JPH09117758A - 水の浄化装置 - Google Patents
水の浄化装置Info
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- JPH09117758A JPH09117758A JP7275297A JP27529795A JPH09117758A JP H09117758 A JPH09117758 A JP H09117758A JP 7275297 A JP7275297 A JP 7275297A JP 27529795 A JP27529795 A JP 27529795A JP H09117758 A JPH09117758 A JP H09117758A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/28—Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
- C02F1/283—Treatment of water, waste water, or sewage by sorption using coal, charred products, or inorganic mixtures containing them
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/30—Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/68—Treatment of water, waste water, or sewage by addition of specified substances, e.g. trace elements, for ameliorating potable water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地下や屋上に設置した貯水タンクの水を高能
率で浄化処理すると共に、貯水機能を保持することによ
り貯水タンクの別途設置を不要とし、給水・浄化処理設
備の大幅な小形化を可能にする。 【解決手段】 受水口と給水口を有する貯水タンクと、
貯水タンク内へ配設した中空筒状の活性炭成形フィルタ
と、活性炭成形フィルタの内部の中空部と貯水タンクの
給水口とを連通する水通路とを備え、前記貯水タンク内
へ注入した水を大気圧下で前記活性炭成形フィルタによ
り濾過処理し、その中空部より浄化水を貯水タンク外へ
流出させる。
率で浄化処理すると共に、貯水機能を保持することによ
り貯水タンクの別途設置を不要とし、給水・浄化処理設
備の大幅な小形化を可能にする。 【解決手段】 受水口と給水口を有する貯水タンクと、
貯水タンク内へ配設した中空筒状の活性炭成形フィルタ
と、活性炭成形フィルタの内部の中空部と貯水タンクの
給水口とを連通する水通路とを備え、前記貯水タンク内
へ注入した水を大気圧下で前記活性炭成形フィルタによ
り濾過処理し、その中空部より浄化水を貯水タンク外へ
流出させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水の浄化装置の改良に関
するものであり、主としてビル屋上や地下等に設置さ
れ、大量の給水の浄化に使用されるものである。
するものであり、主としてビル屋上や地下等に設置さ
れ、大量の給水の浄化に使用されるものである。
【０００２】
【従来の技術】高架水槽や地下水槽を使用する貯水式の
給水方式にあっては、水道管直結式の給水方式に比較し
て水の汚損が生じ易いうえ、最近では水道管直結式の給
水方式であっても、夏期には給水そのものの品質が悪化
し、臭気を帯びたり、水の味が低下すると云うトラブル
が発生する。そのため、通常は高架水槽や地下水槽の給
水出口側の給水管路内へ適宜の水浄化装置、例えば図３
に示す如き、濾材となる粒状活性炭Ｂ及びミネラル供給
用の天然鉱石、岩石等の粒状体Ｃを収容した濾材ケース
Ｄを、本体ケースＡ内へ着脱自在に挿着した構造の水浄
化装置を介挿し、これによって脱臭等を図るようにして
いる。
給水方式にあっては、水道管直結式の給水方式に比較し
て水の汚損が生じ易いうえ、最近では水道管直結式の給
水方式であっても、夏期には給水そのものの品質が悪化
し、臭気を帯びたり、水の味が低下すると云うトラブル
が発生する。そのため、通常は高架水槽や地下水槽の給
水出口側の給水管路内へ適宜の水浄化装置、例えば図３
に示す如き、濾材となる粒状活性炭Ｂ及びミネラル供給
用の天然鉱石、岩石等の粒状体Ｃを収容した濾材ケース
Ｄを、本体ケースＡ内へ着脱自在に挿着した構造の水浄
化装置を介挿し、これによって脱臭等を図るようにして
いる。
【０００３】しかし、図３の如き構造の水浄化装置に
は、流量不足が生じ易いうえに装置が大形化すると云う
難点がある。即ち、従前の水浄化装置では、濾材として
粒状活性炭Ｂを使用すると共に、水Ｗを濾材ケースＤの
軸心方向に流通させる構成としているため、水の流通抵
抗が必然的に大きくなる。その結果、濾材に目詰まりが
生じて流量不足を招いたり、雑菌の繁殖し易い環境が濾
材Ｂ内に形成されることになり、これ等の不都合を避け
るため、流入水Ｗの圧力を上昇させると、粒状活性炭Ｃ
等の流出が激しくなると云う問題がある。また、設置に
際しては、給水管を切断して介設しなければならないた
め、取付けに手数を要するだけでなく、濾材の交換等に
も手数がかかると云う難点がある。更に、水浄化装置そ
のものが比較的大形となるため相当広い設置スペースを
必要とし、設置場所の確保に困難を来たし易いうえ、粒
状活性炭Ｂや鉱石Ｃ等の粒状体を濾材ケースＤ内へ収容
し、この濾材ケースＤを本体ケースＡ内へ挿着する構成
としているため、本体ケースＡの他に濾材ケースＤが別
に必要となり、それだけ浄化装置の製造コストが上昇す
ると云う難点がある。
は、流量不足が生じ易いうえに装置が大形化すると云う
難点がある。即ち、従前の水浄化装置では、濾材として
粒状活性炭Ｂを使用すると共に、水Ｗを濾材ケースＤの
軸心方向に流通させる構成としているため、水の流通抵
抗が必然的に大きくなる。その結果、濾材に目詰まりが
生じて流量不足を招いたり、雑菌の繁殖し易い環境が濾
材Ｂ内に形成されることになり、これ等の不都合を避け
るため、流入水Ｗの圧力を上昇させると、粒状活性炭Ｃ
等の流出が激しくなると云う問題がある。また、設置に
際しては、給水管を切断して介設しなければならないた
め、取付けに手数を要するだけでなく、濾材の交換等に
も手数がかかると云う難点がある。更に、水浄化装置そ
のものが比較的大形となるため相当広い設置スペースを
必要とし、設置場所の確保に困難を来たし易いうえ、粒
状活性炭Ｂや鉱石Ｃ等の粒状体を濾材ケースＤ内へ収容
し、この濾材ケースＤを本体ケースＡ内へ挿着する構成
としているため、本体ケースＡの他に濾材ケースＤが別
に必要となり、それだけ浄化装置の製造コストが上昇す
ると云う難点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従前のこの種
水浄化装置が有する前述の如き問題、即ち給水管路へ
の介設に手数がかかるうえ、相当に広い設置スペースを
必要とすること、流量不足を生じ易く、装置の小形化
が困難なうえ、流入水圧を上げると、濾材である粒状活
性炭の流出を生じること、濾材ケースを必要とするた
め製造コストの引下げが困難なうえ、濾材交換等にも手
数がかかること等の問題を解決せんとするものであり、
流量不足や活性炭の流出を生じることなく高度に水を浄
化することができ、しかも、給水タンクと浄化装置とを
一体化することにより、全体としての設置スペースの大
幅な削減と浄化装置の保守管理の容易化とを可能にした
水の浄化装置を提供するものである。
水浄化装置が有する前述の如き問題、即ち給水管路へ
の介設に手数がかかるうえ、相当に広い設置スペースを
必要とすること、流量不足を生じ易く、装置の小形化
が困難なうえ、流入水圧を上げると、濾材である粒状活
性炭の流出を生じること、濾材ケースを必要とするた
め製造コストの引下げが困難なうえ、濾材交換等にも手
数がかかること等の問題を解決せんとするものであり、
流量不足や活性炭の流出を生じることなく高度に水を浄
化することができ、しかも、給水タンクと浄化装置とを
一体化することにより、全体としての設置スペースの大
幅な削減と浄化装置の保守管理の容易化とを可能にした
水の浄化装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、受水口と給水
口を有する貯水タンクと、貯水タンク内へ配設した中空
筒状の活性炭成形フィルタと、活性炭成形フィルタの内
部の中空部と貯水タンクの給水口とを連通する水通路と
を備え、前記貯水タンク内へ注入した水を大気圧下で前
記活性炭成形フィルタにより濾過処理し、その中空部よ
り浄化水を貯水タンク外へ流出させることを発明の基本
構成とするものである。
口を有する貯水タンクと、貯水タンク内へ配設した中空
筒状の活性炭成形フィルタと、活性炭成形フィルタの内
部の中空部と貯水タンクの給水口とを連通する水通路と
を備え、前記貯水タンク内へ注入した水を大気圧下で前
記活性炭成形フィルタにより濾過処理し、その中空部よ
り浄化水を貯水タンク外へ流出させることを発明の基本
構成とするものである。
【０００６】
【発明の実施態様】以下、図面に基づいて本発明の実施
態様を説明する。図１は本発明の実施態様に係る水の浄
化装置の縦断面図であり、図２は活性炭成形フィルタの
別実施例を示す縦断面図である。図１及び図２に於いて
１は貯水タンク、２は中空筒状の活性炭成形フィルタ、
２ａ、２ｂは側蓋、３はセラミック若しくは天然鉱石の
粒体、３ａは多孔板製ケース体、３ｂは多孔蓋板、４は
ホース、５は支持台、６は受水制御弁、７は水位制御
器、７ａは水位制御電極、８は給水弁、９は給水管、１
０は排水弁である。
態様を説明する。図１は本発明の実施態様に係る水の浄
化装置の縦断面図であり、図２は活性炭成形フィルタの
別実施例を示す縦断面図である。図１及び図２に於いて
１は貯水タンク、２は中空筒状の活性炭成形フィルタ、
２ａ、２ｂは側蓋、３はセラミック若しくは天然鉱石の
粒体、３ａは多孔板製ケース体、３ｂは多孔蓋板、４は
ホース、５は支持台、６は受水制御弁、７は水位制御
器、７ａは水位制御電極、８は給水弁、９は給水管、１
０は排水弁である。
【０００７】前記貯水タンク１は合成樹脂若しくはステ
ンレス鋼等により形成されており、蓋体１ａ、受水口１
ｂ、給水口１ｃ、排水口１ｄ等を夫々備えている。尚、
当該貯水タンク１は公知の屋上受水槽等と同一のもので
あり、通常２０〜２００ｔｏｎ程度の貯水容量を備えて
いる。また、当該貯水タンク１には公知の水位制御器７
及び水位制御用電極７ａが設けられており、これにより
水位制御が行なわれている。
ンレス鋼等により形成されており、蓋体１ａ、受水口１
ｂ、給水口１ｃ、排水口１ｄ等を夫々備えている。尚、
当該貯水タンク１は公知の屋上受水槽等と同一のもので
あり、通常２０〜２００ｔｏｎ程度の貯水容量を備えて
いる。また、当該貯水タンク１には公知の水位制御器７
及び水位制御用電極７ａが設けられており、これにより
水位制御が行なわれている。
【０００８】前記中空筒状の活性炭成形フィルタ２は、
ピッチより形成された繊維状の活性炭を用いて適宜の長
さの中空円筒状に成形したものであり、その厚肉の外周
壁面が所謂活性炭フィルタとして作用する。当該中空筒
状の活性炭成形フィルタの内部には、図示されてはいな
いが通常芯材として金属製のかご状体が配設されてお
り、これによって活性炭成形フィルタの機械的強度が保
持されている。尚、前記かご状芯材は特に機械的強度を
必要とする場合にのみ使用されるものであり、これが無
くても活性炭成形フィルタを製作できることは勿論であ
る。また、本実施態様では、中空筒状の活性炭成形フィ
ルタ２をピッチより製造した繊維状活性炭を用いて成形
するようにしているが、繊維状活性炭の原料は如何なる
ものであってもよく、更に、繊維状活性炭と粒状活性炭
とを混在させたり、繊維状活性炭とポリプロピレンや綿
糸等とを混在させたり、或いは粒状活性炭とポリプロピ
レンや綿糸等とを混在させた構成の中空筒状活性炭成形
フィルタとしてもよい。
ピッチより形成された繊維状の活性炭を用いて適宜の長
さの中空円筒状に成形したものであり、その厚肉の外周
壁面が所謂活性炭フィルタとして作用する。当該中空筒
状の活性炭成形フィルタの内部には、図示されてはいな
いが通常芯材として金属製のかご状体が配設されてお
り、これによって活性炭成形フィルタの機械的強度が保
持されている。尚、前記かご状芯材は特に機械的強度を
必要とする場合にのみ使用されるものであり、これが無
くても活性炭成形フィルタを製作できることは勿論であ
る。また、本実施態様では、中空筒状の活性炭成形フィ
ルタ２をピッチより製造した繊維状活性炭を用いて成形
するようにしているが、繊維状活性炭の原料は如何なる
ものであってもよく、更に、繊維状活性炭と粒状活性炭
とを混在させたり、繊維状活性炭とポリプロピレンや綿
糸等とを混在させたり、或いは粒状活性炭とポリプロピ
レンや綿糸等とを混在させた構成の中空筒状活性炭成形
フィルタとしてもよい。
【０００９】前記中空筒状の活性炭成形フィルタ２の側
面は側蓋２ａ、２ｂによって密閉されており、貯水タン
ク１の底面に設けた支持架台５上に支持固定されてい
る。また、フィルタ側蓋２ｂの水出口２ｃと貯水タンク
１の給水口１ｃとは浄化水通路を構成するホース４によ
って連通されており、濾過処理されたフィルタ中空部内
の浄化水は水通路４（ホース４）を通して給水管９側へ
流出して行く。尚、図１の実施態様では、ホース４によ
って活性炭成形フィルタ２と貯水タンクの給水口１ｄ間
を連通するようにしているが、活性炭成形フィルタ２の
側蓋２ｂを直接に貯水タンク１の給水口１ｃ側へ連通状
に固定することも可能である。
面は側蓋２ａ、２ｂによって密閉されており、貯水タン
ク１の底面に設けた支持架台５上に支持固定されてい
る。また、フィルタ側蓋２ｂの水出口２ｃと貯水タンク
１の給水口１ｃとは浄化水通路を構成するホース４によ
って連通されており、濾過処理されたフィルタ中空部内
の浄化水は水通路４（ホース４）を通して給水管９側へ
流出して行く。尚、図１の実施態様では、ホース４によ
って活性炭成形フィルタ２と貯水タンクの給水口１ｄ間
を連通するようにしているが、活性炭成形フィルタ２の
側蓋２ｂを直接に貯水タンク１の給水口１ｃ側へ連通状
に固定することも可能である。
【００１０】前記、図１に示す活性炭成形フィルタ２で
は、内部の中空部２ｄは空間のままであるが、図２の第
２実施態様のフィルタ２に於いては、中空部２ｄ内に多
孔板製の筒状ケース体３ａが挿着されており、且つケー
ス体３ａ内にはセラミックの粒体若しくは天然鉱石の粒
体３が充填されている。尚、図２に於いて３ｂは多孔蓋
板であり、これを通過して浄化水がホース４内へ流出し
て行く。
は、内部の中空部２ｄは空間のままであるが、図２の第
２実施態様のフィルタ２に於いては、中空部２ｄ内に多
孔板製の筒状ケース体３ａが挿着されており、且つケー
ス体３ａ内にはセラミックの粒体若しくは天然鉱石の粒
体３が充填されている。尚、図２に於いて３ｂは多孔蓋
板であり、これを通過して浄化水がホース４内へ流出し
て行く。
【００１１】前記セラミック粒体３としては、適宜の外
形寸法例えば外径５〜２０ｍｍφの抗菌力を有するセラ
ミック粒体や遠赤外線放射性のセラミック粒体、ミネラ
ル成分を溶出させるセラミック粒体等が使用されてい
る。また、図２の本実施態様では、中空筒状の活性炭成
形フィルタ２の中空部内へセラミック粒体３を充填する
ようにしているが、セラミック粒体３に代えて又はセラ
ミック粒体と一緒に、ミネラル成分を溶出せしめる天然
石や放射性を有する鉱石、磁性を有する鉱石、圧電性を
有する電気石やロッシェル塩等の圧電性鉱石等の粒体を
充填することも可能である。
形寸法例えば外径５〜２０ｍｍφの抗菌力を有するセラ
ミック粒体や遠赤外線放射性のセラミック粒体、ミネラ
ル成分を溶出させるセラミック粒体等が使用されてい
る。また、図２の本実施態様では、中空筒状の活性炭成
形フィルタ２の中空部内へセラミック粒体３を充填する
ようにしているが、セラミック粒体３に代えて又はセラ
ミック粒体と一緒に、ミネラル成分を溶出せしめる天然
石や放射性を有する鉱石、磁性を有する鉱石、圧電性を
有する電気石やロッシェル塩等の圧電性鉱石等の粒体を
充填することも可能である。
【００１２】尚、前記図１の実施態様に於いては、１基
の大形の中空筒状活性炭成形フィルタ２を使用している
が、貯水タンク１内へ複数本のフィルタ２を並列状に設
け、これ等各フィルタの水出口２ｃを一つにまとめるよ
うにしてもよい。また、図１及び図２の実施態様では、
活性炭成形フィルタ２を円筒形に形成しているが、フィ
ルタ２を偏平状の中空筒体に形成してもよく、貯水タン
ク１の形状に応じてフィルタ２の断面形状は適宜の形に
選定される。更に、図１の実施態様では図示していない
が、オゾン発生装置を別途に設けて、貯水タンク１内の
水にオゾンを加えて、殺菌作用を強化するようにしても
よい。
の大形の中空筒状活性炭成形フィルタ２を使用している
が、貯水タンク１内へ複数本のフィルタ２を並列状に設
け、これ等各フィルタの水出口２ｃを一つにまとめるよ
うにしてもよい。また、図１及び図２の実施態様では、
活性炭成形フィルタ２を円筒形に形成しているが、フィ
ルタ２を偏平状の中空筒体に形成してもよく、貯水タン
ク１の形状に応じてフィルタ２の断面形状は適宜の形に
選定される。更に、図１の実施態様では図示していない
が、オゾン発生装置を別途に設けて、貯水タンク１内の
水にオゾンを加えて、殺菌作用を強化するようにしても
よい。
【００１３】次に、本発明の浄化装置による水の浄化に
ついて説明する。先ず、中空筒状の活性炭成形フィルタ
２の両側面へ側蓋２ａ、２ｂを配設し、適宜の方法例え
ば接着、ボルト止め、ターンバックルによる両側蓋２
ａ、２ｂの引き寄せ等の方法によりこれをフィルタ２へ
固着することにより、中空部２ｄの両側開口を閉鎖す
る。その後、両側蓋２ａ、２ｂを固着したフィルタ２を
貯水タンク１内へ搬入し、支持台５上へ支持固定する。
尚、ここでは両側蓋２ａ、２ｂを予かじめ固定したフィ
ルタ２を貯水タンク１内へ搬入するようにしているが、
先きに貯水タンク１内へフィルタ２を搬入し、その後タ
ンク１内でフィルタ２へ両側蓋２ａ、２ｂを固着するよ
うにしてもよい。また、図２に示したフィルタ２を使用
する場合には、側蓋２ａ、２ｂの固着前に中空部２ｄ内
へ、多孔板製ケース体３ａ及びセラミック粒体３等が挿
入、充填されることは勿論である。
ついて説明する。先ず、中空筒状の活性炭成形フィルタ
２の両側面へ側蓋２ａ、２ｂを配設し、適宜の方法例え
ば接着、ボルト止め、ターンバックルによる両側蓋２
ａ、２ｂの引き寄せ等の方法によりこれをフィルタ２へ
固着することにより、中空部２ｄの両側開口を閉鎖す
る。その後、両側蓋２ａ、２ｂを固着したフィルタ２を
貯水タンク１内へ搬入し、支持台５上へ支持固定する。
尚、ここでは両側蓋２ａ、２ｂを予かじめ固定したフィ
ルタ２を貯水タンク１内へ搬入するようにしているが、
先きに貯水タンク１内へフィルタ２を搬入し、その後タ
ンク１内でフィルタ２へ両側蓋２ａ、２ｂを固着するよ
うにしてもよい。また、図２に示したフィルタ２を使用
する場合には、側蓋２ａ、２ｂの固着前に中空部２ｄ内
へ、多孔板製ケース体３ａ及びセラミック粒体３等が挿
入、充填されることは勿論である。
【００１４】中空筒状フィルタ２（又はセラミック粒体
等を内部に充填した中空筒状フィルタ２）の据付けが完
了すると、ホース４によりフィルタの水出口２ｃと貯水
タンク１の給水口１ｃ間を連通させ、その後受水制御弁
６を開放して貯水タンク１内へ注水する。貯水タンク１
内へ流入した水は、大気圧下即ちタンク内が無加圧の状
態にも拘わらず中空筒状の活性炭成形フィルタ２の外周
壁側面より矢印方向に進行し、フィルタ２の中空部２ｄ
内へ到達する。その間に、流入した水は所謂濾過作用を
受け、これによって挾雑物等が除去される。また、濾過
処理された中空部２ｄ内の浄化水は、水出口２ｃから浄
化水通路４（ホース４）、給水口１ｃを通して給水管９
内へ流出して行く。
等を内部に充填した中空筒状フィルタ２）の据付けが完
了すると、ホース４によりフィルタの水出口２ｃと貯水
タンク１の給水口１ｃ間を連通させ、その後受水制御弁
６を開放して貯水タンク１内へ注水する。貯水タンク１
内へ流入した水は、大気圧下即ちタンク内が無加圧の状
態にも拘わらず中空筒状の活性炭成形フィルタ２の外周
壁側面より矢印方向に進行し、フィルタ２の中空部２ｄ
内へ到達する。その間に、流入した水は所謂濾過作用を
受け、これによって挾雑物等が除去される。また、濾過
処理された中空部２ｄ内の浄化水は、水出口２ｃから浄
化水通路４（ホース４）、給水口１ｃを通して給水管９
内へ流出して行く。
【００１５】尚、繊維状の活性炭から成る中空筒状の活
性炭成形フィルタ２はその濾過抵抗が極めて低いため、
貯水タンク１内の水位がフィルタ２の中心軸線の近傍に
まで下降した場合でも、フィルタ２の下半部を通して中
空部２ｄ内へ水が流入する。従って、フィルタ２が水中
に没している状態に於いては、十分に所要給水量に見合
うだけの浄化水を供給し得ることが、テストにより確認
されている。また、フィルタ２の中空部２ｄ内へセラミ
ック粒体３等が充填されている場合には、中空部２ｄ内
へ達した水は、セラミック粒体層内をこれに接触しつつ
水出口２ｃ側へ向けて流通し、水出口２ｃへ到達する間
に、セラミック粒体３等からの作用、例えば遠赤外線照
射による活性化、磁性による活性化、殺菌、ミネラル成
分の溶出等の作用を受けたあと、浄化水として外部へ流
出して行く。更に、所定時間、例えば３〜１２ケ月間水
の浄化を行なうと、貯水タンク１を開放して活性炭成形
フィルタ２及びセラミック粒体等を取り出し、フィルタ
２の交換及びセラミック粒体３等の洗浄又は交換を行な
う。
性炭成形フィルタ２はその濾過抵抗が極めて低いため、
貯水タンク１内の水位がフィルタ２の中心軸線の近傍に
まで下降した場合でも、フィルタ２の下半部を通して中
空部２ｄ内へ水が流入する。従って、フィルタ２が水中
に没している状態に於いては、十分に所要給水量に見合
うだけの浄化水を供給し得ることが、テストにより確認
されている。また、フィルタ２の中空部２ｄ内へセラミ
ック粒体３等が充填されている場合には、中空部２ｄ内
へ達した水は、セラミック粒体層内をこれに接触しつつ
水出口２ｃ側へ向けて流通し、水出口２ｃへ到達する間
に、セラミック粒体３等からの作用、例えば遠赤外線照
射による活性化、磁性による活性化、殺菌、ミネラル成
分の溶出等の作用を受けたあと、浄化水として外部へ流
出して行く。更に、所定時間、例えば３〜１２ケ月間水
の浄化を行なうと、貯水タンク１を開放して活性炭成形
フィルタ２及びセラミック粒体等を取り出し、フィルタ
２の交換及びセラミック粒体３等の洗浄又は交換を行な
う。
【００１６】
【発明の効果】本発明に於いては、濾過材として中空筒
状の濾過抵抗の極めて低い活性炭成形フィルタ２を用
い、これを貯水タンク１内へ侵漬して水を無加圧方式に
より濾過すると共に、フィルタ２の中空部から濾過処理
した浄化水をタンク１外へ流出させる構成としている。
その結果、従前の貯水タンクを水浄化装置の構成部材と
して活用することにより、貯水タンクと浄化装置とが一
体となった水浄化装置を形成することができ、従前の独
立した浄化装置を使用する場合に比較して設置スペース
並びに設備費等の大幅な削減が可能となると共に、フィ
ルタ２の取付けや取替補修等もより簡単に行なえること
になる。また、本発明に於いては、中空筒状の活性炭成
形フィルタ２を水平状に貯水タンク１内へ据付けすると
共に、水をフィルタ２の外周壁側面から中空部２ｄへ向
けて半径方向に流通させつつ濾過する構成としている。
そのため、従前の粒状活性炭を充填した構造のフィルタ
を用いる場合に比較して、濾過抵抗が大幅に減少すると
共に水の有効濾過面積が大幅に増加することになり、よ
り大流量の水をフィルタの目詰まり等を生ずることなし
に濾過処理することができ、浄化装置の小形化を図るこ
とができる。更に、中空筒状の活性炭成形フィルタ２の
中空部２ｄ内へセラミック粒体３等を充填した場合に
は、濾過後の水がセラミック粒体３等とより効率よく接
触流動することになり、活性化や殺菌等の処理も合わせ
て高能率で行なうことができる。本発明は上述の通り優
れた実用的効用を奏するものである。
状の濾過抵抗の極めて低い活性炭成形フィルタ２を用
い、これを貯水タンク１内へ侵漬して水を無加圧方式に
より濾過すると共に、フィルタ２の中空部から濾過処理
した浄化水をタンク１外へ流出させる構成としている。
その結果、従前の貯水タンクを水浄化装置の構成部材と
して活用することにより、貯水タンクと浄化装置とが一
体となった水浄化装置を形成することができ、従前の独
立した浄化装置を使用する場合に比較して設置スペース
並びに設備費等の大幅な削減が可能となると共に、フィ
ルタ２の取付けや取替補修等もより簡単に行なえること
になる。また、本発明に於いては、中空筒状の活性炭成
形フィルタ２を水平状に貯水タンク１内へ据付けすると
共に、水をフィルタ２の外周壁側面から中空部２ｄへ向
けて半径方向に流通させつつ濾過する構成としている。
そのため、従前の粒状活性炭を充填した構造のフィルタ
を用いる場合に比較して、濾過抵抗が大幅に減少すると
共に水の有効濾過面積が大幅に増加することになり、よ
り大流量の水をフィルタの目詰まり等を生ずることなし
に濾過処理することができ、浄化装置の小形化を図るこ
とができる。更に、中空筒状の活性炭成形フィルタ２の
中空部２ｄ内へセラミック粒体３等を充填した場合に
は、濾過後の水がセラミック粒体３等とより効率よく接
触流動することになり、活性化や殺菌等の処理も合わせ
て高能率で行なうことができる。本発明は上述の通り優
れた実用的効用を奏するものである。
【図１】本発明に係る水の浄化装置の実施態様を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明で使用する活性炭成形フィルタの他の実
施態様を示す縦断面図である。
施態様を示す縦断面図である。
【図３】従前の水の浄化装置の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
１は貯水タンク、１ａは蓋体、１ｂは受水口、１ｃは給
水口、１ｄは排水口、２は活性炭成形フィルタ、２ａ・
２ｂは側蓋、２ｃは水出口、２ｄは中空部、３はセラミ
ック（若しくは天然鉱石）の粒体、３ａは多孔板製ケー
ス体、３ｂは多孔蓋板、４は浄化水通路（ホース）、５
は支持台、６は受水制御弁、７は水位制御器、７ａは水
位制御電極、８は給水弁、９は給水管、１０は排水弁。
水口、１ｄは排水口、２は活性炭成形フィルタ、２ａ・
２ｂは側蓋、２ｃは水出口、２ｄは中空部、３はセラミ
ック（若しくは天然鉱石）の粒体、３ａは多孔板製ケー
ス体、３ｂは多孔蓋板、４は浄化水通路（ホース）、５
は支持台、６は受水制御弁、７は水位制御器、７ａは水
位制御電極、８は給水弁、９は給水管、１０は排水弁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/50 ５２０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５２０Ｂ ５３１ ５３１Ｈ ５３１Ｃ ５４０ ５４０Ｄ ５４０Ｅ ５５０ ５５０Ｂ ５６０ ５６０Ｂ ５６０Ｃ ５６０Ｚ 1/68 ５１０ 1/68 ５１０Ｂ ５２０ ５２０Ｋ ５２０Ｖ ５３０ ５３０Ａ ５４０ ５４０Ａ ５４０Ｂ ５４０Ｇ ５４０Ｚ
Claims (3)
- 【請求項１】 受水口と給水口を有する貯水タンクと、
貯水タンク内へ配設した中空筒状の活性炭成形フィルタ
と、活性炭成形フィルタの内部の中空部と貯水タンクの
給水口とを連通する水通路とを備え、前記貯水タンク内
へ注入した水を大気圧下で前記活性炭成形フィルタによ
り濾過処理し、その中空部より浄化水を貯水タンク外へ
流出させることを特徴とする水の浄化装置。 - 【請求項２】 活性炭成形フィルタを、ピッチから製造
した繊維状活性炭を用いて形成した中空筒状の活性炭成
形フィルタとした請求項１に記載の水の浄化装置。 - 【請求項３】 活性炭成形フィルタを、その中空部内へ
遠赤外線放射性又は抗菌性若しくはミネラル溶出性を備
えたセラミック粒体若しくは天然鉱石粒体を充填した構
成の活性炭成形フィルタとした請求項１に記載の水の浄
化装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7275297A JPH09117758A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 水の浄化装置 |
| KR1019960016115A KR0185545B1 (ko) | 1995-10-24 | 1996-05-15 | 물의 정화장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7275297A JPH09117758A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 水の浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09117758A true JPH09117758A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17553475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7275297A Pending JPH09117758A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 水の浄化装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09117758A (ja) |
| KR (1) | KR0185545B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011224529A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Hanada:Kk | 水中溶存酸素増加装置 |
| CN117228764A (zh) * | 2023-11-16 | 2023-12-15 | 佛山市惠特普环保科技有限公司 | 一种并联过滤滤芯净水器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101638584B1 (ko) | 2011-12-22 | 2016-07-11 | 가부시키가이샤 섬코 | 실리카 유리 도가니의 평가 방법, 실리콘 단결정의 제조 방법 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7275297A patent/JPH09117758A/ja active Pending
-
1996
- 1996-05-15 KR KR1019960016115A patent/KR0185545B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011224529A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Hanada:Kk | 水中溶存酸素増加装置 |
| CN117228764A (zh) * | 2023-11-16 | 2023-12-15 | 佛山市惠特普环保科技有限公司 | 一种并联过滤滤芯净水器 |
| CN117228764B (zh) * | 2023-11-16 | 2024-02-13 | 佛山市惠特普环保科技有限公司 | 一种并联过滤滤芯净水器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR0185545B1 (ko) | 1999-04-01 |
| KR970020958A (ko) | 1997-05-28 |
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