JPH0440897Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440897Y2
JPH0440897Y2 JP7168888U JP7168888U JPH0440897Y2 JP H0440897 Y2 JPH0440897 Y2 JP H0440897Y2 JP 7168888 U JP7168888 U JP 7168888U JP 7168888 U JP7168888 U JP 7168888U JP H0440897 Y2 JPH0440897 Y2 JP H0440897Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
backflow prevention
screw
screw head
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7168888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01175809U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7168888U priority Critical patent/JPH0440897Y2/ja
Publication of JPH01175809U publication Critical patent/JPH01175809U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0440897Y2 publication Critical patent/JPH0440897Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、インラインスクリユ方式の射出成
形機における逆流防止装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来のインラインスクリユ方式の射出成形機に
おける逆流防止装置としては、第3図に示す様に
スクリユヘツド23の略中間部に逆流防止リング
24を設けたものが知られており、この該逆流防
止リング24の前部(ノズル側)にはスリツト2
6が形成されている。可塑化(計量)時には溶融
樹脂がスクリユ本体22によつて前方へ輸送され
る為、その圧力によつて逆流防止リング24は前
方側(ノズル側)へ移動し、溶融樹脂が前記スリ
ツト26を通つてスクリユヘツド23の前方へ輸
送される。一方、射出時には逆流防止リング24
の前方側のシリンダ21内の溶融樹脂の圧力がそ
の後方側の圧力より大きくなり、逆流防止リング
24はスクリユ本体22側へ押し付けられて通路
が閉鎖され、溶融樹脂が逆流防止リング24の前
方側から後方側へ逆流するのを防止する。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 この従来の逆流防止装置においては、第3図に
見られる様、可塑性化が終了すると、次の射出開
始までの間に逆流防止リング24の後方側の溶融
樹脂の圧力は徐々に減圧されてその前方側の溶融
樹脂の圧力と同圧あるいはそれ以下となり、逆流
防止リング24をスクリユ本体22側へ移動させ
ようとする力が働くものの、その圧力差が不十分
な場合には逆流防止リング24はスクリユ本体2
2側へ完全に押し付けられるにはいたらない。そ
の間、可塑化(計量)された溶融樹脂が逆流防止
リング24とスクリユヘツド23の間隙を通つて
スクリユ本体22側へ逆流し、しかもその逆流の
量はシヨツト毎に一定でない為、射出量が変動す
る原因になつていた。
また、逆流防止リング24は、スクリユヘツド
23と凹凸係合してスクリユ回転と共に回転する
いわゆる連れ廻り式である事から逆流防止リング
24の外周面はスクリユ回転中にシリンダ21の
内周面と高温高速の下に摺動する為摩耗され、逆
流防止リング24とシリンダ21のすきまが漸次
大きくなり射出時に溶融樹脂がこのすきまを通つ
て逆流し、成形が不安定になつたり、このすきま
に異物(金属分、無機物)が混入し、逆流防止リ
ング24とシリンダ21との摺動面のかじり、焼
付現象によりスクリユヘツド23に過大なトルク
がかかりスクリユヘツド23が破損するという問
題点があつた。本考案は、このような課題を解決
することを目的としている。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、第1図に見られるように、スクリユ
本体1の先端部に結合しているスクリユヘツド
と、前記スクリユヘツドと連動して回転しない逆
流防止リングとを有する逆流防止装置において、
前記スクリユヘツドは前記スクリユ本体1先端部
の取付穴9にストツパリング3およびスリーブ4
をはさんでオサエガネ2により螺合等により結合
構成し、前記逆流防止リングはバルブシート8と
後方側(スクリユ本体側)に保持部分5を有する
リング6より構成され前記バルブシート8は前記
リング6の前方側(ノズル側)に螺合等により結
合され、前記逆流防止リング中心部に後方側(ス
クリユ本体側)より前方側(ノズル側)に連通す
る樹脂通過孔7を形成するとともに、前記スクリ
ユヘツド中心部を貫通して前記樹脂通過孔7を開
閉する弁を配設し、さらに、前記弁には前記スク
リユ本体1の取付穴9側から前方(ノズル側)に
貫通したオサエガネ2のガイド孔10に摺動可能
に弁棒11をはめ合わせ、前記弁棒11の前方端
部に前方の平面部が受圧面12となり後方の球面
がシール面18となる半球状の弁部13を設ける
とともに、その後部の取付穴9内へ突出した部分
に前記弁棒11の該シール面18が前記樹脂通過
孔7を閉鎖するために前記バルブシート8のラツ
パ状シール面19に押し付けられる方向に付勢す
るスプリング14を備え、可塑化時には樹脂圧に
よつて前記弁を開放して前記スクリユヘツドの外
側と前記逆流防止リング内側の間に樹脂通路16
を形成する為に前記スクリユヘツドにストツパリ
ング3を設け前記逆流防止リングの保持部分5と
接触保持するようにしている。
また、スプリング14が弁棒11の取付穴9内
へ突き出した部分に嵌合されており、かつ、弁棒
11の後端部のネジ部にナツト15を螺合しても
よい。
(ホ) 作用 上記の構成による作用を第1図、第2図a,b
で説明する。
第2図bに見られるように、可塑化時にはシリ
ンダ17内における弁部13の後方側(スクリユ
本体側)の溶融樹脂の圧力が弁部13前方側(ノ
ズル側)の溶融樹脂の圧力より大となるので、ス
プリング14の弾性力に抗して弁は前方側に移動
し、樹脂通過孔7が開放されて溶融樹脂は前方側
へ輸送される。
また可塑化終了時から射出開始時までは、後方
側の溶融樹脂の圧力は徐々に減圧され、その圧力
が前方側の圧力と同等またはそれ以下になる。こ
れとともに、第2図aに見られるように、弁には
常時スプリング14の弾性力が閉鎖方向へ作用し
ているので、樹脂通過孔7が迅速、確実に閉鎖さ
れて溶融樹脂の逆流を防止する。
さらに射出時には、弁部13の前方側の溶融樹
脂圧力が後方側の溶融樹脂圧力よりもさらに高く
なり、この高い圧力が弁部13の受圧面12に作
用してさらに強力に樹脂通過孔7が閉鎖される。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図、第2図a,bに於て、スクリ
ユ本体1の先端部に結合しているスクリユヘツド
と、前記スクリユヘツドと連動して回転しない逆
流防止リングとを有する逆流防止装置において、
前記スクリユヘツドは前記スクリユ本体1先端部
の取付穴9にストツパリング3およびスリーブ4
をはさんでオサエガネ2により螺合等により結合
構成し、前記逆流防止リングはバルブシート8と
後方側(スクリユ本体側)に保持部分5を有する
リング6より構成され前記バルブシート8は前記
リング6の前方側(ノズル側)に螺合等により結
合され、前記逆流防止リング中心部に後方側(ス
クリユ本体側)より前方側(ノズル側)に連通す
る樹脂通過孔7を形成するとともに、前記スクリ
ユヘツド中心部を貫通して前記樹脂通過孔7を開
閉する弁を配設し、さらに、前記弁には前記スク
リユ本体1の取付穴9側から前方(ノズル側)に
貫通したオサエガネ2のガイド孔10に摺動可能
に弁棒11をはめ合わせ、前記弁棒11の前方端
部に前方の平面部が受圧面12となり後方の球面
がシール面18となる半球状の弁部13を設ける
とともに、その後部の取付穴9内へ突出した部分
に前記弁棒11の該シール面18が前記樹脂通過
孔7を閉鎖するために前記バルブシート8のラツ
パ状シール面19に押し付けられる方向に付勢す
るスプリング14を備え、可塑化時には樹脂圧に
よつて前記弁を開放して前記スクリユヘツドの外
側と前記逆流防止リング内側の間に樹脂通路16
を形成する為に前記スクリユヘツドにストツパリ
ング3を設け前記逆流防止リングの保持部分5と
接触保持するようにしている。
また、スプリング14が弁棒11の取付穴9内
へ突き出した部分に嵌合されており、かつ、弁棒
11の後端部のネジ部にナツト15を螺合してい
る。
次のその作用を説明する。上記の構成により、
第2図bに見られるように、可塑化時には矢印方
向へ流れる溶融樹脂の圧力が弁部13のシール面
8に作用し、スプリング14の弾性力に打ち勝つ
て弁を前方側に移動させて樹脂通過孔7が開放さ
れるので、溶融樹脂は前方側へ輸送(計量)され
る。その際、スクリユヘツドにストツパーリング
3を設け逆流防止リングの保持部分5を接触保持
し、スクリユヘツド外側と逆流防止リング内側の
間に溶融樹脂を通す樹脂通路16を形成するよう
にしてある。一方、可塑化終了時から射出開始時
までは、弁部13の後方側(スクリユ本体側)の
溶融樹脂の圧力は徐々に減圧され、その圧力が前
方側の圧力と同等またはそれ以下になるので、弁
部13のシール面18がバルブシート8の前記ラ
ツパ状シール面19に押し付けられて、きわめて
短時間で樹脂通過孔7を強制的に閉鎖する。さら
に射出時においては前方側の溶融樹脂圧力が後方
側の溶融樹脂圧力よりもさらに高くなり、この高
い圧力が弁部13の受圧面12に作用し、弁部1
3のラツパ状シール面19にさらに強力に押し付
けられて樹脂通過孔7を完全に閉鎖する。
なお、摩擦摺動すると考えられるバルブシート
8弁部13ストツパリング3オサエガネ2リング
6等に高耐摩耗材もしくは耐摩耗コーテイング、
窒化珪素等のエンジニアリングセラミツクスを使
用するのが良いのは公知の事実である。また、上
記したスプリング14にかえて、例えばダイヤフ
ラム形スプリング等他の公知のスプリングを使用
することも可能であり、またその配設箇所も取付
穴9と弁棒11の間とすることもできる。
また、実施例では逆流防止リングに樹脂通路1
6を設けたがストツパリング3の方へ樹脂通路1
6を設ける事も可能である。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、以
下に記載するような効果を奏する。
請求項1においては、可塑化ず終了すると迅速
且つ確実に樹脂通過孔が閉鎖されて、弁の前後で
の溶融樹脂のスクリユ本体側への逆流がなくなり
正確な計量が行われる。また、射出時にはさらに
強力に樹脂通過孔が閉鎖され該弁の前後での前記
逆流は完全に防止されると共にスクリユと連動し
て回転しない逆流防止リングであるのでシリンダ
内面とのクリアランスを極小に設定でき、この部
分からの逆流も遮断され、シヨツト毎の射出量は
一定化される。更にスクリユ回転時の逆流防止リ
ングとシリンダ内壁との回転摺動によるカジリ、
焼付現象等が発生しないためスクリユヘツド折損
等の問題点も解消される。
請求項2においては、弁部に設けた受圧面の面
積が比較的大きくなり、その前方側の溶融樹脂の
圧力を有効に利用して強力に弁を閉鎖することが
できる。
請求項3においては、弁棒の後部ネジ部に螺合
したナツトによりスプリングの弾性力を容易に調
節することが出来る。したがつて異なる機種にも
同一部品の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の1実施例を示す図であり、第
2図a,bは本装置の動作を示す図であり、第3
図は従来の逆流防止装置を示す図である。 1……スクリユ本体、2……オサエガネ、3…
…ストツパリング、4……スリーブ、5……保持
部分、6……リング、7……樹脂通過孔、8……
バルブシート、9……取付穴、10……ガイド
孔、11……弁棒、12……受圧面、13……弁
部、14……スプリング、15……ナツト、16
……樹脂通路、17……シリンダ、18……シー
ル面、19……ラツパ状シール面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 スクリユ本体1の先端部に結合しているスク
    リユヘツドと、前記スクリユヘツドと連動して
    回転しない逆流防止リングとを有する逆流防止
    装置において、 前記逆流防止リング中心部に後方側(スクリ
    ユ本体側)より前方側(ノズル側)に連通する
    樹脂通過孔7を形成するとともに、前記スクリ
    ユヘツド中心部を貫通して前記樹脂通過孔7を
    開閉する弁を配設し、さらに、前記弁には前記
    樹脂通過孔7を閉鎖する方向に前記弁を付勢す
    るスプリング14を備えるとともにその弁部1
    3には前方に受圧面12を形成し、可塑化時に
    は樹脂圧によつて前記弁を開放することを特徴
    とする射出成形機における逆流防止装置。 2 スクリユ本体1の先端部に結合しているスク
    リユヘツドと、前記スクリユヘツドと連動して
    回転しない逆流防止リングとを有する逆流防止
    装置において、 前記スクリユヘツドは前記スクリユ本体1先
    端部の取付穴9にストツパリング3およびスリ
    ーブ4をはさんでオサエガネ2により螺合等に
    より結合構成し、前記逆流防止リングはバルブ
    シート8と後方側(スクリユ本体側)に保持部
    分5を有するリング6より構成され前記バルブ
    シート8は前記リング6の前方側(ノズル側)
    に螺合等により結合され、前記逆流防止リング
    中心部に後方側(スクリユ本体側)より前方側
    (ノズル側)に連通する樹脂通過孔7を形成す
    るとともに、前記スクリユヘツド中心部を貫通
    して前記樹脂通過孔7を開閉する弁を配設し、
    さらに、前記弁には前記スクリユ本体1の取付
    穴9側から前方(ノズル側)に貫通したオサエ
    ガネ2のガイド孔10に摺動可能に弁棒11を
    はめ合わせ、前記弁棒11の前方端部に前方の
    平面部が受圧面12となり後方の球面がシール
    面18となる半球状の弁部13を設けるととも
    に、その後部の取付穴9内へ突出した部分に前
    記弁棒11の該シール面18が前記樹脂通過孔
    7を閉鎖するために前記バルブシート8のラツ
    パ状シール面19に押し付けられる方向に付勢
    するスプリング14を備え、可塑化時には樹脂
    圧によつて前記弁を開放して前記スクリユヘツ
    ドの外側と前記逆流防止リング内側の間に樹脂
    通路16を形成する為に前記スクリユヘツドに
    ストツパリング3を設け前記逆流防止リングの
    保持部分5と接触保持するようにしたことを特
    徴とする射出成形機における逆流防止装置。 3 スプリング14が弁棒11の取付穴9内へ突
    き出した部分に嵌合されており、かつ、弁棒1
    1の後端部のネジ部にナツト15を螺合した請
    求項2記載の射出成形機における逆流防止装
    置。
JP7168888U 1988-06-01 1988-06-01 Expired JPH0440897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168888U JPH0440897Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7168888U JPH0440897Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01175809U JPH01175809U (ja) 1989-12-14
JPH0440897Y2 true JPH0440897Y2 (ja) 1992-09-25

Family

ID=31296883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7168888U Expired JPH0440897Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0440897Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01175809U (ja) 1989-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4427361A (en) Shut-off nozzle for injection moulding of thermoplastics
US4477242A (en) Backflow preventer for an injection molding machine
AU753565B2 (en) Improved snuffback valve hot melt adhesive
JPH0440897Y2 (ja)
US5149546A (en) Check valve for a fluid-assisted plastic injection molding apparatus
JPH0512023Y2 (ja)
JP3053577B2 (ja) 射出装置のシャットオフノズル
GB2028216A (en) Backflow seal for screw injection moulding machines
JP3357303B2 (ja) 金属射出成形機の逆流防止装置
JP2556248B2 (ja) 射出成形機の逆流防止装置
JPH08183078A (ja) プリプラ式射出装置
JPS6321393Y2 (ja)
JPS5577543A (en) Valve nozzle for injection molding machine
JP3549098B2 (ja) 射出装置の逆流防止弁
JPS6312984Y2 (ja)
JPS6357214B2 (ja)
JPH0439412B2 (ja)
JPH0626772Y2 (ja) バルブ
JPH08216206A (ja) 射出成形機の逆流防止装置
JP3340371B2 (ja) 可塑化装置における逆流防止弁
JP3432782B2 (ja) 射出成形機の射出装置
JPH0751300Y2 (ja) 射出装置のシャットオフノズル
JP3600284B2 (ja) 射出成形金型の溶融樹脂逆流防止装置
JP3211155B2 (ja) 射出成形機のスクリュ装置
JPS6268720A (ja) 射出装置のスクリユ