JPH0911638A - 金属光沢カラー熱転写記録材とその記録方法、及びカラー記録物 - Google Patents

金属光沢カラー熱転写記録材とその記録方法、及びカラー記録物

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JPH0911638A
JPH0911638A JP7180634A JP18063495A JPH0911638A JP H0911638 A JPH0911638 A JP H0911638A JP 7180634 A JP7180634 A JP 7180634A JP 18063495 A JP18063495 A JP 18063495A JP H0911638 A JPH0911638 A JP H0911638A
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layer
color
thermal transfer
metallic luster
recording material
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Shunichi Ebihara
俊一 海老原
Keiji Hirose
恵二 広瀬
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属光沢を有する文字や図柄等のカラー画像
の記録物を得る。 【構成】 記録物を得るための金属光沢カラー熱転写記
録材は、基材の一方の面に金属層を有し、金属層と基材
との間に着色層を設けた構成とする。金属層は、樹脂中
に金属光沢顔料を分散された金属光沢顔料層、或いは蒸
着やメッキによる金属膜層で形成する。着色層の色は、
加法混色の三原色である赤、緑及び青と、黒として、記
録方法では加法混色による記録にて金属光沢を有し且つ
フルカラーの記録物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録方式によっ
て、金属光沢を有する文字や図柄等のカラー画像を有す
る記録物を得るための金属光沢カラー熱転写記録材に関
する。特に、マルチカラー表現及びフルカラー表現が可
能なカラー熱転写記録材と、それによって得られる金属
光沢を有するカラー記録物、及び該カラー記録物を得る
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】旧来より、金属光沢を有する記録物等を
得る方法として金属蒸着膜等の金属層を有する転写箔に
よるホットスタンピング法が良く知られている。ところ
が、ホットスタンピング法による印字(記録)では、印
字する文字や図柄等と同一形状の凸部を有する金属等か
らなるスタンプを作成する必要があるため、少部数の印
字には不経済で対応が難しく、更に、写真調の画像の印
字を行うには、網点状の微細な凹凸をスタンプに精密加
工で形成することが要求された。
【0003】近年、サーマルヘッドと熱転写リボンを用
いた熱転写記録方式が普及し、当方式は少部数の印字に
適し且つ面積階調により写真調の階調画像の印字も容易
に行うことができるため、当方式を利用すれば少部数且
つ写真調表現で金属光沢を有する記録物が得られないか
と期待されていた。また、上記熱転写記録方式による写
真調の画像では、その微細な面積階調表現能力を活用し
て、フルカラーの、すなわち自然で完全な多色多階調表
示の画像が、色の三原色であるイエロー、マゼンタ、シ
アンの3色又は必要に応じ更にブラックを加えた4色の
熱転写リボンを用い、微小ドットからなる各色の画像を
順次重ねて印字することで得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ルカラー表現の熱転写技術を用いて、さらに金属光沢調
のフルカラー画像を得ようとすると、所望の期待した色
調表現が得られない。それは、このフルカラー技術で
は、各色の画像を構成する微小ドットが上下に積層して
重なりあう部分では、上の金属層が先に印字された下の
色を遮蔽し、色の三原色の減法混色の理論が成立しない
からである。
【0005】そこで、本発明の目的は、以上の如き問題
点を解決し、マルチカラーやフルカラー等で金属光沢を
有するカラー画像の記録に適した金属光沢カラー熱転写
記録材と、それによる金属光沢を有するカラー記録物の
記録方法、及びその結果得られる金属光沢を有するカラ
ー記録物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の金属光沢
カラー熱転写記録材は、上記課題を解決し目的を達成す
るために、基材の一方の面に金属層を有し、金属層と基
材との間に着色層を設けた構成とする。また、上記金属
光沢カラー熱転写記録材にて、金属層が、樹脂中に金属
粉末を分散させてなる層、或いは金属膜層からなる層で
形成された構成でもある。また、上記金属光沢カラー熱
転写記録材にて、金属膜層が真空蒸着層或いはメッキ層
で形成された構成でもある。また、上記金属光沢カラー
熱転写記録材にて、金属膜層と着色層との間にアンカー
層を設けた構成でもある。
【0007】また、上記金属光沢カラー熱転写記録材に
て、着色層が、加法混色の三原色である赤、緑及び青
と、黒の色彩群から選ばれた1色以上の色彩によって形
成した構成でもあり、さらに、金属光沢カラー熱転写記
録材がリボン状を成し、その長手方向又は幅方向に赤、
緑、青及び黒の色で区画された着色層を有する構成でも
ある。また、上記金属光沢カラー熱転写記録材にて、着
色層の透明度が、該着色層が赤のときは580〜780
nmの範囲で、緑のときは480〜580nmの範囲
で、青のときは380〜500の範囲で、70%以上と
する構成でもある。
【0008】また、本発明の記録方法は、上記加法混色
の三原色である赤、緑及び青と、黒の色彩群から選ばれ
た1色以上の色彩によって着色層を形成した金属光沢カ
ラー熱転写記録材を用いて、2以上の色彩からなる金属
光沢カラー記録物を得る方法とする。また、上記記録方
法にて、金属光沢カラー記録物としてマルチカラー記録
物を得るものでもある。また、上記記録方法にて、少な
くとも加法混色の三原色である赤、緑及び青を用いて、
金属光沢カラー記録物としてフルカラー記録物を得るも
のでもある。さらに、本発明のカラー記録物は、上記記
録方法によって得られた金属光沢を有するものとする。
【0009】以下、本発明の金属光沢カラー熱転写記録
材を構成する層毎に順次詳述し、その後に本発明の記録
方法及び金属光沢カラー記録物を詳述する。図1は本発
明の金属光沢カラー熱転写記録材の一実施例を示す縦断
面図である。図1に示す本発明の金属光沢カラー熱転写
記録材1は、基材2の背面側に背面層7が形成されてお
り、基材2のおもて面側には、順に剥離層3、着色層
4、アンカー層8、金属層5(アンカー層8を設ける場
合は金属膜層からなる)、接着層6が形成された構成の
ものである。背面層7及び剥離層3は場合により省略す
ることもでき、また、着色層4とアンカー層8とは兼用
することもできる。
【0010】本発明の金属光沢カラー熱転写記録材1の
基材2としては、熱転写記録時のサーマルヘッドの加熱
に耐え且つ所望の伝熱性、機械的強度等を有する材料で
あれば特に限定されず、従来の熱転写リボン等に使用さ
れる公知の材料等を使用できる。例えば、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリスチレン、セロハン、酢酸セ
ルロース、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリイミド等のプラスチックのフィル
ム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等
があり、又、これらを複合したものであっても良い。
【0011】また、基材の厚さは、その機械的強度及び
熱伝導性等の点から適宜調整するが、通常、好ましくは
2〜25μm程度である。図1の一実施例の如く基材2
の背面にサーマルヘッドとの熱融着を防止する耐熱性の
背面層7を設けてもよい。また、背面層7には、耐熱性
の他に滑り性を良くする為の滑性機能を具備させても良
い。
【0012】なお、上記背面層としては、耐熱性を目的
とする際は、公知の、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂や
シリコーン樹脂、フッソ樹脂等の熱可塑性樹脂等の耐熱
性のある樹脂を使用し、また、滑性を得るには充填剤、
滑剤、帯電防止剤等の添加剤等を添加する。背面層の厚
みさは、融着防止や滑性等が果たせられる程度であれば
充分で、通常0.1〜3μm程度である。
【0013】剥離層3は、転写記録時に、金属光沢カラ
ー熱転写記録材から被転写体側に、その厚み方向の全部
又は凝集破壊によって一部が転写移行し、記録物の最表
面を形成する層である。一部移行又は全部移行の場合
は、印字の切れが良い様に記録時の凝集力が低いものが
良い。或いは、全く転写移行しない層であってもよい。
要は、剥離層は該層或いは該層隣接面において金属光沢
カラー熱転写記録材が剥離し、基材と金属蒸着層との分
離を可能にする層である。
【0014】剥離層3としては、例えば、カルナバワッ
クス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、エステルワックス、フィシャートロプシュワック
ス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、みつロウ、鯨
ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャ
ンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性ワック
ス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等の種々のワックス
類が使用できる。
【0015】また、剥離層3としては基材との剥離性等
が適切であれば上記ワッスク以外の樹脂も使用でき、樹
脂のみ、或いは上記ワックス類と樹脂との混合物等であ
ってもよい。このような樹脂としては、例えば、ポリイ
ソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンア
クリロニトリルゴム等のゴム系樹脂、アクリル酸エステ
ル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリ酢酸ビニル
系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体型樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリカーボネート、
ポリビニルブチラール系樹脂等が挙げられる。
【0016】剥離層3の厚みは、塗工量で一般に0.1
〜10g/m2 の範囲である。0.1g/m2 未満であ
ると、剥離層としての機能をなさず、10g/m2 を超
えると、印字の切れが低下し特に階調記録が良好に出来
ず、また箔持ちの低下をもたらし使用できなくなること
もある。
【0017】着色層4は、樹脂中に顔料や染料等の色材
を含有させた層である。樹脂として熱可塑性樹脂類、例
えば、エチレン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル
系樹脂、ポリエステル系樹脂等の従来公知の樹脂類が使
用できる。色材としては、加法混色でフルカラー表現を
するには、加法混色の三原色である赤、緑、青の三色の
色彩に加えて、黒の色表現の為に黒を加えた色彩を有す
る従来公知の顔料、染料が使用できる。なお、色材とし
ての顔料及び染料であるが、着色層に透明性を付与する
点から、染料類の使用が好ましいが、顔料を使用した場
合でも、樹脂との組み合わせや適当な処理を施すことに
より良好な透明性を得ることができるため、必ずしも限
定されない。着色層の厚みは、0.1〜20g/m2
範囲が好ましい。0.1g/m2 未満では、充分な着色
濃度を得ることが難しく、20g/m2 を超えると印字
感度の低下が著しくなり好ましくない。
【0018】また、着色層は(転写後で)その下方に積
層される金属層による金属光沢感を損なわない程度の透
明度を備えている必要がある。この点で、着色層の透明
度は、そして特に、着色層を加法混色の三原色によるフ
ルカラーの多色記録物を得る際には、赤の場合には透明
度が580〜780nmの範囲において70%以上、緑
の場合は透明度が480〜580nmの範囲において7
0%以上、青の場合は透明度が380〜500nmの範
囲において70%以上であることが好ましい。各色にお
いて、透明度が70%未満であると、転写した際、光沢
感の損なわれた曇りのある記録物となってしまい、良好
な加法混色ができず、色の再現域が狭くなってしまう。
なお、着色層が黒色の場合の透明度は、光沢感のある黒
の再現を特に必要とする場合には、ある程度(30〜5
0%程度)の透明度は必要であるが、フルカラー再現を
目的とする場合においては、光沢感が無くても充分な再
現を得ることができるため、透明度が0%でも支障はな
い。透明度が0%ならば、下の金属層は不可視のため有
っても用を成さず、不要であり省略しても良い。また、
加法混色の三原色によって、フルカラー記録物を得る点
については、後述する。
【0019】なお、着色層は、後述する様に金属光沢顔
料層を金属層として使用するとき、金属光沢顔料層の中
に上記色材を含有させて兼用することもできる。
【0020】アンカー層8は、金属層を金属蒸着層から
形成する場合には、金属蒸着の際の下地を提供し且つ基
材等を蒸着時の熱から保護し、金属光沢を実現するため
の蒸着アンカー層として作用する。また、転写記録後は
金属蒸着層と共に被転写体に転写移行し、金属蒸着層の
上層に位置して金属蒸着層に密着して記録物の一構成要
素となるのものであり、金属蒸着層を擦り傷や腐食等の
機械的及び化学的強度を向上させる保護層として機能
し、また金属蒸着層の金属光沢を透視可能な程度に透明
性を有するものであれば、材料は特に限定されない。こ
のような材料としは、例えば、アルキッド樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリイミド、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリメタク
リル酸メチル、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系樹
脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等のビニル系樹脂、ポリオキシメチ
レン、ポリフェニレンオキシド等のポリエーテル系樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹
脂、エチルセルロース樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ
る。
【0021】アンカー層の厚みは、金属蒸着或いは金属
メッキの下地層としての機能を果たす意味で、通常は、
塗工量で0.1〜20g/m2 の範囲で設ける。また、
前記着色層で使用する色材を当アンカー層に含有させる
ことで、前記着色層を省略することもできる。厚みが
0.1g/m2 未満ではアンカー層として機能せず、2
0g/m2 を超えると、印字の切れが悪くなり、面積階
調による濃度階調表現に用いるドットを微細なドットと
した場合に、濃度階調が難しくなり、フルカラー記録が
難しくなる。
【0022】また、前記した剥離層3及び着色層4とア
ンカー層8の三者を兼用することもできる。この場合、
ワッスク類では蒸着時の耐熱性に不足するので、耐熱
性、基材側との剥離性、金属膜層との密着性、印字切れ
性等の点から、上述の樹脂のうち比較的低分子量で凝集
力の低いものを用いることができる。
【0023】金属層5は、金属蒸着層や金属メッキ層等
の金属膜層、或いは、樹脂中に金属粉末等の金属光沢顔
料を分散させた金属光沢顔料層のいずれかから形成す
る。これらの中でも、優れた光沢のあるメタリック調の
着色記録物が得られる点で金属膜層、とくに金属蒸着層
は好ましい。金属メッキ層は、工程の煩雑さの点で問題
となるが、金属蒸着層と同様に良好な光沢感が得られ
る。
【0024】金属蒸着層としては、アルミニウム、亜
鉛、スズ、クロム、金、銀等の金属、或いは真ちゅう等
の合金等を真空蒸着法、スパッタリング法等の真空下に
よるメタライジング法、すなわち、物理蒸着法(PV
D:Physical Vapor Deposio
n)で形成した薄膜の金属膜層である。金属蒸着層の厚
みは、通常、100〜1000Å、好ましくは300〜
600Åの範囲とすれば、金属光沢を得るには充分であ
る。薄すぎると光沢感が得られる程に可視光線を反射せ
ず、厚すぎると印字時の切れも悪くなり細かいドットの
記録に向かず、また不経済である。
【0025】金属メッキ層としては、ニッケル、クロ
ム、銅やその他貴金属、合金等が使用できる。これらに
よる金属メッキ層はメッキ用の前処理を施された樹脂フ
ィルム上に、無電解メッキ法によって形成することがで
き、その厚みは100〜1000Å程度が好ましい。
【0026】金属光沢顔料層としては、アルミニウム
粉、ブロンズ粉、銅粉、錫粉、鉛粉、亜鉛粉等の金属粉
末やパール顔料等の金属光沢を有する金属光沢顔料を樹
脂中に分散させた層である。また、樹脂としては、前記
着色層で使用できる樹脂として挙げた公知の樹脂類が使
用できる。金属光沢顔料層を金属層として用いる場合に
は、樹脂中に着色層で使用する色材を含有させれば、着
色層と兼用できる。金属光沢顔料層の厚みは、0.1〜
20g/m2 の範囲が好ましい。0.1g/m2 未満で
は充分な光沢感が得られず、20g/m2 を超えると著
しく感度が低下する。
【0027】接着層6は、ワックス成分として、前記剥
離層に使用できる材料として挙げたマイクロクリスタリ
ンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス等
のワックス類やエレチン−酢酸ビニル共重合体等の熱可
塑性樹脂等の単独もしくはこれらの適宜混合物が使用で
きる。接着層の厚みは、0.1〜10g/m2 である。
0.1g/m2 未満では、充分な接着力を得られず感度
不足となり、10g/m2 を超えると接着層を溶融させ
るのに過大なエネルギーが必要となり、又、箔切れも低
下し好ましくない。
【0028】なお、基材上に、離型層、剥離層、着色
層、アンカー層、金属光沢顔料層、接着層、或いは 背
面層等を形成するには、層の構成材料を有機溶剤等の溶
剤に溶解又は分散した塗液として、従来公知のグラビア
コート、グラビアリバースコート、ロールコート、ナイ
フコート、その他多くの公知の塗工手段によって形成す
ることができる。また、ワックスが主体となる層の場合
は、ホットメルトコート、ホットラッカーコート等の塗
工手段も使用できる。
【0029】本発明の金属光沢カラー熱転写記録材は、
単色の該記録材で、色が異なるものを複数用いれば、金
属光沢を有する多色のカラー記録物を得ることも出来
る。そして、各色の記録画像を面積階調による濃度階調
画像としないのであれば、マルチカラー記録物となり、
各色の記録画像を面積階調による濃度階調画像とすれ
ば、フルカラー記録物となる。
【0030】特に、フルカラー記録物を得る為の金属光
沢カラー熱転写記録材は、着色層が、加法混色の三原色
である赤、緑及び青と、黒の色彩群から選ばれた1色以
上の色彩によって形成したものが良い。単色のものなら
ば、単色記録材で4色を使えばよいが、単一の記録材に
4色全てを盛り込んだ形態が取り扱い上等の点で好まし
い。すなわち、金属光沢カラー熱転写記録材がリボン状
を成し、その長手方向又は幅方向に赤、緑、青及び黒の
色で区画された着色層を有する構成とすれば良い。な
お、金属光沢カラー熱転写記録材の形態は、リボン状の
他シート状等でも良い。
【0031】ところで、カラー記録画像を記録できる
(そして金属光沢の無い)従来の熱転写記録材は、加法
混色ではなく、減法混色の三原色である、イエロー、シ
アン及びマゼンタに、さらに必要に応じて黒を加えた4
色を利用している。これは、従来よりカラー印刷物の分
色による表現技術として、公知の色要素である。この場
合、先に印刷した色の上に他の色が積層されても、下の
色が上の色を通して透かして見えるために、減法混色が
可能である。しかし、本発明の記録材では金属層の存在
で、下の色は遮蔽されて見えない。このため、本発明で
はカラー印刷技術で従来公知の減法混色の三原色を採用
すると、自然なフルカラー表示はできない。そこで、光
の混色原理である、加法混色の三原色を使用する。
【0032】但し、反射光利用の記録物での色表現は、
光での表現とことなり、黒の表現も必須である。減法混
色の三原色の混合で一応、黒は得られるが、加法混色の
三原色の混合では白もしくはグレーとなる。そこで、本
発明の金属光沢カラー熱転写記録材では、さらに黒の着
色層が必須である。特に、白い紙に記録画像を形成する
通常の使用法ではことさらである。なお、黒の着色層
は、透明度ゼロで転写後の下層となる金属層が見えない
仕様も考えられるが、特に金属光沢感のある黒色を必要
とする場合には、ある程度の透明度を有する方が好まし
い。金属光沢感を損なうことなく且つ充分な黒色濃度を
得るためには、30〜50%程度の透明度が望ましい。
【0033】また、フルカラーの多色多階調記録物を得
るためには、記録物上に色が積層される部分は下の色が
隠蔽されるので、各色の面積階調を表現する例えばドッ
ト状等の画素が独立する様に記録することが望ましい。
そうでないと、隠蔽された色によって、予想と異なる色
調のカラー画像となり得る。従って、例えば赤と緑とに
よる黄色の加法混色による再現は、上下に重なり合う赤
と緑とによるのではなく、異なる面に形成され赤と緑と
により行う。このため、本発明の記録方法、カラー記録
物では、各三原色を構成する個別の画素を分離独立して
記録する。なお、赤と緑と青との画素を白色光で照明す
ればそれぞれから赤、緑、青の光が反射されそれらが混
合して白を表現できるが、照明光のロスもある為に白の
明るさが低下するので、白成分を表現するには下地の紙
の白色を有効利用すべく下地を意識的に露出させても良
い。従って、無彩色である白、グレー、黒の場合は下地
となる紙の白と、インクの黒とを組み合わせるか、もし
くは、別途、着色層を透明層とした銀のリボンと黒リボ
ンとを組み合わせることによって表現しても良い。こう
すれば、よりコントラストの高い(白黒の濃度レンジの
広い)画像を形成できる。また有彩色の場合は、基本は
赤、緑、青の組み合わせで表現し、さらに、これら有彩
色と上記の様な組み合わせ方に基づく無彩色とを組み合
わせることによって、より色表現範囲の広いカラー画像
を形成できる。
【0034】なお、完全な自然色を表現する目的では、
上記赤、緑及び青と、黒を用いた金属光沢カラー熱転写
記録材が好ましいが、別の色彩効果等を持つカラー記録
物を得る目的では、これら色に限定されない。
【0035】上記の如く構成された本発明の金属光沢カ
ラー熱転写記録材は、従来のホットスタンピング法の転
写箔としても使用できるが、微小なパターンの熱転写が
できる特性は従来公知のサーマルヘッドに用いる熱転写
リボンとして等、文字や図柄等の画像を、ドット等の画
素の集合体として印字記録する分野でより生かされ、金
属光沢のカラー画像を得ることできる。すなわち、本発
明の記録方法は、上記金属光沢カラー熱転写記録材を用
いた、カラー記録物を得る記録方法である。記録転写用
の加熱装置及び加熱手段としては、従来公知の熱転写リ
ボンの印字に使用される熱転写プリンター、そのサーマ
ルヘッド等が使用できる。そして、単色、2色等と任意
の色を使用してマルチカラー等のカラー記録物は容易に
得ることができる。
【0036】なお、濃度階調表現方法として、網点の大
小等による転写部分の面積の大小で濃度階調を表現す
る、すなわち面積階調を利用すれば、中間的な濃度も再
現できる。なお、面積階調の方法としては網点以外に
も、砂目、レンガ模様等による印刷分野で公知のスクリ
ーンパターン等も利用できる。
【0037】そして、上記の様にして本発明の金属光沢
を有するカラー記録物は得ることができる。なお、該カ
ラー記録物には、記録部分において少なくともおもて側
から着色層、金属層(金属層が金属光沢顔料層であり、
当該層が色材を含有して着色層を兼用する場合には、前
記着色層は存在しないことがあり得る)、接着層が紙等
の被転写体に積層された構成であり、着色熱転写記録材
の剥離層の有無、或いは前記した該剥離層の剥離形態に
より、剥離層の厚み方向の一部又は全部が着色層の上に
積層されたものである。
【0038】
【作用】以上説明したように本発明の金属光沢カラー熱
転写記録材では、蒸着やメッキによる金属膜層や金属光
沢顔料層等からなる金属層の金属光沢感と、着色層によ
る色彩とにより、金属光沢のカラー記録物を与えうる。
また、アンカー層により、金属膜層と接着層との密着性
が向上する。加法混色の三原色及び黒の金属光沢カラー
熱転写記録材により、金属光沢を持つ、マルチカラーや
フルカラーの記録物が得られる。一つの基材に各色を配
置した金属光沢カラー熱転写記録材により、装置上の単
純化の利点等によりカラー記録物を容易に得られる記録
方法となる。また、着色層の透明度を特定の範囲とする
ことで、色再現の領域を広げ、光沢感に優れた記録を行
うことができる。また、本発明の記録方法では、金属光
沢を持つ、マルチカラーやフルカラーの記録物が容易に
得られる。そして、本発明のカラー記録物では、転写さ
れた着色層及び金属層により、金属光沢を有する、マル
チカラーやフルカラーのカラー記録画像が得られる。
【0039】
【実施例】次に実施例及び比較例により本発明の金属光
沢カラー熱転写記録材及びそれから得られる記録物につ
いて更に具体的に説明する。なお、文中にて「部」とあ
るのは特に断りの無い限り重量基準である。
【0040】《実施例1》厚さ9μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを基材とし、その一方の面にシリ
コーン変性ポリエステルからなる厚さ(乾燥時塗工量、
以下同様)0.2g/m2 の背面層を、他方の面にカル
ナバワックスからなる厚さ0.5g/m2の剥離層を、
下記組成の厚さ0.5g/m2 の着色層(兼アンカー
層)を、さらに着色層の上に厚さ500Åのアルミニウ
ムの金属蒸着層を真空蒸着法により形成し、金属蒸着層
の上に、下記組成で厚さ2g/m2 の接着層を塗工法で
形成し、本発明の金属光沢カラー熱転写記録材を得た。
そして、さらに後述する本発明の記録方法にて、本発明
のカラー記録物を得た。
【0041】着色層(兼アンカー層) ニトロセルロース 70部 イソシアネート(トリレンジイソシアネート) 15部 色材:分散染料(色:赤、緑、青、黒の各色) 15部接着層 カルナバワックス 60部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 40部
【0042】《実施例2》以下、実施例1において、着
色層(兼アンカー層)の代わりに、下記組成の厚み0.
5g/m2 の着色層と、金属層と該着色層との間に下記
組成の厚さ0.5g/m2 のアンカー層を塗工形成した
他は、実施例1と同様にして形成し、本発明の金属光沢
カラー熱転写記録材を得た。そして、さらに後述する本
発明の記録方法にて、本発明のカラー記録物を得た。
【0043】着色層 エチレン−酢酸ビニル共重合体 85部 色材:分散染料(各色材は実施例1と同じ) 15部蒸着アンカー層 ニトロセルロース 80部 イソシアネート(トリレンジイソシアネート) 20部
【0044】《実施例3〜5》着色層の厚みを、それぞ
れ順に0.05g/m2 、15g/m2 、30g/m2
とした他は、実施例2と同様にして形成して、本発明の
金属光沢カラー熱転写記録材を得た。そして、さらに後
述する本発明の記録方法にて、本発明のカラー記録物を
得た。
【0045】《実施例6》金属層を以下の組成からなる
厚み7g/m2 の金属光沢顔料層に変更した他は、実施
例2と同様に形成して、本発明の金属光沢カラー熱転写
記録材を得た。そして、さらに後述する本発明の記録方
法にて、本発明のカラー記録物を得た。
【0046】金属層(金属光沢顔料層 ) アルミペースト 70部 ポリエステル系樹脂 30部
【0047】《実施例7》金属層を以下の組成からなる
厚み6g/m2 の金属光沢顔料層に変更し着色層を省い
た他は、実施例1と同様に形成して、本発明の金属光沢
カラー熱転写記録材を得た。さらに後述する本発明の記
録方法にて、本発明のカラー記録物を得た。
【0048】金属層 (金属光沢顔料層兼着色層) アルミペースト 60部 ポリアクリル酸エステル 25部 色材:着色顔料(色:赤、緑、青、黒の各色) 15部
【0049】《実施例8》着色層を以下の組成からなる
厚み3g/m2 の着色層とした他は、実施例2と同様に
形成して、本発明の金属光沢カラー熱転写記録材を得
た。さらに後述する本発明の記録方法にて、本発明のカ
ラー記録物を得た。
【0050】着色層 ポリエステル系樹脂 70部 色材:着色顔料(色:赤、緑、青、黒の各色) 20部 シリカ 10部
【0051】《比較例1》実施例1の着色層(兼アンカ
ー層)を、下記の組成のものに変更し、その色材の色彩
に減法混色の三原色である、イエロー、マゼンタ、シア
ンを用いたものを、比較例としての着色熱転写記録材と
した。そして、熱転写紙上に通常のフルカラープリンタ
ーと同様の手法にてフルカラー記録を行って、フルカラ
ー記録物を得た。
【0052】着色層(兼アンカー層) ニトロセルロース 70部 イソシアネート(トリレンジイソシアネート) 20部 色材:分散染料(色:イエロー、マゼンタ、シアンの各色) 10部
【0053】《比較例2》実施例7の金属層を下記組成
で厚み6g/m2 の金属光沢顔料層(兼着色層)とした
他は比較例1と同様にして、カラー記録物を得た。
【0054】金属光沢顔料層(金属層兼着色層) アルミペースト 70部 ポリエステル系樹脂 20部 色材:顔料(色:イエロー、マゼンタ、シアンの各色) 10部
【0055】《性能評価及びカラー記録物の記録方法》
上記実施例及び比較例の着色熱転写記録材の性能評価
を、被転写体として(白色の)熱転写紙を用い、サーマ
ルヘッドによる通常のフルカラープリンターによって、
フルカラー記録を行った。但し、実施例では、各色の構
成画素が重なりあわない様に、印字方式を制御して記録
した。そして、以下の評価を行った。
【0056】印字感度(転写性):べタ印字を行った際
に印字抜けが全く無いものは◎、問題にならない程度の
印字抜けがあるものは○、印字抜けが非常に目立つもの
は△、印字がほぼ不可能なものは×、とした。
【0057】色再現性:イエロー、マゼンタ、シアン、
赤、緑、青、黒の7色のベタ及び階調表現を行い、各色
とも色再現できるものは○、色が薄くなる、黒っぽくな
る等の問題があるものは△、色再現できないものは×と
した。
【0058】光沢感:鏡面の光沢感が得られるものは
○、曇りのあるものは△、鏡面とならないものは×とし
た。
【0059】印字の切れ:200dpiの細線を印字し
た際に細線が再現できるものは◎、隣接する細線同士が
一部つながっているが問題にならない程度のものは○、
隣接する細線同士のつながりが目立つものは△、細線を
全く再現できないものは×、とした。
【0060】透明度:赤については580nm、680
nm、780nmの各点、緑は480nm、530n
m、580nmの各点、青は380nm、440nm、
500nmの各点、のそれぞれの透過率の平均値を、黒
については上記9点の透過率の平均値を着色層の透明度
とした。
【0061】以上の実施例及び比較例の評価結果を表1
に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明の金属光沢カラー熱転写記録材、
そして記録方法は以上説明したように、金属層と着色層
を有しているために、金属光沢感を有するカラー記録物
を容易に得られる。そして、加法混色の三原色及び黒の
使用により、綺麗なマルチカラー、さらにはフルカラー
の記録物が容易に得られる。そして、本発明のカラー記
録物にて、金属光沢を有するマルチカラーやフルカラー
の記録画像を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属光沢カラー熱転写記録材の一実施
例の縦断面図。
【符号の説明】
1 金属光沢カラー熱転写記録材 2 基材 3 剥離層 4 着色層 5 金属蒸着層 6 接着層 7 背面層 8 アンカー層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一方の面に金属層を有し、金属層
    と基材との間に着色層を設けたことを特徴とする金属光
    沢カラー熱転写記録材。
  2. 【請求項2】 金属層が樹脂中に金属光沢顔料を分散さ
    せてなることを特徴とする請求項1記載の金属光沢カラ
    ー熱転写記録材。
  3. 【請求項3】 金属層が金属膜層からなることを特徴と
    する請求項1記載の金属光沢カラー熱転写記録材。
  4. 【請求項4】 金属膜層が真空蒸着層で形成されてなる
    ことを特徴とする請求項3記載の金属光沢カラー熱転写
    記録材。
  5. 【請求項5】 金属膜層がメッキ層で形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項3記載の金属光沢カラー熱転写記
    録材。
  6. 【請求項6】 金属膜層と着色層との間にアンカー層を
    設けたことを特徴とする請求項3,4又は5項に記載の
    金属光沢カラー熱転写記録材。
  7. 【請求項7】 着色層が、加法混色の三原色である赤、
    緑及び青と、黒の色彩群から選ばれた1色以上の色彩に
    よって形成されてなることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の金属光沢カラー熱転写記録材。
  8. 【請求項8】 金属光沢カラー熱転写記録材がリボン状
    を成し、その長手方向又は幅方向に赤、緑、青及び黒の
    色で区画された着色層を有することを特徴する請求項7
    記載の金属光沢カラー熱転写記録材。
  9. 【請求項9】 着色層の透明度が、該着色層が赤のとき
    は580〜780nmの範囲で、緑のときは480〜5
    80nmの範囲で、青のときは380〜500の範囲
    で、70%以上であることを特徴とする請求項7又は8
    記載の金属光沢カラー熱転写記録材。
  10. 【請求項10】 請求項7,8又は9記載の金属光沢カ
    ラー熱転写記録材を用いて、2以上の色彩からなる金属
    光沢カラー記録物を得ることを特徴とする記録方法。
  11. 【請求項11】 金属光沢カラー記録物としてマルチカ
    ラー記録物を得ることを特徴とする請求項10記載の記
    録方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも加法混色の三原色である
    赤、緑及び青を用いて、金属光沢カラー記録物としてフ
    ルカラー記録物を得ることを特徴とする請求項10記載
    の記録方法。
  13. 【請求項13】 請求項10,11又は12記載の記録
    方法によって得られた金属光沢カラー記録物。
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