JPH09117973A - 慣性ダンパの製造方法 - Google Patents

慣性ダンパの製造方法

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JPH09117973A
JPH09117973A JP11534296A JP11534296A JPH09117973A JP H09117973 A JPH09117973 A JP H09117973A JP 11534296 A JP11534296 A JP 11534296A JP 11534296 A JP11534296 A JP 11534296A JP H09117973 A JPH09117973 A JP H09117973A
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gel
inner sleeve
inertial
silicone
substance
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JP11534296A
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Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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SIEGEL KK
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SIEGEL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大な負荷を受ける運転状況下にあっても、
充分な耐久性を発揮し得る慣性ダンパの製造方法を構築
する。 【解決手段】 本発明の慣性ダンパの製造方法は、慣性
体20と内スリーブ18との間にゲル状物質30を注入
硬化させるユニット製造工程と、ボス12と保持体11
とを一体化するシャフト取付体成形工程と、シャフト取
付体10に対してユニットUを組み込む工程と、シャフ
ト取付体10に蓋板17を設け、超音波溶着により集中
的に内部加熱して保持体11と内スリーブ18との溶着
及び保持体11の周覆部11Aから内スリーブ18と蓋
板17との溶着をする工程とを有して成り、前記ユニッ
ト成形工程において慣性体20及び内スリーブ18とゲ
ル状物質30との接着を行うにあたっては、カップリン
グ剤としてトリエトキシシランを添加したシリコーン系
プライマーを塗布しておくことを特徴とし、これを手段
として前記課題の解決を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOA機器や各種の自
動生産機器等の駆動源として多用されるようになったス
テッピングモータに組み付けられ、このものにおけるス
テップ応答時の振動防止や回転シャフトの過渡的振動防
止のための慣性ダンパの製造方法に関するものであっ
て、特にその耐久性の向上を図った新規な構造の慣性ダ
ンパの製造方法に係るものである。
【0002】
【発明の背景】正確な駆動や迅速な停止、発進等に優れ
た機能を発揮するステッピングモータはその原理上、回
転開始の立ち上がり時における過渡応答が振動的になり
やすく、更には駆動電源の一定周波数域における共振等
の不安定現象から回転が円滑になし得なくなるなどの障
害があるため、これらステッピングモータによる駆動を
行う場合にはこれに対処する機構を不可欠とする。この
ようなことからすでに本出願人は吸振性の優れたゲル状
物質の性状に着眼し、これらを利用した慣性ダンパを開
発し前記技術課題の解決を見ている。ところでこれらは
通常シャフト取付体と慣性体とゲル状物質とを有し、前
記シャフト取付体と慣性体とがゲル状物質を介して相互
に吸振的に結合している構成をとり、シャフト取付体を
モータの回転軸に取り付けるようにして用いているが、
種々の運転状況下で充分な耐久性を発揮することが求め
られている。
【0003】ところで目下試行されているタイプは図1
0に示すようにシャフト取付体10′と慣性体20′と
ゲル状物質30′とを具え、このシャフト取付体10′
と慣性体20′とがこのゲル状物質30′を介して相互
に吸振的に結合しているものであって、慣性体20′と
シャフト取付体10′とは円環状を成す慣性体20′の
内周面側とシャフト取付体10′におけるボス12′と
の間にゲル状物質30′が介在して両者を吸振的に結合
している。このようなタイプにあってはゲル状物質3
0′が形成される面積は比較的小さいから、微妙な振動
を吸振したりする場合には極めて高い性能を発揮するも
のであるが、運転状況によっては更に吸収、収束を要求
される振動エネルギーがより過大な場合もあり、このよ
うな場合には吸振性能はともかくとして、耐久性の点で
必ずしも満足し得ない場合も生じていた。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、上記背景中に開示した課題
の解決を図るべく過大な負荷を受けるような運転状況下
にあっても、充分な耐久性を発揮する慣性ダンパを得る
ことのできる慣性ダンパの製造方法の開発を試みたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
慣性ダンパの製造方法は、定盤等の上に慣性体と内スリ
ーブとを一定の距離をおいて横置き状態にセットし、こ
の慣性体と内スリーブとの間にゲル状物質を注入硬化さ
せるユニット成形工程と、インサート成形によりボスと
保持体とを一体化するシャフト取付体成形工程と、シャ
フト取付体に対して前記ユニットを組み込む工程と、シ
ャフト取付体に蓋板を設けるとともに、保持体の外周部
及び蓋板の外周端と内周端近くを超音波溶着により集中
的に内部加熱して保持体の周覆部と内スリーブとの溶着
及び保持体の周覆部から内スリーブと蓋板との溶着をす
る工程とを有して成り、前記ユニット成形工程において
慣性体及び内スリーブとゲル状物質との接着を行うにあ
たっては、カップリング剤としてトリエトキシシランを
添加したシリコーン系プライマーをあらかじめその接着
面に塗布しておくようにしたことを特徴として成るもの
である。そしてこのような発明特定事項を手段とするこ
とにより、まず慣性ダンパにおけるシャフト取付体に対
してユニットを組み込み、且つ慣性体の外周面とユニッ
トにおける内スリーブの内周面との間にゲル状物質を介
在させるようにすることにより、ゲル状物質の作用面積
が大きくなり、その耐久性が著しく向上する。またシャ
フト取付体に対してユニットを組み込む構成とすること
により、シャフト取付体における保持体側を定寸規格と
しておき、これに組み込むユニットにおける慣性体を適
宜選択することにより種々のダンピング特性を有する仕
様の異なる慣性ダンパをより合理的に製造し得るほか、
ユニットをシャフト取付体とは別個に製造することが可
能となり、製造工程がより簡略なものとなる。更に保持
体の外周部及び蓋板の外周端と内周端近くを超音波溶着
により集中的に加熱するようにすることにより、保持体
の周覆部と内スリーブとの溶着及び保持体の周覆部から
内スリーブと蓋板との溶着が可能となる。そして受入部
は密閉状態となって、受入部への埃等の侵入は防止さ
れ、ゲル状物質が疲労により分解してグリース状になっ
たとしても、このものが外に漏れることもなく、これら
によって前記課題の解決が図られるのである。
【0006】また請求項2記載の慣性ダンパの製造方法
は、前記要件に加え、前記シリコーン系プライマーを塗
布した後、更に付加反応型シリコーン系接着剤としてジ
オルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンとの混合物であって、オルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンにおけるビニル基と、Si−H結合中
の水素とのモル比が1:1.05〜1:2.02の範囲内の組成
物を塗布するようにしたことを特徴として成るものであ
る。そしてこのような発明特定事項を手段とすることに
より、ゲル状物質と慣性体の外周面及び周覆部の内周面
とのそれぞれの接着の強化をより効果的に行うことが可
能となり、前記課題の解決に寄与し得るのである。
【0007】更にまた請求項3記載の慣性ダンパの製造
方法は、前記要件に加え、前記ゲル状物質として微小中
空球状のフィラーを混入して成る複合シリコーンゲルを
用いる場合には、慣性体と内スリーブとの間にまずフィ
ラー未充填の未硬化状態のシリコーンゲルを注入後、そ
の上にフィラー入りシリコーンゲルを注入し、これを加
熱後硬化させることによりユニットを製造するようにし
たことを特徴として成るものである。そしてこのような
発明特定事項を手段とすることにより、吸振性能上、好
結果が得られ、前記課題の解決に寄与し得るのである。
【0008】更にまた請求項4記載の慣性ダンパの製造
方法は、前記要件に加え、前記ゲル状物質は針入度が1
00〜160の範囲内のシリコーンゲルであることを特
徴として成るものである。そしてこのような発明特定事
項を手段とすることにより、共振現象の解消及びセトリ
ングタイムの改善が効果的に行われ、前記課題の解決に
寄与し得るのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。符号1は本発明の製造方法
によって製造される慣性ダンパであって、このものは図
1に示すように一例としてステッピングモータ2に対し
て取り付けられる。具体的にはステッピングモータ2の
一方に延長される駆動軸3と実質的に同軸であって、例
えばその反対方向にこれを更に延長するようにして形成
した部分を慣性ダンパ取付軸4とし、この部位に取り付
けるようにする。もちろんステッピングモータ2の外筐
内に慣性ダンパ1を内蔵することもできる。因みにこの
ような起動時における慣性等が問題となる駆動源、例え
ば他のタイプの電動機、内燃機関、油圧モータ、エアモ
ータ等においても必要であれば適用することができる。
【0010】以下この慣性ダンパ1について説明する
と、このものは大別するとシャフト取付体10と慣性体
20とゲル状物質30とを有して成る。まず図1、2に
示す実施の形態に基づき、その基本的構造について述べ
ると、シャフト取付体10はアルミ合金等の金属、ある
いはエンジニアリングプラスチック等の合成樹脂、セラ
ミック等の材料から成り、一例として慣性体20と内ス
リーブ18との間にゲル状物質30を注入し、硬化させ
て成るユニットUを直接収納状態に取り付ける保持体1
1とボス12との二部品が結合されて構成される。この
保持体11とボス12とを一体化するには両者をプレス
圧入してもよいし、圧入した後、溶接により固着する
か、あるいは他のボルト等を螺合させる部分を形成して
おいてそれらによる固着手段をとるなど適宜の手法がと
り得る。
【0011】まず、保持体11はボス12が組み込まれ
る部分を円孔状に開放させた環状容器様のものであっ
て、その周縁に周覆部11Aを形成することにより、実
質的にその内側に受入部13を形成する。そしてボス12
はその中央にステッピングモータ2の慣性ダンパ取付軸
4を受け入れるシャフト受入孔14を穿孔させるととも
に、これに直角に向かうようにメネジを刻設したロック
ボルト孔15を設け、更にこのものにロックボルト16
を螺合させてステッピングモータ2に取り付けられるよ
うに構成する。なおシャフト取付体10における保持体
11の開放側の端部には蓋板17が設けられる。
【0012】このような蓋板17を設けるときには、慣
性ダンパ1の内部構成部品を密閉することができ、これ
によって内部への粉塵の侵入を防ぎ、また内部のゲル状
物質30から分離するガス成分、オイル成分の外部への
飛散がなく、これによる電気接点への悪影響を避けるこ
とができる。このようなシャフト取付体10に対しその
受入部13に慣性体20が設けられるものであって、両
者の間、すなわちシャフト取付体10の受入部13と慣
性体20との間がゲル状物質30により結合される。も
ちろん慣性体20はこの実施の形態では受入部13が円
環状の凹陥したスペースであることに因み、同様に円環
状の形状をとる。
【0013】もちろんボス12が受入部13側に突出し
ていないタイプのものにあっては慣性体20は円板状の
ものでもよい。そして本発明の特徴的発明特定事項とし
て慣性体20と内スリーブ18との間にゲル状物質30
を注入し、硬化させることによりユニットUを成形する
とともに、成形したユニットUを保持体11に対し内嵌
め状態に取り付けるようにしたものであって、保持体1
1の周覆部11Aの内側にゲル状物質30を介して慣性
体20を組み込むにあたって、あたかも周覆部11Aを
二層構造とした実施の形態を示すものである。すなわち
特許請求の範囲に記載する製造方法によって製造される
慣性ダンパ1を示すものであって、周覆部11Aはこれ
を構成する一部として外覆板11Bを有し、これと別体
にこの外覆板11Bの内側に密に内嵌めされる内スリー
ブ18とによって周覆部11Aが構成されるようにした
ものである。
【0014】このようにするときには、製造する場合に
おいて内スリーブ18と慣性体20とをあらかじめ組み
合わせ、その間にゲル状物質30を充填するようにして
別途組み立てておき、そのユニットUを保持体11にお
ける外覆板11Bの内側に挿入するとともに、例えば奥
部の位置決め段部11Cに当接させて内嵌め状態に構成
する。因みにこのようにした場合には保持体11側を定
寸規格としておき、慣性体20を適宜選択することによ
り種々のダンピング特性を有する仕様の異なる慣性ダン
パ1をより合理的に製造し得る。
【0015】またユニットUとして別途製造するにあた
っては、例えば慣性体20を浮き上がり状態に支持せず
に、内スリーブ18と共に定盤等の上に横置き状態にし
て未硬化のゲル状物質30を注入すればよいから、製造
工程がより簡略なものとなる。ここでゲル状物質30と
しては、ウレタンゲル、アクリルゲル、その他適宜なゲ
ル状物質が使用できるが、次に詳述するシリコーンゲル
は、特性が広範な温度域において安定しており、硬化時
に副生物を生ぜず、また吸振性能も優れるものとして最
適である。
【0016】すなわちこのシリコーンゲルは、ジメチル
シロキサン成分単位から成るもので、次式〔I〕で使用
されるジオルガノポリシロキサン(A成分): RR1 2SiO −(R2 2SiO)nSiR1 2R ・・〔I〕 {ただし、Rはアルケニル基であり、R1 は脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり、R2 は一価
の脂肪族炭化水素基(R2 のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、アルケニル基を有する場合にはその
含有率は10モル%以下である)であり、nはこの成分
の25℃における粘度が100〜100000cSt にな
るような数である}と、25℃における粘度が5000
cSt 以下であり、一分子中に少なくとも三個、Si原子
に直接結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン(B成分)とから成り、且つオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサン(B成分)中のSi原子
に直接結合している水素原子の合計量に対するジオルガ
ノポリシロキサン(A成分)中に含まれるアルケニル基
の合計量の比(モル比)が0.1 〜 2.0になるように調整
された混合物を硬化させることにより得られる付加反応
型シリコーンポリマーである。
【0017】このシリコーンゲルについて更に詳しく説
明すると、上記A成分であるジオルガノポリシロキサン
は、直鎖状の分子構造を有し、分子の末端にあるアルケ
ニル基Rが、B成分中のSi原子に直接結合した水素原
子と付加して架橋構造を形成することができる化合物で
ある。この分子末端に存在するアルケニル基は、低級ア
ルケニル基であることが好ましく、反応性を考慮すると
ビニル基が特に好ましい。また分子末端に存在するR1
は、脂肪不飽和結合を有しない一価の炭化水素基であ
り、このような基の具体的な例としては、メチル基、プ
ロピル基及びヘキシル基等のようなアルキル基、フェニ
ル基並びにフロロアルキル基を挙げることができる。
【0018】上記式〔I〕においては、R2 は、一価の
脂肪族炭化水素基であり、このような基の具体的な例と
しては、メチル基、プロピル基及びヘキシル基のような
アルキル基並びにビニル基のような低級アルケニル基を
挙げることができる。ただし、R2 のうちの少なくとも
50モル%はメチル基であり、R2 がアルケニル基であ
る場合には、アルケニル基は10モル%以下の量である
ことが好ましい。アルケニル基の量が10モル%を超え
ると架橋密度が高くなり過ぎて高粘度になりやすい。ま
たnはこのA成分の25℃における粘度が通常は100
〜100000cSt 、好ましくは200〜20000cS
t の範囲内になるように設定される。
【0019】上記B成分であるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンは、A成分の架橋剤であり、Si原子に
直接結合した水素原子がA成分中のアルケニル基と付加
してA成分を硬化させる。B成分は上記のような作用を
有していればよくB成分としては、直鎖状、分岐した鎖
状、環状、あるいは網目状などの種々の分子構造のもの
が使用できる。またB成分中のSi原子には水素原子の
ほか、有機基が結合しており、この有機基は通常メチル
基のような低級アルキル基である。更にB成分の25℃
における粘度は、通常5000cSt 以下、好ましくは5
00cSt 以下である。
【0020】このようなB成分の例としては、分子両末
端がトリオルガノシロキサン基で封鎖されたオルガノハ
イドロジェンシロキサン、ジオルガノシロキサンとオル
ガノハイドロジェンシロキサンとの共重合体、テトラオ
ルガノテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、
HR1 2SiO 1/2単位とSiO 4/2単位とから成る共重
合シロキサン、及びHR1 2SiO 1/2単位とR1 3SiO
1/2単位とSiO 4/2単位とから成る共重合シロキサン
を挙げることができる。ただし上記式においてR1 は前
記と同じ意味である。そして上記のB成分中のSiに直
接結合している水素原子の合計モル量に対するA成分中
のアルケニル基の合計モル量との比率が通常は0.1 〜
2.0、好ましくは0.1 〜 1.0の範囲内になるようにA成
分とB成分とを混合して硬化させることにより製造され
る。この場合の硬化反応は、通常は白金系触媒を用いて
行われる。
【0021】このような白金系触媒の例としては、微粉
砕元素状白金、塩化白金酸、酸化白金、白金とオレフィ
ンとの錯塩、白金アルコラート及び塩化白金酸とビニル
シロキサンとの錯塩を挙げることができる。このような
触媒は、A成分とB成分との合計重量に対して通常は0.
1ppm (白金換算量、以下同様) 以上、好ましくは0.5ppm
以上の量で使用される。このような触媒の量の上限につ
いては特に制限はないが、例えば触媒が液状である場
合、あるいは溶液として使用することができる場合に
は、200ppm 以下の量で充分である。
【0022】上記のようなA成分、B成分及び触媒を混
合し、室温に放置するか、あるいは加熱することにより
硬化し、本発明で使用されるシリコーンゲルが生成す
る。このようにして得られたシリコーンゲルは、JIS
K(K−2207−198050g荷重) で測定した
針入度が通常5〜250を有し、好ましくは50〜20
0を用いる。このようなシリコーンゲルの硬度は、上記
A成分の量をB成分中のSiに直接結合している水素原
子と架橋構造を形成することができる量よりも過剰に用
いることにより調整することができる。また他の方法と
して、両末端がメチル基であるシリコーンオイルを得ら
れるシリコーンゲルに対して5〜75重量%の範囲内の
量であらかじめ添加することにより調整することもでき
る。
【0023】このようなシリコーンゲルは、上記のよう
にして調整することもできるし、また市販されているも
のを使用することもできる。本発明で使用ができる市販
品の例としては、CF5027、TOUGH−2、TO
UGH−3、TOUGH−4、TOUGH−5、TOU
GH−6、TOUGH−7(株式会社トーレシリコーン
製)やX32−902/cat1300 (信越化学工業
株式会社製) 、F250−121 (日本ユニカ株式会社
製) 等を挙げることができる。
【0024】なお上記のA成分、B成分及び触媒のほか
に、顔料、硬化遅延剤、難燃剤、充填剤等を得られるシ
リコーンゲルの特性を損なわない範囲内で配合すること
もでき、また微小中空球状のフィラーを混入して成る複
合シリコーンゲルを用いてもよく、このような材料に日
本フィライト株式会社製造のフィライト (登録商標)や
同社販売のエクスパンセル (登録商標) 、マツモトマイ
クロスフェアー (松本油脂製薬株式会社製造販売) 等が
例示できる。この場合、例えば上記CF5027を針入
度 150程度に調整したものをベースとし、これに上記エ
クスパンセルを3重量%添加して成る複合シリコーンゲ
ルを用いれば好結果が得られる。なお実施の形態では上
記TOUGH−7を針入度100に調整して用いた。因
みにこのシリコーンゲルの針入度が高い。すなわち、例
えば針入度160程度であるときは共振現象の解消に適
し、針入度がこれより低い。すなわち、例えば100程
度であるとセトリングタイムの改善に特に効果的であっ
た。
【0025】このような実施の形態にあっては、シャフ
ト取付体10をユニットUが内嵌めされた保持体11と
ボス12との二部材で構成しているから、これらを適宜
選択的に組み合わせることにより、種々の仕様のものが
製造し得る。なおこのゲル状物質30を慣性体20と内
スリーブ18との間に介在させる手法としては、上述の
ようにユニットUとして別途成形するほか、慣性体20
及び内スリーブ18を受入部13内にやや浮き上がり状
態に支持した状態で仮組みし、この状態で充填すべき空
間に未硬化のゲル状物質30を流し込むようにし、その
後これを加熱硬化させてもよいし、あるいはあらかじめ
シート状に成形されたゲル状物質30を帯状に切断して
慣性体20の外周に巻き付けるような形で組み付けるよ
うにしてもよい。
【0026】なおゲル状物質30と慣性体20の外周面
及び周覆部11Aの内周面とのそれぞれの接着を強化す
るためには、あらかじめこれら表面にシリコーン系プラ
イマー及び/または付加反応型シリコーン系接着剤を塗
布しておくのが望ましい。この点については、本出願人
が別途特許出願に及んでいる特願平1−242774号
において詳述しているが、このようなシリコーン系プラ
イマーとしては具体的にはプライマーA (トーレシリコ
ーン株式会社) 、プライマーZ−3042 (バイエル合
成シリコーン株式会社) などが挙げられる。また更に上
記のシリコーン系プライマーにトリエトキシシランなど
のカップリング剤を添加してもよい。
【0027】またこのようなシリコーン系プライマーを
塗布した後、付加反応型シリコーン系接着剤を更に塗布
することで、より効果的とすることもできる。このよう
な付加反応型シリコーン系接着剤としては、加熱時にシ
リコーンゲルと付加反応が起こり、シリコーンゲルを硬
化し得るようなシリコーン系接着剤が用いられ、具体的
には、例えばKE−1800T(信越化学工業株式会
社)あるいはSE−1700 (トーレシリコーン株式会
社) などが挙げられる。
【0028】また付加反応型シリコーン系接着剤とし
て、上記のようなジオルガノポリシロキサンとオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンとの混合物であって、こ
のオルガノハイドロジェンポリシロキサンのビニル基
と、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンのSi
−H結合における水素とのモル比が、水素過剰となって
いるような組成物を用いることもできる。例えばビニル
基とSi−Hにおける水素との比が1:1.05〜1:2.02
であるような組成物を用いることができる。このような
シリコーン系プライマー及びシリコーン系接着剤が必要
に応じ塗布された表面に、未硬化状態のシリコーンゲル
を接触させて加熱することによって、未硬化状態のシリ
コーンゲルが硬化するとともに、シリコーンゲルの支持
体たる周覆部11A内面の接合予定表面に塗布されたシ
リコーン系プライマー及び/または接着剤と、シリコー
ンゲルとが反応して、シリコーンゲルとそれらとの接合
が強化される。なおフィラー入り複合シリコーンゲルを
用いるときは、まずフィラー未充填の未硬化状態のシリ
コーンゲルを塗った上に、フィラー入りシリコーンゲル
を塗り重ねるように注入、加熱して硬化させるのが望ま
しい。
【0029】更に慣性ダンパ1の具体的な構造について
は、種々の実施の形態がとり得るものであって、図3に
示す実施の形態は保持体11と慣性体20との対向する
面、すなわち周覆部11Aの内周面と慣性体20の外周
面との間に適宜の突起19a、19bを設けてあたかも
ゲル状物質30がジグザグ状に配設されるような状態と
して異なるダンピング特性を得るようにしたものであ
る。更にまた図4に示す実施の形態はゲル状物質30の
配設面積をシャフト取付体10の有効径を増大せずによ
り大きく確保することができるようにしたものであっ
て、保持体11の周覆部11Aと慣性体20の外周面を
共にテーパ状に構成し、いわゆるコーンタイプとしたも
のである。
【0030】更にまた図5に示す実施の形態は、例えば
図1、2に示す実施の形態のように周覆部11Aが外覆
板11Bと内スリーブ18とによって構成されるような
タイプのものにおいて、内スリーブ18と慣性体20と
の組み合わせから成るユニットUを適宜の枚数組み込み
得るようにしておき、要求される仕様に応じたダンピン
グ特性を有する慣性ダンパが得られるようにしたもので
ある。
【0031】更に蓋板17を設けた慣性ダンパの好まし
い実施の形態の一つとして図8に示すものがある。この
ものは内部に格納される部材である慣性体20と緩衝機
能を担うゲル状物質30とをシールドしたタイプであっ
て、次のような具体的な構成をとる。基本構成はすでに
述べた実施の形態とほぼ同様であり、以下各部材の詳細
な構成と請求項1に記載したそれらの相互の組立手法を
中心に順次説明する。
【0032】まずボス12と保持体11との関係は図9
(b) に示されるようにインサート成形で一体化するも
のであって、具体的にはプラスチック金型にボス12を
所定の位置に保持し、そこに保持体11を構成するプラ
スチック素材、例えばポリエステル、ナイロン、ポリア
セタール等の溶融樹脂を射出する。なおこの材料は他の
部材である内スリーブ18、蓋板17にも用いる。この
とき保持体11とボス12との接続を確実にするために
ボス12の外周面にローレット、セレーション等の凹凸
を形成しておくことが好ましい。これによって保持体1
1のボス嵌部11Dとボス12とは凹凸の食い込み固着
がなされる。
【0033】またこの成形後、更に必要があるときには
保持体11の受入部13の側壁面側に慣性体20が摺擦
した場合を考慮して、薄い摺面板11Eを貼設する。す
なわち慣性体20に対して通常はほとんど生ずることは
予想されないが、スラスト方向へのブレが生じた場合、
このものが保持体11の受入部13側の側壁面に摺擦す
ることも予想されるため、その部分に摩擦係数の少ない
例えばフッ素樹脂系の樹脂薄板を貼り付けるようにす
る。もちろんこの手法は慣性体20の他の一方の側面が
接する蓋板17の内側側壁面にも摺面板17Eとして同
様にとり入れる。次に慣性体20と内スリーブ18とを
一体に組み付ける。これは製造効率を向上させる観点、
及び性能に著しい影響を及ぼすゲル状物質30の保全を
するために好ましい手法であって、慣性体20と内スリ
ーブ18との間にゲル状物質30をあらかじめ充填した
ユニットとして構成する。
【0034】具体的には例えば図9(a)に示すように
治具Gによって慣性体20と内スリーブ18とを横置き
状態に置き、両者の間にゲル状物質30を注入して組み
付けを行う。このように慣性体20とゲル状物質30と
内スリーブ18とが一体化された部品と前記ボス12と
保持体11とが一体化された部品とをそれぞれ組み立てた
後、これら組み付けられた部品の相互の組み立てを行
う。これはまず保持体11に対し、慣性体20とゲル状
物質30及び内スリーブ18とから成る部品を圧入する
ものであって、両者が相互に接触する部分は保持体11
の周覆部11Aの内面と内スリーブ18とである。この
ような状態とした後、蓋板17を開放端面側にあてが
う。蓋板17はその内周面側に外周より幾分か内側に嵌
込リブ17Aを有するものであり、この嵌込リブ17A
は蓋板17と保持体11との正確な位置決めを行うこと
と、内スリーブ18を正確に受入部13側に収納状態に
取り付けるためのものである。
【0035】そしてこのように一体的に組み付けた後、
超音波溶着等の内部加熱の手法により図9 (d) に示す
ように保持体11の外周部及び蓋板17の外周端と内周
端近くを集中的に加熱し、保持体11における周覆部1
1Aと内スリーブ18との溶着をし、更に保持体11の
周覆部11Aから内スリーブ18と蓋板17との溶着を
行う。また蓋板17はその内周端において保持体11の
ボス嵌部11Dの先端との間で溶着を行う。ところでこ
のような溶着手法により保持体11等の固着がほぼなし
得るものであるが、更に入念に固着を行うには凹凸係合
による保持体11と内スリーブ18と蓋板17との固定
を図ることが望ましい。
【0036】具体的には図6、7に示すように保持体1
1の周覆部11Aの自由端縁側に凹み状の係合凹部11
0を構成し、また内スリーブ18も同様に開放端縁側に
係合凹部180を設ける。そして蓋板17側には前記嵌
込リブ17A側に内スリーブ18における係合凹部18
0に対応した係合突起170Aを設けるとともに、更に
外周端側に保持体11の周覆部11Aにおける係合凹部
に嵌まり合う係合突起170Bを形成するのである。こ
のようにするときには保持体11と内スリーブ18及び
蓋板17とが相互に噛み合い係合により位置決めが維持
された状態で組み付けられる。なお、もちろん内スリー
ブ18はシャフト取付体10側に形成した凹凸と係止す
るようにしてもよいし、保持体11と内スリーブ18と
をそれぞれ凹凸係合させるようにしてもよい。すなわち
要は蓋板17と保持体11と内スリーブ18とがそれぞ
れ互いの位置が固定されるようにすればよいのである。
【0037】本発明の製造方法によって製造される慣性
ダンパ1は以上述べたような種々の具体的な構造を有す
るものであり、これを用いるには常法に従い、図1に示
すように例えばステッピングモータ2の慣性ダンパ取付
軸4にこれを固定して用いる。このように取り付けた後
ステッピングモータ2を起動させると、例えば起動時に
過渡的に生ずる振動等を慣性体20とゲル状物質30と
の作用により有効にそのエネルギーを吸収し、起動に伴
う振動を迅速に収斂させ、また中間周波数における共振
による回転停止を起こさせずに安定した回転上昇を図る
のである。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上述べたように慣性ダンパ1
のダンピング作用を直接担う部材である慣性体20と、
ゲル状物質30との組み合わせを行うにあたり、ゲル状
物質30を慣性体20の外周面と、ユニットUにおける
内スリーブ18の内周面との間に介在させるようにして
ゲル状物質30の配設面積を増大させたから、ゲル状物質
30の単位面積当たりの耐荷重が小さくなり、製品の耐
用時間が図10に示すような従来例と比べ格段に向上し
た。これを具体的に表としてまとめると表1のとおりで
ある。
【0039】
【表1】
【0040】すなわちシャフト取付体10及び慣性体2
0の質量等は同一の条件で、一定のサイクルで往復させ
たり、同方向に一定あるいは異なるタイミングで回転さ
せたりする同一条件の負荷試験を行ったものである。こ
の表1からわかるように収斂性能を決定するいわゆる振
動の収斂時間たるセトリングタイムについては、本発明
も従来型もほぼ同一の性能が発揮されている。またパル
スモータにおける中間周波数の共振も発生しない。また
本発明が特に目的とした耐久性の向上は同一の負荷試験
で行った場合において、従来型より100倍以上の耐久
性を発揮した。
【0041】またシャフト取付体10に対してユニット
Uを組み込む構成としたから、シャフト取付体10にお
ける保持体11側を定寸規格としておき、これに組み込
むユニットUにおける慣性体20を適宜選択することによ
り種々のダンピング特性を有する仕様の異なる慣性ダン
パ1をより合理的に製造し得るほか、ユニットUをシャ
フト取付体10とは別個に製造することが可能となり、
製造工程がより簡略なものとなる。
【0042】更に保持体11の外周部及び蓋板17の外
周端と内周端近くを超音波溶着により集中的に加熱する
ようにしたから、保持体11の周覆部11Aと内スリー
ブ18との溶着及び保持体11の周覆部11Aから内ス
リーブ18と蓋板17との溶着が可能となる。そして受
入部13は密閉状態となって、受入部13への埃等の侵
入は防止され、ゲル状物質30が疲労により分解してグ
リース状になったとしても、このものが外に漏れること
もない。
【0043】更にまた蓋板17に係合突起170A、1
70Bを形成し、この係合突起170A、170Bが保
持体11及び/または内スリーブ18に形成した係合凹部
110、180と係合する構造をとれば、蓋板17を介
して保持体11及び/または内スリーブ18が一体的に
固定される。更にまた慣性体20がシャフト取付体10
及び蓋板17と臨む部分に摩擦係数の少ない樹脂薄板た
る摺面板11E、17Eを設ければ、慣性体20がブレ
た場合でも慣性体20やシャフト取付体10、蓋板17
が摩擦により損傷することがないし、衝撃音、摺擦音も
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造された慣性ダンパ
を適用したステッピングモータを示す斜視図である。
【図2】同上慣性ダンパの分解斜視図である。
【図3】ゲル状物質をジグザグ状に配設した実施の形態
を示す横断面図である。
【図4】外周面をテーパ状に構成した実施の形態を示す
縦断面図である。
【図5】図1、2に示す実施の形態におけるユニットを
複数枚組み込んだ実施の形態を示す縦断面図である。
【図6】蓋板と保持体、蓋板と内スリーブとの係合構造
を示す斜め正面からの分解斜視図である。
【図7】同上斜め背面からの分解斜視図である。
【図8】本発明の製造方法により製造される慣性ダンパ
の縦断面図である。
【図9】本発明の慣性ダンパの製造方法を段階的に示す
説明図である。
【図10】従来の慣性ダンパを示す斜視図である。 1 慣性ダンパ 2 ステッピングモータ 3 駆動軸 4 慣性ダンパ取付軸 10 シャフト取付体 11 保持体 11A 周覆部 11B 外覆板 11C 位置決め段部 11D ボス嵌部 11E 摺面板 110 係合凹部 12 ボス 13 受入部 14 シャフト受入孔 15 ロックボルト孔 16 ロックボルト 17 蓋板 17A 嵌込リブ 17E 摺面板 170A 係合突起 170B 係合突起 18 内スリーブ 180 係合凹部 19a 突起 19b 突起 20 慣性体 30 ゲル状物質 G 治具 U ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤等の上に慣性体と内スリーブとを一
    定の距離をおいて横置き状態にセットし、この慣性体と
    内スリーブとの間にゲル状物質を注入硬化させるユニッ
    ト成形工程と、インサート成形によりボスと保持体とを
    一体化するシャフト取付体成形工程と、シャフト取付体
    に対して前記ユニットを組み込む工程と、シャフト取付
    体に蓋板を設けるとともに、保持体の外周部及び蓋板の
    外周端と内周端近くを超音波溶着により集中的に内部加
    熱して保持体の周覆部と内スリーブとの溶着及び保持体
    の周覆部から内スリーブと蓋板との溶着をする工程とを
    有して成り、前記ユニット成形工程において慣性体及び
    内スリーブとゲル状物質との接着を行うにあたっては、
    カップリング剤としてトリエトキシシランを添加したシ
    リコーン系プライマーをあらかじめその接着面に塗布し
    ておくようにしたことを特徴とする慣性ダンパの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン系プライマーを塗布した
    後、更に付加反応型シリコーン系接着剤としてジオルガ
    ノポリシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロキ
    サンとの混合物であって、オルガノハイドロジェンポリ
    シロキサンにおけるビニル基と、Si−H結合中の水素
    とのモル比が1:1.05〜1:2.02の範囲内の組成物を塗
    布するようにしたことを特徴とする請求項1記載の慣性
    ダンパの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲル状物質として微小中空球状のフ
    ィラーを混入して成る複合シリコーンゲルを用いる場合
    には、慣性体と内スリーブとの間にまずフィラー未充填
    の未硬化状態のシリコーンゲルを注入後、その上にフィ
    ラー入りシリコーンゲルを注入し、これを加熱後硬化さ
    せることによりユニットを製造するようにしたことを特
    徴とする請求項1または2記載の慣性ダンパの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ゲル状物質は針入度が100〜16
    0の範囲内のシリコーンゲルであることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の慣性ダンパの製造方法。
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