JPH06306025A - ジアリールアルカン誘導体 - Google Patents

ジアリールアルカン誘導体

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Publication number
JPH06306025A
JPH06306025A JP5299408A JP29940893A JPH06306025A JP H06306025 A JPH06306025 A JP H06306025A JP 5299408 A JP5299408 A JP 5299408A JP 29940893 A JP29940893 A JP 29940893A JP H06306025 A JPH06306025 A JP H06306025A
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JP
Japan
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group
pip
pyr
methyl
butyl
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Pending
Application number
JP5299408A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Fujimoto
光一 藤本
Naoki Tanaka
直樹 田中
Fumitoshi Asai
史敏 浅井
Fukumi Ito
福美 伊藤
Hiroyuki Koike
博之 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP5299408A priority Critical patent/JPH06306025A/ja
Publication of JPH06306025A publication Critical patent/JPH06306025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式 〔例えば、R1 :ph,A:(CH24 ,R2 :H,
3 :CH2 CH(OH)CH2 NMe2 〕を有するジ
アリールアルカン誘導体及びその薬理上許容される塩。 【効果】この化合物は、強力なセロトニン2受容体拮抗
作用又は強力なセロトニン2受容体拮抗作用及びドパミ
ン2受容体拮抗作用を有し、循環器系疾患又は精神病の
予防・治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、すぐれたセロトニン2
受容体拮抗作用を有し、循環器系疾患の治療及び予防に
有用なまたはすぐれたセロトニン2受容体拮抗作用及び
ドパミン2受容体拮抗作用を有し、精神分裂症の治療及
び予防に有用なアリールアルカン誘導体及びその薬理上
許容される塩に関する。
【0003】
【従来の技術】セロトニンは、古典的にはオータコイド
に分類され、神経伝達物質としても知られており、生体
内において種々の受容体を介して多彩な生理作用を示
す。このセロトニンの受容体には、種々のサブタイプが
存在することが知られているが、循環系においては、血
管内皮細胞や血小板にセロトニン2受容体に分類される
受容体が分布し、血管の収縮や血小板の凝集に深くかか
わっており(例えば、エス・ジェイ・ペロウトカ等,フ
ェデレーション プロシーデング,42巻,第213 頁(198
3 年):S. J. Peroutka et. al., Fed. Proc., 42, 213
(1983))、その拮抗薬は、血管の収縮の防止や血小板の
凝集阻止に役立つ。現在セロトニン2受容体拮抗薬とし
て、ケタンセリンが知られているが(例えば、ジェイ・
アイ・エス・ロバートソン,カレント オピニオン イ
ン カルディオロジー,3 巻,第702 頁(1988 年):J.
I.S. Robertson, Curr. Opinion Cardiol., 3, 702(198
8))、この薬剤はアドレナリンα1 拮抗薬として開発さ
れたもので、強い降圧作用を有するという欠点を有す
る。また、最近セロトニン2受容体拮抗作用を有する血
小板の凝集阻止剤として、MCI-9042等が報告されている
が(例えば、ジャーナル オブメディシナル ケミスト
リー,第35巻,第189 頁,(1992 年) :J. Med.Chem.,
35, 189(1992)) 、これらは、アドレナリンα1 拮抗作
用は示さないが、セロトニン2受容体拮抗作用も十分で
ない。そこで、臨床上の効果を得るためには、強力かつ
選択的なセロトニン2受容体拮抗作用を有する薬剤の開
発が望まれていた。なお、上記先行技術には、MCI-9042
等が精神分裂症の治療及び予防に有用であることの記載
はされていない。
【0004】
【化2】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、長年に
亙り、一連のジアリールアルカン誘導体を合成し、これ
らの薬理作用を検討してきた。その結果、ジアリールア
ルカン誘導体の中にアドレナリンα1 拮抗作用をほとん
ど有さず、強力なセロトニン2受容体拮抗作用を有する
化合物、又はすぐれたセロトニン2受容体拮抗作用及び
ドパミン2受容体拮抗作用を有する化合物があり、これ
らが循環器系疾患の治療及び予防又は精神分裂症の治療
及び予防に有用であることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のジアリールアル
カン誘導体は、一般式、
【0008】
【化3】
【0009】を有する。
【0010】上記式中、R1 は、置換されていてもよい
6 −C10アリール基(該置換基は、C1 −C6 アルキ
ル基、C2 −C6 アルケニル基、C2 −C6 アルキニル
基、ヒドロキシ基、C1 −C6 アルコキシ基、ハロゲノ
ーC1 −C6 アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
カルバモイル基、モノ若しくはジC1 −C6 アルキルカ
ルバモイル基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アル
コキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6
10アリール基を示す。)を示し、R2 は、水素原子、
1 −C6 アルキル基、C1 −C6 アルコキシ基、ハロ
ゲン原子又はシアノ基を示し、R3 は、式 −B−NR
45 [式中、R4 及びR5 は、同一または異なって、
水素原子又は置換されていてもよいC1 −C6 アルキル
基(該置換基は、ヒドロキシ基、ジ−C1 −C6 アルキ
ルアミノ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコ
キシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C
10アリール基を示す。)を示すか或は、結合している窒
素原子と共に、置換されていてもよい、窒素、酸素若し
くは硫黄原子を含む3乃至6員環状ヘテロシクリル基
(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C
6 アルキル基、ヒドロキシ基又はC1 −C6 アルキル、
1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されてい
てもよいC6 −C10アリール基を示し、窒素原子上の置
換基としては、C1 −C6アルキル基又はC1 −C6
ルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換
されていてもよいC6 −C10アリール基を示す。)を示
し、Bは、C2 −C6 アルキレン基又は式 −CH2
H(OR6 )CH2 −(式中、R6 は、水素原子、C1
−C5 アルカノイル基、カルボキシで置換されたC2
5 アルカノイル基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C
6 アルコキシ若しくはハロゲン置換されていてもよいC
6 −C10アリールカルボニル基を示す。)を有する基を
示す。]を有する基又は式 −D−R7 [式中、R7
は、置換されていてもよい、窒素、酸素若しくは硫黄原
子を含む5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基(該置換
基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C6 アルキ
ル基、C2 −C6 アルケニル基、C2 −C6 アルキニル
基、ヒドロキシ基、C1 −C6 アルコキシ基、C1 −C
6 アルコキシカルボニルオキシ基、C1 −C20アルカノ
イルオキシ基、カルボキシで置換されたC2 −C5 アル
カノイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノ若しく
はジC1 −C6 アルキルカルバモイルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6
アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていてもよいC
6 −C10アリール基を示し、窒素原子上の置換基として
は、C1 −C6 アルキル基又はC1 −C6 アルキル、C
1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されていて
もよいC6 −C10アリール基を示す。)を示し、Dは、
単結合又はC1 −C4 アルキレン基を示す。但し、R7
は、その炭素原子で式 Dを有する基と結合してい
る。]を有する基を示し、Aは、C3 −C8 アルキレン
基を示す。
【0011】R1 のC6 −C10アリール基、R1 等に含
まれるC6 −C10アリール基又はR6 のC6 −C10アリ
ールカルボニル基のアリール部分は、フェニル、ナフチ
ル基であり得、好適にはフェニル基である。
【0012】R1 等に含まれるC1 −C6 アルキル基、
2 等のC1 −C6 アルキル基又はR1 等に含まれるモ
ノ若しくはジC1 −C6 アルキルカルバモイル基のC1
−C6 アルキル部分は、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基であり得、好適
には、C1 −C4 アルキル基であり、更に好適には、メ
チル又はエチル基であり、特に好適には、メチル基であ
る。
【0013】R1 等に含まれるC2 −C6 アルケニル基
は、例えば、ビニル、アリル、メタアリル、2−ブテニ
ル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル基であり得、好適
には、C3 −C4 アルケニル基であり、更に好適には、
アリル又はメタアリル基であり、特に好適には、アリル
基である。
【0014】R1 等に含まれるC2 −C6 アルキニル基
は、例えば、エチニル、プロパルギル、2−ブチニル、
2−ペンチニル、2−ヘキチニル基であり得、好適に
は、C3 −C4 アルキニル基であり、特に好適には、プ
ロパルギル基である。
【0015】R1 等に含まれるC1 −C6 アルコキシ基
又はR2 等のC1 −C6 アルコキシ基は、例えば、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ基であり得、好適には、C
1 −C4 アルコキシ基であり、更に好適には、メトキシ
又はエトキシ基であり、特に好適には、メトキシ基であ
る。
【0016】R1 に含まれるハロゲノーC1 −C6 アル
コキシ基は、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ブロ
モメトキシ、ヨードメトキシ、2−フルオロエトキシ、
2−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2−ヨード
エトキシ、3−フルオロプロポキシ、4−フルオロブト
キシ、5−フルオロペンチルオキシ、6−フルオロヘキ
シルオキシ基であり得、好適には、フルオロメトキシ、
ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメ
トキシ、2−フルオロエトキシ又は2−クロロエトキシ
基であり、更に好適には、フルオロメトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、2−フルオロエトキシ又は2−クロロエト
キシ基であり、特に好適には、ジフルオロメトキシ基で
ある。
【0017】R1 等に含まれるハロゲン原子又はR2
のハロゲン原子は、例えば、弗素、塩素、臭素、沃素原
子であり得、好適には、弗素、塩素又は臭素原子でり、
更に好適には、弗素又は塩素原子ある。
【0018】R4 及びR5 のヒドロキシ、ジーC1 −C
6 アルキルアミノ若しくはC6 −C10アリールで置換さ
れたC1 −C6 アルキル基は、例えば、2−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチ
ル、、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシ
ル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチル、2−
(N,Nージエチルアミノ)エチル、3−(N,Nージ
メチルアミノ)プロピル、4−(N,Nージメチルアミ
ノ)ブチル、5−(N,Nージメチルアミノ)ペンチ
ル、6−(N,Nージメチルアミノ)ヘキシル、ベンジ
ル、4−メチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−
フルオロベンジル、4−クロロベンジル、フェネチル、
3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェ
ニルペンチル、6−フェニルヘキシル、ジフェニルメチ
ル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル基であり
得、好適には、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシ
プロピル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチル、ベ
ンジル又はフェネチル基であり、更に好適には、2−ヒ
ドロキシエチル、2−(N,Nージメチルアミノ)エチ
ル又はベンジル基である。
【0019】R4 及びR5 が結合している窒素原子と共
に形成する、窒素、酸素若しくは硫黄原子を含む3乃至
6員環状ヘテロシクリル基は、例えば、1−アジリジニ
ル、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリ
ジニル、1−ピペラジニル、4−モルホリニル、4−チ
オモルホリニル、1−イミダゾリジニル、1−ピラゾリ
ジニル、1−トリアジニル、1−テトラゾリジニル基で
あり得、好適には、1−アゼチジニル、1−ピロリジニ
ル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、4−モルホ
リニル、4−チオモルホリニル、1−イミダゾリジニル
又は1−ピラゾリジニル基であり、更に好適には、1−
ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、
4−モルホリニル又は1−イミダゾリジニル基である。
また、ヘテロ環上の置換基は、炭素原子上の置換基とし
て、好適には、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルキル基、
メチル、メトキシ、フルオロ若しくはクロロで置換され
てもよいフェニル基又はナフチル基であり、更に好適に
は、ヒドロキシ、メチル、エチル又はフェニル基であ
り、特に好適には、ヒドロキシ又はメチル基であり、窒
素原子上(特に、ピペラジニル基の4位)の置換基とし
て、好適には、C1−C4 アルキル基、メチル、メトキ
シ、フルオロ若しくはクロロで置換されてもよいフェニ
ル基又はナフチル基であり、更に好適には、メチル、エ
チル又はフェニル基であり、特に好適には、メチル基で
ある。その具体例は、例えば、4−フェニルピペラジ
ノ、4−メチルピペラジノ、4−フェニルピペリジノ、
4−メチルピペリジノ又は4−ヒドロキシピペリジノ基
である。
【0020】BのC2 −C6 アルキレン基は、例えば、
エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基であり得、好適
には、C2 −C5 アルキレン基であり、更に好適には、
エチレン又はトリメチレン基である。
【0021】R6 のC1 −C5 アルカノイル基は、例え
ば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イ
ソブチリル、バレリル、ピバロイル基であり得、好適に
は、アセチル又はプロピオニル基である。
【0022】R6 の又はR7 に含まれるカルボキシで置
換されたC2 −C5 アルカノイル基は、例えば、スクシ
ニル、グルタリル、アジポイル、ピメロイル基であり
得、好適には、スクシニル又はグルタリル基である。
【0023】R7 の窒素、酸素若しくは硫黄原子を含む
5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基は、例えば、ピロ
リジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル基であり得、好適には、ピロリジ
ニル、ピペリジニル、モルホリニル又はチオモルホリニ
ル基であり、更に好適には、ピロリジニル、ピペリジニ
ル又はモルホリニル基である。
【0024】R7 に含まれるC1 −C6 アルコキシカル
ボニルオキシ基のC1 −C6 アルコキシ部分は、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブト
キシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基であり得、好
適には、C1 −C4 アルコキシ基であり、更に好適に
は、エトキシ基、イソプロポキシ又はt−ブトキシ基で
ある。
【0025】R7 に含まれるC1 −C20アルカノイルオ
キシ基のC1 −C20アルカノイル部分は、例えば、前述
したC1 −C5 アルカノイル基、ヘキサノイル、ヘプタ
ノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ラウ
ロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、
エイコサノイル、ドコサノイル基であり得、好適には、
2 −C5 アルカノイル基又はC12−C20アルカノイル
基であり、更に好適には、C2 −C3 アルカノイル基又
はC14−C20アルカノイル基であり、特に好適には、ア
セチル基、パルミトイル基又はステアロイル基である。
【0026】また、R7 の5乃至6員環状飽和ヘテロシ
クリル基の環上の置換基は、炭素原子上の置換基とし
て、好適には、C1 −C4 アルキル基、ヒドロキシ基、
1 −C4 アルコキシ基、C1 −C4 アルコキシカルボ
ニルオキシ基、C2 −C5 アルカノイルオキシ基、C12
−C20アルカノイルオキシ基、カルボキシで置換された
2 −C5 アルカノイルオキシ基、カルバモイルオキシ
基又はモノー若しくはジーC1 −C4 アルキルカルバモ
イルオキシ基であり、更に好適には、メチル、エチル、
ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル
オキシ、エトキシカルボニルオキシ、イソプロポキシカ
ルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、アセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ、ラウロイルオキシ、
ミリストイルオキシ、パルミトイルオキシ、ステアロイ
ルオキシ、エイコサノイルオキシ、ドコサノイルオキ
シ、スクシニルオキシ、グルタリルオキシ、カルバモイ
ルオキシ、N−メチルカルバモイルオキシ、N−エチル
カルバモイルオキシ基、N,N−ジメチルカルバモイル
オキシ又はN,N−ジエチルカルバモイルオキシ基であ
り、更に好適には、メチル、ヒドロキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、イソプロポキシカルボニルオキシ、t−
ブトキシカルボニルオキシ、アセチルオキシ、パルミト
イルオキシ、ステアロイルオキシ、スクシニルオキシ、
カルバモイルオキシ又はN,N−ジメチルカルバモイル
オキシ基であり、また、窒素原子上の置換基として、好
適には、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、
フルオロ若しくはクロロで置換されてもよいフェニル基
であり、更に好適には、メチル、エチル又はフェニル基
であり、特に好適には、メチル基である。
【0027】更にまた、R7 の窒素、酸素若しくは硫黄
原子を含む5乃至6員環状飽和ヘテロシクリル基の具体
的なものは、例えば、ピロリジニル、メチルピロリジニ
ル、エチルピロリジニル、プロピルピロリジニル、イソ
プロピルピロリジニル、ブチルピロリジニル、ペンチル
ピロリジニル、ヘキシルピロリジニル、アリルピロリジ
ニル、プロパルギルピロリジニル、ヒドロキシピロリジ
ニル、メトキシピロリジニル、エトキシピロリジニル、
プロポキシピロリジニル、イソプロポキシピロリジニ
ル、ブトキシピロリジニル、ペンチルオキシピロリジニ
ル、ヘキシルオキシピロリジニル、メトキシカルボニル
オキシピロリジニル、エトキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、プロポキシカルボニルオキシピロリジニル、イ
ソプロポキシカルボニルオキシピロリジニル、ブトキシ
カルボニルオキシピロリジニル、t−ブトキシカルボニ
ルオキシピロリジニル、ペンチルオキシカルボニルオキ
シピロリジニル、ヘキシルオキシカルボニルオキシピロ
リジニル、ホルミルオキシピロリジニル、アセチルオキ
シピロリジニル、プロピオニルオピロリジニル、ブチリ
ルオキシピロリジニル、ピバロイルオキシピロリジニ
ル、バレリルオキシピロリジニル、ヘキサノイルオキシ
ピロリジニル、ヘプタノイルオキシピロリジニル、オク
タノイルオキシピロリジニル、ノナノイルオキシピロリ
ジニル、デカノイルオキシピロリジニル、ラウロイルオ
キシピロリジニル、ミリストイルオキシピロリジニル、
パルミトイルオキシピロリジニル、ステアロイルオキシ
ピロリジニル、エイコサノイルオキシピロリジニル、ド
コサノイルオキシピロリジニル、(スクシニルオキシ)
ピロリジニル、(グルタリルオキシ)ピロリジニル、
(カルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−メチルカ
ルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−エチルカルバ
モイルオキシ)ピロリジニル、(N,N−ジメチルカル
バモイルオキシ)ピロリジニル、(N,N−ジエチルカ
ルバモイルオキシ)ピロリジニル、(N−メチル−N−
エチルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル
−ヒドロキシピロリジニル、1−メチル−メトキシピロ
リジニル、1−メチル−エトキシピロリジニル、1−メ
チル−メトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メ
チル−エトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−メ
チル−プロポキシカルボニルオキシピロリジニル、1−
メチル−イソプロポキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−ブトキシカルボニルオキシピロリジニ
ル、1−メチル−t−ブトキシカルボニルオキシピロリ
ジニル、1−メチル−アセチルオキシピロリジニル、1
−メチル−プロピオニルオキシピロリジニル、1−メチ
ル−ラウロイルオキシピロリジニル、1−メチル−ミリ
ストイルオキシピロリジニル、1−メチル−パルミトイ
ルオキシピロリジニル、1−メチル−ステアロイルオキ
シピロリジニル、1−メチル−エイコサノイルオキシピ
ロリジニル、1−メチル−ドコサノイルオキシピロリジ
ニル、1−メチル−(スクシニルオキシ)ピロリジニ
ル、1−メチル−(グルタリルオキシ)ピロリジニル、
1−メチル−(カルバモイルオキシ)ピロリジニル、1
−メチル−(N−メチルカルバモイルオキシ)ピロリジ
ニル、1−メチル−(N−エチルカルバモイルオキシ)
ピロリジニル、1−メチル−(N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシ)ピロリジニル、1−メチル−(N,N−
ジエチルカルバモイルオキシ)ピロリジニル、1−メチ
ル−(N−メチル−N−エチルカルバモイルオキシ)ピ
ロリジニル、1−エチル−ヒドロキシピロリジニル、1
−エチル−メトキシピロリジニル、1−エチル−エトキ
シカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−イソプ
ロポキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチル−
t−ブトキシカルボニルオキシピロリジニル、1−エチ
ル−アセトキシピロリジニル、1−エチル−パルミトイ
ルオキシオキシピロリジニル、1−エチル−ステアロイ
ルオキシピロリジニル、1−エチル−(スクシニルオキ
シ)ピロリジニル、ピペリジニル、メチルピペリジニ
ル、エチルピペリジニル、プロピルピペリジニル、イソ
プロピルピペリジニル、ブチルピペリジニル、ペンチル
ピペリジニル、ヘキシルピペリジニル、アリルピペリジ
ニル、プロパルギルピペリジニル、ヒドロキシピペリジ
ニル、メトキシピペリジニル、エトキシピペリジニル、
エトキシカルボニルオキシピペリジニル、イソプロポキ
シカルボニルオキシピペリジニル、t−ブトキシキシカ
ルボニルオキシピペリジニル、アセチルオキシピペリジ
ニル、プロピオニルオキシピペリジニル、パルミトイル
オキシピペリジニル、ステアロイルオキシピペリジニ
ル、スクシニルオキシピペリジニル、グルタリルオキシ
ピペリジニル、カルバモイルオキシピペリジニル、(N
−メチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、(N−エ
チルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、(N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、(N−メチ
ル−N−エチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、1
−メチル−ヒドロキシピペリジニル、1−メチル−メト
キシピペリジニル、1−メチル−エトキシピペリジニ
ル、1−メチル−エトキシカルボニルオキシピペリジニ
ル、1−メチル−イソプロポキシカルボニルオキシピペ
リジニル、1−メチル−t−ブトキシカルボニルオキシ
ピペリジニル、1−メチル−アセチルオキシピペリジニ
ル、1−メチル−プロピオニルオキシピペリジニル、1
−メチル−パルミトイルオキシピペリジニル、1−メチ
ル−ステアロイルオキシピペリジニル、1−メチル−
(スクシニルオキシ)ピペリジニル、1−メチル−(N
−メチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、1−メチ
ル−カルバモイルオキシピペリジニル、1−メチル−
(N−エチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、1−
メチル−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)ピペ
リジニル、1−メチル−(N−メチル−N−エチルカル
バモイルオキシ)ピペリジニル、1−エチル−ヒドロキ
シピペリジニル、1−エチル−メトキシピペリジニル、
1−エチル−エトキシピペリジニル、1−エチル−エト
キシカルボニルオキシピペリジニル、1−エチル−イソ
プロポキシカルボニルオキシピペリジニル、1−エチル
−t−ブトキシカルボニルオキシピペリジニル、1−エ
チル−アセトキシピペリジニル、1−エチル−パルミト
イルオキシピペリジニル、1−エチル−ステアロイルオ
キシピペリジニル、1−エチル−スクシニルオキシピペ
リジニル、ピペラジニル、1,4−ジメチルピペラジニ
ル、モルホリニル、4−メチルモルホリニル、4−エチ
ルモルホリニル、4−プロピルモルホリニル、4−イソ
プロピルモルホリニル、4−ブチルモルホリニル、4−
ペンチルモルホリニル、4−ヘキシルモルホリニル、4
−フェニルモルホリニル、チオモルホリニル、4−メチ
ルチオモルホリニル、4−エチルチオモルホリニル、4
−プロピルチオモルホリニル、4−イソプロピルチオモ
ルホリニル、4−ブチルチオモルホリニル、4−ペンチ
ルチオモルホリニル、4−ヘキシルチオモルホリニル、
4−フェニルチオモルホリニル基であり得、好適には、
ピロリジニル、1−メチルピロリジニル、1−エチルピ
ロリジニル、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、4−
メトキシ−2−ピロリジニル、4−メトキシカルボニル
オキシ−2−ピロリジニル、4−エトキシカルボニルオ
キシ−2−ピロリジニル、、4−イソプロポキシカルボ
ニルオキシ−2−ピロリジニル、4−t−ブトキシカル
ボニルオキシ−2−ピロリジニル、4−ホルミルオキシ
−2−ピロリジニル、4−アセチルオキシ−2−ピロリ
ジニル、4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル、4
−バレリルオキシ−2−ピロリジニル、4−ラウロイル
オキシ−2−ピロリジニル、4−ミリストイルオキシ−
2−ピロリジニル、4−パルミトイルオキシ−2−ピロ
リジニル、4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニ
ル、4−エイコサノイルオキシ−2−ピロリジニル、4
−ドコサノイルオキシ−2−ピロリジニル、4−(スク
シニルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(グルタリル
オキシ)−2−ピロリジニル、4−(カルバモイルオキ
シ)−2−ピロリジニル、4−(N−メチルカルバモイ
ルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(N,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(N
−メチル−N−エチルカルバモイルオキシ)−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジ
ニル、1−メチル−4−メトキシ−2−ピロリジニル、
1−メチル−4−メトキシカルボニルオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−エトキシカルボニルオキシ
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−イソプロポキシ
カルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4
−t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、
1−メチル−4−アセチルオキシ−2−ピロリジニル、
1−メチル−4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−ステアロイルオキシ−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−スクシノニオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−グルタリルオキシ−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−(カルバモイルオキシ)
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−(N−メチルカ
ルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、1−メチル−
4−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−(N−メチル−N−エチ
ルカルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、1−エチ
ル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−
4−メトキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−エ
トキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチ
ル−4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピロリ
ジニル、1−エチル−4−t−ブトキシカルボニルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−アセトキシ−
2−ピロリジニル、1−エチル−4−パルミトイルオキ
シ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−ステアロイル
オキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−スクシニ
ルオキシ−2−ピロリジニル、ピペリジニル、1−メチ
ルピペリジニル、1−エチルピペリジニル、ヒドロキシ
ピペリジニル、メトキシピペリジニル、エトキシカルボ
ニルオキシピペリジニル、イソプロポキシカルボニルオ
キシピペリジニル、t−ブトキシキシカルボニルオキシ
ピペリジニル、アセチルオキシピペリジニル、パルミト
イルオキシピペリジニル、ステアロイルオキシピペリジ
ニル、スクシニルオキシピペリジニル、グルタリルオキ
シピペリジニル、カルバモイルオキシピペリジニル、
(N−メチルカルバモイルオキシ)ピペリジニル、
(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)ピペリジニ
ル、(N−メチル−N−エチルカルバモイルオキシ)ピ
ペリジニル、1−メチル−ヒドロキシピペリジニル、1
−メチル−メトキシピペリジニル、1−メチル−エトキ
シカルボニルオキシピペリジニル、1−メチル−イソプ
ロポキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチル−
t−ブトキシカルボニルオキシピペリジニル、1−メチ
ル−アセチルオキシピペリジニル、1−メチル−パルミ
トイルオキシピペリジニル、1−メチル−ステアロイル
オキシピペリジニル、1−メチル−(スクシニルオキ
シ)ピペリジニル、1−メチル−カルバモイルオキシピ
ペリジニル、1−メチル−(N−メチルカルバモイルオ
キシ)ピペリジニル、1−メチル−(N,N−ジメチル
カルバモイルオキシ)ピペリジニル、1−エチル−ヒド
ロキシピペリジニル、1−エチル−メトキシピペリジニ
ル、1−エチル−エトキシカルボニルオキシピペリジニ
ル、1−エチル−イソプロポキシカルボニルオキシピペ
リジニル、1−エチル−t−ブトキシカルボニルオキシ
ピペリジニル、1−エチル−アセトキシピペリジニル、
1−エチル−パルミトイルオキシピペリジニル、1−エ
チル−ステアロイルオキシピペリジニル、1−エチル−
スクシニルオキシピペリジニル、ピペラジニル、1,4
−ジメチルピペラジニル、モルホリニル、4−メチルモ
ルホリニル、4−エチルモルホリニル、4−プロピルモ
ルホリニル、4−イソプロピルモルホリニル、4−ブチ
ルモルホリニル、チオモルホリニル、4−メチルチオモ
ルホリニル、4−エチルチオモルホリニル、4−プロピ
ルチオモルホリニル、4−イソプロピルチオモルホリニ
ル又は4−ブチルチオモルホリニル基であり、更に好適
には、ピロリジニル、1−メチル−2−ピロリジニル、
1−メチル−3−ピロリジニル、4−ヒドロキシ−2−
ピロリジニル、4−メトキシ−2−ピロリジニル、4−
エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、、4−
イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、
4−t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
ル、4−アセチルオキシ−2−ピロリジニル、4−ミリ
ストイルオキシ−2−ピロリジニル、4−パルミトイル
オキシ−2−ピロリジニル、4−ステアロイルオキシ−
2−ピロリジニル、4−(スクシニルオキシ)−2−ピ
ロリジニル、4−(グルタリルオキシ)−2−ピロリジ
ニル、4−(カルバモイルオキシ)−2−ピロリジニ
ル、4−(N−メチルカルバモイルオキシ)−2−ピロ
リジニル、4−(N,N−ジメチルカルバモイルオキ
シ)−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ヒドロキシ
−2−ピロリジニル、1−メチル−4−メトキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−エトキシカルボニルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−イソプロポ
キシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル
−4−t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−アセチルオキシ−2−ピロリジニ
ル、1−メチル−4−パルミトイルオキシ−2−ピロリ
ジニル、1−メチル−4−ステアロイルオキシ−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−スクシニルオキシピロリ
ジニル、1−メチル−4−グルタリルオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−カルバモイルオキシ−2−
ピロリジニル、1−メチル−4−(N−メチルカルバモ
イルオキシ)−2−ピロリジニル、1−メチル−4−
(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピロリ
ジニル、1−エチル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニ
ル、1−エチル−4−イソプロポキシカルボニルオキシ
−2−ピロリジニル、1−エチル−4−t−ブトキシカ
ルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−
アセトキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−パル
ミトイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−4−
ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−エチル−
4−スクシニルオキシ−2−ピロリジニル、2−ピペリ
ジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1−メ
チル−2−ピペリジニル、1−メチル−3−ピペリジニ
ル、1−メチル−4−ピペリジニル、ピペラジニル、
1,4−ジメチルピペラジニル、2−モルホリニル、4
−メチル−2−モルホリニル、4−エチル−2−モルホ
リニル、2−チオモルホリニル又は4−メチル−2−チ
オモルホリニル基であり、更により好適には、2−ピロ
リジニル、3−ピロリジニル、1−メチル−2−ピロリ
ジニル、4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、4−メト
キシ−2−ピロリジニル、4−エトキシカルボニルオキ
シ−2−ピロリジニル、4−イソプロポキシカルボニル
オキシ−2−ピロリジニル、4−t−ブトキシカルボニ
ルオキシ−2−ピロリジニル、4−アセチルオキシ−2
−ピロリジニル、4−ミリストイルオキシ−2−ピロリ
ジニル、4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル、
4−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、4−(ス
クシニルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(カルバモ
イルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(N,N−ジメ
チルカルバモイルオキシ)−2−ピロリジニル、1−メ
チル−4−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、1−メチル
−4−メトキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−
エトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メ
チル−4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2−ピロ
リジニル、1−メチル−4−t−ブトキシカルボニルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−アセチルオ
キシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−パルミトイ
ルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ステア
ロイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ス
クシニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−
カルバモイルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−
4−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−2−ピ
ロリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4
−ピペリジニル、1−メチル−2−ピペリジニル、1−
メチル−3−ピペリジニル、1−メチル−4−ピペリジ
ニル、2−モルホリニル、4−メチル−2−モルホリニ
ル又は2−チオモルホリニル基であり、特に好適には、
2−ピロリジニル、1−メチル−2−ピロリジニル、4
−ヒドロキシ−2−ピロリジニル、4−メトキシ−2−
ピロリジニル、4−エトキシカルボニルオキシ−2−ピ
ロリジニル、4−イソプロポキシカルボニルオキシ−2
−ピロリジニル、4−t−ブトキシカルボニルオキシ−
2−ピロリジニル、4−アセチルオキシ−2−ピロリジ
ニル、4−パルミトイルオキシ−2−ピロリジニル、4
−ステアロイルオキシ−2−ピロリジニル、4−(スク
シニルオキシ)−2−ピロリジニル、4−(カルバモイ
ルオキシ)−2−ピロリジニル、1−メチル−4−ヒド
ロキシ−2−ピロリジニル、1−メチル−4−イソプロ
ポキシカルボニルオキシ−2−ピロリジニル、1−メチ
ル−4−t−ブトキシカルボニルオキシ−2−ピロリジ
ニル、、1−メチル−4−パルミトイルオキシ−2−ピ
ロリジニル、1−メチル−4−ステアロイルオキシ−2
−ピロリジニル、1−メチル−4−スクシニルオキシ−
2−ピロリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニ
ル、4−ピペリジニル、1−メチル−2−ピペリジニ
ル、1−メチル−3−ピペリジニル、1−メチル−4−
ピペリジニル、2−モルホリニル又は4−メチル−2−
モルホリニル基である。
【0028】DのC1 −C4 アルキレン基は、例えば、
メチレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テト
ラメチレン基であり得、好適には、メチレン又はエチレ
ン基である。
【0029】AのC3 −C8 アルキレン基は、例えば、
プロピレン、トリメチレン、テトラメチレン、2−メチ
ルテトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、
ヘプタメチレン、オクタメチレン基であり得、好適に
は、C3 −C7 アルキレン基であり、更に好適には、ト
リメチレン、テトラメチレン、2−メチルテトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又はヘプタメチレ
ン基であり、特に好適には、テトラメチレン基である。
【0030】また式OR3 を有する基(式中、R3 は、
前述したものと同意義を示す。)は、好適には、Aが結
合している炭素のオルソー位にある。
【0031】本発明の化合物(I)は、常法に従って酸
と処理することより、相当する薬理上許容し得る酸付加
塩に変えることができる。このような酸付加塩の例とし
ては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等の無
機酸、酢酸、安息香酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル
酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の等ス
ルホン酸による付加塩があげられる。更に、化合物
(I)の分子内に不斉炭炭素が存在する場合は、ラセミ
体および光学活性体を包含する。
【0032】一般式(I)を有する化合物において、循
環器系疾患の治療及び予防剤としては、好適には、
(1) R1 が、置換されていてもよいフェニル又はナ
フチル基(該置換基は、C1 −C4 アルキル基、ヒドロ
キシ基、C1 −C4 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C
4 アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はカルバモ
イル基を示す。)である化合物、(2)R2 が、水素原
子、C1 −C2 アルキル基、C1 −C2 アルコキシ基、
フルオロ原子又はクロロ原子である化合物、(3)R3
が、式 −B−NR45 [式中、R4 及びR5 は、同
一または異なって、水素原子、フェニルで置換されてい
てもよいC1 −C4 アルキル基又は置換されたC1 −C
2 アルキル基(該置換基は、ヒドロキシ基又はジ−C1
−C2アルキルアミノ基を示す。)を示すか或は、結合
している窒素原子と共に、置換されていてもよい、1−
ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリニ
ル基、4−チオモルホリニル基、1−ピペラジニル基、
1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基又は1−トリア
ゾリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、
1 −C4 アルキル基、ヒドロキシ基又はメチル、メト
キシ、フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよい
フェニル基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1
−C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フルオロ若し
くはクロロで置換されていてもよいフェニル基を示
す。)を示し、Bは、C2 −C4 アルキレン基又は式
−CH2 CH(OR6 )CH2 −(式中、R6 は、水素
原子、C2 −C4 アルカノイル基、カルボキシで置換さ
れたC2 −C3 アルカノイル基又はメチル、メトキシ、
フルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいベンゾ
イル基を示す。)を有する基を示す。]を有する基又は
式 −D−R7 (式中、R7 は、置換されていてもよ
い、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モルホリニル
基、チオモルホリニル基又はピペラジニル基(該置換基
は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル
基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ基、C1 −C
4 アルコキシカルボニルオキシ基、C2 −C20アルカノ
イルオキシ基、カルボキシで置換されたC2 −C3 アル
カノイルオキシ基、カルバモイルオキシ基、モノ若しく
はジC1 −C2 アルキルカルバモイルオキシ基、フルオ
ロ原子又はクロロ原子を示し、窒素原子上の置換基とし
ては、C1 −C4 アルキル基又はメチル、メトキシ、フ
ルオロ若しくはクロロで置換されていてもよいフェニル
基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C3 アル
キレン基を示す。]を有する基であり、OR3 基がフエ
ニル基のオルソ位にある化合物 (4)Aが、C3 −C7 アルキレン基である化合物をあ
げることができる。
【0033】更に好適には、(5) R1 が、置換され
ていてもよいフェニル基(該置換基は、C1 −C2 アル
キル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、フル
オロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、クロロメトキ
シ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ
基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ原子又はシアノ
基を示す。)である化合物、(6)R2 が、水素原子で
ある化合物、(7)R3 が、式 −B−NR45 [式
中、R4 及びR5 は、同一または異なって、水素原子、
1 −C4 アルキル基、ベンジル基、フェネチル基、2
−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2
−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基又は3−(N,
N−ジメチルアミノ)プロピル基を示すか、或は、結合
している窒素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピ
ペリジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、
4−モルホリニル基、4−メチル−1−ピペラジニル
基、4−エチル−1−ピペラジニル基、4−フェニル−
1−ピペラジニル基、1−イミダゾリル基又は1−トリ
アゾリル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は
式 −CH2 CH(OR6 )CH2 −(式中、R6 は、
水素原子、C2 −C3 アルカノイル基又はカルボキシで
置換されたC2 −C3 アルカノイル基を示す。)を有す
る基を示す。]を有する基又は式 −D−R7 [式中、
7は、置換されていてもよい、ピロリジニル基、ピペ
リジニル基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基
(該置換基は、炭素原子上の置換基としては、C1 −C
4 アルキル基、ヒドロキシ基、C1 −C4 アルコキシ
基、C1 −C4 アルコキシカルボニルオキシ基、C2
3 アルカノイルオキシ基、C12−C20アルカノイルオ
キシ基、カルボキシで置換されたC2 −C3 アルカノイ
ルオキシ基、カルバモイルオキシ基又はモノ若しくはジ
1 −C2 アルキルカルバモイルオキシ基を示し、窒素
原子上の置換基としては、C1 −C4 アルキル基を示
す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C2 アルキレン
基を示す。]を有する基であり、OR3 基がフエニル基
のオルソ位にある化合物 (8)Aが、C3 −C5 アルキレン基である化合物をあ
げることができる。
【0034】更により好適には、(9) R1 が、置換
されていてもよいフェニル基(該置換基は、C1 −C2
アルキル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、
フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、2−フル
オロエトキシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ原
子又はシアノ基を示す。)である化合物、(10)R2
が、水素原子である化合物、(11)R3 が、式 −B
−NR45 [式中、R4 及びR5 は、同一または異な
って、水素原子、C1 −C2 アルキル基、ベンジル基又
は2−ヒドロキシエチル基を示すか、或は、結合してい
る窒素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリジ
ニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基、4−モ
ルホリニル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、4−
フェニル−1−ピペラジニル基又は1−イミダゾリル基
を示し、Bは、C2 −C3 アルキレン基又は式 −CH
2 −CH(OR6 )CH2 −(式中、R6 は、水素原
子、アセチル基、スクシニル基又はグルタリル基を示
す。)を有する基を示す。]を有する基又は式 −D−
7 [式中、R7 は、置換されていてもよい、ピロリジ
ニル基、ピペリジニル基、モルホリニル基又はチオモル
ホリニル基(該置換基は、炭素原子上の置換基として
は、C1 −C2 アルキル基、ヒドロキシ基、C1 −C2
アルコキシ基、エトキシカルボニルオキシ基、イソプロ
ポキシカルボニルオキシ基、t−ブトキシカルボニルオ
キシ基、C2 −C3 アルカノイルオキシ基、C14−C20
アルカノイルオキシ基、カルボキシで置換されたC2
3 アルカノイルオキシ基、カルバモイルオキシ基又は
モノ若しくはジC1 −C2 アルキルカルバモイルオキシ
基を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C2
ルキル基を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C
2 アルキレン基を示す。]を有する基であり、OR3
がフエニル基のオルソ位にある化合物 (12)Aが、C3 −C4 アルキレン基である化合物を
あげることができる。
【0035】更にまたより好適には、(13) R1
が、置換されていてもよいフェニル基(該置換基は、メ
チル基、ヒドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、フル
オロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、フルオロ原
子、クロロ原子、ブロモ原子又はシアノ基を示す。)で
ある化合物、(14)R2 が、水素原子である化合物、
(15)R3 が、式 −B−NR45 [式中、R4
びR5 は、同一または異なって、C1 −C2 アルキル基
又は2−ヒドロキシエチル基を示すか、或は、結合して
いる窒素原子と共に、1−ピロリジニル基、1−ピペリ
ジニル基、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル基又は4
−モルホリニル基を示し、Bは、C2 −C3 アルキレン
基又は式 −CH2 CH(OR6 )CH2 −(式中、R
6 は、水素原子、アセチル基、スクシニル基又はグルタ
リル基を示す。)を有する基を示す。]を有する基又は
式 −D−R7 [式中、R7 は、ピロリジニル基、1−
メチルピロリジニル基、4−ヒドロキシ−1−メチルピ
ロリジニル基、4−イソプロポキシカルボニルオキシ−
1−メチルピロリジニル基、4−t−ブトキシカルボニ
ルオキシ−1−メチルピロリジニル基、4−アセトキシ
−1−メチルピロリジニル基、4−パルミトイルオキシ
−1−メチルピロリジニル基、4−ステアロイルオキシ
−1−メチルピロリジニル基、4−スクシニルオキシ−
1−メチルピロリジニル基、ピペリジニル基、1−メチ
ルピペリジニル基、モルホリニル基又は4−メチルモル
ホリニル基を示し、Dは、単結合又はC1 −C2 アルキ
レン基を示す。]を有する基であり、OR3 基がフエニ
ル基のオルソ位にある化合物、(16)Aが、テトラメ
チレン基である化合物をあげることができる。
【0036】特に好適には、(17) R1 が、置換さ
れていてもよいフェニル基(該置換基は、メチル基、ヒ
ドロキシ基、C1 −C2 アルコキシ基、ジフルオロメト
キシ基、フルオロ原子、クロロ原子、ブロモ原子又はシ
アノ基を示す。)である化合物、(18)R2 が、水素
原子である化合物、(19)R3 が、式 −D−R7
[式中、R7 は、ピロリジニル基、1−メチルピロリジ
ニル基、4−ヒドロキシ−1−メチルピロリジニル基、
ピペリジニル基、1−メチルピペリジニル基、モルホリ
ニル基又は4−メチルモルホリニル基を示し、Dは、単
結合又はC1 −C2 アルキレン基を示す。]を有する基
であり、OR3 基がフエニル基のオルソ位にある化合
物、(20)Aが、テトラメチレン基である化合物をあ
げることができる。
【0037】また、一般式(I)を有する化合物におい
て、精神分裂病の治療及び予防剤としては、好適には、
前記循環器系疾患の治療及び予防剤としての好適な
(1)−(4)の化合物をあげることができる。
【0038】更に好適には、前記循環器系疾患の治療及
び予防剤としての好適な(5)−(7)の化合物および
(8)Aが、C3 −C7 アルキレン基である化合物をあ
げることができる。
【0039】更により好適には、前記循環器系疾患の治
療及び予防剤としての好適な(9)−(11)の化合物
および(12)Aが、C3 −C5 アルキレン基である化
合物をあげることができる。
【0040】更にまたより好適には、前記循環器系疾患
の治療及び予防剤としての好適な(13)−(15)の
化合物および(16)Aが、C3 −C5 アルキレン基で
ある化合物をあげることができる。
【0041】特に好適には、前記循環器系疾患の治療及
び予防剤としての好適な(17)−(19)の化合物お
よび(20)Aが、テトラメチレン基又はペンタメチレ
ン基である化合物をあげることができる。
【0042】一般式(I)における好適な化合物とし
て、次の表1に示す化合物を具体的に例示することがで
きる。
【0043】
【化4】
【0044】
【表1】 ─────────────────────────────────── 例示化合物 R1 A R23 番号(No.) ─────────────────────────────────── 1 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 2 Ph (CH2)4 H CH2CH2NMe2 3 Ph (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 4 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NEt2 5 Ph (CH2)4 H CH2CH2NEt2 6 Ph (CH2)4 H CH2CH2CH2NEt2 7 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 8 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NHPh 9 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 10 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2-1-Pip 11 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-OH-1-Pip) 12 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2-4-Mop 13 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Me-1-Pir) 14 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 15 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(Me)(CH2CH2NMe2) 16 Ph (CH2)4 H CH2(2-Mor) 17 Ph (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 18 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 19 Ph (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 20 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 21 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 22 Ph (CH2)4 H 1-Me-4-Pip 23 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-Pip) 24 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pyr) 25 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 26 Ph (CH2)4 H CH2CH2(4-Thimor) 27 Ph (CH2)4 H CH2(3-Pip) 28 Ph (CH2)4 H 3-Pip 29 Ph (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 30 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 31 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 32 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 33 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 34 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 35 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 36 3-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 37 3-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 38 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 39 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 40 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 41 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 42 3-OMePh (CH2)4 H 1-Me-4-Pip 43 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 44 3-OMePh (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 45 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 46 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 47 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 48 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 49 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 50 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 51 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 52 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 53 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 54 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 55 3-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 56 3-MePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 57 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 58 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 59 3-FPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 60 3-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 61 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 62 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 63 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 64 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 65 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 66 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 67 3-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 68 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 69 3-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 70 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 71 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 72 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 73 3-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 74 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 75 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 76 2-CNPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 77 2-CONH2Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 78 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 79 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 80 2-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 81 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 82 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 83 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 84 4-OMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 85 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 86 2-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 87 4-MePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 88 4-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pyr) 89 4-PriPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 90 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 91 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 92 3,4-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 93 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 94 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Mor) 95 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 96 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 97 Ph (CH2)4 H CH2(4-OH-2-Pyr) 98 Ph (CH2)4 H CH2CH2(4-Mor) 99 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2N(CH2CH2OH)2 100 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-OH-1-Pip) 101 Ph (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Imi) 102 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NMe2 103 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2NEt2 104 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 105 Ph (CH2)4 H CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2NMe2 106 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2NMe2 107 Ph (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OCOCH2CH2CO2H-2-Pyr) 108 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OCOCH2CH2CO2H-2-Pyr) 109 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OCOCH2CH2CO2H)CH2NMe2 110 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2NMe2 111 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2CH2NMe2 112 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pip) 113 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Me-1-Pir) 114 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(4-Ph-1-Pir) 115 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 116 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 117 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 118 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH(OH)CH2(1-Pyr) 119 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pip) 120 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-2-Pip) 121 3,5-diOMePh (CH2)4 H 1-Me-3-Pip 122 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 123 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCOCH2CH2CO2H)-2-Pyr] 124 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 125 3,5-diOMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 126 3-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 127 Ph (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 128 Ph (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 129 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 130 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-4-OH-2-Pyr) 131 Ph (CH2)4 H CH2CH2[1-Me-4-(OCOCH2CH2COOH)-2-Pyr] 132 Ph (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 133 3-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 134 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 135 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 136 3-OMe-4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pip) 137 3-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pip) 138 2-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 139 2-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 140 2-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 141 2-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 142 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 143 2-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 144 4-OMePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 145 4-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 146 4-OMePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 147 4-OMePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 148 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 149 4-OMePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 150 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 151 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 152 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 153 3-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 154 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 155 3-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 156 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 157 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 158 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 159 2-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 160 2-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 161 2-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 162 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 163 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 164 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 165 4-OEtPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 166 4-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 167 4-OEtPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 168 3-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 169 3-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 170 3-MePh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 171 3-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 172 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 173 3-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 174 2-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 175 2-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 176 2-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 177 2-MePh (CH2)4 H CH2(4-Et-2-Mor) 178 2-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 179 2-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 180 4-MePh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 181 4-MePh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 182 4-MePh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 183 4-MePh (CH2)4 H CH2(4-Et-2-Mor) 184 4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 185 4-MePh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 186 3-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 187 3-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 188 3-FPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 189 3-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 190 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 191 3-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 192 2-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 193 2-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 194 2-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 195 2-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 196 2-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 197 2-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 198 4-FPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 199 4-FPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 200 4-FPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 201 4-FPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 202 4-FPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 203 4-FPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 204 3-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 205 3-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 206 3-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 207 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 208 3-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 209 2-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 210 2-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 211 2-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 212 2-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 213 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 214 2-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 215 4-ClPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 216 4-ClPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 217 4-ClPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 218 4-ClPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 219 4-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 220 4-ClPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 221 3-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 222 3-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 223 3-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 224 3-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 225 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 226 3-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Et-2-Pyr) 227 2-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 228 2-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 229 2-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 230 2-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 231 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 232 2-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 233 4-OHPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 234 4-OHPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 235 4-OHPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 236 4-OHPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 237 4-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 238 4-OHPh (CH2)4 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 239 3-CNPh (CH2)4 H CH2(3-Pip) 240 3-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Me-3-Pip) 241 3-CNPh (CH2)4 H CH2(1-Et-3-Pip) 242 3-CNPh (CH2)4 H CH2(2-Mor) 243 3-CNPh (CH2)4 H CH2(4-Me-2-Mor) 244 3-CNPh (CH2)4 H CH2CH2(2-Pyr) 245 3-CNPh (CH2)4 H 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2-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 709 2-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 710 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 711 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 712 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 713 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 714 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 715 3-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 716 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 717 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 718 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 719 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 720 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 721 4-OCF2HPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 722 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 723 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 724 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 725 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 726 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 727 2-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 728 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 729 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 730 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 731 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 732 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 733 3-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 734 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 735 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 736 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 737 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 738 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 739 4-OCFH2Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 740 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 741 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 742 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 743 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 744 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 745 2-OCF3Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 746 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 747 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 748 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 749 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 750 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 751 3-OCF3Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 752 4-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(3-Pip) 753 4-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 754 4-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(2-Mor) 755 4-OCF3Ph (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 756 4-OCF3Ph (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 757 4-OCF32Ph (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 758 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 759 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 760 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 761 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 762 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 763 3,5-diOMePh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 764 2-BrPh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 765 2-BrPh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 766 2-BrPh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 767 2-BrPh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 768 2-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 769 2-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 770 3-BrPh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 771 3-BrPh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 772 3-BrPh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 773 3-BrPh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 774 3-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 775 3-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) 776 4-BrPh (CH2)5 H CH2(3-Pip) 777 4-BrPh (CH2)5 H CH2(1-Me-3-Pip) 778 4-BrPh (CH2)5 H CH2(2-Mor) 779 4-BrPh (CH2)5 H CH2(4-Me-2-Mor) 780 4-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(2-Pyr) 781 4-BrPh (CH2)5 H CH2CH2(1-Me-2-Pyr) ──────────────────────────────────。
【0045】上記表において、略号は以下の基を示す。
【0046】Et :エチル基 Imi :イミダゾリル基 Me :メチル基 Mor :モルホリニル基 Naph:ナフチル基 Ph :フェニル基 Pip :ピペリジニル基 Pir :ピペラジニル基 Pri :イソプロピル基 Pyr : ピロリジニル基 Thimor:チオモルホリニル基 TMLN:テトラメチレン基。
【0047】これらの化合物の内、循環器疾患の予防・
治療剤として、好適には、化合物番号1 、3 、 9、17、
18、30、32、37、38、39、49、59、61、68、78、81、8
3、85、93、117 、130 、161 、197 及び 203の化合物
をあげることができ、更に好適には、化合物番号1 、1
8、30、38、59、61、68、81、83、85、117 、130 及び
197の化合物をあげることができ、更により好適には、
化合物番号1 、18、30、38、61、68、81、83及び 197の
化合物をあげることができ、更にまたより好適には、化
合物番号1 、18、30及び 38 の化合物をあげることがで
き、特に好適には、化合物番号1 、18及び 38 の化合物
をあげることができる。
【0048】また、精神分裂病の予防・治療剤として、
好適には、化合物番号2 、3 、5 、6 、17、18、19、2
0、21、22、26、29、32、38、41、42、43、47、49、5
0、52、57、58、61、64、68、75、79、81、85、117 、1
22 、126 、127 、129 、132 、133 、135 、137 、139
、140 、145 、146 、151 、152 、155 、157 、161
、163 、167 、169 、170 、173 、175 、181 、187
、188 、191 、193 、197 、199 、203 、205 、210
、214 、216 、223 、228 、249 、264 、265 、269
、270 、272 、273 、277 、278 、280 、281 、285
、 286、288 、294 、300 、306 、315 、321 、328
、341 、348 、352 、360 、364 、368 、378 、382
、391 、395 、404 、408 、418 、422 、432 、436
、444 、448 、456 、460 、468 、472 、479 、483
、487 、493 、497 、501 、509 、513 、521 、525
、533 、537 、550 、562 、574 、585 、596 、602
、608 、610 、614 、616 、620 、622 、626 、628
、632 、634 、638 、639 、643 、649 、651 、655
、657 、663 、669 、675 、681 、687 、691 、693
、699 、705 、709 、711 、715 、717 、721 、723
、729 、735 、739 、741 、745 、747 、755 、759
、765 、771 、777 及び 781の化合物をあげることが
き、更に好適には、化合物番号2 、3 、6 、17、18、1
9、20、21、22、29、32、38、41、43、47、49、57、6
1、68、79、81、85、117 、122 、126 、139 、145 、1
51 、157 、163 、169 、175 、187 、193 、199 、210
、228 、264 、270 、272 、280 、306 、315 、321
、341 、348 、352 、360 、364 、368 、382 、395
、408 、483 、487 、493 、497 、501 、513 、521
、537 、610 、616 、622 、628 、634 、639 、643
、657 、705 、709 、711 、715 、717 、723 、729
、735 、741 、747 、759 及び771 の化合物をあげる
ことがき、更により好適には、化合物番号3 、18、21、
22、32、41、43、79、81、85、117 、122 、126 、139
、145 、151 、169 、187 、264 、306 、315 、321
、348 、352 、368 、487 、501 及び759 の化合物を
あげることができ、特に好適には、化合物番号3 、18、
21、32、43、79、81、117 、122 、139 、348 、352 、
368 、487 、501 及び759 の化合物をあげることができ
る。
【0049】本発明の一般式(I)を有する化合物は、
以下の方法に従って容易に製造される。
【0050】
【化5】
【0051】
【化6】
【0052】
【化7】
【0053】上記式中、R1 、R2 、R4 、R5 、R
6 、R7 、A及びDは、前述したものと同意義を示し、
1aは、ヒドロキシが保護されている他、R1 と同意義
を示し、R4a及びR5aは、それぞれ、ヒドロキシが保護
されていてもよいヒドロキシである他、R4 及びR5
同意義を示し、R7aは、置換されてもよい、窒素、酸素
若しくは硫黄原子を含む3乃至6環状ヘテロシクリル基
(該置換基は、炭素原子上の置換基として、C1 −C6
アルキル基、C2 −C6 アルケニル基、C2 −C6 アル
キニル基、保護されたヒドロキシ基、C1 −C6 アルコ
キシ基、ハロゲン原子、シアノ基又は置換されてもよい
6 −C10アリール基であり、また環の窒素原子が保護
されている。)を示し、A’は、二重結合を有してもよ
いC3 −C8 アルキレン基を示し、B’は、C2 −C6
アルキレン基を示し、Zは、ヒドロキシ基、ハロゲン原
子(好適には、塩素、臭素または沃素原子)、C1 −C
6アルカンスルホニルオキシ基又はC6 −C10アリール
スルホニルオキシ基を示す。
【0054】R1a、R4a、R5a及びR7aのヒドロキシ基
の保護基は、例えば、テトラヒドロフラニル、テトラヒ
ドロピラニル基のような環状エーテル基、メトキシメチ
ル基、メトキシメトキシメチル基、C6 - C10アリール
−メチル基、C6 - C10アリール−メチルオキシカルボ
ニル基であり得、好適には、テトラヒドロピラニル、メ
トキシメチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−
ブロムベンジル、ベンジルオキシカルボニル、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル、p−ブロムベンジルオ
キシカルボニル基である。
【0055】R7aのヘテロシクリル環の窒素原子の保護
基は、例えば、C1 −C6 アルコキシカルボニル基、C
1 −C5 アルカノイル基、C6 - C10アリール−メチル
基、C6 - C10アリール−メチルオキシカルボニル基で
あり得、好適には、t−ブトキシカルボニル、アセチ
ル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−ブロムベン
ジル、ベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル、p−ブロムベンジルオキシカルボ
ニル基である。
【0056】A法は、化合物(I) において、R3 が式
−B’−NR45 (式中、B’、R4 及びR5 は、前
述したものと同意義を示す。)を有する化合物(Ia)製造
する方法である。第A1工程は、一般式(I'a) を有する
化合物を製造する工程で、一般式(II)を有する化合物と
一般式(III) を有する化合物を反応させることにより達
成される。
【0057】Zがハロゲン原子、C1 −C6 アルカンス
ルホニルオキシ基又はC6 −C10アリールスルホニルオ
キシ基を示す場合、本反応は、不活性溶剤中、塩基の存
在下に行われる。
【0058】使用される塩基は、好適には、炭酸ナトリ
ウム,炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウムのようなアルカリ金属重
炭酸塩、弗化ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカ
リ金属弗化塩、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水
素化リチウムのようなアルカリ金属水素化物、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブ
トキシド、リチウムメトキシドのようなアルカリ金属ア
ルコキト、ピリジン、ピコリン、トリエチルアミン、N
−メチルモルホリン、4−ジメチルアミノピリジンのよ
うな有機アミンであり得、さらに好適には、アルカリ金
属炭酸塩、アルカリ金属弗化塩、アルカリ金属水素化物
又はアルカリ金属アルコキシドである。
【0059】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、ベンゼ
ン,トルエンのような炭化水素類、ジクロルメタン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン,ジオキ
サンのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、アセトニトリルのようなニトリル
類、N,N−ジメチルアセトアミド,N,N−ジメチル
ホルムアミド,N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホ
スホルアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキシド
のようなスルホキシド類又はこれらの混合溶剤であり
得、好適には、エーテル類、ケトン類、アミド類又はス
ルホキシド類である。反応温度は、原料化合物(II)およ
び(III) 、溶剤並びに塩基の種類により異なるが、通常
0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至80℃)であ
り、反応時間は、反応温度等により異なるが、30分間
乃至48時間(好適には1乃至24時間)である。
【0060】Zがヒドロキシ基を示す場合、本反応は、
不活性溶剤中、トリフェニルホスフィン及びアゾジカル
ボン酸メチル、アゾジカルボン酸エチルのようなアゾジ
カルボン酸エステルの存在下に行われる。使用される不
活性溶剤は、上記と同様なものをあげることができる
が、好適には、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類又はエーテル類である。反応温度は、原料化合物(II)
および(III) 、溶剤並びに塩基の種類により異なるが、
通常−20℃乃至100℃(好適には、10℃乃至80
℃)であり、反応時間は、反応温度等により異なるが、
30分間乃至48時間(好適には1乃至24時間)であ
る。反応終了後、本反応の目的化合物(Ia)は、常法に従
って、反応混合物から採取される。例えば、不溶物が存
在する場合は、適宜濾去して、溶剤を減圧留去すること
によって又は溶剤を減圧留去した後、残留物に水を加
え、酢酸エチルのような水不混和性有機溶媒で抽出し、
無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶媒を留去すること
により得ることができ、必要ならば、常法、例えば、再
結晶、カラムクロマトグラフィー等でさらに精製するこ
とができる。
【0061】第A2工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):R1a、R4a及び/又はR5aに含まれるヒド
ロキシの保護基を除去する反応 反応(b):A’に含まれる二重結合を還元する反応及
び 反応(c):シアノ基をカルバモイル基に変換する反応 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0062】反応(a):反応(a)におけるR1a、R
4a及び/又はR5aに含まれるヒドロキシの保護基を除去
する反応は、保護基の種類により異なり、有機合成化学
でよく知られている方法で行われる。
【0063】ヒドロキシ基の保護基がアリールメチル基
またはアリールメチルオキシカルボニル基である場合に
は、不活性溶剤(好適には、メタノ−ル、エタノ−ル、
イソプロパノ−ルのようなアルコ−ル類、ジエチルエ−
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テ
ル類、トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭
化水素類、ヘキサン、シクロヘキサンのような脂肪族炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル
類、酢酸のような脂肪酸類又はこれらの有機溶剤と水と
の混合溶剤)中、接触還元触媒(好適には、パラジウム
ー炭素、ラネ−ニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム
−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロ
ジウム、パラジウム−硫酸バリウム等)の存在下、相当
する化合物を水素(通常1 乃至10気圧、好適には、1 乃
至3気圧)と反応することにより行われる。反応温度お
よび反応時間は、通常0℃乃至100℃(好適には、2
0℃乃至80℃)および30分間乃至48時間(好適に
は1乃至24時間)である。また、この反応により、
A’に含まれる二重結合も還元される。
【0064】ヒドロキシ基の保護基がメトキシメチル
基、メトキシメトキシメチル基又は環状エーテル基であ
る場合には、例えば、不活性溶剤(ヘキサン、ベンゼン
のような炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類、酢酸エチルのようなエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類、エ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−
テル類又はこれらの有機溶剤と水との混合溶剤であり、
好適には、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水
素類である。)中、相当する化合物を酸(例えば、塩化
水素、硝酸、塩酸、硫酸のような無機酸、酢酸、トリフ
ルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸
のような有機酸、三弗化ホウ素のようなルイス酸、ダウ
エックス50W (登録商標)のような強酸性の陽イオン交
換樹脂等であり、好適には、無機酸及び有機酸であり、
更に好適には、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸であ
る。)と反応することにより行われる。反応温度および
反応時間は、通常−10℃乃至100℃(好適には、−
5℃乃至50℃)および5分間乃至48時間(好適には
30分間乃至10時間)である。
【0065】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得
られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更
に精製できる。
【0066】反応(b):反応(b)におけるA’に含
まれる二重結合を還元する反応は、上記反応(a)のヒ
ドロキシ基の保護基がアリールメチル基である場合の保
護基の除去反応と同様に行われる。
【0067】反応(c):反応(c)におけるシアノ基
をカルバモイル基に変換する反応は、不活性溶剤(例え
ば、含水メタノ−ル、含水エタノ−ルのような含水アル
コ−ル類、含水エーテル、含水テトラヒドロフラン、含
水ジオキサンのような含水エーテル類又は水であり、好
適には、含水アルコ−ル類)中、相当する化合物を塩基
(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属炭酸塩であり、好適には、アル
カリ金属水酸化物)と反応することにより行われる。反
応温度および反応時間は、通常10℃乃至200℃(好
適には、50℃乃至150℃)および30分間乃至48
時間(好適には1時間乃至20時間)である。
【0068】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得
られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例え
ば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更
に精製できる。
【0069】B法は、化合物(I) において、R3 が式
−CH2CH(OR6)CH2 −NR45 (式中、R4 、R5 及び
6 は、前述したものと同意義を示す。)を有する化合
物(Ib)製造する方法である。第B1工程は、一般式(V)
を有する化合物を製造する工程で、一般式(II)を有する
化合物と一般式(IV)を有する化合物を反応させることに
より達成され、本反応は、前記A法第A1工程と同様に
行われる。
【0070】第B2工程は、一般式(I'b) を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式(V) を有す
る化合物と一般式(VI)を有する化合物を反応させること
により達成される。
【0071】使用される不活性溶剤は、反応に関与しな
ければ、特に制限されず、例えば、ヘキサン、ベンゼ
ン,トルエンのような炭化水素類、ジクロルメタン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン,ジオキ
サンのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、アセトニトリルのようなニトリル
類、N,N−ジメチルアセトアミド,N,N−ジメチル
ホルムアミド,N−メチル−2−ピロリジノン、ヘキサ
メチルホスホルアミドのようなアミド類、ジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類、水又はこれらの混合
溶剤であり得、好適には、エーテル類、ケトン類、アミ
ド類、スルホキシド類、水又はこれらの混合溶剤であ
る。反応温度は、原料化合物(V) および(VI)、溶剤並び
に塩基の種類により異なるが、通常0℃乃至100℃
(好適には、20℃乃至80℃)であり、反応時間は、
反応温度等により異なるが、30分間乃至48時間(好
適には1乃至24時間)である。
【0072】反応終了後、本反応の目的化合物(I'b)
は、常法に従って、反応混合物から採取される。例え
ば、溶剤を減圧留去することによって又は溶剤を減圧留
去した後、残留物に水を加え、酢酸エチルのような水不
混和性有機溶媒で抽出し、無水硫酸マグネシウム等で乾
燥後、溶媒を留去することにより得ることができ、必要
ならば、常法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフ
ィー等でさらに精製することができる。
【0073】第B3工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):第B2工程により生成したヒドロキシ基を
アシル化する反応 反応(b):R1a、R4a及び/又はR5aに含まれるヒド
ロキシの保護基を除去する反応及び 反応(c):A’に含まれる二重結合を還元する反応 反応(d):シアノ基をカルバモイル基に変換する方法 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0074】反応(a):反応(a)におけるヒドロキ
シ基のアシル化反応は、有機合成化学で周知の方法によ
り行われる。例えば、不活性溶剤(好適には、ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、ジクロルメタ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素,酢酸エ
チルのようなエステル類、テトラヒドロフラン,ジオキ
サンのようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、N,N−ジメチルアセトアミドの
ようなアミド類)中、塩基存在又は不存在下(塩基は、
好適には、トリエチルアミン、ピリジン、ジエチルイソ
プロピルアミン、4−ジメチルアミノピリジンのような
有機三級アミン類)存在下、アセチルクロライド、プロ
ピオニルクロライド、ブチリルブロマイド、バレリルク
ロライド、ピバロノイルクロライドのようなC2 −C5
アルカノイルハライド、ギ酸と酢酸の混合酸無水物、無
水酢酸、無水プロピオン酸、無水バレリル酸、無水ピバ
リン酸のようなC2 −C6 カルボン酸無水物、無水コハ
ク酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸のような環状酸
無水物を反応させることにより行われる。反応温度は、
0℃乃至120℃(好適には、0℃乃至80℃)であ
り、反応時間は、1乃至24時間(好適には、1乃至1
6時間)である。
【0075】反応終了後、反応生成物は、常法により反
応混合物から採取することができ、例えば、前述したA
法の第A1工程の化合物を採取する方法と同様の操作に
より行われる。
【0076】反応(b) 反応(b)におけるR1a、R4a及び/又はR5aに含まれ
るヒドロキシの保護基を除去する反応は、前述したA法
の第A1工程の反応(a)と同様に行われる。また、保
護基の種類と除去の条件を選択することにより、R1a、
4a及び/又はR5aに含まれる保護基を選択的に除去す
ることができる。
【0077】反応(c):反応(c)におけるA’に含
まれる二重結合を還元する反応は、前述したA法の第A
1工程の反応(a)のヒドロキシ基の保護基がアリール
メチル基である場合の保護基の除去反応と同様に行われ
る。
【0078】反応(d):反応(d)におけるシアノ基
をカルバモイル基に変換する反応は、前述したA法の第
A2工程の反応(c)と同様に行われる。
【0079】C法は、化合物(I) において、R3 が式
−D−R7 (式中、R7 及びDは、前述したものと同意
義を示す。)を有する化合物(Ic)製造する方法である。
第C1工程は、一般式(I'c) を有する化合物を製造する
工程で、一般式(II)を有する化合物と一般式(VII) を有
する化合物を反応させることにより達成され、本反応
は、前記A法第A1工程と同様に行われる。
【0080】第C2工程は、所望により行う工程であ
り、 反応(a):R1a及びR7aに含まれるヒドロキシの保護
基を除去する反応、 反応(b):反応(a)により生成したヒドロキシ基を
アルキル化、アシル化又はカルバモイル化する反応 反応(c):R7aに含まれる窒素原子の保護基を除去す
る反応及び 反応(d):R7aに含まれるアルコキシカルボニル基を
メチル基に又はアルカノイル基をアルキル基に変換する
反応 反応(e):R7aに含まれる=NH基をアルキルする反
応及び 反応(f):A’に含まれる二重結合を還元する反応 反応(g):シアノ基をカルバモイル基に変換する方法 を含み、適宜順序変えて行われる。
【0081】反応(a):反応(a)におけるR1a及び
7aに含まれるヒドロキシの保護基を除去する反応は、
前記第A2工程の反応(a)と同様に行なわれる。ま
た、反応条件を選択することによって、R7aに含まれる
保護基のみを選択的に除去できる。
【0082】反応(b):反応(b)におけるヒドロキ
シ基をアルキル化、アシル化又はカルバモイル化する反
応は、塩基の存在下に、アルキル化、アシル化又はカル
バモイル化剤を作用させて、前記第B3工程の反応
(a)と同様に行なわれる。
【0083】使用されるアルキル化、アシル化又はカル
バモイル化剤としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、
ヨウ化プロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ペンチル、ヨウ
化ヘキシルのようなC1 −C6 アルキルハライド、クロ
ロ炭酸メチル、ブロモ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、
クロロ炭酸プロピル、クロロ炭酸イソプロピル、クロロ
炭酸ブチル、クロロ炭酸t−ブチル、クロロ炭酸ペンチ
ル、クロロ炭酸ヘキシルのようなハロゲノ炭酸C1 −C
6 アルキル、アセチルクロライド、プロピオニルクロラ
イド、ブチリルブロマイド、バレリルクロライド、ピバ
ロイルクロライド、ヘキサノイルクロライド、ヘプタノ
イルクロライド、オクタノイルクロライド、ノナノイル
クロライド、デカノイルクロライド、ラウロイルクロラ
イド、ミリストイルクロライド、パルミトイルクロライ
ド、ステアロイルクロライド、エイコサノイルクロライ
ド、ドコサノイルクロライドのようなC2 −C20アルカ
ノイルハライド、ギ酸と酢酸の混合酸無水物、無水酢
酸、無水プロピオン酸、無水バレリル酸、無水ピバリン
酸のようなC2 −C6 カルボン酸無水物、無水コハク
酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸のような環状酸無
水物、イソシアン酸、メチルイソシアネート、エチルイ
ソシアネート、プロピルイソシアネート、ブチルイソシ
アネート、ペンチルイソシアネート、ヘキシルイソシア
ネートのようなC1 −C6 アルキルイソシアネート、
N,N−ジメチルカルバモイルクロリド、N,N−ジエ
チルカルバモイルクロリド、N,N−ジプロピルカルバ
モイルクロリド、N,N−ジブチルカルバモイルクロリ
ド、N,N−ジペンチルカルバモイルクロリド、N,N
−ジヘキシルカルバモイルクロリドのようなジ−C1
6アルキルカルバモイルハライドを挙げることができ
る。
【0084】又、使用される塩基としては、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;弗化
ナトリウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化
物;水素化ナトリウムのような水素化アルカリ金属また
はトリエチルアミン、ピリジン、ジエチルイソプロピル
アミン、4−ジメチルアミノピリジンのような有機三級
アミン類を挙げることができる。
【0085】反応(c):反応(c)におけるR7aに含
まれる窒素原子の保護基を除去する反応は、保護基の種
類により異なり、有機合成化学でよく知られている方法
で行われる。窒素原子の保護基がアリールメチル基又は
アリールメトキシカルボニル基である場合には、前記第
A2工程の反応(a)のヒドロキシの保護基がアリール
メチル基である場合の除去反応と同様に行なわれる。
【0086】窒素原子の保護基がt−ブトキシカルボニ
ル基である場合には、前記第A2工程の反応(a)のヒ
ドロキシの保護基がメトキシメチル基等である場合の除
去反応と同様に行なわれる。
【0087】さらに、窒素原子の保護基がアルコキシカ
ルボニル残基である場合には、不活性溶剤(好適には、
メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、水また
は水と上記有機溶剤との混合溶剤)中、塩基(好適に
は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物または炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩)と、反
応させ、加水分解によって、相当する保護基が除去され
る。
【0088】反応温度および反応時間は、溶媒等により
異なるが、通常0℃乃至100℃(好適には室温乃至6
0℃)および1時間乃至24時間(好適には1時間乃至
16時間)である。反応終了後、反応生成物は、常法に
より反応混合物から採取することができ、例えば、前述
したA法の第A1工程の化合物を採取する方法と同様の
操作により行われる。
【0089】反応(d):反応(d)におけるR7aに含
まれるアルコキシカルボニル基をメチル基に又はアルカ
ノイル基をアルキル基に変換する反応は、不活性溶剤
(好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類)中、還元剤(好適には、水素化
リチウムアルミニウムのようなアルカリ水素化アルミニ
ウム)と、反応させることによって行なわれる。反応温
度および反応時間は、溶媒等により異なるが、通常0℃
乃至100℃(好適には室温乃至80℃)および30分
間乃至24時間(好適には1時間乃至16時間)であ
る。反応終了後、反応生成物は、常法により反応混合物
から採取することができ、例えば、前述したA法の第A
1工程の化合物を採取する方法と同様の操作により行わ
れる。
【0090】反応(e):反応(e)におけるR7aに含
まれる=NH基をアルキル化する反応は、アルキル化剤
として、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピ
ル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ペンチル、ヨウ化ヘキシルの
ようなC1 −C6 アルキルハライドを、塩基(例えば、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩;水素化ナトリウムのような水素化アルカリ金属)
の存在下に作用させて、前記第B3工程の反応(a)と
同様に行なわれる。
【0091】反応(f):反応(f)におけるA’に含
まれる二重結合を還元する反応は、前述したA法の第A
2工程の反応(a)のヒドロキシ基の保護基がアリール
メチル基である場合の保護基の除去反応と同様に行われ
る。
【0092】反応(g):反応(g)シアノ基をカルバ
モイル基に変換する反応は、前述したA法の第A2工程
の反応(c)と同様に行われる。また、化合物(I)
は、常法に従って、酸で処理することによって薬理上許
容し得る塩に変換することができる。例えば、不活性溶
剤(好適には、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類、メタノール、エタノールのよ
うなアルコール類、メチレンクロリド、クロロホルムの
ようなハロゲン化炭化水素類)中、相当する酸と室温で
5分間乃至1時間反応させ、溶剤を減圧で留去すること
によって得ることができる。また、酸性の樹脂カラム
[例えば、CM−セファデックスC−25(登録商標)
等]に化合物(I)又はその酸付加塩を吸着させ、希塩
酸を溶出することによって、塩酸塩を得ることができ
る。A−C法の原料化合物(II)は、公知であるか公知の
方法に従って製造される(例えば、特開昭55-20740号公
報、特開平-2-304022 号公報等)。又、化合物(II)のあ
るものは、以下の方法に従っても製造される。
【0093】
【化8】
【0094】
【化9】
【0095】上記式中、R1a、及びR2 は、前述したも
のと同意義を示し、A”は、C1 −C4 アルキル基で置
換されてもよいテトラメチレン基を示し、R8 、R9
10及びR11は、同一又は異なって、水素原子又はC1
−C4 アルキル基を示し、R12は、ヒドロキシ基の保護
基を示し、R13は、C6 −C10アリール基を示し、R14
は、C1 −C6 アルキル基を示す。
【0096】D法は、化合物(II)において、A’が式
A”(式中、A”は、前述したものと同意義を示す。)
を有する化合物(IIa) 製造する方法である。第D1工程
は、一般式(X) を有する化合物を製造する工程で、不活
性溶剤中(例えば、アセトニトリルのようなニトリル
類、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドン、ヘキサメチルホスホルアミドのようなアミド
類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよう
なエーテル類等)、一般式(VIII)を有する化合物と一般
式(IX)を有する化合物を、0℃乃至200℃(好適に
は、20℃乃至150℃)で、30分間乃至24時間
(好適には、1乃至10時間)反応させることにより行
われる。なお、化合物(IX)は、有機化学の分野で一般に
知られているイリドの合成法によって容易に合成するこ
とができ、例えば、不活性溶剤中(例えば、アセトニト
リルのようなニトリル類、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、のような炭化水素類、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミ
ドのようなアミド類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノールのようなアルコー
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン
のようなハロゲン化炭化水素類、水、水と上記有機溶剤
の混合溶剤等)、一般式
【0097】
【化10】
【0098】(式中、R2 、R11、R12及びR13は、前
述したものと同意義を示し、Xはハロゲン原子を示
す。)を有する化合物を塩基(例えば、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデサ−7−エン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エンのような
アミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物、
ナトリウムアミド、カリウムアミドのようなアルカリ金
属アミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アル
コキシド等)と、0℃乃至100℃(好適には、10℃
乃至60℃)で、10分間乃至10時間(好適には、3
0分間乃至5時間)反応させることにより製造される。
【0099】第D2工程は、一般式(IIa) を有する化合
物を製造する工程で、化合物(X) に含まれる二重結合を
還元し、ヒドロキシ基の保護基R12を除去することによ
って達成され、前述したA法の第A2工程と同様に行わ
れる。
【0100】E法は、化合物(II)において、A’が式
CH(R8)CH(R9)CH=C(R11) (式中、R8 、R9 及びR
11は、前述したものと同意義を示す。)を有する化合物
(IIb)及び式 CH(R8)CH(R9)CH2CH(R11)(式中、R8
9 及びR11は、前述したものと同意義を示す。)を有
する化合物(IIc) を製造する方法である。第E1工程
は、一般式(XII) を有する化合物を製造する工程で、化
合物(XI)に含まれる二重結合及びアルコキシカルボニル
基を還元することによって達成され、前述したA法の第
A2工程反応(b)と同様に行われる。
【0101】第E2工程は、一般式(XIII)を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中(例えば、ジクロロ
メタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類、酢酸エチルのようなエステル類等)、一般式
(XII) を有する化合物を酸化剤(例えば、オキザリルク
ロリドージメチルスルホキシドートリエチルアミン、三
酸化硫黄ーピリジン錯体、ピリジニウムクロロクロメイ
ト、ピリジニウムジクロメイト、活性二酸化マンガン
等)と、0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至60
℃)で、10分間乃至10時間(好適には、20分間乃
至3時間)反応させることにより行なわれる。
【0102】第E3工程は、一般式(IIb) を有する化合
物を製造する工程で、化合物(XIII)と化合物(IX)を反応
することによって達成され、前述したD法の第D1工程
と同様に行われる。
【0103】第E4工程は、一般式(IIc) を有する化合
物を製造する工程で、化合物(IIb)に含まれる二重結合
を還元し、ヒドロキシ基の保護基R12を除去することに
よって達成され、前述したA法の第A2工程と同様に行
われる。
【0104】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物は、以下に示すように、アドレナリンα1 拮抗作用を
ほとんど有さず、すぐれたセロトニン2受容体拮抗作用
を有する。従って、血管内皮細胞や血小板に分布するセ
ロトニン2受容体を遮断し、循環器系疾患、例えば不整
脈、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞、く
も膜下出血後の血管攣縮のような脳血管障害、レイノー
症、バージャー病のような末梢循環障害などの治療、再
発予防に有用である。
【0105】また、すぐれたセロトニン2受容体拮抗作
用の他に、ドパミン2受容体拮抗作用を有することか
ら、副作用の弱い、精神分裂症等の精神病治療薬として
有用である。以下に生物活性の試験例を示す。
【0106】試験例1 血管収縮実験 平滑筋収縮反応は、Van Neutenら(J. Pharmacol. Exp.
Ther., 218, 217-230, 1981) の方法によって行った。
体重約500gのSD系雄性ラットを放血致死後、尾動
脈を摘出した。動脈は付帯組織を除去したのち、(2×
20mm)のラセン標本を作製した。この標本を、Tyor
ode 液10mlを含む37℃に保温したマグヌス管内に
懸垂し、混合ガス(95%O2 ,5%CO2 )を通気し
て1時間放置した後、実験に用いた。初期張力として0.
5 gを負荷し、張力をトランスジューサーを用いて等尺
性に記録した。血管収縮薬としてセロトニン2受容体に
対してはセロトニン3x10-6M、アドレナリα1 受容
体に対してはフェニレフリン1x10-6Mをマグヌス管
内に添加し、収縮反応が安定した後に各被検液を累積的
に添加し、最後にパパベリン10-4Mを添加した。被検
薬添加前に張力を100%とし、パパベリン添加5分後
の張力を0%とした。張力を50%まで低下するに要す
る被検薬の濃度をIC50値とし、最小二乗法回帰直線に
より算出した。その結果を表2に示す。
【0107】
【表2】 ─────────────────────────────── 化合物 IC50 nM セロトニン2 アドレナリンα1 ─────────────────────────────── 実施例 1の化合物 6.0 6,800 実施例 2の化合物 4.7 3,600 実施例14の化合物 6.9 5,600 ─────────────────────────────── 。
【0108】試験例2 受容体結合実験 Leysenら(Mol. Pharmacol., 21,301-314,1982)の方法に
準じて行った。雄性ウイスター系ラット(体重280−
320g)を使用した。断頭後、摘出した大脳皮質およ
び線条体をドライアイスで凍結し、測定まで−80℃で
保存した。セロトニン受容体には大脳皮質を、ドパミン
受容体には線条体を用いた。膜標品の調製は、凍結した
脳組織を50mM Tris-HCI緩衝液(pH7.7)でホモジ
ナイズ(Polytron PT-20) 後、49,000gで10分
間遠心した。沈澱をTris緩衝液に懸濁し、再度遠心した
後、沈澱をTris緩衝液に懸濁した。得られた膜標品は、
タンパク定量後、Tris緩衝液で0.57mg/protein/ml
になるよう調製し、−80℃で保存した。受容体結合実
験は 3H−ligand 50μlと試験化合物(DMSOに
溶解)10μlを入れた試験管に膜標品440μlを加
えて反応を開始した。30℃で1時間インキュベーショ
ンした後、反応をWhatman GF/Bグラスフィルターに
て減圧濾過することにより停止させた。氷冷したTris緩
衝液(4mlx2回)でフィルターを洗浄後、ACS−
IIを加えて液体シンチレーションカウンターでフィル
ターの放射活性を計測した。非特異的結合は20μM
atropineにより求めた。被検薬物存在下の結合率より結
合抑制率(%)を求め、結合を50%抑制するに要する
濃度をIC50値とし、最小二乗法回帰直線より求めた。
その結果を表3に示す。
【0109】
【表3】 ─────────────────────────────── 化合物 IC50,ng/ml セロトニン2 ドパミン2 ─────────────────────────────── 実施例 1の化合物 8.6 118 実施例 2の化合物 4.0 6.2 実施例 5の化合物 11.5 10.5 実施例14の化合物 1.7 87.1 実施例20の化合物 54 8 実施例35の化合物 0.5 17 実施例36の化合物 8.7 16 実施例37の化合物 2.3 22 実施例38の化合物 3.0 22 実施例39の化合物 1.7 17 実施例40の化合物 0.9 3.7 実施例42の化合物 5.4 8.8 実施例43の化合物 1.7 168 実施例47の化合物 5.5 168 ─────────────────────────────── 。
【0110】本発明の化合物(I)およびその薬理上許
容される塩類を循環器系疾患又は精神病の予防・治療薬
として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理
学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤等と混合し、散
剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、注射剤等の医薬組成物
として経口的または非経口的に投与することができる。
投与量は対象疾患の状態、患者の状態、年齢、投与方法
等によって異なるが、例えば、経口投与の場合には1回
当り1〜1000mg(好ましくは10〜500mg)
を、静脈内投与の場合には1回当り0.1 〜500mg
(好ましくは、1〜300mg)を1日当り1乃至3回
症状に応じて投与することが望ましい。以下に実施例及
び参考例を示し本発明をさらに詳細に説明するが、本発
明の範囲は、これらに限定されるものではない。
【0111】
【実施例】
実施例1 3−ジメチルアミノ−1−[2−(4−フェニルブチ
ル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシメ
チル]オキシラン 参考例3で得た2−(4−フェニルブチル)フェノール
15.81 gをN,N−ジメチルアセトアミド350mlに
溶解し、カリウムt−ブトキシド7.84gを室温で加え、
同温度で20分攪拌した。これにエピブロモヒドリン1
1.46 mlを加え、一夜室温で攪拌した。反応液を酢酸
エチルと水で分液し、抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物をヘキサン
−酢酸エチル(7:1)でシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー処理し、表記化合物19.68g(収率99.8%)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ, ppm: 1.5〜1.8(4
H, m), 2.6 〜2.9(6H,m), 3.2 〜3.4(1H, m), 3.97(1H,
dd, J=5及び11Hz), 4.19(1H, dd,J=3及び11Hz), 6.8〜
6.9(2H, m), 7.1 〜7.35(7H, m) 。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−(4−フェニル
ブチル)フェノキシ]−2−プロパノール 上記(a)で得た2−[2−(4−フェニルブチル)フ
ェノキシメチル]オキシラン19.68 gをテトラヒドロフ
ラン300mlに溶解し、50%ジメチルアミン水溶液
30mlを加え、室温で一夜攪拌した。溶媒を減圧除去
した後、得られた淡黄色油状物を塩化メチレン−メタノ
ール(10:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー処理し、表記化合物20.6g(収率90.4%)を無色油状
物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ, ppm: 1.5〜1.8(4
H, m), 2.34(6H, s),2.3 〜2.8(6H, m), 3.9 〜4.2(3H,
m), 6.8 〜7.3(9H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−(4−フェニル
ブチル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 上記(b)で得た3−ジメチルアミノ−1−[2−(4
−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノール2
0.5gのジオキサン200ml溶液に、4N塩化水素−
ジオキサン溶液23.5mlを加え、室温で10分間攪拌し
た、減圧で濃縮した。油状の濃縮物を酢酸エチル50m
lに溶解し、静置し、析出した結晶を濾取し、乾燥し
て、表記化合物22.1g(収率97%)を無色針状物とし
て得た。 融点:120〜122℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ, ppm: 1.5〜1.
8(4H, m), 2.5 〜2.7(4H, m), 2.89(6H, s), 3.1 〜3.4
(2H, m), 3.8 〜4.2(2H, m), 4.4 〜4.6(1H,m), 6.83(1
H, d, J=8.3Hz), 6.91(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7
H, m)。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1: 1600, 1585, 1493,
1474, 1450, 1225。
【0112】実施例2 N,N−ジメチル−3−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシ]プロピルアミン塩酸塩 (a)N,N−ジメチル−3−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]プロピルアミン 参考例3で得た2−(4−フェニルブチル)フェノール
226mgをN,N−ジメチルアセトアミド10mlに
溶解し、氷冷攪拌下水素化ナトリウム(55%鉱油分散
物)96mgを加え、同温度で30分攪拌した。反応液
に3−ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩174m
gを加え、70℃で14時間攪拌した。反応液を氷水中
に加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を食塩水で洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。得ら
れた油状物を塩化メチレン−メタノール(10:1)で
シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し、淡黄色油
状物として、表記化合物210mg(収率67%)を得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.8(4
H, m), 1.9 〜2.1(2H,m), 2.29(6H, s), 2.51(2H, t, J
=7.3Hz), 2.55 〜2.7(4H, m), 4.00(2H, t,J=5.9Hz),
6.8 〜6.95(2H, m), 7.1〜7.3(7H, m)。 (b)N,N−ジメチル−3−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]プロピルアミン塩酸塩 上記のN,N−ジメチル−3−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]プロピルアミン210mgを酢酸エ
チル5mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液0.
18mlを加えた後、減圧濃縮した。これを少量の酢酸エ
チルに溶解して、静置し、析出した結晶を濾取し、乾燥
して、表記化合物210mg(収率89%)を無色固体
として得た。 融点:104〜106℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.3 〜2.45(2H,m), 2.55〜2.8(4H, m), 2.76(6
H, s), 3.1〜3.2(2H, m), 4.06(2H, t, J=5.6Hz), 6.80
(1H, d, J=7.8Hz), 6.91(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.3
(7H, m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1600, 1586, 1494, 14
72, 1452, 1241。
【0113】実施例3 N,N−ジメチル−2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシ]エチルアミン塩酸塩 (a)N,N−ジメチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン 実施例2と同様にして、2−(4−フェニルブチル)フ
ェノール226mg、55%水素化ナトリウム96m
g、ジメチルアミノエチルクロリド塩酸塩173mgを
N,N−ジメチルアセトアミド中で反応し、抽出し、塩
化メチレン−メタノール(10:1)でシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー処理し、N,N−ジメチル−2−
[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチルアミ
ン230mg(収率77%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.8(4
H, m), 2.35(6H,s),2.55〜2.7(4H, m), 2.74(2H, t, J=
5.9Hz), 4.07(2H, t, J=5.9Hz), 6.8 〜6.95(2H, m),
7.1〜7.3(7H, m)。 (b)N,N−ジメチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン塩酸塩 上記のN,N−ジメチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン230mgを酢酸エチ
ル5mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液0.39
mlを加えた。溶液を室温にし、析出した結晶を濾取
し、酢酸エチルで洗浄し、真空で乾燥して、表記化合物
241mg(収率93%)を無色固体として得た。 融点:170〜173℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.8(4
H, m), 2.55〜2.8(4H,m), 2.83(6H, s), 3.37(2H, t, J
=4.4Hz), 4.46(2H, t, J=4.4Hz), 6.83(1H, d,J=7.8H
z), 6.94(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7H, m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1602, 1588, 1497, 14
73, 1454, 1244。
【0114】実施例4 N,N−ジエチル−2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシ]エチルアミン塩酸塩 (a)N,N−ジエチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン 実施例2と同様にして、2−(4−フェニルブチル)フ
ェノール340mg、55%水素化ナトリウム140m
g、2−ジエチルアミノエチルクロリド塩酸塩310m
gをN,N−ジメチルアセトアミド20ml中で反応
し、抽出し、塩化メチレン−メタノール(30:1)で
シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して、表記化
合物480mg(収率98%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.08(6H, t,
J=7.3Hz), 1.55〜1.8(4H, m), 2.6 〜2.75(8H, m), 2.8
9(2H, t, J=6.3Hz), 4.04(2H, t, J=6.3Hz),6.8 〜6.95
(2H, m), 7.1〜7.35(7H, m) 。 (b)N,N−ジエチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン塩酸塩 上記のN,N−ジエチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルアミン490mgを酢酸エチ
ル5ml中、4N−塩化水素−ジオキサン溶液0.59ml
を加え、析出した結晶を濾取し、酢酸エチルで洗浄し、
真空で乾燥して、表記化合物216mg(収率40%)
を無色固体として得た。 融点:135〜138℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.42(6H, t,
J=7.3Hz), 1.5 〜1.8(4H, m), 2.5 〜2.7(4H, m), 3.05
〜3.35(4H, m), 3.35 〜3.5(2H, m), 4.45〜4.55(2H,
m), 6.86(1H, d, J=8.3Hz), 6.94(1H, t, J=7.3Hz), 7.
1〜7.3(7H, m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1602, 1588, 1497, 14
56, 1246。
【0115】実施例5 1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシ]エチルピロリジン塩酸塩 (a)1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチルピロリジン 2−(4−フェニルブチル)フェノール226mg,2
−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチルピロリジン3
90mgおよびトリフェニルホスフィン790mgを塩
化メチレン40mlに溶解し、氷冷攪拌下アゾジカルボ
ン酸ジエチルエステル522mgを加え、次いで、室温
で14時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、酢酸エチル
と水で分液操作をした後、抽出液を食塩水で洗った。抽
出液を無水硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧濃縮し
て、得られた黄色油状物を塩化メチレン−メタノール
(10:1)を用い、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー処理し、表記化合物130mg(収率38%)を油
状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜2.6(12
H, m), 2.44(3H, s),2.6 〜2.75(4H, m), 3.2〜3.3(1H,
m), 3.95〜4.15(2H, m), 6.85(1H, d, J=8.6Hz), 6.89
(1H, t, J=7.3Hz), 7.1〜7.4(7H, m)。 (b)1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 上記の1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチル]ピロリジン130mgを酢
酸エチル5mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶
液0.2 mlを加え、実施例1(c)と同様にして、塩酸
塩とした。溶媒を減圧除去し、真空で乾燥して、表記化
合物144mgを無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm: 1.55〜1.
8(4H, m), 1.9 〜2.15(2H, m), 2.15 〜2.35(2H, m),
2.35 〜2.85(7H, m), 2.75(3H, s), 3.2 〜3.4(1H, m),
3.8 〜4.3(3H, m), 6.82(1H, d, J=8.3Hz), 6.91(1H,
t, J=7.3Hz),7.1 〜7.3(7H, m)。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1: 1602, 1588, 1497,
1475, 1452, 1235。
【0116】実施例6 4−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
エチル]モルホリン塩酸塩 (a)4−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノ
キシ]エチル]モルホリン 実施例2と同様にして、2−(4−フェニルブチル)フ
ェノール340mg、4−(2−クロルエチル)モルホ
リン塩酸塩330mg、55%水素化ナトリウム140
mgを用い、N,N−ジメチルアセトアミド20ml中
で反応した後、抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー処理し(酢酸エチル:ヘキサン=3:2)し、表
記化合物390mg(収率76%)を無色油状物として
得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.55〜2.7(8H,m), 2.79(2H, t, J=5.9Hz), 3.72
(4H, t, J=4.6Hz), 4.10(2H, t, J=5.9Hz),6.81(1H, d,
J=7.9Hz), 6.87(1H, t, J=7.3Hz), 7.05〜7.3(7H,
m)。 (b)4−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノ
キシ]エチル]モルホリン塩酸塩 上記の4−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノ
キシ]エチル]モルホリン390mgを酢酸エチル5m
lに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液0.57mlを
加え、減圧濃縮した。得られた油状物を酢酸エチルに溶
解し、室温にし、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥
し、表記化合物400mg(収率92%)を無色針状晶
として得た。 融点:129〜131℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm: 1.5 〜1.
8(4H, m), 2.55〜2.7(4H, m), 2.8 〜3.7(4H, m), 3.33
(2H, t, J=4.4Hz), 3.8 〜4.3(4H, m), 4.51(2H, t, J=
4.4Hz), 6.84(1H, d, J=7.8Hz), 6.94(1H, t, J=7.3H
z), 7.1 〜7.3(7H, m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1602, 1587, 1496, 14
71, 1452, 1241。
【0117】実施例7 2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシメチル]
モルホリン塩酸塩 (a)4−t−ブトキシカルボニル−2−[2−(4−
フェニルブチル)フェノキシメチル]モルホリン 2−(4−フェニルブチル)フェノール1.13g、をN,
N−ジメチルアセトアミド20mlに溶解し、氷冷攪拌
下、水素化ナトリウム(55%鉱油分散物)218mg
を加えた。これを室温で30分攪拌した後、4−t−ブ
トキシカルボニル−2−(p−トルエンスルホニルオキ
シメチル)モルホリン2.04gを加え、60℃で6時間攪
拌した。反応液を酢酸エチルと水で分液し、抽出液を食
塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減
圧濃縮した。得られた油状抽出物をベンゼン−アセトニ
トリル(20:1)を用い、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー処理し、油状物として表記化合物671mg
を得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.47(9H, s),
1.6〜1.8(4H, m),2.6 〜2.75(4H, m), 2.75 〜3.1(2H,
m), 3.5 〜4.2(7H, m), 6.81(1H, d, J=7.9Hz), 6.89
(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7H, m)。 (b)2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシメ
チル]モルホリン塩酸塩 上記の4−t−ブトキシカルボニル−2−[2−(4−
フェニルブチル)フェノキシメチル]モルホリン671
mgを4N塩化水素−ジオキサン溶液10mlに氷冷下
に溶解し、室温で30分静置した。反応液を減圧濃縮
し、油状の濃縮物を酢酸エチル20mlに溶解し、室温
に静置し、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥して、表
記化合物494mg(収率86%)を無色固体として得
た。 融点:131〜132℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.6 〜2.8(4H,m), 3.0 〜3.2(2H, m), 3.33(1H,
d, J=12.5Hz), 3.46(1H, d, J=12.5Hz),3.95〜4.2(4H,
m), 4.25〜4.4(1H, m), 6.78(1H, d, J=7.9Hz), 6.91
(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.4(7H, m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1602, 1589, 1497, 14
83, 1455, 1248。
【0118】実施例8 4−メチル−2−[2−(4−フェニルブチル)フェノ
キシメチル]モルホリン塩酸塩 (a)4−メチル−2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシメチル]モルホリン 実施例7で得た2−[2−(4−フェニルブチル)フェ
ノキシメチル]モルホリン塩酸塩300mgをN,N−
ジメチルアセトアミド6mlに溶解し、炭酸カリウム1
15mgおよびヨウ化メチル118mgを加え、室温で
3時間反応した。反応液を酢酸エチルと水で分液し、抽
出層を食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱
水し、減圧濃縮して黄色油状物を得た。これを酢酸エチ
ルを用い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し
て表記化合物183mg(収率65%)を無色油状物と
して得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.0 〜2.25(2H,m), 2.32(3H, s), 2.6〜2.75(5
H, m), 2.92(1H, d, J=11.9Hz), 3.65〜3.8(1H,m), 3.8
5〜4.1(4H, m), 6.81(1H, d, J=7.9Hz), 6.87(1H, d, J
=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7H, m)。 (b)4−メチル−2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシメチル]モルホリン塩酸塩 上記(a)の4−メチル−2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシメチル]モルホリン183mgを酢酸
エチル5mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液
0.26mlを加えて、室温に静置し、析出した結晶を濾取
し、真空で乾燥して、表記化合物175mg(収率86
%)を無色針状晶として得た。 融点:135〜136℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.6 〜2.75(4H,m), 2.76(3H, s), 2.8〜3.0(2H,
m), 3.3 〜3.55(2H, m), 3.95 〜4.2(3H, m),4.36(1H,
t, J=12.2Hz), 4.55(1H, d, J=8.6Hz), 6.81(1H, d, J
=8.6Hz), 6.93(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.35(7H, m)
。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1601, 1586, 1493, 14
53, 1242。
【0119】実施例9 1−[2−[4−(2−シアノフェニル)ブチル]フェ
ノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−[4−(2−シアノフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(2−シアノフェニル)ブチル]フェノール
634mg、カリウムt−ブトキシド283mgおよび
エピブロモヒドリン345mgを用い、N,N−ジメチ
ルアセトアミド6ml中、実施例1(a)と同様に反応
し、抽出し、精製して、表記化合物690mg(収率8
9%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3)δ ppm: 1.5 〜2.0(4H,
m), 2.5 〜3.1(6H, m), 3.1 〜3.4(1H, m), 3.7 〜4.3
(2H, m), 6.6 〜7.6(8H, m)。 (b)1−[2−[4−(2−シアノフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール 上記(a)の2−[2−[4−(2−シアノフェニル)
ブチル]フェノキシメチル]オキシラン319mgをテ
トラヒドロフラン10ml中に50%ジメチルアミン水
溶液2mlを加え、実施例1(b)と同様に反応し、処
理した後、カラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化
メチレン/メタノール=10/1)で、精製して、表記
化合物を無色油状物として267mg(収率73%)得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.35(6H, s),2.46(1H, dd, J=3.6および11.9H
z), 2.59(1H, dd, J=9.2 および11.9Hz), 2.68(2H, t,
J=7.2Hz), 2.88(2H, t, J=7.2Hz), 3.9 〜4.15(3H, m),
6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.35(4H, m), 7.49(1H, t, J
=8.6Hz), 7.59(1H, d, J=9.2Hz) 。 (c)1−[2−[4−(2−シアノフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の1−[2−[4−(2−シアノフェニル)
ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロ
パノール267mgを酢酸エチル中、4N塩化水素ージ
オキサン溶液0.5 mlを用いて、実施例1(c)と同様
にして塩酸塩とし、溶媒を除去し、真空で乾燥して、表
記化合物294mgを無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.64(2H, t,J=7.3Hz), 2.85(2H, t, J=7.3Hz),
2.9 〜3.1(6H, m), 3.3 〜3.55(2H, m), 3.96(1H, t, J
=9.2Hz), 4.18(1H, dd, J=4.6および9.2Hz), 4.55〜4.7
(1H, m), 6.84(1H, d, J=8.6Hz), 6.91(1H, t, J=7.3H
z), 7.1 〜7.3(4H, m), 7.53(1H, t, J=7.3Hz), 7.60(1
H, d, J=7.3Hz)。 IRスペクトル(フィルム),νmax cm−1: 22
25, 1595, 1585, 1490, 145
0, 1240。
【0120】実施例10 2−[4−[2−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキ
シプロピルオキシ)フェニル]ブチル]安息香酸アミド 実施例9(b)で得た1−[2−[4−(2−シアノフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−
2−プロパノール430mgをエタノール5mlに溶解
し、水酸化ナトリウム1gを含む水溶液2mlを加え、
15時間加熱還流した。これを塩酸で中和し、濃縮し
た。残留物にエタノールを加え、不溶物を濾去した後、
濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノール=3/1)
し、無色油状物を得た。これを少量の塩化メチレンに溶
解し、静置し、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥し
て、表記化合物238mg(収率62%)を無色結晶と
して得た。 融点:149〜151℃。 NMR スペクトル(270MHz, DMSO+D2O) δ ppm: 1.5
〜1.7(4H, m), 2.60(2H,t, J=6.6Hz), 2.7〜2.85(2H,
m), 2.77(6H, s), 3.0 〜3.3(2H, m), 3.9 〜4.05(2H,
m), 4.2〜4.3(1H, m), 6.8 〜7.0(2H, m), 7.1 〜7.4(6
H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1652, 1615, 1492,
1451, 1373, 1243。
【0121】実施例11 1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール塩酸塩 (a)2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチル]フ
ェノール1.9 g、カリウムt−ブトキシド0.75gおよび
エピブロモヒドリン0.91gをN,N−ジメチルアセトア
ミド20ml中で実施例1(a)と同様に反応し、抽出
し、精製して、表記化合物1.81g(収率80%)を無色
液体として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDDl3) δ ppm: 1.5 〜1.9(4
H, m), 2.4 〜3.0(6H,m), 3.1 〜3.6(1H, m), 3.76(6H,
s), 3.8〜4.6(2H, m), 6.34(3H, br.s), 6.7〜7.4(4H,
m)。 (b)1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−
プロパノール 実施例11(a)の化合物0.42gをテトラヒドロフラン
10ml中、50%ジメチルアミン水溶液2mlで実施
例1(b)と同様に処理し、精製して、表記化合物0.29
g(収率62%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.7(4
H, m), 2.33(6H, s),2.44(1H, dd, J=3.3. および11.9H
z), 2.5〜2.7(5H, m), 3.77(6H, s), 3.9〜4.15(3H,
m), 6.25 〜6.4(3H, m), 6.8 〜6.95(2H, m), 7.1〜7.2
(2H, m)。 (c)1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−
プロパノール塩酸塩 上記(b)の1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−
2−プロパノール0.29gを酢酸エチルに溶解し、4N塩
化水素ージオキサン溶液2mlを加え、実施例1(c)
と同様にして、塩酸塩とし、溶媒を減圧除去した後、真
空で乾燥して表記化合物320mgを無色油状物として
得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.7(4
H, m), 2.5 〜2.7(4H,m), 2.88(6H, s), 3.1〜3.3(2H,
m), 3.77(6H, s), 3.85 〜4.0(1H, m), 4.1 〜4.2(1H,
m), 4.45〜4.65(1H, m), 6.30(3H, s), 6.82(1H, d, J=
8.6Hz), 6.91(1H, t, J=7.6Hz), 7.1〜7.2(2H, m)。 IRスペクトル(フィルム), νmax cm-1: 1596, 1494,
1463, 1429, 1242,1204, 1150。
【0122】実施例12 3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−
1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノ−1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール 実施例11(a)で得た2−[2−[4−(3,5−ジ
メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]オキシ
ラン345mgをテトラヒドロフラン10mlに溶解
し、ジエタノールアミン530mgを加えて、50℃で
24時間攪拌した。溶媒を留去後、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー処理(溶出溶剤:塩化メチレ
ン/メタノール=7/1)し、表記化合物333mgを
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.7(4
H, m), 2.5 〜2.9(10H,m), 3.55〜3.8(4H, m), 3.76(6
H, s), 3.9〜4.05(2H, m), 4.05 〜4.2(1H, m),6.25〜
6.35(3H, m), 6.81(1H, d, J=7.9Hz), 6.88(1H, t, J=
7.3Hz), 7.1〜7.2(2H, m)。 (b)3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノ−1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 上記(a)の3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ−1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール33
3mgを酢酸エチル5mlに溶解し、4N塩化水素ージ
オキサン溶液0.37mlを加えて、濃縮した。油状残留物
を再び少量の酢酸エチルに溶解し、室温に静置し、析出
した結晶を濾取し、真空で乾燥して、表記化合物270
mg(収率75%)を無色結晶として得た。 融点:78〜80℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.7(4
H, m), 2.5 〜2.7(4H,m), 3.2 〜3.7(6H, m), 3.74(6H,
s), 3.9〜4.2(6H, m), 4.5 〜4.65(1H, m),6.26(1H,
s), 6.29(2H, s), 6.80(1H, d, J=8.6Hz), 6.87(1H, t,
J=7.3Hz),7.05〜7.2(2H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1596, 1495, 1460,
1428, 1246, 1205,1150。
【0123】実施例13 1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−(4−ヒドロキシピペリジン−
1−イル)−2−プロパノール塩酸塩 (a)1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−3−(4−ヒドロキシピペ
リジン−1−イル)−2−プロパノール 4−ヒドロキシピペリジン塩酸塩688mgをメタノー
ルに溶解し、カリウムt−ブトキシド561mgを氷冷
下に加え、同温度で30分攪拌した。溶媒を減圧留去
し、残留物にテトラヒドロフランを加え、不溶物を濾去
し、濾液を濃縮して、無色液体を得た。これをテトラヒ
ドロフラン20mlに溶解し、実施例11(a)で得た
2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン1.02gを加え、60
℃で5時間加熱攪拌した。溶媒を減圧除去した後、残留
物を酢酸エチルと水で分液処理し、抽出層を無水硫酸マ
グネシウムで脱水し、減圧濃縮した。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー処理(溶出溶剤:塩化メチレ
ン/メタノール=5/1)し、表記化合物1.26g(収率
95%)を無色液体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(6
H, m), 1.8〜2.0(2H,m), 2.2 〜2.35(1H, m), 2.45 〜
2.7(7H, m), 2.7 〜2.85(1H, m), 2.9〜3.0(1H, m), 3.
7 〜 3.85(1H, m), 3.77(6H, s), 3.9〜4.2(3H, m), 6.
25〜6.4(3H, m), 6.8 〜6.95(2H, m),7.1 〜7.2(2H,
m)。 (b)1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]−3−(4−ヒドロキシピペ
リジン−1−イル)−2−プロパノール塩酸塩 上記(a)の1−[2−[4−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−3−[(4−ヒドロキ
シピペリジン)−1−イル]−2−プロパノール810
mgを酢酸エチル中、4N塩化水素−ジオキサン溶液1.
4 mlを加えて実施例11(c)と同様にして、塩酸塩
とし、溶媒を減圧除去した後、真空で乾燥して、表記化
合物876mgを無色無定形固体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.7(4
H, m), 1.8 〜2.0(2H,m), 2.4 〜2.7(6H, m), 3.0 〜3.
6(6H, m), 3.77(6H, s), 3.87(1H, t, J=8.2Hz), 4.05
〜4.3(2H, m), 4.5 〜4.7(1H, m), 6.31(3H, s), 6.80
(1H, d, J=7.9 Hz), 6.91(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.2
5(2H, m) 。 IRスペクトル(溶融薄膜), νmax cm-1: 1596, 1495,
1455, 1429, 1242,1205, 1151, 1053。
【0124】実施例14 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩
酸塩 (a)2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル3.40g、カリウムt−ブトキシド1.5 gおよびエピブ
ロモヒドリン3.63gをN,N−ジメチルアセトアミド7
0ml中で、実施例1(a)と同様に反応し、抽出し、
精製して、表記化合物3.73g(収率90%)を無色油状
物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.55〜2.7(4H,m), 2.74(1H, dd, J=2.6および4.
6Hz), 2.88(1H, t, J=4.6Hz), 3.25〜3.4(1H,m), 3.79
(3H, s), 3.98(1H, dd, J=5.3Hzおよび11.2Hz), 4.20
(1H, dd, J=3.3Hzおよび11.2Hz), 6.7 〜6.95(5H, m),
7.1〜7.2(3H, m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール 上記(a)の2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン300mg
をテトラヒドロフラン中、50%ジメチルアミン水溶液
で実施例1(b)と同様に反応し、精製して、表記化合
物を無色油状物として335mg(収率97%)得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.34(6H, s),2.45(1H, dd, J=4および12.5Hz),
2.5〜2.7(5H, m), 3.79(3H, s), 3.9〜4.15(3H, m), 6.
7〜6.95(5H, m), 7.1〜7.2(3H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−
プロパノール335mgを酢酸エチル5mlに溶解し、
4N塩化水素ージオキサン溶液0.71mlを加えた後、減
圧濃縮した。油状の濃縮物を少量の酢酸エチルに溶解し
て、室温に静置し、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥
して、表記化合物295mg(収率80%)を無色固体
として得た。 融点:102〜104℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 2.87(6H, s), 3.1〜3.3(2
H, m), 3.89(3H, s), 3.92(1H, dd, J=7.6 および9.9H
z), 4.14(1H, dd, J=4.6および9.9Hz), 4.45〜4.6(1H,
m), 6.7 〜7.0(5H, m), 7.1 〜7.25( 3H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1611, 1602, 1584,
1492, 1478, 1456,1281, 1259, 1239。
【0125】実施例15 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩
酸塩 (a)2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル230mg、カリウムt−ブトキシド101mgおよ
びエピブロモヒドリン246mgを用い、N,N−ジメ
チルアセトアミド15ml中、実施例1(a)と同様に
反応し、抽出し、精製して、表記化合物260mg(収
率93%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.75(4H, m), 2.76(1H, dd, J=2.6 およ
び5.3Hz), 2.85〜2.95(1H, m), 3.3〜3.4(1H, m), 3.81
(3H, s), 4.00(1H, dd, J=5.3 および11.2Hz), 4.19(1
H, dd, J=2.6および11.2Hz), 6.7〜6.95(4H, m), 7.0〜
7.2(4H, m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール 上記(a)の2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン260mg
をテトラヒドロフラン10ml中、50%ジメチルアミ
ン水溶液2mlで実施例1(b)と同様に反応し、処理
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:
塩化メチレン/メタノール=10/1)で精製して表記
化合物250mg(収率84%)を無色油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.7(4
H, m), 2.35(6H, s),2.48(1H, dd, J=4.0および12.5H
z), 2.55 〜2.7(5H, m), 3.81(3H, s), 3.94(1H, dd, J
=5.3 および9.2Hz), 4.0 〜4.3(2H, m), 6.8 〜6.95(4
H, m), 7.1〜7.25(4H, m) 。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−
プロパノール250mgを酢酸エチル5ml中、4N塩
化水素−ジオキサン溶液0.35mlを加え、実施例1
(c)と同様にして、塩酸塩とし、溶媒を減圧除去し、
真空で乾燥して、表記化合物275mg(収率定量的)
を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm: 1.55〜1.
75(4H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 2.89(6H, s), 3.15 〜
3.4(2H, m), 3.80(3H, s), 3.93(1H, dd, J=7.8 および
9.8Hz), 4.15(1H, dd, J=4.4および9.8Hz), 4.5 〜4.6
(1H, m), 6.8〜7.0(4H, m), 7.1 〜7.25(4H, m) 。 IRスペクトル(CHCl3), νmax cm-1: 1600, 1585, 149
0, 1465, 1450, 1240。
【0126】実施例16 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−イソプロ
ピルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノー
ル塩酸塩 (a)2−[2−[4−(4−イソプロピルフェニル)
ブチル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(4−イソプロピルフェニル)ブチル]フェ
ノール3.04g、カリウムt−ブトキシド1.27gおよびエ
ピブロムヒドリン3.11gをN,N−ジメチルアセトアミ
ド60ml中で実施例1(a)と同様に反応し、抽出
し、精製して、表記化合物3.23g(収率88%)を無色
液体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.23(6H, d,
J=6.6Hz), 1.6 〜1.75(4H, m), 2.55 〜3.0(7H, m), 3.
3 〜3.4(1H, m), 3.98(1H, dd, J=5.3および10.6Hz),
4.19(1H, dd, J=3.3 および10.6Hz), 6.81(1H, d, J=7.
9Hz), 6.89(1H, t, J=7.3Hz), 7.05 〜7.2(6H, m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−イ
ソプロピルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロ
パノール 上記(a)の2−[2−[4−(4−イソプロピルフェ
ニル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン648m
gをテトラヒドロフラン13ml中、50%ジメチルア
ミン2.6ml水溶液で実施例1(b)と同様に反応
し、精製して、表記化合物703mg(収率95%)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.23(6H, d,
J=7.3Hz), 1.6 〜1.75(4H, m), 2.33(6H, s), 2.44(1H,
dd, J=4および11.9Hz), 2.5〜2.7(5H, m),2.8 〜3.0(1
H, m), 3.9 〜4.15(3H, m), 6.8〜6.95(2H, m), 7.1〜
7.2(6H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−イ
ソプロピルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロ
パノール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(4−イソプロピルフェニル)ブチル]フェノキシ]−
2−プロパノール703mgを酢酸エチル7ml中、4
N塩化水素−ジオキサン溶液1mlを加え、実施例1
(c)と同様にして、塩酸塩とした後、溶媒を減圧留去
した。油状残留物を酢酸エチルに溶解し、静置し、析出
した結晶を濾取し、真空で乾燥して、表記化合物665
mg(収率82%)を無色結晶として得た。 融点:76〜77℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.23(6H, d,
J=7.3Hz), 1.55〜1.7(4H, m), 2.55〜2.7(4H, m), 2.88
(6H, s), 2.8〜3.0(1H, m), 3.15〜3.35(2H,m), 3.93(1
H, dd, J=7.9および9.2Hz), 4.16(1H, dd, J=4.6および
9.2Hz), 4.5〜4.65(1H, m), 6.83(1H, d, J=8.6Hz), 6.
91(1H, t, J=7.3Hz), 7.05 〜7.2(6H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1602, 1588, 1496,
1464, 1454, 1247。
【0127】実施例17 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メチルフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−[4−(3−メチルフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(3−メチルフェニル)ブチル]フェノール
1.90g、カリウムt−ブトキシド0.89gおよびエピブロ
モヒドリン1.08gをN,N−ジメチルアセトアミド20
ml中、実施例1(a)と同様に反応し、抽出し、精製
して、表記化合物1.83g(収率78%)を無色油状物と
して得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.75(4
H, m), 2.32(3H, s),2.5 〜2.7(4H, m), 2.74(1H, dd,
J=2.6および5.3Hz), 2.88(1H, dd, J=4.0および5.3Hz),
3.25〜3.4(1H, m), 3.98(1H, dd, J=5.3および11.2H
z), 4.20(1H, dd, J=3.3 および11.2Hz), 6.8〜7.2(8H,
m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メ
チルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノー
ル 上記(a)の2−[2−[4−(3−メチルフェニル)
ブチル]フェノキシメチル]オキシラン1.83gをテトラ
ヒドロフラン20mlに溶解し、50%ジメチルアミン
水溶液4mlで実施例1(b)と同様に反応し、精製し
て、表記化合物1.25g(収率59%)を無色油状物とし
て得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.7(4
H, m), 2.32(9H, s),2.4 〜2.8(6H, m), 3.8 〜4.1(3H,
m), 6.7 〜7.2(8H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メ
チルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノー
ル塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(3−メチルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プ
ロパノール1.25gをCMセファデックスC−25(H+
型:登録商標)カラムにメタノールを溶媒として吸着し
た後、0.1 N塩酸−メタノールで溶出し、減圧濃縮し、
真空で乾燥して、表記化合物0.93g(収率67%)を無
色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.75(4
H, m), 2.32(3H, s),2.55〜2.7(4H, m), 2.85(6H, s),
3.1〜3.3(2H, m), 3.92(1H, dd, J=7.9および9.2Hz),
4.14(1H, dd, J=4.6および9.2Hz), 4.5 〜4.65(1H, m),
6.82(1H, d,J=7.9Hz), 6.85〜7.05(4H, m), 7.1〜7.25
(3H, m) 。 IRスペクトル(フィルム),νmax cm-1: 1601, 1588, 14
94, 1453, 1243。
【0128】実施例18 1−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]−3−
(4−フェニルピペラジン−1−イル)−2−プロパノ
ール2塩酸塩 (a)1−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−2−プ
ロパノール 実施例1(a)で得た2−[2−(4−フェニルブチ
ル)フェノキシメチル]オキシラン1.69gをアセトニト
リル30mlに溶解し、N−フェニルピペラジン3.89g
を加え、50℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧除去し、
濃縮物を酢酸エチル−ヘキサン(2:3)でシリカゲル
カラムクロマトグラフィー処理して、表記化合物920
mg(収率34%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5〜1.8(4
H, m), 2.5 〜2.7(8H,m), 2.75〜2.9(2H, m), 3.15〜3.
3(4H, m), 3.9 〜4.2(3H, m), 6.8 〜7.4(14H,m)。 (b)1−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−2−プ
ロパノール2塩酸塩 上記の1−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−2−プ
ロパノール920mgを酢酸エチル20mlに溶解し、
4N塩化水素ージオキサン溶液1.55mlを加えると、沈
澱を生じた。これを、室温で一時間静置した後、濾取
し、真空で乾燥し、表記化合物990mg(収率92
%)を無色粉末として得た。 融点:102〜104℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.55〜2.7(4H,m), 3.3 〜4.8(13H, m), 6.81(1
H, d, J=7.8Hz), 6.92(1H, t, J=7.3Hz), 7.1〜7.3(7H,
m), 7.4 〜7.6(3H, m), 7.82(2H, d, J=7.3Hz)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1599, 1587, 1493,
1453, 1442, 1245。
【0129】実施例19 3−(イミダゾール−1−イル)−1−[2−(4−フ
ェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)3−(イミダゾール−1−イル)−1−[2−
(4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノー
ル 実施例1(a)で得た2−[2−(4−フェニルブチ
ル)フェノキシメチル]オキシラン780mgをアセト
ニトリル25ml中、イミダゾール940mgを加え、
24時間加熱還流した。反応液から溶媒を減圧除去し、
残留物を塩化メチレン−メタノール(20:1)を用い
てシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し、表記化
合物798mg(収率82%)を淡黄色油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.6 〜2.75(4H,m), 3.8 〜4.3(5H, m), 6.78(1
H, d, J=8.6Hz), 6.9 〜6.95(2H, m), 7.01(1H,s), 7.1
〜7.3(7H, m), 7.46(1H, s) 。 (b)3−(イミダゾール−1−イル)−1−[2−
(4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノー
ル塩酸塩 上記(a)の3−(イミダゾール−1−イル)−1−
[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロ
パノール790mgを酢酸エチル中、4N塩化水素−ジ
オキサン溶液1.7 mlを加えて室温で、3時間静置し、
生じた結晶を濾取し、真空で乾燥して、表記化合物81
0mg(収率92%)を無色結晶として得た。 融点:128〜130℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.65〜1.8(4
H, m), 2.6 〜2.7(4H,m), 3.72(1H, t, J=8.8Hz), 4.12
(1H, dd, J=4.4および9.5Hz), 4.3 〜4.45(2H,m), 4.55
(1H, d, J=12.5Hz), 6.80(1H, d, J=8.1Hz), 6.91(1H,
t, J=7.3Hz),6.95(1H, s), 7.1〜7.3(8H, m), 9.26(1H,
s) 。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1601, 1574, 1494,
1476, 1452, 1240。
【0130】実施例20 N,N−ジメチル−3−[2−[4−(2−メトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]プロピルアミン塩酸塩 (a)N,N−ジメチル−3−[2−[4−(2−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]プロピルアミン 2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル200 mg、55%水素化ナトリウム75mg、3−ジ
メチルアミノプロピルクロリド塩酸塩0.14gをN,N−
ジメチルアセトアミド20ml中、実施例2(a)と同
様に反応し、抽出し、塩化メチレンーメタノール(1
0:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し
て、表記化合物227mg(収率85%)を黄色を帯び
た固体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.75(4
H, m), 1.9〜2.1(2H,m), 2.32(6H, s), 2.57(2H, t, J=
7.6Hz), 2.6〜2.7(4H, m), 3.81(3H, s),4.01(2H, t, J
=5.9Hz), 6.75〜6.95(4H, m), 7.1〜7.3(4H, m)。 (b)N,N−ジメチル−3−[2−[4−(2−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]プロピルアミン塩
酸塩 上記(a)のN,N−ジメチル−3−[2−[4−(2
−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]プロピルア
ミン227mgを酢酸エチル5ml中、4N塩化水素−
ジオキサン溶液0.24mlを加え、実施例1(c)と同様
にして、塩酸塩とし、生じた結晶を濾取し、真空で乾燥
して、表記化合物120mg(収率48%)を無色結晶
として得た。 融点:130〜133℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.3〜2.5(2H,m), 2.6 〜2.7(4H, m), 2.77(6H,
s), 3.17(2H, t, J=8Hz), 3.80(3H, s), 4.01(2H, t, J
=5.4Hz), 6.75〜6.95(4H, m), 7.05 〜7.25(4H, m) 。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1600, 1588, 1497,
1472, 1242。
【0131】実施例21 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メチルフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−[4−(4−メチルフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(4−メチルフェニル)ブチル]フェノール
0.70g、カリウムt−ブトキシド0.33gおよびエピブロ
モヒドリン0.8 gを用い、N,N−ジメチルアセトアミ
ド中40ml中で実施例1(a)と同様に反応し、抽出
し、精製して、表記化合物0.63g(収率73%)を無色
油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.31(3H, s),2.55〜2.7(4H, m), 2.74(1H, dd,
J=2.6および5.3Hz), 2.85〜2.95(1H, m),2.87(1H, m),
3.3〜3.4 (1H, m), 3.98(1H, dd, J=5.3 および11.2H
z), 4.19(1H, dd, J=3.3 および11.2Hz), 6.81(1H, d,
J=7.9Hz), 6.89(1H, t, J=6.9Hz),7.07(4H, s), 7.1〜
7.2 (2H, m) 。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メ
チルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノー
ル 上記(a)の2−[2−[4−(4−メチルフェニル)
ブチル]フェノキシメチル]オキシラン0.63gを実施例
1(b)と同様にテトラヒドロフラン10ml中、50
%ジメチルアミン水溶液2mlで処理し、塩化メチレン
ーメタノール(10:1)でシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製して、表記化合物0.65g(収率89
%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.65〜1.8(4
H, m), 2.31(3H,s),2.33(6H, s), 2.35 〜2.7(6H, m),
3.9 〜4.15(3H, m), 6.8〜6.9(2H, m), 7.0〜7.2(2H,
m), 7.07(4H, s) 。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メ
チルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノー
ル塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(4−メチルフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プ
ロパノール640mgを酢酸エチルに溶かし、4N塩化
水素−ジオキサン溶液0.95mlを加え、減圧濃縮し、真
空で乾燥して、表記化合物708mg(収率定量的)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.7(4
H, m), 2.31(3H, s),2.5 〜2.7(4H, m), 2.87(6H, s),
3.1〜3.4(2H, m), 3.92(1H, dd, J=7.8および9.3Hz),
4.15(1H, dd, J=4.6および9.3Hz), 4.5 〜4.65(1H, m),
6.82(1H, d,J=8.3Hz), 6.91(1H, t, J=7.1Hz), 7.0 〜
7.2(6H, m)。 IRスペクトル(CHCl3), νmax cm-1: 1600, 1585, 152
5, 1495, 1475, 1455,1235 。
【0132】実施例22 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール
塩酸塩 (a)2−[2−[4−(2−ベンジルオキシフェニ
ル)−1−ブテン−1−イル]フェノキシメチル]オキ
シラン 参考例14で得た2−[4−(2−ベンジルオキシフェ
ニル)−1−ブテン−1−イル]フェノール330m
g、カリウムt−ブトキシド124mgおよびエピブロ
モヒドリン151mgをN,N−ジメチルアセトアミド
10ml中、実施例1(a)と同様に反応し、抽出し、
精製して、表記化合物328mg(収率85%)を無色
油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3; シス−トランス混合
物) δ ppm: 2.5 〜2.95( 計6H, m), 3.3 〜3.4(計1H,
m), 3.9 〜4.05( 計1H, m), 4.15〜4.25( 計1H,m), 5.1
0および5.11( 計2H, 各s), 5.7 〜7.5(計15H, m) 。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパ
ノール 上記(a)の2−[2−[4−(2−ベンジルオキシフ
ェニル)−1−ブテン−1−イル]フェノキシメチル]
オキシラン328mgをテトラヒドロフラン5ml中、
実施例1(b)と同様50%ジメチルアミン水溶液3m
lを作用させ、精製して、3−ジメチルアミノ−1−
[2−[4−(2−ベンジルオキシフェニル)−1−ブ
テン−1−イル]フェノキシ]−2−プロパノールを無
色油状物として得た。これをエタノール20ml中、5
%パラジウム−炭素触媒20mgを用いて、50℃で1
時間半、常圧の水素下で攪拌した。触媒を濾法し、濾液
を濃縮して、シリカゲルクロマトグラフィー処理(溶出
溶剤:塩化メチレン/メタノール=9/1)し、表記化
合物281mg(収率96%)を無色油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.35(6H, s),2.42(1H, dd, J=4および12.5Hz),
2.55 〜2.8(5H, m), 3.9 〜4.2(3H, m), 6.7〜7.2(8H,
m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ブチル]フェノキシ−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(2ヒドロキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−
プロパノール281mgを酢酸エチル中、4N塩化水素
−ジオキサン溶液0.5 mlを加え、実施例1(c)と同
様にして、塩酸塩とし、減圧濃縮した。油状濃縮物を酢
酸エチルに溶解し、冷却し、析出した結晶を濾取し、真
空で乾燥して、表記化合物156mg(収率50%)を
無色結晶として得た。 融点:122〜124℃。 NMR スペクトル(270MHz, DMSO-d6) δ ppm: 1.5 〜1.65
(4H, m), 2.5〜2.7(4H, m), 2.83(6H, s), 3.15 〜3.4
(2H, m), 3.85 〜4.05(2H, m), 4.2〜4.4(1H ,m), 6.6
5〜7.2(8H, m), 9.21(1H, s) 。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1604, 1591, 1494,
1454, 1243。
【0133】実施例23 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−ヒドロキ
シフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール
塩酸塩 (a)2−[2−[4−(3−メトキシメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(3−メトキシメトキシフェニル)ブチル]
フェノール2.87g、カリウムt−ブトキシド1.18gおよ
びエピブロモヒドリン1.67gをN,N−ジメチルアセト
アミド30ml中で実施例1(a)と同様に反応し、抽
出し、精製して、表記化合物2.05g(収率60%)を無
色油状物として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.9(4
H, m), 2.4 〜3.0(6H,m), 3.1 〜3.6(1H, m), 3.47(3H,
s), 3.8〜4.6(2H, m), 5.14(2H, s), 6.7〜7.4(8H,
m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−メ
トキシメトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−
プロパノール 上記(a)の2−[2−[4−(3−メトキシメトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン1.40
gをテトラヒドロフラン14ml中、50%ジメチルア
ミン水溶液2.8mlを用い、実施例1(b) と同様に反
応し、精製して、表記化合物1.51g(収率95%)を無
色油状物として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.9(4
H, m), 2.30(6H, s),2.3 〜3.0(6H, m), 3.46(3H, s),
3.8〜4.3(3H, m), 5.15(2H, s), 6.7〜7.3(8H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(3−ヒ
ドロキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパ
ノール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(3−メトキシメトキシフェニル)ブチル]フェノキ
シ]−2−プロパノール1.00gを塩化メチレン10ml
に溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加
え、室温で15分静置した。溶媒を減圧除去し、残留物
を酢酸エチルに溶解し、析出した結晶を濾取し、真空で
乾燥して、表記化合物0.87g(収率89%)を無色結晶
として得た。 融点:124〜125℃。 NMR スペクトル(270MHz, DMSO) δ ppm: 1.45〜1.7(4
H, m), 2.4 〜2.65(4H,m), 2.84(6H, s), 3.1〜3.3(2H,
m), 3.9〜4.1(2H, m), 4.2 〜4.4(1H, m),6.5 〜6.65
(3H, m), 6.8〜7.2(5H, m), 9.19(1H, s) 。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1600, 1586, 1494,
1484, 1475, 1453,1242。
【0134】実施例24 1−[2−[4−(2−クロロフェニル)ブチル]フェ
ノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−[4−(2−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(2−クロロフェニル)ブチル]フェノール
800mg、カリウムt−ブトキシド344mgおよび
エピブロモヒドリン835mgをN,N−ジメチルアセ
トアミド20ml中、実施例1(a)と同様に反応し、
抽出し、精製して、表記化合物860mg(収率88
%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.68(2H, t, J=7.3Hz), 2.7 〜2.85(3H, m), 2.
89(1H, dd, J=4.0 および5.0Hz), 3.3 〜3.4(1H,m), 3.
99(1H, dd, J=5.3 および11.2Hz), 4.20(1H, dd, J=3.3
および11.2Hz),6.82(1H, d, J=8.6Hz), 6.90(1H, t, J
=7.9Hz), 7.05〜7.4(6H, m)。 (b)1−[2−[4−(2−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール 上記2−[2−[4−(2−クロロフェニル)ブチル]
フェノキシメチル]オシラン860mgを実施例1
(b)と同様にして、テトラヒドロフラン20ml中、
50%ジメチルアミン水溶液4mlを作用させてた後、
精製し、表記化合物790mg(収率80%)を無色油
状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.33(6H, s),2.44(1H, dd, J=4.0および11.9H
z), 2.5〜2.8(5H, m), 3.9 〜4.15(3H, m),6.8 〜6.95
(2H, m), 7.1〜7.4(6H, m)。 (c)1−[2−[4−(2−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の1−[2−[4−(2−クロロフェニル)
ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロ
パノール500mgを実施例17(c)と同様にCMセ
ファデックスC−25(H+ 型:登録商標)カラムを用
い、塩酸塩として、精製し、表記化合物398mg(収
率72%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.62 (2H, t,J=6.6Hz), 2.75 (2H, t, J=7.3H
z), 2.85 〜3.0(6H, m), 3.2 〜3.35(2H, m),3.93(1H,
dd, J=8.0 および9.2Hz), 4.16(1H, dd, J=4.0および9.
2Hz), 4.5 〜4.65(1H, m), 6.82 (1H, d, J=7.9Hz),
6.91(1H, t, J=7.9Hz), 7.1〜7.4(6H,m)。 IRスペクトル(フィルム) , νmax cm-1: 1601, 1588,
1494, 1475, 1453,1243。
【0135】実施例25 1−[2−[4−(3−クロロフェニル)ブチル]フェ
ノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−[4−(3−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(3−クロロフェニル)ブチル]フェノール
800mg、カリウムt−ブトキシド344mgおよび
エピブロモヒドリン835mgを用い、N,N−ジメチ
ルアセトアミド20ml中、実施例1(a)と同様に反
応し、抽出し、精製して、表記化合物840mg(収率
86%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.75(4H, m), 2.74(1H, dd, J=2.6およ
び5.3Hz), 2.89(1H, dd, J=4.0および5.3Hz),3.25〜3.4
(1H, m), 3.97(1H, dd, J=5.3および11.2Hz), 4.21(1H,
dd, J=2.6 および11.2Hz), 6.82(1H, d, J=7.9Hz), 6.
90 (1H, t, J=7.3Hz), 7.0 〜7.25(6H,m) 。 (b)1−[2−[4−(3−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール 上記(a)の2−[2−[4−(3−クロロフェニル)
ブチル]フェノキシメチル]オキシラン840mgをテ
トラヒドロフラン20ml中、実施例1(b)と同様
に、50%ジメチルアミン水溶液4mlを作用させ、塩
化メチレンーメタノール(10:1)でシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して、表記化合物789m
g(収率82%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.33(6H, s),2.42(1H, dd, J=4.0および12.5H
z), 2.5〜2.7(5H, m), 3.9 〜4.15(3H, m),6.8 〜6.95
(2H, m), 7.0〜7.25(6H, m) 。 (c)1−[2−[4−(3−クロロフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の1−[2−[4−(3−クロロフェニル)
ブチル]フェノキシ]−3−ジメチルアミノ−2−プロ
パノール760mgを実施例17(c)と同様に、CM
セファデックC−25(H+ 型:登録商標)カラムを用
いて、塩酸塩とし、さらに酢酸エチルより再結晶し、表
記化合物571mg(収率68%)を無色固体として得
た。 融点:83〜85℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.8(4
H, m), 2.12(4H, t, J=6.6Hz), 2.90(6H, s), 3.15 〜
3.35(2H, m), 3.94(1H, dd, J=7.9 および9.2Hz), 4.15
(1H, dd, J=4.6および9.2Hz), 4.5 〜4.7(1H, m), 6.84
(1H, d, J=7.9Hz), 6.94(1H, t, J=7.6Hz), 7.04(1H,
d, J=6.6Hz), 7.1 〜7.3(5H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1598, 1459, 1477,
1455, 1251。
【0136】実施例26 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メトキシ
フェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩
酸塩 (a)2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン 2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.5 g、グリシドール0.65gおよびトリフェニルホス
フィン2.3 gを塩化メチレン25mlに溶解し、氷冷攪
拌下、アゾジカルボン酸ジエチルエステル1.53gを塩化
メチレン2mlに溶かして滴下した。室温で1時間半攪
拌した後、反応液に水を加えて分液し、塩化メチレン層
を分離し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)し、表記化合物
0.54g(収率29%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 2.74(1H, dd, J=2.6および
5.3Hz), 2.88(1H, dd, J=4.0および5.3Hz),3.3 〜3.4(1
H, m), 3.78(3H, s), 3.97(1H, dd, J=5.3 および11.2H
z), 4.20(1H, dd, J=3.3 および11.2Hz), 6.75 〜6.95
(4H, m), 7.05 〜7.2(4H, m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール 上記(a)の2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン208mg
をテトラヒドロフラン5ml中、実施例1(b)と同様
に、50%ジメチルアミン水溶液1mlと反応し、精製
して、表記化合物223mg(収率93%)を無色油状
物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.33(6H, s),2.43(1H, dd, J=4.0および12.5H
z), 2.5〜2.75(5H, m), 3.78(3H, s), 3.9 〜4.15(3H,
m), 6.8〜6.95(4H, m), 7.05 〜7.2(4H, m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(4−メ
トキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]−2−
プロパノール216mgをジオキサン10ml中、4N
塩化水素−ジオキサン溶液0.23mlを加えて、実施例1
(c)と同様にして、塩酸塩として、減圧濃縮した。こ
れを酢酸エチル10mlに溶かし、静置した後、析出し
た結晶を濾取し、表記化合物191mg(収率80%)
を無色固体として得た。 融点:97〜98℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.7(4
H, m), 2.5 〜2.65(4H,m), 2.87(6H, s), 3.1〜3.35(2
H, m), 3.78(3H, s), 3.93(1H, dd, J=7.9および9.2H
z), 4.14(1H, dd, J=4.6および9.2Hz), 4.5 〜4.6(1H,
m), 6.8 〜7.0(4H,m), 7.05〜7.2(4H, m)。 IRスペクトル(KBr), νmax cm-1: 1610, 1584, 1513,
1496, 1473, 1465,1452, 1243。
【0137】実施例27 モノ[2−ジメチルアミノ−1−[2−(4−フェニル
ブチル)フェノキシメチル]エチル]スクシネート塩酸
塩 実施例1(b)で得た3−ジメチルアミノ−1−[2−
(4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノー
ル1.79gをアセトン50mlに溶解し、無水コハク酸0.
57gを加えて、2時間加熱還流した。反応液を冷却し、
4N塩化水素−ジオキサン溶液1.5 mlを加え、室温に
静置し、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥して、表記
化合物2.20g(収率93%)を無色結晶として得た。 融点:123〜125℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.5〜2.9(8H,m), 2.85(6H, s), 3.3〜3.55(2H,
m), 4.10(1H, dd, J=5.3 および10.6Hz),4.20(1H, dd,
J=4.0および10.6Hz), 5.6〜5.8(1H, m), 6.80(1H, d, J
=7.9Hz),6.92(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.35(7H, m) 。 IRスペクトル(KBr) , νmax cm-1: 1736, 1718, 1599,
1493, 1461, 1452,1402, 1379, 1249, 1209, 1166。
【0138】実施例28 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ナフチ
ル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)2−[2−[4−(2−ナフチル)ブチル]フェ
ノキシメチル]オキシラン 2−[4−(2−ナフチル)ブチル]フェノール300
mg、カリウムt−ブトキシド122mgおよびエピブ
ロムヒドリン301mgを用い、N,N−ジメチルアセ
トアミド15ml中で実施例1(a)と同様に反応し、
抽出し、精製して、表記化合物303mg(収率84
%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.9(4
H, m), 2.6 〜2.9(6H,m), 3.2 〜3.3(1H, m), 3.94(1H,
dd, J=5.9および11.2Hz), 4.17(1H, dd, J=3.3 および
11.2Hz), 6.7〜7.9(11H, m) 。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ナ
フチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール 上記(a)の2−[2−[4−(2−ナフチル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オシラン291mgをテトラヒ
ドロフラン5ml中、実施例1(b)と同様にして、5
0%ジメチルアミン水溶液1mlで処理し、シリカゲル
クロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化メチレン/メタノ
ール=10/1)で精製して、表記化合物279mg
(収率84%)で得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.85(4
H, m), 2.29(6H, s),2.35〜2.6(2H, m), 2.67(2H, t, J
=7.3Hz), 2.80(2H, t, J=7.3Hz), 3.9 〜4.1(3H, m),
6.8 〜7.9(11H, m) 。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(2−ナ
フチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(2−ナフチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール279mgを実施例17(c)と同様にCMセファ
デックC−25(H+ 型:登録商標)カラムで塩酸塩と
し、表記化合物270mg(収率88%)を無色油状物
として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.8(4
H, m), 2.55〜2.7(2H,m), 2.62(3H, s), 2.63(3H, s),
2.79(2H, t, J=7.3Hz), 2.9 〜3.2(2H, m),3.88(1H, t,
J=8.6Hz), 4.0 〜4.15(1H, m), 4.4〜4.55(1H, m), 6.
81(1H, d,J=7.9Hz), 6.91,(1H, t, J=7.3Hz), 7.1〜7.5
(5H, m), 7.57(1H, s), 7.7〜7.85(3H, m) 。
【0139】実施例29 3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(1−ナフチ
ル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)2−[2−[4−(1−ナフチル)ブチル]フェ
ノキシメチル]オキシラン 2−[4−(1−ナフチル)ブチル]フェノール329
mg、カリウムt−ブトキシド134mgおよびエピブ
ロモヒドリン334mgをN,N−ジメチルアセトアミ
ド15ml中で,実施例1(a)と同様に反応し、抽出
し、精製して、表記化合物316mg(収率80%)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.65〜1.9(4
H, m), 2.65〜2.8(3H,m), 2.83(1H, dd, J=4.0および5.
3Hz), 3.11(2H, t, J=7.3Hz), 3.25〜3.35(1H,m), 3.97
(1H, dd, J=5.3および11.2Hz), 4.19(1H, dd, J=3.3 お
よび11.2Hz),6.81(1H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, t, J=7.
3Hz), 7.1 〜7.55(6H, m), 7.69(1H,d, J=7.9Hz), 7.84
(1H, d, J=7.3Hz), 8.03(1H, d, J=7.3Hz) 。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(1−ナ
フチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール 上記(a)の2−[2−[4−(1−ナフチル)ブチ
ル]フェノキシメチル]オキシラン300mgをテトラ
ヒドロフラン6ml中、実施例1(b)と同様に50%
ジメチルアミン水溶液1.2mlを加えて反応し、精製
して、表記化合物265mg(収率77%)を無色油状
物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.7 〜1.9(4
H, m), 2.29(6H, s),2.41(1H, dd, J=4.0および12.5H
z), 2.56(1H, dd, J=9.5 および12.5Hz), 2.69(2H, t,
J=7.3Hz), 3.10(2H, t, J=7.3Hz), 3.9 〜4.1(3H, m),
6.8 〜8.1(11H,m)。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−(1−ナ
フチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−[4−
(1−ナフチル)ブチル]フェノキシ]−2−プロパノ
ール265mgを実施例17(c)と同様にCMセファ
デックC−25(H+ 型:登録商標)カラムで塩酸塩と
して、表記化合物200mg(収率60%)を無色油状
物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.65〜1.9(4
H, m), 2.5 〜2.7(2H,m), 2.62(3H, s), 2.66(3H, s),
2.9 〜3.2(4H, m), 3.8 〜3.95(1H, m), 4.0〜4.2(1H,
m), 4.4 〜4.6(1H, m), 6.81(1H, d, J=7.9Hz), 6.92,
(1H, t, J=7.3Hz), 7.1〜7.5(6H, m), 7.71(1H, d, J=
7.9Hz), 7.85(1H, d, J=9.2Hz), 8.01(1H,d, J=8.6Hz)
。 IRスペクトル(フィルム), νmax cm-1: 1598, 1588,
1494, 1453, 1242。
【0140】実施例30 3−ジメチルアミノ−1−[2−(3−メチル−4−フ
ェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸塩 (a)2−[2−(3−メチル−4−フェニルブチル)
フェノキシメチル]オキシラン 2−(3−メチル−4−フェニルブチル)フェノール0.
98g、カリウムt−ブトキシド0.46gおよびエピブロモ
ヒドリン0.56gを用い、実施例1(a)と同様にして、
N,N−ジメチルアセドアミド10ml中で反応し、抽
出し、精製して、表記化合物1.0 g(収率83%)を無
色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.94(3H, d,
J=6.6Hz), 1.4 〜1.9(3H, m), 2.42(1H, dd, J=7.9 お
よび13.9Hz), 2.5〜3.0(5H, m), 3.25〜3.35(1H, m),
3.9〜4.0(1H, m), 4.1 〜4.25(1H, m), 6.7〜7.3(9H,
m)。 (b)3−ジメチルアミノ−1−[2−(3−メチル−
4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノール 上記(a)の2−[2−(3−メチル−4−フェニルブ
チル)フェノキシメチル]オキシラン1.0 gをテトラヒ
ドロフラン20ml中、50%ジメチルアミン水溶液4
mlで実施例1(b)と同様に反応し、精製して、表記
化合物0.99g(収率86%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.93(3H, d,
J=5.9Hz), 1.4 〜1.9(3H, m), 2.33(6H, s), 2.4 〜2.8
(6H, m), 3.8 〜4.15(3H, m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1
〜7.35(7H, m) 。 (c)3−ジメチルアミノ−1−[2−(3−メチル−
4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパノール
塩酸塩 上記(b)の3−ジメチルアミノ−1−[2−(3−メ
チル−4−フェニルブチル)フェノキシ]−2−プロパ
ノール987mgを酢酸エチル20ml中、4N塩化水
素−ジオキサン溶液0.9mlで、実施例1(c)と同
様にして、塩酸塩として、溶媒を減圧除去した後、真空
で乾燥して、表記化合物1.09g(収率定量的)を無色油
状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.94(3H, d,
J=5.9Hz), 1.3 〜1.9(3H, m), 2.4〜2.8(4H, m), 2.85
(3H, s), 2.87(3H, s), 3.15〜3.3(2H, m),3.85〜4.0(1
H, m), 4.1 〜4.2(1H, m), 4.45〜4.6(1H, m), 6.82(1
H, d, J=8.6Hz), 6.90,(1H, t, J=7.3Hz), 7.1 〜7.35
(7H, m) 。 IRスペクトル(フィルム), νmax cm-1: 1601, 1588,
1494, 1453, 1243。
【0141】実施例31 2−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−[2−
(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチル]ピペリジ
ン 2−(4−フェニルブチル)フェノール1.69g、1−t
−ブトキシカルボニル−2−(2−ヒドロキシエチル)
ピペリジン1.72g、トリフェニルホスフィン5.9 gおよ
びアゾジカルボン酸ジエチルエステル3.92gを用い塩化
メチレン75ml中で実施例5(a)と同様に反応し、
抽出して得た油状物を、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー処理(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)し、表記化合物1.13g(収率34%)を油状物とし
て得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.39(9H, s),
1.3〜1.75(10H, m),1.8 〜2.0(1H, m), 2.1 〜2.3(1H,
m), 2.6 〜2.7(4H, t, J=7.3Hz), 2.82(1H,t, J=13.1H
z), 3.85〜4.1(3H, m), 4.4 〜4.55(1H, m), 6.77(1H,
d, J=7.9Hz),6.84(1H, t, J=6.6Hz), 7.05〜7.3(7H,
m)。 (b)2−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノ
キシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 上記(b)の1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−
[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]エチル]ピ
ペリジン1.13gをジオキサン10mlに溶解し、4N塩
化水素−ジオキサン溶液10mlを加え、室温で30分
攪拌した。溶媒を減圧除去し、残留物をヘキサンで洗浄
し、真空で乾燥して、表記化合物0.94g(収率97%)
を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.2 〜2.3(11
H, m), 2.4〜2.7(5H,m), 2.75〜2.9(1H, m), 3.15〜3.3
(1H, m), 3.45(1H, d, J=12.5Hz), 4.0〜4.2(2H, m),
6.8〜6.95(2H, m), 7.05 〜7.3(7H, m)。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1: 1600, 1585, 1495,
1475, 1450, 1235。
【0142】実施例32 1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブチル)
フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチル]ピペリジン 実施例31(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−
2−[2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシ]
エチル]ピペリジン820mgをテトラヒドロフラン4
mlに溶解し、水素化リチウムアルミニウム140mg
とテトラヒドロフラン4mlの混合物中に、冷却しなが
ら滴下した。滴下完了後、反応液を2時間加熱還流し
た。冷却した後、硫酸ナトリウム・10水和物を反応液
中に、注意深く加えて過剰の水素化物を分解した。不溶
物を濾去し、濾液を濃縮して得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー処理(溶出溶剤:塩化メチ
レン/メタノール=20/1)して、表記化合物455
mg(収率69%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.15〜1.5(2
H, m), 1.6 〜1.95(9H,m), 2.1 〜2.3(3H, m), 2.35(3
H, s), 2.64(4H, t, J=6.9Hz), 2.85 〜3.0(1H,m), 3.9
5〜4.1(2H, m), 6.8 〜6.95(2H, m), 7.1〜7.3(7H,
m)。 (b)1−メチル−2−[2−[2−(4−フェニルブ
チル)フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 上記(b)の1−メチル−2−[2−[2−(4−フェ
ニルブチル)フェノキシ]エチル]ピペリジン450m
gを酢酸エチル5ml中、4N塩化水素−ジオキサン溶
液0.4 mlを加えて、実施例1(c)と同様にして、塩
酸塩とし、減圧濃縮し、真空で乾燥して、表記化合物4
96mgを無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm: 1.2 〜1.
5(1H, m), 1.55〜2.45(11H, m), 2.45〜2.9(5H, m), 2.
76(3H, s), 2.9〜3.7(2H, m), 3.95〜4.2(2H,m), 6.81
(1H, d, J=8.6Hz), 6.91(1H, t, J=6.9Hz), 7.1 〜7.3
(7H, m)。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1: 1600, 1585, 1495,
1470, 1450, 1230。
【0143】実施例33 1−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノシキ−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)
−2−プロパノール2塩酸塩 (a)1−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノシキ−3−(4−フェニルピペラジン−1−
イル)−2−プロパノール 実施例26(a)で得た2−[2−[4−(4−メトキ
シフェニル)ブチル]フェノキシメチル]オキシラン1
85mgと1−フェニルピペラジン96mgをテトラヒ
ドロフラン5mlに溶解し、60℃で24時間攪拌した
後、減圧濃縮した。得られた油状物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー処理(溶出溶剤:塩化メチレン/メ
タノール=20/1)して、表記化合物296mg(収
率96%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜1.75(4
H, m), 2.5〜2.9(10H,m), 3.1 〜3.3(4H, m), 3.77(3H,
s), 3.9〜4.2(3H, m), 6.7 〜7.3(13H,m) 。 (b)1−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノシキ−3−(4−フェニルピペラジン−1−
イル)−2−プロパノール2塩酸塩 上記の1−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノシキ]−3−(4−フェニルピペラジン−1
−イル)−2−プロパノール286mgをジオキサン5
mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液0.23ml
を加えて減圧濃縮した。油状の残留物を酢酸エチルに溶
解し、静置し、析出した結晶を濾取し、真空で乾燥し
て、表記化合物223mg(収率72%)を無色結晶と
して得た。 融点:147〜149℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δ ppm: 1.5 〜1.
7(4H, m), 2.5 〜2.7(4H, m), 3.1〜3.8(10H, m), 3.74
(3H, s), 3.93(1H, dd, J=7.6および9.5Hz),4.14(1H, d
d, J=4.6および9.5Hz), 4.6 〜4.8(1H, m), 6.75〜7.4
(13H, m) 。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1610, 1599, 1587, 15
11, 1495, 1453, 1253, 1238。
【0144】実施例34 (4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−(4−フェニル
ブチル)フェノキシメチル]ピロリジン塩酸塩 (a)(4R)−4−ベンジルオキシ−1−t−ブトキ
シカルボニル−2−[2−(4−フェニルブチル)フェ
ノキシメチル]ピロリジン 2−(4−フェニルブチル)フェノール441mgとカ
リウムt−ブトキシド241mgをN,N−ジメチルア
セトアミド20mlに氷冷攪拌下に溶解し、(4R)−
4−ベンジルオキシ−1−t−ブトキシカルボニル−2
−(p−トルエンスルホニルオキシメチル)ピロリジン
900mgを加え、40℃で5時間攪拌した。反応液を
冷却し、酢酸エチルと水で分液した。抽出液を脱水し、
減圧濃縮した、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー処理(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/
1)して、表記化合物242mg(収率24%)を無色
油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.45(9H, s),
1.5〜1.75(4H, m),2.1 〜2.3(2H, m), 2.5 〜2.7(4H,
m), 3.4 〜4.6(8H, m), 6.7 〜6.95(2H, m),7.05〜7.4
(12H, m) 。 (b)(4R)−1−ブトキシカルボニル−4−ヒドロ
キシ−2−[2−(4−フェニルブチル)フェノキシメ
チル]ピロリジン 上記(a)の(4R)−4−ベンジルオキシ−1−t−
ブトキシカルボニル−2−[2−(4−フェニルブチ
ル)フェノキシメチル]ピロリジン238mgをエタノ
ール10mlに溶解し、5%パラジウム−炭素20mg
を触媒として、常圧の水素雰囲気中、55℃で6時間加
熱攪拌した。冷却し、触媒を濾去して得た濾液を減圧濃
縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)して、
表記化合物177mg(収率90%)を無色油状物とし
て得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.46(9H, s),
1.5〜1.8(4H, m),2.0 〜2.3(2H, m), 2.5 〜2.7(4H,
m), 3.4 〜4.6(6H, m), 6.75〜6.95(2H, m),7.05〜7.35
(7H, m) 。 (c)(4R)−4−ヒドロキシ−2−[2−(4−フ
ェニルブチル)フェノキシメチル]ピロリジン塩酸塩 上記(b)の(4R)−1−t−ブトキシカルボニル−
4−ヒドロキシ−2−[2−(4−フェニルブチル)フ
ェノキシメチル]ピロリジン173mgをジオキサン3
mlに溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液3mlを
加え、室温で2時間静置した。反応液を減圧濃縮して得
た固体を塩化メチレンに溶解し、酢酸エチルを加え、静
置し、析出した結晶を濾取して、表記化合物109mg
(収率74%)を無色結晶として得た。 融点:135〜137℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.85(4
H, m), 1.9〜2.05(1H,m),2.14 (1H, dd, J=6.6, および
13.2Hz), 2.5〜2.7(4H, m), 3.25(1H, dd, J=3.3 およ
び12.5Hz), 3.56(1H, d, J=12.5Hz), 4.05(1H, dd, J=
4.6および10.6Hz), 4.23(1H, dd, J=4.0 および10.6H
z), 4.2〜4.4(1H, m), 4.4 〜4.55(1H, m),6.82(1H, d,
J=7.9Hz), 6.88(1H, t, J=7.6Hz), 7.05〜7.3(7H,
m)。 IRスペクトル(KBr),νmax cm-1: 1602, 1588, 1495, 14
65, 1451, 1237。
【0145】実施例35 2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.35gをN,N−ジメチルアセトアミド20mlに
溶解し、カリウム t−ブトキシド1.48gを氷冷下
に加えて攪拌した。この溶液に2−(2−クロロエチ
ル)−1−メチルピロリジン塩酸塩1.45gを加えて
溶解し、この溶液を55℃で2時間攪拌した。反応液を
冷却し、酢酸エチル200mlと水100mlを加えて振り
混ぜた後、静置し酢酸エチル層を分離した。これを一度
食塩水で洗い、ついで無水硫酸マグネシウムで脱水して
減圧濃縮した。こうして得た油状の残留物を塩化メチレ
ン−メタノール(10:1)を用い、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー処理して表記化合物0.92g(収
率48%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.55〜2.
5(12H,m), 2.38(3H,s), 2.55〜2.7(4H,m), 3.05 〜3.2
(1H,m), 3.79(3H,s), 3.9〜4.15(2H,m), 6.65〜6.9(5H,
m), 7.1〜7.25(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 (a)の2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン900mgを少量のジオキサンに溶解し、4N塩化水
素−ジオキサン溶液0.8mlを加えて振り混ぜ、減圧濃
縮した。これを酢酸エチル15mlに溶解して静置すると
結晶が析出したので、濾取し、真空で乾燥して表記化合
物343mg(収率35%)を無色の結晶として得た。 融点:65〜66℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜1.
8(4H,m), 1.85〜2.15(2H,m), 2.15〜2.35(2H,m), 2.35
〜2.9(7H,m), 2.74(3H,s), 3.2〜3.35(1H,m),3.7 〜4.1
(2H,m), 3.79(3H,s), 4.1〜4.3(1H,m), 6.65 〜6.8(3H,
m), 6.82(1H,d,J=8.6Hz), 6.91(1H,t,J=7.6Hz), 7.1
〜7.3(3H,m) 。
【0146】実施例36 2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン 実施例35(a)と同様にして、2−[4−(2−メト
キシフェニル)ブチル]フェノール1.74g、カリウ
ム t−ブトキシド1.9gおよび2−(2−クロロエ
チル)−1−メチルピロリジン塩酸塩1.87gを、
N,N−ジメチルアセトアミド20ml中で反応し、同様
に抽出処理した後、得られた油状物を塩化メチレン−メ
タノール(10:1)を用い、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー処理して表記化合物900mg(収率36
%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜1.
9(8H,m), 1.95 〜2.1(1H,m), 2.15 〜2.5(3H,m), 2.38
(3H,s), 2.55 〜2.7(4H,m), 3.1〜3.2(1H,m),3.79(3H,
s), 3.9 〜4.1(2H,m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.1〜7.2(4
H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 実施例35(b)と同様にして、(a)工程で得た2−
[2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン900mg
を4N塩化水素−ジオキサン溶液0.8mlを用いて塩酸
塩とし、酢酸エチルより再結晶して、表記化合物530
mg(収率54%)を無色固体として得た。 融点:111〜112℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜1.
8(4H,m), 1.9〜2.15(2H,m), 2.15〜2.4(2H,m), 2.4〜2.
9(7H,m), 2.75(3H,s), 3.25 〜3.5(1H,m),3.7 〜4.05(2
H,m), 3.80(3H,s), 4.15〜4.3(1H,m), 6.8〜7.0(4H,m),
7.05 〜7.25(4H,m)。
【0147】実施例37 2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン塩酸
塩 (a)2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン 実施例35(a)と同様にして、2−[4−(4−メト
キシフェニル)ブチル]フェノール1.50g、カリウ
ム t−ブトキシド1.64gおよび2−(2−クロロ
エチル)−1−メチルピロリジン塩酸塩1.62gを、
N,N−ジメチルアセトアミド30ml中で反応し、同様
に抽出し、処理した後、得られた油状物を塩化メチレン
−メタノール(10:1)を用い、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー処理して表記化合物0.830g(収
率39%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜1.
95(8H,m), 1.95〜2.15(1H,m), 2.15〜2.5(3H,m), 2.40
(3H,s), 2.5〜2.7(4H,m), 3.1〜3.25(1H,m),3.78(3H,
s), 3.9 〜4.1(2H,m), 6.75 〜6.9(4H,m), 7.05 〜7.2
(4H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(4−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 実施例35(b)と同様にして、(a)工程で得た2−
[2−[2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン0.83
0gを4N塩化水素−ジオキサン溶液0.75mlを用い
て塩酸塩とし、酢酸エチルより再結晶して表記化合物
0.275g(収率30%)を無色固体として得た。 融点:91〜92℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜1.
75(4H,m), 1.9 〜2.15(2H,m), 2.15〜2.4(2H,m), 2.4〜
2.7(6H,m), 2.7〜2.9(1H,m), 2.73および2.75(計3H,
各s), 3.2 〜3.35(1H,m), 3.78(3H,s), 3.8 〜4.1(2H,
m), 4.15 〜4.3(1H,m), 6.75 〜6.9(3H,m), 6.91(1H,t,
J=7.6Hz), 7.0〜7.2(4H,m) 。
【0148】実施例38 2−[2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリ
ジン塩酸塩 (a)2−[2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピ
ロリジン 実施例35(a)と同様にして、2−[4−(3,5−
ジメトキシフェニル)ブチル]フェノール1.80g、
カリウム t−ブトキシド1.76gおよび2−(2−
クロロエチル)−1−メチルピロリジン塩酸塩1.76
gを、N,N−ジメチルアセトアミド35ml中で反応
し、同様に抽出し、処理した後、得られた油状物を塩化
メチレン−メタノール(10:1)を用い、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー処理して表記化合物1.00
g(収率40%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜2.
5(12H,m), 2.38(3H,s), 2.5 〜2.7(4H,m), 3.1〜3.2(1
H,m), 3.77(6H,s), 3.9〜4.1(2H,m), 6.25 〜6.4(3H,
m), 6.75 〜6.9(2H,m), 7.1〜7.2(2H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピ
ロリジン塩酸塩 実施例35(b)と同様にして、(a)工程で得た2−
[2−[2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブ
チル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピロリジン
1.00gをジオキサン10mlに溶解し、4N塩化水素
−ジオキサン溶液0.8mlを加えて攪拌した後、減圧濃
縮し、得られた油状物にペンタンを加え攪拌した。上澄
を除き、油状物を真空で乾燥して、表記化合物1.09
g(収率定量物)を得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.55〜1.
7(4H,m), 1.85 〜2.9(11H,m), 2.75および2.77( 計3H,
各s), 3.2 〜3.4(1H,m), 3.76(6H,s), 3.8 〜4.1(2H,
m), 4.15 〜4.3(1H,m), 6.30(3H,s), 6.82(1H,d,J=8.6H
z), 6.91(1H,t,J=7.9Hz), 7.1 〜7.25(2H,m)。 IRスペクトル(フィルム), νmax cm-1:1596, 1456,
1239, 1205, 1151。
【0149】実施例39 3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−3−[2−[4−
(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシメチル]
ピペリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.70gをN,N−ジメチルアセトアミド30mlに
溶解し、カリウム t−ブトキシド0.965gを氷冷
下に加え15分間攪拌した。この溶液に1−t−ブトキ
シカルボニル−3−(p−トルエンスルホニルオキシメ
チル)ピペリジン3.18gをN,N−ジメチルアセト
アミド30mlに溶解して同温度で滴下した。滴下完了後
55℃に加温し、1.5時間攪拌した。反応液を冷却
し、酢酸エチル200mlおよび水100mlを加えて振り
混ぜ、有機溶媒層を分取した。これを食塩水で2回洗浄
し、無水硫酸マグネシウムを用いて脱水した後、減圧濃
縮して油状物を得た。これをヘキサン−酢酸エチル
(3:1)を用い、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー処理して表記化合物4.54g(収率95%)を無色
の油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜2.
1(9H,m), 1.45(9H,s),2.55〜2.9 (6H,m), 3.7 〜4.2(4
H,m), 3.78(3H,s), 6.7〜6.9(5H,m), 7.1〜7.25(3H,
m)。 (b)3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]ピペリジン塩酸塩 (a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−3−
[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノ
キシメチル]ピペリジン1.79gをジオキサン5mlに
溶解し、4N塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加え、2
時間室温に静置した。溶媒を減圧除去し、残留物を酢酸
エチル20mlに溶解して静置すると結晶が析出した。こ
れを濾取し、真空で乾燥して表記化合物1.31g(収
率85%)を針状結晶として得た。 融点:136〜137℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜2.
2(9H,m), 2.4 〜2.95(6H,m), 3.4 〜3.6(2H,m), 3.75
〜4.0(2H,m), 3.78(3H,s), 6.65 〜6.85(4H,m), 6.89(1
H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.25(3H,m)。
【0150】実施例40 3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン 実施例39(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−
3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フ
ェノキシメチル]ピペリジン2.70gをテトラヒドロ
フラン25mlに溶解し、氷冷攪拌下に水素化リチウムア
ルミニウム0.45gとテトラヒドロラン30ml混合液
中に滴下した。室温として30分攪拌した後、さらに2
時間加熱還流した。冷却し、硫酸ナトリウム・10水和
物を加えて過剰の水素化物を分解し、不溶物を濾去して
濾液を濃縮した。得られた油状物を塩化メチレン−メタ
ノール(10:1)を用い、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー処理し、表記化合物2.10g(収率96
%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.5 〜2.
3(11H,m), 2.30(3H,s), 2.55〜2.7(4H,m), 2.82(1H,d,J
=10.6Hz), 2.9 〜3.1(1H,m), 3.79(3H,s), 3.7〜3.9(2
H,m), 6.7〜6.8(4H,m), 6.85(1H,t,J=7.3Hz), 7.1〜7.2
5(3H,m)。 (b)3−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリジン塩酸塩 (a)工程で得た3−[2−[4−(3−メトキシフェ
ニル]ブチル]フェノキシメチル]−1−メチルピペリ
ジン2.10gをジオキサン10mlに溶解し、4N塩化
水素−ジオキサン溶液1.7mlを加えて振り混ぜ、これ
を減圧濃縮すると固体が得られた。これを少量のメタノ
ールに溶解し、酢酸エチル50mlを加えて静置すると結
晶が析出した。これを濾取し、真空で乾燥して表記化合
物1.92g(収率83%)を無色針状結晶として得
た。 融点:141〜142.5℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜2.
1(7H,m), 2.2〜3.0(4H,m), 2.62(4H,t,J=6.6Hz), 2.74
(3H,s), 3.35 〜3.6(2H,m), 3.78(3H,s), 3.8〜4.0(2H,
m), 6.7〜6.85(4H,m), 6.91(1H,t,J=6.9Hz), 7.1 〜7.2
5(3H,m)。
【0151】実施例41 2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−[2−
[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノキシ]
エチル]ピペリジン 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル1.20g、カリウム t−ブトキシド0.68g、
1−t−ブトキシカルボニル−2−[2−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)エチル]ピペリジン2.34gお
よびN,N−ジメチルアセトアミド20mlを用いて実施
例39と同様に反応した後、同様な方法で抽出し、濃縮
して得た油状物をヘキサン−酢酸エチル(5:1)を用
いてシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し、表記
化合物1.99g(収率87%)を油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜1.
8(10H,m),1.39(9H,s),1.8 〜2.0(1H,m), 2.1〜2.3(1H,
m), 2.5〜2.7(4H,m), 2.7〜2.95(1H,m), 3.79(3H,s),
3.8〜4.1(3H,m), 4.35 〜4.55(1H,m), 6.7 〜6.9(5H,
m), 7.05 〜7.25(3H,m) 。 (b)2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]ピペリジン塩酸塩 (a)工程で得た1−t−ブトキシカルボニル−2−
[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]
フェノキシ]エチル]ピペリジン400mgをジオキサン
2mlに溶解し、4N塩化水素ージオキサン溶液2mlを加
え、室温に30分間静置した。これを減圧下に濃縮し、
得られた油状物をエーテルに溶解して静置すると結晶が
析出したので、これを濾取し、真空で乾燥して表記化合
物276mg(収率80%)を無色の固体として得た。 融点:76〜79℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜2.
1(9H,m), 2.1〜3.0(7H,m), 3.1〜3.3(1H,m), 3.35 〜3.
6(1H,m), 3.77(3H,s), 3.8〜4.2(3H,m), 6.55〜6.9(5H,
m), 7.05 〜7.3(3H,m) 。
【0152】実施例42 2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリジンクエ
ン酸塩 (a)2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジン 実施例41(a)で得た1−t−ブトキシカルボニル−
2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチ
ル]フェノキシ]エチル]ピペリジン1.50gを実施
例40(a)と同様にして、水素化リチウムアルミニウ
ム0.245gとテトラヒドロフラン30ml中で反応
し、硫酸ナトリウム・10水和物で過剰の水素化物を分
解した後、不溶物を濾去し、濾液を濃縮して油状物を得
た。これを塩化メチレン−メタノール(10:1)を用
いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して表
記の化合物1.10g(収率89%)を油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜2.
3(14H,m), 2.35(3H,s), 2.55〜2.7(4H,m), 2.85 〜3.0
(1H,m), 3.79(3H,s), 3.9〜4.1(2H,m), 6.65 〜6.9(5H,
m), 7.05 〜7.25(3H,m)。 (b)2−[2−[2−[4−(3−メトキシフェニ
ル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メチルピペリ
ジンクエン酸塩 (a)工程で得た、2−[2−[2−[4−(3−メト
キシフェニル)ブチル]フェノキシ]エチル]−1−メ
チルピペリジン1.05gをクエン酸・1水和物0.5
8gとともにエタノール10mlに溶解し、濃縮すると油
状物が得られた。これを酢酸エチル20mlに溶かして静
置すると結晶が析出した。結晶を濾取し、真空で乾燥し
て、表記化合物1.20g(収率76%)を得た。 融点:77〜79℃。 NMR スペクトル(270MHz, DMSO-d6) δppm :1.2 〜
2.3(12H,m), 2.5 〜3.7(11H,m), 2.69(3H,s), 3.71(3H,
s), 3.9 〜4.1(2H,m), 6.7〜6.8(3H,m),6.86(1H,t,J=7.
3Hz), 6.92(1H,d,J=7.9Hz), 7.1 〜7.3(3H,m) 。
【0153】実施例43 N,N−ジメチル−3−[2−(3−フェニルプロピ
ル)フェノキシ]プロピルアミン塩酸塩 (a)N,N−ジメチル−3−[2−(3−フェニルプ
ロピル)フェノキシ]プロピルアミン 2−(3−フェニルプロピル)フェノール230mgを塩
化メチレン10mlに溶解し、3−(N,N−ジメチルア
ミノ)プロパノール134mgおよびトリフェニルホスフ
ィン342mgを加えて、氷冷し攪拌した。この溶液にア
ゾジカルボン酸ジエチル227mgを滴下し、室温で5時
間攪拌した。溶媒を減圧除去し、残留物を酢酸エチルに
溶解して、水を加え、これを振り混ぜた後に静置し、酢
酸エチル層を分離した。これを無水硫酸マグネシウムで
脱水し、溶媒を減圧除去して油状物を得た。これを塩化
メチレン−メタノール(10:1)を用いて、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー処理し、表記化合物115
mg(収率36%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δppm :1.6 〜3.0
(10H,m), 2.23(6H,s),4.00(2H,t,J=6Hz), 6.7 〜7.4(9
H,m) 。 (b)N,N−ジメチル−3−[2−(3−フェニルプ
ロピル)フェノキシ]プロピルアミン塩酸塩 (a)工程で得たN,N−ジメチル−3−[2−(3−
フェニルプロピル)フェノキシ]プロピルアミン100
mgをジオキサン2mlに溶解し、4N塩化水素ージオキサ
ン溶液0.1mlを加えて濃縮し、得られた油状物を少量
の酢酸エチルに溶かして、室温に静置すると結晶が析出
した。これを濾取し、真空で乾燥して、表記化合物5
3.9mg(収率48%)を針状結晶として得た。 融点:147〜149℃。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.8 〜2.
0(2H,m), 2.3 〜2.45(2H,m), 2.6 〜2.8(4H,m), 2.76
(6H,s), 3.0〜3.2(2H,m), 4.06(2H,t,J=5.6Hz),6.80(1
H,d,J=7.9Hz), 6.92(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.35(7H,
m)。
【0154】実施例44 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−(3−フ
ェニルプロピル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−(3−フェニルプロピル)フェノキシ
メチル]オキシラン実施例26(a)と同様にして、2
−(3−フェニルプロピル)フェノール1.05g、グ
リシドール0.44g及びトリフェニルホスフィン1.
56gを塩化メチレン20mlに溶解し、アゾジカルボン
酸ジエチル1.03gを加えて反応し、処理した後に、
得られた粗物質をヘキサン−酢酸エチル(10:1)を
用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して
精製し、表記化合物0.450g(収率34%)を無色
油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.85〜2.
05(2H,m), 2.6 〜3.0(6H,m), 3.3〜3.45(1H,m), 3.98(1
H,dd,J=5.3および11.2Hz), 4.15 〜4.3(1H,m),6.82(1H,
d,J=8.6Hz), 6.90(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7H,m) 。 (b)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(3−フェニルプロピル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール 前記(a)工程で得た2−[2−(3−フェニルプロピ
ル)フェノキシメチル]オキシラン0.45gをテトラ
ヒドロフラン10mlに溶解し、50%ジメチルアン水溶
液3mlを加えて、室温で1日攪拌した。溶媒を減圧下に
除去し残留物を塩化メチレン−メタノール(20:1)
でシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して表記化
合物0.31g(収率59%)を無色の油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.85〜2.
0(2H,m), 2.32(6H,s),2.41(1H,dd,J=4.0および12.5Hz),
2.54(1H,dd,J=9.2 および12.5Hz), 2.67(4H,t,J=7.6H
z), 3.9〜4.1(3H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.35(7
H,m)。 (c)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(3−フェニルプロピル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 前記(b)工程で得た3−(N,N−ジメチルアミノ)
−1−[2−(3−フェニルプロピル)フェノキシ]−
2−プロパノール0.30gを少量の酢酸エチルに溶解
し、4N塩化水素ージオキサン溶液0.48mlを加えた
後に減圧濃縮した。これにペンタンを加えて振り混ぜた
後に濃縮する操作を2回繰り返し、真空で乾燥して表記
化合物0.41g(収率定量的)を無色の油状物として
得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.8 〜2.
0(2H,m), 2.55〜2.75(4H,m), 2.86(6H,s), 3.1 〜3.3
(2H,m), 3.92(1H,dd,J=7.8 および9.3 Hz),4.14(1H,dd,
J=4.4および9.3Hz), 4.45〜4.6(1H,m), 6.82(1H,d,J=7.
8Hz), 6.93(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.35(5H,m)。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1:1600, 1585, 149
5, 1470, 1450, 1235,1050。
【0155】実施例45 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−(5−フ
ェニルペンチル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−(5−フェニルペンチル)フェノキシ
メチル]オキシラン 実施例26(a)と同様にして、2−(5−フェニルペ
ンチル)フェノール0.800g、グリシドール0.3
70g及びトリフェニルホスフィン1.31gを塩化メ
チレン12mlに溶解し、アゾジカルボン酸ジエチル0.
874gを用いて反応し、処理した後に、得られた粗物
質をヘキサン−酢酸エチル(5:1)を用いて、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表記化合物
0.480g(収率49%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜1.
8(6H,m), 2.55 〜2.7(4H,m), 2.76(1H,dd,J=2.6 および
5.3Hz), 2.88(1H,dd,J=4.0および5.3Hz), 3.3〜3.4(1H,
m), 3.98(1H,dd,J=5.3 および11.2 Hz), 4.21(1H,dd,J=
2.6および11.2Hz), 6.81(1H,d,J=7.9Hz), 6.90(1H,t,J=
7.9Hz), 7.1〜7.35(7H,m)。 (b)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(5−フェニルペンチル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール 前記(a)工程で得た2−[2−(5−フェニルペンチ
ル)フェノキシメチル]オキシラン0.208gをテト
ラヒドロフラン9mlに溶解し、50%ジメチルアン水溶
液0.7mlを加えて、室温で1日攪拌した。溶媒を減圧
下に除去し残留物を塩化メチレン−メタノール(20:
1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して、
表記化合物0.230g(収率96%)を無色の油状物
として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.35〜1.
5(2H,m), 1.55〜1.75(4H,m), 2.31(6H,s), 2.43(1H,d
d,J=4.0および12.6Hz), 2.5〜2.7(5H,m), 3.9〜4.15(3
H,m), 6.8 〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.4(7H,m) 。 (c)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(5−フェニルペンチル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 前記(b)工程で得た3−(N,N−ジメチルアミノ)
−1−[2−(5−フェニルペンチル)フェノキシ]−
2−プロパノール0.225gを少量の酢酸エチルに溶
解し、4N塩化水素ージオキサン溶液0.25mlを加え
た後に減圧濃縮した。これに、更に2回ペンタンを加え
て濃縮する操作を繰り返した後、真空で乾燥して表記化
合物0.235g(収率94%)を無色の油状物として
得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜1.
5(2H,m), 1.5 〜1.7(4H,m), 2.5〜2.65(4H,m), 2.89(6
H,s), 3.15〜3.4(2H,m), 3.92(1H,dd,J=7.9 および9.2H
z), 4.16(1H,dd,J=4.6および9.2Hz), 4.5 〜4.65(1H,
m), 6.82(1H,d,J=7.9Hz), 6.90(1H,t,J=7.6Hz), 7.1 〜
7.4(7H,m) 。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1:1600, 1585, 149
0, 1470, 1450, 1235,1110, 1040。
【0156】実施例46 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−(6−フ
ェニルヘキシル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−(6−フェニルヘキシル)フェノキシ
メチル]オキシラン 実施例26(a)と同様にして、2−(6−フェニルヘ
キシル)フェノール3.00g、グリシドール1.31
g及びトリフェニルホスフィン4.64gを塩化メチレ
ン30ml中で、アゾジカルボン酸ジエチル4.65gを
用いて反応し、処理し、得られた粗物質をヘキサン−酢
酸エチル(5:1)を用いて、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して、表記化合物1.58g(収率
43%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜1.
7(8H,m), 2.5〜2.7(4H,m), 2.7〜2.8(1H,m), 2.85 〜2.
95(1H,m), 3.3 〜3.4(1H,m), 3.98(1H,dd,J=5.3 および
11.2Hz), 4.21(1H,dd,J=3.3 および11.2Hz), 6.81(1H,
d,J=7.9Hz),6.90(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.3(7H,m) 。 (b)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(6−フェニルヘキシル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール 前記(a)工程で得た2−[2−(6−フェニルヘキシ
ル)フェノキシメチル]オキシラン0.200gをテト
ラヒドロフラン7mlに溶解し、50%ジメチルアン水溶
液0.7mlを加え、室温で1日攪拌した。溶媒を減圧下
に除去し、残留物を塩化メチレン−メタノール(15:
1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して、
表記化合物0.227g(収率99%)を無色の油状物
として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜1.
7(8H,m), 2.32(6H,s), 2.44(1H,dd,J=3.6および12.2H
z), 2.5〜2.7(5H,m), 3.9〜4.15(3H,m), 6.8 〜6.95(2
H,m), 7.1 〜7.35(7H,m)。 (c)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(6−フェニルヘキシル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 前記(b)工程で得た3−(N,N−ジメチルアミノ)
−1−[2−(6−フェニルヘキシル)フェノキシ]−
2−プロパノール0.226gを少量の酢酸エチルに溶
解し、4N塩化水素ージオキサン溶液0.25mlを加え
た後に減圧濃縮した。更に2回ペンタンを加えて濃縮し
た後、真空で乾燥して表記化合物0.237g(収率定
量的)を無色の油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δppm :1.3
〜1.7(8H,m), 2.5 〜2.65(4H,m), 2.90(6H,s), 3.15〜
3.4(2H,m), 3.94(1H,dd,J=7.8 および9.3Hz),4.15(1H,d
d,J=4.4および9.3Hz), 4.5 〜4.65(1H,m), 6.82(1H,d,J
=7.8Hz), 6.90(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.4(7H,m) 。 IRスペクトル(フィルム),νmax cm-1:1600, 1580,
1490, 1445, 1285,1240, 1175, 1110, 1045。
【0157】実施例47 3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−(7−フ
ェニルヘプチル)フェノキシ]−2−プロパノール塩酸
塩 (a)2−[2−(7−フェニルヘプチル)フェノキシ
メチル]オキシラン実施例26(a)と同様にして、2
−(7−フェニルヘプチル)フェノール0.400g、
グリシドール0.330g、トリフェニルホスフィン
1.17g及びアゾジカルボン酸ジエチル0.779g
を用いて、塩化メチレン15ml中で反応し、処理し、得
られた粗物質をヘキサン−酢酸エチル(5:1)を用い
て、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して、表
記化合物を含む混合物0.41gを油状物として得た。
これを、これ以上精製することなく次の反応に用いた。 (b)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(7−フェニルヘプチル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール 前記(a)工程で得た2−[2−(7−フェニルヘプチ
ル)フェノキシメチル]オキシランを含む混合物0.4
1gをテトラヒドロフラン6mlに溶解し、50%ジメチ
ルアン水溶液1.0mlを加えて、室温で1日攪拌した。
溶媒を減圧下に除去し、残留物を塩化メチレン−メタノ
ール(19:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー処理して精製し、表記化合物0.32g(収率69
%)を無色の油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜1.
4(6H,m), 1.5 〜1.7(4H,m), 2.34(6H,s), 2.46(1H,dd,
J=3.6 および12.2Hz), 2.5〜2.7(5H,m), 3.9〜4.2(3H,
m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.35(7H,m)。 (c)3−(N,N−ジメチルアミノ)−1−[2−
(7−フェニルヘプチル)フェノキシ]−2−プロパノ
ール塩酸塩 前記(b)工程で得た3−(N,N−ジメチルアミノ)
−1−[2−(7−フェニルヘプチル)フェノキシ]−
2−プロパノール0.31gを酢酸エチル10mlに溶解
し、氷冷攪拌下に4N塩化水素ージオキサン溶液0.3
3mlを加え、室温で数分間攪拌した。減圧濃縮し、更に
2回、ペンタンを加えて濃縮を繰り返した後、真空で乾
燥して表記化合物0.34g(収率定量的)を無色の油
状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜1.
4(6H,m), 1.45〜1.7(4H,m), 2.45 〜2.65(4H,m), 2.93
(6H,s), 3.2 〜3.4(2H,m), 3.93(1H,dd,J=7.9および9.2
Hz), 4.16(1H,dd,J=4.0および9.2Hz), 4.45〜4.7(1H,
m), 6.82(1H,d,J=7.9Hz), 6.91(1H,t,J=7.6Hz), 7.1 〜
7.35(7H,m)。 IRスペクトル(フィルム),νmax cm-1:1600, 1585,
1490, 1450, 1285,1240, 1180, 1115, 1045。
【0158】実施例48 1−メチル−2−[2−[2−(5−フェニルペンチ
ル)フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 (a)1−メチル−2−[2−[2−(5−フェニルペ
ンチル)フェノキシ]エチル]ピロリジン 実施例5(a)と同様な方法で、2−(5−フェニルペ
ンチル)フェノール480mg、2−(2−ヒドロキシエ
チル)−1−メチルピロリジン387mgおよびトリフェ
ニルホスフィン786mgを塩化メチレン10mlに溶解
し、アゾジカルボン酸ジエチル520mgを加えて反応
し、処理して、黄色の油状物を得た。これを、塩化メチ
レン−メタノール(20:1)を用いてシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー処理し、表記化合物130mg(収
率19%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.35〜1.
5(2H,m), 1.55〜2.0(8H,m), 2.0〜2.5(4H,m), 2.42(3
H,s), 2.64(4H,t,J=7.6 Hz), 3.1 〜3.3(1H,m),3.9〜4.
2(2H,m), 6.8〜6.95(2H,m), 7.1 〜7.4(7H,m) 。 (b)1−メチル−2−[2−[2−(5−フェニルペ
ンチル)フェノキシ]エチル]ピロリジン塩酸塩 前記(a)工程で得た1−メチル−2−[2−[2−
(5−フェニルペンチル)フェノキシ]エチル]ピロリ
ジン125mgをジオキサン3mlに溶解し、4N塩化水素
ージオキサン溶液0.13mlを加えて振り混ぜ、これを
濃縮し、さらに2回、ペンタンを加えて濃縮する操作を
繰り返した。これを真空で乾燥して表記化合物138mg
(収率定量的)を無色の油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3+D2O) δppm :1.3
〜1.5(2H,m), 1.5 〜1.75(4H,m), 1.8 〜2.15(2H,m),
2.15〜2.4(2H,m), 2.4〜2.7(7H,m), 2.71(3H,s), 3.2〜
3.5(1H,m), 3.8〜4.1(2H,m), 4.15 〜4.3(1H,m), 6.82
(1H,d,J=8.3Hz),6.91(1H,t,J=7.3Hz), 7.1 〜7.4(7H,m)
。 IRスペクトル(CHCl3),νmax cm-1:1600, 1585, 149
5, 1450, 1230。
【0159】参考例1 2−ベンジルオキシベンジルトリフェニルホスホニウム
クロリド サリチルアルコール152gをN,N−ジメチルホルム
アミド600mlに溶解し、カリウムt−ブトキシド1
51gを氷冷攪拌下に加えた。室温で30分攪拌した
後、反応混合物中にベンジルブロミド160mlを滴下
し、30〜40℃で2時間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ルと水で分液し、さらに抽出液を食塩水で2回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。得
られた油状物をヘキサン−酢酸エチル(5:1)でシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー処理し2−ベンジルオ
キシベンジルアルコール228.5 g(収率87%)を無色
油状物として得た。これをテトラヒドロフラン500m
lに溶解し、氷冷下に塩化チオニル85mlを滴下後、
一夜室温に静置し、減圧濃縮して暗色の油状物を得た。
これをトルエンに溶解しカラムクロマトグラフィー用シ
リカゲル上で濾過し、脱色し、濾液を減圧濃縮して黄色
を帯びた油状物として2−ベンジルオキシベンジルクロ
リドを得た。これを、さらに精製することなくトルエン
500mlに溶解し、トリフェニルホスフィン420g
を加えて3時間加熱還流すると、次第に白色不溶物が生
じてきた。反応液を冷却した後、生じた沈澱を濾取し、
洗浄し、真空で乾燥して表記化合物539.9 g(収率96
%)を無色固体として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 4.46(2H, s),
5.28(2H, d, J=14.0Hz), 6.5〜8.0(24H, m) 。
【0160】参考例2 2−メトキシメトキシベンジルトリフェニルホスホニウ
ムクロリド 2−メトキシメトキシベンジルアルコール23.8gをテト
ラヒドロフラン240mlに溶解し、四塩化炭素16.4m
lを加えた後、氷冷下にトリフェニルホスフィン44.5g
を加えた。この溶液を5時間加熱還流した後、冷却して
生じた不溶物を濾去し、濾液を濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶出溶剤:ヘキ
サン/酢酸エチル=9/1)し、2−メトキシメトキシ
ベンジルクロリド15.5g(収率57%)を無色液体とし
て得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 3.51(3H, s),
4.68(2H, s), 5.26(2H, s), 6.9〜7.4(4H, m)。 上記2−メトキシメトキシベンジルクロリド15.0gをト
ルエン150mlに溶解し、トリフェニルホスフィン3
2gを加え、14時間加熱還流した。反応液を冷却し、
生じた沈澱を濾取し、トルエンで洗浄し、真空で乾燥し
て表記化合物21.3g(収率59%)を無色固体として得
た。 NMR スペクトル(270MHz, DMSO) δ ppm: 3.12(3H, s),
4.65(2H, s), 4.98(2H, d, J=15.2Hz), 6.84(1H, t, J
=7.3Hz), 6.9〜7.1(2H, m), 7.2 〜7.35(1H,m), 7.7 〜
8.0(15H, m) 。
【0161】参考例3 2−(4−フェニルブチル)フェノール 桂皮アルデヒド5.28gと2−ベンジルオキシベンジルト
リフェニルホスホニウムクロリド19.8gをアセトニトリ
ル200mlに加熱溶解し、加熱攪拌下に1,8−ジア
ザビシクロ[5,4,0]ウンデサ−7−エン(DB
U)6gを滴下した。さらに3時間加熱還流した後、溶
媒を減圧除去し、残留物を酢酸エチルと水で分液処理し
た。抽出液を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥した後、
減圧濃縮して油状物を得た。これを酢酸エチル200m
lに再び加熱溶解し、ヘキサン50mlを加え、析出す
る不溶物を濾去した。濾液を濃縮した後、ヘキサン−酢
酸エチル(9:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー処理して1−(2−ベンジルオキシフェニル)−4
−フェニルブタジエン12.2g(収率97.7%)を無色液体
として得た。これにエタノール300mlを加え、5%
パラジム−炭素1gを触媒として常圧の水素雰囲気中、
60℃で5時間攪拌した。触媒を濾去した後、減圧濃縮
し、得られた固体をヘキサン−酢酸エチル(8:1)で
シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して表記化合
物8.34g(収率94.4%)を無色固体として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6〜1.9(4
H, m), 2.4 〜2.9(4H,m), 4.64(1H, s), 6.5〜7.5(9H,
m)。
【0162】参考例4 2−[4−(2−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル 2−メトキシ桂皮酸エチルエステル980mgをテトラ
ヒドロフラン15mlに溶解し、氷冷下、水素化リチウ
ムアルミニウム290mgとテトラヒドロフラン10m
lの混合液中にゆっくり滴下した。滴下終了後、室温で
1時間半攪拌し、次いで再び氷冷下に硫酸ナトリウム・
10水和物を適量ゆっくり加えて、過剰の水素化物を分
解した。不溶物を濾去し、濾液を濃縮した後、ヘキサン
−酢酸エチル(3:1)でシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー処理して、3−(2−メトキシフェニル)プロ
パノール640mgを無色油状物とし得た。一方、塩化
メチレン12mlにオキザリルクロリド740mgを溶
解し、−60℃攪拌下に、ジメチルスルホキシド760
mgを塩化メチレン2mlに溶かして滴下した。同温で
10分攪拌した後、前述の3−(2−メトキシフェニ
ル)プロパノール640mgを塩化メチレン3mlに溶
かして滴下した。さらに10分攪拌し、同温でトリエチ
ルアミン1.96gをゆっくり滴下後、冷却浴をはずして室
温で30分攪拌した。反応液に水を加えて分液し、塩化
メチレン層を分取し、無水硫酸マグネシウムで脱水し
て、減圧濃縮した。こうして得た油状残留物をヘキサン
−酢酸エチル(5:1)でシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー処理し、540mgの3−(2−メトキシフェ
ニル)プロパナールを無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 2.72(2H, t,
J=7.3Hz), 2.95(2H, t, J=7.3Hz), 3.82(3H, s), 6.8〜
6.95(2H, m), 7.1〜7.3(2H, m), 9.80(1H, s)。 こうして得た3−(2−メトキシフェニル)プロパナー
ル0.54gおよび2−ベンジルオキシベンジルトリフェニ
ルホスホニウムクロリド1.65g、1,8−ジアザビシク
ロ[5,4,0]ウンデサ−7−エン(DBU)1.01g
を用い、アセトニトリル30ml中、参考例3の前段と
同様に反応し、抽出し、カラムクロマトグラフィー処理
して、ベンジル 2−[4−(2−メトキシフェニル)
−1−ブテニル]フェニルエーテル0.98gを無色油状物
として得た。これをさらに参考例3の後段と同様にエタ
ノール50ml中50℃、5%パラジウム−炭素触媒1
00mgで6時間常圧水添し、ヘキサン−酢酸エチル
(10:1)を用いて、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して、表記化合物0.44g(収率60%)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 3.80(3H, s), 4.75(1H,
s), 6.7 〜7.3(8H, m)。
【0163】参考例5 2−[4−(3−メトキシメトキシフェニル)ブチル]
フェノール 3−ヒドロキシベンズアルデヒド12.0gをN,N−ジメ
チルアセトアミド100mlに溶解し、氷冷攪拌下カリ
ウムt−ブトキシド11.2gを加えた。約10分後、メト
キシメチルクロリド8.05gを滴下し、室温で1時間攪拌
した。反応液を酢酸エチルと水で分液し、抽出物を濃縮
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)して、3−メトキシメト
キシベンズアルデヒド11.1g(収率68%)を無色液体
として得た。このうち10gをアセトニトリル100m
lに溶解し、トリフェニルホスホラニリデンアセトアル
デヒド18.3gを加え5時間加熱還流した。溶媒を除去
し、残留物に酢酸エチル−ヘキサン(約2:1)の混液
を加え攪拌し、生じた不溶物を濾去した。濾液を濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶出溶
剤:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)して3−(3−メ
トキシメトキシフェニル)−2−プロペナール7.16g
(収率62%)を無色液体として得た。次いで、上記3
−(3−メトキシメトキシフェニル)−2−プロペナー
ル7.00gと2−ベンジルオキシベンジルトリフェニルホ
スホニウムクロリド18gをアセトニトリル200ml
に加熱溶解し、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]
ウンデサ−7−エン(DBU)5.54gを用いて、参考例
3の前段と同様に反応し、抽出し、精製して、1−(2
−ベンジルオキシフェニル)−4−(3−メトキシメト
キシフェニル)ブタジエン12.0gを無色液体として得
た。これエタノール250ml中、5%パラジウム−炭
素触媒500mgを用い、水素常圧下、50℃で5時間
攪拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮した後、残留物を
ヘキサン−酢酸エチル(3:1)を用いてシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー処理し、表記化合物8.46g(収
率91%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.75(4
H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 3.49(3H, s), 4.73(1H,
s), 5.17(2H, s), 6.74(1H, d, J=7.9Hz), 6.8〜6.95(4
H, m), 7.05 〜7.25(3H, m) 。
【0164】参考例6−12 以下の置換基を有するフェノール誘導体を参考例3及び
4と同様の方法で合成した。
【0165】参考例6 2−[4−(4−メチルフェニル)ブチル]フェノール NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.31(3H, s),2.55〜2.7(4H, m), 4.64(1H, s),
6.74(1H, d, J=7.3Hz), 6.85(1H, t, J=7.6Hz), 7.05
〜7.11(6H, m) 。
【0166】参考例7 2−[4−(3−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.63(4H, t, J=6.9Hz), 3.79(3H, s), 4.72(1H,
s), 6.65〜6.8(4H, m), 6.85(1H, t, J=7.9Hz), 7.0
〜7.25(3H, m) 。
【0167】参考例8 2−[4−(4−イソプロピルフェニル)ブチル]フェ
ノール NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.24(6H, d,
J=7.3Hz), 1.65〜1.8(4H, m), 2.55 〜2.7(4H, m), 2.8
〜3.0(1H, m), 4.65(1H, s), 6.74(1H, d,J=7.9Hz),
6.85(1H, t, J=7.6Hz), 7.0 〜7.2(6H, m)。
【0168】参考例9 2−[4−(3,5−ジメトキシフェニル)ブチル]フ
ェノール NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.9(4
H, m), 2.4 〜2.8(4H,m), 3.77(6H, s), 4.70(1H, s),
6.33(3H, s), 6.6〜7.3(4H, m)。
【0169】参考例10 2−[4−(3−メチルフェニル)ブチル]フェノール NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.6 〜1.8(4
H, m), 2.32(3H, s),2.5 〜2.7(4H, m), 4.60(1H, s),
6.74(1H, d, J=6.6Hz), 6.86(1H, t, J=7.3Hz), 6.9〜
7.4(6H, m)。
【0170】参考例11 2−[4−(2−シアノフェニル)ブチル]フェノール NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δ ppm: 1.5 〜2.0(4
H, m), 2.4 〜3.0(4H,m), 5.20(1H, br.s), 6.5 〜7.7
(8H, m)。
【0171】参考例12 2−[4−(4−メトキシフェニル)ブチル]フェノー
ル NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 1.55〜1.75(4
H, m), 2.5〜2.7(4H,m), 3.78(3H, s), 4.73(1H, s),
6.7 〜6.9(4H, m), 7.0.〜7.2(4H, m)。
【0172】参考例13 2−(3−メチル−4−フェニルブチル)フェノール α−メチル桂皮アルデヒド1.32g、2−ベンジルオキシ
ベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド4.47gおよ
び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデサ−7
−エン(DBU)1.37gを用い、アセトニトリル中で参
考例3の前段と同様に反応し、処理し、精製して、1−
(2−ベンジルオキシフェニル)−3−メチル−4−フ
ェニルブタジエン2.66g(収率90%)を無色油状物と
して得た。これを参考例3の後段と同様に水添し、表記
化合物1.87g(収率95%)を無色液体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δ ppm: 0.94(3H, d,
J=6.6Hz), 1.4 〜1.9(3H, m), 2.43(1H, dd, J=7.9 お
よび13.2Hz), 2.5〜2.8(3H, m), 4.57(1H, s),6.74(1H,
d, J=7.9Hz), 6.86(1H, t, J=7.9Hz), 7.05〜7.35(7H,
m) 。
【0173】参考例14 2−[4−(2−ベンジルオキシフェニル)−1−ブテ
ン−1−イル]フェノール 3−(2−ベンジルオキシフェニル)プロパナール2.
51g、2−メトキシメトキシベンジルホスホニウムク
ロリド5.6 gおよび1,8ジアザビシクロ[5,4,
0]ウンデサ−7−エン(DBU)1.91gをアセトニト
リル50ml中、参考例3の前段と同様の方法で反応
し、抽出し、ヘキサン−酢酸エチル(10:1)を用い
てシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理して1−
(2−メトキシメトキシフェニル)−4−(2−ベンジ
ルオキシフェニル)−1−ブテン2.52g(収率64%)
を無色液体として得た。これを塩化メチレン20mlに
溶解し4N塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加え、室
温に30分静置した後、減圧濃縮した。油状残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー処理(ヘキサン:酢
酸エチル=5:1)し、表記化合物1.60g(収率72
%)を無色液体として得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3; シス−トランス混合
物) δ ppm: 2.5 〜2.9( 計4H, m), 4.82および4.91(
計1H, 各s), 5.00および5.10( 計2H, 各s), 5.9〜7.5
(計15H, m) 。
【0174】参考例15 2−[4−(2−ナフチル)ブチル]フェノール 2−ナフトアルデヒド3.00gおよびエトキシカルボニル
メチレントリフェニルホスホラン6.69gをアセトニ
トリル100ml中1時間加熱還流した後、減圧濃縮して
得た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理
(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)して、3
−(2−ナフチル)−2−プロペン酸エチル4.32g
(収率99%)を無色固体として得た。このうち、4.
29gをエタノール60mlに溶解し、5%パラジウム−
炭素触媒500mgを用いて常温で、常圧の水素下で3
時間攪拌した。触媒を濾去した後、濾液を濃縮し、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶出溶
剤:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)して、3−(2−
ナフチル)プロパン酸エチル4.04g(収率93%)
を無色油状物として得た。さらに、これをテトラヒドロ
フラン中、水素化リチウムアルミニウム668mgを用い
て、室温で1時間半反応した後、参考例4第1段と同様
に後処理し、精製して3−(2−ナフチル)プロパノー
ル3.29gを無色油状物として得た。これを参考例4
第2段と同様にして、ジメチルスルホキシド2.06
g、オキザリルクロリド3.35g、トリエチルアミン
7.34mlを用い塩化メチレン45ml中で反応した後、
抽出し、精製して3−(2−ナフチル)プロパナール
1.74g(収率53%)を無色油状物として得た。 NMR スペクトル(270MHz ,CDCl3) δ ppm : 2.8
6(2H, t, J=7.9Hz),3.12(2H, t, J=7.9Hz), 7.2 〜7.9
(7H, m), 9.85(1H,s)。 3−(2−ナフチル)プロパナール1.73g、2−ベ
ンジルオキシベンジルトリフェニルホスホニウムクロリ
ド4.65gおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0] ウンデサ−7−エン(DBU) 2.15gを用いアセ
トニトリル200ml中で参考例3の前段と同様に反応
し、処理し、精製して4−(2−ナフチル)−1−(2
−ベンジルオキシフェニル)−1−ブテン2.83g
(収率82%)を無色油状物として得た。これを上記第
2段と同様に、接触還元して、4−(2−ナフチル)−
1−(2−ベンジルオキシフェニル)ブタンを油状物と
して2.60g得た。これをさらに塩化メチレン20mlに溶
解し、氷冷攪拌下1M三臭化ホウ素−塩化メチレン溶液
9.5mlを加え、同温で1時間攪拌した。反応液を塩化
メチレンで希釈し水洗した後、脱水し、減圧濃縮した。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)して、表記化合
物1.56g(収率78%)を無色固体として得た。 NMR スペクトル(270MHz ,CDCl3) δ ppm: 1.6-
1.9(4H, m), 2.65(2H,t, J=7.6Hz), 2.81(2H, t, J=6.9
Hz), 4.64(1H, s), 6.73(1H, d, J=7.9Hz),6.85(1H, t,
J=7.9Hz), 7.0 〜7.9(9H, m)。
【0175】参考例16 2−[4−(1−ナフチル)ブチル]フェノール 参考例15と同様に、1−ナフトアルデヒド3.0 g、エ
トキシカルボニルメチレントリフェニルホスホラン6.
69gを出発原料として、表記化合物0.88gを無色
固体として得た。 NMR スペクトル(270MHz ,CDCl3) δ ppm:1.7-1.
9(4H, m), 2.68(2H, t,J=7.3Hz), 3.12(2H, t, J=7.3H
z), 4.73(1H, s), 6.76(1H, d, J=6.6Hz), 6.87(1H, t,
J=7.3Hz), 7.0 〜7.6(6H, m), 7.71(1H, d, J=7.9Hz),
7.8 〜7.95(1H,m), 8.0〜 8.1(1H,m)。
【0176】参考例17 2−[4−(3−クロロフェニル)ブチル]フェノール 3−クロロベンズアルデヒド3.00gおよびトリフェニル
ホスホラニリデンアセトアルデヒド6.49gをアセト
ニトリル100ml中で5時間加熱還流した後、反応液を
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶
出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)して、3−
(3−クロロフェニル)−2−プロペナール2.11g
(収率59%)を固体として得た。これを、2−ベンジ
ルオキシベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド
6.9g、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデサ−
7−エン (DBU)2.89gを用い、アセトニトリル10
0ml中、参考例3の前段と同様に反応し、抽出し、精
製して1−(2−ベンジルオキシフェニル)−4−(3
−クロロフェニル)ブタジエン4.13g(収率94
%)を油状物として得た。このうち3.50gをテトラヒド
ロフラン−エタノール(4:1)の混液125mlに溶解
し氷冷下、5%パラジウム−炭素100mgを触媒とし
て、常圧で4時間水添した。触媒を濾去した後、濾液を
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(溶
出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)して、1−
(2−ベンジルオキシフェニル)−4−(3−クロロフ
ェニル)ブタン3.06g(収率86%)を無色油状物
として得た。このうち3.04gを参考例15の最終段
階と同様に塩化メチレン18ml中、1M三臭化ホウ素
−塩化メチレン溶液8.67mlを用いてベンジル基を除
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して表記化
合物1.82g(収率80%)を無色油状物として得
た。 NMR スペクトル(270MHz ,CDCl3) δ ppm:1.55〜
1.8(4H, m), 2.55 〜2.75(4H, m), 4.64(1H, s), 6.74
(1H, d, J=7.9Hz), 6.86(1H, t, J=7.6Hz),7.0 〜7.3(6
H, m)。
【0177】参考例18 2−[4−(2−クロロフェニル)ブチル]フェノール 2−クロロベンズアルデヒド3.00g、トリフェニルホス
ホラニリデンアセトアルデヒド7.5gを用いアセトニ
トリル100ml中、参考例17第1段階と同様に反応
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:
ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、3−(2
−クロロフェニル)−2−プロペナール2.44g(収
率68%)を固体として得た。これを2−ベンジルオキ
シベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド7.97
g、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデサ−7−エ
ン(DBU)3.35gを用いて、参考例3の前段と同様に
反応し、精製して1−(2−ベンジルオキシフェニル)
−4−(2−クロロフェニル)ブタジエン4.57g
(収率90%)油状物として得た。このうち4.53g
を参考例3の後段と同様にテトラヒドロフラン−エタノ
ール混液(4:1)中、氷冷下で水添し精製して1−
(2−ベンジルオキシフェニル)−4−(2−クロロフ
ェニル)ブタン2.86g(収率62%)を得た。これ
を塩化メチレン18ml中、1M三臭化ホウ素−塩化メ
チレン溶液8.15mlで参考例15の最終段階と同様に
脱ベンジル化して、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製
し、表記化合物2.0g(収率94%)を無色固体とし
て得た。 NMR スペクトル(270MHz ,CDCl3) δ ppm:1.55〜
1.8(4H, m), 2.5 〜2.9 (4H, m), 4.66(1H, s), 6.75(1
H, d, J=8.6Hz), 6.86(1H, t, J=7.3Hz),7.0 〜 7.4(6
H, m) 。
【0178】参考例19 2−(3−フェニルプロピル)フェノール 参考例3と同様にして、フェニルアセトアルデヒド0.
480gおよび2−ベンジルオキシベンジルトリフェニ
ルホスホニウムクロリド1.98gをアセトニトリル2
0ml中で、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]ウンデサ
−7−エン0.609gを滴下して反応し、処理した後
に、シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製(ヘキサ
ン:酢酸エチル=8:1)して、ベンジル2−(3−フ
ェニル−1−プロペニル)フェニルエーテル0.390
gを得、これを、エタノール40ml中で5%パラジウム
−炭素触媒100mgを用いて水素雰囲気下に室温で3時
間攪拌し、還元、加水素分解し、触媒を濾過分離し、減
圧で濃縮して表記化合物0.230g(収率83%)を
無色油状物として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δppm :1.6 〜2.2
(2H,m), 2.4〜3.0(4H,m), 4.3〜5.2(1H,br), 6.6 〜7.4
(9H,m) 。
【0179】参考例20 2−(7−フェニルヘプチル)フェノール 参考例3と同様にして、桂皮アルデヒド1.32gおよ
び3−ベンジルオキシプロピルトリフェニルホスホニウ
ムブロミド4.91gをアセトニトリル25ml中で、
1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0] ウンデサ−7−エン
1.6gを滴下して反応し、処理し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー精製(ヘキサン:酢酸エチル=9:
1)して、1−ベンジルオキシ−6−フェニル−3,5
−ヘキサジエン1.92gを無色の油状物として得、こ
れを、エタノール40ml中で、5%パラジウム−炭素触
媒250mgを用いて水素雰囲気下に室温で15時間攪拌
し、還元、加水素分解し、触媒を濾過分離して濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製(ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)して、6−フェニルヘキサノール
1.14gを油状物として得た。これを参考例4の第2
段と同様にして、オキザリルクロリド0.893g、ジ
メチルスルホキシド1.10g、トリエチルアミン3.
24gおよび塩化メチレン18mlを用いて酸化し、反応
混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理(ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)して、6−フェニルヘキ
サナール1.08gを無色の油状物として得た。さらに
参考例3と同様にして、このヘキサナール、2−ベンジ
ルオキシベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド
3.34gをアセトニトリル30ml中で、1,8−ジア
ザビシクロ−[5,4,0] ウンデサ−7−エン1.03gを
滴下し反応し、処理し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー精製(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)して、ベ
ンジル 2−(7−フェニル−1−ヘプテニル)フェニ
ルエーテル2.00gを得、これをエタノール250ml
中で5%パラジウム−炭素触媒200mgを用いて水素雰
囲気下に50℃で5時間攪拌し、還元、加水素分解し、
触媒を濾過分離して濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー処理(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)し
て、表記化合物1.03g(収率69%)を無色油状物
として得た。 NMR スペクトル(60MHz, CDCl3) δppm :1.2 〜2.0
(10H,m), 2.3 〜2.9(4H,m), 4.56(1H,s), 6.5〜7.4(9H,
m) 。
【0180】参考例21 2−(5−フェニルペンチル)フェノール 参考例4の第2段と同様な方法で、4−フェニルブタノ
ールから得た4−フェニルブタナール(収率62%)
を、参考例3と同様な方法でウィティッヒ反応を行い、
ベンジル 2−(5−フェニル−1−ペンテニル)フェ
ニルエーテル(収率67%)とし、更にこれを同様に還
元、加水素分解して表記化合物(収率70%)を得た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.35〜1.
5(2H,m), 1.5 〜1.75(4H,m), 2.55〜2.7(4H,m), 4.73
(1H,s), 6.75(1H,d,J=7.9Hz), 6.86(1H,t,J=6.9Hz), 7.
05 〜7.35(7H,m)。
【0181】参考例22 2−(6−フェニルヘキシル)フェノール 参考例4の第2段と同様な方法で、5−フェニルペンタ
ノールから得た5−フェニルペンタナール(収率77
%)を、参考例3と同様な方法でウィテッヒ反応を行
い、ベンジル 2−(6−フェニル−1−ヘキセニル)
フェニルエーテル(収率67%)とし、更にこれを同様
に還元、加水素分解して表記化合物(収率80%)を得
た。 NMR スペクトル(270MHz, CDCl3) δppm :1.3 〜1.
5(4H,m), 1.5 〜1.7(4H,m), 2.5〜2.7(4H,m), 4.66(1
H,s), 6.74(1H,d,J=7.9Hz), 6.86(1H,t,J=6.9Hz), 7.05
〜7.4(7H,m) 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 207/08 8217−4C 211/22 9165−4C 211/46 9165−4C 233/60 103 265/30 295/08 Z // A61K 31/13 9283−4C 31/16 9283−4C 31/215 ABN 9283−4C 31/275 9283−4C 31/40 AEN 7431−4C 31/415 7431−4C 31/535 7431−4C (72)発明者 伊藤 福美 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 小池 博之 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 は、置換されていてもよいC6 −C10アリ
    ール基(該置換基は、C1 −C6 アルキル基、C2 −C
    6 アルケニル基、C2 −C6 アルキニル基、ヒドロキシ
    基、C1 −C6 アルコキシ基、ハロゲノーC1 −C6
    ルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル
    基、モノ若しくはジC1 −C6 アルキルカルバモイル基
    又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しく
    はハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール
    基を示す。)を示し、 R2 は、水素原子、C1 −C6 アルキル基、C1 −C6
    アルコキシ基、ハロゲン原子又はシアノ基を示し、 R3 は、式 −B−NR45 [式中、R4 及びR5
    は、同一または異なって、水素原子又は置換されていて
    もよいC1 −C6 アルキル基(該置換基は、ヒドロキシ
    基、ジ−C1 −C6 アルキルアミノ基又はC1 −C6
    ルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲンで置換
    されていてもよいC6 −C10アリール基を示す。)を示
    すか或は、結合している窒素原子と共に、置換されてい
    てもよい、窒素、酸素若しくは硫黄原子を含む3乃至6
    員環状ヘテロシクリル基(該置換基は、炭素原子上の置
    換基としては、C1 −C6 アルキル基、ヒドロキシ基又
    はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくは
    ハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール基
    を示し、窒素原子上の置換基としては、C1 −C6アル
    キル基又はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ
    若しくはハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10
    リール基を示す。)を示し、Bは、C2 −C 6 アルキレ
    ン基又は式 −CH2 CH(OR6 )CH2 −(式中、
    6 は、水素原子、C1 −C5 アルカノイル基、カルボ
    キシで置換されたC2 −C5 アルカノイル基又はC1
    6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲン
    置換されていてもよいC6 −C10アリールカルボニル基
    を示す。)を有する基を示す。]を有する基又は式 −
    D−R7 [式中、R7 は、置換されていてもよい、窒
    素、酸素若しくは硫黄原子を含む5乃至6員環状飽和ヘ
    テロシクリル基(該置換基は、炭素原子上の置換基とし
    ては、C1 −C6 アルキル基、C2 −C6 アルケニル
    基、C2 −C6 アルキニル基、ヒドロキシ基、C1 −C
    6 アルコキシ基、C1−C6 アルコキシカルボニルオキ
    シ基、C1 −C20アルカノイルオキシ基、カルボキシで
    置換されたC2 −C5 アルカノイルオキシ基、カルバモ
    イルオキシ基、モノ若しくはジC1 −C6 アルキルカル
    バモイルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基又はC1
    6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくはハロゲン
    で置換されていてもよいC6 −C10アリール基を示し、
    窒素原子上の置換基としては、C1 −C6 アルキル基又
    はC1 −C6 アルキル、C1 −C6 アルコキシ若しくは
    ハロゲンで置換されていてもよいC6 −C10アリール基
    を示す。)を示し、Dは、単結合又はC1 −C4 アルキ
    レン基を示す。但し、R7 は、その炭素原子で式Dを有
    する基と結合している。]を有する基を示し、 Aは、C3 −C8 アルキレン基を示す。]を有するジア
    リールアルカン誘導体及びその薬理上許容される塩。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099136A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. ピロリジン誘導体の製造方法
KR100712799B1 (ko) * 2005-05-25 2007-06-04 주식회사 파마코스텍 팔라듐 촉매를 이용한 2-[2-(3-메톡시페닐)에틸]페놀 및 그의 중간체의 제조 방법
JP2018076325A (ja) * 2010-04-12 2018-05-17 スパーナス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド ビロキサジン塩を製造する方法及びその新規な多形

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