JP2010127863A - レンズ用帯電状態検査具及びレンズの帯電状態の検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの帯電状態を比較的簡便な方法で視覚的に検査することができるレンズ用帯電状態検査具を提供する。
【解決手段】上方が開放されている微粒子収容部3と、この微粒子収容部3内に収納された多数の微粒4子と、可撓性を有し微粒子収容部3の上方の開口部5を覆う被覆部材6と、被覆部材6の上に載置されるプラスチックレンズ2に静電気を発生させる静電気発生部材7とを備えるレンズ用帯電状態検査具1を構成する。静電気発生部材7は、一方の光学面を被覆部材6側にして載置されるプラスチックレンズ2の他方の光学面を押し付け摩擦することで、プラスチックレンズ2の両光学面に静電気を発生させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラスチックレンズの帯電状態を検査するレンズ用帯電状態検査具およびレンズの帯電状態の検査方法に関するものである。
プラスチック等の誘電体(絶縁体)の帯電状態を検査する装置としては、表面の電気抵抗率を測定する表面抵抗計(例えば、三菱化学製 商品名「ハイレスターUP」)や、所定の測定距離をおいて対向するガラスプレートと導体との間の電位を測定し、その結果と測定距離からガラスプレートの極性および帯電量を測定する帯電状態測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、レンズ表面の帯電状態を検査する簡便な方法としては、例えばレンズの表面をポリエステルの布で押し付けて所定回数摩擦し、その摩擦した面を煙草の灰に近づけ、灰が付着するか否かによってレンズの帯電、非帯電状態を検査する方法や、粉状の発泡スチロールを用いて帯電状態を検査する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−141901号公報 特開2000−162780号公報
しかしながら、帯電したレンズの表面に煙草の灰や粉状の発泡スチロール等からなる誘電体を帯電によるクーロン力によって直接付着させる場合、付着に要さなかった分の誘電体が周囲に飛散し、他の物品等への付着や床への落下するため、その回収に煩わしさが伴うという問題があった。
また、レンズ表面の帯電状態を評価するために表面抵抗計や帯電状態測定装置によって測定しても、その測定値からだけではどの程度の帯電性を有するものであるのか、言い換えればどの程度の量の誘電体が付着するのか判り難いという問題があった。
上述した問題の解決のため、本発明においては、レンズの帯電状態を比較的簡便な方法で視覚的に検査することができるレンズ用帯電状態検査具、及び、レンズの帯電状態検査方法を提供する。
本発明のレンズ用帯電状態検査具は、上方が開放されている微粒子収容部と、この微粒子収容部内に収納された多数の微粒子と、可撓性を有し微粒子収容部の上方の開口部を覆う被覆部材と、被覆部材の上に載置されるプラスチックレンズに静電気を発生させる静電気発生部材とを備えて構成される。そして、被覆部材は、微粒子収容部の内外を連通する微細な孔部が形成されており、この孔部は、多数の微粒子の少なくとも一部が通過可能である。また、静電気発生部材は、一方の光学面を被覆部材側にして載置されるプラスチックレンズにおいて、プラスチックレンズの他方の光学面を押し付け摩擦することで、プラスチックレンズの両光学面に静電気を発生させる構成である。
本発明のレンズの帯電状態の検査方法は、内部に誘電体からなる多数の微粒子が収納され、開口部が微粒子の少なくとも一部が通過可能な孔部を有する被覆部材により覆われた微粒子収容部において、被覆部材上にプラスチックレンズを一方の光学面を下にして載置する工程と、プラスチックレンズの他方の光学面を静電気発生部材によって押し付け摩擦しプラスチックレンズの両光学面に静電気を発生させる工程と、多数の微粒子の一部が被覆部材を通過して一方の光学面に付着したか否か視認する工程とを有する。
なお、本発明において「微粒子」とは、帯電したレンズにクーロン力で引き寄せられる程度の大きさの微粒子であれば良く、その大きさは特に限定されない。例えば、微粒子が比較的軽量な有機物からなる場合、0.1mm以上3mm以下程度の大きさの粒子を採用することが好ましい。一方、比重の重い成分であるセラミックス等の各種無機物を微粒子とした場合、大きさが0.05mm以上1mm以下程度の大きさの粒子を採用することが好ましい。
また、微粒子の形状は特に限定されない。具体的な微粒子の形状としては、球状、楕円状、長円状、円柱状等の曲面を有する形状の他、正方形、長方形、多面体等の平面のみで構成される形状が挙げられる。また、円形、楕円形及び多角形の鱗片状(紙ふぶき状)の形状の微粒子も、本発明の微粒子に含まれる。また、微粒子が無機物である場合には、結晶系に応じた形状であっても良い。比重の重い成分を採用した場合には、粒子内部の中空化や多孔質化処理を施した微粒子あってもよい。
また、本発明において「静電気発生部材」とは、レンズを摩擦することによりレンズ表面を帯電できる物質であれば特に限定されない。レンズの保護や摩擦の容易性を考慮すると、織布や不織布といった布状のものや樹脂スポンジ(例えば食器用スポンジ)などが挙げられる。特に静電気発生部材として、眼鏡レンズの拭き取りに用いられるポリエステル製の眼鏡拭きなどを用いると、清掃時の静電気発生状態を再現することができるので好ましい。
本発明によれば、静電気発生部材によってプラスチックレンズの上になっている光学面を摩擦すると、摩擦電気(静電気)が発生し、プラスチックレンズの両光学面が帯電する。帯電量は、静電気発生部材とレンズとの接触面積、押圧力、押し付けて摩擦する回数等によって異なる。接触面積、押圧力が大きく、また押し付けて摩擦する回数が多くなれば、帯電量も大きくなる。
そして、レンズが帯電すると、被覆部材も帯電するため、収容部内の誘電体からなる微粒子はレンズと被覆部材に吸引されて浮き上がり被覆部材の孔部を通過してレンズ面に直接付着する。また、レンズが帯電状態にあれば、評価器具からレンズを外したあとにもレンズ表面に継続して微粒子が付着しているため、レンズの帯電状態を容易に視認することができる。
また、レンズ表面に付着されない微粒子の飛散が、被覆部材により抑制されるため、プラスチックレンズの評価環境を清浄に保つことができる。
本発明において、微粒子の成分が、無機化合物であることが好ましい。これは、装着者が眼鏡レンズを装着した場合において、レンズが帯電した状態のレンズには砂埃等の無機微粒子が付着しやすいためである。従って、微粒子として無機物を採用することで、実際の装着環境を擬似的に再現した状態で、プラスチックレンズの耐電状態を評価することができる。
なお、本発明において、「無機化合物」の成分は特に限定されないが、砂埃を擬似的に再現できる酸化物微粒子が好ましい。もちろん、砂埃の要因となる天然鉱物の各種粘土鉱物を採用することも可能である。具体的な酸化物微粒子として、シリカ、アルミナ、ジルコニアの他、アルミノ珪酸塩化合物等が挙げられる。また、粘度鉱物として、カオリナイト、モンモリロナイト、イライト及びタルクが挙げられる。
本発明において、被覆部材はネット状に形成されていることが好ましい。
被覆部材がネット状に形成されていることにより、評価時における微粒子の通過が効率よく進行する。結果、評価時間を短くすることができる。
また、本発明において、微粒子収容部内に収納される微粒子は、微粒子収容部に収納されている微粒子の最上部から収容部底部側までの距離が5mm以上30mm以下の範囲内になるように、微粒子収容部に収納されていることが好ましい。
被覆部材の収容部底部側から微粒子までの距離が5mm以上mm30以下の範囲内になるように微粒子収容部に収納することで、微粒子を被覆部材に付着させ、プラスチックレンズの耐電状態を評価することができる。5mmより小さいと、付着量が増大するおそれがあり、また、凸側光学面を下にしてレンズを載置したとき、被覆部材が凸側光学面に追随して変形すると、微粒子収容部内に収納された状態の微粒子に直接接触するおそれがあるため好ましくない。また、30mmを超えると、レンズと被覆部材が帯電していても微粒子を吸引し難くなるため好ましくない。本発明において、微粒子収容部に収納されている微粒子の最上部から、被覆部材の微粒子収容部底部側までのより好ましい距離は、10mm以上15mm以下である。
本発明によれば、レンズの帯電状態を容易に視認することができ、容易で且つ短時間にレンズの帯電状態を評価することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、図1に本実施の形態のレンズ用帯電状態検査具の分解斜視図を示す。また、図2に、図1に示すレンズ用帯電状態検査具の断面図を示す。
図1に示すレンズ用帯電状態検査具1は、この検査具によりプラスチックレンズ2の帯電状態を視認、検査するために用いられるものである。レンズ用帯電状態検査具1は、上方が解放された開口部5を有する微粒子収容部3と、この微粒子収容部3に収納された多数の微粒子4と、微粒子収容部3の開口部5を覆う被覆部材6と、プラスチックレンズ2を帯電させるための静電気発生部材7とを備えて構成される。
プラスチックレンズ2は、例えば、外径が75mmの円形でメニスカス形状に形成されることにより、凸側光学面2aと、凹側光学面2bを有している。プラスチックレンズ2のレンズ基材は、一般的にプラスチックレンズに用いられる材料により形成され、例えば、メタクリレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリレート系樹脂、ポリエステル系樹脂、チオウレタン系樹脂、及び、エピスルフィド系樹脂が用いられる。
微粒子収容部3は、上方が開放する有底円筒状に形成されている。また、微粒子収容部3は、SUS、アルミニウム等の導電材料によって形成される。
微粒子収容部3の開口部5の外径は、プラスチックレンズ2の外径より小さいことが好ましい。例えば、プラスチックレンズ2の外径の1/2〜95/100で形成されることが好ましい。微粒子収容部3の開口部5の外径が、プラスチックレンズ2の外径よりも大きいと、微粒子収容部3内の微粒子4が、開口部5とプラスチックレンズ2との隙間から周囲に飛散してしまう可能性がある。しかし、微粒子収容部3の開口部5の外径を、プラスチックレンズ2の外径より充分に小さくすることで、プラスチックレンズ2を蓋にして、微粒子4の飛散を防ぐことができる。
微粒子4は、粒状の誘電体からなり、静電的に電子がプラスとマイナスに分離し易い、言い換えれば帯電し易い材質が用いられる。比較的軽量な有機物や、比重の重いセラミックス等の各種無機物を使用することができる。
特に、微粒子4としては、無機化合物であることが好ましい。これは、装着者が眼鏡レンズを装着した場合において、レンズが帯電した状態のレンズには砂埃等の無機微粒子が付着しやすいためである。従って、微粒子として無機物を採用することで、実際の装着環境を擬似的に再現した状態で、プラスチックレンズの耐電状態を評価することができる。
微粒子4に適用する無機物としは、砂埃を擬似的に再現できる酸化物微粒子や、砂埃の要因となる天然鉱物の各種粘土鉱物を採用することが好ましい。具体的な酸化物微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、ジルコニアの他、アルミノ珪酸塩化合物等が挙げられる。また、粘度鉱物としては、例えば、カオリナイト、モンモリロナイト、イライト及びタルクが挙げられる。
また、微粒子4に適用する有機物としては、例えば、負電気が帯電し易いフッ素樹脂、塩化ビニル、セロファン、セルロイド、ポリエチレン、アクリル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン(スチロール)や、正電気が帯電し易い羊毛、ナイロン(登録商標)、レーヨン、木綿等が用いられる。微粒子4の重量や加工性を考慮すると、ポリエチレン、アクリル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレンなどを用いることが好ましい。なお、代表的なプラスチックの摩擦帯電列では、レーヨン、ポリエステル、ウレタン、ポリエチレン、ビニル、フッ素樹脂の順に負電気の発生量が大きくなる。
また、微粒子4としてプラスチック材料を用いる場合には、発泡樹脂、例えば、ポリスチレンの発泡樹脂である発泡スチロールを用いると、微粒子4が軽量化されるためより好ましい。さらに、微粒子4としては、視認を容易にするため、不透明、又は、例えば赤色や黄色等に適宜着色されていることが望ましい。特に、微粒子収容部3の色や被覆部材6の色と異なる色に着色されていると、容易に微粒子4を視認することができる。
微粒子4の形状は、帯電したレンズにクーロン力で引き寄せられる程度の大きさの微粒子であり、被覆部材6の孔を通過可能な形状であれば、特に限定されない。微粒子4としては、例えば、球状、楕円状、長円状、円柱状等の曲面を有する形状の他、正方形、長方形、多面体等の平面のみで構成される形状を用いることができる。また、円形、楕円形及び多角形の鱗片状(紙ふぶき状)の形状の微粒子を使用することができる。
微粒子4として、各種無機物を使用する場合には、無機物の結晶系に応じた形状で用いることもできる。また、微粒子4として無機物等の比重の重い成分を採用した場合には、粒子の中空化や多孔質化処理を施した微粒子を使用してもよい。
微粒子4の大きさとしては、例えば、比較的軽量な有機物を用いた場合には、0.1mm以上3mm以下の範囲内であることが望ましい。また、微粒子4の大きさとしては、例えば、比較的比重の大きな無機物を用いた場合には、0.05mm以上1mm以下の範囲内であることが望ましい。
微粒子の大きさが、上記の範囲よりも小さいと、小さすぎてプラスチックレンズ2又は被覆部材6に付着した後に取り除くのが困難になるため好ましくない。また、上記の範囲よりも大きいと、微粒子4が重くなるため被覆部材6に付着し難くなるため好ましくない。微粒子4が楕円状、長円状または円柱状の場合、短径が0.1mm、長径が3mm程度のものであればよい。
被覆部材6は、微粒子収容部3の上方が開放する開口部5を覆い、一部の微粒子4が被覆部材の孔部を通過し、プラスチックレンズ2に付着する構成である。このため、被覆部材6には、微粒子4の一部が通過可能な形状の孔部が設けられている。被覆部材6の孔部は、上述の微粒子4の形状及び粒度分布等を考慮したうえで、必要以上に微粒子4が孔部を通過しない形状で設計される。
また、被覆部材6は、透光性および可撓性を有し、かつプラスチックレンズ2を傷つけない柔らかさを有する絶縁材料によって形成される。図1に示すレンズ用帯電状態検査具1では、微粒子収容部3の開口部5の外径より大きな円形に形成されている。
また、図2に示すように、被覆部材6は、外周縁部が微粒子収容部3の外周面上端部に沿って折り曲げられ、接着剤等によって固着されている。被覆部材6を開口部5に取付ける場合は、緊張した状態ではなく、図2に示すようにプラスチックレンズ2の凸側光学面2aの形状と略一致するように撓んだ状態で取付けることが好ましい。このように撓んだ状態で取付けておくと、プラスチックレンズ2を被覆部材6の上に凸側光学面2aを下にして載置したとき、被覆部材6を凸側光学面2aに沿って近接または密着させることができる。
被覆部材6としては、微粒子4として使用する有機物と同様の材料により構成することができ、例えば、細い糸をネット状に編んだ形状や、小孔が形成された薄いプラスチックシート等が用いられる。特に、被覆部材6はネット状に形成されていることが好ましい。被覆部材がネット状に形成されていることにより、評価時における微粒子4の通過が効率よく進行し、プラスチックレンズ2の帯電状態の評価にかかる時間を短くすることができる。
被覆部材6がネット状に形成されている場合は、プラスチックレンズ2を凸側光学面2aを下にして載置したとき、凸側光学面2aが被覆部材6を押圧して伸長させると、被覆部材6の孔部が拡張し、必要以上に微粒子4が孔部を通過してしまうおそれがある。このため、プラスチックレンズ2が、軽く接触する程度か、又は、非接触状態となるように、被覆部材6を微粒子収容部3の開口部5に取付けることが望ましい。
微粒子収容部3の開口部5に被覆部材6を取付けた状態において、被覆部材6の微粒子収容部底部側中央から最上層の微粒子4までの距離Dは、微粒子4の重量、材質、プラスチックレンズ2の帯電量等にもよるが、5mm以上30mm以下、より好ましくは10mm以上15mm以下であることが好ましい。
距離Dが5mmより小さいと、微粒子4の付着量が増大するおそれがある。また、被覆部材6上にプラスチックレンズ2の凸側光学面を載置したときに、被覆部材6が微粒子4に接触するおそれがある。
また、距離Dが30mmより大きいと、プラスチックレンズ2及び被覆部材6が帯電した場合にも、微粒子4との距離が大きすぎるため、プラスチックレンズ2への微粒子4の吸着が難しくなり、微粒子4の付着量が減少してしまう。
静電気発生部材7は、プラスチックレンズ2の光学面に押し付けて摩擦することにより静電気を発生させるために用いられるものである。静電気発生部材7をプラスチックレンズ2の被覆部材6に載置されていない方の凹側光学面2bに押し付けて摩擦することにより静電気を発生させ、プラスチックレンズ2を帯電させることができる。
静電気発生部材7は、プラスチックレンズ2と接触する部分が帯電し易い材質でできているものであればどのようなものであってもよい。例えば、レンズの保護や摩擦の容易性を考慮すると、織布や不織布といった布状のものや樹脂スポンジ(例えば食器用スポンジ)などが好ましい。
特に、静電気発生部材7として、一般的に眼鏡レンズの拭き取りに用いられるナイロンやポリエステル等を用いることが好ましい。静電気発生部材7を、一般的に眼鏡レンズの拭き取りに用いられる形態とすることで、眼鏡レンズが普段使用される状況において、プラスチックレンズ2を清掃した際の静電気発生状態を再現することができる。
他にも例えば、内部に綿を入れて袋綴じした形態であってもよい。さらには、黒板消しのように立方体の1つの面を帯電し易い布で覆った形態であってもよい。
次に、上述のレンズ用帯電状態検査具1を用いたレンズの帯電状態の検査方法について、図3及び図4を用いて説明する。図3はプラスチックレンズ2を帯電させ始めた状態を示す断面図である。また、図4はプラスチックレンズ2が帯電し終わった状態を示す断面図である。
まず、図1及び図2に示すレンズ用帯電状態検査具1を用意する。そして、微粒子収容部3内の微粒子4が被覆部材6の底部側に付着していないことを確認する。
次に、被覆部材6の上にプラスチックレンズ2の凸側光学面2aを下にして載置し、被覆部材6に凸側光学面2aを軽く接触、又は、近接対向させる。
次に、図3に示すように、プラスチックレンズ2の凹側光学面2bを静電気発生部材7によって所定回数、例えば10回程度押し付けて摩擦する。このように、プラスチックレンズ2の凹側光学面2bを静電気発生部材7によって押し付けて摩擦すると、摩擦によりプラスチックレンズ2と静電気発生部材7に静電気が発生する。
プラスチックレンズ2の表面に帯電防止処理が施されていない場合、表面抵抗が極めて高いため、凸側光学面2aと凹側光学面2bが帯電する。この帯電量は、静電気発生部材7とプラスチックレンズ2との接触面積、押圧力、押し付けて摩擦する回数等によって異なる。接触面積、押圧力がそれぞれ大きく、また、押し付けて摩擦する回数が多くなると、帯電量が大きくなる。また、静電気発生部材7として、ポリエチレンやポリエステルの布を用いた場合は、静電気発生部材7のプラスチックレンズ2と接触する面に負電気が発生するため、プラスチックレンズ2の凹側光学面2bが正電気(+)に帯電し、凸側光学面2aが負電気(−)に帯電する。
プラスチックレンズ2の凸側光学面2a及び凹側光学面2bが帯電すると、これにともない被覆部材6も帯電する。被覆部材6は、プラスチックレンズ2の凸側光学面2aがマイナスに帯電している場合は、プラスチックレンズ2と接する側がプラスに帯電し、反対側がマイナスに帯電する。
このとき、微粒子収容部3内の微粒子4は、プラスチックレンズ2および被覆部材6の帯電により、静電的に電子がプラスとマイナスに分離される。そして、被覆部材6に対向する上側の面に負電気が帯電し、下側の面に正電気が帯電する。このため、微粒子4は、プラスチックレンズ2及び被覆部材6に吸引されて浮上する。
浮上した微粒子4は、図4に示すように、被覆部材6の下面、及び、プラスチックレンズ2の凸側光学面2aに付着する。この微粒子4の付着量は、レンズが帯電し易いほど多くなるため、微粒子4の付着量により、レンズの帯電しやすさがわかる。特に、微粒子4は目視により確認できることから、レンズの帯電状態を容易に視認することができる。
さらに、レンズ用帯電状態検査具1では、被覆部材6に微粒子4の一部が通過可能な形状の孔部が設けられている。このため、浮上する微粒子4の一部が被覆部材6の孔部を通過し、プラスチックレンズ2に直接付着する。
プラスチックレンズ2が帯電状態であれば、レンズ用帯電状態検査具1からプラスチックレンズ2を外した後も、プラスチックレンズ2の凸側光学面2aに継続して微粒子が付着した状態となる。このため、レンズの帯電状態を容易に視認することができる。
また、プラスチックレンズ2の表面に付着されない微粒子4は、被覆部材6により飛散が抑制されるため、プラスチックレンズ2の評価環境を清浄に保つことができる。
微粒子4がプラスチックレンズ2の凸側光学面2aに付着している場合は、帯電し易いレンズであり、汚れが付き易く、汚れが採れ難いレンズである。
一方、微粒子4が付着していないか若しくは付着量がきわめて少ない場合は、帯電し難いレンズであり、汚れが付き難く、汚れても汚れを採り易いレンズである。例えば、測定した結果によれば、表面抵抗が1011Ω/□未満のレンズでは微粒子4の付着が確認されず、1012〜13Ω/□のレンズでは微粒子4の付着が確認された。
なお、静電気発生部材7で凹側光学面2bを摩擦しているときに、プラスチックレンズ2が帯電しているか否かを判断するには、プラスチックレンズ2を上方から視認し、プラスチックレンズ2及び被覆部材6に微粒子4が付着しているか否かを、プラスチックレンズ2及び被覆部材6を透して視認すればよい。
上述のように、本発明に係るレンズ用帯電状態検査具1によれば、プラスチックレンズ2を被覆部材6の上に載置して静電気発生部材7によりプラスチックレンズ2を押し付けて所要回数摩擦し、微粒子4が被覆部材6に付着したか否かを視認するだけでよい。このため、プラスチックレンズ2が帯電し易いレンズであるか否かを容易にかつ確実に検査することができる。また、プラスチックレンズ2を、レンズ用帯電状態検査具1から外した後も、プラスチックレンズ2に付着した微粒子4の状態を視認することができる。さらに、微粒子4の飛散が、被覆部材6により抑制されるため、プラスチックレンズ2の評価環境を清浄に保つことができる。
また、検査終了後は、被覆部材6の帯電状態が徐々に弱くなり、一定時間経つと、付着していた微粒子4は自重により落下または被覆部材6に振動を与えることにより、落下するため、引き続き次のレンズの検査を行なうことができる。
また、レンズ用帯電状態検査具1は、構造が簡単で安価に製作することができ、しかも取り扱いがきわめて簡単かつ容易である。このため、眼鏡店の店頭や展示会場に展示し、店員や係員が実演することができ、また、眼鏡装用者等の第3者自身による帯電性の検査に供することができる。
さらに、微粒子収容部3を導電材料で形成しているので、微粒子4の過剰な帯電や、微粒子4の微粒子収容部3への付着を防ぐことができる。
また、上述の微粒子収容部では、プラスチックレンズ2の凸側光学面2aを被覆部材6側にして載置した場合について説明したが、凹側光学面2bを被覆部材6側として載置してもよい。その場合は、凹側光学面2bのカーブによっては凹側光学面2bと被覆部材6との距離が大きくなるため、凸側光学面2aを覆部材6側として載置した場合に比べて静電気発生部材7により押し付けて摩擦する回数を多くして、静電気の発生量を大きくすることが望ましい。
次に、本発明のレンズ用帯電状態検査具の他の実施の形態について説明する。
レンズ用帯電状態検査具の他の実施の形態を、図5及び図6に示す。図5は、レンズ用帯電状態検査具の斜視図であり、図6はレンズ用帯電状態検査具の分解斜視図である。なお、以下の説明では、上述の図1から図4に示すレンズ用帯電状態検査具と同様の構成については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。また、検査方法の手順については、上述の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図5に示すように、レンズ用帯電状態検査具11は、外蓋18、中蓋19、容器20、微粒子収容部3、被覆部材6、及び、静電気発生部材7から構成される。
また、図6に分解斜視図を示すように、中蓋19と容器20とは取り外し可能に形成されている。そして、中蓋19と被覆部材6とは一体に形成されている。中蓋19の中央部分のレンズ径に合わせた枠内に被覆部材6が設けられている。
外蓋18、中蓋19及び容器20は、有色で構成されることが好ましい。特に、微粒子14とは異なる色で構成されることが好ましい。例えば、微粒14を白色で構成する場合には、外蓋18、中蓋19及び容器20を黒色とする。このようにすることで、色の差により、外蓋18、中蓋19及び容器20と、微粒子4と色の差により、外蓋18、中蓋19及び容器20上において、微粒子4の視認が容易になる。
容器20は、上方が解放する開口部5を備えた微粒子収容部3と、飛散防止部21から構成されている。微粒子収容部3内には、微粒子4が収容されている。飛散防止部21は、検査時に微粒子4の一部が周辺に飛散するのを抑制する効果を有している。
また、微粒子収容部3の開口部5と容器20の周縁は、等しい高さになるように構成されている。そして、微粒子収容部13と飛散防止部21の底部は、等しい深さになるように構成されている。
容器20は、例えば、微粒子収容部13の深さが17mm、微粒子4を収容した場合の開口部15から微粒子4までの距離が10mm以上15mm以下になるように調整されている。
微粒子4は、白色の粉体であり、例えば、無機物である珪酸塩化合物で構成される。微粒子4は0.05mm以上0.1mm以下の大きさのものが用いられている。微粒子4に珪酸塩化合物を用いることで、砂埃の成分と類似する成分で微粒子4を構成することができる。このため、検査対象のプラスチックレンズが実際に装着されたときの環境を擬似的に再現することができる。
中蓋19は、上面の中央部分にレンズ径に合わせた枠が形成され、この枠内に被覆部材6が備えられている。中蓋19は、容器20の内縁に外縁が契合するような外形を有している。中蓋19は、被覆部材6が、容器20の微粒子収容部3の開口部5を丁度覆うように構成されている。
被覆部材6はネット状に形成されており、ネットの目開きは、微粒子4の粒径以上、例えば0.05mm以上のものが用いられている。このネットの目開きの大きさを調整することにより、被覆部材6を通過する微粒子4の量を調整することができる。
上蓋18は、未使用時に微粒子4が飛散することを防止するために備えられている。また、上述のように上蓋18を有色とすることで、検査時に上蓋18を検査時の台座として使用し、白色の微粒子4の検査レンズへの付着状態を視認しやすくすることができる。
以上、本明細書または図面に説明した技術事項は、単独あるいは組み合わせによって技術的有用性を発揮するものである。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうち一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
本発明に係るレンズ用帯電状態検査具の実施の形態を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ用帯電状態検査具の断面図である。 図1に示すレンズ用帯電状態検査具において、プラスチックレンズを帯電させ始めた状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ用帯電状態検査具において、プラスチックレンズを帯電し終えた状態を示す断面図である。 本発明に係るレンズ用帯電状態検査具の他の実施形態の構成を示す図である。 図5に示すレンズ帯電状態検査器具の分解斜視図である。
符号の説明
1,11 レンズ用帯電状態検査具、2 プラスチックレンズ、2a 凸側光学面、2b 凹側光学面、3 微粒子収容部、4 微粒子、5 開口部、6 被覆部材、7 静電気発生部材、18 外蓋、19 中蓋、20 容器、21 飛散防止部、D 距離

Claims (5)

  1. 上方が開放されている微粒子収容部と、
    前記微粒子収容部内に収納された多数の微粒子と、
    可撓性を有し前記微粒子収容部の上方の開口部を覆う被覆部材と、
    前記被覆部材の上に載置されるプラスチックレンズに静電気を発生させる静電気発生部材とを備え、
    前記被覆部材は、微粒子収容部の内外を連通する微細な孔部が形成されており、
    前記孔部は、前記多数の微粒子の少なくとも一部が通過可能であり、
    前記静電気発生部材は、一方の光学面を前記被覆部材側にして載置される前記プラスチックレンズにおいて、前記プラスチックレンズの他方の光学面を押し付け摩擦することで、前記プラスチックレンズの両光学面に静電気を発生させる
    ことを特徴とするレンズ用帯電状態検査具。
  2. 前記微粒子は、無機化合物であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ用帯電状態検査具。
  3. 前記被覆部材は、ネット状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ用帯電状態検査具。
  4. 前記微粒子収容部に収納されている前記微粒子の最上部から、前記被覆部材の前記微粒子収容部底部側までの距離が、5mm以上30mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレンズ用帯電状態検査具。
  5. 内部に誘電体からなる多数の微粒子が収納され、開口部が前記微粒子の少なくとも一部が通過可能な孔部を有する被覆部材により覆われた微粒子収容部において、前記被覆部材上にプラスチックレンズを一方の光学面を下にして載置する工程と、
    前記プラスチックレンズの他方の光学面を静電気発生部材によって押し付け摩擦し前記プラスチックレンズの両光学面に静電気を発生させる工程と、
    多数の前記微粒子の一部が前記被覆部材を通過して前記一方の光学面に付着したか否か視認する工程と、
    を有することを特徴とするレンズの帯電状態の検査方法。
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