JPH09114957A - 物品計数装置 - Google Patents

物品計数装置

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JPH09114957A
JPH09114957A JP29499195A JP29499195A JPH09114957A JP H09114957 A JPH09114957 A JP H09114957A JP 29499195 A JP29499195 A JP 29499195A JP 29499195 A JP29499195 A JP 29499195A JP H09114957 A JPH09114957 A JP H09114957A
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distance
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JP29499195A
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Hiroshi Sato
博 佐藤
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刷本等の物品が薄い場合であっても、またノイ
ズの影響が大きい場合であっても計数値が正確な物品計
数装置を提供する。 【解決手段】距離検出手段と、演算計数手段とを有し、
前記距離検出手段は、ずれ重なって移送される平面状の
物品との距離を計測し距離信号を出力し、前記演算計数
手段は、前記距離信号を入力しサンプリングしてディジ
タルデータに変換するとともに差分データを演算し、特
定サンプリング領域における前記差分データが第1の所
定値よりも大きく、かつ前記特定サンプリング領域に対
応して決定する対応サンプリング領域における前記差分
データが第2の所定値よりも小さい場合に、前記物品の
計数値を増加する、物品計数装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷物、新聞、カートン
ブランク、包装体等の、印刷機や加工機からずれ重なっ
て排出される平らな物品を計数する物品計数装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷物の製造においては高速で印刷され
印刷機から排出される多量の刷本の枚数を正確に計数す
る必要がある。たとえば通常のオフセット輪転印刷機か
らは印刷ユニットで印刷され折ユニットにおいて折り畳
まれシートカットされた刷本が、コンベア上をずれ重な
って排出される。排出された刷本は、次の加工工程への
運搬と一時保存のため、スタッカーバンドラー等により
結束される。結束された後では刷本の計数が困難であ
り、また一定の数量で結束するためにも結束する前に刷
本の正確な計数が必要とされる。オフセット輪転印刷機
においては印刷ユニットの回転数から印刷枚数を計数す
ることができる。ところが印刷機からは良品だけ排出さ
れるのではなく、始動時の条件出しの間の不良品、ある
いは折りユニットでの不良品が含まれ、これらは除かれ
る。また良品であっても品質チェックのための定期的な
抜取りがあり印刷ユニットでの計数値と結束される刷本
の数とは普通は一致しない。このような理由により、結
束装置によるスタックの直前にコンベア搬送上で刷本の
枚数を正確に計数する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の計数
方法としてはコンベア上をずれ重なって集合し流れる形
態で排出される、いわゆる“さしみ状”刷本列のエッジ
部分の段差を光学式のセンサで検出して計数する方法が
一般的である。他方法としては、ノズル出口からの空気
の漏れ量によるノズル内の空気圧力変化を検出する空気
圧センサを用いる方法もある。しかし、このような従来
技術によると、さしみ状刷本列のエッジ部分の段差とい
う形状の特徴を検出する方法であったため、薄い刷本で
段差が小さい場合にはノイズ等の影響により原理的に検
出が難しく、計数値が不正確になるという欠点があっ
た。そこで本発明の目的は、刷本等の物品が薄い場合で
あっても、またノイズの影響が大きい場合であっても計
数値が正確な物品計数装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は「距離検出手段
と、演算計数手段とを有し、前記距離検出手段は、ずれ
重なって移送される平面状の物品との距離を計測し距離
信号を出力し、前記演算計数手段は、前記距離信号を入
力しサンプリングしてディジタルデータに変換するとと
もに差分データを演算し、特定サンプリング領域におけ
る前記差分データが第1の所定値よりも大きく、かつ前
記特定サンプリング領域に対応して決定する対応サンプ
リング領域における前記差分データが第2の所定値より
も小さい場合に、前記物品の計数値を増加する、物品計
数装置」である。本発明の物品計数装置によれば上記構
成を有するから、たとえばずれ重なって隣接する2つの
物品が含まれる差分データの大きな領域と前記特定サン
プリング領域が一致した場合に(あるいは一致した前後
において)、1つの物品だけが含まれる差分データの小
さな領域と前記対応サンプリング領域が一致するように
設定することができる。これにより、ずれ重なって移送
される平面状の物品の2つの特徴部分、すなわち段差部
分と平面部分の2つの特徴部分を検出した場合にだけ、
物品の計数値を増加する。すなわち多重チェックが行わ
れるから、刷本等の物品が薄い場合であっても、またノ
イズの影響が大きい場合であっても計数値が正確であ
る。
【0005】また本発明は「前記差分データは物品の移
送速度に応じて差分間隔を設定して得られる差分データ
である物品計数装置」である。これによれば、広範囲の
移送速度に対して適切な差分データを得て正確な計数値
が得られる。また本発明は「前記特定サンプリング領域
における差分データは下記の数3により演算する物品計
数装置」である。
【数3】Dsi = di − di-g1-j ただし、 Dsi: 特定サンプリング領域における差分データ(関
数f(t)の差分) di : 特定サンプリング領域の最初のディジタルデー
タ i : c1 +g1 +1 ,c1 +g1 +2,・・
・ g1 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
数の間隔) j : 1,2,・・・,c11 : 特定サンプリング領域におけるデータ数 差分間隔g1 の設定を行うことができ、物品の移送速度
が速いときは差分間隔g1 を小さく物品の移送速度が遅
いときは差分間隔g1 を大きくし、2つの物品の段差部
分の途中で差分データを得ることのないよう物品の移送
速度に応じて最適な差分間隔を設定することができる。
またデータ数c1 の設定を行うことができ、データの全
てが条件を満たす場合に条件が満たされるとすることに
より、ノイズの影響による誤計数を無くすことができ
る。
【0006】また本発明は「前記対応サンプリング領域
における差分データは下記の数4により演算する物品計
数装置」である。
【数4】 Dri = ABS(di − di+j ) ただし、 Dri: 対応サンプリング領域における差分データ(関
数f(t)の差分) ABS(x) : xの絶対値 di : 対応サンプリング領域の最初のディジタルデー
タ i : c2 +g2 +1 ,c2 +g2 +2,・・
・ g2 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
数) j : 1,2,・・・,c22 : 対応サンプリング領域におけるデータ数 差分間隔g2 の設定を行うことができ、物品の移送速度
が速いときは差分間隔g2 を小さく物品の移送速度が遅
いときは差分間隔g2 を大きくし、移送速度に応じて最
適な差分間隔を設定することができる。またデータ数c
2 の設定を行うことができ、データの全てが条件を満た
す場合に条件が満たされるとすることにより、ノイズの
影響による誤計数を無くすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。図1は本発明の物品計数装置の構成を
示すブロック図である。図1において、1は距離検出手
段である。距離検出手段のセンサとしては発射した超音
波が帰って来るまでの時間により距離を計測する超音波
方式、レーザースポットの位置を三角測量することによ
り距離を計測するレーザー方式、等のセンサを使用する
ことができる。距離検出手段はセンサを内蔵する距離検
出ヘッドとそのドライバー、演算部等から構成されるが
周知技術であるから説明の詳細は省略する。
【0008】2は演算計数手段であり、3はその一部の
A/D変換部、4はやはりその一部のデータ処理部であ
る。A/D変換部3は距離検出手段1が出力する距離信
号(アナログ信号)を、所定の速度でサンプリングして
ディジタルデータに変換する。データ処理部4はCPU
(Central Processing Unit )、RAM(Random Acces
s Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成さ
れるマイクロコンピュータ、あるいはパーソナルコンピ
ュータ、プログラマブルシーケンサ等を使用することが
できる。また、5は計数データの出力を行うI/O部、
6は計数値を表示する表示器である。
【0009】図2は距離検出手段2が出力する移送され
る物品の距離信号の一例を示す図である。図2におい
て、距離信号の波形とともに物品の側面形状を示し、波
形と形状の対応関係を物品の段差部分について矢印で示
す。図2に示すように、物品の段差部分において距離信
号の波形は大きな変化を示す。また物品の形状は一定し
ないためその変化を反映して距離信号の波形も変化す
る。さらに距離信号には様々なノイズ成分が含まれる。
たとえば距離検出手段2がレーザー方式のセンサを使用
する場合には、物品の色の変化がノイズとなり、また物
品がなくなりベルトコンベアの反射を検出する場合もノ
イズとなる。
【0010】図3は距離信号と差分データとベルトコン
ベア上の物品との関係を示す図である。図3(C)に示
すようにベルトコンベアの左側には物品がなく、中程以
降に物品が載せられている。図3(A)に示す距離信号
にはベルトコンベアを検出したノイズと物品を検出した
信号が示されている。また図3(B)はA/D変換部3
においてディジタルデータに変換しデータ処理部4にお
いて差分データ演算したその距離信号の差分データが示
されている。図3(A)の左側の波形に示すように、ノ
イズは適当に取り出したデータdiを基準値とすると、
データdi よりも前に得られているデータdi-1 および
データより後に得られるデータdi+1 の差分データが不
規則に変化する。すなわち、数5に示す差分データD
i,i-1 、Di,i+1 を求めるとその値は不規則であり、し
かも、物品間の段差部分の距離信号の波形と同程度の値
も取り得ることが判る。
【数5】Di,i-1 = di − di-1 ・・・不規則で
大きな値を含む Di,i+1 = di − di+1 ・・・不規則で大きな値
を含む ただし、di ,di-1 ,di+1 はノイズ領域のデータ
【0011】一方 図3(A)の左側の波形に示すよう
に、ずれ重なってできた物品の段差部分において、上に
ある物品の先端部分のデータdi を基準値とすると下に
ある物品のデータdi-1 との差分データは段差のために
大きく、上にある物品のデータdi+1 との差分データは
同一物品の平面であるため小さい。すなわち、数6に示
す差分データDi,i-1 、Di,i+1 を求めるとその値は規
則的であり、しかも、安定した値を取り得ることが判
る。
【数6】Di,i-1 = di − di-1 ・・・2物品間
の段差では大きな値を示す Di,i+1 = di − di+1 ・・・1物品内では小さ
な値を示す ただし、di ,di-1 ,di+1 は物品領域のデータ
【0012】数5、数6のような差分データの特徴を上
手く捕らえることにより、得られた距離信号がノイズに
起因するものか、物品の上面を検出して得られたものか
の区別をつけ、正確な物品の計数を行うことができる。
後述するように本発明においてはこのような特徴を捕ら
えることができる。しかし、これに加えさらに考慮すべ
き点がある。それは物品の移送速度であり、次に、その
説明を行う。図4は物品の移送速度によって差分間隔を
設定する方法を示す図である。図4(A)に示すよう
に、距離信号の波形においてx軸は時間値でありy軸は
距離である。したがって、物品の移送速度によって距離
信号の波形は異なったものとなる。移送速度が速い場合
には一定時間内の段差を示す波形は多数であって立ち上
がり(または立ち下がり)は急峻である。また移送速度
が遅い場合には一定時間内の段差を示す波形は少なく立
ち上がり(または立ち下がり)は緩やかである。
【0013】図4(B)は移送速度が速く段差を示す波
形が急峻である場合の差分データの求め方を、また図4
(C)は移送速度がやや速く段差を示す波形がやや急峻
((B)よりも緩やか)である場合の差分データの求め
方を示している。図4(B),(C)において、d
i-4 , i-3 ,di-2 ,di-1 ,di ,di+1 ,di+2
はA/D変換部3によってディジタルデータに変換され
る距離信号のサンプリング位置とそのデータを示してい
る。この場合サンプリングは等時間間隔で行われる。図
4(B)においては、di は段差の一方の端部のデータ
であり、di-2 は段差の一方の端部のデータである。ま
た図4(C)においては、di は段差の一方の端部のデ
ータであり、di-4 は段差の一方の端部のデータであ
る。
【0014】図4(B),(C)において、D
i,i-1 (di とdi-1 との差)とすると、段差に相当す
る大きな値は得られない。すなわち、差分間隔を0とし
(g=0)隣接するサンプリング位置のデータの差分を
得るようにすると、物品の段差部分の途中にデータを得
ることとなり得られる差分データは小さなものでしかな
い。そこで図4(B)において、差分データをDi,i-2
(di とdi-2 との差)とすると、段差に相当する大き
な値が得られる。すなわち、差分間隔を1とし(g=
1)1つのサンプリングデータを挟んで隣接するサンプ
リング位置のデータの差分を得るようにすると、物品の
段差部分の途中にデータを得ることのない差分データが
得られ段差部分に相当する大きさの差分データを得るこ
とができる。同様に図4(C)において、差分データを
i,i-4 (di とdi-4 との差)とすると、段差に相当
する大きな値が得られる。すなわち、差分間隔を3とし
(g=3)3つのサンプリングデータを挟んで隣接する
サンプリング位置のデータの差分を得るようにすると、
2つの物品の段差部分の途中にデータを得ることのない
差分データが得られ段差部分に相当する大きさの差分デ
ータを得ることができる。
【0015】以上を考慮すると、段差部分(特定サンプ
リング領域)における差分データは下記の数7の条件を
満たす。
【数7】 Dsi = di − di-g1-j ≧ T1 ただし、 Dsi: 特定サンプリング領域における差分データ(関
数f(t)の差分) di : 特定サンプリング領域の最初のディジタルデー
タ i : c1 +g1 +1 ,c1 +g1 +2,・・
・ g1 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
数の間隔) j : 1,2,・・・,c11 : 特定サンプリング領域におけるデータ数 T1 : 所定の閾値
【0016】これにより、差分間隔g1 の設定を行うこ
とができ、物品の移送速度が速いときは差分間隔g1
小さく物品の移送速度が遅いときは差分間隔g1 を大き
くし、2つの物品の段差部分の途中で差分データを得る
ことのないよう物品の移送速度に応じて最適な差分間隔
を設定することができる。またデータ数c1 の設定を行
うことができ、データの全てが条件を満たす場合に条件
が満たされるとすることにより、ノイズの影響による誤
計数を無くすことができる。
【0017】また、段差部分ではない、1つの物品の平
面部分(対応サンプリング領域)における差分データは
下記の数8の条件を満足する。
【数8】 Dri = ABS(di − di+j ) ≦ T2 ただし、 Dri: 対応サンプリング領域における差分データ(関
数f(t)の差分) ABS(x) : xの絶対値 di : 対応サンプリング領域の最初のディジタルデー
タ i : c2 +g2 +1 ,c2 +g2 +2,・・
・ g2 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
数) j : 1,2,・・・,c22 : 対応サンプリング領域におけるデータ数 T2 : 所定の設定値
【0018】これにより差分間隔g2 の設定を行うこと
ができ、物品の移送速度が速いときは差分間隔g2 を小
さく物品の移送速度が遅いときは差分間隔g2 を大きく
し、移送速度に応じて最適な差分間隔を設定することが
できる。またデータ数c2 の設定を行うことができ、デ
ータの全てが条件を満たす場合に条件が満たされるとす
ることにより、ノイズの影響による誤計数を無くすこと
ができる。
【0019】次に、演算計数手段2のデータ処理部4に
おける上記の条件を演算し計数を行う過程について説明
する。図5はデータ処理部4における計数処理過程を示
すフロー図である。図5において、まず差分間隔g1
2 を設定する。多くの場合g2 はg1 と同一でよく、
1 =g2 =gとする(S1)。また特定サンプリング
領域におけるデータ数c1 と対応サンプリング領域にお
けるデータ数c2 を設定し、サンプリングのインデック
スiをi=c1 +gとする(S2)。次に第1の処理で
ある、2つの物品の段差部分の条件を判定する処理に進
む。インデックスiにおいてサンプリングを行う(S
3)。i=i+1,j=0を演算し(S4,S5)、所
定値T1 に対してdi −di-g1-j ≧T1 を満たすか否
かを判定する(S6)。満たさない場合にはS3に戻り
以降の繰返しを行う。満たす場合にはj=j+1を演算
し(S7)、j=C1 を満たすか否かを判定する(S
8)。満たさない場合にはS6に戻り以降の繰返しを行
う。このようにS6を繰り返すことにより、ノイズと段
差部分を区別するこができる。
【0020】満たす場合には次の処理である、1つの物
品の平面部分を判定する処理に進む。j=0とし(S
9)、所定値T2 に対してABS(di −di+j )≦T
2 を満たすか否かを判定する(S10)。満たさない場
合にはS3に戻り以降の繰返しを行う。満たす場合には
j=j+1を演算し(S11)、j=c2 を満たすか否
かを判定する(S12)。満たさない場合にはS10に
戻り以降の繰返しを行う。このようにS10を繰り返す
ことにより、ノイズと平面部分を区別するこができる。
満たす場合には物品の計数値をインクリメントする(計
数値に1を加える)(S13)。物品の移送速度データ
に基づいて必要ならばgの補正を実施する(S14)。
停止信号の入力の有無により物品の計数処理を継続する
か否かを判定し(S15)、継続する場合にはS3に戻
り以降の繰返しを行う。また終了する場合には計数処理
のループから抜け終了とする。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、刷本が薄
い場合であっても、またノイズの影響が大きい場合であ
っても計数値が正確な刷本等の物品を計数する装置が提
供される。また差分データが物品の移送速度に応じて差
分間隔を設定して得られる差分データである本発明によ
れば、広範囲の移送速度に対して正確な計数値が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品計数装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】距離検出手段が出力する移送される物品の距離
信号の一例を示す図である。
【図3】距離信号と差分データとベルトコンベア上の物
品との関係を示す図である。
【図4】物品の移送速度によって差分間隔を設定する方
法を示す図である。
【図5】データ処理部における計数処理過程を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
1 距離検出手段 2 演算計数手段 3 A/D変換器 4 データ処理部 5 I/O部 6 表示器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】距離検出手段と、演算計数手段とを有し、 前記距離検出手段は、ずれ重なって移送される平面状の
    物品との距離を計測し距離信号を出力し、 前記演算計数手段は、前記距離信号を入力しサンプリン
    グしディジタルデータに変換するとともに差分データを
    演算し、特定サンプリング領域における前記差分データ
    が第1の所定値よりも大きく、かつ前記特定サンプリン
    グ領域に対応して決定する対応サンプリング領域におけ
    る前記差分データが第2の所定値よりも小さい場合に、
    前記物品の計数値を増加する、 ことを特徴とする物品計数装置。
  2. 【請求項2】前記差分データは物品の移送速度に応じて
    差分間隔を設定して得られる差分データであることを特
    徴とする請求項1記載の物品計数装置。
  3. 【請求項3】前記特定サンプリング領域における差分デ
    ータは下記の数1により演算し、することを特徴とする
    請求項1または2記載の物品計数装置。 【数1】Dsi = di − di-g1-j ただし、 Dsi: 特定サンプリング領域における差分データ(関
    数f(t)の差分) di : 特定サンプリング領域の最初のディジタルデー
    タ i : c1 +g1 +1 ,c1 +g1 +2,・・
    ・ g1 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
    数) j : 1,2,・・・,c11 : 特定サンプリング領域におけるデータ数
  4. 【請求項4】前記対応サンプリング領域における差分デ
    ータは下記の数2により演算することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか記載の物品計数装置。 【数2】Dri = ABS(di − di+j ) ただし、 Dri: 対応サンプリング領域における差分データ(関
    数f(t)の差分) ABS(x) : xの絶対値 di : 対応サンプリング領域の最初のディジタルデー
    タ i : c2 +g2 +1 ,c2 +g2 +2,・・
    ・ g2 : 差分間隔(変数tの差分;所定のサンプリング
    数) j : 1,2,・・・,c22 : 対応サンプリング領域におけるデータ数
JP29499195A 1995-10-19 1995-10-19 物品計数装置 Withdrawn JPH09114957A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189473A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Muller Martini Holding Ag 鱗状列流の印刷物をカウントする装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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