JPH0911809A - 表示操作装置 - Google Patents

表示操作装置

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Publication number
JPH0911809A
JPH0911809A JP16572295A JP16572295A JPH0911809A JP H0911809 A JPH0911809 A JP H0911809A JP 16572295 A JP16572295 A JP 16572295A JP 16572295 A JP16572295 A JP 16572295A JP H0911809 A JPH0911809 A JP H0911809A
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JP
Japan
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main body
display
display operation
body case
lock
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Application number
JP16572295A
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English (en)
Inventor
Shinichi Iwai
慎一 岩井
Kazuo Takaai
和夫 高相
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0911809A publication Critical patent/JPH0911809A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示操作体を本体ケースの外部にて略垂直に
起立させたとき、ガイド用レールに沿った本体ケース奥
行き方向への表示操作体の移動をロックすること。 【構成】 表示操作体2に固定されている回動部材20
0およびロック部材101は、本体ケース1の側面に沿
って移動可能な摺動部材5に回動可能に設けられ、ロッ
ク部材101の移動経路に対応する本体ケース1の上面
にロック穴115を設ける。表示操作体2を起立させる
と、ロック部材101の第3突出部107に当接してい
たロック解除部材202aも下方へ回動し、ロック部材
101においてねじりバネ110の力により第3突出部
107が下方へ、第1突出部105が上方へ移動する。
すると、第1突出部105がロック穴115に嵌まり、
本体ケース1奥行き方向への表示操作体2の移動をロッ
クすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和制御装置の操
作パネルや車載用情報端末装置として用いる表示操作装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車などの室内にて使用されるナビゲ
ーションやテレビジョンに代表される車載用情報端末装
置が、例えば特開平5−24485号公報に開示されて
いる。上記車載用情報端末装置は、運転者の視認性を良
くするために、運転席前面のコンソールボックスやダッ
シュボード付近に搭載され、さらに、コンソールボック
スやダッシュボード内部に配設された本体ケースに、運
転席側に引き出すことができるスライド構造部を設ける
と共に、このスライド構造部に表示操作盤を備えたもの
が知られている。
【0003】上記車載用情報端末装置は、コンソールボ
ックス内に配設され一端が開口部を有する箱状の本体ケ
ースと、本体ケース内部に収納可能な大きさに形成され
た表示操作体と、本体ケース内側底部に開口部側からみ
て前後方向に配設したガイド用レールと、表示操作体を
ガイド用レールに沿って摺動可能に保持する摺動部材に
より構成されている。ここで、摺動部材により表示操作
体は本体ケース内部に完全に収納され、かつ本体ケース
の外側に完全に引き出されるように構成されている。ま
た表示操作体は、回動部材により上下方向に回動可能に
摺動部材に取り付けられている。
【0004】そして、車載用情報端末装置を使用するに
は、まず使用者が本体ケース内に収納されている表示操
作体を引き出す。すると、表示操作体は本体ケース内部
のガイド用レールに沿って摺動し、表示操作体が完全に
本体ケースの外側に引き出され、引き出された表示操作
体を画面が見えるように起立させる。表示操作体を本体
ケースの外側に引き出して起立させると、表示操作体と
本体ケースの間にすきまが生じるが、ガイド用レールと
摺動部材との間に生じる摩擦力により表示操作体の水平
方向のガタがある程度防止されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
技術では、表示操作体に設けられたスイッチを操作する
ことにより上記摩擦力以上の力が表示操作体に加えられ
ると、表示操作体は上記すきま分だけ水平方向に移動
し、本体ケースに押しつけられる。すると、車載用情報
端末装置近傍に配置されている計器類の透明表示窓や空
気調和制御装置のスイッチなどに表示操作体裏面が接触
し、干渉するという問題があった。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
表示操作体のスイッチ操作などにより上記摩擦力以上の
力が表示操作体に加えられても、表示操作体が移動しな
いようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1の発
明では、一端に開口部(1a)を有する箱状の本体ケー
ス(1)と、前記本体ケース(1)の内部において、前
記開口部(1a)からみて前記本体ケース(1)奥行き
方向に線状に伸びるように設けられた少なくとも1本の
ガイド体(3、4)と、前記本体ケース(1)に収納可
能な大きさに形成され、表示部(2a)および手動操作
部材(2b)を有する表示操作体(2)と、前記ガイド
体(3、4)に沿って前記本体ケース(1)の内部から
外部まで摺動するように構成された摺動部材(5)と、
前記表示操作体(2)を前記摺動部材(5)に回動自在
に取り付けている回動部材(200)と、前記回動部材
(200)近傍に設けられ、前記本体ケース(1)の外
部に前記表示操作体(2)を引き出した状態で前記本体
ケース(1)奥行き方向より回動させ略垂直にしたと
き、前記ガイド体(3、4)に沿った前記本体ケース
(1)奥行き方向への前記表示操作体(2)の移動をロ
ックするロック機構(100)と、前記表示操作体
(2)を前記略垂直にした状態から倒すことにより、前
記ロック機構(100)を解除するロック解除部材(2
02a)と、を備えている表示操作装置を特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、前記ロック機構(1
00)は、前記表示操作体(2)を押し込む方向におい
てのみ前記表示操作体(2)の移動をロックするように
構成されている請求項1に記載の表示操作装置を特徴と
する。請求項3の発明では、前記ロック機構(100)
による前記表示操作体(2)の移動がロックされる位置
(115)を少なくとも2箇所以上設けてある請求項1
または2に記載の表示操作装置を特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、前記ロック解除部材
(202a)は、前記表示操作体(2)を前記略垂直に
した状態から略水平に倒したときに作動するように構成
されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表
示操作装置を特徴とする。請求項5の発明では、請求項
1ないし4に記載の表示操作装置において、前記本体ケ
ース(1)が車両室内に取り付けられ、前記表示部(2
a)が車載用表示体からなり、前記手動操作部材(2
b)は前記車載用表示体の操作を行うように構成されて
いる車載用情報端末装置を特徴とする。
【0010】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によれば、上記
技術的手段を有しているため、使用者が本体ケース内に
収納されている表示操作体を本体ケースの外側に完全に
引き出し、その表示操作体を表示部および手動操作部材
が見えるように起立させると、ロック機構によりガイド
用レールに沿った方向への表示操作体の移動がロックさ
れる。すると、表示操作体のスイッチ操作などにより表
示操作体に力が加えられても表示操作体は水平方向に移
動しないので、車載用情報端末装置近傍に配置されてい
る計器類の透明表示窓や空気調和制御装置のスイッチな
どに表示操作体裏面が接触するという干渉問題が解消さ
れる。
【0012】また、表示操作体が起立した状態から表示
操作体を倒すことによりロック解除部材が作動してロッ
ク解除も行うので、ロック解除のための特別な装置が必
要なく、構造が簡単である。請求項2記載の発明によれ
ば、上記技術的手段を有しているため、本体ケースの外
側にて表示操作体を起立させても、ロック機構により表
示操作体を開口部からみて水平に押し込む方向への移動
のみがロックされるので、表示操作体を起立させた後で
も使用者の好みに応じて表示操作体を手前側に移動させ
ることができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、上記技術的
手段を有しているため、本体ケースの外側にて表示操作
体を起立させる位置を少なくとも2箇所以上設けること
ができ、本体ケースの外側にて使用者の好みに応じた位
置に表示操作体を起立させることができる。請求項4記
載の発明によれば、上記技術的手段を有しているため、
表示操作体を起立した状態から収納する角度まで倒すこ
とによりロック解除部材が作動してロックを解除する。
つまり、表示操作体を倒すという収納するための操作に
よりロック解除も行うので、表示操作体を本体ケースへ
収納する操作が容易に行える。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例を図1ないし9に基づい
て説明する。第1実施例では本発明を車室内の運転席側
方にあるコンソールボックスに設け、車載用情報端末装
置として用いている。以下、本発明の車載用情報端末装
置の主要構成要素の概略を述べる。
【0015】図1において、本体ケース1は金属材料か
らなり、箱状で一端に開口部1aを備えている。表示操
作体2は、カーナビゲーションシステムの情報などを表
示する液晶ディスプレイからなる画面2aを中央に備
え、下方に操作スイッチ2bを備えており、本体ケース
1内部に収容可能な大きさに形成されている。ガイド体
としてのガイド用レール3、4(図5、6参照)は、本
体ケース1内部の側面に沿って設けられている。
【0016】図1または5において、摺動部材5、5’
はガイド用レール3、4に沿って本体ケース1の内部か
ら外部まで摺動できるように構成されている。回動部材
200、200’は、表示操作体2に一体に組付けられ
表示操作体2を摺動部材5、5’に対して回動可能に取
り付けている。ロック機構100は、表示操作体2起立
時にガイド用レール3に沿った方向への移動をロックす
るように構成されている。ロック解除部材202aは、
表示操作体2を起立状態から収納する角度まで倒した時
にロック機構100を解除するように構成されている。
【0017】以下、ガイド用レール3、4の構成を図5
および図6に基づいて説明する。一方(図中右側)のガ
イド用レール3は、鉄などの金属材料からなる第1レー
ル31、第2レール32から構成される。第1レール3
1は第1アウターレール31aおよび第1インナーレー
ル31bからなり、第1アウターレール31aを図示し
ないネジにより本体ケース1内部側面に一体に組付ける
ことにより第1レール31を本体ケース1内部側面に取
り付けている。
【0018】そして第1アウターレール31aの内側に
おいて第1インナーレール31bが摺動可能に取り付け
られている。これは、第1アウターレール31aの曲げ
部と第1インナーレール31bの曲げ部との間に回転可
能に複数のボール33が組み込まれている。そして、第
1インナーレール31bを移動させると、それらのボー
ル33が第1アウターレール31aおよび第1インナー
レール31bの曲げ部に接しながら回転することによ
り、第1インナーレール31bが小さな摩擦抵抗で摺動
できるよう構成されている。
【0019】ここで図4に示すように、第1アウターレ
ール31aは本体ケース1内部の奥行きよりやや短く、
第1インナーレール31bは第1アウターレール31a
の半分程度の長さに構成されている。また、第1インナ
ーレール31bが第1アウターレール31aの長さの範
囲で摺動するよう、第1アウターレール31aの両端に
は図示しないストッパーが設けられている。
【0020】さらに、第2レール32も第1レール31
と同じ構造であり、第2アウターレール32aが図示し
ないネジにより第1インナーレール31bの側面に一体
に組付けられている。ここで図3に示すように、第2ア
ウターレール32aと第1インナーレール31bの奥側
の端が揃うように配置されている。図6に示すように、
他方(図中左側)のガイド用レール4は、樹脂からなる
レール41および金属材料からなる第3レール42で構
成される。レール41は本体ケース1内部の奥行きより
やや短く、図示しない係止爪片により本体ケース1に取
り付けられている。そして、レール41の央部には本体
ケース1の開口部1aからみて奥行き方向に溝41aが
設けられている。第3レール42は第1レール31と同
じ構造であり、第3アウターレール42aは、第3アウ
ターレール42a側面に設けられたボールベアリング4
2cによりレール41の溝41aに沿って摺動可能とな
っている。
【0021】そして第2インナーレール32bの側面に
は、その側面と同程度の大きさで長方形状の摺動部材5
を図示しないネジにより一体に組付け、第3インナーレ
ール42bの側面にも同様に摺動部材5’を組付けてあ
る。次に、ロック機構100の構成を図5ないし9に基
づいて説明する。図9に示すロック機構100におい
て、ロック部材101は金属材料をプレス加工して細長
の板状に構成されている。軸部108は金属材料からな
り、ロック部材101の略中央に設けられ、ロック部材
101を摺動部材5に回動可能に組付けている。
【0022】図7に示すようにロック部材101は、主
にロック部材101の中央付近において略矩形状に突出
した凸部102、図7において凸部102の右側に位置
する略長方形状の第1平坦部103、図7において凸部
102の左側に位置する第2平坦部104からなる。第
1平坦部103において略長方形の短辺方向に、かつ図
7において上方向に突出した第1突出部105が設けら
れている。この第1突出部105は、第1平坦部103
側から第1突出部105の先端に向かって両側がテーパ
状に形成されている。第2平坦部104の上側の辺は、
凸部102側から第2平坦部104の先端に向かってテ
ーパ状に形成されている。そのテーパ状の先には略矩形
状の第2突出部106が設けられ、第2突出部106の
上側の辺には図7(b)において奥側に突出した矩形状
の第3突出部107が設けられている。
【0023】凸部102の中央には円状の穴108が設
けられており、穴108において軸部109を回動可能
に備えている。図9に示すように、軸部109は摺動部
材5に固定されており、ロック部材101を摺動部材5
に対して回動可能に取り付ける。この時、図9に示すよ
うに凸部102が摺動部材5の側面に接するように、か
つ第1突出部105が本体ケースからみて上方にくるよ
うにロック部材101が配置されている。そして、本体
ケースの上部開口部1a側のロック部材101の軌跡通
路に沿ってロック穴115が複数、本例では4個設けら
れている。このロック穴115は矩形状であり、第1突
出部105の先端が嵌まるような大きさに構成されてい
る。
【0024】また凸部102の内側において、軸部10
9に金属バネ材料からなるねじりバネ110を設けてあ
る。ねじりバネ110の一端110aは凸部102の段
部102aに、他端110bは摺動部材5の上方に設け
られた長方形状突出部5aに当接している。ここでねじ
りバネ110は、段部102aおよび長方形状突出部5
aを図9において上方に押し上げるように構成されてい
る。
【0025】図8に示す回動部材200は金属材料をプ
レス加工してコの字状に構成されており、隙間cを経て
第1の板201、第2の板202が配置している。第1
の板201は第2の板202よりも大きく形成されてい
る。そして図5に示すように、第1の板201の矩形部
201aを表示操作体2の側面下方内側に接するように
配置し、図示しないネジにより表示操作体2に取り付け
ている。
【0026】第2の板202は矩形状のロック解除部材
202aおよび略半楕円状部202bからなる。そし
て、第1の板201および第2の板202の中央に穴2
01bおよび穴202cが設けられている。穴201b
および穴202cは図8(a)において紙面からみて重
なるよう同じ大きさに設けられている。さらに図5に示
すように、軸部204が穴201bおよび穴202cに
対して回動可能に取り付けられており、この軸部204
を摺動部材5に固定することにより回動部材200が摺
動部材5に対して回動可能となる。こうすることによ
り、回動部材200は表示操作体2を摺動部材5に対し
て回動可能に取り付けている。
【0027】もう一方の回動部材200’は、矩形状で
あり、回動部材200の第1の部分202と同じ構成で
表示操作体2を摺動部材5’に対して回動可能に取り付
けている。ここで、回動部材200およびロック部材1
00の摺動部材5への組付け方法を説明する。
【0028】図9において、略半楕円状部202bの外
壁に接するように穴202c周りに沿ってリング状の止
め板205を設け、さらに止め板205に接するように
Eリング状のサークリップ206を設けている。ここで
図5に示すように、サークリップ206は軸部204に
設けた溝部204aにより支持されており、回動部材2
00の図9(b)において手前方向への移動を妨げて回
動部材200を軸部204から抜けないようにしてい
る。
【0029】また図9に示すように、ロック部材101
およびねじりバネ110の図9(b)において手前側に
回動部材200と同様に止め板111、113およびサ
ークリップ112、114が設けられており、ロック部
材101およびねじりバネ110の図9(b)において
手前方向への移動を妨げてロック部材101およびねじ
りバネ110が軸部109から抜けないようになってい
る。
【0030】次に、上記車載用表示操作装置の組付け方
法を説明する。まず、図6に示すように本体ケース1内
部の図6において右側側面にガイド用レール3を、左側
側面にガイド用レール4を設け、摺動部材5、5’を第
2インナーレール32b、第3インナーレール42bに
図示しないネジにより取り付ける。そして摺動部材5に
おいて、図9のようにロック部材101の第3突出部1
07が本体ケース1からみて手前側上方にくるように、
かつロック部材101の凸部102が摺動部材5の側面
に沿うように配置して、軸部109によりロック部材1
01を摺動部材5の側面に回動可能に組付ける。この
時、ロック部材101の第1平坦部103の端103a
が摺動部材5の端5bと揃うように配置する。
【0031】さらに、ねじりバネ110を軸部109に
設け、ねじりバネ110の一端をロック部材101の凸
部102の段部102aに、他端を摺動部材5の上方に
設けられた長方形状突出部5aに配置させる。そして、
表示操作体2に設けられている回動部材200、20
0’を摺動部材5、5’の開口部1a側に組付ける。こ
の時、図4に示すように表示操作体2を収納する角度ま
で倒した時に、ロック解除部材202aが第3突出部1
07に当たって押し上げることができるように、ロック
部材101および回動部材200を配置して、摺動部材
5に組付ける。
【0032】そして本体ケース1を、図示しないコンソ
ールボックスに設けられた凹部に、開口部1aが手前に
くるように収納し、図示しないネジでネジ止めする。こ
うすることにより、この車載用表示操作装置は車両に対
して容易に取り外しすることができる。次に、上記構成
において本実施例の作動を図3ないし6に基づいて説明
する。
【0033】まず、使用者が本体ケース1内部に収納さ
れている表示操作体2をつまんで手前に引くと、図4に
示すように第2インナーレール32bが第2アウターレ
ール32aの手前側まで摺動して止まり、さらに第1イ
ンナーレール31bが第1アウターレール31aの手前
側まで摺動して止まる。すると、第1インナーレール3
1bの摺動した分(本体ケース1の奥行きの半分程度)
だけ第2アウターレール32aが本体ケースの外側に突
出し、第2アウターレール32aの手前側に位置してい
る第2インナーレール32bのほとんどが本体ケースの
開口部1aから外側に位置することになる。ガイド用レ
ール4は、ガイド用レール3の摺動に伴って摺動する。
上述のようにガイド用レール3、4に沿って表示操作体
2が摺動して、図4に示すように表示操作体2は完全に
本体ケース1の外側に引き出されている。
【0034】ここでは、ロック部材101の段部102
aにおいてねじりバネ110から上向きの力を受けてお
り、第1突出部105を上方へ、第3突出部107を下
方へ移動させるような力が働いているが、これに対して
回動部材200のロック解除部材202aが第3突出部
107に当たって押し上げているので、第1突出部10
5と第3突出部107を図3に示すように略水平に保持
している。
【0035】そして、図3のように使用者が表示操作体
を起立させると、回動部材200が回動し、その回動に
伴ってロック解除部材202aが略水平状態から下方へ
移動する。すると、ロック部材101の段部102aに
おいてねじりバネ110から上向きの力を受けて、軸部
109を中心としてロック部材101が回動し、第1突
出部105を上方へ、第3突出部107を下方へ移動さ
せる。すると、第1突出部105が本体ケース1に設け
られたロック穴115に係止される。
【0036】第1突出部105は上述のようにテーパさ
れているので、表示操作体1はガイド用レール3、4の
移動方向において、表示操作体1を押し込む方向にのみ
ロックされ、引き出す方向にはロックされない。ここ
で、ロック穴115が4つ設けられているので、例えば
一番奥のロック穴115aにロックされ、使用者がさら
に手前に引き出せば、第1突出部105をロック穴11
5aより手前側の穴に移動させて係止し、その位置で再
び表示操作体を押し込む方向についてロックさせること
ができる。
【0037】そして、表示操作体2を収納するにあたっ
て使用者が表示操作体2を起立した状態から収納する角
度まで倒すと、回動部材200が回動し、その回動に伴
ってロック解除部材202aが略水平状態へと移動し、
ロック部材101において第1突出部105が上方に、
第3突出部107が下方にある状態から、第3突出部1
07を押し上げて第1突出部105と第3突出部107
を図3に示すように略水平に保持する。よって、ロック
穴115に第1突出部105が係止することによるロッ
クは解除される。
【0038】さらに、表示操作体2を本体ケース1内部
に押し入れると、ガイド用レール3の第2インナーレー
ル32b、第1インナーレール31bが順番に奥側へ摺
動し、表示操作体2を完全に本体ケース1内部に収納で
きる。次に、本発明の第2実施例を図10に基づいて説
明する。第1平坦部103下方で図10(b)において
手前側に第1の突出板116を設け、摺動部材5下方で
図10(b)において手前側に第2の突出板5bを設け
る。そして、第1の突出板116と第2の突出板5bと
の間に第1の圧縮コイルバネ110aを設ける。さら
に、第2平坦部104下方で図10(b)において手前
側に第2の突出板117を設け、第2の突出板117と
長方形状突出部5aとの間に第2の圧縮コイルバネ11
0bを設ける。
【0039】すると、第1の圧縮コイルバネ110aに
より第1突出部105を上方へ、第2の圧縮コイルバネ
110bにより第2突出部107を下方へ移動させる力
を加えることができ、第1実施例におけるねじりバネ1
10と同様のはたらきをする。以上、図1ないし10に
基づいて本発明の第1実施例および第2実施例を述べた
が、本発明はそれらに限定されることなく、次のような
変形例も考えられる。
【0040】第1実施例では、本体ケース1、表示操作
体2、摺動部材5、5’、ロック部材101、回動部材
200、200’などが金属材料により構成されている
が、他に樹脂などにより構成されていてもよい。また第
1実施例では、ロック機構100を本体ケース1の開口
部1aから見て右側に設けているが、左側に設けてもよ
い。また、両側に設けてもよい。そして、第1実施例で
は表示操作体2を上方に立ち上げて用いているが、下方
に回動させて利用してもよいので、ロック機構100の
組付けを第1実施例とは上下反対に行ってもよい。ま
た、本体ケース1の配置によっては表示操作体2を左ま
たは右に回動させて利用してもよく、それに対応したロ
ック機構100の組付けを行うこともできる。
【0041】また第1実施例では、表示操作体2を略水
平状態にしたときに、ロックが解除されるように構成さ
れているが、表示操作体2を略垂直状態から少し傾ける
ことによりロックが解除されるようにしてもよい。また
第1実施例では、表示操作体2の厚みが本体ケース1の
半分程度であるがこれに限定されることなく、表示操作
体2が本体ケース1内部に収容可能な大きさに構成され
ていればよい。
【0042】また第1実施例では、ガイド体として上述
したようなガイド用レール3、4を用いたが、他にも多
段のレールや、滑りを利用したレールを用いてもよい。
また、ガイド用レール4も、ガイド用レール3と同じ構
造にしてもよい。つまり、本体ケース1の内側におい
て、表示操作体2を本体ケース1の開口部1aから見て
水平前後方向に摺動可能に組付けることができるような
ガイド体であればよく、左右のガイド体が同じでも、異
なっていても構わない。
【0043】また第1実施例では、車載用情報端末装置
について述べたが、本発明はそれに限定されることなく
家庭用の表示操作盤、例えばエアコンの表示操作盤など
にも広く用いることができる。また第2実施例では、第
1の圧縮コイルバネ110aと第2の圧縮コイルバネ1
10bを用いているが、どちらか一方を用いるようにし
てもよい。
【0044】また第2実施例では、圧縮コイルバネのか
わりに引張りコイルバネを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例において表示操作体が略垂
直状態にある時の車載用表示操作装置の概略構成を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例において表示操作体が略水
平状態にある時の車載用表示操作装置の概略構成を示す
斜視図である。
【図3】図1のA−A面図である。
【図4】図2のB−B面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】図2のD−D断面図である。
【図7】(a)は本発明の第1実施例を示すロック機構
の上面図、(b)は(a)の側面図である。
【図8】(a)は本発明の第1実施例を示す回動部材の
側面図、(b)は(a)の上面図である。
【図9】(a)は図5および図6のE矢視図、(b)は
図5および図6のF矢視図である。
【図10】(a)は本発明の第2実施例を示すロック機
構近傍の上面図、(b)は(a)の側面図である。
【符号の説明】
1…本体ケース、2…表示操作体、3、4…ガイド用レ
ール、5、5’…摺動部材、100…ロック機構、10
5…第1突出部、107…第3突出部、200、20
0’…回動部材、202a…ロック解除部材、115…
ロック穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を有する箱状の本体ケース
    と、 前記本体ケースの内部において、前記開口部からみて前
    記本体ケース奥行き方向に線状に伸びるように設けられ
    た少なくとも1本のガイド体と、 前記本体ケースに収納可能な大きさに形成され、手動操
    作部材および表示部を有する表示操作体と、 前記ガイド体に沿って前記本体ケースの内部から外部ま
    で摺動するように構成された摺動部材と、 前記表示操作体を前記摺動部材に回動自在に取り付けて
    いる回動部材と、 前記回動部材近傍に設けられ、前記本体ケースの外部に
    前記表示操作体を引き出した状態で前記本体ケース奥行
    き方向より回動させ略垂直にしたとき、前記ガイド体に
    沿った前記本体ケース奥行き方向への前記表示操作体の
    移動をロックするロック機構と、 前記表示操作体を前記略垂直にした状態から倒すことに
    より、前記ロック機構を解除するロック解除部材と、 を備えていることを特徴とする表示操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構は、前記表示操作体を押
    し込む方向においてのみ前記表示操作体の移動をロック
    するように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の表示操作装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構による前記表示操作体の
    移動がロックされる位置を少なくとも2箇所以上設けて
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の表示操
    作装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック解除部材は、前記表示操作体
    を前記略垂直にした状態から略水平に倒したときに作動
    するように構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載の表示操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の表示操作装
    置において、 前記本体ケースが車両室内に取り付けられ、 前記表示部が車載用表示体からなり、 前記手動操作部材は前記車載用表示体の操作を行うよう
    に構成されている、 ことを特徴とする車載用情報端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058579A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Shimonishi Giken Kogyo Kk 物品支持具
EP3421296A4 (en) * 2016-03-28 2019-01-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. On-vehicle device and display attachment device

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