JP3362230B2 - 静電粉体塗装装置 - Google Patents
静電粉体塗装装置Info
- Publication number
- JP3362230B2 JP3362230B2 JP27049492A JP27049492A JP3362230B2 JP 3362230 B2 JP3362230 B2 JP 3362230B2 JP 27049492 A JP27049492 A JP 27049492A JP 27049492 A JP27049492 A JP 27049492A JP 3362230 B2 JP3362230 B2 JP 3362230B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gun
- coated
- powder coating
- electrostatic powder
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D1/00—Processes for applying liquids or other fluent materials
- B05D1/02—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying
- B05D1/04—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying involving the use of an electrostatic field
- B05D1/06—Applying particulate materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B16/00—Spray booths
- B05B16/90—Spray booths comprising conveying means for moving objects or other work to be sprayed in and out of the booth, e.g. through the booth
- B05B16/95—Spray booths comprising conveying means for moving objects or other work to be sprayed in and out of the booth, e.g. through the booth the objects or other work to be sprayed lying on, or being held above the conveying means, i.e. not hanging from the conveying means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/08—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/08—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
- B05B5/087—Arrangements of electrodes, e.g. of charging, shielding, collecting electrodes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D1/00—Processes for applying liquids or other fluent materials
- B05D1/02—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying
- B05D1/04—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying involving the use of an electrostatic field
- B05D1/045—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying involving the use of an electrostatic field on non-conductive substrates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D3/00—Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
- B05D3/14—Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by electrical means
- B05D3/141—Plasma treatment
- B05D3/142—Pretreatment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/08—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
- B05B5/082—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects characterised by means for supporting, holding or conveying the objects
- B05B5/084—Plant for applying liquids or other fluent materials to objects characterised by means for supporting, holding or conveying the objects the objects lying on, or being supported above conveying means, e.g. conveyor belts
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車、電気洗濯
機、電気冷蔵庫、配電盤、パイプ等のリコート等に用い
られる静電粉体塗装装置に関するものである。
機、電気冷蔵庫、配電盤、パイプ等のリコート等に用い
られる静電粉体塗装装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】未塗装の被塗物を塗装する場合には、通
常静電粉体塗装ガン（以下単にガンという）を６０ＫＶ
で使用する。ところが、焼付けを終了、又は、半焼付け
状態の被塗装面に更に重ねて静電粉体塗装を行う、所
謂、リコート、の場合には、被塗装面が絶縁層となって
いるので、ガンを通常の電圧で使用すると被塗装面の電
位が高くなり逆電離が発生し、クレーターができてしま
う。
常静電粉体塗装ガン（以下単にガンという）を６０ＫＶ
で使用する。ところが、焼付けを終了、又は、半焼付け
状態の被塗装面に更に重ねて静電粉体塗装を行う、所
謂、リコート、の場合には、被塗装面が絶縁層となって
いるので、ガンを通常の電圧で使用すると被塗装面の電
位が高くなり逆電離が発生し、クレーターができてしま
う。
【０００３】そこで従来、この問題を解決するため、リ
コートする際にガンの電圧を、例えば４０〜６０ＫＶに
下げたり、又は、粉体塗料の吐出量を増やしたりしてい
る。
コートする際にガンの電圧を、例えば４０〜６０ＫＶに
下げたり、又は、粉体塗料の吐出量を増やしたりしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例は、いずれも調
整が面倒な上、リコートできる膜厚にも限界がある。例
えば、６０μｍの厚さの被塗装面に４０μｍの厚さの膜
を重ねるのがせいぜいであり、これを越えると逆電離が
発生する。
整が面倒な上、リコートできる膜厚にも限界がある。例
えば、６０μｍの厚さの被塗装面に４０μｍの厚さの膜
を重ねるのがせいぜいであり、これを越えると逆電離が
発生する。
【０００５】又、未塗装の被塗物と焼付塗装した被塗物
とを同じラインで塗装する場合には、前記被塗物の焼付
塗装膜の有無に合わせて電圧や塗料の吐出量を調整しな
ければならないので、専用の操作者が必要となるため、
自動化は困難である。
とを同じラインで塗装する場合には、前記被塗物の焼付
塗装膜の有無に合わせて電圧や塗料の吐出量を調整しな
ければならないので、専用の操作者が必要となるため、
自動化は困難である。
【０００６】この発明は上記事情に鑑み、焼付被塗装面
に静電塗装する際に、逆電離が発生しないようにするこ
とを目的とする。他の目的は、未塗装の被塗物と焼付塗
装された被塗物とを同一ラインで同一条件で静電塗装で
きるようにすることである。
に静電塗装する際に、逆電離が発生しないようにするこ
とを目的とする。他の目的は、未塗装の被塗物と焼付塗
装された被塗物とを同一ラインで同一条件で静電塗装で
きるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、未塗装の被
塗物と焼付塗装された被塗物とを運ぶ搬送手段と；該搬
送手段に対向する静電粉体塗装ガンと；該ガンと逆極性
の電圧が印加され、かつ、該ガンより上流側の前記搬送
手段と対向するコロナ放電手段と；を備えていることを
特徴とする静電粉体塗装装置、である。
塗物と焼付塗装された被塗物とを運ぶ搬送手段と；該搬
送手段に対向する静電粉体塗装ガンと；該ガンと逆極性
の電圧が印加され、かつ、該ガンより上流側の前記搬送
手段と対向するコロナ放電手段と；を備えていることを
特徴とする静電粉体塗装装置、である。
【０００８】
【作用】搬送手段により、焼付塗装された被塗物がコロ
ナ放電手段の前迄運ばれると、該放電手段のコロナ放電
電極に該ガンと逆極性の電圧が印加され、該焼付被塗装
面は該ガンと逆極性の電位となる。該被塗物は、この状
態で該ガンの前迄運ばれるとともに、該ガンにより荷電
された静電粉体塗料は、前記焼付被塗装面に静電塗着す
る。この時、焼付被塗装面には粉体塗料のイオンと逆極
性のイオンが付着しているので両イオンは中和し合う。
そのため、該ガンに通常電圧がかかっていても焼付被塗
装面の電位は逆電離を生ずる程までに高くならない。
ナ放電手段の前迄運ばれると、該放電手段のコロナ放電
電極に該ガンと逆極性の電圧が印加され、該焼付被塗装
面は該ガンと逆極性の電位となる。該被塗物は、この状
態で該ガンの前迄運ばれるとともに、該ガンにより荷電
された静電粉体塗料は、前記焼付被塗装面に静電塗着す
る。この時、焼付被塗装面には粉体塗料のイオンと逆極
性のイオンが付着しているので両イオンは中和し合う。
そのため、該ガンに通常電圧がかかっていても焼付被塗
装面の電位は逆電離を生ずる程までに高くならない。
【０００９】次に、未塗装の被塗物が該放電手段の前迄
運ばれると、該放電手段により発生するコロナイオンは
被塗装面に向かって飛来するが、該被塗装面はアースさ
れているため電荷は流れてしまう。そして、この被塗物
は、該ガンの前迄運ばれ、静電塗装される。
運ばれると、該放電手段により発生するコロナイオンは
被塗装面に向かって飛来するが、該被塗装面はアースさ
れているため電荷は流れてしまう。そして、この被塗物
は、該ガンの前迄運ばれ、静電塗装される。
【００１０】
【実施例】本発明の第１実施例を図１ー図３により説明
する。静電粉体塗装装置１は、静電粉体塗装ガン２とコ
ロナ放電装置３と導電性ベルトコンベヤ４とから構成さ
れている。静電粉体塗装ガン（以下単にガンという）２
は、カバー５の中央部に下向きに設けられているが、該
ガン２はレシプロケータ７によりレシプロ運動すること
ができる。カバー５の出入口にはそれぞれ排気ダクト
６、６が設けられている。
する。静電粉体塗装装置１は、静電粉体塗装ガン２とコ
ロナ放電装置３と導電性ベルトコンベヤ４とから構成さ
れている。静電粉体塗装ガン（以下単にガンという）２
は、カバー５の中央部に下向きに設けられているが、該
ガン２はレシプロケータ７によりレシプロ運動すること
ができる。カバー５の出入口にはそれぞれ排気ダクト
６、６が設けられている。
【００１１】コロナ放電装置３はガン２の上流に設けら
れ、高電圧発生装置１０とコロナピン（コロナ放電電
極）１１とを備えている。このコロナピン１１はレシプ
ロケータ１２によりレシプロ運動することができる。
れ、高電圧発生装置１０とコロナピン（コロナ放電電
極）１１とを備えている。このコロナピン１１はレシプ
ロケータ１２によりレシプロ運動することができる。
【００１２】導電性ベルトコンベア４は、被塗物２０、
３０を搬送するもので、回転装置２１を介して接地され
ている。被塗物２０は、未塗装の鉄板２０ａ、所謂生地
塗装物であり、被塗物３０は鉄板２０ａに焼付塗装層３
０ａを形成したもの、所謂再塗装物である。
３０を搬送するもので、回転装置２１を介して接地され
ている。被塗物２０は、未塗装の鉄板２０ａ、所謂生地
塗装物であり、被塗物３０は鉄板２０ａに焼付塗装層３
０ａを形成したもの、所謂再塗装物である。
【００１３】次に本実施例の作動について説明する。ガ
ン２に所定電圧、例えば、負極性の８０ＫＶの電圧を印
加するとともにコロナ放電装置３のコロナピン１１にガ
ン２と逆極性の電圧、即ち、正極性の電圧を印加する。
そして、導電性ベルトコンベヤ４を駆動し、間隔をおい
て載置した被塗物２０、３０を矢印Ａ４方向に搬送す
る。
ン２に所定電圧、例えば、負極性の８０ＫＶの電圧を印
加するとともにコロナ放電装置３のコロナピン１１にガ
ン２と逆極性の電圧、即ち、正極性の電圧を印加する。
そして、導電性ベルトコンベヤ４を駆動し、間隔をおい
て載置した被塗物２０、３０を矢印Ａ４方向に搬送す
る。
【００１４】再塗装物３０がコロナ放電装置３の下方に
運ばれると、コロナ放電により焼付塗装層３０ａは正極
性の電位となり、その表面電位が上昇する。この時の表
面電位は、適宜選択されるが、２００Ｖ〜３ＫＶの範囲
内が好適である。この表面電位は、印加電圧、放電距
離、放電時間を変化させることによりコントロールする
ことができる。なお、コロナ放電の際、レシプロケータ
１２を駆動してコロナピン１１をレシプロ運動させる
と、表面電位が均一になり膜厚分布が良くなる。
運ばれると、コロナ放電により焼付塗装層３０ａは正極
性の電位となり、その表面電位が上昇する。この時の表
面電位は、適宜選択されるが、２００Ｖ〜３ＫＶの範囲
内が好適である。この表面電位は、印加電圧、放電距
離、放電時間を変化させることによりコントロールする
ことができる。なお、コロナ放電の際、レシプロケータ
１２を駆動してコロナピン１１をレシプロ運動させる
と、表面電位が均一になり膜厚分布が良くなる。
【００１５】次に、この被塗物３０はガン２の下方に運
ばれるとともに、負極に帯電した粉体塗料４０が静電塗
着し塗膜５０が形成される。この時、正極性の表面電
位、即ち、＋イオン、とガン２の印加電圧、即ち、−イ
オン、とは相殺され中和されるるので、該塗装表面は逆
電離が発生する程の高電位となることはない。従って、
クレータのないきれいな塗膜５０となる。
ばれるとともに、負極に帯電した粉体塗料４０が静電塗
着し塗膜５０が形成される。この時、正極性の表面電
位、即ち、＋イオン、とガン２の印加電圧、即ち、−イ
オン、とは相殺され中和されるるので、該塗装表面は逆
電離が発生する程の高電位となることはない。従って、
クレータのないきれいな塗膜５０となる。
【００１６】被塗物２０の塗装においても前記ガン２と
コロナ放電装置３とを同一条件で運転するが、被塗物が
生地塗装物２０である場合には、コロナ放電装置３によ
りコロナ放電を行うと、該生地被塗物２０はアースされ
ているため、＋コロナイオン（正電荷）は流れてしま
う。そのため、該被塗物２０はコロナ放電装置を通さな
いで、直接ガンにより塗装する場合と同一の状態で静電
塗装が行われる。
コロナ放電装置３とを同一条件で運転するが、被塗物が
生地塗装物２０である場合には、コロナ放電装置３によ
りコロナ放電を行うと、該生地被塗物２０はアースされ
ているため、＋コロナイオン（正電荷）は流れてしま
う。そのため、該被塗物２０はコロナ放電装置を通さな
いで、直接ガンにより塗装する場合と同一の状態で静電
塗装が行われる。
【００１７】このように、被塗物２０、３０の焼付塗装
膜の優無にかかわらず同一条件で静電塗装を行えるの
で、塗装作業の自動化を図ることが容易となる。
膜の優無にかかわらず同一条件で静電塗装を行えるの
で、塗装作業の自動化を図ることが容易となる。
【００１８】本発明の第２実施例を図４により説明す
る。静電粉体塗装装置７０は、静電粉体塗装ガン２とコ
ロナ放電装置３とオーバーヘッドコンベヤ６１とから構
成されている。
る。静電粉体塗装装置７０は、静電粉体塗装ガン２とコ
ロナ放電装置３とオーバーヘッドコンベヤ６１とから構
成されている。
【００１９】コロナ放電装置３は該ガン２の上流に設け
られ、高電圧発生装置１０とコロナピン（コロナ放電電
極）１１とを備えている。該ガン２とコロナピン１１と
はレシプロケータ７により上下のレシプロ運動すること
ができる。オーバーヘッドコンベア６１は、被塗物６０
を搬送するもので、接地されている。
られ、高電圧発生装置１０とコロナピン（コロナ放電電
極）１１とを備えている。該ガン２とコロナピン１１と
はレシプロケータ７により上下のレシプロ運動すること
ができる。オーバーヘッドコンベア６１は、被塗物６０
を搬送するもので、接地されている。
【００２０】次に本実施例の作動について説明する。ガ
ン２に所定電圧、例えば、負極性の８０ＫＶの電圧を印
加するとともにコロナ放電装置３のコロナピン１１にガ
ン２と逆極性の電圧、即ち、正極性の電圧を印加する。
そして、オーバヘッドコンベヤ６１を駆動し、間隔をお
いてハンガに吊された被塗物６０を矢印Ａ４方向に搬送
する。
ン２に所定電圧、例えば、負極性の８０ＫＶの電圧を印
加するとともにコロナ放電装置３のコロナピン１１にガ
ン２と逆極性の電圧、即ち、正極性の電圧を印加する。
そして、オーバヘッドコンベヤ６１を駆動し、間隔をお
いてハンガに吊された被塗物６０を矢印Ａ４方向に搬送
する。
【００２１】塗装物６０がコロナピン１１の前方に運ば
れると、コロナ放電により被塗物の表面は、正極性の電
位となり、その表面電位が上昇する。この時の表面電位
は、適宜選択されるが、２００Ｖ〜３ＫＶの範囲内が好
適である。この表面電位は、印加電圧、放電距離、放電
時間を変化させることによりコントロールすることがで
きる。
れると、コロナ放電により被塗物の表面は、正極性の電
位となり、その表面電位が上昇する。この時の表面電位
は、適宜選択されるが、２００Ｖ〜３ＫＶの範囲内が好
適である。この表面電位は、印加電圧、放電距離、放電
時間を変化させることによりコントロールすることがで
きる。
【００２２】次に、この被塗物６０はガン２の前方に運
ばれ、負極に帯電した粉体塗料４０が静電塗着し塗膜５
が形成される。この時、正極性の表面電位、即ち、＋イ
オン、とガン２の印加電圧、即ち、−イオン、とは相殺
され中和されるので、該塗装表面は逆電離が発生する程
の高電位となることはない。なお、ＵＦは、ガン２に紛
体塗料を供給する紛体塗料供給装置である。
ばれ、負極に帯電した粉体塗料４０が静電塗着し塗膜５
が形成される。この時、正極性の表面電位、即ち、＋イ
オン、とガン２の印加電圧、即ち、−イオン、とは相殺
され中和されるので、該塗装表面は逆電離が発生する程
の高電位となることはない。なお、ＵＦは、ガン２に紛
体塗料を供給する紛体塗料供給装置である。
【００２３】この発明の実施例は上記に限定されるもの
ではなく、例えば、自動車ボデの塗装のように鉄板の上
に塗装と乾燥（焼き付け）を何回か繰り返した後紛体塗
装を行なう場合には、カバー内を貫通するコンベヤで被
塗物を搬送し、１台のレシプロケータにコンベヤの搬送
方向に対し上流側にコロナ放電装置を搭載し、また、下
流側にガンを搭載し、オーバースプレー粉をカバー底面
に設けられたホッパで回収してもよい。
ではなく、例えば、自動車ボデの塗装のように鉄板の上
に塗装と乾燥（焼き付け）を何回か繰り返した後紛体塗
装を行なう場合には、カバー内を貫通するコンベヤで被
塗物を搬送し、１台のレシプロケータにコンベヤの搬送
方向に対し上流側にコロナ放電装置を搭載し、また、下
流側にガンを搭載し、オーバースプレー粉をカバー底面
に設けられたホッパで回収してもよい。
【００２４】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、逆
電離が発生せず、又、塗着した粉体塗料の締まりもよく
安定している。そのため、塗装膜の仕上がりが良好であ
るとともに、移載の際等における塗料の膜落を防止でき
る。
電離が発生せず、又、塗着した粉体塗料の締まりもよく
安定している。そのため、塗装膜の仕上がりが良好であ
るとともに、移載の際等における塗料の膜落を防止でき
る。
【００２５】又、従来例と異なり、生地塗装物と再塗装
物を同一条件で塗装できるので、塗装作業の自動化が容
易となる。
物を同一条件で塗装できるので、塗装作業の自動化が容
易となる。
【図１】本発明の第１実施例を示す正面図である。
【図２】図１の再塗装物の拡大図である。
【図３】図１の生地塗装物の拡大図である。
【図４】本発明の第２実施例を示す斜視図図である。
１ 静電粉体塗装装置
２ 静電塗装ガン
３ コロナ放電装置
２０ 生地塗装物
３０ 再塗装物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−97064（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B05B 5/00 - 5/16
B05D 1/04 - 1/06
Claims (2)
- 【請求項１】未塗装の被塗物と焼付塗装された被塗物と
を運ぶ搬送手段と；該搬送手段に対向する静電粉体塗装
ガンと；該ガンと逆極性の電圧が印加され、かつ、該ガ
ンより上流側の前記搬送手段と対向するコロナ放電手段
と；を備えていることを特徴とする静電粉体塗装装置。 - 【請求項２】コロナ放電手段が、レシプロケ−タを備え
ていることを特徴とする請求項１記載の静電粉体塗装装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27049492A JP3362230B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 静電粉体塗装装置 |
| GB9407859A GB2276340B (en) | 1992-10-08 | 1993-10-07 | Apparatus for electrostatic powder coating |
| PCT/JP1993/001449 WO1994008725A1 (en) | 1992-10-08 | 1993-10-07 | Method and apparatus for coating electrostatic powder |
| DE4395193T DE4395193T1 (de) | 1992-10-08 | 1993-10-07 | Vorrichtung und Verfahren zur elektrostatischen Pulverauftragung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27049492A JP3362230B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 静電粉体塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06114297A JPH06114297A (ja) | 1994-04-26 |
| JP3362230B2 true JP3362230B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=17487060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27049492A Expired - Fee Related JP3362230B2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 静電粉体塗装装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3362230B2 (ja) |
| DE (1) | DE4395193T1 (ja) |
| GB (1) | GB2276340B (ja) |
| WO (1) | WO1994008725A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2872068B1 (fr) * | 2004-06-28 | 2006-10-27 | Centre Nat Rech Scient Cnrse | Procede et dispositif pour le depot de couches minces par pulverisation electrohydrodynamique, notamment en post-decharge |
| JP5838697B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2016-01-06 | ダイキン工業株式会社 | 静電噴霧成膜装置 |
| JP2017057358A (ja) | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 熱硬化性粉体塗料及び塗装方法 |
| ITUA20164378A1 (it) * | 2016-06-15 | 2017-12-15 | Gienne Plast S R L | Apparato e metodo |
| IT201800004997A1 (it) * | 2018-05-02 | 2019-11-02 | Impianto e metodo per effettuare rivestimenti di nanomateriali su superfici di oggetti, in particolare impianti di illuminazione | |
| CN115386842A (zh) * | 2022-09-20 | 2022-11-25 | 湖南千山制药机械股份有限公司 | 塑料安瓿真空外镀模组及一体成型机 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5256144A (en) * | 1975-11-01 | 1977-05-09 | Toyota Motor Corp | Method of and booth for multiple electrostatic coating of pulverlent b ody paints |
| JPS551107A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Exposure device |
| DE3721703A1 (de) * | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Herberts Gmbh | Verfahren und vorrichtung zum lackieren von werkstuecken mit elektrisch isolierender oberflaeche durch elektrostatischen auftrag bzw. spritzauftrag |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP27049492A patent/JP3362230B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-10-07 WO PCT/JP1993/001449 patent/WO1994008725A1/ja active Application Filing
- 1993-10-07 GB GB9407859A patent/GB2276340B/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-07 DE DE4395193T patent/DE4395193T1/de not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2276340A (en) | 1994-09-28 |
| GB9407859D0 (en) | 1994-06-29 |
| GB2276340B (en) | 1996-05-15 |
| JPH06114297A (ja) | 1994-04-26 |
| DE4395193T1 (de) | 1994-11-10 |
| WO1994008725A1 (en) | 1994-04-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1087934A (en) | Web or coil coating and powder feed | |
| RU2162374C2 (ru) | Аппарат для покрытия подложек индуктивно заряженными частицами порошка | |
| EP0085149B1 (en) | Process and apparatus for electrostatic application of liquids or powders on substances or objects | |
| US2698814A (en) | Electrostatic coating apparatus and method | |
| US3680779A (en) | Method and apparatus for electrostatic spraying | |
| US3900000A (en) | Apparatus for spray coating articles | |
| US4427712A (en) | Electrodynamic coating process | |
| US5807436A (en) | Rotary electrostatic dusting apparatus and method | |
| JP3362230B2 (ja) | 静電粉体塗装装置 | |
| US5567468A (en) | Method and apparatus for applying powder coatings to surfaces | |
| US5032419A (en) | Method of electrostatically depositing smaller particles first | |
| CA1226430A (en) | Electrostatic coating plant | |
| US5938126A (en) | Spray gun having a current monitored anti-back-ionization probe | |
| US7217444B2 (en) | Process for electrostatic powder coating an article using triboelectrically charged powder with air jet assist | |
| US2632716A (en) | Method of coating articles | |
| US3868925A (en) | Electrostatic coating of metal powder on metal strip | |
| KR960007018A (ko) | 정전 파우더 도장 방법과 장치 | |
| US2730460A (en) | Electrostatic method and apparatus | |
| JP3009026B2 (ja) | 被塗物の粉体塗装法 | |
| JP3825588B2 (ja) | 静電植毛装置、静電塗装装置に配する静電加工室 | |
| JP2002177826A (ja) | 静電粉体塗装装置 | |
| US6242051B1 (en) | Coating method using electrostatic assist | |
| EP1461160B1 (en) | Device for electrostatic painting of metallic strips with increase deposition efficiency | |
| JPS6258792B2 (ja) | ||
| JPH03249963A (ja) | 静電粉体塗装方法および装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |