JPH09113968A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH09113968A
JPH09113968A JP29380595A JP29380595A JPH09113968A JP H09113968 A JPH09113968 A JP H09113968A JP 29380595 A JP29380595 A JP 29380595A JP 29380595 A JP29380595 A JP 29380595A JP H09113968 A JPH09113968 A JP H09113968A
Authority
JP
Japan
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camera
camera body
subject
strobe
held
Prior art date
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Application number
JP29380595A
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English (en)
Inventor
Hidesuke Mogi
秀介 茂木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP29380595A priority Critical patent/JPH09113968A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ1を横方向,縦方向のいずれの方向に
構えてストロボ撮影した場合であっても横方向の影が生
じないようにする。 【構成】 発光装置10はカメラ本体30に対して回転自在
に保持されている。発光装置10には,その内部にストロ
ボが含まれており,ストロボ・レンズ8からストロボ光
が出射される。カメラ1を横方向に構えたときには(A)
に示すようにストロボ・レンズ8が上部に位置するよう
に発光装置10が位置決めされる。カメラ1を縦方向に構
えたときには発光装置10を90度右方向に回転させ,スト
ロボ・レンズ8が上部に位置するように位置決めされ
る。ストロボ光は上部から被写体を照らすので,横方向
の影が生じるのが未然に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ストロボのような発光装置を
備えたカメラに関する。
【0002】
【発明の背景】カメラを用いて被写体を撮影する場合,
横方向にカメラを構えて被写体を撮影するだけでなく,
被写体の位置,大きさによっては縦方向にカメラを構え
て被写体を撮影することがある。また被写体が暗い場合
には一般にはストロボ撮影が行なわれる。
【0003】ストロボは一般的にカメラの上方部に位置
しており,カメラを横方向に構えて被写体を撮影した場
合に上方から被写体を照らす。したがってカメラを縦方
向に構えて被写体を撮影した場合には横方向から被写体
を照らすこととなる。
【0004】ストロボを用いて横方向から被写体を照ら
して撮影した場合,横方向に影ができる。横方向に影が
できると,CCDなどの固体電子撮像素子を撮像部にも
つ電子スチル・カメラなどを用いて被写体を撮像する
と,シェーディングが顕著に現われることがある。
【0005】
【発明の開示】この発明は,カメラを縦方向に構えた場
合であっても横方向に構えた場合であっても,ストロボ
のような発光装置で被写体を照らして撮影したときに生
じる影の影響を再生画像から減少させることを目的とす
る。
【0006】第1の発明によるカメラは,横方向と縦方
向との長さが異なる撮像部であって,被写体を撮像して
被写体像を記録する撮像部を含むカメラ本体,上記カメ
ラ本体に回転自在に取付けられ,被写体を照明する照明
装置,ならびに上記カメラ本体が横方向および縦方向の
いずれに構えられたときであっても,上記照明装置が上
方および下方の少なくともいずれか一方から被写体を照
明するように上記照明装置を,上記カメラ本体の正面上
方部,正面下方部または正面側方部に対応する位置に位
置決めする位置決め機構を備えていることを特徴とす
る。
【0007】第1の発明によると,上記照明装置はカメ
ラ本体に回転自在に取付けられている。この照明装置
は,上記位置決め機構により上記カメラ本体の正面上方
部,正面下方部または正面側方部に対応する位置に位置
決め可能である。
【0008】第1の発明においてはカメラ本体が横方向
および縦方向のいずれにも構えられたときであっても,
上記照明装置が上方および下方の少なくともいずれか一
方から被写体を照明するように上記照明装置が位置決め
されるから被写体の影が横方向に生じるのを防止でき
る。上記撮像部がCCDのような固体電子撮像素子であ
っても,シェーディングの発生を抑えることができる。
【0009】第2の発明によるカメラは,横方向と縦方
向の長さが異なる撮像部であって,被写体を撮像して被
写体像を記録する撮像部を含むカメラ本体に設けられて
おり,上記カメラ本体が横方向および縦方向のいずれに
構えられたときであっても上方および下方の少なくとも
いずれか一方から被写体を照明するように上記カメラ本
体の正面上方部または正面下方部および正面側方部に位
置決めされた照明装置,ならびに上記カメラ本体の正面
上方部または正面下方部および正面側方部に位置決めさ
れた照明装置のうちいずれか1つの照明装置を,指令に
応じて発光させる発光制御手段を備えていることを特徴
とする。
【0010】第2の発明によると,カメラ本体が横方向
および縦方向のいずれにも構えられたときであっても,
上記照明装置が上方および下方の少なくともいずれか一
方から被写体を照明するように位置決めされるから被写
体の影が横方向に生じるのを防止できる。上記撮像部が
CCDのような固体電子撮像素子である場合にはシェー
ディングの発生を抑えることができる。
【0011】上記正面上方部または上記正面下方部およ
び上記正面側方部に位置決めされた上記照明装置を上記
カメラ本体から取外し可能としてもよい。
【0012】上記カメラ本体が横方向に構えられている
か,縦方向に構えられているかを検出する検出手段を備
え,上記発光制御手段が,上記検出手段により上記カメ
ラ本体が横方向に構えられていることを検出したことに
応答して,上記正面上方部または上記正面下方部に位置
決めされた上記照明装置を発光させ,上記カメラ本体が
縦方向に構えられていることを検出したことに応答し
て,上記正面側方部に位置決めされた上記照明装置を発
光させてもよい。
【0013】これにより自動的に最適な照明装置を発光
させることができる。
【0014】
【実施例の説明】図1(A) および(B) はこの発明の実施
例を示すものでカメラの斜視図である。図1(A) はカメ
ラを横方向に構えて被写体を撮影する場合のカメラの状
態を示しており,図1(B) はカメラを縦方向に構えて被
写体を撮影する場合のカメラの状態を示している。
【0015】図2は図1(A) のII−II線に沿う断面図,
図3(A) は図1(A) のIII A−IIIA線に沿う断面図,
図3(B) は図1(B) のIII B−III B線に沿う断面図で
ある。
【0016】この実施例によるカメラ1は,カメラ本体
30と,発光装置10と,鏡体20とから構成されている。鏡
体20はカメラ本体30に固定されている。発光装置10は,
鏡体20の中心を回転中心としてカメラ本体30に対して回
転自在にカメラ本体30に保持されている。
【0017】図1(A) において発光装置10の上部には,
発光装置10の内部に含まれるストロボ7の光を拡散させ
るためのストロボ・レンズ8が露出している。鏡体20に
は被写体像をCCD5の受光面に結像するための撮像レ
ンズ22が設けられている。またカメラ本体30上面側方部
にはシャッタ・レリーズ・ボタン3が設けられている。
【0018】主に図2を参照してカメラ本体30の前面に
は前板33が形成されている。前板33のほぼ中央には開口
32が形成されている。
【0019】カメラ本体30内部には固定板36が設けられ
ている。固定板36の一方の側の面に開口32を通って鏡体
20が固定されている。固定板36の他方の面には基板6に
設けられたCCD5が固定されている。固定板36には開
口36Aが形成されている。鏡体20の撮像レンズ22によっ
て集光された光が,開口36Aを通ってCCD5の受光面
に結像する。
【0020】固定板36には,前面からみて鏡体20を囲む
ように位置決め板34が固定されている。位置決め板34に
は,カメラ本体30の上方および向って右側方に発光装置
10の位置決め用の凹部35Aおよび35Bが形成されてい
る。位置決め板34にはさらに一端部にストッパ37Aが,
他端部にストッパ37Bがそれぞれ突出している。ストッ
パ37Aおよび37Bはそれぞれ発光装置10の回転を規制す
るためのものである。
【0021】発光装置10のほぼ中央部は開口14が形成さ
れている。この開口14内を鏡体20が通っている。
【0022】発光装置10の後部は開口14の内壁から外方
に突出した,位置決め用の円板18が形成されている。こ
の位置決め用の円板18と発光装置10の後板11との間には
凹所13が形成されている。この凹所13内に,カメラ本体
30の前板33が入り込んでいる。これにより発光装置10は
カメラ本体30に保持される。位置決め用の円板18の一部
はさらに外方に突出した扇形の突出部12が形成されてい
る。この突出部12には,発光装置10からカメラ本体30側
に突出した凸部17が形成されている。この凸部17はカメ
ラ本体30の位置決め板34に形成された凹部35Aまたは35
Bに入る。凸部17と凹部35Aまたは35Bとが係合するこ
とにより,カメラ本体30に対して発光装置10が位置決め
される。
【0023】発光装置10の前面上部には開口9が形成さ
れている。この開口9にストロボ・レンズ8が嵌め込め
られている。ストロボ7が開口9に対応する位置に発光
装置10内に固定されている。ストロボ7は,カメラ本体
30内に設けられているストロボ制御回路(図示略)によ
り,その発光が制御される。
【0024】次にこの実施例によるカメラを用いてスト
ロボ撮影する場合について述べる。
【0025】カメラ1を横方向に構えて被写体を撮影す
る場合には,図1(A) に示すようにカメラ本体30の上部
(シャッタ・レリーズ・ボタン3が設けられている面が
上方にくる場合を上部とする)と発光装置10の上部(ス
トロボ7が上方にくる場合を上部とする)とがいずれも
上方にくるように,カメラ本体30に対して発光装置10が
位置決めされる。この場合図3(A) に示すように円板18
の凸部17は位置決め板34の凹部35Aに入っている。図1
(A) に示す状態でストロボ7が発光準備状態にある場合
においてシャッタ・レリーズ・ボタン3が押されると,
ストロボ7が発光し,ストロボ・レンズ8を介して被写
体に光が照射される。暗い被写体であっても充分な照度
を得ることができる。ストロボ7からの光は被写体を上
部方向から照らすこととなる。このため被写体の影が横
方向にできるのを未然に防止できる。CCD5から得ら
れる映像信号にもとづいて再生される画像から,シェー
ディングによる影響を減少させることができる。撮影に
よってCCD5から出力される映像信号は,メモリ・カ
ードなどの記録媒体に記録されるのはいうまでもない。
【0026】カメラ1を縦方向に構えて被写体を撮影す
る場合には,図1(A) に示す状態において発光装置10に
対してカメラ本体30が矢印A方向に90度回される(発光
装置10をカメラ本体30に対して矢印A方向の反対方向に
90度回してもよい)。これにより円板18の凸部17は位置
決め板34の凹部35Aから抜け出し,図3(B) に示すよう
に円板18の凸部17は位置決め板34の凹部35Bに入り込
み,発光装置10が位置決めされる。このときの状態が図
1(B) に示す状態である。
【0027】図1(B) に示すようにカメラ1を縦方向に
構えた場合であっても発光装置10の発光部分(ストロボ
7,ストロボ・レンズ8)が上方にくる。したがってカ
メラ1を縦方向に構え暗い被写体をストロボ光により照
らした場合,ストロボ7からの光は被写体を上部方向か
ら照らすこととなる。このため被写体の影が横方向にで
きるのを未然に防止できる。カメラ1を縦方向に構えて
被写体を撮影した場合であってもCCD5から得られる
映像信号にもとづいて再生される画像から,シェーディ
ングによる影響を減少させることができる。
【0028】図1(A) に示すようにカメラ1を横方向に
構え,発光装置10も立てた場合カメラ本体30の位置決め
板34に形成されたストッパ37Aと発光装置10の円板18に
形成された突出部17の側面とが当接する(図3(A) 参
照)。また図1(B) に示すようにカメラ1を横方向に構
え,発光装置10も立てた場合,カメラ本体30の位置決め
板34に形成されたストッパ37Bと発光装置10の円板18に
形成された突出部17の側面とが当接する(図3(B) 参
照)。発光装置10とカメラ本体30との動きに応じてスト
ッパ37Aまたは37Bとが当接するので,発光装置10の回
転の動きが規制される。
【0029】図4は他の実施例を示すもので,カメラの
斜視図である。
【0030】図4に示すカメラ2は,正面からみて上方
部および右側方部にそれぞれストロボ装置40Aおよび40
Bが設けられている。これらのストロボ装置40Aおよび
40Bはそれぞれカメラ2に着脱自在である。
【0031】図4はストロボ装置40Aおよび40Bをカメ
ラ2から取外した状態を示している。
【0032】カメラ2の上方部には開口61Aが形成され
ている。開口61Aの後面には端子62Aが形成されてい
る。開口61Aの側壁64Aには凹所63Aが形成されてい
る。
【0033】ストロボ装置40Aにはストロボ放電管(図
示略)が含まれている。ストロボ装置40Aの前面にはス
トロボ放電管からのストロボ光を拡散させるためのスト
ロボ・レンズ41Aが設けられている。ストロボ装置40A
の後面には端子46Aが形成されている。ストロボ装置40
Aの側面には凹所42Aが形成されている。またストロボ
装置40Aの側面には板ばね43Aが形成されている。板ば
ね43Aには凸部45Aが形成されている。板ばね43Aは外
方に向って力が働き,外方から力が与えられることによ
り凹所42A内に入る。
【0034】カメラ2の右側方部にも開口61Bが形成さ
れている。開口61Bにも後面に端子62Bが形成され,側
壁65Bに凹所63Bが形成されている。
【0035】ストロボ装置40Bにもストロボ放電管(図
示略)が含まれており,前面にストロボ・レンズ41Bが
設けられている。ストロボ装置40Bの後面には端子46B
が形成されており,側面(図4においては上面と下面)
には凹所42Bが形成されている。ストロボ装置40Bの側
面には,凸部45Bが形成された板ばね43Bが形成されて
いる。
【0036】ストロボ装置40Aは開口61A内に入り,ス
トロボ装置40Bは開口62内に入る。
【0037】ストロボ装置40Aの板ばね43Aの面が開口
61Aの側壁64Aに沿うように,ストロボ装置40Aを開口
61A内に挿入すると,側壁64Aによって板ばね43Aが内
方に押される。さらにストロボ装置40Aを開口61A内に
挿入していくと,凸部45Aと凹部63Aとが対面し,凹部
63A内に凸部45Aが入り,係合する。このとき,端子62
Aと端子46Aとが接し,ストロボ装置40Aとカメラ本体
60とが電気的に接続される。
【0038】同じようにストロボ装置40Bを開口61B内
に挿入すると,凸部45Bと凹部63Bとが係合し,ストロ
ボ装置40Bはカメラ本体60に保持される。また端子46B
と端子62Bとが接し,ストロボ装置40Aとカメラ本体60
とが電気的に接続される。
【0039】カメラ本体60に装着されたストロボ装置40
Aまたは40Bを,カメラ本体60から取外すときには板ば
ね43Aまたは43Bが内方に力が加えられるように,板ば
ね43Aまたは43Bの先端部分がつままれる。これによ
り,凸部45Aと凹部63Aまたは凸部45Bと凹部65Bとの
係合が外れる。これらの係合が外れた状態でストロボ装
置40Aまたは40Bを手前に引き出すことにより,カメラ
本体60からストロボ装置40Aまたは40が取り外される。
【0040】カメラ本体60にはスライド・スイッチ66が
設けられている。スライド・スイッチ66はカメラ本体60
に装着されたストロボ装置40Aおよび40Bのうち発光さ
せるストロボ装置を選択するスイッチである。カメラ2
を横方向に構えて被写体をストロボ撮影する場合にはカ
メラ本体60上部に装着されたストロボ装置40Aが発光す
るようにスイッチ操作され,カメラ2を縦方向に構えて
被写体をストロボ撮影する場合にはカメラ本体60の右側
部に装着されたストロボ装置40Bが発光するようにスイ
ッチ操作される。スライド・スイッチ66のスイッチ操作
に応じて,ストロボ制御回路(図示略)によりストロボ
装置40Aおよび40Bの発光が制御されるのはいうまでも
ない。
【0041】図4に示すカメラにおいても,カメラを横
方向に構えた場合にも上方から被写体を照らすようにス
トロボを発光させ,カメラを縦方向に構えた場合にも上
方から被写体を照らすようにストロボを発光させること
ができる。被写体の横方向に影ができるのを防止でき,
CCDを用いて被写体を撮影した場合であってもシェー
ディングの発生を未然に防止できる。
【0042】図4に示すカメラにおいては2つのストロ
ボ装置40Aおよび40Bを,開口61Aおよび61Bに装着し
ているが,ストロボ装置40Aまたは40Bのいずれか1つ
のストロボ装置を,開口61Aまたは61Bに装着するよう
にしてもよい。この場合にはカメラ2の構える方向に応
じて,ストロボ装置の取付け位置が変わることとなろ
う。
【0043】またスライド・スイッチ66は必ずしも必要
でなく,カメラ60に装着されたストロボ装置は発光可能
な状態にしてもよい。
【0044】図5はさらに他の実施例を示すもので,カ
メラの斜視図である。
【0045】図5において図4に示すものと同一物には
同一符号を付して説明を省略する。
【0046】図4に示すカメラ2はストロボ装置40Aお
よび40Bをカメラ本体60から取外し可能であったのに対
し,図5に示すカメラ2Aはストロボ装置48Aおよび48
Bがそれぞれカメラ2Aの上方部および右側方部に固定
されている。図5に示すカメラ2Aにおいてもストロボ
装置48Aまたは48Bの発光制御がスライド・スイッチ66
により行なわれる。図5に示すカメラ2Aにおいてもカ
メラ2Aを横方向に構えてストロボ撮影を行なうときに
はカメラ本体60A上部のストロボ装置48Aが発光し,カ
メラ2Aを縦方向に構えてストロボ撮影を行なうときに
はカメラ本体60A右側方部のストロボ装置48Bが発光す
るように,スライド・スイッチ66が操作される。
【0047】図5に示すカメラ2Aにおいても,カメラ
2Aの構える方向にかかわらず被写体の上方からストロ
ボ光を照らして撮影することができ,横方向に影ができ
るのを未然に防止できる。CCDを用いて被写体を撮影
した場合であってもシェーディングの発生を未然に防止
できる。
【0048】図5に示すカメラ2Aにおいてはカメラの
構える方向に応じてスライド・スイッチ66を操作して,
ストロボ光が被写体の上方から照らすようにしていた
が,カメラの構える方向を自動的に判別し,その方向に
応じてストロボ装置の発光を制御するようにしてもよ
い。この場合には角度検出装置がカメラ本体60または60
A内部に設けられることになる。
【0049】図6(A) および(B) は,角度計測装置の一
例をそれぞれ示す正面図および平面図である。
【0050】絶縁基板70,絶縁板71および72,ならびに
絶縁重り75は,電気を通さない絶縁部材でできている。
絶縁基板70は,撮像装置の水平走査方向と平行になるよ
うに,カメラ内部に固定されている。絶縁板71および72
は,絶縁基板70に垂直に固定されている。絶縁板71には
バネ73が,絶縁板72にはバネ74がそれぞれ取り付けられ
ている。棒状抵抗体78の両端は,絶縁板71および72にそ
れぞれ取り付けられている。
【0051】基板70の上に載せられている絶縁重り75の
両端はバネ73および74によりそれぞれ支持されている。
基板70が水平面と平行な状態,すなわちカメラの水平方
向が水平面と水平な状態に維持されているとき,絶縁重
り75は絶縁板71および72からほぼ等距離の位置(中央
部)に保持される。
【0052】絶縁重り75には,導電端子76が取り付けら
れている。棒状抵抗体78は導電端子76に挿通しており,
導電端子76と電気的に接続している。導電端子76は,絶
縁重り75の左右の移動に伴い,棒状抵抗体78と電気的接
続を保ちながら左右に自在にする。棒状抵抗体78の一端
Aおよび導電端子76は,角度算出回路77に導電コード80
および79によってそれぞれ電気的に接続されている。
【0053】カメラの水平方向が水平面に対して傾けら
れると,図6(C) に示すように,この角度計測装置も水
平面に対して傾けられる。これにより,絶縁重り75およ
び導電端子76が中央部から左(または右)に移動する。
これにより,長さLの値が変化し,導電端子76と棒状抵
抗体78の一端Aとの間の抵抗値が変化する。角度算出回
路77は,この抵抗値の値に基づいて傾斜角を求める。求
められた傾斜角は,角度データとして撮影した画像デー
タに関連付けされて画像ファイルに書き込まれる。角度
データは,たとえばカメラの水平方向を水平にしたとき
には0度,水平方向を水平面に対して垂直にしたときは
90度(絶縁重りが左に移動)または−90度(絶縁重りが
右に移動)にそれぞれなる。
【0054】角度算出回路77において算出された角度を
表わす信号は,ストロボ発光制御回路(図示略)に与え
られる。検出された角度にもとづいてカメラを構えてい
る方向が判断され,ストロボ発光制御回路により,被写
体の上方から照らすストロボ装置の発光が制御される。
【0055】図7は,カメラを構えている方向を自動的
に判断し,その方向に応じて発光させるべきストロボ装
置を選択し,ストロボ発光下の撮影を行なう場合のフロ
ーチャートを示している。
【0056】図7に示す処理はカメラの電源スイッチ
(図示略)がオンにされることにより開始する。
【0057】まずカメラ2A内に設けられた角度検出装
置により,カメラ2Aが縦方向に構えられているか横方
向に構えられているかが検出される(ステップ90)。
【0058】横方向に構えられていると(ステップ9
1),被写体の上方から光を照射することのできるスト
ロボ装置はストロボ装置48Aであるから,ストロボ装置
48Aの発光準備(充電など)が行なわれる(ステップ9
2)。一定時間内にシャッタ・レリーズ・ボタン3が押
されると(ステップ93でYES ),ストロボ装置40Aが発
光し被写体が撮影される(ステップ94)。ストロボ光が
被写体を上方から照らすこととなるので,横方向の影は
生ぜずシェーディングの発生を未然に防止できる。一定
時間内にシャッタ・レリーズ・ボタン3が押されなけれ
ば(ステップ93でNO),カメラ2Aの構えている方向に
変化があったかどうかが判断される(ステップ95)。変
化がなければステップ93の判断が繰返され(ステップ95
でNO),変化があればステップ91〜93の判断が繰返され
る(ステップ95でYES )。
【0059】角度検出装置によりカメラ2Aが縦方向に
構えられていると判断されると(ステップ91),カメラ
2Aの右側方部に設けられているストロボ装置40Bの発
光が準備される(ステップ96)。一定時間内にシャッタ
・レリーズ・ボタン3が押されると,ストロボ装置40B
が発光し,ストロボ発光下で被写体が撮影される(ステ
ップ97,98)。カメラ2Aが縦方向に構えられたとき
は,カメラ2Aの側方にあるストロボ装置48Bは被写体
に対して上方または下方に位置することとなる。したが
ってストロボ装置48Bが発光すると被写体を上方または
下方から照らすこととなり,横方向に被写体の影が生じ
るのを未然に防止できる。シェーディングの発生も未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) はカメラを横方向に構えたときのストロボ
発光撮影時の状態を示す斜視図,(B) はカメラを縦方向
に構えたときのストロボ発光撮影時の状態を示す斜視図
である。
【図2】図1(A) のII−II線に沿う断面図である。
【図3】(A) は図1(A) のIII A−III A線に沿う断面
図,(B) は図1(B) のIII B−III B線に沿う断面図で
ある。
【図4】他の実施例を示すものでカメラの斜視図であ
る。
【図5】さらに他の実施例を示すものでカメラの斜視図
である。
【図6】(A) ,(B) ,(C) は角度検出装置を示してい
る。
【図7】カメラの構えた方向により発光させるべきスト
ロボ装置を選択するフローチャートである。
【符号の説明】
5 CCD 7 ストロボ放電管 10 発光装置 18 円板 20 鏡体 22 撮像レンズ 30,60,60A カメラ本体 34 位置決め板 40A,40B,48A,48B ストロボ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向と縦方向との長さが異なる撮像部
    であって,被写体を撮像して被写体像を記録する撮像部
    を含むカメラ本体,上記カメラ本体に回転自在に取付け
    られ,被写体を照明する照明装置,ならびに上記カメラ
    本体が横方向および縦方向のいずれに構えられたときで
    あっても,上記照明装置が上方および下方の少なくとも
    いずれか一方から被写体を照明するように上記照明装置
    を,上記カメラ本体の正面上方部,正面下方部または正
    面側方部に対応する位置に位置決めする位置決め機構,
    を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 横方向と縦方向の長さが異なる撮像部で
    あって,被写体を撮像して被写体像を記録する撮像部を
    含むカメラ本体に設けられており,上記カメラ本体が横
    方向および縦方向のいずれに構えられたときであっても
    上方および下方の少なくともいずれか一方から被写体を
    照明するように上記カメラ本体の正面上方部または正面
    下方部および正面側方部に位置決めされた照明装置,な
    らびに上記カメラ本体の正面上方部または正面下方部お
    よび正面側方部に位置決めされた照明装置のうちいずれ
    か1つの照明装置を,指令に応じて発光させる発光制御
    手段,を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 上記正面上方部または上記正面下方部お
    よび上記正面側方部に位置決めされた上記照明装置が上
    記カメラ本体から取外し可能なものである,請求項2に
    記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記カメラ本体が横方向に構えられてい
    るか,縦方向に構えられているかを検出する検出手段を
    備え,上記発光制御手段が,上記検出手段により上記カ
    メラ本体が横方向に構えられていることを検出したこと
    に応答して,上記正面上方部または上記正面下方部に位
    置決めされた上記照明装置を発光させ,上記カメラ本体
    が縦方向に構えられていることを検出したことに応答し
    て,上記正面側方部に位置決めされた上記照明装置を発
    光させるものである,請求項2に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109387A1 (ja) * 2003-06-04 2004-12-16 Fujitsu Limited 携帯情報端末機器
KR100815596B1 (ko) * 2006-06-21 2008-03-20 주식회사 이노디자인 로터리 방식의 일안식 디지털 카메라
JP2022515993A (ja) * 2018-12-26 2022-02-24 ウェイモ エルエルシー 近接照明モジュール

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