JP2837318B2 - アンジオテンシンii拮抗性ピリジン誘導体 - Google Patents

アンジオテンシンii拮抗性ピリジン誘導体

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JP2837318B2
JP2837318B2 JP23225692A JP23225692A JP2837318B2 JP 2837318 B2 JP2837318 B2 JP 2837318B2 JP 23225692 A JP23225692 A JP 23225692A JP 23225692 A JP23225692 A JP 23225692A JP 2837318 B2 JP2837318 B2 JP 2837318B2
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楽 永 紀 設
水 昌 郎 清
倉 純 名
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野 賢 一 河
野 不器夫 紺
岡 崇 士 鶴
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明はアンジオテンシンIIに対
する拮抗作用を有するピリジン誘導体およびそれらの少
なくとも一種を有効成分として含有してなる、高血圧や
心不全の治療と予防に有効な抗高血圧剤および心不全治
療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシンIIはアンジオテンシン
変換酵素によりアンジオテンシンIより誘導されるホル
モンであり、ラットや犬やヒトの様な哺乳動物において
は強力な昇圧物質として、高血圧の原因物質の一つとさ
れている。従ってアンジオテンシン変換酵素の働きを阻
害する薬剤や、アンジオテンシンIIの受容体における拮
抗作用を有する薬剤は、高血圧や鬱血性の心不全の治療
薬としての効果が期待されている。
【0003】既に、カプトプリルやエナラプリルをはじ
めとするアンジオテンシン変換酵素阻害剤が数多く開発
され、抗高血圧剤および心不全治療薬として臨床で用い
られている。さらに近年、アンジオテンシンII受容体
拮抗剤についても研究が進められている。当初、アンジ
オテンシンIIの構造に類似のペプチド性のアンジオテ
ンシン受容体拮抗剤が報告されたが(例えば、サーキュ
レーション・リサーチ誌29巻673ページ(1971
年)、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー
32巻、466,898,1366ページ(1989
年)など)、未だ臨床では使用されていない。さらに最
近では、非ペプチド性アンジオテンシンII受容体拮抗
剤が報告されている。例えば、イミダゾピリジン誘導体
(特開昭62−240683号およびEP41586
6)、置換イミダゾール誘動体(特公昭63−6442
8号、特開昭63−23868号、WO91/0028
1、WO91/00277、EP403158およびE
P403159)、置換ピロール、ピラゾール、トリア
ゾール誘動体(特開平1−287071号、EP411
507、EP412594およびEP409332)な
どがある。さらに、キナゾリノン誘導体(EP4117
66)、ピリミドン誘導体(特開平3−44377およ
びEP419048)、ベンズイミダゾール誘導体(特
開平3−5464号、特開平3−27362号、特開平
3−63264号および米国特許4,880,804
号)、5〜7員環に縮合したイミダゾール誘導体(EP
400974、EP401030、EP40710
2)、ピリジン誘導体(EP453210)などがあ
る。ピリジン誘動体については、ピリジン環の3位にア
ルコキシ基を有する化合物が開示されているのはWO9
1−19697で開示された本発明者らの報告のみであ
る。
【0004】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは強いアン
ジオテンシンII拮抗作用を有し、経口吸収性の高い新規
なピリジン誘導体を探索した。その結果、ある種のピリ
ジン誘導体がそれらの性質を有することを見出だし、本
発明を完成させた。
【0005】従って、本発明はアンジオテンシンII拮抗
作用を有する新規なピリジン誘導体を提供することを目
的としている。
【0006】また本発明は、アンジオテンシンII拮抗作
用を有する新規なピリジン誘導体を含有してなる、抗高
血圧剤および心不全治療薬を提供することを目的として
いる。
【0007】本発明によるピリジン誘導体は、下記の一
般式(I)で表される化合物および薬理学的に許容され
るそれらの塩である。
【0008】
【化2】 (式中、RおよびRは同一または異なっていてもよ
く、それぞれ置換されていてもよいC1〜6アルキル基
を表し、Rは置換されていてもよいC1〜6アルキル
基、または、 基−(CH)m−CH(OR)−(CH)n−N
(ここで、Rは水素原子、置換されていてもよいC
1〜6アルキル基またはC1〜4アシル基を表し、R
およびRは同一または異なっていてもよく、それぞれ
水素原子、水酸基、置換されていてもよいC1〜6アル
キル基、C3〜7シクロアルキル基、置換されていても
よいC1〜6アルコキシ基、置換されていてもよいC
2〜6アルコキシカルボニル基、ベンジル基、ビフェニ
ルメチル基(ここで、このベンジル基またはビフェニル
メチル基はカルボキシル基またはテトラゾリル基で置換
されていてもよい)、または、基−CHR−COOR
(ここで、Rは水素原子、置換されていてもよいC
1〜6アルキル基、フェニル基、または、水酸基で置換
されていてもよいベンジル基を表し、また、Rは水素
原子またはC1〜6アルキル基を表す)を表すか、もし
くは、RおよびRはそれらが結合している窒素原子
と一緒になって、場合によって窒素原子、酸素原子また
は硫黄原子を含んでいてもよく、更に他の環と縮合して
いてもよい5〜6員複素環を形成していてもよく、mは
0〜2の整数を表し、nは0〜2の整数を表す)を表
し、Rは基−(CH)m−CH(OR)−(CH
)n−NR(ここで、R、RおよびR
前記と同じ意味を表す)、ベンジル基またはビフェニル
メチル基(ここで、このベンジル基またはビフェニルメ
チル基はカルボキシル基またはテトラゾリル基で置換さ
れていてもよい)を表す。)前記一般式(I)で表され
る化合物は、ペプチド性の受容体拮抗剤にみられるアゴ
ニスト作用が無く、アンジオテンシンII受容体に選択的
な拮抗作用を示す。
【0009】また、前記一般式(I)で表される化合物
は低毒性で、経口吸収性や作用の持続性に優れ、またそ
のアンジオテンシンII拮抗活性は従来の非ペプチド性の
アンジオテンシンII拮抗活性に比較して優れたものであ
る。従って、人体に安全な抗高血圧剤および心不全治療
薬を供給することができる。
【0010】[発明の具体的説明]一般式(I)の化合物 本明細書において、「C1〜6アルキル基」とは直鎖ま
たは分岐状鎖のいずれのアルキル基も包含する意味に用
いることとし、より好ましくはC1〜4アルキル基を意
味する。また「置換されていてもよいC1〜6アルキル
基」とは、このアルキル基の一以上の水素原子は置換基
によって置換されていてもよいことを意味し、置換基の
例としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、要素原子
などのハロゲン原子があげられる。置換されていてもよ
いC1〜6アルキル基の好ましい例としてはメチル、エ
チル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブイ
ル、sec-ブチル、tert- ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシ
ル、トリフルオロメチル、2-フルオロエチル、ジフルオ
ロエチル、2,2,2-トリフルオロエチルなどが挙げられ
る。
【0011】RおよびRが表す基−(CH)m−
CH(OR)−(CH)n−NRにおいて、
が表すC1〜4アシル基とは好ましくはC1〜4
ルキルカルボニル基であり、例えばアセチル、プロピオ
ニル基などが挙げられる。
【0012】また同基において、RおよびRが表す
3〜7シクロアルキル基の好ましい例としてはシクロ
プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げ
られる。また、同じくRおよびRが表すC1〜6
ルコキシ基とは、好ましくはC1〜4アルコキシ基であ
る。このアルコキシ基は置換されていてもよく、置換基
の例としてはハロゲン原子、フェニル基などが挙げられ
る。置換されていてもよいC1〜6アルコキシ基の好ま
しい例としてはメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イ
ソプロピルオキシ、n-ブトキシ、トリフルオロエトキ
シ、ベンジルオキシ基などが挙げられる。さらに、同じ
くRおよびRが表す置換されていてもよいC2〜6
アルコキシカルボニル基の好ましい例としては、tert-
ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、2,2,
2-トリクロロエトキシカルボニル、9-フルオレニルメト
キシカルボニル基などが挙げられる。さらにまた、この
およびRはベンジル基またはビフェニルメチル基
であってもよく、このベンジル基およびビフェニルメチ
ル基は、カルボキシル基またはテトラゾリル基を置換基
として有していてもよい。その具体例としては、4−カ
ルボキシベンジル、4−(テトラゾール−5−イル)ベ
ンジル、(2´−カルボキシビフェニル−4−イル)メ
チル、[2´−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メチルなどが挙げられる。
【0013】さらにRおよびRが表す基−CHR
−COORにおいて、Rが表す水酸基で置換されて
いてもよいベンジル基の好ましい例としては、4−ヒド
ロキシベンジル基が挙げられる。
【0014】また、RおよびRとはそれらが結合し
ている窒素原子と一緒になって、5〜6員複素環を構成
していてもよい。この複素環は、さらに窒素原子、酸素
原子または硫黄原子を含んで5〜6員環を形成していて
もよく、またこの複素環は他の環と縮合していてもよ
い。これらの複素環の具体例としては、モルホリノ、ピ
ペラジニル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジノ、イ
ミダゾリル、オキサゾリジノ、チアゾリジニル、イソオ
キサゾリジノ、インドリノ、キノリニル基などが挙げら
れる。
【0015】Rは前記した基−(CH)m−CH
(OR)−(CH)n−NRを表すか、また
は、ベンジル基またはビフェニルメチル基を表す。ここ
で、このベンジル基またはビフェニルメチル基はカルボ
キシル基またはテトラゾリル基を置換基として有してい
てもよい。その具体例としては、4−カルボキシベンジ
ル、4−(テトラゾール−5−イル)ベンジル、(2´
−カルボキシビフェニル−4−イル)メチル、[2´−
(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メ
チルなどが挙げられる。
【0016】本発明の好ましい化合物群としては、R
およびRがメチル基であり、Rが基−(CH)m
−CH(OR)−(CH)n−NRであり、
がカルボキシル基またはテトラゾリル基によって置
換されたビフェニルメチル基である化合物が挙げられ
る。
【0017】特に好ましい化合物としては、2,6−ジ
メチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロキ
シプロポキシ)−4−[2´−(テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジン、2,6
−ジメチル−3−[3−(モルホリン−1−イル)−2
−ヒドロキシプロポキシ]−4−[2´−(テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジ
ン、などが挙げられる。
【0018】本発明の化合物は分子中の不斉炭素原子に
由来する立体異性体およびテトラゾ−ル環に由来する互
換異性体として存在しうるが、いずれの異性体も本発明
に包含されるものである。
【0019】本発明の化合物はその塩とすることができ
る。そのような塩としては、医学上許容される非毒性塩
が挙げられる。好適な塩としては、ナトリウム塩、カリ
ウム塩またはカルシウム塩のようなアルカリ金属または
アルカリ土類金属の塩、フッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸
塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機
酸塩、メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキルスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマール酸塩、
コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、マレ
イン酸塩などの有機酸塩およびグルタミン酸塩、アスパ
ラギン酸塩のようなアミノ酸塩が挙げられる。
【0020】一般式(I)化合物の製造 本発明による化合物は、下記に示すような種々の方法
(A法〜C法)で製造することができる。本発明による
第一の方法(A法)によれば、一般式(I)の化合物
(ただし、Rが、カルボキシル基またはテトラゾリル
基によって置換されたベンジルまたはビフェニルメチル
基である)は、次の一般式(II):
【0021】
【化3】 (式中、R、RおよびRは前記一般式(I)の場
合と同じ意味を表わす)で表される化合物と、式(III
): R10X (III ) (式中、R10は保護されていてもよいカルボキシル基ま
たはテトラゾリル基もしくはニトリル基によって置換さ
れていてもよいベンジル基またはビフェニルメチル基を
表し、Xはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ基
またはアリールスルホニルオキシ基を表す)で表される
ベンジル誘導体またはビフェニルメチル誘導体とを、反
応に関与しない溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メタノール、エ
タノール、アセトン、ジメチルスルホキシドなどの有機
溶媒、またはこれらの溶媒と水との混合溶媒)中、塩基
存在下、−30〜150℃、好適には10〜100℃の
反応温度で30分〜24時間反応させ、必要に応じて保
護基を除去することによって得ることができる。
【0022】さらに、R10がニトリル基によって置換さ
れたベンジル基またはビフェニルメチル基である場合に
は、次のようにしてニトリル基をテトラゾリル環に変換
する必要がある。すなわち、前記反応によって得られた
化合物を、アジド誘導体(例えば、アジ化ナトリウム、
アジ化カリウム、アジ化トリメチルスズ、アジ化トリブ
チルスズなど)と、反応に関与しない溶媒の存在下、0
〜200℃の温度で、30分〜1週間反応させ、その後
必要に応じて保護して精製した後、保護基を除去するこ
とによって、一般式(I)の化合物を得る。
【0023】なお、前記反応において前記R10のベンジ
ルまたはビフェニルメチル基が置換基としてカルボキシ
ル基またはテトラゾリル基を有する場合、そのカルボキ
シル基およびテトラゾリル基は保護されていてもよい。
カルボキシル基の保護基としてはメチル基、エチル基、
t-ブチル基、ベンジル基、p-メトキシベンジル基、ジフ
ェニルメチル基、p-ニトロベンジル基などが挙げられ、
テトラゾリル基の保護基としてはトリチル基、2-シアノ
エチル基、p-メトキシベンジル基、メトキシメチル基な
どが挙げられる。
【0024】また、Xが表すハロゲン原子としては、例
えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ
る。また、アルキルスルホニルオキシとしてはメタンス
ルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオ
ロメタンスルホニルオキシなどが挙げられ、さらにアリ
ールスルホニルオキシ基としてはベンゼンスルホニルオ
キシ、p-トルエンスルホニルオキシなどが挙げられる。
【0025】上記反応に用いられる塩基としては、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金
属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアル
カリ金属炭酸塩、水素化ナトリウム、水素化カリウムな
どの水素化金属、トリエチルアミン、ピリジンなどの有
機アミンなどが挙げられる。
【0026】本発明による第二の方法(B法)によれ
ば、一般式(I)の化合物(ただし、Rが基−(CH
)m−CH(OR)−(CH)n−NR
ある)は、前記一般式(II)で表される化合物と、次の
一般式(IV):
【0027】
【化4】 (式中、R11、R12、R13およびR14は水素原子または
1〜4アルキル基を表し、Yはハロゲン原子、アルキ
ルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ
基を表す)で表されるエポキシドとを、前記方法(A
法)と同様の条件下で反応させ、得られたエポキシエー
テル誘導体に、さらに次の式(V): HNR1516 (V) (式中、R15およびR16は前記一般式(I)のRおよ
びRと同じ意味を表わすが、ただし、基−CHR
COORは基−CHR−COOR17(ここで、R17
はC1〜6アルキル基またはカルボキシル基の保護基を
表す)である。)で表されるアミンまたはアミノ酸の誘
導体とを、反応に関与しない溶媒(例えば、N,N-ジメチ
ルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メ
タノール、エタノール、アセトン、ジメチルスルホキシ
ドなどの有機溶媒、またはこれらの溶媒と水との混合溶
媒)中、塩基存在下、−30〜150℃、好適には10
〜100℃の反応温度で30分〜24時間反応させ、必
要に応じて保護基を除去することによって得ることがで
きる。
【0028】ここで、Yが表すハロゲン原子としては、
例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ
る。また、アルキルスルホニルオキシとしてはメタンス
ルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオ
ロメタンスルホニルオキシなどが挙げられ、さらにアリ
ールスルホニルオキシ基としてはベンゼンスルホニルオ
キシ、p-トルエンスルホニルオキシなどが挙げられる。
【0029】R17が表すカルボキシル基の保護基として
は、例えばベンジル基、p-メトキシベンジル基、ジフェ
ニルメチル基、p-ニトロベンジル基などが挙げられる。
【0030】本発明による第三の方法(C法)によれ
ば、一般式(I)の化合物(ただし、Rがカルボキシ
ル基またはテトラゾリル基によって置換されたベンジル
またはビフェニルメチル基である)は、次の一般式(V
I):
【0031】
【化5】 (式中、R、RおよびRは前記一般式(I)の場
合と同じ意味を表し、Zはハロゲン原子またはニトロ基
を表す)で表される化合物と、式(VII ): R10OH (VII ) (式中、R10は前記式(III )の場合と同じ意味を表
す)で表されるベンジル誘導体またはビフェニルメチル
誘導体の反応性の塩とを、前記方法(A法)と同様の条
件下で反応させ、必要に応じて保護基を除去することに
よって得ることができる。なお、式(VII )で表される
ベンジル誘導体またはビフェニルメチル誘導体の反応性
の塩とは、例えばナトリウム、カリウム、リチウムなど
のアルカリ金属塩が挙げられる。
【0032】また、以上のA法、B法あるいはC法のよ
うにして得られた一般式(I)の化合物に、場合によっ
てさらに、基−(CH)m−CH(OR)−(CH
)n−NRの中のRとしてC1〜6アルキル
基またはC1〜4アシル基を導入することができる。ア
ルキル化は、所望の構造を有したハロアルキル(例え
ば、ヨウ化メチルなど)と前記一般式(I)の化合物と
を、前記のような塩基の存在下で反応させることによっ
て得ることができる。また、アシル化は所望の構造を有
したカルボン酸無水物(例えば、無水酢酸など)または
カルボン酸ハライド(例えは、アセチルクロライド、プ
ロピオニルクロライドなど)とを、前記のような塩基の
存在下で反応させることによって得ることができる。ア
ルキル化およびアシル化のいずれの場合においても、反
応後必要に応じて保護基を除去することによって一般式
(I)の化合物を得ることができる。
【0033】前記一般式(II)および(VI)で表される
ピリジンまたはピリドン誘導体は仏特許FR1516463 号
に記載されている方法およびそれに類似する方法によっ
て製造されるピロン化合物を用いて、公知の方法(例え
ば、特開昭60-178890 号公報参照)、および、ジャーナ
ル・オブ・オルガニック・ケミストリー28巻725 ページ
(1963年)、同44巻870 ページ(1979年)、ヒェーミッ
シェス・ベリヒテ54巻1089ページ(1921年)、同94巻48
6 ページ(1961年)に記載の方法およびそれに類似する
方法によって合成することができる。
【0034】また、前記一般式(III )および(VII )
で表されるビフェニルメチル誘導体は公知の方法(WO
89-06233号、特開平1-117876号公報およびジャーナル・
オブ・オルガニック・ケミストリー56巻2395ページ(19
91年)参照)に準じて合成することができる。
【0035】上記製造法によって合成される一般式
(I)の化合物は、通常の精製方法、例えば再結晶、再
沈殿、溶媒抽出、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
−、吸着性樹脂によるカラムクロマトグラフィーなどに
よって精製することができる。化合物の用途/医薬組成物 一般式(I)で示される化合物およびその薬理学的に許
容される塩はアンジオテンシンII拮抗作用を有する。従
って、本発明による化合物およびその薬理学的に許容さ
れる塩は、アンジオテンシンIIが関連する疾患の予防お
よび治療に有効である。具体的には、本発明による化合
物およびその薬理学的に許容される塩は抗高血圧薬およ
び心不全治療剤として用いることができる。
【0036】本発明による化合物およびその薬理学的に
許容される塩を主成分として含有してなる医薬組成物
は、ヒトおよびヒト以外の動物に、主として経口または
非経口投与(例えば筋注、靜注、皮下投与、直腸投与、
経皮投与など)、好ましくは経口投与することができ
る。
【0037】本発明の化合物を有効成分として含有して
なる医薬組成物は、経口または非経口投与に適した種々
の剤型で使用される。例えばその用途に応じて、錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤、丸剤、細粒剤、トローチ錠
などの経口剤や、注射剤、直腸投与剤、油脂性坐剤、水
溶性坐剤などのいずれかの製剤形態に調製することがで
きる。これらの各種製剤は、通常用いられている賦形
剤、増量剤、結合剤、湿潤化剤、崩壊剤、表面活性剤、
潤滑剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、溶解補助剤、防腐
剤、矯味矯臭剤、無痛化剤、安定化剤などを用いて常法
により製造することができる。使用可能な無毒性の上記
添加物としては、例えば乳糖、果糖、ブドウ糖、でん
粉、ゼラチン、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸マグネシ
ウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースまたはその塩、ア
ラビアゴム、ポリエチレングリコール、シロップ、ワセ
リン、グリセリン、エタノール、プロピレングリコー
ル、クエン酸、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リン酸
ナトリウムなどが挙げられる。
【0038】薬剤中における本発明の化合物の含有量は
その剤形に応じて異なるが、通常全組成物中1〜70重
量%、好ましくは5〜50重量%濃度である。
【0039】投与量は、用法、患者の年齢、性別、症状
の程度などを考慮して適宜決定されるが、通常成人1日
当り約0.1〜1000mg 、好ましくは0.5〜20
0mg程度とするのがよく、これを1日1回または数回に
分けて投与することができる。
【0040】
【実施例】本発明を以下の実施例、試験例および製剤例
を使い更に詳しく説明する。これらは単なる例示であっ
て本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以
下の実施例のNMRデータは400MHzNMRによる
測定データを用い、TMSを基準としたδ値(ppm)
を示した。
【0041】参考例1 2,6−ジメチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−4(1H)−ピリドン a) 60%水素化ナトリウム1.056g(26.4
mM)を乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)20mlに懸濁し、アルゴンガス雰囲気下にて室温
で30分間攪拌した。この懸濁液に氷冷下、3−ヒドロ
キシ−2,6−ジメチル−4−ピロン3.08g(22
mM)とDMF10mlを加え、10〜15℃で約20
分間攪拌した。次いでこの反応液に冷却下、エピクロル
ヒドリン5.13ml(66mM)を滴加し、室温で7
時間、さらに70℃で5時間攪拌した。反応液を減圧下
濃縮し、残渣に希食塩水70mlを加え、酢酸エチル2
00mlで2回抽出した。抽出層を水洗し、食塩水で洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒
を留去した。得られた残渣をヘキサンで洗浄後、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=25:1〜10:1)にて精製することにより、
淡黄色油状物質の2,6−ジメチル−3−(2,3−エ
ポキシ)プロポキシ−4−ピロン4.8g(約90%純
度)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:2.24(3H,
s),2.35(3H,s),3.30(1H,m),
3.89(2H,dd),4.46(2H,dd),
6.14(1H,s). EIMS(m/z):196(M+ )。
【0042】b) 前記a)で得られた化合物4.8g
(22mM相当)をエタノール20mlに溶解し、イソ
プロピルアミン8.56mlを加え、60℃で4時間攪
拌した。減圧下溶媒を留去後、ヘキサン−酢酸エチル
(4:1〜3:1)で結晶化した。折出した結晶を採取
し乾燥することにより、無色の結晶として2,6−ジメ
チル−3−(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロキシ
プロポキシ)−4−ピロン2.36g(9.25mM,
収率42.1%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.06(6H,
d),2.26(3H,s),2.34(3H,s),
2.65〜2.85(3H,m),3.85(1H,d
d),3.95(1H,m),4.04(1H,d
d),6.18(1H,s). SIMS(m/z):256(M+1)+
【0043】c) 前記b)で得られた化合物1.02
g(4mM)に濃アンモニア水12mlを加え、封管
中、80℃で4時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮乾固
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム:メタノール=1:1〜メタノー
ル)で精製することにより、淡黄色油状の標記化合物8
40mg(3.3mM,収率82.7%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.09(6H,
d),2.27(3H,s),2.34(3H,s),
2.75(2H,m),2.84(1H,m),3.8
2(1H,dd),3.99(1H,m),4.05
(1H,dd),6.22(1H,s). EIMS(m/z):254(M+ )。
【0044】参考例2 2,6−ジメチル−3−[3−(N−t−ブトキシカル
ボニル−N−イソプロピルアミノ)−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]−4(1H)−ピリドン a) 参考例1で得られた化合物840mg(3.3m
M)をテトラヒドロフラン12mlに溶解し、氷冷下ト
リエチルアミン550μl(3.97mM)とジt−ブ
チルジカルボネート792mg(3.68mM)のテト
ラヒドロフラン(3ml)溶液を加え、室温で2時間攪
拌した。反応液を減圧下で濃縮乾固し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:
メタノール=25:1〜5:1)で精製することによ
り、乳白色粉末の標記化合物1.05g(2.98m
M,収率90.2%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.18(3H,
d),1.22(3H,d),1.45(9H,s),
2.29(3H,s),2.36(3H,s),3.2
0(1H,m),3.34(1H,br s),3.8
0(1H,m),4.04(3H,m),6.19(1
H,s). SIMS(m/z):355(M+1)+
【0045】また、参考例2の化合物は参考例1.b)
で得られたピロンから次のように合成することもでき
る。
【0046】b) 参考例1.b)のピロン730mg
(2.86mM)をテトラヒドロフラン5mlに溶解
し、氷冷下、トリエチルアミン530μl(3.82m
M)とテトラヒドロフラン2mlに溶解したジt−ブチ
ルジカルボネート802mg(3.675mM)を加
え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、
得られた残渣に氷水40mlを加え、酢酸エチル80m
lで3回抽出した。酢酸エチル抽出層を希食塩水で洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を
留去した。得られた黄色油状物質をジエチルエーテル5
0mlで洗浄後、乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=20:1)にて
精製することにより、淡黄色油状の2.3−ジメチル−
3−[3−(N−t−ブトキシカルボニル−N−イソプ
ロピルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4−ピ
ロン880mg(2.60mM,収率90.8%)を得
た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.18(3H,
d),1.20(3H,d),1.46(9H,s),
2.26(3H,s),2.33(3H,s),3.2
5(1H,m),3.38(1H,br s),3.8
1(1H,dd),3.98(1H,m),4.04
(1H,dd),5.45(1H,br s),6.1
8(1H,s). EIMS(m/z):356(M+1)+
【0047】上記化合物415mg(1.17mM)の
エタノール溶液に、参考例1のc)と同様に濃アンモニ
ア水を加え、封管中、80℃で5.5時間反応すること
により、標記化合物304mg(0.859mM,収率
73.4%)を得た。この化合物のスペクトルデータ
は、参考例2.a)で得られた化合物のデータと一致
し、同一の化合物であると確認することができた。
【0048】参考例1.b)のイソプロピルアミンの代
わりに、種々のアミン(A)を実施例1.b)と同様に
して反応させ、参考例1.c)と同様にアンモニアで処
理することにより、参考例3〜8のピリドンを得た。
【0049】参考例3 2,6−ジメチル−3−(3−シクロヘキシルアミノ−
2−ヒドロキシプロポキシ)−4(1H)−ピリドン (A) シクロヘキシルアミン1 H NMR(CDC13 ) δ:1.05〜1.30
(5H),1.64(1H,m),1.74(2H,
m),1.93(2H,m),2.26(3H,s),
2.32(3H,s),2.46(1H,m),2.7
9(2H,br s),3.72(1H,m),3.8
2(1H,m),4.01(2H,m),6.21(1
H,s). EIMS(m/z):294(M+ )。
【0050】参考例4 2,6−ジメチル−3−(3−ジエチルアミノ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)−4(1H)−ピリドン (A) ジエチルアミン1 H NMR(CDC13 ) δ:1.08(6H,
t),2.31(3H,s),2.36(3H,s),
2.70(2H,q),2.72(4H,q),3.8
6(1H,dd),4.02(2H,s),4.03
(1H,m),6.22(1H,s). EIMS(m/z):268(M+ )。
【0051】参考例5 2,6−ジメチル−3−[3−(モルホリン−4−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1H)−ピリ
ドン (A) モルホリン1 H NMR(DMSO−6 ) δ:2.21(3
H,s),2.25(3H,s),3.31(5H,b
r s),3.63(5H,br s),3.70(1
H,m),3.93(2H,m),6.08 (1H,
s). EIMS(m/z):282(M+ )。
【0052】参考例6 2,6−ジメチル−3−(3−t−ブチルアミノ−2−
ヒドロキシプロポキシ)−4(1H)−ピリドン (A) t−ブチルアミン1 H NMR(CDC13 ) δ:1.13(9H,
s),2.26(3H,s),2.34(3H,s),
2.72(2H,br s),3.83(1H,m),
3.94(1H,br s),4.05(1H,m),
5.35(1H,br s),6.20(1H,s). SIMS(m/z):269(M+1)+
【0053】参考例7 2,6−ジメチル−3−(3−メトキシアミノ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)−4(1H)−ピリドン (A) O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩1 H NMR(CDC13 ) δ:2.30(3H,
s),2.35(3H,s),2.96(1H,d
d),3.09(1H,dd),3.53(3H,
s),3.89(1H,dd),4.02(1H,d
d),4.09(1H,m),6.27(1H,s). SIMS(m/z):243(M+1)+
【0054】参考例8 2,6−ジメチル−3−[3−(N−ヒドロキシ−N−
メチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1
H)−ピリドン (A) N−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩1 H NMR(CDC13 :CD3 OD=1:3)
δ:2.32(3H,s),2.38(3H,s),
2.94(2H,m),3.38(3H,s),3.9
2(1H,dd),4.08(1H,dd),4.16
(1H,m),6.31(1H,s). SIMS(m/z):243(M+1)+
【0055】実施例1 2,6−ジメチル−3−[3−(N−t−ブトキシカル
ボニル−N−イソプロピルアミノ−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]−4−[2´−(テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メトキシピリジン a) 60%水素化ナトリウム37mg(0.92m
M)を乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド2mlに
懸濁し、アルゴンガス雰囲気下にて室温で15分間攪拌
した。この懸濁液に氷冷下、2,6−ジメチル−3−
[3−(N−t−ブトキシカルボニル−N−イソプロピ
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1
−ピリドン283mg(0.8mM)を加え、室温で2
0分間攪拌した。
【0056】次いで、この反応液に水冷下、N,N−ジ
メチルホルムアミド3mlに溶解した4´−ブロモメチ
ル−2−(トリフェニルメチルテトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル535mg(0.96mM)を加え、室
温で一晩攪拌した。反応液に冷水10mlを加え、酢酸
エチル80mlで2回抽出した。酢酸エチル抽出層を希
食塩水50mlで2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を
ヘキサンで洗浄した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム:酢酸エチル−4:1〜クロロホ
ルム:メチノール=50:1)にて精製することによ
り、淡黄色油状の2,6−ジメチル−3−[3−(N−
t−ブトキシカルボニル−N−イソプロピルアミノ)−
2−ヒドロキシプロポキシ]−4−[2´−(トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メトキシピリジン250mg(a−1,0.30
mM,収率37.7%)と淡黄色油状の2,6−ジメチ
ル−3−(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロキシプ
ロポキシ)−4−[2´−(トリフェニルメチルテトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピ
リジン310mg(a−2,0.425mM,収率5
3.1%)を得た。a−11 H NMR(CDC13 ) δ:1.07(3H,
d),1.12(3H,d),1.45(9H,s),
2.42(3H,s),2.48(3H,s),3.3
7(2H,br s),3.91(2H,br s),
4.03(2H,m),4.99(2H,s),6.5
8(1H,s),6.92(6H,m),7.15〜
7.35(13H),7.39(1H,dd),7.4
9(2H,m),7.94(1H,dd). SIMS(m/z):831(M+1)+ a−21 H NMR(CDC13 ) δ:1.07(3H,
d),1.09(3H,d),2.44(3H,s),
2.46(3H,s),3.38〜3.50(2H,
m),4.03(3H,m),4.58(1H,m),
4.99(2H,s),6.62(1H,s),6.9
4(6H,m),7.18〜7.35(13H),7.
41(1H,dd),7.50(2H,m),7.93
(1H,dd). SIMS(m/z):731(M+1)+
【0057】b) 前記a)で得らた化合物a−111
0mg(0.1325mM)を塩化メチレン0.5ml
とメタノール1.0mlの混液に溶解し、氷冷下、4N
HCl 0.09mlを加えて、室温で1時間攪拌し
た。反応液を減圧下濃縮乾固し、得られた残渣に水2m
lを加えて、1N NaOHでpHを11.4に調整
し、ジエチルエーテル15mlで2回洗浄した。さら
に、水層のpHを冷却下1N HClで4.2に調整
し、同温で約30分間攪拌した。折出する白色結晶を瀘
取し、冷水で洗浄後乾燥することにより、無色結晶性の
粉末の標記化合物52mg(0.088mM,収率6
6.7%)を得た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:1.07(6
H,br d),1.32(9H,br s),2.3
5(3H,s),2.36(3H,s),3.36(2
H,m),3.75(1H,m),3.87(3H,
m),5.18(2H,s),6.93(1H,s),
7.13(2H,d),7.39(2H,d),7.5
6(2H,m),7.67(1H,d),7.68(1
H,dd). SIMS(m/z):589(M+1)+
【0058】実施例2 2,6−ジメチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−4−[2′−(テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジ
実施例1.a)で得られた化合物a−2307mg
(0.42mM)を4NHClで実施例1.b)と同様
に脱トリフェニルメチル化した後、ジエチルエーテルで
洗浄した。次いで水層のpHを1N HClで2.9に
調整し、ダイアイオンHP−20(20ml,45%ア
セトン水溶出)で精製することにより、無色プリズム晶
の標記化合物134mg(0.275mM,収率65.
4%)を得た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:
1.02(3H,d),1.07(3H,d),2.3
2(3H,s),2.36(3H,s),3.51(2
H,t),3.85(1H,m),3.98(1H,d
d),4.05(1H,dd),4.72(1H,
m),5.18(2H,s),6.95(1H,s),
7.14(2H,d),7.41(2H,d),7.5
6(1H,dd),7.59(1H,dd),7.67
(1H,d),7.68(1H,dd). SIMS(m/z):489(M+1)+
【0059】実施例1の2,6−ジメチル−3−[3−
(N−t−ブトキシカルボニル−N−イソプロピルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1)−ピリ
ドンの代わりに、参考例2〜5のピリドンを用いて、実
施例1と同様にして4′−ブロモメチル−2−(トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニルと反
応させた後、脱保護することにより、実施例3〜6およ
び実施例8の化合物を得た。
【0060】実施例3 2,6−ジメチル−3−(3−t−ブチルアミノ−2−
ヒドロキシプロポキシ)−4−[2´−(テトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジン a) 2,6−ジメチル−3−(3−t−ブチルアミノ
−2−ヒドロキシプロポキシ)−4(1)−ピリドン
270mg(1mM)を用いて、実施例1.a)同様に
反応し、後処理することにより、淡黄色油状の2,6−
ジメチル−3−(3−t−ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シプロポキシ)−4−[2´−(トリフェニルメチルテ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキ
シピリジン470mg(0.632mM,収率63.2
%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.12(9H,
s),2.42(3H,s),2.48(3H,s),
2.73(1H,dd),2.87(1H,dd),
3.96(2H,s),3.98(1H,m),5.0
0(2H,s),6.59(1H,s),6.93(6
H,d),7.15〜7.35(13H),7.40
(1H,dd),7.48(1H,m),7.92(1
H,dd). SIMS(m/z):745(M+1)+
【0061】b) 前記a)で得られた化合物320m
g(0.43mM)を実施例1.b)と同様に脱トリチ
ル化し、ジエチルエーテルで洗浄後、水層を1N HC
lでpH1.0に調整した。この溶液をダイアイオンH
P−20(20ml,40%アセトン水溶出)にて精製
することにより、無色結晶性粉末の標記化合物87mg
(0.173mM,収率40.3%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:1.36(9H,
s),2.41(3H,s),2.49(3H,s),
2.93(1H,dd),3.05(1H,dd),
3.72(1H,dd),3.81(1H,dd),
4.09(1H,br s),4.90(2H,s),
6.68(1H,s),7.16(2H,d),7.2
2(2H,d),7.44(3H,m),7.81(1
H,dd). SIMS(m/z):503(M+1)+
【0062】実施例4 2,6−ジメチル−3−(3−シクロヘキシルアミノ−
2−ヒドロキシプロポキシ)−4−[2´−(テトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリ
ジン a) 2,6−ジメチル−3−(3−シクロヘキシルア
ミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−4(1)−ピリ
ドン254mg(0.864mM)を用いて、実施例
1.a)と同様に反応し、後処理することにより、次の
三化合物を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、クロロホルム:酢酸エチル=4:1溶出部よ
り2,6−ジメチル−3−[3−[N−シクロヘキシル
−N−[2´−(トリフェニルメチルテトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチルアミノ]−2−
ヒドロキシプロポキシ]−4−[2´−(トリフェニル
メチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メトキシピリジン158mg(a−1,0.126
8mM,収率14.7%)をまたクロロホルム:メタノ
ール=25:1の溶出部より2,6−ジメチル−3−
[3−シクロヘキシルアミノ−2−[2´−(トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メトキシプロポキシ]−4−[2´−(トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル]メトキシピリジン74mg(a−2,0.059
4mM,収率6.9%)を、さらにクロロホルム:メタ
ノール=5:1の溶出部より2,6−ジメチル−3−
(3−シクロヘキシルアミノ−2−ヒドロキシプロポキ
シ)−4−[2´−(トリフェニルメチルテトラゾール
−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジン
362mg(a−3,0.47mM,収率54.4%)
を得た。a−11 H NMR(CDC13 ) δ:1.0〜1.9(1
1H),2.40(3H,s),2.46(3H,
s),2.63(2H,m),3.54(2H,q),
3.82(1H,m),3.94(2H,m),4.9
9(2H,s),6.56(1H,s),6.91(1
2H,m),7.0〜7.5(32H),7.88(1
H,dd),7.93(1H,m). SIMS(m/z):1247(M+1)+ a−21 H NMR(CDC13 ) δ:0.95〜1.80
(11H),2.40(3H,s),2.49(3H,
s),2.75〜2.95(2H,m),3.87(1
H,m),4.08(2H,d),4.57(2H,
q),4.99(2H,s),6.60(1H,s),
6.89(12H,m),7.0〜7.5(32H),
7.92(2H,m). SIMS(m/z):1247(M+1)+ a−31 H NMR(CDC13 ) δ:1.0〜1.3(4
H),1.5〜1.9(6H),2.25(1H,
m),2.42(3H,s),2.47(3H,s),
2.71(1H,dd),2.86(1H,dd),
3.60〜3.75(2H,m),3.93(3H,
m),5.00(2H,s),6.59(1H,s),
6.94(6H,m),7.05〜7.55(16H)
7.92(1H,dd). SIMS(m/z):771(M+1)+
【0063】b) 前記a)で得られた化合物a−3
70mg(0.35mM)を実施例1.b)と同様に脱
トリチル化し、後処理することにより無色結晶性粉末の
標記化合物100mg(0.189mM,収率54.0
%)を得た。1 H NMR(CDC13 ) δ:0.9〜2.1(1
0H),2.40(3H,s),2.48(3H,
s),2.9〜3.1(3H),3.77(2H,
m),4.13(1H,m),4.88(2H,s),
6.66(1H,s),7.14(2H,d),7.2
3(2H,d),7.38〜7.45(3H,m),
7.79(1H,d). SIMS(m/z):529(M+1)+
【0064】実施例5 2,6−ジメチル−3−[3−[N−シクロヘキシル−
N−[2´−(テトラゾール−5−イル)ビフェニル−
4−イル]メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロポキ
シ]−4−[2´−(テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メトキシピリジン 実施例4のa)で得られた化合物a−1 135mg
(0.108mM)を実施例1.b)と同様に脱保護反
応し、後処理することにより、無色結晶性粉末の標記化
合物70mg(0.919mM,収率85.1%)を得
る。1 H NMR(DMSO−6 :CDCl3 =20:
1) δ:1.0〜1.9(11H),2.28(3
H,s),2.30(3H,s),2.80(2H,
m),3.7〜4.0(5H),5.17(2H,
s),6.94(2H,d),6.95(1H,s),
7.11(2H,d),7.21(2H,d),7.3
8(2H,d),7.40〜7.70(8H). SIMS(m/z):763(M+1)+
【0065】実施例6 2,6−ジメチル−3−[3−(モルホリン−4−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4−[2′−(テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキ
シピリジン a) 2,6−ジメチル−3−[3−(モルホリン−4
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1)−
ピリドン282mg(1mM)を用いて、実施例1.
a)と同様に反応し、精製することにより、淡黄色油状
の2,6−ジメチル−3−[3−(モルホリン−4−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4−[2′−(ト
リフェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル
−4−イル]メトキシピリジン560mg(0.739
mM,収率73.9%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:2.43(3H,
s),2.49(3H,s),2.3〜2.6(6H,
m),3.67(4H,m),3.90〜4.05(3
H,m),5.00(2H,s),6.60(1H,
s),6.92(6H),7.15〜7.35(13
H),7.40(1H,dd),7.50(2H,
m),7.93(1H,dd). SIMS(m/z):759(M+1)+
【0066】b) 前記a)で得られた化合物380m
g(0.5mM)を実施例1.b)と同様に脱保護し、
後処理後、水層を1N KOHでpH13に調整した。
この溶液をダイアイオンHP−20(25ml、15〜
30%アセトン水溶出)にて精製することにより、標記
化合物220mg(0.397mM,収率79.4%)
をカリウム塩として得た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:2.35(6
H,s),2.43(6H,m),3.53(4H,
t),3.82(1H,dd),3.83(1H,d
d),3.93(1H,m),5.12(2H,s),
6.89(1H,s),7.15(2H,d),7.3
3(2H,d),7.42(3H,m),7.62(1
H,dd). SIMS(m/z):517(M+1)+
【0067】実施例7 2,6−ジメチル−3−[2−アセトキシ−3−(モル
ホリン−4−イル)プロポキシ]−4−[2′−(テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシ
ピリジン a) 実施例6.a)で得られた化合物140mg
(0.185mM)をピリジン0.2mlに溶解し、氷
冷下、無水酢酸0.1mlを加え、室温で一晩攪拌し
た。反応液に冷水5mlを加え、酢酸エチル40mlで
2回抽出した。酢酸エチル抽出層を水および希食塩水で
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶
媒を留去した。得られた残渣をヘキサンで洗浄後乾燥す
ることにより、2,6−ジメチル−3−[3−アセトキ
シ−3−(モルホリン−4−イル)プロポキシ]−4−
[2′−(トリフェニルメチルテトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジン144m
g(0.18mM,収率97.5%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:2.09(3H,
s),2.44(3H,s),2.45(4H,m),
2.47(3H,s),2.61(2H,d),3.6
0(4H,t),4.03〜4.16(2H,m),
4.99(2H,s),5.25(1H,m),6.6
0(1H,s),6.93(6H),7.15〜7.3
5(13H),7.40(1H,dd),7.50(2
H,m),7.94(1H,dd). FDMS(m/z):800(M+ )。
【0068】b) 前記a)で得られた化合物135m
g(0.169mM)を実施例1.b)と同様に脱保護
し、後処理した後、ダイアイオンHP−20(30〜4
5%アセトン水溶出)にて精製することにより、標記化
合物55mg(0.099mM,収率58.6%)を得
た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:1.19・1.
95(total 3H,each s),2.28〜2.38
(8H),2.63(2H,br s),3.48・
3.75(total 4H),3.75〜4.10(3H,
m),5.15・5.16(total 2H,each s),
6.93(1H,br s),7.13(2H,br
d),7.49(2H,brd),7.5〜7.7(4
H). SIMS(m/z):559(M+1)+
【0069】実施例8 2,6−ジメチル−3−(3−ジエチルアミノ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)−4−[2′−(テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピリジン a) 2,6−ジメチル−3−(3−ジエチルアミノ−
2−ヒドロキシプロポキシ)−4(1)−ピリドン2
70mg(1mM)を用いて、実施例1.a)と同様に
反応し、精製することにより、淡黄色油状の2,6−ジ
メチル−3−(3−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシプ
ロポキシ)−4−[2′−(トリフェニルメチルテトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メトキシピ
リジン550mg(0.739mM,収率73.9%)
を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.02(6H,
t),2.43(3H,s),2.49(3H,s),
2.45〜2.70(6H,m),3.95(3H,
m),4.99(2H,s),6.59(1H,s),
6.93(6H),7.15〜7.35(13H),
7.39(1H,dd),7.49(2H,m),7.
93(1H,dd). SIMS(m/z):745(M+1)+
【0070】b) 前記a)で得られた化合物335m
g(0.45mM)を実施例1.b)と同様に脱保護
し、後処理した後、水層のpHを1に調整し、ダイアイ
オンHP−20(15%アセトン水溶出)にて精製する
ことにより、標記化合物120mg(0.223mM,
収率49.6%)を塩酸塩として得た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:1.21(6
H,t),2.58(3H,s),2.60(3H,
s),3.16(6H,m),4.00(2H,m),
4.27(1H,br d),5.38(2H,s),
5.97(1H,br s),7.19(2H,d),
7.46(1H,s),7.47(2H,d),7.5
8(2H,m),7.68(2H,m). SIMS(m/z):503(M+1)+
【0071】実施例9 2,6−ジメチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−4−(2′−カルボキシビ
フェニル−4−イル)メトキシピリジン a) 実施例1.a)と同様に、2,6−ジメチル−3
−[3−(N−t−ブトキシカルボニル−N−イソプロ
ピルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1
)−ピリドン354mg(1mM)を水素化ナトリウ
ム存在下、4′−ブロモメチル−2−(トリフェニルメ
チルテトラゾール−5−イル)ビフェニルの代わりに
4′−ブロモメチルビフェニル−2−カルボン酸メチル
336mg(1.1mM)と反応させ、後処理すること
により淡黄色油状の2,6−ジメチル−3−[3−(N
−t−ブトキシカルボニル−N−イソプロピルアミノ)
−2−ヒドロキシプロポキシ]−4−(2′−メトキシ
カルボニルビフェニル−4−イル)メトキシピリジン5
40mgを得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.08〜1.18
(6H,m),1.48(9H,s),2.45(3
H,s),2.47(3H,s),3.35(2H,b
r d),3.64(3H,s),3.92(2H,b
r s),4.03(2H,m),5.16(2H,
s),6.65(1H,s),7.32〜7.46(2
H,m),7.34(2H,d),7.45(2H,
d),7.53(1H,dd),7.85(1H,d
d).EIMS(m/z):578(M+ )。
【0072】b) 前記a)で得られた化合物500m
g(0.865mM)をメタノール2.5mlに溶解
し、氷冷下、ギ酸0.33mlと5N HCl 1.7
3mlを加えて、室温で9時間攪拌した。反応液のpH
を5N NaOHで3〜4に調整し、減圧下、有機溶媒
を留去した。得られた残渣に水5mlを加えて溶解し、
ジエチルエーテル60mlで洗浄後、水層を減圧下濃縮
乾固した。残渣にエタノール50mlを加えて、不溶物
を除去した後、エタノール抽出層を濃縮乾固することに
より、淡黄色油状の2,6−ジメチル−3−(3−イソ
プロピルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−
(2′−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
トキシピリジン440mg(粗生成品)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.25(3H,
d),1.29(3H,d),2.49(3H,s),
2.51(3H,s),2.90(1H,dd),3.
17(2H,m),3.74(3H,s),3.92
(1H,dd),4.03(2H,dd),4.40
(1H,m),5.13(2H,s),6.71(1
H,s),7.34〜7.50(2H,m),7.36
(2H,d),7.45(2H,d),7.56(1
H,ddd),7.87(1H,dd). SIMS(m/z):479(M+1)+
【0073】c) 前記b)で得られた化合物430m
gをエタノール4.3mlに溶解し、5N NaOH
0.86mlを加え、60℃で4時間攪拌した。反応液
を減圧下濃縮し、水5mlを加え、酢酸エチル30ml
で2回洗浄した。溶媒を減圧留去した後、水層のpHを
1N HClで7.2に調整し、ダイアイオンHP−2
0(40%アセトン水溶出)で精製することにより、標
記化合物260mg(0.56mM,a)からの収率6
4.8%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.09(3H,
d),1.16(3H,d),2.44(3H,s),
2.47(1H,d),2.49(3H,s),2.7
6(1H,d),3.07(1H,m),3.63(1
H,dd),3.82(1H,dd),4.16(1
H,m),4.95(2H,q),6.70(1H,
s),7.29〜7.55(3H,m),7.40(2
H,d),7.50(2H,d),7.56(1H,d
d). SIMS(m/z):465(M+1)+
【0074】実施例10 2,6−ジメチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−4−(4−カルボキシ)ベ
ンジルオキシピリジン a) 実施例9と同様に、2,6−ジメチル−3−[3
−(N−t−ブトキシカルボニル−N−イソプロピルア
ミノ−2−ヒドロキシプロポキシ]−4(1)−ピリ
ドン354mg(1mM)を水素化ナトリウム存在下、
4′−ブロモメチルビフェニル−2−カルボン酸メチル
の代わりに4−ブロモメチル安息香酸メチル274mg
(1.1mM)と反応させ、後処理することにより無色
油状物質の2,6−ジメチル−3−[3−(N−t−ブ
トキシカルボニル−N−イソプロピルアミノ)−2−ヒ
ドロキシプロポキシ]−4−(4−メトキシカルボニ
ル)ベンジルオキシピリジン500mg(0.996m
M,収率99.6%)を得た。1 H NMR(CDCl
3 ) δ:1.08(3H,d),1.14(3H,
d),1.46(9H,s),2.43(3H,s),
2.47(3H,s),3.37(1H,br s),
3.91(2H,m),3.93(3H,s),4.0
5(3H,m),5.16(2H,s),6.58(1
H,s),7.49(2H,d),8.07(2H,
d).SIMS(m/z):503(M+1)+
【0075】b) 前記a)で得られた化合物477m
g(0.95mM)を、メタノール中で、実施例9.
b)と同様にギ酸−塩酸でt−ブトキシカルボニル基の
脱離(脱Boc化)反応させることにより、粗生成品の
2,6−ジメチル−3−(3−イソプロピルアミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ)−4−(4−メトキシカルボ
ニル)ベンジルオキシピリジン380mgを得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.30(3H,
d),1.32(3H,d),2.49(3H,s),
2.49(3H,s),3.04(1H,dd),3.
18(2H,m),3.94(3H,s),3.99
(2H,m),4.39(1H,m),5.20(2
H,s),6.35(1H,br s),6.65(1
H,s),7.49(2H,d),8.08(2H,
d). SIMS(m/z):403(M+1)+ 。 c) 前記b)で得られた化合物380mgを、エタノ
ール中で、実施例9のc)と同様にアルカリ加水分解す
ることにより、白色結晶性粉末の標記化合物246mg
(0.634mM,収率66.7%)を得た。1 H NMR(DMSO−6 ) δ:1.17(3
H,d),1.19(3H,d),2.36(6H,
s),2.85(1H,dd),3.07(2H,
m),3.84(1H,dd),3.96(1H,d
d),4.15(1H,m),5.18(2H,s),
6.91(1H,s),7.48(2H,d),8.0
1(2H,d). SIMS(m/z):389(M+1)+
【0076】実施例11 3−メトキシ−2,6−ジメチル−4−(3−イソプロ
ピルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)メトキシピリ
ジン a) 60%水素化ナトリウム192mg(4.8m
M)を乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド3mlに
懸濁し、アルゴンガス雰囲気下、室温で30分間撹拌し
た。この懸濁液に2,6−ジメチル−3−メトキシ−4
(1)−ピリドン612mg(4mM)を加え、室温
で20分間撹拌した。次いで、この反応液に水冷下、エ
ピクロルヒドリン373μl(4.8mM)を滴加し、
室温で一晩撹拌した。さらに、同量のエピクロルヒドリ
ンを滴加し、60℃で7時間撹拌した。反応液に酢酸エ
チルを加え、不溶物を濾去し、減圧下濃縮した。得られ
た残渣に水30mlを加え、酢酸エチル100mlで2
回抽出した。酢酸エチル抽出層を水および飽和食塩水で
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=20:1〜
5:1)にて精製することにより、淡黄色油状の3−メ
トキシ−2,6−ジメチル−4−(2,3−エポキシ)
プロポキシピリジン600mg(2.87mM,収率7
1.8%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:2.44(3H,
s),2.45(3H,s),2.78(1H,d
d),2.93(1H,dd),3.40(1H,
m),3.80(3H,s),4.00(1H,d
d),4.31(1H,dd),6.57(1H,
s). EIMS(m/z):209(M+ )。
【0077】b) 前記a)で得られた化合物125m
g(0.6mM)をエタノール4mlに溶解し、イソプ
ロピルアミン260μl(3mM)を加え、室温で6時
間、さらに60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮乾固し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=5:1〜2:
1)にて精製することにより、標記化合物137mg
(0.51mM,収率85.0%)を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:1.09(6H,
d),2.44(3H,s),2.44(3H,s),
2.72〜2.95(3H,m),3.78(3H,
s),4.03(3H),6.57(1H,s). FDMS(m/z):269(M+1)+
【0078】実施例12 3−メトキシ−2,6−ジメチル−4−[3−[1−
(4−ヒドロキシベンジル)−1−メトキシカルボニル
メチル]アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ]ピリジン 実施例11.a)で得られた化合物226mg(1.0
8mM)をメタノール8mlに溶解し、()−タイロ
シン塩酸塩625mg(2.7mM)と水酸化カリウム
145mg(2.58mM)を加え、60℃で3時間、
さらに室温で一晩撹拌した。析出した不溶物を濾去し、
反応液を減圧下濃縮乾固した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル=25:1〜10:1)にて精製することにより、標
記化合物400mg(0.99mM,収率91.7%)
を得た。1 H NMR(CDCl3 ) δ:2.43(6H,b
r s),2.81(1H,dd),3.03(1H,
dd),3.46(1H,m),3.70(3H,
s),3.73(3H,s),3.74(2H,d),
3.97(3H,m),6.53・6.54(total
1H,each s),6.68(1H,d),6.69
(1H,d),7.00(1H,d),7.01(1
H,d). SIMS(m/z):405(M+1)+
【0079】実施例13 3−メトキシ−2,6−ジメチル−4−[3−[1−
(4−ヒドロキシベンジル)−1−カルボキシメチル]
アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ]ピリジン 実施例12で得られた化合物400mg(0.99m
M)をメタノール8mlに溶解し、1N NaOH1.
5mlを加え、室温で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃
縮した後、得られた残渣を50%メタノール水5mlに
溶解した。この反応液のpHを1N HClで10.4
に調整し、不溶物を除去した後、セファデックスLH−
20(450ml,50%メタノール水溶出)にて精製
することにより、標記化合物のナトリウム塩189mg
(0.458mM,収率46.3%)を得た。1 H NMR(D2 O) δ:2.42(3H,s),
2.45(3H,s),2.7〜3.7(5H),3.
77・3.80(total 3H,each s),3.85〜
4.25(3H),6.78〜6.92(3H,m),
7.18(2H,m). SIMS(m/z):413(M+1)+
【0080】製剤例1 以上の全量をよく混和して打錠し、錠剤1000個を製
造する。
【0081】製剤例2 以上の全量をよく混和し、硬カプセルに充填し、カプセ
ル剤1000カプセルを製造する。
【0082】製剤例3 実施例2の化合物とブドウ糖を注射用蒸留水に溶解し、
全量を1000mlとし、これをグラスフィルターで濾
過した後、1mlずつファンプルに分注し、1000本
のアンプル製剤とする。
【0083】薬理試験例1 本発明の一般式(I)で表わされる化合物のアンジオテ
ンシンII拮抗作用を、以下のin vitroおよびin vivo
験により検討した。
【0084】in vitroにおけるアンジオテンシンII拮抗
活性は、摘出した家兎胸部大動脈におけるアンジオテン
シンIIに対する収縮応答を拮抗する強さ(pA2 値)を
指標とした。また、in vivo における活性は、無麻酔下
のラットにおける外因性アンジオテンシンII昇圧に対す
る抑制効果により検討した。 1−1.摘出血管平滑筋におけるアンジオテンシンII収
縮抑制作用 体重2.5〜3.0kgの雄性家兎より、常法に従い胸
部大動脈ラセン標本を作成し、この標本を、通気し37
℃に保温した栄養液を満たしたマグヌス管内に懸垂し
た。pA2 値は、H.O.Schildの方法(ブリテ
ィッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー・アン
ド・ケモセラピューティックス誌、2巻、189〜20
6頁、1947年)を用いて求めた。すなわち、10-6
M〜10-10 Mの範囲で、被験化合物を3〜5用量で処
置した標本と薬物無処置の標本を用いて、アンジオテン
シンIIによる用量作用曲線を得、被験化合物による用量
作用曲線の移動から、log(用量比−1)を算出し、
SchildプロットよりpA2 値を求めた。その結
果、例えば、実施例2の化合物および実施例6の化合物
はそれぞれ8.33および8.49のpA2 値を示し
た。 1−2.外因性アンジオテンシンII昇圧に対する抑制作
体重250〜300gのSpraque−Dawley
(SD系)雄性ラットを麻酔下、大腿動脈および大腿静
脈にカニュレーションし、手術後24時間以上経過して
から実験に用いた。無麻酔無拘束条件下で静脈カテーテ
ルを介して投与されたアンジオテンシンII(0.1μg
/kg)によって惹起される昇圧を、薬物投与前と薬物
投与後で測定した。なお、血圧は、動脈カテーテルを圧
トランスジューサーに接続して、観血的に平均血圧を測
定した。被験化合物は0.5%カルボキシメチルセルロ
ース水溶液に均一に懸濁または溶解して経口投与した。
【0085】その結果、例えば、実施例2あるいは実施
例6の化合物の3mg/kgにおいて、有意にアンジオ
テンシンII昇圧抑制作用が認められた。
【0086】薬理試験例2 単回投与による毒性試験 5週齢のddy系雄性マウス(平均体重20g)に対し
て、実施例2の化合物を強制経口投与した。その結果、
実施例2の化合物のLD50値は1000mg/kg以上
で、しかも、1000mg/kgで何等特別の症状を示
さず低毒性であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 401/14 257 C07D 401/14 257 //(C07D 401/12 213:00 257:00) (C07D 401/14 213:00 257:00) (72)発明者 清 水 昌 郎 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 名 倉 純 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 藤 島 和 幸 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 河 野 賢 一 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 紺 野 不器夫 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (72)発明者 鶴 岡 崇 士 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治 製菓株式会社 薬品総合研究所内 (56)参考文献 特開 平5−357514(JP,A) 国際公開91/19697(WO,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 213/00 - 213/69 A61K 31/535 ABN CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(I)で表されるピリジン誘
    導体および薬理学的に許容されるそれらの塩。 【化1】 (式中、 RおよびRは同一または異なっていてもよく、それ
    ぞれ置換されていてもよいC1〜6アルキル基を表し、 Rは置換されていてもよいC1〜6アルキル基、また
    は、 基−(CH)m−CH(OR)−(CH)n−NR (ここで、 Rは水素原子、置換されていてもよいC1〜6アルキ
    ル基またはC1〜4アシル基を表し、 RおよびRは同一または異なっていてもよく、それ
    ぞれ水素原子、水酸基、置換されていてもよいC1〜6
    アルキル基、C3〜7シクロアルキル基、置換されてい
    てもよいC1〜6アルコキシ基、置換されていてもよい
    2〜6アルコキシカルボニル基、ベンジル基、ビフェ
    ニルメチル基(ここで、このベンジル基またはビフェニ
    ルメチル基はカルボキシル基またはテトラゾリル基で置
    換されていてもよい)、または、基−CHR−COO
    にこで、Rは水素原子、置換されていてもよいC
    1〜6アルキル基、フェニル基、または、水酸基で置換
    されていてもよいベンジル基を表し、また、Rは水素
    原子またはC1〜6アルキル基を表す)を表すか、もし
    くは、 RおよびRはそれらが結合している窒素原子と一緒
    になって、場合によって窒素原子、酸素原子または硫黄
    原子を含んでいてもよく、更に他の環と縮合していても
    よい5〜6員複素環を形成していてもよく、 mは0〜2の整数を表し、 nは0〜2の整数を表す)を表し、 Rは基−(CH)m−CH(OR)−(CH
    n−NR(ここで、R、RおよびRは前記
    と同じ意味を表す)、ベンジル基またはビフェニルメチ
    ル基(ここで、このベンジル基またはビフェニルメチル
    基はカルボキシル基またはテトラゾリル基で置換されて
    いてもよい)を表すが、 但し、Rが基−(CH−CH(OR)−(C
    −NRを表すとき、Rはベンジル基ま
    たはビフェニルメチル基を表し、 RがC1〜6アルキル基を表すとき、Rは基−(C
    −CH(OR)−(CH−NR
    を表す。)
  2. 【請求項2】RおよびRがメチル基を表し、R
    基−(CH)m−CH(OR)−(CH)n−N
    を表し、Rがカルボキシル基またはテトラゾ
    リル基で置換されたビフェニルメチル基である、請求項
    1記載のピリジン誘導体および薬理学的に許容されるそ
    れらの塩。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のピリジン誘導体又
    は薬理学的に許容されるそれらの塩を有効成分として含
    有してなる、抗高血圧剤。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のピリジン誘導体又
    は薬理学的に許容されるそれらの塩を有効成分として含
    有してなる、心不全治療剤。
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