JPH09119941A - パルス検出用光センサ - Google Patents

パルス検出用光センサ

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JPH09119941A
JPH09119941A JP30065195A JP30065195A JPH09119941A JP H09119941 A JPH09119941 A JP H09119941A JP 30065195 A JP30065195 A JP 30065195A JP 30065195 A JP30065195 A JP 30065195A JP H09119941 A JPH09119941 A JP H09119941A
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JP
Japan
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signal
optical sensor
skid
pulse
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP30065195A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kitamura
透 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Publication of JPH09119941A publication Critical patent/JPH09119941A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機、車両などの車輪のロックによるスキ
ッドを防ぐためのアンチスキッド制御装置などに用いる
パルス検出用光センサにおいて、パルス信号を得るため
のスリット板の回転数に回転数の変化の測定精度が影響
されない構成からなる光センサの提供。 【解決手段】 キャリア発生器1の変調信号により変調
可能なレーザーダイオード2を光源に用い、スリット板
4を回転させて得られた光信号を検出器6にて検出し、
フィルター回路7にて信号を帯域制限して取り出すこと
により、スリット間隔で決定される上限値を越えて回転
数の変化の測定精度を改善でき、より短い間隔でデータ
ー検出が可能で、スキッドの検出がより短時間で実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空機、車両な
どの車輪のロックによるスキッドを防ぐためのアンチス
キッド制御装置等に用いるパルス検出用光センサの改良
に係り、パルス信号を得るためのスリット板の回転数に
測定精度が影響されないように、キャリアで変調した光
源を用い、検出の際にこれを帯域制限して取り出すこと
により、スリット間隔で決定される上限値を越えて測定
精度を改善でき、例えば、スキッド検出がより短時間で
実現できるアンチスキッド制御用を初めとするパルス検
出用光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】航空機、車両などのブレーキ系統は基本
的に操作部の操作量に応じたブレーキ圧力が車輪ブレー
キ油圧回路に付加される構成になっており、さらに、ブ
レーキを掛けすぎた場合の車輪のロックによるスキッド
を防ぐために、アンチスキッド制御装置を装備してい
る。
【0003】アンチスキッド制御装置は、通常、走行体
の車輪の回転速度を検出し、検出された車輪の回転速度
を計算することによって走行体の走行速度を求め、求め
た走行速度を車輪の回転速度と比較し両者の間に大きな
差がある場合にスキッドの発生と判断して、車輪のブレ
ーキ圧力を低下させる。ブレーキ圧力の低下に伴い車輪
が接地力を回復して通常の回転を始めると、ブレーキ圧
力をもとに戻し、これらの作動を繰り返すことによりス
キッドが防止される。
【0004】装置の一例を図2にて説明すると、レーザ
ーダイオード2から発生した光を光ファイバー3で伝送
し、所定間隔で多数のスリット5を設けてあるスリット
板4を回転させて、光をオン/オフさせて光信号とな
し、この光信号を検出器6にて検出し、さらに波形整形
器8にて検出した光信号の波形を所定の波形となす構成
からなる。通常、分解能を上げるためにスリットはでき
るだけ細かく設けられており、得られた光信号は、光フ
ァイバー3で伝送されて検出器6でサイン波形の電気信
号に変換され、波形整形器8でパルス波形に整形されて
出力される。
【0005】すなわち、従来のアンチスキッド制御装置
は、車輪回転速度をパルスに変換するスリット板4を有
する車輪回転速度検出器から得られた車輪回転速度に比
例したパルス信号を、検出器6並びに波形整形器8にて
所定の時間間隔のパルス間隔に変換し、演算制御部で速
度信号を発生する。
【0006】さらに、アンチスキッド制御装置では、計
測されたパルス間隔をもとにアンチスキッド制御を行う
演算制御部では速度信号とパルス間隔を比較し、スキッ
ドが発生したとされると、ブレーキ圧力を制御する制御
バルブに対して制御動作信号を印加し、制御バルブがブ
レーキ圧力を変化させてブレーキのトルクを変化させて
スキッドの発生を回避する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】毎秒Rv回転する場
合、1回転当たりのスリット数Prであれば、パルスの
時間間隔T1は、T1=1/(Rv・Pr) で表すこと
ができる。例えば、1回転当たり100パルスの場合、
パルスの時間間隔T1は、0.01秒である。従来、ス
リット板の回転数が低いと信号を検出できる時間間隔が
長くなり、結果として回転数の変化の測定精度がスリッ
ト間隔で決まる上限値を越えて改善することができなか
った。
【0008】この発明は、航空機、車両などの車輪のロ
ックによるスキッドを防ぐためのアンチスキッド制御装
置などに用いるパルス検出用光センサにおいて、パルス
信号を得るためのスリット板の回転数に回転数の変化の
測定精度が影響されない構成からなる光センサの提供を
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者らは、光センサの
回転数の変化の測定精度がスリット板の回転数に影響さ
れない構成を目的に種々検討した結果、光源にキャリア
で変調した光源を用い、得られたパルス信号の検出後に
これを帯域制限して取り出すことにより、スリット間隔
で決定される上限値を越えて回転数の変化の測定精度を
改善でき、より短い間隔でデーター検出が可能、例え
ば、スキッドの検出がより短時間で実現できること知見
し、この発明を完成した。
【0010】すなわち、この発明は、多数のスリットを
設けたスリット板を回転又は直線移動させて光を光信号
となし、該光信号を検出器にて検出、パルス波形に整形
するパルス検出用光センサにおいて、光源をキャリアで
変調する手段と、キャリア変調された信号の検出時に帯
域制限して取り出す手段を有するパルス検出用光センサ
である。
【0011】また、この発明は、多数のスリットを設け
たスリット板を回転させて光を光信号となし、該光信号
を検出器にて検出、波形整形するアンチスキッド制御用
光センサにおいて、光源をキャリアで変調する手段と、
キャリア変調されたパルス信号の検出時に帯域制限して
取り出す手段を有するアンチスキッド制御用光センサを
併せて提案する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明によるアンチスキ
ッド制御用光センサの構成を示す斜視説明図である。こ
の発明による光センサの構成を説明すると、光源のレー
ザーダイオード2は、キャリア発生器1の変調信号によ
り変調可能であり、このレーザーダイオード2から発生
した光を光ファイバー3で伝送し、所定間隔で多数のス
リット5を設けてあるスリット板4を回転させて、光を
オン/オフさせて光信号となし、この光信号を検出器6
にて検出し、フィルター回路7にて信号を帯域制限して
取り出し、さらに波形整形器8にて検出した光信号の波
形を所定の波形となす構成からなる。
【0013】一方、前述の図2の従来の構成では、検出
器6の出力信号(Out1)は、次式で表すことができ
る。
【0014】
【数1】Out1=A×cos(w1・t) 但し、w1は次式である。
【0015】この発明の構成では、まず、キャリア発生
器1の出力は、C=cos(w2・t)で表すことがで
きる。但し、w2はキャリア発生器1の変調信号の角速
度である。従って、この発明の構成における検出器6の
出力信号(Out2)は、Out2=Out1×C、すな
わち、次式で表すことができる。
【0016】
【数2】
【0017】次に、フィルター回路7にて上記式の最初
の項目のみ通過させる。この時の周期T2は次式で表す
ことができる。
【0018】
【数3】
【0019】上記の周期T2式より明らかな如く、キャ
リア発生器1の変調信号の角速度w2の分だけ、従来の
センサより短い間隔でデータを検出することが可能とな
り、スリット板4の回転数が低下しても測定精度が影響
されないことが明らかである。
【0020】この発明において、キャリア発生器1並び
にレーザーダイオード2、すなわち、光源をキャリアで
変調する手段には振幅変調の構成が採用できる。また、
フィルター回路7、すなわち、キャリア変調された信号
の検出時に帯域制限して取り出す手段には、バンドパス
フィルターの構成が採用できる。
【0021】
【実施例】図2のアンチスキッド制御用光センサの構成
において、毎秒Rv回転する場合、1回転当たりのスリ
ット数Prであれば、パルスの時間間隔T1は、T1=1
/(Rv・Pr) で表すことができ、1回転当たり1
00パルスの場合、パルスの時間間隔T1は、0.01
秒、10msである。
【0022】図1のこの発明のアンチスキッド制御用光
センサの構成において、上記のスリット数100の場合
に、キャリア発生器1の変調信号の角速度を、w2=2
π・10000とすると、パルスの時間間隔T2は、約
0.0001秒、約0.1msである。従って、この発
明のセンサではスキッド検出がより短時間で実現でき
た。
【0023】
【発明の効果】この発明は、光源にキャリアで変調した
光源を用い、得られたパルス信号の検出の際にこれを帯
域制限して取り出すことにより、スリット間隔で決定さ
れる上限値を越えて測定精度を改善でき、より短い間隔
でデーター検出が可能、例えば、スキッドの検出がより
短時間で実現できる。この発明は、実施例のアンチスキ
ッド制御用光センサの回転式のスリット板の他、所定の
直線上にスリットを持つスリット板の場合も、同様の作
用効果を奏するもので、又、反射式の反射板の場合も同
様の効果を奏する。従って、この発明は回転式のアンチ
スキッド制御用光センサのほか、工作機械などのワーク
位置検出用センサのごとく、直線運動用センサにも適用
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるアンチスキッド制御用光センサ
の構成を示す斜視説明図である。
【図2】従来のアンチスキッド制御用光センサの構成を
示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 キャリア発生器 2 レーザーダイオード 3 光ファイバー 4 スリット板 5 スリット 6 検出器 7 フィルター回路 8 波形整形器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスリットを設けたスリット板を回
    転又は直線移動させて光を光信号となし、該光信号を検
    出器にて検出、パルス波形に整形するパルス検出用光セ
    ンサにおいて、光源をキャリアで変調する手段と、キャ
    リア変調された信号の検出時に帯域制限して取り出す手
    段を有するパルス検出用光センサ。
  2. 【請求項2】 多数のスリットを設けたスリット板を回
    転させて光を光信号となし、該光信号を検出器にて検
    出、波形整形するアンチスキッド制御用光センサにおい
    て、光源をキャリアで変調する手段と、キャリア変調さ
    れたパルス信号の検出時に帯域制限して取り出す手段を
    有するアンチスキッド制御用光センサ。
JP30065195A 1995-10-24 1995-10-24 パルス検出用光センサ Pending JPH09119941A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453767B1 (ko) * 2002-07-02 2004-10-20 현대모비스 주식회사 자동차용 휠 속도센서
KR101011623B1 (ko) * 2008-05-07 2011-01-28 경북대학교 산학협력단 회전 슬릿을 이용한 파장 가변 레이저
CN103185807A (zh) * 2011-12-27 2013-07-03 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 风扇转速测量系统
CN103884858A (zh) * 2014-04-15 2014-06-25 长春工程学院 一种基于大数据采集的机械转动测速电路

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