JPH09111679A - 高柔軟性補強用ワイヤロープ及びロープ補強複合体 - Google Patents

高柔軟性補強用ワイヤロープ及びロープ補強複合体

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JPH09111679A
JPH09111679A JP7288159A JP28815995A JPH09111679A JP H09111679 A JPH09111679 A JP H09111679A JP 7288159 A JP7288159 A JP 7288159A JP 28815995 A JP28815995 A JP 28815995A JP H09111679 A JPH09111679 A JP H09111679A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 補強用ワイヤロープの湾曲変形性能や耐久性
の課題に対処するため、側ストランドを比較的に小径と
しかつ型付けして撚り合わせることにより、低いロープ
伸度としストランド相互の隙間形成で高柔軟性の構造に
して、補強性能、信頼性とともに湾曲変形性能、耐久性
を向上している。 【解決手段】 繰り返し湾曲変形される通信ケーブル1
やベルトコンベア等に、湾曲変形方向へ指向させて埋設
される補強用ワイヤロープにおいて、芯ストランド11
に対し小径D2に形成した複数本の側ストランド12を
型付けして、芯ストランド11に撚り合わせ隙間αを形
成して高柔軟性のワイヤロープ10に構成した点に特徴
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ケーブルやベ
ルトコンベア等において、補強材として埋設し補強する
のに好適な高柔軟性補強用ワイヤロープ及びそのロープ
補強複合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を通信ケーブルによつて説明する
と、例えば、ワイヤロープ等で昇降を繰り返す昇降機に
連結される信号線や電線等は、湾曲変形が繰り返され潤
滑油や塵芥等が付着するため、例えば塩素系ビニール樹
脂内に、複数本の通信線や電線等とともに7×7構造や
7×19構造等の補強用ワイヤロープを湾曲変形方向へ
指向せしめかつ相互に間隔を置き埋設して、合成樹脂で
一纏めに被覆して補強した構造になつている。また、湾
曲変形が繰り返されるベルトコンベア等においても、ゴ
ム内に同様な補強用ワイヤロープを湾曲変形方向へ指向
せしめて埋設し補強した構造になつている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通信ケーブルやベルト
コンベア等に埋設される従来の補強用ワイヤロープは、
高い剛性を有し湾曲変形に対する追随性が悪く、湾曲変
形を繰り返すと合成樹脂やゴム等と剥離する恐れがある
など、湾曲変形性能や耐久性等に課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、芯ス
トランドに対し側ストランドを適度に小径としかつ型付
けして芯ストランドに撚り合わせ、低ロープ伸度としか
つストランド相互に隙間を形成して高柔軟性のワイヤロ
ープとし、補強性能、信頼性とともに湾曲変形性能、耐
久性を向上した高柔軟性補強用ワイヤロープ及びロープ
補強複合体を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繰り返して湾
曲変形される通信ケーブルやベルトコンベア等に、湾曲
変形方向へ指向させて埋設される補強用ワイヤロープに
おいて、芯ストランドに対し小径に形成した複数本の側
ストランドを型付けして、芯ストランドに撚り合わせス
トランド相互に隙間を形成して高柔軟性のワイヤロープ
とし、また、前記の芯ストランドの直径をD1及び各側
ストランドの直径をD2とすると、芯ストランドと側ス
トランドとの径比r=D1/D2を1.08〜1.10
の範囲、あるいはまた、前記の側ストランドのプレフォ
ーム高さをh及びワイヤロープの直径をRDとすると、
側ストランドのプレフォーム度η=h/RDを80〜8
5の範囲に構成した高柔軟性補強用ワイヤロープにし
て、相対的に大径側の芯ストランドでロープ伸度を適度
に確保しかつ適度の隙間形成で高柔軟性の構造とし、補
強性能、信頼性とともに湾曲変形性能を高めている。
【0006】また、前記の高柔軟性補強用ワイヤロープ
において、同ワイヤロープの湾曲変形における弧長さを
Lo及び弦長さをL1とすると、ロープ可撓度ψ=L1
×100/Loを15〜35%に構成して、同ワイヤロ
ープを通信ケーブルやベルトコンベア等に湾曲変形方向
へ指向させて埋設したロープ補強複合体にして、湾曲弊
計に対する追随性を高めロープ補強複合体における湾曲
変形性能、耐久性を高めている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1A,Bに本発明のロープ補強
複合体の一実施例、図1C,Dに本発明の高柔軟性補強
用ワイヤロープの一実施例、図2に高柔軟性補強用ワイ
ヤロープの一製造方法、図3にそのロープ可撓度の測定
方法を示している。図中aはワイヤロープb等で昇降さ
れる昇降機、1は繰り返して湾曲変形される通信ケーブ
ル(又はベトコンベア等のロープ補強複合体)、3は通
信線や電線等2及び高柔軟性補強用ワイヤロープを埋設
した通信ケーブルの合成樹脂、10はワイヤロープ(又
は高柔軟性補強用ワイヤロープ)、11は複数本の素線
11aを撚り合わせて形成した芯ストランド、12は複
数本の素線12aを撚り合わせて形成した側ストラン
ド、rは芯ストランドと側ストランドとの径比、ηは側
ストランドのプレフォーム度、ψはロープ可撓度、15
はストランド供給装置、16はプレフォーマー、17は
撚合部、18はポストプレフォーマーである。
【0008】本発明の第1実施例は、繰り返して湾曲変
形される通信ケーブル1やベルトコンベア(図示省略)
等に、湾曲変形方向へ指向させて埋設される補強用ワイ
ヤロープにおいて、芯ストランド11に対し小径D2に
形成した複数本の側ストランド12を型付けして、芯ス
トランド11に撚り合わせストランド相互に隙間αを形
成して高柔軟性のワイヤロープ10に構成した高柔軟性
補強用ワイヤロープになつている。
【0009】また、第2実施例は、前記の高柔軟性補強
用ワイヤロープにおいて、芯ストランド11の直径をD
1及び各側ストランドの直径をD2とすると、芯ストラ
ンド11と側ストランド12との径比r=D1/D2を
1.08〜1.10の範囲に構成したことを特徴とする
高柔軟性補強用ワイヤロープになつている。
【0010】あるいはまた、第3実施例は、前記の高柔
軟性補強用ワイヤロープにおいて、側ストランド12の
プレフォーム高さをh及びワイヤロープ10の直径をR
D(D1+2×D2)とすると、側ストランド12のプ
レフォーム度η=h/RDを80〜85の範囲に構成し
たことを特徴とする高柔軟性補強用ワイヤロープになつ
ている。
【0011】さらに、第4実施例は、前記の高柔軟性補
強用ワイヤロープにおいて、同ワイヤロープ10の湾曲
変形における弧長さをLo及び弦長さをL1とすると、
ロープ可撓度ψ=L1×100/Loを15〜35%の
範囲に構成して、同ワイヤロープ10を通信ケーブル1
やベルトコンベア等に湾曲変形方向へ指向させて埋設し
たことを特徴とするロープ補強複合体になつている。
【0012】図示例についてさらに詳述すると、図1
C,Dに示すように芯ストランド11は、ステンレス鋼
線、メッキ鋼線や裸鋼線等の素線(鋼線)7本を撚り合
わせた直径D1の1×7構造になつている。側ストラン
ド12は、同様なステンレス鋼線、メッキ鋼線や裸鋼線
等の素線(鋼線)7本を撚り合わせた直径D2の1×7
構造になつている。また、芯ストランド11の直径D1
に対し側ストランド12の直径D2を比較的に小径D2
に形成し、また具体的には、芯ストランド11と側スト
ランド12との径比r=D1/D2を1.08〜1.1
0の範囲に構成している。
【0013】さらに、図示の高柔軟性補強用ワイヤロー
プは、前記の芯ストランド11に対し小径D2に形成し
た側ストランド12を型付けして、芯ストランド11の
周囲に7本撚り合わせストランド相互に隙間αを形成し
て高柔軟性のワイヤロープ10に構成した7×7構造に
している。
【0014】前記の高柔軟性補強用ワイヤロープは、例
えば図2に示すような撚合機により前記の芯ストランド
11(直径D1の1×7構造)に7本の側ストランド1
2(直径D2の1×7構造)を撚り合わせて製造する。
即ち、ストランド供給装置15から芯ストランド11及
び各側ストランド12が繰り出され、各側ストランド1
2は、プレフォーマー16で型付けされて適度にプレフ
ォームされた後、撚合部17で芯ストランド11の周囲
に撚り合わせて7×7構造のワイヤロープに形成され、
さらに、このワイヤロープは、ポストプレフォーマー1
8で前記の撚り合わせ方向に対し少し逆回転されて適度
に撚り戻しされた高柔軟性のワイヤロープ10として製
造される。
【0015】また、前記の高柔軟性補強用ワイヤロープ
において、少なくとも芯ストランド11の直径D1と側
ストランド12の直径D2との径比r=D1/D2、及
び側ストランド12のプレフォーム度η=h/RD(プ
レフォーム高さ:h、ワイヤロープの直径:RD=D1
+2×D2)を変えて多数のワイヤロープの試料を製造
し、図3に示すようにこの各試料(ロープ径により設定
された長さLomのワイヤロープ)の両端を持ち平滑な
塩ビ板上で円形10aに曲げて手放し、自然に円弧形状
110bや10cに戻り変形させて、この円弧形状の弦
長さL1(試料の端部間の距離)と弧長さLo(試料の
長さ)との比率をロープ可撓度とし、このロープ可撓度
ψ=L1×100/Loを測定するなどの各種の測定及
び実験をした結果、少なくとも径比r=D1/D2を
1.08〜1.10の範囲、及びプレフォーム度η=h
/RDを80〜85の範囲とし、ロープ可撓度ψ=L1
×100/Loを15〜35%の範囲に構成することに
より、ワイヤロープの湾曲変形性能が、従来のロープ可
撓度(50%程度)に比べて著しく高められることを確
認した。
【0016】また、ロープ可撓度ψが15未満になる
と、ワイヤロープのネジレ現象で撚り乱れが生じて湾曲
変形等にバラツキが生じ易く、ロープ可撓度ψが35を
越えると、信号ケーブやベルトコンベア等で要求される
湾曲変形(弦長さL1に対応した例えば湾曲直径400
〜500mmφ)を確保できないことが確認された。
【0017】さらに、前記の芯ストランドと側ストラン
ド12との径比rに関連して、ロープ撚りピツチ(側ス
トランドの撚りピツチ)をPとすると、P/RDは、5
〜9倍の範囲、より好ましくは6〜8倍の範囲に設定
し、さらにまた、前記のプレフォーム度ηに関連して、
プレフオームによるロープ径をPDとすると、PD×1
00/RD=80〜150%の範囲に設定するのが好ま
しく、ストランド相互に適度の隙間αが形成されてロー
プ可撓度の精度がさらに高められる。また、ポストホー
マー18による適度の撚り戻し整形により、各ストラン
ド11,12の残留トルクが効果的に低減され、さらに
優れた撚り合わせ精度が得られてロープネジレ現象等が
防止される。
【0018】前記のワイヤロープ10は、図1A,Bに
示すように通信ケーブル1やベルトコンベア等における
合成樹脂(塩素系ビニール樹脂等)3又はゴムの内部
に、湾曲変形方向(図示例はケーブル長さ方向)へ指向
せしめ補強材として埋設しロープ補強複合体に構成され
る。好ましくは、図1Bに示すように撚り方向が異なる
Z撚りとS撚りのワイヤロープ10を、通信線や電線等
2とともに適宜の間隔を置き並列に埋設して、補強とと
もにケーブル捩れを防止して合成樹脂内に一体的に埋設
した通信ケーブル1等(ロープ補強複合体)に構成され
る。例えば、この通信ケーブル1は図1Aのように昇降
機aに連結して適用され、昇降に伴い昇降機側の通信ケ
ーブルの湾曲変形Wが繰り返されても、ワイヤロープ1
0の優れた高柔軟性でその湾曲変形に対する追随性が著
しく高められて、優れた湾曲変形性能、信頼性が得られ
る。
【0019】前記の高柔軟性補強用ワイヤロープにおい
て、この芯ストランド11は側ストランド12に対し相
対的に適度の大径D1となり、適度に低いロープ伸び量
に確保され補強材として効果的に機能し、信号線や電線
等2の伸び即ち切断を効果的に防止して優れた補強性能
が発揮されるとともに、芯ストランド11に対し各側ス
トランド12を適度に小径D2に構成し、かつ各側スト
ランド12を適度に型付けして芯ストランド11に撚り
合わせた構成でストランド相互に適度の隙間αが形成さ
れて、芯ストランドと側ストランドの間や側ストランド
相互の摩擦が効果的に低減されるなど、ワイヤロープ1
0の湾曲変形性能が著しく高められている。また、少な
くとも芯ストランド11と側ストランド12との径比r
=D1/D2を1.08〜1.10の範囲、あるいはま
た、側ストランドのプレフォーム度η=h/RDを80
〜85の範囲とし、ロープ可撓度ψ=L1×100/L
oを15〜35%の範囲に構成することにより、湾曲変
形を繰り返してもワイヤロープ10に格別なバラツキが
生じないで、通信ケーブル1やベルトコンベア等で要求
される湾曲変形Wに対する追随性が著しく良好になるな
ど、湾曲変形性能、信頼性が高められている。
【0020】従って、前記のワイヤロープ10を通信ケ
ーブル1やベルトコンベア等の内部に湾曲変形方向へ指
向せしめ埋設したロープ補強複合体にすると、その補強
複合体が効果的に補強されるとともに、この補強複合体
に対応した所要の湾曲変形性能が得られ、湾曲変形を繰
り返しても合成樹脂やゴム内に一体的に埋設されて、格
別なネジレ現象による損傷等がないなど、湾曲変形性
能、信頼性が高められ優れた耐久性を発揮する。
【0021】図示例の高柔軟性補強用ワイヤロープは7
×7構造であるが、本発明は、さらにその側ストランド
群の周囲に同様に側ストランドを外ストランドとして複
数本撚り合わせた7×19構造にしたり、また、側スト
ランドの本数を変えた構成にすることも可能であり、基
本的に同様な作用、効果が得られる。主に通信ケーブル
の補強材につき説明しているが、湾曲変形が繰り変えさ
れるコンベアベルト等の補強材として埋設し、多様なロ
ープ補強複合体として効果的に汎用される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、前述のように繰り返して湾曲
変形される通信ケーブルやベルトコンベア等に、湾曲変
形方向へ指向させて埋設される補強用ワイヤロープにお
いて、芯ストランドに対し小径に形成した複数本の側ス
トランドを型付けして、芯ストランドに撚り合わせスト
ランド相互に隙間を形成して高柔軟性のワイヤロープに
構成し、また、前記の芯ストランドの直径をD1及び各
側ストランドの直径をD2とすると、芯ストランドと側
ストランドとの径比率r=D1/D2を1.08〜1.
10の範囲に、あるいはまた、前記の側ストランドのプ
レフォーム高さをh及びワイヤロープの直径をRDとす
ると、側ストランドのプレフォーム度η=h/RDを8
0〜85の範囲に構成した高柔軟性補強用ワイヤロープ
にして、側ストランドに対する芯ストランドの相対的な
大径化で適度に低いロープ伸び量を確保しかつ隙間の形
成等で高柔軟性の構造とし、ネジレ現象による損傷等が
防止されるなど、補強性能、信頼性とともに湾曲変形性
能を著しく向上している。
【0023】また、前記の高柔軟性補強用ワイヤロープ
において、同ワイヤロープの湾曲変形における弧長さを
Lo及び弦長さをL1とすると、ロープ可撓度ψ=L1
×100/Loを15〜35%に構成して、同ワイヤロ
ープを通信ケーブルやベルトコンベア等の内部に湾曲形
方向へ指向させて埋設したロープ補強複合体により、ワ
イヤロープの損傷等が効果的に防止され合成樹脂やゴム
内に一体的に埋設されて、補強複合体の湾曲変形性能、
耐久性を向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤロープ補強複合体の一使用態様
を示す斜視図(A)とその拡大斜視図(B)と高柔軟性
補強用ワイヤロープの一実施例を示す断面図(C)及び
その側ストランドの側視図(D)
【図2】高柔軟性補強用ワイヤロープの一製造装置を示
す側視機構図
【図3】ロープ可撓度の一測定方法を示す湾曲変形の段
階図である。
【符号の説明】
1 通信ケーブル(又はベルトコンベア等) 10 ワイヤロープ 11 芯ストランド 12 側ストランド α 隙間(ストランド相互の隙間) D1 芯ストランドの直径 D2 側ストランドの直径 r 径比 h プレフォーム高さ(側ストランド) RD ワイヤロープの直径 η プレフォーム度(側ストランド) Lo 湾曲変形の弧長さ L1 湾曲変形の弦長さ ψ ロープ可撓度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返して湾曲変形される通信ケーブル
    やベルトコンベア等に、湾曲変形方向へ指向させて埋設
    される補強用ワイヤロープにおいて、芯ストランドに対
    し小径に形成した複数本の側ストランドを型付けして、
    芯ストランドに撚り合わせストランド相互に隙間を形成
    して高柔軟性のワイヤロープに構成したことを特徴とす
    る高柔軟性補強用ワイヤロープ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高柔軟性補強用ワイヤロ
    ープにおいて、前記の芯ストランドの直径をD1及び側
    ストランドの直径をD2とすると、芯ストランドと側ス
    トランドとの径比r=D1/D2を1.08〜1.10
    の範囲に構成したことを特徴とする高柔軟性補強用ワイ
    ヤロープ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の高柔軟性補
    強用ワイヤロープにおいて、前記の側ストランドのプレ
    フォーム高さをh及びワイヤロープの直径をRDとする
    と、側ストランドのプレフォーム度η=h/RDを80
    〜85の範囲に構成したことを特徴とする高柔軟性補強
    用ワイヤロープ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    高柔軟性補強用ワイヤロープにおいて、同ワイヤロープ
    の湾曲変形における弧長さをLo及び弦長さをL1とす
    ると、ロープ可撓度ψ=L1×100/Loを15〜3
    5%の範囲に構成して、同ワイヤロープを通信ケーブル
    やベルトコンベア等に湾曲変形方向へ指向させて埋設し
    たことを特徴とするロープ補強複合体。
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