JPH09110694A - ジアリールアルカン誘導体を有効成分とする高脂血症治療剤または予防剤 - Google Patents

ジアリールアルカン誘導体を有効成分とする高脂血症治療剤または予防剤

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JPH09110694A
JPH09110694A JP7275536A JP27553695A JPH09110694A JP H09110694 A JPH09110694 A JP H09110694A JP 7275536 A JP7275536 A JP 7275536A JP 27553695 A JP27553695 A JP 27553695A JP H09110694 A JPH09110694 A JP H09110694A
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JP
Japan
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methyl
pyrrolidinyl
substituted
pyr
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Application number
JP7275536A
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Yoshio Tsujita
代史雄 辻田
Tatsuo Tanimoto
達夫 谷本
Teiichiro Koga
貞一郎 古賀
Koichi Fujimoto
光一 藤本
Naoki Tanaka
直樹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09110694A publication Critical patent/JPH09110694A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】すぐれたスクアレンシンターゼ阻害活性を有
し、すぐれたスクアレンシンターゼ阻害剤、高脂血症治
療剤または高脂血症予防剤を提供する。 【解決手段】一般式(I) [式中、R1 :置換されていてもよいC6 −C10アリー
ル基;R2 :式 −B−NR34 [式中、R3 ,R
4 :H、置換されていてもよいC1 −C6 アルキル基或
は、結合しているNと共に、置換されていてもよいヘテ
ロシクリル基;B:C2 −C6 アルキレン基、−CH2
CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 :H、C1 −C6
アルカノイル基、置換されたC2 −C7 アルカノイル
基、置換されていてもよいC6 −C10アリールカルボニ
ル基)を有する基など;A:置換されていてもよいC1
−C8 アルキレン基を示す。]を有するジアリールアル
カン誘導体またはその薬理上許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すぐれたスクアレ
ンシンターゼ阻害作用を有するジアリ−ルアルカン誘導
体又はその薬理上許容される塩を有効成分とする高脂血
症治療剤または予防剤に関する。
【0002】
【従来の技術】高脂血症は、動脈硬化症のような虚血性
心疾患の三大危険因子の一つであり、とりわけ高い血中
コレステロール値を下げることが心臓病の予防になるこ
とが認められている。スクアレンシンターゼは、コレス
テロール合成系において、HMG−CoA還元酵素の数
段階下流に位置し、この段階以降のコレステロール合成
系は、他のイソプレン由来の化合物合成系とは、経路を
別にする。すなわち、スクアレンシンターゼを阻害する
とユビキノンやドリコールなどの生合成を阻害すること
なく、コレステロールの生合成を抑制することが可能で
あり[ネイチャー、第343 巻、第425 頁(1990年):Na
ture, 343, 425 (1990) ]、スクアレンシンターゼ阻害
剤は、高脂血症治療または予防剤として有用である。ス
クアレンシンターゼ阻害剤としては、これまで、イソプ
レノイド( ホスフィニルメチル) ホスフェート、ジオキ
サビシクロオクタン環を基本骨格に持つザラゴジックア
シッド(Zaragozic Acids) 等が知られている( 米国特許
第4,871,721 号、米国特許第5,102,907 号等) 。一方、
ジアリ−ルアルカン誘導体は、セロトニン2受容体拮抗
作用等を有し、血小板の凝集を阻害し、循環器系疾患の
治療または予防剤として有用であることが知られている
が[例えば、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミス
トリー、第35巻、第189 頁(1992年)、同、第33巻、第
1818頁(1990年)等:J. Med.Chem., 35, 189 (1992),
ibid., 33, 1818 (1990) 、特開平6-234736号公報、特
開平6-306025号公報等]、スクアレンシンターゼ阻害作
用を有することは全く知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、すぐれ
た高脂血症治療剤または予防剤の開発を目指して、長年
に亙り、一連のジアリ−ルアルカン誘導体の薬理作用を
検討してきた。その結果、ジアリ−ルアルカン誘導体が
すぐれたスクアレンシンターゼ阻害作用を有し、コレス
テロール低下作用を示し、高脂血症治療剤または予防剤
として有用であることを見出し、本発明を完成するに至
った。本発明は、ジアリ−ルアルカン誘導体を有効成分
とするスクアレンシンターゼ阻害剤およびジアリ−ルア
ルカン誘導体を有効成分とする高脂血症治療剤または予
防剤を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の有効成分である
ジアリ−ルアルカン誘導体は、一般式、
【0005】
【化2】
【0006】を有する。
【0007】上記式中、R1 は、置換されていてもよい
6 −C10アリール基(該置換基は、C1 −C6 アルキ
ル基、ハロゲノーC1 −C6 アルキル基、C2 −C6
ルケニル基、C2 −C6 アルキニル基、ヒドロキシ基、
1 −C6 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C6 アルコ
キシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモ
イル基、モノ−若しくはジ−C1 −C6 アルキルカルバ
モイル基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキ
シ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10
アリール基を示す。)を示し、R2 は、式 −B−NR
34 [式中、R3 及びR4 は、同一または異なって、
水素原子又は置換されていてもよいC1 −C6 アルキル
基(該置換基は、ヒドロキシ基、ジ−C1 −C6 アルキ
ルアミノ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコ
キシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C
10アリール基を示す。)を示すか或は、結合している窒
素原子と共に、置換されていてもよい、窒素、酸素若及
び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1乃
至4個含む3乃至6員環状ヘテロシクリル基(該置換基
は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C6 アルキル
基、ヒドロキシ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6
アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC
6 −C10アリール基を示し、窒素原子上の置換基として
は、C1 −C6 アルキル基又はC1 −C6 アルキル、C
1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていて
もよいC6 −C10アリール基を示す。)を示し、Bは、
2 −C6 アルキレン基又は式−CH2 CH(OR5
CH2 −(式中、R5 は、水素原子、C1 −C6 アルカ
ノイル基、カルボキシで置換されたC2 −C7 アルカノ
イル基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ
若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10
リールカルボニル基を示す。)を有する基を示す。]を
有する基又は式−D−R6 [式中、R6 は、置換されて
いてもよい、窒素、酸素及び硫黄原子からなる群から選
択されるヘテロ原子を1乃至2個含む5乃至6員環状飽
和ヘテロシクリル基[該置換基は、炭素原子上の置換基
としては、C1 −C6 アルキル基、ハロゲノーC1 −C
6 アルキル基、アミノ、モノーC1 −C6 アルキルアミ
ノ若しくはジーC1 −C6 アルキルアミノで置換された
1 −C6 アルキル基、C2 −C6 アルケニル基、C2
−C6 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C6アルコ
キシ基、ハロゲノーC1 −C6 アルコキシ基、C1 −C
6 アルカノイルオキシーC1 −C6 アルコキシ基、C1
−C14アルコキシカルボニルオキシ基、C1 −C6 アル
キル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換さ
れていてもよいC6 −C10アリールオキシカルボニルオ
キシ基、二重結合を有していてもよいC1 −C20アルカ
ノイルオキシ基、カルボキシで置換されたC2 −C7
ルカノイルオキシ基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6
アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC
6 −C10アリールカルボニルオキシ基、カルバモイルオ
キシ基、モノー若しくはジーC1 −C6 アルキルカルバ
モイルオキシ基、モノー若しくはジー(C1 −C6 アル
キル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換さ
れていてもよいC6 −C10アリール)カルバモイルオキ
シ基、ハロゲン原子、オキソ基、アミノ基、モノー若し
くはジーC1 −C6 アルキルアミノ基、シアノ基、ヒド
ロキシイミノ基、C1 −C6 アルコキシイミノ基又はC
1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロ
ゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール基を示
し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C6 アルキル
基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若し
くはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリー
ル基を示す。]を示し、Dは、単結合又はC1−C5
ルキレン基を示す。但し、R6 は、その炭素原子で式
D を有する基と結合している。]を有する基を示し、
Aは、置換されていてもよいC1 −C8 アルキレン基
(該置換基は、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を示
す。)を示す。
【0008】R1 のC6 −C10アリール基、R1 等に含
まれるC6 −C10アリール基又はR5 のC6 −C10アリ
ールカルボニル基等のアリール部分は、フェニル、ナフ
チル基であり得、好適には、フェニル基である。
【0009】R1 等に含まれるC1 −C6 アルキル基又
はR1 等に含まれるモノ−若しくはジ−C1 −C6 アル
キルカルバモイル基等のC1 −C6 アルキル部分は、例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
ヘキシル基であり得、好適には、C1 −C4 アルキル基
であり、更に好適には、メチル基又はエチル基であり、
特に好適には、メチル基である。
【0010】R1 等に含まれるハロゲノーC1 −C6
ルキル基は、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、ヨードメチル、2−フルオロエチル、2−クロロエ
チル、2−ブロモエチル、2−ヨードエチル、3−フル
オロプロピル、4−フルオロブチル、5−フルオロペン
チル、6−フルオロヘキシル基であり得、好適には、フ
ルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチ
ル、クロロメチル、2−フルオロエチル又は2−クロロ
エチル基であり、更に好適には、フルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリフルオロメチル、2−フルオロエチ
ル又は2−クロロエチル基であり、特に好適には、トリ
フルオロメチル基である。
【0011】R1 等に含まれるC2 −C6 アルケニル基
は、例えば、ビニル、アリル、メタアリル、2−ブテニ
ル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル基であり得、好適
には、C3 −C4 アルケニル基であり、更に好適には、
アリル基又はメタアリル基であり、特に好適には、アリ
ル基である。
【0012】R1 等に含まれるC2 −C6 アルキニル基
は、例えば、エチニル、プロパルギル、2−ブチニル、
2−ペンチニル、2−ヘキチニル基であり得、好適に
は、C3 −C4 アルキニル基であり、特に好適には、プ
ロパルギル基である。
【0013】R1 等に含まれるC1 −C6 アルコキシ基
又はR2 等のC1 −C6 アルコキシ基は、例えば、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ基であり得、好適には、C
1 −C4 アルコキシ基であり、更に好適には、メトキシ
基又はエトキシ基であり、特に好適には、メトキシ基で
ある。
【0014】R1 等に含まれるハロゲノーC1 −C6
ルコキシ基は、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロ
メトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ブ
ロモメトキシ、ヨードメトキシ、2−フルオロエトキ
シ、2−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2−ヨ
ードエトキシ、3−フルオロプロポキシ、4−フルオロ
ブトキシ、5−フルオロペンチルオキシ、6−フルオロ
ヘキシルオキシ基であり得、好適には、フルオロメトキ
シ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2−
フルオロエトキシ又は2−クロロエトキシ基であり、更
に好適には、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ又は2−
クロロエトキシ基であり、特に好適には、ジフルオロメ
トキシ基又は2−フルオロエトキシ基である。
【0015】R1 等に含まれるハロゲン原子は、例え
ば、弗素、塩素、臭素、沃素原子であり得、好適には、
弗素、塩素又は臭素原子でり、更に好適には、弗素又は
塩素原子ある。
【0016】R3 及びR4 のヒドロキシ、ジーC1 −C
6 アルキルアミノ若しくはC6 −C10アリールで置換さ
れたC1 −C6 アルキル基は、例えば、2−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチ
ル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシ
ル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチル、2−
(N,Nージエチルアミノ)エチル、3−(N,Nージ
メチルアミノ)プロピル、4−(N,Nージメチルアミ
ノ)ブチル、5−(N,Nージメチルアミノ)ペンチ
ル、6−(N,Nージメチルアミノ)ヘキシル、ベンジ
ル、4−メチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−
フルオロベンジル、4−クロロベンジル、フェネチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル、ジフェニルメチ
ル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル基であり
得、好適には、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシ
プロピル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチル、ベ
ンジル又はフェネチル基であり、更に好適には、2−ヒ
ドロキシエチル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチ
ル又はベンジル基である。
【0017】R3 及びR4 が結合している窒素原子と共
に形成する、窒素、酸素及び硫黄原子からなる群から選
択されるヘテロ原子を1乃至4個含む3乃至6員環状ヘ
テロシクリル基は、例えば、1−アジリジニル、1−ア
ゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1
−ピペラジニル、4−モルホリニル、4−チオモルホリ
ニル、1−イミダゾリジニル、1−ピラゾリジニル、1
−トリアジニル、1−テトラゾリジニル基であり得、好
適には、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピ
ペリジニル、1−ピペラジニル、4−モルホリニル、4
−チオモルホリニル、1−イミダゾリジニル又は1−ピ
ラゾリジニル基であり、更に好適には、1−ピロリジニ
ル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル基、4−
モルホリニル基又は1−イミダゾリジニル基である。ま
た、ヘテロ環上の置換基は、炭素原子上の置換基とし
て、好適には、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルキル基、
メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
てもよいフェニル基又はナフチル基であり、更に好適に
は、ヒドロキシ、メチル、エチル又はフェニル基であ
り、特に好適には、ヒドロキシ基であり、窒素原子上
(特に、ピペラジニル基の4位)の置換基として、好適
には、C1 −C4 アルキル基、メチル、メトキシ、フル
オロ若しくはクロロで置換されてもよいフェニル基又は
ナフチル基であり、更に好適には、メチル基、エチル基
又はフェニル基であり、特に好適には、メチル基であ
る。その具体例は、例えば、4−フェニルピペラジノ、
4−メチルピペラジノ、4−フェニルピペリジノ、4−
メチルピペリジノ又は4−ヒドロキシピペリジノ基であ
る。
【0018】BのC2 −C6 アルキレン基は、例えば、
エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基であり得、好適
には、C2 −C5 アルキレン基であり、更に好適には、
エチレン基又はトリメチレン基である。
【0019】R5 のC1 −C6 アルカノイル基またはR
6 に含まれるC1 −C6 アルカノイルオキシ−C1 −C
6 アルコキシ基のC1 −C6 アルカノイル部分は、例え
ば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イ
ソブチリル、バレリル、ピバロイル、ヘキサノイル基で
あり得、R5 のC1 −C6 アルカノイル基は、好適に
は、アセチル基又はプロピオニル基であり、R6 に含ま
れるC1 −C6 アルカノイル部分は、好適には、アセチ
ル基又はピバロイル基であり、特に好適には、ピバロイ
ル基である。
【0020】R5 等の又はR6 に含まれるカルボキシで
置換されたC2 −C7 アルカノイル基は、例えば、マロ
ニル、スクシニル、グルタリル、アジポイル、ピメロイ
ル、スベロイル基であり得、好適には、C3 −C6 アル
カノイル基であり、特に好適には、スクシニル又はグル
タリル基である。
【0021】R6 の窒素、酸素及び硫黄原子からなる群
から選択されるヘテロ原子を1乃至2個含む5乃至6員
環状飽和ヘテロシクリル基は、例えば、ピロリジニル、
ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモル
ホリニル基であり得、好適には、ピロリジニル、ピペリ
ジニル、モルホリニル又はチオモルホリニル基であり、
更に好適には、ピロリジニル、ピペリジニル又はモルホ
リニル基である。
【0022】R6 に含まれるC1 −C14アルコキシカル
ボニルオキシ基のC1 −C12アルコキシ部分は、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブト
キシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキ
シ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウ
ンデシルオキシ、ドデシルオキシ、トリデシルオキシ、
テトラデシルオキシ基であり得、好適には、C1 −C6
又はC8 −C13アルコキシ基であり、更に好適には、C
1 −C4 又はC8 −C10アルコキシ基であり、更により
好適には、エトキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキ
シ又はオクチルオキシ基である。
【0023】R6 に含まれる二重結合を有していてもよ
いC1 −C20アルカノイルオキシ基の二重結合を有して
いてもよいC1 −C20アルカノイル部分は、例えば、前
述したC1 −C6 アルカノイル基、ヘプタノイル、オク
タノイル、ノナノイル、デカノイル、ラウロイル、ミリ
ストイル、パルミトイル、ステアロイル、エイコサノイ
ル、ドコサノイル、アクリロイル、メタアクリロイル、
クロトノイル、オレオイル、リノレオイル基であり得、
好適には、C2 −C5 アルカノイル基、C10−C18アル
カノイル基、アクリロイル基、クロトノイル基、オレオ
イル基、リノレオイル基であり、更に好適には、C2
3 アルカノイル基又はC10−C16アルカノイル基であ
り、更により好適には、アセチル基、デカノイル基、ラ
ウロイル基、ミリストイル基又はパルミトイル基であ
り、特に好適には、デカノイル基又はラウロイル基であ
る。
【0024】また、R6 の5乃至6員環状飽和ヘテロシ
クリル基の環上の置換基は、炭素原子上の置換基とし
て、好適には、C1 −C4 アルキル基、ハロゲノーC1
−C4アルキル基、アミノ、モノーC1 −C2 アルキル
アミノ若しくはジーC1 −C2アルキルアミノで置換さ
れたC1 −C4 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、
3 −C4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4
ルコキシ基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、1−
(C1 −C4 アルカノイルオキシ)ーC1 −C2アルコ
キシ基、C1 −C6 若しくはC8 −C13アルコキシカル
ボニルオキシ基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくは
クロロで置換されていてもよいフェノキシカルボニルオ
キシ基、二重結合を有していてもよいC1 −C20アルカ
ノイルオキシ基、カルボキシで置換されたC3 −C6
ルカノイルオキシ基、メチル、メトキシ、フルオロ若し
くはクロロで置換されていてもよいベンゾイルオキシ
基、カルバモイルオキシ基、モノー若しくはジーC1
2 アルキルカルバモイルオキシ基、モノー若しくはジ
ー(メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換
されていてもよいフェニル)カルバモイルオキシ基、フ
ルオロ原子、クロロ原子、オキソ基、アミノ基、モノー
若しくはジーC1 −C2 アルキルアミノ基、シアノ基、
ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アルコキシイミノ基又
はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換さ
れていてもよいフェニル基であり、さらに好適には、C
1 −C4 アルキル基、フルオロー若しくはクロローC1
−C2 アルキル基、ジーC1 −C2 アルキルアミノ−C
1 −C2 アルキル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコ
キシ基、モノー、ジー若しくはトリーフルオロメトキシ
基、1−(C1 −C4 アルカノイルオキシ)ーC1 −C
2 アルコキシ基、C1 −C4若しくはC8 −C10アルコ
キシカルボニルオキシ基、メチル、メトキシ、フルオロ
若しくはクロロで置換されていてもよいフェノキシカル
ボニルオキシ基、C2-C5 アルカノイルオキシ基、C10
−C18アルカノイルオキシ基、アクリロイルオキシ基、
クロトノイルオキシ基、オレオイルオキシ基、リノレオ
イルオキシ基、カルボキシで置換されたC3 −C6 アル
カノイルオキシ基、メチル、メトキシ、フルオロ若しく
はクロロで置換されていてもよいベンゾイルオキシ基、
カルバモイルオキシ基、モノー若しくはジーC1 −C2
アルキルカルバモイルオキシ基、モノー若しくはジー
(メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換さ
れていてもよいフェニル)カルバモイルオキシ基、オキ
ソ基、アミノ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキ
ルアミノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1−C2
アルコキシイミノ基又はメチル、メトキシ、フルオロ
若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基であ
り、更により好適には、メチル、エチル、トリフルオロ
メチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、ジフルオロ
メトキシ、アセトキシメトキシ、1−アセトキシエトキ
シ、ピバロイルオキシメトキシ、1−ピバロイルオキシ
エトキシ、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボ
ニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−ブ
トキシカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオ
キシ、デシルオキシカルボニルオキシ、フェノキシカル
ボニルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチ
リルオキシ、バレリルオキシ、ピバロイルオキシ、デカ
ノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ラウロイルオキ
シ、ミリストイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステア
ロイルオキシ、アクリロイル、クロトノイル、リノレオ
イル、スクシニルオキシ、グルタリルオキシ、ベンゾイ
ルオキシ、カルバモイルオキシ、N−メチルカルバモイ
ルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモ
イルオキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノ、ジメチル
アミノ、ヒドロキシイミノ、メトキシイミノ又はフェニ
ル基であり、更にまたより好適には、メチル、ヒドロキ
シ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカルボ
ニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、オクチル
オキシカルボニルオキシ、アセトキシ、デカノイルオキ
シ、ラウロイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステアロ
イルオキシ、スクシニルオキシ、カルバモイルオキシ又
はN,N−ジメチルカルバモイルオキシ基であり、特に
好適には、ヒドロキシ、オクチルオキシカルボニルオキ
シ、デカノイルオキシ、ラウロイルオキシ又はパルミト
イルオキシ基であり、また、窒素原子上の置換基とし
て、好適には、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メト
キシ、フルオロ若しくはクロロで置換されてもよいフェ
ニル基であり、更に好適には、メチル、エチル又はフェ
ニル基であり、特に好適には、メチル基である。
【0025】更にまた、R6 の窒素、酸素若しくは硫黄
原子を含む5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基の具体
的なものは、例えば、ピロリジニル、メチルピロリジニ
ル、エチルピロリジニル、プロピルピロリジニル、イソ
プロピルピロリジニル、ブチルピロリジニル、ペンチル
ピロリジニル、ヘキシルピロリジニル、フルオロメチル
ピロリジニル、ジフルオロメチルピロリジニル、トリフ
ルオロメチルピロリジニル、アミノメチルピロリジニ
ル、2−アミノエチルピロリジニル、メチルアミノメチ
ルピロリジニル、2−ジメチルアミノエチルピロリジニ
ル、アリルピロリジニル、プロパルギルピロリジニル、
ヒドロキシピロリジニル、メトキシピロリジニル、エト
キシピロリジニル、プロポキシピロリジニル、イソプロ
ポキシピロリジニル、ブトキシピロリジニル、ペンチル
オキシピロリジニル、ヘキシルオキシピロリジニル、フ
ルオロメトキシピロリジニル、ジフルオロメトキシピロ
リジニル、トリフルオロメトキシピロリジニル、アセト
キシメトキシピロリジニル、1−アセトキシエトキシピ
ロリジニル、プロピオニルオキシメトキシピロリジニ
ル、ブチリルオキシメトキシピロリジニル、バレリルオ
キシメトキシピロリジニル、ピバロイルオキシメトキシ
ピロリジニル、1−ピバロイルオキシエトキシピロリジ
ニル、メトキシカルボニルオキシピロリジニル、エトキ
シカルボニルオキシピロリジニル、プロポキシカルボニ
ルオキシピロリジニル、イソプロポキシカルボニルオキ
シピロリジニル、ブトキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、t−ブトキシカルボニルオキシピロリジニル、ペン
チルオキシカルボニルオキシピロリジニル、ヘキシルオ
キシカルボニルオキシピロリジニル、オクチルオキシカ
ルボニルオキシピロリジニル、ノニルオキシカルボニル
オキシピロリジニル、デシルオキシカルボニルオキシピ
ロリジニル、ウンデシルオキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、トリデシルオキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、フェノキシカルボニルオキシピロリジニル、メチル
フェノキシカルボニルオキシピロリジニル、メトキシフ
ェノキシカルボニルオキシピロリジニル、フルオロフェ
ノキシカルボニルオキシピロリジニル、クロロフェノキ
シカルボニルオキシピロリジニル、ホルミルオキシピロ
リジニル、アセトキシピロリジニル、プロピオニルオキ
シピロリジニル、ブチリルオキシピロリジニル、バレリ
ルオキシピロリジニル、ピバロイルオキシピロリジニ
ル、ヘキサノイルオキシピロリジニル、3,3−ジメチ
ルブチリルオキシピロリジニル、ヘプタノイルオキシピ
ロリジニル、オクタノイルオキシピロリジニル、ノナノ
イルオキシピロリジニル、デカノイルオキシピロリジニ
ル、ウンデカノイルオキシピロリジニル、ラウロイルオ
キシピロリジニル、ミリストイルオキシピロリジニル、
パルミトイルオキシピロリジニル、ステアロイルオキシ
ピロリジニル、エイコサノイルオキシピロリジニル、ド
コサノイルオキシピロリジニル、アクリロイルオキシピ
ロリジニル、メタアクリロイルオキシピロリジニル、ク
ロトノイルオキシピロリジニル、オレオイルオキシピロ
リジニル、リノレオイルオキシピロリジニル、(スクシ
ニルオキシ)ピロリジニル、(グルタリルオキシ)ピロ
リジニル、(アジポイルオキシ)ピロリジニル、(ピメ
ロイルオキシ)ピロリジニル、ベンゾイルオキシピロリ
ジニル、メチルベンゾイルオキシピロリジニル、メトキ
シベンゾイルオキシピロリジニル、フルオロベンゾイル
オキシピロリジニル、クロロベンゾイルオキシピロリジ
ニル、(カルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−メ
チルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−エチル
カルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N,N−ジエ
チルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−メチル
−N−エチルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、フル
オロピロリジニル、クロロピロリジニル、オキソピロリ
ジニル、アミノピロリジニル、メチルアミノピロリジニ
ル、エチルアミノピロリジニル、ジメチルアミノピロリ
ジニル、シアノピロリジニル、ヒドロキシイミノピロリ
ジニル、メトキシイミノピロリジニル、エトキシイミノ
ピロリジニル、フェニルピロリジニル、1−メチル−ヒ
ドロキシピロリジニル、1−メチル−メトキシピロリジ
ニル、1−メチル−エトキシピロリジニル、1−メチル
−アセトキシメトキシピロリジニル、1−メチル−ピバ
ロイルオキシメトキシピロリジニル、1−メチル−(1
−ピバロイルオキシエトキシ)ピロリジニル、1−メチ
ル−メトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メチ
ル−エトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メチ
ル−プロポキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メ
チル−イソプロポキシカルボニルオキシピロリジニル、
1−メチル−ブトキシカルボニルオキシピロリジニル、
1−メチル−t−ブトキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−ペンチルオキシカルボニルオキシピロ
リジニル、1−メチル−ヘキシルオキシカルボニルオキ
シピロリジニル、1−メチル−ヘプチルオキシカルボニ
ルオキシピロリジニル、1−メチル−オクチルオキシカ
ルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−ノニルオキ
シカルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−デシル
オキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−ウ
ンデシルオキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メ
チル−ドデシルオキシカルボニルオキシピロリジニル、
1−メチル−トリデシルオキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、1−メチル−フェノキシカルボニルオキシピロ
リジニル、1−メチル−ホルミルオキシピロリジニル、
1−メチル−アセトキシピロリジニル、1−メチル−プ
ロピオニルオキシピロリジニル、1−メチル−ブチリル
オキシピロリジニル、1−メチル−バレリルオキシピロ
リジニル、1−メチル−ピバロイルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−ヘキサノイルオキシピロリジニル、
3,3−ジメチルブチリルオキシピロリジニル、1−メ
チル−ヘプタノイルオキシピロリジニル、1−メチル−
オクタノイルオキシピロリジニル、1−メチル−ノナノ
イルオキシピロリジニル、1−メチル−デカノイルオキ
シピロリジニル、1−メチル−ウンデカノイルオキシピ
ロリジニル、1−メチル−ラウロイルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−ミリストイルオキシピロリジニル、1
−メチル−パルミトイルオキシピロリジニル、1−メチ
ル−ステアロイルオキシピロリジニル、1−メチル−エ
イコサノイルオキシピロリジニル、1−メチル−ドコサ
ノイルオキシピロリジニル、1−メチル−アクリロイル
オキシピロリジニル、1−メチル−メタアクリロイルオ
キシピロリジニル、1−メチル−クロトノイルオキシピ
ロリジニル、1−メチル−オレオイルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−リノレオイルオキシピロリジニル、1
−メチル−(スクシニルオキシ)ピロリジニル、1−メ
チル−(グルタリルオキシ)ピロリジニル、1−メチル
−(アジポイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−
(ピメロイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−ベン
ゾイルオキシピロリジニル、1−メチル−(カルバモイ
ルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−(N−メチルカ
ルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−(N−
エチルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル
−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)ピロリジニ
ル、1−メチル−(N,N−ジエチルカルバモイルオキ
シ)ピロリジニル、1−メチル−(N−メチル−N−エ
チルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−
フェニルカルバモイルオキシピロリジニル、1−メチル
−フルオロピロリジニル、1−メチル−クロロピロリジ
ニル、1−メチル−オキソピロリジニル、1−メチル−
アミノピロリジニル、1−メチル−メチルアミノピロリ
ジニル、1−メチル−ジメチルアミノピロリジニル、1
−メチル−シアノピロリジニル、1−メチル−ヒドロキ
シイミノピロリジニル、1−メチル−メトキシイミノピ
ロリジニル、1−メチル−フェニルピロリジニル、1−
エチル−ヒドロキシピロリジニル、1−エチル−メトキ
シピロリジニル、1−エチル−エトキシピロリジニル、
1−エチル−アセトキシメトキシピロリジニル、1−エ
チル−ピバロイルオキシメトキシピロリジニル、1−エ
チル−メトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エ
チル−エトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エ
チル−プロポキシカルボニルオキシピロリジニル、1−
エチル−イソプロポキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、1−エチル−ブトキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、1−エチル−t−ブトキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、1−エチル−ペンチルオキシカルボニルオキシ
ピロリジニル、1−エチル−ヘキシルオキシカルボニル
オキシピロリジニル、1−エチル−ヘプチルオキシカル
ボニルオキシピロリジニル、1−エチル−オクチルオキ
シカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−ノニル
オキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−デ
シルオキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル
−フェノキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチ
ル−アセトキシピロリジニル、1−エチル−プロピオニ
ルオキシピロリジニル、1−エチル−ブチリルオキシピ
ロリジニル、1−エチル−バレリルオキシピロリジニ
ル、1−エチル−ピバロイルオキシピロリジニル、1−
エチル−オクタノイルオキシピロリジニル、1−エチル
−ノナノイルオキシピロリジニル、1−エチル−デカノ
イルオキシピロリジニル、1−エチル−ウンデカノイル
オキシピロリジニル、1−エチル−ラウロイルオキシピ
ロリジニル、1−エチル−ミリストイルオキシピロリジ
ニル、1−エチル−パルミトイルオキシピロリジニル、
1−エチル−ステアロイルオキシピロリジニル、1−エ
チル−アクリロイルオキシピロリジニル、1−エチル−
クロトノイルオキシピロリジニル、1−エチル−リノレ
オイルオキシピロリジニル、1−エチル−(スクシニル
オキシ)ピロリジニル、1−エチル−(グルタリルオキ
シ)ピロリジニル、1−エチル−(アジポイルオキシ)
ピロリジニル、1−エチル−(ピメロイルオキシ)ピロ
リジニル、1−エチル−ベンゾイルオキシピロリジニ
ル、1−エチル−(カルバモイルオキシ)ピロリジニ
ル、1−エチル−(N−メチルカルバモイルオキシ)ピ
ロリジニル、1−エチル−(N,N−ジメチルカルバモ
イルオキシ)ピロリジニル、1−エチル−フェニルカル
バモイルオキシピロリジニル、1−エチル−オキソピロ
リジニル、1−エチル−アミノピロリジニル、1−エチ
ル−ヒドロキシイミノピロリジニル、ピペリジニル、メ
チルピペリジニル、エチルピペリジニル、プロピルピペ
リジニル、イソプロピルピペリジニル、ブチルピペリジ
ニル、ペンチルピペリジニル、ヘキシルピペリジニル、
アリルピペリジニル、プロパルギルピペリジニル、ヒド
ロキシピペリジニル、メトキシピペリジニル、エトキシ
ピペリジニル、アセトキシメトキシピペリジニル、ピバ
ロイルオキシメトキシピペリジニル、メトキシカルボニ
ルオキシピペリジニル、エトキシカルボニルオキシピペ
リジニル、イソプロポキシカルボニルオキシピペリジニ
ル、t−ブトキシキシカルボニルオキシピペリジニル、
オクチルオキシカルボニルオキシピペリジニル、ノニル
オキシカルボニルオキシピペリジニル、デシルオキシカ
ルボニルオキシピペリジニル、アセトキシピペリジニ
ル、プロピオニルオキシピペリジニル、ブチリルオキシ
ピペリジニル、バレリルオキシピペリジニル、ピバロイ
オキシピペリジニル、デカノイルオキシピペリジニル、
ラウロイルオキシピペリジニル、ミリストイルオキシピ
ペリジニル、パルミトイルオキシピペリジニル、ステア
ロイルオキシピペリジニル、アクリロイルオキシピペリ
ジニル、リノレオイルオキシピペリジニル、スクシニル
オキシピペリジニル、グルタリルオキシピペリジニル、
カルバモイルオキシピペリジニル、(N−メチルカルバ
モイルオキシ)ピペリジニル、(N−エチルカルバモイ
ルオキシ)ピペリジニル、(N,N−ジメチルカルバモ
イルオキシ)ピペリジニル、1−メチル−ヒドロキシピ
ペリジニル、1−メチル−メトキシピペリジニル、1−
メチル−エトキシピペリジニル、1−メチル−アセトキ
シメトキシピペリジニル、1−メチル−ピバロイルオキ
シメトキシピペリジニル、1−メチル−メトキシカルボ
ニルオキシピペリジニル、1−メチル−エトキシカルボ
ニルオキシピペリジニル、1−メチル−イソプロポキシ
カルボニルオキシピペリジニル、1−メチル−t−ブト
キシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチル−オク
チルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチル
−ノニルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メ
チル−デシルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1
−メチル−アセトキシピペリジニル、1−メチル−プロ
ピオニルオキシピペリジニル、1−メチル−ブチリルオ
キシピペリジニル、1−メチル−バレリルオキシピペリ
ジニル、1−メチル−ピバロイルオキシピペリジニル、
1−メチル−デカノイルオキシピペリジニル、1−メチ
ル−ラウロイルオキシピペリジニル、1−メチル−ミリ
ストイルオキシピペリジニル、1−メチル−パルミトイ
ルオキシピペリジニル、1−メチル−ステアロイルオキ
シピペリジニル、1−メチル−アクリロイルオキシピペ
リジニル、1−メチル−リノレオイルオキシピペリジニ
ル、1−メチル−(スクシニルオキシ)ピペリジニル、
1−メチル−(グルタリルオキシ)ピペリジニル、1−
メチル−カルバモイルオキシピペリジニル、1−メチル
−(N−メチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、1
−メチル−(N−エチルカルバモイルオキシ)ピペリジ
ニル、1−メチル−(N,N−ジメチルカルバモイルオ
キシ)ピペリジニル、1−エチル−ヒドロキシピペリジ
ニル、1−エチル−メトキシピペリジニル、1−エチル
−エトキシピペリジニル、1−エチル−ピバロイルオキ
シメトキシピペリジニル、1−エチル−エトキシカルボ
ニルオキシピペリジニル、1−エチル−イソプロポキシ
カルボニルオキシピペリジニル、1−エチル−t−ブト
キシカルボニルオキシピペリジニル、1−エチル−オク
チルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1−エチル
−ノニルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1−エ
チル−デシルオキシカルボニルオキシピペリジニル、1
−エチル−アセトキシピペリジニル、1−エチル−プロ
ピオニルオキシピペリジニル、1−エチル−ブチリルオ
キシピペリジニル、1−エチル−バレリルオキシピペリ
ジニル、1−エチル−ピバロイルオキシピペリジニル、
1−エチル−デカノイルオキシピペリジニル、1−エチ
ル−ラウロイルオキシピペリジニル、1−エチル−ミリ
ストイルオキシピペリジニル、1−エチル−パルミトイ
ルオキシピペリジニル、1−エチル−ステアロイルオキ
シピペリジニル、1−エチル−アクロイルオキシピペリ
ジニル、1−エチル−スクシニルオキシピペリジニル、
1−エチル−グルタリルオキシピペリジニル、ピペラジ
ニル、4−メチルピペラジニル、1,4−ジメチルピペ
ラジニル、4−フェニルピペラジニル、モルホリニル、
4−メチルモルホリニル、4−エチルモルホリニル、4
−プロピルモルホリニル、4−イソプロピルモルホリニ
ル、4−ブチルモルホリニル、4−ペンチルモルホリニ
ル、4−ヘキシルモルホリニル、4−フェニルモルホリ
ニル、チオモルホリニル、4−メチルチオモルホリニ
ル、4−エチルチオモルホリニル、4−プロピルチオモ
ルホリニル、4−イソプロピルチオモルホリニル、4−
ブチルチオモルホリニル、4−ペンチルチオモルホリニ
ル、4−ヘキシルチオモルホリニル、4−フェニルチオ
モルホリニル基であり得、好適には、ピロリジニル、メ
チルピロリジニル、エチルピロリジニル、ヒドロキシピ
ロリジニル、メトキシピロリジニル、エトキシピロリジ
ニル、アセトキシメトキシピロリジニル、ピバロイルオ
キシメトキシピロリジニル、1−ピバロイルオキシエト
キシピロリジニル、メトキシカルボニルオキシピロリジ
ニル、エトキシカルボニルオキシピロリジニル、イソプ
ロポキシカルボニルオキシピロリジニル、t−ブトキシ
カルボニルオキシピロリジニル、オクチルオキシカルボ
ニルオキシピロリジニル、ノニルオキシカルボニルオキ
シピロリジニル、デシルオキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、アセトキシピロリジニル、プロピオニルオキシ
ピロリジニル、バレリルオキシピロリジニル、ピバロイ
ルオキシピロリジニル、デカノイルオキシピロリジニ
ル、ウンデカノイルオキシピロリジニル、ラウロイルオ
キシピロリジニル、ミリストイルオキシピロリジニル、
パルミトイルオキシピロリジニル、ステアロイルオキシ
ピロリジニル、アクロイルオキシピロリジニル、リノレ
オイルオキシピロリジニル、(スクシニルオキシ)ピロ
リジニル、(グルタリルオキシ)ピロリジニル、(カル
バモイルオキシ)ピロリジニル、(N−メチルカルバモ
イルオキシ)ピロリジニル、(N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシ)ピロリジニル、オキソピロリジニル、ア
ミノピロリジニル、メチルアミノピロリジニル、ジメチ
ルアミノピロリジニル、ヒドロキシイミノピロリジニ
ル、1−メチル−ヒドロキシピロリジニル、1−メチル
−メトキシピロリジニル、1−メチル−エトキシピロリ
ジニル、1−メチル−アセトキシメトキシピロリジニ
ル、1−メチル−ピバロイルオキシメトキシピロリジニ
ル、1−メチル−(1−ピバロイルオキシエトキシ)ピ
ロリジニル、1−メチル−メトキシカルボニルオキシピ
ロリジニル、1−メチル−エトキシカルボニルオキシピ
ロリジニル、1−メチル−イソプロポキシカルボニルオ
キシピロリジニル、1−メチル−t−ブトキシカルボニ
ルオキシピロリジニル、1−メチル−オクチルオキシカ
ルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−ノニルオキ
シカルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−デシル
オキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メチル−ア
セトキシピロリジニル、1−メチル−プロピオニルオキ
シピロリジニル、1−メチル−バレリルオキシピロリジ
ニル、1−メチル−ピバロイルオキシピロリジニル、1
−メチル−デカノイルオキシピロリジニル、1−メチル
−ウンデカノイルオキシピロリジニル、1−メチル−ラ
ウロイルオキシピロリジニル、1−メチル−ミリストイ
ルオキシピロリジニル、1−メチル−パルミトイルオキ
シピロリジニル、1−メチル−ステアロイルオキシピロ
リジニル、1−メチル−アクリロイルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−リノレオイルオキシピロリジニル、1
−メチル−(スクシニルオキシ)ピロリジニル、1−メ
チル−(グルタリルオキシ)ピロリジニル、1−メチル
−(カルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−
(N−メチルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−
メチル−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)ピロ
リジニル、1−メチル−オキソピロリジニル、1−メチ
ル−アミノピロリジニル、1−メチル−メチルアミノピ
ロリジニル、1−メチル−ジメチルアミノピロリジニ
ル、1−メチル−ヒドロキシイミノピロリジニル、1−
エチル−ヒドロキシピロリジニル、1−エチル−メトキ
シピロリジニル、1−エチル−アセトキシメトキシピロ
リジニル、1−エチル−ピバロイルオキシメトキシピロ
リジニル、1−エチル−メトキシカルボニルオキシピロ
リジニル、1−エチル−エトキシカルボニルオキシピロ
リジニル、1−エチル−イソプロポキシカルボニルオキ
シピロリジニル、1−エチル−t−ブトキシカルボニル
オキシピロリジニル、1−エチル−オクチルオキシカル
ボニルオキシピロリジニル、1−エチル−ノニルオキシ
カルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−デシルオ
キシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−アセ
トキシピロリジニル、1−エチル−プロピオニルオキシ
ピロリジニル、1−エチル−バレリルオキシピロリジニ
ル、1−エチル−ピバロイルオキシピロリジニル、1−
エチル−ラウロイルオキシピロリジニル、1−エチル−
ミリストイルオキシピロリジニル、1−エチル−パルミ
トイルオキシピロリジニル、1−エチル−ステアロイル
オキシピロリジニル、1−エチル−リノレオイルオキシ
ピロリジニル、1−エチル−(スクシニルオキシ)ピロ
リジニル、1−エチル−(グルタリルオキシ)ピロリジ
ニル、1−エチル−(カルバモイルオキシ)ピロリジニ
ル、1−エチル−オキソピロリジニル、1−エチル−ア
ミノピロリジニル、1−エチル−ヒドロキシイミノピロ
リジニル、ピペリジニル、メチルピペリジニル、エチル
ピペリジニル、ヒドロキシピペリジニル、メトキシピペ
リジニル、エトキシピペリジニル、アセトキシメトキシ
ピペリジニル、ピバロイルオシメトキシピペリジニル、
1−ピバロイルオシエトキシピペリジニル、メトキシカ
ルボニルオキシピペリジニル、エトキシカルボニルオキ
シピペリジニル、イソプロポキシカルボニルオキシピペ
リジニル、t−ブトキシカルボニルオキシピペリジニ
ル、オクチルオキシカルボニルオキシピペリジニル、デ
シルオキシカルボニルオキシピペリジニル、アセトキシ
ピペリジニル、プロピオニルオキシピペリジニル、バレ
リルオキシピペリジニル、ピバロイルオキシピペリジニ
ル、デカノイルオキシピペリジニル、ウンデカノイルオ
キシピペリジニル、ラウロイルオキシピペリジニル、ミ
リストイルオキシピペリジニル、パルミトイルオキシピ
ペリジニル、ステアロイルオキシピペリジニル、アクロ
イルオキシピペリジニル、リノレオイルオキシピペリジ
ニル、(スクシニルオキシ)ピペリジニル、(グルタリ
ルオキシ)ピペリジニル、(カルバモイルオキシ)ピペ
リジニル、(N−メチルカルバモイルオキシ)ピペリジ
ニル、(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)ピペリ
ジニル、オキソピペリジニル、アミノピペリジニル、ヒ
ドロキシイミノピペリジニル、1−メチル−ヒドロキシ
ピペリジニル、1−メチル−メトキシピペリジニル、1
−メチル−アセトキシメトキシピペリジニル、1−メチ
ル−ピバロイルオキシメトキシピペリジニル、1−メチ
ル−メトキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチ
ル−エトキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチ
ル−イソプロポキシカルボニルオキシピペリジニル、1
−メチル−t−ブトキシカルボニルオキシピペリジニ
ル、1−メチル−オクチルオキシカルボニルオキシピペ
リジニル、1−メチル−デシルオキシカルボニルオキシ
ピペリジニル、1−メチル−アセトキシピペリジニル、
1−メチル−プロピオニルオキシピペリジニル、1−メ
チル−バレリルオキシピペリジニル、1−メチル−ピバ
ロイルオキシピペリジニル、1−メチル−デカノイルオ
キシピペリジニル、1−メチル−ウンデカノイルオキシ
ピペリジニル、1−メチル−ラウロイルオキシピペリジ
ニル、1−メチル−ミリストイルオキシピペリジニル、
1−メチル−パルミトイルオキシピペリジニル、1−メ
チル−ステアロイルオキシピペリジニル、1−メチル−
アクリロイルオキシピペリジニル、1−メチル−リノレ
オイルオキシピペリジニル、1−メチル−(スクシニル
オキシ)ピペリジニル、1−メチル−(グルタリルオキ
シ)ピペリジニル、1−メチル−(カルバモイルオキ
シ)ピペリジニル、1−メチル−(N,N−ジメチルカ
ルバモイルオキシ)ピペリジニル、1−メチル−オキソ
ピペリジニル、1−メチル−アミノピペリジニル、1−
メチル−ヒドロキシイミノピペリジニル、1−エチル−
ヒドロキシピペリジニル、1−エチル−メトキシピペリ
ジニル、1−エチル−ピバロイルオキシメトキシピペリ
ジニル、1−エチル−メトキシカルボニルオキシピペリ
ジニル、1−エチル−エトキシカルボニルオキシピペリ
ジニル、1−エチル−イソプロポキシカルボニルオキシ
ピペリジニル、1−エチル−t−ブトキシカルボニルオ
キシピペリジニル、1−エチル−オクチルオキシカルボ
ニルオキシピペリジニル、1−エチル−デシルオキシカ
ルボニルオキシピペリジニル、1−エチル−アセトキシ
ピペリジニル、1−エチル−プロピオニルオキシピペリ
ジニル、1−エチル−バレリルオキシピペリジニル、1
−エチル−ピバロイルオキシピペリジニル、1−エチル
−デカノイルオキシピペリジニル、1−エチル−ラウロ
イルオキシピペリジニル、1−エチル−ミリストイルオ
キシピペリジニル、1−エチル−パルミトイルオキシピ
ペリジニル、1−エチル−ステアロイルオキシピペリジ
ニル、1−エチル−リノレオイルオキシピペリジニル、
1−エチル−(スクシニルオキシ)ピペリジニル、1−
エチル−(グルタリルオキシ)ピペリジニル、1−エチ
ル−(カルバモイルオキシ)ピペリジニル、1−エチル
−オキソピペリジニル、1−エチル−アミノピペリジニ
ル、1−メチル−ヒドロキシイミノピペリジニル、ピペ
ラジニル、4−メチルピペラジニル、1,4−ジメチル
ピペラジニル、モルホリニル、4−メチルモルホリニ
ル、4−エチルモルホリニル、チオモルホリニル、4−
メチルチオモルホリニル又は4−エチルチオモルホリニ
ル基であり、更に好適には、2−ピロリジニル、3−ピ
ロリジニル、1−メチル−2−ピロリジニル、1−メチ
ル−3−ピロリジニル、4−ヒドロキシ−2−ピロリジ
ニル、4−メトキシ−2−ピロリジニル、4−ピバロイ
ルオキシメトキシ−2−ピロリジニル、4−エトキシカ
ルボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−イソプロポキ
シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−t−ブト
キシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−オクチ
ルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−デ
シルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−
アセトキシ−2−ピロリジニル、4−プロピオニルオキ
シ−2−ピロリジニル、4−バレリルオキシ−2−ピロ
リジニル、4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル、
4−デカノイルオキシ−2−ピロリジニル、4−ラウロ
イルオキシ−2−ピロリジニル、4−ミリストイルオキ
シ−2−ピロリジニル、4−パルミトイルオキシ−2−
ピロリジニル、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジ
ニル、4−(スクシニルオキシ)−2−ピロリジニル、
4−(グルタリルオキシ)−2−ピロリジニル、4−
(カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(N
−メチルカルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、4
−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジ
ニル、1−メチル−4−メトキシ−2−ピロリジニル、
1−メチル−4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−イソプロポキシカルボニル
オキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−t−ブト
キシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル
−4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジ
ニル、1−メチル−4−デシルオキシカルボニルオキシ
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−アセトキシ−2
−ピロリジニル、1−メチル−4−プロピオニルオキシ
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−バレリルオキシ
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ピバロイルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−デカノイルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ラウロイル
オキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ミリスト
イルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−パル
ミトイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−
ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−
4−スクシニルオキシピロリジニル、1−メチル−4−
グルタリルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4
−カルバモイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル
−4−(N−メチルカルバモイルオキシ)−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−(N,N−ジメチルカルバモ
イルオキシ)−2−ピロリジニル、1−エチル−4−ヒ
ドロキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−エトキ
シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−
4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−エチル−4−t−ブトキシカルボニルオキシ−
2−ピロリジニル、1−エチル−4−オクチルオキシカ
ルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−
アセトキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−デカ
ノイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−ラ
ウロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−
ミリストイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−
4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチ
ル−4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−
エチル−4−スクシニルオキシ−2−ピロリジニル、2
−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニ
ル、1−メチル−2−ピペリジニル、1−メチル−3−
ピペリジニル、1−メチル−4−ピペリジニル、4−ヒ
ドロキシ−2−ピペリジニル、1−メチル−4−ヒドロ
キシ−2−ピペリジニル、ピペラジニル、1,4−ジメ
チルピペラジニル、2−モルホリニル、3−モルホリニ
ル、4−メチル−2−モルホリニル、4−メチル−3−
モルホリニル、4−エチル−2−モルホリニル、2−チ
オモルホリニル又は4−メチル−2−チオモルホリニル
基であり、更により好適には、2−ピロリジニル、3−
ピロリジニル、1−メチル−2−ピロリジニル、4−ヒ
ドロキシ−2−ピロリジニル、4−メトキシ−2−ピロ
リジニル、4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリ
ジニル、4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピ
ロリジニル、4−t−ブトキシカルボニルオキシ−2−
ピロリジニル、4−オクチルオキシカルボニルオキシ−
2−ピロリジニル、4−アセトキシ−2−ピロリジニ
ル、4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル、4−デ
カノイルオキシ−2−ピロリジニル、4−ラウロイルオ
キシ−2−ピロリジニル、4−ミリストイルオキシ−2
−ピロリジニル、4−パルミトイルオキシ−2−ピロリ
ジニル、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、
4−(スクシニルオキシ)−2−ピロリジニル、4−
(カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、4−
(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−メトキシ−2−ピロリジニル、1
−メチル−4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−イソプロポキシカルボニルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−t−ブトキ
シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−
4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−アセチルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジ
ニル、1−メチル−4−デカノイルオキシ−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−ラウロイルオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−ミリストイルオキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−パルミトイルオキシ−
2−ピロリジニル、1−メチル−4−ステアロイルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−スクシニルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−カルバモイ
ルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−(N,
N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピロリジニ
ル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリ
ジニル、1−メチル−2−ピペリジニル、1−メチル−
3−ピペリジニル、1−メチル−4−ピペリジニル、2
−モルホリニル、4−メチル−2−モルホリニル又は2
−チオモルホリニル基であり、特に好適には、2−ピロ
リジニル、3−ピロリジニル、1−メチル−2−ピロリ
ジニル、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、4−メト
キシ−2−ピロリジニル、4−エトキシカルボニルオキ
シ−2−ピロリジニル、4−イソプロポキシカルボニル
オキシ−2−ピロリジニル、4−t−ブトキシカルボニ
ルオキシ−2−ピロリジニル、4−オクチルオキシカル
ボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−アセトキシ−2
−ピロリジニル、4−デカノイルオキシ−2−ピロリジ
ニル、4−ラウロイルオキシ−2−ピロリジニル、4−
ミリストイルオキシ−2−ピロリジニル、4−パルミト
イルオキシ−2−ピロリジニル、4−ステアロイルオキ
シ−2−ピロリジニル、4−(スクシニルオキシ)−2
−ピロリジニル、4−(カルバモイルオキシ)−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−エトキシカルボニルオキシ−
2−ピロリジニル、1−メチル−4−イソプロポキシカ
ルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−
t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1
−メチル−4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−アセトキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−デカノイルオキシ−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−ラウロイルオキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−ミリストイルオキシ−
2−ピロリジニル、1−メチル−4−パルミトイルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ステアロイル
オキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−スクシニ
ルオキシ−2−ピロリジニル、2−ピペリジニル、3−
ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−メチル−2−ピ
ペリジニル、1−メチル−3−ピペリジニル、1−メチ
ル−4−ピペリジニル、2−モルホリニル又は4−メチ
ル−2−モルホリニル基である。
【0026】DのC1 −C5 アルキレン基は、例えば、
メチレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン基であり得、好適には、C
1 −C3 アルキレン基であり、さらに好適には、メチレ
ン又はエチレン基である。
【0027】Aの置換されていてもよいC1 −C8 アル
キレン基のC1 −C8 アルキレン部分は、例えば、メチ
レン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、2−メチルテトラメチレン、ペンタメチレン、
ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン基で
あり得、好適には、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又はヘプタメ
チレン基であり、特に好適には、エチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン又はヘキサメチレン基である。
【0028】また式OR2 を有する基(式中、R2 は、
前述したものと同意義を示す。)は、好適には、Aが結
合している炭素のオルソ位にある。
【0029】本発明の化合物(I)は、常法に従って酸
と処理することより、相当する薬理上許容し得る酸付加
塩に変えることができる。このような酸付加塩の例とし
ては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等の無
機酸、酢酸、安息香酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル
酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の等ス
ルホン酸による付加塩があげられる。更に、化合物
(I)の分子内に不斉炭炭素が存在する場合は、ラセミ
体および光学活性体を包含し、化合物(I)またはその
塩の水和物も包含する。
【0030】また、化合物(I)において、R2 が、式
−D−R6a[式中、Dは、前述したものと同意義を示
し、R6aは、置換されていてもよい、ピロリジニル基、
ピペリジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基
又はピペラジニル基(該置換基は、炭素原子上の置換基
として、ハロゲノ−C1 −C6 アルキル基、アミノ、モ
ノーC1 −C6 アルキルアミノ若しくはジーC1 −C6
アルキルアミノで置換されたC1 −C6 アルキル基、ハ
ロゲノ−C1 −C6 アルコキシ基、C1 −C6アルカノ
イルオキシ−C1 −C6 アルコキシ基、C7 −C14アル
コキシカルボニルオキシ基、C6 −C10アリールオキシ
カルボニルオキシ基、二重結合を有するC3 −C20アル
カノイルオキシ基、C6 −C10アリールカルボニルオキ
シ基、モノー若しくはジーC6 −C10アリールカルバモ
イルオキシ基、オキソ基、アミノ基、モノー若しくはジ
ーC1 −C6 アルキルアミノ基、ヒドロキシイミノ基又
はC1 −C6 アルコキシイミノ基を示す。)を示す。]
を有する基である化合物及びR2 が、1−メチル−4−
イソブチリルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−
4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル
−4−(3,3−ジメチルブチリルオキシ)−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−ヘキサノイルオキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−ヘプタノイルオキシ−
2−ピロリジニル、1−メチル−4−オクタノイルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−デカノイルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ラウロイル
オキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ミリスト
イルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−パル
ミトイルオキシ−2−ピロリジニル又は1−メチル−4
−リノレオイルオキシ−2−ピロリジニル基である化合
物は、新規化合物である。
【0031】一般式(I)を有する化合物において、好
適には、(1)R1 が、置換されていてもよいフェニル
又はナフチル基(該置換基は、C1 −C4 アルキル基、
ハロゲノ−C1 −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニ
ル基、C3 −C4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1
4 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル
基、モノーもしくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイ
ル基またはC1 −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシ
もしくはハロゲンで置換されてもよいフェニルを基示
す。)である化合物、(2)R1 が、置換されていても
よいフェニル基(該置換基は、C1 −C2 アルキル基、
フルオローもしくはクロロ−C1 −C2 アルキル基、ア
リル基、プロパルギル基、ヒドロキシ基、C1 −C2
ルコキシ基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ
基、クロロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−
クロロエトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ
原子、シアノ基、カルバモイル基、メチルカルバモイル
基、ジメチルカルバモイル基又はメチル、メトキシ、フ
ルオロもしくはクロロで置換されていてもよいフェニル
基を示す。)である化合物、(3)R1 が、置換されて
いてもよいフェニル基(該置換基は、C1 −C2 アルキ
ル基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロ
ロメチル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、
フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、2−フル
オロエトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ原
子、シアノ基、カルバモイル基又はフェニル基を示
す。)である化合物、(4)R1 が、置換されていても
よいフェニル基(該置換基は、メチル基、ヒドロキシ
基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロメトキシ基、ジ
フルオロメトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロ
モ原子又はシアノ基を示す。)である化合物、(5)R
2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4 は、
同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキル基
又は置換されたC1 −C2 アルキル基(該置換基は、ヒ
ドロキシ基、ジ−C1 −C2 アルキルアミノ基又はメチ
ル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置換されてい
てもよいフェニル基を示す。)を示すか或は、結合して
いる窒素原子と共に、置換されていてもよい、1−ピロ
リジニル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリニル
基、4−チオモルホリニル基、1−ピペラジニル基、1
−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基又は1−トリアゾ
リル基(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、C
1 −C4 アルキル基、、ヒドロキシ基又はメチル、メト
キシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよい
フェニル基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1
−C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フルオロ若し
くはクロロで置換されていてもよいフェニル基を示
す。)を示し、Bは、C2 −C4 アルキレン基又は式
−CH2 −CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水
素原子、C2 −C4 アルカノイル基、カルボキシで置換
されたC3 −C4 アルカノイル基又はメチル、メトキ
シ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいベ
ンゾイル基を示す。)を有する基を示す。]を有する基
又は式 −D−R6 (式中、R6 は、置換されていても
よい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル
基、チオモルホリニル基又はピペラジニル基(該置換基
は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル
基、ハロゲノーC1 −C4 アルキル基、アミノ、モノー
1 −C2 アルキルアミノ若しくはジーC1 −C2 アル
キルアミノで置換されたC1 −C4 アルキル基、C3
4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニル基、ヒドロキ
シ基、C1−C4 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C2
アルコキシ基、1−(C1 −C4 アルカノイルオキシ)
ーC1 −C2 アルコキシ基、C1 −C6 若しくはC8
13アルコキシカルボニルオキシ基、メチル、メトキ
シ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいフ
ェノキシカルボニルオキシ基、二重結合を有していても
よいC1 −C20アルカノイルオキシ基、カルボキシで置
換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、メチル、メ
トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
いベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノー
若しくはジーC1-C2 アルキルカルバモイルオキシ基、
モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、フルオロ若し
くはクロロで置換されていてもよいフェニル)カルバモ
イルオキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、オキソ基、
アミノ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキルアミ
ノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アル
コキシイミノ基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しく
はクロロで置換されていてもよいフェニル基を示し、窒
素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基又は
メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
ていてもよいフェニル基を示す。)を示し、Dは、単結
合又はC1 −C3 アルキレン基を示す。]を有する基で
あり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にある化合物、
(6)R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及び
4 は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4
ルキル基、ベンジル基、フェネチル基、2−ヒドロキシ
エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチル基又は3−(N,N−ジメチル
アミノ)プロピル基を示すか、或は、結合している窒素
原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル
基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モルホ
リニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−エチ
ル−1−ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジ
ニル基、1−イミダゾリル基又は1−トリアゾリル基を
示し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH2
CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素原子、C
2 −C3 アルカノイル基又はカルボキシで置換されたC
3 −C4 アルカノイル基を示す。)を有する基を示
す。]を有する基又は式 −D−R6 [式中、R6は、
置換されていてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル
基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基(該置換基
は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル
基、フルオロー若しくはクロローC1 −C2 アルキル
基、ジーC1−C2 アルキルアミノ−C1 −C2 アルキ
ル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ基、モノ
ー、ジー若しくはトリーフルオロメトキシ基、1−(C
1 −C4アルカノイルオキシ)ーC1 −C2 アルコキシ
基、C1 −C4 若しくはC8 −C10アルコキシカルボニ
ルオキシ基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロ
ロで置換されていてもよいフェノキシカルボニルオキシ
基、C2 −C5 アルカノイルオキシ基、C10−C18アル
カノイルオキシ基、アクリロイルオキシ基、クロトノイ
ルオキシ基、オレオイルオキシ基、リノレオイルオキシ
基、カルボキシで置換されたC3 −C6 アルカノイルオ
キシ基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで
置換されていてもよいベンゾイルオキシ基、カルバモイ
ルオキシ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキルカ
ルバモイルオキシ基、モノー若しくはジー(メチル、メ
トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
いフェニル)カルバモイルオキシ基、オキソ基、アミノ
基、モノー若しくはジーC1−C2 アルキルアミノ基、
シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アルコキシ
イミノ基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロ
ロで置換されていてもよいフェニル基であり、窒素原子
上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基を示す。)
を示し、Dは、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示
す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基のオル
ソ位にある化合物、(7)R2 が、式 −B−NR3
4 [式中、R3 及びR4 は、同一または異なって、水素
原子、C1 −C2 アルキル基、ベンジル基又は2−ヒド
ロキシエチル基を示すか、或は、結合している窒素原子
と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4
−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モルホリニル
基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−フェニル−
1−ピペラジニル基又は1−イミダゾリル基を示し、B
は、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH2 CH−
(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素原子、アセチ
ル基、スクシニル基又はグルタリル基を示す。)を有す
る基を示す。]を有する基又は式 −D−R6 [式中、
6 は、置換されていてもよい、ピロリジニル基、ピペ
リジニル基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基
(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、メチル、
エチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、メトキシ、
エトキシ、ジフルオロメトキシ、アセトキシメトキシ、
1−アセトキシエトキシ、ピバロイルオキシメトキシ、
1−ピバロイルオキシエトキシ、メトキシカルボニルオ
キシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカル
ボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、オクチ
ルオキシカルボニルオキシ、デシルオキシカルボニルオ
キシ、フェノキシカルボニルオキシ、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、ブチリルオキシ、バレリオルオキシ、
ピバロイルオキシ、デカノイルオキシ、ウンデカノイル
オキシ、ラウロイルオキシ、ミリストイルオキシ、パル
ミトイルオキシ、ステアロイルオキシ、アクリロイル、
クロトノイル、リノレオイル、スクシニルオキシ、グル
タリルオキシ、ベンゾイルオキシ、カルバモイルオキ
シ、N−メチルカルバモイルオキシ、N−エチルカルバ
モイルオキシ、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、
N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、オキソ、アミ
ノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒドロキシイミ
ノ、メトキシイミノ又はフェニル基を示し、窒素原子上
の置換基としては、C1 −C2 アルキル基を示す。)を
示し、Dは、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示
す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基のオル
ソ位にある化合物、(8)R2 が、式 −B−NR3
4 [式中、R3 及びR4 は、同一または異なって、C1
−C2 アルキル基又は2−ヒドロキシエチル基を示す
か、或は、結合している窒素原子と共に、1−ピロリジ
ニル基、1−ピペリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピ
ペリジニル基又は4−モルホリニル基を示し、Bは、C
2 −C3アルキレン基又は式 −CH2 CH(OR5
CH2 −(式中、R5 は、水素原子、アセチル基、スク
シニル基又はグルタリル基を示す。)を有する基を示
す。]を有する基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、
置換されていてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル
基又はモルホリニル基(該置換基は、炭素原子上の置換
基としては、メチル、ヒドロキシ、エトキシカルボニル
オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−ブトキ
シカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオキ
シ、アセトキシ、デカノイルオキシ、ラウロイルオキ
シ、パルミトイルオキシ、ステアロイルオキシ、スクシ
ニルオキシ、カルバモイルオキシ又はN,N−ジメチル
カルバモイルオキシ基を示し、窒素原子上の置換基とし
ては、C1 −C2 アルキル基を示す。)を示し、Dは、
単結合又はC1 −C2 アルキレン基を示す。]を有する
基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にある化合
物、(9)R2 が、式 −D−R6 [式中、R6 は、2
−ピロリジニル基、3−ピロリジニル基、1−メチル−
2−ピロリジニル基、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニ
ル基、4−メトキシ−2−ピロリジニル基、4−エトキ
シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−イソプ
ロポキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−
t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、
4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
ル基、4−アセトキシ−2−ピロリジニル基、4−デカ
ノイルオキシ−2−ピロリジニル基、4−ラウロイルオ
キシ−2−ピロリジニル基、4−ミリストイルオキシ−
2−ピロリジニル基、4−パルミトイルオキシ−2−ピ
ロリジニル基、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジ
ニル基、4−(スクシニルオキシ)−2−ピロリジニル
基、4−(カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル
基、1−メチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル
基、1−メチル−4−エトキシカルボニルオキシ−2−
ピロリジニル基、1−メチル−4−イソプロポキシカル
ボニルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−
t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、
1−メチル−4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2
−ピロリジニル基、1−メチル−4−アセトキシ−2−
ピロリジニル基、1−メチル−4−デカノイルオキシ−
2−ピロリジニル基、1−メチル−4−ラウロイルオキ
シ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−ミリストイ
ルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−パル
ミトイルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4
−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチ
ル−4−スクシニルオキシ−2−ピロリジニル基、2−
ピペリジニル基、3−ピペリジニル基、4−ピペリジニ
ル基、1−メチル−2−ピペリジニル基、1−メチル−
3−ピペリジニル基、1−メチル−4−ピペリジニル
基、2−モルホリニル基又は4−メチル−2−モルホリ
ニル基を示し、Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン
基を示す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基
のオルソ位にある化合物、(10)Aが、C2 −C8
ルキレン基である化合物、(11)Aが、C2 −C6
ルキレン基である化合物、(12)Aが、エチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン又はヘキサメチレン基で
ある化合物をあげることができる。
【0032】又、(1)−(4)、(5)−(9)及び
(10)−(12)からなる群から任意に選択されるも
のを組み合わせたものも好適であり、例えば、以下のも
のを挙げることができる。 (13)R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナ
フチル基(該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ハロゲ
ノ−C1 −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、
3 −C4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4
ルコキシ基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノ
ーもしくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイル基また
はC1 −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシもしくは
ハロゲンで置換されてもよいフェニルを基示す。)であ
り、R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR
4 は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アル
キル基又は置換されたC1 −C2 アルキル基(該置換基
は、ヒドロキシ基、ジ−C1 −C2 アルキルアミノ基又
はメチル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置換さ
れていてもよいフェニル基を示す。)を示すか或は、結
合している窒素原子と共に、置換されていてもよい、1
−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリ
ニル基、4−チオモルホリニル基、1−ピペラジニル
基、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基又は1−ト
リアゾリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基として
は、C1 −C4 アルキル基、、ヒドロキシ基又はメチ
ル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されてい
てもよいフェニル基を示し、窒素原子上の置換基として
は、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フル
オロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基
を示す。)を示し、Bは、C2 −C4 アルキレン基又は
式 −CH2 −CH(OR5 )CH2 −(式中、R5
は、水素原子、C2 −C4 アルカノイル基、カルボキシ
で置換されたC3 −C4 アルカノイル基又はメチル、メ
トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
いベンゾイル基を示す。)を有する基を示す。]を有す
る基又は式 −D−R6 (式中、R6 は、置換されてい
てもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリ
ニル基、チオモルホリニル基又はピペラジニル基(該置
換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アル
キル基、ハロゲノーC1 −C4 アルキル基、アミノ、モ
ノーC1 −C2 アルキルアミノ若しくはジーC1 −C2
アルキルアミノで置換されたC1 −C4 アルキル基、C
3 −C4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニル基、ヒド
ロキシ基、C1−C4 アルコキシ基、ハロゲノーC1
2 アルコキシ基、1−(C1 −C4 アルカノイルオキ
シ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1 −C6 若しくはC
8 −C13アルコキシカルボニルオキシ基、メチル、メ
トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
いフェノキシカルボニルオキシ基、二重結合を有してい
てもよいC −C20アルカノイルオキシ基、カルボキ
シで置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、メチ
ル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されてい
てもよいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、
モノー若しくはジーC1−C2 アルキルカルバモイルオ
キシ基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、フル
オロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル)
カルバモイルオキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、オ
キソ基、アミノ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アル
キルアミノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1
2 アルコキシイミノ基又はメチル、メトキシ、フルオ
ロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基を
示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキ
ル基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで
置換されていてもよいフェニル基を示す。)を示し、D
は、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示す。]を有
する基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にあ
り、Aが、C2 −C8 アルキレン基である化合物、(1
4)R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナフチ
ル基(該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ハロゲノ−
1 −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、C3
−C4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコ
キシ基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、ハロゲン
原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノーも
しくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイル基またはC
1 −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシもしくはハロ
ゲンで置換されてもよいフェニルを基示す。)であり、
2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキ
ル基、ベンジル基、フェネチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−(N,N−ジメ
チルアミノ)エチル基又は3−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロピル基を示すか、或は、結合している窒素原子
と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4
−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モルホリニル
基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−エチル−1
−ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル
基、1−イミダゾリル基又は1−トリアゾリル基を示
し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH2
H(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素原子、C2
−C3 アルカノイル基又はカルボキシで置換されたC3
−C4 アルカノイル基を示す。)を有する基を示す。]
を有する基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換さ
れていてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モ
ルホリニル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭
素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基、フ
ルオロー若しくはクロローC1 −C2 アルキル基、ジー
1 −C2 アルキルアミノ−C1 −C2 アルキル基、ヒ
ドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ基、モノー、ジー若
しくはトリーフルオロメトキシ基、1−(C1 −C4
ルカノイルオキシ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1
4 若しくはC8 −C10アルコキシカルボニルオキシ
基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換
されていてもよいフェノキシカルボニルオキシ基、C2
−C5 アルカノイルオキシ基、C10−C18アルカノイル
オキシ基、アクリロイルオキシ基、クロトノイルオキシ
基、オレオイルオキシ基、リノレオイルオキシ基、カル
ボキシで置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、
メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
ていてもよいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイ
ルオキシ基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、
フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニ
ル)カルバモイルオキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ
ー若しくはジーC1 −C2 アルキルアミノ基、シアノ
基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アルコキシイミノ
基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置
換されていてもよいフェニル基であり、窒素原子上の置
換基としては、C1 −C4 アルキル基を示す。)を示
し、Dは、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示
す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基のオル
ソ位にあり、Aが、C2 −C8 アルキレン基である化合
物、(15)R1 が、置換されていてもよいフェニル基
(該置換基は、C1 −C2 アルキル基、フルオローもし
くはクロロ−C1 −C2 アルキル基、アリル基、プロパ
ルギル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、フ
ルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、クロロメト
キシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ
基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ原子、シアノ
基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチル
カルバモイル基又はメチル、メトキシ、フルオロもしく
はクロロで置換されていてもよいフェニル基を示す。)
であり、R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3
びR4 は、同一または異なって、水素原子、C1 −C2
アルキル基、ベンジル基又は2−ヒドロキシエチル基を
示すか、或は、結合している窒素原子と共に、1−ピロ
リジニル基、1−ピペリジニル基、4−ヒドロキシ−1
−ピペリジニル基、4−モルホリニル基、4−メチル−
1−ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル
基又は1−イミダゾリル基を示し、Bは、C2 −C3
ルキレン基又は式 −CH2 CH−(OR5 )CH2
(式中、R5 は、水素原子、アセチル基、スクシニル基
又はグルタリル基を示す。)を有する基を示す。]を有
する基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換されて
いてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホ
リニル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭素原
子上の置換基としては、メチル、エチル、トリフルオロ
メチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、ジフルオロ
メトキシ、アセトキシメトキシ、1−アセトキシエトキ
シ、ピバロイルオキシメトキシ、1−ピバロイルオキシ
エトキシ、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボ
ニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−ブ
トキシカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオ
キシ、デシルオキシカルボニルオキシ、フェノキシカル
ボニルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチ
リルオキシ、バレリオルオキシ、ピバロイルオキシ、デ
カノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ラウロイルオ
キシ、ミリストイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステ
アロイルオキシ、アクリロイル、クロトノイル、リノレ
オイル、スクシニルオキシ、グルタリルオキシ、ベンゾ
イルオキシ、カルバモイルオキシ、N−メチルカルバモ
イルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、N,N−
ジメチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバ
モイルオキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、ヒドロキシイミノ、メトキシイミノ又はフェ
ニル基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C
2 アルキル基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1
−C3 アルキレン基を示す。]を有する基であり、OR
2 基がフエニル基のオルソ位にあり、Aが、C2 −C6
アルキレン基である化合物、(16)R1 が、置換され
ていてもよいフェニル基(該置換基は、C1 −C2 アル
キル基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ク
ロロメチル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ
基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、2−
フルオロエトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロ
モ原子、シアノ基、カルバモイル基又はフェニル基を示
す。)であり、R2 が、式 −B−NR34 [式中、
3 及びR4 は、同一または異なって、C1 −C2 アル
キル基又は2−ヒドロキシエチル基を示すか、或は、結
合している窒素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−
ピペリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基
又は4−モルホリニル基を示し、Bは、C2 −C3 アル
キレン基又は式 −CH2 CH(OR5 )CH2 −(式
中、R5 は、水素原子、アセチル基、スクシニル基又は
グルタリル基を示す。)を有する基を示す。]を有する
基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換されていて
もよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基又はモルホリ
ニル基(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、メ
チル、ヒドロキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプ
ロポキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオ
キシ、オクチルオキシカルボニルオキシ、アセトキシ、
デカノイルオキシ、ラウロイルオキシ、パルミトイルオ
キシ、ステアロイルオキシ、スクシニルオキシ、カルバ
モイルオキシ又はN,N−ジメチルカルバモイルオキシ
基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C2
ルキル基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C
2 アルキレン基を示す。]を有する基であり、OR2
がフエニル基のオルソ位にあり、Aが、C2 −C6 アル
キレン基である化合物、(17)R1 が、置換されてい
てもよいフェニル基(該置換基は、メチル基、ヒドロキ
シ基、メトキシ基、エトキシ基、フルオロメトキシ基、
ジフルオロメトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブ
ロモ原子又はシアノ基を示す。)であり、R2 が、式
−D−R6 [式中、R6 は、2−ピロリジニル基、3−
ピロリジニル基、1−メチル−2−ピロリジニル基、4
−ヒドロキシ−2−ピロリジニル基、4−メトキシ−2
−ピロリジニル基、4−エトキシカルボニルオキシ−2
−ピロリジニル基、4−イソプロポキシカルボニルオキ
シ−2−ピロリジニル基、4−t−ブトキシカルボニル
オキシ−2−ピロリジニル基、4−オクチルオキシカル
ボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−アセトキシ−
2−ピロリジニル基、4−デカノイルオキシ−2−ピロ
リジニル基、4−ラウロイルオキシ−2−ピロリジニル
基、4−ミリストイルオキシ−2−ピロリジニル基、4
−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル基、4−ステ
アロイルオキシ−2−ピロリジニル基、4−(スクシニ
ルオキシ)−2−ピロリジニル基、4−(カルバモイル
オキシ)−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−ヒド
ロキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−エトキ
シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル
−4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピロリジ
ニル基、1−メチル−4−t−ブトキシカルボニルオキ
シ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−オクチルオ
キシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチ
ル−4−アセトキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル
−4−デカノイルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メ
チル−4−ラウロイルオキシ−2−ピロリジニル基、1
−メチル−4−ミリストイルオキシ−2−ピロリジニル
基、1−メチル−4−パルミトイルオキシ−2−ピロリ
ジニル基、1−メチル−4−ステアロイルオキシ−2−
ピロリジニル基、1−メチル−4−スクシニルオキシ−
2−ピロリジニル基、2−ピペリジニル基、3−ピペリ
ジニル基、4−ピペリジニル基、1−メチル−2−ピペ
リジニル基、1−メチル−3−ピペリジニル基、1−メ
チル−4−ピペリジニル基、2−モルホリニル基又は4
−メチル−2−モルホリニル基を示し、Dは、単結合又
はC1 −C2 アルキレン基を示す。]を有する基であ
り、OR2 基がフエニル基のオルソ位にあり、Aが、エ
チレン、テトラメチレン、ペンタメチレン又はヘキサメ
チレン基である化合物。
【0033】一般式(I)における好適な化合物とし
て、次の表1に示す化合物を具体的に例示することがで
きる。
【0034】
【化3】
【0035】
【表1】 ─────────────────────────────────── 例示化合物 R1 A R23 番号(No.) ─────────────────────────────────── 1 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 2 Ph (CH2)4 H CH2CH2NMe2 3 Ph (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 4 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NEt2 5 Ph (CH2)4 H CH2CH2NEt2 6 Ph (CH2)4 H CH2CH2CH2NEt2 7 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 8 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NHPh 9 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 10 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 11 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-OH-1-Pip) 12 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 13 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Me-1-Pir) 14 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 15 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(Me)(CH2CH2NMe2) 16 Ph (CH2)4 H CH2(2-Mor) 17 Ph (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 18 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 19 Ph (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 20 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 21 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 22 Ph (CH2)4 H 1-Me-4-Pip 23 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-Pip) 24 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pyr) 25 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 26 Ph (CH2)4 H CH2CH2(4-Tmor) 27 Ph (CH2)4 H CH2(3-Pip) 28 Ph (CH2)4 H 3-Pip 29 Ph (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 30 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 31 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 32 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 33 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 34 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 35 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 36 3-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 37 3-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 38 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 39 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 40 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 41 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 42 3-OMePh (CH2)4 H 1-Me-4-Pip 43 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 44 3-OMePh (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 45 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 46 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 47 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 48 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 49 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 50 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 51 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 52 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 53 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 54 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 55 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 56 3-MePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 57 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 58 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 59 3-FPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 60 3-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 61 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 62 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 63 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 64 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 65 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 66 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 67 3-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 68 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 69 3-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 70 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 71 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 72 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 73 3-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 74 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 75 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 76 2-CNPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 77 2-CONH2Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 78 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 79 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 80 2-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 81 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 82 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 83 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 84 4-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 85 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 86 2-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 87 4-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 88 4-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pyr) 89 4-i-PrPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 90 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 91 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 92 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 93 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 94 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 95 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 96 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 97 Ph (CH2)4 H CH2(4-OH-2-Pyr) 98 Ph (CH2)4 H CH2CH2(4-Mor) 99 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 100 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-OH-1-Pip) 101 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Imi) 102 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 103 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NEt2 104 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 105 Ph (CH2)4 H CH2CH(OSuc)CH2NMe2 106 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OSuc)CH2NMe2 107 Ph (CH2)4 H CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 108 3-OMePh (CH2)4 H CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 109 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OSuc)CH2NMe2 110 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 111 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 112 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 113 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Me-1-Pir) 114 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 115 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 116 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 117 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 118 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 119 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 120 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pip) 121 3,5-diOMePh (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 122 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 123 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 124 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 125 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 126 3-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 127 Ph (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 128 Ph (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 129 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 130 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 131 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 132 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 133 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 134 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 135 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 136 3-OMe-4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 137 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pip) 138 2-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 139 2-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 140 2-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 141 2-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 142 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 143 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 144 4-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 145 4-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 146 4-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 147 4-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 148 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 149 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 150 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 151 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 152 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 153 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 154 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 155 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 156 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 157 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 158 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 159 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 160 2-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 161 2-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 162 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 163 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 164 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 165 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 166 4-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 167 4-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 168 3-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 169 3-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 170 3-MePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 171 3-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 172 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 173 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 174 2-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 175 2-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 176 2-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 177 2-MePh (CH2)4 H CH2(4-Et-2-Mor) 178 2-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 179 2-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 180 4-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 181 4-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 182 4-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 183 4-MePh (CH2)4 H CH2(4-Et-2-Mor) 184 4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 185 4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 186 3-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 187 3-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 188 3-FPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 189 3-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 190 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 191 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 192 2-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 193 2-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 194 2-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 195 2-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 196 2-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 197 2-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 198 4-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 199 4-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 200 4-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 201 4-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 202 4-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 203 4-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 204 3-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 205 3-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 206 3-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 207 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 208 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 209 2-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 210 2-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 211 2-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 212 2-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 213 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 214 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 215 4-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 216 4-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 217 4-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 218 4-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 219 4-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 220 4-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 221 3-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 222 3-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 223 3-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 224 3-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 225 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 226 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 227 2-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 228 2-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 229 2-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 230 2-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 231 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 232 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 233 4-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 234 4-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 235 4-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 236 4-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 237 4-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 238 4-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 239 3-CNPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 240 3-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 241 3-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 242 3-CNPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 243 3-CNPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 244 3-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 245 3-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 246 3-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 247 2-CNPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 248 2-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 249 2-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 250 2-CNPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 251 2-CNPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 252 2-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 253 2-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 254 2-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 255 4-CNPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 256 4-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 257 4-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 258 4-CNPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 259 4-CNPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 260 4-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 261 4-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 262 4-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 263 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(3-Pip) 264 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 265 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 266 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(2-Mor) 267 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 268 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 269 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 270 3-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 271 2-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(3-Pip) 272 2-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 273 2-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 274 2-OCHF2Ph (CH2)4 H CH2(2-Mor) 275 2-OCHF2Ph (CH2)4 H 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H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 1451 3-OCHF2Ph CH2 H CH2(1-Me-3-Pip) 1452 3-OCHF2Ph CH2 H 1-Me-4-Pip 1453 4-OCHF2Ph CH2 H CH2CH(OH)CH2NMe2 1454 4-OCHF2Ph CH2 H CH2CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 1455 4-OCHF2Ph CH2 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 1456 4-OCHF2Ph CH2 H CH2(1-Me-2-Pyr) 1457 4-OCHF2Ph CH2 H CH2CH2CH2(1-Me-2-Pip) 1458 4-OCHF2Ph CH2 H CH2(1-Me-3-Pip) 1459 4-OCHF2Ph CH2 H 1-Me-4-Pip 1460 4-OCHF2Ph CH2 H CH2(1-Me-4-Pip) 1461 Ph (CH2)4 H CH2CH(OSuc)CH2NMe2 1462 Ph (CH2)4 H CH2CH(OGul)CH2NMe2 1463 Ph (CH2)4 H CH2CH(OAdp)CH2NMe2 1464 Ph (CH2)4 H CH2CH(OPim)CH2NMe2 1465 Ph (CH2)4 H CH2CH(OSub)CH2NMe2 1466 Ph (CH2)4 H CH2CH(OAc)CH2NMe2 1467 Ph (CH2)4 H CH2CH(OPrp)CH2NMe2 1468 Ph (CH2)4 H CH2CH(OBur)CH2NMe2 1469 Ph (CH2)4 H CH2CH(OPiv)CH2NMe2 1470 Ph (CH2)4 H CH2CH(ODec)CH2NMe2 1471 Ph (CH2)4 H CH2CH(OLau)CH2NMe2 1472 Ph (CH2)4 H CH2CH(OMyr)CH2NMe2 1473 Ph (CH2)4 H CH2CH(OPal)CH2NMe2 1474 Ph (CH2)4 H CH2CH(OCOPh)CH2NMe2 1475 Ph (CH2)4 H CH2CH(OCO2Oc)CH2NMe2 1476 Ph (CH2)4 H CH2CH(OCO2De)CH2NMe2 1477 Ph (CH2)4 H CH2CH(OCO2Tde)CH2NMe2 1478 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 1479 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OGul)-2-Pyr] 1480 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OAdp)-2-Pyr] 1481 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPim)-2-Pyr] 1482 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSub)-2-Pyr] 1483 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OAc)-2-Pyr] 1484 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPrp)-2-Pyr] 1485 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OBur)-2-Pyr] 1486 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPiv)-2-Pyr] 1487 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(ODec)-2-Pyr] 1488 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OLau)-2-Pyr] 1489 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OMyr)-2-Pyr] 1490 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPal)-2-Pyr] 1491 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCOPh)-2-Pyr] 1492 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Oc)-2-Pyr] 1493 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2De)-2-Pyr] 1494 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Tde)-2-Pyr] 1495 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OSuc)CH2NMe2 1496 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OGul)CH2NMe2 1497 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OAdp)CH2NMe2 1498 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OPim)CH2NMe2 1499 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OSub)CH2NMe2 1500 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OAc)CH2NMe2 1501 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OPrp)CH2NMe2 1502 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OBur)CH2NMe2 1503 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OPiv)CH2NMe2 1504 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(ODec)CH2NMe2 1505 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OLau)CH2NMe2 1506 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OMyr)CH2NMe2 1507 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OPal)CH2NMe2 1508 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OCOPh)CH2NMe2 1509 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OCO2Oc)CH2NMe2 1510 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OCO2De)CH2NMe2 1511 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OCO2Tde)CH2NMe2 1512 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSuc)-2-Pyr] 1513 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OGul)-2-Pyr] 1514 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OAdp)-2- Pyr] 1515 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPim)-2-Pyr] 1516 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OSub)-2-Pyr] 1517 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OAc)-2-Pyr] 1518 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPrp)-2-Pyr] 1519 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OBur)-2-Pyr] 1520 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPiv)-2-Pyr] 1521 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(ODec)-2-Pyr] 1522 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OLau)-2-Pyr] 1523 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OMyr)-2-Pyr] 1524 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OPal)-2-Pyr] 1525 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCOPh)-2-Pyr] 1526 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Oc)-2-Pyr] 1527 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2De)-2-Pyr] 1528 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Tde)-2-Pyr] 1529 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-NH2-2-Pyr] 1530 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-Oxo-2-Pyr] 1531 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-HIM-2-Pyr] 1532 3-OMePh (CH2)2 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 1533 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2(4-OH-2-Pyr) 1534 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OHax)-2-Pyr] 1535 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OHep)-2-Pyr] 1536 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OOct)-2-Pyr] 1537 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[4-(ODec)-2-Pyr] 1538 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OCOCH2-tBu)-2-Pyr] 1539 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(O-iBur)-2-Pyr] 1540 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OLin)-2-Pyr] 1541 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Ph)-2-Pyr] 1542 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[4-(OCO2De)-2-Pyr] 1543 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OCO2Et)-2-Pyr] 1544 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OCONHPh)-2-Pyr] 1545 3-OMePh (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OCH2OPiv)-2-Pyr] 1546 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OAc)-2-Pyr] 1547 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OPiv)-2-Pyr] 1548 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OHax)-2-Pyr] 1549 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(ODec)-2-Pyr] 1550 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OLau)-2-Pyr] 1551 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OMyr)-2-Pyr] 1552 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(OPal)-2-Pyr] 1553 3-OCHF2Ph (CH2)2 H CH2CH2[1-Me-4-(O-iBur)-2-Pyr] 1554 3,4-diClPh (CH2)2 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 1555 3-OMe-4-OHPh (CH2)2 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 1556 4-biPh (CH2)2 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 1557 3-biPh (CH2)2 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) ──────────────────────────────────。
【0036】上記表において、略号は以下の基を示す。 Ac :アセチル基 Adp :アジポイル基 biPh:ビフェニル基 Bu :ブチル基 tBu :t-ブチル基 Bur :ブチリル基 iBur:イソブチリル基 De :デシル基 Dec :デカノイル基 Et :エチル基 Gul :グルタリル基 Hax :ヘキサノイル基 Hep :ヘプタノイル基 HIM :ヒドロキシイミノ基 Imi :イミダゾリル基 Lau :ラウロイル基 Lin :リノレオイル基 Me :メチル基 Mor :モルホリニル基 Myr :ミリストイル基 Naph:ナフチル基 Oc :オクチル基 Oct :オクタノイル基 Ph :フェニル基 Pal :パルミチル基 Pim :ピメロイル基 Pip :ピペリジニル基 Pir :ピペラジニル基 Piv :ピバロイル基 Pr :プロピル基 iPr :イソプロピル基 Prp :プロピオニル基 Pyr : ピロリジニル基 Sub :スベロイル基 Suc :サクシニル基 Tde :トリデシル基 TMLN:テトラメチレン基 Tmor:チオモルホリニル基 TMO :トリメトキシ基。
【0037】これらの化合物のうち、好適には、化合物
番号18、20、21、38、41、43、68、69、85、92、 122 、
123、127 、128 、130 、131 、132 、151 、161 、187
、193 、199 、203 、214、220 、280 、285 、348 、
352 、364 、366 、368 、483 、487 、497 、501、610
、614 、634 、638 、649 、777 、781 、837 、839
、841 、850 、851、852 、853 、861 、896 、929 、
930 、931 、941 、942 、943 、944 、950、969 、990
、1022、1031、1032、1046、1053、1090、1199、120
1、1203、1204、1210、1488、1512、1521、1522、153
3、1536および1554の化合物を挙げることができ、更に
好適には、化合物番号18、20、21、38、43、68、85、12
8 、130 、187 、199 、203 、220 、280 、285 、348
、364 、366 、368 、483 、497 、501 、614 、634
、638 、649 、781 、837 、839 、850 、851 、852
、853 、861 、896 、929 、931 、941 、942 、943
、944 、950 、969 、990 、1022、1032、1046、105
3、1090、1199、1203、1204、1488、1521、1522、153
3、1536および1554の化合物を挙げることができ、更に
より好適には、化合物番号18、21、38、43、68、130 、
199 、203 、220、348 、364 、368 、483 、497 、501
、638 、649 、837 、839 、850 、851、852 、929 、
931 、941 、942 、943 、944 、950 、969 、990 、10
22、1032、1046、1053、1090、1199、1203、1204、148
8、1521、1522、1533および1554の化合物を挙げること
ができ、更にまたより好適には、化合物番号18、21、3
8、43、130 、199 、203 、348、364 、368 、483 、49
7 、501 、837 、839 、850 、851 、929 、931 、94
1、942 、944 、950 、990 、1022、1032、1046、105
3、1199、1203、1204および1521の化合物を挙げること
ができ、特に好適には、 化合物番号43:3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジ
ン、 化合物番号130 :4−ヒドロキシ−1−メチル−2−
[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン、 化合物番号199 :3−[2−[4−(4−フルオロフェ
ニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリ
ジン、 化合物番号203 :2−[2−[2−(4−フルオロフェ
ニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン、 化合物番号348 :1−メチル−2−[2−[2−(5−
フェニルペンチル)フェノキシ]エチル]ピロリジン、 化合物番号364 :2−[2−[2−[5−(3−メトキ
シフェニル)ペンチル]フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピロリジン、 化合物番号368 :3−[2−[5−(3−メトキシフェ
ニル)ペンチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペ
リジン、 化合物番号483 :1−メチル−2−[2−[2−(6−
フェニルヘキシル)フェノキシ]エチル]ピロリジン、 化合物番号497 :2−[2−[2−[6−(3−メトキ
シフェニル)ヘキシル]フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピロリジン、 化合物番号501 :3−[2−[6−(3−メトキシフェ
ニル)ヘキシル]フェノキシメチル]−1−メチルピペ
リジン、 化合物番号839 :4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
(2−フェニルエチル)フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピロリジン、 化合物番号929 :2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン、 化合物番号931 :4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン、 化合物番号941 :4−デカノイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン、 化合物番号942 :4−ラウロイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン、 化合物番号944 :2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−パルミトイルオキシピロリジン、 化合物番号950 :3−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリ
ジン、 化合物番号990 :2−[2−[2−[2−(3−エトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ルピロリジン、 化合物番号1022:2−[2−[2−[2−(3−フルオ
ロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ルピロリジン、 化合物番号1032:2−[2−[2−[2−(4−フルオ
ロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒド
ロキシ−1−メチルピロリジン、 化合物番号1046:2−[2−[2−[2−(3−クロロ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル
ピロリジン、 化合物番号1203:3−[2−[2−(3−ジフルオロメ
トキシフェニル)エチル]フェノキシメチル]ピペリジ
ンおよび 化合物番号1521:4−デカノイルオキシ−2−[2−
[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン の化合物を挙げることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)を有する化
合物は、公知化合物であるか公知の方法に従って製造さ
れるか(例えば、特開平6-234736号公報、特開平6-3060
25号公報等)、或は、以下の方法に従って容易に製造さ
れる。
【0039】
【化4】
【0040】
【化5】
【0041】
【化6】
【0042】上記式中、R1 、R3 、R4 、R5 、R
6 、A及びDは、前述したものと同意義を示し、R1a
は、ヒドロキシが保護されている他、R1 と同意義を示
し、R3a及びR4aは、それぞれ、ヒドロキシが保護され
ていてもよいヒドロキシである他、R3 及びR4 と同意
義を示し、R6aは、置換されてもよい、窒素、酸素及び
硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1乃至
2個含む含む5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基(該
置換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C6
ルキル基、ハロゲノーC1 −C6 アルキル基、保護され
たアミノ、保護されたモノーC1 −C6 アルキルアミノ
もしくはジーC1 −C6 アルキルアミノで置換されたC
1 −C6 アルキル基、C2 −C6 アルケニル基、C2
6 アルキニル基、保護されたヒドロキシ基、C1 −C
6 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C6 アルコキシ基、
1 −C6 アルカノイルーC1 −C6 アルコキシ基、C
1 −C14アルコキシカルボニルオキシ基、C1 −C6
ルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換
されていてもよいC6 −C10アリールオキシカルボニル
オキシ基、二重結合を有していてもよいC1 −C20アル
カノイルオキシ基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6
ルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6
−C10アリールカルボニルオキシ基、カルバモイルオキ
シ基、モノ−若しくはジ−C1 −C6 アルキルカルバモ
イルオキシ基、モノー若しくはジー(C1 −C6 アルキ
ル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換され
ていてもよいC6 −C10アリール)カルバモイルオキシ
基、ハロゲン原子、オキソ基、保護されたアミノ基、保
護されたモノーC1 −C6 アルキルアミノ基、ジーC1
−C6 アルキルアミノ基、シアノ基、C1 −C6 アルコ
キシイミノ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アル
コキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6
10アリール基であり、また環の窒素原子が保護されて
いる。)を示し、A’は、ヒドロキシが保護されている
他、Aと同意義を示し、B’は、C2 −C6 アルキレン
基を示し、Zは、ヒドロキシ基、ハロゲン原子(好適に
は、塩素、臭素または沃素原子)、C1 −C6 アルカン
スルホニルオキシ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C
6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよい
6 −C10アリールスルホニルオキシ基を示す。
【0043】R1a、R3a、R4a、R6a等のヒドロキシ基
の保護基は、例えば、テトラヒドロフラニル、テトラヒ
ドロピラニル基のような環状エーテル基、メトキシメチ
ル基、メトキシメトキシメチル基、C6 - C10アリール
−メチル基、C6 - C10アリール−メチルオキシカルボ
ニル基であり得、好適には、テトラヒドロピラニル、メ
トキシメチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−
ブロムベンジル、ベンジルオキシカルボニル、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル、p−ブロムベンジルオ
キシカルボニル基である。
【0044】R6aのヘテロシクリル環の窒素原子、アミ
ノ基、モノーC1 −C6 アルキルアミノ基等の保護基
は、例えば、C1 −C6 アルコキシカルボニル基、C1
−C5アルカノイル基、C6 - C10アリール−メチル
基、C6 - C10アリール−メチルオキシカルボニル基で
あり得、好適には、t−ブトキシカルボニル、アセチ
ル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−ブロムベン
ジル、ベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、p−ブロムベンジルオキシカルボ
ニル基である。
【0045】A法は、化合物(I) において、R2 が式
−B’−NR34 (式中、B’、R3 及びR4 は、前
述したものと同意義を示す。)を有する化合物(Ia)製造
する方法である。第A1工程は、一般式(I'a) を有する
化合物を製造する工程で、一般式(II)を有する化合物と
一般式(III) を有する化合物を反応させることにより達
成される。
【0046】Zがハロゲン原子、C1 −C6 アルカンス
ルホニルオキシ基又はC6 −C10アリールスルホニルオ
キシ基を示す場合、本反応は、不活性溶剤中、塩基の存
在下に行われる。
【0047】使用される塩基は、好適には、炭酸ナトリ
ウム,炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウムのようなアルカリ金属重
炭酸塩、弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカ
リ金属弗化塩、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水
素化リチウムのようなアルカリ金属水素化物、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブ
トキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属ア
ルコキト、ピリジン、ピコリン、トリエチルアミン、N
−メチルモルホリン、4−ジメチルアミノピリジンのよ
うな有機アミンであり得、さらに好適には、アルカリ金
属炭酸塩、アルカリ金属弗化塩、アルカリ金属水素化物
又はアルカリ金属アルコキシドである。
【0048】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、ベンゼ
ン,トルエンのような炭化水素類、ジクロルメタン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン,ジオキ
サンのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、アセトニトリルのようなニトリル
類、N,N−ジメチルアセトアミド,N,N−ジメチル
ホルムアミド,N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホ
スホルアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド
のようなスルホキシド類又はこれらの混合溶剤であり
得、好適には、エーテル類、ケトン類、アミド類又はス
ルホキシド類である。反応温度は、原料化合物(II)およ
び(III) 、溶剤並びに塩基の種類により異なるが、通常
0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至80℃)であ
り、反応時間は、反応温度等により異なるが、30分間
乃至48時間(好適には1乃至24時間)である。
【0049】Zがヒドロキシ基を示す場合、本反応は、
不活性溶剤中、トリフェニルホスフィン及びアゾジカル
ボン酸メチル、アゾジカルボン酸エチルのようなアゾジ
カルボン酸C1 −C4 アルキルエステルの存在下に行わ
れる。使用される不活性溶剤は、上記と同様なものをあ
げることができるが、好適には、芳香族炭化水素類、ハ
ロゲン化炭化水素類又はエーテル類である。反応温度
は、原料化合物(II)および(III) 、溶剤並びに塩基の種
類により異なるが、通常−20℃乃至100℃(好適に
は、10℃乃至80℃)であり、反応時間は、反応温度
等により異なるが、30分間乃至48時間(好適には1
乃至24時間)である。反応終了後、本反応の目的化合
物(Ia)は、常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、不溶物が存在する場合は、適宜濾去して、溶剤
を減圧留去することによって又は溶剤を減圧留去した
後、残留物に水を加え、酢酸エチルのような水不混和性
有機溶媒で抽出し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、
溶媒を留去することにより得ることができ、必要なら
ば、常法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィー
等でさらに精製することができる。
【0050】第A2工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):R1a、R3a、R4a及び/又はA’に含まれ
るヒドロキシの保護基を除去する反応及び 反応(b):シアノ基をカルバモイル基に変換する反応 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0051】反応(a):反応(a)におけるR1a、R
3a、R4a及び/又はA’に含まれるヒドロキシの保護基
を除去する反応は、保護基の種類により異なり、有機合
成化学でよく知られている方法で行われる。
【0052】ヒドロキシ基の保護基がアリールメチル基
またはアリールメチルオキシカルボニル基である場合に
は、不活性溶剤(好適には、メタノ−ル、エタノ−ル、
イソプロパノ−ルのようなアルコ−ル類、ジエチルエ−
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テ
ル類、トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭
化水素類、ヘキサン、シクロヘキサンのような脂肪族炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル
類、酢酸のような脂肪酸類又はこれらの有機溶剤と水と
の混合溶剤)中、接触還元触媒(好適には、パラジウム
ー炭素、ラネ−ニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム
−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロ
ジウム、パラジウム−硫酸バリウム等)の存在下、相当
する化合物を水素(通常1 乃至10気圧、好適には、1 乃
至3気圧)と反応することにより行われる。反応温度
は、通常0℃乃至100℃(好適には、20℃乃至80
℃)であり、反応時間は、反応温度等により異なるが、
通常30分間乃至48時間(好適には1乃至24時間)
である。
【0053】ヒドロキシ基の保護基がメトキシメチル
基、メトキシメトキシメチル基又は環状エーテル基であ
る場合には、例えば、不活性溶剤(ヘキサン、ベンゼン
のような炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルのようなエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、エ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−
テル類又はこれらの有機溶剤と水との混合溶剤であり、
好適には、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水
素類である。)中、相当する化合物を酸(例えば、塩化
水素、硝酸、塩酸、硫酸のような無機酸、酢酸、トリフ
ルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸
のような有機酸、三弗化ホウ素のようなルイス酸、ダウ
エックス50W (登録商標)のような強酸性の陽イオン交
換樹脂等であり、好適には、無機酸及び有機酸であり、
更に好適には、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸であ
る。)と反応することにより行われる。反応温度は、通
常−10℃乃至100℃(好適には、−5℃乃至50
℃)であり、反応時間は、反応温度等により異なるが、
通常5分間乃至48時間(好適には30分間乃至10時
間)である。
【0054】また、ヒドロキシ基の保護基の種類を変
え、反応条件を選択することによって、R1a、R3a、R
4a及び/又はA’に含まれるヒドロキシの保護基を選択
的に除去することができる。
【0055】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得
られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更
に精製できる。
【0056】反応(b):反応(b)におけるシアノ基
をカルバモイル基に変換する反応は、不活性溶剤(例え
ば、含水メタノ−ル、含水エタノ−ルのような含水アル
コ−ル類、含水エーテル、含水テトラヒドロフラン、含
水ジオキサンのような含水エーテル類又は水であり、好
適には、含水アルコ−ル類)中、相当する化合物を塩基
(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属炭酸塩であり、好適には、アル
カリ金属水酸化物)と反応することにより行われる。反
応温度は、通常10℃乃至200℃(好適には、50℃
乃至150℃)であり、反応時間は、反応温度等により
異なるが、通常30分間乃至48時間(好適には1時間
乃至20時間)である。
【0057】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得
られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更
に精製できる。
【0058】B法は、化合物(I) において、R2 が式
−CH2CH(OR5)CH2 −NR34 (式中、R3 、R4 及び
5 は、前述したものと同意義を示す。)を有する化合
物(Ib)製造する方法である。第B1工程は、一般式(V)
を有する化合物を製造する工程で、一般式(II)を有する
化合物と一般式(IV)を有する化合物を反応させることに
より達成され、本反応は、前記A法第A1工程と同様に
行われる。
【0059】第B2工程は、一般式(I'b) を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物(V) と一般
式(VI)を有する化合物を反応させることにより達成され
る。使用される不活性溶剤は、反応に関与しなければ、
特に制限されず、例えば、ヘキサン、ベンゼン,トルエ
ンのような炭化水素類、ジクロルメタン、クロロホル
ム、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン化炭化水
素類、エーテル、テトラヒドロフラン,ジオキサンのよ
うなエーテル類、アセトン、メチルエチルケトンのよう
なケトン類、アセトニトリルのようなニトリル類、N,
N−ジメチルアセトアミド,N,N−ジメチルホルムア
ミド,N−メチル−2−ピロリジノン、ヘキサメチルホ
スホルアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド
のようなスルホキシド類、水又はこれらの混合溶剤であ
り得、好適には、エーテル類、ケトン類、アミド類、ス
ルホキシド類、水又はこれらの混合溶剤である。反応温
度は、原料化合物(V) および(VI)、溶剤並びに塩基の種
類により異なるが、通常0℃乃至100℃(好適には、
20℃乃至80℃)であり、反応時間は、反応温度等に
より異なるが、30分間乃至48時間(好適には1乃至
24時間)である。
【0060】反応終了後、本反応の目的化合物(I'b)
は、常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、溶剤を減圧留去することによって又は溶剤を減圧留
去した後、残留物に水を加え、酢酸エチルのような水不
混和性有機溶媒で抽出し、無水硫酸マグネシウム等で乾
燥後、溶媒を留去することにより得ることができ、必要
ならば、常法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフ
ィー等でさらに精製することができる。
【0061】第B3工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):第B2工程により生成したヒドロキシ基を
アシル化する反応 反応(b):R1a、R3a、R4a及び/又はA’に含まれ
るヒドロキシの保護基を除去する反応及び 反応(c):シアノ基をカルバモイル基に変換する方法 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0062】反応(a):反応(a)におけるヒドロキ
シ基のアシル化反応は、有機合成化学で周知の方法によ
り行われる。例えば、不活性溶剤(好適には、ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、ジクロルメタ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素,酢酸エ
チルのようなエステル類、テトラヒドロフラン,ジオキ
サンのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、N,N−ジメチルアセトアミドの
ようなアミド類)中、塩基存在又は不存在下(塩基は、
好適には、トリエチルアミン、ピリジン、ジエチルイソ
プロピルアミン、4−ジメチルアミノピリジンのような
有機三級アミン類)、アセチルクロライド、プロピオニ
ルクロライド、ブチリルブロマイド、バレリルクロライ
ド、ピバロノイルクロライドのようなC2 −C5 アルカ
ノイルハライド、ギ酸と酢酸の混合酸無水物、無水酢
酸、無水プロピオン酸、無水ブタン酸、無水吉草酸、無
水ピバル酸のようなC2 −C6 カルボン酸無水物、無水
コハク酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸、無水ピメ
リン酸、無水スベリン酸のような環状酸無水物を反応さ
せることにより行われる。反応温度は、通常−10℃乃
至120℃(好適には、0℃乃至80℃)であり、反応
時間は、反応温度等により異なるが、通常30分間乃至
24時間(好適には、1乃至16時間)である。
【0063】反応終了後、反応生成物は、常法により反
応混合物から採取することができ、例えば、前述したA
法の第A1工程の化合物を採取する方法と同様の操作に
より行われる。
【0064】反応(b)反応(b)におけるR1a、R
3a、R4a及び/又はA’に含まれるヒドロキシの保護基
を除去する反応は、前述したA法の第A1工程の反応
(a)と同様に行われる。また、保護基の種類と除去の
条件を選択することにより、R1a、R3a、R4a及び/又
はA’に含まれる保護基を選択的に除去することができ
る。
【0065】反応(c):反応(c)におけるシアノ基
をカルバモイル基に変換する反応は、前述したA法の第
A2工程の反応(b)と同様に行われる。
【0066】C法は、化合物(I) において、R2 が式
−D−R6 (式中、R6 及びDは、前述したものと同意
義を示す。)を有する化合物(Ic)製造する方法である。
第C1工程は、一般式(I'c) を有する化合物を製造する
工程で、化合物(II)と一般式(VII) を有する化合物を反
応させることにより達成され、本反応は、前記A法第A
1工程と同様に行われる。
【0067】第C2工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):R1a、R6a/又はA’に含まれるヒドロキ
シの保護基を除去する反応、 反応(b):反応(a)により生成したヒドロキシ基を
アルキル化、アシル化、カルバモイル化又は酸化する反
応 反応(c):反応(b)により生成したオキソ基をヒド
ロキシイミノ基等に変換する反応 反応(d):R6aに含まれる窒素原子、アミノ基等の保
護基を除去する反応 反応(e):ヒドロキシ基をアミノ基に変換する反応 反応(f):R6aに含まれるアルコキシカルボニル基を
メチル基に又はアルカノイル基をアルキル基に変換する
反応 反応(g):R6aに含まれる=NH基をアルキルする反
応及び 反応(h):シアノ基をカルバモイル基に変換する方法 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0068】反応(a):反応(a)におけるR1a及び
6aに含まれるヒドロキシの保護基を除去する反応は、
前記第A2工程の反応(a)と同様に行なわれる。ま
た、反応条件を選択することによって、R6aに含まれる
保護基のみを選択的に除去できる。
【0069】反応(b):反応(b)におけるヒドロキ
シ基をアルキル化、アシル化又はカルバモイル化する反
応は、塩基の存在下又は不存在下に、アルキル化、アシ
ル化又はカルバモイル化剤を作用させて、前記第B3工
程の反応(a)と同様に行なわれる。
【0070】使用されるアルキル化、アシル化又はカル
バモイル化剤としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、
ヨウ化プロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ペンチル、ヨウ
化ヘキシルのようなC1 −C6 アルキルハライド、ホル
ミルオキシメチルクロライド、アセトキシメチルクロラ
イド、アセトキシメチルヨーダイド、プロピオニルオキ
シメチルヨーダイド、ブチリルオキシメチルヨーダイ
ド、バレリルオキシメチルヨーダイド、ピバロイルオキ
シメチルクロライド、ピバロイルオキシメチルブロマイ
ド、ピバロイルオキシメチルヨーダイドのようなC1
6 アルカノイルオキシC1 −C6 アルキルハライ
ド、、クロロ炭酸メチル、ブロモ炭酸メチル、クロロ炭
酸エチル、クロロ炭酸プロピル、クロロ炭酸イソプロピ
ル、クロロ炭酸ブチル、クロロ炭酸t−ブチル、クロロ
炭酸ペンチル、クロロ炭酸ヘキシル、クロロ炭酸ヘプチ
ル、クロロ炭酸オクチル、クロロ炭酸ノニル、クロロ炭
酸デシル、クロロ炭酸ウンデシル、クロロ炭酸ドデシ
ル、クロロ炭酸トリデシル、クロロ炭酸テトラデシルの
ようなハロゲノ炭酸C1 −C14アルキル、クロロ炭酸フ
ェニル、クロロ炭酸トリル、クロロ炭酸フルオロフェニ
ル、クロロ炭酸クロロフェニル、クロロ炭酸メトキシフ
ェニル、クロロ炭酸ナフチルのようなハロゲノ炭酸C6
−C10アリール、アセチルクロライド、プロピオニルク
ロライド、ブチリルクロライド、ブチリルブロマイド、
イソブチリルクロライド、バレリルクロライド、ピバロ
イルクロライド、ヘキサノイルクロライド、3,3−ジ
メチルブチリルクロライド、ヘプタノイルクロライド、
オクタノイルクロライド、ノナノイルクロライド、デカ
ノイルクロライド、ラウロイルクロライド、ミリストイ
ルクロライド、パルミトイルクロライド、ステアロイル
クロライド、エイコサノイルクロライド、ドコサノイル
クロライド、アクリロイルクロライド、メタアクリロイ
ルクロライド、クロトノイルクロライド、リノレロイル
クロライドのような二重結合を有していてもよいC2
20アルカノイルハライド、ギ酸と酢酸の混合酸無水
物、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水ブタン酸、無水
吉草酸、無水ピバル酸、無水ヘキサン酸、無水ヘプタン
酸、無水オクタン酸、無水ノナン酸、無水デカン酸、無
水ラウリン酸、無水ミリスチン酸、無水パルミチン酸、
無水アクリル酸、無水メタアクリル酸、無水クロトン
酸、無水リノール酸のような二重結合を有していてもよ
いC2 −C20カルボン酸無水物、安息香酸クロライド、
安息香酸ブロマイド、安息香酸ヨーダイド、メチル安息
香酸クロライド、メトキシ安息香酸クロライド、フルオ
ロ安息香酸クロライド、クロロ安息香酸クロライド、ナ
フチルカルボンクロライドのようなC6 −C10アリール
カルボン酸ハライド、無水安息香酸、無水メチル安息香
酸、無水メトキシ安息香酸、無水フルオロ安息香酸、無
水クロロ安息香酸、無水ナフチルカルボン酸のようなC
6 −C10アリールカルボン酸無水物、無水コハク酸、無
水グルタル酸、無水アジピン酸、無水ピメリン酸、無水
スベリン酸のような環状酸無水物、イソシアン酸、メチ
ルイソシアネート、エチルイソシアネート、プロピルイ
ソシアネート、ブチルイソシアネート、ペンチルイソシ
アネート、ヘキシルイソシアネートのようなC1 −C6
アルキルイソシアネート、フェニルイソシアネート、ト
リルイソシアネート、メトキシフェニルイソシアネー
ト、フルオロフェニルイソシアネート、クロロフェニル
イソシアネート、ナフチルイソシアネートのようなC6
−C10アリールイソシアネート、N,N−ジメチルカル
バモイルクロリド、N,N−ジエチルカルバモイルクロ
リド、N,N−ジプロピルカルバモイルクロリド、N,
N−ジブチルカルバモイルクロリド、N,N−ジペンチ
ルカルバモイルクロリド、N,N−ジヘキシルカルバモ
イルクロリドのようなジ−C1 −C6 アルキルカルバモ
イルハライドを挙げることができる。
【0071】又、使用される塩基としては、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;弗化
ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化
物;水素化ナトリウムのような水素化アルカリ金属また
はトリエチルアミン、ピリジン、ジエチルイソプロピル
アミン、4−ジメチルアミノピリジンのような有機三級
アミン類を挙げることができる。
【0072】また、ヒドロキシ基をアシル化する反応
は、相当するヒドロキシ化合物とカルボン酸(例えば、
酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、吉草酸、ヘキサン酸、
3,3−ジメチルブタン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、
ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、エイコサン酸、ドコサン酸、
アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、リノレン酸
のような二重結合を有していてもよいC2 −C20脂肪族
カルボン酸、t−ブチルマロン酸、t−ブチルこはく
酸、t−ブチルグルタル酸、t−ブチルアジピン酸、t
−ブチルピメリン酸、t−ブチルスベリン酸のようなジ
カルボン酸モノアルキルまたは安息香酸、メチル安息香
酸、メトキシ安息香酸、フルオロ安息香酸、クロロ安息
香酸、ナフチルカルボン酸のようなC6 −C10アリール
カルボン酸等)を前記第A1工程のZがヒドロキシ基で
ある場合と同様に反応させることによっても行なわれ
る。また、得られたt−ブチルエステル化合物は、前記
第A2工程の反応(a)と同様に、酸と処理して、目的
のカルボキシで置換されたC2 −C7 アルカノイルオキ
シ化合物に導くことができる。
【0073】ヒドロキシ基を酸化する反応は、不活性溶
剤中、相当する化合物を酸化剤と反応させることにより
行なわれる。
【0074】使用される酸化剤は、ヒドロキシ基をオキ
ソ基に酸化するものなら特に限定されないが、例えば、
修酸ハライド(修酸クロライド、修酸ブロマイド等)−
ジメチルスルホキシド、無水クロム酸−ピリジン、であ
り、好適には、修酸ハライド(特に、修酸クロライド)
−ジメチルスルホキシドである。
【0075】使用される不活性溶剤は、例えば、ジクロ
ルメタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、テトラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル
類、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類で
あり、好適には、ハロゲン化炭化水素類である。
【0076】反応温度は、通常−10℃乃至50℃(好
適には、0℃乃至30℃)であり、反応時間は、反応温
度等により異なるが、通常15分間乃至20時間(好適
には、30分間乃至10時間)である。
【0077】反応終了後、反応生成物は、常法により反
応混合物から採取することができ、例えば、不溶物が存
在する場合は、適宜濾別し、反応液が酸性若しくはアル
カリ性の場合は、適宜中和した後、前述したA法の第A
1工程の化合物を採取する方法と同様の操作により行わ
れる。
【0078】反応(c):反応(c)におけるオキソ基
をヒドロキシイミノ基等に変換する反応は、不活性溶剤
中、相当する化合物を一般式 NH2 OR7 (式中、R7 は、水素原子又はC1 −C6 アルキル基を
示す。)を有する化合物またはその酸付加塩(例えば、
塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような鉱酸塩)と反応させる
ことにより行なわれる。
【0079】使用される不活性溶剤は、例えば、ジクロ
ルメタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、テトラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル
類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、
N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類)であ
り、好適には、アルコール類である。
【0080】また、酸付加塩を使用する場合は、塩基
(例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、安息香酸ナ
トリウム、安息香酸カリウムのようなアルカリ金属カル
ボン酸塩等)の存在下に、好適に行われる。
【0081】反応温度は、通常−10℃乃至50℃(好
適には、0℃乃至30℃)であり、反応時間は、反応温
度等により異なるが、通常15分間乃至20時間(好適
には、30分間乃至10時間)である。
【0082】反応終了後、反応生成物は、常法により反
応混合物から採取することができ、例えば、反応液がア
ルカリ性の場合は、適宜中和した後、前述したA法の第
A1工程の化合物を採取する方法と同様の操作により行
われる。
【0083】反応(d):反応(d)におけるR6aに含
まれる窒素原子の保護基を除去する反応は、保護基の種
類により異なり、有機合成化学でよく知られている方法
で行われる。窒素原子の保護基がアリールメチル基又は
アリールメトキシカルボニル基である場合には、前記第
A2工程の反応(a)のヒドロキシの保護基がアリール
メチル基である場合の除去反応と同様に行なわれる。
【0084】窒素原子の保護基がt−ブトキシカルボニ
ル基である場合には、前記第A2工程の反応(a)のヒ
ドロキシの保護基がメトキシメチル基等である場合の除
去反応と同様に行なわれる。
【0085】さらに、窒素原子の保護基がアルコキシカ
ルボニル残基である場合には、不活性溶剤(好適には、
メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、水また
は水と上記有機溶剤との混合溶剤)中、塩基(好適に
は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物または炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩)と、反
応させ、加水分解によって、相当する保護基が除去され
る。
【0086】反応温度は、溶媒等により異なるが、通常
0℃乃至100℃(好適には、室温乃至60℃)であ
り、反応時間は、反応温度等により異なるが、通常30
分間乃至24時間(好適には、1時間乃至16時間)で
ある。反応終了後、反応生成物は、常法により反応混合
物から採取することができ、例えば、前述したA法の第
A1工程の化合物を採取する方法と同様の操作により行
われる。
【0087】反応(e):反応(e)におけるヒドロキ
シ基をアミノ基に変換する反応は、ヒドロキシ基をスル
ホニルオキシ基に変換し、スルホニルオキシ基をアジド
基に変換するか、ヒドロキシ基をハロゲン原子(好適に
は、塩素、臭素又は沃素)に変換し、ハロゲン原子をア
ジド基に変換した後、アジド基を還元することにより行
われる。
【0088】ヒドロキシ基をスルホニルオキシ基に変換
する反応は、塩基の存在下又は不存在下に、スルホニル
化剤(例えば、メタンスルホニルクロライド、メタンス
ルホニルブロマイド、エタンスルホニルクロライド、ブ
タンスルホニルクロライドのようなC1 −C4 アルカン
スルホニルハライド、ベンゼンスルホニルクロライド、
ベンゼンスルホニルブロマイド、p−トルエンスルホニ
ルクロライド、ナフチルスルホニルクロライドのような
6 −C10アリールスルホニルハライド等、好適には、
メタンスルホニルクロライド、ベンゼンスルホニルクロ
ライドまたはp−トルエンスルホニルクロライド)を作
用させて、前記第B3工程の反応(a)と同様に行なわ
れる。
【0089】ヒドロキシ基をハロゲン原子に変換する反
応は、塩基の存在下又は不存在下、ハロゲン化剤(例え
ば、塩化チオニル、臭化チオニルのようなハロゲン化チ
オニル、オキシ塩化リン、オキシ臭化リンのようなオキ
シハロゲン化リン、三塩化リン、三臭化リン、三沃化リ
ン、五塩化リン、五臭化リンのようなハロゲン化リン、
トリフェニルホスフィンジクロリド、トリフェニルホス
フィンジブロミド、トリフェニルホスフィンジアイオダ
イドのようなC6 −C10アリールホスフィンジハライ
ド、トリフェニルホスフィンのようなトリC6 −C10
リールホスフィンと四塩化炭素、四臭化炭素、四沃化炭
素のような四ハロゲン化炭素の混合物、トリフェニルホ
スフィンのようなトリC6 −C10アリールホスフィンと
N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド
のようなN−ハロゲノコハク酸イミド類の混合物等、好
適には、ハロゲン化チオニル、ハロゲン化リン又はC6
−C10アリールホスフィンジハライド、特に好適には、
塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リン、トリフェニル
ホスフィンジクロリド、トリフェニルホスフィンジブロ
ミド又はトリフェニルホスフィンジアイオダイド)を作
用させて、前記第B3工程の反応(a)と同様に行なわ
れる。
【0090】スルホニルオキシ基又はハロゲン原子をア
ジド基に変換する反応は、不活性溶剤(好適には、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミ
ド類)中、相当する化合物をアルカリ金属アジド(好適
には、ナトリウムアジト、カリウムアジト)と、0℃乃
至150℃(好適には室温乃至100℃)で、30分間
乃至20時間(好適には、1時間乃至10時間)反応さ
せることにより行われる。
【0091】アジド基を還元する反応は、後述する本工
程の反応(f)と同様に行われる。反応終了後、各反応
の生成物は、常法により反応混合物から採取することが
でき、例えば、前述したA法の第A1工程の化合物を採
取する方法と同様の操作により行われる。
【0092】反応(f):反応(f)におけるR6aに含
まれるアルコキシカルボニル基をメチル基に又はアルカ
ノイル基をアルキル基に変換する反応は、不活性溶剤
(好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類)中、還元剤(好適には、水素化
リチウムアルミニウムのようなアルカリ水素化アルミニ
ウム)と、反応させることによって行なわれる。反応温
度は、溶媒等により異なるが、通常0℃乃至100℃
(好適には室温乃至80℃)であり、反応時間は、反応
温度等により異なるが、通常30分間乃至24時間(好
適には、1時間乃至16時間)である。反応終了後、反
応生成物は、常法により反応混合物から採取することが
でき、例えば、前述したA法の第A1工程の化合物を採
取する方法と同様の操作により行われる。
【0093】反応(g):反応(g)におけるR6aに含
まれる=NH基をアルキル化する反応は、アルキル化剤
として、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピ
ル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ペンチル、ヨウ化ヘキシルの
ようなC1 −C6 アルキルハライドを、塩基(例えば、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩;水素化ナトリウムのような水素化アルカリ金属)
の存在下に作用させて、前記第B3工程の反応(a)と
同様に行なわれる。
【0094】反応(h):反応(h)におけるシアノ基
をカルバモイル基に変換する反応は、前述したA法の第
A2工程の反応(c)と同様に行われる。また、化合物
(I)は、常法に従って、酸で処理することによって薬
理上許容し得る塩に変換することができる。例えば、不
活性溶剤(好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、メタノール、エタノー
ルのようなアルコール類、メチレンクロリド、クロロホ
ルムのようなハロゲン化炭化水素類)中、相当する酸と
室温で5分間乃至1時間反応させ、溶剤を減圧で留去す
ることによって得ることができる。また、酸性の樹脂カ
ラム[例えば、CM−セファデックスC−25(登録商
標)等]に化合物(I)又はその酸付加塩を吸着させ、
希塩酸を溶出することによって、塩酸塩を得ることがで
きる。A−C法の原料化合物(II)は、公知であるか公知
の方法に従って製造される(例えば、特開昭55-20740号
公報、特開平2-304022号公報、特開平6-234736号公報、
特開平6-306025号公報等)。
【0095】化合物(I)は、すぐれたスクアレンシン
ターゼ阻害作用を有し、かつ、毒性も少ないので、スク
アレンシンターゼ阻害剤、高脂血症治療剤もしくは予防
剤、動脈硬化症治療剤もしくは予防剤またはこれらの疾
患に起因する各種疾病、例えば、冠動脈疾患、脳血管障
害等の治療剤もしくは予防剤として有用である。
【0096】本発明の化合物(I)およびその薬理上許
容される塩類を高脂血症治療剤または予防剤として使用
する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容
される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又
は注射剤等による非経口的に投与することができる。
【0097】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビットのような糖誘
導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デ
ンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのよ
うなデンプン誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチル
セルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラ
ビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪酸、合
成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム
のような珪酸塩誘導体;リン酸カルシウムのようなリン
酸塩誘導体;炭酸カルシウムのような炭酸塩誘導体;硫
酸カルシウムのような硫酸塩誘導体等)、結合剤(例え
ば、前記の賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;
マグロゴール等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;ク
ロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスター
チナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学
修飾された、デンプン、セルロース誘導体等)、滑沢剤
(例えば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシ
ウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸
金属塩;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイロウのような
ラックス類;硼酸;グリコール;フマル酸、アジピン酸
のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカ
ルボン酸ナトリウム塩;硫酸ナトリウムのような硫酸類
塩;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸
マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸
水和物のような珪酸類;前記の賦形剤におけるデンプン
誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベン、プロピ
ルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;ク
ロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチル
アルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウ
ム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チ
メロサール;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯味矯臭剤
(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料
等)、希釈剤、注射剤用溶剤(例えば、水、エタノー
ル、グリセリン等)等の添加剤を用いて周知の方法で製
造される。その使用量は症状、年齢等により異なるが、
経口投与の場合には、1回当り1日下限1mg(好適に
は、10mg)、上限2000mg(好適には、400
mg)を、静脈内投与の場合には、1回当り1日下限0.
1 mg(好適には、1mg)、上限500mg(好適に
は、300mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回
症状に応じて投与することが望ましい。以下に、試験
例、製造例及び製剤例を示し、本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明の範囲は、これらに限定されるもので
はない。
【0098】
【実施例】
試験例1 スクアレンシンターゼ阻害活性 スクアレンシンターゼ阻害活性は、文献記載の方法[米
国特許第5,102,907 号、 Anal. Biochem. 203, 310 (19
92) 等]によって測定した。すなわち、嫌気条件下、16
x 110 mm のスピッツ管で反応を行った。反応液組成を
以下に示す。反応液1アッセイ100 μl 中に、50mM KH
2PO4/K2HPO4 (pH 7.5:リン酸二水素カリウム−リン酸水
素二カリウム緩衝液、 10mM NaF (フッ化ナトリウム)
、10mM MgCl2 (塩化マグネシウム) 、2mM DTT ( ジチ
オスレイトール) 、50mMアスコルビン酸、20単位/ml ア
スコルビン酸オキシダーゼ 、1mM NADPH( ニコチンア
ミドアデニンジヌクレオチドリン酸) 、10μM [4-
14C]−FPP(ファルネシルピロリン酸; 58μCi/ μmo
l)、60μg/ml ラット肝ミクロソーム懸濁液及び阻害剤
溶液 (試験化合物のメタノールまたは水溶液 5μl)を含
む。ラット肝ミクロソーム懸濁液を最後に添加して反応
を開始した。反応は37℃の恒温槽で行い、20分間の
インキュベート後、100 μl の40%KOH(含水水酸化カリ
ウム) と95% EtOH( 含水エタノール) の1:1 混合液を添
加して、反応を停止した。これをさらに65℃で、30
分間加熱した後に冷却し、2mlのヘキサンを加えてスク
アレンを抽出した。ヘキサン層のうち1ml を採り、10ml
のシンチレーターと混合して、液体シンチレーションカ
ウンターで放射能を測定した。試験化合物の阻害活性
は、該酵素反応液中において、該試験化合物を含む被検
体を、酵素標品及び基質とコ・インキュベートさせるこ
とにより、該酵素活性に対する阻害活性を測定した。好
ましい試験化合物の50% 阻害濃度(IC50)を表2に示す。
【0099】
【表2】 ───────────────────────────── 化合物 IC50 μM ───────────────────────────── 例示化合物番号38の化合物 0.84 例示化合物番号43の化合物 0.37 例示化合物番号130(製造例18)の化合物 0.64 例示化合物番号364(製造例25)の化合物 0.43 例示化合物番号368(製造例26)の化合物 0.50 例示化合物番号497(製造例28)の化合物 0.51 例示化合物番号501(製造例27)の化合物 0.32 例示化合物番号929(製造例29)の化合物 0.33 例示化合物番号931(製造例45)の化合物 0.89 例示化合物番号931(製造例46)の化合物 0.97 例示化合物番号950の化合物 0.61 例示化合物番号990の化合物 0.62 例示化合物番号1022の化合物 0.69 例示化合物番号1046の化合物 0.63 例示化合物番号1199の化合物 0.92 例示化合物番号1203の化合物 0.55 例示化合物番号1204の化合物 0.85 ───────────────────────────── 。
【0100】製造例1 3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]
ピペリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.70gをN,N−ジメチルアセトアミド30mlに
溶解し、カリウム t−ブトキシド0.965gを氷冷
下に加え15分間攪拌した。この溶液に1−t−ブトキ
シカルボニル−3−(p−トルエンスルホニルオキシメ
チル)ピペリジン3.18gをN,N−ジメチルアセト
アミド30mlに溶解して同温度で滴下した。滴下完了後
55℃に加温し、1.5時間攪拌した。反応液を冷却
し、酢酸エチル200mlおよび水100mlを加えて振り
混ぜ、有機溶媒層を分取した。これを食塩水で2回洗浄
し、無水硫酸マグネシウムを用いて脱水した後、減圧濃
縮して油状物を得た。これを、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3:
1)で精製して、標記化合物4.54g(収率95%)
を無色の油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜2.
1(9H,m), 1.45(9H,s),2.55〜2.9 (6H,m), 3.7 〜4.2(4
H,m), 3.78(3H,s), 6.7〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,
m)。 (b)3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェ
ノキシメチル]ピペリジン1.79gをジオキサン5ml
に溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加え、
2時間室温で静置した。溶媒を減圧除去し、残留物を酢
酸エチル20mlに溶解して静置し、析出した結晶を濾取
し、真空で乾燥して、標記化合物1.31g(収率85
%)を針状結晶として得た。 融点:136〜137℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜2.
2(9H,m), 2.4 〜2.95(6H,m), 3.4 〜3.6(2H,m), 3.75
〜4.0(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.89(1
H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。
【0101】製造例2 3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[4−
(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]
ピペリジン 2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.05g、カリウム t−ブトキシド1.14gお
よび1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トルエン
スルホニルオキシ)メチルピペリジン3.75gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド40ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)で精製して、標記化合物3.50g(収率96%)
を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.25〜2.1
(9H,m), 1.45(9H,s),2.5 〜2.9(6H,m), 3.7〜4.25(4H,
m), 3.78(3H,s), 6.75〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m)
。 (b)3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前記工程(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェ
ノキシメチル]ピペリジン1.50gを4規定塩化水素
−ジオキサン溶液15mlに溶解し、室温で30分静置
した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化
合物1.12g(収率87%)を無色針状結晶として得
た。 融点:189〜190 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.35〜2.15
(8H,m), 2.4 〜2.9(7H,m), 3.45 〜3.6(2H,m), 3.75 〜
4.0(2H,m), 3.77(3H,s), 6.7〜6.95(4H,m),7.05〜7.2(4
H,m) 。
【0102】製造例3 3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 製造例2(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル
−3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシメチル]ピペリジン2.00gをテトラヒド
ロフラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウ
ムアルミニウム0.34gとテトラヒドロフラン25m
lの混合液中に滴下し、反応液を室温として、1.5時
間攪拌した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和
物を加えて、過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去
し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=
20/1)を用いて精製して、標記化合物1.55g
(収率96%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.0〜1.25
(1H,m), 1.5 〜2.3(10H,m), 2.30(3H,s), 2.5〜2.7(4H,
m), 2.75 〜2.9(1H,m), 2.9〜3.1(1H,m),3.7 〜3.9(2H,
m), 3.78(3H,s), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m)
。 (b)3−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 前記工程(a)で得た3−[2−[4−(4−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピ
ペリジン1.55gを酢酸エチル15mlに溶解し、4
規定塩化水素−ジオキサン溶液1.58mlを加えて、
氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物1.43g(収率84%)を無色針状晶として
得た。 融点:155〜156 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.4〜2.0
(7H,m), 2.3〜3.0(8H,m), 2.72 および2.74(計3H, 各
s), 3.4 〜3.6(2H,m), 3.78(3H,s), 3.8〜4.0(2H,m),
6.7〜7.0(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。
【0103】製造例4 2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−[2−
[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]
エチル]ピペリジン 2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.02g、カリウムt−ブトキシド1.13gおよ
び1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−(p−トル
エンスルホニルオキシ)エチル]ピペリジン3.88g
を用い、N,N−ジメチルアセトアミド30ml中で製
造例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=5
/1)で精製して、標記化合物3.65g(収率99
%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.39(9H,
s), 1.5 〜1.75(10H, m), 1.8 〜1.95(1H,m), 2.1 〜2.
3(1H,m), 2.5〜2.7(4H,m), 2.75 〜2.9(1H,m),3.78(3H,
s), 3.85〜4.1(3H,m), 4.35 〜4.55(1H,m), 6.75〜6.9
(4H,m), 7.05 〜7.2 (4H,m)。 (b)2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−2−
[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]エチル]ピペリジン1.60gをエーテル
30ml中、4規定塩化水素−ジオキサン溶液15ml
を加え、室温で30分静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物1.09g(収率79
%)を無色結晶として得た。 融点:102〜103 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.4〜2.1
(10H,m), 2.1 〜2.3(1H,m), 2.45 〜2.7(5H,m), 2.7〜
2.9(1H,m), 3.1〜3.3(1H,m), 3.4〜3.55(1H,m),3.77(3
H,s), 3.95〜4.2(2H,m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.0〜7.2
(4H,m) 。
【0104】製造例5 2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリジンクエ
ン酸塩 (a)2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジン 製造例4(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル
−2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシ]エチル]ピペリジン2.00gをテ
トラヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素
化リチウムアルミニウム0.33gとテトラヒドロフラ
ン25mlの混合液中に滴下し、反応液を室温として、
4.5時間攪拌した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム
10水和物を加えて、過剰の水素化物を分解した。不溶
物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−(溶出溶剤:塩化メチレン/メタ
ノール=20/1)を用いて精製して、標記化合物1.
45g(収率89%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.2〜2.05
(10H,m), 2.1〜2.05(3H,m), 2.38(3H,s), 2.5 〜2.7(5
H,m), 2.85 〜3.05(1H,m), 3.78(3H,s), 3.9〜4.1(2H,
m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジンクエン酸塩 前工程(a)で得た2−[2−[2−[4−(4−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピペリジン1.45gをエタノールに5mlに溶解
し、クエン酸1水和物799mgのエタノール5ml溶
液を加えて、濃縮した。得られた油状物を酢酸エチル3
0mlに溶解し、氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真
空で乾燥して、標記化合物1.98g(収率91%)を
無色結晶として得た。 融点:99〜101 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.2〜3.2
(23H,m), 2.78(3H,s),3.77(3H,s), 3.95〜4.2(2H,m),
6.85 〜6.95(4H,m), 7.0 〜7.2(4H,m) 。
【0105】製造例6 4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−4−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]ピペリ
ジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.65g、1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒド
ロキシピペリジン1.30gおよびトリフェニルホスフ
ィン1.86gを塩化メチレン15mlに溶解し、アゾ
ジカルボン酸ジエチル1.24gの塩化メチレン15m
l溶液をゆっくり滴下し、室温で3.5時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルと水を用いて分
液抽出した。抽出液を減圧濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=
4/1)で精製して、標記化合物2.30g(収率82
%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.48(9H,
s), 1.5 〜1.95(8H,m),2.55〜2.7(4H,m), 3.35 〜3.65
(4H,m), 3.79(3H,s), 4.55〜4.65(1H,m), 6.7 〜6.9(5
H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (b)4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]ピペリジン塩酸塩 前工程で(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−4
−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェ
ノキシ]ピペリジン1.00gに4規定塩化水素−ジオ
キサン溶液16mlを加えて溶解し、室温で30分静置
した。析出した結晶に酢酸エチル30mlを加え、結晶
を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.71g(収
率83%)を無色結晶として得た。 融点:104〜105 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.75
(4H,m), 2.05〜2.4(4H,m), 2.62(4H,t,J=6.9Hz), 3.2〜
3.4(4H,m), 3.79(3H,s), 4.6〜4.7(1H,m), 6.7〜6.8(4
H,m), 6.90(1H,t,J=7.3Hz), 7.1〜7.25(3H,m)。
【0106】製造例7 4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン 製造例6(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル
−4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]ピペリジン1.30gをテトラヒドロフラ
ン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアル
ミニウム0.23gとテトラヒドロフラン15mlの混
合液中に滴下し、反応液を室温として、2.5時間攪拌
した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物を加
えて、過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=20/
1)を用いて精製して、標記化合物0.90g(収率8
6%)を油状として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.8
(4H,m), 1.8〜2.1(4H,m), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.32(3H,
s), 2.55 〜2.75(6H,m), 3.78(3H,s), 4.3 〜4.45(1H,
m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (b)4−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン塩酸塩 前記工程(a)で得た4−[2−[4−(3−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシ]−1−メチルピペリジ
ン0.90gを酢酸エチル10mlに溶解し、氷冷下に
4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.76mlを加え
て、静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物0.41g(収率42%)を無色結晶と
して得た。 融点:122〜123 0C。
【0107】NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ pp
m:1.55〜1.8(4H,m), 2.05 〜2.2(2H,m), 2.5〜2.75(6
H,m), 2.65および2.66 (計3H、 各s), 2.85〜3.05(2H,
m), 3.2〜3.35(2H,m), 3.78(3H,s), 4.63〜4.75(1H,m),
6.65〜6.8(4H,m), 6.92(1H,t,J=6.9Hz), 7.1 〜7.25(3
H,m)。
【0108】製造例8 4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−4−[2−[4−
(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]ピペリ
ジン 製造例6(a)と同様にして、2−[4−(4−メトキ
シフェニル)ブチル]フェノール2.00g、1−t−
ブトキシドカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン1.
73gおよびトリフェニルホスフィン2.25gを塩化
メチレン30mlに溶解し、アゾジカルボン酸ジエチル
1.50gの塩化メチレン10ml溶液を滴下、して縮
合した。製造例6(a)と同様に抽出し、減圧濃縮して
得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、標
記化合物2.90g(収率85%)を無色の油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.48(9H,
s), 1.55〜1.95(8H,m),2.55〜2.8(4H,m), 3.35 〜3.7(4
H,m), 3.78(3H,s), 4.45 〜4.55(1H,m), 6.75〜6.9(4H,
m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。 (b)4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]ピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−4−
[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシ]ピペリジン1.10gを製造例6(b)工程と同
様にして、4規定塩化水素−ジオキサン溶液15mlを
加えて処理し、得られた結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物0.82g(収率87%)を無色結晶と
して得た。 融点:145〜146 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.5〜1.8
(4H,m), 2.0〜2.2(2H,m), 2.2〜2.4(2H,m), 2.5〜2.7(4
H,m), 3.2〜3.4(4H,m), 3.78(3H.s), 4.55〜4.75(1H,
m), 6.7 〜6.9(3H,m), 6.90(1H,t,J=6.9Hz), 7.05 〜7.
2(4H,m) 。
【0109】製造例9 4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン 製造例8(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル
−4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]ピペリジン1.80gをテトラヒドロフラ
ン15mlに溶解し、製造例7(a)工程と同様にし
て、水素化リチウムアルミニウム0.32gのテトラヒ
ドロフラン20mlの混合液中に滴下して、N−メチル
化し、後処理して得た残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=2
0/1)を用いて精製して、標記化合物1.18g(収
率82%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.8
(4H,m), 1.8〜2.2(4H,m), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.31(3H,
s), 2.5〜2.8(6H,m), 3.78(3H,s), 4.3〜4.45(1H,m),
6.75〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。 (b)4−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た4−[2−[4−(4−メトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン
1.18gを酢酸エチル10mlに溶解し、氷冷下に4
規定塩化水素−ジオキサン溶液1.00mlを加えて、
静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物0.93g(収率71%)を無色結晶として得
た。 融点:100〜102 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.8
(4H,m), 2.05 〜2.25(2H,m), 2.5 〜2.8(6H,m), 2.66
および2.67 (計3H、 各s), 2.8 〜3.1(2H,m),3.2 〜3.4
(2H,m), 3.77(3H,s), 4.6〜4.8(1H,m), 6.7〜6.9(3H,
m), 6.92(1H,t,J=7.3Hz), 7.0 〜7.25(4H,m)。
【0110】製造例10 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]ピペリジン塩酸塩 (a)1ーt−ブトキシカルボニル−4−[2−[4−
(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]ピペリ
ジン 製造例6(a)と同様にして2−[4−(2−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノール2.00g、1−t−ブ
トキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン2.04
gおよびトリフェニルホスフィン2.66gを塩化メチ
レン30mlに溶解し、アゾジカルボン酸ジエチル1.
78gの塩化メチレン10ml溶液を滴下して、縮合し
た。製造例6(a)と同様に抽出し、減圧濃縮して得た
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
剤:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製して、標記
化合物3.10g(収率90%)を無色の油状物として
得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.48(9H,
s), 1.5 〜1.95(8H,m),2.55〜2.75(4H,m), 3.35〜3.65
(4H,m), 3.81(3H,s), 4.45〜4.6(1H,m), 6.7〜6.95(4H,
m), 7.05〜7.25(4H,m)。 (b)4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]ピペリジン塩酸塩 前工程で(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−4
−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェ
ノキシ]ピペリジン1.10gを製造例6(b)工程と
同様にして、4規定塩化水素−ジオキサン溶液12ml
を加えて処理し、得られた結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物0.40g(収率43%)を無色結晶と
して得た。 融点:142〜144 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.8
(4H,m), 2.0〜2.2(2H,m), 2.2 〜2.45(2H,m), 2.55〜2.
75(4H,m), 3.15〜3.45(4H,m), 3.81(3H,s),4.55〜4.75
(1H,m), 6.77(1H,d,J=8.6Hz), 6.8 〜7.0(3H,m),7.05〜
7.2(4H,m)。
【0111】製造例11 4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシ]−1−メチルピペリジンクエン酸塩 (a)4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン 製造例10(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニ
ル−4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]ピペリジン2.00gをテトラヒドロ
フラン15mlに溶解し、製造例7(a)工程と同様に
して、水素化リチウムアルミニウム0.35gのテトラ
ヒドロフラン25ml混合液中に滴下して、N−メチル
化し、後処理して得た残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=2
0/1)を用いて精製して、標記化合物1.25g(収
率78%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.75
(4H,m),1.8〜2.1(4H,m), 2.25〜2.45(2H,m), 2.31(3H,
s), 2.55〜2.8(6H,m), 3.81(3H,s), 4.3〜4.45(1H,m),
6.75〜6.95(4H,m), 7.05〜7.2(4H,m) 。 (b)4−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−1−メチルピペリジンクエン酸塩 前工程(a)で得た4−[2−[4−(2−メトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−1−メチルピペリジン
1.25gをエタノール15mlに溶解し、クエン酸1
水和物0.78gを少量のエタノールに溶かし、減圧濃
縮して、油状物を得た。これを酢酸エチル15mlに溶
かし、析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し、標記化合
物1.46g(収率76%)を無色結晶として得た。 融点:89〜91 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.75
(4H,m), 2.0 〜2.4(4H,m), 2.5〜2.7 (4H,m), 2.72(3H,
s), 2.80(2H,d,J=15.5Hz), 2.90(2H,d,J=15.5Hz), 2.8
〜3.1(2H,m), 3.2〜3.5(2H,m), 3.78(3H,s), 4.55 〜4.
75(1H,m), 6.7〜6.95(4H,m), 7.05〜7.2(4H,m) 。
【0112】製造例12 3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[4−
(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]
ピペリジン 2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.00g、カリウム t−ブトキシド1.14gお
よび1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トルエン
スルホニルオキシ)メチルピペリジン3.75gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド40ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)で精製して、標記化合物3.51g(収率99%)
を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.8
(7H,m), 1.45(9H,s),1.8 〜2.1(2H,m), 2.55 〜2.95(6
H,m), 3.7 〜4.2(4H,m), 3.80(3H,s), 6.75 〜6.9(4H,
m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。 (b)3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−3−
[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシメチル]ピペリジン1.50gを4規定塩化水素−
ジオキサン溶液10mlに溶解し、室温で30分静置し
た。析出した結晶に酢酸エチルを加えて、結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物1.18g(収率92
%)を無色結晶として得た。 融点:147〜148 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.4 〜2.2
(8H,m), 2.4〜3.0(7H,m), 3.4〜3.65(2H,m), 3.75〜3.9
5(2H,m), 3.80(3H,s), 6.75(1H,d,J=7.9Hz),6.8 〜6.95
(3H,m), 7.05〜7.2(4H,m) 。
【0113】製造例13 3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 製造例12(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニ
ル−3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン2.10gをテトラ
ヒドロフラン15mlの溶解し、製造例7(a)工程と
同様にして、水素化リチウムアルミニウム0.36gの
テトラヒドロフラン25ml混合液中に滴下して、N−
メチル化し、後処理して得た残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノー
ル=20/1)を用いて精製して、標記化合物1.70
g(定量的)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.0〜1.3
(1H,m), 1.5〜2.4(10H,m), 2.30(3H,s), 2.5 〜2.75(4
H,m), 2.75〜2.9(1H,m), 2.9〜3.1(1H,m), 3.7〜3.9(2
H,m), 3.80(3H,s), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,
m) 。 (b)3−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 前記工程(a)で得た3−[2−[4−(2−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピ
ペリジン1.70gを酢酸エチル20mlに溶解し、4
規定塩化水素−ジオキサン溶液1.27mlを加えた。
析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物
1.41g(収率76%)を無色針状晶として得た。 融点:123〜124 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.45〜1.8
(5H,m), 1.85 〜2.05(2H,m), 2.30〜2.95(8H,m), 2.72
および2.74(計3H, 各s) , 3.4〜3.6(2H,m),3.80(3H,
s), 3.8 〜4.0(2H,m), 6.7〜7.0(4H,m), 7.05 〜7.2(4
H,m) 。
【0114】製造例14 2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−[2−
[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]
エチル]ピペリジン 2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.00g、カリウムt−ブトキシド1.13gおよ
び1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−(p−トル
エンスルホニルオキシ)エチル]ピペリジン3.88g
を用い、N,N−ジメチルアセトアミド40ml中で製
造例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=5
/1)で精製して、標記化合物3.59g(収率98
%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.39(9H,
s), 1.3 〜1.85(10H,m),1.8 〜2.0(1H,m), 2.1〜2.3(1
H,m), 2.55 〜2.7(4H,m), 2.75 〜2.9(1H,m).3.81(3H,
s), 3.85〜4.1(3H,m), 4.4〜4.55(1H,m), 6.75〜6.9(4
H,m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−2−
[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]エチル]ピペリジン1.54gをジオキサ
ン15mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液
15mlを加え、室温で30分静置した。析出した結晶
に酢酸エチル20mlを加えて、瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物1.13g(収率85%)を無色結晶と
して得た。 融点:128〜129 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜2.1
(10H,m), 2.1 〜2.3(1H,m), 2.45 〜2.9(6H,m), 3.15
〜3.35(1H,m), 3.4 〜3.55(1H,m), 3.80(3H,s),4.0 〜
4.2(2H,m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2(4H,m) 。
【0115】製造例15 2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリジン ク
エン酸塩 (a)2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジン 製造例14(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニ
ル−2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)
ブチル]フェノキシ]エチル]ピペリジン2.14gを
テトラヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水
素化リチウムアルミニウム0.35gとテトラヒドロフ
ラン25mlの混合液中に滴下し、反応液を室温とし
て、3時間攪拌した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム
10水和物を加えて、過剰の水素化物を分解した。不溶
物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタ
ノール=20/1)を用いて精製して、標記化合物1.
45g(収率83%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.15〜1.5
(2H,m), 1.55 〜1.9(8H,m), 2.1〜2.3(3H,m), 2.34(3H,
s), 2.55 〜2.75(5H,m). 2.8 〜3.0(1H,m),3.80(3H,s),
3.95〜4.1(2H,m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.1〜7.2(4H,m)
。 (b)2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジンクエン酸塩 前工程(a)で得た2−[2−[2−[4−(2−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピペリジン1.45gをエタノール5mlに溶解
し、クエン酸1水和物798mgのエタノール5ml溶
液を加えて、減圧濃縮した。得られた油状物を酢酸エチ
ル30mlに溶解し、氷冷した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物1.77g(収率81
%)を無色結晶として得た。 融点:86〜87 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.25〜2.15
(12H,m), 2.3〜3.0(7H,m), 2.78(2H,d,J=15.2Hz), 2.80
(3H,s), 2.88(2H,d,J=15.2Hz), 3.80(3H,s),3.95〜4.2
(2H,m), 6.75 〜6.95(4H,m), 7.05〜7.1(4H,m) 。
【0116】製造例16 1−エチル−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−アセチル−3−[2−[4−(3−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン 製造例1で得た3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩1.
24gをピリジン10mlに溶解し、無水酢酸2.4m
lを氷冷下に加え、反応液を室温として、1.5時間静
置した。減圧濃縮して、反応液から溶媒を除去し、残渣
を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を脱水
し、減圧濃縮して得た油状の抽出物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル)で精製
し、標記化合物を定量的に得た。NMRスペクトル (27
0MHz、CDCl3) δ ppm:1.25〜2.1(9H,m), 2.07 および2.
11 (計3H, 各々s), 2.5 〜3.1(6H,m), 3.7〜4.0(3H,m),
3.78(3H,s), 4.25 〜4.65(1H,m), 6.65〜6.95(5H,m),
7.05〜7.25(3H,m)。 (b)1−エチル−3−[2−[4−(3−メトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン 前工程(a)で得た1−アセチル−3−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]
ピペリジン1.25gをテトラヒドロフラン10mlに
溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム0.
12gとテトラヒドロフラン5mlの混合液中に滴下
し、反応液を室温として、1時間攪拌した。反応液を氷
冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて、過剰の水
素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮
し、標記化合物1.21g(定量的)を無色油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.10(3H,t,
J=7.2Hz), 1.55〜 2.0(10H,m), 2.1〜2.3(1H,m), 2.42
(2H,q,J=7.2Hz), 2.55 〜2.7(4H,m), 2.85 〜3.0(1H,
m), 3.05 〜3.2(1H,m), 3.7〜3.9(2H,m), 3.79(3H,s),
6.65 〜6.95(5H,m), 7.05〜7.25(3H,m)。 (c)1−エチル−3−[2−[4−(3−メトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前工程(b)で得た1−エチル−3−[2−[4−(3
−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]ピペ
リジン1.21gをジオキサン10mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.95mlを加えて、減
圧濃縮し油状物を得た。これに酢酸エチル10mlを加
えて、静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物1.05g(収率80%)を無色結晶と
して得た。 融点:136〜137 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.4〜2.1
(7H,m), 1.46(3H,t,J=7.3Hz), 2.2 〜2.75(7H,m), 2.75
〜3.1(1H,m), 3.01(2H,q,J=7.3Hz), 3.4〜3.75(2H,m),
3.78(3H,s), 3.86(1H,dd,J=4.1および9.5Hz), 3.94(1H,
dd,J=3.7および9.5Hz), 6.65〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,
J=7.4Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。
【0117】製造例17 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[4−(3−メトキ
シフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル0.50g、カリウムt−ブトキシド0.23gおよ
び4−ベンジルオキシ−2−(2−クロロエチル)−1
−エトキシカルボニルピロリジン0.61gを用い、
N,N−ジメチルアセトアミド10ml中で製造例1と
同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で
精製して、標記化合物0.96g(収率93%)を無色
の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.1〜1.3
(3H,m), 1.5〜1.75(4H,m), 1.75〜2.1(2H,m), 2.2〜2.5
5(2H,m), 2.55〜2.7(4H,m), 3.43(1H,dd,J=4.7および1
1.8Hz), 3.5〜4.25(7H,m), 3.77(3H,s), 4.4 〜4.6(2H,
m), 6.65 〜6.9(5H,m), 7.05〜7.45(8H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオキ
シ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン0.96gをエタノール10mlに溶解
し、5%パラジウム−炭酸触媒0.1gを加え、水素常
圧下に60 0Cで3時間攪拌した。触媒を瀘去し、減圧
濃縮して(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4
−ヒドロキシ−2−[2−[2−[4−(3−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.68g(収率85%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.15〜1.35
(3H,m), 1.5 〜2.55(8H,m), 2.55〜2.7(4H,m), 3.4〜3.
8(2H,m), 3.79(3H,s), 3.9〜4.3(5H,m),4.35〜4.5(2H,
m), 6.7〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[4−(3−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン0.68gの全量を精製することなく、テトラヒドロ
フラン10mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウム
アルミニウム0.18gとテトラヒドロフラン5mlの
混合液中に滴下し、反応液を室温として、1時間攪拌し
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加
えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液
を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=10/
1)を用いて精製して、標記化合物0.43g(収率7
3%)を無色油状として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.55〜1.8
(5H,m), 1.8〜2.0(2H,m), 2.1〜2.3(2H,m), 2.37(3H,
s), 2.55 〜2.75(5H,m), 3.47(1H,dd,J=6.3および10.1H
z), 3.79(3H,s), 3.9〜4.1(2H,m), 4.35 〜4.5(1H,m),
6.7〜6.9(5H,m),7.1 〜7.25(3H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ−
2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン0.
43gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水素−
酢酸エチル溶液0.3mlを加えて、減圧濃縮した。こ
れをよく乾燥して、標記化合物0.47g(定量的)を
無色油状物として得た。 旋光度:[α]D −9.80 (c=1.19, メタノ
ール)。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.5〜1.8
(4H,m), 2.1〜2.2(1H,m), 2.28(1H,dd,J=5.7 および13.
7Hz), 2.3〜2.75(6H,m), 2.8 〜3.1(1H,m),2.84(3H,s),
3.7 〜3.9(1H,m), 3.78(3H,s), 3.9〜4.3(3H,m), 4.5
〜4.7(1H,m),6.7〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,J=7.2Hz),
7.1 〜7.25(3H,m)。
【0118】製造例18 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−(4−フェニルブチ
ル)フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−(4−フェニルブチル)フェノール0.60g、カ
リウムt−ブトキシド0.32gおよび4−ベンジルオ
キシ−2−(2−クロロエチル)−1−エトキシカルボ
ニルピロリジン0.87gを用い、N,N−ジメチルア
セトアミド15ml中で製造例1と同様に反応し、抽出
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:
ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、標記化合
物1.21g(収率91%)を無色の油状物として得
た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.15〜1.35
(3H,m), 1.5 〜1.75(4H,m), 1.75〜2.05(2H,m), 2.2 〜
2.55(2H,m), 2.55〜2.7(4H,m), 3.43(1H,dd,J=4.7 およ
び11.9Hz), 3.5〜4.3(7H,m), 4.4〜4.6(2H,m), 6.7〜6.
9(2H,m), 7.1〜7.4(12H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン 前工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオキ
シ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−(4−
フェニルブチル)フェノキシ]エチル]ピロリジン1.
21gをエタノール10mlに溶解し、5%パラジウム
−炭酸触媒0.1gを加え、水素常圧下に60 0Cで2
時間攪拌した。触媒を瀘去し減圧濃縮して、(2R,4
R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−
[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチ
ル]ピロリジンを油状物として定量的に得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.15〜1.35
(3H,m), 1.5 〜2.55(8H,m), 2.63(4H,t,J=6.8Hz), 3.4
〜3.8(1H,m), 3.44(1H,dd,J=4.5 および11.9Hz), 3.9〜
4.25(5H,m), 4.35〜4.5(2H,m), 6.80(1H,d,J=8.1Hz),
6.86(1H,t,J=7.2Hz), 7.05〜7.3(7H,m) 。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチル]ピロリジンの全量を精製す
ることなく、テトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷
冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム0.27gとテ
トラヒドロフラン5 mlの混合液中に滴下し、反応液
を室温として、1時間攪拌した。反応液を氷冷し、硫酸
ナトリウム・10水和物を加えて、過剰の水素化物を分
解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メ
チレン/メタノール=10/1)を用いて精製して、標
記化合物0.60g(収率70%)を無色固体として得
た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.5〜1.8
(5H,m), 1.8〜2.0(2H,m), 2.1〜2.3(2H,m), 2.37(3H,
s), 2.55 〜2.75(5H,m), 3.47(1H,dd,J=6.3および10.1H
z), 3.9〜4.1(2H,m), 4.35 〜4.5(1H,m), 6.81(1H,d,J=
8.0Hz), 6.86(1H,t,J=7.6Hz), 7.1 〜7.35(7H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン塩酸塩 前工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ−
2−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン0.60gを酢酸エチ
ル5mlに溶解し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液
0.51mlを加えて、静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物0.50g(収率75
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −10.30 (c=1.53, メタ
ノール)。 融点:39〜41 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.6〜1.8
(4H,m), 2.0〜2.2(1H,m), 2.27(1H,dd,J=5.2および13.4
Hz), 2.2〜2.8(6H,m), 2.8〜3.05(1H,m), 2.84(3H,s),
3.7 〜3.9(1H,m), 3.9〜4.3(3H,m), 4.5〜4.65(1H,m),
6.81(1H,d,J=8.0Hz), 6.91(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.35
(7H,m)。
【0119】製造例19 (R)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)(R)−1−t−ブトキシカルボニル−3−[2
−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ
メチル]ピペリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.00g、カリウム t−ブトキシの換わりに水素
化ナトリウム(55%鉱油分散)0.34gおよび
(R)−1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トル
エンスルホニルオキシ)メチルピペリジン3.46gを
用い、N,N−ジメチルアセトアミド40ml中で製造
例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/
1)で精製して、標記化合物3.48g(収率98%)
を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.8
(7H,m), 1.45(9H,s),1.8 〜2.1(2H,m), 2.55 〜2.9(6H,
m), 3.7〜3.85(2H,m), 3.78(3H,s), 3.85〜4.05(1H,m),
4.05〜4.2(1H,m), 6.7〜6.85(4H,m), 6.86(1H,t,J=7.2
Hz), 7.05〜7.25(3H,m)。 (b)(R)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た(R)−1−t−ブトキシカルボニ
ル−3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン0.47gをジオキ
サン2mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液
4mlを加えて、室温で1時間静置した。反応液を減圧
濃縮し、得られた油状物を酢酸エチル10mlに溶解し
て静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、
標記化合物0.10g(収率25%)を無色針状結晶と
して得た。 旋光度:[α]D +6.70 (c=1.03,メタノ
ール)。 融点:123〜123 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.35〜2.2
(8H,m), 2.3〜2.9(7H,m), 3.4〜3.6(2H,m), 3.75 〜3.9
5(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65〜6.85(4H,m), 6.89(1H,t,J
=7.6Hz), 7.05〜7.25(3H,m)。
【0120】製造例20 (R)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸
塩 (a)(R)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジ
ン 製造例19(a)工程で得た(R)−1−t−ブトキシ
カルボニル−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン3.00g
をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷攪拌下に
水素化リチウムアルミニウム0.28gとテトラヒドロ
フラン10mlの混合液中に滴下し、60 0Cの油浴上
で3時間攪拌した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム1
0水和物を加えて、過剰の水素化物を分解した。不溶物
を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノ
ール=9/1)を用いて精製して、標記化合物2.29
g(収率94%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.0〜1.25
(1H,m), 1.55〜2.0(9H,m), 2.05 〜2.3(1H,m), 2.29(3
H,s), 2.62(4H,q,J=7.3Hz), 2.7〜2.85(1H,m).2.95〜3.
1(1H,m), 3.7〜3.9(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65 〜6.9(5
H,m), 7.05 〜7.25(3H,m)。 (b)(R)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジ
ン塩酸塩 前工程(a)で得た(R)−3−[2−[4−(3−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メ
チルピペリジン2.29gを酢酸エチル20mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液1.70mlを加
えて氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物1.53g(収率61%)を無色針状晶
として得た。 旋光度:[α]D +7.20 (c=1.09,メタノ
ール)。 融点:99〜100 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.75
(5H,m), 1.8 〜2.05(2H,m), 2.2 〜2.9(8H,m), 2.75(3
H,s), 3.35 〜3.6(2H,m), 3.75 〜4.0(2H,m),3.78(3H,
s), 6.65〜6.85(4H,m), 6.90(1H,t,J=6.9Hz), 7.1 〜7.
25(3H,m)。
【0121】製造例21 (S)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)(S)−1−t−ブトキシカルボニル−3−[2
−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ
メチル]ピペリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル2.00g、カリウム t−ブトキシドの換わりに水
素化ナトリウム(55%鉱油分散)0.34gおよび
(S)−1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トル
エンスルホニルオキシ)メチルピペリジン3.46gを
用い、N,N−ジメチルアセトアミド40ml中で製造
例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/
1)で精製して、標記化合物3.46g(収率98%)
を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.8
(7H,m), 1.45(9H,s),1.8 〜2.1(2H,m), 2.55 〜2.9(6H,
m), 3.7〜3.85(2H,m), 3.78(3H,s), 3.85〜4.05(1H,m),
4.05〜4.2(1H,m), 6.7〜6.85(4H,m), 6.86(1H,t,J=7.2
Hz), 7.05〜7.25(3H,m)。 (b)(S)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 前工程で得た(S)−1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェ
ノキシメチル]ピペリジン0.50gをジオキサン5m
lに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液10ml
を加えて室温に3時間静置した。反応液を減圧濃縮して
得た油状物を酢酸エチル10mlに溶解して静置すると
結晶が析出したのでこれを瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物0.25g(収率58%)を無色針状結晶とし
て得た。 旋光度:[α]D −9.20 (c=1.39,メタノ
ール)。 融点:107〜108 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.35〜2.2
(8H,m), 2.3〜2.9(7H,m), 3.4〜3.6(2H,m), 3.75 〜3.9
5(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65〜6.85(4H,m), 6.88(1H,t,J
=7.6Hz), 7.05〜7.25(3H,m)。
【0122】製造例22 (S)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸
塩 (a)(S)−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジ
ン 製造例21(a)工程で得た(S)−1−t−ブトキシ
カルボニル−3−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]ピペリジン2.91g
をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷攪拌下に
水素化リチウムアルミニウム0.24gとテトラヒドロ
フラン10mlの混合液中に滴下し、室温で3時間攪拌
した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物を加
えて、過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:塩化メチレン/,メタノール=15
/1)を用いて精製して、標記化合物1.54g(収率
65%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.0〜1.25
(1H,m), 1.55〜2.05(9H,m), 2.1 〜2.35(1H,m), 2.30(3
H,s), 2.62(4H,q,J=7.3Hz), 2.7 〜2.9(1H,m), 2.95 〜
3.1(1H,m), 3.7〜3.9(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65 〜6.9
(5H,m), 7.05〜7.25(3H,m)。
【0123】(b)(S)−3−[2−[4−(3−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メ
チルピペリジン塩酸塩 前工程(a)で得た(S)−3−[2−[4−(3−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]−1−メ
チルピペリジン1.54gを酢酸エチル10mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液1.15mlを加
えて氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物1.31g(収率77%)を無色結晶と
して得た。 旋光度:[α]D −7.00 (c=1.49,メタノ
ール)。 融点:98〜100 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.75
(5H,m), 1.8 〜2.05(2H,m), 2.2 〜2.9(8H,m), 2.75(3
H,s), 3.35 〜3.6(2H,m), 3.75 〜4.0(2H,m),3.77(3H,
s), 6.65〜6.85(4H,m), 6.89(1H,t,J=6.9Hz), 7.1 〜7.
25(3H,m)。
【0124】製造例23 2−[2−[2−[3−(3−メトキシフェニル)プロ
ピル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩
酸塩 (a)2−[2−[2−[3−(3−メトキシフェニ
ル)プロピル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン 2−[3−(3−メトキシフェニル)プロピル]フェノ
ール1.00gをN,N−ジメチルアセトアミド20m
lに溶解し、カリウム t−ブトキシド1.16gを氷
冷下に加え、この溶液に2−(2−クロロエチル)−1
−メチルピロリジン塩酸塩1.14gを加えて溶解し、
この溶液を55 0Cで2時間攪拌した。反応液を冷却
し、酢酸エチル200mlと水100mlを加え、振り
混ぜた後、酢酸エチル層を分離した。これを1回食塩水
で洗浄し、次いで、無水硫酸マグネシウムで脱水して、
減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/
1)で精製して、標記化合物0.35g(収率24%)
を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.5〜2.4
(10H,m), 2.38(3H,s),2.55〜2.75(4H,m), 3.05〜3.2(1
H,m), 3.79(3H,s), 3.9〜4.15(2H,m), 6.7 〜6.95(5H,
m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[3−(3−メトキシフェニ
ル)プロピル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン塩酸塩 前記(a)工程で得た2−[2−[2−[3−(3−メ
トキシフェニル)プロピル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン0.35gを酢酸エチル5mlに溶
解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.37mlを
加え、静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物0.145g(収率38%)を無色結晶
として得た。 融点:92〜93 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.8〜2.1
(4H,m), 2.1〜2.35(2H,m), 2.35〜2.7(7H,m), 2.73(3H,
s), 3.1〜3.3(1H,m), 3.79(3H,s), 3.8〜4.1(2H,m), 4.
15 〜4.3(1H,m), 6.7〜6.9(4H,m), 6.93(1H,t,J=7.9H
z), 7.1〜7.3(3H,m) 。
【0125】製造例24 3−[2−[3−(3−メトキシフェニル)プロピル]
フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[3−
(3−メトキシフェニル)プロピル]フェノキシメチ
ル]ピペリジン 2−[3−(3−メトキシフェニル)プロピル]フェノ
ール1.40g、カリウム t−ブトキシド0.84g
および1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)メチルピペリジン2.78gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド20ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)で精製して、標記化合物2.30g(収率91%)
を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜2.1
(7H,m), 1.45(9H,s),2.55〜2.95(6H,m), 3.7 〜4.2(4H,
m), 3.79(3H,s), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.87(1H,t,J=7.9
Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)3−[2−[3−(3−メトキシフェニル)プロ
ピル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 前記(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[3−(3−メトキシフェニル)プロピル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン2.30gをテトラヒドロ
フラン20mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウム
アルミニウム0.40gとテトラヒドロフラン20ml
の混合液中に滴下し、反応液を室温として、0.5時間
攪拌し、更に0.5時間加熱還流して反応を完結させ、
次いで反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物を加
えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液
を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/
1)を用いて精製して、標記化合物1.75g(収率9
5%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.05〜1.25
(1H,m), 1.6 〜2.35(8H,m), 2.32(3H,s), 2.6 〜2.75(4
H,m), 2.75〜2.95(1H,m), 2.95〜3.1(1H,m),3.7 〜3.9
(2H,m), 3.79(3H,s), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.86(1H,t,J
=6.9Hz), 7.1〜7.25(3H,m)。 (c)3−[2−[3−(3−メトキシフェニル)プロ
ピル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸
塩 前記(b)工程で得た3−[2−[3−(3−メトキシ
フェニル)プロピル]フェノキシメチル]−1−メチル
ピペリジン1.75gを酢酸エチル18mlに溶解し、
4規定塩化水素−ジオキサン溶液1.48mlを加えて
氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物1.54g(収率80%)を無色結晶として得
た。 融点:106〜107 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.35〜1.6
(1H,m), 1.8〜2.1(4H,m), 2.2〜2.95(8H,m), 2.72(3H,
s), 3.35〜3.6(2H,m), 3.79(3H,s), 3.8〜4.0(2H,m),
6.7〜6.85(4H,m), 6.92(1H,t,J=7.9Hz), 7.1 〜7.3(3H,
m) 。
【0126】製造例25 2−[2−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペン
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩
酸塩 (a)2−[2−[2−[5−(3−メトキシフェニ
ル)ペンチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン 2−[5−(3−メトキシフェニル)ペンチル]フェノ
ール0.90g、カリウム t−ブトキシド0.94g
および2−(2−クロロエチル)−1−メチルピロリジ
ン塩酸塩0.92gを用い、N,N−ジメチルアセトア
ミド20ml中で製造例23と同様に反応し、抽出し、
シリカゲシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)で精製し
て、標記化合物0.60g(収率49%)を油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.5
(2H,m), 1.55 〜1.95(8H,m), 1.95〜2.3(4H,m), 2.31(3
H,s), 2.5〜2.7(4H,m), 3.05 〜3.25(1H,m),3.79(3H,
s), 3.9 〜4.15(2H,m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.17 〜7.25
(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[5−(3−メトキシフェニ
ル)ペンチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン塩酸塩 前記(a)工程で得た2−[2−[2−[5−(3−メ
トキシフェニル)ペンチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン0.60gを酢酸エチル5mlに溶
解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.43mlを
加えて減圧濃縮し、得られた油状物を乾燥して、標記化
合物0.65g(定量的)を無色油状物として得た。 IRスペクトル(フィルム,cm-1):1720, 1600, 158
4, 1493, 1454, 1391,1315。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.3 〜1.5
(2H,m), 1.5〜1.75(4H,m), 1.8 〜2.4(4H,m), 2.4〜2.8
(7H,m), 2.70 および2.71 (計3H, 各々s), 3.15〜3.4(1
H,m), 3.75 〜4.05(2H,m), 3.80(3H,s), 4.15〜4.3(1H,
m), 6.7〜6.9(4H,m), 6.91(1H,t,J=7.6Hz), 7.1〜7.3(3
H,m) 。
【0127】製造例26 3−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペンチル]
フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[5−
(3−メトキシフェニル)ペンチル]フェノキシメチ
ル]ピペリジン 2−[5−(3−メトキシフェニル)ペンチル]フェノ
ール1.20g、カリウム t−ブトキシド0.60g
および1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)メチルピペリジン1.97gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド24ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)で精製して、標記化合物1.86g(収率90%)
を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.75
(9H,m), 1.45(9H,s),1.8 〜2.1(2H,m), 2.5〜2.7(4H,
m), 2.7〜2.9(2H,m), 3.75 〜4.05(3H,m), 3.79(3H,s),
4.05〜4.2(1H,m), 6.7〜6.85(4H,m), 6.87(1H,t,J=6.9
Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)3−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペン
チル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 前記(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペンチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン1.86gをテトラヒドロ
フラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウム
アルミニウム0.30gとテトラヒドロフラン25ml
の混合液中に滴下し、反応液を室温として、0.5時間
攪拌し、次いで0.5時間加熱還流して反応を完結させ
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物を加え
て過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を
減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:塩化メチレン/,メタノール=15/
1)を用いて精製して、標記化合物1.45g(収率9
6%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.05〜1.3
(1H,m), 1.35 〜1.5(2H,m), 1.55 〜2.1(9H,m), 2.1〜
2.3(1H,m), 2.30(3H,s), 2.5〜2.7(4H,m), 2.75〜2.9(1
H,m), 2.95 〜3.1(1H,m), 3.7〜3.9(2H,m), 3.79(3H,
s), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.86(1H,t,J=7.3Hz), 7.05〜
7.25(3H,m)。 (c)3−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペン
チル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸
塩 前記(b)工程で得た3−[2−[5−(3−メトキシ
フェニル)ペンチル]フェノキシメチル]−1−メチル
ピペリジン1.45gを酢酸エチル15mlに溶解し、
4規定塩化水素−ジオキサン溶液1.42mlを加えて
氷冷した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物0.96g(収率60%)を無色結晶として得
た。 融点:90〜91 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.35〜1.75
(7H,m), 1.75〜2.05(2H,m), 2.25〜2.95(8H,m), 2.67(3
H,s), 3.3 〜3.55(2H,m), 3.79(3H,s), 3.8 〜4.0(2H,
m), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,J=7.6Hz), 7.1 〜
7.25(3H,m)。
【0128】製造例27 3−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキシル]
フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[6−
(3−メトキシフェニル)ヘキシル]フェノキシメチ
ル]ピペリジン 2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキシル]フェノ
ール1.00g、カリウム t−ブトキシド0.51g
および1−t−ブトキシカルボニル−3−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)メチルピペリジン1.69gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド20ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)で精製して、標記化合物1.69g(定量的)を無
色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.3〜1.75
(11H,m), 1.45(9H,s),1.8 〜2.1(2H,m), 2.5〜2.7(4H,
m), 2.7〜2.9(2H,m), 3.7〜4.05(3H,m), 3.79(3H,s),
4.05〜4.2(1H,m), 6.7〜6.85(4H,m), 6.87(1H,t,J=6.9H
z), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)3−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキ
シル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 前記(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−3
−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキシル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン1.69gをテトラヒドロ
フラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウム
アルミニウム0.26gとテトラヒドロフラン20ml
の混合液中に滴下し、反応液を室温として、15分間攪
拌し、次いで1.5時間加熱還流して反応を完結させ
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム10水和物を加え
て過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を
減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=15/1)
を用いて精製して、無色油状の標記化合物1.34g
(収率96%)を得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.05〜1.25
(1H,m),1.3〜1.5(4H,m), 1.5〜2.3(10H,m), 2.30(3H,
s), 2.5 〜2.65(4H,m), 2.75〜2.9(1H,m), 2.95〜3.1(1
H,m), 3.7〜3.9(2H,m), 3.79(3H,s), 6.7〜6.85(4H,m),
6.86(1H,t,J=7.9Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (c)3−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキ
シル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸
塩 前記(b)で得た3−[2−[6−(3−メトキシフェ
ニル)ヘキシル]フェノキシメチル]−1−メチルピペ
リジン1.34gを酢酸エチル13mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液1.27mlを加えて氷冷
した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化
合物0.97g(収率66%)を無色結晶として得た。 融点:99〜100 0C。 NMRスヘ゜クトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.25〜1.8(9H,m),
1.8〜2.05(2H,m), 2.2 〜3.0(4H,m), 2.57(4H,t,J=7.6H
z), 2.72(3H,s), 3.4〜3.6(2H,m),3.79(3H,s), 3.8 〜
4.05(2H,m), 6.7 〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,J=6.9Hz),
7.1〜7.25(3H,m)。
【0129】製造例28 2−[2−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキ
シル]フェノキ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)2−[2−[2−[6−(3−メトキシフェニ
ル)ヘキシル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン 2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキシル]フェノ
ール1.00g、カリウム t−ブトキシド0.99g
および2−(2−クロロエチル)−1−メチルピロリジ
ン塩酸塩0.97gを用い、N,N−ジメチルアセトア
ミド20ml中で製造例23と同様に反応し、抽出し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化
メチレン/メタノール=10/1)で精製して、標記化
合物0.64g(収率46%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.4〜1.6
(4H,m), 1.6〜1.95(8H,m), 1.95〜2.4(4H,m), 2.42(3H,
s), 2.5〜2.7(4H,m), 3.1〜3.3(1H,m), 3.79(3H,s), 3.
9〜4.15(2H,m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[6−(3−メトキシフェニ
ル)ヘキシル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン塩酸塩 前記(a)工程で得た−2−[2−[2−[6−(3−
メトキシフェニル)ヘキシル]フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン0.64gを酢酸エチル5mlに
溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.44ml
を加えて、減圧濃縮し、得られた油状物を乾燥して、標
記化合物0.70g(定量的)を無色油状物として得
た。 IRスペクトル(フィルム,cm-1):1719, 1601, 158
5, 1493, 1454, 1392,1315。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.25〜1.45
(4H,m), 1.45〜1.7(4H,m), 1.8〜2.4(4H,m), 2.4〜2.65
(6H,m), 2.65〜2.9(1H,m), 2.77 および2.79(計3H, 各
々s), 3.2 〜3.4(1H,m), 3.79(3H,s), 3.8〜4.1(2H,m),
4.15 〜4.3(1H,m), 6.7 〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,J=
6.9Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。
【0130】製造例29 2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン 2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル0.68g、カリウム t−ブトキシド0.34gお
よび、1−t−ブトキシカルボニル−2−(2−トルエ
ンスルホニルオキシエチル)ピロリジン1.20gを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド15mlを用い、製
造例23と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ベンゼン/アセトニトリ
ル=10/1)で精製して、標記化合物0.91g(収
率72%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.44(9H,
s), 1.7 〜2.1(5H,m),2.1 〜2.4(1H,m), 2.75 〜3.0(4
H,m), 3.3〜3.5(2H,m), 3.78(3H,s), 3.9〜4.1(3H,m),
6.7 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.25(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−2
−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]ピロリジン0.92gをジオ
キサン5mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶
液5mlを加えて、室温で2時間静置した。反応液を減
圧濃縮し、得られた油状物を酢酸エチルに溶解して静置
した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化
合物0.34g(収率44%)を無色油状物として得
た。 融点:86〜87 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.7〜2.2
(6H,m), 2.4〜2.6(1H,m), 2.75 〜3.0(4H,m), 3.15 〜
3.4(2H,m), 3.65 〜3.8(1H,m), 3.76(3H,s),4.0 〜4.15
(2H,m), 6.65〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.25(3H,m)。
【0131】製造例30 1−エチル−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸
塩 (a)1−アセチル−2−[2−[2−[2−(3−メ
トキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリ
ジン 製造例29で得た2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
塩酸塩0.48gをピリジン5mlに溶解し、無水酢酸
1.2mlを氷冷下に加え、反応液を室温として、2時
間静置した。減圧濃縮して反応液から溶媒を除去し、残
渣を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を脱
水し、減圧濃縮して得た油状の抽出物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製
し、標記化合物0.45g(収率92%)を無色油状物
として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.85〜2.2
(6H,m), 2.05(3H,s),2.8 〜3.0(4H,m), 3.35 〜3.6(2H,
m), 3.78(3H,s), 3.9〜4.3(3H,m), 6.65 〜6.95(5H,m),
7.05〜7.25(3H,m)。 (b)1−エチル−2−[2−[2−[2−(3−メト
キシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン 前記工程(a)で得た1−アセチル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン450mgをテトラヒドロフラン5
mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウ
ム50mgとテトラヒドロフラン1mlの混合液中に滴
下し、反応液を室温として、1時間攪拌した。反応液を
氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて過剰の水
素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し
て、標記化合物420mg(収率97%)を無色油状物
として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.14(3H,t,
J=7.3Hz), 1.5 〜2.3(9H,m), 2.45〜2.65(1H,m), 2.8
〜3.0(4H,m), 3.15 〜3.4(1H,m), 3.78(3H,s),3.9 〜4.
15(2H,m), 6.65〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (c)1−エチル−2−[2−[2−[2−(3−メト
キシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン塩酸塩 前記工程(b)で得た1−エチル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン420mgをジオキサン3mlに溶
解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.3mlを加
えて、減圧濃縮し油状物を得た。これに酢酸エチル5m
lを加えて溶解し、白濁するまでエーテルを加えて静置
した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して標記化合
物240mg(収率52%)を無色固体として得た。 融点:95〜97 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.43(3H,t,
J=7.3Hz), 1.85〜2.15(2H,m), 2.15〜2.35(2H,m), 2.45
〜2.7(2H,m), 2.7〜3.0(6H,m), 3.25 〜3.5(2H,m), 3.7
5 〜4.05(2H,m), 3.78(3H,s), 4.15〜4.3(1H,m), 6.65
〜6.8(3H,m),6.84(1H,d,J=8.1Hz), 6.93(1H,t,J=7.3H
z), 7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0132】製造例31 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(4−ビフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(4−ビフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン2−
[2−(4−ビフェニル)エチル]フェノール0.39
g、カリウム t−ブトキシド0.17gおよび4−ベ
ンジルオキシ−2−(2−クロロエチル)−1−エトキ
シカルボニルピロリジン0.47gを用い、N,N−ジ
メチルアセトアミド10ml中で製造例1と同様に反応
し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製して、
標記化合物0.78g(定量的)を無色の油状物として
得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.05〜1.35
(3H,m), 1.7 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.6(2H,m), 2.94(4
H,s), 3.43(1H,dd,J=4.6 および11.8Hz), 3.5〜4.3(7H,
m), 4.45(2H,s), 6.75 〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.6(16H,
m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(4−ビフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(4−ビフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピ
ロリジン0.78gをエタノール15mlに溶解し、5
%パラジウム−炭素触媒0.08gを加え、水素常圧下
に50 0Cで3時間攪拌した。触媒を瀘去し、減圧濃縮
して(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒ
ドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−ビフェニル)
エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン0.65g
(定量的)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.1〜1.35
(3H,m), 1.75〜2.6(4H,m), 2.94(4H,s), 3.4〜3.8(1H,
m), 3.43(1H,dd,J=4.3 および11.9Hz), 3.9〜4.3(5H,
m), 4.3〜4.5(1H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.7(11
H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−ビフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン0.
65gの全量を精製することなく、テトラヒドロフラン
10mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミ
ニウム0.17gとテトラヒドロフラン5mlの混合液
中に滴下し、反応液を室温として、1.5時間攪拌し
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加
えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液
を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=9/1)
を用いて精製して、標記化合物0.195g(収率34
%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 1.7〜2.1
(3H,m), 2.2〜2.4(2H,m), 2.45(3H,s), 2.7 〜3.05(5H,
m), 3.54(1H,dd,J=6.1および10.5Hz), 3.9〜4.15(2H,
m), 4.35〜4.5(1H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.65(1
1H,m) 。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(4−ビフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(4−ビフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン0.19
5gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水素−酢
酸エチル溶液0.13mlを加えて、減圧濃縮した。こ
れを少量の酢酸エチルに溶解して、静置した。析出した
結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.167
g(収率79%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −7.90 (c=1.20,メタノ
ール)。 融点:129〜131 0C。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm: 2.0〜2.15
(1H,m), 2.32(1H,dd,J=5.7 および13.8Hz), 2.3〜2.65
(2H,m), 2.8 〜3.05(1H,m), 2.83(3H,s), 2.92(4H,s),
3.75〜4.25(4H,m), 4.5 〜4.65(1H,m), 6.83(1H,d,J=8.
1Hz), 6.92(1H,t.J=7.2Hz), 7.1 〜7.65(11H,m) 。
【0133】製造例32 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−ビフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(3−ビフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン2−
[2−(3−ビフェニル)エチル]フェノール0.46
g、カリウム t−ブトキシド0.20gおよび4−ベ
ンジルオキシ−2−(2−クロロエチル)−1−エトキ
シカルボニルピロリジン0.55gを用い、N,N−ジ
メチルアセトアミド15ml中で製造例1と同様に反応
し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、
標記化合物0.80g(収率86%)を無色の油状物と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz、CDCl3) δ ppm:1.05〜1.35
(3H,m), 1.7 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.6(2H,m), 2.95(4
H,s), 3.39(1H,dd,J=4.8 および11.9Hz), 3.7〜4.3(7H,
m), 4.41(2H,s), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.6(16H,
m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−ビフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(3−ビフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピ
ロリジン0.80gをエタノール20mlの溶解し、5
%パラジウム−炭素触媒0.08gを加え、水素常圧下
に50 0Cで2時間攪拌した。触媒を瀘去し減圧濃縮し
て、(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒ
ドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−ビフェニル)
エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン0.65g
(収率97%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.4
(3H,m), 1.7〜2.6(4H,m), 2.96(4H,s), 3.4〜3.8(1H,
m), 3.42(1H,dd,J=4.3 および11.9Hz), 3.9〜4.5(6H,
m), 6.8 〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.65(11H,m) 。次いで、
上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒ
ドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−ビフェニル)
エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン0.65gの
全量を精製することなく、テトラヒドロフラン10ml
に溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム
0.16gとテトラヒドロフラン5mlの混合液中に滴
下し、反応液を室温として、1時間攪拌した。反応液を
氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて過剰の水
素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン/メタノール=9/1)を用いて精
製して、標記化合物0.44g(収率77%)を無色油
状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.7〜2.1
(3H,m), 2.2〜2.4(2H,m), 2.42(3H,s), 2.8〜3.05(1H,
m), 2.96(4H,s), 3.55(1H,dd,J=6.0および10.6Hz), 3.9
〜4.15(2H,m), 4.35〜4.5(1H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.
1 〜7.65(11H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−ビフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−ビフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン0.44
gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水素−酢酸
エチル溶液0.28mlを加えて減圧濃縮した。これを
少量のメタノールに溶解して、酢酸エチル5mlおよび
ヘキサン2mlを加え、静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物0.31g(収率65
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −8.20 (c=1.19,メタノ
ール)。 融点:134〜136 0C。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.95 〜2.
15(1H,m), 2.2 〜2.6(2H,m), 2.27(1H,dd,J=5.9および1
3.8Hz), 2.74(3H,s), 2.8〜3.1(1H,m), 2.93(4H,s), 3.
7 〜4.1(3H,m), 4.1〜4.25(1H,m), 4.45〜4.6(1H,m),
6.82(1H,d,J=8.0Hz), 6.92(1H,t,J=7.5Hz), 7.1 〜7.6
(11H,m)。
【0134】製造例33 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−パル
ミトイルオキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−パルミトイルオキシ−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン10mlに溶
解し、無水パルミチン酸1050mgおよび4−ジメチ
ルアミノピリジン52mgを加え、室温で2.5時間静
置した。反応液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルと水で
分液抽出した。酢酸エチル層を脱水し、減圧濃縮して、
得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精製し、標記化合物
720mg(収率86%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 0.88(3H,
t,J=6.6Hz), 1.1〜1.4(24H,m), 1.4〜1.8(3H,m), 1.85
〜2.4(4H,m), 2.20(3H,t,J=7.2Hz), 2.37(3H,s), 2.55
〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.58(1H,dd,J=6.6 およ
び10.6Hz),3.78(3H,s), 3.9 〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2
(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−パルミトイルオキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−4−パルミトイルオキシ−1−メチルピ
ロリジン720mgを少量のジオキサンに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.36mlを加えて減圧
濃縮した。これをよく乾燥して、標記化合物827mg
をワックス状物として得た。 旋光度:[α]D −2.30 (c=1.13,メタノ
ール)。 IRスペクトル(溶液法−クロロホルム, cm-1): 173
8, 1600, 1580, 1490,1450。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 0.88(3H,
t,J=6.6Hz), 1.1〜1.4(24H,m), 1.4〜1.6(2H,m), 2.13
(3H,t,J=7.6Hz), 2.2〜2.7(4H,m), 2.75 〜3.0(5H,m),
2.85(3H,s), 3.6 〜3.95(1H,m), 3.77(3H,s), 3.9 〜4.
1(1H,m), 4.2〜4.45(2H,m), 5.25〜5.4(1H,m), 6.7〜6.
8(3H,m), 6.85(1H,d,J=7.9Hz), 6.93(1H,t,J=7.6Hz),
7.1〜7.3(3H,m) 。
【0135】製造例34 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
(2−フェニルエチル)フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−(2−フェニルエチ
ル)フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−(2−フェニルエチル)フェノール0.50g、カ
リウム t−ブトキシド0.30gおよび4−ベンジル
オキシ−2−(2−クロロエチル)−1−エトキシカル
ボニルピロリジン0.83gを用い、N,N−ジメチル
アセトアミド15ml中で製造例1と同様に反応し、抽
出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製して、標記
化合物1.14g(収率95%)を無色の油状物として
得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.35
(3H,m), 1.7 〜2.1(2H,m), 2.1〜2.6(2H,m), 2.90(4H,
s), 3.43(1H,dd,J=4.7 および11.9Hz), 3.5〜4.3(7H,
m), 4.45(2H,s), 6.75 〜6.9(2H,m), 7.05 〜7.4(12H,
m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(2−フェニルエチル)フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−(2
−フェニルエチル)フェノキシ]エチル]ピロリジン
1.14gをエタノール10mlに溶解し、5%パラジ
ウム−炭素触媒0.10gを加え、水素常圧下に60 0
Cで1.5時間攪拌した。触媒を瀘去し減圧濃縮して、
(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロ
キシ−2−[2−[2−(2−フェニルエチル)フェノ
キシ]エチル]ピロリジン0.92g(定量的)を油状
物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.35
(3H,m), 1.7 〜2.25(3H,m), 2.3 〜2.6(1H,m), 2.90(4
H,s), 3.3〜3.8(2H,m), 3.9〜4.5(6H,m), 6.8〜6.95(2
H,m), 7.05〜7.35(7H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−(2−フェニルエ
チル)フェノキシ]エチル]ピロリジン0.92gの全
量を精製することなく、テトラヒドロフラン10mlに
溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム0.
27gとテトラヒドロフラン5mlの混合液中に滴下
し、反応液を室温として、0.5時間攪拌した。反応液
を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて過剰の
水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)を用いて
精製して、標記化合物0.56g(収率72%)を無色
固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.8
(1H,m), 1.85 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.38
(3H,s), 2.6 〜2.8(1H,m), 2.8〜3.05(4H,m),3.47(1H,d
d,J=6.3および10.1Hz), 3.9〜4.15(2H,m), 4.35〜4.5(1
H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.35(7H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(2−フェニルエチル)フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−(2−フェニルエチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチルピロリジン0.56gを酢酸
エチル5mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶
液0.65mlを加えて減圧濃縮した。これを酢酸エチ
ル10mlに溶解して静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物0.55g(収率70
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −12.90 (c=1.11,メタ
ノール)。 融点:113〜114 0C。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 2.0〜2.2
(1H,m), 2.3〜2.6(2H,m), 2.36(1H,dd,J=5.8 および13.
8Hz), 2.8〜3.1(1H,m), 2.84(3H,s), 2.88(4H,s), 3.75
〜4.25(4H,m), 4.5 〜4.65(1H,m), 6.83(1H,d,J=8.1H
z), 6.91(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.35(7H,m)。
【0136】製造例35 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(2−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(2−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル0.50g、カリウム t−ブトキシド0.26gお
よび4−ベンジルオキシ−2−(2−クロロエチル)−
1−エトキシカルボニルピロリジン0.72gを用い、
N,N−ジメチルアセトアミド15ml中で製造例1と
同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で
精製して、標記化合物1.05g(収率95%)を無色
油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.35
(3H,m), 1.75〜2.1(2H,m), 2.2〜2.55(2H,m), 2.89(4H,
s), 3.42(1H,dd,J=4.6および11.9Hz), 3.55 〜4.3(7H,
m), 3.78(3H,s), 4.44(2H,s), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05
〜7.4(9H,m) 。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(2−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン1.05gをエタノール5mlに溶解
し、5%パラジウム−炭素触媒0.1gを加え、水素常
圧下に60 0Cで1.5時間攪拌した。触媒を瀘去し減
圧濃縮して、(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(2−メチ
ルフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.80g(収率93%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz,CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.4
(3H,m), 1.7〜2.3(3H,m), 2.3〜2.6(1H,m), 2.89(4H,
s), 3.3〜3.8(1H,m), 3.45(1H,dd,J=4.3 および11.8H
z), 3.81(3H,s), 3.9〜4.5(6H,m), 6.75 〜7.0(4H,m),
7.1〜7.7(4H,m) 。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(2−メチ
ルフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.80gの全量を精製することなく、テトラヒドロフ
ラン10mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムア
ルミニウム0.22gとテトラヒドロフラン5mlの混
合液中に滴下し、反応液を室温として、0.5時間攪拌
した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を
加えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/
1)を用いて精製し、標記化合物0.53g(収率77
%)を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.65 〜
2.1(3H,m), 2.2〜2.35(1H,m), 2.26(1H,dd,J=5.0および
10.3Hz), 2.42(3H,s), 2.7〜2.9(1H,m), 2.89(4H,s),
3.53(1H,dd,J=6.2および10.4Hz), 3.81(3H,s), 3.9〜4.
15(2H,m), 4.35〜4.5(1H,m), 6.8〜6.95(4H,m), 7.1 〜
7.25(4H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(2−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン
0.53gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水
素−酢酸エチル溶液0.60mlを加えて静置した。析
出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.
53g(収率90%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −11.10 (c=0.99,メタ
ノール)。 融点:136〜137 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0〜2.
2(1H,m), 2.3〜2.65(2H,m), 2.32(1H,dd,J=5.8および1
3.8Hz), 2.8〜3.1(1H,m), 2.84(3H,s), 2.87(4H,s), 3.
7 〜4.25(4H,m), 3.79(3H,s), 4.5 〜4.65(1H,m), 6.75
〜7.0(4H,m),7.05〜7.25(4H,m)。
【0137】製造例36 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(4−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(4−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]エチル]
フェノール0.50g、カリウム t−ブトキシド0.
25gおよび4−ベンジルオキシ−2−(2−クロロエ
チル)−1−エトキシカルボニルピロリジン0.68g
を用い、N,N−ジメチルアセトアミド15ml中で製
造例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2
/1)で精製して、標記化合物0.92g(収率83
%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.
35(3H,m),1.7〜2.1(2H,m), 2.2〜2.6(2H,m), 2.75 〜2.
95(4H,m), 3.43(1H,dd,J=4.7および11.8Hz),3.5 〜4.3
(7H,m), 3.77(3H,s), 4.46(2H,s), 6.75 〜6.9(4H,m),
7.05 〜7.4(9H,m) 。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(4−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン0.92gをエタノール10mlに溶解
し、5%パラジウム−炭素触媒0.1gを加え、水素常
圧下に60 0Cで3時間攪拌した。触媒を瀘去し減圧濃
縮して、(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4
−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.75g(定量的)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.
35(3H,m), 1.7 〜2.25(3H,m), 2.3 〜2.6(1H,m), 2.75
〜2.95(4H,m), 3.35〜3.8(1H,m), 3.46(1H,dd,J=4.3 お
よび11.9Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜4.3(5H,m), 4.35 〜4.
5(1H,m), 6.75〜6.95(4H,m), 7.05〜7.25(4H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−メト
キシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン0.75gの全量を精製することなく、テトラヒドロ
フラン5mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムア
ルミニウム0.22gとテトラヒドロフラン5mlの混
合液中に滴下し、反応液を室温として。0.5時間攪拌
した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を
加えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒塩化メチレン/メタノール=5/1)
を用いて精製し、標記化合物0.46g(収率71%)
を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.
8(1H,m), 1.8〜2.0(2H,m), 2.15 〜2.3(1H,m), 2.20(1
H,dd,J=5.5 および10.2Hz), 2.38(3H,s), 2.6〜2.75(1
H,m), 2.75〜2.95(4H,m), 3.47(1H,dd,J=6.4および10.1
Hz), 3.79(3H,s),3.9 〜4.1(2H,m), 4.35 〜4.5(1H,m),
6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.25(4H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(4−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン
0.46gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水
素−ジオキサン溶液0.49mlを加えて減圧濃縮し
た。これを少量の酢酸エチルに溶解して静置した。析出
した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.4
3g(収率84%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −10.60 (c=1.19,メタ
ノール)。 融点:111〜112 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0〜2.
2(1H,m), 2.25 〜2.65(2H,m), 2.33(1H,dd,J=5.9および
13.8Hz), 2.7〜3.1(5H,m), 2.85(3H,s), 3.7〜4.3(4H,
m), 3.78(3H,s), 4.5〜4.7(1H,m), 6.75 〜7.0(4H,m),
7.05 〜7.25(4H,m)。
【0138】製造例37 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メチルフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(3−メチル
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−[2−(3−メチルフェニル)エチル]フェノール
0.50g、カリウムt−ブトキシド0.26gおよび
4−ベンジルオキシ−2−(2−クロロエチル)−1−
エトキシカルボニルピロリジン0.73gを用い、N,
N−ジメチルアセトアミド15ml中で製造例1と同様
に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製
して、標記化合物0.95g(収率83%)を油状物と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.
35(3H,m), 1.7 〜2.1(2H,m), 2.2 〜2.6(2H,m), 2.31(3
H,s), 2.75 〜3.0(4H,m), 3.43(1H,dd,J=4.7および11.9
Hz), 3.5〜4.3(7H,m), 4.45(2H,s), 6.75 〜7.4(13H,
m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メチルフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(3−メチルフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン0.95gをエタノール5mlに溶解
し、5%パラジウム−炭素触媒0.10gを加え、水素
常圧下に60 0Cで2時間攪拌した。触媒を瀘去し減圧
濃縮して、(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−
4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−メチル
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.60g(収率77%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3)δ ppm : 1.1〜1.35
(3H,m), 1.7 〜2.6(4H,m),2.33(3H,s), 2.75〜3.0(4H,
m), 3.4〜3.8(1H,m), 3.45(1H,dd,J=4.2 および11.9H
z), 3.9〜4.3(5H,m), 4.35 〜4.5(1H,m), 6.75 〜7.3(8
H,m) 。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−メチ
ルフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン
0.60gの全量を精製することなく、テトラヒドロフ
ラン5mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアル
ミニウム0.17gとテトラヒドロフラン5mlの混合
液中に滴下し、反応液を室温として、0.5時間攪拌し
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加
えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液
を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=9/1)
を用いて精製し、標記化合物0.31g(収率61%)
を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.65 〜
2.1(3H,m), 2.2〜2.4(1H,m), 2.23(1H,dd,J=5.3および1
0.2Hz), 2.34(3H,s), 2.41(3H,s), 2.65 〜3.0(5H,m),
3.50(1H,dd,J=6.3 および10.2Hz), 3.9〜4.15(2H,m),
4.35〜4.5(1H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 6.95〜7.1(3H,m),
7.1〜7.25(3H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メチルフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メチルフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン0.
31gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水素−
ジオキサン溶液0.34mlを加えて減圧濃縮した。こ
れを少量の酢酸エチルに溶解して静置した。析出した結
晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.26g
(収率76%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −12.60 (c=1.10,メタ
ノール)。 融点:92〜93 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0〜2.
2(1H,m), 2.3〜2.7(3H,m), 2.32((3H,s), 3.7 〜4.2(5
H,m), 2.87(3H,s), 3.75 〜4.3(4H,m), 4.5〜4.7(1H,
m), 6.84(1H,d,J=8.1Hz), 6.92(1H,t,J=7.7Hz), 6.9〜
7.05(3H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。
【0139】製造例38 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(4−フルオロフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−2−
[2−[2−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシピロリジン2−
[2−(4−フルオロフェニル)エチル]フェノール
0.76gをN,N−ジメチルアセトアミド15mlに
溶解し、氷冷攪拌下にカリウム t−ブトキシド0.4
3gおよび2−(2−クロロエチル)−1−エトキシカ
ルボニル−4−ヒドロキシピロリジン0.86gを順次
加え、室温として6.5時間攪拌した。反応液に酢酸エ
チル100mlを加え順次、水洗し、2回食塩水で洗浄
した。無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧濃縮して
油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精
製して、標記化合物1.18g(収率84%)を油状物
として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1〜1.
35(3H,m), 1.7 〜2.6(4H,m), 2.86(4H,s), 3.4 〜3.8(1
H,m), 3.43(1H,dd,J=4.2 および11.9Hz), 3.9〜4.3(5H,
m), 4.3〜4.6(1H,m), 6.75 〜7.0(4H,m), 7.0〜7.25(4
H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(4−
フルオロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン 前記(a)工程で得た(2R,4R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−[2−[2−[2−(4−フルオロフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ
ピロリジン1.18gをテトラヒドロフラン10mlに
溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム0.
33gとテトラヒドロフラン20mlの混合液中に滴下
し、反応液を室温として、0.5時間攪拌した。反応液
を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて過剰の
水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン/メタノール=5/1)を用いて精
製して、標記化合物0.70g(収率69%)を固体と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.7〜2.
05(3H,m), 2.2 〜2.4(1H,m), 2.32(1H,dd,J=4.8および1
0.5Hz), 2.44(3H,s), 2.75 〜3.0(5H,m),3.54(1H,dd,J=
6.2および10.4Hz), 3.9〜4.15(2H,m), 4.35〜4.5(1H,
m), 6.75 〜7.0(4H,m), 7.0〜7.25(4H,m)。 (c)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(4−
フルオロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン
0.35gを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化水
素−ジオキサン溶液0.25mlを加えて減圧濃縮し
た。これを少量の酢酸エチルに溶解して静置した。析出
した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物0.3
3g(収率85%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −11.30 (c=1.02,メタ
ノール)。 融点:119〜122 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.05 〜
2.2(1H,m), 2.3〜2.7(2H,m), 2.35(1H,dd,J=5.6および1
3.6Hz), 2.8〜3.15(1H,m), 2.86(3H,s), 2.88(4H,s),
3.7 〜4.3(4H,m), 4.55 〜4.7(1H,m), 6.8〜7.05(4H,
m), 7.05〜7.25(4H,m)。
【0140】製造例39 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−フェノキシカルボニルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−フェノキシカルボニルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン280mgをピリジン4mlに溶解
し、クロル蟻酸フェニル185mgおよび4−ジメチル
アミノピリジン28.8mgを加え、室温に3.5時間
静置した。反応液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルと水
で分液抽出した。酢酸エチル層を脱水し、濃縮して得た
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)を用いて精
製し、標記化合物320mg(収率85%)を無色の油
状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.65 〜
1.85(1H,m), 1.9 〜2.1(1H,m), 2.15 〜2.5(3H,m), 2.4
0(3H,s), 2.6〜2.8(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),3.65(1H,d
d,J=6.6および10.8Hz), 3.77(3H,s), 3.9〜4.15(2H,m),
5.1 〜5.25(1H,m), 6.65〜6.95(5H,m), 7.05〜7.3(6H,
m), 7.3〜7.45(2H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−フェノキシカルボニルオキシピロリジン
塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−フェノキシカルボニル
オキシピロリジン320mgを酢酸エチル5mlに溶解
し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液0.25mlを加
えて室温で静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾
燥して、標記化合物265mg(収率77%)を無色固
体として得た。 旋光度:[α]D −6.60 (c=1.11,メタノ
ール)。 融点:125〜129 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.35 〜
2.7(4H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 2.86(3H,s), 3.10(1H,d,J
=13Hz), 3.65 〜3.9(1H,m), 3.74(3H,s),3.9 〜4.1(1H,
m), 4.15 〜4.3(1H,m), 4.3〜4.5(1H,m), 5.3〜5.5(1H,
m), 6.7〜6.85(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.1Hz), 6.95(1H,
t,J=7.2Hz), 7.09(2H,d,J=8.1Hz),7.1 〜7.45(6H,m)。
【0141】製造例40 (2R,4R)−4−デシルオキシカルボニルオキシ−
2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン (a)(2R,4R)−4−デシルオキシカルボニルオ
キシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン4mlに溶解
し、クロル蟻酸デシル466mgおよび4−ジメチルア
ミノピリジン51.5mgを加え、400 Cで7時間加
熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣を減圧濃縮し、
残渣を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を
脱水し、濃縮して得た油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=
20/1)を用いて精製し、標記化合物410mg(収
率53%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.6Hz), 1.15 〜1.45(16H,m), 1.5〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.45(4H,m), 2.37(3H,s), 2.5 〜2.75(1H,m),
2.8 〜3.0(4H,m), 3.60(1H,dd,J=6.7 および10.7Hz),
3.78(3H,s),3.9 〜4.1(2H,m), 4.09(2H,t,J=6.7Hz), 5.
0〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m),7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−デシルオキシカルボニルオ
キシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−デシルオキ
シカルボニルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−メ
トキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−
メチルピロリジン410mgを酢酸エチル4mlに溶解
し、4規定塩化水素−酢酸エチル溶液0.28mlを加
えて減圧濃縮した。これをよく乾燥して、標記化合物4
45mgを油状物として得た。 旋光度:[α]D −2.40 (c=1.15,メタノ
ール)。 IRスペクトル(フィルム,cm-1):1748, 1601, 158
5, 1494, 1467, 1455,1437, 1397。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.7Hz), 1.15 〜1.4(16H,m), 1.5 〜1.7(2H,m),
2.25 〜2.7(4H,m), 2.75 〜3.0(5H,m), 2.83(3H,s), 3.
6〜3.8(1H,m), 3.77(3H,s), 3.9〜4.1(1H,m), 4.09(2H,
t,J=7.2Hz),4.1 〜4.3(1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.5 およ
び13.5Hz), 5.2〜5.35(1H,m), 6.65〜6.8(3H,m), 6.83
(1H,d,J=8.0Hz), 6.93(1H,t,J=7.2Hz), 7.1〜7.25(3H,
m)。
【0142】製造例41 (2R,4R)−4−エトキシカルボニルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−エトキシカルボニルオキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン4mlに溶解
し、クロル蟻酸エチル229mgおよび4−ジメチルア
ミノピリジン51.5mgを加え、室温で5時間、次い
で、40 0Cで2時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル
層を脱水し、濃縮して得た油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノー
ル=20/1)を用いて精製し、標記化合物540mg
(収率90%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.28(3
H,t,J=7.2Hz), 1.6〜1.8(1H,m), 1.85 〜2.05(1H,m),
2.1 〜2.4(3H,m), 2.37(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.8
〜3.0(4H,m), 3.60(1H,dd,J=6.6 および10.7Hz), 3.78
(3H,s), 3.9〜4.1(2H,m), 4.16(2H,q,J=7.2Hz), 5.0〜
5.15(1H,m), 6.8 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.15(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−エトキシカルボニルオキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩
酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−エトキシカ
ルボニルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ルピロリジン540mgを酢酸エチル5mlに溶解し、
4規定塩化水素−酢酸エチル溶液0.47mlを加えて
減圧濃縮した。これを酢酸エチル2mlに溶解し、白濁
するまでヘキサンを加え静置した。析出した固体を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物585mg(定量的)
を無色固体として得た。 旋光度:[α]D −5.90 (c=1.18,メタノ
ール)。 融点:94〜95 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.26(3
H,t,J=7.2Hz), 2.25 〜2.65(4H,m), 2.75〜3.1(5H,m),
2.83(3H,s), 3.6〜3.85(1H,m), 3.73(3H,s),3.9 〜4.1
(1H,m), 4.1〜4.3(1H,m), 4.17(2H,q,J=7.2Hz), 4.35(1
H,dd,J=5.4 および13.4Hz), 5.2〜5.35(1H,m), 6.65〜
6.8(3H,m), 6.83(1H,d,J=8.3Hz), 6.93(1H,t,J=7.7Hz),
7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0143】製造例42 (2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4S)−4−ベンゾイルオキシ−1−エ
トキシカルボニル−2−[2−[2−[2−(3−メト
キシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]ピロリジン874mg、安息香酸
387mgおよびトリフェニルホスフィン832mgを
塩化メチレン8mlに溶解し、氷冷攪拌下にアゾジカル
ボン酸ジエチル550mgを加え、反応液を室温とし
て、2.5時間攪拌した。反応液に水80mlを加え、
塩化メチレン150mlで2回抽出した。抽出液を合わ
せて食塩水80mlで2回洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウム上で脱水し、減圧濃縮して得た油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=7/3)を用いて精製し、標記化合物101
2mg(収率93%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.05 〜
1.35(3H,m), 2.0 〜2.7(4H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.55
〜4.4(7H,m), 3.74(3H,s), 5.5〜5.65(1H,m),6.70(2H,
s), 6.75(1H,d,J=7.3Hz), 6.85(2H,t,J=7.3Hz), 7.05〜
7.25(3H,m),7.38(2H,t,J=7.3Hz), 7.54(1H,t,J=7.3Hz),
7.99(2H,d,J=7.3Hz)。 (b)(2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記(a)工程で得た(2R,4S)−4−ベンゾイル
オキシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン1000mgをテトラヒドロフラン
10mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミ
ニウム220mgとテトラヒドロフラン10mlの混合
液中に滴下し、1時間加熱還流した。反応液を冷却し、
硫酸ナトリウム・10水和物を氷冷下に加えて過剰の水
素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し
て得た油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒(塩化メチレン/メタノール=5/1)を用
いて精製し、標記化合物661mg(収率96%)を油
状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.55 〜
1.7(1H,m), 1.75 〜1.95(1H,m), 2.1 〜2.55(4H,m), 2.
37(3H,s), 2.8 〜3.0(4H,m), 3.05(1H,d,J=10.6Hz), 3.
78(3H,s), 3.95 〜4.15(2H,m), 4.15〜4.25(1H,m), 6.7
〜6.95(5H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (c)(2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(b)工程で得た(2R,4S)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン6
38mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩化水素
−ジオキサン溶液1.35mlを加えて減圧濃縮し、酢
酸エチル5mlに溶解した。析出した結晶にヘキサン
0.5mlを加えて静置した。析出した固体瀘取し、真
空で乾燥して、標記化合物510mg(収率72%)を
無色固体として得た。 旋光度:[α]D −24.20 (c=1.14,メタ
ノール)。 融点:63〜65 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.05 〜
2.2(1H,m), 2.4〜3.0(8H,m), 2.78(3H,s), 3.15〜3.4(1
H,m), 3.75 〜4.1(2H,m), 3.77(3H,s), 4.15〜4.25(1H,
m), 4.45〜4.55(1H,m), 6.65〜6.8(3H,m), 6.83(1H,d,J
=7.3Hz),6.94(1H,t,J=6.9Hz), 7.15〜7.25(3H,m)。
【0144】製造例43 (2R,4S)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジ
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン クエン酸塩 (a)(2R,4S)−4−ベンゾイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−,5−ジメトキシフェニル)
エチル]フェノキシ]エチル]−1−エトキシカルボニ
ルピロリジン 特開平6-234736号の実施例69で得られた(2R,4
R)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−エトキシ
カルボニル−4−ヒドロキシピロリジン541mg、安
息香酸223mgおよびトリフェニルホスフィン480
mgを塩化メチレン6mlに溶解し、氷冷攪拌下にアゾ
ジカルボン酸ジエチル320mgを加え、反応液を室温
として、2時間攪拌した。これを製造例42(a)と同
様に抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=7/3)で精製し、標
記化合物655mg(収率98%)を無色の油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.05 〜
1.35(3H,m), 2.0 〜2.7(4H,m), 2.75 〜3.0(4H,m), 3.5
5 〜4.4(7H,m), 3.72(3H,s), 5.45 〜5.65(1H,m), 6.25
〜6.35(3H,m), 6.85(2H,t,J=7.3Hz), 7.05〜7.2(2H,m),
7.39(2H,t,J=7.3Hz), 7.54(1H,t,J=7.3Hz), 7.98(2H,
d,J=7.3Hz)。 (b)(2R,4S)2−[2−[2−[2−(3,5
−ジメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン 前記(a)工程で得た(2R,4S)−4−ベンゾイル
オキシ−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−エトキ
シカルボニルピロリジン655mgをテトラヒドロフラ
ン12mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアル
ミニウム136mgとテトラヒドロフラン8mlの混合
液中に滴下し、製造例42(b)と同様に反応し、後処
理して得た抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=4/1)を
用いて精製し、標記化合物374mg(収率81%)を
油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.
75(1H,m), 1.8 〜2.0(1H,m), 2.25〜2.6(4H,m), 2.41(3
H,s), 2.75 〜3.0(4H,m), 3.13(1H,d,J=10.6Hz), 3.76
(6H,s), 3.9〜4.2(2H,m), 4.2〜4.3(1H,m), 6.25 〜6.4
(3H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.25(2H,m)。 (c)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3,
5−ジメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジンクエン酸
塩 前記(b)工程で得た(2R,4S)−2−[2−[2
−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]フェ
ノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリ
ジン308mgとクエン酸1水和物168mgをエタノ
ール5mlに溶解して減圧濃縮した。これをヘキサン中
で粉砕し、固体を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物
452mg(収率98%)をワックス状物質として得
た。 旋光度:[α]D −23.20 (c=1.05,メタ
ノール)。 IRスペクトル(KBr, cm-1) : 1727, 1596, 1495, 145
5, 1429, 1395, 1349,1323, 1294。 NMRスペクトル (400MHz, CDCl3 +D2O) δ ppm :
1.9 〜2.1(1H,m),2.15〜2.3(1H,m), 2.4〜2.55(1H,m),
2.55〜2.7(1H,m), 2.7〜3.0(9H,m), 2.73(3H,,s), 3.1
〜3.25(1H,m), 3.65〜3.8(1H,m), 3.74(6H,s), 3.85 〜
4.0(1H,m),4.05〜4.25(1H,m), 4.35〜4.5(1H,m), 6.28
(2H,d,J=2.0Hz), 6.30(1H,t,J=2.0Hz), 6.83(1H,d,J=8.
2Hz), 6.92(1H,t,J=7.4Hz), 7.1〜7.25(2H,m)。
【0145】製造例44 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−2−[2
−[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−エトキシカルボニル
ピロリジン 2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノール500mg,カリウム t−ブトキシド
234mgおよび(2R,4R)−4−ベンジルオキシ
−1−エトキシカルボニル−2−[2−(p−トルエン
スルホニルオキシ)エチル]ピロリジン931mgを用
い、N,N−ジメチルアセトアミド20ml中で製造例
1と同様に反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/
1)で精製して、標記化合物934mg(収率91%)
を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.35(3H,m), 1.75〜2.1(2H,m), 2.2〜2.6(2H,m), 2.89
(4H,s), 3.43(1H,dd,J=4.0 および11.9Hz),3.6 〜4.4(7
H,m), 4.46(2H,s), 6.44(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4
H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.1〜7.4(7H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−2−[2−[2−[2−(3−ジフルオロメトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−エト
キシカルボニルピロリジン806mgをエタノール8m
lに溶解し、5%パラジウム−炭素触媒81.0mgを
加え、水素常圧下に60 0Cで7.5時間攪拌した。触
媒を瀘去し、減圧濃縮して得た油状濃縮物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=3/7)で精製して、(2R,4R)−2−
[2−[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−エトキシカル
ボニル−4−ヒドロキシピロリジン638mg(収率9
5%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.35(3H,m), 1.8 〜2.1(2H,m), 2.1〜2.6(2H,m), 2.89
(4H,s), 3.4〜3.8(1H,m), 3.46(1
H,dd,J=4.0および11.9Hz), 3.9
〜4.3(5H,m), 4.35 〜4.5(1H,m), 6.48(1H,t,J=74.2H
z),6.8 〜7.0(4H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.1〜7.3(2H,m)
。 次いで、上記の方法に従って得た(2R,4R)−2−
[2−[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−エトキシカル
ボニル−4−ヒドロキシピロリジン693mgをテトラ
ヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リ
チウムアルミニウム176mgとテトラヒドロフラン1
0mlの混合液中に滴下し、0.5時間加熱還流した。
反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて
過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減
圧濃縮し、濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=9/1)を
用いて精製して、標記化合物460mg(収率76%)
を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.75〜
2.1(3H,m), 2.1〜2.3(1H,m), 2.36(1H,dd,J=4.6および1
0.5Hz), 2.48(3H,s), 2.8〜3.0(1H,m), 2.89(4H,s), 3.
60(1H,dd,J=6.3および10.9Hz), 3.9〜4.15(2H,m), 4.4
〜4.55(1H,m),6.47(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4H,m),
7.0〜7.3(4H,m) 。 (c)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピ
ロリジン440mgをジオキサン5mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.84mlを加えて、減
圧濃縮して固体を得た。これにヘキサンを加えて粉砕
し、瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物450mg
(収率99%)を無色固体として得た。 旋光度:[α]D −11.00 (c=1.13,メタ
ノール)。 融点:49〜52 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0 〜
2.2(1H,m), 2.3〜2.6(2H,m), 2.33(1H,dd,J=5.9および1
3.9Hz), 2.8〜2.9(1H,m), 2.87(3H,s), 2.98(1H,d,J=1
2.5Hz), 3.8〜4.25(4H,m), 4.55〜4.7(1H,m), 6.50(1H,
t,J=74.2Hz),6.84(1H,d,J=8.6Hz), 6.9 〜7.0(3H,m),
7.02(1H,d,J=7.3Hz), 7.1〜7.3(3H,m)。
【0146】製造例45 (2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2S,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン 2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル608mg,カリウム t−ブトキシド329mgお
よび(2S,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エトキ
シカルボニル−2−[2−(p−トルエンスルホニルオ
キシ)エチル]ピロリジン1310mgを用い、N,N
−ジメチルアセトアミド20ml中で製造例1と同様に
反応し、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し
て、標記化合物1282mg(収率96%)を無色の油
状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.3(3H,m), 2.0〜2.25(3H,m), 2.3 〜2.65(1H,m), 2.8
〜3.0(4H,m), 3.45 〜3.75(2H,m), 3.75(3H,s), 3.9 〜
4.3(6H,m), 4.49(2H,s), 6.65 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.
4(8H,m) 。 (b)(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2S,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン1230mgをエタノール10mlに溶
解し、5%パラジウム−炭素触媒123mgを加え、水
素常圧下に60 0Cで10時間攪拌した。触媒を瀘去
し、減圧濃縮して得た油状濃縮物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
1/3)で精製して、(2S,4R)−1−エトキシカ
ルボニル−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]ピロリジン976mg(収率97%)を油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.05〜
1.35(3H,m), 1.8 〜2.3(3H,m), 2.35 〜2.65(1H,m), 2.
8 〜3.0(4H,m), 3.3〜3.45(1H,m), 3.55〜3.9(1H,m),
3.78(3H,s), 3.95 〜4.25(5H,m), 4.35〜4.55(1H,m),
6.7 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.25(3H,m)。 次いで、上記で得た(2S,4R)−1−エトキシカル
ボニル−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3
−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピ
ロリジン400mgをテトラヒドロフラン8mlに溶解
し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム110m
gとテトラヒドロフラン4mlの混合液中に滴下し、3
0分間加熱還流した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム
・10水和物を加えて過剰の水素化物を分解した。不溶
物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、濃縮物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メ
タノール=4/1)を用いて精製して、標記化合物27
7mg(収率81%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6 〜
1.8(1H,m), 1.8〜2.0(1H,m), 2.2 〜2.6(3H,m), 2.41(3
H,s), 2.7〜3.0(5H,m), 3.12(1H,d,J=10.6Hz), 3.78(3
H,s), 3.9 〜4.15(2H,m), 4.2 〜4.3(1H,m), 6.8〜6.95
(5H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (c)(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2S,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン2
72mgをジオキサン6mlに溶解し、4規定塩化水素
−ジオキサン溶液0.57mlを加えて減圧濃縮して固
体を得た。これを少量(約0.25ml)の塩化メチレ
ンに溶解し、酢酸エチル5mlおよびヘキサン5mlを
順次加え、室温で静置した。析出した結晶を瀘取し、真
空で乾燥して、標記化合物230mg(収率77%)を
無色結晶として得た。 旋光度:[α]D +24.40 (c=1.00,メタ
ノール)。 融点:75〜76 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.1 〜
2.25(1H,m), 2.45〜2.6(2H,m), 2.65 〜3.0(6H,m), 2.7
9(3H,s), 3.2〜3.4(1H,m), 3.77(3H,s),3.8 〜4.0(2H,
m), 4.15 〜4.3(1H,m), 4.4〜4.6(1H,m), 6.65 〜6.7(3
H,m),6.83(1H,d,J=8.6Hz), 6.94〜(1H,t,J=8.6Hz), 7.1
5〜7.25(3H,m)。
【0147】製造例46 (2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2S,4S)−4−ベンゾイルオキシ−1−エ
トキシカルボニル−2−[2−[2−[2−(3−メト
キシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジ
ン 製造例45(b)前段で得た(2S,4R)−1−エト
キシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン545mg、安息香酸241mgお
よびトリフェニルホスフィン519mgを塩化メチレン
6mlに溶解し、氷冷攪拌下にアゾジカルボン酸ジエチ
ル343mgを加え、反応液を室温として、1.5時間
攪拌した。これを製造例42(a)と同様に抽出し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=3/1)で精製し、標記化合物600
mg(収率88%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.3(3H,m), 1.8〜2.1(1H,m), 2.1 〜2.3(1H,m), 2.4〜
2.7(2H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.66(1H,dd,J=4.3 および
12.9Hz), 3.7〜4.4(6H,m), 3.75(3H,s), 5.4〜5.55(1H,
m), 6.65〜6.95(5H,m), 7.05〜7.25(3H,m), 7.39(2H,t,
J=7.6Hz), 7.55(1H,t,J=7.3Hz),7.96(2H,d,J=7.3Hz)。 (b)(2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 前記(a)工程で得た(2S,4S)−4−ベンゾイル
オキシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン575mgをテトラヒドロフラン1
0mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニ
ウム126mgとテトラヒドロフラン5mlの混合液中
に滴下し、製造例42(b)と同様に反応し、後処理し
て得た抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=4/1)を用
いて精製し、標記化合物345mg(収率87%)を油
状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.7 〜
2.1(3H,m), 2.2〜2.4(2H,m), 2.47(3H,s), 2.8 〜3.0(5
H,m), 3.58(1H,dd,J=5.9 および10.6Hz),3.78(3H,s),
3.9 〜4.15(2H,m), 4.35〜4.5(1H,m), 6.7〜6.95(5H,
m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (c)(2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(b)工程で得た(2S,4S)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン3
32mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩化水素
−ジオキサン溶液0.70mlを加えて減圧濃縮して固
体を得た。これを少量(約0.5ml)の塩化メチレン
に溶解し、酢酸エチル10mlを加えて室温に静置し
た。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合
物288mg(収率79%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D +12.50 (c=1.12,メタ
ノール)。 融点:102〜103 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.05〜
2.2(1H,m), 2.33(1H,dd,J=5.3および13.9Hz), 2.3〜2.7
(2H,m), 2.75 〜3.1(6H,m), 2.88(3H,s),3.8 〜4.3(4H,
m), 3.79(3H,s), 4.55 〜4.7(1H,m), 6.7〜6.85(3H,m),
6.84(1H,d,J=8.6Hz), 6.93(1H,t,J=7.9Hz), 7.1 〜7.2
5(3H,m)。
【0148】製造例47 (R)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル
ピロリジン塩酸塩 (a)(R)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメ
トキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−
エトキシカルボニルピロリジン 2−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]フ
ェノール500mg、(R)−1−エトキシカルボニル
−2−[2−(p−トルエンスルホニルオキシ)エチ
ル]ピロリジン793mgおよびカリウム t−ブトキ
シド261mgを用い、N,N−ジメチルアセトアミド
12ml中で製造例1と同様に反応させ、抽出して目的
物を含む混合物を得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/
1)で精製して、標記化合物529mg(収率64%)
を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.35(3H,m), 1.75〜2.1(5H,m), 2.1〜2.5(1H,m), 2.75
〜3.0(4H,m), 3.3〜3.55(2H,m), 3.76(6H,s), 3.95〜4.
2(5H,m), 6.25 〜6.4(3H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.05〜
7.25(2H,m)。 (b)(R)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメ
トキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−
メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(R)−2−[2−[2−[2−
(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−エトキシカルボニルピロリジン520m
gをテトラヒドロフラン5mlに溶解し、氷冷攪拌下に
水素化リチウムアルミニウム138mgとテトラヒドロ
フラン5mlの混合液中に滴下し、40分間加熱還流し
た。反応液を冷却し、氷冷下に、硫酸ナトリウム・10
水和物を加えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘
去し、瀘液を減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレ
ン/メタノール=9/1)で精製して、標記化合物41
5mg(収率92%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.55〜
2.0(4H,m), 2.0〜2.15(1H,m), 2.2 〜2.4(2H,m), 2.4〜
2.6(1H,m), 2.44(3H,s), 2.75 〜3.0(4H,m),3.15〜3.3
(1H,m), 3.76(6H,s), 3.95 〜4.15(2H,m), 6.25〜6.4(3
H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.25(2H,m)。 (c)(R)−2−[2−[2−[2−(3,5−ジメ
トキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−
メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(R)−2−[2−[2−[2−
(3,5−ジメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン408mgをジオキサ
ン4.00mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン
溶液0.83mlを加えて、減圧濃縮し油状物を得た。
これに酢酸エチル5mlを加え、ヘキサン0.5mlを
加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物260mg(収率58%)を無色固体と
して得た。 旋光度:[α]D +18.80 (c=0.97,メタ
ノール)。 融点:125〜126 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.95〜
2.15(2H,m), 2.15〜2.4(2H,m), 2.4〜2.6(2H,m), 2.75
〜2.95(5H,m), 2.78(3H,s), 3.25〜3.4(1H,m), 3.76(6
H,s), 3.8〜4.05(2H,m), 4.15〜4.3(1H,m), 6.25 〜6.3
5(3H,m), 6.84(1H,d,J=7.9Hz), 6.93(1H,t,J=7.3Hz),
7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0149】製造例48 (S)−2−[3−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]プロピル]−1−メチルピロ
リジンクエン酸塩 (a)(S)−1−エトキシカルボニル−2−[3−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]プロピル]ピロリジン 2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル800mg、カリウム t−ブトキシド433mgお
よび(S)−1−エトキシカルボニル−2−[3−(p
−トルエンスルホニルオキシ)プロピル]ピロリジン1
370mgを用い、N,N−ジメチルアセトアミド22
ml中で製造例1と同様に反応し、抽出し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=4/1)で精製して、標記化合物1302mg
(収率90%)を無色の油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.15〜
1.3(3H,m), 1.5〜2.1(8H,m), 2.8 〜3.0(4H,m), 3.3〜
3.6(2H,m), 3.78(3H,s), 3.8〜4.2(5H,m), 6.7〜6.95(5
H,m), 7.05〜7.25(3H,m)。 (b)(S)−2−[3−[2−[2−(3−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]プロピル]−1−メチ
ルピロリジン 前記工程(a)で得た(S)−1−エトキシカルボニル
−2−[3−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]プロピル]ピロリジン1267mg
をテトラヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に
水素化リチウムアルミニウム350mgとテトラヒドロ
フラン20mlの混合液中に滴下し、1時間加熱還流し
た。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10水和物を加
えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液
を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=9/1)
を用いて精製して、標記化合物995mg(収率91
%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.4〜
2.15(6H,m), 2.25(2H,q,J=9.0Hz), 2.3 〜2.7(2H,m),
2.36(3H,s), 2.8〜3.0(4H,m), 3.1〜3.25(1H,m), 3.78
(3H,s), 3.9 〜4.1(2H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.05〜7.
25(3H,m)。 (c)(S)−2−[3−[2−[2−(3−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]プロピル]−1−メチ
ルピロリジンクエン酸塩 前記工程(b)で得た(S)−2−[3−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]プロピ
ル]−1−メチルピロリジン880mgをエタノール5
mlに溶解し、クエン酸1水和物523mgを加えて溶
解し、減圧濃縮した。これをエーテル及びヘキサンで洗
浄し、真空でよく乾燥して、標記化合物1298mg
(収率96%)を無色ワックス状物として得た。 旋光度:[α]D −12.80 (c=1.30,メタ
ノール)。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.75〜
2.4(8H,m), 2.6〜3.2(13H,m), 3.7〜4.1(3H,m), 3.76(3
H,s), 6.65 〜6.95(5H,m), 7.05〜7.25(3H,m)。
【0150】製造例49 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3,4−ジ
クロロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−
ヒドロキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3,
4−ジクロロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシピロリジン 2−[2−(3,4−ジクロロフェニル)エチル]フェ
ノール600mgをN,N−ジメチルアセトアミド15
mlに溶解し、氷冷攪拌下にカリウム t−ブトキシド
277mgおよび2−(2−クロロエチル)−1−エト
キシカルボニル−4−ヒドロキシピロリジン548gを
順次加え、反応液を室温として、14時間攪拌した。反
応液を製造例38(a)と同様に、抽出処理し、減圧濃
縮して得た油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製
して、標記化合物713mg(収率70%)を油状物と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.35(3H,m), 1.75〜2.0(2H,m), 2.1〜2.7(2H,m), 2.75
〜3.0(4H,m), 3.4〜3.8(1H,m), 3.47(1H,dd,J=4.2 およ
び12.0Hz), 3.9〜4.3(5H,m), 4.35 〜4.5(1H,m), 6.75
〜6.9(2H,m),6.95〜7.1(2H,m), 7.1〜7.35(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3,
4−ジクロロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3,4−ジクロロフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロ
キシピロリジン682mgをテトラヒドロフラン15m
lに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムアルミニウム
171gとテトラヒドロフラン15mlの混合液中に滴
下し、0.5時間加熱還流した。反応液を氷冷し、硫酸
ナトリウム・10水和物を加えて過剰の水素化物を分解
した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチ
レン/メタノール=4/1)を用いて精製して、標記化
合物429mg(収率72%)を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.7 〜
2.1(3H,m), 2.2〜2.4(1H,m), 2.38(1H,dd,J=4.4および1
0.7Hz), 2.50(3H,s), 2.75 〜3.0(5H,m),3.62(1H,dd,J=
6.3および10.6Hz), 3.9〜4.15(2H,m), 4.4 〜4.55(1H,
m), 6.8 〜7.35(7H,m)。 (c)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3,
4−ジクロロフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3,4−ジクロロフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジ
ン398mgを酢酸エチル5mlに溶解し、4規定塩化
水素−酢酸エチル溶液0.76mlを加えて減圧濃縮し
た。これを塩化メチレン0.5mlに溶解し、酢酸エチ
ル10mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、
真空で乾燥して、標記化合物294mg(収率68%)
を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −8.80 (c=0.99,メタノ
ール)。 融点:99〜100 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.05〜
2.2(1H,m), 2.3〜2.7(2H,m), 2.35(1H,dd,J=5.6および1
3.8Hz), 2.8〜3.1(5H,m), 2.90(3H,s), 3.75〜4.3(4H,
m), 4.6〜4.7(1H,m), 6.84(1H,d,J=8.0Hz), 6.91(1H,t,
J=7.1Hz),6.98(1H,d,J=8.0Hz), 7.08(1H,d,J=7.6Hz),
7.15〜7.3(2H,m), 7.34(1H,d,J=8.2Hz) 。
【0151】製造例50 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−[2−(4−メトキ
シメトキシ−3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]ピロリジン 2−[2−(4−メトキシメトキシ−3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノール1.00g、カリウム t−
ブトキシド0.43gおよび4−ベンジルオキシ−2−
(2−クロロエチル)−1−エトキシカルボニルピロリ
ジン1.19gを用い、N,N−ジメチルアセトアミド
25ml中で製造例1と同様に、反応し、抽出し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン
/酢酸エチル=2/3)で精製して、標記化合物1.3
2g(収率67%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.35(3H,m), 1.7 〜2.1(2H,m), 2.2〜2.65(2H,m), 2.75
〜3.0(4H,m), 3.42(1H,dd,J=4.7 および11.9Hz), 3.50
(3H,s), 3.5〜3.9(1H,m), 3.95 〜4.3(6H,m), 4.46(2H,
s), 5.18(2H,s), 6.65 〜6.9(4H,m), 7.0〜7.4(8H,m)
。 (b)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−2−[2
−[2−[2−(4−メトキシメトキシ−3−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル
ピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−[2
−(4−メトキシメトキシ−3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]ピロリジン1.29gをエ
タノール10mlに溶解し、5%パラジウム−炭素触媒
0.13gを加え、水素常圧下に600C。で7時間攪
拌した。触媒を瀘去し、減圧濃縮して得た油状物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル)で精製して、(2R,4R)−1−エトキシカルボ
ニル−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−
メトキシメトキシ−3−メトキシフェニル)エチル]フ
ェノキシ]エチル]ピロリジン1.07g(収率99
%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1 〜
1.4(3H,m), 1.8〜2.3(3H,m), 2.3 〜2.65(1H,m), 2.75
〜3.0(4H,m), 3.4〜3.75(1H,m), 3.45(1H,dd,J=4.4およ
び11.9Hz), 3.52(3H,s), 3.82(3H,s), 3.95 〜4.3(5H,
m), 4.35 〜4.5(1H,m), 5.19(2H,s), 6.65〜6.95(4H,
m), 7.05〜7.25(3H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(4−メト
キシメトキシ−3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]ピロリジン992mgをテトラヒドロフ
ラン15mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムア
ルミニウム238mgとテトラヒドロフラン15mlの
混合液中に滴下し、1時間加熱還流した。反応液を氷冷
し、硫酸ナトリウム・10水和物を加えて過剰の水素化
物を分解した。不溶物を瀘去し、瀘液を減圧濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
塩化メチレン/メタノール=17/3)を用いて精製し
て、標記化合物692mg(収率80%)を無色固体と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.65〜
2.1(3H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.42(3H,s), 2.65〜3.
0(5H,m), 3.45 〜3.6(1H,m), 3.52(3H,s),3.82(3H,s),
3.9 〜4.1(2H,m), 4.35 〜4.5(1H,m), 5.19(2H,s), 6.6
5 〜6.8(2H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.05(1H,d,J=8.0H
z), 7.1 〜7.25(2H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(4−メトキシメトキシ−3
−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−
1−メチルピロリジン669mgをジオキサン4mlに
溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液4mlを加え
て、室温で5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残留
物を少量の酢酸エチルに溶解して静置した。析出した結
晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物289mg
(収率63%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −10.10 (c=1.17,メタ
ノール)。 融点:133〜136 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0 〜
2.2(1H,m), 2.2〜2.6(3H,m), 2.7 〜3.1(5H,m), 2.85(3
H,s), 3.7〜3.85(1H,m), 3.78(3H,s), 3.9 〜4.2(3H,
m), 4.5〜4.7(1H,m), 6.5〜6.6(1H,m), 6.6〜6.7(1H,
m), 6.80(1H,d,J=8.1Hz), 6.84(1H,d,J=8.0Hz), 6.92(1
H,t,J=7.5Hz), 7.1 〜7.25(2H,m)。
【0152】製造例51 (2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメチル]
−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2S,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシメチル]ピロリジン 2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル0.96g、カリウム t−ブトキシド0.52gお
よび(2S,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エトキ
シカルボニル−2−(p−トルエンスルホニルオキシメ
チル)ピロリジン2.01gを用い、N,N−ジメチル
アセトアミド20ml中で製造例1と同様に、反応し、
抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製して、標記
化合物2.06mg(定量的)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.15〜
1.4(3H,m), 2.27(2H,t,J=5.7Hz), 2.75〜3.0(4H,m), 3.
45 〜3.95(2H,m), 3.75(3H,s), 3.95〜4.6(6H,m), 4.44
(2H,s), 6.7〜6.95(5H,m), 7.05〜7.45(8H,m)。 (b)(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメ
チル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2S,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−(3
−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメチル]ピロ
リジン2.03gをエタノール15mlに溶解し、5%
パラジウム−炭素触媒0.20gを加え、水素常圧下に
60 0Cで8時間攪拌した。触媒を瀘去し、減圧濃縮し
て得た油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製して、(2S,4R)
−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ
メチル]ピロリジン1.65g(定量的)を油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.25(3
H,t,J=7.1Hz), 2.05〜2.35(2H,m), 2.75〜3.0(4H,m),
3.45 〜3.8(2H,m), 3.79(3H,s), 4.0〜4.65(6H,m), 6.7
〜7.0(5H,m), 7.05 〜7.3(3H,m) 。 次いで、上記(2S,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシメチル]ピロリジン1.6
2gを、テトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷攪
拌下に水素化リチウムアルミニウム0.46gとテトラ
ヒドロフラン20mlの混合液中に滴下し、0.5時間
加熱還流した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10
水和物を加えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘
去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール
=17/3)を用いて精製して、標記化合物1.25g
(収率91%)を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0 〜
2.1(2H,m), 2.38(1H,dd,J=5.4および9.9Hz), 2.52(3H,
s), 2.75〜3.0(4H,m), 3.0〜3.15(1H,m), 3.44(1H,dd,J
=5.9および9.9Hz), 3.79(3H,s), 3.85(1H,dd,J=5.7およ
び9.2Hz), 4.23(1H,dd,J=5.2および9.2Hz), 4.4 〜4.55
(1H,m), 6.7 〜6.95(5H,m), 7.1 〜 7.3(3H,m)。 (c)(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメ
チル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2S,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシメチル]−1−メチルピロリジン1.13g
を酢酸エチル10mlに溶解し、4規定塩化水素−酢酸
エチル溶液2.49mlを加えて減圧濃縮した。これを
酢酸エチル(約10ml)に溶解し、ヘキサンを同量加
えて静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物1.12g(収率89%)を無色結晶と
して得た。 旋光度:[α]D +1.40 (c=1.04,メタノ
ール)。 融点:69〜71 0C。 NMRスペクトル (400MHz, CDCl3) δ ppm : 2.0 〜
2.4(2H,m), 2.8〜3.3(5H,m), 2.98(3H,s), 3.7 〜4.2(2
H,m), 3.74(3H,s), 4.10(1H,d,J=10.2Hz),4.4 〜4.8(2
H,m), 6.64(1H,s), 6.7〜6.75(2H,m), 6.87(1H,d,J=8.2
Hz), 6.93(1H,t,J=7.9Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。
【0153】製造例52 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメチル]
−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エト
キシカルボニル−2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシメチル]ピロリジン 2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノー
ル0.79g、カリウム t−ブトキシド0.47gお
よび(2R,4R)−4−ベンジルオキシ−1−エトキ
シカルボニル−2−(p−トルエンスルホニルオキシメ
チル)ピロリジン1.80gを用い、N,N−ジメチル
アセトアミド20ml中で製造例1と同様に、反応し、
抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製して、標記
化合物1.49g(収率88%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.2 〜
1.35(3H,m), 2.05〜2.25(1H,m), 2.45(1H,d,J=13.7Hz),
2.8〜3.0(4H,m), 3.45 〜3.8(2H,m), 3.76(3H,s), 4.0
5〜4.6(6H,m), 4.48(2H,s), 6.7〜7.0(5H,m), 7.05 〜
7.4(8H,m) 。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメ
チル]−1−メチルピロリジン 前記工程(a)で得た(2R,4R)−4−ベンジルオ
キシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−(3
−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメチル]ピロ
リジン1.43gをエタノール10mlに溶解し、5%
パラジウム−炭素触媒0.16gを加え、水素常圧下に
60 0Cで9時間攪拌した。触媒を瀘去し、減圧濃縮し
て得た油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=7/3)で精製し
て、(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒ
ドロキシ−2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)
エチル]フェノキシメチル]ピロリジン1.01g(収
率87%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.05〜
1.35(3H,m), 2.1 〜2.45(2H,m), 2.75〜3.0(4H,m), 3.5
2(1H,d,J=11.9Hz), 3.55〜3.8(1H,m),3.78(3H,s), 4.05
〜4.55(6H,m), 6.7 〜6.85(3H,m), 6.85〜7.0(2H,m),
7.05 〜7.25(3H,m)。 次いで、上記(2R,4R)−1−エトキシカルボニル
−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシメチル]ピロリジン0.9
7gを、テトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷攪
拌下に水素化リチウムアルミニウム0.28gとテトラ
ヒドロフラン10mlの混合液中に滴下し、0.5時間
加熱還流した。反応液を氷冷し、硫酸ナトリウム・10
水和物を加えて過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘
去し、瀘液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール
=17/3)を用いて精製して、標記化合物0.62g
(収率75%)を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.7 〜
1.85(1H,m), 2.4 〜2.55(2H,m), 2.50(3H,s), 2.6 〜2.
8(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.0〜3.1(1H,m),3.78(3H,
s), 3.94(1H,dd,J=5.3および9.2Hz), 4.08(1H,dd,J=5.1
および9.2Hz),4.2 〜4.35(1H,m), 6.7 〜6.95(5H,m),
7.05〜7.25(3H,m)。 (c)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシメ
チル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(b)で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシメチル]−1−メチルピロリジン597mg
を酢酸エチル7mlに溶解し、4規定塩化水素−酢酸エ
チル溶液1.31mlを加えて減圧濃縮した。これを塩
化メチレン約2mlに溶解し、エーテル8mlを加えて
静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物518mg(収率78%)を無色結晶として得
た。 旋光度:[α]D −31.70 (c=1.16,メタ
ノール)。 融点:102〜103 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.1〜
2.25(1H,m), 2.6 〜3.15(6H,m), 2.97(3H,s), 3.35〜3.
6(1H,m), 3.75(3H,s), 3.8〜4.0(1H,m),4.06(1H,dd,J=
3.1および11.1Hz), 4.5〜4.7(1H,m), 4.87(1H,t,J=9.3H
z),6.6 〜6.8(3H,m), 6.85 〜7.0(2H,m), 7.1〜7.2(3H,
m) 。
【0154】製造例53 (2R,4R)−4−アミノ−2−[2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−1−メチルピロリジン 2塩酸塩 (a)(2R,4R)−1−エトキシカルボニル−2−
[2−[2−2−(3−メトキシフェニル)エチル]フ
ェノキシ]エチル]−4−(p−トルエンスルホニルオ
キシ)ピロリジン 製造例42(a)で得た(2R,4S)−4−ベンジル
オキシ−1−エトキシカルボニル−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン3.15gをテトラヒドロフラン2
0mlに溶解し、水素化ホウ素リチウム0.66gのテ
トラヒドロフラン10ml混合液に氷冷下に滴下し、氷
冷下で24時間攪拌した。反応液に水及び酢酸エチルを
加え、抽出し、抽出液を食塩水で二回洗浄し、無水硫酸
マグネシウム上で脱水乾燥した。減圧濃縮し、濃縮物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=3/1)を用いて精製し、(2R,
4S)−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−2
−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチルピロリジン2.49g(収率9
9%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.1〜
1.35(3H,m), 1.85〜2.3(3H,m), 2.35 〜 2.65(1H,m),
2.8〜3.0(4H,m), 3.3〜3.45(1H,m), 3.65〜3.85(1H,m),
3.78(3H,s), 3.95〜4.25(5H,m), 4.4 〜4.5(1H,m), 6.
7〜6.95(5H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 上記の(2R,4S)−1−エトキシカルボニル−4−
ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]ピロリジン2.
44gを塩化メチレン50mlに溶解し、無水p−トル
エンスルホン酸3.39gを氷冷下に加えて攪拌した。
この溶液にトリエチルアミン1.40mlを滴下し、反
応液を室温として、14時間攪拌した。反応液を水およ
び食塩水で順次洗浄し、塩化メチレン層を分取し、無水
硫酸マグネシウム上で脱水して、減圧濃縮した。濃縮物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘ
キサン/酢酸エチル=2/1)を用いて精製し、標記化
合物2.99g(収率89%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDDl3)δ ppm : 1.0〜 1.3
5(3H,m), 1.9〜2.1(1H,m), 2.1〜2.5(3H,m), 2.42(3H,
s), 2.75 〜3.0(4H,m), 3.4〜3.85(2H,m),3.76(3H,s),
3.85〜4.3(5H,m), 5.0〜5.15(1H,m), 6.65〜6.9(5H,m),
7.05 〜7.25(3H,m), 7.31(2H,d,J=7.9Hz), 7.76(2H,d,
J=7.9Hz)。 (b)(2R,4R)−4−アミノ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン 前記(a)工程で得た(2R,4S)−1−エトキシカ
ルボニル−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−(p−トル
エンスルホニルオキシ)ピロリジン1000mgをN,
N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、アジ化ナ
トリウム344mgを加え、80 0Cで3時間加熱攪拌
した。反応液に水40mlを加え、酢酸エチルを用いて
抽出した。酢酸エチル抽出液を食塩水で2回洗浄し、無
水硫酸マグネシウム上で脱水して、減圧濃縮した。濃縮
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=3/1)を用いて精製し、相当
するアジド化合物709mg(収率92%)を油状物と
して得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 1.1〜
1.35(3H,m), 1.8〜2.05(1H,m), 2.05〜2.2(1H,m), 2.2
〜2.6(2H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.49(1H,dd,J=5.3 およ
び11.9Hz), 3.5〜3.8(1H,m), 3.78(3H,s), 3.95 〜4.25
(6H,m), 6.7 〜6.95(5H,m), 7.05〜7.3(3H,m) 。 このアジド化合物681mgをテトラヒドロフラン10
mlに溶解し、水素化リチウムアルミニウム177mg
のテトラヒドロフラン10ml懸濁液中に滴下し、室温
で2時間攪拌した。反応液に硫酸ナトリウム10水和物
を加え、過剰の水素化物を分解した。不溶物を瀘去し
て、減圧濃縮し、濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=2/
1)を用いて精製し、標記化合物310mg(収率56
%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 1.6〜
1.95(2H,m), 1.9〜2.05(2H,m), 2.1 〜2.3(1H,m), 2.35
(3H,s), 2.5〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),3.34(1H,dd,
J=6.6および9.2Hz), 3.45〜3.6(1H,m), 3.78(3H,s), 3.
9〜4.1(2H,m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.25(3H,m)。 (c)(2R,4R)−4−アミノ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン 2塩酸塩 前記(b)工程で得た(2R,4R)−4−アミノ−2
−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン29
1mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩化水素−
ジオキサン溶液0.61mlを加えて減圧濃縮した。こ
れを塩化メチレン1mlに溶解し、酢酸エチル10ml
を加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、洗浄し、真
空で乾燥して、標記化合物325mg(収率93%)を
無色結晶として得た。 旋光度:[α]D = −11.10 (c=1.00,メ
タノール)。 融点:160〜163 0C。 NMRスペクトル (270MHz, DMSO) δ ppm : 2.1〜
2.3(2H,m), 2.35〜2.5(2H,m), 2.7 〜3.0(4H,m), 2.91
(3H,s), 3.1〜3.3(1H,m), 3.72(3H,s), 3.85 〜4.15(5
H,m), 6.7 〜6.9(4H,m), 6.96(1H,d,J=7.3Hz), 7.1〜7.
25(3H,m)。
【0155】製造例54 (R)−5−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル−3−
ピロリドン塩酸塩 (a)(R)−5−[2−[2−[2−(3−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル
−3−ピロリドン 塩化メチレン10mlにジメチルスルホキシド0.52
gを溶解し、−700Cに冷却下、蓚酸クロリド0.5
8mlをゆっくり滴下し、15分間攪拌した。これに、
特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン1.57gの塩化メチレン5ml溶
液を滴下し、同温で1時間攪拌した。反応液にトリエチ
ルアミン1.85mlを滴下し、反応温度を−10 0
として、更に1.5時間攪拌した。反応液に水100m
l及び塩化メチレン200mlを加え、分液操作を行な
った。塩化メチレン層を食塩水で2回洗浄し、無水硫酸
マグネシウム上で脱水し、乾燥し、減圧濃縮した。油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=1/1)を用いて精製し、標記
化合物1.30g(収率83%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 1.8〜
1.95(1H,m), 2.25(1H,d,J=10.6 および17.8Hz), 2.35
〜2.5(1H,m), 2.46(3H,s), 2.56(1H,dd,J=5.9 および1
7.8Hz), 2.69(1H,d,J=17.2Hz), 2.75〜3.0(4H,m), 3.47
(1H,dd,J=17.2Hz),3.77(3H,s), 3.9 〜4.15(2H,m), 6.7
〜6.95(5H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(R)−5−[2−[2−[2−(3−メトキシ
フェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチル
−3−ピロリドン塩酸塩 前記(a)工程で得た(R)−5−[2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−1−メチル−3−ピロリドン485mgをジオキ
サン7mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液
1.03mlを加えて減圧濃縮した。これを塩化メチレ
ン1mlに溶解し、酢酸エチル10mlを加え、更にエ
ーテル10mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取
し、洗浄し、真空で乾燥して、標記化合物421mg
(収率79%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −72.40 (c=1.05,メタ
ノール)。 融点:109〜110 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 2.5〜3.
0(8H,m), 2.89(3H,s),3.1 〜3.3(1H,m), 3.55 〜3.77(1
H,m), 3.75(3H,s), 3.8 〜 3.95(1H,m), 4.1〜4.25(2H,
m), 6.6 〜6.75(3H,m), 6.80(1H,d,J=8.6Hz), 6.96(1H,
t,J=7.9Hz),7.1 〜7.25(3H,m)。
【0156】製造例55 [S−(Z)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒド
ロキシイミノ−1−メチルピロリジン塩酸塩及び[S−
(E)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ
イミノ−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)[S−(Z)]−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシイミノ−1−メチルピロリジン及び[S−
(E)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ
イミノ−1−メチルピロリジン 製造例54(a)工程で得た(R)−5−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチル−3−ピロリドン797mgをメ
タノール5mlに溶解し、ヒドロキシアミン塩酸塩17
8mg及び酢酸ソーダ407mgを氷冷下に加え、2.
5時間攪拌した。反応液に酢酸エチル200ml及び水
60mlを加えて分液操作を行なった。酢酸エチル層を
食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で脱水乾
燥し、減圧濃縮して固体を得た。この濃縮物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/
塩化メチレン/酢酸エチル=1/9/10)を用いて精
製し、極性の低い分画として、[S−(Z)]−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシイミノ−1−メ
チルピロリジンが溶出し、極性の高い分画として、[S
−(E)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキ
シイミノ−1−メチルピロリジンが溶出し、それぞれの
分画を集めて濃縮し、前者を409mg(収率49%)
及び後者を298mg(収率36%)それぞれ無色固体
として得た。 [S−(Z)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒド
ロキシイミノ−1−メチルピロリジン(極性の低い分
画) NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 1.7〜1.
9(1H,m), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.41(3H,s), 2.55〜3.0(6
H,m), 2.95(1H,dd,J=2.5 および16.6Hz),3.77(3H,s),
3.9 〜4.15(3H,m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,
m)。 [S−(E)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒド
ロキシイミノ−1−メチルピロリジン(極性の高い分
画) NMRスペクトル (270MHz, CDDl3) δ ppm : 1.7〜1.
9(1H,m), 2.25 〜2.45(2H,m), 2.41(3H,s), 2.5 〜2.7
(1H,m), 2.8〜3.0(6H,m), 3.7(1H,d,J=14.2Hz),3.77(3
H,s), 3.95〜4.2(2H,m), 6.65 〜6.95(5H,m), 7.1 〜7.
25(3H,m)。 (b)[S−(Z)]−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシイミノ−1−メチルピロリジン塩酸塩及び
[S−(E)]−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4−ヒド
ロキシイミノ−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記工程(a)で得た[S−(Z)]−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−4−ヒドロキシイミノ−1−メチルピロ
リジン346mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液0.70mlを加えて減圧濃
縮した。これをメタノール0.5mlおよび塩化メチレ
ン5mlの混合液に溶解し、酢酸エチル5mlを加えて
静置した。析出した結晶を瀘取し、洗浄し、真空で乾燥
して、[S−(Z)]−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−4
−ヒドロキシイミノ−1−メチルピロリジン塩酸塩18
8mg(収率49%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −53.30 (c=0.95,メタ
ノール)。 融点:164〜167 0C。 NMRスペクトル (400MHz, DMSO) δ ppm : 2.15 〜
2.35(1H,m), 2.45 〜3.2(7H,m), 2.90(3H,s), 3.6〜4.2
5(4H,m), 3.71(3H,s), 4.31(1H,d,J=16.4Hz),6.7〜6.9
(4H,m), 6.97(1H,d,J=8.1Hz), 7.1〜7.25(3H,m)。 前記工程(a)で得た[S−(E)]−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−4−ヒドロキシイミノ−1−メチルピロ
リジン243mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液0.49mlを加えて減圧濃
縮した。これを塩化メチレン3mlに溶解し、酢酸エチ
ル3mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、洗
浄し、真空で乾燥して、[S−(E)]−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−4−ヒドロキシイミノ−1−メチルピ
ロリジン塩酸塩201mg(収率75%)を無色結晶と
して得た。 旋光度:[α]D −51.70 (c=1.08,メタ
ノール)。 融点:161〜163 0C。 NMRスペクトル (400MHz, DMSO) δ ppm : 2.15 〜
2.35(1H,m), 2.45 〜3.2(7H,m), 2.90(3H,s), 3.6〜4.
3(4H,m), 3.71(3H,s), 4.30(1H,d,J=16.2Hz),6.7 〜6.8
5(3H,m), 6.87(1H,t,J=7.4Hz), 6.97(1H,d,J=8.0Hz),
7.1 〜7.25(3H,m)。
【0157】製造例56 (2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン7mlに溶解
し、無水酢酸172mgおよび4−ジメチルアミノピリ
ジン52mgを加え、室温に1時間静置した。反応液を
減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽出した。
酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧
濃縮して油状物を得た。次いで、これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタ
ノール=10/1)を用いて精製し、標記化合物459
mg(収率82%)を無色の油状物として得た。
【0158】NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ p
pm : 1.6〜1.8(1H,m), 1.85 〜2.0(1H,m), 1.98(3H,s),
2.0 〜2.15(1H,m), 2.2 〜2.4(1H,m), 2.25(1H,dd,J=
5.3および10.6Hz), 2.38(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.
8〜3.0(4H,m), 3.58(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.78
(3H,s), 3.9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.8
(2H,m), 6.8〜6.95(3H,m), 7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−アセトキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン4
40mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩化水素
−ジオキサン溶液0.76mlを加えて減圧濃縮した。
これを酢酸エチル約2mlに溶解し、ヘキサン3mlを
加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥し
て、標記化合物370mg(収率77%)を無色結晶と
して得た。 旋光度:[α]D −3.80 (c=1.30,メタノ
ール)。 融点:67〜68 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.93(3
H,s), 2.25 〜2.7(4H,m), 2.75〜3.0(5H,m), 2.84(3H,
s), 3.6〜3.85(1H,m), 3.78(3H,s), 3.9 〜4.1(1H,m),
4.2 〜4.4(2H,m), 5.3〜5.4(1H,m), 6.7〜6.85(3H,m),
6.85(1H,d,J=7.9Hz), 6.94(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.3
(3H,m) 。
【0159】製造例57 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−サクシニルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをアセトン8mlに溶解
し、無水コハク酸211mgを加え4時間加熱還流し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
して、減圧濃縮し、固体を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタ
ノール=7/3)を用いて精製し、真空で乾燥して、標
記化合物477mg(収率74%)を無色無定型固体と
して得た。 旋光度:[α]D −19.20 (c=0.93,メタ
ノール)。 融点:60〜65 0C。(軟化点)。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.65 〜
2.35(4H,m), 2.35 〜2.6(4H,m), 2.40(3H,s), 2.7〜3.
0(5H,m), 3.4〜3.8(2H,m), 3.73(3H,s), 3.85〜4.1(2H,
m), 5.05 〜5.2(1H,m), 6.65 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.2
5(3H,m)。
【0160】製造例58 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−ピバロイルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ピバロイルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン700mgをピリジン7mlに溶解
し、ピバリン酸クロリド509mgおよび4−ジメチル
アミノピリジン72mgを加え、室温で48時間静置し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、濃縮して、油状物を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノ
ール=10/1)を用いて精製し、標記化合物789m
g(収率91%)を油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.13(9
H,s), 1.65 〜1.8(1H,m), 1.85〜2.1(2H,m), 2.2〜2.4
(1H,m), 2.23(1H,dd,J=5.0 および10.9Hz),2.39(3H,s),
2.6 〜2.8(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.61(1H,dd,J=6.3
および10.9Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜4.15(2H,m), 5.05
〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ピバロイルオキシピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−ピバロイルオキシピロ
リジン769mgをジオキサン7mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液1.31mlを加えて減圧濃
縮した。これを酢酸エチルに溶解して、静置するした。
析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物4
78mg(収率57%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −10.00 (c=1.02,メタ
ノール)。 融点:151〜153 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.09(9
H,s), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5 〜2.7(2H,m), 2.75 〜2.
95(5H,m), 2.86(3H,s), 3.6 〜3.8(1H,m),3.77(3H,s),
3.9 〜4.1(1H,m), 4.2〜4.4(2H,m), 5.25 〜5.4(1H,m),
6.7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=7.3Hz), 6.94(1H,t,J=
7.9Hz), 7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0161】製造例59 (2R,4R)−4−ヘキサノイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ヘキサノイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン461mgをピリジン5mlに溶解
し、無水ヘキサン酸420mgおよび4−ジメチルアミ
ノピリジン48mgを加え、室温で3.5時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で
脱水し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢
酸エチル=1/4)を用いて精製し、標記化合物523
mg(収率89%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.86(3
H,t,J=6.8Hz), 1.15〜1.4(4H,m), 1.5〜1.8(3H,m), 1.8
5 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.6H
z), 2.38(3H,s), 2.55〜2.75(1H,m), 2.8 〜3.0(4H,m),
3.60(1H,dd,J=6.6 および10.7Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜
4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.1
〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ヘキサノイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−ヘキサノイ
ルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン500mgをジオキサン6mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液0.83mlを加えて減圧濃
縮した。これを塩化メチレン約2mlに溶解し、エーテ
ルを白濁するまで加えて静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物360mg(収率67
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −3.20 (c=1.11,メタノ
ール)。 融点:87〜88 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.84(3
H,t,J=6.9Hz), 1.1〜1.35(4H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
14(2H,t,J=7.6Hz), 2.3〜2.75(4H,m), 2.75〜3.0(5H,
m), 2.85(3H,s), 3.65〜3.85(1H,m), 3.77(3H,s), 3.9
〜4.1(1H,m),4.2 〜4.3 (1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.6およ
び13.3Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.7〜6.8(3H,m), 6.85(1
H,d,J=8.1Hz), 6.94(1H,t,J=7.3Hz), 7.1〜7.3(3H,m)
【0162】製造例60 (2R,4R)−4−デカノイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−デカノイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン5mlに溶解
し、無水デカン酸594mgおよび4−ジメチルアミノ
ピリジン52mgを加え、室温で2.5時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽
出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エ
チル=1/9)を用いて精製し、標記化合物670mg
(収率93%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.87(3
H,t,J=6.6Hz), 1.15〜1.4(12H,m), 1.45〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.21(2H,t,J=
7.5Hz), 2.37(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.75 〜3.0(4
H,m), 3.58(1H,dd,J=6.6および10.6Hz), 3.78(3H,s),
3.9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m),6.7 〜6.95(5H,m),
7.05〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−デカノイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−デカノイル
オキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン647mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩
化水素−ジオキサン溶液0.95mlを加えて減圧濃縮
した。これを塩化メチレン約1mlに溶解し、エーテル
約20mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、
真空で乾燥して、標記化合物281mg(収率40%)
を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.00 (c=1.14,メタノ
ール)。 融点:58〜60 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.87(3
H,t,J=6.7Hz), 1.1〜1.35(12H,m), 1.4〜1.6(2H,m), 2.
14(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.7(4H,m), 2.75〜3.0(5H,
m), 2.85(3H,s), 3.65 〜3.85(1H,m), 3.77(3H,s), 3.9
〜4.1(1H,m),4.2〜4.35(1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.5およ
び13.3Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.7〜6.8(3H,m), 6.85(1
H,d,J=8.1Hz), 6.94(1H,t,J=7.4Hz), 7.1〜7.3(3H,m)
【0163】製造例61 (2R,4R)−4−(3,3−ジメチルブチリルオキ
シ)−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−(3,3−ジメチルブチリ
ルオキシ)−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピ
ロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン5mlに溶解
し、3,3−ジメチルブチリルクロリド223mgおよ
び4−ジメチルアミノピリジン52mgを加え、室温で
16時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸
エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マ
グネシウム上で脱水し、減圧濃縮して油状物を得た。こ
れをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
メタノール/酢酸エチル=1/9)を用いて精製し、標
記化合物338mg(収率59%)を無色油状物として
得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.98(9
H,s), 1.6〜1.8(1H,m),1.85 〜2.15(2H,m), 2.12(2H,
s), 2.2 〜2.4(1H,m), 2.25(1H,d,J=5.0および10.6Hz),
2.37(3H,s), 2.55 〜2.75(1H,m), 2.8 〜3.0(4H,m),
3.59(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜
4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.05
〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−(3,3−ジメチルブチリ
ルオキシ)−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピ
ロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−(3,3−
ジメチルブチリルオキシ)−2−[2−[2−[2−
(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチ
ル]−1−メチルピロリジン355mgをジオキサン5
mlに溶解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.5
9mlを加えて減圧濃縮した。これを塩化メチレン約1
mlに溶解し、エーテル約20mlを加えて静置した。
析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物3
18mg(収率83%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −6.20 (c=1.00,メタノ
ール)。 融点:131〜133 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.92(9
H,s), 2.04(2H,s),2.25〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,m),
2.75 〜3.0(5H,m), 2.86(3H,s), 3.65 〜3.85(1H,m),
3.77(3H,s), 3.9 〜4.1(1H,m), 4.2〜4.35(1H,m), 4.35
(1H,dd,J=5.6 および13.4Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.7〜
6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.2Hz),6.94(1H,t,J=7.2Hz),
7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0164】製造例62 (2R,4R)−4−イソブチリルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩(a)
(2R,4R)−4−イソブチリルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをピリジン5mlに溶解
し、イソブチリルクロリド192mgおよび4−ジメチ
ルアミノピリジン52mgを加え、室温で5時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で
脱水し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢
酸エチル=1/4)を用いて精製し、標記化合物512
mg(収率86%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.10(6
H,d,J=7.1Hz), 1.6〜1.8(1H,m), 1.85 〜2.1(2H,m), 2.
2〜2.35(1H,m), 2.22(1H,dd,J=5.1および10.7Hz), 2.35
〜2 .55(1H,m), 2.38(3H,s), 2.55 〜2.75(1H,m), 2.8
〜3.0(4H,m),3.59(1H,dd,J=6.5および10.7Hz), 3.78(3
H,s), 3.9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95
(5H,m), 7.05〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−イソブチリルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−イソブチリ
ルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン489mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液0.86mlを加えて減圧減
圧濃縮した。これを塩化メチレン約1mlに溶解し、酢
酸エチル約20ml及びエーテル約2mlを加えて静置
した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化
合物449mg(収率85%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −8.50 (c=1.03,メタノ
ール)。 融点:140〜142 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.06(6
H,d,J=7.0Hz), 2.04(2H,s), 2.25 〜2.5(3H,m), 2.5〜
2.7(2H,m), 2.75 〜3.0(5H,m), 2.86(3H,s),3.65〜3.85
(1H,m), 3.77(3H,s), 3.9 〜4.1(1H,m), 4.2〜4.35(1H,
m), 4.35(1H,dd,J=5.6および13.4Hz), 5.3〜5.4(1H,m),
6.7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.2Hz), 6.94(1H,t,J=
7.4Hz), 7.1〜7.3(3H,m) 。
【0165】製造例63 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−フェニルカルバモイルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−フェニルカルバモイルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgを塩化メチレン8mlに
溶解し、フェニルイソシアネート243mgおよびトリ
エチルアミン160mgを加え、室温で6時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で
脱水し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール
/酢酸メチレン=1/4)を用いて精製し、標記化合物
578mg(収率87%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.
8(1H,m), 1.85 〜2.05(1H,m), 2.1 〜2.2(1H,m), 2.25
〜2.4(1H,m), 2.35(1H,dd,J=4.7 および10.8Hz), 2.40
(3H,s), 2.65 〜3.0(5H,m), 3.64(1H,dd,J=6.6 および1
0.9Hz), 3.77(3H,s), 3.9〜4.05(1H,m), 4.05〜4.2(1H,
m), 5.15 〜5.3(1H,m), 6.7〜6.9(5H,m),6.95〜7.35(8
H,m) 。
【0166】(b)(2R,4R)−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]−1−メチル−4−フェニルカルバモイルオキ
シピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−フェニルカルバモイル
オキシピロリジン543mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.86mlを加
えて減圧濃縮して油状物を得た。これをヘキサンでよく
洗浄し、真空で乾燥して、標記化合物564mg(収率
96%)を油状物として得た。 旋光度:[α]D +2.00 (c=1.32,メタノ
ール)。 IRスペクトル(溶液法−クロロホルム,cm-1): 174
0, 1601, 1585, 1531,1494, 1455, 1445。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.3〜2.
45(1H,m), 2.45〜2.75(3H,m), 2.75〜3.0(4H,m), 2.88
(3H,s), 3.06(1H,d,J=13.1Hz), 3.7 〜4.1(2H,m), 3.76
(3H,s), 4.25 〜4.45(2H,m), 5.35〜5.45(1H,m), 6.7
〜6.9(4H,m),6.94(1H,t,J=7.0Hz), 7.07(1H,t,J=7.2H
z), 7.1 〜7.35(7H,m)。
【0167】製造例64 (2R,4R)−4−ヘプタノイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩(a)
(2R,4R)−4−ヘプタノイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン400mgをピリジン5mlに溶解
し、無水ヘプタン酸327mgおよび4−ジメチルアミ
ノピリジン41mgを加え、室温で14時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽
出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エ
チル=1/4)を用いて精製し、標記化合物433mg
(収率82%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.86(3
H,t,J=6.6Hz), 1.15 〜1.4(6H,m), 1.45 〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.1(2H,m), 2.1〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.6H
z), 2.38(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),
3.58(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜
4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.05
〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ヘプタノイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−ヘプタノイ
ルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェ
ニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロ
リジン415mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定
塩化水素−ジオキサン溶液0.67mlを加えて減圧濃
縮した。これを酢酸エチル約1mlに溶解し、エーテル
10mlを加え静置した。析出した結晶を瀘取し、真空
で乾燥して、標記化合物361mg(収率81%)を無
色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.60 (c=1.00,メタノ
ール)。 融点:93〜94 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.85(3
H,t,J=6.8Hz), 1.1〜1.35(6H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
14(2H,t,J=7.5Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.75 〜3.0(5H,m), 2.85(3H,s), 3.65 〜3.8(1H,
m), 3.77(3H,s),3.9 〜4.05(1H,m), 4.2 〜4.3(1H,m),
4.35(1H,dd,J=5.5 および13.3Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.
7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=7.9Hz), 6.94(1H,t,J=7.4H
z), 7.15〜7.25(3H,m)。
【0168】製造例65 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−オクタノイルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−オクタノイルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン400mgをピリジン5mlに溶解
し、無水オクタン酸365mgおよび4−ジメチルアミ
ノピリジン41mgを加え、室温で14時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽
出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用い
て精製し、標記化合物471mg(収率87%)を無色
油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.86(3
H,t,J=7.3Hz), 1.15 〜1.4(8H,m), 1.45 〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.1(2H,m), 2.1〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.6H
z), 2.38(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),
3.58(1H,dd,J=6.7 および10.7Hz), 3.78(3H,s), 3.9〜
4.15(2H,m), 5.1 〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m), 7.1
〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−オクタノイルオキシピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−オクタノイルオキシピ
ロリジン445mgをジオキサン5mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.69mlを加えて減圧
濃縮した。これを酢酸エチル1mlに溶解し、エーテル
10mlを加え静置した。析出した結晶を瀘取し、真空
で乾燥して、標記化合物461mg(収率96%)を無
色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.60 (c=1.01,メタノ
ール)。 融点:86〜88 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.86(3
H,t,J=6.8Hz), 1.1〜1.35(8H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
14(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,m)
,2.75 〜3.0(5H,m), 2.85(3H,s), 3.65 〜3.85(1H,m),
3.77(3H,s),3.9 〜4.05(1H,m), 4.15〜4.35(1H,m), 4.
34(1H,dd,J=5.4および13.2Hz), 5.25〜5.4(1H,m), 6.7
〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=7.9Hz), 6.94(1H,t,J=7.5H
z),7.15〜7.25(3H,m)。
【0169】製造例66 (2R,4R)−4−ラウロイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ラウロイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン388mgをピリジン5mlに溶解
し、無水ラウリン酸543mgをおよび4−ジメチルア
ミノピリジン40mgを加え、室温で4時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルを水で分液抽
出した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウム上で脱水し、
減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精
製し、標記化合物549mg(収率94%)を無色油状
物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.7Hz), 1.15 〜1.4(16H,m), 1.55〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.15(2H,m), 2.2 〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.
6Hz), 2.37(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,
m), 3.58(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.78(3H,s), 3.
9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m),
7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ラウロイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−ラウロイル
オキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン535mgをジオキサン6mlに溶解し、4規定塩
化水素−ジオキサン溶液0.75mlを加えて減圧濃縮
した。これに酢酸エチル1mlに溶解しエーテル10m
lを加えて攪拌した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾
燥して、標記化合物446mg(収率78%)を無色結
晶として得た。 旋光度:[α]D −2.10 (c=1.19,メタノ
ール)。 融点:73〜74 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.6Hz), 1.1〜1.35(16H,m), 1.4〜1.6(2H,m), 2.
13(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.75 〜2.95(5H,m), 2.85(3H,s), 3.65〜3.8(1H,
m), 3.77(3H,s),3.9 〜4.05(1H,m), 4.2 〜4.35(1H,m),
4.34(1H,dd,J=5.6および13.5Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.
7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.0Hz), 6.94(1H,t,J=7.3H
z), 7.15〜7.3(3H,m) 。
【0170】製造例67 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−ミリストイルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ミリストイルオキシピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン362mgをピリジン5mlに溶解
し、無水ミリスチン酸581mgおよび4−ジメチルア
ミノピリジン37mgを加え、40 0Cで4時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分
液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で
脱水し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を
用いて精製し、標記化合物505mg(収率88%)を
無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.6Hz), 1.15 〜1.4(20H,m), 1.55〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.15(2H,m), 2.2 〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.
6Hz), 2.37(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,
m), 3.58(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.78(3H,s), 3.
9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.7〜6.95(5H,m),
7.1 〜7.25(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ミリストイルオキシピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−ミリストイルオキシピ
ロリジン484mgをジオキサン5mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.64mlを加えて減圧
濃縮した。これにペンタンを加えて攪拌し、析出した結
晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物394mg
(収率76%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.00 (c=1.32,メタノ
ール)。 融点:44〜45 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.7Hz), 1.1〜1.4(20H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
13(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.75 〜3.0(5H,m), 2.85(3H,s), 3.65 〜3.8(1H,
m), 3.77(3H,s),3.9 〜4.05(1H,m), 4.2 〜4.3(1H,m),
4.34(1H,dd,J=5.7 および13.2Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.
7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.7Hz), 6.94(1H,t,J=7.1H
z), 7.15〜7.3(3H,m) 。
【0171】製造例68 (2R,4R)−4−ベンゾイルオキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ベンゾイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン498mgをピリジン6mlに溶解
し、無水安息香酸380mgおよび4−ジメチルアミノ
ピリジン51mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽出し
た。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、
減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル
=1/9)を用いて精製し、標記化合物546mg(収
率85%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.7〜1.
9(1H,m), 2.0〜2.15(1H,m), 2.15〜2.4(2H,m), 2.4〜2.
5(1H,m), 2.44(3H,s), 2.7〜3.0(5H,m),3.65〜3.8(1H,
m), 3.75(3H,s), 3.95 〜4.2(2H,m), 5.3〜5.5(1H,m),
6.65 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.25(3H,m), 7.3 〜7.45(2
H,m), 7.45〜7.6(1H,m), 7.9〜8.0(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−4−ベンゾイルオキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−ベンゾイル
オキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン520mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩
化水素−ジオキサン溶液0.85mlを加えて減圧濃縮
した。これを塩化メチレン1mlに溶解しエーテル20
mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で
乾燥して、標記化合物512mg(収率91%)を無色
結晶として得た。 旋光度:[α]D +10.00 (c=1.09,メタ
ノール)。 融点:100〜101 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 2.4〜2.
7(4H,m), 2.75 〜3.0(4H,m), 2.90(3H,s), 3.09(1H,d,J
=13.3Hz), 3.70(3H,s), 3.75 〜3.95(1H,m),3.95〜4.1
(1H,m), 4.2〜4.35(1H,m), 4.47(1H,dd,J=5.6および13.
3Hz), 5.5〜5.6(1H,m), 6.65 〜6.75(3H,m), 6.86(1H,
d,J=8.1Hz), 6.92(1H,t,J=7.1Hz),7.05〜7.4(5H,m), 7.
54(1H,t,J=7.4Hz), 7.87(2H,d,J=7.5Hz) 。
【0172】製造例69 (2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−[2−
[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フ
ェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン300mgをピリジン6mlに溶解し、無
水酢酸238mgおよび4−ジメチルアミノピリジン2
8mgを加え、室温に3時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エ
チル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧濃縮し
て油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール10/
1)を用いて精製し、標記化合物260mg(収率78
%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.
8(1H,m), 1.85 〜2.15(2H,m), 1.97(3H,s), 2.2 〜2.35
(1H,m), 2.15(1H,dd,J=5.2および10.7Hz),2.37(3H,s),
2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.58(1H,dd,J=6.7
および10.7Hz), 3.9〜4.15(2H,m), 5.0 〜5.2(1H,m),
6.46(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4H,m), 7.0〜7.1(2H,
m), 7.15 〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−4−アセトキシ−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−アセトキシ
−2−[2−[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフ
ェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピ
ロリジン253mgをジオキサン5mlに溶解し、4規
定塩化水素−ジオキサン溶液0.43mlを加えて減圧
濃縮した。これを塩化メチレン1mlに溶解し、酢酸エ
チル10mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物193mg(収率70
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −3.80 (c=1.17,メタノ
ール)。 融点:90〜92 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.93(3
H,s), 2.2〜2.5(2H,m),2.5 〜2.7(2H,m), 2.8〜3.0(5H,
m), 2.87(3H,s), 3.6〜3.75(1H,m), 3.95〜4.05(1H,m),
4.2 〜4.3(1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.7 および13.5Hz),
5.3〜5.4(1H,m),6.50(1H,t,J=74.0Hz), 6.85(1H,d,J=8.
0Hz), 6.9〜7.0(3H,m), 7.02(1H,d,J=7.6Hz), 7.1〜7.3
(3H,m) 。
【0173】製造例70 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−1−メチル−4−ピバロイルオキシピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−1−メチル−4−ピバロイルオキシピロリジン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン259mgをテトラヒドロフラン10ml
に溶解し、氷冷下に水素化ナトリウム(55%:鉱油分
散)43mgを加えて10分間攪拌した。この溶液にピ
バリン酸クロリド117mgを同温で加え、室温で7日
間攪拌した。反応液に水60mlおよび酢酸エチル10
0mlを加えて、分液抽出した。酢酸エチル層を食塩水
で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧
濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=
10/1)を用いて精製し、標記化合物221mg(収
率70%)を無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.13(9
H,s), 1.6〜1.8(1H,m),1.85〜2.1(2H,m), 2.2〜2.35(1
H,m), 2.22(1H,dd,J=5.0および10.7Hz), 2.38(3H,s),
2.55 〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m), 3.60(1H,dd,J=6.5
および10.7Hz),3.9 〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,m),
6.46(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4H,m),7.05(2H,t,J=
7.8Hz), 7.15〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−1−メチル−4−ピバロイルオキシピロリジン
塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチル−4−ピバロイルオ
キシピロリジン218mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.34mlを加
えて減圧濃縮した。これを酢酸エチル5mlに溶解して
ヘキサン5mlを加えて静置した。析出した結晶を瀘取
し、真空で乾燥して、標記化合物198mg(収率84
%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −9.120 (c=1.02,メタ
ノール)。 融点:133〜134 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.09(9
H,s), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,m), 2.75 〜3.0
(5H,m), 2.87(3H,s), 3.55 〜3.8(1H,m), 3.95〜4.1(1
H,m), 4.2〜4.35(1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.3および13.4H
z), 5.25 〜5.4(1H,m), 6.49(1H,t,J=74.0Hz), 6.8〜7.
05(5H,m), 7.1 〜7.2(1H,m), 7.2〜7.3(2H,m)。
【0174】製造例71 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−ヘキサノイルオキシ−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−ヘキサノイルオキシ−1−メチルピロリジ
ン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン400mgをピリジン5mlに溶解し、無
水ヘキサン酸274mgおよび4−ジメチルアミノピリ
ジン37mgを加え、室温に14時間攪拌した。反応液
を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽出し
た。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、
減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精
製し、標記化合物312mg(収率62%)を無色油状
物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.86(3
H,t,J=6.7Hz), 1.15 〜1.35(4H,m), 1.45〜1.8(3H,m),
1.85 〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.21(2H,t,J=
7.5Hz), 2.38(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,
m), 3.59(1H,dd,J=6.6 および10.6Hz), 3.9〜4.15(2H,
m), 5.1 〜5.2(1H,m), 6.46(1H,t,J=74.2Hz), 6.8〜7.0
(4H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.15 〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−ヘキサノイルオキシ−1−メチルピロリジ
ン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−ヘキサノイルオキシ−1−
メチルピロリジン293mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.45mlを加
えて減圧濃縮した。これを酢酸エチル1.5mlに溶解
しエーテル12mlを加えて静置した。析出した結晶を
瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物261mg(収率
83%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.60 (c=0.97,メタノ
ール)。 融点:108〜109 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.85(3
H,t,J=6.9Hz), 1.1〜1.35(4H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
15(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.8〜3.0(5H,m), 2.87(3H,s), 3.55 〜3.8(1H,m),
3.95 〜4.1(1H,m), 4.15 〜4.3(1H,m), 4.35(1H,dd,J=
5.7 および13.2Hz), 5.3〜5.4(1H,m),6.49(1H,t,J=74.0
Hz), 6.8〜7.05(5H,m), 7.11(1H,dd,J=1.7および7.4H
z),7.2 〜7.3(2H,m) 。
【0175】製造例72 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−イソブチリルオキシ−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−イソブチリルオキシ−1−メチルピロリジ
ン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン400mgをピリジン5mlに溶解し、イ
ソブチリルクロリド131mgおよび4−ジメチルアミ
ノピリジン37mgを加え、室温で14時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルを水で分液抽
出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、減圧濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用い
て精製し、標記化合物418mg(収率89%)を無色
油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.05 〜
1.15(6H,m), 1.6 〜1.8(1H,m), 1.85 〜2.1(2H,m), 2.2
〜2.35(1H,m), 2.22(1H,dd,J=5.2および10.6Hz), 2.35
〜2.55(1H,m), 2.37(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.
0(4H,m),3.58(1H,dd,J=6.7および10.6Hz), 3.9〜4.15(2
H,m), 5.05〜5.2(1H,m), 6.45(1H,t,J=74.3Hz), 6.8 〜
7.0(4H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.15 〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−イソブチリルオキシ−1−メチルピロリジ
ン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−イソブチリルオキシ−1−
メチルピロリジン399mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.65mlを加
えて減圧濃縮した。これを塩化メチレン1mlに溶解
し、酢酸エチル2mlおよびエーテル10mlを加えて
静置した。析出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標
記化合物339mg(収率79%)を無色結晶として得
た。 旋光度:[α]D −6.20 (c=1.24,メタノ
ール)。 融点:105〜107 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.0〜1.
1(6H,m), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5 〜2.7(2H,m), 2.8〜
3.0(5H,m), 2.86(3H,s), 3.55 〜3.75(1H,m),3.95〜4.1
(1H,m), 4.2〜4.3(1H,m), 4.34(1H,dd,J=5.5 および13.
5Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.49(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜
7.05(5H,m), 7.05〜7.15(1H,m), 7.15〜7.3(2H,m) 。
【0176】製造例73 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−1−メチル−4−パルミトイルオキシピロリジン塩酸
塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−1−メチル−4−パルミトイルオキシピロリジ
ン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン401mgをピリジン8mlに溶解し、無
水パルミチン酸608mgおよび4−ジメチルアミノピ
リジン38mgを加え、室温で14時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルを水で分液抽出し
た。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、
濃縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精製
し、標記化合物446mg(収率69%)を無色油状物
として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.6Hz), 1.15 〜1.4(24H,m), 1.45〜1.8(3H,m),
1.85〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.
5Hz), 2.37(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),
3.58(1H,dd,J=6.7 および10.7Hz), 3.9〜4.15(2H,m),
5.05〜5.2(1H,m), 6.46(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4
H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.1〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−1−メチル−4−パルミトイルオキシピロリジ
ン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチル−4−パルミトイル
オキシピロリジン427mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.51mlを加
えて減圧濃縮した。これをヘキサン中で攪拌して洗浄
し、上澄みを除去して、真空で乾燥し、標記化合物45
0mg(定量的)を無色ワックス状物として得た。 旋光度:[α]D −2.40 (c=1.49,メタノ
ール)。 IRスペクトル(液状フィルム,cm-1): 1739, 1602,
1589, 1495, 1467,1455, 1382。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.88(3
H,t,J=6.6Hz), 1.1〜1.4(24H,m), 1.4 〜1.6(2H,m), 2.
15(2H,t,J=7.5Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.8〜3.0(5H,m), 2.87(3H,s), 3.55 〜3.75(1H,m),
3.9 〜4.1(1H,m), 4.15 〜4.3(1H,m), 4.35(1H,dd,J=
5.6 および13.3Hz), 5.3〜5.4(1H,m),6.49(1H,t,J=74.1
Hz), 6.8〜7.05(5H,m), 7.05〜7.15(1H,m), 7.2 〜7.3
(2H,m)。
【0177】製造例74 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−ジフル
オロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]
−4−デカノイルオキシ−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−デカノイルオキシ−1−メチルピロリジン 製造例44(b)で得た(2R,4R)−2−[2−
[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチ
ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
ルピロリジン400mgをピリジン5mlに溶解し、無
水デカン酸399mgおよび4−ジメチルアミノピリジ
ン38mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応液を減
圧濃縮し、濃縮物を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢
酸エチル層を無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧濃
縮して油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精製し、
標記化合物480mg(収率86%)を無色油状物とし
て得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.87(3
H,t,J=6.7Hz), 1.15 〜1.4(12H,m), 1.5 〜1.8(3H,m),
1.8〜2.1(2H,m), 2.15 〜2.35(2H,m), 2.21(2H,t,J=7.6
Hz), 2.37(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,m),
3.58(1H,dd,J=6.7 および10.7Hz), 3.9〜4.15(2H,m),
5.05〜5.2(1H,m), 6.46(1H,t,J=74.2Hz), 6.8 〜7.0(4
H,m), 7.0〜7.1(2H,m), 7.1〜7.3(2H,m) 。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
ジフルオロメトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エ
チル]−4−デカノイルオキシ−1−メチルピロリジン
ン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−4−デカノイルオキシ−1−メ
チルピロリジン457mgをジオキサン5mlに溶解
し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.63mlを加
えて減圧濃縮した。これにペンタンを加えて静置し、析
出した結晶を瀘取し、真空で乾燥して、標記化合物44
2mg(収率90%)を無色結晶として得た。 旋光度:[α]D −2.40 (c=1.06,メタノ
ール)。 融点:48〜50 0C。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.87(3
H,t,J=6.7Hz), 1.1〜1.35(12H,m), 1.4〜1.6(2H,m), 2.
15(2H,t,J=7.6Hz), 2.25 〜2.5(2H,m), 2.5〜2.7(2H,
m), 2.8〜3.0(5H,m), 2.87(3H,s), 3.55 〜3.8(1H,m),
3.95 〜4.1(1H,m), 4.2〜4.3(1H,m), 4.35(1H,dd,J=5.5
および13.4Hz), 5.3〜5.4(1H,m), 6.49(1H,t,J=74.1H
z), 6.8〜7.05(5H,m), 7.05〜7.15(1H,m), 7.2 〜7.3(2
H,m) 。
【0178】製造例75 (2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
ル−4−ピバロイルオキシメチルオキシピロリジン塩酸
塩 (a)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ピバロイルオキシメチルオキシピロリジ
ン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン500mgをテトラヒドロフラン8
mlに溶解し、水素化ナトリウム(55%鉱油分散物)
68mgを加え、氷冷下、15分間攪拌した。これにピ
バリン酸ヨードメチルエステル375mgを加え、室温
で3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、濃縮物を酢酸
エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マ
グネシウム上で脱水して濃縮し、油状物を得た。これを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタ
ノール/酢酸エチル/塩化メチレン=1/6/10)を
用いて精製し、標記化合物313mg(収率47%)を
無色油状物として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.19(9
H,s), 1.6〜1.8(1H,m),1.8 〜1.95(1H,m), 2.0 〜2.15
(1H,m), 2.15〜2.45(1H,m), 2.29(1H,dd,J=5.9および1
0.0Hz),2.36(3H,s), 2.55〜2.7(1H,m), 2.8〜3.0(4H,
m), 3.44(1H,dd,J=6.5 および10.0Hz), 3.78(3H,s), 3.
9〜4.1(2H,m), 4.2〜4.35(1H,m), 5.21(1H,d,J=6.3Hz),
5.29(1H,d,J=6.3Hz), 6.65〜6.95(5H,m), 7.05〜7.25
(3H,m)。 (b)(2R,4R)−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチル−4−ピバロイルオキシメチルオキシピロリジ
ン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−2−[2−[2
−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキ
シ]エチル]−1−メチル−4−ピバロイルオキシメチ
ルオキシピロリジン231mgをジオキサン5mlに溶
解し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液0.40mlを
加えて減圧濃縮して油状物を得た。これをペンタンでよ
く洗浄し、真空で乾燥して、標記化合物239mg(収
率96%)を油状物として得た。 旋光度:[α]D −12.50 (c=0.92,メタ
ノール)。 IRスペクトル(溶液法−クロロホルム,cm-1): 173
0, 1714, 1601, 1585,1494, 1455, 1438, 1400, 1365。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.15(9
H,s), 2.1〜2.3(1H,m),2.35〜2.7(3H,m), 2.75 〜3.0(5
H,m), 2.84(3H,s), 3.6〜3.8(1H,m), 3.78(3H,s), 3.9
〜4.1(1H,m), 4.15 〜4.4(2H,m), 4.4〜4.55(1H,m), 5.
20(1H,d,J=6.6Hz), 5.25(1H,d,J=6.6Hz), 6.7 〜7.0(5
H,m), 7.1〜7.3(3H,m) 。
【0179】製造例76 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−
[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]
エチル]ピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]ピロリジン メタノール5mlに苛性カリ(85%)199mgを溶
解し、特開平6-234736号の実施例68で得られた(2
R,4R)−1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]ピロリジン418mgを加
えて、20分間加熱還流した。反応液を冷却し、塩酸を
用いてpH8として、酢酸エチル50mlで4回抽出し
た。抽出液を合わせて、無水硫酸マグネシウム上で脱水
し、減圧濃縮して固体を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/塩化メチ
レン=3/7)を用いて精製し、標記化合物116mg
(収率34%)を無色固体として得た。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 1.6〜1.
8(1H,m), 1.95 〜2.3(3H,m), 2.7 〜3.0(4H,m), 2.93(1
H,d,J=12.1Hz), 3.2 〜3.4(1H,m), 3.7〜3.9(1H,m), 3.
72(3H,s), 4.08(2H,t,J=6.1Hz), 4.3 〜4.5(1H,m), 6.7
〜7.05(5H,m), 7.1 〜 7.3(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−ヒドロキシ
−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エ
チル]フェノキシ]エチル]ピロリジン103mgにジ
オキサン5mlを加え、4規定塩化水素−ジオキサン溶
液0.23mlを加えて加熱溶解した。これを冷却し、
析出した結晶を瀘取し、洗浄し、真空で乾燥して、標記
化合物106mg(収率93%)を無色結晶として得
た。 融点:160〜162 0C。 NMRスペクトル (270MHz, DMSO) δ ppm : 1.7〜1.85
(1H,m), 2.05〜2.4(3H,m), 2.7〜2.9(4H,m), 3.01(1H,
d,J=12.3Hz), 3.37(1H,d,J=4.3Hz および12.3Hz), 3.72
(3H,s), 3.8〜4.0(1H,m), 4.09(2H,t,J=6.1Hz), 4.3〜
4.5(1H,m), 6.7〜6.9(4H,m), 6.97(1H,d,J=7.8Hz), 7.1
〜7.25(3H,m)。
【0180】製造例77 (2R,4R)−4−リノレオイルキシ−2−[2−
[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フェノ
キシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 (a)(2R,4R)−4−リノレオイルキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン 特開平6-234736号の実施例68で得られた(2R,4
R)−4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−
メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
−メチルピロリジン309mgをピリジン5mlの溶解
し、無水リノール酸614mgおよび4−ジメチルアミ
ノピリジン32mgを加え、室温で4時間攪拌し、更に
40 0Cで14時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、濃
縮物を酢酸エチルと水で分液抽出した。酢酸エチル層を
無水硫酸マグネシウム上で脱水し、減圧濃縮して油状物
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:酢酸エチル)を用いて精製し、標記化合物
316mg(収率59%)を無色油状物として得た。
NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.89
(3H,t,J=6.7Hz), 1.2〜 1.45(14H,m), 1.5〜1.8(3H,
m), 1.85 〜2.1(6H,m), 2.15 〜2.4(2H,m), 2.21(2H,t,
J=7.6Hz), 2.37(3H,s), 2.55 〜2.7(1H,m), 2.76(2H,t,
J=5.8Hz), 2.8〜3.0 (4H,m), 3.58(1H,dd,J=6.7および1
0.6Hz), 3.78(3H,s),3.9〜4.15(2H,m), 5.05〜5.2(1H,
m), 5.25 〜5.45(4H,m), 6.7 〜6.9(5H,m), 7.05 〜7.2
5(3H,m)。 (b)(2R,4R)−4−リノレオイルキシ−2−
[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た(2R,4R)−4−リノレオイ
ルキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン280mgをジオキサン5mlに溶解し、4規定塩
化水素−ジオキサン溶液0.34mlを加えて減圧濃縮
し、油状物を得た。これにペンタンを加えて攪拌し、上
澄みを除去して、洗浄を数度くり返し、真空で乾燥し
て、標記化合物292mg(収率98%)を無色ワック
ス状物として得た。 旋光度:[α]D −3.20 (c=1.12,メタノ
ール)。
【0181】IRスペクトル(液状フィルム,cm-1):
1739, 1601, 1585, 1494, 1455,1438, 1385, 1358。 NMRスペクトル (270MHz, CDCl3) δ ppm : 0.89(3
H,t,J=6.8Hz), 1.1 〜1.7(16H,m), 1.95〜2.7(8H,m),
2.13H(2H,t,J=7.6Hz), 2.75〜3.0(5H,m), 2.76(2H,t,J=
5.9Hz), 2.84(3H,s), 3.65〜3.85(1H,m), 3.77(3H,s),
3.9 〜4.1(1H,m), 4.2〜4.45(2H,m), 5.25〜5.5(5H,m),
6.7〜6.8(3H,m), 6.85(1H,d,J=8.1Hz),6.94(1H,t,J=7.
2Hz), 7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0182】製剤例1 カプセル剤 製造例27の化合物 20.0 mg 乳糖 158.7 トウモロコシデンプン 70.0 ステアリン酸マグネシウム 1.3 250 mg 上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通し
た後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに
入れ、カプセル剤とする。
【0183】製剤例2 錠剤 製造例27の化合物 20.0 mg 乳糖 154.0 トウモロコシデンプン 25.0 ステアリン酸マグネシウム 1.0 200 mg 上記処方の粉末を混合し、打錠機により打錠して、1錠
200mgの錠剤とする。
【0184】この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことが
できる。
【0185】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物は、すぐれたスクアレンシンターゼ阻害活性を有し、
毒性が弱いため、スクアレンシンターゼ阻害剤、高脂血
症治療剤または予防剤(好適には、治療剤)として有用
である。また、R7 がアシルオキシ−ヘテロシクリル基
(特に、アルカノイルオキシーピロリジニル基)である
化合物は、胃への刺激性が少ないという特性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 A61K 31/415 31/495 31/495 31/535 31/535 31/54 31/54 // C07D 207/325 C07D 207/325 207/333 207/333 207/36 207/36 211/22 211/22 211/46 211/46 295/08 295/08 Z (72)発明者 藤本 光一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 田中 直樹 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 は、置換されていてもよいC6 −C10アリ
    ール基(該置換基は、C1 −C6 アルキル基、ハロゲノ
    ーC1 −C6 アルキル基、C2 −C6 アルケニル基、C
    2 −C6 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C6 アル
    コキシ基、ハロゲノーC1 −C6 アルコキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノ若
    しくはジC1 −C6 アルキルカルバモイル基又はC1
    6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲン
    で置換されていてもよいC6 −C10アリール基を示
    す。)を示し、 R2 は、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子又は置換されていて
    もよいC1 −C6 アルキル基(該置換基は、ヒドロキシ
    基、ジ−C1 −C6 アルキルアミノ基又はC1 −C6
    ルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換
    されていてもよいC6 −C10アリール基を示す。)を示
    すか或は、結合している窒素原子と共に、置換されてい
    てもよい、窒素、酸素及び硫黄原子からなる群から選択
    されるヘテロ原子を1乃至4個含む3乃至6員環状ヘテ
    ロシクリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基として
    は、C1 −C6 アルキル基、ヒドロキシ基又はC1 −C
    6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで
    置換されていてもよいC6 −C10アリール基を示し、窒
    素原子上の置換基としては、C1 −C6 アルキル基又は
    1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハ
    ロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール基を
    示す。)を示し、Bは、C2 −C6 アルキレン基又は式
    −CH2 CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素
    原子、C1 −C6 アルカノイル基、カルボキシで置換さ
    れたC2 −C7 アルカノイル基又はC1 −C6 アルキ
    ル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換され
    ていてもよいC6 −C10アリールカルボニル基を示
    す。)を有する基を示す。]を有する基又は式−D−R
    6 [式中、R6 は、置換されていてもよく、窒素、酸素
    及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1
    乃至2個含む含む5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基
    (該置換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C
    6 アルキル基、ハロゲノーC1 −C6 アルキル基、アミ
    ノ、モノーC1 −C6 アルキルアミノもしくはジーC1
    −C6 アルキルアミノで置換されたC1 −C6 アルキル
    基、C2 −C6 アルケニル基、C2 −C6 アルキニル
    基、ヒドロキシ基、C1 −C6 アルコキシ基、ハロゲノ
    ーC1 −C6 アルコキシ基、C1 −C6 アルカノイルオ
    キシ−C1 −C6 アルコキシ基、C1 −C14アルコキシ
    カルボニルオキシ基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6
    アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC
    6 −C10アリールオキシカルボニルオキシ基、二重結合
    を有していてもよいC1 −C20アルカノイルオキシ基、
    カルボキシで置換されたC2 −C7 アルカノイルオキシ
    基、C1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しく
    はハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール
    カルボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノ−若
    しくはジ−C1 −C6 アルキルカルバモイルオキシ基、
    モノ−若しくはジ−(C1 −C6 アルキル、C1 −C6
    アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC
    6 −C10アリール)カルバモイルオキシ基、ハロゲン原
    子、オキソ基、アミノ基、モノ−もしくはジーC1 −C
    6 アルキルアミノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、
    1 −C6 アルコキシイミノ基又はC1 −C6 アルキ
    ル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換され
    ていてもよいC6 −C10アリール基を示し、窒素原子上
    の置換基としては、C1 −C6 アルキル基又はC1 −C
    6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで
    置換されていてもよいC6 −C10アリール基を示す。)
    を示し、Dは、単結合又はC1−C5 アルキレン基を示
    す。但し、R6 は、その炭素原子で式 D を有する基
    と結合している。]を有する基を示し、 Aは、置換されていてもよいC1 −C8 アルキレン基
    (該置換基は、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を示
    す。)を示す。]を有するジアリールアルカン誘導体ま
    たはその薬理上許容される塩を有効成分とする高脂血症
    治療剤あるいは予防剤。
  2. 【請求項2】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナフチル基
    (該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ハロゲノ−C1
    −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、C3 −C
    4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ
    基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノーもし
    くはジーC1 −C2 アルキルカルバモイル基またはC1
    −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシもしくはハロゲ
    ンで置換されてもよいフェニルを基示す。)であるジア
    リールアルカン誘導体またはその薬理上許容される塩で
    ある請求項1の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  3. 【請求項3】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、C1 −C2 アルキル基、フルオローもしくはクロロ
    −C1 −C2 アルキル基、アリル基、プロパルギル基、
    ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、フルオロメト
    キシ基、ジフルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、2
    −フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、フルオ
    ロ原子、クロロ原子、ブロモ原子、シアノ基、カルバモ
    イル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
    基又はメチル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基を示す。)であるジアリ
    ールアルカン誘導体またはその薬理上許容される塩であ
    る請求項1の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  4. 【請求項4】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、C1 −C2 アルキル基、フルオロメチル基、トリフ
    ルオロメチル基、クロロメチル基、ヒドロキシ基、C1
    −C2 アルコキシ基、フルオロメトキシ基、ジフルオロ
    メトキシ基、2−フルオロエトキシ基、フルオロ原子、
    クロロ原子、ブロモ原子、シアノ基、カルバモイル基又
    はフェニル基を示す。)であるジアリールアルカン誘導
    体またはその薬理上許容される塩である請求項1の高脂
    血症治療剤あるいは予防剤。
  5. 【請求項5】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、メチル基、ヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ
    基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、フル
    オロ原子、クロロ原子、ブロモ原子又はシアノ基を示
    す。)であるジアリールアルカン誘導体またはその薬理
    上許容される塩である請求項1の高脂血症治療剤あるい
    は予防剤。
  6. 【請求項6】有効成分が、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキ
    ル基又は置換されたC1 −C2 アルキル基(該置換基
    は、ヒドロキシ基、ジ−C1 −C2 アルキルアミノ基又
    はメチル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置換さ
    れていてもよいフェニル基を示す。)を示すか或は、結
    合している窒素原子と共に、置換されていてもよい、1
    −ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリ
    ニル基、4−チオモルホリニル基、1−ピペラジニル
    基、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基又は1−ト
    リアゾリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基として
    は、C1 −C4 アルキル基、、ヒドロキシ基又はメチ
    ル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されてい
    てもよいフェニル基を示し、窒素原子上の置換基として
    は、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フル
    オロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基
    を示す。)を示し、Bは、C2 −C4 アルキレン基又は
    式 −CH2 −CH(OR5 )CH2 −(式中、R5
    は、水素原子、C2 −C4 アルカノイル基、カルボキシ
    で置換されたC3 −C4 アルカノイル基又はメチル、メ
    トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
    いベンゾイル基を示す。)を有する基を示す。]を有す
    る基又は式 −D−R6 (式中、R6 は、置換されてい
    てもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリ
    ニル基、チオモルホリニル基又はピペラジニル基(該置
    換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アル
    キル基、ハロゲノーC1 −C4 アルキル基、アミノ、モ
    ノーC1 −C2 アルキルアミノ若しくはジーC1 −C2
    アルキルアミノで置換されたC1 −C4 アルキル基、C
    3 −C4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニル基、ヒド
    ロキシ基、C1−C4 アルコキシ基、ハロゲノーC1
    2 アルコキシ基、1−(C1 −C4 アルカノイルオキ
    シ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1 −C6 若しくはC
    8 −C13アルコキシカルボニルオキシ基、メチル、メト
    キシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよい
    フェノキシカルボニルオキシ基、二重結合を有していて
    もよいC1 −C20アルカノイルオキシ基、カルボキシで
    置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、メチル、
    メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていても
    よいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノ
    ー若しくはジーC1−C2 アルキルカルバモイルオキシ
    基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、フルオロ
    若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル)カル
    バモイルオキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、オキソ
    基、アミノ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキル
    アミノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2
    アルコキシイミノ基又はメチル、メトキシ、フルオロ若
    しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基を示
    し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル
    基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基を示す。)を示し、D
    は、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示す。]を有
    する基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にある
    ジアリールアルカン誘導体またはその薬理上許容される
    塩である請求項1の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  7. 【請求項7】有効成分が、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキ
    ル基、ベンジル基、フェネチル基、2−ヒドロキシエチ
    ル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−(N,N−ジメ
    チルアミノ)エチル基又は3−(N,N−ジメチルアミ
    ノ)プロピル基を示すか、或は、結合している窒素原子
    と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4
    −ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モルホリニル
    基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−エチル−1
    −ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル
    基、1−イミダゾリル基又は1−トリアゾリル基を示
    し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH2
    H(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素原子、C2
    −C3 アルカノイル基又はカルボキシで置換されたC3
    −C4 アルカノイル基を示す。)を有する基を示す。]
    を有する基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換さ
    れていてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モ
    ルホリニル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭
    素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基、フ
    ルオロー若しくはクロローC1 −C2 アルキル基、ジー
    1 −C2 アルキルアミノ−C1 −C2 アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ基、モノー、ジー若
    しくはトリーフルオロメトキシ基、1−(C1 −C4
    ルカノイルオキシ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1
    4 若しくはC8 −C10アルコキシカルボニルオキシ
    基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換
    されていてもよいフェノキシカルボニルオキシ基、C2
    −C5 アルカノイルオキシ基、C10−C18アルカノイル
    オキシ基、アクリロイルオキシ基、クロトノイルオキシ
    基、オレオイルオキシ基、リノレオイルオキシ基、カル
    ボキシで置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、
    メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
    ていてもよいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ
    基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイ
    ルオキシ基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、
    フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニ
    ル)カルバモイルオキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ
    ー若しくはジーC1 −C2 アルキルアミノ基、シアノ
    基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アルコキシイミノ
    基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基であり、窒素原子上の置
    換基としては、C1 −C4 アルキル基を示す。)を示
    し、Dは、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示
    す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基のオル
    ソ位にあるジアリールアルカン誘導体またはその薬理上
    許容される塩である請求項1の高脂血症治療剤あるいは
    予防剤。
  8. 【請求項8】有効成分が、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C2 アルキ
    ル基、ベンジル基又は2−ヒドロキシエチル基を示す
    か、或は、結合している窒素原子と共に、1−ピロリジ
    ニル基、1−ピペリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピ
    ペリジニル基、4−モルホリニル基、4−メチル−1−
    ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル基又
    は1−イミダゾリル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキ
    レン基又は式 −CH2 CH−(OR5 )CH2 −(式
    中、R5 は、水素原子、アセチル基、スクシニル基又は
    グルタリル基を示す。)を有する基を示す。]を有する
    基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換されていて
    もよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニ
    ル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭素原子上
    の置換基としては、メチル、エチル、トリフルオロメチ
    ル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメト
    キシ、アセトキシメトキシ、1−アセトキシエトキシ、
    ピバロイルオキシメトキシ、1−ピバロイルオキシエト
    キシ、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニル
    オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−ブトキ
    シカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオキ
    シ、デシルオキシカルボニルオキシ、フェノキシカルボ
    ニルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリ
    ルオキシ、バレリオルオキシ、ピバロイルオキシ、デカ
    ノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ラウロイルオキ
    シ、ミリストイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステア
    ロイルオキシ、アクリロイル、クロトノイル、リノレオ
    イル、スクシニルオキシ、グルタリルオキシ、ベンゾイ
    ルオキシ、カルバモイルオキシ、N−メチルカルバモイ
    ルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、N,N−ジ
    メチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモ
    イルオキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノ、ジメチル
    アミノ、ヒドロキシイミノ、メトキシイミノ又はフェニ
    ル基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C2
    アルキル基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1
    3 アルキレン基を示す。]を有する基であり、OR2
    基がフエニル基のオルソ位にあるジアリールアルカン誘
    導体またはその薬理上許容される塩である請求項1の高
    脂血症治療剤あるいは予防剤。
  9. 【請求項9】有効成分が、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、C1 −C2 アルキル基又は2
    −ヒドロキシエチル基を示すか、或は、結合している窒
    素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル
    基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基又は4−モル
    ホリニル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は
    式 −CH2 CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、
    水素原子、アセチル基、スクシニル基又はグルタリル基
    を示す。)を有する基を示す。]を有する基又は式 −
    D−R6 [式中、R6 は、置換されていてもよい、ピロ
    リジニル基、ピペリジニル基又はモルホリニル基(該置
    換基は、炭素原子上の置換基としては、メチル、ヒドロ
    キシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカル
    ボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、オクチ
    ルオキシカルボニルオキシ、アセトキシ、デカノイルオ
    キシ、ラウロイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステア
    ロイルオキシ、スクシニルオキシ、カルバモイルオキシ
    又はN,N−ジメチルカルバモイルオキシ基を示し、窒
    素原子上の置換基としては、C1 −C2アルキル基を示
    す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン
    基を示す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基
    のオルソ位にあるジアリールアルカン誘導体またはその
    薬理上許容される塩である請求項1の高脂血症治療剤あ
    るいは予防剤。
  10. 【請求項10】有効成分が、 R2 が、式 −D−R6 [式中、R6 は、2−ピロリジ
    ニル基、3−ピロリジニル基、1−メチル−2−ピロリ
    ジニル基、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル基、4−
    メトキシ−2−ピロリジニル基、4−エトキシカルボニ
    ルオキシ−2−ピロリジニル基、4−イソプロポキシカ
    ルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−t−ブトキ
    シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−オクチ
    ルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−
    アセトキシ−2−ピロリジニル基、4−デカノイルオキ
    シ−2−ピロリジニル基、4−ラウロイルオキシ−2−
    ピロリジニル基、4−ミリストイルオキシ−2−ピロリ
    ジニル基、4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル
    基、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル基、4
    −(スクシニルオキシ)−2−ピロリジニル基、4−
    (カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル基、1−メ
    チル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル基、1−メチ
    ル−4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル
    基、1−メチル−4−イソプロポキシカルボニルオキシ
    −2−ピロリジニル基、1−メチル−4−t−ブトキシ
    カルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−
    4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
    ル基、1−メチル−4−アセトキシ−2−ピロリジニル
    基、1−メチル−4−デカノイルオキシ−2−ピロリジ
    ニル基、1−メチル−4−ラウロイルオキシ−2−ピロ
    リジニル基、1−メチル−4−ミリストイルオキシ−2
    −ピロリジニル基、1−メチル−4−パルミトイルオキ
    シ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−ステアロイ
    ルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−スク
    シニルオキシ−2−ピロリジニル基、2−ピペリジニル
    基、3−ピペリジニル基、4−ピペリジニル基、1−メ
    チル−2−ピペリジニル基、1−メチル−3−ピペリジ
    ニル基、1−メチル−4−ピペリジニル基、2−モルホ
    リニル基又は4−メチル−2−モルホリニル基を示し、
    Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン基を示す。]を
    有する基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にあ
    るジアリールアルカン誘導体またはその薬理上許容され
    る塩である請求項1の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  11. 【請求項11】有効成分が、 Aが、C2 −C8 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  12. 【請求項12】有効成分が、 Aが、C2 −C6 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  13. 【請求項13】有効成分が、 Aが、エチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン又は
    ヘキサメチレン基であるジアリールアルカン誘導体また
    はその薬理上許容される塩である請求項1の高脂血症治
    療剤あるいは予防剤。
  14. 【請求項14】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナフチル基
    (該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ハロゲノ−C1
    −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、C3 −C
    4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ
    基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノーもし
    くはジーC1 −C2 アルキルカルバモイル基またはC1
    −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシもしくはハロゲ
    ンで置換されてもよいフェニルを基示す。)であり、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキ
    ル基又は置換されたC1 −C2 アルキル基(該置換基
    は、ヒドロキシ基、ジ−C1 −C2 アルキルアミノ基又
    はメチル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置換さ
    れていてもよいフェニル基を示す。)を示すか或は、結
    合している窒素原子と共に、置換されていてもよい、1
    −ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリ
    ニル基、4−チオモルホリニル基、1−ピペラジニル
    基、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基又は1−ト
    リアゾリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基として
    は、C1 −C4 アルキル基、、ヒドロキシ基又はメチ
    ル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されてい
    てもよいフェニル基を示し、窒素原子上の置換基として
    は、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フル
    オロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基
    を示す。)を示し、Bは、C2 −C4 アルキレン基又は
    式 −CH2 −CH(OR5 )CH2 −(式中、R5
    は、水素原子、C2 −C4 アルカノイル基、カルボキシ
    で置換されたC3 −C4 アルカノイル基又はメチル、メ
    トキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよ
    いベンゾイル基を示す。)を有する基を示す。]を有す
    る基又は式 −D−R6 (式中、R6 は、置換されてい
    てもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリ
    ニル基、チオモルホリニル基又はピペラジニル基(該置
    換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アル
    キル基、ハロゲノーC1 −C4 アルキル基、アミノ、モ
    ノーC1 −C2 アルキルアミノ若しくはジーC1 −C2
    アルキルアミノで置換されたC1 −C4 アルキル基、C
    3 −C4 アルケニル基、C3 −C4 アルキニル基、ヒド
    ロキシ基、C1−C4 アルコキシ基、ハロゲノーC1
    2 アルコキシ基、1−(C1 −C4 アルカノイルオキ
    シ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1 −C6 若しくはC
    8 −C13アルコキシカルボニルオキシ基、メチル、メト
    キシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよい
    フェノキシカルボニルオキシ基、二重結合を有していて
    もよいC1 −C20アルカノイルオキシ基、カルボキシで
    置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、メチル、
    メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていても
    よいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノ
    ー若しくはジーC1−C2 アルキルカルバモイルオキシ
    基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、フルオロ
    若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル)カル
    バモイルオキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、オキソ
    基、アミノ基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキル
    アミノ基、シアノ基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2
    アルコキシイミノ基又はメチル、メトキシ、フルオロ若
    しくはクロロで置換されていてもよいフェニル基を示
    し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル
    基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基を示す。)を示し、D
    は、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示す。]を有
    する基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にあ
    り、 Aが、C2 −C8 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  15. 【請求項15】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナフチル基
    (該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ハロゲノ−C1
    −C2 アルキル基、C3 −C4 アルケニル基、C3 −C
    4 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ
    基、ハロゲノーC1 −C2 アルコキシ基、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、カルバモイル基、モノーもし
    くはジーC1 −C2 アルキルカルバモイル基またはC1
    −C2 アルキル、C1 −C2 アルコキシもしくはハロゲ
    ンで置換されてもよいフェニルを基示す。)であり、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C4 アルキ
    ル基、ベンジル基、フェネチル基、2−ヒドロキシエチ
    ル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−(N,N−ジメ
    チルアミノ)エチル基又は3−(N,N−ジメチルアミ
    ノ)プロピル基を示すか、或は、結合している窒素原子
    と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4
    −ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モルホリニル
    基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−エチル−1
    −ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル
    基、1−イミダゾリル基又は1−トリアゾリル基を示
    し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH2
    H(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、水素原子、C2
    −C3 アルカノイル基又はカルボキシで置換されたC3
    −C4 アルカノイル基を示す。)を有する基を示す。]
    を有する基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換さ
    れていてもよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モ
    ルホリニル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭
    素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基、フ
    ルオロー若しくはクロローC1 −C2 アルキル基、ジー
    1 −C2 アルキルアミノ−C1 −C2 アルキル基、ヒ
    ドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ基、モノー、ジー若
    しくはトリーフルオロメトキシ基、1−(C1 −C4
    ルカノイルオキシ)ーC1 −C2 アルコキシ基、C1
    4 若しくはC8 −C10アルコキシカルボニルオキシ
    基、メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換
    されていてもよいフェノキシカルボニルオキシ基、C2
    −C5 アルカノイルオキシ基、C10−C18アルカノイル
    オキシ基、アクリロイルオキシ基、クロトノイルオキシ
    基、オレオイルオキシ基、リノレオイルオキシ基、カル
    ボキシで置換されたC3 −C6 アルカノイルオキシ基、
    メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
    ていてもよいベンゾイルオキシ基、カルバモイルオキシ
    基、モノー若しくはジーC1 −C2 アルキルカルバモイ
    ルオキシ基、モノー若しくはジー(メチル、メトキシ、
    フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニ
    ル)カルバモイルオキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ
    ー若しくはジーC1 −C2 アルキルアミノ基、シアノ
    基、ヒドロキシイミノ基、C1 −C2 アルコキシイミノ
    基又はメチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基であり、窒素原子上の置
    換基としては、C1 −C4 アルキル基を示す。)を示
    し、Dは、単結合又はC1 −C3 アルキレン基を示
    す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基のオル
    ソ位にあり、 Aが、C2 −C8 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  16. 【請求項16】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、C1 −C2 アルキル基、フルオローもしくはクロロ
    −C1 −C2 アルキル基、アリル基、プロパルギル基、
    ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、フルオロメト
    キシ基、ジフルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、2
    −フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、フルオ
    ロ原子、クロロ原子、ブロモ原子、シアノ基、カルバモ
    イル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
    基又はメチル、メトキシ、フルオロもしくはクロロで置
    換されていてもよいフェニル基を示す。)であり、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、水素原子、C1 −C2 アルキ
    ル基、ベンジル基又は2−ヒドロキシエチル基を示す
    か、或は、結合している窒素原子と共に、1−ピロリジ
    ニル基、1−ピペリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピ
    ペリジニル基、4−モルホリニル基、4−メチル−1−
    ピペラジニル基、4−フェニル−1−ピペラジニル基又
    は1−イミダゾリル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキ
    レン基又は式 −CH2 CH−(OR5 )CH2 −(式
    中、R5 は、水素原子、アセチル基、スクシニル基又は
    グルタリル基を示す。)を有する基を示す。]を有する
    基又は式 −D−R6 [式中、R6 は、置換されていて
    もよい、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニ
    ル基又はチオモルホリニル基(該置換基は、炭素原子上
    の置換基としては、メチル、エチル、トリフルオロメチ
    ル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメト
    キシ、アセトキシメトキシ、1−アセトキシエトキシ、
    ピバロイルオキシメトキシ、1−ピバロイルオキシエト
    キシ、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニル
    オキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−ブトキ
    シカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオキ
    シ、デシルオキシカルボニルオキシ、フェノキシカルボ
    ニルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリ
    ルオキシ、バレリオルオキシ、ピバロイルオキシ、デカ
    ノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ラウロイルオキ
    シ、ミリストイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステア
    ロイルオキシ、アクリロイル、クロトノイル、リノレオ
    イル、スクシニルオキシ、グルタリルオキシ、ベンゾイ
    ルオキシ、カルバモイルオキシ、N−メチルカルバモイ
    ルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、N,N−ジ
    メチルカルバモイルオキシ、N,N−ジエチルカルバモ
    イルオキシ、オキソ、アミノ、メチルアミノ、ジメチル
    アミノ、ヒドロキシイミノ、メトキシイミノ又はフェニ
    ル基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C2
    アルキル基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1
    3 アルキレン基を示す。]を有する基であり、OR2
    基がフエニル基のオルソ位にあり、 Aが、C2 −C6 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  17. 【請求項17】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、C1 −C2 アルキル基、フルオロメチル基、トリフ
    ルオロメチル基、クロロメチル基、ヒドロキシ基、C1
    −C2 アルコキシ基、フルオロメトキシ基、ジフルオロ
    メトキシ基、2−フルオロエトキシ基、フルオロ原子、
    クロロ原子、ブロモ原子、シアノ基、カルバモイル基又
    はフェニル基を示す。)であり、 R2 が、式 −B−NR34 [式中、R3 及びR4
    は、同一または異なって、C1 −C2 アルキル基又は2
    −ヒドロキシエチル基を示すか、或は、結合している窒
    素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル
    基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基又は4−モル
    ホリニル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は
    式 −CH2 CH(OR5 )CH2 −(式中、R5 は、
    水素原子、アセチル基、スクシニル基又はグルタリル基
    を示す。)を有する基を示す。]を有する基又は式 −
    D−R6 [式中、R6 は、置換されていてもよい、ピロ
    リジニル基、ピペリジニル基又はモルホリニル基(該置
    換基は、炭素原子上の置換基としては、メチル、ヒドロ
    キシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカル
    ボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、オクチ
    ルオキシカルボニルオキシ、アセトキシ、デカノイルオ
    キシ、ラウロイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステア
    ロイルオキシ、スクシニルオキシ、カルバモイルオキシ
    又はN,N−ジメチルカルバモイルオキシ基を示し、窒
    素原子上の置換基としては、C1 −C2アルキル基を示
    す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン
    基を示す。]を有する基であり、OR2 基がフエニル基
    のオルソ位にあり、 Aが、C2 −C6 アルキレン基であるジアリールアルカ
    ン誘導体またはその薬理上許容される塩である請求項1
    の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
  18. 【請求項18】有効成分が、 R1 が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、メチル基、ヒドロキシ基、メトキシ基、エトキシ
    基、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、フル
    オロ原子、クロロ原子、ブロモ原子又はシアノ基を示
    す。)であり、 R2 が、式 −D−R6 [式中、R6 は、2−ピロリジ
    ニル基、3−ピロリジニル基、1−メチル−2−ピロリ
    ジニル基、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル基、4−
    メトキシ−2−ピロリジニル基、4−エトキシカルボニ
    ルオキシ−2−ピロリジニル基、4−イソプロポキシカ
    ルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−t−ブトキ
    シカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−オクチ
    ルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、4−
    アセトキシ−2−ピロリジニル基、4−デカノイルオキ
    シ−2−ピロリジニル基、4−ラウロイルオキシ−2−
    ピロリジニル基、4−ミリストイルオキシ−2−ピロリ
    ジニル基、4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル
    基、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル基、4
    −(スクシニルオキシ)−2−ピロリジニル基、4−
    (カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル基、1−メ
    チル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル基、1−メチ
    ル−4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル
    基、1−メチル−4−イソプロポキシカルボニルオキシ
    −2−ピロリジニル基、1−メチル−4−t−ブトキシ
    カルボニルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−
    4−オクチルオキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
    ル基、1−メチル−4−アセトキシ−2−ピロリジニル
    基、1−メチル−4−デカノイルオキシ−2−ピロリジ
    ニル基、1−メチル−4−ラウロイルオキシ−2−ピロ
    リジニル基、1−メチル−4−ミリストイルオキシ−2
    −ピロリジニル基、1−メチル−4−パルミトイルオキ
    シ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−ステアロイ
    ルオキシ−2−ピロリジニル基、1−メチル−4−スク
    シニルオキシ−2−ピロリジニル基、2−ピペリジニル
    基、3−ピペリジニル基、4−ピペリジニル基、1−メ
    チル−2−ピペリジニル基、1−メチル−3−ピペリジ
    ニル基、1−メチル−4−ピペリジニル基、2−モルホ
    リニル基又は4−メチル−2−モルホリニル基を示し、
    Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン基を示す。]を
    有する基であり、OR2 基がフエニル基のオルソ位にあ
    り、 Aが、エチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン又は
    ヘキサメチレン基であるジアリールアルカン誘導体また
    はその薬理上許容される塩である請求項1の高脂血症治
    療剤あるいは予防剤。
  19. 【請求項19】有効成分が、 3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
    ェノキシメチル]−1−メチルピペリジンまたはその薬
    理上許容される塩、 4−ヒドロキシ−1−メチル−2−[2−[2−(4−
    フェニルブチル)フェノキシ]エチル]ピロリジンまた
    はその薬理上許容される塩、 3−[2−[4−(4−フルオロフェニル)ブチル]フ
    ェノキシメチル]−1−メチルピペリジンまたはその薬
    理上許容される塩、 2−[2−[2−(4−フルオロフェニル)ブチル]フ
    ェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンまたはその
    薬理上許容される塩、 1−メチル−2−[2−[2−(5−フェニルペンチ
    ル)フェノキシ]エチル]ピロリジンまたはその薬理上
    許容される塩、 2−[2−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペン
    チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンま
    たはその薬理上許容される塩、 3−[2−[5−(3−メトキシフェニル)ペンチル]
    フェノキシメチル]−1−メチルピペリジンまたはその
    薬理上許容される塩、 1−メチル−2−[2−[2−(6−フェニルヘキシ
    ル)フェノキシ]エチル]ピロリジンまたはその薬理上
    許容される塩、 2−[2−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキ
    シル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンま
    たはその薬理上許容される塩、 3−[2−[6−(3−メトキシフェニル)ヘキシル]
    フェノキシメチル]−1−メチルピペリジンまたはその
    薬理上許容される塩、 4−ヒドロキシ−2−[2−[2−(2−フェニルエチ
    ル)フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンまた
    はその薬理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]ピロリジンまたはその薬理上
    許容される塩、 4−ヒドロキシ−2−[2−[2−[2−(3−メトキ
    シフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1−メチ
    ルピロリジンまたはその薬理上許容される塩、 4−デカノイルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−
    メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
    −メチルピロリジンまたはその薬理上許容される塩、 4−ラウロイルオキシ−2−[2−[2−[2−(3−
    メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]エチル]−1
    −メチルピロリジンまたはその薬理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]−1−メチル−4−パルミト
    イルオキシピロリジンまたはその薬理上許容される塩、 3−[2−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]フ
    ェノキシメチル]−1−メチルピペリジンまたはその薬
    理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(3−エトキシフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンまた
    はその薬理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(3−フルオロフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンまた
    はその薬理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(4−フルオロフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]−4−ヒドロキシ−1−メチ
    ルピロリジンまたはその薬理上許容される塩、 2−[2−[2−[2−(3−クロロフェニル)エチ
    ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジンまた
    はその薬理上許容される塩、 3−[2−[2−(3−ジフルオロメトキシフェニル)
    エチル]フェノキシメチル]ピペリジンまたはその薬理
    上許容される塩あるいは 4−デカノイルオキシ−2−[2−[2−[4−(3−
    メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1
    −メチルピロリジンまたはその薬理上許容される塩であ
    る請求項1の高脂血症治療剤あるいは予防剤。
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