JP4044697B2 - 液体処理塔 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体処理塔に関する。
【0002】
【従来の技術】
砂やアンスラサイト等の各種ろ材、イオン交換樹脂、又は活性炭等の粒状処理材が充填されるろ過器やイオン交換装置などの液体処理塔には、処理液(ろ過水やイオン交換水等)や逆洗液ができるだけ均等にこれらの処理材中を流れるようにするため、塔本体の下部に集配液装置を設置している。
【0003】
集配液装置としては、目板を塔本体内に設置して、目板に形成された取り付け孔に取り付けられるストレーナを利用したものや、主管の左右に突設された複数の枝管を有すると共に、この主管及び枝管の周壁に多数の孔を設けて構成される多孔管を利用したものなどが知られている。製作コストが低くて済む点では、ストレーナを利用したものよりも多孔管を利用したものの方が優れているが、多孔管を利用したものの場合には次のような欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、図5に示したように、この多孔管100は、塔本体110の底部111に貫通して設けられ、処理液を塔本体外へ流出させたり、逆洗液を塔本体内に流入させたりする液体流出入管120に接続して配設する必要がある。従って、液体流出入管120の上部フランジ121と多孔管100の下部フランジ101とをボルト151、ナット152を用いて接続する作業が必要であり、作業空間確保のため、多孔管100の設置位置は、塔本体110の底部111からある程度離れた位置とならざるを得ない。
【0005】
また、塔本体110は、通常、耐圧性を考慮し、円筒状に形成した胴部112よりも下方の底部111を含む部分(鏡部)113は、断面略半楕円状に形成している。このため、集配液装置を構成する多孔管100が底部111方向に寄って設置されているほど、集液時(処理時)において処理液が中央寄りに集中し、処理材(ろ材等)に均等に接することができず、処理材の有効利用が図れない。このことからも、多孔管100は、塔本体110の底部111からある程度の高さをもって、好ましくは胴部112と鏡部113との境界付近に位置するように設置されている。
【0006】
一方、塔本体110内には、ろ材、イオン交換樹脂等の処理材130が充填されていると共に、この処理材130の下部に、これより粒径の大きな別の粒状処理材160が充填されている。すなわち、上記ろ材やイオン交換樹脂等の処理材130は、一般に粒径が0.3〜1.0mm程度と小さなものが多く、したがって、このような小径の処理材130を塔本体110内に直接充填すると、処理材130が多孔管100に穿った孔を通過して塔外に流出してしまうので、これを防止するために処理材130の下部に処理材130より大径の粒状処理材160を配設してある。この大径の粒状処理材160としては、例えば粒径2〜50mmの範囲の粒径の異なる複数の砂利が使用され、より詳しくは、このような粒径の砂利を、上記の粒径の小さな粒状処理材130の直下にはこの粒状処理材130の径に近い粒径2mm程度のものを配置し、そのさらに下にこの砂利より更に粒径の大きな砂利を配置するというようにして、粒径の異なる複数の砂利を、下方ほど粒径の大きな砂利となるように積層して配置する。このような役目をなす処理材160は、通常、支持材と称されており、厳密には液体を処理する作用をなすものではないが、本発明においては便宜上このような支持材も「粒状処理材」として扱う。なお、粒状処理材130として、粒径が多孔管100の孔の径より大きなものを使用する場合は、当然のことながら支持材としての粒状処理材160は不要である。この粒状処理材160は、塔本体110内において、集配液装置である多孔管100の設置位置よりも上部に至る位置まで充填されており、多孔管100は、この処理材160内に位置するようになっている。このため、処理材130及び160に接触した処理液が多孔管100の孔を介して多孔管100内に取り込まれるのであるが、多孔管100の設置位置よりも下部に至ってしまった処理液は、その後もほとんどが多孔管100に取り込まれることなく滞留してしまう。
【0007】
また、逆洗時においては、多孔管100を通じて吐出される逆洗液は、多孔管100よりも上部に充填されている処理材161及び130を洗浄するだけで、多孔管100よりも下部に充填されている処理材162を洗浄することができない。このため、集液時にこの部分に滞留した処理液は置換されることなく、この部分の処理材162には汚れが堆積していく。この汚れは、その後の集液時に、多孔管100の上部にまでリークすることもあり、その場合には多孔管100から取り込まれ流出する処理液の水質低下をもたらす。また、処理すべき液体が、例えば糖液のように腐敗しやすいものの場合は、滞留した処理液が腐敗してしまうという問題もある。
【0008】
もちろん、従来においても、集配液装置として多孔管100を用いた場合のこのような欠点をできるだけ解消するため、塔本体100の底部に別途ブロー管140を設け、定期的に滞留した処理液を排出している。しかしながら、ブローするまでの間は相変わらず滞留しており、その間に多孔管100を通じて流出する処理液は依然として汚染される。汚染度を低くして処理液質を向上させるためには、従来の手段では、ブロー間隔を短くするしかないが、その場合には、集液と逆洗との間に頻繁にブローしなければならず、処理工程全体の複雑化をもたらすと共に、ブローする液量が増加し、処理効率が低下する。
【0009】
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、多孔管を利用しているにも拘わらず、塔本体内における処理液の滞留をなくし、従来と比較して処理工程が複雑化させることなく処理液質を向上させることができると共に、被処理液の処理効率も向上させることができる液体処理塔を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1記載の本発明の液体処理塔は、粒状処理材が充填される塔本体と、前記塔本体の底部を貫通して、前記粒状処理材に接触した処理液を流出させ又は逆洗液を流入させるために配設される液体流出入管と、前記液体流出入管に接続され、前記粒状処理材内に配置される集配液管と、リング状に形成されていると共に、その外周面と内周面との間を貫通する貫通孔を備え、前記液体流出入管と集配液管との間に介在配設される連結材とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の本発明の液体処理塔は、請求項1記載の液体処理塔であって、前記連結材の貫通孔が、円周方向に所定間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の本発明の液体処理塔は、請求項1又は2記載の液体処理塔であって、前記連結材の貫通孔が、内周面における開口位置よりも外周面における開口位置の方が高くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の本発明の液体処理塔は、請求項1〜3のいずれか1に記載の液体処理塔であって、前記集配液管が、前記連結材を介して液体流出入管に接続される接続管部と、この接続管部の上部に、略直交する方向に延びるように設けられ、周面に複数の孔が開口された多孔管部とを具備して構成されていることを特徴とする。
0014
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図面に示した実施の形態に基づき説明する。図1は、本実施の形態の液体処理塔1の要部を示す図である。図1に示したように、塔本体10は、胴部11とその両端に設けられる鏡部12(図1では下端側の鏡部のみを示す)とを有して構成され、内部には被処理液の濁質を除去したり、有機物等を吸着したりして処理する粒状処理材20が充填されている。
0015
上記したように、本発明では、目板を用いない多孔管を利用した集配液装置50を用いるため、例えば、粒径の小さな粒状処理材20は、塔本体10の下端側鏡部12上に直接、底部13から所定の高さまで充填された、支持材としての大径の粒状処理材20aの上部に積層して充填される。なお、粒状処理材20としては、上記したように本実施の形態の液体処理塔1をろ過器として用いる場合には砂、アンスラサイトあるいは活性炭等が、イオン交換装置として用いる場合にはイオン交換樹脂等が使用され、大径の粒状処理材20aとしては、前述のように粒径2〜50mm程度の砂利が使用される。
0016
また、塔本体10の下端側鏡部12の底部13には、該底部13を貫通するように液体流出入管30が配設されている。この液体流出入管30は、処理液を、図示しない弁の動作に従って、塔本体10外の処理液貯留部や次工程の装置(いずれも図示せず)に移送したり、逆洗液貯留部(図示せず)から供給される逆洗液を塔本体10内に取り込むために設けられている。なお、逆洗液としては、通常、水が使用される。
0017
また、この液体流出入管30に隣接する位置には、ブロー管40が設けられている。本実施の形態では、後述のように多孔管部63の下部に処理液が滞留することはほとんどなく、従来のように定期的にブローする必要はないが、長期間の使用により多少は滞留する可能性があるため、長期間使用した際に処理液を排出できるよう、念のために設けたものである。
0018
集配液装置50は、集配液管60及び連結材70を有して構成される。集配液管60は、さらに、図2に示したように、主管61と、この主管61に沿って所定の間隔をおいて、かつ主管61に対して略直交する方向にほぼ水平に突出する枝管62とを備えた多孔管部63を有している。なお、多孔管部63を構成する主管61及び枝管62には、それぞれ、周面に複数の孔61a,62aが形成されている。また、この集配液管60には、多孔管部63の主管61のほぼ中央部に下方に向かって突出する接続管部64が設けられている。接続管部64は、下端に設けられたフランジ部64aを、連結材70を介して液体流出入管30の上端に設けられたフランジ部30aに接続することにより、該液体流出入管30と連結されて液体が流通する機能を果たすことから、その直径は、該液体流出入管30とほぼ同じに形成されている。
0019
連結材70は、図3及び図4に示したように、リング状に形成されている。この連結材70は、上記した集配液管60の接続管部64に形成されたフランジ部64aと、液体流出入管30のフランジ部30aとの間に介在配設されるものであり(図1参照)、各フランジ部64a,30aとの連結のし易さを考慮して、外径はこのフランジ部64a,30aとほぼ同じに形成され、また、液体の流通に支障のないように、内径は接続管部64及び液体流出入管30の内径とほぼ同じに形成される。また、外周面71と内周面72との間には、両者間を貫通すると共に、円周方向に所定間隔をおいて放射状に貫通孔73が複数形成されている。
0020
貫通孔73は、本実施の形態では、図4に示したように、連結材70の内周面72における開口部73bの開口位置よりも外周面71における開口部73aの開口位置の方が高くなるように傾斜して形成されている。これは、処理時(集液時)においては、処理液の流れが下向流であるため、該貫通孔73の外周面71の開口部73bを通じて処理液が流入し易くする一方で、逆洗時においては、逆洗液が上方に向かって排出され易くするためである。また、貫通孔73のうち、外周面71における開口部73a付近及び内周面72における開口部73b付近は、他の部位よりも直径が広くなっており、断面皿形に形成されている。これにより、集液時には、一方の開口部73aから処理液がより流入し易くなり、逆洗時には、他方の開口部73bから逆洗液が流入し易くなる。
0021
但し、上記したように貫通孔73を傾斜して貫通したり、開口部73a,73b付近を断面皿状に形成したりすることは、あくまで好ましい態様の一つの例であり、このような形状に限定されるものではない。例えば、貫通孔73を外周面71と内周面72との間にほぼ水平に貫通形成することも、本発明に含まれる態様である。
0022
また、貫通孔73は、上記したように、円周方向に所定間隔をおいて放射状に複数形成されているが、この形成数及び孔径は、多孔管部63に形成された孔61a,62aから流出する逆洗液の損失水頭及びこの貫通孔73から流出する逆洗液の損失水頭とのバランスを考慮して適宜決定される。
0023
次に、本実施の形態の作用を説明する。まず、塔本体10の底部に配設された液体流出入管30のフランジ部30a上に、上記した連結材70を載せ、さらに、連結材70上に、集配液管60を構成する接続管部64のフランジ部64aを位置させて、ボルト81、ナット82によりこの3つの部材を連結固定する(図1参照)。このとき、ボルト81、ナット82による締め付け作業をするための空間及び粒状処理材20の効率的な利用のため、多孔管部63が、塔本体10の胴部11と下端側の鏡部12の境界当たりに位置するように設置する。もちろん、集配液管60の接続管部64の長さ及び液体流出入管30の長さは、この点を考慮して定められており、連結材70を介在させて両者を連結したときに、多孔管部63が上記した位置に配置されるようになっている。
0024
次に、砂利等の大径の粒状処理材20aを塔本体10内に底部13から所定の高さの位置まで充填する。このとき、集配液管60が、充填された粒状処理材20a内に配置されるよう、すなわち、埋もれるようにする。その後、この粒状処理材20aの上部にろ過砂や活性炭等の粒状処理材20を積層して充填する。なお、粒状処理材20自体の粒径が後述の主管61及び枝管62に形成された孔61a,62aより大きい場合は、上記大径の粒状処理材20aは不要であり、粒状処理材20を塔本体10内に直接充填することができる。その他の配管設備等は、通常と同様に行う。
0025
このようにして、本実施の形態にかかる液体処理塔1を配備したならば、処理を開始する。処理時においては、塔本体10の上部より下向流で被処理液が供給され、粒状処理材20及び20aに接触し、粒状処理材20が、例えば、ろ材であれば濁質を除去し、活性炭であれば有機物等を吸着するなどして処理する。このようにして処理された被処理液は、粒状処理材20aを介して処理液として、集配液管60の多孔管部63を構成する主管61及び枝管62に形成された孔61a,62aからその内部に流入し、接続管部64及び連結材70の内周面72内を経由して液体流出入管30内に流入し、液体処理塔1外へ流出する。
0026
一方、上記した主管61及び枝管62に形成された孔61a,62aを通じて集配液管60内に流入しなかった処理液は、多孔管部63の設置位置よりも下部に位置する粒状処理材20aに接触した後、連結材70に形成された外周面71側の開口部73aから貫通孔73内に流入する。なお、貫通孔73の径は、当然のことながら該貫通孔73の周囲に配置された粒状処理材20aが該貫通孔73内に入り込まない程度の径としてある。そして、この貫通孔73を通過すると、連結材70の下部に連結された液体流出入管30内に流入し、液体処理塔1外へ流出する。なお、多孔管部63の孔61a,62aから流入し、接続管部64内、連結材70の内周面72内及び液体流出入管30内を通過する処理液は、それらの外側の処理液、すなわち多孔管部63の設置位置よりも下部に位置する粒状処理材20aに流れ込んだ処理液と比較して、流速が早いため、いわゆるエゼクタ効果によって連結材70の内周面72内の方が相対的に低圧になる。これにより、多孔管部63の設置位置よりも下部に位置する粒状処理材20aに流れ込んだ処理液は、この作用により効率的に貫通孔73内に流入する。
0027
従って、本実施の形態によれば、処理時(集液時)においては、多孔管部63の主管61及び枝管62に形成された孔61a,62a内に流入しなかった処理液も、連結材70の貫通孔73を通じて液体流出入管30内に流入することができるため、多孔管部63の下部に至った処理液が、そのまま滞留してしまうことがない。
0028
一方、逆洗時においては、逆洗液が液体流出入管30から上向流で塔本体10内に供給される。具体的には、液体流出入管30内に流入した逆洗液は、連結材70の内周面72内に流入し、集配液管60にそのほとんどが向かうのであるが、一部の逆洗液は、連結材70の内周面72に形成された開口部73bから貫通孔73内に流入し、外周面71の開口部73aから塔本体10内に流出する。貫通孔73は、集配液管60を構成する多孔管部63よりも下部に位置しており、該多孔管部63よりも下部に充填された粒状処理材20aに接触する。従って、従来の構造では逆洗できなかった多孔管部63よりも下部の粒状処理材20aも逆洗することができ、従来のようにこの部分の粒状処理材20aに液体が置換されず滞留することにより、藻が発生したり、液体が腐敗したりすることがほとんどなく、この結果、処理液質が従来よりも向上する。なお、集配液管60に至った逆洗液は、従来と同様、主管61及び枝管62に形成された孔61a,62aを通じて塔本体10内に流出し、粒状処理材20を逆洗する。
0029
なお、上記したように、本実施の形態では多孔管部63の下部に処理液が滞留することはほとんどないが、長期間の使用により、多少の滞留が生じた場合には、ブロー管40を開放して排出する。しかしながら、本実施の形態では、従来のように定期的にブロー管40を開放する必要がなく、この作業により処理工程全体の複雑化をもたらすことはない。また、ブロー管40を開放して処理液を排出することがほとんどないため、処理液の無駄も防止でき、処理効率を向上させることができる。
0030
【発明の効果】
本発明の液体処理塔によれば、連結材がリング状に形成され、その外周面と内周面との間を貫通する貫通孔を備えている。従って、集配液管と、処理液を流出させ又は逆洗液を流入させる液体流出入管との間にこの連結材を介在配設すれば、貫通孔を通じて、処理液を塔本体外へ流出させることができ、また逆洗液を塔本体内へ流入させることができる。このため、多孔管を利用した集配液装置を用いているにも拘わらず、塔本体内において多孔管の下部に液体が滞留して腐敗したり、藻が発生したりすることがほとんどなく、従来と比較して処理液質を向上させることができる。
0031
また、処理液質の向上を図るに当たって、従来のように、ブロー管を定期的に開放して滞留した液体を排出する工程を具備する必要がなく、処理工程が複雑化することもない。さらに、ブローする処理液の水量も大幅に低減できるため、被処理液の処理効率も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液体処理塔の一の実施の形態の要部を示す図である。
【図2】上記実施の形態で用いた集配液装置を示す斜視図である。
【図3】上記実施の形態で用いた連結材を示す平面図である。
【図4】図4のA−A線断面図である。
【図5】従来の液体処理塔の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 液体処理塔
10 塔本体
20 粒状処理材
30 液体流出入管
40 ブロー管
50 集配液装置
60 集配液管
61 主管
62 枝管
63 多孔管部
64 接続管部
70 連結材
71 外周面
72 内周面
73 貫通孔

Claims (4)

  1. 粒状処理材が充填される塔本体と、前記塔本体の底部を貫通して、前記粒状処理材に接触した処理液を流出させ又は逆洗液を流入させるために配設される液体流出入管と、前記液体流出入管に接続され、前記粒状処理材内に配置される集配液管と、リング状に形成されていると共に、その外周面と内周面との間を貫通する貫通孔を備え、前記液体流出入管と集配液管との間に介在配設される連結材とを具備することを特徴とする液体処理塔。
  2. 請求項1記載の液体処理塔であって、前記連結材の貫通孔が、円周方向に所定間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする液体処理塔。
  3. 請求項1又は2記載の液体処理塔であって、前記連結材の貫通孔が、内周面における開口位置よりも外周面における開口位置の方が高くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする液体処理塔。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の液体処理塔であって、前記集配液管が、前記連結材を介して液体流出入管に接続される接続管部と、この接続管部の上部に、略直交する方向に延びるように設けられ、周面に複数の孔が開口された多孔管部とを具備して構成されていることを特徴とする液体処理塔。
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