JPH1094707A - 浄水装置及び浄水装置の逆洗浄方法 - Google Patents

浄水装置及び浄水装置の逆洗浄方法

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JPH1094707A
JPH1094707A JP8301131A JP30113196A JPH1094707A JP H1094707 A JPH1094707 A JP H1094707A JP 8301131 A JP8301131 A JP 8301131A JP 30113196 A JP30113196 A JP 30113196A JP H1094707 A JPH1094707 A JP H1094707A
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JP
Japan
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water
section
container
water purification
time
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JP8301131A
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Shinji Shimogaichi
信二 下垣内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】逆洗浄を効率よく行うことができ、浄水機能を
長期にわたり維持できる、維持費も安価な浄水装置及び
その逆洗方法を提供する。 【解決手段】浄水器はケース本体10と蓋体11を備
え、ケース本体の下部には処理水導入管14が設けてあ
り、蓋部材には浄水排出管17が設けてある。ケース本
体内部には処理カートリッジ18が収容してある。処理
カートリッジの外部容器180とケース本体間には通水
空間部101が形成してあり、外部容器には内部容器1
82が収容してある。内部容器のフィルター183間に
は活性炭が充填されて吸着部187が設けてある。内部
容器と外部容器の間には砂が充填されて濾過部188が
形成されている。濾過部の上部には砂が充填されていな
い遊動空間部189が設けてある。送水制御装置は弁装
置で水流方向が制御される給排水管と給水管と分配管と
給排水管とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浄水装置及び浄水装
置の逆洗浄方法に関するものである。更に詳しくは、逆
洗浄を効果的に行うことができ、浄水機能を長期にわた
り維持することができる浄水装置及び浄水装置の逆洗浄
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浄水装置は、水道水に含まれる塩素や不
純物粒子を取り除くことができ、純度が高く飲料水とし
て好適な水を得ることができるもので、業務用あるいは
家庭用として現在では広く普及している。例えば、家庭
用の浄水装置の一般的なものとしては、処理層が内蔵さ
れたカートリッジを使用したものがある。このカートリ
ッジ内の処理層には処理水に含まれる錆粒、黴、濁泥等
を濾過する濾過部がある。この濾過部を形成する粒子は
それぞれ密に充填されており、水が通る隙間を小さくし
て濾過機能を向上させる構造となっている。
【0003】ところで、このような浄水装置では、カー
トリッジ内の処理層の浄水機能を長持ちさせるために濾
過部を含む処理層の逆洗浄が行われている。この逆洗浄
は、各処理層の粒子の隙間に詰まった、上記錆粒、黴、
濁泥等を水流を逆行させることにより取り除き、粒子間
を清掃するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の浄水装置には、次のような課題があった。すな
わち、濾過部を形成する粒子は密に充填されているため
にカートリッジ内であまり動くことができない。このよ
うな濾過部を上記したように逆洗浄した場合、粒子が動
かないため、一旦粒子間に詰まった錆粒、黴、濁泥等は
容易には外れない。従って、逆洗浄が効率よく行われな
いので、浄水機能を維持することが困難となり、カート
リッジの交換を頻繁に行わなければならず、維持費が高
くなる。
【0005】本発明は上記課題を解消するもので、逆洗
浄を効率よく行うことができ、浄水機能を長期にわたり
維持できる、維持費も安価な浄水装置及び浄水装置の逆
洗浄方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、逆洗浄手段を備え、細粒物を通水容器に充
填して形成された濾過部を有する浄水装置において、上
記通水容器内には上記細粒物が充填されていない空間部
が設けてあり、浄水時における水流方向は実質的に重力
方向となり、逆洗浄時の水流方向は実質的に反重力方向
となるようにしてある、浄水装置である。
【0007】第2の発明にあっては、浄水装置であっ
て、浄水排出部と処理水導入部を有するケースと、当該
ケース内に収容してある処理層と、浄水時の正流と逆洗
浄時の逆流の制御を行う送水制御手段と、を備えてお
り、上記処理層は、通水容器と、当該通水容器内に収容
してあり細粒物が充填されていない空間部を設けて細粒
物を充填した濾過部と、不純物を吸着する吸着部と、を
備えており、上記通水容器には上記濾過部へ通じる通水
部が設けてあり、上記濾過部と上記吸着部の間には通水
部が設けてあり、上記吸着部は上記浄水排出部に接続し
てあり、上記送水制御手段は、浄水時には上記処理水導
入部に送水し、逆洗浄時には上記浄水排出部に送水する
ようにしてある、浄水装置である。
【0008】第3の発明にあっては、浄水装置であっ
て、上部には浄水排出部を有し、下部には処理水導入部
を有するケースと、当該ケース内に収容してある処理カ
ートリッジと、浄水時の正流と逆洗浄時の逆流の制御を
行う送水制御手段と、を備えており、上記処理カートリ
ッジは、通水容器と、当該通水容器内に収容してあり細
粒物が充填されていない空間部を設けて細粒物を充填し
た濾過部と、不純物を吸着する吸着部と、を備えてお
り、上記通水容器の上部には上記濾過部へ通じる通水部
が設けてあり、上記濾過部と上記吸着部の間には通水部
が設けてあり、上記吸着部は上記浄水排出部に接続して
あり、上記送水制御手段は、浄水時には上記処理水導入
部に送水し、逆洗浄時には上記浄水排出部に送水するよ
うにしてある、浄水装置である。
【0009】第4の発明にあっては、上記吸着部と上記
浄水排出部の間に珊瑚粒を充填した添加部が設けてあ
る、第3の発明に係る浄水装置である。
【0010】第5の発明にあっては、細粒物を通水容器
に充填して形成された濾過部を有し、上記通水容器内に
は上記細粒物が充填されていない空間部が設けてあり、
浄水時における水流方向は実質的に重力方向となるよう
構成してある浄水装置の逆洗浄方法であって、逆洗浄時
には水流方向を実質的に反重力方向となるようにして上
記細粒物を上記通水容器内部で遊動させて上記細粒物間
にある不純物を取り除くようにした、浄水装置の逆洗浄
方法である。
【0011】第1の発明に係る浄水装置及び第5の発明
に係る浄水装置の逆洗浄方法によれば、浄水時には水流
方向が重力方向となるので、細粒物の重量と水圧の相乗
効果によって細粒物は通水容器内で密着し、細粒物間の
隙間も狭まって十分な濾過機能を発揮する。また、逆洗
浄時には水流方向が反重力方向となるので、細粒物は水
圧によって遊動し、いわば細粒物が踊る状態となって空
間部を含む通水容器内部に浮遊することになる。これに
より、細粒物の間隔が大きくなるので、細粒物間の小さ
な隙間に詰まっていた錆粒、黴、濁泥等は容易に取り除
かれ、洗浄水と共に浄水装置の外部へ排出される。
【0012】第2、第3の発明に係る浄水装置によれ
ば、浄水時には処理水導入部からケース内に処理水が導
入され、処理カートリッジの上部の通水部から濾過部へ
通水される。濾過部では水流の方向が上から下、つまり
重力方向となっており、上記と同様に細粒物の重量と水
圧の相乗効果によって細粒物は処理カートリッジの通水
容器内で密着し、細粒物間の隙間も狭まって十分な濾過
機能を発揮する。また、逆洗浄時には水流方向が下から
上、つまり反重力方向となるので、上記と同様に細粒物
は水圧によって遊動し、いわば細粒物が踊る状態となっ
て空間部を含む通水容器内部に浮遊することになる。こ
れにより、細粒物の間隔が大きくなるので、細粒物間の
小さな隙間に詰まっていた錆粒、黴、濁泥等は容易に取
り除かれ、洗浄水と共に浄水装置の外部へ排出される。
【0013】第4の発明に係る浄水装置によれば、吸着
部と浄水排出部の間に珊瑚粒を充填した添加部が設けて
あるので、濾過部と吸着部により錆粒、黴、濁泥等や塩
素、カルキ臭等が除かれて浄化された水に珊瑚の形成成
分であるカルシウム等のミラネル分を含ませることがで
きる。これにより、飲料水としてより好適な水を得るこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る浄水装置の
実施の形態を示し浄水時の水流方向を示す斜視図、図2
は図1に示す浄水装置の浄水器の縦断面図である。
【0015】符号C1は浄水装置で、浄水器1と送水制
御装置2を備えている。浄水器1はステンレス製のケー
ス本体10と、その上部に取り付けてある蓋体11を備
えている。ケース本体10は底部に台板12を有する有
底円筒状で、上部の開口縁部にはフランジ13が全周に
わたり設けてある。また、ケース本体10の周壁部の下
部には処理水導入管14が設けてある。処理水導入管1
4には後述する給排水管23が接続される。
【0016】ケース本体10のフランジ13には固定ボ
ルト・ナット15を介し蓋部材11が固定されている。
蓋部材11とフランジ13間にはパッキン16を配して
漏水を防止している。蓋部材11の中央部には浄水排出
管17が設けてある。浄水排出管17は後述する給排水
管20が接続される。
【0017】ケース本体10の内部には処理カートリッ
ジ18が収容してある。処理カートリッジ18はプラス
チック製で有底円筒形の外部容器180を備えている。
外部容器180の直径はケース本体10の内径より小径
に形成してあり、それらの間には通水空間部101が形
成してある。また、外部容器180の上部開口部には上
蓋181が取り付けてある。上蓋181の中央部には上
記浄水排出管17に内部側から接続される連通管184
が貫通して取り付けてあり、上蓋181の外周寄りには
後述する遊動空間部189に対応する通水孔185が設
けてある。なお、通水孔185は逆洗浄の際、砂が排出
されないようにフィルター材で塞いである。
【0018】外部容器180の内部にはプラスチック製
の内部容器182が収容してある。内部容器182は円
筒形状で、上端部は上記上蓋181の裏面に接続され、
連通管184と連通している。内部容器182の内部側
の底部と上部寄りにはステンレス線で目の細かな網状に
形成されたフィルター183が取り付けてある。なお、
内部容器182の底部には底部からの通水を可能にする
スペーサ186が設けてある。
【0019】内部容器182内部の両フィルター183
の間の空間部には活性炭が充填されて吸着部187が設
けてある。また、内部容器182と外部容器180の間
の空間部には細粒物である砂が充填されて濾過部188
が形成されている。なお、濾過部188の上部には砂が
充填されていない遊動空間部189が設けてある。
【0020】送水制御装置2は、図1において浄水排出
管17に接続された(a) 部から排水側(b) 部にかけて設
けられた給排水管20と、給排水管20の途中部(c) 部
から自動弁V3の(d) 部にかけて設けられた給水管21
と、給水側(f) 部から自動弁V3の(d) 部と自動弁V4
の(e) 部にかけて設けられた分配管22と、自動弁V4
の(e) 部から処理水導入管14に接続された(g) 部と排
水側(h) 部にかけて設けられた給排水管23とを備えて
いる。なお、各自動弁V3、V4、V5は電気弁であ
る。また、給排水管20の途中部には手動弁V1(二方
口)が設けてあり、分配管22の途中部には手動弁V2
(三方口)が設けてある。なお、符号24は自動弁V
3、V4、V5の開閉制御を行うタイマーである。
【0021】(作 用)図3は本発明に係る浄水装置の
実施の形態を示し逆洗浄時の水流方向を示す斜視図、図
4は図3に示す浄水装置の浄水器の縦断面図である。図
1ないし図4を参照して本発明の実施の形態の作用を説
明する。浄水装置C1の逆洗浄は通常は一日に一回、時
間は一分間程で十分であるので、例えば、使用開始前の
午前七時から一分間、タイマー24によって自動弁V
3、V4、V5の開閉制御をして逆洗浄を行う。
【0022】まず、通常の使用である浄水時には、手動
弁V1、V2及び自動弁V4が開けられ、自動弁V3と
V5が閉じられる。この状態で、分配管22から処理水
(通常は水道水)が送給され、処理水導入管14からケ
ース本体10内の通水空間部101に処理水が導入され
る。処理水は処理カートリッジ18上部の通水孔185
から濾過部188へ通水される。
【0023】処理水に含まれる錆粒、黴、濁泥等は濾過
部188で瀘し採られる。なお、濾過部188では水流
の方向が上から下、つまり重力方向となっており、濾過
部188を形成する砂の重量と水圧の相乗効果によって
砂は外部容器180内で密着し、砂間の隙間も狭まって
十分な濾過機能を発揮する。濾過された処理水は下部の
フィルター183を通って吸着部187に送られ、塩
素、カルキ臭等を吸着して浄化され、浄水排出管17を
通り、給排水管20から排出され使用される。
【0024】また、逆洗浄時には手動弁V2及び自動弁
V3、V5が開けられ、手動弁V1と自動弁V4が閉じ
られる。なお、手動弁V2は常時開けてある。洗浄水
(通常は水道水)は分配管22から給水管21、給排水
管20を通り、浄水排出管17から吸着部187を通
り、濾過部188に導入される。なお、浄水時に吸着部
187で塩素が除去され雑菌が繁殖しやすくなっていた
給排水管20内の浄水は、塩素を含む洗浄水(水道水)
と混じり合い逆方向に流され、雑菌が繁殖していた場合
でも塩素で殺菌される。従って、逆洗浄後は使い始めか
ら雑菌の少ない浄水を使用することができる。
【0025】濾過部188においては水流方向が下から
上、つまり反重力方向となるので、濾過部188を形成
する砂は水圧によって遊動し、いわば砂が踊る状態とな
って遊動空間部189を含む外部容器180内部に浮遊
することになる。これにより、砂の間隔が大きくなるの
で、砂間の小さな隙間に詰まっていた錆粒、黴、濁泥等
は容易に取り除かれ、洗浄水と共に処理水導入管14か
ら給排水管23を通って浄水装置Cの外部へ排出され
る。
【0026】図5は処理カートリッジの他の実施の形態
を示す縦断面図である。なお、図面において上記実施の
形態で説明した処理カートリッジ18と同一または同等
箇所には同一の符号を付して示している。処理カートリ
ッジ18aにおいては内部容器182の吸着部187の
上部にフィルター183を挟んで珊瑚粒を充填した添加
部19が設けてある。この構造によれば、濾過部188
と吸着部187により錆粒、黴、濁泥等や塩素、カルキ
臭等が除かれて浄化された水に珊瑚の形成成分であるカ
ルシウム等のミラネル分を含ませることができるので、
飲料水としてより好適な水を得ることができる。
【0027】図6は本発明に係る浄水装置の他の実施の
形態を示し浄水時の水流方向を示す斜視図、図7は図6
に示す浄水装置の逆浄水時の水流方向を示す斜視図であ
る。なお、図面において上記実施の形態で説明した浄水
装置C1と同一または同等箇所には同一の符号を付して
示している。符号C2は浄水装置で、浄水器1と送水制
御装置2を備えている。送水制御装置2は、浄水排出管
17(図2参照)に接続された(a) 部から排水側(b) 部
にかけて設けられた給排水管20と、給排水管20の途
中部(c) 部から自動弁V6の(d) 部にかけて設けられた
給水管21と、給水側(f) 部から自動弁V6の(d) 部に
かけて設けられた導水管25と、自動弁V6の(d) 部か
ら処理水導入管14(図2参照)に接続された(g) 部と
排水側(h) 部にかけて設けられた給排水管23とを備え
ている。なお、自動弁V5は電気弁、自動弁V6はモー
ター弁である。また、給排水管20の途中部には手動弁
V1(二方口)が設けてあり、導水管25の途中部には
手動弁V2(三方口)が、(d) 部側の端部には自動弁V
6(三方口)が設けてある。なお、符号24は自動弁V
5、V6の開閉制御を行うタイマーであり、符号26は
そのスイッチとなるリレー装置である。
【0028】(作 用)通常の使用である浄水時には、
手動弁V1、V2と処理水が給排水管23に送給される
ように自動弁V6が開けられ、自動弁V5が閉じられ
る。この状態で、導水管25から処理水が送給される。
浄水装置C2の逆洗浄は、タイマー24及びリレー装置
26によって自動弁V5、V6の開閉制御をしてから行
う。逆洗浄時には、手動弁V2、自動弁V5と処理水が
給水管21に送給されるように自動弁V6が開けられ、
手動弁V1が閉じられる。なお、手動弁V2は常時開け
てある。
【0029】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々
の変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)請求項1記載の浄水装置及び請求項5記載の浄水
装置の逆洗浄方法によれば、浄水時には水流方向が重力
方向となるので、細粒物の重量と水圧の相乗効果によっ
て細粒物は通水容器内で密着し、細粒物間の隙間も狭ま
って十分な濾過機能を発揮する。また、逆洗浄時には水
流方向が反重力方向となるので、細粒物は水圧によって
遊動し、いわば細粒物が踊る状態となって空間部を含む
通水容器内部に浮遊することになる。これにより、細粒
物の間隔が大きくなるので、細粒物間の小さな隙間に詰
まっていた錆粒、黴、濁泥等は容易に取り除かれ、洗浄
水と共に浄水装置の外部へ排出され、逆洗浄が効率よく
できる。
【0031】(b)請求項2、3記載の浄水装置によれ
ば、浄水時には処理水導入部からケース内に処理水が導
入され、処理カートリッジ上部の通水部から濾過部へ通
水される。濾過部では水流の方向が上から下、つまり重
力方向となっており、上記と同様に細粒物の重量と水圧
の相乗効果によって細粒物は処理カートリッジの通水容
器内で密着し、細粒物間の隙間も狭まって十分な濾過機
能を発揮する。また、逆洗浄時には水流方向が下から
上、つまり反重力方向となるので、上記と同様に細粒物
は水圧によって遊動し、いわば細粒物が踊る状態となっ
て空間部を含む通水容器内部に浮遊することになる。こ
れにより、細粒物の間隔が大きくなるので、細粒物間の
小さな隙間に詰まっていた錆粒、黴、濁泥等は容易に取
り除かれ、洗浄水と共に浄水装置の外部へ排出される。
【0032】(c)請求項4記載の浄水装置によれば、
吸着部と浄水排出部の間に珊瑚粒を充填した添加部が設
けてあるので、濾過部と吸着部によって錆粒、黴、濁泥
等や塩素、カルキ臭等が除かれて浄化された水に珊瑚の
形成成分であるカルシウム等のミラネル分を含ませるこ
とができ、飲料水としてより好適な水を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄水装置の実施の形態を示し浄水
時の水流方向を示す斜視図。
【図2】図1に示す浄水装置の浄水器の縦断面図。
【図3】浄水装置の逆洗浄時の水流方向を示す斜視図。
【図4】図3に示す浄水装置の浄水器の縦断面図。
【図5】処理カートリッジの他の実施の形態を示す縦断
面図。
【図6】本発明に係る浄水装置の他の実施の形態を示
し、浄水時の水流方向を示す斜視図。
【図7】図6に示す浄水装置の逆洗浄時の水流方向を示
す斜視図。
【符号の説明】
C 浄水装置 1 浄水器 10 ケース本体 101 通水空間部 11 蓋体 12 台板 13 フランジ 14 処理水導入管 15 固定ボルト・ナット 16 パッキン 17 浄水排出管 18、18a 処理カートリッジ 180 外部容器 181 上蓋 182 内部容器 183 フィルター 184 連通管 185 通水孔 186 スペーサ 187 吸着部 188 濾過部 189 遊動空間部 19 添加部 2 送水制御装置 20 給排水管 21 給水管 23 給排水管 V1、V2 手動弁 V3、V4、V5、V6 自動弁 24 タイマー 25 導水管 26 リレー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/68 520 C02F 1/68 540A 530 540Z 540 B01D 29/08 530C 530D 540A 29/36 C 29/38 510B 520A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆洗浄手段を備え、細粒物を通水容器に
    充填して形成された濾過部を有する浄水装置において、 上記通水容器内には上記細粒物が充填されていない空間
    部が設けてあり、浄水時における水流方向は実質的に重
    力方向となり、逆洗浄時の水流方向は実質的に反重力方
    向となるようにしてあることを特徴とする、 浄水装置。
  2. 【請求項2】 浄水装置であって、 浄水排出部と処理水導入部を有するケースと、 当該ケース内に収容してある処理層と、 浄水時の正流と逆洗浄時の逆流の制御を行う送水制御手
    段と、を備えており、 上記処理層は、 通水容器と、 当該通水容器内に収容してあり細粒物が充填されていな
    い空間部を設けて細粒物を充填した濾過部(188) と、 不純物を吸着する吸着部(187) と、を備えており、 上記通水容器には上記濾過部(188) へ通じる通水部が設
    けてあり、上記濾過部(188) と上記吸着部(187) の間に
    は通水部が設けてあり、上記吸着部(187) は上記浄水排
    出部に接続してあり、 上記送水制御手段は、浄水時には上記処理水導入部に送
    水し、逆洗浄時には上記浄水排出部に送水するようにし
    てあることを特徴とする、 浄水装置。
  3. 【請求項3】 浄水装置であって、 上部には浄水排出部を有し、下部には処理水導入部を有
    するケースと、 当該ケース内に収容してある処理カートリッジ(18)と、 浄水時の正流と逆洗浄時の逆流の制御を行う送水制御手
    段と、 を備えており、 上記処理カートリッジ(18)は、 通水容器と、 当該通水容器内に収容してあり細粒物が充填されていな
    い空間部を設けて細粒物を充填した濾過部(188) と、 不純物を吸着する吸着部(187) と、を備えており、 上記通水容器の上部には上記濾過部(188) へ通じる通水
    部が設けてあり、上記濾過部(188) と上記吸着部(187)
    の間には通水部が設けてあり、上記吸着部(187) は上記
    浄水排出部に接続してあり、 上記送水制御手段は、浄水時には上記処理水導入部に送
    水し、逆洗浄時には上記浄水排出部に送水するようにし
    てあることを特徴とする、 浄水装置。
  4. 【請求項4】 上記吸着部(187) と上記浄水排出部の間
    に珊瑚粒を充填した添加部(19)が設けてあることを特徴
    とする、 請求項3記載の浄水装置。
  5. 【請求項5】 細粒物を通水容器に充填して形成された
    濾過部を有し、上記通水容器内には上記細粒物が充填さ
    れていない空間部が設けてあり、浄水時における水流方
    向は実質的に重力方向となるよう構成してある浄水装置
    の逆洗浄方法であって、 逆洗浄時には水流方向を実質的に反重力方向となるよう
    にして上記細粒物を上記通水容器内部で遊動させて上記
    細粒物間にある不純物を取り除くようにしたことを特徴
    とする、 浄水装置の逆洗浄方法。
JP8301131A 1996-07-29 1996-10-24 浄水装置及び浄水装置の逆洗浄方法 Pending JPH1094707A (ja)

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