JPH09113976A - カメラのフィルム給送装置 - Google Patents

カメラのフィルム給送装置

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JPH09113976A
JPH09113976A JP7266670A JP26667095A JPH09113976A JP H09113976 A JPH09113976 A JP H09113976A JP 7266670 A JP7266670 A JP 7266670A JP 26667095 A JP26667095 A JP 26667095A JP H09113976 A JPH09113976 A JP H09113976A
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JP
Japan
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film
photosensor
perforation
leading edge
photo sensor
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Application number
JP7266670A
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English (en)
Inventor
Keiji Urata
圭史 浦田
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Yoichi Yamazaki
陽一 山崎
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダー部に切り欠きのあるフィルムを正確
に給送する。 【解決手段】 フォトセンサ6の出力信号としきい値を
比較してフィルムの先端を検出し、先端検出から所定時
間後にフォトセンサ6の出力信号としきい値を比較して
フィルムのパーフォレーションの検出を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのフィルム給
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】フォトセンサによりフィル
ムのパーフォレーションを検出しながらフィルムを給送
するカメラのフィルム給送装置が知られている。
【0003】ところで、図2に示すようなフィルムが提
案されている。このフィルム9では、パーフォレーショ
ン10がフィルムの長手方向の片側のみに形成され、各
撮影画面に対して2個ずつ設けられる。また、撮影画面
に対するパーフォレーションの位置が規定されており、
フィルム9のリーダー部には切り欠き11が設けられて
いる。しかしながら、従来のカメラのフィルム給送装置
で図2に示すフィルムを給送すると、切り欠き11をパ
ーフォレーションと誤認して誤動作を起こすおそれがあ
る。
【0004】本発明の目的は、リーダー部に切り欠きの
あるフィルムを正確に給送するカメラのフィルム給送装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、フィルムのパーフォレーション
およびリーダー部の切り欠きの通過位置に設置され、受
光量に応じた信号を出力するフォトセンサと、このフォ
トセンサの出力信号としきい値を比較してフィルムの先
端およびパーフォレーションを検出する検出手段と、こ
の検出手段の検出結果に基づいてフィルムを給送する給
送手段とを備えたカメラのフィルム給送装置であって、
前記検出手段は、前記フィルムの先端を検出してから所
定時間後にパーフォレーションの検出を開始する。フォ
トセンサの出力信号としきい値を比較してフィルムの先
端を検出し、先端検出から所定時間後にフォトセンサの
出力信号としきい値を比較してフィルムのパーフォレー
ションの検出を開始する。また、請求項2のカメラのフ
ィルム給送装置は、前記所定時間を、フォトセンサ位置
をフィルムの先端が通過してから切り欠きが通過し終え
るまでの時間としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示す。
CPU1はワンチップマイクロコンピュータであり、カ
ウンタ機能、計時機能、A/D変換機能などを有し、カ
メラのシーケンス制御、フィルム給送制御、演算制御な
どを行う。このCPU1には表示装置2、カートリッジ
室蓋スイッチ3、レリーズスイッチ4、不揮発性メモリ
5、フォトセンサ6、モータ駆動回路7などが接続され
る。表示装置2は各種情報を表示するためのLCDであ
り、フィルムカウンタ機能を有する。この実施形態で
は、スラスト後にフィルムの撮影駒数”1”を表示し、
撮影時には1駒巻上げるたびに表示駒数を加算する。ま
た、巻戻し時には、撮影済駒数を表示し、1駒巻き戻す
たびに表示駒数を減算する。カートリッジ室蓋スイッチ
3は、フィルムカートリッジ室蓋を開けた時にオンし、
閉じた時にオフする。レリーズスイッチ4は不図示のレ
リーズボタンを操作した時にオンする。不揮発性メモリ
5は、フィルムの先端検出用しきい値やパーフォレーシ
ョン検出用しきい値を記憶する。モータ駆動回路7は、
CPU1からの指令信号にしたがってフィルム給送用モ
ータ8の正転、逆転、制動を行う。モータ8の正転方向
がフィルムの巻上げ方向に対応し、逆転方向がフィルム
の巻戻し方向に対応する。なお、モータ8の制動時には
モータ8の端子をショートする。
【0007】フォトセンサ6は投光器と受光器を有し、
受光量に応じたレベルの信号を出力する。このフォトセ
ンサ6にはフォトリフレクタなどを用いることができ
る。フォトセンサ6はフィルムのパーフォレーションの
通過位置に配置し、パーフォレーションを光学的に検出
する。このフォトセンサ6に対向するフィルムガイドレ
ール面には反射板を設置し、フォトセンサ位置にフィル
ムがない時、あるいはフォトセンサ位置にフィルムのパ
ーフォレーションがある時には、フォトセンサ6の投光
器から発っせられた光は反射板で反射し、受光器へ入射
する。一方、フォトセンサ位置にフィルムがある時に
は、投光器から発っせられた光がフィルム面で反射して
受光器へ入射する。フォトセンサ6は上述した図2に示
すフィルム9の1点鎖線上をトレースし、パーフォレー
ション10のエッジを検出する。各撮影画面のリーダー
側のパーフォレーション10の右側エッジがフォトセン
サ位置に達した時に撮影画面が所定の撮影位置に対向す
るように、フォトセンサ6を配置する。なお、フォトセ
ンサ6がトレースする1点鎖線上には切り欠き11があ
り、この切り欠き11をパーフォレーションと誤認した
り、フォトセンサ位置にフィルムがある時のフォトセン
サ6の出力データを採取する際に、切り欠き11がフォ
トセンサ位置にある時のフォトセンサ出力を読み込まな
いようにする必要がある。
【0008】図3はスラスト時のフォトセンサ6の出力
電圧を示す。ここで、スラストとはカートリッジからフ
ィルムを送り出し、第1駒を所定の撮影位置まで給送す
る動作をいう。図3を参照して、スラスト時のパーフォ
レーション検出用の第2しきい値の設定方法を説明す
る。 (a) スラストに先だち、フィルムの先端を検出する
ための第1しきい値を不揮発性メモリ5から読み出し設
定する。そして、フォトセンサ位置にフィルムがない時
のフォトセンサ6の出力をA/D変換してCPU1のR
AMに格納する。 (b) フォトセンサ6の出力と第1しきい値とを比較
しながらスラストを開始し、フォトセンサ出力が第1し
きい値以下になったらフォトセンサ位置をフィルムの先
端が通過したと判断する。 (c) フォトセンサ位置でフィルムの先端を検出した
ら、所定時間cだけフォトセンサ出力の読み込みを禁止
する。この間にフォトセンサ位置をフィルム9の切り欠
き11が通過し終える。 (d) フォトセンサ出力の読み込み禁止時間cが経過
したら読み込み禁止を解除し、フォトセンサ位置にフィ
ルムがある時のフォトセンサ6の出力をA/D変換す
る。そして、フォトセンサ位置にフィルムがない時とあ
る時のA/D変換結果に基づいてパーフォレーション検
出用の第2しきい値を設定する。第2しきい値の決定方
法には種々の方法が考えられるが、この実施形態ではフ
ォトセンサ位置にフィルムがある時のフォトセンサ出力
に重みを付けて決定する。これにより、パーフォレーシ
ョンエッジを正確に検出することができる。パーフォレ
ーション検出用の第2しきい値は不揮発性メモリ5に記
憶する。 (e) フォトセンサ6により第1駒のリーダー側のパ
ーフォレーションの右側エッジを検出したらモータ8を
制動し、フィルム給送を停止する。この時、第1駒が所
定の撮影位置に設定される。
【0009】図4〜図8はCPU1の処理を示すフロー
チャートである。これらのフローチャートにより、一実
施形態の動作を説明する。CPU1は、カメラの電源が
投入されると図4のステップ400から処理を開始す
る。ステップ401でカートリッジが装填されるのを待
つ。カートリッジが装填されてカートリッジ室蓋が閉じ
られると、カートリッジ室蓋スイッチ3がオフする。フ
ィルムカートリッジが装填されるとステップ402へ進
み、スラスト処理を行う。スラスト処理については後述
する。ステップ403でスラスト時にスラストエラーが
発生したか否かを確認する。スラスト中に何等かの異常
が発生してスラスト動作が完了しなかった場合にはステ
ップ408へ進み、フィルムの巻戻し処理を行う。フィ
ルムの巻戻し処理については後述する。スラストエラー
が発生せずにフィルムの第1駒が所定の撮影位置まで給
送された時は、ステップ404でレリーズスイッチ4に
よりレリーズ操作がなされたか否かを確認する。レリー
ズされたらステップ405へ進み、周知の撮影動作を行
う。撮影が終了したらステップ406へ進み、フィルム
の1駒巻上げ処理を行って次の撮影駒を撮影位置まで給
送する。この1駒巻上げ処理については後述する。この
1駒巻上げ中には、フィルムが終端まで巻上げられて巻
上げが完了しない場合がある。ステップ407で、フィ
ルムが終端まで巻上げられたか否かを確認し、終端まで
巻上げられて1駒巻上げが終了しなければステップ40
8へ進み、フィルムの巻戻し処理を行う。一方、1駒巻
上げが終了した時はステップ404へ戻り、上記処理を
繰り返す。
【0010】図5、図6により、スラスト処理を説明す
る。このスラスト処理において、パーフォレーションを
検出するための第2しきい値を設定する。フィルム面の
反射量は乳剤の違いなどによりフィルムによって差があ
る。そこで、フィルムごとにフォトセンサ位置にフィル
ムがない時とある時のフォトセンサ出力を測定し、それ
らの測定結果に基づいてそのフィルムのパーフォレーシ
ョン検出用しきい値を求める。ここで、フィルムがない
時のフォトセンサ出力は反射板からの反射光を受光した
時の出力であり、フィルムがある時のフォトセンサ出力
はフィルム面からの反射光を受光した時の出力である。
フォトセンサ位置にフィルムがある時のフォトセンサ出
力を得るためには、フィルムをフォトセンサ位置まで給
送しなければならない。そこで、スラストに先だってフ
ィルムの先端検出用の第1しきい値を設定し、フォトセ
ンサ出力を第1しきい値と比較しながらスラストを行
う。フォトセンサ出力が第1しきい値以下に低下した
ら、フィルムの先端がフォトセンサ位置を通過したと判
断し、切り欠きが通過するまで所定時間待機してフォト
センサ位置にフィルムがある時のフォトセンサ出力を測
定する。なお、モータ8に通電しているにも関わらず一
定時間以上(ここでは8秒とする)、フォトセンサ6の
出力信号が反転しない(エッジが入力しない)場合はフ
ィルム9が移動していないと判断し、スラストエラーと
する。
【0011】図5はスラスト開始から第2しきい値を設
定するまでの処理を示し、図6は第2しきい値によりパ
ーフォレーションエッジを検出しながら第1駒を所定の
撮影位置まで給送する処理を示す。スラスト処理を開始
する前のステップ500ではフィルム給送モータ8は停
止しており、フィルム9はカートリッジ内にある。ステ
ップ501で不揮発性メモリ5から先端検出用の第1し
きい値を読み出し、RAMに設定する。なお、この第1
しきい値は電源電圧の1/2程度とする。続くステップ
502で、フォトセンサ6によりレール面の反射板から
の反射量、すなわちフォトセンサ位置にフィルムがない
時のフォトセンサ出力を読み込み、RAMに記憶する。
ステップ503でモータ8の正転を開始してフィルムの
送り出しを開始するとともに、ステップ504でスラス
トエラー検出用タイマに8秒を設定してスタートする。
ステップ505において、スラストエラー検出用タイマ
がタイムアップしたか否かを確認し、タイムアップした
らスラストエラーが発生したと判断してステップ609
へ進む。スラストエラー検出用タイマがタイムアップし
ていない時は、ステップ506でフィルムの先端を検出
したか否かを確認し、先端を検出したらステップ507
へ進み、そうでなければステップ505へ戻る。
【0012】フォトセンサ位置でフィルムの先端が検出
された時は、ステップ507で500ms間待機する。
この待機時間は図3に示す所定時間cに相当し、フィル
ムの先端にある切り欠き11がフォトセンサ位置を通過
し終えるまでの時間である。待機時間が経過したら切り
欠き11がフォトセンサ位置を通過したと判断し、ステ
ップ508でフォトセンサ6からフィルム面の反射量、
すなわちフォトセンサ位置にフィルムがある時のフォト
センサ出力を読み込む。このように、フォトセンサ位置
でフィルムの先端が検出されてから所定時間後にフォト
センサ出力を読み込むようにしたので、フォトセンサ位
置に切り欠き11がある時のフォトセンサ出力を読み込
むことが避けられ、正確なフィルム面の反射量、すなわ
ちフォトセンサ位置にフィルムがある時の正確なフォト
センサ出力を得ることができる。ステップ509で、ス
テップ502で測定したフォトセンサ位置にフィルムが
ない時のフォトセンサ出力と、ステップ508で測定し
たフォトセンサ位置にフィルムがある時のフォトセンサ
出力とに基づいて、パーフォレーション検出用の第2し
きい値を設定する。この第2しきい値は、フォトセンサ
位置にフィルムがある時のフォトセンサ出力と、フォト
センサ位置にフィルムがない時のフォトセンサ出力の間
の値を設定すればよい。いろいろな算出方法が考えられ
るが、2つの出力に重み付けをして適正な第2しきい値
を設定する。算出した第2しきい値はCPU1のRAM
と不揮発性メモリ5に記憶し、次のフィルムを装填して
再度スラスト処理を実行するまで有効とする。以上で、
第2しきい値の設定処理を終了する。この間もフィルム
の給送は続けられるが、第2しきい値設定処理はCPU
の処理速度から考えて数ms以内で十分に終了するた
め、次のパーフォレーションエッジを読み飛ばす危険性
はない。
【0013】ステップ600でスラストエラー検出用タ
イマに8秒を設定して再スタートし、続くステップ60
1でスラストエラー検出用タイマがタイムアップしたか
否かを確認する。タイムアップした時はスラストエラー
が発生したと判断してステップ609へ進み、そうでな
ければステップ602へ進む。ステップ602でフォト
センサ6の出力を第2しきい値と比較し、パーフォレー
ションエッジを検出する。フォトセンサ出力が第2しき
い値より低い時は、フォトセンサ6がフィルム面と対向
している。逆に、フォトセンサ出力が第2しきい値より
高い時は、フォトセンサ6がレール面の反射板と対向し
ており、フォトセンサ位置にパーフォレーションがある
ことを意味する。なお、ステップ602では毎回の判定
結果を記憶しておき、前回の判定結果と今回の判定結果
とが一致し、判定結果が変化していなければエッジを検
出していないと判断してステップ601へ戻る。一方、
前回の判定結果と今回の判定結果が一致せず、判定結果
が変化していればエッジを検出したと判断してステップ
603へ進む。ステップ603ではエッジ数をカウント
し、今回のエッジが第1駒のリーダー側のパーフォレー
ションの右側エッジ、すなわちリーダー側から数えて4
番目のエッジかどうかを確認する。4番目のエッジでな
ければステップ600へ戻り、4番目のエッジであれば
ステップ604へ進む。
【0014】スラストを開始してからパーフォレーショ
ンエッジを4個検出したら、第1駒が所定の撮影位置ま
で給送されたと判断し、ステップ604でモータ8を停
止する。続くステップ605で所定時間(5ms程度)
モータ8を逆転して逆通電ブレーキをかけ、さらにステ
ップ606で所定時間(80ms程度)モータ8にショ
ートブレーキをかける。これにより、フィルムの給送は
完全に停止し、カメラのアパーチャ面にはフィルムの第
1駒が対向する。ステップ607で表示装置2のフィル
ムカウンタに1を表示する。なお、スラストエラー検出
用タイマがタイムアップした時は、ステップ609でス
ラストエラー検出フラグをセットする。このフラグはス
ラストエラーの発生を示すフラグで、上述した図4のス
テップ403における判断にはこのフラグを参照する。
スラストエラー検出フラグをセットしたらステップ60
4へ進み、上述したようにスラストを終了する。なお、
スラストエラーが発生した時は、ステップ607で表示
装置2のフィルムカウンタに「E」を表示して警告す
る。このように、フォトセンサの出力信号としきい値を
比較してフィルムの先端を検出し、先端検出から所定時
間後にフォトセンサの出力信号としきい値を比較してフ
ィルムのパーフォレーションの検出を開始するようにし
た。この所定時間は、フォトセンサ位置をフィルムの先
端が通過してから切り欠きが通過し終えるまでの時間と
する。これにより、リーダー部の切り欠きをパーフォレ
ーションと誤認するようなことがなく、リーダー部に切
り欠きのあるフィルムを正確に給送することができる。
【0015】次に、図7により巻上げ処理を説明する。
撮影が終了すると、次の駒を撮影位置まで給送するため
にステップ700から1駒巻上げ処理を行う。なお、1
駒巻上げ中に、モータ8に通電しているにも拘わらず所
定時間以上(ここでは2秒とする)、フォトセンサ6の
出力信号が反転しない、すなわちパーフォレーションエ
ッジが検出されない場合は、フィルム9が移動しておら
ず、フィルムが終端まで巻上げられたと判断する。ステ
ップ701でモータ8の正転を開始してフィルムを巻上
げ、続くステップ702でフィルムの終端を検出するた
めの終端検出用タイマに2秒を設定してスタートする。
ステップ703で終端検出用タイマがタイムアップした
か否かを確認し、タイムアップした時はフィルムが終端
まで巻上げられたと判断してステップ707へ進む。タ
イムアップしていない時は、ステップ704でフォトセ
ンサ出力と第2しきい値とに基づいてパーフォレーショ
ンエッジが検出されたか否かを確認し、パーフォレーシ
ョンエッジが検出されたらステップ705へ進み、検出
されなければステップ703へ戻る。なお、パーフォレ
ーションエッジの検出方法は上述した図6のステップ6
02と同様な方法により行う。パーフォレーションエッ
ジが検出された時は、ステップ705で次の撮影駒のリ
ーダー側の右側エッジ、すなわち1駒巻上げを開始して
から4番目のエッジであるか否かを確認し、4番目のエ
ッジであればステップ708へ進み、そうでなければス
テップ706へ進む。4番目のエッジでない時は、ステ
ップ706で終端検出用タイマに2秒を設定してステッ
プ703へ戻る。
【0016】第4エッジを検出した時は、次の撮影駒が
所定の撮影位置まで給送されたと判断し、ステップ70
8でモータ8を停止する。続くステップ709で所定時
間(5ms程度)モータ8を逆転して逆通電ブレーキを
かけ、さらにステップ710で所定時間(80ms程
度)モータ8にショートブレーキをかける。これによ
り、フィルムの給送は完全に停止し、カメラのアパーチ
ャ面には次の撮影駒が対向する。ステップ711で表示
装置2のフィルムカウンタ値を1駒加算する。なお、終
端検出用タイマがタイムアップした時は、ステップ70
7で終端検出フラグをセットする。このフラグは、巻上
げ中にフィルムが終端まで巻上げられたことを示すフラ
グで、図4のステップ407ではこのフラグを参照して
判断する。終端検出フラグをセットしたらステップ70
8へ進み、フィルムの巻上げを終了する。なお、フィル
ムの終端まで巻上げた時は、ステップ711で表示装置
2のフィルムカウンタ値を加算しない。
【0017】図8により、巻戻し処理を説明する。スラ
スト中にスラストエラーが発生した時、あるいは巻上げ
中にフィルムの終端まで巻上げた時には、ステップ80
0から巻戻し処理を行う。なお、巻戻し中のフィルムの
移動検出にフォトセンサ6を用いる。ステップ801で
エッジ数カウンタに4を設定する。ステップ802でモ
ータ8の逆転を開始し、続くステップ803で巻戻し完
了検出用タイマに所定時間(ここでは8秒とする)を設
定してスタートする。ステップ804で巻戻し完了検出
用タイマがタイムアップしたか否かを確認し、タイムア
ップしたらステップ810へ進み、そうでなければステ
ップ805へ進む。ステップ805では、図6のステッ
プ602と同様な方法によりパーフォレーションエッジ
を検出し、エッジが検出されたらステップ806へ進
み、検出されなければステップ804へ戻る。ステップ
806でエッジ数カウンタを1減算する。次に、ステッ
プ807でエッジ数カウンタが0かどうか確認し、0で
あればステップ808へ進み、0でなければステップ8
03へ戻る。エッジ数カウンタが0であればフィルムが
1駒巻戻されたと判断し、ステップ808で表示装置2
のフィルムカウンタ値を1減算する。続くステップ80
9でエッジ数カウンタに4を設定してステップ803へ
戻り、上記処理を繰り返す。一方、巻戻し完了検出用タ
イマがタイムアップしたら巻戻しが終了したと判断し、
ステップ810でモータ8を停止する。続くステップ8
11でモータ8に逆通電ブレーキをかけ、さらにステッ
プ812でモータ8にショートブレーキをかけ、フィル
ムの巻戻しを終了する。
【0018】なお、上述した実施形態ではフォトセンサ
に反射型のフォトリフレクタを用いた例を示したが、フ
ォトセンサの種類は上記実施形態に限定されず、透過型
のフォトインタラプタを使用してもよい。また、巻上げ
処理において、ローラなどをフィルムに直接接触させ、
ローラの回転速度によりフィルムの移動量を検出するよ
うにしてもよい。さらに、各種タイマの設定時間は上記
実施形態に限定されない。さらにまた、上記実施形態で
はフィルムのガイドレール面に張り付けた反射板の反射
量をフィルム面の反射量よりも高くした例を示したが、
ガイドレール面を非反射面とし、相対的にフィルム面の
反射量を高くしてもよい。
【0019】以上の一実施形態の構成において、フォト
センサ6がフォトセンサを、CPU1が検出手段を、モ
ータ駆動回路7およびモータ8が給送手段をそれぞれ構
成する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォトセンサの出力信号としきい値を比較してフィルムの
先端を検出し、先端検出から所定時間後にフォトセンサ
の出力信号としきい値を比較してフィルムのパーフォレ
ーションの検出を開始するようにした。所定時間は、フ
ォトセンサ位置をフィルムの先端が通過してから切り欠
きが通過し終えるまでの時間とする。これにより、リー
ダー部の切り欠きをパーフォレーションと誤認するよう
なことがなく、リーダー部に切り欠きのあるフィルムを
正確に給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示す図。
【図2】フィルムのリーダー部を示す図。
【図3】スラスト時のフォトセンサ出力を示す図。
【図4】一実施形態の動作を示すフローチャート。
【図5】スラスト処理を示すフローチャート。
【図6】図5に続く、スラスト処理を示すフローチャー
ト。
【図7】巻上げ処理を示すフローチャート。
【図8】巻戻し処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU 2 表示装置 3 カートリッジ室蓋スイッチ 4 レリーズスイッチ 5 不揮発性メモリ 6 フォトセンサ 7 モータ駆動回路 8 モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムのパーフォレーションおよびリ
    ーダー部の切り欠きの通過位置に設置され、受光量に応
    じた信号を出力するフォトセンサと、 前記フォトセンサの出力信号としきい値を比較して前記
    フィルムの先端およびパーフォレーションを検出する検
    出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記フィルムを給送
    する給送手段とを備えたカメラのフィルム給送装置であ
    って、 前記検出手段は、前記フィルムの先端を検出してから所
    定時間後にパーフォレーションの検出を開始することを
    特徴とするカメラのフィルム給送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラのフィルム給送
    装置において、 前記所定時間は、前記フォトセンサ位置を前記フィルム
    の先端が通過してから前記切り欠きが通過し終えるまで
    の時間とすることを特徴とするカメラのフィルム給送装
    置。
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