JP2001271932A - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

シリンダヘッドガスケット

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JP2001271932A
JP2001271932A JP2000088039A JP2000088039A JP2001271932A JP 2001271932 A JP2001271932 A JP 2001271932A JP 2000088039 A JP2000088039 A JP 2000088039A JP 2000088039 A JP2000088039 A JP 2000088039A JP 2001271932 A JP2001271932 A JP 2001271932A
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Shiro Kawai
志郎 河合
Eizaburo Goto
英三郎 後藤
Haruyuki Oshiro
晴行 大城
Yoshikazu Hino
義和 日野
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Taiho Kogyo Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シリンダヘッドガスケット1は、シリン
ダヘッドとシリンダブロック3との間に挟持されて両者
間をシールするとともに、その一端部1aは上記シリン
ダヘッドとシリンダブロック3とにわたって取付けられ
たカバー4の接合面6に近接している。そして上記一端
部1aに、軟質ゴムコート層、ゴムプリント層、ゲル
材、或いはシム板からなるシール部材15を設けてあ
る。 【効果】 上記シール部材15はカバー4の接合面6に
密着されてその部分を密封するようになり、したがって
カバー内の油が外部に漏洩するのを良好に防止すること
ができる。また、上記シール部材を設けた部分に液体パ
ッキンを塗布する必要がないので、エンジンの組立て工
程を簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのシリン
ダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されて両者間
をシールするシリンダヘッドガスケットに関し、より詳
しくは、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとにわ
たって取付けられたカバーの接合面をもシールするよう
になっているシリンダヘッドガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、シリンダヘッドガスケット
は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持さ
れて両者間をシールするようになっている。また従来、
シリンダブロックとシリンダブロックとにわたってカム
シャフトの駆動用チェーン等を収容するカバーを連結す
ることがある。この場合、上記シリンダヘッドとシリン
ダブロックとの間に挟持されたシリンダヘッドガスケッ
トの一端部は、上記カバーのシリンダヘッドとシリンダ
ブロックに対する接合面に近接するようになるので、こ
の部分に液体パッキンを塗布してカバー内の油がカバー
の外部に漏洩するのを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記液
体パッキンはその塗布後すぐに硬化してしまうので、上
記シリンダヘッドとシリンダブロックとを組付けた後、
これらにカバーを組付ける前に、上記シリンダヘッドと
シリンダブロックとの間隙から上記シリンダヘッドガス
ケットの上記一端部にむけて液体パッキンを充填しなが
ら塗布しており、エンジンの組立て工程が複雑となって
いた。またこのような液体パッキンの塗布作業は充填量
にムラが生じやすく、油洩れの原因となりやすいため、
塗布作業および充填量ともに非常に精密な管理が必要で
あった。これに対し、シリンダヘッドガスケットの上記
一端部の表裏面に液体パッキンを塗布してからシリンダ
ヘッドとシリンダブロックとを組付け、その後直ちにカ
バーを組付けることもできる。この場合には液体パッキ
ンを均一に塗布するのが容易となるので液洩れの危険性
を低減することができるが、やはりエンジンの組立て工
程が複雑となっていた。本発明はそのような事情に鑑
み、エンジンの組立て工程が容易で、しかも油洩れを良
好に防止することができるシリンダヘッドガスケットを
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、シリ
ンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されて両者
間をシールするとともに、その一端部が上記シリンダヘ
ッドとシリンダブロックとにわたって取付けられたカバ
ーの接合面に近接してその部分をシールするようになっ
ているシリンダヘッドガスケットにおいて、上記シリン
ダヘッドガスケットの上記一端部にシール部材を設けた
ものである。
【0005】上記構成によれば、上記シリンダヘッドガ
スケットの上記一端部にシール部材を設けているので、
このシール部材は上記カバーのシリンダヘッドとシリン
ダブロックに対する接合面に密着されてその部分を密封
するようになり、したがってカバー内の油が外部に漏洩
するのを良好に防止することができる。また、上記シー
ル部材を設けた部分に液体パッキンを塗布する必要がな
く、したがってエンジンの組立て工程を簡素化すること
ができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1において、シリンダヘッドガスケット
1は、シリンダヘッド2との間に挟持されて両者間をシ
ールするようになっている。また、上記シリンダヘッド
2とシリンダブロック3とに、両者間にわたってカムシ
ャフトの駆動用チェーン等を収容するカバー4が取付け
られており、これらシリンダヘッド2およびシリンダブ
ロック3とカバー4との間には、図示しないシール部材
が設けられてそれらの間をシールしている。なお、5は
シリンダヘッドカバーである。したがって図4に示すよ
うに、シリンダヘッド2とシリンダブロック3との間に
介在されたシリンダヘッドガスケット1の一端部1a
は、上記カバー4の接合面6(図1、図2参照)に近接す
るようになり、したがってこの接合面6が接合されるシ
リンダヘッド2およびシリンダブロック3側の接合面7
に近接するようになる。このとき、シリンダヘッドガス
ケット1の上記一端部1aがシリンダヘッド2およびシ
リンダブロック3側の接合面7より突出するとカバー4
をシリンダヘッド2およびシリンダブロック3に取付け
ることができなくなるので、上記一端部1aは接合面7
と同一となるかそれよりも若干引っ込んだ状態で組付け
ることができるように設定されており、この部分のシー
ル性を確保するために従来は液体パッキンを塗布してい
た。
【0007】上記シリンダヘッドガスケット1には、図
2に示すように、複数の燃焼室孔8や、図示しない締結
ボルトを挿通するためのボルト孔9を穿設してあり、ま
たそれら全ての燃焼室孔8やボルト孔9を囲む水シール
用のハーフビード10を形成してある。さらに、このビ
ード10の外側で上記一端部1aに近接した位置は、上
記カバー4の一側の接合面6から他側の接合面6に連続
して伸びる概略コ字形のハーフビード11を形成してあ
り、このビード11によってカバー4内の油が該ビード
11を越えて燃焼室孔8側に漏洩するのを防止してい
る。さらに、図2、図3、図5に示すように、上記シリ
ンダヘッドガスケット1の上記一端部1aにシール部材
15を設けることにより、液体パッキンを塗布すること
なくシリンダヘッド2およびシリンダブロック3とカバ
ー4との間を該シール部材15により良好にシールさせ
て、カバー4内の油が外部に漏洩するのを防止するよう
にしている。
【0008】上記シール部材15は、軟質ゴムコート層
から構成することができる。この軟質ゴムコート層15
は、図3に示すように、シリンダヘッドガスケット1の
表裏面全域に薄く塗布される硬質ゴムコート層16とは
別に設けられ、上記ビード11の内側(上記一端部1a
側)の上下面全域に硬質ゴムコート層16よりも充分に
厚く設けられている。この軟質ゴムコート層15は、図
6のようにハーフビード11の凹側に広く、凸側に狭く
塗布するとよりシール性を向上させることができる。ま
た図7に示すように、ビード11の両端部でこのビード
11に跨って、すなわちカバー4の接合面6に近接した
位置のみに設けてもよく、或いは図8、図9に示すよう
に、ビード11の内側における上記一端部1aの縁部の
みに設けてもよい。いずれの場合であっても、各軟質ゴ
ムコート層15は、シリンダヘッドガスケット1の表裏
面のいずれか一方のみ、又は両面に設けることができ
る。また、上記軟質ゴムコート層15をハーフビード1
1から上記一端部1aに向かって全面に塗布した場合に
は、シール面幅が広くなるのでシール性が向上する。さ
らに、図6のようにハーフビード11との関係をコント
ロールすることによって、より性能向上が図れる。ま
た、ビード11から上記一端部1aまで距離があるとき
は、図8、図9のように端面のみにゴムコート層15を
塗布すればよく、これによってゴムの使用量を削減でき
る。
【0009】以上の構成において、上記シリンダヘッド
ガスケット1は、シリンダヘッド2とシリンダブロック
3との間に介在され、その状態で締結ボルトを締め付け
ることによりそれらの間に挟持されて両者間をシールす
る。そしてこの後、図示しないシール部材を介して上記
シリンダヘッド2とシリンダブロック3とにカバー4が
取付けられる。この際、上記シリンダヘッドガスケット
1の上記一端部1aにシール部材15を設けているの
で、このシール部材15は上記カバー4のシリンダヘッ
ド2とシリンダブロック3に対する接合面6に密着され
てその部分を密封するようになる。ところで、上記ビー
ド11の両端部は、それぞれカバー4の接合面6に重合
するように形成されている必要がある。すなわち図2に
示すように、カバー4内の空間は、カバー4の内面と上
記ビード11による閉曲線で囲まれている必要があり、
仮に、ビード11の端部が接合面6より内側でカバー内
の空間に向けて形成されていたとしたら、このビード1
1の端部と接合面6との間で閉曲線が破断されてしま
い、そこから油が外部に漏洩してしまうからである。他
方、上記ビード11の両端部をそれぞれカバー4の接合
面6に重合するように形成すると、ビード11が接合面
6に重合する量だけ接合面6におけるシール幅が減少す
ることを意味しており、その分シール性が悪くなる。し
かるに、上述したように上記ビード11の内側に軟質ゴ
ムコート層を設ければ、ビード11の内側もシールする
ことができるので、接合面におけるシール幅が減少する
のを補償することができ、ビード11と共に良好なシー
ル性を確保することができる。また、相対的に厚肉のシ
ール部材15は、上記一端部1aが接合面7よりも若干
引っ込んだ状態で組付けられてもその空間内に充満され
てその部分をシールするようになる。したがって、上記
シール部材15によりカバー4内の油が外部に漏洩する
のを良好に防止することができ、またシール部材15を
設けた部分に液体パッキンを塗布しなくても良好なシー
ル性を確保することができるので、エンジンの組立て工
程を簡素化することもできる。
【0010】次に、上記実施例ではシール部材15をゴ
ムコート層によって構成しているが、このゴムコート層
の代りに、ゲル材を上述したゴムコート層の位置に塗布
して、該ゲル材を上記シール部材15として用いること
ができる。ゲル材は流動性と粘着性において優れ、平面
部に塗布するだけでビード11の凹部や、ガスケットの
上記一端部1aの空隙を埋めることができるので、シー
ル性は大幅に向上する。本発明でゲル材とは部分的に3
次元網目構造を有し、応力によって、変形、流動性を示
す状態を意味し、JIS K−2200(1/4コー
ン、50g荷重)で測定した針入度が10〜200の範
囲にある架橋構造物を意味する。本発明で用いられるゲ
ル材としては、シリコーンゲルおよびフッ素ポリマーゲ
ルを挙げることができる。本発明のゲル材は未硬化時に
は液状であり、所望の条件により硬化してゲル材となる
ものを使用することが望ましい。硬化の条件としては加
熱、2液混合、湿気硬化、紫外線照射、エネルギー線照
射などにより3次元架橋するものが公知である。また本
発明のゲル材には、無機充填剤、中空充填剤、オルガノ
シリコーンレジンなどの各種充填剤、ポリジメチルシロ
キサン、環状ポリシロキサン等の反応性希釈剤または可
塑剤、アセチレン化合物、有機リン化合物などの反応抑
制剤を添加することができる。
【0011】本発明のシリコーンゲルの組成としては、
メインポリマーの主鎖がオルガノポリシロキサンである
ものであれば公知のものを使用することができるが、特
に、ケイ素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基
(例えばビニル基)を有する直鎖状のオルガノポリシロ
キサンと、ケイ素原子に結合した水素原子を有するハ
イドロジェンポリシロキサンと、白金等の付加触媒と
を、所定の分量で配合した加熱硬化性組成物が好まし
い。この組成物は前記脂肪族不飽和炭化水素基とケイ素
原子結合水素原子との間での付加反応により、該オルガ
ノポリシロキサンとハイドロジェンポリシロキサンとが
架橋してシリコーンゲル状硬化物が形成されるものであ
る。さらに、好ましい例を記載すると、は25℃での
粘度が50〜100,000cPであり、脂肪族不飽和
炭化水素基は分子の両末端かあるいは片末端のどちらで
も良い。主鎖はシロキサン結合でありケイ素に結合する
側鎖はアルキル基、フェニル基、フルオロアルキル基等
が挙げられる。は成分の脂肪族不飽和炭化水素基に
対してに含まれるケイ素原子に結合した水素原子が
0.1〜1モルとなる量が好ましい。は白金系、パラ
ジウム系、ロジウム系の触媒が挙げられる。好ましくは
白金系であり、詳しくは塩化白金酸、塩化白金酸のアル
コール変性溶液、塩化白金酸とオレフィン類またはビニ
ルシロキサンとの配位化合物が挙げられる。はの
合計量に対して0.1〜100ppmの範囲である。
【0012】本発明のフッ素ポリマーゲルとしては、メ
インポリマーの主鎖がパーフルオロ構造である直鎖状パ
ーフルオロ化合物であれば公知のものを使用することが
できるが、特に、1分子中に脂肪族不飽和炭化水素基を
有しかつ主鎖にパーフルオロ構造を有する直鎖状パーフ
ルオロ化合物のハイドロシリレーション反応によるもの
が好ましい。詳説すると、1分子中に1個または2個
の脂肪族不飽和炭化水素基を有しかつ主鎖にパーフルオ
ロ構造を有する直鎖状パーフルオロ化合物と、ケイ素
原子に結合した水素原子を有する有機ケイ素化合物と、
白金等の付加触媒とを、所定の分量で配合した加熱硬
化性組成物が好ましい。さらに、好ましい例を記載する
と、は主鎖がパーフルオロオキシアルキル基またはパ
ーフルオロアルキルの重合体で、分子末端にビニル基な
どの脂肪族不飽和炭化水素基を有する化合物であり、2
5℃での粘度が50〜100,000cPである。は
より好ましくは1分子中に1個以上の一価のパーフルオ
ロオキシアルキル基または一価のパーフルオロアルキル
基を有し、かつ2個のヒドロキシル基を有する化合物で
ある。成分の脂肪族不飽和炭化水素基に対してに含
まれるケイ素原子に結合した水素原子が0.5〜2モル
となる量が好ましい。は上述したシリコーンゲルの組
成で述べたものと同一であり、の合計量に対して
0.1〜100ppmの範囲である。
【0013】さらに上記シール部材15は、型を用いた
加硫成形によって形成したゴムプリント層から構成する
ことができる。シール部材15をゴムプリント層から構
成する場合には、図10、図11に示すように、ビード
11に沿ってシリンダヘッドガスケット1の表裏面に形
成したり、図8の場合と同様にビード11の内側におけ
る上記一端部1aの縁部の表裏面に設けてもよい。ま
た、図12、図13に示すように、上記シール部材15
を上記一端部1aの縁部の端面全域に、カバー側に突出
させて設けてもよい。このとき、シール部材15の基部
は、上記一端部1aの縁部における表裏面と端面とにわ
たってシリンダヘッドガスケット1に連結してもよく、
或いは図14に示すように上記一端部1aの縁部におけ
る表裏面の一方と端面とにわたってシリンダヘッドガス
ケット1に連結してもよく、さらには図15に示すよう
に上記一端部1aの縁部における端面のみでシリンダヘ
ッドガスケット1に連結してもよい。
【0014】なお、図13、図14、図15に示すよう
にシール部材15をカバー側に突出させて設ける場合に
は、上述したように型による加硫成形技術を用いるのが
容易であるが、単純なプリント技術でも可能である。ま
た、カバー側に突出させて設けたシール部材15は、ゴ
ムプリント層によって形成されたものに限定されるもの
ではなく、別個に製造したシール部材15をシリンダヘ
ッドガスケット1に取付けてもよい。また設ける位置も
上述した一端部1aの縁部の端面全域に限定されるもの
ではなく、カバー4の接合面6に近接した位置のみに設
けてもよい。さらに、上述した軟質ゴムコート層に塗布
したゲル材や、ゴムプリント層に塗布したゲル材からシ
ール部材15を構成してもよい。
【0015】図16、図17は本発明のさらに他の実施
例を示したもので、本実施例では上記シール部材15を
シム板から構成したものである。シム板15を設ける
と、該シム板15を設けた部分の面圧を高めることがで
きるので、それによってその部分を確実にシールするこ
とができる。上記シム板15は剛性が高いので、これに
ゴムコート層を併用することによって、シリンダヘッド
とシリンダブロック間の相対すべりに対する耐久性に優
れ、長期にわたって安定したシール性を確保することが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明においてはシリン
ダヘッドガスケットの上記一端部にシール部材を設けて
いるので、このシール部材によりカバー内の油が外部に
漏洩するのを良好に防止することができるとともに、エ
ンジンの組立て工程を簡素化することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す側面図。
【図2】図1のII―II線に沿う断面図。
【図3】図2のシリンダヘッドガスケット1をIII―
III線に沿って断面して示す断面斜視図。
【図4】第1実施例の要部の斜視図。
【図5】図2に示されたシリンダヘッドガスケット1の
要部の平面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す要部の断面斜視図。
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の平面図。
【図8】本発明の第4実施例を示す要部の平面図。
【図9】図8のIX―IX線に沿う断面斜視図。
【図10】本発明の第5実施例を示す要部の平面図。
【図11】図10のXI―XI線に沿う断面図。
【図12】本発明の第6実施例を示す要部の平面図。
【図13】図12のXIII―XIII線に沿う断面
図。
【図14】本発明の第7実施例を示す要部の断面図。
【図15】本発明の第8実施例を示す要部の断面図。
【図16】本発明の第9実施例を示す要部の平面図。
【図17】図16のXVII―XVII線に沿う断面
図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッドガスケット 1a…一端面 2…シリンダヘッド 3…シリンダブロッ
ク 4…カバー 6、7…接合面 11…ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 英三郎 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 大城 晴行 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 日野 義和 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J040 AA01 AA11 BA01 EA08 EA26 EA40 FA01 FA06 HA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドとシリンダブロックとの
    間に挟持されて両者間をシールするとともに、その一端
    部が上記シリンダヘッドとシリンダブロックとにわたっ
    て取付けられたカバーの接合面に近接してその部分をシ
    ールするようになっているシリンダヘッドガスケットに
    おいて、 上記シリンダヘッドガスケットの上記一端部にシール部
    材を設けたことを特徴とするシリンダヘッドガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記シール部材は、上記シリンダヘッド
    ガスケットの上記一端部からカバー側に突出して設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘ
    ッドガスケット。
  3. 【請求項3】 上記シリンダヘッドガスケットの上記一
    端部に、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとで挟
    持されるビードが形成され、このビードの端部は、上記
    カバーの一側の接合面から他側の接合面に連続して伸び
    て、カバー内の油が該ビードを越えて漏洩するのを防止
    していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のシリンダヘッドガスケット。
  4. 【請求項4】 上記ビードはハーフビードであって、上
    記シール部材はこのハーフビードの凹側で広く、凸側で
    狭く設けられていることを特徴とする請求項3に記載の
    シリンダヘッドガスケット。
  5. 【請求項5】 上記シール部材は、上記ビードの両端部
    でこのビードに跨った位置のみに設けられていることを
    特徴とする請求項3に記載のシリンダヘッドガスケッ
    ト。
  6. 【請求項6】 上記シール部材は、上記ビードの内側に
    おける上記一端部の縁部のみに設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載のシリンダヘッドガスケット。
  7. 【請求項7】 上記シール部材は、上記ビードから上記
    一端部に向かって全面に設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載のシリンダヘッドガスケット。
  8. 【請求項8】 上記シール部材は、軟質ゴムコート層
    と、ゴムプリント層と、ゲル材と、軟質ゴムコート層に
    塗布したゲル材と、ゴムプリント層に塗布したゲル材
    と、シム板とのいずれかから構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシリ
    ンダヘッドガスケット。
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