JP4436012B2 - 記録再生装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生装置及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、MD(Mini Disc)のディスク最内周に形成されたリードインエリアには、ディスクのタイトルや、記録された曲のタイトル、及びアーティスト名等の各種データがUTOC(User Table Of Contents)データとして自由に書き込み可能となっており、このUTOCデータにより、MDの記録データ管理と自在なデータ編集が実現される。
【0003】
上記UTOCデータはセクタ単位で構成され、現在使用されているのは0〜4セクタまでである。UTOC0(sector structure of UTOC sector=0)には、各曲(トラック)の開始・終了アドレス等が記録され、UTOC1(sector structure of UTOC sector=1)には、ディスクタイトルや各曲(トラック)のタイトル、及びアーティスト名(1byteの半角のアルファベット、数字、カタカナ)等がASCII(American Standard Code for Information Interchange)コードでユーザにより記録可能となっている。以下、上記UTOC1における文字データの記録領域をカタカナエリアと称する。
【0004】
また、UTOC2(sector structure of UTOC sector=2)には、録音の日月時が記録され、UTOC4(sector structure of UTOC sector=4)には、ディスクタイトルや各曲(トラック)のタイトル、及びアーティスト名等が、例えばJIS(Japan Industrial Standards)漢字に準拠する2byteの文字コードでユーザにより記録可能となっている。この為、例えば曲名として、「エイユウ」を「英雄」と記録できるので、ユーザにとって、より判別し易いデータ表示が可能となる。以下、上記UTOC4における文字データの記録領域を漢字エリアと称する。なお、UTOC3(sector structure of UTOC sector=3)は、通常、データが記録されていない状態となっている。
【0005】
MD等の記録媒体における従来の記録再生装置では、上記したディスクや各曲(トラック)のタイトルを入力する際、まずUTOCの入力先エリアとして漢字エリア或いはカタカナエリアのうち何れか一方が予め指定され、次いで、その指定されたエリアに適合したデータ形式で上記タイトル等が入力される。
【0006】
例えば、曲のタイトルとして「ノクターン」を入力する場合、まずUTOCの入力先エリアとしてカタカナエリアが予め設定され、次いで、文字入力キー(図示略)のキー操作により入力された「ノクターン」を示す文字データがASCIIコードで上記UTOC1のカタカナエリア内に記録される。
【0007】
また、曲のタイトルとして「月の光」を入力する場合、まずUTOCの入力先エリアとして漢字エリアが予め指定され、次いで、上記文字入力キーのキー操作により入力された「月の光」を示す文字データが、JIS漢字に準拠する文字コードで上記UTOC4の漢字エリア内に記録される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の記録再生装置においては、以下に示す問題点があった。すなわち、上記したディスクタイトルや各曲(トラック)のタイトルを入力する際、まずUTOCの入力先エリアとして漢字エリア或いはカタカナエリアのうち何れか一方が予め指定され、次いで、その指定されたエリアに適合したデータ形式で上記タイトル等の文字データが入力されていたが、記録する曲数が多い場合、或いは上記記録再生装置が複数枚ディスクを格納可能な場合等、入力するディスクや曲のタイトル等が多くなると、漢字エリア或いはカタカナエリアをその都度指定するのは面倒であった。
【0009】
更に、漢字エリアを指定して上記ディスクや曲のタイトルを入力する際、漢字表示できない機種にも対応可能とする為、上記漢字エリアに記録されたタイトルと同一タイトルを更にカタカナエリアにも記録する際、漢字エリアからカタカナエリアに入力エリアをその都度切り替える必要があり、不便であった。
【0010】
更に、データの高圧縮化に伴い、1枚のMDに多くの曲データが記録可能となる為、UTOCの漢字及びカタカナエリアが有するメモリが不足して新たにデータの入力が行えない場合が生じ、不便であった。
【0011】
本発明の課題は、曲のタイトル等の各種文字データを、各コード形式に応じて効率よく記録可能な記録再生装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、1バイトコードの文字データを記録する為の第1の記録エリア、及び2バイトコードの文字データを記録する為の第2の記録エリア内の各記録データを再生する再生手段と、前記第1、第2の各記録エリアに入力手段から入力された1バイトコードの文字データ、2バイトコードの文字データを記録する記録手段と、を備えた記録再生装置において、前記入力手段により入力された文字データが、1バイトコードであるか、或いは2バイトコードであるかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記文字データが2バイトコードの文字データと判定された際、当該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータに代替可能か否かを判定する代替可否判定手段と、前記代替可否判定手段により前記2バイトコードの文字データが所定1バイトコードの文字データに代替可能と判定された際、該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータで代替する代替手段と、前記判定手段により前記文字データが1バイトコードの文字データと判定された場合には、当該文字データを前記第1の記録エリアに記録し、2バイトコードの文字データと判定された場合、当該2バイトコードの文字データが前記代替可否判定手段により代替不可と判定された場合は、当該文字データを前記第2の記録エリアに記録し、代替可能と判定された場合は、前記代替手段により代替された1バイトコードの文字データを前記第1の記録エリアに記録するように前記記録手段を制御する記録制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施の形態におけるMD記録再生装置100について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したMD記録再生装置100の内部構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、MD記録再生装置100は、MD部110、MD用ATRAC・DSP・LSI120、D/A130、入力部140、表示部150、マイコン160等を備えると共に、図示しないスピンドルモータ、サーボ制御回路、アドレスデコーダ等を備えて構成される。更に、MD1がMD部110の図示しないMD記録再生部に装填されているものとする。
【0015】
ここで、MD記録再生装置100は、請求項1記載の記録再生装置に対応する。また、マイコン160は、請求項1記載の判定手段と記録制御手段、請求項2記載の代替可否判定手段と代替手段、及び請求項3記載の変換手段と同一の機能を具備する。
【0016】
上記スピンドルモータは、後述するサーボ制御回路からの制御信号に応じて回転駆動されてMD1を回転し、上記スレッドは、このサーボ制御回路からの制御信号に応じて、MD1の動径方向、及びMD1に接離する方向に後述する光学ヘッド(図示略)を移動させる。ここで、上記光学ヘッドは、請求項1記載の再生手段と同一の機能を備える。
【0017】
上記サーボ制御回路は、後述するRFアンプから出力されたトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号や、後述するマイコン160から出力されたトラックジャンプ指令、アクセス指令、上記スピンドルモータの回転速度検出データ等により、そのスピンドルモータ及びスレッドに各種サーボ駆動信号を出力してフォーカス制御及びトラッキング制御を行うと共に、スピンドルモータによるMD1の回転速度を一定の線速度に保持する。
【0018】
特にサーボ制御回路は、マイコン160からの制御信号に応じて、磁気ヘッド(図示略)を駆動する制御信号を磁気ヘッド駆動部(図示略)に出力し、MD1を挟んで上記光学ヘッドと対向する位置に配設された上記磁気ヘッドをMD1の動径方向及びMD1に接離する方向に移動させる。ここで、上記磁気ヘッドは、請求項1記載の記録手段と同一の機能を備える。
【0019】
MD部110は、MDスロットインメカ110a、ピックアップユニット110b、RFアンプ110cを備えて構成される。
【0020】
MDスロットインメカ110aは、MD1をMD記録再生装置(図示略)にセットし、そのセットしたMD1を上記MD記録再生装置から開放する為の機構を有する。
【0021】
ピックアップユニット110bは、MD1に予め記録されたUTOC(User Table Of Contents)データや音楽データ等を読み取る為の上記光学ヘッドをマイコン160からの制御信号に応じて動作させる動作機構を備える。
【0022】
上記光学ヘッドは、LD(Laser Diode)、偏向ビームスプリッタ、対物レンズ、及び反射光検出器等を各々備えて構成され(何れも図示略)、上記LDから装填中のMD1に照射した低レベルレーザ光の反射光を、上記光学ヘッドが備える反射光検出器によってそれぞれ検出することにより、MD1に予め記録されたUTOCデータやデジタル音楽データ等の各種データをピックアップする。
【0023】
更に、ピックアップユニット110bは、後述するMD用ATRAC・DSP・LSI120から出力されたデジタル音楽データ、及び各種文字データ(ディスクや各曲のタイトル、アーティスト名)を装填中のMD1に記録する上記磁気ヘッドと、上記サーボ制御回路からの制御信号に応じてMD1の動径方向及びMD1に接離する方向に上記磁気ヘッドを移動する上記磁気ヘッド駆動部とを有する。
【0024】
RF(Radio Frequancy)アンプ110cは、上記光学ヘッドによって読み取られたMD1のデータから、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、及び、絶対位置データ等の各種情報をそれぞれ抽出すると共に、その抽出したRF信号をMD用ATRAC・DSP・LSI120に出力し、トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を上記サーボ制御回路に出力し、絶対位置データを上記アドレスデコーダに出力する。
【0025】
MD用ATRAC・DSP・LSI(Adaptive Transform Acoustic Coding・Degital Signal Processor・Large Scale Integrated circuit)120は、デジタルデータ処理専用の高速マイクロプロセッサであり、ディジタル入力端子10aから入力されたディジタル音楽データ、及びアナログ入力端子10bからA/D130を介して入力されたディジタル音楽データを、ATRAC、ATRAC3―LP2、或いはATRAC3―LP4の音声圧縮方法に基づいて、ATRACエンコード処理すると共に、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調、CIRC(Cross Interleaved Reed-solomon Code)等の符号化処理する。
【0026】
ここで、上記ATRAC方式は、MD用デジタル音楽データに適用され、聴覚心理モデルに基づいてデジタル音声信号に対するMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)係数を適応ビットに配分(スカラー量子化)することにより、デジタル音楽データを長時間録音するデータ圧縮技術であり、圧縮率は約5分の1である。
【0027】
このATRAC方式は、MDに記録する際の標準記録モード(MDSP;MD Standard Play mode)であるが、更にこのATRAC方式を改良し、その2倍の圧縮率を実現したATRAC3―LP2、更にその2倍の圧縮率に変換可能なATRAC3―LP4が考案され、MD長時間記録モード(MDLP;MD Long Play mode)として実用化されている。すなわち、上記ATRAC方式によるMDSPで記録する場合と比較すると、ATRAC3―LP2のMDLPを用いれば、その2倍のステレオ長時間記録が可能となり、またATRAC3―LP4のMDLPを用いた場合には、4倍のステレオ長時間記録が可能となる。
【0028】
MD用ATRAC・DSP・LSI120は、上記ATRACエンコード処理したディジタル音楽データを、マイコン160からの指示信号に応じて、ステレオ或いはモノラルデータとして、ピックアップユニット110bが備える上記磁気ヘッドに出力する。
【0029】
MD用ATRAC・DSP・LSI120は、RFアンプ110cから入力された上記RF信号をEFM復調、CIRC等の復号化処理を行うと共に、SRAM161に読み込まれたMD1のUTOCデータを参照して、ATRAC、ATRAC3―LP2、或いはATRAC3―LP4の音声圧縮方法に基づいてATRACデコード処理する。
【0030】
D/A(Digital/Analog Converter)140は、MD用ATRAC・DSP・LSI120から出力されたATRACデコード済みデジタル音楽データをアナログ信号に変換し、その変換したアナログ信号をアナログ出力端子10bに出力する。
【0031】
入力部140は、MD記録再生装置100に対する記録再生動作を指示する為の図示しない各種操作キーを備える。例えば、MD1の再生処理の開始を指示するプレイキーや、その再生処理の停止を指示するストップキー、光学ヘッドの移動を指示するトラックアップ/ダウンキー、MD1に所定のデジタル音楽データを記録する旨を指示する録音キーや、記録モード(ステレオ或いはモノラル方式や、ATRAC3―LP2、4のデータ圧縮方式)を指定する記録モード指定キー等のMD再生/記録処理に係る各種操作キーに加え、外部出力する際のボリュームアップ/ダウンキー、音質特性を調整するグラフィックイコライザキー、及び装填中MDの開放を指示するイジェクトキーを備える。
【0032】
更に、入力部140は、MD1のUTOCデータとして記録するディスクや各曲のタイトル、或いはアーティスト名を入力する為のASCIIコードに準拠した文字データ入力キー、上記文字データ入力キーのキー操作により入力された文字データをカタカナ変換する為のカタカナ変換キーや漢字変換する為の漢字変換キーを備えると共に(何れも図示略)、上記文字データ入力キーのキー操作により入力された文字データ、或いは、上記カタカナ変換キーや、漢字変換キーのキー操作によりカタカナや漢字変換された文字データをマイコン160に出力する為の文字入力実行キー(図示略)等を備える。
【0033】
ここで、上記文字データ入力キー、漢字変換キーは、請求項1記載の入力手段、請求項3記載の変換指示手段とそれぞれ同一の機能を備える。
【0034】
上記カタカナ変換キーによりカタカナ変換された文字データは、上記文字データ入力キーにより入力された文字データが「^」(ASCIIコード=5Eh;図4参照)によって挟まれた文字データである。例えば、上記文字データ入力キーにより「aoi」と入力された文字データは、上記カタカナ変換キーにより「^aoi^」に変換される。
【0035】
表示部150は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置を備え、後述するマイコン160からの制御信号に応じて各種表示データを上記表示装置に表示する。
【0036】
マイコン160は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)や、SRAM(Static RAM)161等により構成される。上記CPUは、上記ROMに格納されたMD記録再生装置100の各種動作を制御する各種プログラムを上記RAMに展開し、また、そのプログラムの実行に際して生じる各種データをそのRAM内に形成されるワークエリアに一時的に記憶する。
【0037】
マイコン160は、MD1がMD記録再生装置100に新たに装填された際、そのMD1のUTOC0〜4等の各種データを、ピックアップユニット110bが備える光学ヘッドを介して読み取り、その読み取ったUTOC0〜4データ等をSRAM161に記憶する。特に、ディスクや各曲のタイトルを示す文字データが記録されたUTOC1、及びUTOC4の各データの一例をそれぞれ図2、3に示す。
【0038】
ここで、図2の図中符号A1、及び図3の図中符号A2に示す各データ領域(それぞれ、カタカナエリア、漢字エリア)は、当該各データ領域の総容量(それぞれ、2048byte)から246個の“Link−P”データ記憶領域(各1byte)を除いた1792byteを有する。図中符号A1に示すUTOC1のカタカナエリアには、各1byte(半角)のASCIIコードが記憶され、図中符号A2に示すUTOC4の漢字エリアには、各2byte(全角)のJIS漢字に準拠する文字コードが記憶される。
【0039】
ここで、上記UTOC1のカタカナエリア、UTOC4の漢字エリアは、それぞれ、請求項1記載の第1の記録エリア、第2の記録エリアに対応する。
【0040】
マイコン160は、上記文字データ入力キーにより入力された文字データ(ASCIIコード)に対し、カタカナ変換キーによる変換指示が入力されると、当該文字データの始終端を「^」で挟むように変換する。更に、マイコン160は、マイコン160の上記内蔵ROMに記憶された図5に示すカタカナ対応テーブルから、上記「^」で挟まれた文字データに対応するカタカナ文字コードを読み取り、その読み取ったカタカナ文字コードをカタカナ表示データに変換し、そのカタカナ表示データを表示部150に随時出力する。
【0041】
マイコン160は、上記文字データ入力キーにより入力された文字データ(ASCIIコード)に対し、漢字変換キーによる変換指示が入力されると、マイコン160の上記内蔵ROMに記憶されたJIS漢字コードテーブルから上記入力された文字データに対応するJIS漢字コードを上記変換指示が入力される度に順次読み取る。更に、マイコン160は、その読み取ったJIS漢字コードを漢字表示データに変換し、表示部150に随時出力する。
【0042】
マイコン160は、マイコン160の上記内蔵ROMに記憶された図4に示すASCIIコードのデータテーブルを参照し、上記文字入力実行キーのキー操作により入力された文字データ(ASCIIコードデータ、或いはJIS漢字コードデータ)がASCIIコードによる文字データか否かを判定し、ASCIIコードによる文字データである場合、ピックアップユニット110bが備える磁気ヘッドを介して当該文字データをUTOC1のカタカナエリアに記録する。
【0043】
また、マイコン160は、上記文字入力実行キーのキー操作により入力された文字データがASCIIコードによる文字データでない場合、ピックアップユニット110bが備える磁気ヘッドを介して当該文字データ(JIS漢字コードによる文字データ)をUTOC4の漢字エリアに記録する。
【0044】
更に、マイコン160は、上記漢字変換キーにより変換された文字データのうち、ASCIIコードにより表現可能な文字データを判定し、UTOC1のカタカナエリアに記録する。例えば、上記漢字変換キーにより変換された文字データが全角文字「A」の場合、マイコン160は、この全角文字「A」がASCIIコード=41hの文字データ「A」(半角)で表現可能と判定し、ピックアップユニット110bが備える磁気ヘッドを介して、この文字データをASCIIコードデータとしてUTOC1のカタカナエリアに記録する。
【0045】
マイコン160は、更に、計時制御、MD交換制御、MD再生制御、記録制御、表示制御等の各種処理を行う。
【0046】
マイコン160は、曲の再生開始から現時点までに経過した時間、及びMD1の再生開始から現時点までに経過した総再生時間等を計時すると共に、それら計時した時間データを、上記内蔵RAMの所定記憶エリア内に記憶する計時制御を行う。
【0047】
マイコン160は、入力部140が備える上記イジェクトキーの押下による押下信号に応じて、装填中のMD1に係る各種処理を停止すると共に、SRAM161に記憶した上記MD1のUTOCデータ等の各種データをクリアするMD交換制御を行う。
【0048】
マイコン160は、入力部140が備える上記プレイキー或いはストップキーの押下による押下信号に応じて、MD1の再生/停止動作を指示する制御信号をサーボ制御回路に出力すると共に、SRAM161に記憶した再生中のトラックデータおよび上記内蔵RAMに記憶した各種時間データを読み取り、その読み取ったトラックデータや時間データを表示部150に出力する等のMD再生制御を行う。
【0049】
マイコン160は、ピックアップユニット110bにより読み取られたMD1のデジタル音楽データが入力されると、入力部140が備える記録モード指定キーにより指定された記録モード(データ圧縮方式)に応じてMD用ATRAC・DSP・LSI120において上記デジタル音楽データをATRACエンコード処理し、その処理したデジタル音楽データをMD記録再生部(図示略)にセットされたMD1に記録する記録制御を行う。
【0050】
マイコン160は、上記MD1のUTOCデータや、MD記録再生装置100の動作状態(例えば、再生中、一時停止中)等の各種表示データと、その表示データを表示部150に表示させる為の制御信号とを表示部150に出力する表示制御を行う。
【0051】
SRAM161は、データを高速に読み書き可能な記憶装置であり、MD用ATRAC・DSP・LSI120から出力されたATRACエンコード/デコード処理済みデジタル音楽データを一時的に蓄積する為のバッファエリア、及び、MDのUTOCデータを記憶する為の管理記憶エリアが形成される。
【0052】
次いで、本発明を適用したMD記録再生装置100の動作を説明する。図6は、MD記録再生装置100におけるタイトル入力処理を説明するフローチャートである。
MD記録再生装置100が備える図示しないMD再生部には所定のMD1が装填され、MD1は、書き込み/読み込みが可能な状態にあるとする。
【0053】
マイコン160は、ディスクや曲のタイトル、及びアーティスト名等の文字データが入力可能な状態にあり、この際、入力部140が備える上記文字データ入力キーのキー操作により所定文字データが入力されると(ステップS11)、その入力された文字データはUTOC1のカタカナエリアに記録可能か、即ち、ASCIIコードによる文字データであるか否かを判定し(ステップS12)、ASCIIコードによる文字データの場合(ステップS12;Yes)、当該文字データをMD1が有するUTOC1のカタカナエリアに記録する(ステップS13)。
【0054】
例えば、ステップS11において入力された文字データが「イエスタデイ」(半角)の場合、マイコン160は、この「イエスタデイ」(半角)がASCIIコードによる文字データであると判定し(ステップS12;Yes)、その文字データをUTOC1のカタカナエリアに記録する(ステップS13)。
【0055】
ステップS12において、上記入力された文字データがASCIIコードによる文字データでない場合(ステップS12;No)、マイコン160は、当該文字データがUTOC1のカタカナエリアに記録可能な文字データであるか否か、即ち、ASCIIコードを用いて表せる文字データがあるか否かを判定する(ステップS14)。
【0056】
ASCIIコードを用いて表せる文字データがあった場合(ステップS14;Yes)、マイコン160は、マイコン160の内蔵ROMに記憶されたカタカナ対応テーブルから上記文字データに対応するASCIIコードを読み取り、JIS漢字コードによる上記文字データをその読み取ったASCIIコードに変換した後(ステップS15)、UTOC1のカタカナエリアに記録する(ステップS13)。
【0057】
例えば、上記入力された文字データが「ABC」(全角)の場合、マイコン160は、「ABC」(全角)がASCIIコードを用いて表せる文字データであると判定して(ステップS14;Yes)ASCIIコードのデータテーブル(図4参照)からこの文字データに対応するASCIIコード=41hの文字データ「ABC」(半角)を読み取り、そのASCIIコードをUTOC1のカタカナエリアに記録する(ステップS13)。
【0058】
ステップS14において、上記入力された文字データがASCIIコードで表すことができない場合(ステップS14;No)、マイコン160は、当該文字データがUTOC4の漢字エリアに記録可能な文字データであるか否か、即ち、JIS漢字コードによる文字データであるか否かを判定する(ステップS16)。
【0059】
ステップS16において、上記入力された文字データがJIS漢字コードによる文字データの場合(ステップS16;Yes)、マイコン160は、当該文字データをUTOC4の漢字エリアに記録し(ステップS17)、JIS漢字コードによる文字データでない場合(ステップS16;No)、文字データの再入力を要求する表示データを表示部150に表示して文字データが入力されるのを待機する(ステップS18)。
【0060】
以上説明したように、本発明を適用したMD記録再生装置100では、ディスクや各曲のタイトル、及びアーティスト名等の文字データをMD1に記録する際、記録する文字データがユーザによりカタカナや漢字に予め変換される。次いでMD記録再生装置100が備えるマイコン160は、その変換後の文字データがUTOC1のカタカナエリアに記録可能であるか、或いはUTOC4の漢字エリアに記録可能であるかを判定し、その判定結果に応じて、上記カタカナエリア或いは漢字エリアの何れかのエリアに上記文字データを記録する機能を有する。
【0061】
更に、MD記録再生装置100が備えるマイコン160は、UTOC1のカタカナエリアに記録不可能な文字データ(JIS漢字コードによる文字データ)のうち、ASCIIコードで表現可能な文字データを判定し、マイコン160の内蔵ROMに記憶されたASCIIコードのデータテーブルから対応するASCIIコードを読み取り、そのコードデータをUTOC1のカタカナエリアに記録する機能を有する。
【0062】
従って、ディスクや各曲のタイトル、及びアーティスト名等の文字データが、漢字(JIS漢字コード)或いはカタカナ(ASCIIコード)のいずれのコードで入力されても、自動的に記録先エリア(漢字エリア、或いはカタカナエリア)が選択され、その選択されたエリアに記録されるので、これら各エリアを予め指定してから文字データを入力する必要がなくなり、上記記録先エリアの切替操作が不要になるので使い勝手のよいMD記録再生装置100が実現できる。
【0063】
更に、入力された文字データがJIS漢字コードによる全角文字データの場合、その文字データがASCIIコードにより表現可能か否か(すなわち、代替半角文字があるか否か)が自動的に判定され、ASCIIコードにより表現可能と判定された場合、自動的にその代替半角文字に対するASCIIコードがUTOC1のカタカナエリアに記録されるので、2つのエリア(漢字エリア、カタカナエリア)が有する3584byte分の限られたメモリを効率よく使用可能となり、経済的である。
【0064】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施の形態では光磁気ディスクとしてMDのみを対象としたが、これに限らず、半導体メモリ、DVD―R(Digital Versatile Disc-Rewrightable)、及びDVD―RAM(Digital Versatile Disc-Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)等、ユーザにより記録可能な記録先を対象とした記録再生装置であっても良い。
【0065】
また、上記実施の形態においては、ASCIIコード及びJIS漢字コードに基づいて入力文字データが変換されるとしたが、これに限らず、シフトJISコードに絵文字の文字コードを追加したものであるミュージックシフティッドJIS(Music Shifted JIS)コードに基づいて入力文字データが変換されるようにしても良い。
【0066】
また、本発明を適用したMD記録再生装置100に、専用の文字入力キーボードを備えたPC(Personal Conputer)等を接続し、文字入力キーボードのキー操作によりMD記録再生装置100に文字データを入力する構成にしても良い。
【0067】
上述した記録再生装置によれば、ディスクや各曲のタイトル、及びアーティスト名等の文字データが、1バイトコード(アルファベット、カタカナ等の半角文字)或いは2バイトコード(かな漢字等の全角)のいずれのコードで入力されても、自動的にMD等の記録媒体の記録先エリア(1バイトコードには第1の記録エリア、2バイトコードには第2の記録エリア)が選択され、その選択された各エリアに文字データが記録されるので、これら各エリアを予め指定してから文字データを入力する必要がなくなり、記録先エリアをその都度指定する手間が省けるので、記録再生装置の使い勝手を向上できる。
【0068】
【発明の効果】
この発明によれば、曲のタイトル等の各種文字データを、各コード形式に応じて効率よく記録可能な記録再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したMD記録再生装置100の内部構成を示すブロック図である。
【図2】MD1に記録されたUTOC1データの一例を示す図である。
【図3】MD1に記録されたUTOC4データの一例を示す図である。
【図4】本発明を適用したMD記録再生装置100が格納するASCIIコードのデータテーブルを示す。
【図5】本発明を適用したMD記録再生装置100が格納するカタカナ対応テーブルを示す。
【図6】本発明を適用したMD記録再生装置100におけるタイトル入力処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 MD
10a ディジタル出力端子
10b アナログ出力端子
100 MD記録再生装置
110 MD部
110a MDスロットインメカ
110b ピックアップユニット
110c RFアンプ
120 MD用ATRAC・DSP・LSI
130 D/A
140 入力部
150 表示部
160 マイコン
161 SRAM
Claims (2)
- 1バイトコードの文字データを記録する為の第1の記録エリア、及び2バイトコードの文字データを記録する為の第2の記録エリア内の各記録データを再生する再生手段と、
前記第1、第2の各記録エリアに入力手段から入力された1バイトコードの文字データ、2バイトコードの文字データを記録する記録手段と、
を備えた記録再生装置において、
前記入力手段により入力された文字データが、1バイトコードであるか、或いは2バイトコードであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記文字データが2バイトコードの文字データと判定された際、当該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータに代替可能か否かを判定する代替可否判定手段と、
前記代替可否判定手段により前記2バイトコードの文字データが所定1バイトコードの文字データに代替可能と判定された際、該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータで代替する代替手段と、
前記判定手段により前記文字データが1バイトコードの文字データと判定された場合には、当該文字データを前記第1の記録エリアに記録し、2バイトコードの文字データと判定された場合、当該2バイトコードの文字データが前記代替可否判定手段により代替不可と判定された場合は、当該文字データを前記第2の記録エリアに記録し、代替可能と判定された場合は、前記代替手段により代替された1バイトコードの文字データを前記第1の記録エリアに記録するように前記記録手段を制御する記録制御手段と、
を備えたことを特徴とする記録再生装置。 - 1バイトコードの文字データを記録する為の第1の記録エリア、及び2バイトコードの文字データを記録する為の第2の記録エリア内の各記録データを再生する再生手段と、
前記第1、第2の各記録エリアに入力手段から入力された1バイトコードの文字データ、2バイトコードの文字データを記録する記録手段と、
を備えた記録再生装置のコンピュータに、
前記入力手段により入力された文字データが、1バイトコードであるか、或いは2バイトコードであるかを判定する判定手段、
前記判定手段により前記文字データが2バイトコードの文字データと判定された際、当該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータに代替可能か否かを判定する代替可否判定手段、
前記代替可否判定手段により前記2バイトコードの文字データが所定1バイトコードの文字データに代替可能と判定された際、該2バイトコードの文字データを1バイトコードの同一文字を表すデータで代替する代替手段、
前記判定手段により前記文字データが1バイトコードの文字データと判定された場合には、当該文字データを前記第1の記録エリアに記録し、2バイトコードの文字データと判定された場合、当該2バイトコードの文字データが前記代替可否判定手段により代替不可と判定された場合は、当該文字データを前記第2の記録エリアに記録し、代替可能と判定された場合は、前記代替手段により代替された1バイトコードの文字データを前記第1の記録エリアに記録するように前記記録手段を制御する記録制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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