JPH09117122A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH09117122A
JPH09117122A JP7267508A JP26750895A JPH09117122A JP H09117122 A JPH09117122 A JP H09117122A JP 7267508 A JP7267508 A JP 7267508A JP 26750895 A JP26750895 A JP 26750895A JP H09117122 A JPH09117122 A JP H09117122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnetic induction
bearing housing
induction member
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP7267508A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Takahashi
栄二 高橋
Yoshihiro Yagi
義博 八木
Yasushi Ito
康 伊藤
Futoshi Araki
太 新木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP7267508A priority Critical patent/JPH09117122A/ja
Publication of JPH09117122A publication Critical patent/JPH09117122A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの小形化の要請に応えることができる
と共に、コストアップも抑えることが可能なブラシレス
モータの提供。 【解決手段】 ロータ31に取り付けられているマグネ
ット35の通過位置近傍に、このマグネット35の磁界
をホール素子39に導く磁気誘導部材38を設ける。こ
の磁気誘導部材38は、軸受ハウジング37とは磁気的
に絶縁した状態で、かつ、耐水性が確保できるように、
軸受ハウジング37に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受ハウジングに
回転自在に支持されたローターの回転位置を、位置検出
手段によって検知するブラシレスモータの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、自動車の艤装部品に用いられ
るモータも、その信頼性の高さからブラシレスモータが
用いられるようになってきた。
【0003】このブラシレスモータは、直流モータの回
転を継続するために必要であったブラシやコンミュテー
タの代りにローターの回転位置を検出するホール素子を
設け、このホール素子の検出タイミングに応じてステー
タコイルに流す電流のタイミングを制御して、モータの
回転を制御させるようにしたモータである。
【0004】このホール素子は、通常は図3に示すよう
に、ブラケット10の下側に設けられている回転制御用
の基板12に取り付けられるか、図4に示すようにブラ
ケット10のモータ内部に取り付けられる。
【0005】基板12にホール素子14が取り付けられ
ているタイプのものは、ローター用マグネット16の回
転位置を間接的に検出するために、回転軸18に回転位
置検出用のマグネット20を取り付け、このマグネット
20のNS極の変化状態をホール素子14で検出するこ
とによって、ステータコイル17への通電のタイミング
を制御している。
【0006】また、モータの内部にホール素子14が取
り付けられているタイプのものは、ローター用マグネッ
ト16の回転位置をそのマグネット16の磁界の変化を
直接検出することによってステータコイル17への通電
のタイミングを制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブラシレスモータは、それぞれのタイプに応じて次のよ
うな問題がある。
【0008】まず、基板12にホール素子14が取り付
けられているタイプのものは、ローター用マグネット1
6の回転位置を間接的に検出するために、回転軸18に
回転位置検出用のマグネット20を取り付ける必要があ
ることから、このマグネット20を取り付けるスペース
が必要となり、モータの軸方向の小型化が制限されるこ
とになる。また、このマグネットのためにコストアップ
は避けられない。
【0009】また、モータの内部にホール素子14が取
り付けられているタイプのものは、ホール素子14の配
線をモータのブラケットを介して行なう必要があること
から、防水処理の点で問題が生じ、この防水を完全にす
るためにやはりコストアップは避けられない。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、モータの小形化の要請に応える
ことができると共に、コストアップも抑えることが可能
なブラシレスモータの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、軸受ハウジングに回転自在に支持されたローターの
回転位置を、位置検出手段によって検知するブラシレス
モータにおいて、当該ローターで形成された磁界を当該
軸受ハウジング外に導く磁気誘導部材を、前記軸受ハウ
ジングの前記ローターの回転域にその回転方向に均等に
複数配設し、前記軸受ハウジング外側の磁気誘導部材に
は、当該磁気誘導部材によって導かれた前記ローターの
磁界を検出する位置検出手段が近接して配置されている
ことを特徴とするブラシレスモータである。
【0012】このように、ローターで形成された磁界を
軸受ハウジングを介して位置検出手段に導くようにすれ
ば、従来のように位置検出用のマグネットを設ける必要
がなくなり、また、磁気誘導部材と軸受ハウジングとの
防水は比較的簡単に確保することができるので、モータ
の小形化の要請に応えることができ、また、防水性の問
題も解消できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、磁気誘導部材を
軸受ハウジングに対して磁気的に絶縁された状態で取り
付けたブラシレスモータである。
【0014】磁気誘導部材と軸受ハウジングとの磁気的
な絶縁を図ると、ローターの磁界を位置検出手段に効率
的に導くことができるようになり、磁気誘導部材の小形
化が可能となって、モータの小形化に貢献できることに
なる。
【0015】請求項3に記載の発明は、磁気誘導部材を
ローターの構成部材と同等以上の透磁率を有する磁性体
で構成したブレシレスモータである。
【0016】磁気誘導部材を透磁率の良い材料で構成す
ると、ローターの磁界を位置検出手段に効率的に導くこ
とができるようになり、磁気誘導部材の小形化が可能と
なって、モータの小形化に貢献できることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかるブラシレ
スモータの横断面図であり、図2は、本発明にかかるブ
ラシレスモータの上断面図である。
【0018】この発明の実施の形態で例示するモータ3
0は、図1に示すように、ローター31とステータ32
とを有し、ローター31の回転軸33は、ステータ32
に設けられた軸受34A,34Bとによって支持されて
いる。ロータ31の内側には、ローター用マグネット3
5が取り付けられ、ステータコイル36によって形成さ
れる磁界との反発力でローター31を回転させるように
なっている。
【0019】ステータ32の一部を形成する軸受ハウジ
ング37には、ローター31に取り付けられているマグ
ネット35の磁界を軸受ハウジング37の下側に誘導す
る磁気誘導部材38が取り付けられている。この軸受ハ
ウジング37はステータ32と一体的に樹脂で形成さ
れ、磁気誘導部材38の磁気的な絶縁を保てるようにし
てある。
【0020】なお、本発明の実施の形態では軸受ハウジ
ング37を樹脂で形成したものについて説明している
が、軸受ハウジング37が金属であっても、磁気誘導部
材38からの磁界が軸受ハウジング37に漏洩しないよ
うに磁気的な絶縁がとられていれば、磁気誘導部材38
のマグネット35の磁界を導くという機能は確保するこ
とができる。また、磁気誘導部材38は、軸受ハウジン
グ37と一体的に樹脂で形成することによって、この取
り付け部分から水分がモータ内に入るようなことも効果
的に防止できる。
【0021】この磁気誘導部材38は、図示するように
断面L字形状に形成され、回転するマグネット35との
ギャップができるだけ少なくなるように高精度な取り付
けが行なわれている。磁気誘導部材38は、マグネット
35の磁界を軸受ハウジング37の下側に設けた位置検
出手段であるホール素子39に効率的に導くことができ
るように、たとえばケイ素鋼板のような透磁率の高い磁
性体で構成している。
【0022】また、この磁気誘導部材38は、図2に示
すように、ローター31の回転に沿って、たとえば3個
それぞれ均等に配置されている。磁気誘導部材38の配
設個数は、ステータコイル36の極数によって異なる。
【0023】このホール素子39はステータコイル36
の通電タイミングを制御する基板40に取り付けられて
いるが、ホール素子39と磁気誘導部材38とは磁界が
減衰されずに導かれるように接触させるか、極めて狭小
なギャップを介して配置されるような位置関係とされて
いる。
【0024】また、アッパケース42の下側には基板4
0が配置されているため、これを保護するために、ロア
ケース41で基板40及び軸受ハウジング37を覆って
いる。
【0025】この磁気誘導部材38は、モータ30の回
転を制御する上で次のように作用する。
【0026】ローター31が回転すると、このロータ3
1に均等に複数配置されているマグネット35も回転す
る。このマグネット35は磁気誘導部材38の近傍を通
過するため、マグネット35が磁気誘導部材38の近傍
を通過する際の磁界の変化が磁気誘導部材38を介して
ホール素子39に伝えられる。ホール素子39は、この
磁界の変化に基づいて基板40に設けてあるスイッチン
グトランジスタを駆動し、ステータ32に配置されてい
る複数のステータコイル36の内、特定のステータコイ
ル36のみを通電させてロータ31を回転させる。
【0027】このように、ローター31に取り付けられ
ているマグネット35の磁界を導いてロータ31の回転
位置の検出を行なえるようにすれば、従来のように位置
検出用のマグネットを設ける必要がなくなるから、軸受
ハウジング側の回転軸33の長さを短くすることがで
き、基板40と軸受ハウジング37とを接近させること
ができるようになる。この結果、モータの小形化が可能
となり、同時にコストダウも可能となる。また、軸受ハ
ウジング37と磁気誘導部材38との取り付けは隙間な
く行なうことができるので、耐水性の面でも従来と比較
して容易に確保することができるようになる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ロータ
ーで形成された磁界を軸受ハウジング外に導く磁気誘導
部材を、前記軸受ハウジングの前記ローターの回転域に
その回転方向に均等に複数配設し、前記軸受ハウジング
外側の磁気誘導部材には、当該磁気誘導部材によって導
かれた前記ローターの磁界を検出する位置検出手段を近
接して配置したので、モータの小形化の要請に応えるこ
とができ、また、防水性も確保することができる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、磁気誘導
部材を軸受ハウジングに対して磁気的に絶縁された状態
で取り付けたので、磁気誘導部材の小形化が可能となる
ことに応じてモータを小形化することができる。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、ローター
の構成部材と同等以上の透磁率を有する磁性体で構成し
たので、磁気誘導部材の小形化が可能となることに応じ
てモータを小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるブラシレスモータの横断面図
である。
【図2】 本発明にかかるブラシレスモータの上断面図
である。
【図3】 従来のブラシレスモータの横断面図である。
【図4】 従来のブラシレスモータの横断面図である。
【符号の説明】 30…モータ、 31…ローター、32…ステ
ータ、 33…回転軸、34A,34B…軸受、
35…マグネット、 36…ステータコイル、37
…軸受ハウジング、 38…磁気誘導部材、39…ホー
ル素子、 40…基板、41…ロアケース
42…アッパケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新木 太 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受ハウジング(37)に回転自在に支
    持されたローター(31)の回転位置を、位置検出手段
    (39)によって検知するブラシレスモータにおいて、 当該ローター(31)で形成された磁界を当該軸受ハウ
    ジング(37)外に導く磁気誘導部材(38)を、前記
    軸受ハウジング(37)の前記ローター(31)の回転
    域にその回転方向に均等に複数配設し、 前記軸受ハウジング(37)外側の磁気誘導部材(3
    8)には、当該磁気誘導部材(38)によって導かれた
    前記ローター(31)の磁界を検出する位置検出手段
    (39)が近接して配置されていることを特徴とするブ
    ラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記磁気誘導部材(38)は、前記軸受
    ハウジング(37)に対して磁気的に絶縁された状態で
    取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のブ
    ラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記磁気誘導部材(38)は、前記ロー
    ター(31)の構成部材と同等以上の透磁率を有する磁
    性体で構成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のブラシレスモータ。
JP7267508A 1995-10-16 1995-10-16 ブラシレスモータ Pending JPH09117122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103227547A (zh) * 2012-01-26 2013-07-31 阿斯莫株式会社 马达以及无刷马达
JP2014014243A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ

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JPH02114373U (ja) * 1989-02-28 1990-09-13
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020611