塵部Bへ搬送される。除電部Bには、
エアー噴射部50aと2つのエアー吸引部50bとをケ
ーシング51内に仕切り形成したエアーシャワー除塵ユ
ニット50が、ローラ8の上側に設置されている。エア
ー噴射部50aから噴射されたエアーは、ローラ8上で
フィルム1に当たって反射してから2つのエアー吸引部
50bに吸引されるので、フィルム1に付着していた塵
埃等は強制的に除去されて回収される。この場合、フィ
ルム1は、除電部Aで帯電模様が無くなるまで綺麗に除
電された直後であるので、除塵も綺麗に行われる。
【0026】図7に除塵部Bを具体的に示す。同図にお
いて、エアーシャワー除塵ユニット50のエアー噴射部
50aには、ブロア52からのエアーが送気側フィルタ
53及び送気側ダンパ54を介して送気され、またブロ
ア52における吸気作用によって、エアー吸引部50b
内に吸気されたエアーが吸気側ダンパ55及び吸気側ダ
ンパ54を介してブロア52へ還流するようになってい
る。エアー噴射部50aには、ローラ8の表面上を走行
するフィルム1に向かってエアーを斜めに噴射するノズ
ル57が設けられ、2つのエアー吸引部50bのうちの
エアー噴射部50a側のエアー吸引部には小さい吸気口
58、他方のエアー吸引部には大きい吸気口59が設け
られている。
【0027】従って、ノズル57から噴射されたエアー
は、ローラ8上でフィルム1に当たって反射してから2
つのエアー吸引部50bに吸引される。なお、除電と除
塵とを同じ場所で同時に行うようにしてもよい。図7に
おいて、Cはローラ8より剥離後のフィルム1を除電す
る補助除電部である。この補助除電部Cも上述した除電
部Aの全部又は一部と同じ構成にすることができる。
【0028】図5及び図6に示したような独立した除電
電極を複数本用いることに代えて、図8及び図9(底面
図)に示すようなマルチ交流除電器3Aを用いても良
い。このマルチ交流除電器3Aは、多数の放電針10
を、板状の絶縁ホルダ17に、フィルム1の幅員方向に
一定の間隔をおいて配列突設するとともに、その列をフ
ィルム1の走行方向に間隔をおいて平行に複数列設け、
またアース電極棒7Aを、放電針10の各列の両側に平
行に位置するように絶縁ホルダ17に架設したものであ
る。そして、絶縁ホルダ17から引き出されている高圧
ケーブル18を介して全放電針10に交流高電圧を一斉
に印加するようになっているとともに、全アース電極棒
7Aを、絶縁ホルダ17に付設された導電板19及びア
ース用ケーブル20を介してアースできるようになって
いる。なお、図8及び図9に示した交流型マルチ電極3
Aを用いる場合には、イオン吸引電極2は、放電針10
の全列に対し共通して対向する平面をもったものとす
る。
【0029】図10及び図11は、除電ゲート9の複数
の除電電極3に代わる正負イオン同時生成型のマルチ直
流除電器3Bを示す。このマルチ直流除電器3Bは、多
数の放電針37を、板状の絶縁ホルダ38に、フィルム
1の幅員方向に一定の間隔をおいて配列突設するととも
に、その列をフィルム1の走行方向に間隔をおいて平行
に複数列設けたものである。そして、図11に示すよう
に、各列において正の放電針と負の放電針とが交互の配
列になるようにする。又は、正の放電針の列と負の放電
針の列に分け、正の列と負の列がフィルム1の走行方向
に交互になるようにする。なお、39・40は正負の直
流高電圧をそれぞれ供給する高圧ケーブルである。
【0030】図12に除電部Aのための電源の具体例を
示す。交流高電圧電源ACは、商用交流電源からの交流
電圧を昇圧するトランス23を有し、その二次側の正負
両極のタップのうちの一方のタップを、上記のように配
列されている全ての除電電極3に接続し、他方のタップ
をイオン吸引電極2に接続してある。従って、除電電極
3とイオン吸引電極2には逆位相の交流高電圧HV1と
HV2がそれぞれ同時に印加される。板状の共通のイオ
ン吸引電極2は、除電電極3に対するイオン吸引力がフ
ィルム1も進行につれて徐々に弱くなるように、この図
ではフィルム1の進行方向に向かって下向きに傾斜させ
てある。このようにすると、巨視的な除電ムラの解消を
効率的に行える。
【0031】直流高電圧電源装置DCは、商用周波数電
源からの交流電圧を、トランス24やダイオード25等
からなるAC/DC変換部26で電圧降下させた直流電
圧に変換した後、定電圧IC回路27に供給し、この定
電圧IC回路27の出力端から、可変抵抗28で任意に
調整した直流電圧を出力する。そして、この調整された
直流電圧をコンデンサ29・30により更に平滑化して
から、高周波発振回路31へ印加する。
【0032】高周波発振回路31は、高周波トランス3
2の一次側に接続され、直流電圧印加により起動用トラ
ンジスタ33がオンになると、自励発振により高周波発
振する。これが発振すると、高周波トランス31の二次
側に交流の高電圧が得られるとともに、発光ダイオード
34が点灯する。高周波トランス32の二次側には、正
側の倍電圧整流回路35と負側の倍電圧整流回路36と
が並列接続されている。これら倍電圧整流回路35・3
6は、公知のようにダイオードとコンデンサとを直列に
積み重ねるように接続することにより、積み重ねた段数
だけトランス32の二次電圧の倍数の直流高電圧が得ら
れる。負側の倍電圧整流回路36の出力端は、高圧ケー
ブルを介して負イオン生成用直流除電器4に接続されて
これに負の直流高電圧を印加し、正側の倍電圧整流回路
35は、同様に高圧ケーブルを介して正イオン生成用直
流除電器5に接続されてこれに正の直流高電圧を印加す
る。
【0033】なお、定電圧IC回路27、可変抵抗2
8、高周波発振回路31、高周波トランス32及び発光
ダイオード34を、倍電圧整流回路35・36のそれぞ
れについて用意しても良い。
【0034】また、交流高電圧電源ACにおいて、図1
2の例では、トランス23の一つの二次巻線の2つのタ
ップから逆位相の電圧を取り出しているが、2つの二次
巻線を設けて、それらから互いに逆位相の電圧を別々に
取り出すようにしても良い。更に、トランス23の二次
側と除電電極3との間、同様にトランス23の二次側と
イオン吸引電極2との間は、抵抗結合又は容量結合のい
ずれの接続形式でも良い。
【0035】更に、図12に示したようにイオン吸引電
極2を傾斜させるのに代えて、図13に示すように例え
ば交流高電圧電源ACのトランス23の二次側に複数の
タップを設けて、複数の除電電極3への印加電圧をフィ
ルム1の進行方向に向かう順序で段階的に小さくしても
よい。
【0036】次に、上述した以外の除電部の変形例につ
いて簡単に説明する。図14は、除電ゲート部9の各除
電電極3として、正負イオン同時生成型の直流除電器を
用い、それぞれに直流高電圧電源装置DCから正の直流
高電圧と負の直流高電圧を同時に印加するようにしたも
のである。この場合、各直流除電器は、フィルム1の幅
員方向に1列に配列している多数の放電針に対して、正
負の直流高電圧を配列方向に正負交互の関係になるよう
に印加する。すなわち、正の放電針と負の放電針とが交
互に1列に並ぶようにする。又は、正の放電針の列と負
の放電針の列に分け、これら2列に正負の直流高電圧を
別々に印加する。
【0037】図15は、除電ゲート部9と交流除電器6
との間に配置した2つの直流除電器4・5も上記のよう
な正負イオン同時生成型としたもの、図16は除電ゲー
ト部9の除電電極3は交流型として、2つの直流除電器
4・5を正負イオン同時生成型としたものである。図1
5及び図16の場合、2つの直流除電器4・5の一方は
省略することができる。
【0038】図17は、フィルム1の走行方向に並列さ
せた複数の正負イオン生成用除電電極3に対して、その
それぞれにイオン吸引電極2を対向させ、各除電電極3
からの正負のイオンをそれぞれのイオン吸引電極2で吸
引する。この場合、並列させた複数のイオン吸引電極2
へ印加する高電圧が、フィルム1の進行方向に向かう順
序で徐々に低くなるようにするとよい。
【0039】液晶ディスプレイ用のプラスチック基板を
加工する場合のように、処理対象物体であるプラスチッ
ク基板の走行速度が遅い場合には、1個の正負イオン生
成用除電電極3に対して1個のイオン吸引電極2を対向
させても、所要の除電効果を行える。
【0040】図18は、イオン吸引電極2をフィルム1
を案内するローラで構成し、複数の除電電極3をこのロ
ーラの円弧に沿って配置したものである。このローラ
は、図19に示すように金属製の円筒体として、その表
面に誘電体層60を形成するのが良い。図18のような
構造によると、上述した他の例のようにイオン吸引電極
2をフィルム1から離した場合に比べて、除電効率は高
い。また、装置も小型化できる。なお、同じイオン吸引
電極2に対して、交流除電する除電電極と直流除電する
除電電極とを対向配置しても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、除電処理前後の処理対
象物体の表面が、無数の小さい正負の帯電部分が近接し
てランダムに混在した複雑な帯電状態又は残留電荷状態
になっていても、その様相を正負分けてしかも正負共に
その電位の高低までも視覚的に精密に表示することがで
きるので、除電ムラや除電不足や除電過ぎ等のない適切
な除電措置を講ずることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーによる除電状態の確認方法を適
用する除電及び除塵装置の全体的な概要構成図である。
【図2】図1中の正負イオン生成用除電電極とイオン吸
引電極に印加される交流電圧の位相関係を示す波形図で
ある。
【図3】正負イオン生成用除電電極に交流電圧を印加す
る場合の等価回路である。
【図4】正負イオン生成用除電電極の正イオン発生電極
と負イオン発生電極にそれぞれ正負の高電圧を印加する
場合の等価回路である。
【図5】正負イオン生成用除電電極の一具体例を示す底
面図である。
【図6】同上の断面図である。
【図7】除塵部の一例を示す構成図である。
【図8】正負イオン生成用除電電極をマルチ交流電極構
造にした例の一部断面図である。
【図9】同上の一部を省略した底面図である。
【図10】正負イオン生成用除電電極をマルチ直流電極
構造にした例の正面である。
【図11】同上の一部を省略した底面図である。
【図12】主に除電部の電源の一具体例を示す電気結線
図である。
【図13】除電部の第1の変形例を示す電気結線図であ
る。
【図14】除電部の第2の変形例を示す電気結線図であ
る。
【図15】除電部の第3の変形例を示す電気結線図であ
る。
【図16】除電部の第4の変形例を示す電気結線図であ
る。
【図17】除電部の第5の変形例を示す電気結線図であ
る。
【図18】フィルムを案内するローラを正負イオン生成
用除電電極を除電電極とした例の概要構成図である。
【図19】同上におけるローラの断面図である。
【図20】(A)は、除電処理前のプラスチックフィル
ムに本発明を適用し、そのフィルム表面に赤色の正極性
トナー粉と青色の負極性トナー粉とを付着させ、そのト
ナー付着像をモノクロ複写機で白紙に複写し、その一部
をもって図としたものである。(B)は赤トナー付着部
分だけが黒になって現れるように加工した図、(C)は
青トナー付着部分だけが黒になって現れるように加工し
た図である。
【図21】図1に示した除電及び除塵装置で除電した部
分と除電されないようにマスクしておいた部分のあるフ
ィルムについて、図20の(A)と同様に表した図であ
る。
【図22】交流電圧印加式除電器で除電した後、その表
面に図20の場合と同様にトナー粉を付着させて同様に
(A)・(B)・(C)に分けて表した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色が異なる正極性トナーと負極性トナーと
    を、除電処理前又は除電処理後の処理対象物体の表面に
    接触させ、その正電荷を有する部分には負極性トナー、
    負電荷を有する部分には正極性トナーを付着させること
    を特徴とするトナーによる除電状態の確認方法。
  2. 【請求項2】色が異なる正極性トナーと負極性トナーと
    を混合した正負混在トナーを、除電処理前又は除電処理
    後の処理対象物体の表面に接触させ、その正電荷を有す
    る部分には負極性トナー、負電荷を有する部分には正極
    性トナーを付着させることを特徴とするトナーによる除
    電状態の確認方法。
  3. 【請求項3】処理対象物体の一部を除電されないように
    マスクしておき、そのマスクした部分とマスクしない部
    分とに、色が異なる正極性トナーと負極性トナーとを接
    触させることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナ
    ーによる除電状態の確認方法。
JP7261050A 1995-09-14 1995-09-14 フィルム等の除電確認方法 Expired - Fee Related JP3069837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7261050A JP3069837B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 フィルム等の除電確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7261050A JP3069837B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 フィルム等の除電確認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09119956A true JPH09119956A (ja) 1997-05-06
JP3069837B2 JP3069837B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=17356374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7261050A Expired - Fee Related JP3069837B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 フィルム等の除電確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3069837B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068496A (ja) * 2001-06-25 2003-03-07 Kasuga Electric Works Ltd プラスチック成型品の除電方法
US7388736B2 (en) 2003-07-29 2008-06-17 Toray Industries, Inc. Static eliminator and a static eliminating method for an insulating sheet, a method for producing and insulating sheet, and an insulating sheet
JP2008234956A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Techno Ryowa Ltd 衝撃波を用いた無発塵除電除塵システム
JP2010127863A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Hoya Corp レンズ用帯電状態検査具及びレンズの帯電状態の検査方法
JP2017143216A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 富士機械製造株式会社 基板搬送装置、電子部品実装機、生産ライン
JP2018006612A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 富士機械製造株式会社 基板搬送装置、電子部品実装機、生産ライン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068496A (ja) * 2001-06-25 2003-03-07 Kasuga Electric Works Ltd プラスチック成型品の除電方法
US7388736B2 (en) 2003-07-29 2008-06-17 Toray Industries, Inc. Static eliminator and a static eliminating method for an insulating sheet, a method for producing and insulating sheet, and an insulating sheet
JP2008234956A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Techno Ryowa Ltd 衝撃波を用いた無発塵除電除塵システム
JP2010127863A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Hoya Corp レンズ用帯電状態検査具及びレンズの帯電状態の検査方法
JP2017143216A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 富士機械製造株式会社 基板搬送装置、電子部品実装機、生産ライン
JP2018006612A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 富士機械製造株式会社 基板搬送装置、電子部品実装機、生産ライン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3069837B2 (ja) 2000-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2651478B2 (ja) 除電除塵方法及び除電除塵装置
JPS59113458A (ja) 移動しているウエブに電荷を一様に帯電させる装置
CA1061654A (en) Charge pattern development with stream of oppositely charged droplets
JPH09119956A (ja) トナーによる除電状態の確認方法
US5032419A (en) Method of electrostatically depositing smaller particles first
US5032422A (en) Electrostatically depositing and electrostatically neutralizing
EP0766501B1 (en) Discharging and dust removing method and apparatus
US5581331A (en) Color image forming apparatus
JP2002289394A (ja) 絶縁性シートの除電方法および装置
KR0181552B1 (ko) 제전 및 제진방법과 제전 및 제진장치
JP3517968B2 (ja) 絶縁性ウエブの除電方法およびウエブの製造方法
JP2651476B2 (ja) フィルム等の除電方法及び除電装置
WO2017159441A1 (ja) 絶縁性シートの除電方法および絶縁性シートの除電装置
US5045343A (en) Electrostatically directing and depositing
JP2004039421A (ja) 電気絶縁性シートの製造方法および装置
JPS5854384B2 (ja) 電子写真現像方法
JP3362230B2 (ja) 静電粉体塗装装置
JP3455984B2 (ja) 帯電走行体の除電方法
JP3087244B2 (ja) イオン照射による表面改質方法及び改質装置
JP2007115559A (ja) 電気絶縁性シートの除電装置および製造方法
KR20000039074A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널용 후면유리기판의 제조 방법
JPS6275688A (ja) 静電分離装置
JPS61151570A (ja) 放電装置
JPH063927A (ja) 帯電装置
JPS62240980A (ja) 除帯電装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees