JPH0911291A - 射出成形機における逆流防止装置 - Google Patents
射出成形機における逆流防止装置Info
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- JPH0911291A JPH0911291A JP18480995A JP18480995A JPH0911291A JP H0911291 A JPH0911291 A JP H0911291A JP 18480995 A JP18480995 A JP 18480995A JP 18480995 A JP18480995 A JP 18480995A JP H0911291 A JPH0911291 A JP H0911291A
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- Japan
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- backflow prevention
- head
- ring
- injection molding
- screw
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/52—Non-return devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリュヘッドおよび逆流防止リングが摩耗
せず長寿命化を可能にする。 【構成】 スクリュ１はスクリュ本体２とその先端に取
付けられたスクリュヘッド３とを備えている。スクリュ
ヘッド３の頭部３ａにはその前面から後端面へ貫通する
複数の貫通孔３ｃが設けられており、軸部３ｂにはシリ
ンダ６内の樹脂通路を射出時に閉鎖するとともに計量時
に開く逆流防止リング４が進退自在に遊嵌されている。
複数のボール９を回転自在に保持する環状のホールドデ
ィスク８が環状のリテーナリング７を介して頭部３ａに
取付けられており、計量時において、逆流防止リング４
が前進してその先端面がボール９に当接して、ボール９
を頭部３ａの後端面とで挟圧したときに、ころがり摩擦
のみが発生する。
せず長寿命化を可能にする。 【構成】 スクリュ１はスクリュ本体２とその先端に取
付けられたスクリュヘッド３とを備えている。スクリュ
ヘッド３の頭部３ａにはその前面から後端面へ貫通する
複数の貫通孔３ｃが設けられており、軸部３ｂにはシリ
ンダ６内の樹脂通路を射出時に閉鎖するとともに計量時
に開く逆流防止リング４が進退自在に遊嵌されている。
複数のボール９を回転自在に保持する環状のホールドデ
ィスク８が環状のリテーナリング７を介して頭部３ａに
取付けられており、計量時において、逆流防止リング４
が前進してその先端面がボール９に当接して、ボール９
を頭部３ａの後端面とで挟圧したときに、ころがり摩擦
のみが発生する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、射出時にシリンダ内の
溶融樹脂の流路を閉鎖して溶融樹脂の逆流を防止する射
出成形機における逆流防止装置に関するものである。
溶融樹脂の流路を閉鎖して溶融樹脂の逆流を防止する射
出成形機における逆流防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の射出成形機における逆流防止装置
は、図７に示すように、シリンダ１０６内に進退自在か
つ回転自在に配設されたスクリュ１０１が、スクリュ本
体１０２とその先端にねじ結合等によって取付けられた
スクリュヘッド１０３とを備え、スクリュヘッド１０３
のカラー１０７ｂが嵌挿されている軸部１０３ｂには先
端部に複数の切欠部１０８を有する逆流防止リング１０
４を遊嵌したものであって、スクリュヘッド１０３の頭
部１０３ａの後端面に一体的に設けた摩擦リング１０７
ａとスクリュ本体１０２の先端面に一体的に設けた押金
１０５間において前記逆流防止リング１０４が進退でき
るように構成されている。
は、図７に示すように、シリンダ１０６内に進退自在か
つ回転自在に配設されたスクリュ１０１が、スクリュ本
体１０２とその先端にねじ結合等によって取付けられた
スクリュヘッド１０３とを備え、スクリュヘッド１０３
のカラー１０７ｂが嵌挿されている軸部１０３ｂには先
端部に複数の切欠部１０８を有する逆流防止リング１０
４を遊嵌したものであって、スクリュヘッド１０３の頭
部１０３ａの後端面に一体的に設けた摩擦リング１０７
ａとスクリュ本体１０２の先端面に一体的に設けた押金
１０５間において前記逆流防止リング１０４が進退でき
るように構成されている。
【０００３】上記従来の射出成形機における逆流防止装
置は、可塑化（計量時）においては、逆流防止リング１
０４が、スクリュ本体１０２側からスクリュヘッド１０
３の前方側へ流れる（矢印方向へ流れる）溶融樹脂の圧
力によって前方へ移動し、シリンダ１０６内における樹
脂流路が開かれて計量が行なわれ、射出時においては、
逆流防止リング１０４の前方側の溶融樹脂の圧力が後方
側より高圧になるため逆流防止リング１０４が後方へ移
動し、その後端面が押金１０５に当接して樹脂流路を閉
鎖し、溶融樹脂の逆流が防止される（実開平２−６１６
３１号公報）。
置は、可塑化（計量時）においては、逆流防止リング１
０４が、スクリュ本体１０２側からスクリュヘッド１０
３の前方側へ流れる（矢印方向へ流れる）溶融樹脂の圧
力によって前方へ移動し、シリンダ１０６内における樹
脂流路が開かれて計量が行なわれ、射出時においては、
逆流防止リング１０４の前方側の溶融樹脂の圧力が後方
側より高圧になるため逆流防止リング１０４が後方へ移
動し、その後端面が押金１０５に当接して樹脂流路を閉
鎖し、溶融樹脂の逆流が防止される（実開平２−６１６
３１号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
では、計量時において逆流防止リングが前進して摩擦リ
ングに当接した際、スクリュと一体に回転する摩擦リン
グとスクリュの回転に対してフリーである逆流防止リン
グとの当接面にすべり摩擦が発生するため、摩擦リング
あるいは逆流防止リングが摩耗して寿命が短くなるとい
う問題点があった。
では、計量時において逆流防止リングが前進して摩擦リ
ングに当接した際、スクリュと一体に回転する摩擦リン
グとスクリュの回転に対してフリーである逆流防止リン
グとの当接面にすべり摩擦が発生するため、摩擦リング
あるいは逆流防止リングが摩耗して寿命が短くなるとい
う問題点があった。
【０００５】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、スクリュヘッドおよび
逆流防止リングが摩耗せず長寿命化が可能な射出成形機
における逆流防止装置を実現することを目的とするもの
である。
に鑑みてなされたものであって、スクリュヘッドおよび
逆流防止リングが摩耗せず長寿命化が可能な射出成形機
における逆流防止装置を実現することを目的とするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の射出成形機における逆流防止装置は、シリ
ンダ内に進退自在かつ回転自在に配設されたスクリュ
が、フライトを有するスクリュ本体と、その先端に取付
けられた頭部およびその後端面から突出する軸部からな
るスクリュヘッドとを備え、前記軸部には前記シリンダ
内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リングが進退自
在に遊嵌された射出成形機における逆流防止装置におい
て、前記頭部にはその前面から後端面へ貫通する貫通孔
が設けられ、しかも前記頭部と前記逆流防止リングの間
に配設された複数の転動体を周方向に互いに間隔をおい
て回転自在に保持する環状のホールドディスクが、前記
頭部または前記逆流防止リングのいずれかに環状のリテ
ーナリングを介して取付けられており、計量時において
前記頭部と前記逆流防止リングとが前記転動体を挟圧し
たときにころがり摩擦のみを生じるように構成したこと
を特徴とするものである。
め、本発明の射出成形機における逆流防止装置は、シリ
ンダ内に進退自在かつ回転自在に配設されたスクリュ
が、フライトを有するスクリュ本体と、その先端に取付
けられた頭部およびその後端面から突出する軸部からな
るスクリュヘッドとを備え、前記軸部には前記シリンダ
内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リングが進退自
在に遊嵌された射出成形機における逆流防止装置におい
て、前記頭部にはその前面から後端面へ貫通する貫通孔
が設けられ、しかも前記頭部と前記逆流防止リングの間
に配設された複数の転動体を周方向に互いに間隔をおい
て回転自在に保持する環状のホールドディスクが、前記
頭部または前記逆流防止リングのいずれかに環状のリテ
ーナリングを介して取付けられており、計量時において
前記頭部と前記逆流防止リングとが前記転動体を挟圧し
たときにころがり摩擦のみを生じるように構成したこと
を特徴とするものである。
【０００７】また、転動体が、ボールまたは円錐ころで
あると効果的である。
あると効果的である。
【０００８】
【作用】計量時には逆流防止リングの後方側の溶融樹脂
の圧力が前方側よりも高圧になるため、逆流防止リング
が前進してシリンダ内における樹脂流路が開かれ計量が
行なわれる。この計量時において、環状のホールドディ
スクに保持された複数の転動体がスクリュヘッドの頭部
の後端面と逆流防止リングの先端面とで挟圧されたとき
にころがり摩擦のみが発生する。
の圧力が前方側よりも高圧になるため、逆流防止リング
が前進してシリンダ内における樹脂流路が開かれ計量が
行なわれる。この計量時において、環状のホールドディ
スクに保持された複数の転動体がスクリュヘッドの頭部
の後端面と逆流防止リングの先端面とで挟圧されたとき
にころがり摩擦のみが発生する。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【００１０】（第１実施例）図１は、第１実施例の射出
成形機における逆流防止装置の主要部を示し、（ａ）は
可塑化（計量）時における状態を示す模式部分断面図、
（ｂ）は射出時における状態を示す模式部分断面図であ
る。
成形機における逆流防止装置の主要部を示し、（ａ）は
可塑化（計量）時における状態を示す模式部分断面図、
（ｂ）は射出時における状態を示す模式部分断面図であ
る。
【００１１】図１に示すように、スクリュ１は、フライ
ト２ａを有するスクリュ本体２と、スクリュ本体２の先
端にねじ結合等によって取付けられたスクリュヘッド３
とを備え、スクリュ本体２の先端には押金５が一体的に
設けられている。
ト２ａを有するスクリュ本体２と、スクリュ本体２の先
端にねじ結合等によって取付けられたスクリュヘッド３
とを備え、スクリュ本体２の先端には押金５が一体的に
設けられている。
【００１２】図１および図２に示すように、スクリュヘ
ッド３は円錐状の頭部３ａと頭部３ａの後端面から突出
する軸部３ｂからなり、頭部３ａにはその前面から後端
面へ貫通する複数の貫通孔３ｃが周方向に互いに間隔を
おいて設けられており、頭部３ａの外周縁部には雄ねじ
部３ｄが形成されている。また、軸部３ｂにはシリンダ
６内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リング４が進
退自在に遊嵌されている。
ッド３は円錐状の頭部３ａと頭部３ａの後端面から突出
する軸部３ｂからなり、頭部３ａにはその前面から後端
面へ貫通する複数の貫通孔３ｃが周方向に互いに間隔を
おいて設けられており、頭部３ａの外周縁部には雄ねじ
部３ｄが形成されている。また、軸部３ｂにはシリンダ
６内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リング４が進
退自在に遊嵌されている。
【００１３】本実施例では、頭部３ａの複数の転動体で
あるボール９が当接する後端面には、複数の貫通孔３ｃ
の開口部よりも外周側に、後述する環状のホールドディ
スク８に保持された複数のボール９の外周面の一部をそ
れぞれ回転自在に案内する複数の凹部３ｅが周方向に互
いに間隔をおいて形成されている。このため、組付け時
に各ボール９が各凹部３ｅに嵌合されて位置決めされる
のでボール９が抜け出すおそれがない。
あるボール９が当接する後端面には、複数の貫通孔３ｃ
の開口部よりも外周側に、後述する環状のホールドディ
スク８に保持された複数のボール９の外周面の一部をそ
れぞれ回転自在に案内する複数の凹部３ｅが周方向に互
いに間隔をおいて形成されている。このため、組付け時
に各ボール９が各凹部３ｅに嵌合されて位置決めされる
のでボール９が抜け出すおそれがない。
【００１４】環状のリテーナリング７は、図３に示すよ
うに、一端側に径方向内側へ突出する環状の係止部７ｂ
を有するとともに、他端側の内周面にスクリュヘッド３
の雄ねじ部３ｄに螺合される雌ねじ部７ａが設けられて
おり、係止部７ｂの開口部７ｃの内径は環状のホールド
ディスク８の外周縁を係止できる寸法に設定されてい
る。また、環状のホールドディスク８には、図４に示す
ように、周方向に互いに間隔をおいて複数のボール９を
それぞれ回転自在に保持する複数の保持孔８ａが設けら
れており、各保持孔８ａは、それぞれ保持されたボール
９がホールドディスク８の両側面から突出した状態で回
転自在に保持する球面状の内周面を有する。
うに、一端側に径方向内側へ突出する環状の係止部７ｂ
を有するとともに、他端側の内周面にスクリュヘッド３
の雄ねじ部３ｄに螺合される雌ねじ部７ａが設けられて
おり、係止部７ｂの開口部７ｃの内径は環状のホールド
ディスク８の外周縁を係止できる寸法に設定されてい
る。また、環状のホールドディスク８には、図４に示す
ように、周方向に互いに間隔をおいて複数のボール９を
それぞれ回転自在に保持する複数の保持孔８ａが設けら
れており、各保持孔８ａは、それぞれ保持されたボール
９がホールドディスク８の両側面から突出した状態で回
転自在に保持する球面状の内周面を有する。
【００１５】なお、各保持孔８ａはボール９を簡単に挿
入できるとともに組付け後に抜け出さないように、一方
の面の開口部がボール９の球径より若干大きめの内径に
なっており、他方の面の開口部がボール９の球径より小
径になっている。
入できるとともに組付け後に抜け出さないように、一方
の面の開口部がボール９の球径より若干大きめの内径に
なっており、他方の面の開口部がボール９の球径より小
径になっている。
【００１６】この複数のボール９を回転自在に保持する
ホールドディスク８をスクリュヘッド３の頭部３ａに取
付ける際には、予め各保持孔８ａにそれぞれボール９を
保持させたホールドディスク８をリテーナリング７内に
嵌挿した状態で該リテーナリング７の雌ねじ部７ａをス
クリュヘッド３の雄ねじ部３ｄに螺合することにより組
付けることができる。
ホールドディスク８をスクリュヘッド３の頭部３ａに取
付ける際には、予め各保持孔８ａにそれぞれボール９を
保持させたホールドディスク８をリテーナリング７内に
嵌挿した状態で該リテーナリング７の雌ねじ部７ａをス
クリュヘッド３の雄ねじ部３ｄに螺合することにより組
付けることができる。
【００１７】次に、本実施例の動作について説明する。
【００１８】本実施例において、計量（可塑化）時に
は、図１の（ａ）に示すように、逆流防止リング４の後
方側の溶融樹脂の圧力が前方側の圧力に比べて高圧とな
るため、逆流防止リング４はその先端面が各ボール９に
当接する位置まで前進してシリンダ６内の樹脂流路が開
かれ、溶融樹脂は矢印方向へ流れて頭部３ａの貫通孔３
ｃを通りスクリュヘッド３の前方へ送られ、計量が行な
われる。このとき、逆流防止リング４の先端面が各ボー
ル９のみに当接し、各ボール９を頭部３ａの後端面とで
挟圧するためころがり摩擦のみが発生する。その結果、
従来例のようにすべり摩擦により、逆流防止リングやス
クリュヘッドが摩耗して寿命が短くなるということがな
い。
は、図１の（ａ）に示すように、逆流防止リング４の後
方側の溶融樹脂の圧力が前方側の圧力に比べて高圧とな
るため、逆流防止リング４はその先端面が各ボール９に
当接する位置まで前進してシリンダ６内の樹脂流路が開
かれ、溶融樹脂は矢印方向へ流れて頭部３ａの貫通孔３
ｃを通りスクリュヘッド３の前方へ送られ、計量が行な
われる。このとき、逆流防止リング４の先端面が各ボー
ル９のみに当接し、各ボール９を頭部３ａの後端面とで
挟圧するためころがり摩擦のみが発生する。その結果、
従来例のようにすべり摩擦により、逆流防止リングやス
クリュヘッドが摩耗して寿命が短くなるということがな
い。
【００１９】一方、射出時においては、図１の（ｂ）に
示すように、スクリュヘッド３の前方側のシリンダ６内
の溶融樹脂の圧力が後方側の圧力よりも高圧になって、
矢印方向の圧力が逆流防止リング４に加わるため、逆流
防止リング４は後退してその後端面が押金５に当接し、
シリンダ６内の樹脂通路が閉鎖される。その結果、溶融
樹脂の逆流が阻止される。
示すように、スクリュヘッド３の前方側のシリンダ６内
の溶融樹脂の圧力が後方側の圧力よりも高圧になって、
矢印方向の圧力が逆流防止リング４に加わるため、逆流
防止リング４は後退してその後端面が押金５に当接し、
シリンダ６内の樹脂通路が閉鎖される。その結果、溶融
樹脂の逆流が阻止される。
【００２０】なお、本実施例の変形例として、スクリュ
ヘッド３の頭部３ａではなく、逆流防止リング４の先端
に複数のボール９を回転自在に保持するホールドディス
ク８を取付けるように変更することができる。この場
合、逆流防止リング４の先端周縁部に雄ねじ部を形成す
るとともに各ボール９の外周面の一部を回転自在に案内
する凹部を逆流防止リング４の先端面に設ける。
ヘッド３の頭部３ａではなく、逆流防止リング４の先端
に複数のボール９を回転自在に保持するホールドディス
ク８を取付けるように変更することができる。この場
合、逆流防止リング４の先端周縁部に雄ねじ部を形成す
るとともに各ボール９の外周面の一部を回転自在に案内
する凹部を逆流防止リング４の先端面に設ける。
【００２１】（第２実施例）図５は、第２実施例の射出
成形機における逆流防止装置の主要部の可塑化（計量）
時における状態を示す模式部分断面図である。
成形機における逆流防止装置の主要部の可塑化（計量）
時における状態を示す模式部分断面図である。
【００２２】図５に示すように、スクリュ１１は、フラ
イト１２ａを有するスクリュ本体１２と、スクリュ本体
１２の先端にねじ結合等によって取付けられたスクリュ
ヘッド１３とを備え、スクリュ本体１２の先端には、押
金１５が一体的に配設されている。
イト１２ａを有するスクリュ本体１２と、スクリュ本体
１２の先端にねじ結合等によって取付けられたスクリュ
ヘッド１３とを備え、スクリュ本体１２の先端には、押
金１５が一体的に配設されている。
【００２３】スクリュヘッド１３は、円錐状の頭部１３
ａおよび頭部１３ａの後端面から突出する軸部１３ｂか
らなり、頭部１３ａにはその前面から後端面へ貫通する
複数の貫通孔１３ｃが周方向に互いに間隔をおいて設け
られているとともに、その外周縁部には雄ねじ部１３ｄ
が形成されている。また、軸部１３ｂにはシリンダ１６
内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リング１４が進
退自在に遊嵌されており、その先端には転動体である円
錐ころ１９の周面に対応した傾斜面１４ａが形成されて
いる。
ａおよび頭部１３ａの後端面から突出する軸部１３ｂか
らなり、頭部１３ａにはその前面から後端面へ貫通する
複数の貫通孔１３ｃが周方向に互いに間隔をおいて設け
られているとともに、その外周縁部には雄ねじ部１３ｄ
が形成されている。また、軸部１３ｂにはシリンダ１６
内の樹脂通路を開閉するための逆流防止リング１４が進
退自在に遊嵌されており、その先端には転動体である円
錐ころ１９の周面に対応した傾斜面１４ａが形成されて
いる。
【００２４】本実施例では、頭部１３ａの複数の円錐こ
ろ１９が当接する後端面には、複数の貫通孔１３ｃの開
口部よりも外周側に後述するホールドディスク１８に保
持された複数の円錐ころ１９の外周面の一部を回転自在
に案内する複数の凹部１３ｅが周方向に互いに間隔をお
いて形成されている。
ろ１９が当接する後端面には、複数の貫通孔１３ｃの開
口部よりも外周側に後述するホールドディスク１８に保
持された複数の円錐ころ１９の外周面の一部を回転自在
に案内する複数の凹部１３ｅが周方向に互いに間隔をお
いて形成されている。
【００２５】環状のリテーナリング１７は、図３に示し
た第１実施例のリテーナリング７と同様である。他方、
環状のホールドディスク１８は、図６に示すように、環
状の一方の分割部材２０と他方の分割部材２１とを結合
して一体化することによって作製されたものであって、
円錐ころ１９がその大径側を外周側にして回転自在に嵌
挿される複数のころ挿入孔１８ａが周方向に互いに間隔
をおいて設けられており、各ころ挿入孔１８ａの軸方向
中央部における径方向の対向部位には、ころ軸１９ａの
先端部が回転自在に嵌合される軸受穴１８ｂがそれぞれ
形成されている。
た第１実施例のリテーナリング７と同様である。他方、
環状のホールドディスク１８は、図６に示すように、環
状の一方の分割部材２０と他方の分割部材２１とを結合
して一体化することによって作製されたものであって、
円錐ころ１９がその大径側を外周側にして回転自在に嵌
挿される複数のころ挿入孔１８ａが周方向に互いに間隔
をおいて設けられており、各ころ挿入孔１８ａの軸方向
中央部における径方向の対向部位には、ころ軸１９ａの
先端部が回転自在に嵌合される軸受穴１８ｂがそれぞれ
形成されている。
【００２６】このホールドディスク１８の作製方法の一
例について説明すると、環状の一方の分割部材２０およ
び他方の分割部材２１に、両者を一体化させたときにこ
ろ挿入孔１８ａを形成する複数の貫通孔をそれぞれ形成
するとともに、両者の対向面における前記貫通孔の開口
部に両者を一体化させたときにころ軸１９ａの先端が回
転自在に嵌挿される軸受穴１８ｂを形成する溝を形成す
る。ついで、いずれか一方の分割部材の前記貫通孔に円
錐ころ１９を嵌挿するとともにころ軸１９ａの先端部を
前記溝に嵌合し、その上に他の分割部材を重ね合わせた
のち、結合して両者を一体化する。
例について説明すると、環状の一方の分割部材２０およ
び他方の分割部材２１に、両者を一体化させたときにこ
ろ挿入孔１８ａを形成する複数の貫通孔をそれぞれ形成
するとともに、両者の対向面における前記貫通孔の開口
部に両者を一体化させたときにころ軸１９ａの先端が回
転自在に嵌挿される軸受穴１８ｂを形成する溝を形成す
る。ついで、いずれか一方の分割部材の前記貫通孔に円
錐ころ１９を嵌挿するとともにころ軸１９ａの先端部を
前記溝に嵌合し、その上に他の分割部材を重ね合わせた
のち、結合して両者を一体化する。
【００２７】本実施例においては、複数の円錐ころ１９
を保持したホールドディスク１８をリテーナリング１７
に嵌挿した状態で、スクリュヘッド１３の雄ねじ部１３
ｄにリテーナリング１７の雌ねじ部を螺合することでス
クリュヘッド１３に組付けることができる。
を保持したホールドディスク１８をリテーナリング１７
に嵌挿した状態で、スクリュヘッド１３の雄ねじ部１３
ｄにリテーナリング１７の雌ねじ部を螺合することでス
クリュヘッド１３に組付けることができる。
【００２８】次に、本実施例の動作について説明する。
【００２９】計量（可塑化）時においては、第１実施例
と同様に逆流防止リングが前進してシリンダ１６内の樹
脂流路が開かれて溶融樹脂は矢印方向へ流れ、計量が行
なわれる。この計量時において、逆流防止リング１４の
先端面が各円錐ころ１９に当接して各円錐ころ１９を頭
部１３ａの後端面とで挟圧したときに、ころがり摩擦の
みが発生する。その結果、逆流防止リング１４やスクリ
ュヘッド１３が摩耗することがない。
と同様に逆流防止リングが前進してシリンダ１６内の樹
脂流路が開かれて溶融樹脂は矢印方向へ流れ、計量が行
なわれる。この計量時において、逆流防止リング１４の
先端面が各円錐ころ１９に当接して各円錐ころ１９を頭
部１３ａの後端面とで挟圧したときに、ころがり摩擦の
みが発生する。その結果、逆流防止リング１４やスクリ
ュヘッド１３が摩耗することがない。
【００３０】本実施例においても、第１実施例に準じて
複数の円錐ころを回転自在に保持するホールドディスク
を逆流防止リングの先端に取付けるように変更すること
ができる。
複数の円錐ころを回転自在に保持するホールドディスク
を逆流防止リングの先端に取付けるように変更すること
ができる。
【００３１】なお、転動体としては、上記各実施例のボ
ール、円錐ころの他円筒ころ等を用いることができる。
ール、円錐ころの他円筒ころ等を用いることができる。
【００３２】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００３３】計量時において、スクリュと一体に回転す
るスクリュヘッドとスクリュの回転に対してフリーであ
る逆流防止リングとが、ホールドディスクに回転自在に
保持された複数の転動体を挟圧したときにころがり摩擦
のみが発生するため、両者が摩耗することがなく長寿命
化が実現できる。
るスクリュヘッドとスクリュの回転に対してフリーであ
る逆流防止リングとが、ホールドディスクに回転自在に
保持された複数の転動体を挟圧したときにころがり摩擦
のみが発生するため、両者が摩耗することがなく長寿命
化が実現できる。
【図１】第１実施例の射出成形機における逆流防止装置
の主要部を示し、（ａ）は計量時における状態を示す模
式部分断面図、（ｂ）は射出時における状態を示す模式
部分断面図である。
の主要部を示し、（ａ）は計量時における状態を示す模
式部分断面図、（ｂ）は射出時における状態を示す模式
部分断面図である。
【図２】図１に示す射出成形機における逆流防止装置の
スクリュヘッドを示し、（ａ）はその頭部側からみた模
式正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図
である。
スクリュヘッドを示し、（ａ）はその頭部側からみた模
式正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図
である。
【図３】図１に示す射出成形機における逆流防止装置の
リテーナリングを示し、（ａ）はその係止部が設けられ
た側からみた模式正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に
沿う模式断面図である。
リテーナリングを示し、（ａ）はその係止部が設けられ
た側からみた模式正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に
沿う模式断面図である。
【図４】図１に示す射出成形機における逆流防止装置の
ホールドディスクを示し、（ａ）はその模式平面図、
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図である。
ホールドディスクを示し、（ａ）はその模式平面図、
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図である。
【図５】第２実施例の射出成形機における逆流防止装置
の計量時における状態を示す主要部の模式部分断面図で
ある。
の計量時における状態を示す主要部の模式部分断面図で
ある。
【図６】図５に示す射出成形機における逆流防止装置の
ホールドディスクを示し、（ａ）はその模式平面図、
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図である。
ホールドディスクを示し、（ａ）はその模式平面図、
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線に沿う模式断面図である。
【図７】従来の射出成形機における逆流防止装置の計量
時の状態を示す主要部の模式部分断面図である。
時の状態を示す主要部の模式部分断面図である。
１，１１ スクリュ ２，１２ スクリュ本体 ２ａ，１２ａ フライト ３，１３ スクリュヘッド ３ａ，１３ａ 頭部 ３ｂ，１３ｂ 軸部 ３ｃ，１３ｃ 貫通孔 ３ｄ，１３ｄ 雄ねじ部 ３ｅ，１３ｅ 凹部 ４，１４ 逆流防止リング ５，１５ 押金 ６，１６ シリンダ ７，１７ リテーナリング ７ａ 雌ねじ部 ７ｂ 係止部 ７ｃ 開口部 ８，１８ ホールドディスク ８ａ 保持孔 ９ ボール １４ａ 傾斜面 １８ａ ころ挿入孔 １８ｂ 軸受穴 １９ 円錐ころ １９ａ ころ軸 ２０ 一方の分割部材 ２１ 他方の分割部材
Claims (5)
- 【請求項１】 シリンダ（６，１６）内に進退自在かつ
回転自在に配設されたスクリュ（１，１１）が、フライ
ト（２ａ，１２ａ）を有するスクリュ本体（２，１２）
と、その先端に取付けられた頭部（３ａ，１３ａ）およ
びその後端面から突出する軸部（３ｂ，１３ｂ）からな
るスクリュヘッド（３，１３）とを備え、前記軸部（３
ｂ，１３ｂ）には前記シリンダ（６，１６）内の樹脂通
路を開閉するための逆流防止リング（４，１４）が進退
自在に遊嵌された射出成形機における逆流防止装置にお
いて、 前記頭部（３ａ，１３ａ）にはその前面から後端面へ貫
通する貫通孔（３ｃ，１３ｃ）が設けられ、しかも前記
頭部（３ａ，１３ａ）と前記逆流防止リング（４，１
４）の間に配設された複数の転動体（９，１９）を周方
向に互いに間隔をおいて回転自在に保持する環状のホー
ルドディスク（８，１８）が、前記頭部（３ａ，１３
ａ）または前記逆流防止リング（４，１４）のいずれか
に環状のリテーナリング（７，１７）を介して取付けら
れており、計量時において前記頭部（３ａ，１３ａ）と
前記逆流防止リング（４，１４）とが前記転動体（９，
１９）を挟圧したときにころがり摩擦のみを生じるよう
に構成したことを特徴とする射出成形機における逆流防
止装置。 - 【請求項２】 転動体が、ボール（９）であることを特
徴とする請求項１記載の射出成形機における逆流防止装
置。 - 【請求項３】 ホールドディスク（８）が取付けられた
頭部（３ａ）または逆流防止リング（４）における複数
のボール（９）が当接する面に、前記各ボール（９）の
外周面の一部を回転自在に案内する凹部（３ｅ）を設け
たことを特徴とする請求項２記載の射出成形機における
逆流防止装置。 - 【請求項４】 転動体が、円錐ころ（１９）であること
を特徴とする請求項１記載の射出成形機における逆流防
止装置。 - 【請求項５】 ホールドディスク（１８）が取付けられ
た頭部（１３ａ）または逆流防止リング（１４）におけ
る円錐ころ（１９）が当接する面に、前記各円錐ころ
（１９）の外周面の一部を回転自在に案内する凹部（１
３ｅ）を設けたことを特徴とする請求項４記載の射出成
形機における逆流防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18480995A JPH0911291A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 射出成形機における逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18480995A JPH0911291A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 射出成形機における逆流防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911291A true JPH0911291A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16159676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18480995A Pending JPH0911291A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 射出成形機における逆流防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911291A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001015836A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Hitachi, Ltd. | Procede et dispositif de moulage par injection de metal et produit obtenu |
| DE19836871B4 (de) * | 1997-08-19 | 2004-07-01 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik Gmbh | Rückströmsperre |
| WO2013008698A1 (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-17 | 東洋機械金属株式会社 | スクリュー式射出装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP18480995A patent/JPH0911291A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19836871B4 (de) * | 1997-08-19 | 2004-07-01 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik Gmbh | Rückströmsperre |
| WO2001015836A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Hitachi, Ltd. | Procede et dispositif de moulage par injection de metal et produit obtenu |
| WO2013008698A1 (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-17 | 東洋機械金属株式会社 | スクリュー式射出装置 |
| JP2013018210A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | スクリュー式射出装置 |
| CN103702818A (zh) * | 2011-07-12 | 2014-04-02 | 东洋机械金属株式会社 | 螺杆式注射装置 |
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