JPH09114570A - 文字入力可能な電子機器 - Google Patents

文字入力可能な電子機器

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JPH09114570A
JPH09114570A JP7293834A JP29383495A JPH09114570A JP H09114570 A JPH09114570 A JP H09114570A JP 7293834 A JP7293834 A JP 7293834A JP 29383495 A JP29383495 A JP 29383495A JP H09114570 A JPH09114570 A JP H09114570A
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JP
Japan
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input
character
data
keyboard device
recording
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JP7293834A
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English (en)
Inventor
Kenji Irie
健志 入江
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH09114570A publication Critical patent/JPH09114570A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の電子機器にも採用でき、しかも良好な
操作性をもった文字入力方式を実現する電子機器を提供
する。 【解決手段】 電子機器には外部キーボードインターフ
ェース手段(16,30a,30b)を設け、この外部
キーボードインターフェース手段は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報機器用の、文字入力が可能とされたキー
ボード装置による入力文字データを取り込むことができ
るようにする。つまり機器本体は文字データ入力用の操
作手段によらなくても一般に普及している情報機器用の
キーボード装置により文字データを入力できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字情報を入力可能
とし、その文字情報を表示動作や通信動作などの所定の
処理に用いる電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】付加的な機能として文字入力を可能と
し、入力された文字情報を表示などの各種動作に用いる
電子機器が各種存在する。例えば電話装置としては、ワ
ンタッチダイヤル登録や短縮ダイヤル登録などの機能が
知られているが、これらの機能でダイヤル番号を登録す
る際に、文字データを入力し、登録するダイヤル番号に
ついて相手先の名前等も一緒に登録してしまうようにす
るものもある。
【0003】この場合、ワンタッチダイヤル操作や短縮
ダイヤル操作を行なった場合に、表示部に登録された名
前(文字データ)を表示させるなどすることで、相手先
の確認ができるなど、かけ間違いの防止に便利な機能と
なる。また、例えばポケットベルへのメッセージ送信の
ための文字データなども電話装置において入力できるよ
うにしている。
【0004】さらにオーディオ機器でも、文字データ入
力が可能とされたものがある。光磁気ディスクを用いて
音楽等の録音/再生が可能な、ミニディスクシステムと
して知られている記録再生装置では、ディスクや、ディ
スクに録音されたトラック(楽曲)に対応して曲名など
の文字を入力し、登録することができるようにされてい
る。登録された文字データは曲の再生中などに表示され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
文字入力対応の電子機器では、当然のことながらユーザ
ーが任意の文字を入力するための入力装置部が必要にな
る。このために、例えば電子機器の筺体上の操作パネル
部において、各アルファベット文字に対応した多数の操
作キーを設けたり、もしくは、各数字キーなどの他の操
作キーに、それぞれ複数のアルファベット文字を割り当
てたりする手法が取られている。
【0006】しかしながら、まずアルファベット文字に
対応した多数の操作キーを設けることは、操作キーの数
として多くなりすぎ、機器の操作パネル部が煩雑化して
しまう。もちろん操作パネル部としても広いスペースが
必要となる。このため、操作キー数の増大によるコスト
アップや、操作パネル部の大型化による機器の小型化の
困難性が発生する。特に携帯用の電話装置やオーディオ
装置など、超小型の電子機器では、実際上、キー配置は
無理であるといえる。さらに操作キーの増加により、ユ
ーザーの操作性が悪くなる。
【0007】また、操作キー数を削減するためには、上
記のように1るの操作キーに、複数のアルファベット文
字を割り当てていくことが考えられるが、この場合は、
例えばトグル的な操作で必要文字を選択していく操作と
なる。例えば1〜10のテンキーに対して、それぞれ
『1』キーに『A,B,C』、『2』キーに『D,E,
F』・・・・というように割り当て、『1』キーを1回押せ
ば『1』、2回押せば『A』、3回押せば『B』・・・・と
いうように入力を選択していくものである。このため、
キー数が削減されたといっても、その入力操作は甚だ煩
雑で面倒なものであり、入力操作性は悪いという問題が
残される。
【0008】また、入力文字としてアルファベット文字
だけでなく、カタカナやひらがななど、より広範囲な文
字種の入力を可能とする場合は、入力装置部のキー数の
増大は避けられない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、小型の電子機器にも採用でき、しかも良好
な操作性をもった文字入力方式を実現する電子機器を提
供することを目的とする。
【0010】このため電子機器には外部キーボードイン
ターフェース手段を設け、この外部キーボードインター
フェース手段は、パーソナルコンピュータ等の情報機器
用の、文字入力が可能とされたキーボード装置による入
力文字データを取り込むことができるようにする。そし
て外部キーボードインターフェース手段を介して入力さ
れた文字データを所定の動作に用いるデータとして記憶
する記憶手段を設ける。つまり機器本体は文字データ入
力用の操作手段によらなくても一般に普及している情報
機器用のキーボード装置により文字データを入力できる
ようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、電話装置において本発明を採用した例と、ミニディ
スク記録再生装置において本発明を採用した例をあげ、
それぞれ説明していく。
【0012】<電話装置において本発明を実現する例>
図1〜図4により電話装置において本発明を実現する例
を説明する。図1は電話装置10とキーボード装置1を
示している。キーボード装置1は例えばパーソナルコン
ピュータ用のキーボード装置であり、例えばIBM−P
C AT互換機用のキーボード装置や、PC−9801
用のキーボード装置など、一般に普及しているパーソナ
ルコンピュータ用途の中での所定の規格のものを用い
る。
【0013】キーボード装置1のコネクタ2は、図3
(a)に示す6ピン小型DINコネクタや、図3(b)
に示す5ピンDINコネクタとされる。コネクタの各ピ
ンに対応する信号はぞれぞれ同図に示されているとおり
である。即ち、+5V電源ピン、グランドピン、データ
ピン、クロックピンが形成される。
【0014】電話装置10には、ユーザーが通話に用い
るハンドセット11や、液晶パネルによる表示部12が
設けられている。またハンズフリー通話などに用いるス
ピーカ13、マイクロホン14が設けられる。さらに、
ダイヤル操作やワンタッチダイヤル登録、短縮ダイヤル
登録など、電話装置10を使用する際の各種操作のため
に操作キー15(内蔵キーボード)が設けられる。これ
らの各部は、通常の電話装置としての構成部分である
が、本例の電話装置10では、特に外部キーボード装置
用コネクタ部16が設けられている。この外部キーボー
ド装置用コネクタ部16は、例えば6ピン小型DINコ
ネクタに対応する仕様とされ、キーボード装置1のコネ
クタ2が接続可能とされている。
【0015】図2に電話装置10及びキーボード装置1
の回路ブロックを示す。端子L1 ,L2 は電話回線に接
続される。電話回線との送信/受信信号は、全波整流ダ
イオードブリッジ17、フックスイッチ18、2線4線
変換部19を介して行なわれる。フックスイッチ18
は、ハンドセット11の持ち上げやハンズフリー操作に
より閉じられる。
【0016】また、着信時にはリング回路25が動作
し、スピーカ26から着信音を発生させる。電話回線か
ら送られてくる受信音声信号は2線4線変換部19から
増幅部20を介してハンドセット11内のスピーカに送
られ、音声出力される。またハンズフリー通話を行なう
場合は、受信音声信号はスピーカホン処理部22に送ら
れ、スピーカアンプ23を介してスピーカ13から音声
として出力される。
【0017】ハンドセット11の使用時においてユーザ
ーの発した音声は、ハンドセット11のマイクロホンに
よって音声信号とされ、増幅部21を介して2線4線変
換部19に送られ、電話回線に出力される。また、ハン
ズフリー通話の場合は、マイクロホン14によって音声
信号とされ、マイクアンプ24を介してスピーカホン処
理部22に送られる。そして増幅部21を介して2線4
線変換部19に送られ、電話回線に出力される。
【0018】コントローラ30はマイクロコンピュータ
によって構成され、電話装置10の全体の動作を制御す
る。電話装置10に形成された各種操作キー15(内蔵
キーボード)からの操作情報はコントローラ30に供給
され、コントローラ30は操作情報に基づいて、ダイヤ
ル発信や登録動作などの制御を行なう。ダイヤル発信の
場合は、コントローラ30は操作キー15によって押さ
れた数字に応じて、ダイヤラ27を制御し、そのダイヤ
ル番号に応じたダイヤルトーンを発生させる。発生され
たダイヤルトーンは増幅部21を介して2線4線変換部
19に送られ、電話回線に出力される。また、ワンタッ
チダイヤルや短縮ダイヤルなどの機能として、特定のダ
イヤル番号を登録しておくことができるが、それらの登
録されたダイヤル番号はメモリ29に記憶されている。
【0019】操作キー15によりワンタッチダイヤルや
短縮ダイヤルの操作が行なわれた場合は、コントローラ
30はその操作により指定されたダイヤル番号をメモリ
29から読み出し、ダイヤラ27にダイヤルトーンを発
生させることになる。
【0020】またコントローラ30は各種動作時におい
て、LCDドライバ28を制御し、表示部12に所要の
表示動作を実行させる。例えばダイヤル時に番号を表示
する。さらに本例の場合、ワンタッチダイヤルや短縮ダ
イヤルの登録については、各ダイヤル番号に対応させて
相手先名などの文字情報をメモリ29に登録させること
ができるが、そのような登録がされている場合は、ワン
タッチダイヤルや短縮ダイヤルの操作に応じて、メモリ
29からダイヤル番号とともに文字情報を読み出し、そ
の文字情報が表示部12に表示されるようにLCDドラ
イバ28を制御することもできる。
【0021】また、上述した外部キーボード装置用コネ
クタ部16においては、キーボード装置1のコネクタ2
に対応して、データ、クロック、+5V電圧、グランド
の各接続が可能とされるが、外部キーボード装置用コネ
クタ部16からのデータ線、クロック線は、コントロー
ラ30のシリアルデータポート30aに接続される。ま
たデータ線からの入力はコントローラ30内においてデ
コーダ30bでデコード処理される。
【0022】キーボード装置1においては、操作キーの
操作に対応した操作情報を出力するキーマトリクス部3
が設けられ、キーマトリクス部3によって得られる操作
情報がCPU4に供給される。CPU4は操作情報に応
じたコードデータ(文字コード)をROM5から読み出
し、入出力部6を介してシリアルデータとしてコネクタ
2に出力する。
【0023】従って、コネクタ2が電話装置10の外部
キーボード装置用コネクタ部16と接続されていること
により、ユーザーがキーボード装置1を用いて入力した
文字情報が、シリアルデータとして電話装置10のコン
トローラ30に供給される。コントローラ30はデコー
ダ30bでシリアルデータとして伝送されてきた文字情
報のデコードを行ない、入力された文字情報として取り
込むことになる。
【0024】例えば電話装置10でワンタッチダイヤル
や短縮ダイヤルの登録において相手先名などの文字情報
をメモリ29に登録させる際には、このようにキーボー
ド装置1を接続することで文字入力を容易に行なうこと
ができる。例えば、操作キー15により或るダイヤル番
号を登録する操作を行なっている際に、操作キー15と
して用意されている文字入力モードキーにより、ユーザ
ーは文字入力を行なうモードとする操作を行なう。そし
て、キーボード装置1を操作して文字入力を行なう。
【0025】文字入力モードとすることで、コントロー
ラ30はキーボード装置1からの伝送データを受け付け
る状態に入る。コントローラ30に対しては、図4に示
すように、ユーザーがキーボード装置1により文字入力
を行なうことでシリアルデータ割り込みが発生し、伝送
されてきたシリアルデータを受信する(F101)。受信した
データとしての文字コードに対しては、コントローラ3
0はデコーダ30bにおいてキーボード装置の規格に基
づいてデコード処理を行ない、入力文字として取り込む
(F102)。そして、取り込まれた文字を表示部12に表示
させる(F103)。
【0026】ユーザーは表示部12に表示された文字列
を確認し、それで良ければ操作キー15により登録操作
を行ない(F104)、また間違って入力した場合はキャンセ
ル操作を行なうことになる(F105)。登録操作を行なった
場合は、コントローラ30はステップF106において、そ
のとき登録動作を行なっているダイヤル番号に対応させ
て、入力文字列をメモリ29に登録する。このような登
録動作により、メモリ29には図5に示すように、例え
ば各ワンタッチダイヤルボタンナンバ(1,2・・・・)に
対応してダイヤル番号と名称(文字)が記憶されること
になる。
【0027】以上のように、本例では電話装置10に対
してキーボード装置1を用いて文字情報を入力できるよ
うにしているため、電話装置10自体にアルファベット
やカタカナ、ひらがななどの入力のための操作キーなど
を設ける必要はないため電話装置10としては操作キー
数の増大を招かず、煩雑なキー配置やコストアップを生
じない。このため、携帯用の電話装置などについても好
適となる。また、ユーザーにとっては通常使い慣れてい
るコンピュータ用キーボード装置を用いて文字情報を入
力できるため、操作性は良いものとなる。
【0028】なお、文字入力だけでなく、ダイヤル番号
の入力操作やモード操作、さらには登録操作やキャンセ
ル操作など他の操作入力も、キーボード装置1により可
能とすることもできる。また、メッセージ送信などのた
めに文字情報を入力する場合などにも本例のようにキー
ボード装置1を利用できることはいうまでもない。
【0029】<ミニディスク記録再生装置において本発
明を実現する例>次に、ミニディスク記録再生装置にお
いて本発明を実現する例を図6〜図9で説明する。図6
にミニディスク記録再生装置40とキーボード装置1を
示す。キーボード装置1は上記電話装置で説明したもの
と同様にパーソナルコンピュータ用のキーボード装置で
あり、コネクタ2は、例えば図3(a)に示す6ピン小
型DINコネクタとされている。
【0030】ミニディスク記録再生装置40には、筺体
上面に例えば液晶ディスプレイで構成される表示部41
や、記録/再生操作、音量操作、アクセス操作、編集モ
ード操作などのための各種操作キー42が設けられてい
る。また、本例のミニディスク記録再生装置40では、
特に外部キーボード装置用コネクタ部43が設けられて
いる。この外部キーボード装置用コネクタ部43は、6
ピン小型DINコネクタに対応する仕様とされ、キーボ
ード装置1のコネクタ2が接続可能とされている。
【0031】図7にミニディスク記録再生装置40のブ
ロック図を示す。なおキーボード装置1の内部ブロック
については、図1と同様であるため図示を省略する。音
声データが記録されている光磁気ディスク90は、スピ
ンドルモータ52により回転駆動される。そして光磁気
ディスク90に対しては記録/再生時に光学ヘッド53
によってレーザ光が照射される。
【0032】光学ヘッド53は、記録時には記録トラッ
クをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ
出力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射
光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ
出力を行なう。このため、光学ヘッド53にはレーザ出
力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッ
タや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出す
るためのディテクタが搭載されている。対物レンズ53
aは2軸機構54によってディスク半径方向及びディス
クに接離する方向に変位可能に保持されている。
【0033】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド5
3と対向する位置に磁気ヘッド56aが配置されてい
る。磁気ヘッド56aは供給されたデータによって変調
された磁界を光磁気ディスク90に印加する動作を行な
う。光学ヘッド53全体及び磁気ヘッド56aは、スレ
ッド機構55によりディスク半径方向に移動可能とされ
ている。
【0034】再生動作によって、光学ヘッド53により
ディスク90から検出された情報はRFアンプ57に供
給される。RFアンプ57は供給された情報の演算処理
により、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、
フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディ
スク90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)とし
て記録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。
抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部58
に供給される。また、トラッキングエラー信号TE、フ
ォーカスエラー信号FEはサーボ回路59に供給され、
グルーブ情報GFMはアドレスデコーダ60に供給され
る。
【0035】サーボ回路59は供給されたトラッキング
エラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイク
ロコンピュータにより構成されるシステムコントローラ
61からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピ
ンドルモータ52の回転速度検出情報等により各種サー
ボ駆動信号を発生させ、2軸機構54及びスレッド機構
55を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行な
い、またスピンドルモータ52を一定線速度(CLV)
に制御する。
【0036】アドレスデコーダ60は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ61に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部58においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きデータとして再生RF信号に含まれているアドレス、
サブコードなども抽出され、システムコントローラ61
に供給される。
【0037】エンコーダ/デコーダ部58でEFM復
調、CIRC等のデコード処理された音声データは、メ
モリコントローラ62によって一旦バッファメモリ63
に書き込まれる。バッファメモリ63に書き込まれたデ
ータは、所定タイミングで読み出され、エンコーダ/デ
コーダ部64に供給される。そして、音声圧縮処理に対
するデコード処理等の再生信号処理を施され、D/A変
換器65によってアナログ信号とされ、出力端子66か
ら所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。
【0038】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、入力端子67に供給された記録信号
(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器68によ
ってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ
部64に供給され、音声圧縮エンコード処理を施され
る。エンコーダ/デコーダ部64によって圧縮された記
録データはメモリコントローラ62によって一旦バッフ
ァメモリ63に書き込まれる。そしてバッファメモリ6
3内に所定量以上のデータが蓄積された時点で所定のデ
ータ単位でデータが読み出されてエンコーダ/デコーダ
部58に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部58
でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理
された後、磁気ヘッド駆動回路56に供給される。
【0039】そして磁気ヘッド駆動回路56はエンコー
ド処理された記録データに応じて、磁気ヘッド56aに
磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディス
ク90に対して磁気ヘッド56aによるN又はSの磁界
印加を実行させる。また、このときシステムコントロー
ラ61は光学ヘッド53に対して、記録レベルのレーザ
光を出力するように制御する。
【0040】操作部42としては、図6に示したように
ユーザー操作に供される各種キーが設けられている。ま
た表示部42は、動作状態、トラックナンバ、時間情報
等をシステムコントローラ61の制御に基づいて表示す
る動作を行なう。
【0041】また、上述した外部キーボード装置用コネ
クタ部16においては、キーボード装置1のコネクタ2
に対応して、データ、クロック、+5V電圧、グランド
の各接続が可能とされるが、外部キーボード装置用コネ
クタ部16からのデータ線、クロック線は、システムコ
ントローラ61のシリアルデータポート61aに接続さ
れる。またデータ線からの入力はシステムコントローラ
61内においてデコーダ61bでデコード処理される。
【0042】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ61はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ63に保持される。このためバ
ッファメモリ63は、上記した記録データ/再生データ
のバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリア
が分割設定されている。そして、システムコントローラ
61はこれらの管理情報を、ディスク90が装填された
際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動
作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ
63に記憶しておき、以後そのディスク90に対する記
録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0043】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集されて書き換えられるものであるが、システ
ムコントローラ61は記録/消去動作のたびにこの編集
処理をバッファメモリ63に記憶されたU−TOC情報
に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミン
グでディスク90のU−TOCエリアについても書き換
えるようにしている。
【0044】ミニディスクシステムでは、ディスク90
に音声データだけでなく文字データも記録できるように
されている。文字データはU−TOC情報の一部領域を
用いて記録するもので、ディスクや記録されている各ト
ラックに対応した文字情報を記録することができる。文
字情報を記録するU−TOC内の領域のフォーマットを
図8に示す。
【0045】U−TOCセクターとしてはセクター0〜
セクター7まで設けることができ、セクター0は主にユ
ーザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能な
フリーエリアについての管理情報が記録されているデー
タ領域とされる。そしてセクター1は録音された各トラ
ックにトラックネームをつけたり、ディスクタイトルを
つける場合に、入力された文字情報を記録するデータ領
域とされる。
【0046】この図8に示すU−TOCセクター1は、
先頭16バイトがヘッダとされるほか、所定バイト位置
から、記録された各トラックに相当する文字スロット指
示データ部としてスロットポインタP-TNA1〜P-TNA255が
用意される。またこのスロットポインタP-TNA1〜P-TNA2
55によって指定される文字スロット部が1単位8バイト
で255単位のスロット(01h) 〜(FFh) として用意され
ている。スロットポインタP-TNA1〜P-TNA255は第1トラ
ック〜第255トラックに対応し、このスロットポイン
タP-TNA1〜P-TNA255に示されるスロットに、各トラック
に対応する文字が記録されていることになる。例えば5
曲が録音されているディスクの場合は、スロットポイン
タP-TNA1〜P-TNA5が用いられ、各トラックに対応する文
字情報が、スロットポインタP-TNA1〜P-TNA5に示される
スロットに記録される。
【0047】スロット(01h) 〜(FFh) にはディスクタイ
トルやトラックネームとしての文字情報がアスキーコー
ドで記録される。なお、スロット(01h) の前の8バイト
はディスクネームの専用エリアとされている。そして、
例えばスロットポインタP-TNA1によって指定されるスロ
ットには第1トラックに対応してユーザーが入力した文
字が記録されていることになる。また、スロットがリン
ク情報によりリンクされ、他のスロットを指定すること
で、1つのトラックに対応する文字入力は7バイト(7
文字)より大きくなっても対応できる。なお、スロット
ポインタP-EMPTY は文字データの記録に使用していない
スロットを管理するものである。
【0048】本例のミニディスク記録再生装置40で
は、ユーザーはディスク90に録音した各トラック(楽
曲)に対して、曲名などの文字データを入力することが
できるが、本例の場合、この文字入力操作にはキーボー
ド装置1を用いることができる。
【0049】即ち、キーボード装置1のコネクタ2がミ
ニディスク記録再生装置40の外部キーボード装置用コ
ネクタ部16と接続されていることにより、ユーザーが
キーボード装置1を用いて入力した文字情報が、シリア
ルデータとしてミニディスク記録再生装置40のシステ
ムコントローラ61に供給される。システムコントロー
ラ61はデコーダ61bでシリアルデータとして伝送さ
れてきた文字情報のデコードを行ない、入力された文字
情報として取り込むことになる。この動作を利用するこ
とで、例えばディスク90に記録した第1トラックにつ
いて文字情報をU−TOCセクター1に記録させる際な
どには、ユーザーはキーボード装置1を接続することで
文字入力を容易に行なうことができる。
【0050】ミニディスク記録再生装置40の操作キー
42の操作により、例えば第1トラックを指定するとと
もに文字入力を行なうモードとする操作を行なう。そし
て、キーボード装置1を操作して文字入力を行なう。
【0051】文字入力モードとすることで、システムコ
ントローラ61はキーボード装置1からの伝送データを
受け付ける状態に入る。システムコントローラ61に対
しては、ユーザーがキーボード装置1により文字入力を
行なうことでシリアルデータ割り込みが発生し、伝送さ
れてきたシリアルデータが受信される。受信された文字
コードに対しては、システムコントローラ61はデコー
ダ61bにおいてキーボード装置の規格に基づいてデコ
ード処理を行ない、入力文字として取り込む。そして、
取り込まれた文字を表示部41に表示させる。ユーザー
は表示部41に表示された文字列を確認し、それで良け
れば操作キー42により登録操作を行ない、また間違っ
て入力した場合はキャンセル操作を行なうことになる。
【0052】登録操作を行なった場合は、システムコン
トローラ61は、指定されていたトラックに対応させ
て、バッファメモリ63に保持されているU−TOCセ
クター1のデータ内容を書き換える。つまり、指定され
たトラックに相当するテーブルポインタに或るスロット
を指定する値を書き込み、そのスロットに入力された文
字列をアスキーコードで記録する。バッファメモリ63
上で書き換えられたU−TOCデータは、所定タイミン
グでディスク90に書き込まれることになる。
【0053】このような文字登録動作により、例えば第
1トラック〜第4トラックまで文字登録を行なった場合
は、U−TOCセクター1において、図9に示すような
形態で各トラックに対応した文字データが記録されるこ
とになる。
【0054】以上のように、本例ではミニディスク記録
再生装置40に対してキーボード装置1を用いて文字情
報を入力できるようにしているため、ミニディスク記録
再生装置40自体にアルファベットやカタカナ、ひらが
ななどの入力のための操作キーなどを設ける必要はな
く、ミニディスク記録再生装置40に文字入力の必要性
からの操作キー数の増大は生じない。このため煩雑なキ
ー配置やコストアップが生じることはなく、図6に示し
たような携帯用のミニディスク記録再生装置40として
も好適となる。また、ユーザーにとっては通常使い慣れ
ているコンピュータ用キーボード装置を用いて文字情報
を入力できるため、操作性は良いものとなる。
【0055】なお、文字入力だけでなく、トラックの指
定操作や文字入力モード操作、さらには登録操作やキャ
ンセル操作など他の操作入力も、キーボード装置1によ
り可能とすれば、文字入力の際の一連の操作を全てキー
ボード装置1により行なうことができる。
【0056】なお、実施の形態として電話装置の例とミ
ニディスク記録再生装置の例を述べてきたが、本発明
は、特に付加的な機能のために文字入力が必要となる機
器において好適なものであり、上記例以外の各種電子機
器に採用可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部キー
ボードインターフェース手段を設け、この外部キーボー
ドインターフェース手段は、パーソナルコンピュータ等
の情報機器用の、文字入力が可能とされたキーボード装
置による入力文字データを取り込むことができるように
している。つまり、機器本体は文字データ入力用の操作
手段によらなくても、一般に普及している情報機器用の
キーボード装置により文字データを入力できるようにし
ている。これによって機器本体にアルファベット、カタ
カナ、ひらがな、その他の各種文字を入力するための多
数のキーを設ける必要はなくなり、キー数の削減、及び
それに伴うコストダウンが実現される。さらにこれらの
ことから携帯用などの小型機器において特に好適とな
り、小型機器でも多種類の文字入力を可能とさせること
もできる。さらに、通常使い慣れたパーソナルコンピュ
ータ用のキーボード装置を用いることができるため、ユ
ーザーも操作に困難を感じることはなく、操作性、使用
性は大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電話装置及びキーボード
装置の説明図である。
【図2】実施の形態の電話装置及びキーボード装置のブ
ロック図である。
【図3】実施の形態のキーボード装置のコネクタの説明
図である。
【図4】実施の形態のキーボード装置による文字入力に
対応する処理のフローチャートである。
【図5】実施の形態の登録データの説明図である。
【図6】実施の形態のミニディスク記録再生装置及びキ
ーボード装置の説明図である。
【図7】実施の形態のミニディスク記録再生装置のブロ
ック図である。
【図8】ミニディスクシステムのU−TOCセクター1
の説明図である。
【図9】実施の形態のトラックに対応して登録された文
字データの説明図である。
【符号の説明】
1 キーボード装置 2 コネクタ 10 電話装置 12,41 表示部 15,42 操作キー 16,43 外部キーボード装置用コネクタ部 29 メモリ 30 コントローラ 30a,61a シリアルデータポート 30b,61b デコーダ 40 ミニディスク記録再生装置 61 システムコントローラ 63 バッファメモリ 90 光磁気ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器用の、文字入力が可能とされた
    キーボード装置による入力文字データを取り込むことが
    できる外部キーボードインターフェース手段と、 前記外部キーボードインターフェース手段を介して入力
    された文字データを所定の動作に用いるデータとして記
    憶する記憶手段と、 を備えたことを特徴とする、文字入力可能な電子機器。
  2. 【請求項2】 電話装置として構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の文字入力可能な電子機器。
  3. 【請求項3】 所定の記録媒体に対する記録又は再生動
    作が可能とされる記録又は再生装置とされるとともに、
    前記記憶手段として記録媒体の記録領域の一部を用いる
    ことを特徴とする文字入力可能な電子機器。
JP7293834A 1995-10-18 1995-10-18 文字入力可能な電子機器 Withdrawn JPH09114570A (ja)

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JP7293834A JPH09114570A (ja) 1995-10-18 1995-10-18 文字入力可能な電子機器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122263A (ja) * 2000-08-08 2002-04-26 Festo Ag & Co 電子制御ユニットを備えた制御装置及び電気作動式バルブ
JP2008058148A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Dkk Toa Corp 小型分析装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122263A (ja) * 2000-08-08 2002-04-26 Festo Ag & Co 電子制御ユニットを備えた制御装置及び電気作動式バルブ
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