JP2001233875A - ピリミジン−5−カルボキサミド化合物、その製造法およびその用途 - Google Patents

ピリミジン−5−カルボキサミド化合物、その製造法およびその用途

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JP2001233875A
JP2001233875A JP2000316833A JP2000316833A JP2001233875A JP 2001233875 A JP2001233875 A JP 2001233875A JP 2000316833 A JP2000316833 A JP 2000316833A JP 2000316833 A JP2000316833 A JP 2000316833A JP 2001233875 A JP2001233875 A JP 2001233875A
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amino
oxy
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Tetsuo Miwa
哲生 三輪
Mitsuo Yamamoto
光男 山本
Takayuki Doi
孝行 土居
Naoki Tarui
直樹 樽井
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れたcGMP特異的ホスホジエステラーゼ
(PDE)阻害活性を示し、狭心症、心不全、心筋梗
塞、高血圧、動脈硬化などの循環器系疾患、喘息などの
アレルギー疾患、あるいは男性および女性の性機能障害
に有用な化合物の提供。 【解決手段】式 例えば で表わされる化合物もしくはその塩またはそのプロドラ
ッグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規ピリミジン−
5−カルボキサミド化合物またはその塩、その製造法お
よびそれを含有する医薬品に関する。本発明のピリミジ
ン−5−カルボキサミド化合物またはその塩は強力かつ
選択的なサイクリックグアノシン−3',5'−モノリン
酸(以下、cGMP)ホスホジエステラーゼ(以下、P
DE)阻害活性を持ち、その作用が有効な疾患の予防ま
たは治療剤として有効である。
【0002】
【従来の技術】cGMPはグアノシン三リン酸(GT
P)からグアニレートサイクラーゼの働きにより生合成
され、cGMP−PDEの作用により5'−GMPに代
謝される。この間cGMPは生体内の細胞情報伝達にお
ける二次伝達物質として様々な役割を果たす。特に心血
管系の機能の調節において重要な働きをすることがよく
知られている。従って、cGMP−PDEの作用を阻害
することにより、cGMPの代謝が亢進することにより
惹起する疾患を予防または治療することができる。その
ような疾患としては、狭心症、心不全、心筋梗塞、高血
圧症、肺高血圧症、動脈硬化症、アレルギー性疾患、喘
息、腎疾患、脳機能疾患、免疫不全、眼科疾患、または
男性および女性の性機能障害などをあげることができ
る。これまでにPDE阻害作用をもつ化合物の報告は数
多くなされている(例えば、WO9853819および
そこに引用されている文献)。しかしながら、単環性の
ピリミジン骨格の化合物でPDE阻害活性を示す化合物
が報告された例は少なく、特開平2−295978、特
開平3−145466、特開平7−89958、Kor
ean J.of Med.Chem.,8巻6頁(1
998年)などに限られる。PDEには少なくとも7つ
のイソ酵素が存在することが知られている[例えば、ア
ニュアル レポーツ イン メディシナル ケミストリ
ー(AnnualReports in Medici
nal Chemistry)、31巻、61頁、19
96年、アカデミック プレス、サンディエゴ]。その
うち生体内に広く存在するのはPDE I、II、III、IV
およびVであるが、複数のイソ酵素を阻害すると好まし
くない副作用が現れることがよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強力かつ選
択的なPDE阻害剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々の化合物の合成を行った結果、下記の
式(I)で示される新規な構造を持つ化合物の創製に成
功するとともに、それらが強力かつ選択的なPDE阻害
活性を有することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は、〔1〕式
【化19】 [式中、R1は窒素原子を1ないし5個含有し、3ない
し15個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環でそ
の環を構成する2級窒素原子で結合する基を、Xは酸素
原子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換されてい
てもよい窒素原子または1もしくは2個の酸素で酸化さ
れていてもよい硫黄原子を、Yは結合手またはC1-5
ルキレン基を、R2は(1)水素原子、(2)ヒドロキ
シ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)C1-5アルキル
チオ基、(5)炭素数3ないし15個の炭素環または
(6)ヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15
個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環(ただし、
Yが結合手のとき、R2は炭素数3ないし15個の炭素
環またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし1
5個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環を示す)
を示し、R3およびR4の一方は水素原子または式−Z−
5(Zは結合手または置換基を有していてもよいC
1-10アルキレン基を、R5は(1)水素原子、(2)ヒ
ドロキシ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)ニトリ
ル基、(5)C1-5アルコキシ−カルボニル基、(6)
カルボキシル基、(7)カルバモイル基、(8)(モノ
またはジ−C1-5アルキル)カルバモイル基、(9)ア
ミノ基、(10)(ジまたはモノ−C1-5アルキル)ア
ミノ基、(11)(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
ミノ基、(12)C1-5アルキルチオ基、(13)炭素
数3ないし15個の炭素環または(14)ヘテロ原子を
1ないし5個含有し、3ないし15の原子によって骨格
が形成されるヘテロ環を示す)で表される基を示し、他
方は式−Z−R5(ZおよびR5は前記と同意義を示す)
で表される基を示し、R3とR4は隣接する窒素原子と共
に、3ないし15個の原子によって骨格が構成されるヘ
テロ環でその環を構成する2級窒素原子で結合する基を
形成してもよく、上記ヘテロ環および炭素数3ないし1
5個の炭素環はそれぞれC1-8アルキル、C2-8アルケニ
ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
ら選ばれる置換基で置換されていてもよい。]で表され
る化合物またはその塩、〔2〕Zが置換基を有していて
もよいC2-10アルキレン基のとき、R5は水素原子、ヒ
ドロキシ基、C1-5アルコキシ基、ニトリル基、C1-5
ルコキシ−カルボニル、カルボキシル基、カルバモイル
基、(モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル
基、アミノ基、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミ
ノ基、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ基、C
1-5アルキルチオ基、炭素数3ないし15個の炭素環、
またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15
の原子によって骨格が形成されるヘテロ環を、Zが置換
基を有していてもよいメチレン基のとき、R5はニトリ
ル基、C1-5アルコキシ−カルボニル基、カルボキシル
基、カルバモイル基、(モノまたはジ−C1-5アルキ
ル)カルバモイル基、炭素数3ないし15個の炭素環、
またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15
の原子によって骨格が形成されるヘテロ環を示す第
〔1〕項記載の化合物、〔3〕Xが炭素数1ないし5個
の炭化水素基で置換されていてもよい窒素原子または1
もしくは2個の酸素で酸化されていてもよい硫黄原子で
ある第〔1〕項記載の化合物、〔4〕YがC2-5アルキ
レン基である第〔1〕項記載の化合物、〔5〕YがC
1-5アルキレン基で、R2がヒドロキシ基、C1-5アルコ
キシ基またはC1-5アルキルチオ基である第〔1〕項記
載の化合物、〔6〕R5が(1)炭素数3ないし15個
の非芳香性の炭素環または(2)ヘテロ原子を1ないし
5個含有し、3ないし15の原子によって骨格が形成さ
れる非芳香性のヘテロ環である第〔1〕項記載の化合
物、〔7〕Zが置換基を有していてもよいC2-10アルキ
レン基で、R5がヒドロキシ基、ニトリル基、C1-5アル
コキシ−カルボニル、カルボキシル基、カルバモイル
基、(モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル
基、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ基または
1-5アルキルチオ基である第〔1〕項記載の化合物、
〔8〕Zが置換基を有していてもよいメチレン基で、R
5がニトリル基、C1-5アルコキシ−カルボニル基、カル
ボキシル基、カルバモイル基または(モノまたはジ−C
1-5アルキル)カルバモイル基である第〔1〕項記載の
化合物、
〔9〕ヘテロ環および炭素数3ないし15個の
炭素環の置換基が、C2-8アルケニル、C2-8アルキニ
ル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8
クロアルケニル、C6-14アリール、C1-3アルキレンジ
オキシ、ヒドロキシ、(C1-5アルコキシ−カルボニ
ル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)
(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリ
ル、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C
1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオキソ、
1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまたはモノ
−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群から選ば
れる置換基である第〔1〕項記載の化合物、〔10〕R
1がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニ
ル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8
クロアルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコキシ、
1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン原
子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミ
ノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C1-5
アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキル)ア
ミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、C1-5
ルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル
−カルボニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6アシル
基、スルファモイルおよび(ジまたはモノ−C1-5アル
キル)スルファモイルから成る群から選ばれる置換基で
置換されていてもよい、窒素原子を1ないし2個含有
し、5ないし12個の原子によって骨格が構成されるヘ
テロ環である第〔1〕項記載の化合物、〔11〕R1
1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、
7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロ
アルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコキシ、C1-3
アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミ
ノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミノ、(C1-5
アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C1-5アシル)ア
ミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキル)アミノ、C
1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、C1-5アルコキシ
−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル−カルボ
ニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6アシル基、スル
ファモイルおよび(ジまたはモノ−C1-5アルキル)ス
ルファモイルから成る群から選ばれる置換基で置換され
ていてもよい、窒素原子を1個含有し、8ないし12個
の原子によって骨格が構成されるヘテロ環である第
〔1〕項記載の化合物、〔12〕R1がC1-8アルキル、
2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキ
ル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルケニル、C
6-14アリール、C1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオ
キシ、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたは
モノ−C1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カ
ルボニル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5
シル)(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、
ニトリル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カ
ルボキシル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキ
ソ、チオキソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび
(ジまたはモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから
成る群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1−
インドリニルである第〔1〕項記載の化合物、〔13〕
2がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニ
ル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8
クロアルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコキシ、
1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン原
子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミ
ノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C1-5
アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキル)ア
ミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、C1-5
ルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル
−カルボニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6アシル
基、スルファモイルおよび(ジまたはモノ−C1-5アル
キル)スルファモイルから成る群から選ばれる置換基で
置換されていてもよい、炭素数5ないし7個の炭素環ま
たはヘテロ原子を1ないし2個含有し、5ないし7個の
原子によって骨格が構成されるヘテロ環である第〔1〕
項記載の化合物、〔14〕R2がC1-8アルキル、C2-8
アルケニル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C
3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14
リール、C1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、
ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−
1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニ
ル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)
(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリ
ル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキ
シル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チ
オキソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジま
たはモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群
から選ばれる置換基で置換されていてもよい、フェニル
である第〔1〕項記載の化合物、〔15〕Xが酸素原子
またはNHであり、YがC1-3アルキレン基である第
〔1〕項記載の化合物、〔16〕Xが酸素原子であり、
Yがメチレン基である第〔1〕項記載の化合物、〔1
7〕R3が水素原子であり、R4が式−Z−R5で表され
る基である第〔1〕項記載の化合物、〔18〕Zが結合
手またはC1-4アルキレン基で、R5がC1-8アルキル、
2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキ
ル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルケニル、C
6-14アリール、C1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオ
キシ、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたは
モノ−C1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カ
ルボニル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5
シル)(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、
ニトリル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カ
ルボキシル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキ
ソ、チオキソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび
(ジまたはモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから
成る群から選ばれる置換基で置換されていてもよい、炭
素数5ないし8個の炭素環またはヘテロ原子を1ないし
5個含有し5ないし11の原子によって骨格が構成され
るヘテロ環である第〔17〕項記載の化合物、〔19〕
1
【化20】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化21】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化22】
【化23】
【化24】 から成る群から選ばれる基を示す第〔1〕項記載の化合
物、〔20〕R1
【化25】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化26】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化27】 から成る群から選ばれる基を示す第〔1〕項記載の化合
物、〔21〕R1
【化28】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化29】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化30】 から成る群から選ばれる基を示す第〔1〕項記載の化合
物、〔22〕(i)(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、(i
i)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メ
トキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)
メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(iii)2-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド、(iv)(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール
-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド、(v) 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、
(vi)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-
フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、(vii)2-(2,
3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-
メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)
-5-ピリミジンカルボキサミド、(viii)2-(2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-メトキシ
ベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]
-5-ピリミジンカルボキサミド、(ix)4-[(3-クロロ-4-
メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド、(x)4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N
-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、(xi)4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-
2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチル
-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド、
(xii)(rac)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2-
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、(x
iii)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニ
ル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xiv)2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカ
ルボキサミド、(xv)4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イ
ルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xvi)2-(2,
3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-
メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニ
ル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xvii)4-[(3-クロ
ロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-
ピリミジンカルボキサミド、(xviii)4-[(4-メトキシ
ベンジル)オキシ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H
-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-
ピリミジンカルボキサミド、(xix)4-[(4-メトキシベ
ンジル)オキシ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-
ピリミジンカルボキサミド、(xx)4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド、(xxi)4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド、(xxii)2-[(2R)-2-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-4-[(3-フルオロ-4-メ
トキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]
-5-ピリミジンカルボキサミド、(xxiii)4-[(3-クロロ
-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xxiv)4-
[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2S)-2-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミドまたは(xxv)4
-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2S)-2-メチル-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3R)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、〔23〕第
〔1〕項記載の化合物のプロドラッグ、〔24〕式
【化31】 (式中、L1は脱離基を、その他の記号は第〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と
式 R34NH (式中、R3およびR4は第〔1〕項記載と同意義を示
す。)で表されるアミン化合物とを反応させることを特
徴とする第〔1〕項記載の化合物の製造法、〔25〕式
【化32】 (式中、L2は脱離基を、その他の記号は第〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と
式 R1−H (式中、R1は第〔1〕項記載と同意義を示す。)で表
される化合物とを反応させることを特徴とする第〔1〕
項記載の化合物の製造法、〔26〕式
【化33】 (式中、L3は脱離基を、その他の記号は第〔1〕項記
載と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と
式 R2−Y−X1−H (式中、R2およびYは第〔1〕項記載と同意義を、X1
は酸素原子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換さ
れていてもよい窒素原子または硫黄原子を示す。)で表
される化合物とを反応させ、所望により酸化反応に付す
ことを特徴とする第〔1〕項記載の化合物の製造法、
〔27〕式
【化34】 (式中、記号は第〔1〕項記載と同意義を、X1は酸素
原子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換されてい
てもよい窒素原子または硫黄原子を示す。)で表される
化合物またはその塩と式 R2−Y−L4 (式中、R2およびYは第〔1〕項記載と同意義を、L4
は脱離基を示す。)で表される化合物とを反応させ、所
望により酸化反応に付すことを特徴とする第〔1〕項記
載の化合物の製造法、〔28〕式
【化35】 (式中、記号は第〔1〕項記載と同意義を示す。)で表
される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ含
有してなる医薬、〔29〕サイクリックグアノシン−
3',5'−モノリン酸ホスホジエステラーゼ(特に、サ
イクリックグアノシン−3',5'−モノリン酸ホスホジ
エステラーゼV)阻害剤である第〔28〕項記載の医
薬、〔30〕狭心症、心不全、心筋梗塞、高血圧症、肺
高血圧症、動脈硬化症、アレルギー性疾患、喘息、腎疾
患、脳機能疾患、免疫不全、眼科疾患または男性もしく
は女性の性機能障害の予防・治療剤である第〔28〕項
記載の医薬、〔31〕式
【化36】 [式中、R9は置換基を有していてもよく、窒素原子を
1ないし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨
格が構成されるヘテロ環でその環を構成する2級窒素原
子で結合する基を、X2は酸素原子、炭素数1ないし5
個の炭化水素基で置換されていてもよい窒素原子または
1もしくは2個の酸素で酸化されていてもよい硫黄原子
を、Y1は結合手またはC1-5アルキレン基を、R10
(1)水素原子、(2)ヒドロキシ基、(3)C1-5
ルコキシ基、(4)C1-5アルキルチオ基、(5)置換
基を有していてもよい炭素数3ないし15個の炭素環ま
たは(6)置換基を有していてもよいヘテロ原子を1な
いし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格が
構成されるヘテロ環を示し、R11およびR12の一方は水
素原子または式−Z1−R13(Z1は結合手または置換基
を有していてもよいC1-10アルキレン基を、R13
(1)水素原子、(2)ヒドロキシ基、(3)C1-5
ルコキシ基、(4)ニトリル基、(5)C1-5アルコキ
シ−カルボニル基、(6)カルボキシル基、(7)カル
バモイル基、(8)(モノまたはジ−C1-5アルキル)
カルバモイル基、(9)アミノ基、(10)(ジまたは
モノ−C1-5アルキル)アミノ基、(11)(C1-5アル
コキシ−カルボニル)アミノ基、(12)C1-5アルキ
ルチオ基、(13)置換基を有していてもよい炭素数3
ないし15個の炭素環または(14)置換基を有してい
てもよいヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし1
5の原子によって骨格が形成されるヘテロ環を示し、他
方は式−Z1−R13(Z1およびR13は前記と同意義を示
す)で表される基を示し、R11とR12は隣接する窒素原
子と共に、置換基を有していてもよく、3ないし15個
の原子によって骨格が構成されるヘテロ環でその環を構
成する2級窒素原子で結合する基を形成してもよい。]
で表される化合物またはその塩、および〔32〕第〔3
1〕項記載の化合物のプロドラッグに関する。さらに、
本発明は、〔33〕哺乳動物に対して、第〔1〕項記載
の化合物またはそのプロドラッグを有効量投与すること
を特徴とするサイクリックグアノシン−3',5'−モノ
リン酸ホスホジエステラーゼの阻害方法、〔34〕哺乳
動物に対して、第〔1〕項記載の化合物またはそのプロ
ドラッグを有効量投与することを特徴とする狭心症、心
不全、心筋梗塞、高血圧症、肺高血圧症、動脈硬化症、
アレルギー性疾患、喘息、腎疾患、脳機能疾患、免疫不
全、眼科疾患または男性もしくは女性の性機能障害の予
防・治療方法、〔35〕サイクリックグアノシン−3',
5'−モノリン酸ホスホジエステラーゼ阻害剤を製造す
るための第〔1〕項記載の化合物またはそのプロドラッ
グの使用、および〔36〕狭心症、心不全、心筋梗塞、
高血圧症、肺高血圧症、動脈硬化症、アレルギー性疾
患、喘息、腎疾患、脳機能疾患、免疫不全、眼科疾患ま
たは男性もしくは女性の性機能障害の予防・治療剤を製
造するための第〔1〕項記載の化合物またはそのプロド
ラッグの使用に関する。
【0006】上記式中、R1またはR9で示される窒素原
子を1ないし5個含有し、3ないし15個の原子によっ
て骨格が構成されるヘテロ環基は、単環あるいは縮合環
のいずれでもよく、飽和あるいは不飽和のいずれでもよ
いが、環を構成する窒素原子が結合手を持つ構造をとり
うるもの、すなわち2級窒素原子を持つものに限定され
る。このようなヘテロ環としては、例えば、(1)ア
ジリジン、アゼチジン、ピロール、2−もしくは3−ピ
ロリン、ピロリジン、ピラゾール、2−、3−もしくは
4−ピラゾリン、ピラゾリジン、イミダゾール、2−、
3−もしくは4−イミダゾリン、イミダゾリジンまたは
オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチ
アゾール、各種オキサジアゾール、各種チアジアゾー
ル、ピリジン、ピリダジン、ピリミジンもしくはピラジ
ンの構造的に可能な水素化体、モルホリン、チオモルホ
リンなどの単環性のヘテロ環、(2)インドール、イ
ソインドール、インダゾールまたはプリンおよびそれら
の構造的に可能な水素化体、キノリン、イソキノリ
ン、フタラジン、ナフリチジン、キノキサリン、キナゾ
リン、シンコリンまたはプテリジンの構造的に可能な水
素化体、カルバゾールまたはカルボリンおよびそれら
の構造的に可能な水素化体、フェナントリジン、アク
リジン、フェナントロリンまたはフェナジンの構造的に
可能な水素化体、フェノチアジンまたはフェノキサジ
ンおよびそれらの構造的に可能な水素化体などの縮合環
性のヘテロ環などが用いられる。これらの中でも、ピロ
ール、ピロリジン、ピラゾール、ピラゾリジン、イミダ
ゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリ
アゾール、テトラゾール、ピペリジン、ピペラジン、モ
ルホリン、チオモルホリン、インドール、インドリン、
イソインドール、イソインドリン、インダゾール、2,
3−ジヒドロインダゾール、プリン、1,2,3,4−
テトラヒドロキノリンなどが好ましく、特にでもインド
リンが好ましい。
【0007】R1またはR9で示される窒素原子1ないし
5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格が構成
されるヘテロ環基は、構造的に可能である限り1ないし
5個の同一または異なった置換基で置換されていてもよ
い。このような置換基としては、例えば、C1-8アルキ
ル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチルなど、好ましくはC1-6
アルキル)、C2-8アルケニル(例えば、エテニル、プ
ロペニル、ブテニル、ペンテニルなど、好ましくはC
2-6アルケニル)、C2-8アルキニル(例えば、エチニ
ル、プロピニル、ブチリル、ペンチニルなど、好ましく
はC2-6アルキニル)、C7-16アラルキル(例えば、ベ
ンジル、フェネチルなど)、C3-8シクロアルキル(例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル
など、好ましくはC3-6シクロアルキル)、C3-8シクロ
アルケニル(例えば、シクロペンテニル、シクロヘキセ
ニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニルなど、好ま
しくはC3-6シクロアルケニル)、C6-14アリール(例
えば、フェニル、ナフチルなど)、C1-8アルコキシ
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポシキ、ブトキ
シ、t−ブトキシ、ペントキシなど、好ましくはC1-6
アルコキシ)、C1-3アルキレンジオキシ(例えば、メ
チレンジオキシ、エチレンジオキシなど、好ましくはメ
チレンジオキシ)、ヒドロキシ、ハロゲン原子(フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素)、アミノ、(ジまたはモノ−
1-5アルキル)アミノ(例えば、メチルアミノ、ジメ
チルアミノ、エトルアミノ、ジエチルアミノなど)、
(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ(例えば、メ
トキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、
プロポキシカルボニルアミノなど)、(C1-3アシル)
アミノ(例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、エ
チルカルボニルアミノなど)、(C1-5アシル)(C1-5
アルキル)アミノ(例えば、ホルミルメチルアミノ、ア
セチルメチルアミノ、ホルミルエチルアミノ、アセチル
エチルアミノなど)、C1-5アルキルチオ(例えば、メ
チルチオ、エチルチオなど)、ニトリル、ニトロ、C
1-5アルコキシ−カルボニル(例えば、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルな
ど)、カルボキシル、C1-5アルキル−カルボニルオキ
シ(例えば、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニ
ルオキシなど)、オキソ、チオキソ、C1-6アシル基
(例えば、アセチル、エチルカルボニル、プロピルカル
ボニルなどのC1-5アルキル−カルボニル基など)、ス
ルファモイル、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)スル
ファモイル(例えば、メチルスルファモイル、エチルス
ルファモイル、ジメチルスルファモイルなど)などが用
いられる。上記C1-8アルキルおよびC1-8アルコキシ
は、構造的に可能である限り、さらに前述したC1-8
ルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジま
たはモノ−C1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ
−カルボニル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C
1-5アシル)(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキル
チオ、ニトリル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニ
ル、カルボキシル、C1-5アルキル−カルボニルオキ
シ、オキソ、チオキソなどから選ばれる1ないし5個の
同一または異なった置換基で置換されていてもよい。上
記した置換基の中でも、ハロゲン化されていてもよいC
1-5アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ト
リフルオロメチルなど)、C1-3アルコキシ(例えば、
メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)、C1-2アルキ
レンジオキシ、ハロゲン原子などが好ましく、特にメチ
ル、エチル、トリフルオロメチルなどのハロゲン化され
ていてもよいC1-3アルキル、フッ素、塩素、臭素など
のハロゲン原子がより好ましい。
【0008】上記式中、XまたはX2は酸素原子、C1-5
アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、ブチルな
ど)で置換されていてもよい窒素原子または1もしくは
2個の酸素で酸化されていてもよい硫黄原子(S、S
O、SO2)を示す。XまたはX2としては、酸素原子ま
たはNHが好ましく、特に酸素原子が好適である。
【0009】上記式中、YまたはY1は結合手またはC
1-5アルキレン基(例、メチレン、エチレン、プロピレ
ン、ブチレンなど)を示す。YまたはY1としては、メ
チレン、エチレン、プロピレンなどのC1-3アルキレン
基が好ましく、特にメチレンが好適である。
【0010】上記式中、R10は(1)水素原子、(2)
ヒドロキシ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)C1-5
アルキルチオ基、(5)炭素数3ないし15個の炭素環
または(6)ヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ない
し15個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環を示
す。上記式中、R2は(1)水素原子、(2)ヒドロキ
シ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)C1-5アルキル
チオ基、(5)炭素数3ないし15個の炭素環または
(6)ヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15
個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環(ただし、
Yが結合手のとき、R2は炭素数3ないし15個の炭素
環またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし1
5個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環)を示
す。
【0011】R2またはR10で示されるC1-5アルコキシ
基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポシ
キ、ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシなどが用いら
れ、なかでもメトキシ、エトキシ、プロポシキなどのC
1-3アルコキシなどが好ましい。R2またはR10で示され
るC1-5アルキルチオ基としては、例えば、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオなどが用いられ、なかで
もC1-3アルキルチオ基などが好ましい。R2またはR10
で示される炭素数3ないし15個の炭素環基としては、
例えば、(1)C3-8シクロアルキル基(例、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル)、C5-8シクロ
アルケニル基(例、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル)などの飽和
または不飽和の単環式脂肪族炭化水素基、(2)炭素数
9ないし15の飽和または不飽和の縮合環式脂肪族炭化
水素基または(3)炭素数6ないし15の単環式もしく
は多環式アリール基(例、フェニル、ナフチル、インデ
ニル、フェナントレニル、インデニル、インダニル、テ
トラリニルなど)などが用いられる。これらの中でも、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプテニル、
2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−
1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、フェニル、
ナフチル、インデニル、フェナントレニル、インデニ
ル、インダニル、テトラリニルなどが好ましく、特にフ
ェニルが好ましい。
【0012】R2またはR10で示されるヘテロ原子を1
ないし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格
が構成されるヘテロ環基としては、例えば、窒素原子、
酸素原子、硫黄原子を同一または異なって1ないし5個
含有し、3ないし15個の原子によって骨格が構成され
る芳香族ヘテロ環基または飽和もしくは不飽和の非芳香
族ヘテロ環基などが用いられる。上記芳香族ヘテロ環基
としては、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、イミ
ダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
オキサゾリル、イソオキサゾリル、1,2,4−オキサ
ジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、ピリジ
ル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,
3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、イ
ンドリジニル、イソインドリル、インドリル、インダゾ
リル、プリニル、イソキノリル、キノリル、フタラジニ
ル、ナフチジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シ
ンノリニル、プテリジニル、カルバゾリル、カルボリニ
ル、フェナントリジニル、アクリジニル、フェナントロ
リニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサ
ジニルなど、および構造的に可能であればこれらがベン
ゼン環と縮合した基などが用いられ、中でもフリル、チ
エニル、ピリジルなどの窒素原子、酸素原子、硫黄原子
などのヘテロ原子を1ないし3個(好ましくは、1また
は2個)含有し、5または6個の原子によって骨格が構
成される芳香族ヘテロ環基などが好ましい。上記飽和も
しくは不飽和の非芳香族ヘテロ環基としては、例えば、
上記芳香族へテロ環基の構造的に可能な部分的または完
全水素化体の他、アジリジニル、アゼチジニル、オキセ
タニル、ピラニル、アゼピニル、1,3−ジアゼピニ
ル、1,4−ジアゼピニル、1,3−オキサゼピニル、
1,4−オキサゼピニル、アゾシニル、クロメニルな
ど、またはそれらの構造的に可能な水素化体などが用い
られる。
【0013】R2またはR10で示される炭素数3ないし
15個の炭素環基およびヘテロ原子を1ないし5個含有
し、3ないし15個の原子によって骨格が構成されるヘ
テロ環基は、構造的に可能である限り1ないし5個の同
一または異なった置換基で置換されていてもよい。この
ような置換基としては、前記したR1で示されるヘテロ
環基が有していてもよい置換基と同様のものが用いられ
る。これら置換基の中でも、ハロゲン化されていてもよ
いC1-8アルキル(特に、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
トリフルオロメチルなどのハロゲン化されていてもよい
1-6アルキル、特にハロゲン化されていてもよいC1-3
アルキル)、C1-8アルコキシ(好ましくは、メトキ
シ、エトキシなどのC1-6アルコキシ、特にC1-3アルコ
キシ)、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子などが
好ましい。R10としては、水素原子、ヒドロキシ基、C
1-5アルコキシ基、C1-5アルキルチオ基、上記した炭素
数3ないし15個の炭素環またはヘテロ原子を1ないし
5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格が構成
されるヘテロ環などが好ましい。R2としては、上記し
た炭素数3ないし15個の炭素環またはヘテロ原子を1
ないし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格
が構成されるヘテロ環などが好ましい。
【0014】YがC1-5アルキレン基のとき、R2として
は、水素原子、ヒドロキシ基、C1-5アルコキシ基、C
1-5アルキルチオ基なども好ましく、特にYがメチレン
基のとき、R2としては、水素原子、C1-5アルコキシ
基、C1-5アルキルチオ基なども好ましい。
【0015】上記式中、R3とR4は同一または異なって
それぞれ水素原子または式−Z−R5で表される基を示
す。上記式中、R11とR12は同一または異なってそれぞ
れ水素原子または式−Z1−R13で表される基を示す。
ZまたはZ1は結合手またはC1-10アルキレン基(例え
ば、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペン
チレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレンなど、好
ましくはC1-6アルキレン基)を示す。ZまたはZ1で示
されるC1-10アルキレン基は構造的に可能である限り1
ないし5個の置換基で置換されていてもよい。このよう
な置換基としては、前記したR1で示されるヘテロ環基
が有していてもよい置換基と同様のものが用いられる。
ZまたはZ1としては、例えば、結合手、C1-4アルキレ
ン(例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン)などが好ましい。
【0016】R5またはR13で示される(1)炭素数3
ないし15個の炭素環および(2)ヘテロ原子を1ない
し5個含有し、3ないし15の原子によって骨格が形成
されるヘテロ環としては、前記したR2で示される
(1)炭素数3ないし15個の炭素環および(2)ヘテ
ロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15の原子によ
って骨格が形成されるヘテロ環と同様のものが用いられ
る。なかでも、R5またはR13で示される炭素数3ない
し15個の炭素環基としては、例えば、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロシクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプテニル、2−シクロペンテン−1−イ
ル、3−シクロペンテン−1−イル、3−シクロヘキセ
ン−1−イルなどの非芳香性の炭素数3ないし7個の炭
素環基、フェニル、ナフチル、インデニル、フェナント
レニル、インデニル、インダニル、テトラリニルなどの
芳香性の炭素数6ないし15個の炭素環基が好ましく、
特にフェニルなどのC6-14アリール基が好ましい。R5
またはR13で示されるヘテロ原子を1ないし5個含有
し、3ないし15個の原子によって骨格が構成されるヘ
テロ環基としては、例えば、アゼチジニル、ピロリジニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニル、ペルヒドロアゼピニ
ル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒド
ロチエニルなどの非芳香族ヘテロ環基、ピリジン−2−
イル、ピリジン−3−イル、ピラジン−2−イル、ペル
ヒドロアゼピン−3−イルなどの芳香族ヘテロ環基が好
ましい。
【0017】R5またはR13で示される(1)炭素数3
ないし15個の炭素環および(2)ヘテロ原子を1ない
し5個含有し、3ないし15の原子によって骨格が形成
されるヘテロ環は、構造的に可能な限り、前記したR1
で示されるヘテロ環基が有していてもよい置換基と同様
の置換基を有していてもよい。これら置換基のなかで
も、ハロゲン化されていてもよいC1-8アルキル(特
に、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、トリフ
ルオロメチルなどのハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル)、C1-8アルコキシ(特に、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロピルオキシ、ブトキシ、s
ec−ブトキシ、t−ブトキシなどのC1-6アルコキ
シ)、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、
オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、ニトリル、C1-5アル
キルチオ(特に、メチルチオ、エチルチオなどのC1-3
アルキルチオ)、カルバモイル、C1-5アルコキシ−カ
ルボニル基(特に、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニルなど)、C1-6アシル基(特に、アセチル、エチ
ルカルボニル、プロピルカルボニルなどのC1-5アルキ
ル−カルボニル基など)、スルファモイルなどが好まし
く、特にC1-8アルキル、C1-8アルコキシ、フッ素、塩
素、臭素などのハロゲン原子、オキソ、チオキソなどが
好ましい。
【0018】さらに、R5およびR13はそれぞれ水素原
子;ヒドロキシ基;メトキシ、エトキシなどのC1-5
ルコキシ基;ニトリル基;メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロピルカルボニル、ブチルカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニルなどのC1-5アルコキシ−
カルボニル基;カルボキシル基;カルバモイル基;メチ
ルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニルなどの
(モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル基;ア
ミノ基;メチルアミノ、ジエチルアミノなどの(ジまた
はモノ−C1-5アルキル)アミノ基;メトキシカルボニ
ルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカル
ボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、メチルチオ
などのC1-5アルキルチオ基を示し、置換可能な位置で
隣接するZおよびZ1にそれぞれ結合している。特に、
Zが置換されていてもよいC2-10アルキレン基の場合、
5としては、前記した炭素環およびヘテロ環の他に、
水素原子、ヒドロキシ基、メトキシ、エトキシなどのC
1-5アルコキシ基、ニトリル基、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロピルカルボニル、ブチルカル
ボニル、t−ブトキシカルボニルなどのC1-5アルコキ
シ−カルボニル基、カルボキシル基、カルバモイル基、
メチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニルな
どの(モノまたはジ−C1- 5アルキル)カルバモイル
基、アミノ基、メチルアミノ、ジエチルアミノなどの
(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミノ基、メトキシ
カルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポ
キシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、メ
チルチオなどのC1-5アルキルチオ基なども好ましく、
特に、ヒドロキシ基、ニトリル基、t−ブトキシカルボ
ニルアミノなどのC1-5アルコキシ−カルボニルアミノ
基、メトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルなど
のC1-5アルコキシ−カルボニル基などが好ましい。Z
が置換されていてもよいメチレン基の場合、R5として
は、前記した炭素環およびヘテロ環の他に、ニトリル
基、メトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルなど
のC1-5アルコキシ−カルボニル基、カルボキシル基、
カルバモイル基、メチルアミノカルボニル、ジエチルア
ミノカルボニルなどの(モノまたはジ−C1-5アルキ
ル)カルバモイルなども好ましく、特に、ニトリル基が
好ましい。R13としては、前記した炭素環およびヘテロ
環の他に、ヒドロキシ基、ニトリル基、t−ブトキシカ
ルボニルアミノなどのC1-5アルコキシ−カルボニルア
ミノ基、メトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル
などのC1-5アルコキシ−カルボニル基なども好まし
い。
【0019】R3およびR4の組み合わせとしては、R3
が水素原子で、R4が式−ZR5で表される基である場合
が好ましい。R11およびR12の組み合わせとしては、R
11が水素原子で、R12が式−Z113で表される基であ
る場合が好ましい。R3とR4またはR11とR12が隣接す
る窒素原子と共に形成する3ないし15個の原子によっ
て骨格が構成されるヘテロ環でその環を構成する2級窒
素原子で結合する基としては、アジリジン−1−イル、
アゼチジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリ
ジノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノ、インドリン
1イルなどの少なくとも1個の窒素原子以外に炭素原
子、酸素原子、硫黄原子などの原子を含んでいてもよい
3ないし15個の原子によって骨格が構成されるヘテロ
環でその環を構成する2級窒素原子で結合する基が用い
られる。なかでも、ピロリジン−1−イル、ピペリジ
ノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノなどの少なくと
も1個の窒素原子以外に炭素原子、酸素原子、硫黄原子
などの原子を含んでいてもよい5または6個の原子によ
って骨格が構成されるヘテロ環でその環を構成する2級
窒素原子で結合する基が好ましい。R3とR4またはR11
とR12が隣接する窒素原子と共に形成する3ないし15
個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環でその環を
構成する2級窒素原子で結合する基は、前記したR1
示されるヘテロ環基が有していてもよい置換基と同様の
置換基を有していてもよい。これらの置換基の中でも、
ヒドロキシ基、ニトリル基、メトキシカルボニル、t−
ブトキシカルボニルなどのC1-5アルコキシ−カルボニ
ル基などが好ましい。
【0020】本発明の化合物(I')としては、本発明
の化合物(I)などが好ましい。本発明の化合物(I)
としては、例えば、以下の化合物なども好ましい。 (1)Xが炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換され
ていてもよい窒素原子または1もしくは2個の酸素で酸
化されていてもよい硫黄原子である化合物(I)。 (2)YがC1-5アルキレン基である化合物(I)。 (3)YがC1-5アルキレン基で、R2がヒドロキシ基、
1-5アルコキシ基またはC1-5アルキルチオ基である化
合物(I)。 (4)R5が炭素数3ないし15個の非芳香性の炭素
環またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし
15の原子によって骨格が形成される非芳香性のヘテロ
環である化合物(I)。 (5)Zが置換基を有していてもよいC2-10アルキレン
基で、R5がヒドロキシ基、ニトリル基、C1-5アルコキ
シ−カルボニル、カルボキシル基、カルバモイル基、
(モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル基、
(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ基またはC1-5
アルキルチオ基である化合物(I)。 (6)Zが置換基を有していてもよいメチレン基で、R
5がニトリル基、C1-5アルコキシ−カルボニル基、カル
ボキシル基、カルバモイル基または(モノまたはジ−C
1-5アルキル)カルバモイル基である化合物(I)。 (7)ヘテロ環および炭素数3ないし15個の炭素環の
置換基が、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C7-16
アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルケ
ニル、C6-14アリール、C1-3アルキレンジオキシ、ヒ
ドロキシ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ、
(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5アル
キル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、C1-5
ルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル
−カルボニルオキシ、オキソおよびチオキソから成る群
から選ばれる置換基である化合物(I)。
【0021】(8)R1がC1-8アルキル、C2-8アルケ
ニル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シク
ロアルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリー
ル、C1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒド
ロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C
1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニ
ル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)
(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリ
ル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキ
シル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソおよ
びチオキソから成る群から選ばれる置換基で置換されて
いてもよい、窒素原子を1ないし2個含有し、5ないし
12個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環である
化合物(I)。 (9)R1がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8
ルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、
3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコ
キシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲ
ン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)ア
ミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C
1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキ
ル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、
1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5
ルキル−カルボニルオキシ、オキソおよびチオキソから
成る群から選ばれる置換基で置換されていてもよい、窒
素原子を1個含有し、8ないし12個の原子によって骨
格が構成されるヘテロ環である化合物(I)。
【0022】(10)R1がC1-8アルキル、C2-8アル
ケニル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8
クロアルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリー
ル、C1- 8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒド
ロキシ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C
1-5アルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニ
ル)アミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)
(C1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリ
ル、ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキ
シル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソおよ
びチオキソから成る群から選ばれる置換基で置換されて
いてもよい1−インドリニルである化合物(I)。 (11)R2がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8
アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキ
ル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、C1-8
ルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハ
ロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキ
ル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミ
ノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5
アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニ
トロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシル、
1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソおよびチオ
キソから成る群から選ばれる置換基で置換されていても
よい、炭素数5ないし7個の炭素環またはヘテロ原子を
1ないし2個含有し、5ないし7個の原子によって骨格
が構成されるヘテロ環である化合物(I)。 (12)R2がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8
アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキ
ル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、C1-8
ルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハ
ロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキ
ル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミ
ノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5
アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニ
トロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシル、
1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオキ
ソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまたは
モノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群から
選ばれる置換基で置換されていてもよい、フェニルであ
る化合物(I)。
【0023】(13)Xが酸素原子またはNHであり、
YがC1-3アルキレン基である化合物(I)。 (14)Xが酸素原子であり、Yがメチレン基である化
合物(I)。 (15)R3が水素原子であり、R4が式−Z−R5で表
される基である化合物(I)。 (16)Zが結合手またはC1-4アルキレン基で、R5
1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、
7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロ
アルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコキシ、C1-3
アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アミ
ノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミノ、(C1-5
アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C1-5アシル)ア
ミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキル)アミノ、C
1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、C1-5アルコキシ
−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル−カルボ
ニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6アシル基、スル
ファモイルおよび(ジまたはモノ−C1-5アルキル)ス
ルファモイルから成る群から選ばれる置換基で置換され
ていてもよい、炭素数5ないし8個の炭素環またはヘテ
ロ原子を1ないし5個含有し5ないし11の原子によっ
て骨格が構成されるヘテロ環である化合物(I)。
【0024】(17)R1
【化37】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化38】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化39】
【化40】
【化41】 から成る群から選ばれる基を示す化合物(I)。
【0025】(18)R1
【化42】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化43】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化44】 から成る群から選ばれる基を示す化合物(I)。
【0026】(19)R1
【化45】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2
【化46】 から成る群から選ばれる基を、−NR34
【化47】 から成る群から選ばれる基を示す化合物(I)。
【0027】(20)後述する実施例で製造された全化
合物。 (21)以下の実施例化合物。 実施例23-6:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3
-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例23-11:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピ
ラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例23-16:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例27-1:(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例27-4: 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメト
キシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例31-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例31-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例31-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例33-3:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イント゛ール-1-イル)-N-(2-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例33-5:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例33-6:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例47-3: (rac)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-
2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-1 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例66-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3R)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例66-3:4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキ
シ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メ
トキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]
-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例66-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-
2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例66-8:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(3S)-
2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、 実施例66-11:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2R
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-12:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2R
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-14:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-15:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-16: 2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル]-4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジ
ンカルボキサミド、 実施例66-17: 4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカル
ボキサミド、 実施例66-20:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、 実施例66-21:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド、またはその塩。
【0028】本発明の化合物(I)またはその塩は、公
知の方法またはそれに準じる方法によって製造すること
ができる。例えば、化合物(I)またはその塩は、式
【化48】 (式中、L1は脱離基を、その他の記号は前記と同意義
を示す)で表される化合物またはその塩にR34NH
(R3およびR4は前記と同意義を示す)で表されるアミ
ン化合物を反応させることによって製造することができ
る。
【0029】L1として用いることのできる脱離基とし
ては、有機合成化学の分野において通常用いられる脱離
可能な基から適切なものを採用することができる[例え
ば、コンペンディウム オブ オルガニック シンセテ
ィック メソッヅ(Compendium of Organic Synthetic
Methods)、第1巻〜第7巻、John Wely & Sons Inc.Ne
w York (1971〜1992年)、およびR.C.ラロ
ック(Larock)、コンプレヘンシブ・オルガニック・ト
ランスフォーメイション(Comprehensive Organic Tran
sformation)、VCH、New York(1989年)などに記
載の脱離可能な基]。具体的なL1としては、例えば、
ヒドロキシ、置換されたヒドロキシ(例えばC1-6アル
キルオキシもしくはC6-10アリールオキシ、C1-6アル
キル−カルボニルオキシもしくはC6-10アリール−カル
ボニルオキシ、C1-6アルキルオキシ−カルボニルオキ
シもしくはC6-10アリールオキシ−カルボニルオキシ、
(ジC1-6アルキルもしくはジC6-10アリール)ホスホ
ノオキシ、ヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよ
い4ないし8員環のヘテロアリールオキシまたはジカル
ボン酸イミドオキシなどであって、これらのアルキル基
やアリール基は1ないし5個のハロゲン原子、ニトロ、
シアノなどで置換されていてもよい)、置換されたメル
カプト基(例えば、C1-6アルキルチオ、C6-10アリー
ルチオもしくはヘテロ原子を1ないし3個含有していて
もよい4ないし8員環のヘテロアリールチオまたはC
1-6アルキルカルボニルチオ)、ハロゲン原子(フッ
素、塩素、臭素など)、アジドまたはシアノなどが用い
られ、上記C1-6アルキル、C6-10アリールは1ないし
5個のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素など)で置換
されていてもよい。
【0030】化合物(II)やR34NHの構造式中、反
応点以外にアミノ、カルボキシ、ヒドロキシなどの反応
性基が含まれる場合には、これらの基は常法に従って適
切な保護基によって保護されていてもよい。反応後、常
法に従って、これらの保護基を除去することができる。
このような保護基としては、例えば、T. W. グリーン
(Green)と P. G. M.ワッツ(Wuts)、プロテクティブ グ
ループス イン オルガニック シンセシス (Protec
tive Groups in Organic Synthesis)、第二版、John W
ely & SonsInc. New York (1991年)等に記載の通常
当該分野で用いられる保護基が採用されうる。化合物
(II)またはその塩とR34NHで表されるアミン化合
物のいわゆるアミド結合生成反応は、自体公知の反応を
採用することができる[例えば、泉屋ら、ペプチド合成
の基礎と実験、丸善、1985年、およびR.C.ラロ
ック(Larock)、コンプレヘンシブ・オルガニック・ト
ランスフォーメイション(Comprehensive Organic Tran
sformation)、VCH、New York(1989年)など]
が、以下にいくつかの例を示す。L1がヒドロキシの場
合は、いわゆるカップリング試薬を用いることが好まし
い。このような試薬としては、例えば、N,N'ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)、N,N'ジイソ
プロピルカルボジイミド(DIPCI)、水溶性カルボ
ジイミド(WSC、例として1エチル3(3ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩)、カルボニルジ
イミダゾール、ベンゾトリアゾリルNヒドロキシトリス
ジメチルアミノホスホニウムヘキサフルオロリン酸化物
塩(Bop)、ジフェニルホスホリルアジド(DPP
A)などが用いられる。カルボジイミドをカップリング
試薬として用いるときには、Nヒドロキシスクシンイミ
ド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどを添加物と
することもできる。また、L1がヒドロキシの場合に
は、p−ニトロフェニルエステルやN−ヒドロキシスク
シンイミドエステルなどの活性エステル法、各種カルボ
ン酸類、各種炭酸類もしくは各種リン酸類との混合酸無
水物法またはアジド法などのいわゆるカルボン酸活性化
法を有利に用いることもできる。
【0031】化合物(II)またはその塩とR34NHで
表されるアミン化合物の反応は、通常不活性溶媒中撹拌
することによって行なわれる。反応に用いられる不活性
溶媒としては、反応に差し障りのない限り特に限定され
ないが、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;例えば、ジオキサン、ジエトキシエ
タン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;例えば、
ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水
素類;アセトニトリル、プロピオニトリルなどのアルキ
ルニトリル類;ニトロメタン、ニトロエタンなどのニト
ロアルカン類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドなどのアミド類が好ましい。反応基質の性質によ
っては少量の活性溶媒(例、水、アルコールなど)を添
加してもよい。反応温度は原料である化合物(II)とR
34NHで表されるアミン化合物、添加物の種類、溶媒
の種類などにより異なるが、通常は約−40℃ないし約
100℃、好ましくは約−30℃ないし約50℃であ
る。反応時間は通常約1分ないし約48時間、好ましく
は約15分ないし約24時間程度である。化合物(II)
またはその塩は、公知の反応あるいはそれと類似の反応
により容易に製造できる[例えば、カトリツキー(Katr
itzky)ら編、コンプレヘンシブヘテロサイクリック
ケミストリー(Comprehensive Heterocyclic Chemistr
y)、第3巻、およびブラウン(Brown)ら編、ザ ピリ
ミジンズ (The Pyrimidines)、ザ ケミストリー
オブ ヘテロサイクリック コンパウンズ(The Chemis
try of Heterocyclic Compounds)、第16巻および5
2巻、John Wiley &Sons Inc.、New York(1962年お
よび1994年)など]。また、R34NHで表される
化合物は市販されているものをそのまま用いるか、公知
の反応あるいはそれと類似の反応により容易に製造でき
る。
【0032】本発明の化合物(I)またはその塩は、式
【化49】 (式中、L2は脱離基を、その他の記号は前記と同意義
を示す)で表される化合物またはその塩にR1−H(R1
は前記と同意義を示す)で表される化合物を反応させる
ことによっても製造することができる。
【0033】L2として用いることのできる脱離基とし
ては、有機合成化学の分野において通常用いられる脱離
可能な基から適切なものを採用することができる[例え
ば、コンペンディウム オブ オルガニック シンセテ
ィック メソッヅ(Compendium of Organic Synthetic
Methods)、第1巻〜第7巻、John Wiley & Sons Inc.、
New York(1971〜1992年)、およびラロック(La
rock)、コンプレヘンシブ オルガニック トランスフ
ォーメイションズ(Comprehensive Organic Transforma
tions)、VCH、New York(1989年)などに記載の脱
離可能な基]。好ましいL2としては、ブラウン(Brow
n)ら編、ザ ピリミジンズ (The Pyrimidines)、ザ
ケミストリー オブ ヘテロサイクリック コンパウ
ンズ(The Chemistry of Heterocyclic Compounds)、
第52巻、John Wiley & Sons Inc.、New York(199
4年)などに記載のピリミジンの2位にアミノ基を導入
する際に用いられる脱離基をあげることができる。具体
的なL2としては、例えば、フッ素、塩素、臭素などの
ハロゲン原子、メルカプト、C1-6アルキルチオ、C
6-10アリールチオもしくはヘテロ原子を1ないし3個含
有していてもよい4ないし8員環のヘテロアリールチ
オ、ヒドロキシ、C1-6アルキルオキシ、C6-10アリー
ルオキシ、C1-6アルキルスルホニル、C6-10アリール
スルホニル、C1-6アルキルスルフィニル、C6-10アリ
ールスルフィニル、チオシアナト、シアノ、C1-6アル
キルカルボニルオキシ、C6-10アリールカルボニルオキ
シまたはC1-6アルキルしくはC6-10アリールで一つも
しくは二つ置換されていてもよいアミノなどが用いら
れ、上記C1-6アルキル、C6-10アリールは、1ないし
5個のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素など)で置換
されていてもよい。
【0034】化合物(III)やR1−Hの構造式中、反応
点以外にアミノ、カルボキシ、ヒドロキシなどの反応性
基が含まれる場合には、これらの基は常法に従って、適
切な保護基によって保護されていてもよい。反応後、常
法に従って、これらの保護基を除去することができる。
このような保護基としては、例えば、T. W. グリーン
(Green)と P. G. M.ワッツ(Wuts)、プロテクティブ グ
ループス イン オルガニック シンセシス (Protec
tive Groups in Organic Synthesis)、第二版、John W
ely & SonsInc. New York (1991年)等に記載の通常
当該分野で用いられる保護基が採用されうる。
【0035】化合物(III)またはその塩とR1−Hで表
される2級アミン化合物のいわゆる芳香族求核置換反応
は、自体公知の反応を採用することができる[例えば、
ザピリミジンズ (The Pyrimidines)、ザ ケミスト
リー オブ ヘテロサイクリック コンパウンズ(The
Chemistry of Heterocyclic Compounds) 52巻、Joh
n Wiley & Sons Inc.、New York(1994年)など]。
この反応は、通常無溶媒あるいは溶媒中撹拌することに
よって行なわれる。反応に用いられる溶媒としては、反
応に差し障りのない限り特に限定されないが、例えば、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類;例えば、ジオキサン、ジエトキシエタン、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル類;例えば、ジクロロメタ
ン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;アセト
ニトリル、プロピオニトリルなどのアルキルニトリル
類;ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロアルカン
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
のアミド類;メタノール、エタノールなどのアルコール
類または水が好ましい。反応は必要に応じて塩基の存在
下で行うこともできる。そのような塩基としては、例え
ば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンな
どの有機アミン類;炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム
などの塩基性無機塩などをあげることができる。また、
この反応は場合によっては酸触媒を用いて加速すること
もできる。そのような酸触媒としては、例えば、塩酸、
硫酸などの鉱酸類;トリフルオロ酢酸、トリフルオロメ
タンスルホン酸などの有機酸類;3フッ化ホウ素、ラン
タノイドトリフラートなどのルイス酸類などが用いられ
る。さらに、この反応は特にL2がハロゲンの場合には
パラジウムホスフィン錯体類[例えば、Pd(dba)
2とトリC1-6アルキルホスフィンまたはトリC6-10アリ
ールホスフィンの組み合わせなど]を触媒として用いて
加速することもできる。反応温度は原料である化合物
(III)またはその塩とR1−Hで表される2級アミン化
合物、添加物の種類、溶媒の種類などにより異なるが、
通常は約0℃ないし約200℃、好ましくは約20℃な
いし約150℃である。反応時間は、通常約1分ないし
約120時間、好ましくは約15分ないし約72時間程
度である。
【0036】化合物(III)またはその塩は、公知の反
応あるいはそれと類似の反応により容易に製造できる
[例えば、カトリツキー(Katritzky)ら編、コンプレ
ヘンシブ ヘテロサイクリック ケミストリー(Compre
hensive Heterocyclic Chemistry)、第3巻、およびブ
ラウン(Brown)ら編、ザ ピリミジンズ (The Pyrim
idines)、ザ ケミストリー オブ ヘテロサイクリッ
ク コンパウンズ(TheChemistry of Heterocyclic Com
pounds)、第16巻および52巻、John Wiley& Sons I
nc.、New York(1962年および1994年)など]。
また、R1−Hで表される化合物は市販されているもの
をそのまま用いるか、公知の反応あるいはそれと類似の
反応により容易に製造できる。
【0037】本発明の化合物(I)またはその塩は、式
【化50】 (式中、L3は脱離基を、その他の記号は前記と同意義
を示す)で表される化合物またはその塩にR2−Y−X1
−H(R2、YおよびX1は前記と同意義を示す)で表さ
れる化合物を反応させた後、場合によって酸化反応に付
すことによっても製造することができる。
【0038】L3として用いることのできる脱離基とし
ては、前項L2と同様のものを採用することができる。
化合物(IV)やR2−Y−X1−Hの構造式中、反応点以
外にアミノ、カルボキシ、ヒドロキシなどの反応性基が
含まれる場合には、これらの基は常法に従って適切な保
護基によって保護されていてもよい。反応後、常法に従
って、これらの保護基を除去することができる。このよ
うな保護基としては、例えば、T. W. グリーン(Gree
n)と P. G. M.ワッツ(Wuts)、プロテクティブ グル
ープス イン オルガニック シンセシス (Protecti
ve Groups in Organic Synthesis)、第二版、John Wil
ey & Sons Inc.、New York(1991年)等に記載の通常
当該分野で用いられる保護基が採用されうる。
【0039】化合物(IV)またはその塩とR2−Y−X1
−Hで表される化合物のいわゆる芳香族求核置換反応
は、自体公知の反応を採用することができる[例えば、
ザ ピリミジンズ (The Pyrimidines)、ザ ケミス
トリー オブ ヘテロサイクリック コンパウンズ(Th
e Chemistry of Heterocyclic Compounds)、第52
巻、John Wiley & Sons Inc.、New York(1994年)
など]。この反応は、通常無溶媒あるいは溶媒中撹拌す
ることによって行なわれる。反応に用いられる溶媒とし
ては、反応に差し障りのない限り特に限定されないが、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素類;例えば、ジオキサン、ジエトキシエタン、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類;例えば、ジクロロ
メタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ア
セトニトリル、プロピオニトリルなどのアルキルニトリ
ル類;ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロアルカ
ン類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドな
どのアミド類;メタノール、エタノールなどのアルコー
ル類または水が好ましい。反応は必要に応じて塩基の存
在下で行うこともできる。そのような塩基としては、例
えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン
などの有機アミン類;炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ムなどの塩基性無機塩;ナトリウムヒドリド、リチウム
ヒドリドなどの金属ヒドリド類などが用いられる。ま
た、この反応は場合によっては酸触媒を用いて加速する
こともできる。そのような酸触媒としては、例えば、塩
酸、硫酸などの鉱酸類;トリフルオロ酢酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸などの有機酸類;3フッ化ホウ素、
ランタノイドトリフラートなどのルイス酸類などが用い
られる。反応温度は原料である化合物(IV)とR2−Y
−X1−Hで表される化合物、添加物の種類、溶媒の種
類などにより異なるが、通常は約0℃ないし約200
℃、好ましくは約20℃ないし約150℃である。反応
時間は通常約1分ないし約120時間、好ましくは約1
5分ないし約72時間程度である。
【0040】X1が硫黄原子の時は、上記の条件などの
下で、化合物(I)またはその塩を製造した後、さらに
酸化反応を行うことによってXがスルホンまたはスルホ
キシドである化合物(I)またはその塩を製造すること
ができる。この反応に用いられる酸化反応としては、自
体公知の反応[例えば、ハドリッキー(Hudlicky)、オ
キシデーションズ イン オーガニック ケミストリー
(Oxidations in Organic Chemistry)、アメリカ化学
会(1990年)などに記載の反応]を用いることがで
きる。好ましくは例えば安息香酸やm−クロロ安息香酸
などの有機過酸類、過酸化水素やt−ブチルヒドロペル
オキシドなどのペルオキシド類などを用いる反応であ
る。
【0041】化合物(IV)またはその塩は、公知の反応
あるいはそれと類似の反応により容易に製造できる[例
えば、カトリツキー(Katritzky)ら編、コンプレヘン
シブヘテロサイクリック ケミストリー(Comprehensiv
e Heterocyclic Chemistry)、第3巻、およびブラウン
(Brown)ら編、ザ ピリミジンズ (The Pyrimidine
s)、ザ ケミストリー オブ ヘテロサイクリック
コンパウンズ(The Chemistry of Heterocyclic Compou
nds)、第16巻および52巻、John Wiley &Sons In
c.、New York(1962年および1994年)など]。
また、R2−Y−X1−Hで表される化合物は市販されて
いるものをそのまま用いるか、公知の反応あるいはそれ
と類似の反応により容易に製造できる。
【0042】本発明の化合物(I)は、式
【化51】 (式中、X1は酸素原子、炭素数1ないし5個の炭化水
素基で置換されていてもよい窒素原子または硫黄原子
を、他の記号は前記と同意義を示す)で表される化合物
またはその塩にR2−Y−L4(L4は脱離基を、R2およ
びYは前記と同意義を示す)で表される化合物を反応さ
せた後、場合によって酸化反応に付すことによっても製
造できる。
【0043】L4として用いることのできる脱離基とし
ては、有機合成化学の分野において通常用いられる脱離
可能な基から適切なものを採用することができる[例え
ば、コンペンディウム オブ オルガニック シンセテ
ィック メソッヅ(Compendium of Organic Synthetic
Methods)、第1巻〜第7巻、John Wely & Sons Inc.Ne
w York (1971〜1992年)、およびR.C.ラロ
ック(Larock)、コンプレヘンシブ・オルガニック・ト
ランスフォーメイション(Comprehensive Organic Tran
sformation)、VCH、New York(1989年)などに記
載の脱離可能な基]。L4としては、例えば、ヒドロキ
シ、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素など)、C1-6
アルカンスルホニルオキシもしくはC6-10アレーンスル
ホニルオキシなどの置換スルホニルオキシが好ましく、
1-6アルカンもしくはC6-10アレーンは1ないし5個
のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素など)で置換され
ていてもよい。
【0044】化合物(V)やR2−Y−L4の構造式中、
反応点以外にアミノ、カルボキシ、ヒドロキシなどの反
応性基が含まれる場合には、これらの基は常法に従って
適切な保護基によって保護されていてもよい。反応後、
常法に従って、これらの保護基を除去することができ
る。このような保護基としては、例えば、T. W. グリー
ン(Green)と P. G. M. ワッツ(Wuts)、プロテクテ
ィブ グループス イン オルガニック シンセシス
(Protective Groups in Organic Synthesis)、第二
版、John Wely & Sons Inc. New York (1991年)等
に記載の通常当該分野で用いられる保護基が採用されう
る。
【0045】化合物(V)またはその塩とR2−Y−L4
で表される化合物のいわゆる求核置換反応には、自体公
知の反応を採用することができる[例えば、コンプレヘ
ンシブ オルガニック トランスフォーメイションズ
(Comprehensive Organic Transformations)、VCH、New
York(1989年)に記載の反応など]。具体的に
は、例えばL4がヒドロキシの場合は、いわゆる光延試
薬(例えば、ジエチル アゾビスカルボキシラートとト
リフェニルホスフィンの組み合わせなど)などを用いる
条件を採用することができる。L4がハロゲンまたは置
換スルホニルオキシなどの場合には反応は塩基の存在下
で有利に進行する。このような塩基としては、例えば、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの
有機アミン類;炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなど
の塩基性無機塩類;ナトリウムヒドリド、リチウムヒド
リドなどの金属ヒドリド類などが用いられる。
【0046】化合物(V)またはその塩とR2−Y−L4
で表される化合物のいわゆる求核置換反応は、通常不活
性溶媒中撹拌することによって行なわれる。反応に用い
られる不活性溶媒としては、反応に差し障りのない限り
特に限定されないが、例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類;例えば、ジオキサン、
ジエトキシエタン、テトラヒドロフランなどのエーテル
類;例えば、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロ
ゲン化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル
などのアルキルニトリル類;ニトロメタン、ニトロエタ
ンなどのニトロアルカン類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドなどのアミド類あるいはこれらの混
合溶媒が好ましい。反応温度は原料である化合物(V)
またはその塩とR2−Y−L4で表される化合物、添加物
の種類、溶媒の種類などにより異なるが、通常は約−8
0℃ないし約150℃、好ましくは約−30℃ないし約
100℃である。反応時間は、通常約1分ないし約48
時間、好ましくは約15分ないし約24時間程度であ
る。
【0047】化合物(V)またはその塩は、公知の反応
あるいはそれと類似の反応により容易に製造できる[例
えば、カトリツキー(Katritzky)ら編、コンプレヘン
シブヘテロサイクリック ケミストリー(Comprehensiv
e Heterocyclic Chemistry)、第3巻、およびブラウン
(Brown)ら編、ザ ピリミジンズ (The Pyrimidine
s)、ザ ケミストリー オブ ヘテロサイクリック
コンパウンズ(The Chemistry of Heterocyclic Compou
nds)、第16巻および52巻、John Wiley &Sons In
c.、New York(1962年および1994年)など]。
また、R2−Y−L4で表される化合物は市販されている
ものをそのまま用いるか、公知の反応あるいはそれと類
似の反応により容易に製造できる。
【0048】本発明の化合物(I)またはその塩は、化
合物(I)のR1、X、Y、R2、R3またはR4で表され
る置換基を、それぞれ化学的に異なるR1、X、Y、
2、R3またはR4で表される置換基に変換することに
よっても製造できる。このような置換基の変換反応は、
自体公知の反応を用いることができるが、例えば、コン
プレヘンシブ オルガニック トランスフォーメイショ
ンズ(Comprehensive Organic Transformations)、VC
H、New York(1989年)に記載の反応などを採用する
ことができる。
【0049】本発明に用いられる原料化合物(II)、
(III)、(IV)、(V)またはその塩は、上記のよう
に公知の方法またはこれに準じる方法によって製造する
ことができる。具体的には、例えば図式1に示される方
法あるいはこれに準じる方法によって化合物(II')、
(II'')、(V')またはその塩を製造することができ
る。
【0050】(図式1)
【化52】
【0051】工程1:式
【化53】 (式中、R6はカルボキシルの保護基を、R7はC1-6
ルキル、C6―10アリールもしくはヘテロ原子を1ない
し3個含有していてもよい4ないし8員環のヘテロアリ
ールを示す、C1- 6アルキルまたはC6―10アリールは1
ないし5個のハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素など)
で置換されていてもよい)で表される化合物とR1−H
(R1は前記と同意義である)で表される化合物を製造
法2に記載された方法またはそれに準じた方法に付すこ
とにより、式
【化54】 (式中、R1とR6は前記と同意義を示す)で表される化
合物が製造できる。特に好ましい反応条件は、溶媒がメ
タノール、エタノールなどのアルコール類、反応温度が
約30ないし約120℃、反応時間が約1時間から約4
8時間である。
【0052】式(VI)中、R6で表されるカルボキシル
の保護基としては、通常有機合成化学の分野で使用され
る保護基を用いることができる[例えば、グリーン(Gr
een)とワッツ(Wuts)、プロテクティブ グループス
イン オルガニック シンセシス (Protective Gro
ups in Organic Synthesis)、第二版、John Wiley &So
ns Inc.、New York(1991年)などに記載の保護基]。
特に好ましいR6で表されるカルボキシルの保護基とし
ては、例えば、メチル、エチル、メトキシメチル、メト
キシエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、tert-ブ
チル、ベンジル、p-メトキシベンジル、p-ニトロベンジ
ル、o-ニトロベンジル、ベンズヒドリル、トリチル、2,
2,2-トリクロロエチル、2-トリメチルシリルエチル、ア
リルなどエステルを形成するタイプの保護基が用いられ
る。式(VI)中、R7で表される基としては、C1-6アル
キルまたはC6―10アリールが特に好ましい。化合物(V
I)またはその塩は、C.W.Toddら、アメリカ化学会誌、
65巻、350頁(1943年)に記載の方法またはそ
れに類似の方法で製造できる。
【0053】工程2:式
【化55】 (式中、R1とR6は前記と同意義を示す)で表される化
合物とR2−Y−L4(各記号は前記と同意義を示す)で
表される化合物を製造法4に記載された方法またはそれ
に準じた方法に付すことにより、式
【化56】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物が製造できる。L4が塩素、臭素などのハロゲン原子
の場合、特に好ましい反応条件は、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの塩基性無機塩類またはナトリウ
ムヒドリド、リチウムヒドリドなどの金属ヒドリド類な
どの存在下、溶媒としてベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素類;ジエトキシエタン、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル類またはジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類を用い、反応
温度は約−30ないし約100℃、反応時間は約0.5
時間から約48時間である。
【0054】工程3:式
【化57】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物のカルボン酸エステル残基(−COOR6)を脱保護
することにより、式
【化58】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で表される化合物
を製造することができる。
【0055】R6で表されるカルボキシルの保護基は、
通常有機合成化学の分野で使用される脱保護条件で除去
できる[例えば、グリーン(Green)とワッツ(Wut
s)、プロテクティブ グループス イン オルガニッ
ク シンセシス (Protective Groups in Organic Syn
thesis)、第二版、John Wiley & Sons Inc.、New York
(1991年)などに記載の脱保護法]。例えば、酸によ
る方法、塩基による方法、還元による方法、紫外光によ
る方法、パラジウム錯体による方法、ルイス酸による方
法などが挙げられる。酸の好適な例としては、例えば、
ギ酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p-トル
エンスルホン酸などの有機酸;例えば、塩酸、臭化水素
酸、硫酸などの無機酸などが用いられ、tert−ブチ
ル、p−メトキシベンジル、ベンズヒドリルなどが加水
分解される。塩基の好適な例としては、例えば、水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
酸化アルカリ金属;水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウムなどの水酸化アルカリ土類金属;炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属;炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウムなどの炭酸アルカリ土類金属;炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素アル
カリ金属;酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなどの酢酸ア
ルカリ金属;リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムな
どのリン酸アルカリ土類金属;リン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸水素二カリウムなどのリン酸水素アルカリ金
属ならびにアンモニア水などの無機塩基;例えば、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、N-メチルピロリジ
ン、N-メチルピペリジン、N-メチルモルホリン、1,5-
ジアザビシクロ[4.3.0]ノン-5-エン、1,4-ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウ
ンデセンなどの有機塩基などが用いられ、メチル、エチ
ルなどが加水分解される。還元の好適な例としては、例
えば、水素化ホウ素ナトリウムによる還元、亜鉛/酢酸
による還元、接触還元などが用いられ、2,2,2−ト
リクロロエチル、ベンジル、p−ニトロベンジル、ベン
ズヒドリルなどを脱保護できる。紫外光を用いる方法で
は、o−ニトロベンジルなどが脱保護される。パラジウ
ム錯体を用いる方法ではアリルなどが脱保護される。ル
イス酸の好適な例としては、例えば、塩化亜鉛、臭化亜
鉛、四塩化チタン、トリメチルシリルトリフラートなど
が用いられ、メトキシメチル、2−メトキシエトキシメ
チル、ベンズヒドリルなどが脱保護される。
【0056】これら脱保護反応の溶媒は、目的とする反
応以外を引き起こす可能性があるものでないかぎり特に
限定されないが、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素類;例えば、ジオキサン、ジエ
トキシエタン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;
例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール類;
例えば、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン
化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリルなど
のアルキルニトリル類;ニトロメタン、ニトロエタンな
どのニトロアルカン類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドなどのアミド類;水あるいはこれらの混
合溶媒が好ましい。反応温度は、原料である化合物(VI
II)と脱保護の条件、溶媒の種類などにより異なるが、
通常は約−80℃ないし約150℃、好ましくは約−3
0℃ないし約100℃である。反応時間は、通常約1分
ないし約72時間、好ましくは約15分ないし約24時
間程度である。
【0057】工程4:式
【化59】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物のヒドロキシを塩素に変換することにより、式
【化60】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物を製造することができる。
【0058】このような変換反応は、例えば、ザ ケミ
ストリー オブ ヘテロサイクリック コンパウンズ
(The Chemistry of Heterocyclic Compounds)、第1
6巻および52巻、John Wiley & Sons Inc.、New York
(1962年および1994年)などに詳細に記載され
ており、それらおよびそれらの類似の反応を採用するこ
とができる。オキシ塩化リンを塩素化剤として用い、無
溶媒で室温ないし沸点温度で反応を行うことが好まし
い。反応時間は通常約1時間ないし約24時間である。
この工程ではヒドロキシを塩素に変換した例を示した
が、次の反応のためには特に塩素に限定されず、他の脱
離基を採用することもできる。そのような脱離基として
はL3で表された脱離基を採用することができ、その合
成法は上記文献などに記載されているものを用いること
ができる。
【0059】工程5:式
【化61】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物にR2−Y−X1−H(R2、YおよびX1は前記と同意
義を示す)で表される化合物を製造法3に記載の条件で
反応させた後、場合によって酸化反応に付すことによ
り、式
【化62】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で表される化合物
を製造することができる。
【0060】好ましい反応条件は、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの塩基性無機塩類またはナトリウ
ムヒドリド、リチウムヒドリドなどの金属ヒドリド類な
どの存在下、溶媒としてベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素類;ジエトキシエタン、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドなどのアミド類;メタノール、エ
タノール、イソプロパノールなどのアルコール類を用
い、反応温度は約−30ないし約100℃、反応時間は
約0.5時間から約48時間である。
【0061】工程6:式
【化63】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物のカルボン酸エステル残基(−COOR6)を工程3
と同様の反応条件により脱保護することにより、式
【化64】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物を製造することができる。
【0062】工程7:式
【化65】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物のヒドロキシを保護基R8で保護し、カルボン酸エス
テル残基(−COOR6)を工程3と同様の反応条件に
より脱保護することにより、式
【化66】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物を製造することができる。
【0063】保護基R8で表されるヒドロキシの保護基
は、通常有機合成化学の分野で使用される保護基を採用
できる[例えば、グリーン(Green)とワッツ(Wut
s)、プロテクティブ グループス イン オルガニッ
ク シンセシス (Protective Groups in Organic Syn
thesis)、第二版、John Wiley & Sons Inc.、New York
(1991年)などに記載の保護基]。好ましくは、ベン
ジル、p-メトキシベンジル、p-ニトロベンジル、o-ニト
ロベンジル、ベンズヒドリル、トリチル、2,2,2-トリク
ロロエチル、2-トリメチルシリルエチル、アリルなどの
エーテル型の保護基;トリメチルシリル、tert−ブ
チルジメチルシリル、ジフェニルtert−ブチルシリ
ルなどのシリルエーテル型保護基などが用いられる。こ
れらの保護基の導入法は、上記文献などに詳細に記載さ
れている。カルボン酸エステル残基(−COOR6)の
脱保護は工程3と同様の反応条件により行うことができ
る。
【0064】工程8:式
【化67】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物にR34NH(式中、各記号は前記と同意義を示す)
で表されるアミン化合物を製造法1に記載の条件で反応
させることにより、式
【化68】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物を製造することができる。
【0065】工程9:式
【化69】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物のヒドロキシ保護基R8を脱保護することにより、式
【化70】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物を製造することができる。
【0066】ヒドロキシ保護基R8は、通常有機合成化
学の分野で使用される脱保護条件で除去できる[例え
ば、グリーン(Green)とワッツ(Wuts)、プロテクテ
ィブグループス イン オルガニック シンセシス
(Protective Groups in Organic Synthesis)、第二
版、John Wiley & Sons Inc.、New York(1991年)な
どに記載の脱保護法]。上記化合物(II')、(II'')
以外の化合物(II)、化合物(III)、(IV)および化
合物(V')以外の化合物(V)は、上記に準じる方法
その他、ザ ケミストリー オブ ヘテロサイクリック
コンパウンズ(The Chemistry of Heterocyclic Comp
ounds)、第16巻および52巻、John Wiley & Sons I
nc.、New York(1962年および1994年)およびコ
ンプレヘンシブ オルガニック シンセシス(Comprehe
nsive Organic Synthesis)、第1巻〜第9巻、Pergamo
n Press、Oxford(1991年)などに記載の方法を組み
合わせることにより製造できる。
【0067】このようにして得られる本発明の化合物
(I)またはその塩は、公知の手段、例えば、溶媒抽
出、液性変換、転溶、塩析、晶出、再結晶、クロマトグ
ラフィーなどによって単離精製することができる。また
反応生成物中に保護基が含まれている場合には、必要な
らばその保護基を通常の方法により除去することによっ
て化合物(I)またはその塩が得られる。従来より有機
合成化学の分野ではアミノ、ヒドロキシまたはカルボキ
シの保護基は十分研究され、保護の方法及び脱保護の方
法は確立されており、これらの方法を本発明の化合物
(I)およびその合成中間体の製造法で利用することが
できる。また、上記の方法によって得られる目的化合物
(I)を含む反応生成物あるいはその他公知方法に従っ
て得られる反応生成物(I)は、場合によってエナンチ
オマーまたはジアステレオマー混合物として得られる。
これらの混合物は、分別再結晶またはカラムクロマトグ
ラフィーなどによって分類されうる。本発明の化合物
(I')またはその塩は、上記した本発明の化合物
(I)またはその塩の製造法に準じて製造することがで
きる。
【0068】本発明の化合物(I)または(I')の塩
としては、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば、
無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機
酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが用い
られる。無機塩基との塩の好ましい例としては、例え
ば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;
カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属
塩;ならびにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが用
いられる。有機塩基との塩の好ましい例としては、例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、
ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,
N'−ジベンジルエチレンジアミンなどの塩が用いられ
る。無機酸との塩の好ましい例としては、例えば、塩
酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が用い
られる。有機酸との塩の好ましい例としては、例えば、
ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ
酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸などとの塩が用いられる。塩基性アミノ
酸との塩の好ましい例としては、例えば、アルギニン、
リジン、オルニチンなどとの塩があげられ、酸性アミノ
酸との塩の好ましい例としては、例えばアスパラギン
酸、グルタミン酸などとの塩が用いられる。また、本発
明の化合物(I)、(I')またはその塩は、公知の方
法により水和物に変換することもできる。本発明の化合
物(I)、(I')またはその塩の製造に用いられる上
記原料化合物の塩としては、化合物(I)または
(I')の塩と同様のものが用いられる。
【0069】本発明の化合物(I)、(I')またはそ
の塩のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵
素や胃酸等による反応により化合物(I)、(I')ま
たはその塩に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、
還元、加水分解等を起こして化合物(I)、(I')ま
たはその塩に変化する化合物、胃酸等により加水分解な
どを起こして化合物(I)、(I')またはその塩に変
化する化合物であってよい。本発明の化合物(I)、
(I')またはその塩のプロドラッグとしては、化合物
(I)または(I')のアミノ基がアシル化、アルキル
化、りん酸化された化合物(例、化合物(I)または
(I')のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、
ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボ
ニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル
化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化さ
れた化合物など);化合物(I)または(I')の水酸
基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された
化合物(例、化合物(I)または(I')の水酸基がア
セチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイ
ル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチ
ルアミノメチルカルボニル化された化合物など);化合
物(I)または(I')のカルボキシル基がエステル
化、アミド化された化合物のカルボキシル基がエチルエ
ステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエス
テル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイル
オキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエ
チルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチル
エステル化、メチルアミド化された化合物など)等が挙
げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化
合物(I)または(I')から製造することができる。
また、本発明の化合物(I)または(I')のプロドラ
ッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻
分子設計163頁から198頁に記載されているよう
な、生理的条件で化合物(I)または(I')に変化す
るものであってもよい。
【0070】化合物(I)、(I')もしくはその塩ま
たはそのプロドラッグ(以下、本発明の化合物と略記す
る場合がある)は、cGMPの代謝が亢進することによ
り惹起する疾患を予防または治療する薬剤として安全に
使用される。本発明の化合物は、薬学的に許容される担
体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの固
形製剤;またはシロップ剤、注射剤などの液状製剤とし
て経口または非経口的に投与することができる。薬学的
に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種
有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤におけ
る賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における
溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛
化剤などとして配合される。また必要に応じて、防腐
剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加物を用い
ることもできる。賦形剤の好適な例としては、例えば、
乳糖、白糖、D-マンニトール、デンプン、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤の好適
な例としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが
挙げられる。結合剤の好適な例としては、例えば、結晶
セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリン、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられ
る。崩壊剤の好適な例としては、例えば、デンプン、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボ
キシメチルスターチナトリウムなどが挙げられる。溶剤
の好適な例としては、例えば、注射用水、アルコール、
プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモ
ロコシ油などが挙げられる。
【0071】溶解補助剤の好適な例としては、例えば、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D-
マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリス
アミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミ
ン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げら
れる。懸濁化剤の好適な例としては、例えば、ステアリ
ルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラ
ウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセ
リンなどの界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられ
る。等張化剤の好適な例としては、例えば、塩化ナトリ
ウム、グリセリン、D-マンニトールなどが挙げられ
る。緩衝剤の好適な例としては、例えば、リン酸塩、酢
酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられ
る。無痛化剤の好適な例としては、例えば、ベンジルア
ルコールなどが挙げられる。防腐剤の好適な例として
は、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブ
タノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコー
ル、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸
化剤の好適な例としては、例えば、亜硫酸塩、アスコル
ビン酸などが挙げられる。
【0072】本発明の化合物は、cGMP−PDE、特
にcGMP−PDE Vの作用を阻害することにより、
ヒトや他の哺乳動物のcGMPの代謝が亢進することに
より惹起する疾患、例えば、狭心症、心不全、心筋梗
塞、高血圧症、肺高血圧症、動脈硬化症、アレルギー性
疾患、喘息、腎疾患、脳機能疾患、免疫不全、眼科疾
患、または男性および女性の性機能障害などを予防また
は治療することができる。本発明の化合物の1回投与量
は、患者の状態や体重、投与の方法などにより異なる
が、非経口投与では、成人体重1kgあたり活性成分
[本発明の化合物]として約0.1から80mg、好ま
しくは約1から25mgであり、1日1から3回静脈ま
たは筋肉注射などにより投与するのが適当である。また
経口または経鼻での投与は1日1から3回に分け、1回
投与量は成人の体重1kgあたり活性成分[本発明の化
合物]として約1から100mg、好ましくは約2から
50mgが適当である。
【0073】
【発明の実施の形態】以下に参考例、実施例で本発明を
さらに詳しく説明する。しかしこれらは単なる例であっ
て本発明を何ら限定するものではない。以下の参考例、
実施例のカラムクロマトグラフィーにおける抽出はTL
C(薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われ
た。TLC観察においては、TLCプレートとしてメル
ク(Merck)社製の60F254を、展開溶媒として
はカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられ
た溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム
用シリカゲルは同じくメルク社製のキーゼルゲル60
(70〜230または230〜400メッシュ)を用い
た。NMRスペクトルは内部または外部標準としてテト
ラメチルシランを用いてバリアン社製GEMINI 2
00(200MHz)スペクトロメーターで測定し、全
δ値をppmで示した。質量分析はマイクロマス社製プ
ラットフォームIIスペクトロメーターを用い、大気圧化
学イオン化法(APCI)で陽イオンを測定した。混合
溶媒において( )内に示した数値は各溶媒の容量混合
比である。混合溶媒における%は容量パーセントを示
す。参考例、実施例中の記号は次のような意味を有す
る。 d ppm:δ ppm s :シングレット d :ダブレット t :トリプレット q :クワルテット dd :ダブルダブレット m :マルチプレット br :幅広い J :カップリング定数
【0074】
【実施例】参考例1 エチル2-メチルチオ-4-ヒドロキ
シピリミジン-5-カルボキシレート
【化71】 4規定水酸化ナトリウム溶液(200 mL)にS-メチルイソ
チオ尿素硫酸塩(55.6g、0.2 mol)を加え、30分間攪拌
後、室温下エトキシメチレンマロン酸ジエチル(80.8 m
L、0.35 mol)のエタノール溶液(100 mL)を1時間かけ
てゆっくり滴下した。18時間攪拌後、析出した結晶をろ
取し、冷却したエタノールで数回洗浄した。得られた結
晶を1規定塩酸(300 mL)に加え30分間攪拌し、再び析
出した結晶をろ取し冷水で数回洗浄後、真空加熱下乾燥
し標題化合物(26 g、61%)を 結晶で得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):1.42 (3H, t, J=7.0 Hz),
2.60 (3H, s), 4.44 (2H,q, J=7.0 Hz), 8.76 (1H, s),
13.25 (1H, br)
【0075】参考例2-1 エチル4-ヒドロキシ-2-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キシレート インドリン(3.58 g、30 mmol)のエタノール溶液(50
mL)にエチル2-メチルチオ-4-ヒドロキシピリミジン-5-
カルボキシレート(5.35 g、25 mmol)を加え18時間加
熱還流した。反応液を室温に戻し析出した結晶をろ取
後、冷却したエタノールで数回洗浄、乾燥し標題化合物
(5.5 g、77%)を結晶で得た。参考例2-1と同様にして
参考例2-2〜2-14の化合物を合成した。 参考例2-2:エチル2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル) -4-ヒドロキシ-5-ピリミジンカルボ
キシレート 参考例2-3:エチル2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル) -4-ヒドロキシ-5-ピリミ
ジンカルボキシレート 参考例2-4:エチル4-ヒドロキシ-2-(5-メトキシ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例2-5:エチル2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル) -4-ヒドロキシ-5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例2-6:エチル4-ヒドロキシ-2-(6-ニトロ-2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキシ
レート 参考例2-7:エチル4-ヒドロキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例2-8:エチル4-ヒドロキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキシ
レート 参考例2-9:エチル(RS)-4-ヒドロキシ-2-(3-メトキシ-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカ
ルボキシレート 参考例2-10:エチル4-ヒドロキシ-2-(7-メトキシ-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボ
キシレート 参考例2-11:エチル(RS)-4-ヒドロキシ-2-(2-メチル-2,
3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカル
ボキシレート 参考例2-12:エチル4-ヒドロキシ-2-(7-メチル-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例2-13:エチル(R)-4-ヒドロキシ-2-(2-メチル-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカル
ボキシレート 参考例2-14:エチル(S)-4-ヒドロキシ-2-(2-メチル-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -5-ピリミジンカル
ボキシレート 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0076】
【表1】
【0077】参考例3-1 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート エチル4-ヒドロキシ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート(7.1 g、27.6 m
mol)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(100mL)に炭酸
カリウム(7.8 g、60 mmol)および4-フルオロベンジル
ブロミド(3.74 mL、30 mmol)を加え80℃で18時間攪拌
した。反応液を室温に戻し、水を加え、析出した結晶を
ろ取した。冷水、冷却したエーテルで数回洗浄後乾燥し
標題化合物(8.6 g、79%)を得た。参考例3-1と同様に
して参考例3-2〜3-22の化合物を合成した。 参考例3-2:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例3-3:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-{[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}-5
-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-4:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例3-5:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-エトキシ-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-6:エチル 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレート 参考例3-7:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-(2-メトキシエトキシ)-5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例3-8:エチル 4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2
-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-9:エチル 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-10:エチル (RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オ
キシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-11:エチル (RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オ
キシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-12:エチル2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル) -4-[(4-フルオロベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-13:エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-14:エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-15:エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-エトキシ-5-ピリミジンカルボキシ
レート 参考例3-16:エチル 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ] -2
-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)--5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-17:エチル 4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-
2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-18:エチル 4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-
2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジンカルボキシレート 参考例3-19:エチル 4-エトキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
シレート 参考例3-20:エチル 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-
(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例3-21:エチル 4-エトキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシ
レート 参考例3-22:エチル 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-
(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキシレート 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】
【表6】
【0083】
【表7】
【0084】
【表8】
【0085】
【表9】
【0086】参考例4-1 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ート エチル4-ヒドロキシ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート(500 mg、1.75
mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(10mL)に炭酸
カリウム(500 g、4 mmol)、ヨウ化ナトリウム(300 m
g、2 mmol)および4-メトキシベンジルクロリド(0.29
mL、2 mmol)を加え80℃で18時間攪拌した。反応液を室
温に戻し、水を加え、析出した結晶をろ取した。冷水、
冷却したエーテルで数回洗浄後乾燥し標題化合物(550
mg、78%)を得た。参考例4-1と同様にして参考例4-2〜4
-32の化合物を合成した。 参考例4-2:エチル 4-[(2,6-ジフルオロベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジンカルボキシレート 参考例4-3:エチル 4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレート 参考例4-4:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-5-ピリミジ
ンカルボキシレート 参考例4-5:エチル 4- (1,3-ベンゾジオキソール-5-イ
ルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-6:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジンカルボキシレート 参考例4-7:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジンカルボキシレート 参考例4-8:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例4-9:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-10:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジンカルボキシレート 参考例4-11:エチル4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)
オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキシレート 参考例4-12:エチル4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5
-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-13:エチル4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-14:エチル2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-15:エチル2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル) -4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-16:エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-メトキシヘ゛ンシ゛ル)オキシ]-5-ピリミジ
ンカルボキシレート 参考例4-17:エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-18:エチル4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-19:エチル4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-20:エチル4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-21:エチル4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキ
シ]-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-22:エチル4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-23: エチル4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-
2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-24:エチル4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキ
シ]-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-25:エチル(RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-26:エチル(RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-27: エチル4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-
2-(7-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例4-28:エチル(R)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-29:エチル(R)-4-[(3-フルオロ-4-メトキシベ
ンジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-30:エチル(R)-4-[(3-クロロ-4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-31:エチル(R)-4-[(2-フルオロ-4-メトキシベ
ンジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-32:エチル(R)-4-[(2-クロロ-4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例4-33:エチル(S)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート
【0087】
【表10】
【0088】
【表11】
【0089】
【表12】
【0090】
【表13】
【0091】
【表14】
【0092】
【表15】
【0093】
【表16】
【0094】
【表17】
【0095】
【表18】
【0096】
【表19】
【0097】
【表20】
【0098】
【表21】
【0099】参考例5-1 エチル4-クロロ-2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシ
レート エチル4-ヒドロキシ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート(2.85 g、10 mm
ol)にオキシ塩化リン(10 mL、2 mmol)を加え120℃で
15時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し得られた残ざを
酢酸エチルに溶解させ飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(x3)、飽和食塩水(x1)で洗浄した。無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下濃縮し標題化合物(2.9
g、100%)を得た。参考例5-1と同様にして参考例5-2の
化合物を合成した。 参考例5-2:(RS)-エチル4-クロロ-2-(2-メチル-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
シレート 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0100】
【表22】
【0101】参考例6 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロメトキシ)ベンジ
ル]オキシ}-5-ピリミジンカルボキシレート
【化72】 エチル4-クロロ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート(520 mg、1.72 mmo
l)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(5 mL)に炭酸カ
リウム(829 mg、6 mmol)および4-(トリフルオロ)メト
キシベンジルアルコール(384 mg、2 mmol)を加え100
℃で18時間攪拌した。反応液を室温に戻し、水を加えた
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下濃縮し
た。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
ヘキサン-酢酸エチル(4:1)で溶出し標題化合物(420
mg、53%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3): 1.36 (3H, t, J=7.0 Hz),
3.22 (2H, t, J=8.8 Hz), 4.20-4.40 (4H, m), 5.59 (2
H, s), 7.01 (1H, t, J=7.8 Hz), 7.18-7.28 (3H, m),
7.57 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.20-8.40 (1H, br), 8.94
(1H, s)
【0102】参考例7-1 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-5-
ピリミジンカルボキシレート エチル4-クロロ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート(607 mg、2.0 mmo
l)のイソプロパノール溶液(5 mL)に炭酸ナトリウム
(424 mg、4 mmol)および4-フルオロベンジルアミン
(313 mg、4 mmol)を加え18時間加熱還流した。反応液
を室温に戻し、水を加え、析出した結晶をろ取した。冷
水、冷却したエーテルで数回洗浄後乾燥し標題化合物
(637 mg、81%)を得た。参考例7-1と同様にして参考例
7-2〜7-16の化合物を合成した。 参考例7-2:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-5-ピリ
ミジンカルボキシレート 参考例7-3:エチル4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メチル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例7-4:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-フェニルプロピル)アミノ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例7-5:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシフェネチル)アミノ]-5-ピリミジ
ンカルボキシレート 参考例7-6:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2-チエニルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレート 参考例7-7:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2-フリルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカル
ボキシレート 参考例7-8:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例7-9:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例7-10:エチル4-[(2,6-ジフルオロベンジル)アミ
ノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)- -5-ピリ
ミジンカルボキシレート 参考例7-11:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3,4-ジメトキシベンジル)アミノ]-5-ピリミ
ジンカルボキシレート 参考例7-12:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メチルベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレート 参考例7-13:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例7-14:エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリミジン
カルボキシレート 参考例7-15:エチル(RS)-4-[(4-メトキシベンジル)アミ
ノ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート 参考例7-16:エチル(RS)-4-[(1,3-ベンゾジオキソール-
5-イルメチル)アミノ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル) -5-ピリミジンカルボキシレート 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0103】
【表23】
【0104】
【表24】
【0105】参考例8-1 5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール 5-メトキシインドール(528 mg、3.6 mmol)の酢酸(5
mL)溶液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(452 mg、7.
2 mmol)を室温下少しずつ加えそのまま18時間攪拌し
た。減圧下溶媒を留去し得られた残さを酢酸エチルに溶
解した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(x
3)、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題化合物(503 m
g、94%)を得た。参考例8-1と同様にして参考例8-2〜8-
9の化合物を合成した。 参考例8-2:6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]
インドール 参考例8-3:5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール 参考例8-4:5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール 参考例8-5:4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール 参考例8-6:7-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール 参考例8-7:(RS)-3-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル 参考例8-8:7-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール 参考例8-9:6-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0106】
【表25】
【0107】参考例9-1 (RS)-2-ヒドロキシメチルイン
ドリン (RS)-インドリン-2-カルボン酸(8.16 g、50 mmol)の
テトラヒドロフラン(50 mL)溶液に氷冷下水素化リチ
ウムアルミニウム(5.7 g、150 mmol)を加え、60℃で1
8時間攪拌した。反応液を氷冷下攪拌しエタノールおよ
び1規定塩酸を加えた。沈殿物を濾去した後、母液を飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下留去し得られた残さをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し酢酸エチル-ヘキサン(1:4〜1:1)
で溶出し標題化合物(4.8 g、64%)を得た。参考例9-1
と同様にして参考例9-2を(S)-インドリン-2-カルボン酸
より合成した。 参考例9-2:(S)-2-ヒドロキシメチルインドリン 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0108】
【表26】
【0109】参考例10 (R)-2-ヒドロキシメチルインド
リン
【化73】 (R)-マンデル酸(8.72 g、58 mmol)のエーテル(100 m
L)溶液に (RS)-2-ヒドロキシメチルインドリン(4.27
g、28.6 mmol)を加え、しばらく攪拌した後、溶媒量が
50 mLになるまで減圧下濃縮した。析出した結晶を濾取
し冷却したエーテルで洗浄した。この操作を2回繰り返
し(R)-2-ヒドロキシメチルインドリン(R)-ジマンデレー
トを5.3 g得た。こうして得られたマンデレート(5.3
g)に0.5規定水酸化ナトリウム水溶液を加え酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し標題化合物(1.5
g、72%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3): 1.83 (1H, dd, J=7.8, 15.
8 Hz), 3.12 (1H, dd, J=9.0, 15.6 Hz), 3.58 (1H, d
d, J=6.2, 10.6 Hz), 3.73 (1H, dd, J=3.6, 10.6Hz),
3.98-4.15 (1H, m), 6.60-6.77 (2H, m), 6.95-7.13 (2
H, m)
【0110】参考例11-1 (R)-1-p-トシル-2-p-トシル
オキシメチルインドリン (R)-2-ヒドロキシメチルインドリン(2.4 g、16.1 mmo
l)のピリジン(25 mL)溶液に氷冷下p-トルエンスルホ
ニルクロリド(6.9 g、36.2 mmol)を加え室温で18時間
攪拌した。溶媒を減圧下濃縮し得られた残さに酢酸エチ
ルおよび1規定塩酸を加えた。有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留
去し得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し酢酸エチル-ヘキサン(1:4〜1:1)で溶出し標
題化合物を10.5 g(70%)得た。参考例11-1と同様にし
て参考例11-2を(S)-2-ヒドロキシメチルインドリンより
合成した。 参考例11-2:(S)-1-p-トシル-2-p-トシルオキシメチル
インドリン 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0111】
【表27】
【0112】参考例12-1 (S)-2-メチルインドリン (R)-1-p-トシル-2-p-トシルオキシメチルインドリン
(5.8 g、12.7 mmol)のテトラヒドロフラン(50 mL)
溶液に氷冷下水素化リチウムアルミニウム(2.4 g、63.
5 mmol)を加え、60℃で3日間攪拌した。反応液を氷冷
下攪拌しエタノールおよび1規定水酸化ナトリウム水溶
液を加えた。沈殿物を濾去した後、母液を飽和食塩水で
洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留
去し得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し酢酸エチル-ヘキサン(1:4)で溶出し標題化合
物(1.5 g、90%)を得た。参考例12-1と同様にして参考
例12-2を(S)-1-p-トシル-2-p-トシルオキシメチルイン
ドリンより合成した。 参考例12-2:(R)-2-メチルインドリン 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。光学
純度は(S)-2-メチルインドリン、(R)-2-メチルインドリ
ンをそれぞれピリジン中、(S)-α-メトキシ-α-トリフ
ルオロメチルフェニルアセチルクロリドと反応させ得ら
れたアミドについて1H-NMRを測定し2位のメチル基の積
分比により決定した。
【0113】
【表28】
【0114】参考例13-1 (2,3-ジヒドロベンゾ[b]フラ
ン-5-イル)メタノール 2,3-ジヒドロベンゾ[b]フラン-5-カルボン酸(1.64 g、
10 mmol)のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液に氷冷下
水素化リチウムアルミニウム(949 mg、25 mmol)を加
え、60℃で1時間攪拌した。反応液を氷冷下攪拌しメタ
ノールおよび1規定塩酸を加えた。沈殿物を濾去した
後、母液を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題化合物(1.
5 g、100%)を得た。参考例13-1と同様にして参考例13-
2を4-イソプロポキシ安息香酸より合成した。 参考例13-2:4-イソプロポキシベンジルアルコール 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0115】
【表29】
【0116】参考例14-1 (2,3-ジヒドロベンゾ[b]フラ
ン-5-イル)メチルクロリド (2,3-ジヒドロベンゾ[b]フラン-5-イル)メタノール(1.
5 g、10 mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液に氷冷
下トリエチルアミン(1.67 mL、12 mmol)およびメタン
スルホニルクロリド(0.85 mL、10 mmol)を加え室温で
1時間攪拌した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢
酸エチルに溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純
粋な標題化合物(1.6 g、100%)を得た。参考例14-1と
同様にして参考例14-2を4-イソプロポキシベンジルアル
コールより合成した。 参考例14-2:4-イソプロポキシベンジルクロリド 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0117】
【表30】
【0118】参考例15 3-クロロ-4-メトキシ安息香酸
メチル
【化74】 3-クロロ-4-ヒドロキシ安息香酸(3.45 g、20 mmol)の
N,N-ジメチルホルムアミド(10 mL)溶液に炭酸カリウ
ム(6.9 g、50 mmol)およびヨウ化メチル(大過剰)を
加え60℃で2時間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題
化合物(4.0 g、100%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):3.90 (3H, s), 3.97 (3H,
s), 6.95 (1H, d, J=8.8Hz), 7.95 (1H, dd, J=2.2, 8.
8 Hz), 8.06 (1H, d, J=2.2 Hz)
【0119】参考例16 3-クロロ-4-メトキシベンジル
アルコール
【化75】 3-クロロ-4-メトキシ安息香酸メチル(1.2 g、6 mmol)
のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液に氷冷下水素化リ
チウムアルミニウム(455 mg、12 mmol)を加え、室温
で1時間攪拌した。反応液を氷冷下攪拌し0.1規定塩酸を
加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧下留去しほぼ純粋な標題化合物(1.1 g、100%)を得
た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):1.69 (1H, br t, J=6.0 H
z), 3.91 (3H, s), 4.61 (2H, d, J=5.4 Hz), 6.91 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.22 (1H, dd, J=2.2, 8.4 Hz),7.39
(1H, d, J=2.2 Hz)
【0120】参考例17 3-クロロ-4-メトキシベンジル
クロリド
【化76】 3-クロロ-4-メトキシベンジルアルコール(1.1 g、6 mm
ol)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液に氷冷下トリエ
チルアミン(1.67 mL、12 mmol)およびメタンスルホニ
ルクロリド(0.51 mL、6 mmol)を加え室温で18時間攪
拌した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチル
に溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題
化合物(700 mg、61%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):3.91 (3H, s), 4.52 (2H,
s), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.25 (1H, dd, J=2.2,
8.8 Hz), 7.42 (1H, d, J=2.2 Hz)
【0121】参考例18-1 3-フルオロ-4-メトキシベン
ジルアルコール 3-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド(1 g、6.5 mm
ol)のメタノール(15mL)溶液に氷冷下水素化ホウ素ナ
トリウム(378 mg、10 mmol)を加え室温で1時間攪拌
した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチルに
溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題化
合物(1 g、100%)を得た。参考例18-1と同様にして
参考例18-2を2-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド
より合成した。 参考例18-2:2-フルオロ-4-メトキシベンジルアルコー
ル 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0122】
【表31】
【0123】参考例19-1 3-フルオロ-4-メトキシベン
ジルクロリド 3-フルオロ-4-メトキシベンジルアルコール(1 g、6.5
mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液に氷冷下トリエ
チルアミン(1.8 mL、13 mmol)およびメタンスルホニ
ルクロリド(0.60 mL、7 mmol)を加え室温で30分間攪
拌した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチル
に溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題
化合物(1.1 g、100%)を得た。参考例19-1と同様にし
て参考例17-2を2-フルオロ-4-メトキシベンジルアルコ
ールより合成した。 参考例19-2:2-フルオロ-4-メトキシベンジルクロリド 下表にそれぞれの構造式およびNMRデータを示す。
【0124】
【表32−1】
【0125】参考例20 2-クロロ-4-メトキシベンズア
ルデヒド
【化77】 2-クロロ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド(2 g、12.8 m
mol)のN,N-ジメチルホルムアミド(25mL)溶液に炭酸
カリウム(3.46 g、25 mmol)およびヨウ化メチル(大
過剰)を加え室温で18時間攪拌した。反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ
純粋な標題化合物(1.55 g、70%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):3.89 (3H, s), 6.84-6.95
(2H, m), 7.90 (1H, d, J=8.8 Hz), 10.33 (1H, s)
【0126】参考例21 2-クロロ-4-メトキシベンジル
アルコール
【化78】 2-クロロ-4-メトキシベンズアルデヒド(1.55 g、9 mmo
l)のメタノール(20mL)溶液に氷冷下水素化ホウ素ナ
トリウム(378 mg、10 mmol)を加え室温で30分間攪拌
した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチルに
溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標題
化合物(1 .5 g、97%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):1.87 (1H, br t, J=6.2 H
z), 3.80 (3H, s), 4.71 (2H, d, J=5.8 Hz), 6.81 (1
H, dd, J=2.6, 8.6 Hz), 6.93 (1H, d, J=2.6 Hz),7.35
(1H, d, J=8.4 Hz)
【0127】参考例22 2-クロロ-4-メトキシベンジル
クロリド
【化79】 2-クロロ-4-メトキシベンジルアルコール(1.5 g、8.7
mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液に氷冷下トリエ
チルアミン(2.4 mL、17.4 mmol)およびメタンスルホ
ニルクロリド(0.74 mL、9.5 mmol)を加え室温で2時間
攪拌した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチ
ルに溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な
標題化合物(1.01 g、61%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):3.80 (3H, s), 4.67 (2H,
s), 6.80 (1H, dd, J=2.6, 8.8 Hz), 6.95 (1H, d, J=
2.6 Hz), 7.35 (1H, d, J=8.4 Hz)
【0128】参考例23 4-アセタミド安息香酸メチル
【化80】 4-アミノ安息香酸メチル(7.56 g、50 mmol)のテトラ
ヒドロフラン(50 mL)溶液に氷冷下トリエチルアミン
(10 mL、73 mmol)およびアセチルクロリド(3.91 m
L、55 mmol)を加え室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧
下留去し得られた残さを酢酸エチルに溶解させ、有機層
を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒を減圧下留去し得られた結晶をジクロロメタン-イ
ソプロピルエーテルで再結晶を行い標題化合物(6.4
g、76%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):2.21 (3H, s), 3.90 (3H,
s), 7.40-7.52 (1H, br),7.59 (2h, d, J=8.8 Hz), 8.0
0 (2H, d, J=8.8 Hz)
【0129】参考例24 4-ヒドロキシメチルアセトアニ
リド
【化81】 4-アセタミド安息香酸メチル(483 mg、2.5 mmol)のテ
トラヒドロフラン(10mL)溶液に氷冷下水素化リチウム
アルミニウム(190 mg、5 mmol)を加え、室温で1時間
攪拌した。反応液を氷冷下攪拌し1規定塩酸を加えた。
混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留
去しほぼ純粋な標題化合物(230 mg、56%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):2.02 (3H, s), 4.42 (2H, b
r s), 5.00-5.15 (1H, br), 6.53 (1H, br s), 7.22 (2
H, d, J=8.8 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz)
【0130】参考例25 4-クロロメチルアセトアニリド
【化82】 4-ヒドロキシメチルアセトアニリド(230 mg、1.4 mmo
l)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液に氷冷下トリエ
チルアミン(0.39 mL、2.8 mmol)およびメタンスルホ
ニルクロリド(0.17 mL、2 mmol)を加え室温で2時間攪
拌した。溶媒を減圧下留去し得られた残さを酢酸エチル
に溶解させ、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去しほぼ純粋な標
題化合物(200 mg、78%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3):2.18 (3H,
s), 4.56 (2H, s), 7.28−7.
38 (3H, m),7.50 (2H, d, J
=8.6 Hz)
【0131】参考例26: エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート 参考例27: エチル2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル]-4-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレート エチル4-ヒドロキシ-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートおよびエチル4-
ヒドロキシ-2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル]-5-ピリミジンカルボキシレートを原料と
して参考例3-1と同様に参考例26、27を合成した。下表
にそれぞれのNMRデータを示す。
【0132】
【表32−2】
【0133】実施例1-1 t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オ
キシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ート(5.0 g、13 mmol)のエタノール(25 mL)懸
濁液に10%水酸化ナトリウム水溶液(15 mL)および
テトラヒドロフラン(15mL)を加え30分間加熱還流し
た。反応液を室温に戻し1規定塩酸を加え反応液のpHを5
にした。析出した結晶をろ取し水で数回洗浄後、真空加
熱下乾燥し2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-
[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボン
酸(4.8 g、100%)を 結晶で得た。得られたカルボン酸
(183 mg、0.5 mmol)、グリシンt-ブチルエステル(89
mg、0.53 mmol)と1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロ
ピル)-カルボジイミド塩酸塩(102 mg、0.53 mmol)の
ジクロロメタン(2 mL)懸濁液にトリエチルアミン(0.
21 mL、1.5 mmol)を加え室温で18時間攪拌した。反応
液に水、酢酸エチルを加え有機層を減圧下濃縮した。得
られた残さをシリカゲルクロマトグラフィーに付し酢酸
エチルで溶出し標題化合物(210 mg、88%)を得た。実
施例1-1と同様にして実施例1-2〜1-46の化合物を合成し
た。 実施例1-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例1-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(3-メトキシプロピ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-4:N-(2-シアノエチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-5:N-(2-シアノメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-プロピル-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例1-7:N-(2-アミノ-2-オキソエチル)-2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)
オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-8:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-
アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-9:(RS)-1-({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ] -5-ピリミジ
ニル}カルボニル)-3-ピペリジンカルボキサミド 実施例1-10:N-シクロヘキシル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ] -5
-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-11:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N,N-ジエチル-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例1-12:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-[3-(2-オキソ-1-ピ
ロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-13:メチル (2S)-1-({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)-2-ピロリジンカルボキシレ
ート 実施例1-14:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-ヘキシル-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例1-15:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(テトラヒド
ロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-16:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N-(2-エトキシエチル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-17:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N,N-ビス(2-ヒドロキ
シエチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-18:{2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}(4-
ヒドロキシ-1-ピペリジニル)メタノン 実施例1-19:{2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}(1-
ピロリジニル)メタノン 実施例1-20:エチル1-({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジニル}カルボニル)-4-ピペリジンカルボキシレート 実施例1-21:N-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フ
ルオロベンジル)オキシ] -5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-22:メチル (2S)-2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)アミノ]-3-ヒドロキシプロパ
ノエート 実施例1-23:1-[4-({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニ
ル}カルボニル)-1-ピペラジニル]-1-エタノン 実施例1-24:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-ヒドロキシエチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-25:N-(2,5-ジフルオロベンジル)-2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)
オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-26:t-ブチル 4-({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)-1-ピペラジンカルボキシレート 実施例1-27:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-[4-(トリフルオロ
メチル)ベンジル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-28:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-チエニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-29:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2,2,2-トリフルオ
ロエチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-30:N-[2-(アセチルアミノ)エチル]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-31:エチル 3-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]プロパノエート 実施例1-32:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N,N-ジメチル-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例1-33: {2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}
[(2S)-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジニル]メタノン 実施例1-34:エチル (2S)-2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)アミノ]-4-(メチルスルファ
ニル)ブタノエート 実施例1-35: {2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}
(4-メチル-1-ピペラジニル)メタノン 実施例1-36:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(3-メトキシフェニ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-37:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-[2-(4-モルホリニ
ル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-38:エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例1-39:N-[4-(アミノスルホニル)フェネチル]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロ
ベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-40:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-41:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(3-フェニルプロピ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-42:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-フェネチル-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例1-43:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-フリルメチル)-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-44:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(1-ナフチルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-45:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N-(3-フルオロベンジル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例1-46:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N-(2,6-ジフルオロベンジル)-4-[(4-フルオロベンジル)
オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0134】
【表33】
【0135】
【表34】
【0136】
【表35】
【0137】実施例2 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(2-
フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例2-1〜2-5の
化合物を合成した。 実施例2-1:エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例2-2:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-N-(テトラヒドロ
-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例2-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-N-[3-(2-オキソ-1-ピ
ロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例2-4: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例2-5: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(2-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0138】
【表36】
【0139】実施例3 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-{[4-
(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例3-1〜3-6の化合物を合成した。 実施例3-1:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-4-{[4-(トリ
フルオロメチル)ベンジル]オキシ}-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例3-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N
-[3-(2-オキソ-1-ピロリジニル)プロピル]-4-{[4-(トリ
フルオロメチル)ベンジル]オキシ}-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例3-3: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]オキ
シ}-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例3-4: t-ブチル2-{[(2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]オ
キシ}-5-ピリミジニル)カルボニル]アミノ}アセテート 実施例3-5: N-(シアノメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロメチル)ベンジ
ル]オキシ}-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例3-6:エチル 2-{[(2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]オキ
シ}-5-ピリミジニル)カルボニル]アミノ}アセテート 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0140】
【表37】
【0141】実施例4 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-
メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例4-1〜4-6の
化合物を合成した。 実施例4-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例4-2:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(テトラヒドロ
-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例4-3:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-
アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例4-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例4-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例4-6:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)-
2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-メトキ
シベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0142】
【表38】
【0143】実施例5 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-エト
キシ-5-ピリミジンカルボキシレートを原料として実施
例1-1と同様に実施例5-1〜5-5の化合物を合成した。 実施例5-1: t-ブチル2-({[2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-エトキシ-5-ピリミジニル]カルボニル}
アミノ)アセテート 実施例5-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-エトキシ-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例5-3: t-ブチル3-({[2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-エトキシ-5-ピリミジニル]カルボニル}
アミノ)プロピルカルバメート 実施例5-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-エトキシ-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例5-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-エトキシ-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカル
ボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0144】
【表39】
【0145】実施例6 エチル4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレー
トを原料として実施例1-1と同様に実施例6-1〜6-6の化
合物を合成した。 実施例6-1: 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパ
ニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例6-2: t-ブチル3-({[4-[(4-ブロモベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカルバメート 実施例6-3:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチル-2-ピラジ
ニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例6-4:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例6-5:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例6-6:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)-
4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0146】
【表40】
【0147】実施例7 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-(2-
メトキシエトキシ)-5-ピリミジンカルボキシレートを原
料として実施例1-1と同様に実施例7-1〜7-3の化合物を
合成した。 実施例7-1:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-(2-メトキシエトキシ)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-
ピリミジンカルボキサミド 実施例7-2: t-ブチル3-({[2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-(2-メトキシエトキシ)-5-ピリミジニ
ル]カルボニル}アミノ)プロピルカルバメート 実施例7-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-(2-メトキシエトキシ)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0148】
【表41】
【0149】実施例8 エチル4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(5-フルオロ
-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例8
-1〜8-5の化合物を合成した。 実施例8-1: t-ブチル2-({[4-[(4-フルオロベンジル)オ
キシ]-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル) -5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例8-2:(RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-
(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例8-3:4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(5-フ
ルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例8-4:4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(5-フ
ルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例8-5:4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(5-フ
ルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0150】
【表42】
【0151】実施例9 エチル2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例9-1〜9-5の化合物を合成した。 実施例9-1: t-ブチル2-[({2-(5-フルオロ-2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オ
キシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例9-2:(RS)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例9-3: 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例9-4: 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例9-5: 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0152】
【表43】
【0153】実施例10 エチル(RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(2-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-イント゛ール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例1
0-1〜10-5の化合物を合成した。 実施例10-1: t-ブチル (RS)-2-({[4-[(4-フルオロベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテ
ート 実施例10-2:(RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-
(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(テ
トラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例10-3: (RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例10-4: (RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例10-5: (RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3
-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0154】
【表44】
【0155】実施例11 エチル(RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実
施例11-1〜11-5の化合物を合成した。 実施例11-1: t-ブチル (RS)-2-({[4-[(3-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテ
ート 実施例11-2:(RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-
(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(テ
トラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例11-3: (RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例11-4: (RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0156】
【表45】
【0157】実施例12 エチル2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イ
ンドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と
同様に実施例12-1〜12-6の化合物を合成した。 実施例12-1: t-ブチル[({2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジ
オキソロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベ
ンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]ア
セテート 実施例12-2: (RS)-2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベンジ
ル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジン
カルボキサミド 実施例12-3:(RS)-2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベンジ
ル)オキシ]-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例12-4: 2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,
5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキ
シ]-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例12-5: 2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,
5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキ
シ]-N-(3-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0158】
【表46】
【0159】実施例13 エチル2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例1
3-1〜13-5の化合物を合成した。 実施例13-1: t-ブチル2-[({2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例13-2:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例13-3:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例13-4: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例13-5: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0160】
【表47】
【0161】実施例14 エチル2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例1
4-1〜14-6の化合物を合成した。 実施例14-1: t-ブチル2-[({2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例14-2:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例14-3:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例14-4: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-[(3-メト
キシベンジル)オキシ] -5-ピリミジンカルボキサミド 実施例14-5: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例14-6: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0162】
【表48】
【0163】実施例15エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-エトキシ-5-ピリミジンカルボキシレートを原料とし
て実施例1-1と同様に実施例15-1〜15-4の化合物を合成
した。 実施例15-1:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-エトキシ-N-(2-オキソ-3-アゼパニ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例15-2: t-ブチル2-({[2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-4-エトキシ-5-ピリミジニル]
カルボニル}アミノ)プロピルカルバメート 実施例15-3:N-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)-2- (5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-エトキシ-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例15-4: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-エトキシ-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0164】
【表49】
【0165】実施例16 エチル4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-ブロモ-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例16-1
〜16-5の化合物を合成した。 実施例16-1:(RS)-4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5
-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例16-2: t-ブチル3-({[4-[(4-ブロモベンジル)オ
キシ]-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカル
バメート 実施例16-3:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-ブロ
モ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチル
-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例16-4:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-ブロ
モ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジ
ニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例16-5:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-ブロ
モ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピリジ
ニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0166】
【表50】
【0167】実施例17 エチル4-[(4-フルオロベンジ
ル)オキシ]-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートを原料とし
て実施例1-1と同様に実施例17-1〜17-4の化合物を合成
した。 実施例17-1: t-ブチル2-({[4-[(4-フルオロベンジル)
オキシ]-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例17-2:(RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-
(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例17-3:(RS)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-
(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例17-4:4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-2-(5-メ
トキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0168】
【表51】
【0169】実施例18 エチル4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メトキシ
-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例1
8-1〜18-5の化合物を合成した。 実施例18-1: t-ブチル2-({[4-[(3-メトキシベンジル)
オキシ]-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例18-2:(RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-
(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例18-3:(RS)-4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-
(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例18-4:4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メ
トキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例18-5:4-[(3-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メ
トキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0170】
【表52】
【0171】実施例19 エチル4-エトキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートを原
料として実施例1-1と同様に実施例19-1〜19-4の化合物
を合成した。 実施例19-1:(RS)-4-エトキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例19-2: t-ブチル3-({[4-エトキシ-2-(4-メトキシ
-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジニ
ル]カルボニル}アミノ)プロピルカルバメート 実施例19-3: 4-エトキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)
メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例19-4:4-エトキシ-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-
1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0172】
【表53】
【0173】実施例20 エチル4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(4-メトキシ-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例2
0-1〜20-4の化合物を合成した。 実施例20-1:(RS)-4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(4
-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-
オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例20-2: t-ブチル3-({[4-[(4-ブロモベンジル)オ
キシ]-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカ
ルバメート 実施例20-3: 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(4-メ
トキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例20-4:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(4-メト
キシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリ
ジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0174】
【表54】
【0175】実施例21 エチル4-エトキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートを原料
として実施例1-1と同様に実施例21-1〜21-4の化合物を
合成した。 実施例21-1:(RS)-4-エトキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)
-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例21-2: t-ブチル3-({[4-エトキシ-2-(5-メチル-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジニル]
カルボニル}アミノ)プロピルカルバメート 実施例21-3: 4-エトキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1
H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)メ
チル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例21-4:4-エトキシ-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H
-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0176】
【表55】
【0177】実施例22 エチル4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-メチル-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例22-1
〜22-4の化合物を合成した。 実施例22-1:(RS)-4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5
-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例22-2: t-ブチル3-({[4-[(4-ブロモベンジル)オ
キシ]-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカル
バメート 実施例22-3: 4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メチ
ル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例22-4:4-[(4-ブロモベンジル)オキシ]-2-(5-メチ
ル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジ
ニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0178】
【表56】
【0179】実施例23 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ] -5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例23-1〜23-49
の化合物を合成した。 実施例23-1:エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例23-2:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(テトラヒド
ロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[3-(2-オキソ-1-ピ
ロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-4: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例23-5:t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例23-6:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3
-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-7:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N-(2-エトキシエチル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-8:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(4-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-9:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3
-ピペリジニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-10:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-[3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピル]-4-[(4-メト
キシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド
【0180】実施例23-11:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-
メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例23-12:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[2-(2-ピリジニ
ル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-13:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(6-ヒドロキシヘキシル)-4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-14:N-[2-(ジエチルアミノ)エチル]-2-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-15:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[1-(ピロリジニ
ル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-16:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-17:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(3-ヒドロキシプロピル)-4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-18:N-シクロプロピル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-19:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-20:t-ブチル6-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]ヘキシルカルバメート
【0181】実施例23-21:t-ブチル4-[({2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]ブチルカ
ルバメート 実施例23-22:t-ブチル3-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]プロピルカルバメート 実施例23-23:t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]エチルカルバメート 実施例23-24:N-(1-ベンジル-4-ピペリジニル)-2-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-25: (RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]- N-[3-(2-メ
チル-1-ピペリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例23-26: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]- N-[2-(4-モルホ
リニル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-27: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]- N-[2-(1-ピペリ
ジニル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-28: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]- N-(2-プロピニ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-29: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-[4-(ジメチルアミノ)ベンジル]-4-[(4-メトキシ
ベンジル)オキシ]- -5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-30: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-4-[(4-メトキシ
ベンジル)オキシ]- -5-ピリミジンカルボキサミド
【0182】実施例23-31:N-(1,3-ベンゾジオキソール
-5-イルメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ] -5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例23-32:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-チエニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-33:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2,2,2-トリフル
オロエチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-34:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[3-(メチルスルフ
ァニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド実施例2
3-35:N-(シアノメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例23-36:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-メトキシエチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-37:N-[4-(ジエチルアミノ)フェニル]-2-(2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-38:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[2-(1-メチ
ル-2-ピロリジニル)エチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例23-39:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(5-イソキノリニル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-40:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(1H-インダゾール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド
【0183】実施例23-41:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ] -N-[2-
(2-オキソ-1-イミダゾリジニル)エチル]-5-ピリミジン
カルボキサミド 実施例23-42:N-[2-(アセチルアミノ)エチル]-2-(2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-43:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ] -N-(3-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-44:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(2-ヒドロキシエチル)-4-[(4-メトキシベンジル)オ
キシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-45:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチ
ル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メ
トキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-46:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[4-(1,2,3-チアジ
アゾール-4-イル)ベンジル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例23-47:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[2-(2-チエニル)
エチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-48:N-(2-アミノ-2-オキソエチル)-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例23-49:N-(シクロヘプチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H
-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]
-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0184】
【表57】
【0185】
【表58】
【0186】実施例24 エチル4-[(2,6-ジフルオロベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
シレートを原料として実施例1-1と同様に実施例24-1〜2
4-5の化合物を合成した。 実施例24-1:(RS)-4-[(2,6-ジフルオロベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(テト
ラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例24-2:4-[(2,6-ジフルオロベンジル)オキシ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[3-(2-オキソ
-1-ピロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例24-3:N-ベンジル-4-[(2,6-ジフルオロベンジル)
オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例24-4: t-ブチル2-({[4-[(2,6-ジフルオロベンジ
ル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例24-5: エチル2-({[4-[(2,6-ジフルオロベンジ
ル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0187】
【表59】
【0188】実施例25エチル 4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H
-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートを
原料として実施例1-1と同様に実施例25-1〜25-7の化合
物を合成した。 実施例25-1:4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-エトキシエチル)-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例25-2:4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-N-(シアノ
メチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例25-3: エチル2-({[4-[(4-クロロベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例25-4:(RS)-4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(テトラヒド
ロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例25-5:4-[(4-クロロベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[3-(2-オキソ-1-ピロ
リジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例25-6:N-ベンジル-4-[(4-クロロベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例25-7: t-ブチル2-({[4-[(4-クロロベンジル)オ
キシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリ
ミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0189】
【表60】
【0190】実施例26 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-
[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例26-1
〜26-5の化合物を合成した。 実施例26-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例26-2:N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例26-3:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ
-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例26-4: エチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例26-5:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3,4-ジメチルベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ
-3-ピペリジニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0191】
【表61】
【0192】実施例27 エチル 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2
-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例27-1〜27-6の化合物を合成した。 実施例27-1:(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例27-2:(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-ピペリジニル)-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例27-3: t-ブチル2-({[4-(1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例27-4: 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメト
キシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例27-5: 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメト
キシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0193】
【表62】
【0194】実施例28 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-
[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカル
ボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例28-
1〜28-4の化合物を合成した。 実施例28-1:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキ
ソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例28-2: t-ブチル3-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-
5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]プロピルカルバメ
ート 実施例28-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-
ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例28-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニル
メチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0195】
【表63】
【0196】実施例29 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4
-イソプロポキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例29-1
〜29-6の化合物を合成した。 実施例29-1:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-(4-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例29-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例29-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例29-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-イソ
プロポキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例29-5:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例29-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-
2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0197】
【表64】
【0198】実施例30 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4
-エトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例30-1〜30-6
の化合物を合成した。 実施例30-1:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-(4-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例30-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例30-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例30-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-エト
キシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例30-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-アゼ
パニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例30-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピラ
ジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0199】
【表65】
【0200】実施例31 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3
-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例31-1〜31-8の化合物を合成した。 実施例31-1:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(4-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例31-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例31-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例31-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フル
オロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例31-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例31-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例31-7:N-シクロヘプチル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例31-8:N-(2-アミノ-2-オキソエチル)-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-メト
キシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0201】
【表66】
【0202】実施例32 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4
-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例3
2-1〜32-5の化合物を合成した。 実施例32-1:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-N-(4-ピリ
ジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例32-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-N-(3-ピリ
ジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例32-3:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-N-(2-ピリ
ジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例32-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メト
キシ-3-メチルベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例32-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-N-(2-オキ
ソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0203】
【表67】
【0204】実施例33 エチル 4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例3
3-1〜33-6の化合物を合成した。 実施例33-1:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-イント゛ール-1-イル)-N-(4-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例33-2:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例33-3:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例33-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例33-5:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例33-6:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0205】
【表68】
【0206】実施例34 エチル 4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イルメトキ
シ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に
実施例34-1〜34-7の化合物を合成した。 実施例34-1:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(4-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例34-2:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(3-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例34-3:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例34-4:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イルメトキシ)-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例34-5:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例34-6:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例34-7:N-(2-アミノ-2-オキソエチル)-4-(2,3-ジ
ヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 下表にそれぞれの構造式、NMRデータを示す。
【0207】
【表69】
【0208】実施例35 エチル 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2
-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と
同様に実施例35-1〜35-6の化合物を合成した。 実施例35-1: t-ブチル2-({[4-(1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イルメトキシ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミ
ノ)アセテート 実施例35-2:(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例35-3:(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例35-4:4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキ
シ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例35-5:4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキ
シ)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-(3-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例35-6:N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチル)
-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2-(5-フ
ルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0209】
【表70】
【0210】実施例36 エチル 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例36-1〜36-5の化合物を合成した。 実施例36-1: t-ブチル2-[({2-(5-フルオロ-2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オ
キシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例36-2:(RS)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例36-3:(RS)-2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例36-4: 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例36-5: 2-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0211】
【表71】
【0212】実施例37 エチル 2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イ
ンドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-
ピリミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と
同様に実施例37-1〜37-6の化合物を合成した。 実施例37-1: t-ブチル2-[({2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]
ジオキソロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-メトキシ
ベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]
アセテート 実施例37-2:(RS)-2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例37-3:(RS)-2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソ
ロ[4,5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジン
カルボキサミド 実施例37-4: 2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,
5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例37-5: 2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,
5-f]インドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-N-(3-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例37-6: N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチ
ル)-2-(6,7-ジヒドロ-5H-[1,3]ジオキソロ[4,5-f]イン
ドール-5-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピ
リミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0213】
【表72】
【0214】実施例38エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例38-1
〜38-6の化合物を合成した。 実施例38-1: t-ブチル2-[({2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例38-2:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例38-3:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例38-4: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-[(4-メト
キシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例38-5: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例38-6: 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0215】
【表73】
【0216】実施例39 エチル 2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実
施例39-1〜39-4の化合物を合成した。 実施例39-1:(RS)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-
N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例39-2: t-ブチル3-[({2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ
-1H-インドール-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)
オキシ]-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]プロピル
カルバメート 実施例39-3:2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-
メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例39-4:2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-N-(2-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0217】
【表74】
【0218】実施例40 エチル 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2
-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同
様に実施例40-1〜40-4の化合物を合成した。 実施例40-1: t-ブチル2-({[4-(1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イルメトキシ)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)
アセテート 実施例40-2: (RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例40-3: (RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカル
ボキサミド 実施例40-4: 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメト
キシ)-2-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-5-ピリミジンカル
ボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0219】
【表75】
【0220】実施例41 エチル 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2
-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-
ピリミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と
同様に実施例41-1〜41-4の化合物を合成した。 実施例41-1: t-ブチル2-({[4-(1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イルメトキシ)-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミ
ノ)アセテート 実施例41-2: (RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-N-(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例41-3: (RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル
メトキシ)-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例41-4: 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメト
キシ)-2-(5-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-N-(2-ピリジルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0221】
【表76】
【0222】実施例42 エチル 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メトキ
シ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様にt-ブ
チル2-({[4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メト
キシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ニル]カルボニル}アミノ)アセテートの化合物を合成し
た。
【化83】 収率90%、MASS spectrum (APCIMS, m/z):520
【0223】実施例43 エチル 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-(4-メ
トキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミ
ジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に
実施例43-1〜43-4の化合物を合成した。 実施例43-1: (RS)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキ
シ]-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
ル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例43-2: t-ブチル3-({[4-[(2,5-ジメトキシベンジ
ル)オキシ]-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピ
ルカルバメート 実施例43-3: 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-
(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例43-4: 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-
(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-ピリジルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0224】
【表77】
【0225】実施例44 エチル 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(4-メトキ
シ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジン
カルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施
例44-1〜44-4の化合物を合成した。 実施例44-1: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例44-2: t-ブチル3-({[4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-2-(4-メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカ
ルバメート 実施例44-3: 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(4-
メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-
メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例44-4: 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(4-
メトキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-
ピリジルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0226】
【表78】
【0227】実施例45 エチル 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メチル-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例4
5-1〜45-6の化合物を合成した。 実施例45-1: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例45-2: t-ブチル3-({[4-[(4-メトキシベンジル)
オキシ]-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピルカ
ルバメート 実施例45-3: 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5-メ
チル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例45-4: 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例45-5: 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピ
リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例45-6: N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イルメチ
ル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メチル-2,3
-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0228】
【表79】
【0229】実施例46 エチル 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実
施例46-1〜46-4の化合物を合成した。 実施例46-1: (RS)-4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキ
シ]-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例46-2: t-ブチル3-({[4-[(2,5-ジメトキシベンジ
ル)オキシ]-2-(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)プロピル
カルバメート 実施例46-3: 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-
(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(5
-メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキ
サミド 実施例46-4: 4-[(2,5-ジメトキシベンジル)オキシ]-2-
(5-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-
ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0230】
【表80】
【0231】実施例47 エチル (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実
施例47-1〜47-3の化合物を合成した。 実施例47-1: t-ブチル (RS)-2-({[4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテ
ート 実施例47-2: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
(テトラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例47-3: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0232】
【表81】
【0233】実施例48 エチル (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(3-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実
施例48-1〜48-3の化合物を合成した。 実施例48-1: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(3-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2
-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例48-2: (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2
-(3-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(3
-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例48-3: (RS)-N-(1H-ベンズイミダゾール-2-イル
メチル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(3-メチル
-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0234】
【表82】
【0235】実施例49 エチル 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(7-メチル-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ]-2-(7-メチル-2,3-ジヒドロ-
1H-インドール-1-イル)-N-(3-ピリジニルメチル)-5-ピ
リミジンカルボキサミドを合成した。
【化84】 収率25% 、MASS spectrum (APCIMS, m/z):482
【0236】実施例50 エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-{[4
-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]オキシ}-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニ
ルメチル)-4-{[4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]オ
キシ}-5-ピリミジンカルボキサミドを合成した。
【化85】 収率48%、MASS spectrum (APCIMS, m/z):522
【0237】実施例51 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例51-1〜51-6
の化合物を合成した。 実施例51-1: N-(シアノメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例51-2:エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例51-3:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-N-(テトラヒド
ロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例51-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-N-[3-(2-オキソ-1-ピ
ロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例51-5: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例51-6: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0238】
【表83】
【0239】実施例52 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-{[4-
(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-5-ピリミジンカルボ
キシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例52-1
〜52-7の化合物を合成した。 実施例52-1: N-(シアノメチル)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]ア
ミノ}-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例52-2: エチル 2-{[(2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-
5-ピリミジニル)カルボニル]アミノ}アセテート 実施例52-3:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-N-(テト
ラヒドロ-2-フラニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例52-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-N-[3-(2-オキ
ソ-1-ピロリジニル)プロピル]-5-ピリミジンカルボキサ
ミド 実施例52-5: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミノ}-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例52-6: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]アミ
ノ}-5-ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例52-7:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
N-(2-エトキシエチル)-4-{[4-(トリフルオロ)ベンジル]
アミノ}-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0240】
【表84】
【0241】実施例53 エチル 4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチル)ア
ミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリ
ミジンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様
に実施例53-1〜53-3の化合物を合成した。 実施例53-1: 4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)アミノ]-N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例53-2: t-ブチル2-({[4-[(1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イルメチル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-5-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセ
テート 実施例53-3: 4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N
-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0242】
【表85】
【0243】実施例54 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-
フェニルプロピル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例54-1〜54-4
の化合物を合成した。 実施例54-1: エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル) -4-[(3-フェニルプロピル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例54-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル) -4-[(3-フェニルプロピル)アミノ]-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例54-3: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3-フェニルプロピル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例54-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(3-フェニルプロピル)アミノ]-N-(4-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0244】
【表86】
【0245】実施例55 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシフェネチル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシ
レートを原料として実施例1-1と同様に実施例55-1〜55-
4の化合物を合成した。 実施例55-1: エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシフェネチル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例55-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシフェネチル)アミノ]-5-ピ
リミジンカルボキサミド 実施例55-3: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシフェネチル)アミノ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例55-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシフェネチル)アミノ]-N-(4-ピリジニル
メチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0246】
【表87】
【0247】実施例56 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(2-
チエニルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレー
トを原料として実施例1-1と同様に実施例56-1〜56-4の
化合物を合成した。 実施例56-1: エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(2-チエニルメチル)アミノ]-5-ピリミ
ジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例56-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(2-チエニルメチル)アミノ]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例56-3: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(2-チエニルメチル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例56-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(4-ピリジニルメチル)-4-[(2-チエニルメチル)アミ
ノ]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0248】
【表88】
【0249】実施例57 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(2-
フリルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレート
を原料として実施例1-1と同様に実施例57-1、56-2の化
合物を合成した。 実施例57-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(2-フリルメチル)アミノ]-5-ピリミ
ジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例57-2: (RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(2-フリルメチル)アミノ]-N-(2-オキソ-3-ア
ゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0250】
【表89】
【0251】実施例58 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-
フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例58-1〜58-6
の化合物を合成した。 実施例58-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例58-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例58-3:エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例58-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-N-(4-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例58-5:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-N-(2-オキソ-3
-ピペリジニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例58-6:(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(3-フルオロベンジル)アミノ]-N-(2-オキソ-3
-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0252】
【表90】
【0253】実施例59 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例59-1〜59-6
の化合物を合成した。 実施例59-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例59-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例59-3: エチル 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例59-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-N-(4-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例59-5: (RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル) -4-[(4-メトキシベンジル)アミノ] -N-(2-オキソ
-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例59-6: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-N-(2-ピリジニルメ
チル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0254】
【表91】
【0255】実施例60 エチル4-[(2,6-ジフルオロベンジル)アミノ]-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
シレートを原料として実施例1-1と同様に実施例60-1〜6
0-6の化合物を合成した。 実施例60-1: t-ブチル2-({[4-[(2,6-ジフルオロベンジ
ル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例60-2: N-ベンジル-4-[(2,6-ジフルオロベンジ
ル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジンカルボキサミド 実施例60-3: エチル2-({[4-[(2,6-ジフルオロベンジ
ル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジニル]カルボニル}アミノ)アセテート 実施例60-4: 4-[(2,6-ジフルオロベンジル)アミノ]-2-
(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(4-ピリジニ
ルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例60-5: (RS)-4-[(2,6-ジフルオロベンジル)アミ
ノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例60-6: (RS)-4-[(2,6-ジフルオロベンジル)アミ
ノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-オ
キソ-3-ピペリジニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0256】
【表92】
【0257】実施例61 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メチルベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレー
トを原料として実施例1-1と同様に実施例61-1〜61-4の
化合物を合成した。 実施例61-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-メチルベンジル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例61-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メチルベンジル)アミノ]-5-ピリミ
ジンカルボキサミド 実施例61-3: (RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル) -4-[(4-メチルベンジル)アミノ] -N-(2-オキソ-3
-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0258】
【表93】
【0259】実施例62 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(2-
ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例62-1〜62-4
の化合物を合成した。 実施例62-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(2-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例62-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(2-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例62-3: エチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(2-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例62-4: (RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル) -4-[(2-ピリジニル
メチル)アミノ] -5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0260】
【表94】
【0261】実施例63 エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ートを原料として実施例1-1と同様に実施例63-1〜63-4
の化合物を合成した。 実施例63-1: t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル)-4-[(4-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピ
リミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例63-2: N-ベンジル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリ
ミジンカルボキサミド 実施例63-3: エチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-ピリジニルメチル)アミノ]-5-ピリ
ミジニル}カルボニル)アミノ]アセテート 実施例63-4: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-N-(エトキシエチル)-4-[(4-ピリジニルメチル)アミノ]
-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータを示
す。
【0262】
【表95】
【0263】実施例64 エチル (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-2-(2-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に(R
S)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-2-(2-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチ
ル)-5-ピリミジンカルボキサミドを合成した。
【化86】 収率71%、MASS spectrum (APCIMS, m/z):481
【0264】実施例65 エチル (RS)-4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)アミノ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレートを原料として実
施例1-1と同様に(RS)-4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-
イルメチル)アミノ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジ
ンカルボキサミドを合成した。
【化87】 収率38% 、MASS spectrum (APCIMS, m/z):495
【0265】実施例66-1 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3
S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ート(5.5 g、13.6 mmol)のエタノール(50 mL)懸濁
液に10%水酸化ナトリウム水溶液(30 mL)およびテトラ
ヒドロフラン(30 mL)を加え30分間加熱還流した。反
応液を室温に戻し1規定塩酸を加え反応液のpHを5にし
た。析出した結晶をろ取し水で数回洗浄後、真空加熱下
乾燥し2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボン酸
(4.9 g、96%)を結晶で得た。次に得られたカルボン酸
(564 mg、1.5 mmol)とL-α-アミノ-ε-カプロラクタ
ム(384 mg、3.0 mmol)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミ
ノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(612 mg、3.0 mmo
l)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(408 mg、3.0 m
mol)のジクロロメタン(2mL)懸濁液を室温で18時間攪
拌した。反応液に水、酢酸エチルを加え有機層を減圧下
濃縮した。得られた残さをシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付し酢酸エチルで溶出し標題化合物(650 mg、89
%)を得た。
【0266】実施例66-1と同様にしてエチル2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレート、エチル 4-
(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキ
シレート、エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル)-4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-5-ピリ
ミジンカルボキシレート、エチル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-
5-ピリミジンカルボキシレート、エチル 2-(2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ-4-メトキシ
ベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカルボキシレート、エ
チル 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-5-ピリミジンカル
ボキシレート、エチル 4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5
-ピリミジンカルボキシレート、エチル 4-(2,3-ジヒド
ロ-1-ベンゾフラン-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-
1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレー
ト、エチル 4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジ
ンカルボキシレート、エチル (RS)-4-[(4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート、エチル (R
S)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(3-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キシレート、エチル (R)-4-[(4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-5-ピリミジンカルボキシレート、エチル (R)-4-[(3-フ
ルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボ
キシレート、エチル (R)-4-[(3-クロロ-4-メトキシベン
ジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート、エチル
(R)-4-[(2-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2
-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリ
ミジンカルボキシレート、エチル (R)-4-[(2-クロロ-4-
メトキシベンジル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-
1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレー
ト、エチル (S)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2
-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリ
ミジンカルボキシレート, エチル 4-[(1,3-ベンゾジオ
キソール-5-イルメチル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル)-5-ピリミジンカルボキシレート、
エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
メトキシベンジル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキシレ
ート、エチル (RS)-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-2
-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピ
リミジンカルボキシレート、エチル (RS)-4-[(1,3-ベン
ゾジオキソール-5-イルメチル)アミノ]-2-(2-メチル-2,
3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-ピリミジンカル
ボキシレートから実施例66-2〜66-25の化合物を合成し
た。
【0267】実施例66-2:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3
R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-3:4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメトキ
シ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メ
トキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]
-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-4:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-イソプロポキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オ
キソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-5:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-エトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソア
ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-6:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-
2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-7:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
4-[(4-メトキシ-3-メチルベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-
オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-8:4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(3S)-
2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-9:4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル
メトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-10:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(5-
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル) -N-[(3S)
-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド
【0268】実施例66-11:4-[(4-メトキシベンジル)オ
キシ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール
-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジン
カルボキサミド 実施例66-12:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2R
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-13:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(3R
S)-3-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-14:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-15:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-16: 2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル]-4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジ
ンカルボキサミド 実施例66-17: 4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカル
ボキサミド 実施例66-18: 2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル]-4-[(2-フルオロ-4-メトキシベンジ
ル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジ
ンカルボキサミド 実施例66-19: 4-[(2-クロロ-4-メトキシベンジル)オキ
シ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-
イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカル
ボキサミド 実施例66-20:4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
【0269】実施例66-21:4-[(4-メトキシベンジル)オ
キシ]-2-[(2S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
1-イル]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカ
ルボキサミド 実施例66-22:4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)アミノ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-N-[(3S)-2-オキソアゼ
パニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-23:2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-メトキシベンジル)アミノ] -N-[(3S)-2-オキソ
アゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例66-24:4-[(4-メトキシベンジル)アミノ]-2-[(2R
S)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 実施例66-25:4-[(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチ
ル)アミノ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-1-イル]-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-
[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド 下表にそれぞれの構造式、マススペクトルデータ、NMR
データを示す。
【0270】
【表96】
【0271】
【表97】
【0272】
【表98】
【0273】
【表99】
【0274】
【表100】
【0275】
【表101】
【0276】
【表102】
【0277】
【表103】
【0278】実施例67 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-4-ヒドロキシ-N-[(3S)-2-オキソアゼパニ
ル]-5-ピリミジンカルボキサミド
【化88】 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキ
シベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-
ピリミジンカルボキサミド(98 mg、0.2 mmol)をトリ
フルオロ酢酸(0.5 mL)に溶解させ室温で15分間攪拌し
た。反応液に水を加え析出した結晶をろ取し水、エーテ
ルで数回洗浄後、真空加熱下乾燥し標題化合物(70 m
g、91%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , CDCl3)1.50-2.30 (4H, m), 3.20-3.
40 (4H, m), 3.50-3.85(2H, m), 4.32 (2H, t, J=8.0 H
z), 4.72-4.83 (1H, m), 6.63-6.74 (1H, m), 7.00-7.1
0 (1H, m), 7.17-7.28 (2H, m), 8.42 (1H, d, J=7.8 H
z), 8.83 (1H, s), 9.74 (1H, br s)
【0279】実施例68-1 4-({[2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-5-({[(3
S)-2-オキソアゼパニル]アミノ}カルボニル)-4-ピリミ
ジニル]オキシ}メチル)フェニルアセテート 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-ヒドロキシ
-N-[(3S)-2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキ
サミド(37 mg、0.1 mmol)のN,N-ジメチルホルムアミ
ド(1 mL)溶液に炭酸カリウム(28 mg、0.2 mmol)、
ヨウ化ナトリウム(14 mg、0.1 mmol)、4-クロロメチ
ルフェニルアセテート(0.023 mL、0.15mmol)を加え60
℃で2時間攪拌した。反応液に水を加え析出した結晶を
ろ取し水、エーテルで数回洗浄後、真空加熱下乾燥し標
題化合物(34 mg、72%)を得た。実施例68-1と同様にし
て実施例68-2の化合物を合成した。 実施例68-2:4-{[4-(アセチルアミノ)ベンジル]オキシ}
-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(3S)-2-
オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド 下表にそれぞれの構造式、NMRデータを示す。
【0280】
【表104】
【0281】実施例69-1 2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-1-イル)-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-
ピリミジニル}カルボニル)アミノ]酢酸
【化89】 t-ブチル2-[({2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)
-4-[(4-フルオロベンジル)オキシ]-5-ピリミジニル}カ
ルボニル)アミノ]アセテート(210 mg、0.4 mmol)をト
リフルオロ酢酸-ジクロロメタン(4:1、2 mL)に溶解さ
せ室温で15分間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し析出し
た結晶を酢酸エチルより再結晶し標題化合物(140 mg、
70%)を得た。1 H-NMR(δ ppm , DMSO-d6): 3.18 (3H, t, J=8.6 H
z), 3.99 (2H, d, J=5.4Hz), 4.24 (3H, t, J=8.8 Hz),
5.68 (1H, s), 6.98 (1H, t, J=7.4 Hz), 7.14-7.30
(4H, m), 7.62 (2H, dd, J=5.6 Hz), 8.15-8.30 (2H,
m), 8.55 (1H, s)
【0282】実施例70: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-1-イル)-N-[(S)-2-オキソアゼパニル]-4-[(RS)-1-フ
ェニルエトキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例71: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4
-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-N-(2-ピリジニルメチル)-
5-ピリミジンカルボキサミド 実施例72: 2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N
-[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-4-[(RS)-1-フェニ
ルエトキシ]-5-ピリミジンカルボキサミド エチル2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(R
S)-1-フェニルエトキシ]-5-ピリミジンカルボキシレー
トを原料として実施例1-1と同様に実施例70〜72を合成
した。 下表にそれぞれの構造式、NMRデータを示す。
【0283】
【表105】
【0284】実施例73: 2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒド
ロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(S)-2-オキソアゼパニ
ル]-4-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-5-ピリミジンカルボ
キサミド 実施例74: 2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル]-4-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-N-(2-ピリ
ジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド 実施例75: 2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-1-イル]-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-4-
[(RS)-1-フェニルエトキシ]-5-ピリミジンカルボキサミ
ド エチル2-[(R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1
-イル]-4-[(RS)-1-フェニルエトキシ]-5-ピリミジンカ
ルボキシレートを原料として実施例1-1と同様に実施例7
3〜75を合成した。 下表にそれぞれの構造式、NMRデータを示す。
【0285】
【表106】
【0286】 製剤例1 (1)実施例化合物66−14 10mg (2)乳糖 60mg (3)コーンスターチ 35mg (4)ゼラチン 3mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2mg 実施例化合物66−14 10mgと乳糖60mg及びコー
ンスターチ35mgの混合物を10%ゼラチン水溶液0.
03ml(ゼラチンとして3mg)を用い、1mmメッシュの
篩を通して顆粒化した後、40℃で乾燥し再び篩過す
る。かくして得られる顆粒をステアリン酸マグネシウム
2mgと混合し、圧縮する。得られる中心錠を、蔗糖,二
酸化チタン,タルク及びアラビアゴムの水懸液による糖
衣でコーティングする。コーティングが施された錠剤を
ミツロウで艶出してコート錠を得る。
【0287】 実施例2 (1)実施例化合物66−14 10mg (2)乳糖 70mg (3)コーンスターチ 50mg (4)可溶性デンプン 7mg (5)ステアリン酸マグネシウム 3mg 実施例化合物66−14 10mgとステアリン酸マグネ
シウム3mgを可溶性デンプンの水溶液0.07ml(可溶
性デンプンとして7mg)で顆粒化した後、乾燥し、乳糖
70mg及びコーンスターチ50mgと混合する。混合物を
圧縮して錠剤を得る。
【0288】 実施例3 (1)実施例化合物66−14 5mg (2)食塩 20mg (3)蒸留水 全量2mlとする 実施例化合物66−14 5mg及び食塩20mgを蒸留水
に溶解させ、水を加えて全量2mlとする。溶液をろ過
し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アンプル
を滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
【0289】試験例1 (1)ヒト肺由来PDE Vをコードする遺伝子のクロ
ーニング cDNAのクローニングは、ジーントラッパーポジティ
ブ選択システム(ギブコビーアールエル社)を用いて行
った。選択した大腸菌を培養後、DNAを抽出し、Ther
mo Sequenase Core Sequencing Kit(アマシャム社)を
用いて反応を行ない、SQ−3000 DNAシーケン
サー(日立社)により、cDNA断片の塩基配列を決定
した。取得したクローンは、配列番号:2で表される2
499個の塩基配列を含有する3036個の塩基配列を
有していた。このcDNA断片には、配列番号:1で表
される833個のアミノ酸からなる新規PDE Vがコ
ードされていた。また、公知のウシ由来PDE V(Lin
da M. McAllisterら、J.Biol. Chem. 268(30), 22863(1
993)、NCBI GenBank Accession No.L16545)とのアミノ
酸レベルでの相同性は92%であった。本発明のヒト肺
由来PDE VをコードするDNAを保持するプラスミ
ドpPDE50を大腸菌(Escherichia coli)DH10
Bに導入して、形質転換体:大腸菌(Escherichia col
i)DH10B/pPDE50を得た。
【0290】(2)大腸菌発現ベクターの構築 上記(1)で得られたヒト肺由来PDE Vをコードす
るcDNAをEcoRIとXhoIで切断し、同様に処
理したpGEX4T−2(ファルマシア社)とライゲー
ションした。ライゲーション液を用いて大腸菌BL21
(フナコシ社)を形質転換し、本発明のヒト肺由来PD
E Vを発現する大腸菌(Escherichia coli)BL21
/pPDE51を取得した。 この形質転換体:大腸菌(Escherichia coli)BL21
/pPDE51は、平成10年7月13日から通商産業
省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄
託番号FERM BP−6417として、平成10年6
月18日から財団法人・発酵研究所(IFO)に寄託番
号IFO 16185として寄託されている。
【0291】(3)組換え型ヒト肺由来PDE Vの大
腸菌での発現と精製 上記(2)で得られた大腸菌BL21/pPDE51を
用いて、本発明の組換え型ヒト肺由来PDE Vを取得
した。大腸菌での発現および精製はGST Gene F
usion System(ファルマシア社)添付のプ
ロトコールに準じて行った。その結果、目的の約100
kDaの組換え型ヒト肺由来PDE Vが1Lの大腸菌
培養液から、12.5mg取得できた。
【0292】(4)ヒト肺由来PDE VのPDE活性
の検出 ヒト肺由来PDE VのPDE活性の検出は、Phosphodi
esterase[3H]cGMP SPA enzyme assay kit(アマシャ
ム社)を用いて行った。その結果、上記(2)で得た酵
素溶液にPDE活性が認められた。また、pGEX4T
−2をBL21に形質転換したものをコントロールとし
て用いたが、これにはPDE活性は認められなかった。
【0293】(5)阻害剤探索系の設定 96穴プレート(OPTIプレート、パッカード社)に
緩衝液〔0.5M Tris−HCl(pH7.5)、
83mM MgCl2、17mM EGTA〕10μ
l、上記(3)で得られた組換え型ヒト肺由来PDE
V(0.025mg/ml)10μl、超純水65μ
l、阻害剤サンプル5μl、[3H]cGMP10μl
を添加し、30℃にて30分間反応した。反応終了後、
SPA beads溶液〔18mg/mlYttrium sili
cate beads、18mMZnSO4〕50μlを添加し、
約20分間、室温で放置した後、シンチレーションカウ
ンター(Topcount、パッカード社)を用いて測
定した。無添加の場合の放射活性(1780cpm)に
対し、組換え型ヒト肺由来PDE Vを添加した場合
は、10367cpmの放射活性を示した。この反応に
各種濃度のPDE Vの阻害剤であるシルデナフィル(D
rugs of Future22(2)、1997)を添加すること
によりPDE活性は阻害され、シルデナフィルは約2n
Mでこの酵素反応を50%阻害した。このことから、本
アッセイ系を用いて、PDE阻害剤の探索が可能である
ことを確認した。
【0294】(6)阻害剤探索の実施 上記(5)で設定した方法を用いて、本発明の代表化合
物につき、組換え型ヒト肺由来PDE阻害活性(IC50
値)を測定した。結果を〔表107〕に示す。
【0295】
【発明の効果】本発明の化合物(I)もしくはその塩ま
たはそのプロドラッグは、強力かつ選択的なcGMP−
PDE、特にcGMP−PDE V阻害活性を有し、c
GMPの代謝が更新することにより惹起する疾患(例え
ば、狭心症、心不全、心筋梗塞、高血圧症、肺高血圧
症、動脈硬化症、アレルギー性疾患、喘息、腎疾患、脳
機能疾患、免疫不全、眼科疾患、または男性および女性
の性機能障害など)の予防・治療剤として使用される。
【0296】
【配列表】 [SEQUENCE LISTING] <110> Takeda Chemical Industries, Lt
d. <120> Pyrimidine−5−Carboxamide Compo
unds, Their Production And Use <130> B00280 <150> JP11−289868 <151> 1999−10−12 <160> 2 <210> 1 <211> 833 <212> PRT <213> Human <400> 1 Met Leu Pro Phe Gly Asp Lys Thr Arg
Glu Met Val Asn Ala Trp Phe 1 5
10 15 Ala Glu Arg Val His Thr Ile Pro Val
Cys Lys Glu Gly Ile Arg Gly 20 25
30 His Thr Glu Ser Cys Ser Cys Pro Leu
Gln Gln Ser Pro Arg Ala Asp 35 40
45 Asn Ser Val Pro Gly Thr Pro Thr Arg
Lys Ile Ser Ala Ser Glu Phe 50 55
60 Asp Arg Pro Leu Arg Pro Ile Val Val
Lys Asp Ser Glu Gly Thr Val 65 70
75 80 Ser Phe Leu Ser Asp Ser Glu Lys Lys
Glu Gln Met Pro Leu Thr Pro 85
90 95 Pro Arg Phe Asp His Asp Glu Gly Asp
Gln Cys Ser Arg Leu Leu Glu 100 105
110 Leu Val Lys Asp Ile Ser Ser His Leu
Asp Val Thr Ala Leu Cys His 115 120
125 Lys Ile Phe Leu His Ile His Gly Leu
Ile Ser Ala Asp Arg Tyr Ser 130 135
140 Leu Phe Leu Val Cys Glu Asp Ser Ser
Asn Asp Lys Phe Leu Ile Ser 145 150
155 160 Arg Leu Phe Asp Val Ala Glu Gly Ser
Thr Leu Glu Glu Val Ser Asn 165
170 175 Asn Cys Ile Arg Leu Glu Trp Asn Lys
Gly Ile Val Gly His Val Ala 180 185
190 Ala Leu Gly Glu Pro Leu Asn Ile Lys
Asp Ala Tyr Glu Asp Pro Arg 195 200
205 Phe Asn Ala Glu Val Asp Gln Ile Thr
Gly Tyr Lys Thr Gln Ser Ile 210 215
220 Leu Cys Met Pro Ile Lys Asn His Arg
Glu Glu Val Val Gly Val Ala 225 230
235 240 Gln Ala Ile Asn Lys Lys Ser Gly Asn
Gly Gly Thr Phe Thr Glu Lys 245
250 255 Asp Glu Lys Asp Phe Ala Ala Tyr Leu
Ala Phe Cys Gly Ile Val Leu 260 265
270 His Asn Ala Gln Leu Tyr Glu Thr Ser
Leu Leu Glu Asn Lys Arg Asn 275 280
285 Gln Val Leu Leu Asp Leu Ala Ser Leu
Ile Phe Glu Glu Gln Gln Ser 290 295
300 Leu Glu Val Ile Leu Lys Lys Ile Ala
Ala Thr Ile Ile Ser Phe Met 305 310
315 320 Gln Val Gln Lys Cys Thr Ile Phe Ile
Val Asp Glu Asp Cys Ser Asp 325
330 335 Ser Phe Ser Ser Val Phe His Met Glu
Cys Glu Glu Leu Glu Lys Ser 340 345
350 Ser Asp Thr Leu Thr Arg Glu His Asp
Ala Asn Lys Ile Asn Tyr Met 355 360
365 Tyr Ala Gln Tyr Val Lys Asn Thr Met
Glu Pro Leu Asn Ile Pro Asp 370 375
380 Val Ser Lys Asp Lys Arg Phe Pro Trp
Thr Thr Glu Asn Thr Gly Asn 385 390
395 400 Val Asn Gln Gln Cys Ile Arg Ser Leu
Leu Cys Thr Pro Ile Lys Asn 405
410 415 Gly Lys Lys Asn Lys Val Ile Gly Val
Cys Gln Leu Val Asn Lys Met 420 425
430 Glu Glu Asn Thr Gly Lys Val Lys Pro
Phe Asn Arg Asn Asp Glu Gln 435 440
445 Phe Leu Glu Ala Phe Val Ile Phe Cys
Gly Leu Gly Ile Gln Asn Thr 450 455
460 Gln Met Tyr Glu Ala Val Glu Arg Ala
Met Ala Lys Gln Met Val Thr 465 470
475 480 Leu Glu Val Leu Ser Tyr His Ala Ser
Ala Ala Glu Glu Glu Thr Arg 485
490 495 Glu Leu Gln Ser Leu Ala Ala Ala Val
Val Pro Ser Ala Gln Thr Leu 500 505
510 Lys Ile Thr Asp Phe Ser Phe Ser Asp
Phe Glu Leu Ser Asp Leu Glu 515 520
525 Thr Ala Leu Cys Thr Ile Arg Met Phe
Thr Asp Leu Asn Leu Val Gln 530 535
540 Asn Phe Gln Met Lys His Glu Val Leu
Cys Arg Trp Ile Leu Ser Val 545 550
555 560 Lys Lys Asn Tyr Arg Lys Asn Val Ala
Tyr His Asn Trp Arg His Ala 565
570 575 Phe Asn Thr Ala Gln Cys Met Phe Ala
Ala Leu Lys Ala Gly Lys Ile 580 585
590 Gln Asn Lys Leu Thr Asp Leu Glu Ile
Leu Ala Leu Leu Ile Ala Ala 595 600
605 Leu Ser His Asp Leu Asp His Arg Gly
Val Asn Asn Ser Tyr Ile Gln 610 615
620 Arg Ser Glu His Pro Leu Ala Gln Leu
Tyr Cys His Ser Ile Met Glu 625 630
635 640 His His His Phe Asp Gln Cys Leu Met
Ile Leu Asn Ser Pro Gly Asn 645
650 655 Gln Ile Leu Ser Gly Leu Ser Ile Glu
Glu Tyr Lys Thr Thr Leu Lys 660 665
670 Ile Ile Lys Gln Ala Ile Leu Ala Thr
Asp Leu Ala Leu Tyr Ile Lys 675 680
685 Arg Arg Gly Glu Phe Phe Glu Leu Ile
Arg Lys Asn Gln Phe Asn Leu 690 695
700 Glu Asp Pro His Gln Lys Glu Leu Phe
Leu Ala Met Leu Met Thr Ala 705 710
715 720 Cys Asp Leu Ser Ala Ile Thr Lys Pro
Trp Pro Ile Gln Gln Arg Ile 725
730 735 Ala Glu Leu Val Ala Thr Glu Phe Phe
Asp Gln Gly Asp Arg Glu Arg 740 745
750 Lys Glu Leu Asn Ile Glu Pro Thr Asp
Leu Met Asn Arg Glu Lys Lys 755 760
765 Asn Lys Ile Pro Ser Met Gln Val Gly
Phe Ile Asp Ala Ile Cys Leu 770 775
780 Gln Leu Tyr Glu Ala Leu Thr His Val
Ser Glu Asp Cys Phe Pro Leu 785 790
795 800 Leu Asp Gly Cys Arg Lys Asn Arg Gln
Lys Trp Gln Ala Leu Ala Glu 805
810 815 Gln Gln Glu Lys Met Leu Ile Asn Gly
Glu Ser Gly Gln Ala Lys Arg 820 825
830 Asn <210> 2 <211> 2499 <212> DNA <213> Human <400> 2 ATGTTGCCCT TTGGAGACAA AACAAGAGAA ATG
GTCAATG CATGGTTTGC TGAGAGAGTT 60 CACACCATCC CTGTGTGCAA GGAAGGTATC AGA
GGCCACA CCGAATCTTG CTCTTGTCCC 120 TTGCAGCAGA GTCCTCGTGC AGATAACAGT GTC
CCTGGAA CACCAACCAG GAAAATCTCT 180 GCCTCTGAAT TTGACCGGCC TCTTAGACCC ATT
GTTGTCA AGGATTCTGA GGGAACTGTG 240 AGCTTCCTCT CTGACTCAGA AAAGAAGGAA CAG
ATGCCTC TAACCCCTCC AAGGTTTGAT 300 CATGATGAAG GGGACCAGTG CTCAAGACTC TTG
GAATTAG TGAAGGATAT TTCTAGTCAT 360 TTGGATGTCA CAGCCTTATG TCACAAAATT TTC
TTGCATA TCCATGGACT GATATCTGCT 420 GACCGCTATT CCCTGTTCCT TGTCTGTGAA GAC
AGCTCCA ATGACAAGTT TCTTATCAGC 480 CGCCTCTTTG ATGTTGCTGA AGGTTCAACA CTG
GAAGAAG TTTCAAATAA CTGTATCCGC 540 TTAGAATGGA ACAAAGGCAT TGTGGGACAT GTG
GCAGCGC TTGGTGAGCC CTTGAACATC 600 AAAGATGCAT ATGAGGATCC TCGGTTCAAT GCA
GAAGTTG ACCAAATTAC AGGCTACAAG 660 ACACAAAGCA TTCTTTGTAT GCCAATTAAG AAT
CATAGGG AAGAGGTTGT TGGTGTAGCC 720 CAGGCCATCA ACAAGAAATC AGGAAACGGT GGG
ACATTTA CTGAAAAAGA TGAAAAGGAC 780 TTTGCTGCTT ATTTGGCATT TTGTGGTATT GTT
CTTCATA ATGCTCAGCT CTATGAGACT 840 TCACTGCTGG AGAACAAGAG AAATCAGGTG CTG
CTTGACC TTGCTAGTTT AATTTTTGAA 900 GAACAACAAT CATTAGAAGT AATTTTGAAG AAA
ATAGCTG CCACTATTAT CTCTTTCATG 960 CAAGTGCAGA AATGCACCAT TTTCATAGTG GAT
GAAGATT GCTCCGATTC TTTTTCTAGT 1020 GTGTTTCACA TGGAGTGTGA GGAATTAGAA AAA
TCATCTG ATACATTAAC AAGGGAACAT 1080 GATGCAAACA AAATCAATTA CATGTATGCT CAG
TATGTCA AAAATACTAT GGAACCACTT 1140 AATATCCCAG ATGTCAGTAA GGATAAAAGA TTT
CCCTGGA CAACTGAAAA TACAGGAAAT 1200 GTAAACCAGC AGTGCATTAG AAGTTTGCTT TGT
ACACCTA TAAAAAATGG AAAGAAGAAT 1260 AAAGTTATAG GGGTTTGCCA ACTTGTTAAT AAG
ATGGAGG AGAATACTGG CAAGGTTAAG 1320 CCTTTCAACC GAAATGACGA ACAGTTTCTG GAA
GCTTTTG TCATCTTTTG TGGCTTGGGG 1380 ATCCAGAACA CGCAGATGTA TGAAGCAGTG GAG
AGAGCCA TGGCCAAGCA AATGGTCACA 1440 TTGGAGGTTC TGTCGTATCA TGCTTCAGCA GCA
GAGGAAG AAACAAGAGA GCTACAGTCG 1500 TTAGCGGCTG CTGTGGTGCC ATCTGCCCAG ACC
CTTAAAA TTACTGACTT TAGCTTCAGT 1560 GACTTTGAGC TGTCTGATCT GGAAACAGCA CTG
TGTACAA TTCGGATGTT TACTGACCTC 1620 AACCTTGTGC AGAACTTCCA GATGAAACAT GAG
GTTCTTT GCAGATGGAT TTTAAGTGTT 1680 AAGAAGAATT ATCGGAAGAA TGTTGCCTAT CAT
AATTGGA GACATGCCTT TAATACAGCT 1740 CAGTGCATGT TTGCTGCTCT AAAAGCAGGC AAA
ATTCAGA ACAAGCTGAC TGACCTGGAG 1800 ATACTTGCAT TGCTGATTGC TGCACTAAGC CAC
GATTTGG ATCACCGTGG TGTGAATAAC 1860 TCTTACATAC AGCGAAGTGA ACATCCACTT GCC
CAGCTTT ACTGCCATTC AATCATGGAA 1920 CACCATCATT TTGACCAGTG CCTGATGATT CTT
AATAGTC CAGGCAATCA GATTCTCAGT 1980 GGCCTCTCCA TTGAAGAATA TAAGACCACG TTG
AAAATAA TCAAGCAAGC TATTTTAGCT 2040 ACAGACCTAG CACTGTACAT TAAGAGGCGA GGA
GAATTTT TTGAACTTAT AAGAAAAAAT 2100 CAATTCAATT TGGAAGATCC TCATCAAAAG GAG
TTGTTTT TGGCAATGCT GATGACAGCT 2160 TGTGATCTTT CTGCAATTAC AAAACCCTGG CCT
ATTCAAC AACGGATAGC AGAACTTGTA 2220 GCAACTGAAT TTTTTGATCA AGGAGACAGA GAG
AGAAAAG AACTCAACAT AGAACCCACT 2280 GATCTAATGA ACAGGGAGAA GAAAAACAAA ATC
CCAAGTA TGCAAGTTGG GTTCATAGAT 2340 GCCATCTGCT TGCAACTGTA TGAGGCCCTG ACC
CACGTGT CAGAGGACTG TTTCCCTTTG 2400 CTAGATGGCT GCAGAAAGAA CAGGCAGAAA TGG
CAGGCCC TTGCAGAACA GCAGGAGAAG 2460 ATGCTGATTA ATGGGGAAAG CGGCCAGGCC AAG
CGGAAC 2499
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/10 A61P 9/10 101 101 9/12 9/12 11/06 11/06 13/12 13/12 15/00 15/00 25/28 25/28 27/02 27/02 37/00 37/00 37/02 37/02 43/00 111 43/00 111 C07D 403/04 C07D 403/04 403/14 403/14 405/14 405/14 409/14 409/14 413/14 413/14 491/056 491/056 (72)発明者 樽井 直樹 奈良県奈良市三碓1丁目6番1号 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 AA05 BB02 BB03 BB08 BB09 CC26 CC29 CC34 CC67 CC73 CC75 CC76 CC81 CC92 DD03 DD06 DD10 DD12 DD15 DD19 DD22 DD25 DD29 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC42 BC47 BC73 BC85 CB22 GA02 GA03 GA07 GA08 GA09 GA10 GA12 MA01 MA04 NA14 NA15 ZA15 ZA33 ZA36 ZA42 ZA45 ZA59 ZA81 ZB07 ZB13 ZC20

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 [式中、R1は窒素原子を1ないし5個含有し、3ない
    し15個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環でそ
    の環を構成する2級窒素原子で結合する基を、Xは酸素
    原子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換されてい
    てもよい窒素原子または1もしくは2個の酸素で酸化さ
    れていてもよい硫黄原子を、Yは結合手またはC1-5
    ルキレン基を、R2は(1)水素原子、(2)ヒドロキ
    シ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)C1-5アルキル
    チオ基、(5)炭素数3ないし15個の炭素環または
    (6)ヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし15
    個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環(ただし、
    Yが結合手のとき、R2は炭素数3ないし15個の炭素
    環またはヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし1
    5個の原子によって骨格が構成されるヘテロ環を示す)
    を示し、R3およびR4の一方は水素原子または式−Z−
    5(Zは結合手または置換基を有していてもよいC
    1-10アルキレン基を、R5は(1)水素原子、(2)ヒ
    ドロキシ基、(3)C1-5アルコキシ基、(4)ニトリ
    ル基、(5)C1-5アルコキシ−カルボニル基、(6)
    カルボキシル基、(7)カルバモイル基、(8)(モノ
    またはジ−C1-5アルキル)カルバモイル基、(9)ア
    ミノ基、(10)(ジまたはモノ−C1-5アルキル)ア
    ミノ基、(11)(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ基、(12)C1-5アルキルチオ基、(13)炭素
    数3ないし15個の炭素環または(14)ヘテロ原子を
    1ないし5個含有し、3ないし15の原子によって骨格
    が形成されるヘテロ環を示す)で表される基を示し、他
    方は式−Z−R5(ZおよびR5は前記と同意義を示す)
    で表される基を示し、R3とR4は隣接する窒素原子と共
    に、3ないし15個の原子によって骨格が構成されるヘ
    テロ環でその環を構成する2級窒素原子で結合する基を
    形成してもよく、上記ヘテロ環および炭素数3ないし1
    5個の炭素環はそれぞれC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい。]で表され
    る化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】Zが置換基を有していてもよいC2-10アル
    キレン基のとき、R5は水素原子、ヒドロキシ基、C1-5
    アルコキシ基、ニトリル基、C1-5アルコキシ−カルボ
    ニル、カルボキシル基、カルバモイル基、(モノまたは
    ジ−C1-5アルキル)カルバモイル基、アミノ基、(ジ
    またはモノ−C1-5アルキル)アミノ基、(C1-5アルコ
    キシ−カルボニル)アミノ基、C1-5アルキルチオ基、
    炭素数3ないし15個の炭素環、またはヘテロ原子を1
    ないし5個含有し、3ないし15の原子によって骨格が
    形成されるヘテロ環を、Zが置換基を有していてもよい
    メチレン基のとき、R5はニトリル基、C1-5アルコキシ
    −カルボニル基、カルボキシル基、カルバモイル基、
    (モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル基、炭
    素数3ないし15個の炭素環、またはヘテロ原子を1な
    いし5個含有し、3ないし15の原子によって骨格が形
    成されるヘテロ環を示す請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Xが炭素数1ないし5個の炭化水素基で置
    換されていてもよい窒素原子または1もしくは2個の酸
    素で酸化されていてもよい硫黄原子である請求項1記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】YがC2-5アルキレン基である請求項1記
    載の化合物。
  5. 【請求項5】YがC1-5アルキレン基で、R2がヒドロキ
    シ基、C1-5アルコキシ基またはC1-5アルキルチオ基で
    ある請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】R5が(1)炭素数3ないし15個の非芳
    香性の炭素環または(2)ヘテロ原子を1ないし5個含
    有し、3ないし15の原子によって骨格が形成される非
    芳香性のヘテロ環である請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】Zが置換基を有していてもよいC2-10アル
    キレン基で、R5がヒドロキシ基、ニトリル基、C1-5
    ルコキシ−カルボニル、カルボキシル基、カルバモイル
    基、(モノまたはジ−C1-5アルキル)カルバモイル
    基、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ基または
    1-5アルキルチオ基である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】Zが置換基を有していてもよいメチレン基
    で、R5がニトリル基、C1-5アルコキシ−カルボニル
    基、カルボキシル基、カルバモイル基または(モノまた
    はジ−C1-5アルキル)カルバモイル基である請求項1
    記載の化合物。
  9. 【請求項9】ヘテロ環および炭素数3ないし15個の炭
    素環の置換基が、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、
    7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロ
    アルケニル、C6-14アリール、C1-3アルキレンジオキ
    シ、ヒドロキシ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5
    ルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6
    アシル基、スルファモイルおよび(ジまたはモノ−C
    1-5アルキル)スルファモイルから成る群から選ばれる
    置換基である請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】R1がC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい、窒素原子を
    1ないし2個含有し、5ないし12個の原子によって骨
    格が構成されるヘテロ環である請求項1記載の化合物。
  11. 【請求項11】R1がC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい、窒素原子を
    1個含有し、8ないし12個の原子によって骨格が構成
    されるヘテロ環である請求項1記載の化合物。
  12. 【請求項12】R1がC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい1−インドリ
    ニルである請求項1記載の化合物。
  13. 【請求項13】R2がC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい、炭素数5な
    いし7個の炭素環またはヘテロ原子を1ないし2個含有
    し、5ないし7個の原子によって骨格が構成されるヘテ
    ロ環である請求項1記載の化合物。
  14. 【請求項14】R2がC1-8アルキル、C2-8アルケニ
    ル、C2-8アルキニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロ
    アルキル、C3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、
    1-8アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5
    ルキル)アミノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)ア
    ミノ、(C1-5アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C
    1-5アルキル)アミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、
    ニトロ、C1-5アルコキシ−カルボニル、カルボキシ
    ル、C1-5アルキル−カルボニルオキシ、オキソ、チオ
    キソ、C1-6アシル基、スルファモイルおよび(ジまた
    はモノ−C1-5アルキル)スルファモイルから成る群か
    ら選ばれる置換基で置換されていてもよい、フェニルで
    ある請求項1記載の化合物。
  15. 【請求項15】Xが酸素原子またはNHであり、YがC
    1-3アルキレン基である請求項1記載の化合物。
  16. 【請求項16】Xが酸素原子であり、Yがメチレン基で
    ある請求項1記載の化合物。
  17. 【請求項17】R3が水素原子であり、R4が式−Z−R
    5で表される基である請求項1記載の化合物。
  18. 【請求項18】Zが結合手またはC1-4アルキレン基
    で、R5がC1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アル
    キニル、C7-16アラルキル、C3-8シクロアルキル、C
    3-8シクロアルケニル、C6-14アリール、C1-8アルコキ
    シ、C1-3アルキレンジオキシ、ヒドロキシ、ハロゲン
    原子、アミノ、(ジまたはモノ−C1-5アルキル)アミ
    ノ、(C1-5アルコキシ−カルボニル)アミノ、(C1-5
    アシル)アミノ、(C1-5アシル)(C1-5アルキル)ア
    ミノ、C1-5アルキルチオ、ニトリル、ニトロ、C1-5
    ルコキシ−カルボニル、カルボキシル、C1-5アルキル
    −カルボニルオキシ、オキソ、チオキソ、C1-6アシル
    基、スルファモイルおよび(ジまたはモノ−C1-5アル
    キル)スルファモイルから成る群から選ばれる置換基で
    置換されていてもよい、炭素数5ないし8個の炭素環ま
    たはヘテロ原子を1ないし5個含有し5ないし11の原
    子によって骨格が構成されるヘテロ環である請求項17
    記載の化合物。
  19. 【請求項19】R1が 【化2】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2が 【化3】 から成る群から選ばれる基を、−NR34が 【化4】 【化5】 【化6】 から成る群から選ばれる基を示す請求項1記載の化合
    物。
  20. 【請求項20】R1が 【化7】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2が 【化8】 から成る群から選ばれる基を、−NR34が 【化9】 から成る群から選ばれる基を示す請求項1記載の化合
    物。
  21. 【請求項21】R1が 【化10】 から成る群から選ばれる基を、−X−Y−R2が 【化11】 から成る群から選ばれる基を、−NR34が 【化12】 から成る群から選ばれる基を示す請求項1記載の化合
    物。
  22. 【請求項22】(i)(RS)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
    ール-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-
    オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、
    (ii)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-
    メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピラジニ
    ル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(iii)2-
    (2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メトキシ
    ベンジル)オキシ]-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジ
    ンカルボキサミド、(iv)(RS)-4-(1,3-ベンゾジオキソ
    ール-5-イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール
    -1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカ
    ルボキサミド、(v) 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-
    イルメトキシ)-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
    ル)-N-(2-ピリジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサ
    ミド、(vi)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-
    4-[(3-フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-ピ
    リジニルメチル)-5-ピリミジンカルボキサミド、(vi
    i)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フ
    ルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-(2-オキソ-3-ア
    ゼパニル)-5-ピリミジンカルボキサミド、(viii)2-
    (2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3-フルオロ
    -4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(5-メチル-2-ピラジ
    ニル)メチル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(ix)4-
    [(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒ
    ドロ-1H-インドール-1-イル)-N-(2-ピリジニルメチル)-
    5-ピリミジンカルボキサミド、(x)4-[(3-クロロ-4-
    メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インド
    ール-1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジ
    ンカルボキサミド、(xi)4-[(3-クロロ-4-メトキシベ
    ンジル)オキシ]-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イ
    ル)-N-[(5-メチル-2-ピラジニル)メチル]-5-ピリミジン
    カルボキサミド、(xii)(rac)-4-[(4-メトキシベンジ
    ル)オキシ]-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
    1-イル)-N-(2-オキソ-3-アゼパニル)-5-ピリミジンカル
    ボキサミド、(xiii)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-
    1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-
    オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xi
    v)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(4-メ
    トキシベンジル)オキシ]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]
    -5-ピリミジンカルボキサミド、(xv)4-(1,3-ベンゾジ
    オキソール-5-イルメトキシ)-2-(2,3-シ゛ヒト゛ロ-1H-インドー
    ル-1-イル)-4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-
    2-オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、
    (xvi)2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-4-[(3
    -フルオロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オ
    キソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xvi
    i)4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-(2,3-
    ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-N-[(3S)-2-オキソア
    ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xviii)4-
    [(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3
    -ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソア
    ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xix)4-[(4
    -メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2RS)-2-メチル-2,3-ジ
    ヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3R)-2-オキソアゼ
    パニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xx)4-[(4-メ
    トキシベンジル)オキシ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒド
    ロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オキソアゼパニ
    ル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xxi)4-[(4-メト
    キシベンジル)オキシ]-2-[(2R)-2-メチル-2,3-ジヒドロ
    -1H-インドール-1-イル]-N-[(3R)-2-オキソアゼパニル]
    -5-ピリミジンカルボキサミド、(xxii)2-[(2R)-2-メ
    チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-4-[(3-フル
    オロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-N-[(3S)-2-オキソア
    ゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xxiii)4-
    [(3-クロロ-4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2R)-2-メ
    チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-
    オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド、(xx
    iv)4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2S)-2-メチ
    ル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3S)-2-オ
    キソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミドまたは
    (xxv)4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-2-[(2S)-2-メ
    チル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]-N-[(3R)-2-
    オキソアゼパニル]-5-ピリミジンカルボキサミド。
  23. 【請求項23】請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
  24. 【請求項24】式 【化13】 (式中、L1は脱離基を、その他の記号は請求項1記載
    と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と式 R34NH (式中、R3およびR4は請求項1記載と同意義を示
    す。)で表されるアミン化合物とを反応させることを特
    徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  25. 【請求項25】式 【化14】 (式中、L2は脱離基を、その他の記号は請求項1記載
    と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と式 R1−H (式中、R1は請求項1記載と同意義を示す。)で表さ
    れる化合物とを反応させることを特徴とする請求項1記
    載の化合物の製造法。
  26. 【請求項26】式 【化15】 (式中、L3は脱離基を、その他の記号は請求項1記載
    と同意義を示す。)で表される化合物またはその塩と式 R2−Y−X1−H (式中、R2およびYは請求項1記載と同意義を、X1
    酸素原子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換され
    ていてもよい窒素原子または硫黄原子を示す。)で表さ
    れる化合物とを反応させ、所望により酸化反応に付すこ
    とを特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  27. 【請求項27】式 【化16】 (式中、記号は請求項1記載と同意義を、X1は酸素原
    子、炭素数1ないし5個の炭化水素基で置換されていて
    もよい窒素原子または硫黄原子を示す。)で表される化
    合物またはその塩と式 R2−Y−L4 (式中、R2およびYは請求項1記載と同意義を、L4
    脱離基を示す。)で表される化合物とを反応させ、所望
    により酸化反応に付すことを特徴とする請求項1記載の
    化合物の製造法。
  28. 【請求項28】式 【化17】 (式中、記号は請求項1記載と同意義を示す。)で表さ
    れる化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ含有
    してなる医薬。
  29. 【請求項29】サイクリックグアノシン−3',5'−モ
    ノリン酸ホスホジエステラーゼ阻害剤である請求項28
    記載の医薬。
  30. 【請求項30】狭心症、心不全、心筋梗塞、高血圧症、
    肺高血圧症、動脈硬化症、アレルギー性疾患、喘息、腎
    疾患、脳機能疾患、免疫不全、眼科疾患または男性もし
    くは女性の性機能障害の予防・治療剤である請求項28
    記載の医薬。
  31. 【請求項31】式 【化18】 [式中、R9は置換基を有していてもよく、窒素原子を
    1ないし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨
    格が構成されるヘテロ環でその環を構成する2級窒素原
    子で結合する基を、X2は酸素原子、炭素数1ないし5
    個の炭化水素基で置換されていてもよい窒素原子または
    1もしくは2個の酸素で酸化されていてもよい硫黄原子
    を、Y1は結合手またはC1-5アルキレン基を、R10
    (1)水素原子、(2)ヒドロキシ基、(3)C1-5
    ルコキシ基、(4)C1-5アルキルチオ基、(5)置換
    基を有していてもよい炭素数3ないし15個の炭素環ま
    たは(6)置換基を有していてもよいヘテロ原子を1な
    いし5個含有し、3ないし15個の原子によって骨格が
    構成されるヘテロ環を示し、R11およびR12の一方は水
    素原子または式−Z1−R13(Z1は結合手または置換基
    を有していてもよいC1-10アルキレン基を、R13
    (1)水素原子、(2)ヒドロキシ基、(3)C1-5
    ルコキシ基、(4)ニトリル基、(5)C1-5アルコキ
    シ−カルボニル基、(6)カルボキシル基、(7)カル
    バモイル基、(8)(モノまたはジ−C1-5アルキル)
    カルバモイル基、(9)アミノ基、(10)(ジまたは
    モノ−C1-5アルキル)アミノ基、(11)(C1-5アル
    コキシ−カルボニル)アミノ基、(12)C1-5アルキ
    ルチオ基、(13)置換基を有していてもよい炭素数3
    ないし15個の炭素環または(14)置換基を有してい
    てもよいヘテロ原子を1ないし5個含有し、3ないし1
    5の原子によって骨格が形成されるヘテロ環を示し、他
    方は式−Z1−R13(Z1およびR13は前記と同意義を示
    す)で表される基を示し、R11とR12は隣接する窒素原
    子と共に、置換基を有していてもよく、3ないし15個
    の原子によって骨格が構成されるヘテロ環でその環を構
    成する2級窒素原子で結合する基を形成してもよい。]
    で表される化合物またはその塩。
  32. 【請求項32】請求項31記載の化合物のプロドラッ
    グ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5441705B2 (ja) * 2007-10-15 2014-03-12 武田薬品工業株式会社 アミド化合物およびその用途
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