JPH09119846A - 走行経路の案内装置 - Google Patents

走行経路の案内装置

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JPH09119846A
JPH09119846A JP27782895A JP27782895A JPH09119846A JP H09119846 A JPH09119846 A JP H09119846A JP 27782895 A JP27782895 A JP 27782895A JP 27782895 A JP27782895 A JP 27782895A JP H09119846 A JPH09119846 A JP H09119846A
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JP
Japan
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destination
travel route
route
setting
guide device
Prior art date
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Application number
JP27782895A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sako
和也 佐古
Toshiaki Kusano
俊明 草野
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で目的地等を設定でき、最適な走
行経路を探索するができ、最適な案内ができる走行経路
の案内装置を提供する。 【解決手段】 地図データ記憶手段と、表示手段と、経
路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する手
段と、探索開始地点から目的地までの走行経路を探索す
る手段と、探索した走行経路の全部又は一部を表示手段
に表示する手段とを有する走行経路の案内装置におい
て、目的地設定手段は、目的地設定時に、表示画面11
に目的地候補となる複数の目標物62,63……を表示
し、操作手段の操作に従って、各目標物を順次一つずつ
特別表示していく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の走行に必
要な経路を案内するための走行経路の案内装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション装置のような走行経路の
案内装置は、走行に必要な経路の案内を開始する前に、
経路探索開始地点、目的地点、複数の中間通過地点とい
った種々の設定操作を行う。従来の走行経路の案内装置
における経路探索開始地点の設定は、GPS等を使用し
て、現在位置を自動的に設定するか、又は、開始地点を
含む地図データベースを表示画面上に表示し、画面に表
示されたカーソルを所望の地点に移動させた上でその地
点に開始地点を設定する。
【0003】また、目的地及び中間通過地点の設定は、
所望の候補地点を含む地図データベースを表示画面上に
表示し、画面に表示されたカーソルを所望の地点に移動
させた上でその地点に目的地又は中間通過地点を設定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の走行経路の
案内装置には以下のような問題点がある。 (1)上記のようにカーソルを移動させて各地点を設定
する操作は、煩雑で時間のかかる作業である。また、カ
ーソルを移動させて適当と思われる地点にセットして
も、使用者の認識と案内装置側の認識にずれがあると、
カーソルの位置が目的の地点と一致せず、希望する地点
を設定することができないことがある。このような問題
点は、特に、立体交差した道路又は施設を目標物として
設定する場合、又は目標物に通じる道路が地図データベ
ースに登録されていない場合などにおいて顕著となる。
【0005】(2)従来の案内装置においては、探索さ
れた経路から外れて走行をすると、現在地点から目標物
にいたる経路の案内がされない。このようなことでは、
走行経路の案内装置に要求される、目的地に早く確実に
案内するというニーズを満たすことにならない。 (3)従来の案内装置においては、全ての道路について
の経路設定又は案内或いは特定の道路を優先した経路設
定又は案内しか行われなかった。したがって、地理に不
案内な場合には、地理に精通している者が選択しないよ
うな道路に誘導されることがある。このため、最適な案
内が必ずしもなされていないこととなる。
【0006】(4)従来の案内装置においては、経路探
索中は全ての案内が停止される。このため、案内装置が
経路探索を行っている間は、現在地点がどのあたりであ
るかというような情報も与えられないこととなる。 (5)従来の案内装置においては、案内された経路がど
のような道路であるのか、また、その道路はどれくらい
先まで走行するのかといった情報が提供されない。この
ため、使用者に対して不安を与えるだけでなく、道路標
識から得られる情報とリンクした走行ができなかった。
【0007】(6)従来の案内装置においては、高速道
路等を用いた経路案内がされるべきところであっても、
高速道路が現在地点又は目的地から遠い等の理由がある
と他の道路が選択されて高速道路が探索されないことが
あった。 (7)従来の案内装置においては、目的地に到達した
後、同じ経路を逆に通って帰路につきたい場合であって
も、開始地点、目的地点、中間通過地点等の設定を最初
から行わなければならない。
【0008】(8)従来の案内装置においては、画面上
を移動するカーソルにより目的地を設定していたので、
目的地を認識しづらかった。 (9)従来の案内装置においては、走行中には常に表示
画面上に地図が表示されているため、走行に運転者の視
線移動が多くなり、運転者の疲労を助長し、安全上の問
題が懸念されていた。
【0009】(10)従来の案内装置においては、使用
者が選択したい道路があるときは、前記(1)の操作を
繰り返して行わなければならなかった。 本発明は、上記各課題を解決しようとするものである。
本発明は、簡単な操作で目的地等を迅速に設定できる走
行経路の案内装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】本発明は、最適な走行経路を探索すること
ができる走行経路の案内装置を提供することを目的とす
るものである。本発明は、走行中に最適な案内ができる
走行経路の案内装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、地図データ記憶手段と、表示手段と、経
路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する手
段と、探索開始地点から目的地までの走行経路を探索す
る手段と、探索した走行経路の全部又は一部を表示手段
に表示する手段とを有する走行経路の案内装置におい
て、目的地設定手段は、目的地設定時に、表示画面に目
的地候補となる複数の目標物を表示し、操作手段の操作
に従って、各目標物を順次一つずつ特別表示していく。
【0012】本発明は、目的地設定手段が、道路を目標
物とすることにより、目的地の候補として設定できるよ
うにすることができる。本発明は、目的地設定手段が、
代表的な目標物に広範囲な地域名を付けることにより、
広範囲な地域を目的地候補として設定するようにするこ
とができる。本発明は、目的地設定手段が、目的地でな
く、走行経路を直接選択できるようにすることができ
る。
【0013】本発明は、目的地設定手段が、移動区間の
明確な道路については、その入口又は出口を目標物にす
るようにすることができる。本発明は、走行経路探索手
段が、走行途中も走行経路探索を行うようにすることに
より常に最新の走行経路の案内をするようにすることが
できる。本発明は、経路探索手段が、候補となりえる経
路を道路の種類別にグループ分けして、そのグループご
とに経路探索するようにすることができる。
【0014】本発明は、案内手段が、目的地に接近した
ときに、そのことを表示するようにすることができる。
本発明は、経路探索手段が、目的地までの実際の走行が
終了した時点で、逆順の走行経路探索を行うようにする
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
を用いて説明する。図1は走行経路案内装置のハードウ
エア構成を示す図で、図2は走行経路案内装置のソフト
ウエアの全体構成を説明するための図で、図3は初期プ
ログラムを示す図である。なお、これら図1〜図3に示
された構成自体は従来の走行経路案内装置と同等のもの
である。
【0016】図1のハードウエアを示す図において、7
はCPUで、以下のものが接続される。1はGPSアン
テナ、2はGPS装置で、現在位置を自動的に算出する
ものである。3は地図データベースを記憶したCD−R
OMドライバである。4はパルス入力回路で、車速セン
サ5、車輪センサ6から出力されたパルスが入力され
る。CPU7においては、これらから自車の走行距離等
を計算し、現在地点の算出に役立てる。8はメモリで、
プログラム及び各種データが記憶されている。
【0017】9は表示コントローラで、表示装置11の
表示を制御する。10は音声合成部で、案内情報を音声
化し、スピーカ12から音声による案内を行う。14は
各種操作スイッチで、インタフェース13を介して接続
される。図2に示す走行経路案内装置のソフトウエア
は、現在地点処理21、目的地設定処理22、ルート検
索処理23、経路案内処理24、プログラムマネジャ2
5、入力処理27、表示処理28から構成される。
【0018】上記構成の装置においては、一定時間ごと
に割り込みを発生し、それまで実施中の処理プログラム
の実行番地、処理途中のレジスタの内容等を特定のメモ
リ領域(スタック領域)にセーブする。図2の例では、
5回の割り込みの前にセーブしていた実行番地、レジス
タの内容等を復帰し、再度実行開始を制御する処理が行
われる。
【0019】つまり、この処理により図2の21〜2
5,27,28の各ルーチンのそれぞれの処理が一定時
間ごとに連続して繰り返し実行され、一般的なマルチタ
スク処理が実現される。また、リセット時には、初期プ
ログラムが実行され、各タスクの中で任意のプログラム
の先頭番地をスタック領域に書き込み、割り込みを許可
する。これにより、以後、一定間隔で上記処理が繰り返
し実行される。
【0020】図3に示した初期プログラムは、走行経路
案内装置の電源投入時又は前述のリセット時に実行され
る。ステップS11で、スタック領域がクリアされる。
ステップS12で、プログラムマネジャ25の処理の先
頭番地がスタック領域に書き込まれる。
【0021】ステップS13で、割り込み許可が発行さ
れる。ステップS14で、その他の各変数の初期値設定
即ちイニシャルが行われる。ステップS15で、ウエイ
トがかけられ、割り込み信号が発生するのを待つ。図4
及び図5に、プログラムマネジャ25におけるモード設
定処理のフローを示す。
【0022】プログラムマネジャ25により本フローが
実行されることにより、モードの設定等が行われる。各
モードの機能については、後述する。また、図に示した
モードの設定は、必要に応じて省略することが可能であ
り、また、必要なモードのセットを追加することも可能
なものである。さらに、図のフローでは、種々のスイッ
チが使用されるが、これらのスイッチは、各機能ごとに
専用のスイッチを設けてそれを使用することもできる
し、1つのスイッチを各状態に応じて複数の機能に兼用
するようにすることも可能である。また、図のフローに
おけるスイッチのオンされるということは、オフからオ
ンへの変化があったことを検出したことを意味するもの
であり、この検出は1回のみを検出されるものである。
【0023】ステップS21で、目的地設定SW、任意
ポイントモードSW、カーソル設定SW、ジャンル設定
SWのいずれかのSW入力があったか否かが判定され
る。スイッチ入力がなければステップS31へ飛ぶが、
入力があった場合はステップS22へ進む。ステップS
22では、目的地設定スイッチがオンされたか否かが判
定される。YESであれば、ステップS23で目的地設
定モードがオンとなる。
【0024】ステップS24では、任意ポイントモード
スイッチがオンされたか否かが判定される。YESであ
れば、ステップS25で、任意ポイントモードがオンと
なり、NOであれば、ステップS26で任意ポイントモ
ードがオフとなる。ステップS27では、カーソル設定
スイッチがオンされたか否かが判定される。YESであ
れば、ステップS28でカーソル移動パターンが読み込
まれる。
【0025】ステップS29では、ジャンル設定スイッ
チがオンされたか否かが判定される。YESであれば、
ステップS30で、ジャンル番号kが読み込まれる。ス
テップS31では、方面選択スイッチがオンされたか否
かが判定される。YESであれば、ステップS32で、
方面選択モードがオンされる。ステップS33では、ネ
クストスイッチがオンされたか否かが判定される。YE
Sであれば、ステップS34で、ネクストフラグがオン
となる。
【0026】ステップS35では、目的地選択モードス
イッチがオンされたか否かが判定される。YESであれ
ば、ステップS36で、目的地選択モードがオンされ
る。ステップS37では、仮目的地設定モードスイッチ
がオンされたか否かが判定される。YESであれば、ス
テップS38で、仮目的地設定モードがオンされる。
【0027】ステップS39では、使用道路選択スイッ
チがオンされたか否かが判定される。YESであれば、
ステップS40で、使用道路設定モードがオンされる。
ステップS41では、自動経路探索モードスイッチがオ
ンされたか否かが判定される。YESであれば、ステッ
プS42で自動経路探索モードがオンされる。図6にC
D−ROM3に記録された地図データの構造を示す。
【0028】図6(a)は、CD−ROM3に記録され
た地図データベースのレイヤー構造を示す。地図データ
ベースは、複数の透明なシートを有し、例えば、第1の
シート31には高速道路、第2のシート32には国道、
第3のシート33には鉄道というように各シートごとに
異なるデータが記録される。これらは必要なものが重ね
合わされて1枚の地図のように図1の表示装置11の画
面上に表示される。
【0029】図6(b)は、図葉41〜44の階層構造
を有している。これは、エリアをレベル0の日本全土か
らレベル3の25000分の1まで分割し、表示範囲を
絞り込んでゆく階層構造を持っているものである。次
に、目的地設定処理、経路探索処理、経路案内処理のそ
れぞれについて説明をする。
【0030】〔実施形態1〕目的地設定を容易にするた
めに、本例においては、CD−ROM3に記録される地
図データベースを観光地、インターチェンジといった種
類(ジャンル)別にグループ分けする。図7にそのデー
タの一例を示す。図において、51は観光地をジャンル
Aとしてグループ分けした地図データで、観光地の名称
とその位置を表す座標(Xn,Yn)が記録されてい
る。52はインターチェンジをジャンルBとしてグルー
プ分けした地図データで、インターチェンジの名称とそ
の位置を表す座標(Xin,Yin)が記録されてい
る。以下同様に、各ジャンルごとにグループ分けされた
地図データ53がある。
【0031】図8は、表示装置11の画面上に表示され
た地図の一例を示すものである。図において、61はカ
ーソルで、62,63……は、目的地となり得る目標物
を表示する標識である。図では観光地のジャンルを表示
させているが、他のジャンル、例えば、公共施設、高速
道路等を目標物として表示させることができる。目的地
設定モードにおいて図1の操作スイッチ14を操作する
と、1回押すごとに目標物62−63−64……が順次
特別表示される。この特別表示とは、目標物を表す標識
にカーソル61を重ねて表示したり、あるいは、目標物
の標識の色を定常時の色と変えたりして、使用者に現在
どの目標物にカーソルがセットされているかを認識させ
ることをいう。
【0032】従来装置における目的地設定は、所定の操
作スイッチを押し続けてカーソルを移動させて、カーソ
ルが希望の目的地近くになったときに操作スイッチから
指を離してカーソルを停止させ、そこで目的地を確定し
ていた。本実施形態によれば、この従来方法に比べると
操作が簡単になる。また、従来装置では、カーソルを止
めた位置と、目的地の位置とが食い違うケースが発生す
るが、上記方法によれば、確実に希望の目標物に設定さ
れることとなる。
【0033】上記目標物設定の具体的手順について、図
を用いて説明する。図9のフローは、図2の目標物設定
処理22により行われる。図4のステップS22,ステ
ップS23で目的地設定モードになっているときは、ス
テップS51からステップS52へ進む。目的地設定モ
ードになっていないときは、ステップS57へ進み、レ
ジスタaを1にセットする。なお、このレジスタaは、
目標物の順番を表すものである。
【0034】ステップS52では、図4のステップS2
8,ステップS29で設定されたジャンルkの目標物6
2〜66が、それぞれ図8に示したように、画面上に表
示される。ステップS53では、レジスタaに格納され
た順番の目標物の座標(Dx,Dy)にカーソル61を
移動させ、その目標物を特別表示する。この特別表示さ
れている目標物が希望の目的地でないときは操作スイッ
チ(移動スイッチ)が押され、ステップS54からステ
ップS55へ進む。
【0035】ステップS55では、レジスタaに1を加
える。これにより、再び図9のフローに入ったとき、画
面上で次の順番の目標物に特別表示が移動することとな
る。また、ステップS56からステップS57の処理に
より、最後の(n番目)の目標物が特別表示された後に
更に移動スイッチが押されたときは、再び最初の目標物
に特別表示が移動する。
【0036】希望の目標物が特別表示されると操作スイ
ッチ14中の確定スイッチが操作され、ステップS58
からステップS59へ進んで、目的地の座標が決定され
て所定のレジスタに登録される。そして、ステップS6
0で目的地設定モードが解除される。なお、図9の処理
においては、図示した処理が終了すると、目的地設定処
理22から出るように表示されている。しかし、実際に
は、図示の処理が終了した後に、目的地設定処理22の
通常の目的地設定に必要な「その他の処理」を行う。図
9では、図面を単純化して理解を容易にするために「そ
の他の処理」の図示を省略している。この点は、以下の
説明におけるフローチャートにおいても同様である。
【0037】また、上記例において、特別表示の移動
は、図8の矢印の順序で移動するのが正方向移動とすれ
ば、その逆方向移動に設定することもできる。特別表示
の移動方向を変えるときは、カーソル設定スイッチを操
作する。これにより、図4のステップS27からステッ
プS28に進み、パターン番号が読み込まれて、今まで
の移動方向と異なる移動方向がセットされる。カーソル
設定スイッチの操作がないときは、ステップS28はパ
スされ、移動方向は変化しない。
【0038】〔実施形態2〕以上説明した例は、移動ス
イッチが1つで、その操作ごとにカーソル61が所定の
順番で移動しながら目標物を特別表示していくものであ
る。これに対して、異なる移動方向を示す移動スイッチ
を複数設け、希望する目標物にカーソル61を早く移動
させるようにすることもできる。この例を図10を用い
て説明する。
【0039】図10において、前述の図9のステップと
同一のステップには同一の符号を付けて重複する説明は
省略する。本例においては、移動スイッチは、カーソル
61を上方向と下方向へ移動させるために2つ設けられ
る。ステップS51〜53は図9と同一であり、カーソ
ル61が第1の目標物を特別表示する。
【0040】現在表示されている目標物が希望の目標物
でないとき移動スイッチが操作される。その移動スイッ
チが下方向の移動スイッチであるときは、ステップS6
1からステップS62へ進み、上方向の移動スイッチで
あるときは、ステップS65からステップS66へ進
む。ステップS62〜64では、移動スイッチが一回操
作されるたびに、目標物の順番を表すレジスタaの内容
が1ずつ増加することにより、特別表示が画面下方向へ
順次移動し、一番下までカーソルが移動した後は一番上
へ戻ることとなる。
【0041】ステップS66〜68では、移動スイッチ
が一回操作されるたびに、目標物の順番を表すレジスタ
aの内容が1ずつ現象することにより、特別表示が画面
上方向へ順次移動し、一番上までカーソルが移動した後
は一番下へ戻ることとなる。ステップS58〜60は図
9と同様であり、確定スイッチがオンされると、目標物
が確定し、目的地設定モードが解除される。
【0042】なお、上記の複数の移動スイッチを設ける
例では、移動スイッチは2つ設け、上下の2方向を選択
できるようにしているが、移動スイッチを4つ設けて上
下左右の4方向を選択できるようにすることもできる
し、あるいはその他の方向の組み合わせを採用すること
もできる。 〔実施形態3〕本発明においては、目標物として道路及
び道路関連施設等を設定することができる。この例を図
11を用いて説明する。
【0043】図11において、11は表示装置の画面を
表し、61はカーソルであり、62〜63は道路の代表
点に設定された標識であり、64は料金所を表す標識で
ある。カーソル61の移動と特別表示の方法は前述の例
と同じである。これにより、道路及び関連施設を目標物
とすることができ、道路及び道路関連施設を利用して、
目的地、中間通過地点等の設定を簡単に確実に設定する
ことが可能となる。
【0044】また、図11の例で、高速道、国道、県
道、市道というような道路の種別ごとに特別表示を移動
していくこともできる。その例を図12を用いて説明す
る。図12のフローチャートにおいて、A1〜A4は各
道路種別ごとに特別表示するためのブロックであり、A
1は高速道、A2は国道、A3は県道、A4は市道を特
別表示するためのブロックである。各ブロックA1〜A
4の内容は同一であるため、A1のみの内容を図示して
いる。
【0045】目的地設定モードにあるとき、ステップS
51からステップS71へ進む。ステップS71では、
候補モードが該当の道路種別(A1ブロックでは高速
道)にセットされているか否かを判定する。なお、候補
モードを設定するには、図2のフローに候補モード選択
スイッチ等により候補モードを設定するステップを追加
する。候補モードが高速道にセットされていれば、ステ
ップS72へ進み、否であれば次のブロック(A2〜A
4)に進む。
【0046】ステップS72では、現在表示装置11上
に表示されているエリアの中に該当する種別の道路があ
るか否かが判定される。あれば、ステップS73で該当
種別の道路(A1ブロックでは高速道)が特別表示され
る。なければ、次のブロック(A2〜A4)へ進む。各
ブロックA1〜A4でステップS71〜73までの動作
が終了すると、表示装置11上では、希望する道路種別
の目標物が特別表示されている。そして、ステップS5
4へ進む。
【0047】ステップS54では、移動スイッチが押さ
れたか否かが判定される。特別表示されている目標物が
希望の目標物でなければ移動スイッチが押されて、ステ
ップS74へ進む。特別表示されている目標物が希望の
目標物であれば移動スイッチは押されず、ステップ58
へ進む。移動スイッチは、2又は4方向を指示するスイ
ッチが用意される。ステップS74では、操作された移
動スイッチに応じて、カーソルの座標が増減され、その
区間にある目標物に特別表示が移動する。ステップ7
5、ステップ77は、ステップ74で増減された座標が
表示画面の限度を越えたか否かを判定し、越えた場合は
ステップ76,ステップ78で画面を所定量移動させ
る。
【0048】なお、図12では、移動スイッチの移動方
向が2つの場合を示しているが、4方向に移動可能とす
ることも可能である。 〔実施形態4〕本発明においては、以上説明した目標物
を特別表示させる方法に加えて、従来の装置のような、
移動スイッチを押し続けることによりカーソルを所望の
方向へ移動させて、カーソルが希望位置に達したときに
移動スイッチから指を離すことにより目的地をセットす
る方法を実行可能とし、2つの方法を選択できるように
することもできる。
【0049】ここでは、従来のモードを任意ポイントモ
ードと呼ぶ。この任意ポイントモードを選択するには、
任意ポイントモードスイッチをオンとする。これによ
り、図4のステップS24〜ステップS26で任意ポイ
ントモードがオンにセットされる。この処理を図13を
用いて説明する。この処理は、図2の目的地設定処理2
4により実行される。
【0050】図13のフローにおいて、ステップS81
では、任意ポイントモードがオンとなっているか否かが
判定される。否であれば、ステップS83へ進む。この
ステップS83は、前述の図9,図10、図12のよう
な目標物の選択による目的地の設定動作が行われる。モ
ードがオンとなっていれば、ステップ52へ進む。ステ
ップS52でカーソルが所定の座標位置に表示される。
【0051】ステップS53で移動スイッチが操作され
ると、ステップS82へ進み、画面上の地図表示が移動
スイッチの指示する方向へ移動する。なお、本例の移動
スイッチは複数個設けて、任意の方向へカーソルを移動
できるようにする。このステップS82の動作は、従来
の画面移動の処理と同様に行われるので、詳細は省略す
る。
【0052】カーソルが任意の場所に位置すると、確定
スイッチが押されて、ステップS58からステップS5
9、60へと進み、目的地の設定が終了する。 〔実施形態5〕本発明においては、目標物が立体的に存
在する場合、目標物を各層ごとに表示させるようにする
ことができる。この例を図を用いて説明する。
【0053】図14は、高速道路71が高架になってお
り、その下側に国道72が配置されている例を示す。図
14(a)は、カーソルの移動により、高速道路71を
選択した場合を示す。この場合、高速道路71の特定点
73を特別表示し、その特定点73の近傍に目標物に関
する情報75を表示する。この情報75は、上層が選択
され、その層は、××高速道路であり、○○付近である
ことを示している。
【0054】図14(b)は国道を選択した場合を示
す。この場合、国道72の特定点74を特別表示し、そ
の特定点74の近傍に目標物に関する情報76を表示す
る。この情報76は、下層が選択され、その層は、国道
△△号線であり、□□付近であることを示している。上
記の(a)(b)の表示は、移動スイッチを押すたびに
切り替えられる。また、層が3層以上の場合も移動スイ
ッチを押すたびに切り替えられるが、その表示の順序を
任意の順序に変更するようにすることもてきる。
【0055】図14の(c)と(d)は、特別表示の異
なる方法を示している。現在選択されている目標物7
1,又は72のいずれか一方だけを表示し、これと重な
る層を画面上から消去して、目標物を明示することがで
きる。本例の処理手順について図15を用いて説明す
る。この処理は、図2の目的地設定処理24により実行
される。
【0056】図4のステップS21,ステップS23で
目的地設定モードがオンとされていれば、図15のステ
ップS51からステップS91へ進み、現在画面上に表
示されているエリア内に道路があるか否かが判定され
る。無ければステップS93へ進み、あればステップS
92へ進む。ステップS92では、エリア内の道路の
内、レジスタbに対応する階層bにある道路を前述の図
14のように特別表示する。なお、このレジスタbは、
道路種別ごとの階層番号を格納するレジスタである。
【0057】現在画面に特別表示されている道路が目的
道路でないため移動スイッチが操作されると、ステップ
S54からステップS93へ進む。ステップS93で
は、現在特別表示されている道路の階層bの次の階層b
+1が存在するか否かが判定される。あれば、ステップ
S94でレジスタの内容に1が加えられて、再び図15
の処理が実行されたとき、ステップS92で次の階層b
+1の階層にある道路が特別表示される。
【0058】さらに、移動スイッチが操作されると、ス
テップS93,94が繰り返される。順番に次の階層が
表示されて、次の階層b+1が無くなると、ステップS
93からステップS95へ進み、レジスタbの内容に1
が書き込まれて、ステップS96へ進む。ステップS9
6では、移動スイッチに応じて画面を移動する。この画
面の移動には、上下左右方向に画面を移動させるための
4つの移動スイッチが用意される。
【0059】目的地に設定しようとした希望の道路が画
面上に現れて、確定スイッチが操作されると、ステップ
S58からステップS59,60へ進み、特別表示され
た座標が目的地の座標にセットされ、目的地設定モード
が終了する。 〔実施形態6〕以上説明してきた例は、目標物は比較的
狭い範囲のものであるが、広範囲な地域の代表点を目標
物として設定することもできる。例えば、各都道府県の
県庁を目標物として、その目標物を目的地に設定するこ
とにより、広範囲な地域を目的地にして経路探索をする
ことができる。
【0060】図16は、目的地設定時の画面11を表示
したものである。画面11上には方面表示81,82,
83が表示される。この方面表示には、広範囲の地域名
とその経路にある地名が表示される。また、選択のため
の選択スイッチ85とネクストスイッチ86が設けられ
る。なお、これらのスイッチは、画面11上のアイコン
として設けても良い。
【0061】図17は、目的地設定後の画面を示す。画
面11上には、現在地91と経路92と目的地93が表
示される。目的地としては、「東京方面」というように
広範囲の地名が表示される。図18に、方面表示を行う
場合に使用されるデータ内容を示す。図において、10
1は方面の名称で、102はその読み、103はレベ
ル、104は代表点の名称、105はその読み、106
はその地図上の座標、107は接続情報を示す。
【0062】本例の具体的動作を図19を用いて説明す
る。この処理は、図2の目的地設定処理24により実行
される。方面選択スイッチがオンとされ、前述の図4の
ステップS31,ステップS32で方面選択モードがオ
ンとなっていれば、ステップS101からステップS1
02へ進む。方面選択モードがオフであれば、ステップ
S101からステップS113へ進み、レジスタdに1
を書き込んで処理を終了する。
【0063】ステップS102では、従来の方法により
現在地点のマップ上の座標が算出される。ステップS1
03で、従来の方法により接続情報が検索される。この
検索された接続情報が図18の107に記録される。ス
テップS104で各候補地の層別がされ、ステップS1
05で図16に示したように、各候補地が画面11上に
表示される。図16の例では、第1番目の「東京方面」
にカーソル61が移動している。
【0064】カーソル61が位置する候補地が目的地と
一致して、選択スイッチ85が操作されると、ステップ
S106からステップS107へ進み、カーソル61が
選択しているデータの目標物の座標が目的地の座標にセ
ットされる。そして、ステップS108で、音声合成に
よる案内「東名高速 東京IC経由で東京方面までご案
内します」が実行される。
【0065】カーソル61が位置する候補地が目的地と
一致せずにネクストスイッチ86が操作されると、ステ
ップS106,109からステップS110へ進む。ス
テップS110〜112では、ネクストスイッチ86が
操作されるたびに、カーソルが次の候補地へ移動する。
そして、カーソル61が候補地に一致したとき、選択ス
イッチを操作することにより、ステップS106からス
テップS107へ進み前述の処理がされる。
【0066】〔実施形態7〕ジャンル分けされた目標物
のデータに更に距離情報を加味して、目的地の設定を容
易に行えるようにすることができる。図20は、距離を
加味した目的地設定の具体的処理を示す。この処理は、
図2の目的地設定処理22により実行される。
【0067】前述の図5のステップS35〜36で目的
別選択モードがオンとされていると、ステップS121
からステップS122へ進む。該モードがオフの場合
は、ステップS132へ進み、カウンタiを1に設定し
て処理を終了する。ステップS122では、カウンタi
が1であるか否かが判定される。1即ち、目的別選択モ
ードとなった最初は、ステップS123で目標物の希望
ジャンルが入力され、ステップS124で希望する距離
数を入力する。このジャンル別データについては、図7
を用いて以前に説明しているので、それを参照された
い。また、ステップS123,124の処理のために、
入力用の各種スイッチ類が用意されるが、その詳細な説
明はここでは省略する。
【0068】ステップS125では、選択されたジャン
ルのデータから、現在地点から入力された距離内にある
目標物が選択され、目的地リストが作成される。ステッ
プS126では、リスト中の目標物から、第i番目にあ
る目標物の座標を検出し、その座標を含む画面が表示さ
れる。ステップS127では、第i番目の目標物を特別
表示する。
【0069】この特別表示された目標物が希望目的地で
なく、ネクストスイッチが操作されると、ステップS1
28〜131へ進み、カウンタiが進められ、次の候補
の目標物が特別表示されるようになる。一方、特別表示
された目標物が希望目的地である場合は、ステップS1
31に続いて目的地を確定する処理が実行される。この
処理は、既に説明した図9のフローチャート等のステッ
プS59からステップS61までと同様であるのでここ
での説明は省略する。
【0070】〔実施形態8〕本発明においては、経路探
索手段が経路を探索した後、探索した経路の途中の地点
を仮の目的地として設定するようにすることもできる。
図21と図22は、経路途中の地点を仮の目的地に設定
する処理を説明するものである。図21の処理は前述の
図2の現在地処理部21で実行され、図22の処理は、
前述の図2の目的地設定処理部22で実行される。
【0071】図21において、前述の図5のステップS
37,38で仮目的地モードがオンされると、ステップ
S141で、現在地処理部21において現在地点の算出
がされた後、ステップS142からステップS143へ
進む。このモードがオフの場合は、ステップS146で
仮目標設定完了フラグがオフされて処理を終了する。ス
テップS143では、現在走行中の道路が探索されて、
ステップS144でその道路の終端を検出してその座標
をワーキングエリアに格納する。そして、ステップS1
45で仮目標設定完了フラグをオンして処理を終了す
る。
【0072】図22においては、図21で仮目標設定完
了フラグがオンされると、ステップS151からステッ
プS152へ進む。ステップS152では、ワーキング
エリアに格納された座標を目的地座標に設定し、ステッ
プS153で、仮目標設定モードをオフし、目的地設定
モードをオフして処理を終了する。
【0073】以上の処理により、目的地の途中の道路終
端を仮の目的地に設定して、経路探索が行われ、その結
果が画面上に表示される。 〔実施形態9〕本発明においては、高速道路のように、
移動区間が明確な道路を走行経路の有効な候補とした場
合、その道路の入口又は出口を目的地の候補として経路
探索を行うことができる。この例について図23〜25
を用いて説明する。
【0074】図23は、道路別データベースを示す。1
11〜113は、各路線ごとに作成されたIC(インタ
ーチェンジ)のリストで、路線名及び道路の種別ごと
に、地図データ全体を区分けし表示範囲を絞り込んだ小
さな範囲の各地図データの端の位置を示すデータ座標X
01,Y01〜X1n,Y1nで分類したマトリクスを有し、マ
トリクスの各欄ごとにIC名、現在地点からの距離、地
図の索引等の情報が記録されている。このリストを用い
て、位置情報から小さな範囲の地図データや前記した各
情報を抽出する。
【0075】図24は、図23の道路別データに基づい
て、現在地点近傍のICを検索した結果得られたリスト
121を示す。このリストには、現在地点から近い順
に、距離Dp、路線名、IC名、地図上の座標がそれぞ
れ記録されている。図25は、ICを目的地として経路
探索を行う処理の具体例を示す。この処理は、図2のル
ート検索処理23により実行される。
【0076】経路探索モードに入ると、ステップS16
1からステップS162へ進む。ステップS162で
は、高速道路を使用しているか否かが判定され、使用さ
れていないければステップS173へ進み、通常の現在
地点から目的地までの経路探索が行われる。使用されて
いれば、ステップS163へ進む。ステップS163で
は、図24のデータベースから、現在地点近傍のICを
検索してその結果をメモリAに格納し、ステップS16
4で、目標物近傍のICを検索してその結果をメモリB
に格納する。
【0077】ステップS165では、メモリA,Bから
情報を取り出して表示装置に表示し、使用者にその内容
を告知する。ステップS166で、使用者は、スイッチ
又はアイコンを操作することにより、OK又はNGを出
す。ここで、Nであれば、ステップS171で次の候補
があるか否かを判定し、なければステップS173で通
常の経路探索処理を実行し、次の候補があればステップ
S172で次の候補のICを検索してメモリA,Bへ格
納し、ステップS165へ戻る。
【0078】使用者に告知された候補にOKが出れば、
ステップS167で現在地点からメモリAのICまでの
経路探索が実行され、ステップS168でメモリBのI
Cから目標物までの経路探索が実行される。そして、ス
テップS169で案内可能フラグをオンし、ステップS
170でメモリA,BのIC間の経路探索が実行され
る。
【0079】ステップS169で、案内フラグがオンさ
れることにより、図2の経路案内処理24での処理が行
われることとなる。 〔実施形態10〕従来のナビゲーションシステムにおい
ては、走行途中では経路探索は行われなかった。これに
対し、本発明においては、走行途中の経路探索を可能と
することにより、経路から外れたときでも、新たな現在
地点から目的地までの案内が可能となる。この例を図2
6により説明する。
【0080】図26により上記例を説明する。図26の
処理は、図2のプログラムマネージャ25により実行さ
れる。ステップS181で、図4のステップS22,2
3の目的地設定モードが設定されていないことを条件に
ステップS182へ進む。ステップS182では現在地
点が案内経路内に入っているか否かが判定される。入っ
ていなければステップS183で経路探索モードをオン
としてステップS184へ進む。入っていれば、ステッ
プS188で案内可能フラグがオンであるか否かが判定
され、オンであれば、ステップS189で経路探索モー
ドをオフとし、案内処理を実行させる。オフであれば経
路探索モードはそのままとしてステップS184へ進
む。
【0081】ステップS184では、図5のステップS
41,42で自動経路探索モードがオンとされているか
否かが判定され、オンであれば、ステップS185でレ
ジスタRtsに1をセットしてステップS186へ進
み、オフであればそのままステップS186へ進む。な
お、レジスタRtsは、0又は1がセットされ、1にセ
ットされると、後述の経路探索モードにおいて、一定時
間ごとに経路探索処理が実行されることとなる。
【0082】ステップS186では、装置の処理を行な
うハードウェアの電源のON(車両のイグニッションキ
ーON)を例えば図3のS14にて検出した結果により
リスタートか否かが判定され、リスタートであればステ
ップS187で再起動フラグをオンして、リスタートで
なければそのまま処理を終了する。上記処理により、ル
ート検索処理23は、走行中にも経路探索を行い、経路
の更新を行う。
【0083】(実施形態11)上記の各例において、道
路種別ごとに目標物等の設定が行われている。この道路
の種別のグループ化及び表示の順序を任意に設定するこ
とができる。この例を図27〜29を用いて説明する。
図27において、130は道路表示の順序を選定する場
合のプライオリティメニュー選択画面を示す。画面上部
に探索プライオリティ選定という表題131が表示さ
れ、その下に表示順位の候補132〜134が表示され
る。ここで、アイコンにより移動スイッチ136を操作
して希望順序の候補にカーソルを合わせて、選択スイッ
チ138を押すと、目標物設定等のときに、その順位で
道路が表示されることとなる。例えば、1番目の候補を
選択すると、高速道路、国道、県道という順序となる。
【0084】選択スイッチ138が押されると、探索プ
ライオリティテーブル139が作成される。このテーブ
ルは、左から、優先順位、道路種別、種別名が記録され
ている。候補132,133……に希望の順序がない場
合、オリジナル選択スイッチ136を操作すると、オリ
ジナルメニュー設定画面140が表示される。この画面
では、左側に順位の欄があり、右だわに道路の種別の欄
がある。この画面はタッチパネルとなっており、希望順
位にタッチした後、希望道路種別にタッチして、道路種
別ことに順位を選択する。図示の例では、順位1に高速
道路を選択している。
【0085】上記の処理は、図2のルート検索処理23
により実行される。その具体例を図28を用いて説明す
る。図28において、プライオリティ設定モードにある
とき、ステップS211からステップS212へ進み、
前述の図27のプライオリティメニュー選択画面130
を表示する。なお、プライオリティ設定モードは、図
4,図5にそのためのステップを追加することにより設
定できる。
【0086】ここで、移動スイッチ136が操作される
と、操作されたスイッチの方向に応じてステップS21
3からステップS214又はステップS215からステ
ップS216へ進んでカーソルを移動させる。そして、
希望の順序にカーソルが一致して選択スイッチ138が
押されると、ステップS217からステップS221へ
進む。
【0087】希望する順序がなくて図27のオリジナル
選択スイッチ135が押されると、ステップS218か
らステップS219へ進み、オリジナルメニュー設定画
面140が表示される。次いで、ステップS220で、
前述のようにタッチパネルを操作してカーソルを移動さ
せることにより、プライオリティの設定がされる。ステ
ップS221では、図27のプライオリティテーブル1
39に書き込みがされ、ステップS222でプライオリ
ティ設定モードが解除される。以後は、経路探索モード
時に、ここで設定された順序で設定がされる。
【0088】図29は、探索プライオリティテーブルを
使用して経路探索を行う処理の例を示す。この処理は、
図2のルート検索処理23により実行される。経路探索
モードに入ると、ステップS191からステップS19
2へ進み、カウンタiに1がセットされ、始点に現在地
点がセットされ、ステップS193で経路探索が行われ
る。
【0089】ステップS193では、ステップS201
で探索プライオリティテーブル139から(i)番目の
道路即ちa層の道路が読みだされ、ステップS202
で、a層の道路を用いて始点〜終点の経路探索が行われ
る。この探索により目的地に到達できれば、ステップS
194へ進むが、到達できなかったときは、ステップS
204で失敗座標を検出して、それを始点にセットして
からステップS201へ戻る。ステップS201へ戻っ
たときには、カウンタiの内容を1から順次増加させ、
必要に応じて最終番号ieまでの検索を行う。
【0090】ステップS103の経路探索が終了する
と、ステップS194で案内可能フラグをオンとして処
理を終了する。以後、図2の経路案内処理24による経
路案内が実行される。 〔実施形態12〕前述の実施形態10において、走行途
中で経路探索を行う例を説明したが、ここで走行途中の
経路探索がセットされると、タイマー処理部(図示せ
ず)において図30に示す処理が行われる。
【0091】図30の処理はステップS231のタイマ
ー処理により一定時間ごとにステップS232へ進み、
レジスタRtsが1であるか否かが判定される。前述の
実施形態10において自動経路探索スイッチのオン、オ
フがセットされており、オフであれば、レジスタRts
は0であるので、この一定時間ごとの経路探索を実行せ
ずに処理を終了する。オンとされていれば、レジスタR
tsは1であるので、ステップS233へ進む。
【0092】ステップS233では、タイマーRtの値
が時間Tthより大きいか否かが判定される。これによ
り、一定時間Tth(例、300s)ごとに、ステップ
S234へ進むこととなる。ステップS234で、案内
可能フラグがオンであるか否かが判定される。前述の図
29の処理において案内可能フラグがオフであれば、ス
テップS236でレジスタRtsに0がセットされ、ス
テップS237でタイマーRtがクリアされる。オンで
あれば、ステップS235で経路探索モードがオンとさ
れるので、一定時間ごとに経路探索が実行される。
【0093】〔実施形態13〕本発明においては、経路
探索中に処理の都合等により経路案内かできない場合、
現在地点の表示を行うようにすることができる。この処
理は、図2の経路案内処理24において実行される。図
31において、図2の経路案内処理24において経路案
内処理が開始されると、ステップS241において、画
面11には現在地点の表示を行う。
【0094】経路探索処理が実行されていて、案内可能
フラグがオンとされていない場合、又は自車が案内地点
を通過していない場合は、ステップS242又はステッ
プS243から出て、案内処理を行わずに経路案内処理
24を終了する。案内可能フラグがオンとされ、自車が
案内地点を通過していれば、ステップS244へ進ん
で、通常の経路案内を実行する。したがって、経路探索
中で、従来の装置では案内ができない場合でも、本発明
の装置によれば現在地点の表示がされるので、運転に支
障をきたすようなことはなくなる。
【0095】〔実施形態14〕経路案内時に、目標物に
近づいたときにその旨を表示したり、現在走行中の道路
と異なる道路に入るとき、その旨を表示することができ
る。この例を図32〜34を用いて説明する。図32,
33の処理は、図2の現在地点処理21により実行され
る。
【0096】ステップS251で現在地点を調査し、ス
テップS252で目標物に接近したか否かが判定され
る。この判定には、現在地点と目標物との距離を算出
し、その値が距離スレッショルドThD1より小さくな
ったとき、接近したと判定する。ここで、接近していな
ければ、ステップS257へ進んで、目標物接近フラグ
をオフとする。
【0097】接近していれば、ステップS253で目標
物接近フラグをオンとし、ステップS254で目標物の
名称をバッファ1に格納し、ステップS255で距離を
バッファ2に格納し、ステップS256で逆順フラグを
オンする。ステップS258では、現在地点が案内地点
に接近したかいなかが判定される。ここで、接近してい
なければ、ステップS262へ進んで、案内地点接近フ
ラグをオフする。接近していれば、ステップS259で
案内地点接近フラグがオンされ、その方向がバッファ1
に格納され、ステップS261で道路名称がバッファ2
に格納される。
【0098】ステップS263では、案内地点を通過し
たか否かが判定される。ここで、通過していなければ、
案内地点通過フラグをオフする。通過していれば、ステ
ップS264で案内地点通過フラグをオンし、ステップ
S265で道路名称をバッファ1に格納し、ステップS
266で次の目標物までの距離をバッファ2に格納す
る。
【0099】図34は、図2の経路案内処理24が実行
する処理を示す。ステップS271で、オンとなってい
るフラグが調査され、該当する処理へ進む。目標物接近
フラグがオンとなっていれば、ステップS272で、画
面上に「あと(バッファ2)で(バッファ1)に接近し
ます」という表示がされる。ここで、(バッファ2)
(バッファ1)と表示されたのは、図33,34で各バ
ッファに格納された内容を表示するということである。
その後、ステップS273で、目標物接近フラグをオフ
とする。
【0100】案内地点接近フラグがオンとなっていれ
ば、ステップS274で、「次の交差点を(バッファ
1)して(バッファ2)に入って下さい」という表示が
される。その後、ステップS275で、案内地点接近フ
ラグをオンとする。案内地点通過フラグがオンとなって
いれば、ステップS276で、「(バッファ1)をこの
まま(バッファ2)ほど走行して下さい」という表示が
される。その後、ステップS277で、案内地点通過フ
ラグをオフとする。
【0101】〔実施形態15〕経路探索が終了した時点
で、探索した経路について音声で案内を行うことができ
る。図35は、経路探索が終了した時点で実行される処
理で、図2の経路案内処理24により実行される。
【0102】ステップS281で、経路の始点がバッフ
ァに格納される。ステップS282で、バッファに目的
地が格納されたか否かが判定される。目的地が格納され
ていなければ、ステップS283へ進む。ステップS2
83で、探索結果から、使用路線名、道路変更点までの
距離、変更方向を抽出し、ステップS284で、抽出し
たデータを使用して音声合成し、使用者に「(使用路線
名)を(距離)走行し、(変更方向)です」と告知す
る。
【0103】ステップS285では、探索結果の次の変
更点をバッファに格納し、ステップS282へ戻る。以
下、バッファに格納されたデータが目的地でなければ、
次々と音声合成により次の変更点までの案内が行われ
る。バッファに目的地が格納されると、ステップS28
2からステップS286へ進み、「でご案内します」を
音声合成により使用者に告知する。これにより、使用者
に対しては、道路の変更点ごとに、使用路線名、変更点
までの距離、変更方向等が音声で案内されることとな
る。使用者はこれにより経路探索が希望どおりに実行さ
れたか否かを確認することができる。
【0104】〔実施形態16〕目的地に到達した後、同
じ経路を通って出発点に戻るとき、目的地までの経路探
索結果を使用することにより、再度の目標物設定等を行
わずに経路探索を行うことができる。この例を図36,
図37を用いて説明する。図36の処理は、図2の経路
案内処理24により実行される。ステップS291で目
標物に到着したことが検出され、ステップS292で探
索ルートが存在することが確認されると、ステップS2
93で逆順フラグがオンされ、再起動フラグがオンされ
る。
【0105】図37の処理は、図2の経路探索処理23
により実行される。図36の処理の結果、逆順フラグが
オンで、再起動フラグがオンになると、ステップS30
1、ステップS302を通って、ステップS303で逆
経路の設定がされ、ステップS304で逆順フラグと再
起動フラグがオフとされる。これにより、目的地に到達
すると、使用者が目的地設定等を行わなくとも、自動的
に帰路の経路探索が行われることとなる。
【0106】〔実施形態17〕前記実施形態16を実施
した場合、自車が逆経路を走行したときに、自動的に経
路案内を開始するようにすることができる。この例を図
38を用いて説明する。図38の処理は、図2の現在地
点処理21により実行される。ステップS311で現在
地点の調査が行われる。ステップS312で、現在地点
が逆経路の中にあるか否かが判定される。逆経路の中に
なければ、この処理を終了するが、逆経路の中にあると
きは、ステップS313で、逆経路を案内経路として、
順方向の案内と同様の案内を開始する。
【0107】〔実施形態18〕案内が必要でないとき、
自動的に他の画面を表示するようにすることができる。
この処理について図39を用いて説明する。この処理は
図2のプログラムマネジャー25により実行される。図
39のステップS321で、案内可能フラグがオンとな
っているか否かが判定される。このフラグは、経路探索
が終了した時点でオンとなっており、その状態では、ス
テップS323へ進んで、現在地点表示、進行方向表示
等の地図表示を行う。また、このフラグがオフの場合
は、ステップS322でオーディオ画面等の経路案内以
外の表示を行う。
【0108】これにより、使用者が特に操作を行わなく
とも、自動的に画面切り替えをすることができる。 〔実施形態19〕目的地設定の際、目標物が道路に接し
ていないことがある。この場合は、目標物の近傍の道路
を目標物に設定することにより、目的地の設定が容易と
なる。この例を図40を用いて説明する。この図40の
処理は図2の目的地設定処理22により実行される。ま
た、この処理は、例えば、図12の処理の最後の部分に
付加して実行することができる。
【0109】図40において、ステップS331で目標
物は道路と接続されているか否かが判定される。接続さ
れていれば、この処理から出て通常の目標物設定処理が
行われる。目標物が道路と接続されていなければ、ステ
ップS332で、その近傍の道路を目標物とする。これ
により、従来、道路と接続していなかった目標物につい
ても、正しい目的地設定を行うことができる。
【0110】〔実施形態20〕目的地設定の際、目標物
を設定する代わりに、使用する道路を直接選択して指定
することにより経路を決めることができる。この例を図
41,図42を用いて説明する。ここでは、このモード
を直接選択モードという。図41は、経路の直接選択モ
ード時の画面11を表す。左側の画面が直接選択の前の
画面で、道路道路151と道路152の交差点が経路探
索の開始点153である。なお、この開始点は、現在地
点及び途中の目的地を含むものである。この状態から右
方向を示すカーソル154を操作すると、右側の画面に
示すように開始点155とその右隣の区間156が特別
表示される。この動作を繰り返していくことにより、使
用者の希望する道路を使用した経路を登録することがで
きる。
【0111】図42にこのモードの処理を示す。この処
理は、図2の目的地設定処理22により実行される。こ
のモードを実行するには、図4,図5に直接選択モード
を設定するステップを追加する。この直接選択モードが
オンとされると、ステップS341からステップS34
2へ進み、カーソルの操作を待ち、右方向を示すカーソ
ルが操作されるとステップS343へ進み、上方向を示
すカーソルが操作されるとステップS344へ進み、左
方向を示すカーソルが操作されるとステップS345へ
進み、下方向を示すカーソルが操作されるとステップS
346へ進む。
【0112】ステップS343では、0°〜90°の方
向にある経路を延長して特別表示する。ステップS34
4では、90°〜180°の方向にある経路を延長して
特別表示する。ステップS345では、180°〜27
0°の方向にある経路を延長して特別表示する。ステッ
プS346では、270°〜360°の方向にある経路
を延長して特別表示する。
【0113】この処理を繰り返し、希望する経路の指定
が終了すると、スイッチを操作することによりステップ
S347からステップS348へ進み、選択した経路を
案内経路とし、ステップS349で直接選択モードをオ
フとする。これにより、経路案内が行われるとき、直接
選択モードで選択された経路を用いた案内がされること
となる。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な操作で目的地等
を迅速に設定できる走行経路の案内装置を提供すること
を得ることができる。本発明によれば、最適な走行経路
を探索することができる走行経路の案内装置を得ること
ができる。
【0115】本発明によれば、走行中に最適な案内がで
きる走行経路の案内装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる走行経路案内装置のハードウエ
アの構成を示す図。
【図2】本発明に用いる走行経路案内装置のソフトウエ
アの構成を示す図。
【図3】本発明に用いる走行経路案内装置の初期プログ
ラムを示すフローチャート。
【図4】本発明のプログラムマネジャーにおけるモード
設定処理を示すフローチャート(その1)。
【図5】本発明のプログラムマネジャーにおけるモード
設定処理を示すフローチャート(その2)。
【図6】本発明に用いる地図データベースの構造を示す
図。
【図7】本発明の実施形態1における地図データを示す
図。
【図8】本発明の実施形態1における表示装置の画面を
示す図。
【図9】本発明の実施形態1における目標物設定処理を
示すフローチャート。
【図10】本発明の実施形態2における目標物設定処理
を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施形態3における表示装置の画面
を示す図。
【図12】本発明の実施形態3における目的地設定処理
を示すフローチャート。
【図13】本発明の実施形態4における目的地設定処理
を示すフローチャート。
【図14】本発明の実施形態5における表示装置の画面
を示す図。
【図15】本発明の実施形態5における目的地設定処理
を示すフローチャート。
【図16】本発明の実施形態6における表示装置の第1
の画面を示す図。
【図17】本発明の実施形態6における表示装置の第2
の画面を示す図。
【図18】本発明の実施形態6における表示装置の第3
の画面を示す図。
【図19】本発明の実施形態6における目的地設定処理
を示すフローチャート。
【図20】本発明の実施形態7における目的地設定処理
を示すフローチャート。
【図21】本発明の実施形態8における仮目的地設定処
理を示すフローチャート(その1)。
【図22】本発明の実施形態8における仮目的地設定処
理を示すフローチャート(その2)。
【図23】本発明の実施形態9における道路別データベ
ースを示す図。
【図24】本発明の実施形態9におけるIC検索結果リ
ストを示す図。
【図25】本発明の実施形態9における経路探索処理を
示すフローチャート。
【図26】本発明の実施形態10における案内処理を示
すフローチャート。
【図27】本発明の実施形態11において画面に表示さ
れるメニューを示す図。
【図28】本発明の実施形態11における道路選択順序
処理を示すフローチャート。
【図29】本発明の実施形態11における経路探索処理
を示すフローチャート。
【図30】本発明の実施形態12におけるタイマー処理
を示すフローチャート。
【図31】本発明の実施形態13における表示選択処理
を示すフローチャート。
【図32】本発明の実施形態14における現在地点処理
を示すフローチャート(その1)。
【図33】本発明の実施形態14における現在地点処理
を示すフローチャート(その2)。
【図34】本発明の実施形態14における現在地点処理
を示すフローチャート(その3)。
【図35】本発明の実施形態15における案内処理を示
すフローチャート。
【図36】本発明の実施形態16における案内処理を示
すフローチャート(その1)。
【図37】本発明の実施形態16における案内処理を示
すフローチャート(その2)。
【図38】本発明の実施形態17における案内処理を示
すフローチャート。
【図39】本発明の実施形態18における案内処理を示
すフローチャート。
【図40】本発明の実施形態19における目的地設定処
理を示すフローチャート。
【図41】本発明の実施形態20における画面を示す
図。
【図42】本発明の実施形態20におけるモード処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1…GPSアンテナ 2…GPS装置 3…CD−ROM 7…CPU 8…メモリ 11…表示装置 12…スピーカ 14…操作スイッチ 21…現在地点処理 22…目的地設定処理 23…経路探索処理 24…経路案内処理 25…プログラムマネジャー 27…入力処理 28…表示処理 61…カーソル 62,63…目標物

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データ記憶手段と、表示手段と、経
    路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する手
    段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経路
    を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部を
    前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案内
    装置において、前記目的地設定手段は、目的地設定時
    に、前記表示画面に目的地候補となる複数の目標物を表
    示し、操作手段の操作に従って、前記各目標物を順次一
    つずつ特別表示していくことを特徴とする走行経路の案
    内装置。
  2. 【請求項2】 前記地図データ記憶手段は、各目標物を
    種類別にグループ分けして記録し、前記目的地設定手段
    は、目標物の設定時に、前記種類別に目標物の特別表示
    を順次移動することを特徴とする請求項1に記載の走行
    経路の案内装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段として一つの操作手段を具
    備し、前記目的地設定手段は、前記操作手段の1回の操
    作ごとに一定の順序で目標物を特別表示していくことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の走行経路の案内装
    置。
  4. 【請求項4】 前記目的地設定手段は、目標物を特別表
    示する順序を選択する手段を具備することを特徴とする
    請求項3に記載の走行経路の案内装置。
  5. 【請求項5】 前記操作手段として複数の操作手段が複
    数設けられ、前記目的地設定手段は、操作された前記操
    作手段に対応した順序で目標物を特別表示していくこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の走行経路の案内装
    置。
  6. 【請求項6】 前記目的地設定手段は、目標物の表示図
    形の色を変化させることにより前記特別表示を行うこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    走行経路の案内装置。
  7. 【請求項7】 前記目的地設定手段は、目標物にカーソ
    ルを重ね合わせることにより前記特別表示を行うことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の走
    行経路の案内装置。
  8. 【請求項8】 前記目的地設定手段は、道路の一部に代
    表点を設けることにより、この道路の代表点を前記目標
    物の一つとして設定することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の走行経路の案内装置。
  9. 【請求項9】 前記目的地設定手段は、前記目標物が立
    体的に存在する場合、各目標物を各層ごとに特別表示す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の走行経路の案内装置。
  10. 【請求項10】 前記目的地設定手段は、前記立体的に
    存在する目標物の内、現在特別表示されている層の目標
    物に関する情報を表示することを特徴とする請求項9記
    載の走行経路の案内装置。
  11. 【請求項11】 前記目的地設定手段は、前記立体的に
    存在する目標物の内、特別表示していない層の目標物を
    表示画面上に表示しないことを特徴とする請求項9又は
    請求項10に記載の走行経路の案内装置。
  12. 【請求項12】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記目的地設定手段は、広範囲な地域
    の代表点として一つの目標物を設定し、その名称として
    前記広範囲な地域を表す名称を付けることを特徴とする
    走行経路の案内装置。
  13. 【請求項13】 前記目的地設定手段は、現在地点から
    所望距離の範囲内にある目標物を目的地候補として表示
    手段に表示することを特徴とする請求項12に記載の走
    行経路の案内装置。
  14. 【請求項14】 前記目的地設定手段は、前記経路探索
    手段が探索した経路の途中の地点を仮の目的地として設
    定することを特徴とする請求項12に記載の走行経路の
    案内装置。
  15. 【請求項15】 前記目的地設定手段は、目的地と同方
    向にある目標物をリストにより前記表示手段に表示させ
    ることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に
    記載の走行経路の案内装置。
  16. 【請求項16】 前記目的地設定手段は、カーソル操作
    により順次前記目標物を特別表示を行うことに加え、操
    作手段の操作に応じてカーソルを画面上移動させ、この
    カーソルで指定された地点を目的地に設定する手段を具
    備することを特徴とする請求項10〜15のいずれか1
    項に記載の走行経路の案内装置。
  17. 【請求項17】 前記目的地設定手段は、目標物が道路
    と接続されていない場合、目標物に近傍の道路を目的地
    に設定することを特徴とする請求項10〜16のいずれ
    か1項に記載の走行経路の案内装置。
  18. 【請求項18】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記目的地設定手段は、操作手段から
    の入力に従って、走行経路の一地点から順次走行経路を
    直接選択することを特徴とする走行経路の案内装置。
  19. 【請求項19】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記目的地設定手段は、移動区間の明
    確な道路については、その道路の入口又は出口を目標物
    とすることを特徴とする走行経路の案内装置。
  20. 【請求項20】 前記走行経路探索手段は、前記入口又
    は出口の位置情報を用いて走行経路探索を行うことを特
    徴とする請求項19記載の走行経路の案内装置。
  21. 【請求項21】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記走行経路探索手段は、現在地点か
    ら目的地までの経路を探索し案内に用いることを特徴と
    する走行経路の案内装置。
  22. 【請求項22】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記走行経路探索手段は、走行途中も
    常時走行経路探索を行い、前記案内手段は、常に最新の
    走行経路に基づいて走行経路の案内を行うことを特徴と
    する走行経路の案内装置。
  23. 【請求項23】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記走行経路探索手段は、候補となり
    うる経路を道路の種類別にグループ分けし、操作手段が
    操作されることに応じて、グループ分けした経路を順次
    表示手段に表示させることを特徴とする走行経路の案内
    装置。
  24. 【請求項24】 前記グループ分けした経路を表示する
    順序を変更する手段を具備することを特徴とする請求項
    23記載の走行経路の案内装置。
  25. 【請求項25】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記走行経路探索手段は、一定時間ご
    とに走行経路探索を実行することを特徴とする走行経路
    の案内装置。
  26. 【請求項26】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記案内手段は、最新の走行経路に基
    づく案内ができないとき、現在位置を表示手段に表示さ
    せることを特徴とする走行経路の案内装置。
  27. 【請求項27】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記案内手段は、予め設定された距離
    まで目標物に接近した場合、目標物に接近したことを表
    示することを特徴とする走行経路の案内装置。
  28. 【請求項28】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記案内手段は、現在走行中の経路と
    異なる経路に入る案内を行うとき、新たに入る道路の種
    類を案内することを特徴とする走行経路の案内装置。
  29. 【請求項29】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記案内手段は、新たな経路に入った
    とき、新たな経路に関する情報を音声により案内するこ
    とを特徴とする走行経路の案内装置。
  30. 【請求項30】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段、を有する走行経路の案内装置におい
    て、前記走行経路探索手段が走行経路探索を終了した時
    点で、前記案内手段は、探索した走行経路について、始
    点から終点までの経路の情報を音声で案内することを特
    徴とする走行経路の案内装置。
  31. 【請求項31】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記走行経路探索手段は、目的地又は
    目的地付近までの実際の走行が終了した時点で、それま
    での目的地を探索開始地点に設定し、探索開始地点を目
    的地に設定した逆順の走行経路探索を行うことを特徴と
    する走行経路の案内装置。
  32. 【請求項32】 前記案内手段は、前記逆順の走行経路
    上の走行を実際に開始したとき、前記探索した逆順の経
    路案内を開始することを特徴とする請求項31記載の走
    行経路の案内装置。
  33. 【請求項33】 地図データ記憶手段と、表示手段と、
    経路探索開始地点を設定する手段と、目的地を設定する
    手段と、前記探索開始地点から前記目的地までの走行経
    路を探索する手段と、探索した走行経路の全部又は一部
    を前記表示手段に表示する手段とを有する走行経路の案
    内装置において、前記案内手段は、案内を行う必要がな
    いときは、前記表示手段に経路案内以外の画面を表示す
    ることを特徴とする走行経路の案内装置。
JP27782895A 1995-10-25 1995-10-25 走行経路の案内装置 Pending JPH09119846A (ja)

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