JPH09115581A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JPH09115581A JPH09115581A JP29896095A JP29896095A JPH09115581A JP H09115581 A JPH09115581 A JP H09115581A JP 29896095 A JP29896095 A JP 29896095A JP 29896095 A JP29896095 A JP 29896095A JP H09115581 A JPH09115581 A JP H09115581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- elastic contact
- connector housing
- connector
- male terminal
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単に複数の電線を共通接続させつつ雄形端
子に接続させる。 【解決手段】 コネクタハウジング14内に組み付けら
れる端子金具15には、電線30の端末を接続するバレ
ル部16の他に弾性接触片18等が設けられている。そ
して、この端子金具15は弾性接触片18同士を向かい
合わせた状態でコネクタハウジング14に組み付けられ
るようになっている。また、コネクタハウジング14に
は雄形端子導入口22aが形成されており、コネクタ1
2を電気機器13側に突出する雄形端子23に結合させ
ると、この雄形端子23が弾性接触片18間に挿入され
るようになっている。これによって、上流側の電線C1
a,C1bと下流側の電線C2a,C2bとをそれぞれ
共通接続させつ電気機器13の雄形端子23に接続させ
ることができる。
子に接続させる。 【解決手段】 コネクタハウジング14内に組み付けら
れる端子金具15には、電線30の端末を接続するバレ
ル部16の他に弾性接触片18等が設けられている。そ
して、この端子金具15は弾性接触片18同士を向かい
合わせた状態でコネクタハウジング14に組み付けられ
るようになっている。また、コネクタハウジング14に
は雄形端子導入口22aが形成されており、コネクタ1
2を電気機器13側に突出する雄形端子23に結合させ
ると、この雄形端子23が弾性接触片18間に挿入され
るようになっている。これによって、上流側の電線C1
a,C1bと下流側の電線C2a,C2bとをそれぞれ
共通接続させつ電気機器13の雄形端子23に接続させ
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電線を共通
接続させつつ雄形端子に結合可能なコネクタに関する。
接続させつつ雄形端子に結合可能なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】制御装置と複数の電気機器とを接続する
際にそれぞれの電気機器に対して配線を行うと配線が複
雑になるため、制御装置に接続されたケーブルに複数の
電気機器を分岐的に接続させることが行われる。このよ
うな接続を行うには、上流側のケーブルと下流側のケー
ブルとを共通接続させつつ電気機器に接続するように配
線しなければならない。それには、実開平3ー2087
8号公報に開示されたコネクタが一般的に利用される。
際にそれぞれの電気機器に対して配線を行うと配線が複
雑になるため、制御装置に接続されたケーブルに複数の
電気機器を分岐的に接続させることが行われる。このよ
うな接続を行うには、上流側のケーブルと下流側のケー
ブルとを共通接続させつつ電気機器に接続するように配
線しなければならない。それには、実開平3ー2087
8号公報に開示されたコネクタが一般的に利用される。
【0003】そのコネクタは、コネクタハウジング内
に、図6に示す端子金具1を2個装着してなり、各端子
金具1は雌端子金具であって図示しない雄形端子に結合
可能となっている。また、各端子金具1は、後端部(図
中上端部)が二股に分かれており、それぞれにバレル部
1a,1bが構成されている。即ち、1つの端子金具1
に2つのバレル部1a,1bが形成されており、ここに
上流側の電線2aと下流側の電線2bをそれぞれかしめ
ることにより上流側の電線2aと下流側の電線2bを共
通接続させつつ雄形端子に結合する構成となっている。
に、図6に示す端子金具1を2個装着してなり、各端子
金具1は雌端子金具であって図示しない雄形端子に結合
可能となっている。また、各端子金具1は、後端部(図
中上端部)が二股に分かれており、それぞれにバレル部
1a,1bが構成されている。即ち、1つの端子金具1
に2つのバレル部1a,1bが形成されており、ここに
上流側の電線2aと下流側の電線2bをそれぞれかしめ
ることにより上流側の電線2aと下流側の電線2bを共
通接続させつつ雄形端子に結合する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、1つの端子金具に2本の電線をかしめなければなら
いから、一方の電線をかしめる際に既にかしめられた他
方の電線が邪魔になってかしめ作業がしづらいという問
題があった。一方、各電線に接続された端子金具をそれ
ぞれ組み付けた後、ジョイント部材を用いて各端子金具
間を接続させることも考えられるが、これではジョイン
ト部材が必要であり経済的にコスト高になるばかりか、
ジョイント作業等煩わしい作業が要することになる。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、簡単に複数の電線を共通接続させつつ雄形端子に接
続させることができるコネクタを提供するところにあ
る。
は、1つの端子金具に2本の電線をかしめなければなら
いから、一方の電線をかしめる際に既にかしめられた他
方の電線が邪魔になってかしめ作業がしづらいという問
題があった。一方、各電線に接続された端子金具をそれ
ぞれ組み付けた後、ジョイント部材を用いて各端子金具
間を接続させることも考えられるが、これではジョイン
ト部材が必要であり経済的にコスト高になるばかりか、
ジョイント作業等煩わしい作業が要することになる。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、簡単に複数の電線を共通接続させつつ雄形端子に接
続させることができるコネクタを提供するところにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコネクタは、複数の電線間を共通接続しつ
つ、雄形端子に接続されるものであって、弾性接触部を
有し、各電線に接続される複数の端子金具がコネクタハ
ウジングに装着されるとともに、そのコネクタハウジン
グには雄形端子を挿入させて弾性接触部に接触させる雄
形端子導入口が設けられ、各端子金具を前記雄形端子を
介して共通接続させることに特徴を有する(請求項1の
発明)。
に、本発明のコネクタは、複数の電線間を共通接続しつ
つ、雄形端子に接続されるものであって、弾性接触部を
有し、各電線に接続される複数の端子金具がコネクタハ
ウジングに装着されるとともに、そのコネクタハウジン
グには雄形端子を挿入させて弾性接触部に接触させる雄
形端子導入口が設けられ、各端子金具を前記雄形端子を
介して共通接続させることに特徴を有する(請求項1の
発明)。
【0006】また、端子金具はその弾性接触部同士を対
向させた状態でコネクタハウジングに装着され、雄形端
子は雄形端子導入口を介して弾性接触部間に挿入される
ようにしてもよい(請求項2の発明)。また、本発明の
コネクタは、電線の端末を共通接続しつつ、電気機器に
設けられた雄形端子に接続させることにより、複数の電
気機器を分岐接続させるものであって、電線の端末には
弾性接触部を有する端子金具が接続されるとともに、そ
の端子金具は弾性接触部を接触させた状態でコネクタハ
ウジングに装着され、かつ、そのコネクタハウジングに
は雄形端子を弾性接触部間に挿入させる雄形端子導入口
が設けられていることに特徴を有する(請求項3の発
明)。
向させた状態でコネクタハウジングに装着され、雄形端
子は雄形端子導入口を介して弾性接触部間に挿入される
ようにしてもよい(請求項2の発明)。また、本発明の
コネクタは、電線の端末を共通接続しつつ、電気機器に
設けられた雄形端子に接続させることにより、複数の電
気機器を分岐接続させるものであって、電線の端末には
弾性接触部を有する端子金具が接続されるとともに、そ
の端子金具は弾性接触部を接触させた状態でコネクタハ
ウジングに装着され、かつ、そのコネクタハウジングに
は雄形端子を弾性接触部間に挿入させる雄形端子導入口
が設けられていることに特徴を有する(請求項3の発
明)。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、コネクタを雄形端子
に結合させると、その雄形端子は雄形端子導入口に挿入
されて端子金具の弾性接触部に接触する。すると、各電
線にそれぞれ接続された複数の端子金具は、この雄形端
子を介して導通される。従って、各電線は共通接続しつ
つ雄形端子に接続されることになる。請求項2の発明に
よれば、コネクタを雄形端子に結合させると、その雄形
端子は雄形端子導入口に挿入され各端子金具の弾性接触
部間に挿入される。すると、各電線にそれぞれ接続され
た各端子金具は、この雄形端子を介して導通される。従
って、各電線は共通接続しつつ雄形端子に接続されるこ
とになる。
に結合させると、その雄形端子は雄形端子導入口に挿入
されて端子金具の弾性接触部に接触する。すると、各電
線にそれぞれ接続された複数の端子金具は、この雄形端
子を介して導通される。従って、各電線は共通接続しつ
つ雄形端子に接続されることになる。請求項2の発明に
よれば、コネクタを雄形端子に結合させると、その雄形
端子は雄形端子導入口に挿入され各端子金具の弾性接触
部間に挿入される。すると、各電線にそれぞれ接続され
た各端子金具は、この雄形端子を介して導通される。従
って、各電線は共通接続しつつ雄形端子に接続されるこ
とになる。
【0008】請求項3の発明によれば、上流側の電線に
接続された端子金具と下流側の電線に接続された端子金
具とは弾性接触部を介して接続されている。そして、こ
のコネクタを電気機器に設けられた雄形端子に結合させ
ると雄形端子は雄形端子導入口を介して各弾性接触部間
に挿入される。これにより、上流側の電線と下流側の電
線を接続しつつ電気機器をこの電線に接続させることが
できる。
接続された端子金具と下流側の電線に接続された端子金
具とは弾性接触部を介して接続されている。そして、こ
のコネクタを電気機器に設けられた雄形端子に結合させ
ると雄形端子は雄形端子導入口を介して各弾性接触部間
に挿入される。これにより、上流側の電線と下流側の電
線を接続しつつ電気機器をこの電線に接続させることが
できる。
【0009】
【効果】請求項1の発明によれば、雄形端子を端子金具
の弾性接触部に接触させるだけで、複数の電線を共通接
続させつつ雄形端子に接続させることができるから、予
め複数の電線を共通接続させておく等の煩わしい作業が
不要となり、また、ジョイント用の別部材も必要ないか
ら経済的にも多いに有利となる効果を奏する。
の弾性接触部に接触させるだけで、複数の電線を共通接
続させつつ雄形端子に接続させることができるから、予
め複数の電線を共通接続させておく等の煩わしい作業が
不要となり、また、ジョイント用の別部材も必要ないか
ら経済的にも多いに有利となる効果を奏する。
【0010】また、請求項2の発明によれば、弾性接触
部間に雄形端子を挿入するだけで複数の電線を共通接続
させつ雄形端子に接続させることができるから、予め複
数の電線を共通接続させておく等の煩わしい作業が不要
となり、また、ジョイント用の別部材も必要ないから経
済的にも多いに有利となる効果を奏する。さらに、請求
項3の発明によれば、上流側の電線と下流側の電線とを
共通接続させつつ電気機器の雄形端子に接続させること
をができるから、容易に複数の電気機器を電線に分岐接
続させることができる。
部間に雄形端子を挿入するだけで複数の電線を共通接続
させつ雄形端子に接続させることができるから、予め複
数の電線を共通接続させておく等の煩わしい作業が不要
となり、また、ジョイント用の別部材も必要ないから経
済的にも多いに有利となる効果を奏する。さらに、請求
項3の発明によれば、上流側の電線と下流側の電線とを
共通接続させつつ電気機器の雄形端子に接続させること
をができるから、容易に複数の電気機器を電線に分岐接
続させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクタを具体化
した一実施形態について図1〜図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、車両において複数の電気
機器を制御装置に接続されたケーブルに分岐接続させる
ためのコネクタである。即ち、図5に示すように、制御
装置11から伝送路A1,A2を順番に形成しつつ複数
の電気機器13をこの伝送路A1,A2にコネクタ12
を介して分岐接続させるものである。このコネクタ12
は、図1に示すように、コネクタハウジング14とこの
コネクタハウジング14に組み付けられる端子金具15
とから構成される。まず、このコネクタ12に組み付け
られる端子金具15について述べる。
した一実施形態について図1〜図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、車両において複数の電気
機器を制御装置に接続されたケーブルに分岐接続させる
ためのコネクタである。即ち、図5に示すように、制御
装置11から伝送路A1,A2を順番に形成しつつ複数
の電気機器13をこの伝送路A1,A2にコネクタ12
を介して分岐接続させるものである。このコネクタ12
は、図1に示すように、コネクタハウジング14とこの
コネクタハウジング14に組み付けられる端子金具15
とから構成される。まず、このコネクタ12に組み付け
られる端子金具15について述べる。
【0012】この端子金具15は、図3に示すように、
バレル部16の先端側に箱形状の接続部17を備えて構
成されている。バレル部16は、インシュレーションバ
レル16aとワイヤバレル16bとからなり、インシュ
レーションバレル16aには電線30の被覆端末がかし
められ、ワイヤバレル16bには、その電線30の被覆
端末から剥き出された芯線部分がかしめられるようにな
っている。
バレル部16の先端側に箱形状の接続部17を備えて構
成されている。バレル部16は、インシュレーションバ
レル16aとワイヤバレル16bとからなり、インシュ
レーションバレル16aには電線30の被覆端末がかし
められ、ワイヤバレル16bには、その電線30の被覆
端末から剥き出された芯線部分がかしめられるようにな
っている。
【0013】接続部17には、その上面に上方に突出す
る弾性接触片18が設けられている。この弾性接触片1
8は、接続部17の上面先端側をコ字状に切断した後ほ
ぼ中央部を上方に山なり状となるように膨出させること
により形成される。また、接続部17の下面には、左右
両縁部に一対のスタビライザ19が形成されている。こ
のスタビライザ19は、下面の中央をそれぞれ左右両側
に切り起こすことにより形成されたものであり、さら
に、この切り起こし加工により形成された開口は、端子
金具15を抜け止めするための係止孔20を構成してお
り、後述するコネクタハウジング14の端子収容室21
内に設けられている係止片(図示せず)に係合可能とさ
れる。
る弾性接触片18が設けられている。この弾性接触片1
8は、接続部17の上面先端側をコ字状に切断した後ほ
ぼ中央部を上方に山なり状となるように膨出させること
により形成される。また、接続部17の下面には、左右
両縁部に一対のスタビライザ19が形成されている。こ
のスタビライザ19は、下面の中央をそれぞれ左右両側
に切り起こすことにより形成されたものであり、さら
に、この切り起こし加工により形成された開口は、端子
金具15を抜け止めするための係止孔20を構成してお
り、後述するコネクタハウジング14の端子収容室21
内に設けられている係止片(図示せず)に係合可能とさ
れる。
【0014】さて、コネクタハウジングは、図1に示す
ように直方体形状とされており、その内部には端子収容
室21が上下左右に計4個並設されている。各端子収容
室21は後面に端子金具15を組み付けるための端子挿
入口21aを有し、その端子挿入口21aから前方に所
定深さ位置まで延びている。また、上下に位置する端子
収容室21間は、端子収容室21より幅狭に切り欠かれ
て連結しており、図2に示すように、各端子収容室21
に組み付けられた端子金具15の弾性接触片18がここ
に突出して相互に接触するようになっている。この幅狭
に切り欠かれた部分が雄形端子挿入室22であり、その
前面のほぼ中央には雄形端子23をこの中に挿入させる
ための雄形端子導入口22aが形成されている。さら
に、上側に位置する端子収容室21内の天井面及び下側
に位置する端子収容室21内の底面には、その左右両端
部に端子挿入口21aから奥方にかけて挿入溝21bが
対向して形成されている。なお、図示しないが、上側に
位置する端子収容室21の天井面及び下側に位置する端
子収容室21の底面には係止片が形成されており、端子
収容室21内に組み付けられた端子金具15の係止孔2
0に係合して端子金具15を抜け止めするようになって
いる。
ように直方体形状とされており、その内部には端子収容
室21が上下左右に計4個並設されている。各端子収容
室21は後面に端子金具15を組み付けるための端子挿
入口21aを有し、その端子挿入口21aから前方に所
定深さ位置まで延びている。また、上下に位置する端子
収容室21間は、端子収容室21より幅狭に切り欠かれ
て連結しており、図2に示すように、各端子収容室21
に組み付けられた端子金具15の弾性接触片18がここ
に突出して相互に接触するようになっている。この幅狭
に切り欠かれた部分が雄形端子挿入室22であり、その
前面のほぼ中央には雄形端子23をこの中に挿入させる
ための雄形端子導入口22aが形成されている。さら
に、上側に位置する端子収容室21内の天井面及び下側
に位置する端子収容室21内の底面には、その左右両端
部に端子挿入口21aから奥方にかけて挿入溝21bが
対向して形成されている。なお、図示しないが、上側に
位置する端子収容室21の天井面及び下側に位置する端
子収容室21の底面には係止片が形成されており、端子
収容室21内に組み付けられた端子金具15の係止孔2
0に係合して端子金具15を抜け止めするようになって
いる。
【0015】さらに、コネクタハウジング14は、前半
分が後部側より径小に形成されており、この部分が後述
する電気機器13側のコネクタハウジング25内に収容
されるようになっている。また、コネクタハウジング1
4の上面にはロック機構24が設けられており、電気機
器13側のコネクタハウジング25に結合した際に結合
状態に保持できるよになっている。即ち、コネクタハウ
ジング14の上面後端部には係合片26が突設されてい
る。この係合片26は上方に僅かに延びた後、コネクタ
ハウジング14との間に僅かな隙間を形成しつつ前方に
延びている。さらに、その係合片26の前端部には角孔
であるロック孔26aが形成されている。
分が後部側より径小に形成されており、この部分が後述
する電気機器13側のコネクタハウジング25内に収容
されるようになっている。また、コネクタハウジング1
4の上面にはロック機構24が設けられており、電気機
器13側のコネクタハウジング25に結合した際に結合
状態に保持できるよになっている。即ち、コネクタハウ
ジング14の上面後端部には係合片26が突設されてい
る。この係合片26は上方に僅かに延びた後、コネクタ
ハウジング14との間に僅かな隙間を形成しつつ前方に
延びている。さらに、その係合片26の前端部には角孔
であるロック孔26aが形成されている。
【0016】一方、電気機器13のケース27には、フ
ード状のコネクタハウジング25が外側面に突設されて
いる。このコネクタハウジング25の上面先端部には、
上記係合片26に対応する位置に係止突片28が形成さ
れており、係合片26のロック孔26aに嵌め込まれる
ようになっている。また、この係止突片28の先端部
(上端部)には、前縁から斜め上方に切り欠かれたテー
パ面28aが形成されており、係合片26を上方に撓ま
せながらロック孔26aに係止突片28を案内できるよ
うになっている。さらに、コネクタハウジング25内に
は、雄形端子23が左右に2つ並んで突出している。な
お、図2に示すように、この各雄形端子23の後端部は
ケース27内に収容されている基板29に半田付けされ
ている。
ード状のコネクタハウジング25が外側面に突設されて
いる。このコネクタハウジング25の上面先端部には、
上記係合片26に対応する位置に係止突片28が形成さ
れており、係合片26のロック孔26aに嵌め込まれる
ようになっている。また、この係止突片28の先端部
(上端部)には、前縁から斜め上方に切り欠かれたテー
パ面28aが形成されており、係合片26を上方に撓ま
せながらロック孔26aに係止突片28を案内できるよ
うになっている。さらに、コネクタハウジング25内に
は、雄形端子23が左右に2つ並んで突出している。な
お、図2に示すように、この各雄形端子23の後端部は
ケース27内に収容されている基板29に半田付けされ
ている。
【0017】次に、本実施形態の作用について述べる。
コネクタハウジング14に端子金具15を組み付けるに
は、上側に位置する端子収容室21に組み付ける端子金
具15はその弾性接触片18を下側に向けた姿勢とし、
下側に位置する端子収容室21に組み付ける端子金具1
5はその弾性接触片18を上側に向けた姿勢、即ち両弾
性接触片18を向かい合わせた姿勢(図1に示す状態)
とし、各端子金具15のスタビライザ19を挿入溝21
bに係合させるように端子挿入口21aに挿入する。そ
して、各端子金具15をスタビライザ19を挿入溝21
bに係合させながら奥側に押し入れる。すると、係止片
が端子金具15の係止孔20に係合して端子金具15は
抜け止めされ、もって端子金具15は正規の位置に組み
付けられる。さらに、端子金具15が正規の位置に組み
付けられると、上下に組み付けられた端子金具15の弾
性接触片18同士は雄形端子挿入室22において相互に
接触する。
コネクタハウジング14に端子金具15を組み付けるに
は、上側に位置する端子収容室21に組み付ける端子金
具15はその弾性接触片18を下側に向けた姿勢とし、
下側に位置する端子収容室21に組み付ける端子金具1
5はその弾性接触片18を上側に向けた姿勢、即ち両弾
性接触片18を向かい合わせた姿勢(図1に示す状態)
とし、各端子金具15のスタビライザ19を挿入溝21
bに係合させるように端子挿入口21aに挿入する。そ
して、各端子金具15をスタビライザ19を挿入溝21
bに係合させながら奥側に押し入れる。すると、係止片
が端子金具15の係止孔20に係合して端子金具15は
抜け止めされ、もって端子金具15は正規の位置に組み
付けられる。さらに、端子金具15が正規の位置に組み
付けられると、上下に組み付けられた端子金具15の弾
性接触片18同士は雄形端子挿入室22において相互に
接触する。
【0018】ここで、図4に示すように、制御装置11
に接続されたケーブルは、電気機器13に対して上流側
のケーブルC1と下流側のケーブルC2とに分かれてお
り、それぞれ2本の電線C1a,C1b又はC2a,C
2bを束ねてなり、図中、左側上部の端子収容室21に
組み付けられる端子金具15には上流側のケーブルC1
の一方の電線C1aの端末が接続され、右側上部の端子
収容室21に組み付けられる端子金具15にはそのケー
ブルC1の他方の電線C1bの端末が接続される。ま
た、図中、左側下部の端子収容室21に組み付けられる
端子金具15には、下流側のケーブルC2の一方の電線
C2aの端末が接続され、右側下部の端子収容室21に
組み付けられる端子金具15にはそのケーブルC2の他
方の電線C2bの端末が接続されている。即ち、各端子
金具15がコネクタハウジング14に組み付けられた状
態では、上流側のケーブルC1の一方の電線C1aと下
流側のケーブルC2の一方の電線C2aとが接続され、
上流側のケーブルC1の他方の電線C1bと下流側のケ
ーブルC2の他方の電線C2bとが接続された状態とな
っている。
に接続されたケーブルは、電気機器13に対して上流側
のケーブルC1と下流側のケーブルC2とに分かれてお
り、それぞれ2本の電線C1a,C1b又はC2a,C
2bを束ねてなり、図中、左側上部の端子収容室21に
組み付けられる端子金具15には上流側のケーブルC1
の一方の電線C1aの端末が接続され、右側上部の端子
収容室21に組み付けられる端子金具15にはそのケー
ブルC1の他方の電線C1bの端末が接続される。ま
た、図中、左側下部の端子収容室21に組み付けられる
端子金具15には、下流側のケーブルC2の一方の電線
C2aの端末が接続され、右側下部の端子収容室21に
組み付けられる端子金具15にはそのケーブルC2の他
方の電線C2bの端末が接続されている。即ち、各端子
金具15がコネクタハウジング14に組み付けられた状
態では、上流側のケーブルC1の一方の電線C1aと下
流側のケーブルC2の一方の電線C2aとが接続され、
上流側のケーブルC1の他方の電線C1bと下流側のケ
ーブルC2の他方の電線C2bとが接続された状態とな
っている。
【0019】そして、このコネクタ12を電気機器13
に設けられたコネクタハウジング25に結合させるに
は、コネクタハウジング14の前半分をコネクタハウジ
ング25内に差し込む。すると、雄形端子23が、雄形
端子導入口22aを介して雄形端子挿入室22内に挿入
され、上下に接触する弾性接触片18を押し広げながら
弾性接触片18間に圧入される。さらに、係合突片28
が係合片26を上方に撓ませながらロック孔26aに嵌
り込んでコネクタ12は結合状態に保持される(図2参
照)。
に設けられたコネクタハウジング25に結合させるに
は、コネクタハウジング14の前半分をコネクタハウジ
ング25内に差し込む。すると、雄形端子23が、雄形
端子導入口22aを介して雄形端子挿入室22内に挿入
され、上下に接触する弾性接触片18を押し広げながら
弾性接触片18間に圧入される。さらに、係合突片28
が係合片26を上方に撓ませながらロック孔26aに嵌
り込んでコネクタ12は結合状態に保持される(図2参
照)。
【0020】これによって、上流側の電線C1a,C1
bと下流側の電線C2a,C2bとはそれぞれ雄形端子
23を介して導通される。同様に複数の電気機器13の
雄形端子23にコネクタ12を結合させる。すると、図
5に示すように、制御装置11から伝送路A1,A2が
順番に形成され、かつこの伝送路A1,A2に複数の電
気機器13がコネクタ12を介して分岐接続されること
になる。
bと下流側の電線C2a,C2bとはそれぞれ雄形端子
23を介して導通される。同様に複数の電気機器13の
雄形端子23にコネクタ12を結合させる。すると、図
5に示すように、制御装置11から伝送路A1,A2が
順番に形成され、かつこの伝送路A1,A2に複数の電
気機器13がコネクタ12を介して分岐接続されること
になる。
【0021】このように本実施例形態では、単に雄形端
子23を弾性接触片18間に挿入することにより電線C
1a,C1bと電線C2a,C2bとをそれぞれ共通接
続しつつ雄形端子23に接続させることができ、従来の
ように予め複数の電線を共通接続させておく等の煩わし
い作業が不要となり、また、ジョイント用に別部材も必
要ないから経済的にも多いに有利となる効果を奏する。
さらに、これによって複数の電気機器13を伝送路A
1,A2に分岐接続させることも容易となる。
子23を弾性接触片18間に挿入することにより電線C
1a,C1bと電線C2a,C2bとをそれぞれ共通接
続しつつ雄形端子23に接続させることができ、従来の
ように予め複数の電線を共通接続させておく等の煩わし
い作業が不要となり、また、ジョイント用に別部材も必
要ないから経済的にも多いに有利となる効果を奏する。
さらに、これによって複数の電気機器13を伝送路A
1,A2に分岐接続させることも容易となる。
【0022】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のように変形して実施するこ
とができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属
する。 (1) 上記実施形態では、弾性接触片18を対向させ
た状態で端子金具15を組み付け、雄形端子23を弾性
接触片18間に挿入する構成であったが、同一姿勢で複
数の端子金具を積み重ねるように組み付け、そのうちの
一つの弾性接触片に雄形端子を接触させる構成のもので
もよい。
るものではなく、例えば次のように変形して実施するこ
とができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属
する。 (1) 上記実施形態では、弾性接触片18を対向させ
た状態で端子金具15を組み付け、雄形端子23を弾性
接触片18間に挿入する構成であったが、同一姿勢で複
数の端子金具を積み重ねるように組み付け、そのうちの
一つの弾性接触片に雄形端子を接触させる構成のもので
もよい。
【0023】(2) 上記実施形態では、上流側の電線
C1a,C1bと下流側の電線C2a,C2bとを共通
接続させつつ雄形端子23に接続することにより伝送路
A1,A2に電気機器13を分岐接続するものであった
が、単に複数の電線を共通接続しつつ雄形端子に接続す
るためのものであってもよい。その他、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができ
る。
C1a,C1bと下流側の電線C2a,C2bとを共通
接続させつつ雄形端子23に接続することにより伝送路
A1,A2に電気機器13を分岐接続するものであった
が、単に複数の電線を共通接続しつつ雄形端子に接続す
るためのものであってもよい。その他、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができ
る。
【図1】本実施形態の全体を示す分解斜視図である。
【図2】結合状態を示す断面図である。
【図3】端子金具を示す斜視図である。
【図4】端子金具が組み付けられた状態を示す外観図で
ある。
ある。
【図5】制御装置と電気機器との接続を示す回路図であ
る。
る。
【図6】従来例における端子金具を示す斜視図である。
13…電気機器 14…コネクタハウジング 18…弾性接触片(弾性接触部) 22a…雄形端子導入口 23…雄形端子 30…電線 C1a,C1b,C2a,C2b…電線
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の電線間を共通接続しつつ、雄形端
子に接続されるものであって、 弾性接触部を有し、前記各電線にそれぞれ接続される複
数の端子金具がコネクタハウジングに装着されるととも
に、そのコネクタハウジングには前記雄形端子を挿入さ
せて前記弾性接触部に接触させる雄形端子導入口が設け
られ、前記各端子金具を前記雄形端子を介して共通接続
させることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記端子金具はその弾性接触部同士を対
向させた状態で前記コネクタハウジングに装着され、前
記雄形端子は前記雄形端子導入口を介して前記弾性接触
部間に挿入されることを特徴とする請求項1記載のコネ
クタ。 - 【請求項3】 上流側の電線と下流側の電線とを共通接
続しつつ、電気機器に設けられた雄形端子に接続させる
ことにより、複数の電気機器を前記電線に分岐接続させ
るものであって、 前記上流側の電線と前記下流側の電線にはそれぞれ弾性
接触部を有する端子金具が接続されるとともに、前記各
端子金具は弾性接触部を相互に接触させた状態でコネク
タハウジングに装着され、かつ、そのコネクタハウジン
グには前記雄形端子を前記弾性接触部間に挿入させる雄
形端子導入口が設けられていることを特徴とするコネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29896095A JPH09115581A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29896095A JPH09115581A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09115581A true JPH09115581A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17866418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29896095A Abandoned JPH09115581A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09115581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6531248B1 (en) | 1999-10-06 | 2003-03-11 | Squannacook Technologies Llc | Battery paste |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP29896095A patent/JPH09115581A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6531248B1 (en) | 1999-10-06 | 2003-03-11 | Squannacook Technologies Llc | Battery paste |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20040114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |