JPH09202775A - N−フェニルアミド及び尿素誘導体を含有する医薬 - Google Patents

N−フェニルアミド及び尿素誘導体を含有する医薬

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JPH09202775A
JPH09202775A JP8010279A JP1027996A JPH09202775A JP H09202775 A JPH09202775 A JP H09202775A JP 8010279 A JP8010279 A JP 8010279A JP 1027996 A JP1027996 A JP 1027996A JP H09202775 A JPH09202775 A JP H09202775A
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hhh
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methyl
meo
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JP8010279A
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Inventor
Akira Yoshida
明 吉田
Hiroshi Furumoto
寛 古源
Ichiro Hayakawa
市郎 早川
Kozo Oda
晃造 小田
Takashi Kasai
隆 笠井
Kamio Shimada
神生 島田
Ariyoshi Yoshida
有美 吉田
Sadao Ishihara
貞夫 石原
Fujio Saito
冨士夫 斎藤
Yasuo Ohata
靖雄 大畑
Teiichiro Koga
貞一郎 古賀
Eiichi Kitazawa
栄一 北沢
Taro Tokui
太郎 徳井
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れたACAT阻害作用とよい経口吸収性を有
する医薬、動脈硬化治療剤、動脈硬化予防剤、ACAT
阻害剤及び/又は血中コレステロール低下剤を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】一般式(I)の構造を有するN−フェニル
アミド及び尿素誘導体を有効成分とする。 〔式中、R1aはC1−12アルキル基等を示し、R1b
H又はR1aと同一の基を示し、R2a、R2b及びR2cは同
一又は異なって、H、OH、メチレンジオキシ基等を示
し、R3 はC1−6アルキルを示し、R4 はA1 −R5
基(A1 はC1−6アルキレン基等を示し、R5 はイシ
ダゾール基、ピアゾリル基等の複素環基を示す)又はA
2 −X−A3 −R5 基(A2 はC1−6アルキレン基等
を示し、XはO、S、NH、C1−4アルキルイミノ
基、スルフィニル基又はスルホニル基を示し、A3 は単
結合、C1−6アルキレン基等を示す)を示し、nは0
又は1を示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたACAT
(アシルCoA:コレステロール アシルトランスフェ
ラーゼ)阻害作用を有し、動脈硬化治療又は予防に有用
な構造的に新規なN−フェニルアミド及び尿素誘導体を
有効成分とする医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】粥状動脈硬化症は、狭心症、心筋梗塞な
どの虚血性心疾患の成因の中で、最も重要な位置を占め
ている。粥状動脈硬化症の主な原因は、血管内皮細胞下
の泡沫細胞がコレステロールエステルを蓄積することで
ある。
【0003】ACAT阻害剤は泡沫細胞でのコレステロ
ールエステルの合成を阻害し、コレステロールエステル
の蓄積を減少させ、コレステロールエステルの蓄積によ
る粥状病変の形成及び発展を抑制する。一方、粥状動脈
化硬化症は高コレステロール血症と相関していることが
知られている。食物中のコレステロールは遊離コレステ
ロールとして、腸管粘膜細胞に吸収され、ACATによ
ってエステル化されて、血液中に移行する。
【0004】従って、ACAT阻害剤は、食物中のコレ
ステロールの血中への移行を阻害し、結果として血中コ
レステロールの上昇を抑制する。上述した理由から、A
CAT阻害作用を有する化合物は、動脈硬化症の治療剤
及び/又は予防剤として有用である。公知のACAT阻
害作用を有するフェニルプロピオン酸アミド及びフェネ
チル尿素誘導体としては、例えば、特開平6−1076
55号、特開平6−122682号及び特開平6−14
5125号に記載されたものがあげられる。
【0005】しかしながら、これら化合物よりさらにA
CAT阻害作用が強く、経口吸収性の高い化合物が臨床
上より望ましいと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、N−フ
ェニルアミド及び尿素構造を有する誘導体の合成とその
薬理活性について永年に亘り鋭意研究を行なってきた。
その結果、公知の化合物とは構造を異にする新規なN−
フェニルアミド及び尿素誘導体が、優れたACAT阻害
作用とよい経口吸収性を有し、動脈硬化症の治療剤及び
/又は予防剤として有用であることを見出し、本発明を
完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I)で示される化合物又はその塩を有効成分として含
有する医薬である。
【0008】また、本発明は、下記一般式(I)で示さ
れる化合物又はその塩と、薬理学的に許容し得る担体又
は賦形剤からなる動脈硬化治療剤、下記一般式(I)で
示される化合物又はその塩と、薬理学的に許容し得る担
体又は賦形剤からなる動脈硬化予防剤、下記一般式
(I)で示される化合物又はその塩と、薬理学的に許容
し得る担体又は賦形剤からなるACAT阻害剤、下記一
般式(I)で示される化合物又はその塩と、薬理学的に
許容し得る担体又は賦形剤からなる血中コレステロール
低下剤、下記一般式(I)で示される化合物又はその塩
の動脈硬化治療のための使用、下記一般式(I)で示さ
れる化合物又はその塩の動脈硬化予防のための使用、下
記一般式(I)で示される化合物又はその塩の血中コレ
ステロール低下のための使用及び下記一般式(I)で示
される化合物又はその塩のACAT阻害のための使用で
ある。
【0009】本発明の有効成分である新規なN−フェニ
ルアミド及び尿素誘導体は、下記一般式(I)の構造を
有する化合物及びその塩である。
【0010】
【化4】
【0011】上記一般式(I)において:R1aは炭素数
1乃至12個のアルキル基あるいは炭素数3乃至7個の
シクロアルキル部分及び炭素数1乃至4個のアルキル部
分からなるシクロアルキル−アルキル基を示し、R1b
水素原子又はR1aと同一の基を示し、R2a、R2b及びR
2cは同一又は異なって、水素原子、保護されていてもよ
い水酸基、ニトロ基、炭素数1乃至12個のアルキル
基、1乃至5個のフッ素原子で置換された炭素数1乃至
4個のアルキル基、炭素数1乃至10個のアルコキシ
基、ハロゲノ基、炭素数1乃至4個のアルキルで置換さ
れたモノ又はジアルキルアミノ基、5乃至6員環の含窒
素飽和複素環基あるいは隣接するR2a及びR2bが一緒に
なって形成する−O−(CH2 )m−O−基(mは1乃
至3の整数を示す)を示し、R3 は炭素数1乃至6個の
アルキル基を示し、R4 はA1 −R5 基(A1 は炭素数
1乃至6個のアルキレン基又は炭素数3乃至5個のアル
ケニレン基を示し、R5 はハロゲノ、炭素数1乃至4個
のアルキル又は炭素数1乃至4個のヒドロキシアルキル
を置換基として有していてもよい下記α群から選択され
る複素環基を示す)又はA2−X−A3 −R5 基(A2
は炭素数1乃至6個のアルキレン基又は炭素数3乃至5
個のアルケニレン基を示し、Xは酸素原子、硫黄原子、
NH基、炭素数1乃至4個のアルキルイミノ基、スルフ
ィニル基又はスルホニル基を示し、A3 は単結合、炭素
数1乃至6個のアルキレン基又は炭素数3乃至5個のア
ルケニレン基を示し、R5 は前述と同意義のものを示
す。但し、A2 及びA3 の炭素数の和は1乃至8であ
る。また、A3 が単結合の場合には、R5 の複素環は、
環の炭素上でXと結合する)を示し、nは0又は1を示
す。
【0012】(α群)イミダゾリル基、ピラゾリル基、
ピラゾリジニル基、1,2,4−トリアゾリル基、テト
ラゾリル基、モルホリノ基、ピペラジニル基、2−ピリ
ドン−1−イル基、2−ピリミジニル基、ピリジル基、
ピラジニル基、1,3,5−トリアジン−2−イル基、
ベンズイミダゾリル基、ピペリジニル基、ピロリジニ
ル、アゼチジニル基。
【0013】上記一般式(I)におけるR1a及びR1b
「炭素数1乃至12個のアルキル基」としては、メチ
ル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イ
ソブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、イソペン
チル、2-メチルブチル、ネオペンチル、1-エチルプロピ
ル、n-ヘキシル、4-メチルペンチル、3-メチルペンチ
ル、2-メチルペンチル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチ
ルブチル、2,2-ジメチルブチル、1,1-ジメチルブチル、
1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチ
ルブチル、2-エチルブチル、ヘプチル、1-メチルヘキシ
ル、2-メチルヘキシル、3-メチルヘキシル、4-メチルヘ
キシル、5-メチルヘキシル、1-プロピルブチル、4,4-ジ
メチルペンチル、オクチル、1-メチルヘプチル、2-メチ
ルヘプチル、3-メチルヘプチル、4-メチルヘプチル、5-
メチルヘプチル、6-メチルヘプチル、1-プロピルペンチ
ル、2-エチルヘキシル、5,5-ジメチルヘキシル、ノニ
ル、3-メチルオクチル、4-メチルオクチル、5-メチルオ
クチル、6-メチルオクチル、1-プロピルヘキシル、2-エ
チルヘプチル、6,6-ジメチルヘプチル、デシル、1-メチ
ルノニル、3-メチルノニル、8-メチルノニル、3-エチル
オクチル、3,7-ジメチルオクチル、7,7-ジメチルオクチ
ル、ウンデシル、ドデシル基等があげられ、R1bが水素
原子の場合には、好適にはR1aは炭素数3乃至12個の
ものであり、さらに好適には3乃至8個のものであり、
さらにより好適には、n−プロピル、n−ブチル、n−
ペンチル及びn−ヘキシル基であり、最も好適には、n
−ペンチル基である。また、R1bとR1aが同一の基の場
合には、好適には炭素数1乃至6個のものである。
【0014】上記一般式(I)におけるR1a及びR1b
「炭素数3乃至7個のシクロアルキル部分及び炭素数1
乃至4個のアルキル部分からなるシクロアルキル−アル
キル基」としては、シクロプロピルメチル、シクロブチ
ルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、シクロプロピルエチル、シ
クロブチルエチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキ
シルエチル、シクロヘプチルエチル、シクロプロピルプ
ロピル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルプロピ
ル、シクロヘキシルプロピル、シクロヘプチルプロピ
ル、シクロプロピルブチル、シクロブチルブチル、シク
ロペンチルブチル、シクロヘキシルブチル、シクロヘプ
チルブチルがあげられ、好適には2−シクロプロピルエ
チル,3−シクロブチルプロピル及び3−シクロペンチ
ルプロピル基である。
【0015】上記一般式(I)におけるR2a,R2b及び
2cの「保護されていてもよい水酸基」の「保護基」と
しては“Protective Group in Organic Synthesis", 2n
d edition, T.W. Greene & P.G.M. Wut; John Wiley an
d Sons, Inc., New York (1991) に記載されているフェ
ノール性水酸基の保護基があげられ、好適にはベンジ
ル,p−メトキシベンジル,メトキシメチル,メトキシ
エトキシメチル,アリル,t−ブチルジメチルシリル,
アセチル基である。上記一般式(I)におけるR2a、R
2b及びR2cの「炭素数1乃至12個のアルキル基」とし
ては、前述の「R1a及びR1bの「炭素数1乃至12個の
アルキル基」」にあげたものと同様のものがあげられ、
好適には炭素数1乃至5個のものであり、さらに好適に
は1乃至3個である。
【0016】上記一般式(I)におけるR2a,R2b及び
2cの「1乃至5個のフッ素原子で置換された炭素数1
乃至4個のアルキル基」としてはモノフルオロメチル,
ジフルオロメチル,トリフルオロメチル,2−トリフル
オロエチル,1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチ
ル,3−トリフルオロプロピル基等があげられ、好適に
はモノフルオロメチル,ジフルオロメチル及びトリフル
オロメチル基である。上記一般式(I)におけるR2a
2b及びR2cの「炭素数1乃至10個のアルコキシ基」
としては、メチルオキシ、エチルオキシ、n-プロピルオ
キシ、イソプロピルオキシ、n-ブチルオキシ、イソブチ
ルオキシ、s-ブチルオキシ、t-ブチルオキシ、n-ペンチ
ルオキシ、イソペンチルオキシ、2-メチルブチルオキ
シ、ネオペンチルオキシ、1-エチルプロピルオキシ、n-
ヘキシルオキシ、4-メチルペンチルオキシ、3-メチルペ
ンチルオキシ、2-メチルペンチルオキシ、1-メチルペン
チルオキシ、3,3-ジメチルブチルオキシ、2,2-ジメチル
ブチルオキシ、1,1-ジメチルブチルオキシ、1,2-ジメチ
ルブチルオキシ、1,3-ジメチルブチルオキシ、2,3-ジメ
チルブチルオキシ、2-エチルブチルオキシ、ヘプチルオ
キシ、1-メチルヘキシルオキシ、2-メチルヘキシルオキ
シ、3-メチルヘキシルオキシ、4-メチルヘキシルオキ
シ、5-メチルヘキシルオキシ、1-プロピルブチルオキ
シ、4,4-ジメチルペンチルオキシ、オクチルオキシ、1-
メチルヘプチルオキシ、2-メチルヘプチルオキシ、3-メ
チルヘプチルオキシ、4-メチルヘプチルオキシ、5-メチ
ルヘプチルオキシ、6-メチルヘプチルオキシ、1-プロピ
ルペンチルオキシ、2-エチルヘキシルオキシ、5,5-ジメ
チルヘキシルオキシ、ノニルオキシ、3-メチルオクチル
オキシ、4-メチルオクチルオキシ、5-メチルオクチルオ
キシ、6-メチルオクチルオキシ、1-プロピルヘキシルオ
キシ、2-エチルヘプチルオキシ、6,6-ジメチルヘプチル
オキシ、デシルオキシ、1-メチルノニルオキシ、3-メチ
ルノニルオキシ、8-メチルノニルオキシ、3-エチルオク
チルオキシ、3,7-ジメチルオクチルオキシ、7,7-ジメチ
ルオクチルオキシ基等があげられ、好適には、炭素数1
乃至10個のものであり、さらに好適には1乃至5個の
ものであり、最も好適には1乃至3個のものである。
【0017】上記一般式(I)におけるR2a、R2b及び
2cの「ハロゲノ基」としては、フルオロ、クロロ、ブ
ロモ、ヨード基があげられ、好適にはフルオロ、クロロ
及びブロモ基である。
【0018】上記一般式(I)におけるR2a、R2b及び
2cの「炭素数1乃至4個のアルキルで置換されたモノ
又はジアルキルアミノ基」としては、メチルアミノ、ジ
メチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、プロピ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジ
イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジブチルアミノ、
イソブチルアミノ、ジイソブチルアミノ基等があげら
れ、好適には、メチルアミノ、ジメチルアミノ及びエチ
ルアミノ基である。
【0019】上記一般式(I)におけるR2a、R2b及び
2cの「5乃至6員環の含窒素飽和複素環基」として
は、ピロリジノ、ピペリジノ、ピロリジニル、ピペリジ
ニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペラジニ
ル、モルホリノ、モルホリニル基等があげられ、好適に
は、ピロリジノ、モルホリノ基である。
【0020】上記一般式(I)におけるR2a,R2b及び
2cの「隣接するR2a及びR2bが一緒になって形成する
−O−(CH2 )m−O−基(mは1乃至3の整数を示
す)」としてはメチレンジオキシ,エチレンジオキシ,
プロピレンジオキシ基があげられ、好適にはメチレンジ
オキシ,エチレンジオキシ基である。
【0021】上記一般式(I)の部分構造である一般式
【0022】
【化5】
【0023】において、好適な置換フェニル基として
は、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−メチ
レンジオキシフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、
3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、3−クロ
ロフェニル、4−クロロフェニル、2−メトキシフェニ
ル、2,3,4−トリメトキシフェニル、2,4,5−
トリメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェ
ニル、2−メチルフェニル、4−メトキシフェニル、
2,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェ
ニル、2,6−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキ
シフェニル、2−エトキシフェニル、2−ヒドロキシ−
3−メトキシフェニル,2−メトキシ−4−ヒドロキシ
フェニル,2−メトキシ−5−ヒドロキシフェニル,2
−ベンジルオキシ−3−メトキフェニル,2−メトキシ
−4−ベンジルオキシフェニル,2,3−エチレンジオ
キシフェニル,3,4−エチレンジオキシフェニル,2
−トリフルオロメチルフェニル,3−トリフルオロメチ
ルフェニル,2−プロピルフェニル,3−ブチルフェニ
ル,2,3−ジエトキシフェニル,2−フルオロフェニ
ル,1−ニトロフェニル,2−クロロ−4−ニトロフェ
ニル,2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル,2
−メトキシ−4−メチルアミノフェニル,2−メトキシ
−5−ジメチルアミノフェニル,2,3−ジメトキシ−
4−ジメチルアミノフェニル,2,3−ジメトキシ−5
−メチルアミノフェニル基であり、より好適には、2−
メチルフェニル、2−プロピルフェニル、3−ブチルフ
ェニル、2,3−ジエトキシフェニル、2−フルオロフ
ェニル、2−クロロフェニル、2,3−メチレンジオキ
シフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2−メトキ
シフェニル、2−エトキシフェニル、2−ヒドロキシ−
3−メトキシフェニル,2−メトキシ−4−ヒドロキシ
フェニル,2−クロロ−4−ニトロフェニル,2−トリ
フルオロメチルフェニル,3−トリフルオロメチルフェ
ニル,2,4−ジメトキシフェニル,2,5−ジメトキ
シフェニル,2,4,5−トリメトキシフェニル,2−
メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル,2−メトキシ
−4−メチルアミノフェニル,2,3−ジメトキシ−4
−ジメチルアミノフェニル,2,3−ジメトキシ−5−
ジメチルアミノフェニル,2,3−エチレンジオキシフ
ェニル基であり、さらに好適には、2,3−メチレンジ
オキシフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2−メ
トキシフェニル、2−エトキシフェニル、2−ヒドロキ
シ−3−メトキシフェニル,2−メトキシ−4−ヒドロ
キシフェニル,2−クロロ−4−ニトロフェニル,2−
メチルフェニル,2−トリフルオロメチルフェニル,
2,4−ジメトキシフェニル、2,4,5−トリメトキ
シフェニル、2,5−ジメトキシフェニル,2−フルオ
ロフェニル,2−クロロフェニル、2−メトキシ−4−
ジメチルアミノフェニル,2,3−ジメトキシ−4−ジ
メチルアミノフェニル、2,3−ジメトキシ−5−ジメ
チルアミノフェニル,2,3−エチレンジオキシフェニ
ル基であり、最も好適には、2−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル、2−クロロフェニル、2−トリフルオロ
メチルフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4
−ジメトキシフェニル、2,4,5−トリメトキシフェ
ニル、2,3−メチレンジオキシフェニル、2,3−エ
チレンジオキシフェニル、2,3−ジメトキシ−5−ジ
メチルアミノフェニル又は2−メトキシ−4−ジメチル
アミノフェニル基である。
【0024】上記一般式(I)におけるR3 の「炭素数
1乃至6個のアルキル基」としては、メチル、エチル、
n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-
ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、2-メチ
ルブチル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-ヘキシ
ル、4-メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メチルペ
ンチル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチル、2,2-
ジメチルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブ
チル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、2-エ
チルブチル基があげられ、好適には、炭素数2乃至4個
のものであり、さらに好適には3乃至4個のもの(特に
イソプロピル、tert−ブチル基)である。 上記一
般式(I)におけるR4 が「A1 −R5 基」の場合のA
1 の「炭素数1乃至6個のアルキレン基」としては、メ
チレン、エチレン、プロピレン、テトラメチレン、ペン
タメチレン、ヘキサメチレン基があげられ、好適には、
炭素数1乃至4個のものである。
【0025】上記一般式(I)におけるR4 が「A1
5 基」の場合のA1 の「炭素数3乃至5個のアルケニ
レン基」としては、2-プロペニレン、1-メチル-2- プロ
ペニレン、2-メチル-2- プロペニレン、2-エチル-2- プ
ロペニレン、2-ブテニレン、1-メチル-2- ブテニレン、
2-メチル-2- ブテニレン、1-エチル-2- ブテニレン、3-
ブテニレン、1-メチル-3- ブテニレン、2-メチル-3- ブ
テニレン、1-エチル-3- ブテニレン、2-ペンテニレン基
等があげられ、好適には、炭素数3乃至4個のものであ
り、さらに好適には3個のものである。
【0026】上記一般式(I)におけるR4 の「A1
5 基」及び「A2 −X−A3 −R5 基」のR5 の「ハ
ロゲノ、炭素数1乃至4個のアルキル又は炭素数1乃至
4個のヒドロキシアルキルを置換基として有していても
よい下記α群から選択される複素環基」における「ハロ
ゲノ」とはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードであり、
「炭素数1乃至4個のアルキル」とはメチル、エチル、
n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-
ブチル、t-ブチルであり、「炭素数1乃至4個のヒドロ
キシアルキル」とはヒドロキシメチル、2−ヒドロキシ
エチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチ
ル基である。
【0027】上記一般式(I)におけるR4 が「A1
5 基」の場合のR5 の「ハロゲノ、炭素数1乃至4個
のアルキル又は炭素数1乃至4個のヒドロキシアルキル
を置換基として有していてもよい下記α群から選択され
る複素環基」全体としては、1−イミダゾリル、2−メ
チル−1−イミダゾリル、2−エチル−1−イミダゾリ
ル、2−プロピル−1−イミダゾリル、2−イソプロピ
ル−1−イミダゾリル、4,5−ジメチル−1−イミダ
ゾリル、4−メチル−1−イミダゾリル、4,5−ジエ
チル−1−イミダゾリル、4−ヒドロキシメチル−1−
イミダゾリル、1−ピラゾリル、4−メチル−1−ピラ
ゾリル、4−エチル−1−ピラゾリル、3,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリル、3,5−ジエチル−1−ピラゾリ
ル、3−ブロモ−1−ピラゾリル、1,2,4−トリア
ゾール−1−イル、1H−テトラゾール−1−イル、ベ
ンズイミダゾール−1−イル、2−ピリドン−1−イ
ル、モルホリノ、4−メチル−1−ピペラジル、4−エ
チル−1−ピペラジル、4−プロピル−1−ピペラジ
ル、1−ピペリジニル、1−ピロリジニル、1−ピラゾ
リジニル及び1−アゼチジニル基等があげられ、好適に
は、1−イミダゾリル、2−メチル−1−イミダゾリ
ル、2−エチル−1−イミダゾリル、2−プロピル−1
−イミダゾリル、2−イソプロピル−1−イミダゾリ
ル、4,5−ジメチル−1−イミダゾリル、1−ピラゾ
リル、4−メチル−1−ピラゾリル、4−エチル−1−
ピラゾリル、3,5−ジメチル−1−ピラゾリル、3,
5−ジエチル−1−ピラゾリル、1H−テトラゾール−
1−イル、ベンズイミダゾール−1−イル、2−ピリド
ン−1−イル、モルホリノ、4−メチル−1−ピペラジ
ル、1−ピペリジニル及び1−ピロリジニル基である。
【0028】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のXの「炭素数1乃至4個の
アルキルイミノ基」としては、メチルイミノ、エチルイ
ミノ、プロピルイミノ、ブチルイミノ基等があげられ
る。
【0029】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のA2 の「炭素数1乃至6個
のアルキレン基」としては、前述の「R4 が「A1 −R
5 基」の場合のA1 」においてあげられたものと同意義
を示し、好適にはメチレン、エチレン、プロピレン、ブ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基である。上
記一般式(I)におけるR4 が「A2 −X−A3 −R5
基」の場合のA2 の「炭素数3乃至5個のアルケニレン
基」としては、前述の「R4 が「A1 −R5基」の場合
のA1 」においてあげられたものと同意義を示し、好適
には2−プロペニレン基である。
【0030】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のA3 の「炭素数1乃至6個
のアルキレン基」としては、前述の「R4 が「A1 −R
5 基」の場合のA1 」においてあげられたものと同意義
を示し、好適には単結合、メチレン、エチレン、プロピ
レン、ブチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基で
ある。
【0031】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のA3 の「炭素数3乃至5個
のアルケニレン基」としては、前述の「R4 が「A1
5基」の場合のA1 」においてあげられたものと同意
義を示し、好適には2−プロペニレン基である。
【0032】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のR5 の「ハロゲノ、炭素数
1乃至4個のアルキル又は炭素数1乃至4個のヒドロキ
シアルキルを置換基として有していてもよい下記α群か
ら選択される複素環基」全体としては、A3 が単結合で
ない場合には、前述の「「A1 −R5 基」の場合」に挙
げられたものと同様のものがあげられ、好適には、1−
イミダゾリル、2−メチル−1−イミダゾリル、2−エ
チル−1−イミダゾリル、2−プロピル−1−イミダゾ
リル、2−イソプロピル−1−イミダゾリル、4,5−
ジメチル−1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、4−メ
チル−1−ピラゾリル、4−エチル−1−ピラゾリル、
3,5−ジメチル−1−ピラゾリル、3,5−ジエチル
−1−ピラゾリル、1H−テトラゾール−1−イル、ベ
ンズイミダゾール−1−イル、2−ピリドン−1−イ
ル、モルホリノ、4−メチル−1−ピペラジル、1−ピ
ペリジニル及び1−ピロリジニル基である。
【0033】上記一般式(I)におけるR4 が「A2
X−A3 −R5 基」の場合のR5 の「ハロゲノ、炭素数
1乃至4個のアルキル又は炭素数1乃至4個のヒドロキ
シアルキルを置換基として有していてもよい下記α群か
ら選択される複素環基」全体としては、A3 が単結合の
場合には、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル、2−ピリミジニル、1,3,5−トリアジン−2−
イル、2−イミダゾリル、1−メチル−2−イミダゾリ
ル、1−エチル−2−イミダゾリル、2−ベンズイミダ
ゾリル、1−メチル−2−ベンズイミダゾリル、1,
3,4−トリアゾール−2−イル及び2−ピラジニル基
があげられ、好適には、2−ピリジル、2−ピリミジニ
ル基である。
【0034】上記一般式(I)におけるR4 の「A1
5 基」全体として、好適なものは(1−イミダリゾ
ル)メチル、(2−メチル−1−イミダゾリル)メチ
ル、(2−エチル−1−イミダゾリル)メチル、(2−
プロピル−1−イミダゾリル)メチル、(2−イソプロ
ピル−1−イミダゾリル)メチル、(4,5−ジメチル
−1−イミダゾリル)メチル、(4−ヒドロキシメチル
−1−イミダゾリル)メチル、2−(1−イミダゾリ
ル)エチル、2−(2−メチル−1−イミダゾリル)エ
チル、3−(1−イミダゾリル)プロピル、3−(2−
エチル−1−イミダゾリル)プロピル、3−(1−イミ
ダゾリル)−1−プロペニル、3−(2−イソプロピル
−1−イミダゾリル)−1−プロペニル、4−(1−イ
ミダゾリル)ブチル、(1−ピラゾリル)メチル、(4
−メチル−1−ピラゾリル)メチル、(4−エチル−1
−ピラゾリル)メチル、(3,5−ジメチル−1−ピラ
ゾリル)メチル、(3,5−ジエチル−1−ピラゾリ
ル)メチル、2−(1−ピラゾリル)エチル、2−(4
−メチル−1−ピラゾリル)エチル、2−(3,5−ジ
メチル−1−ピラゾリル)エチル、3−(1−ピラゾリ
ル)プロピル、3−(4−メチル−1−ピラゾリル)プ
ロピル、3−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)プ
ロピル、3−(1−ピラゾリル)−1−プロペニル、3
−(4−メチル−1−ピラゾリル)−1−プロペニル、
3−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)−1−プロ
ペニル、4−(1−ピラゾリル)ブチル、(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)メチル、3−(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)プロピル、(1H−テトラ
ゾール−1−イル)メチル、3−(1H−テトラゾール
−1−イル)プロピル、(ベンズイミダゾール−1−イ
ル)メチル、3−(ベンズイミダゾール−1−イル)プ
ロピル、(2−ピリドン−1−イル)メチル、3−(2
−ピリドン−1−イル)プロピル、3−(2−ピリドン
−1−イル)−1−プロペニル、モルホリノメチル、2
−モルホリノエチル、3−モルホリノプロピル、3−モ
ルホリノ−1−プロペニル、(4−メチル−1−ピペラ
ジル)メチル、(4−エチル−1−ピペラジル)メチ
ル、2−(4−メチル−1−ピペラジル)エチル、3−
(4−メチル−1−ピペラジル)プロピル、3−(4−
エチル−1−ピペラジル)−1−プロペニル、(1−ピ
ペリジニル)メチル、3−(1−ピペリジニル)プロピ
ル、(1−ピロリジニル)メチル及び3−(1−ピロリ
ジニル)プロピル基であり、さらに好適なものは(1−
イミダリゾル)メチル、(2−メチル−1−イミダゾリ
ル)メチル、(2−エチル−1−イミダゾリル)メチ
ル、(2−プロピル−1−イミダゾリル)メチル、(2
−イソプロピル−1−イミダゾリル)メチル、2−(1
−イミダゾリル)エチル、3−(2−エチル−1−イミ
ダゾリル)プロピル、3−(2−イソプロピル−1−イ
ミダゾリル)プロペニル、4−(1−イミダゾリル)ブ
チル、(1−ピラゾリル)メチル、(4−メチル−1−
ピラゾリル)メチル、(4−エチル−1−ピラゾリル)
メチル、(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)メチ
ル、2−(1−ピラゾリル)エチル、2−(4−メチル
−1−ピラゾリル)エチル、3−(1−ピラゾリル)プ
ロピル、3−(4−メチル−1−ピラゾリル)プロピ
ル、3−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)プロピ
ル、3−(1−ピラゾリル)−1−プロペニル、4−
(1−ピラゾリル)ブチル、(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル、(1H−テトラゾール−1−イ
ル)メチル、(ベンズイミダゾール−1−イル)メチ
ル、(2−ピリドン−1−イル)メチル、3−(2−ピ
リドン−1−イル)プロピル、モルホリノメチル、2−
モルホリノエチル、3−モルホリノプロピル、3−モル
ホリノ−1−プロペニル、(4−メチル−1−ピペラジ
ル)メチル、(4−エチル−1−ピペラジル)メチル、
3−(4−メチル−1−ピペラジル)プロピル、(1−
ピペリジニル)メチル及び(1−ピロリジニル)メチル
基であり、最も好適には、(1−イミダゾリル)メチ
ル、(2−メチル−1−イミダゾリル)メチル、(2−
エチル−1−イミダゾリル)メチル、2−(1−イミダ
ゾリル)エチル、(1−ピラゾリル)メチル、(4−メ
チル−1−ピラゾリル)メチル、(3,5−ジメチル−
1−ピラゾリル)メチル、2−(1−ピラゾリル)エチ
ル、3−(1−ピラゾリル)プロピル及び(2−ピリド
ン−1−イル)メチル基である。
【0035】上記一般式(I)におけるR4 の「A2
X−A3 −R5 基」全体として、好適なものは、A3
単結合でない場合には、2−(1−イミダゾリル)エト
キシメチル、3−(1−イミダゾリル)プロポキシメチ
ル、2−(2−メチル−1−イミダゾリル)エトキシメ
チル、3−(2−メチル−1−イミダゾリル)プロポキ
シメチル、2−(2−エチル−1−イミダゾリル)エト
キシメチル、3−(2−エチル−1−イミダゾリル)プ
ロポキシメチル、2−(1−ピラゾリル)エトキシメチ
ル、3−(1−ピラゾリル)プロポキシメチル、2−
(4−メチル−1−ピラゾリル)エトキシメチル、3−
(4−メチル−1−ピラゾリル)プロポキシメチル、2
−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)エトキシメチ
ル、3−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)プロポ
キシメチル、2−(モルホリノ)エトキシメチル及び3
−(モルホリノ)プロポキシメチル基であり、さらに好
適なものは、2−(2−エチル−1−イミダゾリル)エ
トキシメチル、3−(2−エチル−1−イミダゾリル)
プロポキシメチル、2−(1−ピラゾリル)エトキシメ
チル、3−(1−ピラゾリル)プロポキシメチル、2−
(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)エトキシメチ
ル、2−(モルホリノ)エトキシメチル及び3−(モル
ホリノ)プロポキシメチル基であり、A4 が単結合の場
合には、好適には(2−ピリジル)チオメチル、(3−
ピリジル)チオメチル、(4−ピリジル)チオメチル、
2−(4−ピリジル)チオプロピル、3−(2−ピリジ
ル)チオプロピル、3−(2−ピリジル)チオ−1−プ
ロペニル、(2−ピリミジニル)チオメチル、2−(1
−ピリミジニル)チオエチル、3−(2−ピリミジニ
ル)チオプロピル、(2−イミダゾリル)チオメチル、
(1−メチル−2−イミダゾリル)チオメチル、3−
(2−イミダゾリル)チオプロピル、3−(1−メチル
−2−イミダゾリル)−1−プロペニル、(2−ベンズ
イミダゾリル)チオメチル、3−(2−ベンズイミダゾ
リル)プロピル、(1,2,4−トリアゾール−2−イ
ル)チオメチル、3−(1,2,4−トリアゾール−2
−イル)チオプロピル、(1,3,5−トリアジン−2
−イル)チオメチル、(2−ピリジル)スルフィニルメ
チル、(2−ピリジル)スルホニルメチル、(2−ピリ
ミジニル)スルホニルメチル、(1−メチル−2−イミ
ダゾリル)スルホニルメチル、(1,3,5−トリアジ
ン−2−イル)スルホニルメチル、(1−メチル−1,
2,4−トリアゾール−2−イル)スルホニルメチル、
(2−ピリミジニル)アミノメチル基であり、さらに好
適なものは(2−ピリジル)チオメチル、(3−ピリジ
ル)チオメチル、(4−ピリジル)チオメチル、3−
(2−ピリジル)チオプロピル、3−(2−ピリジル)
チオ−1−プロペニル、(2−ピリミジニル)チオメチ
ル、3−(2−ピリミジニル)チオプロピル、(1−メ
チル−2−イミダゾリル)チオメチル、3−(2−イミ
ダゾリル)チオプロピル、(2−ベンズイミダゾリル)
チオメチル、(2−ピリジル)スルホニルメチル,(2
−ピリミジニル)スルホニルメチル、(1−メチル−2
−イミダゾリル)スルホニルメチル,(1,3,5−ト
リアジン−2−イル)スルホニルメチル、(1,3,5
−トリアジン−2−イル)チオメチル及び(2−ピリミ
ジニル)アミノメチル基であり、最も好適には、(2−
ピリジル)チオメチル、(1,3,5−トリアジン−2
−イル)チオメチル、(2−ピリミジニル)スルホニル
メチル及び(2−ピリミジニル)アミノメチル基であ
る。
【0036】R4 全体として、好適なものは、(1−イ
ミダリゾル)メチル、(2−メチル−1−イミダゾリ
ル)メチル、(2−エチル−1−イミダゾリル)メチ
ル、(2−プロピル−1−イミダゾリル)メチル、(2
−イソプロピル−1−イミダゾリル)メチル、2−(1
−イミダゾリル)エチル、3−(2−エチル−1−イミ
ダゾリル)プロピル、3−(2−イソプロピル−1−イ
ミダゾリル)プロペニル、4−(1−イミダゾリル)ブ
チル、(1−ピラゾリル)メチル、(4−メチル−1−
ピラゾリル)メチル、(4−エチル−1−ピラゾリル)
メチル、(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)メチ
ル、2−(1−ピラゾリル)エチル、2−(4−メチル
−1−ピラゾリル)エチル、3−(1−ピラゾリル)プ
ロピル、3−(4−メチル−1−ピラゾリル)プロピ
ル、3−(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)プロピ
ル、3−(1−ピラゾリル)−1−プロペニル、4−
(1−ピラゾリル)ブチル、(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル、(1H−テトラゾール−1−イ
ル)メチル、(ベンズイミダゾール−1−イル)メチ
ル、(2−ピリドン−1−イル)メチル、3−(2−ピ
リドン−1−イル)プロピル、モルホリノメチル、2−
モルホリノエチル、3−モルホリノプロピル、3−モル
ホリノ−1−プロペニル、(4−メチル−1−ピペラジ
ル)メチル、(4−エチル−1−ピペラジル)メチル、
3−(4−メチル−1−ピペラジル)プロピル、(1−
ピペリジニル)メチル、(1−ピロリジニル)メチル、
2−(2−エチル−1−イミダゾリル)エトキシメチ
ル、3−(2−エチル−1−イミダゾリル)プロポキシ
メチル、2−(1−ピラゾリル)エトキシメチル、3−
(1−ピラゾリル)プロポキシメチル、2−(3,5−
ジメチル−1−ピラゾリル)エトキシメチル、2−(モ
ルホリノ)エトキシメチル、3−(モルホリノ)プロポ
キシメチル、(2−ピリジル)チオメチル、(3−ピリ
ジル)チオメチル、(4−ピリジル)チオメチル、3−
(2−ピリジル)チオプロピル、3−(2−ピリジル)
チオ−1−プロペニル、(2−ピリミジニル)チオメチ
ル、3−(2−ピリミジニル)チオプロピル、(1−メ
チル−2−イミダゾリル)チオメチル、3−(2−イミ
ダゾリル)チオプロピル、(2−ベンズイミダゾリル)
チオメチル、(2−ピリジル)スルホニルメチル,(2
−ピリミジニル)スルホニルメチル,(1−メチル−2
−イミダゾリル)スルホニルメチル,(1,3,5−ト
リアジン−2−イル)スルホニルメチル,(2−ピリミ
ジニル)アミノメチル基であり、最も好適には、(1−
イミダゾリル)メチル、(2−メチル−1−イミダゾリ
ル)メチル、(2−エチル−1−イミダゾリル)メチ
ル、2−(1−イミダゾリル)エチル、3−(1−イミ
ダゾリル)プロピル、(1−ピラゾリル)メチル、(4
−メチル−1−ピラゾリル)メチル、(3,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリル)メチル、2−(1−ピラゾリル)
エチル、3−(1−ピラゾリル)プロピル、(2−ピリ
ドン−1−イル)メチル、(2−ピリミジニル)スルホ
ニルメチル、(2−ピリミジニル)アミノメチルまたは
(2−ピリミジニル)チオメチル基である。本発明の有
効成分である化合物(I)の中には、塩にすることがで
きるものがあり、そのような塩としては、塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、
硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メ
タンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、
エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩の
ようなアリ−ルスルホン酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸
塩、クエン酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン
酸塩等の有機酸塩及びグルタミン酸塩、アスパラギン酸
塩のようなアミノ酸塩を挙げることができ、好適には、
塩酸塩及びp-トルエンスルホン酸塩である。
【0037】本発明の有効成分である化合物(I)の中
には、不斉炭素を有するものがあり、各々が R配位、
S配位である立体異性体が存在するが、その各々、或い
はそれらの混合物のいずれも本発明に包含される。
【0038】本発明の有効成分である化合物(I)にお
いて、好適な化合物としては、 1)R1aが炭素数3乃至8個のアルキル基であり、R1b
が水素原子である化合物、 2)R1aがn−プロピル、n−ブチル、n−ペンチルま
たはn−ヘキシル基であり、R1bが水素原子である化合
物、 3)R1aがn−ペンチル基であり、R1bが水素原子であ
る化合物、 4)R1a及びR1bが炭素数1乃至6個のアルキル基であ
る化合物、 5)部分構造
【0039】
【化6】
【0040】が2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ル、2−クロロフェニル、2−トリフルオロメチルフェ
ニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキ
シフェニル、2,4,5−トリメトキシフェニル、2,
3−メチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオ
キシフェニル、2,3−ジメトキシ−5−ジメチルアミ
ノフェニル又は2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェ
ニルである化合物、 6)R3 がイソプロピルまたはt−ブチル基である化合
物、 7)R4 が(1−イミダゾリル)メチル、(2−メチル
−1−イミダゾリル)メチル、(2−エチル−1−イミ
ダゾリル)メチル、2−(1−イミダゾリル)エチル、
3−(1−イミダゾリル)プロピル、(1−ピラゾリ
ル)メチル、(4−メチル−1−ピラゾリル)メチル、
(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)メチル、2−
(1−ピラゾリル)エチル、3−(1−ピラゾリル)プ
ロピル、(2−ピリドン−1−イル)メチル、(2−ピ
リミジニル)チオメチルまたは(2−ピリミジニル)ア
ミノメチル基である化合物、 8)nが0である化合物をあげることができる。 本発明の有効成分である代表的化合物としては、例え
ば、表1乃至表3に記載する化合物を挙げることができ
るが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
【0041】表1乃至表3において、使用される略号
は、以下の通りである。すなわち、Imdは1−イミダ
ゾリル基を、2−Me−Imdは2−メチル−1−イミ
ダゾリル基を、2−Et−Imdは2−エチル−1−イ
ミダゾリル基を、1−Me−2−Imdは1−メチル−
2−イミダゾリル基を、2−Pr−Imdは2−イソ
プロピル−1−イミダゾリル基を、Pyrzは1−ピラ
ゾリル基を、3−Br−Pyrzは3−ブロモ−1−ピ
ラゾリル基を、Tetzは1H−テトラゾール−1−イ
ル基を、1,2,4−Trzは1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル基を、Morpはモルホリノ基、4−Me
−Pyprは4−メチル−1−ピペラジニル基を、N−
Prdnは2−ピリドン−1−イル基を、N−Pipe
は1−ピペリジニル基を、N−Pyroは1−ピロリジ
ニル基を、2−Triazinは1,3,5−トリアジ
ン−2−イル基を、S−2−Pyは(2−ピリジル)チ
オ基を、S−3−Pyは(3−ピリジル)チオ基を、S
−4−Pyは(4−ピリジル)チオ基を、S(O)−2
−Pyは(2−ピリジル)スルフィニル基を、SO2
2−Pyは(2−ピリジル)スルフォニル基を、S
(O)−2−Pymは(2−ピリミジニル)スルフィニ
ル基を、S−1−Me−2−(124−Trz)は(1
−メチル−1,2,4−トリアゾール−2−イル)チオ
基を、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Prはプ
ロピル基を、Prはイソプロピル基を、Buはブチル
基を、Buはtert−ブチル基を、Pnはペンチル
基を、Hxはヘキシル基を、Hpはペプチル基を、Oc
はオクチル基を、Nonはノニル基を、Decはデシル
基を、Undはウンデシル基を、Dodはドデシル基
を,PhCH2 はベンジル基を、MsOHはメタンスル
ホン酸を,TsOHはp−トルエンスルホン酸を,Et
eはエチレン基を,Preはプロピレン基を、Tteは
テトラメチレン基を、Ppeは−CH=CH−CH2
基(左端がR3 と同じフェニル基に結合する)を、MO
Eは−CH2 O(CH22 −基(左端がR3 と同じフ
ェニル基に結合する)を、MOPは−CH2 O(CH
23−基(左端がR3 と同じフェニル基に結合する)
を、Cpn−Prは3−シクロペンチルプロピル基を、
Cpn−Etは2−シクロペンチルエチル基を、Cpn
−CH2 はシクロペンチルメチル基を示す。
【0042】
【化7】
【0043】
【表1】 ──────────────────────────────────── No R1a R2d R2e R2f R2g R2h34 n ──────────────────────────────────── 0001 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0002 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0003 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd HBr 0 0004 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd maleic acid 0 0005 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd fumaric acid 0 0006 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd succinic acid 0 0007 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd tartaric acid 0 0008 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd MsOH 0 0009 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd TsOH 0 0010 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd 0 0011 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd HCl 0 0012 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0013 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd HCl 0 0014 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-iPr-Imd 0 0015 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-iPr-Imd HCl 0 0016 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0017 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0018 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz HBr 0 0019 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz maleic acid 0 0020 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz fumaric acid 0 0021 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz succinic acid0 0022 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz tartaric acid0 0023 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz MsOH 0 0024 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz TsOH 0 0025 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0026 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0027 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HBr 0 0028 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz TsOH 0 0029 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-3,5-di-Me-Pyrz 0 0030 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-3,5-di-Me-Pyrz HCl0 0031 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-3,5-di-Me-Pyrz HBr0 0032 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-3-Br-Pyrz 0 0033 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-3-Br-Pyrz HCl 0 0034 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Tetz 0 0035 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Tetz HCl 0 0036 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-1,2,4-Trz 0 0037 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-1,2,4-Trz HCl 0 0038 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0039 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0040 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pypr 0 0041 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pypr 2HCl 0 0042 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-N-Prdn 0 0043 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-N-Pipe 0 0044 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-N-Pipe HCl 0 0045 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-N-Pyro 0 0046 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-N-Pyro HCl 0 0047 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd 0 0048 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd HCl 0 0049 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd HBr 0 0050 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd maleic acid 0 0051 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd fumaric acid 0 0052 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd succinic acid 0 0053 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd tartaric acid 0 0054 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd MsOH 0 0055 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Imd TsOH 0 0056 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-Me-Imd 0 0057 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-Me-Imd HCl 0 0058 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-Et-Imd 0 0059 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-Et-Imd HCl 0 0060 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-iPr-Imd 0 0061 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-2-iPr-Imd HCl 0 0062 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz 0 0063 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz HCl 0 0064 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz HBr 0 0065 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz maleic acid 0 0066 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz fumaric acid 0 0067 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz succinic acid0 0068 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz tartaric acid0 0069 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz MsOH 0 0070 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz TsOH 0 0071 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pyrz 0 0072 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pyrz HCl 0 0073 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pyrz HBr 0 0074 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pyrz TsOH 0 0075 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-3,5-di-Me-Pyrz 0 0076 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-3,5-di-Me-Pyrz HCl0 0077 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-3,5-di-Me-Pyrz HBr0 0078 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-3-Br-Pyrz 0 0079 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-3-Br-Pyrz HCl 0 0080 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Tetz 0 0081 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Tetz HCl 0 0082 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-1,2,4-Trz 0 0083 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-1,2,4-Trz HCl 0 0084 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Morp 0 0085 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-Morp HCl 0 0086 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pypr 0 0087 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-4-Me-Pypr 2HCl 0 0088 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-N-Prdn 0 0089 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-N-Pipe 0 0090 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-N-Pipe HCl 0 0091 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-N-Pyro 0 0092 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ete-N-Pyro HCl 0 0093 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd 0 0094 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd HCl 0 0095 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd HBr 0 0096 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd maleic acid 0 0097 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd fumaric acid 0 0098 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd succinic acid 0 0099 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd tartaric acid 0 0100 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd MsOH 0 0101 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Imd TsOH 0 0102 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-Me-Imd 0 0103 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-Me-Imd HCl 0 0104 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-Et-Imd 0 0105 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-Et-Imd HCl 0 0106 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-iPr-Imd 0 0107 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-2-iPr-Imd HCl 0 0108 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0109 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz HCl 0 0110 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz HBr 0 0111 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz maleic acid 0 0112 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz fumaric acid 0 0113 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz succinic acid0 0114 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz tartaric acid0 0115 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz MsOH 0 0116 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz TsOH 0 0117 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pyrz 0 0118 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pyrz HCl 0 0119 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pyrz HBr 0 0120 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pyrz TsOH 0 0121 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-3,5-di-Me-Pyrz 0 0122 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-3,5-di-Me-Pyrz HCl0 0123 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-3,5-di-Me-Pyrz HBr0 0124 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-3-Br-Pyrz 0 0125 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-3-Br-Pyrz HCl 0 0126 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Tetz 0 0127 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Tetz HCl 0 0128 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-1,2,4-Trz 0 0129 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-1,2,4-Trz HCl 0 0130 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Morp 0 0131 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-Morp HCl 0 0132 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pypr 0 0133 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-4-Me-Pypr 2HCl 0 0134 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-N-Prdn 0 0135 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-N-Pipe 0 0136 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-N-Pipe HCl 0 0137 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-N-Pyro 0 0138 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Pre-N-Pyro HCl 0 0139 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd 0 0140 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd HCl 0 0141 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd HBr 0 0142 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd maleic acid 0 0143 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd fumaric acid 0 0144 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd succinic acid 0 0145 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd tartaric acid 0 0146 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd MsOH 0 0147 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Imd TsOH 0 0148 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-Me-Imd 0 0149 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-Me-Imd HCl 0 0150 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-Et-Imd 0 0151 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-Et-Imd HCl 0 0152 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-iPr-Imd 0 0153 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-2-iPr-Imd HCl 0 0154 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz 0 0155 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz HCl 0 0156 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz HBr 0 0157 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz maleic acid 0 0158 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz fumaric acid 0 0159 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz succinic acid0 0160 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz tartaric acid0 0161 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz MsOH 0 0162 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Pyrz TsOH 0 0163 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pyrz 0 0164 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pyrz HCl 0 0165 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pyrz HBr 0 0166 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pyrz TsOH 0 0167 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-3,5-di-Me-Pyrz 0 0168 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-3,5-di-Me-Pyrz HCl0 0169 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-3,5-di-Me-Pyrz HBr0 0170 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-3-Br-Pyrz 0 0171 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-3-Br-Pyrz HCl 0 0172 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Tetz 0 0173 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Tetz HCl 0 0174 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-1,2,4-Trz 0 0175 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-1,2,4-Trz HCl 0 0176 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Morp 0 0177 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-Morp HCl 0 0178 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pypr 0 0179 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-4-Me-Pypr 2HCl 0 0180 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-N-Prdn 0 0181 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-N-Pipe 0 0182 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-N-Pipe HCl 0 0183 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-N-Pyro 0 0184 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Tte-N-Pyro HCl 0 0185 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd 0 0186 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd HCl 0 0187 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd HBr 0 0188 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd maleic acid 0 0189 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd fumaric acid 0 0190 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd succinic acid 0 0191 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd tartaric acid 0 0192 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd MsOH 0 0193 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Imd TsOH 0 0194 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-Me-Imd 0 0195 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-Me-Imd HCl 0 0196 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-Et-Imd 0 0197 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-Et-Imd HCl 0 0198 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-iPr-Imd 0 0199 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-2-iPr-Imd HCl 0 0200 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz 0 0201 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz HCl 0 0202 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz HBr 0 0203 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz maleic acid 0 0204 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz fumaric acid 0 0205 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz succinic acid0 0206 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz tartaric acid0 0207 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz MsOH 0 0208 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Pyrz TsOH 0 0209 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pyrz 0 0210 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pyrz HCl 0 0211 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pyrz HBr 0 0212 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pyrz TsOH 0 0213 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-3,5-di-Me-Pyrz 0 0214 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-3,5-di-Me-Pyrz HCl0 0215 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-3,5-di-Me-Pyrz HBr0 0216 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-3-Br-Pyrz 0 0217 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-3-Br-Pyrz HCl 0 0218 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Tetz 0 0219 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Tetz HCl 0 0220 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-1,2,4-Trz 0 0221 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-1,2,4-Trz HCl 0 0222 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Morp 0 0223 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-Morp HCl 0 0224 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pypr 0 0225 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-4-Me-Pypr 2HCl 0 0226 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-N-Prdn 0 0227 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-N-Pipe 0 0228 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-N-Pipe HCl 0 0229 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-N-Pyro 0 0230 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-Ppe-N-Pyro HCl 0 0231 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd 0 0232 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd HCl 0 0233 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd HBr 0 0234 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd maleic acid 0 0235 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd fumaric acid 0 0236 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd succinic acid 0 0237 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd tartaric acid 0 0238 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd MsOH 0 0239 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Imd TsOH 0 0240 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-Me-Imd 0 0241 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-Me-Imd HCl 0 0242 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-Et-Imd 0 0243 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-Et-Imd HCl 0 0244 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-iPr-Imd 0 0245 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-2-iPr-Imd HCl 0 0246 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz 0 0247 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz HCl 0 0248 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz HBr 0 0249 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz maleic acid 0 0250 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz fumaric acid 0 0251 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz succinic acid0 0252 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz tartaric acid0 0253 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz MsOH 0 0254 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-Pyrz TsOH 0 0255 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-4-Me-Pyrz 0 0256 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-4-Me-Pyrz HCl 0 0257 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-4-Me-Pyrz HBr 0 0258 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-4-Me-Pyrz TsOH 0 0259 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-MOE-3,5-di-Me-Pyrz 0 0260 Pn 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5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0500 Hx MeO H H MeO H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0501 Oc MeO H H MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0502 Oc MeO H H MeO H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0503 Pn MeO H H MeO H tBu 5-CH2-Imd 1 0504 Pn MeO H H MeO H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0505 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0506 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0507 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0508 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0509 Bu MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0510 Bu MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0511 Pr MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0512 Pr MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0513 Hp MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0514 Hp MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0515 Hx MeO MeO H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0516 Hx MeO MeO H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0517 Hx MeO MeO H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0518 Hx MeO MeO H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0519 Oc MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0520 Oc MeO MeO H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0521 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 1 0522 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0523 Pn MeO MeO H NMe2 H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0524 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 0 0525 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0526 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Pyrz 0 0527 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0528 Bu MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 0 0529 Bu MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Pyrz 0 0530 Pr MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 0 0531 Pr MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Pyrz 0 0532 Hp MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 0 0533 Hp MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Pyrz 0 0534 Hx MeO H H H MeO tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0535 Hx MeO H H H MeO tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0536 Hx MeO H H H MeO tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0537 Hx MeO H H H MeO tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0538 Oc MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 0 0539 Oc MeO H H H MeO tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0540 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd 1 0541 Pn MeO H H H MeO tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0542 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0543 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0544 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0545 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0546 Bu H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0547 Bu H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0548 Pr H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0549 Pr H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0550 Hp H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0551 Hp H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0552 Hx H MeO MeO H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0553 Hx H MeO MeO H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0554 Hx H MeO MeO H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0555 Hx H MeO MeO H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0556 Oc H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0557 Oc H MeO MeO H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0558 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 1 0559 Pn H MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0560 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0561 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0562 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0563 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0564 Bu MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0565 Bu MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0566 Pr MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0567 Pr MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0568 Hp MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0569 Hp MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0570 Hx MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0571 Hx MeO MeO MeO H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0572 Hx MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0573 Hx MeO MeO MeO H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0574 Oc MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 0 0575 Oc MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0576 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd 1 0577 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0578 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0579 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0580 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0581 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0582 Bu MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0583 Bu MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0584 Pr MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0585 Pr MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0586 Hp MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0587 Hp MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0588 Hx MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0589 Hx MeO H MeO MeO H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0590 Hx MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0591 Hx MeO H MeO MeO H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0592 Oc MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0593 Oc MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0594 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 1 0595 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0596 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0597 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0598 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0599 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0600 Bu H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0601 Bu H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0602 Pr H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0603 Pr H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0604 Hp H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0605 Hp H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0606 Hx H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0607 Hx H MeO MeO MeO H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0608 Hx H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0609 Hx H MeO MeO MeO H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0610 Oc H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0611 Oc H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0612 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 1 0613 Pn H MeO MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0614 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0615 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0616 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0617 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0618 Bu Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0619 Bu Cl H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0620 Pr Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0621 Pr Cl H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0622 Hp Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0623 Hp Cl H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0624 Hx Cl H H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0625 Hx Cl H H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0626 Hx Cl H H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0627 Hx Cl H H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0628 Oc Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0629 Oc Cl H H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0630 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 1 0631 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0632 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0633 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0634 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0635 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0636 Bu H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0637 Bu H Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0638 Pr H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0639 Pr H Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0640 Hp H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0641 Hp H Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0642 Hx H Cl H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0643 Hx H Cl H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0644 Hx H Cl H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0645 Hx H Cl H H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0646 Oc H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0647 Oc H Cl H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0648 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd 1 0649 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0650 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 0 0651 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0652 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Pyrz HCl 0 0653 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0654 Bu H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 0 0655 Bu H H Cl H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0656 Pr H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 0 0657 Pr H H Cl H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0658 Hp H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 0 0659 Hp H H Cl H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0660 Hx H H Cl H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0661 Hx H H Cl H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz 0 0662 Hx H H Cl H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz HCl 0 0663 Hx H H Cl H H tBu 5-(CH2)3-Pyrz HCl 0 0664 Oc H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 0 0665 Oc H H Cl H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0666 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd 1 0667 Pn H H Cl H H tBu 5-CH2-Imd HCl 1 0668 Pn EtO H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0669 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-2-Py 0 0670 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-2-Py HCl 0 0671 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-3-Py 0 0672 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-4-Py 0 0673 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-2-(1,3-Pym) 0 0674 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-1-Me-2 0 -(124-Trz) 0 0675 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S(O)-2-Py 0 0676 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Py HCl 0 0677 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S(O)-3-Py 0 0678 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-SO2-4-Py 0 0679 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-2-Pym 0 0680 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-1-Me-2 0 -(124-Trz) 0 0681 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-(4-HOCH2-Imd) 0 0682 Pr -OCH2O- H H H iPr 6-CH2-Imd 0 0683 Pr -OCH2O- H H H iPr 6-CH2-Imd HCl 0 0684 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-4-Py HCl 0 0685 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-S-1-Me 0 -2-(124-Trz) HCl 0686 Pn H H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0687 Pn H H H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 ────────────────────────────────────
【0044】
【化8】
【0045】
【表2】 ──────────────────────────────────── No R1a R2d R2e R2f R2g R2h34 n ──────────────────────────────────── 0688 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0689 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0690 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0691 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0692 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0693 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0694 Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0695 Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0696 Hx -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0697 Hx -OCH2O- H H H iPr 5-CH2-Pyrz 0 0698 Hp -OCH2O- H H H iPr 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0699 Hp -OCH2O- H H H iPr 5-(CH2)3-Pyrz 0 0700 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0701 Pn H Cl H H H tBu 5-CH2-2-Et-Imd 0 0702 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Imd 1 0703 Pn H MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 1 0704 Bu OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0705 Bu OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0706 Pr OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0707 Pr OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0708 Pr OH MeO H H H tBu 5-CH2SO2-2-Pym 1 0709 Pr OH MeO H H H tBu 5-CH2SO2-2-Pym 0 0710 Pr MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Imd 0 0711 Pr -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0712 Bu MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-Morp 0 0713 Bu MeO MeO Me2N H H tBu 5-CH2-Morp 1 0714 Bu MeO MeO Me2N H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 ────────────────────────────────────
【0046】
【化9】
【0047】
【表3】 ──────────────────────────────────── No R1a R2d R2e R2f R2g R2h34 n ──────────────────────────────────── 0715 Pn PhCH2O MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0716 Pn PhCH2O MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0717 Pn PhCH2O MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0718 Pn PhCH2O MeO H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0719 Pn PhCH2O H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0720 Pn PhCH2O H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0721 Pn PhCH2O H H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0722 Pn MeO H PhCh2O H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0723 Pn MeO H PhCh2O H H tBu 5-CH2-Morp 0 0724 Pn MeO H H PhCH2O H tBu 5-CH2-Morp 0 0725 Pn MeO H H PhCH2O H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0726 Pn PhCH2O H PhCh2O H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0727 Pn H tBu OH tBu H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0728 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0729 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0730 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0731 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz TsOH 0 0732 Bu OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0733 Hx OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0734 Bu OH MeO H H H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0735 Pn OH MeO H H H iPr 5-CH2-Pyrz 0 0736 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0737 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0738 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Triazin 0 0739 Pn OH H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0740 Pn OH H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0741 Pn OH H H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0742 Pn OH H H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0743 Pn OH H H H H tBu 5-CH2-Mor HCl 0 0744 Pn MeO H OH H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0745 Pn MeO H OH H H tBu 5-CH2-Morp 0 0746 Pn MeO H OH H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0747 Bu MeO H OH H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0748 Bu MeO H OH H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0749 Bu MeO H OH H H tBu 5-CH2-Imd 0 0750 Hx MeO H OH H H iPr 5-CH2-Pyrz 1 0751 Pn OH H OH H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0752 Pn MeO H H OH H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0753 Pn MeO H H OH H tBu 5-CH2-Morp 0 0754 Pn MeO H H OH H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0755 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Pyrz MsOH 1 0756 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-S(1-Me-2-Imd) 0 0757 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-(4-Me-Pyrz) 1 0758 Pn OH MeO H H H tBu 5-Ete-Pyrz 0 0759 Pn Cl H NO2 H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0760 Bu Cl H NO2 H H tBu 5-CH2-Imd 0 0761 Pn Cl H NO2 H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0762 Pn Cl H NO2 H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0763 Pn CF3 H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0764 Pn CF3 H H H H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0765 Pn CF3 H H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0766 Pn CF3 H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0767 Pn H CF3 H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0768 Pn CH3 H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0769 Bu CH3 H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0770 Pn CF3 H H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0771 Pn H CF3 H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0772 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0773 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-Pre-Pyrz 1 0774 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Morp 0 0775 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0776 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-Pre-Morp 0 0777 Pn MeO MeO MeO H H tBu 5-Pre-Morp HCl 0 0778 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Morp 0 0779 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0780 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-Pre-Imd 0 0781 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0782 Pn MeO H MeO MeO H iPr 5-CH2-Pyrz 1 0783 Pn MeO H MeO H MeO tBu 5-CH2-Morp 0 0784 Pn MeO H MeO H MeO tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0785 Pn MeO H MeO H MeO tBu 5-CH2-Pyrz 0 0786 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0787 Pn MeO H MeO MeO H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0788 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0789 Pn MeO MeO H H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0790 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0791 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0792 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0793 Pn MeO H H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0794 Bu MeO H MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0795 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0796 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd 0 0797 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd HCl 0 0798 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-S-2-Pym 0 0799 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0800 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym HCl 0 0801 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0802 Pn Cl Cl H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0803 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0804 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2-Morp HCl 0 0805 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0806 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Triazin 0 0807 Hx -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 1 0808 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0809 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd 0 0810 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-Ete-Imd 1 0811 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0812 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0813 Hx -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0814 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0815 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-Ete-Pyrz 0 0816 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0817 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-4-Me-Pyrz 0 0818 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-Morp 0 0819 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0820 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 1 0821 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 6-CH2-Imd 0 0822 Pn -O(CH2)3O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0823 Hx -OCH2O- H H H iPr 5-CH2-Imd 0 0824 Hx -OCH2O- H H H iPr 5-CH2-Imd HCl 0 0825 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd 0 0826 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd HCl 0 0827 Hx -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd 0 0828 Hx -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-2-Me-Imd HCl 0 0829 Cpn-Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0830 Cpn-Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0831 Cpn-Et -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0832 Cpn-Et -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0833 Cpn-CH2 OH OMe H H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0834 Cpn-CH2 OH OMe H H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0835 Pn MeO MeO H Me2N H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0836 Pn MeO MeO H Me2N H tBu 5-CH2-Imd 0 0837 Pn MeO MeO H MeNH H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0838 Pn MeO MeO H MeNH H tBu 5-Pre-Pyrz 0 0839 Pn MeO MeO H MeNH H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0840 Pn MeO MeO H MeNH H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0841 Pn MeO MeO H Me2N H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0842 Pn MeO MeO H Me2N H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 1 0843 Pn MeO MeO H Me2N H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0844 Pn MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0845 Pn MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0846 Bu MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0847 Hx MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0848 Pn MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-NH-2-Pym 0 0849 Pn MeO H Me2N H H tBu 5-CH2-SO2-2-Pym 0 0850 Pn MeO H EtNH H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0851 Pn MeO H MeNH H H tBu 5-CH2-Pyrz 0 0852 Pn MeO H MeNH H H tBu 5-CH2-Pyrz 1 0853 Cpn-Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd 0 0854 Cpn-Pr -OCH2O- H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0855 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-Imd HCl 0 0856 Pn OH MeO H H H tBu 5-CH2-S-2-Triazin 0 0857 Pn MeO H MeO H H tBu 5-CH2NH-2-Triazin 0 0858 Pn MeO MeO H NO2 H tBu 5-CH2-Pyrz ──────────────────────────────────── 上記例示化合物のうち、好適な化合物としては、1,
2,10,11,12,13,14,15,16,1
7,25,26,29,30,38,39,42,4
3,45,62,63,108,109,130,23
2,292,323,324,337,340,34
6,369,370,371,373,375,37
6,377,381,383,384,389,39
9,415,416,417,418,419,42
0,425,426,427,428,469,47
1,474,476,479,480,481,48
2,487,490,491,492,497,49
8,499,500,505,507,508,50
9,510,515,516,517,518,52
3,528,529,534,535,536,53
7,560,562,563,564,565,57
0,571,572,573,578,580,58
1,582,583,588,589,590,59
1,614,616,617,618,619,62
4,625,626,627,669,671,67
2,676,688,689,691,692,69
3,694,695,696,697、702、70
4,705,715,716,728,729,73
1,732,735,736,737,744,75
2,756,757,758,763,781,78
2,794,798,799,800,808,81
1,812,814,829,835,837,843
及び844をあげることができ、より好適な化合物とし
ては、1,2,10,11,12,16,17,25,
29,39,42,62,337,346,371,3
75,383,417,420,469,471,47
4,476,505,507,510,523,56
2,580,583,617,704,705,72
8,729,732,735,737,758,76
3,781,782,800,808,811,83
5,843及び844をあげることができ、最も好適に
は、下記化合物をあげることができる。
【0048】N−[2−t−ブチル−5−[(1−イミ
ダゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレ
ンジオキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩(000
2)、N−[2−t−ブチル−5−[(2−メチル−1
−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−
メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩
(0011)、N−[2−t−ブチル−5−[(1−ピラゾ
リル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩(0016)、N
−[2−t−ブチル−5−[(4−メチル−1−ピラゾ
リル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)オクタンアミド(0025)、N−[2−
t−ブチル−5−[(2−ピリドン−1−イル)メチ
ル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)オクタンアミド(0042)、N−〔2−t−ブチル
−5−〔2−(1−ピラゾリル)エチル〕フェニル〕−
3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンア
ミド(0062)、N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
ラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2−(2,3
−メチレンジオキシフェニル)ヘプチル〕尿素(034
6)、N−[2−t−ブチル−5−[(1−ピラゾリ
ル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジオ
キシフェニル)ヘプタンアミド(0375)、N−〔2−t
−ブチル−5−[(1−ピラゾリル)メチル]フェニ
ル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタンア
ミド(0474)、N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,3−ジメト
キシフェニル)オクタンアミド(0507)、N−〔2−t
−ブチル−5−[(1−ピラゾリル)メチル]フェニ
ル〕−3−(2,3−ジメトキシ−5−ジメチルアミノ
フェニル)オクタンアミド(0523)、N−〔2−t−ブ
チル−5−[(1−ピラゾリル)メチル〕フェニル〕−
3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)オクタンア
ミド(0562)、N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,4,5−ト
リメトキシフェニル)オクタンアミド(0580)、N−
〔2−t−ブチル−5−[(1−ピラゾリル)メチル]
フェニル〕−3−(2,4,5−トリメトキシフェニ
ル)ヘプタンアミド(0583)、N−〔2−t−ブチル−
5−[(1−ピラゾリル)メチル]フェニル〕−3−
(2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)オクタンア
ミド(0728)、N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
ラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2−(2−ヒ
ドロキシ−3−メトキシフェニル)ヘプチル〕尿素(07
29)、N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピラゾリ
ル)メチル]フェニル〕−3−(2−ヒドロキシ−3−
メトキシフェニル)ヘプタンアミド(0732)、N−〔2
−t−ブチル−5−[(2−ピリミジニル)アミノメチ
ル]フェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド(0737)、N−〔2−t−ブチル−5−
[(1−ピラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2
−(2,4,5−トリメトキシフェニル)ヘプチル〕尿
素(0781)、N−〔2−t−ブチル−5−[(2−ピリ
ミジニル)アミノメチル]フェニル〕−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩(080
0)、N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピラゾリ
ル)メチル〕フェニル〕−3−(2,3−エチレンジオ
キシフェニル)オクタンアミド(0811)。
【0049】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピラ
ゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,3−ジメトキ
シ−5−ジメチルアミノフェニル)オクタンアミド(08
35)
【0050】
【化10】
【0051】
【化11】
【0052】
【化12】
【0053】
【化13】
【0054】
【化14】
【0055】
【化15】
【0056】
【化16】
【0057】
【化17】
【0058】
【化18】
【0059】
【化19】
【0060】
【化20】
【0061】
【化21】
【0062】
【化22】
【0063】
【化23】
【0064】
【化24】
【0065】
【化25】
【0066】
【化26】
【0067】
【化27】
【0068】
【化28】
【0069】
【化29】
【0070】
【化30】
【0071】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分である化合物
は、以下に記載する方法によって製造することができ
る。
【0072】上記工程表において、R1a、R1b、R2a
2b、R2c、R3 、R4 、R5 、A1 、A2 、A3 及び
Xは前述のものと同意義を示し、Am は前述のA1 又は
2と同意義を示し、W1 は水酸基の保護基(好適には
トリアルキルシリル基、特にt−ブチルジメチルシリル
基)を示し、Ws はトリアルキルシリル基(好適にはト
リメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル
基)を示し、Xa はアルキルスルホニルオキシ基(好適
には、メタンスルホニルオキシ基)、アリールスルホニ
ルオキシ基(好適には、p−トルエンスルホニルオキシ
基)又はハロゲノ基(好適にはクロロ、ブロモ基)を示
し、Xb はハロゲンイオン(好適には、ヨードイオン、
ブロモイオン)を示し、Xc は酸素原子又は硫黄原子を
示し、Xdはハロゲノ基(フルオロ、クロロ、ブロモ、
ヨード基)又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基
を示し、XO はスルホニル又はスルフィニル基を示し、
1は水酸基又はハロゲノ基(好適にはクロロ、ブロモ
基)を示す。
【0073】但し、R2a、R2b及び/又はR2cが水酸基
の場合、XがNH基の場合には、それぞれ保護された水
酸基、保護されたNH基を示す。
【0074】(第1工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、化合物(2)[(2a)又は
(2b)あるいはそれらの酸ハライド]に化合物(3)
を反応させて、本発明の化合物(Ia)を製造する工程
である。X1 が水酸基の場合には、縮合剤及び塩基を用
い、X1 がハロゲノ基の場合には、塩基を用いる。
【0075】(1a)X1 が水酸基の場合 使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのよう
なエステル類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトン、
メチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロエタン、
ニトロベンゼンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホ
スホロトリアミドのようなアミド類があげられ、さらに
好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロゲ
ン化炭化水素類(特にメチレンクロリド)及びエーテル
類(特にテトラヒドロフラン)である。使用される縮合
剤としては、例えば、アゾジカルボン酸ジエチルエステ
ル−トリフェニルホスフィンのようなアゾジカルボン酸
ジ低級アルキルエステル−トリフェニルホスフィン類、
N,N'- ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC) のような
N,N'- ジシクロアルキルカルボジイミド類、2-クロル-1
- メチルピリジニウムヨーダイドのような2-ハロ-1- 低
級アルキルピリジニウム ハライド類、ジフェニルホス
ホリルアジド(DPPA)のようなジアリールホスホリルアジ
ド類、ジエチルホスホリルクロリドのようなホスホリル
クロリド類、N,N'- カルボジイミダゾール(CDI) のよう
なイミダゾール誘導体、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDAPC) のようなカル
ボジイミド誘導体があげられ、好適にはDCC、2−ク
ロル−1−メチルピリジニウム ヨーダイド、ジエチル
ホスホリルクロリドである。使用される塩基としては、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N
- ジメチルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、1,
5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エン、1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン(DABCO) 、1,8-ジアザビシクロ
[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU) のような有機塩基類が
あげられ、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、ピリジン及び4−ピロリジノピリジンで
ある。反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なる
が、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃至1
20℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温
度等により異なるが、通常、10分乃至48時間であ
り、好適には1乃至24時間である。反応終了後、本反
応の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取さ
れる。例えば、反応混合物に、酢酸エチルのような水と
混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む
有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロ
マトグラフィ−等によって更に精製できる。
【0076】(1b)X1 がハロゲノ基の場合 使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;
メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロエタンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル
のようなエステル類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類;アセトン、
メチルエチルケトンのようなケトン類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロ
トリアミドのようなアミド類があげられ、好適には芳香
族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロゲン化炭化水素類
(特にメチレンクロリド)である。使用される塩基とし
ては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジメチル
アミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチ
ルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ-5- エ
ン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン(DABCO) 、1,
8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク- 7-エン(DBU) のよ
うな有機塩基類があげられ、好適にはピリジン、N,N-ジ
メチルアニリンである。反応温度は、溶剤、原料、試薬
等により異なるが、通常、−78乃至50℃であり、好
適には−40乃至25℃である。反応時間は、溶剤、原
料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、5分乃至
24時間であり、好適には10分乃至24時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、反応
混合物から採取される。例えば、反応混合物に、酢酸エ
チルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、
目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウ
ム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結
晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製
できる。
【0077】(第2工程及び第3工程)イソシアナート 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物
(2’)[(2a)又は(2b)]に、アジ化ジフェニ
ルホスホリルを反応させて、化合物(4)を経て、化合
物(5)を製造する工程である。使用される溶剤として
は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するもの
であれば特に限定はないが、好適には、ベンゼン、トル
エン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロエ
タンのようなハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニト
リル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル
ホスホロトリアミドのようなアミド類があげられ、好適
には芳香族炭化水素類(特にベンゼン、トルエン)、エ
ーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。使用され
る塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N-
ジメチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,
N-ジエチルアニリンのような有機塩基類があげられ、好
適にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン
である。反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なる
が、通常、50乃至150℃であり、好適には70乃至
120℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応
温度等により異なるが、通常、30分乃至24時間であ
り、好適には1乃至12時間である。反応終了後、本反
応の目的化合物は、不安定なため、精製せず、そのま
ま、次の工程に使用する。
【0078】(第4工程)ウレア化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(5)に、化合物
(3)を反応させて、化合物(Ib)を製造する工程で
ある。
【0079】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ジクロロ
エタンのようなハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル
類があげられ、さらに好適には芳香族炭化水素類(特に
ベンゼン、トルエン)である。反応温度は、溶剤、原
料、試薬等により異なるが、通常、0乃至150℃であ
り、好適には25乃至100℃である。反応時間は、溶
剤、原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、1
0分乃至24時間であり、好適には1乃至6時間であ
る。反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、
反応混合物から採取される。例えば、反応混合物に、酢
酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗
後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネ
シウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られ
る。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再
結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精
製できる。
【0080】(第5工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中,縮合剤の存在下、化合物
(2)に,化合物(6)を反応させて、化合物(7)を
製造する工程である。
【0081】なお、本工程は、第1工程と同様にして行
うことができる。
【0082】(第6工程)脱保護 本工程は、不活性溶剤中、化合物(7)に、水酸基の脱
保護剤(特に、t−ブチルジメチルシリル基の脱保護
剤)を反応させて、化合物(8)を製造する工程であ
る。
【0083】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホ
ルム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ
−テル類;メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル
類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニト
リル類があげられ、好適には芳香族炭化水素類(特にベ
ンゼン)、エーテル類(特にテトラヒドロフラン)及び
アルコール類(特にメタノール)である。使用される保
護基がt−ブチルジメチルシリル基のようなシリル基を
有する場合には、塩酸のような無機酸あるいは、テトラ
ブチルアンモニウム フルオライドのようなフッ素イオ
ンを発生する試薬が用いられる。使用される保護基がテ
トラヒドロピラニル基の場合には、塩酸のような無機
酸、p−トルエンスルホン酸のような有機酸が用いられ
る。使用される保護基がメトキシメチル基の場合には、
ジオキサン、メタノール又は酢酸エチルのような有機溶
剤に溶解した塩化水素により除去される。使用される保
護基がアセチル基のようなアシル基の場合には、ナトリ
ウムメトキシド、カリウムメトキシドのようなアルカリ
金属アルコキシド類が用いられる。 反応温度及び反応
時間は、試薬等により異なるが、好適には室温乃至50
℃で、1乃至24時間である。反応終了後、本反応の目
的化合物は常法に従って、反応混合物から採取される。
例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在す
る場合には濾過により除去した後、エーテルのような水
と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含
む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、
溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化
合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はク
ロマトグラフィ−等によって更に精製できる。
【0084】(第7工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(8)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(9)を
製造する工程である。
【0085】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼンのような芳香族炭化水素
類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類
があげられ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に、メ
チレンクロリド、ジクロロエタン)である。使用される
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N- ジ
メチルアミノ) ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-
ジエチルアニリンのような有機塩基類があげられ、好適
にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンで
ある。反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なる
が、通常、−20乃至50℃であり、好適には0乃至2
5℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、5分乃至10時間であり、好
適には10分乃至3時間である。反応終了後、本反応の
目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取され
る。例えば、反応混合物に、酢酸エチルのような水と混
和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有
機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤
を留去することによって得られる。得られた目的化合物
は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマ
トグラフィ−等によって更に精製できる。
【0086】また、化合物(9)のXa がクロロ基又は
ブロモ基のような脱離基の場合には、化合物(8)に、
トリフェニルホスフィンの存在下、四塩化炭素又は四臭
化炭素を反応させることによって、化合物(9)を製造
することができる。
【0087】使用される溶剤としては反応を阻害せず、
出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定ない
が好適には、ベンゼンのような芳香族炭化水素類、メチ
レンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフランのような
エ−テル類があげられ、好適にはテトラヒドロフラン又
はメチレンクロリドである。
【0088】反応温度は溶剤、原料、試薬、反応温度等
により異なるが、通常0乃至100℃であり、好適には
20乃至50℃である。
【0089】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
により異なるが、通常5分乃至10時間であり、好適に
は10分乃至5時間である。
【0090】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物に、酢酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を加
え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫
酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによっ
て得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。
【0091】(第8工程)複素環基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(9)に、所望の複素
環化合物R5 Hを反応させて、本発明の化合物(Ic)
を製造する工程である。なお、本工程では、R5 の窒素
原子上に新たな共有結合が生じる化合物を得ることがで
きる。
【0092】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエ−テル類;アセトニトリル、イソブ
チロニトリルのようなニトリル類;ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スル
ホランのようなスルホキシド類があげられ、好適にはア
ミド類(特にジメチルホルムアミド)、スルホキシド類
(特にジメチルスルホキシド)である。なお、本工程を
ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムの存在下行うと、
反応がすみやかに完結することがある。また、複素環化
合物は、過剰に用いる。
【0093】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至180℃であり、好適には20乃
至120℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反
応温度等により異なるが、通常、1乃至24時間であ
り、好適には2乃至12時間である。反応終了後、本反
応の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取さ
れる。例えば、反応混合物に、酢酸エチルのような水と
混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む
有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロ
マトグラフィ−等によって更に精製できる。
【0094】(第9工程) 複素環基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(9)に、所望の複素環化合物R5 SHを反応させて、
本発明の化合物(Id)を製造する工程である。使用す
る溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度
溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコ−ルジメチルエ−テルのようなエ−テル
類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニト
リル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類があげられ、好適には、アミド類(特にジメチ
ルホルムアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスル
ホキシド)である。
【0095】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類又はトリ
エチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]
ウンデク−7−エン(DBU)などの有機塩基があげら
れ、好適には水素化ナトリウムである。
【0096】反応温度は、溶剤、原料、試薬等によって
異なるが、通常0乃至180℃であり、好適には20乃
至120℃である。
【0097】反応時間は、溶剤、原料、試薬等によって
異なるが、通常1乃至24時間であり、好適には2乃至
12時間である。
【0098】反応終了後、本反応の目的化合物は、常法
に従って、反応混合物から採取される。
【0099】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。 得られた
目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿
又はクロマトグラフィ−等によって更に精製できる。 (第10工程)硫黄の酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(Id)に、酸化剤を
反応させて、本発明の化合物(Ie)を製造する工程で
ある。
【0100】使用される溶剤としては、好適には、メチ
レンクロリド又はクロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類又はメタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル
類である。使用される酸化剤としては、好適には、m−
クロロ過安息香酸である。反応温度及び反応時間は、使
用される溶剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃
至60℃(好適には室温)で、1乃至24時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、反応
混合物から採取される。例えば、反応混合物に、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、酢酸エチル
のような水と混和しない有機溶媒を加え、飽和重曹水、
水で順次洗浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無
水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することに
よって得られる。
【0101】(第11工程)エーテル化、チオエーテル
化 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(9)に、化合物(11)を反応させて、化合物(1
0)を製造する工程である。
【0102】使用される溶剤としては、テトラヒドロフ
ラン、1,2−ジメトキシエタンのようなエ−テル類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのような
アミド類である。使用される塩基としては、好適には、
水素化ナトリウム、水素化リチウムのようなアルカリ金
属水素化物である。
【0103】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
(好適には室温)で、1乃至24時間である。
【0104】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離
し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去する
ことによって得られる。
【0105】(第12工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(10)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(12)
を製造する工程である。
【0106】なお、本工程は、第7工程と同様にして行
うことができる。
【0107】(第13工程)複素環基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(12)に、所望の複
素環化合物R5 Hを反応させて、本発明の化合物(I
f)を製造する工程である。なお、本工程は、第8工程
と同様にして行うことができる。
【0108】(第14工程)Knoevenagel 反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基及び酸触媒の存在下、化
合物(13)に、マロン酸ジエステルを反応させて、化
合物(14)を製造する工程である。
【0109】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類(特にベンゼン)である。使用
される塩基としては、通常の反応において塩基として使
用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、
ピロリジン、ピペリジンのような2級アミン類である。
使用される酸としては、通常の反応において酸として使
用されるものであれば、特に限定はないが、好適には、
安息香酸、酢酸のような有機カルボン酸である。反応温
度は、溶剤、原料、試薬等により異なるが、通常、50
乃至150℃であり、好適には80乃至120℃であ
る。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度等により
異なるが、通常、1乃至24時間であり、好適には1乃
至10時間である。反応終了後、本反応の目的化合物は
常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、反
応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には
濾過により除去した後、酢酸エチルのような水と混和し
ない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層
を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留
去することによって得られる。得られた目的化合物は必
要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグ
ラフィ−等によって更に精製できる。
【0110】(第15工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(14)に、化合物
(15)のグリニャール試薬を反応させて、化合物(1
6)を製造する工程である。 使用される溶剤として
は、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエ−テル類(特にジエチルエ−テル)
が好適である。反応温度は、好適には、0℃乃至40℃
である。反応時間は化合物、反応温度等により異なる
が、好適には10分乃至2時間である。その後、たとえ
ば、反応液に塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、水と混和
しない溶剤、たとえばベンゼン、エ−テル、酢酸エチル
などで抽出し、水洗乾燥後、抽出液より溶剤を留去する
ことによって得られる。
【0111】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により、単離精製することもできる。
【0112】なお、本工程においては、ヨウ化銅(I)
の存在下、反応を行うと、収率の向上が見られる場合が
ある。
【0113】(第16工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(16)を加水分解
し、化合物(17)を製造する工程である。
【0114】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適にはメタノ−ル、エタノ−ルのようなア
ルコ−ル類;アルコ−ルと水の混合溶媒である。
【0115】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム
のようなアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金
属水酸化物があげられ、好適には水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムである。反応温度は、溶剤、原料、試薬等
により異なるが、通常、0乃至150℃であり、好適に
は25乃至100℃である。反応時間は、溶剤、原料、
試薬、反応温度等により異なるが、通常、30分乃至2
4時間であり、好適には1乃至10時間である。反応終
了後、本反応の目的化合物は常法に従って、反応混合物
から採取される。例えば、反応液を塩酸のような酸を用
いて酸性にし、エーテルのような水と混合しない有機溶
媒で抽出し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を
留去することにより目的化合物を得ることができる。
【0116】(第17工程)脱炭酸 本工程は、不活性溶剤中、化合物(17)を加熱するこ
とにより、化合物(2a)を製造する工程である。
【0117】使用される溶剤としては、反応を阻害せず
出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はな
いが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのよう
な芳香族炭化水素類(特にキシレン)である。
【0118】反応温度は、原料等により異なるが、通
常、50乃至200℃であり、好適には70乃至150
℃である。反応時間は、溶剤、原料、反応温度等により
異なるが、通常、30分乃至24時間であり、好適には
1時間乃至10時間である。反応終了後、本反応の目的
化合物は溶媒を留去することにより、採取される。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製でき
る。
【0119】(第18工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(1
3)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(18)を製造する工程である。使用される溶剤と
しては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する
ものであれば特に限定はないが、好適には、ベンゼンの
ような芳香族炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ
−テル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類があげられ、好適にはエ−テル類(特にテトラ
ヒドロフラン)、アミド類(特にジメチルホルムアミ
ド)である。使用される塩基としては、化合物の他の部
分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好
適には、水素化ナトリウム、水素化リチウムのような金
属水素化物があげられる。反応温度は、溶剤、原料、試
薬等により異なるが、通常、−20乃至120℃であ
り、好適には0乃至80℃である。反応時間は、溶剤、
原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、10分
乃至48時間であり、好適には1乃至24時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、反応
混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜中和
し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した
後、酢酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を加
え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫
酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによっ
て得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。 (第19工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、ヨウ化銅のような銅イオンを
生じる化合物の存在下、化合物(18)に、化合物(1
5)のグリニャール試薬を反応させて、化合物(19)
を製造する工程である。 なお、本工程は、第15工程
と同様にして行うことができる。
【0120】(第20工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(19)を加水分解
し、化合物(2a)を製造する工程である。
【0121】なお、本工程は、第16工程と同様にして
行うことができる。
【0122】(第21工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(20)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(21)を製造する工程である。
【0123】保護基の導入方法については、"Protectiv
e Group in Organic Synthesis,2nd edition", T.W.Gre
ene & P.G.M.Wut; John Wiley and Sons, Inc.,New Yor
k(1991)に記載の方法と同様にして行うことができる。
使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロエタ
ンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンの
ようなエ−テル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミドのようなアミド類があげられ、好適にはハロ
ゲン化炭化水素類(特にメチレンクロリド)、エ−テル
類(特にテトラヒドロフランである)及びアミド類(特
にジメチルホルムアミド)である。反応温度は、溶剤、
原料、試薬等により異なるが、通常、−20乃至100
℃であり、好適には0乃至50℃である。反応時間は、
溶剤、原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、
10分乃至48時間であり、好適には30分乃至24時
間である。反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従
って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合物
を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過によ
り除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない有機
溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離
し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去する
ことによって得られる。得られた目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ
−等によって更に精製できる。
【0124】(第22工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(21)に、還元剤を
反応させて、化合物(6a)を製造する工程である。
【0125】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、メタノ−ル、エタノ−ルのような
アルコ−ル類;水があげられ、好適にはアルコール類で
ある。使用される還元剤としては、亜鉛/酢酸、鉄/塩
酸又は錫/塩酸があげられ、好適には亜鉛/酢酸であ
る。反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なるが、
通常、−20乃至150℃であり、好適には0乃至10
0℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至24時間であり、
好適には20分乃至12時間である。反応終了後、本反
応の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取さ
れる。例えば、反応混合物をアルカリ性とし、又、不溶
物が存在する場合には濾過により除去した後、酢酸エチ
ルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目
的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得
られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、
再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製でき
る。
【0126】(第23工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(20)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(22)
を製造する工程である。
【0127】なお、本工程は、第7工程と同様にして行
うことができる。
【0128】また、本工程で得られた化合物(22)を
ヨウ化ナトリウムとアセトン中、反応させ、ヨウ化物と
し、それを次の第24工程で用いることが可能である。
【0129】(第24工程)複素環基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(22)に、所望の複
素環化合物R5 Hを反応させて、化合物(23)を製造
する工程である。 なお、本工程は、第8工程と同様に
して行うことができる。
【0130】(第25工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(23)に、還元剤を
反応させて、化合物(3a)を製造する工程である。
【0131】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0132】(第26工程)ベンジルアルコールの酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(20)に、酸化剤を
反応させて、化合物(24)を製造する工程である。
【0133】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホ
ルム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
酢酸エチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのよ
うなエ−テル類;アセトン、メチルエチルケトンのよう
なケトン類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよ
うなニトリル類があげられ、好適にはハロゲン化炭化水
素類(特にメチレンクロリド)又はエ−テル類(特にテ
トラヒドロフラン)である。 使用される酸化剤とし
ては、通常、酸化反応に使用されるものであれば特に限
定はないが、好適には、二酸化マンガンのような酸化マ
ンガン類;無水クロム酸−ピリジン錯体のようなクロム
酸化合物;DMSO酸化に使用される試薬類(ジメチル
スルホキシドとジシクロヘキシルカルボジイミド、オキ
ザリルクロリド、無水酢酸若しくは五酸化燐との錯体又
はピリジン−無水硫酸の錯体)があげられる。.反応温
度は、溶剤、原料、試薬等により異なるが、通常、−6
0乃至40℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、
反応温度等により異なるが、通常、1乃至16時間であ
る。反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、
反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜
中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去
した後、酢酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を
加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水
硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによ
って得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等に
よって更に精製できる。
【0134】(第27工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(2
4)及びメトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロ
リドを用いて、化合物(25)を製造する工程である。
【0135】使用される溶剤としては、ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
−テル類(特にテトラヒドロフラン)が好適である。使
用される塩基としては、n−ブチルリチウムが好適であ
る。反応温度は、好適には、10℃乃至40℃である
(但し、n−ブチルリチウムを加える際は0乃至5℃で
ある)。
【0136】反応時間は化合物、反応温度等により異な
るが、好適には1乃至5時間である。
【0137】反応終了後、反応液を塩化アンモニウム水
溶液に注ぎ、水と混和しない溶剤、たとえばベンゼン、
エ−テル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液より溶剤を
留去することによって得られる。
【0138】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により、単離精製することもできる。
【0139】(第28工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(25)に、酸を反応
させて、化合物(26)を製造する工程である。
【0140】使用される溶剤としては、ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
−テル類(特にテトラヒドロフラン)が好適である。使
用される酸としては、塩酸が好適である。反応温度は、
通常10℃乃至100℃であり、好適には、30℃乃至
80℃である。反応時間は化合物、反応温度等により異
なるが、好適には1乃至24時間である。反応終了後、
反応液を水に注ぎ、水と混和しない溶剤、たとえばベン
ゼン、エ−テル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液を水
洗し、乾燥後、溶剤を留去することによって得られるも
のを、通常、そのまま次の工程に用いる。 所望によ
り、各種クロマトあるいは再結晶法により、単離精製す
ることもできる。
【0141】(第29工程)アルデヒドの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(26)に、還元剤を
反応させて、化合物(27)を製造する工程である。使
用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適に
は、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロエ
タン、のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ンのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ルのよう
なアルコ−ル類があげられ、好適にはアルコール類(特
にメタノール)及びエーテル類(特にテトラヒドロフラ
ン)である。使用される還元剤としては、好適には水素
化ホウ素ナトリウム又は水素化ジイソブチルアルミニウ
ムある。反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なる
が、通常、−78乃至50℃であり、好適には−60乃
至25℃である。反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応
温度等により異なるが、通常、5分乃至24時間であ
り、好適には10分乃至12時間である。反応終了後、
本反応の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採
取される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶
物が存在する場合には濾過により除去した後、酢酸エチ
ルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目
的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得
られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、
再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製でき
る。
【0142】(第30工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(27)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(28)を製造する工程である。
【0143】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0144】(第31工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(28)に、還元剤を
反応させて、化合物(6b)を製造する工程である。
【0145】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0146】(第32工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(2
4)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(29)を製造する工程である。なお、本工程は第
18工程と同様にして行うことができる。
【0147】(第33工程)二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(29)に、還元剤を
反応させて、化合物(30)を製造する工程である。
【0148】使用される溶剤としては、メタノ−ル、エ
タノ−ルのようなアルコ−ル類(特にエタノール)又は
ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル類が好適である。使用される還元剤としては、水素
(Pdを触媒として用いる)が好適である。反応温度
は、好適には、10℃乃至80℃である。反応時間は化
合物、反応温度等により異なるが、好適には1乃至10
時間である。反応終了後、たとえば触媒を濾去し、溶剤
を留去することによって得られる。所望により、各種ク
ロマトあるいは再結晶法により単離精製することもでき
る。
【0149】(第34工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(30)に、還元剤を
反応させて、化合物(31)を製造する工程である。使
用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適に
は、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエ−テル類;メタノ−
ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類があげられ、好適
にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)、アルコー
ル類(特にメタノール)である。使用される還元剤とし
ては、好適には、水素化ホウ素ナトリウム及び水素化ジ
イソブチルアルミニウムである。反応温度は、溶剤、原
料、試薬等により異なるが、通常、−20乃至100℃
であり、好適には0乃至80℃である。反応時間は、溶
剤、原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、1
0分乃至24時間であり、好適には1乃至10時間であ
る。反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、
反応混合物から採取される。例えば、反応混合物を適宜
中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去
した後、酢酸エチルのような水と混和しない有機溶媒を
加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水
硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによ
って得られる。
【0150】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によっ
て更に精製できる。
【0151】(第35工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(31)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(32)を製造する工程である。
【0152】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0153】(第36工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(32)に、還元剤を
反応させて、化合物(6c)を製造する工程である。
【0154】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0155】(第37工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(29)に、還元剤を
反応させて、化合物(33)を製造する工程である。な
お、本工程は、第34工程と同様にして行うことができ
る。
【0156】(第38工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(33)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(34)を製造する工程である。
【0157】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0158】(第39工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(34)に、還元剤を
反応させて、化合物(6f)を製造する工程である。
【0159】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0160】(第40工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(2
6)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(35)を製造する工程である。なお、本工程は、
第32工程と同様にして行うことができる。
【0161】(第41工程)二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(35)に、還元剤を
反応させて、化合物(36)を製造する工程である。
【0162】なお、本工程は、第33工程と同様にして
行うことができる。
【0163】(第42工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(36)に、還元剤を
反応させて、化合物(37)を製造する工程である。な
お、本工程は、第34工程と同様にして行うことができ
る。
【0164】(第43工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(37)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(38)を製造する工程である。
【0165】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0166】(第44工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(38)に、還元剤を
反応させて、化合物(6d)を製造する工程である。
【0167】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0168】(第45工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(35)に、還元剤を
反応させて、化合物(39)を製造する工程である。な
お、本工程は、第34工程と同様にして行うことができ
る。
【0169】(第46工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(39)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(40)を製造する工程である。
【0170】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0171】(第47工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(40)に、還元剤を
反応させて、化合物(6g)を製造する工程である。
【0172】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0173】(第48工程)アルコールの酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(31)に、酸化剤を
反応させて、化合物(41)を製造する工程である。
【0174】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホ
ルム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
酢酸エチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのよ
うなエ−テル類;アセトニトリルのようなニトリル類が
あげられ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特にメチレ
ンクロリド)又はエ−テル類(特にテトラヒドロフラ
ン)である。使用される酸化剤としては、通常、酸化反
応に使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は、無水クロム酸−ピリジン錯体のようなクロム酸化合
物;DMSO酸化に使用される試薬類(ジメチルスルホ
キシドとジシクロヘキシルカルボジイミド、オキザリル
クロリド、無水酢酸若しくは五酸化燐との錯体又はピリ
ジン−無水硫酸の錯体)があげられる。 .反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異なるが、通
常、−60乃至40℃である。反応時間は、溶剤、原
料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、1乃至1
6時間である。反応終了後、本反応の目的化合物は常法
に従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混
合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過
により除去した後、酢酸エチルのような水と混和しない
有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分
離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去す
ることによって得られる。得られた目的化合物は必要な
らば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフ
ィ−等によって更に精製できる。
【0175】(第49工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(4
1)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(42)を製造する工程である。なお、本工程は、
第32工程と同様にして行うことができる。
【0176】(第50工程)二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(42)に、還元剤を
反応させて、化合物(43)を製造する工程である。
【0177】なお、本工程は、第33工程と同様にして
行うことができる。
【0178】(第51工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(43)に、還元剤を
反応させて、化合物(44)を製造する工程である。な
お、本工程は、第34工程と同様にして行うことができ
る。
【0179】(第52工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(44)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(44a)を製造する工程である。
【0180】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0181】(第53工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(44a)に、還元剤
を反応させて、化合物(6e)を製造する工程である。
【0182】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0183】(第54工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(45)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(46)
を製造する工程である。
【0184】なお、本工程は、第7工程と同様にして行
うことができる。
【0185】(第55工程)エーテル化、チオエーテル
化 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(46)に、化合物(47)を反応させて、化合物(4
8)を製造する工程である。
【0186】なお、本工程は、第11工程と同様して行
うことができる。
【0187】(第56工程)脱離基の導入(スルフォニ
ル又はハロゲノ化) 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(48)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(49)
を製造する工程である。
【0188】なお、本工程は、第7工程と同様にして行
うことができる。
【0189】(第57工程)複素環基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(49)に、所望の複
素環化合物R5 Hを反応させて、化合物(50)を製造
する工程である。なお、本工程は、第8工程と同様にし
て行うことができる。
【0190】(第58工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(50)に、還元剤を
反応させて、化合物(3b)を製造する工程である。
【0191】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0192】(第59工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(48)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(51)を製造する工程である。
【0193】なお、本工程は、第21工程と同様にして
行うことができる。
【0194】(第60工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(51)に、還元剤を
反応させて、化合物(6h)を製造する工程である。
【0195】なお、本工程は、第22工程と同様にして
行うことができる。
【0196】(第61工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、縮合剤の存在下、化合物(6
h)に、化合物(2)を反応させて、化合物(52)を
製造する工程である。
【0197】なお、本工程は、第1工程と同様にして行
うことができる。
【0198】(第62工程)脱保護 本工程は、不活性溶剤中、化合物(52)に、水酸基の
脱保護剤(特に、t−ブチルジメチルシリル基の脱保護
剤)を反応させて、化合物(10)を製造する工程であ
る。
【0199】なお、本工程は、第6工程と同様にして行
うことができる。
【0200】(第63工程)アルコール酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(8a)に、酸化剤を
反応させて、化合物(53)を製造する工程である。
【0201】なお、本工程は、第26工程と同様にして
行うことができる。
【0202】(第64工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(5
3)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(54)を製造する工程である。なお、本工程は、
第32工程と同様にして行うことができる。
【0203】(第65工程)エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(54)に、還元剤を
反応させて、化合物(55)を製造する工程である。な
お、本工程は、第34工程と同様にして行うことができ
る。
【0204】(第66工程) 二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(54)に還元剤を反
応させて、化合物(56)を製造する工程である。な
お、本工程は、第33工程と同様にして行うことができ
る。
【0205】(第67工程) エステルの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(56)に還元剤を反
応させて、化合物(57)を製造する工程である。
【0206】なお、本工程は、第34工程と同様にして
行うことができる。 (第68工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(5
3)及びメトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロ
リドを用いて、化合物(59)を製造する工程である。
【0207】なお、本工程は、第27工程と同様にして
行うことができる。
【0208】(第69工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(59)に酸を反応さ
せて、化合物(60)を製造する工程である。
【0209】なお、本工程は、第28工程と同様にして
行うことができる。
【0210】(第70工程)アルデヒドの還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(60)に、還元剤を
反応させて、化合物(61)を製造する工程である。
【0211】なお、本工程は、第29工程と同様にして
行うことができる。
【0212】(第71工程)アルキル化 本工程は、不活性溶剤中、Nークロロコハク酸イミドの
存在下、化合物(62)と、ジメチルスルフィドを反応
させ,さらにトリエチルアミノのような有機塩基で処理
することによって、化合物(63)を製造する方法であ
る。
【0213】使用される溶剤としては、メチレンクロリ
ド又はクロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類であ
る。
【0214】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
で、1乃至24時間である。
【0215】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0216】例えば、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、メチレンクロリドのような水と混和し
ない有機溶剤を加え、飽和重曹水、水で順次洗浄後、目
的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0217】(第72工程)酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(63)に、酸化剤を
反応させて、化合物(64)を製造する工程である。
【0218】使用される溶剤としては、好適には、メチ
レンクロリド又はクロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類又はメタノール、エタノールのようなアルコール
類である。
【0219】使用される酸化剤としては、好適にはm−
クロロ過安息香酸である。
【0220】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
(好適には室温)で、1乃至24時間である。
【0221】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0222】例えば、反応混合物に、不溶物が存在する
場合には濾過により除去した後、酢酸エチルのような水
と混和しない有機溶媒を加え、飽和重曹水、水で順次洗
浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。
【0223】(第73工程)クロル化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(64)に、ハロゲン
化水素を反応させて、化合物(65)を製造する工程で
ある。
【0224】使用される溶剤としては、メチレンクロリ
ド、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのようなハ
ロゲン化炭化水素類である。
【0225】使用されるハロゲン化水素としては、塩化
水素、臭化水素である。
【0226】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
(好適には室温)で、1乃至24時間である。
【0227】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば沈殿した目
的化合物を濾取することによって得られる。
【0228】(第74工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、化合物(2)に、化合物(6
5)を反応させて、化合物(66)を製造する方法であ
る。
【0229】なお、本工程は、第1工程(1b)と同様
にして行うことができる。
【0230】(第75工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(67)に、グリニャ
ール試薬(15)を反応させて、化合物(68)を製造
する工程である。
【0231】なお、本工程は第15工程と同様にして行
うことができる。
【0232】(第76工程)アルキル化反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(68)に、化合物
(69)を酸触媒存在下、反応させて、化合物(70)
を製造する工程である。
【0233】使用される溶剤としては、反応を阻害せず
出発物質をある程度溶解するものであれば、特に限定は
ないが、好適にはメチレンクロリド、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン
のようなエーテル類であり、好適にはメチレンクロリド
又はテトラヒドロフランである。
【0234】使用される酸としては、通常の反応におい
て、酸として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には、三フッ化ホウ素エーテル錯体、四塩化チ
タン、塩化亜鉛、四塩化スズのようなルイス酸又はトリ
フルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステルで
あり、好適には、三フッ化ホウ素エーテル錯体及びトリ
フルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステルで
ある。
【0235】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常−40乃至80℃であり、好適には、0乃
至50℃である。
【0236】反応時間は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常10分乃至5時間であり、30分乃至2時
間である。
【0237】例えば、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチ
ルのような水と混和しない有機溶媒で抽出し、有機層を
水洗し、無水乾燥マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去
することによって得られる。
【0238】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0239】(第77工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(70)を加水分解
し、化合物(2b)を製造する工程である。
【0240】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであればとくに限
定はないが、好適には、メタノール、エタノールのよう
なアルコール類;アルコールと水の混合溶剤である。
【0241】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ
金属水酸化物若しくはアルカリ土類金属水酸化物があげ
られ、好適には、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム
である。
【0242】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常0乃至150℃であり、好適には、25乃
至100℃である。
【0243】反応時間は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常10分乃至24時間であり、15分乃至1
0時間である。
【0244】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応液を
塩酸のような酸を用いて酸性にし、エーテルのような水
と混和しない有機溶剤で抽出し、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥後、溶剤を留去することにより得ることができ
る。
【0245】(第78工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、グリニャール試薬(15)と
アルデヒド誘導体(71)を反応させて、化合物(7
2)を製造する工程である。
【0246】なお、本工程は第15工程と同様にして行
うことができる。
【0247】(第79工程)酸化反応 本工程は、化合物(72)を酸化し、化合物(73)を
製造する工程である。なお、本工程は第26工程と同様
にして行うことができる。
【0248】(第80工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(7
3)に、2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステル
のようなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化
合物(74)を製造する方法である。
【0249】なお、本工程は第32工程と同様にして行
うことができる。
【0250】(第81工程)二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(74)に還元剤を反
応させて、化合物(75)を製造する工程である。
【0251】なお、本工程は第33工程と同様にして行
うことができる。
【0252】(第82工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(75)を加水分解
し、化合物(2a)を製造する工程である。
【0253】なお、本工程は第16工程と同様にして行
うことができる。
【0254】(第83工程)窒素官能基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(9)とアジ化ナトリ
ウムなどのアジド化試薬を反応させて、化合物(76)
を製造する工程である。
【0255】使用される溶剤としてはN,N−ジメチル
アセトアミド,N,N−ジメチルホルムアミドのような
アミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類である。
【0256】反応温度は通常0乃至50℃で、好適には
室温である。反応時間は試薬、温度等により異なるが、
通常1乃至10時間で、好適には1乃至3時間である。
【0257】(第84工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(76)に還元剤を反
応させて、化合物(77)を製造する工程である。
【0258】なお、本工程は第22工程と同様にして行
うことができる。
【0259】また、本反応はアセトン中、亜鉛/塩酸を
還元剤として用いることによっても達成される。
【0260】(第85工程)本工程は、不活性溶剤中、
化合物(77)とヘテロ環部分に脱離基を有する化合物
(78)を反応させて、化合物(1g)を製造する工程
である。
【0261】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、テトラヒドロフラン,ジメトキシ
エタンのようなエーテル類;アセトニトリルのようなニ
トリル類;メタノール,エタノール,プロパノールのよ
うなアルコール類;ジメチルホルムアミド,ジメチルア
セトアミドのようなアミド類;アセトン,メチルエチル
ケトンのようなケトン類;ジメチルスルホキシドのよう
なスルホキシド類があげられ、好適にはアルコール類
(特にエタノール,プロパノール),アミド類(特にジ
メチルアセトアミド,ジメチルホルムアミド)である。
【0262】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至100℃である。
【0263】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には1時間乃至2時間である。
【0264】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従い、反応混合物から採取される。
【0265】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0266】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0267】R2a、R2b及び/又はR2cが保護された水
酸基、Xが保護されたNH基を示す場合には、さらに脱
保護反応を行うことにより、本発明の化合物を得ること
ができる。脱保護反応は、目的物の他の官能基に影響を
与えない限り、通常、用いられる脱保護の方法に準じて
行われる。
【0268】また化合物にアミノ基又はイミダゾール、
ベンズイミダゾールのような塩基性の窒素原子を含むヘ
テロ環が存在する場合には以下のようにして、塩酸塩の
ような無機酸塩、マレイン酸塩のような有機酸塩を調製
することができる。
【0269】塩基性の窒素原子を含むヘテロ環を有する
化合物を溶媒に溶解し、対応する酸を1乃至10当量加
え生成した沈殿を濾取するか、又は単に溶媒を留去する
ことによって得ることができる。必要ならばこのように
して得られた塩はさらに再沈殿又は再結晶により精製す
ることができる。使用される溶剤としては、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタンのようなエーテル類;メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコールのようなアルコール類;酢酸エ
チル、酢酸メチルのようなエステル類;メチレンクロリ
ド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類であ
る。得られた塩は水及び水に可溶な有機溶剤(例えば、
ジオキサン、ジメトキシエタン、メタノール、イソプロ
ピルアルコール)との混合溶剤に溶解し、そのまま凍結
乾燥するか、有機溶剤を留去した後、凍結乾燥すること
によって粉末又は泡状の塩を得ることができる。
【0270】
【発明の効果】本発明の有効成分である化合物は優れた
ACAT阻害活性を示した。また、経口吸収性も高く、
毒性も少なかった。従って、本発明の有効成分である化
合物は医薬、動脈硬化治療剤、動脈硬化予防剤、ACA
T阻害剤及び/又は血中コレステロール低下剤として有
用である。
【0271】以下に、本発明の効果を試験例を用いて、
具体的に説明する。
【0272】(試験例) (方法)β-Very low density lipoprotein(β-VLDL)の
調製:2%コレステロール食を2週間負荷した日本白色
種ウサギを1晩絶食し、EDTA(最終濃度、5mM )を抗凝
固剤として採血を行なった。得られた血漿より、Hatch
およびLees等の方法[Hatch,FT.and Lees,RS.,Adv.Lipid
Res.,6,1-68,1968]に従いβ-VLDL (d<1.006g/ml) を調
製し、150mM NaClを含む10mMリン酸ナトリウム緩衝液(p
H 7.4)により透析して(4℃)実験に使用した。
【0273】マクロファージの調製:マクロファージ
(Mφ)を、Edelson およびCohn等の方法[Edelson,PJ.
and Cohn,ZA.,1976,in IN VITRO Methods in Cell-Medi
ated and Tumor Immunity,eds.Bloon,BR and David,J
R.,(Academic,New York),330-340.]に従い無刺激の雌DD
Y マウス(体重20-30g) の腹腔より生理食塩水(PBS) を
用いて集めた。これらをプールし、4℃、400Xg で10
分間遠心分離することによりMφを集めた後、同じ操作
を用いてPBS で1度洗浄を行なった。Mφを10%(vol
/vol) 子牛血清(FCS),penicillin(100 units/ml)および
streptomycin(100μg/ml) を含むDulbecco's modified
Eagle's 培地(DMEM)に、細胞数が 3×106cells/ml にな
るように懸濁した。細胞懸濁液、1mlずつを35×10mmの
プラスチックのペトリ皿に接種し、CO2 インキュベータ
ー(5% CO2/95% air)に移し、37℃で2時間培養を行なっ
た。PBS で2度洗浄を行なった後、実験に使用した。
【0274】MφにおけるACAT阻害活性の測定: Mφに
おけるACAT阻害活性はBrown 等の方法[Brown,MS.,Golds
tein JL.,Krieger,M.,Ho,YK.and Anderson,RGW.(1979)
J.Cell Biol.,82,597-613.]に従って測定した。β-VLDL
(最終濃度50μg/mlコレステロール)、[14C]oleate/
アルブミン(最終濃度:0.2mMオレイン酸、0.6mg/mlアル
ブミン)およびエタノールに溶解した試験化合物をMφ
に添加した後、CO2 インキュベーターで3時間培養し
た。細胞をPBS を用いて3回洗浄した後、1mlのhexane
/isopropanol(3:2,vol/vol) により脂質を抽出した。抽
出物を窒素気流下で蒸発乾固させた後、シリカゲル薄層
クロマトグラフを用い、hexane:diethylether:acetic a
cid=85:15:1 の展開溶媒によりCholesteryl [14C]oleat
e を分画した。対照群と試験化合物添加群におけるChol
esteryl [14C]oleate 画分の放射活性を比較することに
より、ACAT活性の50%阻害するのに必要な被検化
合物の濃度IC50を算出した。
【0275】
【表4】 ─────────────────────────── 実施例番号 ACAT阻害活性IC50(ng/ml) ─────────────────────────── 2 6.7 4 10.6 16 15.5 18 3.1 20 3.0 54 9.3 56 1.9 60 3.8 68B 34.0 70B 19.4 73 13.8 77B 8.7 78 3.4 84 10.6 85B 9.4 87 5.0 89 6.8 109B 4.0 113 4.5 118 1.8 122B 0.45 125 6.2 126 4.0 ─────────────────────────── 本発明の化合物(I) の投与形態としては、例えば、錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等に
よる経口投与を挙げることができる。これらの製剤は、
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味矯臭剤
等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。その使用
量は症状、年齢等により異なるが、1 日1−500 mg/
kg体重、好適には、1 日1−100 mg/kg体重を通常成
人に対して、1日1回又は数回に分けて投与することが
できる。
【0276】以下に、製剤例を示し、さらに具体的に説
明する。
【0277】(製剤例1)ハ−ドカプセル剤 標準二分式ハ−ドゼラチンカプセルの各々に、100 mgの
粉末状の実施例18の化合物、150 mgのラクト−ス、50
mg のセルロ−ス及び6 mgのステアリン酸マグネシウム
を充填することにより、単位カプセルを製造し、洗浄
後、乾燥する。
【0278】(製剤例2)ソフトカプセル剤 消化性油状物、例えば、大豆油、綿実油又はオリ−ブ油
中に入れた、実施例18の化合物の混合物を調製し、正
置換ポンプでゼラチン中に注入して、100 mgの活性成分
を含有するソフトカプセルを得、洗浄後、乾燥する。
【0279】(製剤例3)錠剤 常法に従って、100 mgの実施例18の化合物、0.2 mgの
コロイド性二酸化珪素、5 mgのステアリン酸マグネシウ
ム、275 mgの微結晶性セルロ−ス、11 mg のデンプン及
び98.8 mg のラクト−スを用いて製造する。
【0280】以下に、実施例及び参考例をあげて、さら
に本発明を具体的に説明する。
【0281】
【実施例】
(実施例1) N−[2−t−ブチル−5−[(2−エ
チル−1−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号12) 参考例3の化合物535mg(1.10mmol)、2
−エチルイミダゾール1.05g(11.0mmo
l)、及びヨウ化ナトリウム165mg(1.10mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液を
90℃で1時間撹拌した。室温に戻した後反応液を酢酸
エチルで希釈し、得られた液を、水で数回、飽和食塩水
で1回洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し塩化メチレン−メタノール
(20:1)で溶出し目的化合物519mg(収率94
%)を泡状物質として得た。
【0282】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.87(3H,m), 1.11〜1.32(6H,m), 1.25(9H,s),
1.29(3H,t,J=7.5Hz), 1.62〜1.80(2H,m), 2.63(2H,q,J
=7.5Hz), 2.71〜2.77(2H,m), 3.26〜3.38(1H,m), 4.96
(2H,s), 5.87(1H,d,J=1Hz), 5.93(1H,s), 6.65〜6.80(4
H,m), 6.81(1H,s), 6.97(1H,s), 7.03(1H,br.s), 7.25
〜7.34(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679,
1478, 1458, 1423, 1253,
1064,940 (実施例2) 実施例1の化合物の塩酸塩(例示化合物
番号13) 実施例1で得られた化合物570mg(1.13mmo
l)をジオキサン5.0mlに溶解し、そこへ、4N塩
化水素/ジオキサン溶液1.13mlを加え、溶媒を留
去した。再び残渣をジオキサン5.0mlに溶解し、さ
らに水3.0mlを加え、凍結乾燥し、粉末状物質とし
て目的化合物を得た。
【0283】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3467, 277
6, 2614, 1687, 1598, 1519, 1458,1426, 1257, 1065,
939 (実施例3) N−[2−t−ブチル−5−[(1−イ
ミダゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物番
号1 ) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりにイミダゾールを用い目的化合物を結晶とし
て得た。
【0284】mp 152−153 ℃(酢酸エチル−塩化メチ
レン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :0.78〜0.90
(3H,m), 1.20〜1.32(6H,m), 1.26(9H,s), 1.67〜1.78(2
H,m), 2.70〜2.76(2H,m), 3.26〜3.38(1H,m),5.01(2H,
s), 5.87(1H,s), 5.93(1H,s), 6.68〜6.87(4H,m), 6.89
(1H,s), 7.02(1H,br.s), 7.07(1H,s), 7.24 〜7.31(2H,
m), 7.51(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3136, 1672, 1508, 1455,
1250, 1084, 1056, 730 (実施例4) 実施例3の化合物の塩酸塩(例示化合物
番号2 ) 実施例2と同様の方法によって、実施例3の化合物を用
い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0285】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3500, 168
3, 1458, 1426, 1258, 1086, 939, 831 (実施例5) N−[2−i−プロピル−6−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−メチレ
ンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物番号
682 ) 参考例4の化合物を用い、実施例1と同様の方法によっ
て目的化合物を結晶として得た。
【0286】mp 140〜142 and 151〜152 ℃(エーテ
ル−ヘキサン)(結晶多形) NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm :0.83〜0.88
(3H,m), 1.07(3H,d,J=6.5Hz), 1.08(3H,d,J=6.5Hz), 1.
23〜1.26(6H,m), 1.64〜1.78(2H,m), 2.74〜2.79(2H,
m), 2.90〜2.96(1H,m), 3.29〜3.37(1H,m), 4.64(1H,d,
J=15.5Hz), 4.74(1H,d,J=15.5Hz), 5.84(1H,s), 5.92(1
H,d,J=1.0Hz), 6.62〜6.76(4H,m), 6.85(1H,s), 7.07(1
H,s), 7.18〜7.26(2H,m), 7.52(1H,s), 7.77(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3146, 3110, 1668, 1510,
1456, 1250, 1230, 1077, 1057, 729 (実施例6) 実施例5の化合物の塩酸塩(例示化合物
番号683 ) 実施例5で得られた化合物を用い、実施例2と同様の方
法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0287】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3416, 315
5, 1674, 1458, 1258, 1065, 938 (実施例7) N−[2−t−ブチル−5−[(1E)
−3−(1−イミダゾリル)−1−プロペニル]フェニ
ル]−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オク
タンアミド(例示化合物番号185 ) 参考例7の化合物を用い、実施例9(i)と同様の方法
によってメシル化後、実施例1と同様の方法によって、
2−エチルイミダゾールの代わりにイミダゾールを反応
させ、目的化合物を泡状物質として得た。
【0288】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.23〜1.42(6H,m), 1.64〜1.68
(2H,m), 2.70〜2.77(2H,m), 3.26〜3.37(1H,m), 4.79(2
H,d,J=7.5Hz), 5.88(1H,s), 5.93(1H,s), 6.16〜6.23(1
H,m), 6.51(1H,d,J=16Hz), 6.66 〜6.77(3H,m), 6.99〜
7.43(6H,m), 8.16(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1679, 1506, 1478, 145
8, 1257, 1074, 1063,1053, 940, 830 (実施例8) 実施例7の化合物の塩酸塩(例示化合物
番号186 ) 実施例7の化合物を用い、実施例2と同様の方法によっ
て目的化合物を粉末状物質として得た。
【0289】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3422, 260
4, 1680, 1478, 1457, 1419, 1257,1063, 970, 831 (実施例9) N−[2−t−ブチル−5−[2−(1
−イミダゾリル)エトキシメチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号231 ) (i)N−[2−t−ブチル−5−[(2−メシルオキ
シエトキシ)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド 参考例9の化合物300mg(0.64mmol)及び
トリエチルアミン134μl(0.96mmol)の塩
化メチレン10ml溶液に、氷冷下、メタンスルホニル
クロリド64μl(0.83mmol)を5分間かけて
滴下した。その後、さらに室温に戻し30分間撹拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、飽和食塩水
で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し、350mgの
メシル化体を油状物質として得た。本物質は精製せず次
の工程で用いた。
【0290】(ii)(i)で得られた化合物及びイミダ
ゾールを用い実施例1と同様の方法によって目的化合物
を油状物質として得た。
【0291】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.23〜1.30(6H,m), 1.26(9H,s),
1.68〜1.80(2H,m), 2.70〜2.87(2H,m), 3.31〜3.38(1
H,m),3.66〜3.72(2H,m), 4.13〜4.20(2H,m), 4.41(2H,
s), 5.90(1H,s), 6.00(1H,s),6.67〜6.79(3H,m), 6.96
〜7.33(6H,m), 8.01(1H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1673, 1508, 147
8, 1423, 1364, 1356,1109, 1078 (実施例10) 実施例9の化合物の塩酸塩(例示化合
物番号232 ) 実施例9の化合物を用い、実施例2と同様の方法によっ
て目的化合物を粉末状物質として得た。
【0292】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 315
9, 1676, 1478, 1457, 1423, 1354,1290, 1257, 1115,
1087, 1064, 826 (実施例11) N−[2−t−ブチル−5−[3−
(1−イミダゾリル)プロポキシメチル]フェニル]−
3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンア
ミド(例示化合物番号277 ) 実施例9と同様の方法によって、参考例10の化合物を
用い、目的化合物を油状物質として得た。
【0293】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.82〜0.86(3H,m), 1.12〜1.31(6H,m), 1.28(9H,s),
1.67〜1.79(2H,m), 2.00〜2.07(2H,m), 2.71〜2.87(2
H,m),3.30〜3.41(3H,m), 4.14(2H,t,J=5.5Hz), 4.38(2
H,s), 5.90(1H,s), 5.95(1H,d,J=1Hz), 6.60〜6.78(3H,
m), 6.95(1H,s), 7.04(1H,d,J=8Hz), 7.11(1H,s), 7.24
(1H,s), 7.32(1H,d,J=8Hz), 7.77(1H,s), 8.01(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1674, 1509, 148
0, 1458, 1365, 1110,1079, 1062 (実施例12) 実施例11の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号278 ) 実施例2と同様の方法によって実施例11の化合物を用
い目的化合物を泡状物質として得た。
【0294】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 253
2, 2453, 1677, 1602, 1572, 1514,1479, 1457, 1090,
1062, 829 (実施例13) N−[2−t−ブチル−5−[(2−
メチル−1−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号10) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりに2−メチルイミダゾールを用い目的化合物
を結晶として得た。
【0295】mp 196〜197 ℃(塩化メチレン−ヘキサ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :0.80〜0.87
(3H,m), 1.15〜1.30(6H,m), 1.25(9H,s), 1.68〜1.78(2
H,m), 2.33(3H,s), 2.69〜2.81(2H,m), 3.27〜3.38(1H,
m), 4.94(2H,s), 5.87(1H,s), 5.93(1H,s), 6.67〜6.81
(4H,m), 6.81(1H,s), 6.93(1H,d,J=1Hz), 7.03(1H,br.
s), 7.25 〜7.28(2H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:3133, 1671, 1530, 1499,
1457, 1420, 1362, 1252, 1055, 761, 728 (実施例14) 実施例13の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号11) 実施例13の化合物を用い、実施例2と同様の方法によ
って、目的化合物を粉末状物質として得た。
【0296】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1687, 160
2, 1526, 1479, 1458, 1424, 1257,1062, 939 (実施例15) N−[2−t−ブチル−5−[(2−
ピリジル)チオメチル]フェニル]−3−(2,3−メ
チレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物
番号669 ) 55%油性水素化ナトリウム36mg(0.83mmo
l)にN,N−ジメチルホルムアミド3mlを加え、氷
冷した後に2−メルカプトピリジン137mg(1.2
3mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド3ml溶
液を加えた。室温で30分間撹拌した後、再度氷冷し参
考例3で得られた化合物400mg(0.819mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド4ml溶液を加え
た。室温に戻し、30分間撹拌した後、反応液を酢酸エ
チルで希釈し、水で数回、飽和食塩水で1回洗浄した。
乾燥後、溶媒を留去しシリカゲルを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)
で溶出し目的化合物423mg(収率100%)を油状
物質として得た。
【0297】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.84〜0.88(3H,m), 1.20〜1.28(6H,m), 1.24(9H,s),
1.68〜1.79(2H,m), 2.69〜2.78(2H,m), 3.29〜3.37(1
H,m),4.37(2H,s), 5.89(1H,s), 5.93(1H,s), 6.68-6.79
(3H,m), 6.96 〜7.02(2H,m),7.16(2H,d,J=8.0Hz), 7.24
〜7.28(1H,m), 7.40(1H,s), 7.49(1H,t,J=7.5Hz), 8.45
(1H,d,J=4.5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3420, 1679, 1580, 145
7, 1416, 1125, 1062,939 (実施例16) 実施例15の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号670 ) 実施例2と同様の方法によって、実施例15の化合物を
用い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0298】IRスペクトル(KBr)cm-1:3221, 1660,
1604, 1515, 1455, 1251, 1057, 768, 728, 619 (実施例17) N−[2−t−ブチル−5−[(1−
ピラゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物番
号16) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりにピラゾールを用い目的化合物を油状物質と
して得た。
【0299】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.18〜1.28(6H,m), 1.24(9H,s),
1.71〜1.77(2H,m), 2.70〜2.76(2H,m), 3.28〜3.36(1
H,m),5.28(2H,s), 5.88(1H,d,J=1Hz), 5.93(1H,s), 6.3
0(1H,s), 6.68〜6.78(3H,m),6.96(1H,d,J=8.5Hz), 7.01
(1H,s), 7.29〜7.34(2H,m), 7.43(1H,s), 7.58(1H,d,J=
1Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 1479, 1458, 142
4, 1062, 1053, 940 (実施例18) 実施例17の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号17) 実施例17の化合物を用い、実施例2と同様の方法によ
って目的化合物を粉末状物質として得た。
【0300】IRスペクトル(KBr)cm-1:1659,
1515, 1456, 1364, 1251, 1
057, 938, 831, 772, 729 (実施例19) N−[2−t−ブチル−5−[(3,
5−ジメチル−1−ピラゾリル)メチル]フェニル]−
3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンア
ミド(例示化合物番号29) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりに3,5−ジメチル−ピラゾールを用い目的
化合物をガラス状物質として得た。
【0301】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=6.3Hz), 1.23(9H,s), 1.15〜1.33(6H,
m), 1.65〜1.82(2H, m), 2.19(3H,s), 2.25(3H,s), 2.6
6 〜2.79(2H,m), 3.27〜3.37(1H,m), 5.15(2H,s), 5.85
(1H,s), 5.89(1H,d,J=0.8Hz),5.93(1H,s), 6.67〜6.89
(4H,m), 7.00(1H,br.s), 7.23(1H,d,J=11Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 1573, 1554, 145
8, 1423, 1062, 940 (実施例20) 実施例19の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号30) 実施例2と同様の方法によつて、実施例19の化合物を
用い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0302】IRスペクトル(KBr)cm-1:3229, 1664,
1587, 1554, 1515, 1456, 1420, 1364, 1299, 1250, 10
58, 936 (実施例21) N−[2−t−ブチル−5−[(4−
ピリジル)チオメチル]フェニル]−3−(2,3−メ
チレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物
番号672 ) 実施例15と同様の方法によって 2−メルカプトピリ
ジンの代わりに4−メルカプトピリジンを用い、目的化
合物を泡状物質として得た。
【0303】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.10〜1.30(6H,m), 1.26(9H,s),
1.70〜1.79(2H,m), 2.71〜2.77(2H,m), 3.30〜3.37(1
H,m),4.12(2H,s), 5.89(1H,s), 5.93(1H,s), 6.68〜6.7
9(3H,m), 7.02(1H,s), 7.09〜7.14(3H,m), 7.27〜7.30
(1H,m), 7.43(1H,s), 8.36〜8.38(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1682, 1579,
1511, 1482, 1458, 1423,
1066,939 (実施例22) 実施例21の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号684 ) 実施例21の化合物を用い、実施例2と同様の方法によ
って、目的化合物を粉末状物質として得た。
【0304】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2506, 246
1, 1683, 1627, 1480, 1458, 1424,1109, 1064, 939 (実施例23) N−[2−t−ブチル−5−[1,
2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]フェニル]
−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタン
アミド(例示化合物番号36) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりに1,2,4−トリアゾールを用い、目的化
合物を結晶として得た。
【0305】mp 181〜183 ℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6.7Hz), 1.27(9H,s), 1.16〜1.33(6H,m), 1.65〜1.82
(2H,m), 2.68〜2.81(2H,m), 3.26〜3.37(1H,m), 5.07(2
H,s), 5.88(1H,d,J=1.4Hz), 5.93(1H,s), 6.67〜6.89(4
H,m), 7.08(1H,br.s), 7.23 〜7.38(2H,m), 8.14(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3223, 3118, 1670, 1530,
1497, 1454, 1245, 1175, 1074, 1057, 938 (実施例24) 実施例23の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号37) 実施例2と同様の方法によって、実施例23の化合物を
用い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0306】IRスペクトル(KBr)cm-1:3118, 1658,
1568, 1518, 1482, 1456, 1364, 1251, 1171, 1063, 93
7, 729 (実施例25) N−[2−t−ブチル−5−[3−
(1−イミダゾリル)プロピル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号93) 実施例9(i)と同様の方法によって、参考例8の化合
物を用い、メシル化体を得、これをさらに実施例1と同
様の方法によって、2−エチルイミダゾールの代わりイ
ミダゾールと反応させ目的化合物を油状物質として得
た。
【0307】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.88(3H,m), 1.10〜1.30(6H,m), 1.68〜1.80
(2H,m), 2.00〜2.14(2H,m), 2.52(2H,t,J=7.5Hz), 2.70
〜2.73(2H,m), 3.30〜3.37(1H,m), 3.91(2H,t,J=7Hz),
5.89(1H,s), 5.94(1H,s), 6.67〜6.78(3H,m), 6.87〜6.
92(2H,m), 7.01(1H,s), 7.07(1H,br.s), 7.15(1H,d,J=1
Hz), 7.24(1H,d,J=7Hz), 7.47(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1675, 1508, 147
9, 1458, 1421, 1078,1062, 940, 829 (実施例26) 実施例25の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号94) 実施例2と同様の方法によって、実施例25の化合物を
用い、目的化合物を粉末状物質として得た。
【0308】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3400, 167
8, 1478, 1457, 1294, 1062, 950, 940, 829 (実施例27) (+)−N−[2−t−ブチル−5−
(1−イミダゾリル)メチルフェニル]−3−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化
合物番号542 ) 参考例16の化合物を用い、実施例31と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0309】mp 174 〜175 ℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz), 1.15〜1.30(6H,m), 1.24(9H,s), 1.60〜1.75(2
H,m), 2.50(1H,dd,J=9Hz,14Hz), 2.69(1H,dd,J=5Hz,14H
z), 3.10〜3.21(1H,m), 5.03(2H,s), 5.91(2H,s), 6.68
〜6.94(6H,m),7.08(1H,s), 7.27〜7.34(2H,m), 7.52(1
H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3142, 1507,
1487, 1441, 1246, 1084, 1
040, 936, 808 [α] 25 61.2°(c=0.51 CHCl3) (実施例28) 実施例27の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号543 ) 実施例32と同様の方法によって実施例27の化合物を
用い粉末状物質として目的化合物を得た。
【0310】IRスペクトル(KBr)cm-1:3129, 1659,
1505, 1487, 1442, 1245, 1084, 1040, 935, 811 [α]D 25 63.3°(c=0.65 CHCl3) (実施例29) (−)−N−[2−t−ブチル−5−
(1−イミダゾリル)メチルフェニル]−3−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化
合物番号542 ) 参考例17の化合物を用い、実施例31と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0311】mp 171.5 〜172.5 ℃(酢酸エチル−ヘ
キサン) [α]D 24 −60.5°(c=0.55 CHCl3) (実施例30) 実施例29の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号543 ) 実施例29の化合物を用い、実施例32と同様の方法に
よって粉末状物質として目的化合物を得た。
【0312】[α]D 25 −64.3°(c=0.58 CHCl3) (実施例31) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(4−クロロフェ
ニル)オクタンアミド(例示化合物番号650 ) 参考例14aの化合物639mg(2.51mmol)
の塩化メチレン10ml溶液に、氷冷下N,N−ジメチ
ルホルムアミド1滴次いで2.0Mオキサリルクロリド
塩化メチレン溶液3.6ml(7.2mmol)を加え
て30分間、続いて室温で30分間攪拌した。過剰の試
薬及び溶媒を留去し、残渣に塩化メチレン10mlを加
えて、残渣を溶解し、氷冷下、参考例19の化合物57
3mg(2.51mmol)及びピリジン1.0mlを
加えた。室温に戻し、12時間攪拌した後、水及び塩化
メチレンを加えた。水層を分離し、有機層を飽和重ソウ
水、水で順次洗浄し乾燥した後、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲル25gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し酢酸エチル−メタノール(30:1)で溶出する
ものを集め、さらにメタノール−エーテルから再結晶し
て684mg(収率58%)の目的化合物を結晶として
得た。
【0313】mp 181 〜182 ℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz), 1.1 〜1.3(6H,m), 1.22(9H,s), 1.5〜1.8(2H,
m), 2.49(1H,dd,J=9Hz,14.5Hz), 2.73(1H,dd,J=5.5Hz,1
4Hz), 3.18 〜3.31(1H,m), 5.03(2H,s), 6.79〜6.95(3
H,m), 7.05〜7.35(7H,m), 7.52(1H,br.s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3167, 2955, 2927, 1674,
1508, 1493, 1468, 1441, 1420, 1085, 815 (実施例32) 実施例31の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号651 ) 実施例31の化合物480mgを塩化メチレン10ml
に溶解し、氷冷下4N塩化水素/ジオキサン溶液0.1
8mlを加え、溶媒を留去した。残渣にエーテル及びヘ
キサンを加え、再度溶媒を留去し、泡状物質として目的
化合物481mgを得た。
【0314】(実施例33) N−[2−t−ブチル−
5−(1−イミダゾリル)メチルフェニル]−3−(3
−クロロフェニル)オクタンアミド(例示化合物番号63
2 ) 参考例14bの化合物を用い、実施例31と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0315】mp 197 〜198 ℃(塩化メチレン−エー
テル) NMRスペクトル(270MHz CDCl3) δppm :0.88〜0.91
(3H,m), 1.03〜1.37(6H,m), 1.23(9H,s), 1.56〜1.81(2
H,m), 2.50(1H,dd,J=9.5Hz,14.5Hz), 2.71(1H,dd,J=6H
z,14.5Hz), 3.16〜3.32(1H,m), 5.03(2H,s), 6.79〜6.9
7(3H,m), 7.06〜7.35(7H,m), 7.51(1H,s) IRスヘ゜クトル(KBr)cm-1:1672, 1595, 1570, 1541, 1529, 14
77, 1433, 1421, 1360, 1236, 1225, 1082 (実施例34) 実施例33の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号633 ) 実施例32と同様の方法によって、実施例33の化合物
を用い目的化合物を泡状物質として得た。
【0316】IRスペクトル(KBr)cm-1:1655, 1597,
1572, 1518, 1479, 1431, 1365, 1286, 1275, 1200, 11
65, 1084 (実施例35) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2−クロロフェ
ニル)オクタンアミド(例示化合物番号614 ) 実施例31と同様の方法によって、参考例14cの化合
物を用い目的化合物を結晶として得た。
【0317】mp 165 〜166 ℃(塩化メチレン−エー
テル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.84(3H,t,
J=7Hz), 1.24〜1.35(6H,m), 1.28(9H,s), 1.76〜1.83(2
H,m), 2.66〜2.70(2H,m), 3.62〜3.73(1H,m), 5.03(2H,
s), 6.81〜7.36(10H,m), 7.51(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:1673, 1511, 1478, 1442,
1419, 1393, 1364, 1279, 1230, 1108, 1077, 1035, 75
5, 738 (実施例36) 実施例35の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号615 ) 実施例32と同様の方法によって、実施例35の化合物
を用い目的化合物を泡状物質として得た。
【0318】IRスペクトル(KBr)cm-1:1660, 1572,
1519, 1478, 1442, 1423, 1365, 1287, 1275, 1083, 10
36, 755 (実施例37) N−[2−t−ブチル−5−[(1−
イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−フェニルオク
タンアミド(例示化合物番号686 ) (i)N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシメチル)フェニル]−3−フェニルオク
タンアミド 参考例15で得られた化合物及び参考例20の化合物を
用い、実施例31と同様の方法によってアミド誘導体を
油状物質として得た。
【0319】IRスペクトル(liquid film):1651, 15
24, 1495, 1470, 1464, 1418, 1363, 1292, 1263, 116
5, 1105 (ii)N−(2−t−ブチル−5−ヒドロキシメチルフ
ェニル)−3−フェニルオクタンアミド (i)で得られた化合物3.54gをメタノール35m
l及び塩化メチレン4mlの混合溶媒に溶解し、させ氷
冷下濃塩酸0.35mlを加え、2時間攪拌した。エー
テルで反応液を希釈し、水で数回、飽和食塩水で1回洗
浄した。乾燥後、溶媒を留去し塩化メチレン−ヘキサン
で再結晶し目的化合物2.56g(収率93%)を結晶
として得た。
【0320】mp 114 〜115 ℃ IRスペクトル(KBr)cm-1:3242, 1655, 1637, 1529,
1495, 1452, 1418, 1363, 1200, 1167, 1080, 1049 iii iiで得られた化合物を用い実施例9と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0321】mp 179 〜180 ℃(塩化メチレン−エー
テル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.76〜0.91
(3H,m), 1.07〜1.34(6H,m), 1.21(9H,s), 1.57〜1.83(2
H,m), 2.57(1H,dd,J=9Hz,14Hz), 2.73(1H,dd,J=6Hz,14H
z), 3.14〜3.30(1H,m), 5.01(2H,s), 6.75〜6.93(3H,
m), 7.07(1H,s),7.14〜7.33(7H,m), 7.50(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3117, 1672, 1537, 1510,
1495, 1452, 1419, 1392, 1360, 1236, 1161, 1109, 10
78 (実施例38) 実施例37の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号687 ) 実施例37の化合物を用い、実施例32と同様の方法に
より、泡状物質として目的化合物を得た。
【0322】IRスペクトル(KBr)cm-1:1655, 1576,
1541, 1518, 1497, 1452, 1421, 1363, 1275, 1165, 10
84 (実施例39) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2−メトキシフ
ェニル)オクタンアミド(例示化合物番号415 ) 実施例31と同様の方法によって、参考例14dの化合
物を用い、目的化合物を結晶として得た。
【0323】mp 142.5 〜144.5 ℃(酢酸エチル−ヘ
キサン) NMRスペクトル(270MHz CDCl3) δppm :0.83(3H,t,
J=6Hz), 1.12〜1.32(6H,m), 1.27(9H,s), 1.68〜1.80(2
H,m), 2.68(1H,dd,J=7Hz,14Hz), 2.75(1H,dd,J=9Hz,14H
z), 3.49〜3.66(1H,m), 3.78(3H,s), 5.00(2H,s), 6.79
〜7.32(10H,m),7.50(1H,br.s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3169, 1671, 1532, 1493,
1464, 1438, 1421, 1241, 1083, 754 (実施例40) 実施例39の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号416 ) 実施例32と同様の方法によって、実施例39の化合物
を用い、目的化合物を粉末状物質として得た。
【0324】IRスペクトル(KBr)cm-1:3129, 1658,
1516, 1493, 1464, 1439, 1422, 1288, 1241, 1083, 75
4 (実施例41) N−[2−i−プロピル−5−(1−
イミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−メチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合物番
号323 ) 参考例13の化合物264mg(1.00mmol)の
無水ベンゼン20ml溶液にトリエチルアミン0.28
ml(2.0mmol)とクロルリン酸ジエチル0.1
6ml(1.1mmol)を加え室温で1時間攪拌し
た。次いで、参考例24aの化合物149mg(0.6
9mmol)と触媒量の4−ピロリジノピリジンを加え
6時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽
和重曹水、食塩水で順次洗浄し、乾燥した。溶媒を留去
しシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
塩化メチレン−メタノール(95:5)で溶出し結晶を
得た。さらにジイソプロピルエーテルで再結晶し138
mgの目的化合物を結晶として得た。
【0325】mp 93〜95℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.75〜0.95
(3H,m), 1.08(6H,d,J=7Hz), 1.15〜1.40(6H,m), 1.60〜
1.80(2H,m), 2.38〜2.55(1H,m), 2.63〜2.88(2H,m), 3.
20〜3.34(1H,m), 5.03(2H,s), 5.88(1H,s), 5.94(1H,
s), 6.68〜6.95(6H,m), 7.07(1H,s), 7.17(1H,d,J=8H
z), 7.41(1H,s), 7.51(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3177, 1670, 1540, 1498,
1456, 1250, 1084, 1057, 727 (実施例42) 実施例41の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号324 ) 実施例41で得られた化合物99.7mgのジオキサン
1ml溶液に、4N塩化水素ジオキサン溶液0.1ml
を加え溶媒を留去した。残渣をジオキサン1mlと水m
lの混合溶媒に溶かし凍結乾燥を行い目的化合物10
7.7mgを粉末状物質として得た。
【0326】IRスペクトル(KBr)cm-1:3131, 1659,
1529, 1456, 1250, 1057, 729, 631 (実施例43) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−メチレ
ンジオキシフェニル)デカンアミド(例示化合物番号37
7 ) 参考例14eの化合物480mg(1.64mmol)
の無水ベンゼン5ml溶液に塩化オキサリル0.21m
lを加えさらにN,N−ジメチルホルムアミド2滴を加
えて1時間攪拌した。溶媒を留去して得られた酸クロリ
ド体を塩化メチレン5mlに溶解し、参考例19の化合
物340mg(1.49mmol)及びトリエチルアミ
ン0.62mlの塩化メチレン10ml懸濁液に氷冷下
滴下した。滴下終了後、2時間加熱還流した。反応混合
物を酢酸エチルで希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で順
次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し、シリカゲルを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、塩化メチレン−メ
タノール(98:2)で溶出し結晶を得た。酢酸エチル
で再結晶し86.7mgの目的化合物を得、さらに母液
を濃縮し再結晶することにより110.9mgを得た。
【0327】mp 150 〜151 ℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.86(3H,t,
J=6Hz), 1.10〜1.35(10H,m), 1.26(9H,s), 1.63 〜1.88
(2H,m), 2.65〜2.83(2H,m), 3.22〜3.40(1H,m), 5.01(2
H,s), 5.87(1H,s), 5.93(1H,s), 6.65〜6.92(5H,m), 6.
98〜7.10(2H,m), 7.23〜7.35(2H,m), 7.50(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3011, 1697, 1510, 1329,
1239, 1153, 835, 716, 582 (実施例44) 実施例43の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号378 ) 実施例43の化合物66.7mgを用い、実施例42と
同様の方法によって目的化合物69.6mgを粉末状物
質として得た。
【0328】IRスペクトル(KBr)cm-1:3128, 1659,
1518, 1456, 1250, 1065, 770, 729, 629 (実施例45) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−メチレ
ンジオキシフェニル)ヘキサンアミド(例示化合物番号
369 ) 参考例14fの化合物450mgと参考例19の化合物
400mgを用いて、実施例43と同様の方法によって
目的化合物0.24gを結晶として得た。
【0329】mp 182 〜183 ℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz CDCl3) δppm :0.89(3H,t,
J=7Hz), 1.10〜1.35(2H,m), 1.25(9H,s), 1.58〜1.85(2
H,m), 3.25〜3.43(1H,m), 5.01(2H,s), 5.87(1H,s), 5.
92(1H,s), 6.63〜6.92(5H,m), 7.07(2H,s), 7.20〜7.36
(2H,m), 7.50(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3136, 1670, 1455, 1250,
1084, 1054, 941,917, 772, 730 (実施例46) 実施例45の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号370 ) 実施例42と同様の方法によって、実施例45の化合物
150mgを用い目的化合物167mgを粉末物質とし
て得た。
【0330】IRスペクトル(KBr)cm-1:3393, 3136,
1659, 1640, 1518, 1456, 1250, 1055, 729, 630 (実施例47) N−[2−t−ブチル−5−[(2−
メチル−1−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)デカンアミド
(例示化合物番号389 ) 参考例14eの化合物434mgと参考例24bの化合
物312mgを用い実施例41と同様にして目的化合物
199mgを結晶として得た。
【0331】mp 143 〜144 ℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.86(3H,t,
J=7Hz), 1.10〜1.40(10H,m), 1.25(9H,s), 1.60 〜1.86
(2H,m), 2.33(3H,s), 2.65〜2.83(2H,m), 3.20〜3.50(1
H,m), 4.94(2H,s), 5.88(1H,s), 5.93(1H,s), 6.63〜6.
80(4H,m), 6.81(1H,s), 6.93(1H,s), 7.04(1H,brs), 7.
20〜7.30(2H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:3133, 1671, 1455, 1250,
1060, 941, 768, 729 (実施例48) 実施例47の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号390 ) 実施例47の化合物150mgを用い、実施例42と同
様な方法によって目的化合物162mgを粉末状物質と
して得た。
【0332】IRスペクトル(KBr)cm-1:3401, 3139,
1660, 1602, 1522, 1456, 1250, 1063, 1056, 940, 77
1, 729 (実施例49) N−[2−t−ブチル−5−[(2−
メチル−1−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)ヘキサンアミド
(例示化合物番号391 ) 参考例14fの化合物470mgと参考例24bの化合
物400mgを用いて、実施例43と同様の方法によっ
て目的化合物340mgを結晶として得た。
【0333】mp 186 〜187 ℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.89(3H,t,
J=7Hz), 1.10〜1.38(2H,m), 1.25(9H,s), 1.60〜1.88(2
H,m), 2.33(3H,s), 2.62〜2.85(2H,m), 3.25〜3.53(1H,
m), 4.94(2H,s), 5.88(1H,s), 5.93(1H,s), 6.62〜6.80
(3H,m), 6.81(1H,s), 6.93(1H,s), 7.08(1H,s), 7.16〜
7.35(2H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:3134, 1670, 1456, 1250,
1056, 938, 772, 728 (実施例50) 実施例49の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号392 ) 実施例49の化合物150mgを用い、実施例42と同
様の方法によって目的化合物162.5mgを粉末状物
質として得た。
【0334】IRスペクトル(KBr)cm-1:3401, 3142,
1663, 1519, 1456, 1250, 1054, 939, 773, 730 (実施例51) N−[2−t−ブチル−5−[(1−
メチル−1,3,4−トリアゾール−2−イル)チオメ
チル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシフ
ェニル)オクタンアミド(例示化合物番号674 ) 実施例15と同様の方法によって、2−メルカプト−
1,3,4−トリアゾールを用い、目的化合物を泡状物
質として得た。
【0335】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.19〜1.27(6H,m), 1.23(9H,s),
1.69〜1.76(2H,m), 2.67〜2.78(2H,m), 3.27〜3.37(1
H,m),3.33(3H,s), 4.22(2H,s), 5.91(1H,s), 5.94(1H,
s), 6.69〜6.81(3H,m), 6.92(1H,s), 7.02(1H,d,J=8H
z), 7.09(1H,s), 7.25(1H,d,J=8Hz), 8.10(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 1509, 1479, 145
8, 1423, 1063, 951, 939, 832 (実施例52) 実施例51の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号685 ) 実施例2と同様の方法によって実施例51の化合物を用
い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0336】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 150
9, 1479, 1458, 1423, 1063, 951, 939, 832 (実施例53) N−[2−t−ブチル−5−(モルホ
リノメチル)フェニル]3−(2,3−メチレンジオキ
シフェニル)オクタンアミド(例示化合物番号38) 実施例1と同様の方法によって、1−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い目的化合物を泡状物質と
して得た。
【0337】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm
:0.84〜0.88(3H,m), 1.19〜1.29(6H,m), 1.26(9H,s),
1.71〜1.79(2H,m), 2.41〜2.43(4H,m), 2.69〜2.77(2
H,m),3.30〜3.38(1H,m), 3.40(2H,s), 3.68〜3.70(4H,
m), 5.91(1H,s), 5.94(1H,s),6.68〜6.80(3H,m), 6.97
(1H,brs), 7.08(1H,d,J=8.0Hz), 7.22〜7.30(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679, 1514, 151
0, 1457, 1419, 1115,1067, 864 (実施例54) 実施例53の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号39) 実施例53の化合物を用い、実施例2と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0338】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 251
9, 2497, 1684, 1573, 1522, 1477,1457, 1426, 1127,
1063, 941 (実施例55) N−[2−t−ブチル−5−(2−i
−プロピル−1−イミダゾリル)メチルフェニル]−3
−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミ
(例示化合物番号14) 実施例1と同様の方法によって、1−エチルイミダゾー
ルの代わりに2−i−プロピルイミダゾールを用い、目
的化合物を結晶として得た。
【0339】mp 94.5〜96.5℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.83〜0.91
(3H,m), 1.19〜1.31(12H,m), 1.25(9H,s), 1.68 〜1.78
(2H,m), 2.73〜2.76(2H,m), 2.91〜3.00(1H,m), 3.27〜
3.38(1H,m), 4.99(2H,s), 5.87(1H,s), 5.93(1H,s), 6.
65〜6.80(5H,m), 6.99(1H,s), 7.02(1H,s), 7.25(1H,
s), 7.28(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3139, 1674, 1522, 1489,
1457, 1364, 1251, 1068, 939, 832, 773, 729 (実施例56) 実施例55の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号15) 実施例55の化合物を用い、実施例2と同様の方法によ
って目的化合物を粉末状物質として得た。
【0340】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2753, 268
1, 1687, 1596, 1575, 1511, 1458,1426, 1063, 939 (実施例57) N−[2−t−ブチル−5−[(4−
メチル−1−ピペラジニル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号43) 実施例1と同様の方法によって、1−エチルイミダゾー
ルの代わりに1−メチルピペラジンを用い目的化合物を
泡状物質として得た。
【0341】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm
:0.84〜0.88(3H,m), 1.19〜1.29(6H,m), 1.25(9H,s),
1.68〜1.79(2H,m), 2.30(3H,s), 2.27〜2.79(10H,m),
3.30〜3.39(1H,m), 3.43(2H,s), 5.91(1H,s), 5.94(1H,
s), 6.68〜6.80(3H,m), 6.96(1H,br.s), 7.06(1H,d,J=8
Hz), 7.25 〜7.30(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679, 1479, 145
8, 1421, 1351, 1282,1161, 1147, 1063, 1013, 835 (実施例58) 実施例57の化合物の2塩酸塩(例示
化合物番号44) 実施例2と同様の方法によって実施例57の化合物を用
い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0342】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,
2348, 1683, 1457, 1426,
1357, 1304,1062, 943 (実施例59) N−[2−t−ブチル−5−[(4−
メチル−1−ピラゾリル)メチル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号25) 実施例1と同様の方法によって、1−エチルイミダゾー
ルの代わりに4−メチル−ピラゾールを用い目的化合物
をガラス状物質として得た。
【0343】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm
:0.84(3H,t,J=6.4Hz), 1.24(9H,s), 1.13〜1.34(6H,
m), 1.55〜1.82(2H,m), 2.05 (3H,s), 2.67 〜2.80(2H,
m), 3.28〜3.37(1H,m), 5.14(2H,s), 5.88(1H,d,J=0.9H
z), 5.93(1H,s), 6.66〜6.80(4H,m), 6.91(1H,d,J=7.9H
z), 7.00(1H,br.s), 7.15(1H,s), 7.29(1H,s), 7.33(1
H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 1597, 1573, 145
8, 1423, 1062 (実施例60) 実施例59の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号26) 実施例2と同様の方法によって、実施例59の化合物を
用い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0344】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm
:0.85(3H,t,J=6.5Hz), 1.24(9H,s), 1.14〜1.35(6H,
m), 1.66〜1.80(2H,m), 2.07 (3H,s), 2.67 〜2.80(2H,
m), 3.27〜3.37(1H,m), 5.20(2H,s), 5.88(1H,s), 5.93
(1H,s), 6.67〜6.79(4H,m), 6.97(1H,d,J=8.1Hz), 7.02
(1H,br.s), 7.19(1H,s), 7.30(1H,s), 7.37(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1680, 1596, 1573, 145
8, 1424, 1063 (実施例61) N−[2−t−ブチル−5−[3−
(1−ピラゾリル)プロピル]フェニル]−3−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示
化合物番号108 ) 実施例9(i)と同様の方法によって、参考例8の化合
物からメシル誘導体を得、それをさらに実施例1と同様
の方法によって、1−エチルイミダゾールの代わりにピ
ラゾールと反応させることによって目的化合物を油状物
質として得た。
【0345】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm
:0.89〜0.91(3H,m), 1.24〜1.34(6H,m), 1.32(9H,s),
1.72〜1.85(2H,m), 2.12〜2.27(2H,m), 2.57(2H,t,J=7
Hz),2.73〜2.88(2H,m), 3.34〜3.45(1H,m), 4.17(2H,t,
J=7Hz), 5.95(1H,s), 6.00(1H,s), 6.31(1H,t,J=2.1H
z), 6.72〜6.86(3H,m), 6.94〜7.08(2H,m), 7.18(1H,
s), 7.28〜7.32(1H,m), 7.46(1H,d,J=2Hz), 7.57(1H,d,
J=2Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679, 1478, 145
8, 1365, 1354, 1091,1062, 940 (実施例62) 実施例61の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号109 ) 実施例2と同様の方法によって、実施例61の化合物を
用い目的化合物を粉末状物質として得た。
【0346】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3462, 167
9, 1567, 1514, 1501, 1460, 1458,1420, 1062, 830 (実施例63) N−[2−t−ブチル−5−(2−ピ
リドン−1−イル)メチルフェニル]−3−(2,3−
メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示化合
物番号42) 実施例15と同様の方法によって、2−メルカプトピリ
ジンの代わりに2−ヒドロキシピリジンを用い目的化合
物を結晶として得た。
【0347】mp 7.55〜80.0℃(エーテル−ヘキサ
ン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3) δppm :0.80〜0.91
(3H,m), 1.17〜1.33(6H,m), 1.24(9H,s), 1.67〜1.80(2
H,m), 2.68〜2.80(2H,m), 3.27〜3.37(1H,m),5.04(2H,
s), 5.89(1H,s), 5.94(1H,s), 6.15(1H,t,J=7Hz), 6.58
(1H,d,J=9Hz),6.67〜6.79(3H,m), 7.00(1H,s), 7.03(1
H,s), 7.28〜7.34(4H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:3282, 1656, 1586, 1540,
1518, 1457, 1250, 775, 729 (実施例64) N−[2−t−ブチル−5−[2−
(1−イミダゾリル)エチル]フェニル]−3−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示
化合物番号47) 実施例9と同様の方法によって、参考例22の化合物を
用い、目的化合物を泡状物質として得た。
【0348】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm
:0.81〜0.89(3H,m), 1.12〜1.35(6H,m), 1.26(9H,s),
1.65〜1.82(2H,m), 2.69〜2.79(2H,m), 2.96(2H,t,J=
7.5Hz), 3.28〜3.39(1H,m), 4.12(2H,t,J=7.5Hz), 5.90
(1H,s), 5.94(1H,s), 6.68〜6.80(3H,m), 6.87(1H,br.
s), 7.02 〜7.08(2H,m), 7.16〜7.28(3H,m), 7.38(1H,
s) IRスペクトル(CDCl3)cm-1:1679, 1506, 1479, 145
8, 1422, 1365, 1109,1077, 1063 (実施例65) 実施例64の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号48) 実施例2と同様の方法によって、実施例64の化合物を
用い目的化合物を泡状物質として得た。
【0349】IRスペクトル(CDCl3)cm-1:1679, 157
2, 1514, 1479, 1458, 1423, 1366,1287, 1062, 931 (実施例66) N−[2−t−ブチル−5−(1−イ
ミダゾリル)メチルフェニル]−3−(2−メトキシフ
ェニル)−3−ペンチルオクタンアミド(例示化合物番
号688 ) 参考例23の化合物を用い、実施例31と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0350】mp 144.5 〜145.5 ℃(酢酸エチル−ヘ
キサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3) δppm :0.87(6H,t,
J=7Hz), 0.90〜1.44(12H,m), 1.15(9H,s), 1.79 〜1.89
(2H,m), 2.01〜2.11(2H,m), 3.01(2H,s), 3.88(3H,s),
4.94(2H,s), 6.68〜6.97(6H,m), 7.07〜7.35(4H,m), 7.
46(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:1669, 1526, 1462, 1377,
1289, 1241, 1084, 1028, 916, 749 (実施例67) 実施例66の化合物の塩酸塩(例示化
合物番号689 ) 実施例66の化合物を用い、実施例32と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0351】IRスペクトル(KBr)cm-1:1663, 1578,
1489, 1462, 1364, 1289, 1239, 1084, 1026, 754 (実施例68)N−〔5−(1−イミダゾリル)メチル−2−i−プロ
ピルフェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)ノナンアミド(実施例68A)及びその塩酸塩
(実施例68B) (例示化合物番号823 及び824 ) 参考例24a及び参考例26aの化合物それぞれ215
mg,965mgを用いて、実施例43と同様の方法に
よって目的化合物240mgを油状物質として得た。
【0352】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
85(3H,t,J=7Hz), 1.04(3H,d,J=7Hz), 1.06(3H,d,J=7H
z), 1.10-1.38(8H,m), 1.50-1.83(2H,m), 2.45-2.55(1
H,m), 2.55-2.85(2H,m), 3.20-3.37(1H,m), 4.99(2H,
s), 5.85(1H,s), 5.88(1H,s), 6.60-6.83(4H,m), 6.87
(1H,s), 7.02(1H,s), 7.17(1H,d,J=8Hz), 7.32(1H,s),
7.45(1H,s), 7.57(1H,s) IRスペクトル(liquid film) cm-1:3241, 1660, 1578,
1535, 1504, 1456, 1250, 1059, 832, 773, 729, 662 実施例68Aの化合物を用い、実施例42と同様の方法
によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0353】(実施例69)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)ノナンアミド(実施例69A)及びその塩酸塩(実
施例69B) (例示化合物番号381 及び382 ) 参考例19及び参考例26aの化合物それぞれ275m
g,500mgを用い実施例41と同様の方法によっ
て、目的化合物57mgを結晶として得た。
【0354】mp146−147℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.08-1.45(8H,m),1.25(9H,s), 1.50-1.85(2H,m),
2.65-2.83(2H,m), 3.22-3.40(1H,m), 5.01(2H,s), 5.87
(1H,s), 5.93(1H,s), 6.65-7.10(8H,m), 7.29(1H,d,J=1
0Hz), 7.50(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:3220, 3170, 3136, 1671, 1
540, 1506, 1455, 1250, 1084, 1057, 771, 729, 661 実施例69Aの化合物を用い、実施例42と同様の方法
によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0355】(実施例70)N−〔2−t−ブチル−5−(2−メチル−1−イミダ
ゾリル)メチルフェニル〕−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)ノナンアミド(実施例70A)及びそ
の塩酸塩(実施例70B) (例示化合物番号827 及び82
8 ) 参考例24b及び参考例26aの化合物それぞれ400
mg,550mgを用い、実施例43と同様の方法によ
って目的化合物531mgを結晶として得た。 mp175−177℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.05-1.35(8H,m),1.25(9H,s), 1.60-1.85(2H,m),
2.33(3H,s), 2.65-2.83(2H,m), 3.23-3.40(1H,m), 4.94
(2H,s), 5.88(1H,s), 5.93(1H,s), 6.65-6.85(5H,m),
6.93(1H,s), 7.05(1H,s), 7.20-7.32(2H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3133, 3105, 1669, 1541, 1
498, 1457, 1250, 1067, 940, 769, 758, 728, 692 実施例70Aの化合物を用い、実施例42と同様の方法
によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0356】(実施例71)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)ノナンアミド (例示化合物番号383 ) 参考例25及び参考例26aの化合物それぞれ400m
g,580mgを用い実施例43と同様の方法によって
目的化合物477mgを結晶として得た。
【0357】mp79−81℃(ジイソプロピルエーテ
ル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.05-1.35(8H,m),1.24(9H,s), 1.65-1.83(2H,m),
2.63-2.83(2H,m), 3.25-3.38(1H,m), 5.22(2H,s), 5.88
(1H,s), 5.93(1H,s), 6.26(1H,s), 6.55-7.05(6H,m),
7.30(1H,br.s),7.39(1H,s), 7.52(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:3225, 1644, 1516, 1455, 1
250, 1061, 771, 751,729 (実施例72)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号727
) 参考例25及び参考例26bの化合物それぞれ140m
g,450mgを用い実施例41と同様の方法によって
目的化合物313mgを結晶として得た。
【0358】mp163−164℃(ジイソプロピルエ
ーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.14(9H,s), 1.10-1.40(6H,m), 1.38(18H,s), 1.55
-1.80(2H,m), 2.50-2.75(2H,m), 3.00-3.15(1H,m),5.09
(1H,s), 5.24(2H,s), 6.26(1H,t,J=2Hz), 6.80-6.90(2
H,m), 7.01(2H,s), 7.25(1H,d,J=9Hz), 7.37-7.45(2H,
m), 7.53(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:3644, 3395, 3242, 1672, 1
533, 1517, 1435, 1395, 1363, 1162, 814, 760, 653,
617 (実施例73)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)ヘプタンアミド (例示化合物番号375 ) 参考例25及び参考例26cの化合物それぞれ400m
g,520mgを用い実施例43と同様の方法によって
目的化合物630mgを結晶として得た。
【0359】mp109−111℃(ジイソプロピルエ
ーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.10-1.40(4H,m),1.24(9H,s), 1.60-1.80(2H,m),
2.65-2.83(2H,m), 3.22-3.40(1H,m), 5.22(2H,s), 5.88
(1H,s), 5.93(1H,s), 6.26(1H,t,J=2.0Hz), 6.65-7.10
(5H,m), 7.20-7.35(2H,m),7.40(1H,d,J=2Hz),7.53(1H,
d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm-1:3242, 3197, 1684, 1655, 1
519, 1495, 1456, 1251, 1055, 934, 767, 758, 727, 6
21 (実施例74)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)デカンアミド (例示化合物番号379 ) 参考例25及び参考例14eの化合物それぞれ400m
g,610mgを用いて、実施例43と同様の方法によ
って目的化合物509mgを結晶として得た。 mp102−104℃(ジイソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.86(3H,t,J=7H
z), 1.05-1.35(10H,m), 1.23(9H,s), 1.55-1.85(2H,m),
2.60-2.83(2H,m), 3.25-3.40(1H,m), 5.21(2H,s), 5.8
7(1H,s), 5.92(1H,s), 6.26(1H,s), 6.60-7.35(7H,m),
7.39(1H,s), 7.53(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:3231, 1643, 1538, 1517, 1
455, 1247, 1087, 1052, 946, 767, 753, 733, 616 (実施例75)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,3−ジクロロフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号802 ) 参考例25及び参考例26eの化合物それぞれ400m
g,696mgを用いて、実施例43と同様の方法によ
って目的化合物700mgを結晶として得た。 mp113−115℃(ジイソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.78-0.92(3H,
m), 1.10-1.40(6H,m),1.27(9H,s), 1.70-1.90(2H,m),
2.58-2.80(2H,m), 3.78-3.92(1H,m), 5.25(2H,s), 6.27
(1H,s), 6.85-7.55(9H,m) IRスヘ゜クトル(KBr) cm-1:3247, 1648, 1522, 1421, 1047, 78
4, 747, 721,650, 617 (実施例76)N−〔2−t−ブチル−5−(2−メチル−1−イミダ
ゾリル)メチルフェニル〕−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)ヘプタンアミド(実施例76A)及び
その塩酸塩(実施例76B) (例示化合物番号825 及び
826 ) 参考例24b及び参考例26cの化合物それぞれ400
mg,523mgを用いて、実施例43と同様の方法に
よって目的化合物640mgを結晶として得た。
【0360】mp190−191℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.85(3H,t,J=7H
z), 1.05-1.40(4H,m),1.26(9H,s), 1.60-1.83(2H,m),
2.40(3H,s), 2.65-2.83(2H,m), 3.25-3.40(1H,m), 4.96
(2H,s), 5.88(1H,s), 5.93(1H,s), 6.63-7.35(9H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3132, 1671, 1527, 1498, 1
455, 1250, 1060, 938, 835, 771, 728, 692 実施例76Aの化合物を用いて、実施例42と同様の方
法によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0361】(実施例77)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)ヘプタンアミド(実施例77A)及びその塩酸塩
(実施例77B) (例示化合物番号373 及び374 ) 参考例19及び参考例26cの化合物それぞれ400m
g,523mgを用いて、実施例43と同様の方法によ
って目的化合物305mgを結晶として得た。 mp165−166℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.86(3H,t,J=7H
z), 1.05-1.40(4H,m),1.26(9H,s), 1.60-1.85(2H,m),
2.65-2.83(2H,m), 3.25-3.40(1H,m), 5.01(2H,s), 5.87
(1H,s), 5.93(1H,s), 6.65-7.33(9H,m), 7.51(1H,s) IRスヘ゜クトル(KBr) cm-1:3219, 3169, 1670, 1505, 1455, 12
50, 1084, 1056, 771, 729, 661 実施例77Aの化合物を用いて、実施例42と同様の方
法によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0362】(実施例78)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−6−シクロペンチル−3−(2,3−メチ
レンジオキシフェニル)ヘキサンアミド (例示化合物番
号829 ) 参考例41の化合物及びピラゾールを用い、実施例85
Aと同様の方法によって目的化合物を泡状物質として得
た。
【0363】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
94-1.10(2H,m), 1.18-1.80(13H,m),1.24(9H,s), 2.66-
2.81(2H,m), 3.27-3.38(1H,m), 5.33(2H,s), 5.88(1H,
s), 5.92(1H,s), 6.33(1H,t,J=2Hz), 6.67-6.79(3H,m),
6.99-7.05(2H,m), 7.29-7.32(2H,m), 7.45(1H,d,J=2H
z), 7.62(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm-1:1656, 1515, 1456, 1418, 1
364, 1251, 1054, 941, 832, 728 (実施例79)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−6−シクロペンチル−3−(2,3−メ
チレンジオキシフェニル)ヘキサンアミド(実施例79
A)及びその塩酸塩(実施例79B) (例示化合物番号
853 及び854 ) 参考例41の化合物を用い、実施例85Aと同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0364】mp146−148.5℃(酢酸エチル−
ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.95-1.08(2H,
m), 1.17-1.80(13H,m),1.25(9H,s), 2.68-2.86(2H,m),
3.28-3.39(1H,m), 5.01(2H,s), 5.87(1H,s), 5.92(1H,
s), 6.67-6.89(5H,m), 7.05(1H,s), 7.07(1H,s), 7.27-
7.30(2H,m), 7.51(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:1672, 1507, 1455, 1363, 1
250, 1083, 1057, 941, 833, 773 実施例79Aの化合物を用い、実施例93Bと同様の方
法によって目的化合物の塩酸塩を泡状物質として得た。
【0365】IRスペクトル(KBr) cm-1: 1660, 1574,
1519, 1456, 1364, 1251, 1056, 941, 832, 772 (実施例80)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−メトキシフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号417 ) 参考例38aの化合物及びピラゾールを用いて、実施例
85Aと同様の方法によって目的化合物を粘稠性物質と
して得た。
【0366】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
83(3H,t,J=7Hz), 1.10-1.39(6H,m),1.25(9H,s), 1.63-
1.83(2H,m), 2.59-2.83(2H,m), 3.52-3.66(1H,m), 3.78
(3H,s), 5.22(2H,s), 6.26(1H,t,J=2Hz), 6.82-7.52(10
H,m) IRスペクトル(liquid film) cm-1:3261, 1656, 1599,
1515, 1493, 1464, 1419, 1395, 1364, 1288, 1241, 7
52 (実施例81)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(4−メトキシフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号453 ) 参考例38bの化合物及びピラゾールを用いて、実施例
85Aと同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0367】mp109−110℃(酢酸エチル−ヘキ
サン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.83(3H,t,J=6H
z), 1.05-1.36(6H,m),1.20(9H,s), 1.50-1.79(2H,m),
2.42-2.78(2H,m), 3.08-3.24(1H,m), 3.77(3H,s), 5.23
(2H,s), 6.27(2H,t,J=2Hz), 6.78-7.57(10H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3231, 1648, 1612, 1533, 1
514, 1455, 1248, 1180, 1035, 835, 748 (実施例82)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(4−メトキシフェニル)オクタン
アミド(実施例82A)及びその塩酸塩(実施例82
B) (例示化合物番号451 及び452 ) 参考例38bの化合物を用いて、実施例85Aと同様の
方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0368】mp159.5−160.5℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.84(3H,t,J=6H
z), 1.10-1.37(6H,s),1.22(9H,s), 1.54-1.78(2H,m),
2.45-2.60(1H,m), 2.63-2.80(1H,m), 3.09-3.26(1H,m),
3.77(3H,s), 5.02(2H,s), 6.80-6.94(5H,m), 7.04-7.2
1(3H,m), 7.25-7.34(2H,m), 7.50-7.56(1H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3134, 3108, 1672, 1511, 1
363, 1245, 1084, 1040, 835, 663, 556 実施例82Aの化合物を用い、実施例93Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を粉末状物質として得た。
【0369】IRスペクトル(KBr) cm-1:3129, 1657, 1
611, 1513, 1455, 1247, 1179, 1083, 1038, 829, 631 (実施例83)N−(2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル)−3−(2−メトキシフェニル)オクタンアミド
(実施例83A)及びその塩酸塩(実施例83B) (例
示化合物番号790 及び791 ) 参考例38a及びモルホリンを用い、実施例85Aと同
様の方法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0370】ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.77-0.93(3H,
m), 1.06-1.36(6H,m),1.27(9H,s), 1.66-1.84(2H,m),
2.41(4H,t,J=4.5Hz), 2.66(1H,dd,J=6.5Hz,14.5Hz), 2.
76(1H,dd,J=8Hz,14.5Hz), 3.40(2H,s), 3.53-3.71(1H,
m), 3.69(4H,t,J=4.5Hz), 3.81(3H,s), 6.81-7.33(8H,
m) IRスペクトル(KBr) cm-1:1655, 1599, 1518, 1493, 1
456, 1416, 1365, 1348, 1265, 1242, 1117 実施例83Aの化合物を用い、実施例85Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0371】IRスペクトル(KBr) cm-1:1655, 1512, 1
493, 1460, 1421, 1365, 1242, 1124, 1082, 1053, 102
8 (実施例84)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号471 ) 参考例37の化合物及びピラゾールを用い、実施例85
Aと同様の方法によって目的化合物を油状物質として得
た。
【0372】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(3H,t,J=6Hz), 1.09-1.33(6H,m),1.25(9H,s), 1.61-
1.78(2H,m), 2.55-2.79(2H,m), 3.41-3.55(1H,m), 3.75
(3H,s), 3.77(3H,s), 6.26(1H,t,J=2Hz), 6.38-6.52(1
H,m), 6.42(1H,t,J=2Hz), 6.86-6.95(1H,m), 7.00-7.16
(2H,m), 7.21-7.33(2H,m), 7.39(1H,d,J=2Hz), 7.52(1
H,d,J=2Hz) IRスペクトル(liquid film) cm-1:1661, 1612, 1585,
1506, 1466, 1419, 1288, 1263, 1207, 1157, 1122, 1
047 (実施例85)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オ
クタンアミド(実施例85A)及びその塩酸塩(実施例
85B) (例示化合物番号469 及び470 ) 参考例37の化合物487.1mg(1.10mmo
l)のジクロロメタン8ml溶液を氷冷し、メタンスル
ホニルクロリド151.6mg(1.32mmol)の
ジクロロメタン1ml溶液、次いでトリエチルアミン1
33.9mg(1.32mmol)のジクロロメタン1
ml溶液を加え、氷冷下、15分間撹拌した。反応液を
ジエチルエーテルで希釈し、得られた液を、希塩酸、
水、飽和食塩水で順次洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去し579.3mgの残渣を得た。この
ようにして得られたメシル化物をN,N−ジメチルホル
ムアミド10mlに溶解しヨウ化ナトリウム330.6
mg(2.20mmol)とイミダゾール375.4m
g(5.51mmol)を加え室温にて15時間撹拌し
た。反応液をジエチルエーテルで希釈し、水、飽和食塩
水で順次洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去し残渣をシリカゲル25gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し、ジクロロメタン−酢酸エチル−メタ
ノール(1:1:0.1)で溶出して得られた画分を酢
酸エチル−n−ヘキサンで再結晶し目的化合物380.
7mg(収率70%)を得た。
【0373】mp145−147℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.64(3H,t,J=6.
5Hz), 1.09-1.36(6H,m), 1.26(9H,s), 1.62-1.75(2H,
m), 2.64(1H,dd,J=6.5Hz,14.5Hz), 2.73(1H,dd,J=9.0H
z,14.5Hz), 3.47(2H,quint,J=7.5Hz), 3.75(3H,s), 3.7
8(3H,s), 5.00(2H,s), 6.39-6.50(2H,m), 6.76-6.87(1
H,m), 6.84-6.94(1H,br.s), 7.02-7.15(3H,m), 7.23-7.
34(2H,m), 7.47-7.55(1H,br.s) IRスペクトル(KBr) cm-1:1672, 1612, 1585, 1506, 1
464, 1419, 1288, 1259, 1207, 1157, 1088, 1034 実施例85Aの化合物380.7mg(0.77mmo
l)のジクロロメタン7ml溶液に4N塩化水素/メタ
ノール溶液0.39ml(1.54mmol)を室温に
て加え5分間撹拌した。溶媒を留去し塩酸塩409.4
mg(収率100%)を泡状物質として得た。
【0374】IRスペクトル(KBr) cm−1:1
655, 1612, 1585, 1508, 14
60, 1419, 1288, 1261, 120
7, 1157, 1124, 1084, 1036 (実施例86)N−(2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル)−3−(2−クロロフェニル)オクタンアミド(実
施例86A)及びその塩酸塩(実施例86B) (例示化
合物番号803 及び804 ) 参考例38cの化合物及びモルホリンを用い実施例85
Aと同様の方法によって目的化合物を粘稠性物質として
得た。
【0375】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
79-0.89(3H,m), 1.18-1.37(6H,m),1.28(9H,s), 1.73-1.
88(2H,m), 2.36-2.49(4H,m), 2.60-2.81(2H,m), 3.42(2
H,s), 3.65-3.78(4H,m), 3.74-3.89(1H,m), 6.93-7.41
(7H,m) IRスペクトル(liquid film) cm-1:2957, 2929, 1648,
1523, 1478, 1455, 1119, 1036, 1011, 865, 754 実施例86Aの化合物を用い、実施例85Bと同様にし
て目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0376】IRスペクトル(KBr) cm-1:2958, 2929, 1
660, 1515, 1478, 1441, 1366, 1303, 1126, 1083, 755 (実施例87)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−クロロフェニル)オクタンアミ
(例示化合物番号617 ) 参考例38cの化合物及びピラゾールを用い、実施例8
5Aと同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0377】mp103−105℃(ジクロロメタン−
ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.79-0.91(3H,
m), 1.13-1.40(6H,m),1.27(9H,s), 1.71-1.88(2H,m),
2.60-2.80(2H,m), 3.71-3.87(1H,m), 5.24(2H,s), 6.26
-6.30(1H,s), 6.86-7.56(9H,m) IRスペクトル(KBr) cm−1:2958, 2
928, 1645, 1534, 1515, 14
80, 1418, 1394, 1088, 103
8, 765, 753 (実施例88)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号715 ) 参考例25の化合物18.5g(80.8mmol)、
ピリジン36.6ml(453mmol)のジクロロメ
タン250ml溶液を0℃に冷却し、参考例40の化合
物と塩化オキサリルより調製した酸クロリド体32.7
g(87mmol)の塩化メチレン120ml溶液を5
0分間かけて滴下した。反応液を飽和重曹水、水飽和食
塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲル1000gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ジクロロメタン(3:7)で溶出
し、33.0g(収率88%)の目的化合物を無色泡状
物質として得た。
【0378】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
77-0.88(3H,m), 1.12-1.31(6H,m),1.20(9H,s), 1.56-1.
77(2H,m), 2.56-2.68(2H,m), 3.56-3.82(1H,m), 3.84(3
H,s), 5.00(1H,d,J=11Hz), 5.05(1H,d,J=11Hz), 5.19(2
H,s), 6.20-6.27(1H,m), 6.78-7.54(14H,m) IRスペクトル(film)cm-1:2957, 2930, 1669, 1582, 1
514, 1476, 1273, 1204, 1088, 751 (実施例89)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−ヒドロキシ−3−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号728 ) 実施例88の化合物33.0g(58.1mmol)の
エタノール(400ml)溶液に10%パラジウム−炭
素触媒4.0gを加え、水素気流下40℃で4時間激し
く撹拌した。触媒を濾去し、溶媒を留去した後残渣をシ
リカゲル1500gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−n−ヘキサン(3:2〜3:1)
で溶出し、22.0g(収率79%)の目的化合物を無
色結晶として得た。
【0379】mp136−137℃(塩化メチレン−n
−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.79-0.89(3H,
m), 1.13-1.31(6H,m),1.24(9H,s), 1.67-1.86(2H,m),
2.63-2.87(2H,m), 3.43-3.59(1H,m), 3.84(3H,s), 5.21
(2H,s), 6.01(1H,s), 6.23-6.30(1H,m), 6.68-7.58(9H,
m) IRスペクトル(KBr) cm-1:2953, 2931, 1651, 1523, 1
478, 1272, 1225, 1088, 762, 735 (実施例90)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキ
シフェニル)オクタンアミド(実施例90A)及びその
塩酸塩(実施例90B) (例示化合物番号717 及び718
) 参考例38dの化合物を用い、実施例85Aと同様の方
法によって、目的化合物を結晶として得た。
【0380】mp90−91℃(ジクロロメタン−ヘキ
サン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.75-0.91(3H,
m), 1.07-1.32(6H,m),1.21(9H,s), 1.66-1.78(2H,m),
2.54-2.73(2H,m), 3.55-3.72(1H,m), 3.84(3H,s), 4.96
(2H,s), 5.01(1H,d,J=14Hz), 5.04(1H,d,J=14Hz), 6.78
-7.66(15H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:1674, 1522, 1462, 1354, 1
324, 1173, 1157, 1092, 1049, 1040, 1001, 965 実施例90Aの化合物を用い、実施例85Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0381】IRスペクトル(KBr) cm-1:2956, 2930, 1
660, 1638, 1582, 1516, 1475, 1273, 1085, 754, 699,
630 (実施例91)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2−ヒドロキシ−3−メトキシフ
ェニル)オクタンアミド(実施例91A)及びその塩酸
塩(実施例91B) (例示化合物番号730 及び855 ) 実施例90の化合物を用い、実施例93Aと同様の方法
によって、目的化合物を泡状物質として得た。
【0382】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
78-0.90(3H,m), 1.15-1.34(6H,m),1.26(9H,s), 1.66-1.
90(2H,m), 2.66-2.90(2H,m), 3.44-3.58(1H,m), 3.85(3
H,s), 5.00(2H,s), 5.91-6.06(1H,br.s), 6.68-7.54(10
H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:2956, 2929, 1668, 1510, 1
478, 1366, 1273, 1227, 1180, 1080, 826, 774, 734 実施例91Aの化合物を用い、実施例85Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0383】IRスペクトル(KBr) cm-1:2956, 2931, 1
657, 1518, 1478, 1272, 1222, 1083, 735, 629 (実施例92)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−ヒドロキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号739 ) 実施例94の化合物を用い、実施例93Aと同様の方法
によって、目的化合物を泡状物質として得た。
【0384】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
82-0.88(3H,m), 1.18(9H,s), 1.20-1.27(6H,m), 1.70-
1.82(2H,m), 2.25-2.31(0.25H,m), 2.47-2.58(1H,m),
2.85-2.91(0.75H,m), 3.35-3.65(1H,m), 5.19(2H,s),
6.27-6.32(1H,m), 6.82-7.68(10H,m) IRスペクトル(film)cm-1:1653, 1516, 1455, 1420, 1
397, 1364, 1269, 1092, 1053, 976 (実施例93)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2−ヒドロキシフェニル)オクタ
ンアミド(実施例93A)及びその塩酸塩(実施例93
B) (例示化合物番号740 及び741 ) 実施例95の化合物534mg(0.993mmol)
のエタノール10ml溶液に2N塩酸0.52ml及び
10%パラジウム−炭素触媒537mgを加え、水素気
流下5時間激しく撹拌した。反応液をセライトを用いて
ロ過し、ロ液を濃縮した。残渣に飽和重曹水を加えアル
カリ性とし、酢酸エチルで抽出した。抽水液を水洗し乾
燥した後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル25gを用
いるカラムクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン
−メタノール(19:1)で溶出し383mg(収率8
6%)の目的化合物を泡状物質として得た。
【0385】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
81-0.87(3H,m), 1.20-1.30(6H,m),1.23(9H,s), 1.68-1.
84(2H,m), 2.61-2.70(1H,m), 2.80-2.88(1H,m), 3.54-
3.64(1H,m), 4.88(2H,s), 6.79-6.90(6H,m), 7.00-7.06
(1H,m), 7.15-7.20(2H,m), 7.29(1H,d,J=8Hz), 7.69(1
H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:1656, 1593, 1510, 1455, 1
421, 1232, 1108, 1081, 830, 753 実施例93Aの化合物222mg(0.496mmo
l)のメタノール10ml溶液を水冷し、4N塩化水素
/ジオキサン溶液0.25mlを加え、溶媒を留去し
た。残渣を減圧下乾燥し泡状物質として塩酸塩を得た。
【0386】IRスペクトル(KBr) cm-1:1656, 1574, 1
508, 1454, 1364, 1262, 1168, 1084, 833, 754 (実施例94)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2−ベンジルオキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号719 ) 参考例38eの化合物及びピラゾールを用い、実施例8
5Aと同様の方法によって目的化合物を粘稠性物質とし
て得た。
【0387】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
80-0.87(3H,m), 1.17(9H,s), 1.20-1.27(6H,m), 1.70-
1.80(2H,m), 2.63-2.80(2H,m), 3.59-3.70(1H,m), 5.02
(1H,d,J=12Hz), 5.04(1H,d,J=12Hz), 5.18(2H,s), 6.25
(1H,t,J=2Hz), 6.88-6.97(4H,m), 7.13-7.40(10H,m),
7.52(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(film):1662, 1514, 1493, 1453, 1420,
1237, 1163, 1090, 1052, 1025 (実施例95)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2−ベンジルオキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号720 ) 参考例38eの化合物を用い、実施例85Aと同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0388】mp154−155℃(塩化メチレン−ジ
イソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.81-0.86(3H,
m), 1.18(9H,s), 1.20-1.27(6H,m), 1.70-1.85(2H,m),
2.65-2.81(2H,m), 3.59-3.69(1H,m), 4.95(2H,s), 5.01
(1H,d,J=11.5Hz), 5.04(1H,d,J=11.5Hz), 6.80-7.40(15
H,m), 7.47(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1:1672, 1492, 1451, 1421, 1
363, 1237, 1109, 1082, 1025, 914 (実施例96)N−(2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル)−3−(2−ヒドロキシフェニル)オクタンアミド
(実施例96A)及びその塩酸塩(実施例96B) (例
示化合物番号742 及び743 ) 実施例102の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0389】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
76-0.91(3H,m), 1.03-1.49(6H,m),1.20(9H,s), 1.47-1.
88(2H,m), 2.48-2.61(4H,m), 3.39-3.49(2H,br.s), 3.5
3-3.67(1H,m), 3.67-3.85(4H,m), 6.70-7.39(8H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:2957, 2928, 1656, 1518, 1
455, 1349, 1264, 1117, 864, 753 実施例96Aの化合物を用い、実施例85Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0390】IRスペクトル(KBr) cm-1:2957, 2929, 2
594, 2553, 1656, 1507, 1455, 1261, 1126, 1083, 754 (実施例97)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号744 ) 実施例103の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0391】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(3H,t,J=7Hz), 1.12-1.35(6H,m),1.27(9H,s), 1.58-
1.83(2H,m), 2.57-2.76(2H,m), 3.32-3.53(1H,m), 3.63
(3H,s), 5.11(2H,s), 6.25-6.58(4H,m), 6.88-7.03(3H,
m), 7.22-7.67(4H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3254, 1656, 1617, 1509, 1
468, 1288, 1198, 1159, 958, 835, 756 (実施例98)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル)−3−(5−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号752 ) 実施例105の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0392】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
76-0.93(3H,m), 1.08-1.37(6H,m),1.26(9H,s), 1.63-1.
92(2H,m), 2.51-2.80(2H,m), 3.25-3.44(1H,m), 3.75(3
H,s), 5.18(2H,s), 6.30(1H,t,J=2Hz), 6.56-6.83(4H,
m), 6.88(1H,d,J=2Hz), 6.91-7.02(1H,m), 7.21-7.50(3
H,m), 7.60(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm-1:1657, 1500, 1460, 1439, 1
419, 1284, 1219, 1178, 1092, 1034 (実施例99)N−(2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル)−3−(5−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド(実施例99A)及びその塩酸塩(実施
例99B) (例示化合物番号753 及び754 ) 実施例106の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0393】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
75-0.92(3H,m), 1.06-1.38(6H,m),1.28(9H,s), 1.63-1.
88(2H,m), 2.45(4H,t,J=4.5Hz), 2.62(1H,dd,J=6Hz,14H
z),2.71(1H,dd,J=9Hz,14Hz), 3.35-3.52(1H,m), 3.41(2
H,s), 3.73(4H,t,J=4.5Hz), 3.76(3H,s), 6.61-6.79(4
H,m), 6.91-7.10(3H,m), 7.23-7.29(1H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:1655, 1593, 1500, 1458, 1
419, 1375, 1350, 1331, 1281, 1219, 1117 実施例99Aの化合物を用い、実施例85Bと同様の方
法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0394】IRスペクトル(KBr) cm-1:1655, 1500, 1
460, 1365, 1282, 1263, 1217, 1124, 1082, 1034 (実施例100)N−(2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド(実施例100A)及びその塩酸塩(実
施例100B) (例示化合物番号745 及び746 ) 実施例104の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0395】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(3H,t,J=7Hz), 1.15-1.37(6H,m),1.28(9H,s), 1.63-
1.78(2H,m), 2.38-2.49(4H,m), 2.57-2.80(2H,m), 3.40
(2H,s), 3.38-3.54(1H,m), 3.64-3.77(4H,m), 3.74(3H,
s), 6.28-6.39(2H,m), 6.97-7.15(4H,m), 7.23-7.31(2
H,m) IRスペクトル(KBr) cm−1:3286, 1
656, 1615, 1509, 1468, 14
56, 1296, 1117, 1037, 95
8, 834 実施例100Aの化合物を用い、実施例93Bと同様の
方法によって目的とする塩酸塩を泡状物質として得た。
【0396】IRスペクトル(KBr) cm-1:3222, 1659, 1
615, 1594, 1509, 1457, 1294, 1198, 1126, 958, 836 (実施例101)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,4−ジヒドロキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号701 ) 実施例107の化合物を用い、実施例93Aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0397】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
77-0.91(3H,m), 1.08-1.39(6H,m),1.23(9H,s), 1.59-1.
81(2H,m), 2.50(1H,dd,J=11Hz,14.5Hz), 2.79(1H,dd,J=
4Hz,14.5Hz), 3.38-3.53(1H,m), 5.09(2H,s), 6.22-6.3
1(2H,m), 6.33-6.45(1H,m),6.65-6.74(1H,br.s), 6.88-
7.05(3H,m), 7.19-7.71(5H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:1655, 1618, 1518, 1460, 1
419, 1398, 1363, 1302, 1167, 1113, 1092, 976 (実施例102)N−〔2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル〕−3−(2−ベンジルオキシフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号721 ) 参考例38eの化合物及びモルホリンを用いて、実施例
85Aと同様の方法によって目的化合物を泡状物質とし
て得た。
【0398】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
76-0.87(3H,m), 1.10-1.31(6H,m),1.19(9H,s), 1.69-1.
91(2H,m), 2.32-2.45(4H,m), 2.63-2.85(2H,m), 3.37(2
H,s), 3.58-3.72(4H,m), 5.07(2H,s), 6.88-7.47(13H,
m) IRスペクトル(film)cm-1:3063, 3032, 2957, 1663, 1
514, 1493, 1453, 1418, 1349, 1237, 753 (実施例103)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号722 ) 参考例38fの化合物及びピラゾールを用いて、実施例
85Aと同様の方法によって目的化合物をガラス状物質
として得た。
【0399】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(3H,t,J=7Hz), 1.10-1.36(6H,m),1.24(9H,s), 1.62-
1.84(2H,m), 2.54-2.62(2H,m), 3.38-3.56(1H,m), 3.74
(3H,s), 5.02(2H,s), 5.22(2H,s), 6.23-6.28(1H,m),
6.48-6.57(2H,m), 6.85-7.57(12H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:3133, 1661, 1611, 1586, 1
516, 1289, 1200, 1161, 1040, 834, 751 (実施例104)N−〔2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル〕−3−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号723 ) 参考例38fの化合物及びモルホリンを用い、実施例8
5Aと同様の方法によって目的化合物を粘稠性物質とし
て得た。
【0400】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(3H,t,J=6Hz), 1.19-1.41(6H,m),1.26(9H,s), 1.57-
1.83(2H,m), 2.33-2.53(4H,m), 2.57-2.81(2H,m), 3.36
-3.60(3H,m), 3.64-3.76(4H,m), 3.77(3H,br.s), 5.02
(2H,s), 6.49-6.60(2H,m), 6.94-7.52(10H,m) IRスペクトル(film):3233, 1738, 1653, 1611, 1505,
1455, 1291, 1117, 1038, 836, 737 (実施例105)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(5−ベンジルオキシ−2−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号725 ) 参考例38gの化合物及びピラゾールを用いて、実施例
85Aと同様の方法によって目的化合物を泡状物質とし
て得た。
【0401】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
84(2H,t,J=6Hz), 1.06-1.35(6H,m),1.26(9H,s), 1.61-
1.78(2H,m), 2.55-2.78(2H,m), 3.46-3.65(1H,m), 3.73
(3H,s), 4.99(2H,s), 5.21(2H,s), 6.25(1H,t,J=2Hz),
6.75(1H,s), 6.76(1H,d,J=2Hz), 6.73-6.96(2H,m), 7.0
4-7.12(1H,br.s), 7.21-7.48(8H,m), 7.52(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm-1:1659, 1500, 1464, 1419, 1
284, 1221, 1180, 1047, 1028 (実施例106)N−〔2−t−ブチル−5−モルホリノメチルフェニ
ル〕−3−(5−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号724 ) 参考例38gの化合物及びモルホリンを用い、実施例8
5Aと同様の方法によって目的化合物を泡状物質として
得た。
【0402】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
77-0.91(3H,m), 1.05-1.39(6H,m),1.28(9H,s), 1.62-1.
80(2H,m), 2.41(4H,t,J=4.5Hz), 2.54-2.71(2H,m), 3.4
0(2H,s), 3.50-3.67(1H,m), 3.68(4H,t,J=4.5Hz), 3.76
(3H,s), 6.74-6.81(2H,m),6.85-6.91(1H,br,s), 7.03-
7.13(2H,m), 7.21-7.47(7H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1:1657, 1500, 1456, 1419, 1
365, 1298, 1282, 1265, 1221, 1180, 1117, 1043, 102
8 (実施例107)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,4−ジベンジルオキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号726 ) 参考例38hの化合物及びピラゾールを用い、実施例8
5Aと同様の方法によって目的化合物を油状物質として
得た。
【0403】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.
77-0.91(3H,m), 1.10-1.34(6H,m),1.16(9H,s), 1.60-1.
82(2H,m), 2.57-2.70(2H,m), 3.44-3.61(1H,m), 4.95(1
H,d,J=12Hz), 5.00(2H,s), 5.02(1H,d,J=12Hz), 5.19(2
H,s), 6.24(1H,t,J=2Hz), 6.52-6.63(2H,m), 6.86-7.01
(2H,m), 7.08-7.17(1H,m), 7.19-7.46(13H,m), 7.52(1
H,d,J=2Hz) IRスペクトル(liquid film) cm-1:1670, 1610, 1585,
1504, 1454, 1421, 1392, 1377, 1288, 1257, 1169, 1
043, 1026 (実施例108A)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピペリジニルメチル
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号43) 実施例1と同様の方法によって、2−エチルイミダゾー
ルの代わりにピペリジンを用い目的化合物を無色泡状物
質として得た。
【0404】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm:0.
79-0.96(3H,m), 1.15-1.33(6H,m),1.42-1.45(2H,m), 1.
51-1.61(4H,m), 1.69-1.79(2H,m), 2.27-2.39(4H,br),
2.68-2.78(2H,m), 3.30-3.40(3H,m), 5.91(1H,s), 5.94
(1H,s), 6.65-6.77(3H,m),6.95(1H,s), 7.07(1H,d,J=8.
1Hz), 7.24(2H,s) IRスペクトル(CDCl3) cm-1:3000, 2957, 2937, 2861,
2799, 1678, 1502, 1479, 1457, 1421, 1353, 1064, 9
40, 832 (実施例108B)実施例108Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号44) 実施例108Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0405】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:3471, 2961,
2935, 2874, 2620, 2516, 1683, 1515, 1457, 1063, 9
40, 333 (実施例109A)N−〔2−t−ブチル−5−(1−イミダゾリル)メチ
ルフェニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号560 ) 実施例1と同様の方法によって、参考例31の化合物及
び2−エチルイミダゾールの代わりにイミダゾールを用
い目的化合物を泡状物質として得た。
【0406】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm:0.
83-0.90(3H,m), 1.12-1.34(6H,m),1.28(9H,s), 1.58-1.
76(2H,m), 2.67(2H,d,J=7.6Hz), 3.43-3.51(1H,m), 3.7
3(3H,s), 3.83(3H,s), 3.89(3H,s), 4.99(2H,s), 6.65
(1H,d,J=8.5Hz), 6.81(1H,d,J=8.1Hz), 6.87(1H,s), 6.
88(1H,d,J=9.0Hz), 7.06(1H,s), 7.15(1H,brs), 7.21(1
H,br.s), 7.29(1H,d,J=8.3Hz), 7.50(1H,s) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2934, 2860, 1678,
1600, 1575, 1496, 1466, 1422, 1298, 1277, 1260, 1
097, 1017 (実施例109−B)実施例109Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号561
) 実施例109Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0407】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2935,
2860, 2688, 2456, 1681, 1600, 1575, 1495, 1466, 1
421, 1367, 1298, 1276, 1260, 1096, 1017 (実施例110)N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピラゾリル)メチ
ル〕フェニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号562 ) 実施例1と同様の方法によって、参考例31の化合物及
び2−エチルイミダゾールの代わりにピラゾールを用い
目的化合物を油状物質として得た。
【0408】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
81-0.90(3H,m), 1.11-1.31(6H,m),1.27(9H,s), 1.64-1.
75(2H,m), 2.67(2H,d,J=7.6Hz), 3.43-3.51(1H,m), 3.7
3(3H,s), 3.83(3H,s), 3.89(3H,s), 5.21(2H,s), 6.25
(1H,t,J=2.2Hz), 6.64(1H,d,J=8.6Hz), 6.87-6.91(2H,
m), 7.13(1H,br.s), 7.20(1H,br.s), 7.27-7.30(1H,m),
7.37(1H,d,J=2.2Hz), 7.52(1H,d,J=1.7Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2934, 1678, 1600,
1574, 1515, 1496, 1466, 1421, 1276, 1097, 1017 (実施例111)N−〔2−t−ブチル−5−〔2−(1−ピラゾリル)
エチル〕フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号62) 参考例22の化合物を用い、実施例9(i)と同様の方
法によってメシル化試薬と反応させた後、実施例1と同
様の方法によってピラゾールとの反応を行い目的化合物
を泡状物質として得た。
【0409】NMRスペクトル(CDCl3,270MHz)δppm:0.
83-0.87(3H,m), 1.12-1.29(6H,m),1.26(9H,s), 1.58-1.
89(2H,m), 2.73-2.76(2H,m), 3.07(2H,t,J=7.6Hz), 3.2
8-3.49(1H,m), 4.31(2H,t,J=7.6Hz), 5.90(1H,s), 5.94
(1H,s), 6.19(1H,s), 6.69-6.82(4H,m), 6.99(1H,s),
7.20-7.26(2H,m), 7.51(1H,d,J=1.7Hz), 7.62(1H,d,J=
1.9Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2960, 2933, 2874, 2860,
1681, 1514, 1458, 1397, 1366, 1091, 1055 (実施例112)N−〔2−t−ブチル−5−〔3−(1−ピラゾリル)
プロピル〕フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号108 ) 参考例8の化合物を用い、実施例9(i)と同様の方法
によってメシル化後、実施例1と同様の方法によって2
−エチルイミダゾールの代わりにピラゾールとの反応を
行い目的化合物を泡状物質として得た。
【0410】NMRスペクトル(CDCl3,270MHz)δppm:0.
80-0.88(3H,m), 1.09-1.33(6H,m),1.27(9H,s), 1.70-1.
79(2H,m), 2.11-2.22(2H,m), 2.49-2.55(2H,t,J=7.6H
z), 2.71-2.77(2H,m), 3.29-3.39(1H,m), 4.12(2H,t,J=
6.9Hz), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s), 6.25(1H,t,J=2.0H
z), 6.68-6.81(3H,m), 6.91-7.00(2H,m), 7.14(1H,s),
7.23-7.25(1H,m), 7.40(1H,d,J=2.0Hz), 7.53(1H,d,J=
1.7Hz) IRスペクトル(CHCl) cm−1:3463,
2960, 2933, 2874, 1679,
1567, 1514, 1480, 1458, 1
421, 1398, 1366, 1092, 10
63, 940 (実施例113)N−〔2−t−ブチル−5−〔3−(1−ピラゾリル)
プロピル〕フェニル〕−3−(2,3,4−トリメトキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号772
) 参考例43の化合物を用い、実施例9−iと同様の方法
によってメシル化後、実施例1と同様の方法によって2
−エチルイミダゾールの代わりにピラゾールとの反応を
行い目的化合物を油状物質として得た。
【0411】NMRスペクトル(CDCl3,270MHz)δppm:0.
78-0.89(3H,m), 1.13-1.31(6H,m),1.29(9H,s), 1.56-1.
78(2H,m), 2.05-2.19(2H,m), 2.45-2.51(2H,t,J=7.5H
z), 2.67(2H,d,J=7.5Hz), 3.43-3.54(1H,m), 3.73(3H,
s), 3.81(3H,s), 3.90(3H,s),4.10(2H,t,J=7.0Hz), 6.2
3(1H,t,J=2.0Hz), 6.64(1H,d,J=8.6Hz), 6.88(1H,s),6.
91(1H,s), 7.03(1H,s), 7.11(1H,s), 7.23(1H,d,J=8.2H
z), 7.39(1H,d,J=2.0Hz), 7.56(1H,d,J=1.6Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2960, 2935, 2873, 1676,
1600, 1568, 1514, 1495, 1466, 1420, 1277, 1096, 1
017 (実施例114A)N−〔2−t−ブチル−5−(モルホリノメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号774 ) 参考例31で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い、実施例1と同様の方法
によって、目的化合物を油状物質として得た。 NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.83-0.88(3H,
m), 1.13-1.33(6H,m),1.29(9H,s), 1.67-1.74(2H,m),
2.39-2.41(4H,m), 2.67(2H,d,J=7.6Hz), 3.35-3.42(2H,
m), 3.45-3.53(1H,m), 3.68(4H,t,J=4.5Hz), 3.75(3H,
s), 3.84(3H,s),3.90(3H,s), 6.66(1H,d,J=8.6Hz), 6.9
0(1H,d,J=8.5Hz), 7.08(1H,d,J=8.0Hz),7.12(1H,s), 7.
17(1H,s), 7.26-7.30(1H,m) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2934, 2862, 1673,
1599, 1570, 1495, 1466, 1420, 1300, 1277, 1262, 1
115, 1097, 1012, 864 (実施例114B)実施例114Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号775
) 実施例114Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0412】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2965, 2936
,2861, 2519, 2333, 2247, 1682, 1600, 1573, 1495,
1466, 1421, 1300, 1277, 1262, 1126, 1016 (実施例115A)N−〔2−t−ブチル−5−〔3−(モルホリノ)プロ
ピル〕フェニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号776) 参考例43で得られた化合物を用い、実施例9(i)と
同様の方法によってメシル化試薬と反応させた後、実施
例1と同様の方法によって2−エチルイミダゾールの代
わりにモルホリンとの反応を行い目的化合物を泡状物質
として得た。
【0413】NMRスペクトル(CDCl3,270MHz)δppm:0.
78-0.88(3H,m), 1.11-1.37(6H,m),1.29(9H,s), 1.64-1.
81(4H,m), 2.34(2H,t,J=7.5Hz), 2.42(4H,t,J=4.6Hz),
2.53(2H,t,J=7.8Hz), 2.67(2H,d,J=7.5Hz), 3.43-3.54
(1H,m), 3.71(4H,t,J=4.6Hz), 3.75(3H,s), 3.84(3H,
s), 3.90(3H,s), 6.65(1H,d,J=8.7Hz), 6.88-6.93(2H,
m), 7.10(2H,br.s), 7.22(1H,d,J=8.2Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2960, 2934, 2872, 1675,
1600, 1567, 1495, 1466, 1420, 1276, 1116, 1016 (実施例115B)実施例115Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号777
) 実施例115Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0414】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2963, 2874,
2349, 1676, 1600, 1495, 1466, 1420, 1276, 1125, 1
016 (実施例116A)N−〔2−t−ブチル−5−〔3−(モルホリノ)プロ
ピル〕フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号130) 参考例8の化合物を用い実施例9(i)と同様の方法に
よってメシル化後、実施例1と同様の方法によって、2
−エチルイミダゾールの代わりにモルホリンとの反応を
行い目的化合物を油状物質として得た。
【0415】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
84-0.89(3H,m), 1.10-1.41(6H,m),1.26(9H,s), 1.67-1.
80(4H,m), 2.33-2.37(2H,d,J=7.6Hz), 2.43(4H,br.s),
2.55(2H,d,J=7.8Hz), 2.70-2.79(2H,m), 3.30-3.37(1H,
m), 3.71(4H,t,J=4.7Hz), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s), 6.
68-6.79(3H,m), 6.93(1H,d,J=8.1Hz), 6.98(1H,br.s),
7.18(1H,s), 7.22(1H,d,J=8.1Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2959,2933, 2873, 2863,
2817, 1679, 1479, 1458, 1420, 1364, 1116, 1065 (実施例116B)実施例116Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号131
) 実施例116Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0416】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2933,
2874, 2338, 1679, 1601, 1569, 1511, 1479, 1458, 1
421, 1367, 1126, 1093, 1064 (実施例117A)N−〔2−t−ブチル−5−(モルホリノメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4,5−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号778 ) 参考例32で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い実施例1と同様の方法に
よって目的物を無色泡状物質として得た。
【0417】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
84(3H,t,J=5.6Hz), 1.27(9H,s), 1.15-1.35(6H,m), 1.6
6-1.76(2H,m), 2.38-2.48(4H,m), 2.63-2.77(2H,m), 3.
41(2H,s), 3.47-3.55(1H,m), 3.69(4H,t,J=4.6Hz), 3.7
9(3H,s), 3.83(3H,s), 3.86(3H,s), 6.50(1H,s), 6.75
(1H,s), 7.07(1H,s), 7.09(1H,s), 7.25(1H,s), 7.29(1
H,s) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2935, 2861, 1676,
1612, 1570, 1510, 1466, 1265, 1180, 1115, 863, 82
7 (実施例117B)実施例117Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号779
) 実施例117Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0418】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2936,
2860, 2335, 1682, 1510, 1466, 1263, 1128, 1084, 1
035, 964, 867 (実施例118)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−3−(2,4,5−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号580 ) 実施例117Aと同様の方法によって、2−エチルイミ
ダゾールの代わりにピラゾールを用い目的化合物を無色
泡状物質として得た。
【0419】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
84(3H,t,J=5.9Hz), 1.25(9H,s), 1.18-1.30(6H,m), 1.6
6-1.70(2H,m), 2.62-2.75(2H,m), 3.46-3.53(1H,m), 3.
76(3H,s), 3.82(3H,s), 3.85(3H,s), 5.22(2H,s), 6.26
(1H,t,J=2.1Hz), 6.49(1H,s), 6.73(1H,s), 6.91(1H,d,
J=8.1Hz), 7.09(1H,s), 7.24(1H,s), 7.25-7.32(1H,m),
7.40(1H,d,J=2.0Hz), 7.52(1H,d,J=2.0Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:3471, 2960, 2935, 2859,
1678, 1612, 1574, 1510, 1466, 1182, 1036 (実施例119)N−〔2−t−ブチル(1−ピラゾリルブチル)フェニ
ル−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号154 ) 参考例36で得られた化合物を用い、実施例1と同様の
方法によって、2−エチルイミダゾールの代わりにピラ
ゾールを用い目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0420】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
81-0.88(3H,m), 1.25(9H,s), 1.17-1.37(6H,m), 1.54-
1.61(2H,m), 1.67-1.79(2H,m), 1.84-1.92(2H,m), 2.53
(2H,t,J=8Hz), 2.68-2.79(2H,m), 3.30-3.37(1H,m), 4.
12(2H,t,J=8Hz), 5.89(1H,s),5.94(1H,s), 6.22(1H,t,J
=2Hz), 6.67-6.78(3H,m), 6.88(1H,d,J=8Hz), 6.97(1H,
s), 7.12(1H,s), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.36(1H,d,J=2H
z), 7.49(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2959, 2933, 2862, 1679,
1599, 1567, 1514, 1458, 1063, 940 (実施例120)N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピラゾリル)メチ
ル)フェニル〕−3−(2,3−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号507 ) 参考例33で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにピラゾールを用い、実施例1と同様の方法
によって目的化合物を油状物質として得た。
【0421】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
82-0.85(3H,m), 1.23-1.30(6H,m),1.27(9H,s), 1.63-1.
78(2H,m), 2.67(2H,d,J=7.5Hz), 3.57-3.65(1H,m), 3.8
2(3H,s), 3.83(3H,s), 5.22(2H,s), 6.26(1H,t,J=2.1H
z), 6.77(1H,dd,J=8.1,1.2Hz), 6.83(1H,d,J=7.5Hz),
6.90(1H,d,J=8.0Hz), 7.03(1H,t,J=8.0Hz), 7.11(1H,
s), 7.22(1H,s), 7.28(1H,d,J=8.2Hz), 7.38(1H,d,J=2.
2Hz), 7.52(1H,d,J=1.9Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2934, 1679, 1584,
1515, 1479, 1424, 1274, 1167, 1090, 1006 (実施例121A)N−〔2−t−ブチル−5−(モルホリノメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号788 ) 参考例33で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い、実施例1と同様の方法
によって目的化合物を油状物質として得た。
【0422】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
83-0.85(3H,m), 1.12-1.32(6H,m),1.28(9H,s), 1.64-1.
81(2H,m), 2.41(4H,br.s), 2.68(2H,d,J=7.4Hz), 3.40
(2H,s), 3.60-3.79(5H,m), 3.84(3H,s), 3.85(3H,s),
6.79(1H,d,J=8.0Hz), 6.85(1H,d,J=7.6Hz), 7.02-7.11
(3H,m), 7.21(1H,s), 7.22-7.30(1H,m) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2934, 2872, 1673,
1511, 1479, 1302, 1266, 1115, 1008, 864 (実施例121B)実施例121Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号789
) 実施例121Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0423】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2966, 2874,
2337, 2247, 1683, 1523, 1479, 1456, 1431, 1305, 1
264, 1126, 1085, 1006 (実施例122A)N−〔2−t−ブチル−5−(モルホリノメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4,6−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号783 ) 参考例34で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い実施例1と同様の方法に
よって、目的化合物を油状物質として得た。
【0424】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
79-0.88(3H,m), 1.10-1.44(6H,m),1.28(9H,s), 1.60-1.
68(1H,m), 1.82-1.90(1H,m), 2.42(4H,brs), 2.70(1H,d
d,J=14.5Hz,6.0Hz), 2.97(1H,dd,J=14.3Hz,9.8Hz), 3.3
9(2H,br.s), 3.66-3.89(5H,m), 3.78(9H,s), 6.11(2H,
s), 7.07-7.11(3H,m), 7.23-7.30(1H,m) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2936, 2862, 1673,
1608, 1592, 1467, 1456, 1419, 1153, 1116 (実施例122B)実施例122Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号784
) 実施例122Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0425】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2963, 2861,
2332, 1679, 1608, 1592, 1518, 1467, 1456, 1424, 1
153, 1125 (実施例123)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリルメチル)
フェニル〕−3−(2,4,6−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号785 ) 参考例34で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにピラゾールを用い実施例1と同様の方法に
よって、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0426】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
83(3H,t,J=6.5Hz), 1.27(9H,s), 1.05-1.32(6H,m), 1.5
9-1.66(2H,m), 1.80-1.90(1H,m), 2.69(1H,dd,J=5.9Hz,
14.5Hz), 2.98(1H,dd,J=10.0Hz,14.3Hz), 3.67-3.85(6
H,m), 3.78(3H,s), 5.20(2H,s), 6.10(2H,s), 6.25(1H,
t,J=2.0Hz), 6.89(1H,d,J=7.0Hz), 7.12(2H,s), 7.28(1
H,s), 7.38(1H,d,J=2.2Hz), 7.52(1H,J=2.2Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:3000, 2961, 2937, 2860,
1676, 1608, 1592, 1514, 1467, 1422, 1153, 1123, 9
51 (実施例124A)N−〔2−t−ブチル−5−(1−モルホリノブチル)
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号176 ) 参考例36で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにモルホリンを用い実施例1と同様の方法に
よって、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0427】NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δppm:0.
80-0.88(3H,m), 1.25(9H,s), 1.19-1.30(6H,m), 1.48-
1.63(4H,m), 1.66-1.80(2H,m), 2.33(2H,t,J=7Hz), 2.3
8-2.48(4H,br.), 2.53(2H,t,J=7.5Hz), 2.68-2.79(2H,
m), 3.30-3.37(1H,m), 3.71(4H,t,J=5Hz), 5.90(1H,s),
5.94(1H,s), 6.68-6.79(3H,m), 6.91(1H,d,J=8Hz), 6.
97(1H,s), 7.16(1H,s), 7.21(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2959, 2934, 2863, 1679,
1458, 1420, 1365, 1116, 1065, 940, 875 (実施例124B)実施例124Aの化合物の塩酸塩 (例示化合物番号177
) 実施例124Aで得られた化合物を用い、実施例2と同
様の方法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0428】IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2962, 2934,
2874, 2338, 1679, 1503, 1458, 1421, 1366, 1125, 1
064, 940 (実施例125)N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピラゾリル)メチ
ル〕フェニル〕−3−(2,3−エチレンジオキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号811 ) 参考例35で得られた化合物及び2−エチルイミダゾー
ルの代わりにピラゾールを用い実施例1と同様の方法に
よって、目的化合物を油状物質として得た。
【0429】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm:0.
83-0.86(3H,m), 1.14-1.35(6H,m),1.25(9H,s), 1.71-1.
77(2H,m), 2.63-2.73(2H,m), 3.56(1H,qunt.,J=7Hz),
4.08-4.24(4H,m), 5.23(2H,s), 6.26(1H,t,J=2Hz), 6.7
0-6.82(3H,m), 6.92(1H,d,J=8Hz), 7.02(1H,s), 7.28-
7.34(2H,m), 7.40(1H,d,J=2Hz), 7.52(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:2961, 2933, 1679, 1474,
1282, 1090, 1051 (実施例126)N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピラゾリル)メチ
ル〕フェニル〕−3−(2−トリクロロメチルフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号763 ) 参考例29fの化合物を用い、実施例9(i)と同様の
方法によってメシル化後、実施例1と同様の方法によっ
てピラゾールとの反応を行い目的化合物を無色結晶とし
て得た。
【0430】mp125−126°(エーテル−ヘキサ
ン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm:0.80-0.84(3H,
m), 1.03-1.30(6H,m),1.32(9H,s), 1.73-1.91(3H,m),
2.54-2.72(2H,m), 3.59-3.70(1H,m), 5.26(2H,s), 6.27
(1H,br.s), 6.93(1H,d,J=8.0Hz), 7.04(1H,br.s), 7.30
-7.40(2H,m), 7.42-7.59(4H,m), 7.65(1H,d,J=7.7Hz) IRスペクトル(CHCl3) cm-1:3465, 2961, 2933, 2873,
2863, 1687, 1608, 1575, 1515, 1478, 1455, 1424, 1
314, 1160, 1125, 1037 (実施例127)N−〔2−t−ブチル−5−(2−ピリミジニル)チオ
メチルフェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号798 ) 参考例37の化合物543mg(1.23mmol)の
ジクロロメタン20ml溶液を塩−氷浴で冷却しメタン
スルホニルクロリド114μl(1.47mmol)及
びトリエチルアミン187μl(1.47mmol)を
順次加えた。5分間撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、
得られた液を2N−HCl、水、飽和食塩水で洗浄し
た。乾燥後、溶媒を留去して得られたメシル化物をN,
N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させ、2−メ
ルカプトピリミジン224mg(2.00mmol)及
びトリエチルアミン190μl(1.50mmol)を
加えて50℃で8時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで
希釈し、得られた液を水、次いで飽和食塩水で洗浄し乾
燥した。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル50
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル
−ヘキサン(3:2)で溶出し目的化合物261mg
(収率40%)を泡状物質として得た。
【0431】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.76-0.90(3H,m), 1.10-1.34(6H,m), 1.26(9H,s), 2.5
5-2.79(2H,m), 3.42-3.57(1H,m), 3.77(6H,s), 4.33(2
H,s),6.39-6.51(2H,m), 6.89-7.43(6H,m), 8.46-8.57(2
H,m) IRスペクトル(film)cm-1: 2957, 2930, 1653, 1613,
1565, 1549, 1507, 1464, 1381, 1208, 1038 (実施例128)N−〔2−t−ブチル−5−(2−ピリミジニル)スル
ホニルメチルフェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号801) 実施例127の化合物260mg(0.48mmol)
及び重曹420mg(5.00mmol)のジクロロメ
タン20ml懸濁液に氷冷下70%m−クロロ過安息香
酸276mg(1.20mmol)を加えた。15分間
撹拌した後、亜硫酸ナトリウム水溶液を加え反応を停止
させ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した。溶媒を留去し
て得られた残渣をシリカゲル25gを用いるカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチルで溶出し目的化合物
129mg(収率47%)を泡状物質として得た。
【0432】NMRスペクトル(270MHz, CD
Cl) δppm: 0.79-0.92(3H,m), 1.12-1.33(6H,m),
1.23(9H,s), 1.60-1.78(2H,m), 2.55-2.72(2H,m), 3.4
0-3.56(1H,m), 3.79(6H,s), 4.70(2H,s), 6.42-6.52(2
H,m), 6.95-7.56(6H,m), 8.88-8.95(2H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 2956, 2930, 1664, 1612,
1566, 1507, 1386, 1324, 1209, 1122, 1O36, 833 (実施例129)N−〔2−t−ブチル−5−(2−ピリミジニル)アミ
ノメチルフェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド(実施例129A)及びその塩酸塩
(実施例129B) (例示化合物番号799 及び800 ) 参考例42の化合物530mg(1.20mmol)及
び2−クロロピリミジン230mg(2.01mmo
l)のエタノール20ml溶液を24時間加熱還流し
た。反応液に飽和重曹水を加えた後酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水、次いで飽和重曹水で洗浄し、乾燥し
た。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル50gを
用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチルで溶
出し目的化合物190mg(収率31%)を泡状物質と
して得た。
【0433】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.79-0.90(3H,m), 1.09-1.38(6H,m), 1.27(9H,s), 1.6
0-1.80(2H,m), 2.57-2.78(2H,m), 3.41-3.56(1H,m), 3.
77(6H,s), 4.54(1H,s), 4.56(1H,s), 5.34-5.47(1H,m),
6.40-6.57(3H,m), 6.92-7.32(5H,m), 8.23-8.32(2H,m) IRスヘ゜クトル(film)cm-1: 2957, 2930, 1659, 1590, 1532, 1
507, 1455, 1410, 1291, 1262, 1208 実施例129Aの化合物189mgのエーテル4ml溶
液を0℃に冷却し、4N塩化水素/ジオキサン溶液90
μlを加え生じた沈殿をロ取し、粉末状物質として塩酸
塩190mgを得た。
【0434】IRスペクトル(KBr) cm-1: 2956, 2931,
1645, 1507, 1419, 1341, 1290, 1261, 1209, 1157, 10
36 (実施例130)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−N′−〔2−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)ヘプチル〕尿素 (例示化合物番号795 ) 参考例26gの化合物806mg(2.88mmo
l)、ジフェニルホスホリルアジド620μl(2.8
8mmol)及びトリエチルアミン365μl(2.8
8mmol)のベンゼン20ml溶液を1時間加熱撹拌
した。室温に戻し参考例25の化合物661mg(2.
88mmol)のベンゼン6ml溶液を加えさらに11
時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、得られた
液を2N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄
し乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル
100gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(3:2〜3:0)で溶出し目的化
合物454mg(収率31%)を泡状物質として得た。
【0435】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.78-0.86(3H,m), 1.10-1.31(6H,m), 1.28(9H,s), 1.5
0-1.61(2H,m), 3.03-3.18(1H,m), 3.19-3.32(1H,m), 3.
45-3.58(1H,m), 3.56(3H,s), 3.78(3H,s), 4.40-4.50(1
H,m), 5.16(2H,s), 5.76(1H,s), 6.26-6.45(3H,m), 6.8
6-6.98(3H,m), 7.30-7.56(3H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 2956, 2931, 1637, 1614,
1561, 1507, 1465, 1421, 1289, 1259, 1209 (実施例131)実施例89Aのp−トルエンスルホン酸塩 (例示化合物
番号731 ) 実施例89Aの化合物111mgのメタノール溶液にp
−トルエンスルホン酸一水和物44mgを加え溶媒を留
去した。残渣を乾燥しアモルファスとしてp−トルエン
スルホン酸塩を得た。
【0436】IRスペクトル(KBr) cm-1: 3248, 3124,
1664, 1621, 1610, 1514, 1479, 1442, 1420, 1364, 12
72, 1223, 1165, 1121, 1033, 1010, 681 (実施例132)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−N′−〔2−(2−ベンジルオキシ−3−
メトキシフェニル)ヘプチル〕尿素 (例示化合物番号71
6 ) 実施例130と同様の方法によって、参考例40の化合
物を用い目的化合物を粘稠性物質として得た。
【0437】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.81(3H,t,J=7Hz),1.10-1.65(8H,m),1.26(9H,s),3,12-
3.26(2H,m),3.49-3.59(1H,m),3.86(3H,s),4.40-4.44(1
H,m),4.82(1H,d,J=11Hz),4.92(1H,d,J=11Hz),5.11(2H,
s),5.74(1H,s),6.23(1H,t,J=2Hz),6.71-6.91(4H,m),7.0
3(1H,t,J=8Hz),7.29-7.39(7H,m),7.51(1H,d,J=2Hz) I
Rスペクトル(film) cm-1: 1642,1553,1476,1422,1395,
1366,1273,1077,984,751 (実施例133)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチル
フェニル〕−N′−〔2−(2−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)ヘプチル〕尿素 (例示化合物番号729 ) 実施例89と同様の方法によって、実施例132の化合
物を用い目的化合物を泡状物質として得た。
【0438】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.80-0.85(3H,m),1.18-1.27(6H,m),1.23(9H,s),1.59-
1.69(2H,m),3.18-3.32(2H,m),3.44-3.56(1H,m),3.70(3
H,s),4.83-4.87(1H,m),5.21(1H,d,J=15Hz),5.26(1H,d,J
=15Hz),5.78(1H,s),6.32(1H,t,J=2Hz),6.63-6.87(4H,
m),7.00(1H,d,J=2Hz),7.26-7.31(1H,m),7.29(1H,d,J=8H
z),7.49(1H,d,J=2Hz),7.59(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm-1: 1640,1561,1478,1441,142
2,1271,1228,1055,828,754 (実施例134) N−[2−t−ブチル−5−(1−
ピラゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−ジメト
キシ−5−ニトロフェニル)オクタンアミド(例示化合
物番号858 ) 参考例45で得られた化合物を用いて実施例9(i)と
同様の方法によってメシル化後、実施例1と同様の方法
によって、2−エチルイミダゾールの代わりにピラゾー
ルを反応させ、目的化合物を油状物質として得た。
【0439】IRスペクトル(CHCl3 )cm-1:34
70,2963,2933,2873,2861,1687,1526,1481,1342,1292,11
02,1023,999,886. (実施例135) N−[2−t−ブチル−5−(1−
ピラゾリル)メチルフェニル]−3−(2,3−ジメト
キシ−5−メチルアミノフェニル)オクタンアミド(例
示化合物番号837 ) 実施例134で得られた化合物148mg(0.276
mmol)のエタノール5ml溶液に5%−パラジウム
−炭素50mgを加え、水気雰囲気下室温にて1.5時
間攪拌し、さらに50℃にて7時間攪拌して接触水添を
行なった。触媒を濾去し、溶媒を減圧留去した後、再び
エタノール5mlに溶解させ、5%−パラジウム−炭素
50mgを加え、水素雰囲気下50℃で6.5時間接触
水添を行なった。触媒を濾去後、4N−塩化水素−酢酸
エチル溶液0.4mlを加えてから溶媒を減圧留去し
た。エタノール4mlと37%ホルマリン水溶液1ml
と5%−パラジウム−炭素70mgを加えて、再び水素
雰囲気下50℃で7時間接触水添を行なった。触媒を濾
去し、エタノールを留去後、飽和重曹水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去して得られた残渣をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=1
/2)にて精製し、目的物を油状物質として得た。
【0440】NMRスペクトル(270MHz,CDC
3 )δppm:0.82-0.86(3H,m),1.27(9H,s),1.18-1.
29(6H,m),1.66-1.80(2H,m),2.66-2.71(2H,m),2.86(3H,
s),3.28-3.35(2H,m),3.47-3.53(1H,m),3.75(3H,s),3.80
(3H,s),5.22(2H,s),6.12(1H,d,J=2.7Hz),6.17(1H,d,J=
2.7Hz),6.25(1H,t,J=2.0Hz),6.90(1H,d,J=8.5Hz),7.23
(1H,s),7.30(1H,s),7.38(1H,d,J=2.0Hz),7.52(1H,d,J=
2.0Hz). IRスペクトル(CHCl3 )cm-1:3393,2968,293
4,2873,1677,1606,1577,1501,1466,1425,1089,1012. (参考例1) N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシメチル)フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 参考例13の化合物22.64g(85.7mmol)
の塩化メチレン210ml溶液に、氷冷下触媒量のN,
N−ジメチルホルムアミドを加えた後、さらにオキサリ
ルクロリド11.2ml(128mmol)を5分間で
滴下した。反応温度を室温に戻しさらに1時間攪拌し、
過剰の試薬及び溶媒を留去し酸塩化物を得た。一方、参
考例20の化合物22.9g(78.0mmol)及び
ピリジン31.5ml(390mmol)の塩化メチレ
ン200ml溶液に、氷冷下先に得た酸塩化物の塩化メ
チレン150ml溶液を20分間で滴下した。反応混合
物をさらに室温で16時間攪拌し、溶媒を留去した。残
渣に酢酸エチルを加え、希塩酸、飽和重曹水、及び飽和
食塩水で順次洗浄した。乾燥後溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸
エチル−ヘキサン(1:10)で溶出して目的化合物3
8.74g(収率92%)を油状物質として得た。
【0441】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.08(6H,s), 0.84〜0.86(3H,m),0.93(9H,s), 1.13〜
1.32(6H,m), 1.26(9H,s), 1.63〜1.84(2H,m), 2.70〜2.
79(2H,m), 3.26〜3.41(1H,m), 4.65(2H,s), 5.89(1H,
s), 5.93(1H,s), 6.66〜6.82(3H,m), 6.98(1H,br.s),
7.10 〜7.18(1H,m), 7.28〜7.31(2H,m) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:1679, 1473, 1458, 125
7, 1104, 1064, 939,839 (参考例2) N−[2−t−ブチル−5−(ヒドロキ
シメチル)フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキ
シフェニル)オクタンアミド 参考例1で得られた化合物38.74g(72mmo
l)のテトラヒドロフラン200ml溶液に、1Mテト
ラブチルアンモニウム フルオリド テトラヒドロフラ
ン溶液216ml(216mmol)と酢酸12.3m
l(216mmol)の混合溶液を加え、室温で18時
間攪拌した。溶媒を留去し残渣を酢酸エチルに溶解し、
水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、
溶媒を留去しヘキサン−エーテルで結晶化して目的化合
物29.11g(収率95%)を結晶として得た。
【0442】mp 135−136 ℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン) NMR(400MHz, CDCl3)δppm :0.84〜0.89(3H,m), 1.
12〜1.34(6H,m), 1.27(9H,s), 1.57〜1.80(3H,m), 2.69
〜2.79(2H,m), 3.30〜3.37(1H,m), 4.60(2H,s), 5.91(1
H,s), 5.94(1H,s), 6.69〜6.80(3H,m), 7.00(1H,br.s),
7.12(1H,d,J=8Hz), 7.31 〜7.33(2H,m) IRスペトクル(KBr)cm-1:3396, 3259, 2960, 1664,
1523, 1456, 1250,1024, 729 (参考例3) N−[2−t−ブチル−5−ブロモメチ
ルフェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)オクタンアミド 参考例2で得られた化合物15.00g(35.2mm
ol)及び四臭化炭素14.03g(42.3mmo
l)の塩化メチレン400ml溶液に、氷冷下トリフェ
ニルホスフィン11.09g(42.3mmol)を加
え、室温でさらに30分間攪拌した。反応液を塩化メチ
レンで希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥
した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:6〜1:5)で溶出し17.19g(定量的収
率)の目的化合物を結晶として得た。mp119〜12
0℃(ヘキサン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :0.84〜0.90
(3H,m), 1.20〜1.32(6H,m), 1.26(9H,s), 1.63〜1.82(2
H,m), 2.73(2H,d,J=7.5Hz), 3.31〜3.37(1H,m), 4.40(2
H,s), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s), 6.69〜6.79(3H,m), 6.
99(1H,br.s), 7.12 〜7.15(1H,m), 7.29〜7.31(1H,m),
7.41(1H,br.s) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:3464, 1680, 1479, 145
8, 1257, 1053, 939,877, 831 (参考例4) N−(2−i−プロピル−6−クロロメ
チルフェニル)−3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)オクタンアミド 参考例13で得られた化合物18.83g(71.24
mmol)を用い、参考例1と同様の方法によって酸塩
化物を得た。この酸塩化物の塩化メチレン500ml溶
液に2−i−プロピル−6−(クロロメチル)アニリン
塩酸塩(参考例21で得られた化合物)13.07g
(59.37mmol)を加え、−78℃に冷却し、ジ
イソプロピルエチルアミン23.02g(78.1mm
ol)を15分間で滴下した。その後1時間で反応温度
を徐々に室温まで上昇させ、室温でさらに1時間攪拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し、10%塩酸、飽和重
曹水、飽和食塩水で洗浄した後乾燥し溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに
付しヘキサン−酢酸エチル(5:1)で溶出し目的化合
物21.39g(収率84%)を油状物質として得た。
【0443】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.84〜0.87(3H,m), 1.06(3H,d,J=7.5Hz), 1.08(3H,
d,J=7.5Hz), 1.21〜1.32(6H,m), 1.65〜1.82(2H,m), 2.
65〜2.92(3H,m), 3.28〜3.37(1H,m), 3.93〜4.07(1H,
m), 4.28(1H,br.d,J=11Hz), 5.96(1H,d,J=1.5Hz), 5.99
(1H,d,J=1.5Hz), 6.72〜6.79(3H,m), 6.91(1H,s), 7.15
〜7.28(3H,m) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:3414, 1677, 1488, 145
8, 1258, 1064, 940 (参考例5) N−(2−t−ブチル−5−ホルミルフ
ェニル)−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)
オクタンアミド 参考例2で得られた化合物6.00g(14.1mmo
l)のクロロホルム100ml溶液に二酸化マンガン6
0gを加え、さらに室温で30分間攪拌した。反応液を
セライトを用いロ過し、二酸化マンガンを塩化メチレン
で数回洗浄した。ロ液と洗液を合わせ、溶媒を留去し、
シリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢
酸エチル−ヘキサン(1:5〜1:2)で溶出し5.2
1g(収率87%)の目的化合物を泡状物質として得
た。
【0444】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.85〜0.91(3H,m), 1.07〜1.33(6H,m), 1.30(9H,s),
1.65〜1.86(2H,m), 2.77(2H,d,J=7.5Hz), 3.32〜3.41
(1H,m), 5.92(1H,s), 5.95(1H,s), 6.69〜6.83(3H,m),
7.05(1H,br.s), 7.48 〜7.51(1H,m), 7.63〜7.65(1H,
m), 7.88(1H,s), 9.90(1H,s) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:3474, 1699, 1608, 157
1, 1478, 1458, 1258,1063, 939, 830 (参考例6) N−[2−t−ブチル−5−[(E)−
2−エトキシカルボニルエテニル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 55%油性水素化ナトリウム244mg(5.60mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド12ml懸濁液
に、氷冷下2−ジエトキシホスホリル酢酸エチルエステ
ル1.11ml(5.60mmol)を5分間で滴下
し、室温に戻して30分間攪拌した。再び氷冷し参考例
5で得られた化合物1.58g(3.73mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド6ml溶液を5分間で滴
下し、さらに室温で6時間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、水で数回、飽和食塩水で1回洗浄し、乾燥
し溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:3
〜1:2)で溶出し1.02g(収率58%)の目的化
合物を油状物質として得た。
【0445】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.85(3H,m), 1.14〜1.28(6H,m), 1.28(9H,s),
1.33(3H,t,J=7.5Hz), 1.68〜1.80(2H,m), 2.75(2H,d,J
=7.5Hz), 3.31〜3.37(1H,m), 4.25(2H,q,J=7.5Hz), 5.8
9(1H,s), 5.94(1H,s), 6.35(1H,d,J=16Hz), 6.75 〜6.8
3(3H,m), 6.99(1H,br.s), 7.22(1H,br.s), 7.32〜7.35
(1H,m), 7.51(1H,br.s), 7.56(1H,d,J=16Hz) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:3470, 1702, 1670, 147
9, 1458, 1419, 1369,1275, 1183, 1063, 983 (参考例7) N−[2−t−ブチル−5−[(1E)
−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]フェニル]−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 参考例6で得られた化合物1.00g(2.03mmo
l)の塩化メチレン25ml溶液に、−78℃で、三フ
ッ化ホウ素エーテル錯体250μl(2.03mmo
l)を加え30分間攪拌した。次いで同温度で1.0M
水素化ジイソブチルアルミニウム ヘキサン溶液8.1
4mlを5分間で滴下しさらに1時間30分攪拌した。
同温度で5M酢酸塩化メチレン溶液10.4mlを3分
間で滴下し、反応を停止させ、室温に戻した後、さらに
10%酒石酸水溶液80mlを加え20分間攪拌した。
反応液に塩化メチレンを加え、分配して得られる有機層
を、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥した。溶媒
を留去して得られる残渣をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:
1)で溶出し目的化合物407mg(収率44%)を結
晶として得た。
【0446】mp75−77°(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm :0.80〜0.90
(3H,m), 1.15〜1.34(6H,m), 1.27(9H,s), 1.64〜1.80(3
H,m), 2.72〜2.80(2H,m), 3.30〜3.38(1H,m),4.28(2H,
d,J=5.5Hz), 5.90(1H,s), 5.92(1H,s), 6.28(1H,dt J=1
6Hz,5.5Hz), 6.50(1H,d,J=16Hz), 6.69 〜6.80(3H,m),
6.98(1H,br.s), 7.12(1H,d,J=8.5Hz), 7.25 〜7.35(1H,
m), 7.37(1H,br.s) IRスペクトル(KBr)cm-1:3400, 1679, 1478, 1458,
1418, 1258, 1064, 970 (参考例8) N−[2−t−ブチル−5−(3−ヒド
ロキシプロピル)フェニル]−3−(2,3−メチレン
ジオキシ)フェニルオクタンアミドN−[2−t−ブチル−5−(2−エトキシカルボ
ニルエチル))フェニル]−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)オクタンアミド 参考例6の方法に従い参考例5で得られた化合物2.4
8g(5.86mmol)を用い、粗製N−[2−t−
ブチル−5−[(E)−2−エトキシカルボニルエテニ
ル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)オクタンアミドを得た。この化合物のエタノール
45ml溶液に10%Pd−C318mgを加え、3時
間水素気流下激しく攪拌した。反応液をセライトを用い
てロ過し、触媒をエタノールで洗浄した。ロ液と洗液を
合わせ、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:5〜1:2)で溶出し2.90g(定量的収率)
のエステル誘導体を油状物質として得た。
【0447】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.84〜0.90(3H,m), 1.19〜1.30(9H,m), 1.25(9H,s),
1.28〜1.30(2H,m), 2.57(2H,t,J=7.5Hz), 2.68〜2.78
(2H,m), 2.85(2H,t,J=7.5Hz), 3.29〜3.37(1H,m), 4.13
(2H,q,J=7.5Hz), 5.90(1H,s),5.94(1H,s), 6.69〜6.80
(3H,m), 6.94(1H,br.s), 6.96(1H,m), 7.17(1H,s), 7.2
0(1H,d,J=8.5Hz) IRスペクトル(liquid film)cm-1:3350, 1728, 167
9, 1478, 1458, 1283,1060, 950, 830 ii iで得られた化合物を用い参考例7と同様の方法に
よって65%の収率で目的化合物を泡状物質として得
た。
【0448】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.84〜0.86(3H,m), 1.10〜1.37(7H,m), 1.26(9H,s),
1.68〜1.80(2H,m), 1.82〜1.88(2H,m), 2.62(2H,t,J=
7.5Hz), 2.69〜2.79(2H,m), 3.30〜3.38(1H,m), 3.62〜
3.66(2H,m), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s), 6.69〜6.80(3H,
m), 6.94〜7.00(2H,m), 7.22〜7.26(1H,m), 7.23(1H,d,
J=7Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679, 1479, 145
8, 1295, 1061, 939, 829 (参考例9) N−[2−t−ブチル−5−(2−ヒド
ロキシエトキシメチル)フェニル]−3−(2,3−メ
チレンジオキシ)フェニルオクタンアミド 55%油性水素化ナトリウム667mg(15.3mm
ol)にN,N−ジメチルホルムアミド18mlを加
え、氷冷しエチレングリコール5.69ml(102m
mol)を5分間で滴下した。室温で30分間攪拌した
後、再度氷冷し参考例3で得られた化合物5.00g
(10.2mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド
10ml溶液を5分間で滴下し、さらに室温で2時間攪
拌した。反応液に水を加え反応を停止させ、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を水で数回、飽和食塩水で1回洗浄
し乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:1)で溶出し、目的化合物2.60g(収率54
%)を油状物質として得た。
【0449】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.10〜1.36(6H,m), 1.26(9H,s),
1.68〜1.90(3H,m), 2.69〜2.80(2H,m), 3.30〜3.37(1
H,m),3.58(2H,t,J=5Hz), 3.74(2H,t,J=5Hz), 4.48(2H,
s), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s),6.69〜6.80(3H,m), 7.02
(1H,br.s), 7.08(1H,m), 7.30 〜7.38(2H,m) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:3593, 3467, 1679, 147
8, 1458, 1257, 1110,939, 831 (参考例10) N−[2−t−ブチル−5−(3−ヒ
ドロキシプロポキシメチル)フェニル]−3−(2,3
−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 参考例9と同様の方法によって、1,3−プロパンジオ
ールを用い、目的化合物を油状物質として得た。
【0450】NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm
:0.83〜0.86(3H,m), 1.22〜1.30(6H,m), 1.26(9H,s),
1.66〜1.95(5H,m), 2.69〜2.80(2H,m), 3.30〜3.38(1
H,m),3.61(2H,t,J=6Hz), 3.78(2H,t,J=6Hz), 4.44(2H,
s), 5.91(1H,s), 5.94(1H,s),6.69〜6.80(3H,m), 7.01
(1H,br.s), 7.06 〜7.08(1H,m), 7.29〜7.33(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3450, 1679, 1479, 145
8, 1295, 1061, 939,829 (参考例11) 3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)−2−エトキシカルボニル−2−プロペン酸 エ
チル エステル 2,3−メチレンジオキシベンズアルデヒド3.40g
(22.7mmol)、マロン酸ジエチルエステル4.
0ml(26.6mmol)、安息香酸72mg(0.
6mmol)、及びピペリジン0.09ml(0.9m
mol)のベンゼン7ml溶液をデイーン−スターク
トラップをつけ4時間半加熱還流した。冷後エーテルで
反応液を希釈し、飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗
浄した。乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲル250
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−
アセトン(5:1)で溶出し少量の不純物を含む目的化
合物の画分6.42gを得た。これをヘキサン−エーテ
ルで再結晶すると5.70g(収率86%)の目的化合
物が結晶として得られた。
【0451】mp53−54℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :1.30(3H,t,
J=7Hz), 1.33(3H,t,J=7Hz), 4.30(2H,q,J=7Hz), 4.32(2
H,q,J=7Hz), 6.01(2H,s), 6.75〜7.95(3H,m),7.90(1H,
s) IRスペトクル(KBr)cm-1:1727, 1692, 1458, 1379,
1279, 1266, 1254, 1234, 1083, 930 (参考例12) 2−[1−(2,3−メチレンジオキ
シフェニル)ヘキシル]マロン酸 ジエチル エステル 2.9Mペンチルマグネシウムブロミド エーテル溶液
10mlを氷冷し、参考例11で得られる化合物5.7
0g(19.5mmol)のエーテル3ml溶液を10
分間で加えた。同温度で20分間攪拌した後、反応液を
10%塩酸−氷の中に注ぎ、エーテルで抽出した。抽出
液を数回水洗し乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲル250gを用いるカラムクロマトグラフィーに
付し酢酸エチル−ヘキサン(1:5)で溶出し目的化合
物5.35g(収率76%)を結晶として得た。
【0452】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.75〜0.9(3H,m), 0.98(3H,t,J=7Hz), 1.05 〜1.4(6
H,m), 1.28(3H,t,J=7.5Hz), 1.5〜1.8(2H,m), 3.35 〜
3.5(1H,m), 3.8〜4.0(3H,m), 4.23(2H,q,J=7.5Hz), 5.9
0(1H,s), 5.95(1H,s), 6.6〜6.8(3H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:2958, 2933, 1755, 1732,
1457, 1369, 1302, 1251, 1177, 1148, 1056, 1034, 93
2, 730 (参考例13) 3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)オクタン酸 (i)2−[1−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)ヘキシル]マロン酸 参考例12で得られた化合物5.35g(14.7mm
ol)のエタノール50ml溶液に、水酸化ナトリウム
2.95g(73.8mmol)の水5ml溶液を加え
60℃で30分間攪拌した。冷後反応液に水を加えエー
テルで洗浄した。水層を濃塩酸で酸性にし酢酸エチルで
抽出し、抽出液を乾燥した。溶媒を留去し残渣を酢酸エ
チル−ヘキサンで再結晶し4.13g(収率91%)の
ジカルボン酸を結晶として得た。 mp147 −148 ℃ (ii)iで得られた化合物4.13g(13.4mmo
l)にキシレン80mlを加え3時間加熱還流した。溶
媒を留去し残渣をシリカゲル150gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し塩化メチレン−メタノール(2
0:1)で溶出して2.54gの目的化合物を結晶とし
て得、さらに不純物を含む画分1.04gを得た。後者
をシリカゲル50gを用いてカラムクロマトグラフィー
を行い、同一溶媒系で溶出し、さらに0.59gの目的
化合物を得た。合計収量3.13g(収率88%) m
p52〜52.5℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :0.83(3H,t,
J=7.0Hz), 1.1 〜1.32(6H,m), 1.55〜1.75(2H,m), 2.6
〜2.8(2H,m), 3.1〜3.25(1H,m), 5.91(2H,s),6.6 〜6.8
(3H,m) IRスペトクル(KBr)cm-1:2957, 2930, 1739, 1709,
1458, 1290, 1252, 1058, 940, 775, 730 (参考例14)2,3−メチレンジオキシベンズアルデ
ヒドのかわりに置換ベンズアルデヒドを用い参考例11
と同様の方法によって対応するプロペン酸誘導体を得
た。それらを用いさらに、参考例12及び13と同様の
方法によって目的とするカルボン酸14a〜dを得た。
【0453】n−ペンチルマグネシウム ブロミドのか
わりにn−ヘプチルマグネシウムブロミド又はn−プロ
ピルマグネシウム ブロミドを用い、参考例12と同様
の方法によってマロン酸誘導体を得た。それらを用い参
考例13と同様の方法によってカルボン酸14e〜fを
得た。
【0454】
【化31】
【0455】
【表5】 ──────────────────────────────── 参考例 R1 R2 n mp℃ IR(KBr) (再結晶溶媒) ──────────────────────────────── 14a 4-Cl H 4 75〜76 2924,2858,1698,1495, (AcOEt-Hex) 1319,1267,1095,1015, 932,826 14b 3-Cl H 4 油状物質 2957,2930,2858,1700, 1597,1574,1468,1433, 1414,1298,1225,1200, 1082* 14c 2-Cl H 4 油状物質 1711,1476,1441,1414, 1300,1225,1103,1052, 1038,942,754,731* 14d 2-OMe H 4 油状物質 1707,1601,1588,1493, 1464,1439,1291,1242, 1032,934,753* 14e 2,3-OCH2O- 6 油状物質 3062,1710,1458,1292, 1251,1066,943,774, 729* 14f 2,3-OCH2O- 2 58〜60 3063,1710,1458,1302, 1252,1053,929,773,727 ──────────────────────────────── * liquid film で測定した。 (参考例15) 3−フェニルオクタン酸 (i)3−フェニルオクタン酸エチルエステル 1Mペンチルマグネシウム ブロミド テトラヒドロフ
ラン溶液40mlを氷冷し、ヨウ化第一銅3.80g
(20mmol)を加え5分間同温度で攪拌した。次い
でケイ皮酸 エチル エステル1.76g(10mmo
l)及びトリメチルシリル クロリド3.2ml(25
mmol)のテトラヒドロフラン6ml溶液を同温度で
5分間で加え、さらに10分間攪拌した。反応液を飽和
塩化アンモニウム水溶液に注ぎよく攪拌した後、混合物
をセライトを用いロ過し不溶物を除去した。ロ液を酢酸
エチルで2回抽出し、抽出液を水洗、乾燥し溶媒を留去
した。残渣をシリカゲル120gを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(20:1)
で溶出しエステル誘導体2.04g(収率82%)を油
状物質として得た。
【0456】IRスペトクル(liquid film)cm-1:173
6, 1603, 1495, 1454, 1419, 1373,1335, 1298, 1257,
1161, 1113, 1036 (ii)iで得られた化合物2.03g(8.19mmo
l)のエタノール20ml溶液に水酸化ナトリウム97
9mg(24.5mmol)の水5ml溶液を加え室温
で終夜攪拌した。反応液を希塩酸で酸性にしエーテルで
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、乾燥した後、溶
媒を留去し1.80g(定量的収率)の目的化合物を油
状物質として得た。
【0457】IRスペトクル(neat)cm -1:1709, 160
3, 1495, 1454, 1412, 1294, 1284,1223, 1169, 1113,
1076 (参考例16) (+)−3−(3,4−メチレンジオ
キシフェニル)オクタン酸 (i)(−)−2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)ヘプチルアルコール 特開平5−310678に記載される(−)−2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)ヘプタン酸
([α]D 25−49.7°(C=1.05エタノー
ル))2.02g(8.05mmol)のテトラヒドロ
フラン10ml溶液にボラン−メチルスルフィド錯体
0.97ml(9.7mmol)を6分間で滴下し、さ
らに70分間攪拌した。メタノール1mlを徐々に加え
反応を停止させ、20分間さらに攪拌した。反応液を濃
縮し、残渣をエーテルに溶解させ、水、飽和食塩水で順
次洗浄した。乾燥後溶媒を留去しアルコール誘導体1.
89g(収率99%)を油状物質として得た。
【0458】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz), 1.15〜1.70(9H,m), 2.64〜2.75
(1H,m), 3.64(1H,dd,J=8Hz,J=11Hz), 3.71(1H,dd,J=6H
z,11Hz), 5.94(2H,s), 6.66(1H,dd,J=2Hz,8Hz), 6.70(1
H,d,J=2Hz), 6.76(1H,d,J=8Hz)IRスペトクル(liquid
film):3360, 1487, 1441, 1379, 1246, 1188, 1042,
938, 859, 810 [α]D 21= −19.1°(C=1.05 CHCl3) (ii)(+)−2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)ヘプチルブロミド iで得られた化合物1.89g(8.00mmol)、
トリフェニルホスフィン3.15g(12.0mmo
l)の塩化メチレン20ml溶液を氷冷し、四臭化炭素
3.81g(11.5mmol)を少量ずつ加えた。2
分後に冷浴を取り除き室温で13時間、加熱還流下80
分間攪拌した。反応液を室温に戻し、そのままシリカゲ
ル25gにチャージし酢酸エチル−ヘキサン(1:1)
で溶出し目的化合物を含む画分を得た。それを濃縮し、
残渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマトグラ
フィーに付し塩化メチレン−ヘキサン(1:2)で溶出
して油状物質として2.27gの臭化物(収率94%)
を得た。
【0459】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=7Hz), 0.84(3H,t,J=7Hz), 1.13〜1.30
(6H,m), 1.47〜1.60(1H,m), 1.80〜1.91(1H,m), 2.79〜
2.90(1H,m), 3.49(1H,dd,J=7Hz,J=10Hz), 3.50(1H,dd,J
=7Hz,10Hz), 5.95(2H,s), 6.63(1H,dd,J=2Hz,8Hz), 6.6
6(1H,d,J=2Hz), 6.76(1H,d,J=8Hz) IRスペトクル(liquid film)cm-1:1505, 1489, 144
3, 1241, 1042, 938,859, 810 [α]D 25 =2.8 °(C=1.66 CHCl3) (iii )削片状マグネシウム199mg(8.19mm
ol)にエーテル2ml及び触媒量のヨウ素を加え、ii
で得られた臭化物2.11g(7.05mmol)のテ
トラヒドロフラン5ml溶液の約1/10量を加え攪拌
下加熱して反応を開始させた。残った臭化物を含む溶液
を7分間で滴下し、さらに90分間加熱還流した。反応
液をドライアイス−アセトン浴で冷却し、乾燥した炭酸
ガスを反応液中に導入し同温度で80分間、室温で15
分間攪拌した。反応液に2N塩酸5mlを滴下して酸性
とし酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和塩化ア
ンモニウム水溶液で順次洗浄し乾燥した後、溶媒を留去
した。
【0460】得られた残渣をエチルエーテルに溶解し1
N−水酸化ナトリウム水溶液で2回抽出した。水層を合
わせ2N塩酸で酸性にしエチルエーテルで抽出した。有
機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し乾燥後濃縮
した。残渣をシリカゲル(25g)を用いるカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン
(1:1)で溶出し、目的化合物1.19g(64%)
を結晶として得た。
【0461】mp77−78℃(ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :0.83(3H,t,
J=7Hz), 1.17〜1.30(6H,m), 1.45〜1.69(2H,m), 2.54(1
H,dd,J=8Hz,15Hz), 2.58(1H,dd,J=7Hz,15Hz),2.92〜3.0
5(1H,m), 5.93(2H,s), 6.63(1H,dd,J=2Hz,8Hz), 6.66(1
H,d,J=2Hz), 6.72(1H,d,J=8Hz) IRスペトクル(KBr)cm-1:1702, 1505, 1491, 1443,
1306, 1244, 1104, 1036, 936, 808 [α]D 25 = 17.0 °(C=1.08 CHCl3) (参考例17) (−)−3−(3,4−メチレンジオ
キシフェニル)オクタン酸 参考例16と同様にして(+)−2−(3,4−メチレ
ンジオキシフェニル)ヘプタン酸([α]D 2547.0
°(C=1.23、エタノール))を用いて目的化合物
を結晶として得た。
【0462】mp77〜78℃(ヘキサン) [α]D 26−17.2°(C=1.07 CHCl3) (参考例18) 2−t−ブチル−5−(1−イミダゾ
リル)メチル−1−ニトロベンゼン (i)2−t−ブチル−5−ヒドロキシメチル−1−ニ
トロベンゼン 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸6.0g(26.
9mmol)及びトリエチルアミン3.12g(30.
9mmol)のテトラヒドロフラン60ml溶液に、氷
冷下、クロルギ酸エチル3.12g(28.8mmo
l)のテトラヒドロフラン10ml溶液を10分間で滴
下した。同温度で45分間攪拌した後、反応液をセライ
トでロ過し、さらに沈殿をテトラヒドロフランで洗浄し
た。ロ液と洗液を合わせた溶液を、氷冷下、水素化ホウ
素ナトリウム3.76g(99.5mmol)のテトラ
ヒドロフラン40mlと水40mlの混合液に25分間
で滴下し、さらに2時間同温度で攪拌した。反応液を濃
縮し、テトラヒドロフランをできるだけ留去した。残渣
をエーテル−水に分配し、水層よりエーテル抽出を行っ
た。有機層を合わせ、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル100gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサ
ン(20:80〜30:70)で溶出し5.24g(9
3%)の目的化合物を油状物質として得た。
【0463】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:1.40(9H,s), 4.69(2H,d,J=5Hz),7.33(1H,s), 7.41(1
H,d,J=9.5Hz), 7.53(1H,d,J=9.5Hz) (ii)2−t−ブチル−5−(メタンスルホニルオキシ
メチル)−1−ニトロベンゼン iで得られた化合物を
用い、実施例9−iと同様な方法によりメタンスルホニ
ル誘導体とした。
【0464】(iii )2−t−ブチル−5−(ヨードメ
チル)−1−ニトロベンゼン iiで得られた化合物2.00g(6.96mmol)の
アセトン40ml溶液にヨウ化ナトリウム1.65g
(11mmol)を室温下加え、さらに50℃で20分
間攪拌した。反応混合物をロ過し、酢酸エチルで結晶を
洗浄した。ロ液を濃縮し、残渣を再び酢酸エチルに溶か
して水、チオ硫酸ナトリウム水溶液、食塩水で順次洗浄
した。溶媒を留去し、目的化合物2.18g(収率98
%)を結晶として得た。
【0465】mp98−99℃(塩化メチレン−エーテル−
ヘキサン) IRスペトクル(KBr)cm-1:1530, 1370, 1250, 1169,
1061, 886, 839, 807,627 NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :1.39(9H,
s), 4.39(2H,s), 7.32(1H,d,J=2Hz), 7.44(1H,dd,J=2H
z,8Hz), 7.48(1H,d,J=8Hz) (iv)iii で得られた化合物5.06g(15.9mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド20ml溶液に
イミダゾール5.49g(80.6mmol)を氷冷下
加え、同温度で5分室温で50分間攪拌した。反応液を
1N炭酸ナトリウム水溶液20mlと氷の混合物中にあ
け酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順
次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
(150g)を用いるカラムクロマトグラフィーに付
し、メタノール塩化メチレン(1:20−1:15)で
溶出し油状物質として目的化合物3.86g(94%)
を得た。 NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :1.39(9H,
s), 5.13(2H,s), 6.90〜6.92(1H,m), 7.08〜7.19(3H,
m), 7.54(1H,d,J=8Hz), 7.56(1H,s) IRスペトクル(liquid film)cm-1:1673, 1534, 144
1, 1372, 1285, 1233,1079, 1030, 824, 737 (参考例19) 2−t−ブチル−5−(1−イミダゾ
リル)メチルアニリン 参考例18で得られた化合物3.85g(14.8mm
ol)のメタノール100ml溶液に、氷冷下亜鉛末
9.74g(149mmol)を加え、さらに酢酸4.
9mlを4分間で滴下した。同温度で10分、室温で7
0分間攪拌した後、反応液をセライトを用いロ過し、さ
らに亜鉛末を塩化メチレンで洗浄した。ロ液と洗液を合
わせ、溶媒を留去し、残渣に3Nアンモニア水を加え塩
化メチレンで抽出した。抽出液を乾燥後溶媒を留去し目
的化合物3.31g(収率98%)を結晶として得た。
【0466】mp89〜91.5℃(ジイソプロピルエーテ
ル) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm :1.40(9H,
s), 3.86(2H,br.s), 5.00(2H,s), 6.34(1H,s), 6.50 〜
6.56(1H,m), 6.91(1H,s), 7.08(1H,s), 7.20(1H,d,J=8H
z), 7.53(1H,s) IRスペトクル(KBr)cm-1:3345, 1688, 1644, 1572,
1511, 1428, 1306, 1225, 1106, 920 (参考例20) 2−t−ブチル−5−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル)アニリン (i)2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)−1−ニトロベンゼン 参考例18−iで得られた化合物5.24g(25.0
mmol)の塩化メチレン50ml溶液に氷冷下t−ブ
チルジメチルシリルクロリド4.15g(27.5mm
ol)、トリエチルアミン3.85ml(27.6mm
ol)及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン815
mg(0.503mmol)を加えた。反応温度を室温
に戻し40分間攪拌した。反応液をヘキサン−エーテル
(1:1)で希釈し、水、希塩酸、水、重ソウ水、飽和
食塩水で順次洗浄した。溶媒を留去し残渣をシリカゲル
100gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し塩化
メチレン−ヘキサン(1:1)で溶出し8.04g(収
率99%)の目的化合物を油状物質として得た。
【0467】(ii)iで得られた化合物25.19g
(77.9mmol)のメタノール270ml溶液に亜
鉛末81g(1.24mol)を加え、さらに氷冷下酢
酸10.8mlを加えた。発熱が収った後、3時間加熱
還流した。反応温度を室温に戻し、セライトを用いロ過
した。亜鉛をメタノールで洗い、洗液とロ液を合わせ、
溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、飽和重
ソウ水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留
去し22.9g(定量的収率)の目的化合物を油状物質
として得た。本化合物は精製せず次の反応に用いた。
【0468】IRスペトクル(liquid film):3493, 33
85, 1622, 1572, 1508, 1470, 1464, 1423, 1367, 130
4, 1255, 1095 (参考例21) 2−i−プロピル−6−(クロロメチ
ル)アニリン塩酸塩 (i)2−i−プロピル−6−(メチルチオメチル)ア
ニリン 2−i−プロピルアニリン11.2g(82.9mmo
l)とジメチルスルフィド7.22g(116mmo
l)の塩化メチレン200ml溶液にN−クロロスクシ
ンイミド15.51g(116mmol)を内温15〜
20℃に保ちながら20分間で加えた。15分後にトリ
エチルアミン11.73g(116mmol)を加え9
時間加熱還流した。溶媒を留去しエーテルを加え、生じ
た不溶物をロ過した。ロ液を濃縮し得られた残渣をシリ
カゲル300gを用いるカラムクロマトグラフィーに付
し、ヘキサン−塩化メチレン(4:0〜4:1)で溶出
してスルフィド誘導体10.45g(65%)を油状物
質として得た。
【0469】IRスペトクル(liq film)cm -1:3447,
3354, 1623, 1460, 1447, 1280, 1268, 1242, 1049, 74
7 (ii)2−i−プロピル−6−メチルスルフィニルメチル
アニリン (i)で得られた化合物10.21g(52.3mmo
l)、炭酸ナトリウム5.31g(50mmol)の塩
化メチレン200ml懸濁液を氷冷し、70%m−クロ
ロ過安息香酸12.9g(52.3mmol)を15分
間で加え、さらに1時間30分同温度で攪拌した。反応
混合物を塩化メチレンで希釈し飽和重曹水、亜硫酸ナト
リウム水溶液、水で洗浄した。溶媒を留去し、残渣をエ
ーテル−ジイソプロピルエーテルで再結晶し7.74g
の一番晶を得た。母液を濃縮し、さらに同溶媒で再結晶
をくり返すことによって、さらに0.75gのs−オキ
シド誘導体を得た。合計収量8.49g(収率77
%)。
【0470】mp91〜91.5℃(塩化メチレン−ジイソプ
ロピルエーテル) IRスペトクル(KBr)cm-1:3465, 3367, 1644, 1461,
1437, 1417, 1018,948, 752 (iii) 2−i−プロピル−6−(クロロメチル)アニリ
ン塩酸塩 (ii)の化合物7.74gの1,2−ジクロロエタン8
0ml溶液を50℃に加熱し、ガス導入管を用い塩化水
素ガスを35分間通じた。室温に冷却し、ヘキサン50
mlを加えた。析出した結晶をロ過した後、結晶をヘキ
サンで洗浄し7.78g(収率96%)のアニリンの塩
酸塩を粉末として得た。
【0471】本化合物は精製せず次の工程で用いた。
【0472】(参考例22) N−[2−t−ブチル−
5−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−3−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド (i)N−[2−t−ブチル−5−[(E)−2−メト
キシエテニル]フェニル]−3−(2,3−メチレンジ
オキシフェニル)オクタンアミド メトキシメチルトリフェニルホスホニウム クロリド
6.55g(19.1mmol)のテトラヒドロフラン
100ml懸濁液に氷冷下1.6M n−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液11.9ml(19.1mmol)を5
分間で加え、同温度でさらに30分間攪拌した。次い
で、参考例5で得られる化合物2.70g(6.37m
mol)のテトラヒドロフラン20ml溶液を5分間で
加え、同温度で1時間、室温で2時間攪拌した。飽和塩
化アンモニウム水溶液を加え反応を停止させ、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥した
後、溶媒を留去した。シリカゲルを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(5:1)
で溶出し目的化合物を油状物質として得た。
【0473】IRスペトクル(CHCl3)cm-1:1679, 166
0, 1644, 1479, 1458, 1156, 1063,937 (ii)N−[2−t−ブチル−5−(2−オキソエチ
ル)フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)オクタンアミド iで得られた化合物253mg(0.56mmol)の
テトラヒドロフラン6ml溶液に2N塩酸1.5mlを
加え50℃で5時間攪拌した。室温に戻し酢酸エチルで
希釈し、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄して、乾燥
した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル
(2:1)で溶出し目的化合物156mg(収率63
%)を油状物質として得た。
【0474】IRスペトクル(CHCl3)cm-1:1725, 168
0, 1479, 1458, 1423, 1063, 950,939 (iii )iiで得られた化合物149mg(0.341m
mol)のエタノール3ml溶液に水素化ホウ素ナトリ
ウム13mg(0.341mmol)を加え15分間さ
らに攪拌した。アセトンを加え反応を停止させ、反応液
を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカ
ゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:1)で溶出し目的化合物90mg
(収率60%)を油状物質として得た。
【0475】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.80〜0.89(3H,m), 1.15〜1.34(6H,m), 1.26(9H,s),
1.52〜1.84(3H,m), 2.67〜2.81(4H,m), 3.24〜3.41(1
H,m),3.81(2H,t,J=6.5Hz), 5.90(1H,s), 5.94(1H,s),
6.62〜6.80(3H,m), 6.92〜7.01(2H,m), 7.17(1H,br.s),
7.23 〜7.28(1H,m) IRスペトクル(CHCl3)cm-1:1682, 1480, 1458, 133
4, 1171, 1060, 939 (参考例23) 3−(2−メトキシフェニル)−3−
ペンチルオクタン酸 (i)1−(2−メトキシフェニル)−1−ペンチルヘ
キサノール 1.0M n−ペンチルマグネシウム ブロミド テト
ラヒドロフラン溶液45mlに、2−メトキシ安息香酸
メチルエステル3.15g(19.0mmol)のテト
ラヒドロフラン10ml溶液を5分間で滴下し、さらに
室温で30分間攪拌した。次いで、氷冷下飽和塩化アン
モニウムクロリド水溶液を加え反応を停止させ、n−ヘ
キサン−酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出した。
抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥して溶媒を
留去した。残渣をシリカゲル150gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
9)で溶出し、目的化合物5.19g(収率98%)を
油状物質として得た。
【0476】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.83(6H,t,J=7Hz), 1.10〜1.33(12H,m), 1.71 〜1.8
1(2H,m), 1.91〜2.02(2H,m), 3.81(1H,s), 3.86(3H,s),
6.89〜6.98(2H,m), 7.19〜7.28(2H,m) IRスペトクル(liquid film)cm-1:3500, 1487, 146
4, 1437, 1283, 1235,1181, 1030, 915, 754 (ii)3−(2−メトキシフェニル)−3−ペンチルオ
クタンチオ−S−酸 フェニルエステル iで得られた化合物2.11g(7.58mmol)及
び1−フェニルチオ−1−t−ブチルジメチルシリルオ
キシエテン4.20g(15.8mmol)の塩化メチ
レン20ml溶液に、氷冷下三フッ化ホウ素エチルエー
テル錯体1.9ml(15.4mmol)を2分間で滴
下し、同温度で15分室温で15分間攪拌した。再び氷
冷し、飽和重曹水を加え反応を停止した。反応液をn−
ヘキサン−酢酸エチル(4:1)の混合溶媒で希釈し、
飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留
去した。残渣をシリカゲル(100g)を用いるカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン
(1:20)で溶出し無色油状の目的物615mg(1
9%)を得た。
【0477】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.84(6H,t,J=7Hz), 1.00〜1.32(12H,m), 1.79 〜2.0
5(4H,m), 3.28(2H,s), 3.87(3H,s), 6.86〜6.92(2H,m),
7.13〜7.32(7H,m) IRスペトクル(liquid film)cm-1:1707, 1464, 143
9, 1291, 1241, 1100,1061, 1026, 841, 747 (iii )iiで得られた化合物847mg(2.05mm
ol)のエタノール30ml溶液に、2N水酸化ナトリ
ウム10mlを加え12時間加熱還流した。冷後、反応
液を減圧濃縮し、残渣に2N塩酸を加えて酸性としてn
−ヘキサン−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後溶媒を留去し
て得た残渣をシリカゲル(50g)を用いるカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン
(3:7)で溶出し無色結晶の目的物570mg(87
%)を得た。
【0478】mp79−80℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(CDCl3)δppm :0.83(6H,t,J=7Hz),
0.96〜1.30(12H,m), 1.80 〜1.98(4H,m), 2.93(2H,s),
3.80(3H,s), 6.84〜6.91(2H,m), 7.13〜7.21(2H,m), 9.
40(1H,br.s) IRスペトクル(KBr)cm-1:1710, 1470, 1436, 1406,
1346, 1234, 1102, 1022, 952, 751 4−i−プロピル−3−ニトロ安息香酸を用い、参考例
18と同様の方法により2−i−プロピル−5−(1−
イミダゾリル)メチル−1−ニトロベンゼンを得、それ
をさらに参考例19の方法によって還元し、2−i−プ
ロピル−5−(1−イミダゾリル)メチルアニリン(参
考例24aの化合物)を得た。また、参考例18−iiで
得られた化合物を参考例18−ivと同様の方法によって
2−メチルイミダゾールと反応させ2−t−ブチル−5
−(2−メチル−1−イミダゾリル)メチル−1−ニト
ロベンゼンを得、それをさらに参考例19の方法によっ
て還元し、2−t−ブチル−5−(2−メチル−1−イ
ミダゾリル)メチルアニリン(参考例24b)の化合物
を得た。
【0479】
【化32】
【0480】
【表6】
【0481】(参考例25)2−t−ブチル−5−(1−ピラゾリル)メチルアニリ
参考例18(iii) で得られた化合物及びピラゾールを用
い、参考例18(iv)と同様の方法によって目的化合物を
結晶として得た。
【0482】mp96-97 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 1.39(9H,s),
3.80-3.90(2H,br.s),5.20(2H,s), 6.26(1H,t,J=2Hz),
6.46(1H,d,J=2Hz), 6.59(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.18(1H,d,
J=8Hz), 7.38(1H,d,J=2Hz), 7.53(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(KBr) cm−1: 3470,
3331, 1638, 1509, 1426, 1
367, 1265, 1090, 1048, 74
7 (参考例26)参考例14と同様の方法によって、カル
ボン酸誘導体26a〜26jを得た。
【0483】
【化33】
【0484】
【表7】 ──────────────────────────────────── R
mp℃ IR(KBr) ──────────────────────────────────── 26a 2,3-OCH2O H 5 油状物質 1709, 1457, 1250, 1060, 942, 774, 729 (liquid film) 26b 3-tBu 4-OH 5-t-Bu 4 97-98 3631, 1706, 1436, 1235, (ヘキサン) 1154, 936, 878, 770 26c 2,3-OCH2O H 3 46-48 1701, 1462, 1305, 1252, (ヘキサン) 1065, 942, 774, 730 26d 2-O-allyl 3-Me H 4 油状物質 1709, 1466, 1422, 1258, 1188, 1092, 990, 928, 785, 762 26e 2-Cl 3-Cl H 4 58-59 1702, 1423, 1305, 1044, (ヘキサン) 788, 722 26f 4-OMe H H 4 油状物質 2930, 1709, 1613, 1513, 1464, 1300, 1248, 1179, 1115, 1038, 828 (liquid film) 26g 2-OMe 4-OMe H 4 52-53 1701, 1612, 1587, 1504, (ヘキサン) 1466, 1437, 1421, 1319, 1294, 1265, 1209, 1155, 1124, 1045 26h 2-OCH2Ph H H 4 油状物質 1707, 1493, 1453, 1412, 1379, 1291, 1239, 1123, 1025, 751 (liquid film) 26i 2-OMe 4-OCH2Ph H 4 粘稠性物質 2361, 1707, 1613, 1505, 1455, 1291, 1200, 1161, 1038, 735, 697 (film) 26j 2-OCH2Ph 4-OCH2Ph H 4 84-85 1705, 1610, 1585, 1508, (エーテル− 1452, 1429, 1383, 1300, ヘキサン) 1261, 1215, 1182, 1136 ──────────────────────────────────── (参考例27)参考例14と同様の方法によりカルボン
酸27a〜27fを得た。
【0485】
【化34】
【0486】
【表8】 ──────────────────────────────────── 参考例 R1 R2 R3 mp℃ IR(CHCl3) (再結晶溶媒) ──────────────────────────────────── 27a 2-OMe 3-OMe 4-OMe 油状物質 2960, 2933, 1741, 1709, 1601, 1496, 1466, 1276, 1097 27b 2-OMe 4-OMe 5-OMe 39-41 2959, 2934, 1708, 1612, (エーテル− 1511, 1466, 1400, 1134, ヘキサン) 860 27c 2-OMe 3-OMe H 油状物質 3088, 2959, 2933, 2860, 1709, 1585, 1479, 1432, 1074, 1006 27d 2-OMe 4-OMe 6-OMe 油状物質 3097, 2959, 2933, 1705, 1608, 1593, 1493, 1419, 1153, 1128, 1063, 950 27e 2,3-OCH2CH2O H 油状物質 2959, 2931, 1741, 1709, 1474, 1456, 1283, 1090 27f 2-CF3 H H 72-73 3515, 2959, 2932, 2863, (ヘキサン) 1745, 1712, 1609, 1494, 1456, 1414, 1314, 1161, 1128, 1038 ──────────────────────────────────── (参考例28)3−(2,3−メチレンジオキシフェニ
ル)オクタン酸のかわりに参考例27で得られた置換フ
ェニルオクタン酸を用い、参考例1と同様の方法によっ
て対応するオクタンアミド誘導体を得た。
【0487】表中、Meはメチル基を、Phはフェニル
基を、AcOEtは酢酸エチルを、Hexはヘキサンを
示す。
【0488】
【化35】
【0489】
【表9】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a R2b R2c R2d mp(℃) IRスペクトル (cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 28a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 油状物質 2958, 2932, 2859, 1676, 1495, 1465, 1420, 1260, 1097, 1016, 839(CHCl3) 28b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 130-131 2959, 2932, 2859, 1676, (AcOEt-Hex) 1510, 1466, 1106, 839 (CHCl3) 28c 2-OMe 3-OMe H H 油状物質 2959, 2932, 2859, 1679, 1514, 1479, 1260, 1088, 1006(CHCl3) 28d 2-OMe 4-OMe 6-OMe H 油状物質 2959, 2931, 2859, 1675, 1608, 1593, 1466, 1420, 1153, 1124, 951, 839 (CHCl3) 28e 2-OCH2CH2O-3 H H 粘稠性液体 2958, 2931, 2859, 1678, 1473, 1282, 1259, 1090, 839(CHCl3) 28f 2-CF3 H H H 泡状物質 2959, 2932, 2860, 1683, 1515, 1472, 1422, 1314, 1161, 1124, 1037, 839 (CHCl3) ──────────────────────────────────── (参考例29a)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ヒドロキシメチル)
フェニル〕−3−(2,3−エチレンジオキシフェニ
ル)オクタンアミド 参考例28eで得られた化合物7.92g(14.3m
mol)のメタノール200ml溶液にパラトルエンス
ルホン酸一水和物320mgを加え室温で10分間撹拌
した。反応後溶媒を減圧で留去し、残渣を酢酸エチルに
溶解し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。乾燥後溶
媒を留去し得られた固体をヘキサンで洗浄し濾過するこ
とにより5.90g(収率94%)の目的化合物を無色
粉末状物質として得た。
【0490】mp 127-128 ℃ IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3607, 3427, 2960, 293
2, 1678, 1514, 1474,1283, 1089, 1051 (参考例29b)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例28aで得られた化合物を用い、参考例2と同様
の方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【0491】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3607, 296
0, 2934, 1676, 1600, 1495, 1466,1097, 1016, 884, 8
29 (参考例29c)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4,5−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例28bで得られた化合物6.02g(10.3m
mol)のメタノール100ml溶液に室温で10%塩
化水素メタノール溶液5mlを加え15分間撹拌した。
反応後メタノールを留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し
飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄した。乾燥後、溶
媒を留去し残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(2:1)で溶出
し目的化合物4.59g(収率95%)を油状物質とし
て得た。
【0492】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3607, 341
9, 2960, 2935, 1676, 1611, 1571,1510, 1479, 1466,
1180, 827 (参考例29d)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4,6−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例28dで得られた化合物を用いて参考例29cと
同様の方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0493】mp 118-120 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3606, 3403, 2960, 293
5, 1732, 1675, 1608,1592, 1153, 1124, 950 (参考例29e)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド 参考例28cで得られた化合物を用いて参考例29cと
同様の方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【0494】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3427, 296
1, 2934, 1678, 1514, 1479, 1274,1080, 1006 (参考例29f)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2−トリフルオロメチルフェニル)オク
タンアミド 参考例28fで得られた化合物を用いて参考例29cと
同様の方法によって目的化合物を無色の結晶として得
た。
【0495】mp 147-147.5 ℃(酢酸エチル−ヘキサ
ン) IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3608, 3461, 2961, 293
3, 2874, 1683, 1518,1478, 1456, 1423, 1161, 1125,
1037 (参考例30)N−〔2−t−ブチル−5−(4−ヒドロキシブチル)
フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシ)フェニ
ルオクタンアミド (i) N−(2−t−ブチル−5−ホルミルフェニ
ル)−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オク
タンアミド 実施例1で得られた化合物6.00g(14.1mmo
l)のクロロホルム100ml溶液に二酸化マンガン6
0gを加え、さらに室温で30分間撹拌した。反応液を
セライトを用いロ過し、二酸化マンガンを塩化メチレン
で数回洗浄した。ロ液と洗液を合わせ、溶媒を留去し、
シリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢
酸エチル−ヘキサン(1:5〜1:2)で溶出し5.2
1g(収率87%)の目的化合物を泡状物質として得
た。
【0496】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3474, 169
9, 1608, 1571, 1478, 1458, 1258,1063, 939, 830 (ii) N−〔2−t−ブチル−5−〔3−(1,3−
ジオキサン−2−イル )プロピル〕フェニル〕−3−
(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド 2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチルトリフェ
ニルホスホニウムブロミド5.66g(12.4mmo
l)のテトラヒドロフラン43ml溶液を−20℃に冷
却し、1.6M n−ブチルリチウムヘキサン溶液7.
73ml(12.4mmol)を加え1時間撹拌した。
この溶液に参考例8の化合物2.62g(6.2mmo
l)のテトラヒドロフラン溶液10mlを−20℃で加
えた。反応液を室温にもどしそのまま21時間撹拌し
た。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水、ついで飽和の食塩水で洗浄し乾燥後溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶出
し、3.16g(収率98%)のオレフィン体をシス、
トランスの混合物として得た。得られたオレフィン体の
混合物135mg(0.26mmol)のエタノール8
ml溶液に10%Pd−Cl4mgを加え、1時間水素
気流下激しく撹拌した。反応液をセライトを用いてロ過
し、触媒をエタノールで洗浄した。ロ液と洗液を合わ
せ、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いたカラム
クロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:
2)で溶出し109mg(収率77%)の目的物を油状
物質として得た。
【0497】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2959, 293
2, 2861, 1679, 1458, 1146, 1064,989, 940, 830 (iii ) N−〔2−t−ブチル−5−(4−オキソブ
チル)フェニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフ
ェニル)オクタンアミド (i)で得られた化合物99mg(0.19mmol)
のジオキサン2ml溶液に室温で塩化クロム(III)14
9mg(0.94mmol)、4規定塩酸水溶液1.6
mlを加え45分間加熱還流した。室温に冷却後水で希
釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水およ
び飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに付
し酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶出し、アルデヒ
ド体65mg(収率74%)を油状物質として得た。
【0498】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2959, 293
3, 2874, 2862, 1723, 1679, 1567,1458, 1063, 939, 8
31 (iv)(iii )で得られた化合物54mg(0.12m
mol)のエタノール2ml溶液に室温で水素化ホウ素
ナトリウム5mg(0.12mmol)を加え1時間撹
拌した。反応後、少量のアセトンで過剰の水素化ホウ素
ナトリウムを分解し、水で希釈して、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を飽和の食塩水で洗浄した。乾燥後溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:3)で溶出
し目的化合物43mg(収率81%)を油状物質として
得た。
【0499】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3625, 346
0, 2934, 1679, 1567, 1459, 1062,939, 831 (参考例31)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ブロモメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例3と同様の方法によって、参考例29bの化合物
を用い目的化合物を泡状物質として得た。
【0500】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3607, 296
0, 2934, 1676, 1600, 1495, 1466,1420, 1297, 1277,
1260, 1097, 1016 (参考例32)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ブロモメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4,5−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例3と同様の方法によって、参考例29cの化合物
を用い目的化合物を物質として得た。
【0501】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2960, 293
5, 2859, 1678, 1612, 1570, 1510,1466, 1400, 1300,
1182, 861, 827 (参考例33)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ブロモメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド 参考例3と同様の方法によって、参考例29eの化合物
を用い目的化合物を無色結晶として得た。
【0502】mp 119-120℃(ヘキサン−酢酸エチル) IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 3473, 3418, 2961, 293
4, 1679, 1584, 1515,1479, 1421, 1300, 1274, 1080,
1006 (参考例34)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ブロモメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4 ,6−トリメトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例3と同様の方法によって、参考例29dの化合物
を用い目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0503】IRスペクトル(Liquid film) cm-1: 295
7, 2859, 1672, 1608, 1591, 1514,1466, 1418, 1205,
1152, 1123, 1063, 950, 815, 756, 637 (参考例35)N−〔2−t−ブチル−5−(1−ブロモメチル)フェ
ニル〕−3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例3と同様の方法によって、参考例29aの化合物
を用い目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0504】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2960, 293
2, 1679, 1474, 1282, 1088 (参考例36)N−〔2−t−ブチル−5−(4−ブロモブチル)フェ
ニル〕−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例30で得られた化合物を用いて、参考例3と同様
の方法により目的化合物を淡黄色油状物質として得た。
【0505】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2960, 293
3, 2862, 1679, 1502, 1479, 1458,1365, 1063, 940 (参考例37)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド (i) N−〔2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシメチル)フェニル〕−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例26gの化合物2.67g(9.54mmol)
のジクロロメタン30ml溶液に、塩化オキサリル1.
24ml(14.3mmol)次いでN,N−ジメチル
ホルムアミド2滴を加え室温で2.5時間撹拌した。溶
媒及び過剰の試薬を留去して得られた酸塩化物をジクロ
ロメタン20mlに溶解し、氷冷下ピリジン2mlを一
度に、次いで参考例20の化合物2.80g(9.56
mmol)のジクロロメタン10ml溶液を3分間で滴
下した。さらに、30分間同温度で撹拌した後、水を加
え反応を停止させ溶媒を留去し、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を希塩酸、飽和重曹水、水で順次洗浄し、乾
燥後溶媒を留去した。残渣を酢酸エチル−ヘキサンで再
結晶し結晶を得た。
【0506】mp 117-118℃ IRスペクトル(KBr) cm-1: 3272, 1652, 1612, 1586,
1506, 1464, 1418, 1290, 1258, 1208, 1157, 1110 (ii) N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチ
ル)フェニル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (i)で得られた化合物460mg(0.828mmo
l)のメタノール9mlとジクロロメタン1ml溶液を
氷冷し、撹拌しながら濃塩酸0.1mlを加え同温度で
40分間放置した。反応液をエーテルで希釈し、水で2
回、飽和食塩水で1回洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し
ヘキサン−酢酸エチルで再結晶し353mg(収率96
%)の目的化合物を結晶として得た。
【0507】mp 125-126℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 0.76-0.92(3
H,m), 1.09-1.35(6H,m), 1.27(9H,s), 1.59-1.79(2H,
m), 2.57-2.81(2H,m), 3.49(1H,quint,J=7.5Hz),3.78(6
H,s), 4.58(2H,s), 6.41-6.51(2H,m), 7.01-7.38(5H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 3248, 1672, 1614, 1587,
1527, 1508, 1460, 1419, 1363, 1296, 1261, 1209, 11
57, 1047 (参考例38)参考例37と同様の方法によって対応す
るカルボン酸を用いアルコール誘導体38a〜38hを
得た。
【0508】
【化36】
【0509】
【表10】 ──────────────────────────────────── 参考例 R1 R2 R3 n mp(℃) IRスペクトル (cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定法) ──────────────────────────────────── 38a 2-OMe H H 4 91-93 3422, 3277, 1661, 1520, (酢酸エチル- 1495, 1466, 1439, 1414, ヘキサン) 1363, 1292, 1279, 1242, 1124, 1082, 1049(KBr) 38b 4-OMe H H 4 127-128 3356, 3250, 1665, 1513, (酢酸エチル- 1467, 1303, 1248, 1179, ヘキサン) 1048, 828, 558(KBr) 38c 2-Cl H H 4 126-127 3429, 2957, 2927, 2870, (塩化メチレン 2859, 1670, 1652, 1530, −ヘキサン) 1478, 1081, 1047, 1038, 826, 753(KBr) 38d 2-OCH2Ph 3-OMe H 4 アモルファス 3293, 2957, 2931, 1660, 1584, 1518, 1476, 1273, 1216, 1080, 754(film) 38e 2-OCH2Ph H H 4 泡状物質 1657, 1493, 1453, 1418, 1364, 1237, 1111, 1023, 824, 751 38f 2-OMe 4-OCH2Ph H 4 泡状物質 3270, 1655, 1612, 1506, 1455, 1290, 1259, 1201, 1160, 1039, 832(KBr) 38g 2-OMe 5-OCH2Ph H 4 泡状物質 1655, 1522, 1518, 1500, 1460, 1419, 1363, 1282, 1221, 1180, 1045, 1028 (KBr) 38h 2-OCH2Ph 4-OCH2Ph H 4 泡状物質 1659, 1610, 1585, 1504, 1454, 1421, 1377, 1290, 1263, 1169, 1115, 1026 (film) ──────────────────────────────────── (参考例39)3−(5−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)オ
クタン酸 (i) 2−ヒドロキシ−5−ベンジルオキシ安息香酸
ベンジルエステル 2,5−ジベンジルオキシ安息香酸ベンジルエステル1
74mg(0.41mmol)のベンゼン4ml溶液に
臭化マグネシウムエーテル錯体127mg(0.49m
mol)を加え70℃にて4時間撹拌した。室温にもど
しジエチルエーテルで希釈し希塩酸、水、飽和食塩水で
順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去し残渣をシリカゲル10gを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付し、塩化メチレン−n−ヘキサン(4:6
〜1:1)で溶出して得られる画分をジエチルエーテル
−n−ヘキサンで再結晶し目的物109mg(収率79
%)を結晶として得た。
【0510】mp 69-70℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 5.00(2H,s),
5.37(2H,s), 6.92(1H,d,J=9Hz), 7.15(1H,dd,J=3Hz,9H
z), 7.28-7.47(11H,m), 10.36(1H,s) IRスペクトル(KBr) cm-1: 3032, 2963, 2874, 1672,
1612, 1489, 1472, 1452, 1389, 1375, 1333, 1284, 12
46, 1228, 1209, 1196, 1066, 1016 (ii) 2−メトキシ−5−ベンジルオキシ安息香酸ベ
ンジルエステル (i)で得られた化合物41.42g(0.12mo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド100ml溶液に
炭酸カリウム17.12g(0.12mol)とヨウ化
メチル87.92g(0.62mol)を加え80℃で
9時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し水層が中性になる
まで水洗しさらに飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲル1k
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しn−ヘキサ
ン−酢酸エチル(5:1)で溶出し目的物38.8g
(収率89%)を油状物質として得た。
【0511】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
3.86(3H,s), 5.02(2H,s), 5.34(2H,s), 6.92(1H,d,J=9
Hz), 7.09(1H,dd,J=3Hz,9Hz), 7.26-7.47(10H,m), 7.46
(1H,d,J=3Hz) IRスペクトル(liquid film) cm-1: 3065, 3032, 294
5, 1728, 1583, 1500,1456, 1419, 1377, 1284, 1240,
1203, 1068, 1028 (iii ) 2−メトキシ−5−ベンジルオキシ安息香酸 (ii)で得られた化合物24.02g(69.0mmo
l)のメタノール120ml溶液に5N水酸化ナトリウ
ム水溶液27.6ml(138mmol)を加え3時間
加熱還流を行った。室温にもどした後水を加え濃塩酸で
酸性とし酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で
4回洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去し残渣をジクロロメタン−ジエチルエーテルで再結晶
し目的物17.10g(収率96%)を結晶として得
た。
【0512】mp 113-114℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 4.04(3H,s),
5.08(2H,s), 7.01(1H,d,J=9Hz), 7.19(1H,dd,J=3Hz,9H
z), 7.27-7.48(5H,m), 7.79(1H,d,J=3Hz), 10.73-11.15
(1H,br.s) IRスペクトル(KBr) cm-1: 1709, 1500, 1464, 1456,
1431, 1362, 1284, 1263, 1227, 1209, 1026, 1011 (iv) N,O−ジメチル−(2−メトキシ−4−ベン
ジルオキシフェニル)カルボヒドロキサム酸 (iii )で得られた化合物16.79g(65.0mm
ol)のジクロロメタン84ml溶液を氷冷下、塩化オ
キサリル11.5ml(130mmol)ついでN,N
−ジメチルホルムアミドを1滴加え、同温度で10分
間、室温で1時間撹拌した。溶媒を留去して得られる酸
塩化物を再びジクロロメタン160mlに溶かし氷冷下
にてN,O−ジメチルヒドロキシアミン・塩酸塩7.6
1g(78.0mmol)とピリジン15.7ml(1
95mmol)を加え30分間撹拌した。ジエチルエー
テルで希釈し希塩酸、2N水酸化ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で順次洗い無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去し残渣をジクロロメタン−ジエチルエ
ーテルで再結晶し目的物18.57g(収率94%)を
結晶として得た。
【0513】mp 86-87℃ NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 3.09-3.43(3
H,br.s), 3.33-3.74(3H,br.s), 3.80(3H,s), 5.02(2H,
s), 6.81-7.01(3H,m), 7.27-7.45(5H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 1630, 1504, 1470, 1454,
1431, 1381, 1302, 1275, 1228, 1186, 1024 (v) 5−ベンジルオキシ−1−(1−オキソヘキシ
ル)−2−メトキシベンゼン 1.0Mのn−ペンチルマグネシウムブロミド テトラ
ヒドロフラン溶液184.9ml(185mmol)を
テトラヒドロフラン50mlで希釈し塩−氷で冷却して
(iv)で得られた化合物18.57g(61.6mmo
l)のテトラヒドロフラン50ml溶液を内温0℃〜2
℃で15分間かけて滴下しさらに同温度で1時間撹拌し
た。氷冷した5%塩酸エタノール溶液200mlの中に
反応液を注ぎ反応を停止させ、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液を水次いで飽和食塩水で洗い、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を留去し残渣をシリカゲル
400gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しn−
ヘキサン−ジクロロメタン(1:2)で溶出し18.7
5g(収率98%)の目的物を結晶として得た。
【0514】mp 39-40℃(n−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm: 0.90(3H,t,J
=7Hz), 1.23-1.42(2H,m), 1.56-1.76(2H,m), 2.95(2H,
t,J=7Hz), 3.85(3H,s), 5.04(2H,s), 6.90(2H,d,J=9H
z), 7.06(1H,dd,J=3Hz,9Hz), 7.26-7.48(6H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 2949, 2862, 1664, 1580,
1491, 1456, 1421, 1279, 1219, 1171, 1049, 1020 (vi) 3−(2−メトキシ−5−ヒドロキシフェニ
ル)オクタン酸エチルエステル n−ヘキサンで2回洗浄した55%油性水素化ナトリウ
ム3.90g(89.2mmol)のテトラヒドロフラ
ン100ml懸濁液に氷冷下ジエチルホスホノ酢酸エチ
ルエステル20.00g(89.2mmol)のテトラ
ヒドロフラン80ml溶液を10分間で滴下した。室温
にもどし20分間撹拌し再び氷冷して(v)で得られた
化合物18.39g(59.4mmol)を4回に分け
て加えた。4時間加熱還流した後室温にもどしジエチル
エーテルで希釈し希塩酸、水、飽和食塩水で順次洗い、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し残渣3
8.67gを得た。これを再びエタノール200mlに
溶かし、10%パラジウム−炭素触媒6.81gを加え
水素雰囲気下室温にて4時間30分撹拌をした。セライ
トを用いて触媒をロ過した後溶媒を留去し残渣をシリカ
ゲル400gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
ジクロロメタン−酢酸エチル(20:1)で溶出し目的
物15.36g(収率87%)を油状物質とした。
【0515】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.83(3H,t,J=7Hz), 1.05-1.33(6H,m), 1.16(3H,t,J=7H
z), 1.52-1.73(2H,m), 2.59(2H,d,J=7Hz), 3.46(1H,qui
nt,J=7Hz), 3.76(3H,s), 4.05(2H,quart,J=7Hz), 4.72
(1H,s), 6.59-6.67(2H,m), 6.69-6.76(1H,m) (vii ) 3−(2−メトキシ−5−ベンジルオキシフ
ェニル)オクタン酸エチルエステル (vi)で得られた化合物2.58g(8.76mmo
l)のアセトン50ml溶液に炭酸セシウム2.86g
(8.77mmol)と臭化ベンジル3.00g(1
7.6mmol)のアセトン10ml溶液を加え5時間
加熱還流した。室温にもどしジエチルエーテルで希釈し
水次いで飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を留去し残渣をシリカゲル100gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付しジクロロメタン−n
−ヘキサン(3:2)で溶出し目的物2.84g(収率
84%)を油状物質として得た。
【0516】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.83(3H,t,J=7Hz), 1.03-1.32(6H,m), 1.16(3H,t,J=7H
z), 1.51-1.68(2H,m), 2.58(2H,d,J=7Hz), 3.48(1H,qui
nt,J=7Hz), 3.77(3H,s), 4.04(2H,quart,J=7Hz), 5.00
(2H,s), 6.73-6.81(3H,m), 7.27-7.47(5H,m) (viii) 3−(2−メトキシ−5−ベンジルオキシフ
ェニル)オクタン酸 (vii )の化合物18.88g(49.1mmol)の
エタノール溶液に5N水酸化ナトリウム水溶液19.6
ml(98.2mmol)を加え1時間加熱還流した。
ジエチルエーテル−n−ヘキサン(1:1)で希釈し2
N水酸化ナトリウム水溶液で2回抽出した。抽出液を合
わせ濃塩酸で酸性にしてジエチルエーテルで抽出し水次
いで飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去し目的物17.52g(定量的収率)を
油状物質として得た。
【0517】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.82(3H,t,J=7Hz), 1.01-1.33(6H,m), 1.52-1.71(2H,
m), 2.59(1H,dd,J=7Hz,16Hz), 2.65(1H,dd,J=7Hz,16H
z), 3.46(1H,quint,J=7Hz), 3.75(3H,s), 5.00(2H,s),
6.74-6.82(3H,m), 7.27-7.47(5H,m) IRスペクトル(liquid.film)cm-1: 1707, 1608, 1587,
1499, 1464, 1423, 1379, 1221, 1180, 1045, 1028 (参考例40)3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)オ
クタン酸 (i)2−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデ
ヒド 2−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド25g
(164mmol)のDMF300ml溶液に、臭化ベ
ンジル23ml(194mmol),炭酸カリウム27
g(195mmol)を加え、50℃で15時間、撹拌
した。反応液を冷水に注ぎ、酢酸エチル−n−ヘキサン
(10:1)で抽出した。抽出液を水酸化ナトリウム水
溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留
去して40g(粗製)の目的化合物を油状物質として得
た。
【0518】(ii)1−(2−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)ヘキサノール (i)で得られた化合物39g(161mmol)のテ
トラヒドロフラン100ml溶液を0℃に冷却し、1.
0M臭化n−ペンチルマグネシウムテトラヒドロフラン
溶液200mlを30分間かけて滴下した。反応液に飽
和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、酢
酸エチル−n−ヘキサン(1:1)で抽出した。抽出液
を水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル1250gを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:
4)で溶出し、39g(収率77%)の目的化合物を油
状物質として得た。
【0519】IRスペクトル(liquid film) cm-1: 295
4, 2932, 1586, 1478, 1455, 1440,1267, 1211, 1203,
1083, 1069 (iii )2′−ベンジルオキシ−3′−メトキシヘキサ
ノフェノン 塩化オキサリル12.8ml(149mmol)のジク
ロロメタン100ml溶液を−78℃に冷却し、ジメチ
ルスルホキシド21.1ml(297mmol)のジク
ロロメタン50ml溶液を50分間かけて滴下した。2
5分間同温度で撹拌した後、(ii)で得られた化合物3
9g(124mmol)のジクロロメタン70ml溶液
を35分間かけて滴下した。さらに同温度で30分撹拌
した後、トリエチルアミン91ml(653mmol)
を50分間かけて滴下した。同温度で15分間撹拌した
後、冷浴を取り除き、室温に戻した。反応液を水200
ml,1N塩酸,水,飽和食塩水で順次洗浄し乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル750gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−
ヘキサン(1:5)で溶出し、34.3g(収率89
%)の目的化合物を油状物質として得た。
【0520】IRスペクトル(liquid film) cm-1: 295
7, 2932, 1682, 1578, 1472, 1457,1374, 1310, 1266,
1219, 1079 (iv)3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)オクタン酸エチルエステル 水素化ナトリウム5.7g(131mmol)のテトラ
ヒドロフラン400ml懸濁液を水浴で冷却しジエチル
ホスホノ酢酸エチルエステル26.4ml(130mm
ol)を30分間かけて滴下した。水浴を取り除き、1
時間撹拌した後、(iii )で得られた化合物34.3g
(110mmol)のテトラヒドロフラン100ml溶
液を1時間かけて滴下し、さらに15時間加熱還流し
た。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止さ
せ、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:1)で抽出し、
水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去す
ることにより、45gの油状物質を得た。この油状物質
のエタノール350ml溶液に10%パラジウム−炭素
触媒5.0gを加え、水素気流下40℃で激しく5時間
撹拌した。触媒をセライトを用いて濾去し、溶媒を留去
することにより29.0gの少量の不純物を含む3−
(2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)オクタン酸
エチルエステルを油状物質として得た。
【0521】上記の化合物29.0gのアセトン300
ml溶液に、臭化ベンジル15.0ml(126mmo
l)、炭酸カリウム17.0g(126mmol)を加
え、15時間加熱還流した。固型物を濾去し、溶媒を留
去した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、水酸化ナトリウ
ム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶
媒を留去し、残渣をシリカゲル750gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン
(1:7〜1:6)で溶出し、28.5g(収率75
%,3工程)の目的化合物を油状物質として得た。
【0522】IRスペクトル(liquid film) cm-1: 295
6, 2931, 1734, 1476, 1455, 1275,1211, 1204, 1177,
1162, 751, 698 (v)3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)オクタン酸 3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)オ
クタン酸エチルエステル28.5g(74mmol)の
エタノール300ml溶液に水酸化ナトリウム15g
(375mmol)の80ml水溶液を加え、40分加
熱還流した。塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出
し、水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留
去することにより26g(定量的収率)の目的物を油状
物質として得た。
【0523】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.72-0.86(3H,m), 0.97-1.30(6H,m), 1.41-1.68(2H,
m), 2.45-2.63(2H,m), 3.52-3.68(1H,m), 3.87(3H,s),
4.99(1H,d,J=14Hz), 5.03(1H,d,J=14Hz), 6.72-7.53(8
H,m) IRスペクトル(liquid film) cm-1: 2956, 2930, 285
9, 1708, 1584, 1476,1275, 1204, 1178, 1087 (参考例41)N−〔2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル〕−6−シクロペンチル−3−(2,3−メチレン
ジオキシフェニル)ヘキサンアミド 参考例14と同様の方法によって、6−シクロペンチル
−3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)ヘキサン
酸を油状物質として得た。
【0524】IRスペクトル(liquid film) cm-1: 170
9, 1457, 1356, 1293, 1252, 1059,942, 834, 774, 729 上記のヘキサン酸誘導体を用い、参考例37と同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0525】mp 83-84℃(ジクロロメタン−ヘキサン) IRスペクトル(KBr) cm-1: 3235, 1657, 1530, 1457,
1363, 1250, 1058, 940, 774, 730 (参考例42)N−〔2−t−ブチル−5−(アミノメチル)フェニ
ル〕−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド (i)N−(2−t−ブチル−5−アジドメチルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド 参考例37の化合物450mg(1.02mmol)の
ジクロロメタン15ml溶液を塩−氷浴で冷却し、メタ
ンスルホニルクロリド100μl(1.29mmol)
及びトリエチルアミン168μl(1.32mmol)
を加えて5分間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈
し、希塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥した。溶
媒を留去して得られるメシル化物をN,N−ジメチルホ
ルムアミド15mlに溶解させ、アジ化ナトリウム65
0mg(10.0mmol)を加え2時間撹拌した。反
応液を酢酸エチルで希釈し、水、次いで飽和食塩水で乾
燥した。溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル20
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン
−酢酸エチル(5:1〜3:1)で溶出し無色泡状のア
ジド誘導体460mg(収率97%)を得た。
【0526】(ii)(i)で得られたアジド誘導体43
0mg(0.92mmol)のアセトン10ml溶液に
亜鉛末301mg(4.60mmol)を加えさらに2
N塩酸5mlを加えて1時間撹拌した。ロ過して亜鉛末
を除きロ液に飽和重曹水を加えてアルカリ性にした。酢
酸エチルで抽出し、抽出液を水、次いで飽和食塩水で洗
浄した。乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲル50g
を用いるカラムクロマトグラフィーに付した。酢酸エチ
ル−メタノール(10:1)で溶出し目的化合物354
mg(収率86%)を泡状物質として得た。
【0527】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3) δppm:
0.78-0.90(3H,m), 1.10-1.36(6H,m), 1.27(9H,s), 1.6
4-1.78(2H,m), 2.58-2.82(2H,m), 3.40-3.56(1H,m), 3.
75(2H,br.s), 3.78(6H,s), 6.40-6.51(2H,m), 6.99-7.3
2(5H,m) IRスペクトル(KBr) cm-1: 2955, 2930, 1652, 1613,
1587, 1507, 1465, 1290, 1261, 1209, 1157, 1039 (参考例43)N−〔2−t−ブチル−5−(3−ヒドロキシプロピ
ル)フェニル〕−3−(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド 参考例29bの化合物を用い、参考例8と同様の方法で
得られた化合物を用い、実施例9−iと同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0528】IRスペクトル(CHCl3) cm-1: 2961, 293
4, 1727, 1677, 1495, 1479, 1420,1097, 1017 (参考例44)N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)フェニル]−3−(2,3−ジメトキ
シ−5−ニトロ)オクタンアミド 3−(2,3−ジメトキシ−5−ニトロフェニル)オク
タン酸700mg(2.15mmol)を用い、参考例
1と同様の方法によって目的化合物を油状物質として得
た。
【0529】IRスペクトル(CHCl3 )cm-1:29
58,2931,2859,1686,1525,1480,1465,1342,1292,1102,10
00,840. (参考例45) N−[2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル]−3−(2,3−ジメトキシ−5−ニトロ)オク
タンアミド 参考例44で得られた化合物を用いて参考例29aと同
様の方法によって目的化合物を無色泡状物質として得
た。
【0530】IRスペクトル(CHCl3 )cm-1:3
608,2960,2932,2874,2862,1
686,1526,1481,1342,1292,1
102,1079,999,887.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/445 A61K 31/445 31/495 31/495 31/505 31/505 31/53 31/53 31/535 31/535 C07D 213/64 C07D 213/64 213/70 213/70 213/71 213/71 233/60 103 233/60 103 233/61 101 233/61 101 239/38 239/38 239/42 239/42 251/22 251/22 B C 295/12 295/12 A Z 405/12 207 405/12 207 213 213 231 231 233 233 239 239 241 241 249 249 257 257 413/12 317 413/12 317 //(C07D 405/12 233:60 317:48) (C07D 405/12 231:12 317:48) (C07D 405/12 239:38 317:48) (72)発明者 小田 晃造 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 笠井 隆 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 島田 神生 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 吉田 有美 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 石原 貞夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 斎藤 冨士夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 大畑 靖雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 古賀 貞一郎 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 北沢 栄一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 徳井 太郎 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で示される化合物又はその塩
    を有効成分として含有する医薬; 【化1】 上記式において;R1aは炭素数1乃至12個のアルキル
    基あるいは炭素数3乃至7個のシクロアルキル部分及び
    炭素数1乃至4個のアルキル部分からなるシクロアルキ
    ル−アルキル基を示し、R1bは水素原子又はR1aと同一
    の基を示し、R2a、R2b及びR2cは同一又は異なって、
    水素原子、保護されていてもよい水酸基、ニトロ基、炭
    素数1乃至12個のアルキル基、1乃至5個のフッ素原
    子で置換された炭素数1乃至4個のアルキル基、炭素数
    1乃至10個のアルコキシ基、ハロゲノ基、炭素数1乃
    至4個のアルキルで置換されたモノ又はジアルキルアミ
    ノ基、5乃至6員環の含窒素飽和複素環基あるいは隣接
    するR2a及びR2bが一緒になって形成する−O−(CH
    2 )m−O−基(mは1乃至3の整数を示す)を示し、
    3 は炭素数1乃至6個のアルキル基を示し、R4 はA
    1 −R5 基(A1 は炭素数1乃至6個のアルキレン基又
    は炭素数3乃至5個のアルケニレン基を示し、R5 はハ
    ロゲノ、炭素数1乃至4個のアルキル又は炭素数1乃至
    4個のヒドロキシアルキルを置換基として有していても
    よい下記α群から選択される複素環基を示す)又はA2
    −X−A3 −R5 基(A2 は炭素数1乃至6個のアルキ
    レン基又は炭素数3乃至5個のアルケニレン基を示し、
    Xは酸素原子、硫黄原子、NH基、炭素数1乃至4個の
    アルキルイミノ基、スルフィニル基又はスルホニル基を
    示し、A3 は単結合、炭素数1乃至6個のアルキレン基
    又は炭素数3乃至5個のアルケニレン基を示し、R5
    前述と同意義のものを示す。但し、A2 及びA3 の炭素
    数の和は1乃至8である。また、A3 が単結合の場合に
    は、R5 の複素環は、環の炭素上でXと結合する)を示
    し、nは0又は1を示す; (α群)イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピラゾリジニ
    ル基、1,2,4−トリアゾリル基、テトラゾリル基、
    モルホリノ基、ピペラジニル基、2−ピリドン−1−イ
    ル基、2−ピリミジニル基、ピリジル基、ピラジニル
    基、1,3,5−トリアジン−2−イル基、ベンズイミ
    ダゾリル基、ピペリジニル基、ピロリジニル、アゼチジ
    ニル基。
  2. 【請求項2】請求項1において、R1aが炭素数3乃至8
    個のアルキル基であり、R1bが水素原子である化合物又
    はその塩を有効成分として含有する医薬。
  3. 【請求項3】請求項1において、R1aがn−プロピル、
    n−ブチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシル基であ
    り、R1bが水素原子である化合物又はその塩を有効成分
    として含有する医薬。
  4. 【請求項4】請求項1において、R1aがn−ペンチル基
    であり、R1bが水素原子である化合物又はその塩を有効
    成分として含有する医薬。
  5. 【請求項5】請求項1において、R1a及びR1bが炭素数
    1乃至6個のアルキル基である化合物又はその塩を有効
    成分として含有する医薬。
  6. 【請求項6】請求項1において、一般式(I)の部分構
    造 【化2】 が2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル、2−クロロ
    フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,3−
    ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、
    2,4,5−トリメトキシフェニル、2,3−メチレン
    ジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニ
    ル、2,3−ジメトキシ−5−ジメチルアミノフェニル
    又は2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニルである
    化合物又はその塩を有効成分として含有する医薬。
  7. 【請求項7】請求項1において、R3 がイソプロピルま
    たはt−ブチル基である化合物又はその塩を有効成分と
    して含有する医薬。
  8. 【請求項8】請求項1において、R4 が(1−イミダゾ
    リル)メチル、(2−メチル−1−イミダゾリル)メチ
    ル、(2−エチル−1−イミダゾリル)メチル、2−
    (1−イミダゾリル)エチル、3−(1−イミダゾリ
    ル)プロピル、(1−ピラゾリル)メチル、(4−メチ
    ル−1−ピラゾリル)メチル、(3,5−ジメチル−1
    −ピラゾリル)メチル、2−(1−ピラゾリル)エチ
    ル、3−(1−ピラゾリル)プロピル、(2−ピリドン
    −1−イル)メチル、(2−ピリミジニル)チオメチル
    または(2−ピリミジニル)アミノメチル基である化合
    物又はその塩を有効成分として含有する医薬。
  9. 【請求項9】請求項1において、nが0である化合物又
    はその塩を有効成分として含有する医薬。
  10. 【請求項10】N−[2−t−ブチル−5−[(1−イ
    ミダゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチ
    レンジオキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩で示さ
    れる請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する
    医薬。
  11. 【請求項11】N−[2−t−ブチル−5−[(2−メ
    チル−1−イミダゾリル)メチル]フェニル]−3−
    (2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
    塩酸塩で示される請求項1に記載の化合物を有効成分
    として含有する医薬。
  12. 【請求項12】N−[2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレ
    ンジオキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩で示され
    る請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医
    薬。
  13. 【請求項13】N−[2−t−ブチル−5−[(4−メ
    チル−1−ピラゾリル)メチル]フェニル]−3−
    (2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド
    で示される請求項1に記載の化合物を有効成分として含
    有する医薬。
  14. 【請求項14】N−[2−t−ブチル−5−[(2−ピ
    リドン−1−イル)メチル]フェニル]−3−(2,3
    −メチレンジオキシフェニル)オクタンアミドで示され
    る請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医
    薬。
  15. 【請求項15】N−〔2−t−ブチル−5−〔2−(1
    −ピラゾリル)エチル〕フェニル〕−3−(2,3−メ
    チレンジオキシフェニル)オクタンアミドで示される請
    求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  16. 【請求項16】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2−(2,3
    −メチレンジオキシフェニル)ヘプチル〕尿素で示され
    る請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医
    薬。
  17. 【請求項17】N−[2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル]−3−(2,3−メチレ
    ンジオキシフェニル)ヘプタンアミドで示される請求項
    1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  18. 【請求項18】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,4−ジメト
    キシフェニル)ヘプタンアミドで示される請求項1に記
    載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  19. 【請求項19】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,3−ジメト
    キシフェニル)オクタンアミドで示される請求項1に記
    載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  20. 【請求項20】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,3−ジメト
    キシ−5−ジメチルアミノフェニル)オクタンアミドで
    示される請求項1に記載の化合物を有効成分として含有
    する医薬。
  21. 【請求項21】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル〕フェニル〕−3−(2,3,4−ト
    リメトキシフェニル)オクタンアミドで示される請求項
    1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  22. 【請求項22】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,4,5−ト
    リメトキシフェニル)オクタンアミドで示される請求項
    1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  23. 【請求項23】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,4,5−ト
    リメトキシフェニル)ヘプタンアミドで示される請求項
    1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  24. 【請求項24】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2−ヒドロキシ
    −3−メトキシフェニル)オクタンアミドで示される請
    求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  25. 【請求項25】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2−(2−ヒ
    ドロキシ−3−メトキシフェニル)ヘプチル〕尿素で示
    される請求項1に記載の化合物を有効成分として含有す
    る医薬。
  26. 【請求項26】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2−ヒドロキシ
    −3−メトキシフェニル)ヘプタンアミドで示される請
    求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  27. 【請求項27】N−〔2−t−ブチル−5−[(2−ピ
    リミジニル)アミノメチル]フェニル〕−3−(2,4
    −ジメトキシフェニル)オクタンアミドで示される請求
    項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  28. 【請求項28】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−N′−〔2−(2,
    4,5−トリメトキシフェニル)ヘプチル〕尿素で示さ
    れる請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する
    医薬。
  29. 【請求項29】N−〔2−t−ブチル−5−[(2−ピ
    リミジニル)アミノメチル]フェニル〕−3−(2,4
    −ジメトキシフェニル)オクタンアミド 塩酸塩で示さ
    れる請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する
    医薬。
  30. 【請求項30】N−〔2−t−ブチル−5−〔(1−ピ
    ラゾリル)メチル〕フェニル〕−3−(2,3−エチレ
    ンジオキシフェニル)オクタンアミドで示される請求項
    1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  31. 【請求項31】N−〔2−t−ブチル−5−[(1−ピ
    ラゾリル)メチル]フェニル〕−3−(2,3−ジメト
    キシ−5−ジメチルアミノフェニル)オクタンアミドで
    示される請求項1に記載の化合物を有効成分として含有
    する医薬。
  32. 【請求項32】請求項1において、R1aがn−プロピ
    ル、n−ブチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシル基で
    あり、R1bが水素原子であり、一般式(I)の部分構造 【化3】 が2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル、2−クロロ
    フェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2,3−
    ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、
    2,4,5−トリメトキシフェニル、2,3−メチレン
    ジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニ
    ル、2,3−ジメトキシ−5−ジメチルアミノフェニル
    又は2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニルであ
    り、R3 がイソプロピルまたはt−ブチル基であり、R
    4 が(1−イミダゾリル)メチル、(2−メチル−1−
    イミダゾリル)メチル、(2−エチル−1−イミダゾリ
    ル)メチル、2−(1−イミダゾリル)エチル、3−
    (1−イミダゾリル)プロピル、(1−ピラゾリル)メ
    チル、(4−メチル−1−ピラゾリル)メチル、(3,
    5−ジメチル−1−ピラゾリル)メチル、2−(1−ピ
    ラゾリル)エチル、3−(1−ピラゾリル)プロピル、
    (2−ピリドン−1−イル)メチル、(2−ピリミジニ
    ル)チオメチルまたは(2−ピリミジニル)アミノメチ
    ル基であり、かつ、nが0である化合物又はその塩を有
    効成分として含有する医薬。
  33. 【請求項33】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩と、薬理学的に許容し得る担体又は賦形剤からなる
    動脈硬化治療剤。
  34. 【請求項34】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩と、薬理学的に許容し得る担体又は賦形剤からなる
    動脈硬化予防剤。
  35. 【請求項35】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩と、薬理学的に許容し得る担体又は賦形剤からなる
    ACAT阻害剤。
  36. 【請求項36】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩と、薬理学的に許容し得る担体又は賦形剤からなる
    血中コレステロール低下剤。
  37. 【請求項37】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩の動脈硬化治療のための使用。
  38. 【請求項38】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩の動脈硬化予防のための使用。
  39. 【請求項39】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩のACAT阻害のための使用。
  40. 【請求項40】請求項1乃至32に記載の化合物又はそ
    の塩の血中コレステロール低下のための使用。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20180118674A1 (en) * 2015-04-03 2018-05-03 Georgia State University Research Foundation, Inc Hydrogen sulfide precursors and conjugates thereof

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